JP4432434B2 - 画像読み取り装置 - Google Patents

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本発明は、原稿上の画像を読み取る画像読み取り装置に係り、より詳しくは、原稿の一度の搬送でこの原稿における表裏両面の画像を読み取り可能な画像読み取り装置に関する。
従来、複写機やファクシミリ等の読み取り装置、コンピュータ入力用のスキャナ等として、原稿における表裏両面の画像情報をユーザの介在なしに自動的に読み取る画像読み取り装置(自動両面読み取り装置)が用いられている。これらの自動両面読み取り装置としては、原稿反転部にて原稿を表裏反転させて読み取る方法が最も広く採用されている。表裏反転させて画像情報を入力する際には、特定の原稿読み取り部で表面の画像を読み取った後、この原稿を表裏反転させて再びこの特定の原稿読み取り部に搬送し、裏面の画像を読み取る。しかし、この表裏反転による自動両面読み取りでは、一旦、原稿を排出した後に反転させて再度原稿読み取り部に搬送する必要があることから、両面読み取りに際して多くの時間がかかり、両面読み取りの生産性が劣ってしまう。そこで、原稿を搬送する原稿パスの表裏両面に2つの画像読み取りユニットを設け、1回の原稿搬送にて原稿の表裏両面を自動的に読み取る、所謂両面同時読み取り技術が検討されている。
このような両面同時読み取りを採用した従来技術として、例えば、原稿が搬送される原稿パスに対向して原稿の一方の面(表面)を読み取る表面画像読み取りユニットを配置すると共に、この表面画像読み取り装置からみて原稿搬送方向下流側に、原稿パスに対向して原稿の他方の面(裏面)を読み取る裏面画像読み取りユニットを配置する技術が存在する(例えば、特許文献1参照。)。ここで、表面読み取りユニットおよび裏面読み取りユニットとしては、原稿の搬送方向に直交する方向に延設される光源と、この光源に隣接して平行に配設される光学センサとを備えたものが用いられている。そして、各読み取りユニットでは、光源を用いて原稿の表面あるいは裏面に光を照射し、照射された原稿から反射する反射光を光学センサにて受光することで、原稿の表面あるいは裏面の画像を読み取っている。
特許第2622039号報(第1−2頁、図5)
ところで、上記特許文献1に記載の自動両面読み取り装置では、原稿の後端が表面画像読み取りユニットとの対向部を抜けると、表面画像読み取りユニットの光源から照射された光を遮るものがなくなる。このとき、裏面画像読み取りユニットに設けられた光学センサでは、裏面画像読み取りユニットの光源から照射され原稿から反射された反射光の他、表面画像読み取りユニットの光源から回り込んだ光も受光してしまうことになってしまう。すると、原稿の裏面画像の後端部側で受光量が変化し、画像データに影響を及ぼしてしまうことになる。なお、このような不具合を解決する手法の一つとして、例えば表面画像読み取りユニットと裏面画像読み取りユニットとを原稿搬送方向に十分に離して配置することが考えられるが、その分、自動両面読み取り装置が大型化してしまうという問題がある。
本発明は、かかる技術的課題を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、原稿の一度の搬送でこの原稿の表裏両面の画像を読み取る両面自動読み取りにおいて、画像のむらを低減することにある。
かかる目的のもと、本発明が適用される画像読み取り装置は、原稿束から原稿を給紙する給紙部と、給紙部により給紙された原稿が搬送される搬送路と、搬送路の一方の側から原稿の第1面を照射する第1の光源と原稿の第1面から反射する反射光を受光する第1のセンサとを備え、原稿の第1面の画像データを読み取る第1の読み取り部と、搬送路の他方の側から原稿の第2面を照射する第2の光源と原稿の第2面から反射する反射光を受光する第2のセンサとを備え、第1の読み取り部よりも原稿の搬送方向下流側で原稿の第2面の画像データを読み取る第2の読み取り部と、原稿の搬送方向位置に基づいて、第1の光源および/または第2の光源の点灯を制御する点灯制御部とを含んでいる。
ここで、点灯制御部は、原稿の搬送方向後端が第1のセンサによる読み取り位置を通過した後に第1の光源を消灯することを特徴とすることができる。また、点灯制御部は、原稿の搬送方向先端が第1のセンサによる読み取り位置を通過した後に第2の光源を点灯することを特徴とすることができる。
また、他の観点から捉えると、本発明の画像読み取り装置は、原稿束から原稿を給紙する給紙部と、給紙部により給紙された原稿が搬送される搬送路と、搬送路の一方の側から原稿の第1面を照射する第1の光源と原稿の第1面からの反射光を受光する第1のセンサとを備え、原稿の第1面の画像データを読み取る第1の読み取り部と、搬送路の他方の側から原稿の第2面を照射する第2の光源と原稿の第2面からの反射光を受光する第2のセンサとを備え、第1の読み取り部よりも原稿の搬送方向下流側で原稿の第2面の画像データを読み取る第2の読み取り部と、第1の光源から第2のセンサへと回り込む光量を見込んで、第1の光源の点灯を制御する点灯制御部とを含んでいる。
ここで、点灯制御部は、原稿の厚さが所定の厚さ以上である場合に、原稿の搬送方向先端が第1のセンサによる読み取り位置に到達する前から原稿の搬送方向後端が第1のセンサによる読み取り位置を通過するまでの間、第1の光源を点灯させることを特徴としている。また、点灯制御部は、原稿の厚さが所定の厚さよりも薄い場合に、原稿の搬送方向先端が第1のセンサによる読み取り位置に到達する前から原稿の搬送方向後端が第2のセンサによる読み取り位置を通過するまでの間、第1の光源を点灯させることを特徴とすることができる。
さらに、他の観点から捉えると、本発明の画像読み取り装置は、原稿束から原稿を給紙する給紙部と、給紙部により給紙された原稿が搬送される搬送路と、搬送路の一方の側から原稿の第1面を照射する第1の光源と原稿の第1面からの反射光を受光する第1のセンサとを備え、原稿の第1面の画像データを読み取る第1の読み取り部と、搬送路の他方の側から原稿の第2面を照射する第2の光源と原稿の第2面からの反射光を受光する第2のセンサとを備え、第1の読み取り部よりも原稿の搬送方向下流側で原稿の第2面の画像データを読み取る第2の読み取り部と、
第2の光源から第1のセンサへと回り込む光量を見込んで、第2の光源の点灯を制御する点灯制御部とを含んでいる。
ここで、点灯制御部は、原稿の厚さが所定の厚さ以上である場合に、原稿の搬送方向先端が第2のセンサによる読み取り位置を到達する前から原稿の搬送方向後端が第2のセンサによる読み取り位置を通過するまでの間、第2の光源を点灯させることを特徴とすることができる。また、点灯制御部は、原稿の厚さが所定の厚さよりも薄い場合に、原稿の搬送方向先端が第1のセンサによる読み取り位置に到達する前から原稿の搬送方向後端が第2のセンサによる読み取り位置を通過するまでの間、第2の光源を点灯させることを特徴とすることができる。
さらにまた、本発明の画像読み取り装置は、原稿束から原稿を給紙する給紙部と、給紙部により給紙された原稿が搬送される搬送路と、搬送路の一方の側から原稿の第1面を照射する第1の光源と原稿の第1面から反射する反射光を受光する第1のセンサとを備え、原稿の第1面の画像データを読み取る第1の読み取り部と、搬送路の他方の側から原稿の第2面を照射する第2の光源と原稿の第2面から反射する反射光を受光する第2のセンサとを備え、第1の読み取り部よりも原稿の搬送方向下流側で原稿の第2面の画像データを読み取る第2の読み取り部と、第1の読み取り部による原稿の第1面の画像読み取りが終了し且つ第2の読み取り部による原稿の第2面の画像読み取りが行われている場合に、第1の光源を消灯する点灯制御部とを含んでいる。
ここで、点灯制御部は、第1の読み取り部による原稿の第1面の画像読み取りが行われ且つ第2の読み取り部による原稿の第2面の画像読み取りが行われていない場合に、第2の光源を消灯することを特徴とすることができる。また、第1の読み取り部を構成する第1の光源は照明ランプ、第1のセンサは縮小光学系を用いたイメージセンサであり、第2の読み取り部を構成する第2の光源はLED(Light Emitting Diode)、第2のセンサは密着光学系を用いたイメージセンサであることを特徴とすることができる。
本発明によれば、原稿の一度の搬送でこの原稿の表裏両面の画像を読み取る両面自動読み取りにおいて、画像のむらを低減することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態(以下、実施の形態という)について詳細に説明する。
図1は本実施の形態が適用される画像読み取り装置を示した図である。この画像読み取り装置は、積載された原稿束から原稿を順次、搬送する原稿送り装置10、スキャンによって画像を読み込むスキャナ装置70、および読み込まれた画像信号を処理する処理装置80に大別される。
原稿送り装置10は、給紙部の構成要素の一例として、複数枚の原稿からなる原稿束を積載する原稿トレイ11、原稿トレイ11を上昇および下降させるトレイリフタ12を備えている。また、トレイリフタ12により上昇された原稿トレイ11の原稿を搬送するナジャーロール13、ナジャーロール13により上昇された原稿トレイ11の原稿をさらに下流側まで搬送するフィードロール14、ナジャーロール13により供給される原稿を一枚ずつに捌くリタードロール15を備えている。最初に原稿が搬送される第1搬送路31には、一枚ずつに捌かれた原稿を下流側のロールまで搬送するテイクアウェイロール16、原稿をさらに下流側のロールまで搬送すると共にループ形成を行うプレレジロール17、一旦停止した後にタイミングを合わせて回転を再開し、原稿読み取り部に対してレジストレーション調整を施しながら原稿を供給するレジロール18、読み込み中の原稿搬送をアシストするプラテンロール19、読み込まれた原稿をさらに下流に搬送するアウトロール20を備えている。また、第1搬送路31には、搬送される原稿のループ状態に応じて支点を中心に回動するバッフル41を備えている。さらに、プラテンロール19とアウトロール20との間には、本実施の形態における第2の読み取り部としてのCIS(Contact Image Sensor)50が設けられている。
アウトロール20の下流側には、第2搬送路32および第3搬送路33が設けられ、これらの搬送路を切り替える搬送路切替ゲート42、読み込みが終了した原稿を積載させる排出トレイ40、排出トレイ40に対して原稿を排出させる第1排出ロール21を備えている。また、第3搬送路33を経由した原稿をスイッチバックさせる第4搬送路34、第4搬送路34に設けられ、実際に原稿のスイッチバックを行うインバータロール22およびインバータピンチロール23、第4搬送路34によってスイッチバックされた原稿を再度、プレレジロール17等を備える第1搬送路31に導く第5搬送路35、第4搬送路34によってスイッチバックされた原稿を排出トレイ40に排出する第6搬送路36、第6搬送路36に設けられ、反転排出される原稿を第1排出ロール21まで搬送する第2排出ロール24、第5搬送路35および第6搬送路36の搬送経路を切り替える出口切替ゲート43を備えている。
ナジャーロール13は、待機時にはリフトアップされて待避位置に保持され、原稿搬送時にニップ位置(原稿搬送位置)へ降下して原稿トレイ11上の最上位の原稿を搬送する。ナジャーロール13およびフィードロール14は、フィードクラッチ(図示せず)の連結によって原稿の搬送を行う。プレレジロール17は、停止しているレジロール18に原稿先端を突き当ててループを形成する。レジロール18では、ループ形成時に、レジロール18に噛み込んだ原稿先端をニップ位置まで戻している。このループが形成されると、バッフル41は支点を中心として開き、原稿に形成されるループを妨げることのないように機能している。また、テイクアウェイロール16およびプレレジロール17は、読み込み中における原稿のループを保持している。このループ形成によって、読み込みタイミングの調整が図られ、また、読み込み時における原稿搬送に伴うスキューを抑制して、位置合わせの調整機能を高めることができる。読み込みの開始タイミングに合わせて、停止されていたレジロール18が回転を開始し、プラテンロール19によって原稿が第2プラテンガラス72B(後述)に押圧されて、後述するCCDイメージセンサによって下面方向から画像データが読み込まれる。
搬送路切替ゲート42は、片面原稿の読み取り終了時、および両面原稿の両面同時読み取りの終了時に、アウトロール20を経由した原稿を第2搬送路32に導き、排出トレイ40に排出するように切り替えられる。一方、この搬送路切替ゲート42は、両面原稿の順次読み取り時には、原稿を反転させるために、第3搬送路33に原稿を導くように切り替えられる。インバータピンチロール23は、両面原稿の順次読み取り時に、フィードクラッチ(図示せず)がオフの状態でリトラクトされてニップが開放され、原稿を第4搬送路(インバータパス)34へ導いている。その後、このインバータピンチロール23はニップされ、インバータロール22によってインバートする原稿をプレレジロール17へと導き、また、反転排出する原稿を第6搬送路36の第2排出ロール24まで搬送している。
第1の読み取り部としてのスキャナ装置70は、上述した原稿送り装置10を載置可能に構成されると共に、この原稿送り装置10を装置フレーム71によって支え、また、原稿送り装置10によって搬送された原稿の画像読み取りを行っている。このスキャナ装置70は、筐体を形成する装置フレーム71に、画像を読み込むべき原稿を静止させた状態で載置する第1プラテンガラス72A、原稿送り装置10によって搬送中の原稿を読み取るための光の開口部を有する第2プラテンガラス72Bを備えている。
また、スキャナ装置70は、第2プラテンガラス72Bの下に静止し、および第1プラテンガラス72Aの全体にわたってスキャンして画像を読み込むフルレートキャリッジ73、フルレートキャリッジ73から得られた光を像結合部へ提供するハーフレートキャリッジ75を備えている。フルレートキャリッジ73には、原稿に光を照射する第1の光源としての照明ランプ74、原稿から得られた反射光を受光する第1ミラー76Aが備えられている。さらに、ハーフレートキャリッジ75には、第1ミラー76Aから得られた光を結像部へ提供する第2ミラー76Bおよび第3ミラー76Cが備えられている。さらにまた、スキャナ装置70は、第3ミラー76Cから得られた光学像を光学的に縮小する結像用レンズ77、結像用レンズ77によって結像された光学像を光電変換する第1のセンサとしてのCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ78、CCDイメージセンサ78が装着される駆動基板79を備え、CCDイメージセンサ78によって得られた画像信号が駆動基板79を介して処理装置80に送られる。つまり、スキャナ装置70では、所謂縮小光学系を用いてイメージセンサとしてのCCDイメージセンサ78に像を結像させている。
ここで、まず、第1プラテンガラス72Aに載置された原稿の画像を読み取る場合には、フルレートキャリッジ73とハーフレートキャリッジ75とが、2:1の割合でスキャン方向(矢印方向)に移動する。このとき、フルレートキャリッジ73の照明ランプ74の光が原稿の被読み取り面に照射されると共に、その原稿からの反射光が第1ミラー76A、第2ミラー76B、および第3ミラー76Cの順に反射されて結像用レンズ77に導かれる。結像用レンズ77に導かれた光は、CCDイメージセンサ78の受光面に結像される。CCDイメージセンサ78は1次元のセンサであり、1ライン分を同時に処理している。このライン方向(スキャンの主走査方向)にフルレートキャリッジ73を移動させ、原稿の次のラインを読み取る。これを原稿全体に亘って実行することで、1ページの原稿読み取りを完了させる。
一方、第2プラテンガラス72Bは、例えば長尺の板状構造をなす透明なガラスプレートで構成される。原稿送り装置10によって搬送される原稿がこの第2プラテンガラス72Bの上を通過する。このとき、フルレートキャリッジ73とハーフレートキャリッジ75とは、図1に示す実線の位置に停止した状態にある。まず、原稿送り装置10のプラテンロール19を経た原稿の1ライン目の反射光が、第1ミラー76A、第2ミラー76B、および第3ミラー76Cを経て結像用レンズ77にて結像され、本実施の形態における第1のセンサであるCCDイメージセンサ78によって画像が読み込まれる。すなわち、1次元のセンサであるCCDイメージセンサ78によって主走査方向の1ライン分を同時に処理した後、原稿送り装置10によって搬送される原稿の次の主走査方向の1ラインが読み込まれる。原稿の先端が第2プラテンガラス72Bの読み取り位置に到達した後、この原稿が第2プラテンガラス72Bの読み取り位置を通過することによって、副走査方向に亘って1ページの原稿読み取りを完了させる。
本実施の形態では、フルレートキャリッジ73とハーフレートキャリッジ75とを停止させ、第2プラテンガラス72BにてCCDイメージセンサ78により原稿の第1面の読み取りを行う原稿の搬送時に、同時(時間の完全一致ではなく、同一の原稿搬送時程度の意味)に第2の読み取り部であるCIS50によって、原稿の第2面の読み取りを行うことが可能である。すなわち、CCDイメージセンサ78とCIS50とを用いて、搬送路への原稿の一度の搬送で、この原稿における表裏両面の画像を同時に読み取ることを可能としている。
図2は、CIS50を用いた読み取り構造を説明するための図である。図2に示すように、CIS50は、プラテンロール19とアウトロール20との間に設けられる。原稿の片面(第1面、表面)は、第2プラテンガラス72Bに押し当てられ、この第1面の画像はCCDイメージセンサ78にて読み込まれる。一方、CIS50では、原稿を搬送する搬送路を介して対向する他方の側から、他の片面(第2面、裏面)の画像が読み込まれる。このCIS50は、搬送路に対向配置されるガラス51と、このガラス51を透過して原稿の第2面に光を照射する第2の光源としてのLED(Light Emitting Diode)52と、LED52からの反射光を集光するレンズアレイであるセルフォックレンズ53と、このセルフォックレンズ53により集光された光を読み取る第2のセンサとしてのラインセンサ54とを備えている。ラインセンサ54としては、CCDやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ、密着型センサ等を用いることができ、実寸幅(例えばA4長手幅297mm)の画像を読み取ることが可能である。CIS50では、縮小光学系を用いずに、セルフォックレンズ53とラインセンサ54とによる密着光学系を用いて画像の取り込みを行うことから、構造をシンプルにすることができ、且つ、筐体を小型化し、消費電力を低減することができる。なお、カラー画像を読み込む場合には、LED52にR(赤)G(緑)B(青)の3色のLED光源を組み合わせ、ラインセンサ54としてRGB3色用の3列一組のセンサを用いればよい。第1面の画像の読み込みと同様に、1次元のラインセンサ54によって主走査方向1ライン分を同時に処理した後、搬送される原稿における次の主走査方向の1ラインが読み込まれる。このようにして、搬送される原稿の裏面について、副走査方向に亘って1ページの原稿読み取りを行う。
また、CIS50による画像読み取りに際して、この読み取り部を構成する搬送路に、CIS50の筐体から延びる制御部材55、制御部材55によって押しつけられた原稿が突き当てられる突き当て部材60を備えている。また、この突き当て部材60の下流側にはガイド部材61が設けられている。制御部材55および突き当て部材60は、原稿の搬送路に直交する方向(すなわち、原稿送り装置10の前面から後面の方向)に、原稿送り装置10の前面から後面まで、搬送路の位置に対応して設けられている。
さらに、CIS50は、光学結像レンズにセルフォックレンズ53を採用していることから、焦点(被写界)深度が±0.3mm程度と浅く、スキャナ装置70を用いた場合に比べて約1/13以下の深度となっている。このため、CIS50による読み取りに際しては、原稿の読み取り位置を所定の狭い範囲内に定めることが要求される。そこで、本実施の形態では、搬送路に面して制御部材55を設け、原稿を制御部材55によって突き当て部材60に押し当てて搬送し、プラテンロール19とアウトロール20との間にある原稿の姿勢を安定的に制御できるように構成した。図2の二点鎖線矢印は、制御部材55を設けた場合の原稿の動きを示したものである。原稿が制御部材55によって突き当て部材60に押し当てられつつ搬送されていることが理解できる。すなわち、制御部材55によって搬送される原稿を突き当て部材60に押し当てられた状態で読み取ることで、被写界深度の深いCIS50を用いた場合のピントの甘さを改善している。
次に、図1に示す処理装置80について説明する。
図3は、処理装置80を説明するためのブロック図である。本実施の形態が適用される処理装置80は、大きく、センサ(CCDイメージセンサ78およびラインセンサ54)から得られた画像情報を処理する信号処理部81と、原稿送り装置10およびスキャナ装置70を制御する制御部90とを備えている。信号処理部81は、原稿の表面(第1面)を読み取るCCDイメージセンサ78および裏面(第2面)を読み取るCIS50のラインセンサ54からの各々の出力に対して所定の画像処理を施す機能を有している。この信号処理部81は、ラインセンサ54からの出力に対してアナログ信号の処理を行うAFE(Analog Front End)82、アナログ信号をディジタル信号に変換するADC(Analog Digital Converter)83を有している。ただし、これらの機能は、CIS50の内部にて処理されるように構成することもできる。また、信号処理部81は、ディジタル信号に対してシェーディング補正やオフセット補正等の各種処理を施す画像処理回路が2系統備えられており、表面(第1面)の画像データに対して画像処理を施す第1画像処理回路100、裏面(第2面)の画像データに対して画像処理を施す第2画像処理回路200を備えている。これらの画像処理回路からの出力は、例えばプリンタ等のIOT(Image Output Terminal)や、パーソナルコンピュータ(PC)等のホストシステムへ出力される。
一方、制御部90は、各種両面読み取りの制御や片面読み取りの制御等を含め、原稿送り装置10およびスキャナ装置70の全体を制御する画像読み取りコントロール91、CCDイメージセンサ78およびCIS50を制御するCCD/CISコントロール92、読み取りタイミングに合わせてCIS50のLED52やフルレートキャリッジ73の照明ランプ74を制御する点灯制御部としてのランプコントロール93、スキャナ装置70におけるモータのオン/オフなどを行いフルレートキャリッジ73およびハーフレートキャリッジ75によるスキャン動作を制御するスキャンコントロール94、原稿送り装置10におけるモータの制御、各種ロールの動作やフィードクラッチの動作、ゲートの切り替え動作等を制御する搬送機構コントロール95を備えている。これらの各種コントロールからは、原稿送り装置10およびスキャナ装置70に対して制御信号が出力され、かかる制御信号に基づいて、これらの動作制御が可能となる。画像読み取りコントロール91は、ホストシステムからの制御信号や、例えば自動選択読み取り機能に際して検出されるセンサ出力、ユーザからの選択等に基づいて、読み取りモードを設定し、原稿送り装置10およびスキャナ装置70を制御している。この読み取りモードとしては、前述のような、1パス(反転なし)による両面同時読み取りモード、反転パスによる反転両面読み取りモード、1パスによる片面読み取りモード等が考えられる。
次に、各画像処理回路(第1画像処理回路100および第2画像処理回路200)の機能および動作について説明する。
図4は、信号処理部81の構成をさらに詳述したブロック図である。第1画像処理回路100は、全体の制御を行う第1CPU101、CCDイメージセンサ78から出力された表面画像データに対してサンプルホールドやオフセット調整、A/D変換等を行うAFE102、また、表裏の画像データを選択して出力するためのセレクタ(SEL)103を備えている。さらに、シェーディング補正やライン補間(RGBの位置ずれ補間)等を実行するA集積回路(ASIC-A)110、MTFフィルタや縮拡処理、2値化処理等を実行するB集積回路(ASIC-B)130を備えている。
一方、第2画像処理回路200は、全体の制御を行う第2CPU201、例えば工場出荷時の白基準シェーディングデータや、LED光量補正値を保存(格納)するフラッシュROM(FROM)202、CIS50から得られた裏面画像データに対して各種画像処理を施すC集積回路(ASIC-C)210、画像処理が施された裏面画像データを一旦保持し、所定の出力タイミングに合わせてセレクタ(SEL)103へ出力するためのメモリ203を備えている。本実施の形態では、裏面読み取り用の密着型イメージセンサであるCIS50で、工場出荷時に予め得られた白基準のシェーディングデータをフラッシュROM(FROM)202に保存している。
図5は、A集積回路(ASIC-A)110の構成を示したブロック図である。A集積回路110は、CCDイメージセンサ78におけるシェーディングデータを補正するためのシェーディング補正部111、RGB3色のラインセンサの位置を補正するGAP補正部112、黒線を補正する黒線補正部113、入力階調補正をするENL115、BGR→L*,a*,b*に変換する色空間変換部116を備えている。また、CCDイメージセンサ78およびAFE102の駆動クロックを生成するタイミング生成部119、第1CPU101との通信を行うCPUインタフェース120を備えている。
図6は、B集積回路(ASIC-B)130の構成を示したブロック図である。B集積回路130は、MTF補正や平滑化を行うディジタルフィルタ部131、原稿搬送方向である副走査方向に対して縮小処理を施す副走査縮小部132、原稿搬送方向に直交する方向であってCCDイメージセンサ78の走査方向である主走査方向に対する拡大縮小処理を施す主走査拡大縮小部133、読み取り原稿の下地を除去する下地除去部135、L*,a*,b*→Y,M,C,Kに色空間変換するルックアップテーブル(LUT)136を備えている。また、読み取り原稿の下地を検知する下地検知部139、第1CPU101との通信を行うCPUインタフェース140を備えている。
図7は、C集積回路(ASIC-C)210の構成を示したブロック図である。C集積回路210は、Odd/Evnからなる2チャンネルの出力信号の合成を行うマルチプレックス(MPX O/E合成)回路211、シェーディングメモリ221に格納されたデータに基づいてシェーディング補正を施すシェーディング補正部212、入力階調補正を実行するL*変換部(LUT)213、副走査方向に対して縮小処理を施す副走査縮小部214、主走査方向に対して拡大縮小処理を行う主走査拡大縮小部215、MTF補正や平滑化を行うフィルタ部216、下地検知部222による下地検知結果に基づいて下地除去を行う下地除去部217、出力階調補正を行うルックアップテーブル(LUT)218、2値化を行うPacking誤差拡散処理部219を備えている。また、第2CPU201との通信を行うCPUインタフェース223を備えている。
ここで、本実施の形態では、原稿送り装置10による原稿搬送によって画像を読み取る際、第2プラテンガラス72Bを介してプラテンロール19に搬送される原稿をスキャナ装置70(CCDイメージセンサ78)を用いて読み取ることが可能であると共に、原稿送り装置10に設けられたCIS50を用いて読み取ることが可能である。しかしながら、前述のように、スキャナ装置70の機構を用いたCCDイメージセンサ78による読み取りと、CIS50のラインセンサ54を用いた読み取りの場合とでは、その焦点深度の深さが異なり、解像特性に差が生じてしまう。特に、写真等のカラー画像を読み込む場合には、両者の読み込みにて色合わせが困難となり、両者の読み込みにて得られる画質が異なってしまう。そこで、本実施の形態では、複数の読み取りモードを準備し、装置の設定状態、原稿の種類、ユーザの選択等に基づいて、最適なモードの選択を可能としている。
図8は、図3に示す画像読み取りコントロール91によって実行される処理の一例を示したフローチャートである。画像読み取りコントロール91では、まず、搬送される原稿が片面原稿であるか否かが判断される(ステップ101)。この判断は、例えば、スキャナ装置70上に設けられたコントロールパネル(図示せず)を用いたユーザからの選択や、例えば自動選択読み取り機能が働いている場合には、画像読み込み前の第1搬送路31上の搬送路両側に設けられたセンサ(図示せず)等によって認識することができる。また、ホストシステムからの要請や、ネットワーク等を介したユーザからの選択なども考えられる。このステップ101で片面原稿であると判断される場合には、1パス(反転パスを用いない1回だけの原稿搬送パス)による片面読み取りが行われる(ステップ102)。この1パスによる片面読み取りでは、CCDイメージセンサ78による読み取りあるいはCIS50による読み取りのどちらを選択してもよいが、より高画質の画像読み取りを実現する場合には、CCDイメージセンサ78による読み取りを選択することが好ましい。かかる際には、原稿トレイ11上に、上向きに原稿の面が存在すると共に原稿の1ページ目が来るように載置し、この1ページ目から原稿を搬送して順に読み取りが行われる。
ここで、ステップ101で片面原稿ではない場合、すなわち、両面原稿である場合には、原稿が白黒原稿であるか否かが判断される(ステップ103)。このステップ103の判断は、ステップ101と同様に、ユーザからの選択または自動選択読み取り機能によって判断される。カラー原稿であってもユーザが白黒読み取りを望む場合もある。白黒読み取りを行わない場合、すなわち、カラー読み取りを行う場合には、画質が重視されるか否かが判断される(ステップ104)。例えばカラー写真やパンフレット等のカラー画像の場合には、一般に、読み取り速度を上げる生産性よりも画質が重視される。かかる判断もユーザの設定等によってなされる。このステップ104で画質を重視すると判断される場合には、第1の両面読み取りモードである、反転パスによる両面読み取りが実行される(ステップ105)。すなわち、CIS50による読み取りを行わず、原稿の第1面およびこの原稿の第2面を第1のセンサであるCCDイメージセンサ78によって読み取るのである。これによって、原稿の第1面および原稿の第2面に対し、共に、焦点深度の深い読み取り手段を用いた高画質な両面読み取りが可能になる。
一方、ステップ103で白黒読み取りを行う場合、または、ステップ104でカラー画像出力を必要とする場合であっても、例えばビジネスカラーなど微妙な色合い等が重視されない場合や、プラス1カラーの場合(黒以外に赤や青等、1色のカラーを含む場合)など、画質をあまり重視せず、生産性等の他の要因が重視される場合には、第2の両面読み取りモードである、反転パスを用いない、1パスによる両面同時読み取りが行われる(ステップ106)。すなわち、第1のセンサであるCCDイメージセンサ78によって原稿の第1面を読み取り、この読み取りの搬送パスに際して、同じ搬送パスにてCIS50による原稿の第2面の読み取りが行われる。これによって、同一の読み取り部へ原稿を二度搬送する必要がなくなり、原稿読み取りスピードを向上させることができると共に、搬送パスが簡素化されることで、原稿詰まり(JAM)等の原稿搬送トラブルを抑制することができる。なお、前述したように、「同時読み取り」とは、必ずしも時間的に位置する場合を意味するものではなく、両面を1回の搬送パスにてほぼ同時期に読み取るという意味である。
なお、図8に示すフローを簡略化し、両面原稿読み取り時において、白黒原稿の読み取りの場合には、ステップ106の両面同時読み取りを実行し、カラー原稿の場合には、ステップ105の反転パスによって順次原稿を読み取るように構成することも可能である。また、原稿面の種類に応じて、これらのモードをミックスして用いることも可能である。
次に、各原稿読み取りモードにおける原稿の搬送方法について、図9および図10を用いて説明する。
図9(a)(b)は、図8のステップ102に示した1パスによる片面読み取りモードと、ステップ106に示した1パスによる両面同時読み取りである第2の両面読み取りモードの原稿パスを示した図である。図9(a)に示すように、原稿トレイ11に載置された原稿は、ナジャーロール13、フィードロール14およびリタードロール15、テイクアウェイロール16によって、第1搬送路31に順次、供給される。供給された原稿は、図9(b)に示すように、プラテンロール19の読み取り部およびCIS50の読み取り部を経由して、搬送路切替ゲート42によって第2搬送路32に移動し、排出トレイ40に、順次、排出される。片面読み取りの場合には、プラテンロール19の箇所にて、下方から、図1に示すスキャナ装置70のCCDイメージセンサ78を用いた読み取りがなされる。但し、前述のように、CIS50を用いた片面読み取りも可能である。また、1パスによる両面同時読み取りの場合には、スキャナ装置70のCCDイメージセンサ78を用いて第1面を読み取り、同一搬送時にCIS50を用いて第2面を読み取る。これによって、1回の原稿パスによって両面の原稿読み取りを行うことが可能となる。
図10(a)〜(d)は、図8のステップ105に示した反転パスによる両面読み取り、即ち、第1の両面読み取りモードを説明するための図である。図10(a)に示すように、原稿トレイ11に載置された原稿は、第1搬送路31に順次、供給され、図1に示すスキャナ装置70のCCDイメージセンサ78を用いて、プラテンロール19の箇所にて下方から読み取りがなされる。そして、搬送路切替ゲート42によって第3搬送路33を経由し、第4搬送路34へ移動する。第3搬送路33を完全に抜けた原稿は、図10(b)に示すように、インバータロール22およびインバータピンチロール23によってスイッチバックし、出口切替ゲート43によって第5搬送路35に供給される。
第5搬送路35に供給された原稿は、再度、第1搬送路31に供給される。そして、図10(c)に示すように、原稿がスキャナ装置70のCCDイメージセンサ78によって下方から読み取られる。このとき、原稿は、図10(a)に示す場合とは表裏が反転した状態にあり、第1面とは表裏を異ならせる第2面が読み取られることとなる。第2面が読み取られた原稿は、表裏が反転された状態にあり、そのまま排出トレイ40に排出すると積載された読み取り後の原稿のページ順が狂うことになる。そこで、図10(c)に示すように、第2面の読み取りが完了した原稿を搬送路切替ゲート42を用いて第3搬送路33を経由させ、第4搬送路34に移動する。第4搬送路34に供給され、出口切替ゲート43の部分を完全に通過した原稿は、図10(d)に示すように出口切替ゲート43によって第6搬送路36を経由し排出トレイ40に排出される。これによって、原稿における表裏両面の画像を順次、読み取る第1の両面読み取りモードにおいて、読み取り後の原稿のページ順を揃えることが可能となる。
このように、本実施の形態では、第1のセンサであるCCDイメージセンサ78を用いて原稿の片面(第1面)を読み取った後、原稿を反転させて他の片面(第2面)をこの第1のセンサで順次、読み取る第1の両面読み取りモードと、この第1のセンサと共に、第1のセンサとは搬送路を介して対向する他方の側に設けられる第2のセンサであるCIS50を用いて、原稿を一度の搬送で表裏両面(第1面および第2面)を読み取る第2の両面読み取りモードを準備した。そして、これらのモードを、必要に応じ、自動的に、またはユーザの指定等に基づいて、選択可能に構成した。これによって、例えば、白黒の出力かカラーの出力か、スピード(生産性)を重視するのか、画質を重視するのか等の用途に応じて、両面読み取りモードを適切に選択し、これらのモードを利用することができる。
また、本実施の形態に係る画像読み取り装置では、上述した第2の両面読み取りモード(1パスによる両面同時読み取りモード)実行時に、原稿送り装置10から送られてくる原稿の厚さに応じて、照明ランプ74およびLED52の点灯を制御することで、ラインセンサ54およびCCDイメージセンサ78における受光量の変動を抑制し、読み取られる画像にむらが生じるのを抑えている。この点灯制御は、図3に示す制御部90のランプコントロール93によってなされる。なお、原稿の厚さは、例えば、スキャナ装置70上に設けられたコントロールパネル(図示せず)を用いたユーザからの選択、ホストシステムからの要請や、ネットワーク等を介したユーザからの選択などによって設定される。
次に、具体的な点灯制御について説明を行う。図11は、例えば普通紙など所定の厚さを有する原稿の両面画像を読み取る場合の点灯制御を説明するためのフローチャートである。
両面同時読み取りが開始されると、まず、照明ランプ74が点灯される(ステップ201)。その後、搬送されてくる原稿の先端が表面読み取り位置(CCDイメージセンサ78による読み取り位置)に到達し、原稿の表面の画像読み取りが開始される。次に、原稿の先端が裏面読み取り位置(ラインセンサ54による読み取り位置)の直前の部位に到達したか否かが判断される(ステップ202)。ここで、原稿がこの部位に到達している場合にはLED52が点灯され(ステップ203)、到達していない場合にはステップ202に戻って原稿の到達を待つ。なお、裏面読み取り位置の直前の部位とは、表面読み取り位置と裏面読み取り位置との間であって、裏面読み取り位置に近い側より適宜選定することができる。また、原稿の先端が裏面読み取り位置の直前の部位に到達したか否かは、例えばレジロール18が回転を開始(原稿搬送を開始)してからの経過時間に基づいて判断することができる。
ステップ203でLED52が点灯された後、搬送されてくる原稿の先端が裏面読み取り位置(ラインセンサ54による読み取り位置)に到達し、原稿の裏面の画像読み取りが開始される。そして、原稿の後端が表面読み取り位置を通過したか否かが判断される(ステップ204)。ここで、原稿が表面読み取り位置を通過している場合には照明ランプ74が消灯され(ステップ205)、通過していない場合にはステップ204に戻って原稿の通過を待つ。なお、原稿が表面読み取り位置を通過すると、原稿の表面の画像読み取りが終了する。ステップ205で照明ランプ74が消灯された後、原稿の後端が裏面読み取り位置を通過したか否かが判断される(ステップ206)。ここで、原稿が裏面読み取り位置を通過している場合にはLED52が消灯され(ステップ207)、通過していない場合にはステップ206に戻って原稿の通過を待つ。なお、原稿が裏面読み取り位置を通過すると、原稿の裏面の画像読み取りが終了する。そして、次原稿があるか否かが判断され(ステップ208)、次原稿がある場合にはステップ201に戻って処理を続行し、次原稿がない場合には一連の処理を終了する。
図12(a)〜(c)は、普通紙などある程度厚い原稿を用い、第2の両面読み取りモード(1パスによる両面同時読み取りモード)が実行された際の原稿の搬送状態と原稿の読み取りとを説明するための図である。本実施の形態では、CCDイメージセンサ78による原稿表面の読み取り位置とCIS50による原稿裏面の読み取り位置とが原稿の搬送方向に対してずれて配置されており、その距離Xは30mm程度である。なお、これらの図においては、簡略化のために搬送路を略直線状としている。
図12(a)は、表面読み取り位置に原稿の先端が到達した直後の状態(ステップ201とステップ202との間)を示している。このとき、照明ランプ74が点灯されている一方、LED52が消灯されている。原稿の表面は照明ランプ74によって照射され、原稿からの反射光が第1ミラー76A等を介してCCDイメージセンサ78に入力される。この場合、LED52は消灯されているため、LED52からの光がCCDイメージセンサ78に回り込むといった事態は生じない。
図12(b)は、表面原稿読み取り位置および裏面原稿読み取り位置に同じ原稿が跨って存在する状態(ステップ203とステップ204との間)を示している。このとき、照明ランプ74およびLED52が点灯されている。原稿の表面は照明ランプ74によって照射され、原稿からの反射光が第1ミラー76A等を介してCCDイメージセンサ78に入力される。一方、原稿の裏面はLED52によって照射されており、原稿からの反射光がセルフォックレンズ53等を介してラインセンサ54に入力される。この場合、搬送路には上述したように普通紙など所定の厚さを有する原稿が存在しているため、照明ランプ74からの光がラインセンサ54に回り込む、あるいは、LED52からの光がCCDイメージセンサ78に回り込むといった事態は生じない。
図12(c)は、原稿の後端が表面読み取り位置を通過して裏面読み取り位置に到達する直前の状態(ステップ205とステップ206との間)を示している。このとき、照明ランプ74が消灯される一方、LED52は引き続き点灯されている。この場合、LED52によって照射された原稿からの反射光がラインセンサ54に入力される。その際、照明ランプ74は消灯されているため、照明ランプ74からの光がラインセンサ54に回り込むと行った事態は生じない。
普通紙のようにある程度厚い原稿の場合に照明ランプ74を点灯させ続けておくと、図12(c)に示す状態、すなわち、搬送される原稿の後端が第1のセンサとしてのCCDイメージセンサ78による原稿の表面読み取り位置を抜けた直後の状態では、照明ランプ74から照射された光がラインセンサ54に回り込んでしまうおそれがある。このような光の回り込みが原稿裏面の読み取りを行っている間に生じると、ラインセンサ54による受光量が増大し、図13(a)に示すように、原稿裏面のうち原稿先端側の領域Aと、原稿後端から距離Xまでの領域Bとで画像データの濃度に違いが生じ、領域Bが濃度の薄い画像となってしまう。
そこで、ある程度厚い原稿の読み取りを行う場合には、上述したような照明ランプ74の点灯、消灯制御を行うことで、照明ランプ74から回り込む光による影響を取り除くことができ、その結果、裏面画像について原稿搬送方向に略一定の画像濃度を得ることができる。
また、普通紙のようにある程度厚い原稿の場合にLED52を点灯させ続けておくと、図12(a)に示す状態、すなわち、搬送される原稿の原稿の先端が第1のセンサとしてのCCDイメージセンサ78による原稿の表面読み取り位置に突入した直後の状態では、LED52から照射された光がCCDイメージセンサ78に回り込んでしまうおそれがある。このような光の回り込みが原稿表面の読み取りを行っている間に生じると、CCDイメージセンサ78による受光量が増大し、図13(b)に示すように、原稿表面のうち原稿先端側の原稿先端から距離Xまでの領域Cと、原稿後端側の領域Dとで画像データの濃度に違いが生じ、領域Cが濃度の薄い画像となってしまう。
そこで、ある程度厚い原稿の読み取りを行う場合には、上述したようなLED52の点灯、消灯制御を行うことで、LED52から回り込む光による影響を取り除くことができ、その結果、表面画像について原稿搬送方向に略一定の画像濃度を得ることができる。
このように、普通紙などある程度厚い原稿を用いる場合には、原稿の搬送位置に応じて照明ランプ74およびLED52を点灯、消灯させることにより、両面共に原稿搬送方向に対して濃度むらを抑えた画像を得ることができる。
また、必要のない場合に照明ランプ74あるいはLED52を消灯させているので、光源による無駄の電力の消費を抑えることができ、省電力化を図ることができる。
一方、図14は、例えばトレーシングペーパーなど薄い原稿の両面画像を読み取る場合の点灯制御を説明するためのフローチャートである。
両面同時読み取りが開始されると、照明ランプ74が点灯され(ステップ301)、LED52も点灯される(ステップ302)。その後、搬送されてくる原稿の先端が表面読み取り位置に到達し、原稿の表面の画像読み取りが開始される。また、搬送されてくる原稿の先端が裏面読み取り位置に到達し、原稿の裏面の画像読み取りが開始される。次に、原稿の後端が裏面読み取り位置を通過したか否かが判断される(ステップ303)。ここで、原稿が裏面読み取り位置を通過していない場合にはステップ303に戻って原稿の通過を待ち、原稿が裏面読み取り位置を通過している場合には次原稿があるか否かが判断される(ステップ304)。ここで、次原稿がある場合には照明ランプ74およびLED52を点灯させたままステップ303に戻って次の原稿の通過を待ち、次原稿がない場合には照明ランプ74を消灯させ(ステップ305)、LED52を消灯させて(ステップ306)、一連の処理を終了する。
図15(a)〜(c)は、トレーシングペーパーなど薄い原稿を用い、第2の両面読み取りモード(1パスによる両面同時読み取りモード)が実行された際の原稿の搬送状態と原稿の読み取りとを説明するための図である。なお、これらの図においても、簡略化のために搬送路を略直線状としている。
図15(a)は、表面読み取り位置に原稿の先端が到達した直後の状態(ステップ302とステップ303との間)を示している。このとき、照明ランプ74およびLED52が点灯されている。原稿が表面読み取り位置に到達した場合には、照明ランプ74によって照射された原稿からの反射光が第1ミラー76A等を介してCCDイメージセンサ78(図1参照)に入力される。その際、LED52からの光が第1ミラー76A等を介してCCDイメージセンサ78(図1参照)にわずかに回り込む。
図15(b)は、表面原稿読み取り位置および裏面原稿読み取り位置に同じ原稿が跨って存在する状態(ステップ302とステップ303との間、つづき)を示している。このとき、引き続き照明ランプ74およびLED52が点灯されている。原稿の表面は照明ランプ74によって照射され、原稿からの反射光が第1ミラー76A等を介してCCDイメージセンサ78に入力される。一方、原稿の裏面はLED52によって照射されており、原稿からの反射光がセルフォックレンズ53等を介してラインセンサ54に入力される。この場合、搬送路には上述したようにトレーシングペーパーなど薄い原稿が存在しているため、照明ランプ74からの光の一部が原稿を透過してラインセンサ54に回り込む、あるいは、LED52からの光の一部が原稿を透過してCCDイメージセンサ78に回り込む、といった事態が生じる。
図15(c)は、原稿の後端が表面読み取り位置を通過して裏面読み取り位置に到達する直前の状態(ステップ302とステップ303との間、つづき)を示している。このとき、引き続き照明ランプ74およびLED52が点灯されている。この場合、LED52によって照射された原稿からの反射光がラインセンサ54に入力される。その際、照明ランプ74からの光がラインセンサ54にわずかに回り込む。
トレーシングペーパーのようにある程度薄い原稿の場合、原稿の読み取り中に照明ランプ74やLED52を点灯、消灯させると、CCDイメージセンサ78やラインセンサ54の受光量がかえって変動しやすくなり、原稿の裏面に対しては図13(a)に示す領域A,Bで、原稿の裏面に対しては図13(b)に示す領域C,Dで、濃度変動を招くおそれがある。
そこで、ある程度薄い原稿の読み取りを行う場合には、上述したように原稿の後端が裏面読み取り位置を通過するまで、換言すれば、原稿の読み取り動作が終了するまで照明ランプ74やLED52を点灯させ続けておくことにより、照明ランプ74あるいはLED52から回り込む光量の変動を少なくすることができ、その結果、表面画像および裏面画像について原稿搬送方向に略一定の画像濃度を得ることができる。
なお、本実施の形態では、照明ランプ74やLED52を消灯することで光の回り込みを抑えるようにしていたが、これに限られるものではなく、例えば照明ランプ74やLED52を常時点灯させ、点灯時の光量を小さくすることで光の回り込みを抑えるようにしてもよい。また、本実施の形態では普通紙とトレーシングペーパーとで照明ランプ74、LED52の点灯制御を異ならせるようにしていたが、照明ランプ74やLED52の消灯が必要になるか否かは、照明ランプ74やLED52の点灯光量によっても異なる。つまり、トレーシングペーパーの原稿を用いた場合であっても照明ランプ74やLED52を消灯させたり、あるいは、普通紙の原稿を用いた場合であっても照明ランプ74やLED52をずっと点灯させ続けたりすることもあり得る。さらに、本実施の形態では、原稿表面用の読み取りセンサとしてCCDイメージセンサ78、原稿裏面用の読み取りセンサとしてラインセンサ54と、異なるタイプのものを用いていたが、これに限られるものではなく、同種の読み取りセンサを用いるようにしてもよい。また、本実施の形態では、原稿表面用の光源として照明ランプ74、原稿裏面用の光源としてLED52と、異なるタイプのものを用いていたが、これに限られるものではなく、同種の光源を用いるようにしてもよい。
本実施の形態が適用される画像読み取り装置を示した図である。 CISを用いた読み取り構造を説明するための図である。 処理装置を説明するためのブロック図である。 信号処理部の構成を詳述したブロック図である。 A集積回路(ASIC-A)の構成を示したブロック図である。 B集積回路(ASIC-B)の構成を示したブロック図である。 C集積回路(ASIC-C)の構成を示したブロック図である。 画像読み取りコントロールによって実行される処理の一例を示したフローチャートである。 (a),(b)は、1パスによる片面読み取りモードと、1パスによる両面同時読み取りである第2の両面読み取りモードの原稿パスを説明するための図である。 (a)〜(d)は、反転パスによる両面読み取りである第1の両面読み取りモードを説明するための図である。 所定の厚さを有する原稿の両面画像を読み取る場合における照明ランプ、LEDの点灯制御を説明するためのフローチャートである。 (a)〜(c)は、所定の厚さを有する原稿の両面画像を読み取る場合における原稿の搬送状態と原稿の読み取りとを説明するための図である。 (a)は原稿表面の画像データ、(b)は原稿裏面の画像データを説明する図である。 厚さが薄い原稿の両面画像を読み取る場合における照明ランプ、LEDの点灯制御を説明するためのフローチャートである。 (a)〜(c)は、厚さが薄い原稿の両面画像を読み取る場合における原稿の搬送状態と原稿の読み取りとを説明するための図である。
符号の説明
10…原稿送り装置、11…原稿トレイ、13…ナジャーロール、19…プラテンロール、31…第1搬送路、50…CIS(Contact Image Sensor)、52…LED、54…ラインセンサ、60…突き当て部材、70…スキャナ装置、72B…第2プラテンガラス、78…CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ、80…処理装置、81…信号処理部、90…制御部、100…第1画像処理回路、110…A集積回路(ASIC-A)、130…B集積回路(ASIC-B)、200…第2画像処理回路、210…C集積回路(ASIC-C)

Claims (1)

  1. 原稿束から原稿を給紙する給紙部と、
    前記給紙部により給紙された前記原稿が搬送される搬送路と、
    前記搬送路の一方の側から前記原稿の第1面を照射する第1の光源と当該原稿の第1面から反射する反射光を受光する第1のセンサとを備え、当該原稿の第1面の画像データを読み取る第1の読み取り部と、
    前記搬送路の他方の側から前記原稿の第2面を照射する第2の光源と当該原稿の第2面から反射する反射光を受光する第2のセンサとを備え、前記第1の読み取り部よりも前記原稿の搬送方向下流側で当該原稿の第2面の画像データを読み取る第2の読み取り部と、
    原稿の厚さが所定の厚さよりも薄い場合に当該原稿の搬送方向先端が前記第1のセンサによる読み取り位置に到達する前から当該原稿の搬送方向後端が前記第2のセンサによる読み取り位置を通過するまでの間前記第1の光源を点灯させ、且つ、当該原稿の搬送方向先端が前記第1のセンサによる読み取り位置に到達する前から当該原稿の搬送方向後端が前記第2のセンサによる読み取り位置を通過するまでの間前記第2の光源を点灯させ、原稿の厚さが所定の厚さ以上である場合に、当該原稿の搬送方向先端が当該第1のセンサによる読み取り位置に到達する前に消灯状態にある当該第1の光源を点灯させ、当該原稿の搬送方向後端が当該第1のセンサによる読み取り位置を通過するまでの間は当該第1の光源を点灯させ続け、当該原稿の搬送方向後端が当該第1のセンサによる読み取り位置を通過した後に当該第1の光源を消灯させ、且つ、当該原稿の搬送方向先端が前記第2のセンサによる読み取り位置に到達する前に消灯状態にある当該第2の光源を点灯させ、当該原稿の搬送方向後端が当該第2のセンサによる読み取り位置を通過するまでの間は当該第2の光源を点灯させ続け、当該原稿の搬送方向後端が当該第2のセンサによる読み取り位置を通過した後に当該第2の光源を消灯させる点灯制御部と
    を含む画像読み取り装置。
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