JPH09321947A - 画像読取り装置 - Google Patents

画像読取り装置

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JPH09321947A
JPH09321947A JP8156415A JP15641596A JPH09321947A JP H09321947 A JPH09321947 A JP H09321947A JP 8156415 A JP8156415 A JP 8156415A JP 15641596 A JP15641596 A JP 15641596A JP H09321947 A JPH09321947 A JP H09321947A
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JP8156415A
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English (en)
Inventor
Takashi Ogamichi
隆司 小河路
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 対面側光源による透過光・裏写り等の影響を
防ぐことができ、表裏読取り位置を同一ラインに設定可
能とすることで外部メモリ等を不要にして、機器のコス
トダウンや信頼性の向上を図ることができる画像読取り
装置を提供する。 【解決手段】 読取り原稿の表面側と裏面側に、それぞ
れの原稿面を照射する光源を有する原稿読取り手段を配
して、原稿両面をほぼ同時に読み取る機能を有する画像
読取り装置において、前記表面側の光源と裏面側の光源
の点灯と消灯を走査ライン単位に交互に制御するととも
に、原稿表面と裏面の読取りを前記光源の点灯と消灯に
連動して交互に行う制御手段を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ装置
や複写機あるいはイメージスキャナ等に適用される画像
読取り装置に係わり、特に原稿の表面側と裏面側の両面
を同時に読み取ることができる画像読取り装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】原稿の両面を読み取る機能を有する従来
技術としては、特開平1−318460号公報に開示さ
れた「原稿搬送装置」や特開平3−107276号公報
に開示された「ファクシミリ装置における原稿読取方
式」や特開平4−334163号公報に開示された「原
稿読取装置」等がある。
【0003】特開平1−318460号公報記載の「原
稿搬送装置」は、両面原稿設定手段と、この設定手段の
入力信号に基づいて画像処理装置へ原稿読取り処理、ま
たは画像出力処理の濃度基準を変更するように出力する
濃度変更手段とを備えることで、両面原稿の裏写りを防
止するようにしたものである。
【0004】また、特開平3−107276号公報記載
の「ファクシミリ装置における原稿読取方式」は、原稿
の両面側に原稿読取り手段を配置し、表面側からの読取
りと裏面側からの読取りを交互に行うことにより、両面
原稿をそのまま送信、或いはコピーすることができるよ
うにしたものである。
【0005】また、特開平4‐334163号公報記載
の「原稿読取装置」は、原稿の光透過率を検出する機構
を設け、原稿の光透過率に応じて両面原稿を読み取る際
に光学的補正等を行って読取り画像の画質を向上させる
ようにしたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の技術においては、両面原稿を同時に読み取る際に
両面の光源は常に点灯状態にあるため、紙質の薄い原稿
では対面側光源による透過光・裏写り等により、良好な
原稿読取りが行えないという問題があった。このような
対面側光源の影響を低減するために、表面と裏面の原稿
読取り位置に所定量の間隔を設けるという考案もある
が、この場合には読取り位置の差分に相当する画像情報
を記憶する画像メモリが必要になるため、機器のコスト
が上昇するととともにファームウェア上の制御も複雑に
なって信頼性が低下するという弊害がある。例えば、特
開平3−107276号公報記載のものでは、対面側の
光源照明光が透過しないようにスリットが設けられてい
るが、表面と裏面の読取り位置が離れているため、この
間の画像データを保存するための画像メモリが別途必要
になるという問題がある。
【0007】また、両面原稿を同時に読み取る際に表面
と裏面を交互に読み取るため、片面原稿読取り時に比較
して原稿の読取り速度が低下するという問題がある。
【0008】また、両面原稿を同時に読み取る際に原稿
読取り手段を走査ライン単位で駆動しているため、対面
側光源による透過光・裏写り等の影響を低減することが
困難であった。
【0009】また、特開平4−334163号公報に記
載のものにおいては、原稿対面に白色基準部材と黒色基
準部材を配置した際の各々のイメージセンサ出力の比率
に基づいて反射率を算出しているため、実際の原稿読取
り時に透過光が画像品質に与える影響を正確に推測でき
ないという問題がある。
【0010】さらに、透過率測定用に白色と黒色の基準
部材および該部材の移動手段等が新たに必要となり、機
器のコストが上昇するとともに信頼性が低下するという
問題がある。
【0011】また、従来のものにおいては、常に原稿照
明強度が一定であったため、読取り原稿の質により両面
同時読取り時に透過光・裏写り等による画像品質の劣化
ばらつきが生ずるという問題がある。
【0012】そこで、本発明はこのような問題点を解決
するためになされたものであり、対面側光源による透過
光・裏写り等の影響を防ぐことができ、表裏読取り位置
を同一ラインに設定可能とすることで外部メモリ等を不
要にして、機器のコストダウンや信頼性の向上を図るこ
とができる画像読取り装置を提供することを目的とする
ものである。
【0013】また、対面側光源による透過光・裏写り等
の影響を防ぐことができるとともに、原稿読取り速度を
低下することなく原稿両面を同時に読み取ることができ
る画像読取り装置を提供することを目的とする。
【0014】また、種々の原稿に対して常に良好な画像
読取りを行うことができる画像読取り装置を提供するこ
とを目的とする。
【0015】また、実原稿読取り時の対面光源による影
響を高精度で予測することができる画像読取り装置を提
供することを目的とする。
【0016】また、画像品質を保ちつつ対面側光源の透
過光・裏写り等の影響を低減することができる画像読取
り装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願の請求項1に記載の発明は、読取り原稿の表面
側と裏面側に、それぞれの原稿面を照射する光源を有す
る原稿読取り手段を配して、原稿両面をほぼ同時に読み
取る機能を有する画像読取り装置において、前記表面側
の光源と裏面側の光源の点灯と消灯を走査ライン単位に
交互に制御するとともに、原稿表面と裏面の読取りを前
記光源の点灯と消灯に連動して交互に行う制御手段を備
えたものである。
【0018】また、請求項2に記載の発明は、読取り原
稿の表面側と裏面側に、それぞれの原稿面を照射する光
源を有する原稿読取り手段を配して、原稿両面をほぼ同
時に読み取る機能を有する画像読取り装置において、前
記表面側の光源と裏面側の光源の点灯を走査ライン中に
排他的に制御する制御手段を備えたものである。
【0019】また、請求項3に記載の発明は、読取り原
稿の表面側と裏面側に、それぞれの原稿面を照射する光
源を有する原稿読取り手段を配して、原稿両面をほぼ同
時に読み取る機能を有する画像読取り装置において、前
記原稿読取り手段を主走査ライン方向に複数のブロック
に分割するとともに、分割されたブロックを走査ライン
中に表裏排他的に駆動制御する制御手段を備えたもので
ある。
【0020】そして、請求項4に記載の発明は、前記請
求項1ないし請求項3のいずれかに記載の画像読取り装
置において、前記光源に発光ダイオードアレイを用いる
ようにしたものである。
【0021】また、請求項5に記載の発明は、前記請求
項1ないし請求項3のいずれかに記載の画像読取り装置
において、前記原稿読取り手段に密着型イメージセンサ
を用いるようにしたものである。
【0022】一方、請求項6に記載の発明は、読取り原
稿の表面側と裏面側に、それぞれの原稿面を照射する光
源を有する原稿読取り手段を配して、原稿両面をほぼ同
時に読み取る機能を有する画像読取り装置において、前
記光源と原稿読取り位置との間に、光源から原稿面への
照射光の透過/遮光を制御可能な光透過/遮光手段を備
えるとともに、この光透過/遮光手段を表裏排他的に駆
動制御する制御手段を備えたものである。
【0023】さらに、請求項7に記載の発明は、前記請
求項6に記載の画像読取り装置において、コンタクトガ
ラスが前記光透過/遮光手段の機能を併せ持つようにし
たものである。
【0024】また、請求項8に記載の発明は、前記請求
項6又は請求項7に記載の画像読取り装置において、前
記制御手段は、前記光透過/遮光手段を走査ライン単位
に表裏排他的に駆動制御するようにしたものである。
【0025】また、請求項9に記載の発明は、同じく請
求項6又は請求項7に記載の画像読取り装置において、
前記制御手段は、前記光透過/遮光手段を走査ライン中
に表裏排他的に駆動制御するようにしたものである。
【0026】一方、請求項10に記載の発明は、読取り
原稿の表面側と裏面側に、それぞれの原稿面を照射する
光源を有する原稿読取り手段を配して、原稿両面をほぼ
同時に読み取る機能を有する画像読取り装置において、
読取り原稿の光透過率を測定する原稿透過率測定手段を
備えるとともに、原稿の読取りに先立って前記原稿透過
率測定手段により読取り原稿の光透過率を測定し、測定
した光透過率に応じた原稿読取りを行う制御手段を備え
たものである。
【0027】また、請求項11に記載の発明は、前記請
求項10記載の画像読取り装置において、前記原稿透過
率測定手段として原稿読取り手段を用いるようにしたも
のである。
【0028】また、請求項12に記載の発明は、前記請
求項10又は請求項11記載の画像読取り装置におい
て、前記制御手段は、原稿透過率に応じて光源の照明強
度を制御するようにしたものである。
【0029】また、請求項13に記載の発明は、前記請
求項10ないし請求項12のいずれかに記載の画像読取
り装置において、前記制御手段は、対面側光源の光学干
渉により著しい画像品質の劣化が予想される際には、操
作者に対して片面モードで原稿を読み取ることを推奨す
る警告を発生するようにしたものである。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本願の各発明の実施形態を
図面を参照して説明する。
【0031】図1は、本願の各発明に係る画像読取り装
置が適用されるファクシミリ装置の基本構成を示すブロ
ック図である。
【0032】図において、1は装置各部の制御処理、及
びファクシミリ伝送制御手順の処理を行うシステム制御
部で、CPU(中央処理装置)等によって構成されてお
り、本願の各発明の制御手段も当該システム制御部1に
より実現される。2はシステム制御部1が実行する制御
処理プログラム及び当該制御処理プログラムを実行する
ときに必要な各種データなどを記憶するとともに、シス
テム制御部1のワークエリアを構成するシステムメモ
リ、3はG3ファクシミリ装置に固有な各種の情報を記
憶するためのパラメータメモリ、4は所定の解像度で原
稿を走査して画像を読み取り、この読取り画像に所定の
各種画像処理を施すスキャナ(画像読取り装置)、5は
前記画像処理された画像データまたは他のファクシミリ
装置から受信した画像データを所定の解像度で記録する
プロッタ、6は本装置を操作するための操作パネルで、
各種操作キーや各種表示器から成る。
【0033】7は読み取った画像データを符号化圧縮し
たり、符号化圧縮されている画像データを元の画像デー
タに復号化する符号化復号化部、8は符号化圧縮された
状態の画像データを記憶するための画像蓄積装置、9は
G3ファクシミリ装置のモデム機能を実現するためのも
のであり、伝送手順信号をやり取りするための低速モデ
ム機能(V.21モデム)、および主に画像データをや
り取りするための高速モデム機能(V.29モデム、
V.27terモデム)を備えたモデム、10は本ファ
クシミリ装置を公衆回線に接続するためのもので、自動
発着信機能を備えた網制御装置(NCU;Network Cont
rol Unit)である。
【0034】これらのシステム制御部1、システムメモ
リ2、パラメータメモリ3、スキャナ4、プロッタ5、
操作パネル6、符号化復号化部7、画像蓄積装置8、モ
デム9、および網制御装置10はシステムバス11に接
続されており、これらの各要素間でのデータのやり取り
は主として当該システムバス11を介して行われる。な
お、モデム9と網制御装置10との間のデータのやり取
りは直接行われている。
【0035】図2に、上記のようなファクシミリ装置に
おけるスキャナ4を構成する両面原稿読み取り部の機能
ブロック構成例を示す。なお、本例は縮小光学系を用い
たものである。
【0036】図において、12は読み取るべき原稿、1
3F,13Bは原稿12の搬送をガイドし、光学系への
塵等の混入を防止するコンタクトガラス(ターゲットガ
ラスともいう)、14F,14Bは原稿12を照明する
光源、15F,15Bは原稿12からの反射光を所定光
路長分導びくミラー群(図ではまとめて1個のミラーで
表わしている)、16F,16Bはミラー群15F,1
5Bにより導かれた原稿像を所定の縮小率で結像するレ
ンズ、17F,17Bはレンズ16F,16Bにより結
像された光情報を電気信号に光電変換するCCD等のイ
メージセンサ、18F,18Bはイメージセンサ17
F,17Bからのアナログ信号レベルを所定のタイミン
グでサンプリングするサンプルホールド回路(S/H)
である。図2の構成例ではサンプルホールド回路18
F,18Bまでを表面読取り部、裏面読取り部で個別に
備えており、表面側の機能ブロックにはF(Fac
e)、裏面側にはB(Back)の添字を付している。
【0037】19は表面側および裏面側の2系統のサン
プルホールド信号を所定のタイミングで切り換えて1系
統化するマルチプレクサ、20は1系統化されたサンプ
ルホールド信号を所定の倍率で増幅する演算増幅器(オ
ペアンプ)、21はオペアンプ20により増幅された画
信号1ラインの最大値を検出し保持するピーク検出器、
22はピーク検出器21が保持するピークレベルを基準
に画信号の量子化を行うA/D(アナログ/ディジタ
ル)変換器、23はA/D変換器22により量子化され
た画データに対し、光学系の特性に起因するシェーディ
ング歪みを補正するシェーディング補正部、24はシェ
ーディング補正部23により歪みの取り除かれた画像デ
ータに種々の画像処理を施すディジタル画像処理部、2
5はシェーディング補正部23やディジタル画像処理部
24で参照する各種データを格納するラインバッファで
ある。
【0038】以上の構成における基本動作を説明する
と、まず、原稿の両面読取りが指示されると、図1に示
したシステム制御部1は光源14F,14Bを点灯して
原稿の搬送を開始する。原稿が読取り位置に到達すると
画像の読取りを開始し、表裏イメージセンサ17F,1
7Bにより光電変換された画信号はそれぞれサンプルホ
ールド回路(S/H)18F,18Bでサンプリング・
波形整形される。この2系統の信号はマルチプレクサ1
9で1系統に合成された後、オペアンプ20で所定の増
幅を行い、ピーク検出器21およびA/D変換器22に
入力される。ピーク検出器21では、入力された画信号
の最大値を検出して保持し、該最大レベルをA/D変換
器22に基準信号Refとして出力する。A/D変換器
22は前記基準信号Refに基づいて入力画信号を所定
のビット数に量子化する。量子化されたディジタルデー
夕はシェーディング補正部23でラインバッファ25に
格納されている補正データにより光源や光学系に基づく
シェーディング歪み補正が施され、ディジタル画像処理
部24にて各種ディジタル画像処理が行われる。
【0039】なお、マルチプレクサ19での信号切り換
えは、表面・裏面の読取り方式に応じて画素単位または
ライン単位のどちらで行っても構わない。
【0040】また、図3には原稿読取り手段を密着型イ
メージセンサで構成した場合の機能ブロック図を示す。
【0041】図3において、26F,26Bは密着型イ
メージセンサユニットで、コンタクトガラス13F,1
3B、原稿照明用光源27F,27B、SLA(セルフ
ォーク・レンズ・アレイ)等の等倍結像レンズ28F,
28B、光電変換素子(センサ)29F,29Bから構
成される。
【0042】図3の例では、光源27F,27Bには応
答速度の速い発光ダイオード(LED)アレイを用いて
いる。
【0043】LEDアレイ光源27F,27Bからの照
明光は原稿12で乱反射して等倍結像レンズ28F,2
8Bに入射し、光電変換素子(センサ)29F,29B
に結像して電気信号に変換される。その後の処理は図2
で説明した内容と同一である。
【0044】さて、光源からの照射光は完全な指向性を
有していないため、原稿読取り位置近傍のある領域を照
明することになる。このうち読取り位置を照射した光は
原稿面で乱反射してイメージセンサに導かれる。照明光
の一部は原稿の透過率に応じて対面側に透過するため、
一部の透過光はフレアとして本来の光学パスに混入して
くる。
【0045】このフレア光のレベルが本来の反射光レベ
ルに対して十分に小さい場合には、画像品質にはほとん
ど影響を与えないが、例えば薄手の原稿を読み取った場
合などは透過光量が大きくなり、画像品質に影響を与え
るようになる。
【0046】このような干渉を避けるため、原稿両面を
読み取る従来の画像読取り装置では表裏の読取り位置を
意図的に離して光学干渉を低減しているが、このような
方式をとると表面読取りデータと裏面読取りデータに時
間的なずれが生じるため、このずれを吸収するための緩
衝バッファが必要となり機器のコストが上昇するととも
にファームウェア上の制御も複雑なものとなっている。
【0047】前述したように、本発明はこのような技術
課題を鑑みてなされたものであり、表裏の読取り位置を
同一にしても対面側の光学干渉がなく、良好な画像読取
りを行える装置を提供するものである。
【0048】まず、図3において、請求項1記載の発明
の実施形態の動作を、図4に示すタイミングチャート
と、図5に示すフローチャートを参照して説明する。な
お、図5のフローチャートで示す処理は図1に示したシ
ステム制御部1により実行されるものであり、これによ
り請求項1記載の制御手段が実現されている。
【0049】本画像読取り装置が起動すると、まず各部
の初期化が行われ(処理101)、読取り開始待ちとな
る(判断102のNループ)。原稿の読取りが指示され
ると(判断102のY)、システム制御部1は原稿12
の搬送を開始し(処理103)、読取り位置に到達した
時点で原稿12の読取りを開始する(判断104の
Y)。
【0050】まず、表面側密着イメージセンサ26Fの
光源27Fを点灯して原稿12からの反射光を光電変換
する。この際、裏面側密着イメージセンサ26Bの光源
27Bは消灯しておく(処理105)。マルチプレクサ
19で表面データサンプルホールド回路18Fの出力信
号を選択してA/D変換を行い、一連の画像処理を行っ
て2値化した後に、図1に示したシステムメモリ2の所
定領域に表面画像データとして格納する。この処理はラ
イン同期信号LNSYCBに基づき1走査ラインが終了
するまで行われる(処理106、判断107)。
【0051】次に、表面側の光源27Fを消灯するとと
もに裏面側の光源27Bを点灯し(処理108)、同様
の処理を行ってシステムメモリ2の所定領域に裏面画像
データが格納される(処理109、判断110)。
【0052】以後、原稿の読取りが終了するまで、順
次、表面側と裏面側の光源点灯/消灯に連動して走査ラ
イン単位に交互に表裏を読み取ることで、原稿の表裏を
同時に読み取ることができる(判断111→処理10
5)。この際、表面を読み取っているときには裏面の光
源が消灯し、逆に裏面を読み取っているときには表面の
光源が消灯しているので、前述したような光学干渉をお
こすことは無く、かつ表裏の読取り位置が同一であるた
め読取り位置調整用の緩衝メモリも不要となる。
【0053】ところで、前記実施形態においては、図4
のタイムチャートを見るとわかるように、ライン同期信
号LNSYCBの2周期で表裏1ライン分を読み取るた
め、片面読取り時と単純に比較して読取り時間が2倍か
かることになる。そこで、請求項2記載の発明の実施形
態では、読取り時間の短縮を図るようにしたものであ
り、同様に図3における動作を図6に示すタイミングチ
ャートと、図7に示すフローチャートを参照して説明す
る。なお、図7のフローチャートで示す処理はシステム
制御部1により実行されるものであり、これにより請求
項2記載の制御手段が実現されている。
【0054】前記実施形態では、対面側光源からの光学
干渉を避けるためにライン単位に光源を交互に点灯し、
それに同期して原稿表裏の読取りを行っている。ところ
で、イメージセンサは通常1ライン間に蓄積される電荷
量に応じた電気信号を発生するため、光源は1ライン中
常に点灯している必要はない。本実施形態では、この特
性を利用し、光源の交互点灯を1ライン中に実行するこ
とを特徴としている。
【0055】さて、本画像読取り装置が起動すると、ま
ず各部の初期化が行われ(処理201)、読取り開始待
ちとなる(判断202のNループ)。上記初期化処理に
おいては、表面側イメージセンサの蓄積時間TIMの設
定も行われ、通常、この表面センサ蓄積時間TIMには
ライン同期信号LNSYCBの1周期の半分(LNSY
CB/2)が設定される。原稿の読取りが指示されると
(判断202のY)、システム制御部1は原稿12の搬
送を開始し(処理203)、読取り位置に到達した時点
で原稿12の読取りを開始する(判断204のY)。
【0056】まず、所定時間、裏面の光源27Bを消灯
し表面の光源27Fを点灯して(処理205)、表面の
イメージセンサ29Fに原稿表面からの反射光信号を蓄
積する(処理206)。これを初期化時に設定した表面
センサ蓄積時間TIMが経過するまで行う(判断207
→処理206)。表面センサ蓄積時間TIMが経過する
と(判断207のY)、次に表面の光源27Fを消灯す
るとともに裏面の光源27Bを点灯して(処理20
8)、裏面のイメージセンサ29Bに原稿裏面からの反
射光信号を蓄積する(処理209)。これをライン同期
信号LNSYCBがあるまで行う(処理210のN→処
理209)。上記の処理205〜判断210を原稿の読
み取りが終了するまでライン単位に実行する(判断21
1のN→処理205のループ)。
【0057】以上により、1ライン中に原稿表裏の画像
データを読み取ることができるため、前記実施形態に対
して2倍の速度で原稿を読み取ることができる。この
際、マルチプレクサ19以降のデータは従来の1画素期
間内に表裏2画素分のデータを挿入したものとなる。L
ED点灯時間の短縮に伴い各イメージセンサ29F,2
9Bへの入射光量は低下するため、光源27F,27B
の光量を増加するか、或いはオペアンプ20の増幅度を
上げる必要がある。また、イメージセンサ29F,29
Bへの光信号の蓄積は1ライン中行われるため、対面側
のLEDが点灯している際には電荷の蓄積を行わない電
子シャッター機能をイメージセンサ29F,29Bに持
たせ、図6のタイミングチャートの如く制御することに
より、光学干渉をより効果的に低減することができる。
【0058】図8は、請求項3記載の発明の実施形態に
おける機能ブロック構成を示す図であり、この実施形態
では、イメージセンサを光源を含めてブロック分割駆動
し、これを表裏排他的に駆動制御することで光学干渉を
防止するものである。
【0059】図8において、表裏の各イメージセンサ2
6F,26Bは2分割(AブロックとBブロック)で駆
動しており、各々の出力信号はマルチプレクサ30F,
30Bで合成されて後段のサンプルホールド回路18
F,18Bに出力される。次いでマルチプレクサ19で
1系統化された後、オペアンプ,A/D変換器等に入力
される。
【0060】図9に本実施形態の動作タイミングチャー
トを、図10に動作フローチャートを示す。なお、図1
0のフローチャートで示す処理はシステム制御部1によ
り実行されるものであり、これにより請求項3記載の制
御手段が実現されている。また、このフローチャートの
処理301〜判断304,判断306,判断308,判
断309は、前記実施形態の図7の対応部分とほぼ同様
であり、TIMはブロック切り換え時間を示している。
【0061】本実施形態においては、イメージセンサ2
6F,26Bをブロック毎に独立に駆動しているので、
前記実施形態ような電子シャッター機能は特に必要な
い。片面のAブロックが駆動している時には対面側はB
ブロックを駆動しているため(処理305、処理30
7)、光学干渉を受けることなく1ライン中に原稿表裏
の画像データを読み取ることができる。
【0062】前述したように、上記各実施形態では光源
の点灯/消灯を1ライン単位あるいは1ライン中に制御
する必要があるが、応答性の良好な発光ダイオード(L
ED)アレイを用いることで高速制御が可能となる(請
求項4に対応)。
【0063】また、原稿読取り手段に密着型イメージセ
ンサを用いることにより、光路長を著しく短縮すること
ができ、機器の小型化および調整の容易化、信頼性の向
上を図ることができる(請求項5に対応)。
【0064】前述したように、原稿照明用光源に応答特
性の早いLEDアレイ等を用いることでライン単位に点
灯/消灯を制御することができ、両面読取り時の対面側
光源の光学干渉を防止することができるが、高速読取
り、高階調読取りを行う画像読取り装置においては高い
原稿照明強度が要求され、LEDアレイでは照明強度面
で満足しない場合が考えられる。照明強度の高い光源と
しては蛍光灯,Xeランプ等の蛍光管があげられるが、
これらは総じて点灯/消灯の応答性が悪く、LEDアレ
イと同様の制御を行うことはできない。
【0065】そこで、請求項6に記載の発明は、このよ
うな技術課題に対応したもので、光源と原稿面との間に
光透過/遮光手段を配することで、光源からの照明光の
透過/遮光を制御して対面への光学干渉を防止するよう
にしたものである。
【0066】図11に請求項6記載の発明の実施形態に
係る両面原稿読取り部のブロック構成例を示す。なお、
図では、蛍光管を光源とする縮小光学系を例にしている
が、Xeランプ等を光源とする密着型イメージセンサユ
ニットに適用しても全く同様の効果が得られる。
【0067】図11において、31F,31Bは光源1
4F,14Bと原稿12の間に配置され、光の透過/遮
光がシステム制御部1から制御可能である液晶シャッタ
ーアレイ等の光透過/遮光手段である。
【0068】前述した請求項1〜5記載の発明の実施形
態では、対面光源からの光学干渉を防止するために光源
自体を点灯/消灯していたが、本実施形態では光透過/
遮光手段31F,31Bが対面光源の透過/遮光を制御
することにより、前記実施形態と同様に不要な光学干渉
を防止することができる。また、光透過/遮光手段31
F,31Bの制御を任意領域毎に行うことにより、光源
の種類を問わずブロック分割駆動等にも対応することが
可能となる。
【0069】図12に、請求項7記載の発明の実施形態
に係る両面原稿読取り部のブロック構成例を示す。図に
示す光透過/遮光手段31F,31Bは、コンタクトガ
ラス13F,13Bを液晶部材で構成し、その液晶シャ
ッター機能をシステム制御部1から制御可能とすること
により実現されている。
【0070】本実施形態では、前記光透過/遮光機能
(光透過/遮光手段31F,31B)をコンタクトガラ
ス13F,13Bが併せ持っているため、機器の構造を
変えることなく効果的に対面側光源の光学干渉を防止す
ることができる。
【0071】図13と図14は、請求項8記載の発明の
実施形態を示すタイミングチャートとフローチャートで
あり、本実施形態では、システム制御部1により前記光
透過/遮光手段31F,31Bを1ライン毎に排他的に
切り換え制御することで、対面光源の光学干渉を防止す
るようにしている。
【0072】前記図11の構成における本実施形態の動
作を、図13のタイミングチャートと図14のフローチ
ャートを参照して説明する。
【0073】本画像読取り装置が起動すると、まず各部
の初期化が行われ(処理401)、読取り開始待ちとな
る(判断402のNループ)。原稿の読取りが指示され
ると、システム制御部1は表裏両面の光源14F,14
Bを点灯するとともに原稿12の搬送を開始し(処理4
03、処理404)、読取り位置に到達した時点で原稿
の読取りを開始する(判断405のY)。まず、表面側
の光透過/遮光手段31Fを透過状態に、裏面側の光透
過/遮光手段31Bを遮光状態に設定し(処理40
6)、表面イメージセンサ17Fで原稿表面からの反射
光を光電変換する。マルチプレクサ19で表面データサ
ンプルホールド回路18Fの出力信号を選択してA/D
変換を行い、一連の画像処理を行って2値化された後に
図1に示したシステムメモリ2の所定領域に表面画像デ
ータとして格納する。この処理はライン同期信号LNS
YCBに基づき1走査ラインが終了するまで行われる
(処理407、判断408)。
【0074】次に、表面側の光透過/遮光手段31Fを
遮光状態に、裏面側の光透過/遮光手段31Bを透過状
態に設定して(処理409)、裏面イメージセンサ17
Bで原稿裏面からの反射光を光電変換し、同様の処理を
行ってシステムメモリ2の所定領域に裏面画像データが
格納される。この処理はライン同期信号LNSYCBに
基づき1走査ラインが終了するまで行われる(処理41
0、判断411)。
【0075】以後、原稿の読取りが終了するまで、順
次、表裏面の排他的光透過/遮光制御に連動して走査ラ
イン単位に交互に表裏を読み取ることで、原稿の表裏を
同時に読み取ることができる(判断412のN→処理4
06のループ)。この際、表面を読み取っているときに
は,裏面光源14Bの照明光は裏面側光透過/遮光手段
31Bにより遮光され、逆に裏面を読み取っているとき
には表面光源14Fの照明光は表面側光透過/遮光手段
31Fにより遮光されているので、対面光源の照明光に
よる光学干渉をおこすことは無く、かつ表裏の読取り位
置が同一であるため読取り位置調整用の緩衝メモリも不
要となる。
【0076】ところで、請求項8に対応する本実施形態
では、請求項1に対応する前述の実施形態同様、ライン
同期信号LNSYCBの2周期で表裏1ライン分を読み
取るため(図13のタイミングチャート参照)、片面読
取り時と単純に比較して読取り時間が2倍かかることに
なる。そこで、請求項9記載の発明の実施形態では、読
取り時間の短縮を図るようにしたものであり、同様に図
11における動作を図15に示すタイミングチャート
と、図16に示すフローチャートを参照して説明する。
【0077】本画像読取り装置が起動すると、まず各部
の初期化が行われ(処理501)、読取り開始待ちとな
る(判断502のNループ)。上記初期化処理において
は、表面側イメージセンサの蓄積時間TIMの設定も行
われ、通常、この表面センサ蓄積時間TIMにはライン
同期信号LNSYCBの1周期の半分(LNSYCB/
2)が設定される。原稿の読取りが指示されると(判断
502のY)、システム制御部1は、表裏両面の光源1
4F,14Bを点灯するとともに原稿12の搬送を開始
し(処理503,処理504)、読取り位置に到達した
時点で原稿の読取りを開始する(判断505のY)。
【0078】まず、ライン同期信号LNSYCBをトリ
ガとして、所定時間(表面センサ蓄積時間TIM)の
間、表面側の光透過/遮光手段31Fを透過状態に、裏
面側の光透過/遮光手段31Bを遮光状態に設定して、
表面側のイメージセンサ17Fに原稿表面からの反射光
信号を蓄積する(処理506→処理507→判断508
のN→処理507)。表面センサ蓄積時間TIMが経過
すると(判断508のY)、次に表面側の光透過/遮光
手段31Fを遮光状態に、裏面側の光透過/遮光手段3
1Bを透過状態として、次のライン同期信号LNSYC
Bが有るまで裏面側のイメージセンサ17Bに原稿裏面
からの反射光信号を蓄積する(処理509→処理510
→判断511のN→処理510)。
【0079】これを原稿の読取りが終了するまでライン
単位に実行することにより(判断512のN→処理50
6のループ)、1ライン中に原稿表裏の画像データを読
み取ることができるため、請求項8に対応する前記実施
形態に比べて2倍の速度で原稿を読み取ることができ
る。この際、マルチプレクサ19からの出力データは従
来の1画素期間内に表裏2画素分のデータを挿入したも
のとなる。
【0080】上述してきた請求項1〜9記載の発明の実
施形態では、いずれも両面原稿同時読取り時の対面側光
源の透過光による光学干渉を防止することを主な目的と
している。透過光が大きいほど光学干渉も大きくなり、
読取り画像品質に与える影響も大きなものとなる。透過
光量を左右する大きな要因としては、「原稿透過率(原
稿厚)」、「光源照明光強度」が上げられるが、変動要
因としては原稿毎に異なる「原稿透過率」によるものが
大きい。即ち、原稿透過率が大きいほど対面側への透過
光量は大きく、逆に厚手の原稿で透過率が小さい場合に
は光学干渉も少ない。
【0081】従って、読取り原稿毎の透過率を把握する
ことで対面光源による光学干渉度合いを事前に把握する
ことができ、またそれに対応して制御方式を可変するこ
とも可能となる。
【0082】次の実施形態(請求項10記載の発明に対
応)は、この点に着目したものであり、両面原稿の読取
りに先だって原稿の透過率を把握することで原稿毎に最
適な両面画像読取りを行うようにしている。
【0083】図17に本実施形態の動作フローチャート
を示す。すなわち、本画像読取り装置が起動すると、ま
ず各部の初期化が行われ(処理601)、読取り開始待
ちとなる(判断602のNループ)。原稿の読取りが指
示されると(判断602のY)、システム制御部1は原
稿12の搬送を開始し(処理603)、読取り位置に到
達した時点で当該原稿の透過率を所定の測定手段を用い
て測定する(判断604のY→処理605)。そして、
測定した原稿透過率に応じて、例えば上述してきたよう
な各種読取り方式の中からソフトウェアで設定可能な最
適な読取り方式を設定する(処理607)。そして、設
定された読取り方式に従って、上述してきたフローチャ
ートで示すような読取り処理を行う(処理607)。
【0084】ここで、原稿の透過率を測定する手段とし
ては、原稿の片面側に発光素子を、対面側に受光素子を
配して該受光素子の受光する光量に応じて透過光量を判
断するのが一般的であるが、新たにそのような透過率測
定手段を配するのは機構を複雑にするとともに機器の大
型化を招く場合もあり、好ましくない。また、透過率測
定手段の測定結果と対面原稿による光学干渉の度合いと
が完全な相関を有するかどうかも不明瞭である。
【0085】次の実施形態(請求項11記載の発明に対
応)は、このような課題に対応する為のもので、原稿の
透過率測定手段として原稿読取り手段を用いることで、
より実原稿読取り時に近い状態で対面原稿の影響度合い
を測定するようにしている。
【0086】図2の構成おける本実施形態の動作を図1
8に示すフローチャートを参照して説明する。本画像読
取り装置が起動すると、まず各部の初期化が行われ(処
理701)、読取り開始待ちとなる(判断702のNル
ープ)。原稿の読取りが指示されると、図1に示したシ
ステム制御部1は原稿12の搬送を開始する(判断70
2のY→処理703)。原稿12が読取り位置に到達す
ると、まず表面側光源14Fを点灯、裏面側光源14B
を消灯して表面イメージセンサ17Fで原稿表面の反射
光を受光して光電変換を行う。マルチプレクサ19は定
常的に表面データを選択して表面側のサンプルホールド
回路(S/H)18Fの出力をピーク検出器21に入力
する。ピーク検出器21では表面読取りデータの最大値
を表面画信号ピークレベルFPKrとして一時記憶する
(判断704のY→処理705→処理706)。引き続
き、表面側光源14Fを消灯し、裏面側光源14Bを点
灯して再度表面イメージセンサ17Fにて入射光の光電
変換を行い、サンプルホールド後の信号の最大値を表面
透過光ピークレベルFPKtとして同様にピーク検出器
21にて一時記憶する(処理707→処理708)。そ
して、上記表面画信号ピークレベルFPKrと表面透過
光ピークレベルFPKtとの比率を求めることにより
(処理709)、実原稿読取り時の対面光源からの表面
光学干渉度合い(FPKt/FPKr)を把握すること
ができる。
【0087】裏面読取り部に対しても同様の処理を行う
ことで、裏面画信号ピークレベルBPKrと表面透過光
ピークレベルBPKtとの比率を求めることにより裏面
光学干渉度合い(BPKt/BPKr)を把握すること
ができる(処理710〜処理714)。これにより両面
の状態を確認することができ、これらの比率に応じて原
稿読取り方式を設定して読取り処理を行うことで(処理
715→処理716)、原稿透過率によらず常に最適な
読取り状態を設定することができる。
【0088】前述したように、対面光源の光学干渉を左
右するパラメータとしては「原稿透過率(原稿厚)」お
よび「光源照明光強度」があげられる。光学干渉を低減
するには光源の照明光強度を低下する方法も考えられる
が、いたずらに照明光強度を低下すると画像品質に影響
を及ぼすため好ましくない。
【0089】次の実施形態(請求項12記載の発明に対
応)では、前述の光学干渉度合いが適正レベルになるよ
うな照明光強度の制御を行い、また照明強度低下に伴う
画像品質劣化が発生しないようにフィードバックをかけ
ることで、原稿毎に光学干渉防止制御を緻密に行うこと
ができる。
【0090】図19に本実施形態の動作フローチャート
を示す。すなわち、本画像読取り装置が起動すると、ま
ず各部の初期化が行われ(処理801)、読取り開始待
ちとなる(判断802のNループ)。上記初期化処理に
おいては、表面光学干渉度合い閾値THFと裏面光学干
渉度合い閾値THBに予め定められた所定の値が設定さ
れる。そして、原稿の読取りが指示されると、システム
制御部1は原稿12の搬送を開始する(判断802のY
→処理803)。原稿12が読取り位置に到達すると、
システム制御部1は前述のようにして表面と裏面の光学
干渉度合い(FPKt/FPKr,BPKt/BPK
r)を測定算出する(判断804のY→処理805→処
理806)。そして、得られた光学干渉度合い(FPK
t/FPKr,BPKt/BPKr)と前記初期化時に
設定された閾値(THF,THB)とを比較する(判断
807)。光学干渉度合いが所定のレベルTHF,TH
B未満であれば引き続き原稿の読取り処理を行うが、光
学干渉度合いが所定のレベル以上であり、干渉が予測さ
れる場合には光源の照明強度を所定量低下させて再度干
渉度合いを測定する(判断807のN→処理810→処
理805,806)。以後、この動作を繰り返して干渉
度合いが所定レベル未満になった時点で原稿の読取りを
開始するが、この際、照明強度の低下下限は操作者が設
定している画像読取りモードでの画像品質劣化を生じな
い範囲とし、必要以上に照明強度を低下させないように
している(判断807のY→判断808のN→処理80
9、又は判断808のY→処理810→処理805)。
【0091】最後に、図20は請求項13記載の発明に
係る実施形態の動作フローチャートである。処理901
〜909と処理911は前記実施形態の対応する部分と
同様である。本実施形態では、前述した照明強度変更に
も関わらず光学干渉レベルが所定レベル未満に低下しな
い場合には、光学干渉により画像品質に著しい劣化が発
生すると判断し、操作者に対面透過光の影響しない片面
読取りモードでの原稿読取りを推奨するための警告メッ
セージを表示する(判断907のN→判断910のY→
処理912)。これにより、劣化した画像が記録・送信
されることを未然に防止することができる。
【0092】
【発明の効果】以上のように、本願の請求項1記載の発
明によれば、両面原稿読取り時に表面と裏面の読取りを
光源の点灯/消灯に連動して走査ライン単位に交互に行
うようにしているので、対面側光源による透過光・裏写
り等の影響を除外することができ、表裏読取り位置を同
一又は略同一ラインに設定することで、外部メモリ等を
不要にして機器のコストダウン、信頼性の向上を図るこ
とが可能となる効果がある。
【0093】また、請求項2記載の発明によれば、両面
原稿読取り時に表面と裏面の光源点灯を走査ライン中で
排他的に行うようにしているので、前記請求項1と同様
な効果が得られるとともに、原稿読取り速度を低下する
ことなく原稿両面を同時に読み取ることができる効果が
ある。
【0094】また、請求項3記載の発明によれば、両面
原稿読取り時に表面と裏面の原稿読取り手段をブロック
分割駆動するとともに、走査ライン中に表裏で排他的に
駆動するため、前記請求項1と同様の効果が得られると
ともに、原稿読取り速度を低下することなく原稿両面を
同時に読み取ることができる効果がある。
【0095】そして、請求項4記載の発明によれば、前
記請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の画像読取
り装置において、原稿照明用光源に応答速度の良好な発
光ダイオードアレイを用いているので、請求項1ないし
請求項3と同様の効果が得られるとともに、走査ライン
単位あるいは走査ライン中の光源点灯/消灯に十分追従
することができる効果がある。
【0096】また、請求項5記載の発明によれば、同じ
く請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の画像読取
り装置において、原稿読取り手段に密着型イメージセン
サを用いているので、請求項1ないし請求項3と同様の
効果に加えて、光源として発光ダイオードアレイを容易
にユニット化できるとともに、機器の小型化、調整の容
易化、信頼性の向上等を図ることができる効果がある。
【0097】一方、請求項6記載の発明によれば、原稿
読取り位置と照明用光源との間に液晶シャッターアレイ
等の光透過/遮光手段を配するため、光源が常時点灯状
態にあっても原稿の照明/非照明を緻密に制御すること
ができ、蛍光管等の高輝度光源を使用することができる
効果がある。
【0098】さらに、請求項7記載の発明によれば、前
記請求項6に記載の画像読取り装置において、コンタク
トガラスが光源照明光の透過/遮光機能を併せ持ってい
るため、請求項6と同様な効果が得られるとともに、機
器の大型化を伴うことなく良好な原稿両面読取りを行う
ことができる効果がある。
【0099】また、請求項8記載の発明によれば、前記
請求項6又は請求項7に記載の画像読取り装置におい
て、表面と裏面の光透過/遮光手段の透過/遮光制御を
走査ライン単位に実施して、該制御に連動して読取り画
信号の取り込みを行えるようにしたので、対面側光源の
透過光・裏写り等の影響を除外することができるととも
に、表裏読取り位置を同一または略同一ラインに設定す
ることで画像メモリ等を削減することができ、機器のコ
ストダウンや信頼性の向上を図ることができる効果があ
る。
【0100】また、請求項9記載の発明によれば、同じ
く請求項6又は請求項7に記載の画像読取り装置におい
て、表面と裏面の光透過/遮光手段の透過/遮光制御を
走査ライン中で排他的に行うので、上記請求項8と同様
な効果が得られるとともに、原稿読取り速度を低下する
ことなく原稿両面を同時に読み取ることができる効果が
ある。
【0101】一方、請求項10記載の発明によれば、読
み取るべき原稿の透過率に応じた原稿読取りを行うよう
にしたので、種々の両面原稿に対して良好な画像読取り
を行うことができる効果がある。
【0102】また、請求項11記載の発明によれば、前
記請求項10に記載の画像読取り装置において、両面原
稿読取り時の原稿透過率測定を原稿読取り手段で行うよ
うにしたので、請求項10と同様の効果が得られるとと
もに、機構の複雑化や機器の大型化を招くことなく、実
原稿読取り時の対面光源による影響を高精度で予測する
ことができる効果がある。
【0103】また、請求項12記載の発明によれば、前
記請求項10又は請求項11に記載の画像読取り装置に
おいて、原稿透過率に応じて照明強度を可変にするた
め、請求項10又は請求項11と同様の効果が得られる
とともに、対面側光源の透過光・裏写り等の影響を低減
することができる効果がある。
【0104】また、請求項13記載の発明によれば、前
記請求項10ないし請求項12のいずれかに記載の画像
読取り装置において、対面光源の光学干渉により読取り
画像品質に著しい劣化が予想される場合に操作者に対し
て片面モードでの原稿読取りを推奨する警告を発生する
ため、請求項10ないし請求項12と同様の効果が得ら
れるとともに、ファクシミリ装置等において劣化した画
像が送信されることを未然に防止することができる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の各発明に係る画像読取り装置が適用され
るファクシミリ装置の基本構成図。
【図2】両面原稿読取り部の縮小光学系を用いた構成例
を示すブロック図。
【図3】両面原稿読取り部の密着型イメージセンサを用
いた構成例を示すブロック図。
【図4】請求項1に対応する実施形態の動作を示すタイ
ミングチャート。
【図5】前記実施形態の動作を示すフローチャート。
【図6】請求項2に対応する実施形態の動作を示すタイ
ミングチャート。
【図7】前記実施形態の動作を示すフローチャート。
【図8】請求項3に対応する実施形態の構成を示す機能
ブロック図。
【図9】前記実施形態の動作を示すタイミングチャー
ト。
【図10】前記実施形態の動作を示すフローチャート。
【図11】請求項6に対応する実施形態の両面原稿読取
り部の構成を示すブロック図。
【図12】請求項7に対応する実施形態の両面原稿読取
り部の構成を示すブロック図。
【図13】請求項8に対応する実施形態の動作を示すタ
イミングチャート。
【図14】前記実施形態の動作を示すフローチャート。
【図15】請求項9に対応する実施形態の動作を示すタ
イミングチャート。
【図16】前記実施形態の動作を示すフローチャート。
【図17】請求項10に対応する実施形態の動作を示す
フローチャート。
【図18】請求項11に対応する実施形態の動作を示す
フローチャート。
【図19】請求項12に対応する実施形態の動作を示す
フローチャート。
【図20】請求項13に対応する実施形態の動作を示す
フローチャート。
【符号の説明】
1 システム制御部 2 システムメモリ 3 パラメータメモリ 4 スキャナ 5 プロッタ 6 操作パネル 7 符号化復号化部 8 画像蓄積装置 9 モデム 10 網制御装置 11 システムバス 12 原稿 13F,13B コンタクトガラス 14F,14B,27F,27B 光源 17F,17B,29F,29B イメージセンサ 18F,18B サンプルホールド回路(S/H) 19,30F,30B マルチプレクサ 21 ピーク検出器 22 A/D変換器 26F,26B 密着型イメージセンサユニット 28F,28B 等倍結像レンズ 31F,31B 光透過/遮光手段

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 読取り原稿の表面側と裏面側に、それぞ
    れの原稿面を照射する光源を有する原稿読取り手段を配
    して、原稿両面をほぼ同時に読み取る機能を有する画像
    読取り装置において、 前記表面側の光源と裏面側の光源の点灯と消灯を走査ラ
    イン単位に交互に制御するとともに、原稿表面と裏面の
    読取りを前記光源の点灯と消灯に連動して交互に行う制
    御手段を備えたことを特徴とする画像読取り装置。
  2. 【請求項2】 読取り原稿の表面側と裏面側に、それぞ
    れの原稿面を照射する光源を有する原稿読取り手段を配
    して、原稿両面をほぼ同時に読み取る機能を有する画像
    読取り装置において、 前記表面側の光源と裏面側の光源の点灯を走査ライン中
    に排他的に制御する制御手段を備えたことを特徴とする
    画像読取り装置。
  3. 【請求項3】 読取り原稿の表面側と裏面側に、それぞ
    れの原稿面を照射する光源を有する原稿読取り手段を配
    して、原稿両面をほぼ同時に読み取る機能を有する画像
    読取り装置において、 前記原稿読取り手段を主走査ライン方向に複数のブロッ
    クに分割するとともに、分割されたブロックを走査ライ
    ン中に表裏排他的に駆動制御する制御手段を備えたこと
    を特徴とする画像読取り装置。
  4. 【請求項4】 前記光源には発光ダイオードアレイを用
    いることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれ
    かに記載の画像読取り装置。
  5. 【請求項5】 前記原稿読取り手段には密着型イメージ
    センサを用いることを特徴とする請求項1ないし請求項
    3のいずれかに記載の画像読取り装置。
  6. 【請求項6】 読取り原稿の表面側と裏面側に、それぞ
    れの原稿面を照射する光源を有する原稿読取り手段を配
    して、原稿両面をほぼ同時に読み取る機能を有する画像
    読取り装置において、 前記光源と原稿読取り位置との間に、光源から原稿面へ
    の照射光の透過/遮光を制御可能な光透過/遮光手段を
    備えるとともに、この光透過/遮光手段を表裏排他的に
    駆動制御する制御手段を備えたことを特徴とする画像読
    取り装置。
  7. 【請求項7】 コンタクトガラスが前記光透過/遮光手
    段の機能を併せ持つことを特徴とする請求項6記載の画
    像読取り装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、前記光透過/遮光手段
    を走査ライン単位に表裏排他的に駆動制御することを特
    徴とする請求項6又は請求項7記載の画像読取り装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、前記光透過/遮光手段
    を走査ライン中に表裏排他的に駆動制御することを特徴
    とする請求項6又は請求項7記載の画像読取り装置。
  10. 【請求項10】 読取り原稿の表面側と裏面側に、それ
    ぞれの原稿面を照射する光源を有する原稿読取り手段を
    配して、原稿両面をほぼ同時に読み取る機能を有する画
    像読取り装置において、 読取り原稿の光透過率を測定する原稿透過率測定手段を
    備えるとともに、原稿の読取りに先立って前記原稿透過
    率測定手段により読取り原稿の光透過率を測定し、測定
    した光透過率に応じた原稿読取りを行う制御手段を備え
    たことを特徴とする画像読取り装置。
  11. 【請求項11】 前記原稿透過率測定手段として原稿読
    取り手段を用いることを特徴とする請求項10記載の画
    像読取り装置。
  12. 【請求項12】 前記制御手段は、原稿透過率に応じて
    光源の照明強度を制御することを特徴とする請求項10
    又は請求項11記載の画像読取り装置。
  13. 【請求項13】 前記制御手段は、対面側光源の光学干
    渉により著しい画像品質の劣化が予想される際には、操
    作者に対して片面モードで原稿を読み取ることを推奨す
    る警告を発生することを特徴とする請求項10ないし請
    求項12のいずれかに記載の画像読取り装置。
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