JP2915048B2 - カラー画像処理装置 - Google Patents

カラー画像処理装置

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JP2915048B2
JP2915048B2 JP2034490A JP3449090A JP2915048B2 JP 2915048 B2 JP2915048 B2 JP 2915048B2 JP 2034490 A JP2034490 A JP 2034490A JP 3449090 A JP3449090 A JP 3449090A JP 2915048 B2 JP2915048 B2 JP 2915048B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、カラー画像処理装置に関し、特に複数枚の
原稿を順次に自動給紙してそれらの画像を処理するカラ
ー画像処理装置に関する。
[従来の技術] 例えばある種のカラー複写機においては、画像再生ユ
ニットが1組だけ備わっており、フルカラー画像のコピ
ーを行なう場合には、複数回のコピープロセスを繰り返
し実行する。即ち、シアン(C),マゼンタ(M),イ
エロー(Y)及びブラック(BK)の4つ(又はC,M,Yの
3つのみ)の各々の基本色に関するコピープロセスを順
番に実行し、それらの色を1枚の記録シート上に重ねて
転写する。また、単色モードを実行する場合には、1回
のコピープロセスで1つの画像をコピーする。
従ってこの種の複写機においては、フルカラーモード
と単色モードとで、コピー動作の所要時間が大幅に変わ
るので、オペレータはカラーモードの切換えに注意する
必要があり、原稿の種類に応じてカラーモードを適宜に
切換える操作を行なわなければならない。
この種のモード切換えの煩わしさを解消するために、
特開昭63-107274号公報の技術においては、原稿画像が
カラーか白/黒かを自動的に識別し、その結果に応じて
複写機の動作モードを自動的に切換えることが開示され
ている。
画像のカラーと白/黒とを識別する方法に関しては、
特開昭63-107274号公報では次のように実施している。
即ち無彩色(黒色)成分が予め除去された画像信号(下
色除去回路の出力)において、Y,M,Cの各々の濃度をし
きい値と比較して、Y,M,Cの全ての濃度が非常に小さい
時に、無彩色つまり白/黒画像であるとみなしている。
また、特開昭62-101179号公報の技術においては、画
像信号のC,M,Yの各色成分の中で最大値と最小値を抽出
し、最大値と最小値との差の値の大小によってカラーと
白/黒との識別を行なっている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら従来の装置では、画像のカラーと白/黒
(無彩色)との識別の精度が低く、識別の誤りが度々発
生するのは避けられなかった。また、識別の誤りを減ら
すために画像データと比較するしきい値の値を大きめに
設定すると、色の薄い画像は全て無彩色とみなされると
いう不都合が生じる。
従って本発明は、カラー画像と無彩色画像とを高精度
で誤りなく自動的に識別することによって、オペレータ
の介入を要することなく、画像の種類に応じた最適な画
像処理を実施することを課題とする。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するために、本発明においては、分光
フィルタ手段を含み、所定の画像読取領域において、原
稿シート上の可視画像を走査して読取る、画像読取手
段;前記画像読取手段から得られる複数の基本色に色分
解された画像情報を処理して、その画像色が実質上単色
か否かを自動的に識別する色識別手段;前記画像情報を
処理して、画像のエッジを検出するエッジ検出手段;前
記エッジ検出手段が画像のエッジを検出した時に前記色
識別手段の動作を禁止する、識別禁止手段;及び前記色
識別手段の識別結果に応じて、カラー処理又は単色処理
を自動的に選択して実施する、電子制御手段;を設け
る。
[作用] 本発明においては、原稿画像を読取って得られた画像
情報を処理することによって、その画像色が単色(特に
無彩色)か否かを識別する。ところで、この種の装置の
画像読取においては、光学系のレンズなどの影響によっ
てMTFが劣化する。つまり原稿像において階調や色が急
激に変化するエッジ部分があっても読取られた画像情報
においてはその部分の階調や色の変化がなだらかにな
り、エッジがぼける。また、この種の画質劣化は、色分
解された画像(R:赤,G:緑,B:青)の各々について互いに
異なった特性で現われる。更に、色分解された画像光
(R,G,B)はそれぞれ独立したセンサによって読取られ
るが、R,G,Bの各センサ間にある程度の位置ずれが生じ
るのは避けられず、従って画像情報上のR,G,Bの各色成
分の間には、センサ間の位置ずれに対応する位相ずれが
生じる。
上記のようなMTF特性の各色成分間の差や、各色成分
間の位相ずれは、画像情報上に色ずれとなって現われ
る。例えば、原稿画像上に存在する色がR,G,Bの合成に
よって得られる黒色(無彩色)のみであっても、その画
像を読んで得られる画像情報の一部分においては、R,G,
Bの各画像成分間の位置(又は時間)ずれによって、R,
G,又はB色の成分が不足した部分が生じ、その部分は有
彩色になる。このため、画像情報の処理によって有彩色
の有無を識別しようとすると、実際の原稿画像の色と異
なる結果になり、誤った識別結果が生じる。
しかし、上記のような誤った識別結果が生じ易いの
は、画像上で階調や色が急激に変化するエッジ部分だけ
である。本発明においては、画像情報を処理して画像上
のエッジ部分を検出し、そのエッジが検出された時には
色の識別を禁止するように、制御するので、誤った識別
結果が生じにくく、画像のカラーと単色とを高い精度で
識別することができる。
[発明が解決しようとする課題2] ところで、例えばY,M,Cの画像成分から無彩色(BK:
黒)成分を除去した信号を利用すると、画像のカラーと
単色との識別は容易になる。この種の信号は、一般に画
像処理ユニット内に設けられる下色除去(UCR)回路の
出力に得られる。従って、既存の回路をカラーと単色と
の識別に共用できれば、回路の構成を簡略化できる。
そこで更に本発明は、カラーと単色との識別のための
回路構成を簡単にすることを課題とする。
[課題を解決するための手段2] 上記課題を解決するために本発明においては、分光フ
ィルタ手段を含み、所定の画像読取領域において、原稿
シート上の可視画像を走査して読取る、画像読取手段;
前記画像読取手段の出力に接続された画像処理手段;前
記画像処理手段の出力に接続され、互いに色相の異なる
複数の有彩色及び無彩色の記録系を含むカラー画像記録
手段;前記画像処理手段に含まれ、入力される画像情報
を処理してその画像に含まれる無彩色成分を検出し、検
出した無彩色成分に対して設定された比率の値を無彩色
情報として抽出するとともに、抽出した無彩色情報相当
の値を入力情報から除去した有彩色情報を出力する、下
色除去手段;前記下色除去手段の出力する有彩色情報を
処理して、その画像色が実質上単色か否かを自動的に識
別する色識別手段;及び1つの原稿画像に対する前記画
像読取手段の読取走査を複数回実施し、第1回の読取走
査では前記下色除去手段の前記比率を実質上100%に固
定するとともに前記カラー画像記録手段の動作を禁止
し、その読取走査で得られた画像情報に対する前記色識
別手段の識別結果に基づいて、第2回目以降の読取走査
に対し前記カラー画像記録手段の動作モードをカラー処
理又は単色処理に自動的に設定する、電子制御手段;を
設ける。
[作用2] この構成においては、各々の原稿画像に対して、第1
回目は記録を行なわずに読取だけを行ない(プレスキャ
ン)、この時に原稿画像が単色が否かを色識別手段で識
別する。第2回目以降の読取において、カラー又は単色
の記録を実行する。プレスキャン時は、下色除去手段の
除去比率を100%に設定するので、下色除去手段から出
力される有彩色情報には実質上無彩色成分が含まれず、
この情報を例えば特定のしきい値と比較することによ
り、その画像が単色か否かを簡単に識別することができ
る。
実際に画像を記録する場合、100%のUCR処理を行なう
と、記録画像の全域に渡って黒色成分が混入することに
なるので、C,M,Yインクと黒インクとの階調の整合がと
りにくい、という問題が発生する。しかしこの構成で
は、100%のUCR処理はプレスキャン時にのみ必要とさ
れ、実際に記録を伴なう2回目以降の画像処理において
は適当な比率を下色除去回路に設定できるので、記録画
像上でのC,M,Yインクと黒インクとの階調の整合はとり
易い。
従って、下色除去回路を、画像のカラーと単色との識
別と、記録画像のための墨版(黒成分)の生成の両方に
共用でき、回路構成が簡単になる。
[発明が解決しようとする課題3] ところで、上述のようなプレスキャンを実行する場合
には、単色の画像記録をする場合でも2回の走査を実行
する必要があり、処理に時間がかかる。但し、フレーム
メモリを有しない普及型の画像処理装置においては、画
像読取と記録等の処理を実質上同時に実行させるを得な
いので、プレスキャンの廃止は難しい。
そこで本発明は更に、プレスキャンを廃止して処理時
間を短縮することを課題とする。
[課題を解決するための手段3] 上記課題を解決するため、本発明においては、分光フ
ィルタ手段を含み、所定の画像読取領域において、原稿
シート上の可視画像を走査して読取る、画像読取手段;
前記画像読取手段の出力に接続された画像処理手段;前
記画像処理手段の出力に接続され、互いに色相の異なる
複数の有彩色及び無彩色の記録系を含むカラー画像記録
手段;前記画像処理手段に含まれ、入力される画像情報
に対して、階調の補正を実行するとともに、設定される
地肌レベル分を画像情報から除去する、地肌除去手段;
前記画像処理手段に含まれ、地肌除去手段の出力する画
像情報を処理してその画像に含まれる無彩色成分を検出
し、検出した無彩色成分に対して設定された比率の値を
無彩色情報として抽出するとともに、抽出した無彩色情
報相当の値を入力情報から除去した有彩色情報を出力す
る、下色除去手段;前記下色除去手段の出力する有彩色
情報を処理して、その画像色が実質上単色か否かを自動
的に識別する色識別手段;及び1つの原稿画像に対する
前記画像読取手段の第1回の読取走査に対しては、第1
の地肌レベルを前記地肌除去手段に設定し前記下色除去
手段の前記比率を実質上100%に固定した状態で、前記
カラー画像記録手段によって画像の無彩色成分を記録
し、その読取走査における前記色識別手段の識別結果が
単色でなければ、前記地肌除去手段の地肌レベルを零レ
ベルに相当する第2の地肌レベルに設定し、前記下色除
去手段の前記比率を前記第1の地肌レベルと実質上同一
の階調を境界としてそれ未満では零になりそれ以上では
所定の値になる特性に設定して第2回以降の読取走査を
実行するとともに、前記カラー画像記録手段を有彩色成
分の記録モードに設定する電子制御手段;を設ける。
[作用3] この構成においては、プレスキャンを廃止するために
次のような工夫がしてある。
まず、第1回の走査では、読取と同時に無彩色成分
(黒色)の記録を実行する。また、下色除去(UCR)の
比率を100%に設定するとともに、第1の地肌レベルよ
りも濃度の薄い画像領域(地肌)を記録しないように、
その画像成分を地肌除去手段で除去する。UCRの比率を1
00%に設定した場合には、通常は、記録画像の全域に渡
って黒インクが記録されることになり、C,M,Yのインク
との階調の整合がとりにくくなる。しかしこの構成で
は、画像の地肌成分を除去した情報に対して下色除去を
行なうので、一般に知られるスケルトンブラック記録法
による黒色記録の場合と同様に、黒インクの成分は地肌
レベルよりも濃度の高い部分のみに記録されることにな
るので、黒インクとC,M,Yインクとの整合はとり易くな
る。また100%のUCR処理が実施された有彩色情報が得ら
れるので、色識別手段における識別は容易である。
第1回の走査において画像が単色と識別された場合に
は、既に黒インクの記録が終了しているので、そのまま
記録を終了することができる。この場合、第1の地肌レ
ベル以下の濃度成分は記録画像上に現われないことにな
るが、単色の画像は文字だけが含まれる画像である場合
が多く、その場合には濃度変化が大きいので、地肌を除
去した方が、ノイズ画像が消去されて必要な情報だけが
残るのでかえって好ましい結果が得られる。
第1回の走査において画像が単色でなかった場合に
は、第2回以降の走査を実行するとともに、各色の有彩
色インク(C,M,Y)で記録を行なう。また第2回以降の
走査においては、地肌レベルを零に変更して地肌除去を
中止するとともに、下色除去手段においては、所定の比
率で下色除去を実行する。この場合の下色除去の比率
は、前記第1の地肌レベルよりも小さい濃度に対しては
零に設定し、それ以上の濃度に対しては適当な比率を設
定する。
つまり、第1回の走査における地肌除去のレベル(第
1の地肌レベル)と第2回以降の走査における下色除去
比率切換の境界レベルとを同一に定めることによって、
第1回の走査時に黒インクが記録されない第1の地肌レ
ベル以下の画像に対しても、第2回以降の走査におい
て、有彩色インクのみによって100%の画像が記録され
ることになる。
[発明が解決しようとする課題4] ところで、特開昭63-107274号公報の装置の場合に
は、コピー処理を行なう毎に、オペレータの手操作で各
々の原稿を原稿読取領域に位置決めしなければならな
い。
多数枚の原稿シートの画像を自動的に連続処理したい
用途においては、従来より、自動原稿送り装置が用いら
れている。自動原稿送り装置は、装置本体からの原稿給
紙指示に応じて、原稿トレイ上に積載された原稿シート
を1枚ずつ給紙して、各々のシートを上から順番に画像
読取領域に位置決めするので、これを用いることによ
り、オペレータの原稿交換が不要になり、連続的な自動
コピー処理が可能になる。この種の従来の自動原稿送り
装置は、コピー部数に対応するn回の原稿読取走査が終
了する毎に原稿の入れ替えを行なうための原稿給紙制御
信号が発生されるように構成してある。
ところが、コピーすべき1セットの原稿群の中に単色
(例えば黒/白)で記録された原稿とカラーで記録され
た原稿とが混在する場合には、自動原稿送り装置が備わ
っている場合でも、完全な自動処理で、コピーをとるこ
とができない。即ち、自動原稿送り装置における原稿の
入れ替えは、予め設定した回数の画像読取走査の終了に
対応付けて実行されるので、原稿画像の種別(白/黒と
カラー)が切換わる度に、オペレータがカラーモードと
単色モードの切換えを行なわない限り、全てカラーモー
ド又は単色モードで処理されることになる。切換えの回
数を最小限に抑えるには、オペレータの手作業で、予め
原稿群をカラーのものと単色のものとに区分する必要が
あり、この場合非常に煩わしい操作になる。
本発明は、1組の原稿群の中にカラーと単色の両方の
原稿が混在する場合であっても、特別なオペレータの介
入なしに、それらの原稿群を連続的に処理可能にすると
ともに、処理の所要時間を最小限に抑えることを課題と
する。
[課題を解決するための手段4] 上記課題を解決するために、本発明においては、分光
フィルタ手段を含み、所定の画像読取領域において、原
稿シート上の可視画像を走査して読取る、画像読取手
段;前記画像読取手段から得られる複数の基本色に色分
解された画像情報を処理して、その画像色が実質上単色
か否かを自動的に識別する色識別手段;画像が記録され
た複数枚の原稿シートを保持し、それらの原稿シートを
1枚ずつ前記画像読取手段の読取領域に給送する、自動
原稿送り手段;及び前記色識別手段の識別結果の違いに
応じて、前記画像読取手段の走査回数と、前記自動原稿
送り手段のシート給送回数との対応を切換える、電子制
御手段;を設ける。
[作用4] この構成によれば、前記色識別手段が、画像読取領域
に存在する原稿上の画像の色を検知して、その色が実質
上単色か否かを自動的に識別する。そしてその識別結果
に応じて、電子制御手段が、画像読取手段の走査回数
と、前記自動原稿送り手段のシート給送回数との対応を
切換える。
例えば、1枚のコピー画像を得るために4回のコピー
プロセスを実行するフルカラーモードと、1枚のコピー
画像を1回のコピープロセスで形成する白/黒モードと
を有するカラー複写機においては、新しい原稿の給紙を
行なう度に、その原稿の画像がカラーか白/黒かを自動
的に識別し、カラーの場合には4×n回(n:コピー部
数)の原稿画像読取走査を実行した後で次の原稿シート
の給紙を行ない、白/黒の場合にはn回の原稿画像読取
走査を実行した後で原稿シートの給紙を行なう。
従って、カラー原稿と白/黒原稿とが混在する原稿群
を処理する場合であっても、装置がそれらの色を自動的
に識別して、適切なタイミングで原稿を自動的に給送す
るので、オペレータが特別な手作業を行なって処理に介
入しなくとも、必要最小限の時間で原稿を連続的に処理
することができる。
なお、原稿上の画像がC,M,Y等の単一の色相のインク
で記録されている場合には、それを1回の原稿画像読取
で処理することができるので、白/黒画像の場合と同様
に扱うことができる。
本発明の他の目的及び特徴は、以下の、図面を参照し
た実施例説明により明らかになろう。
[実施例] 第1図に、本発明を実施する一形式のデジタルカラー
複写機の機構部の構成を示す。
第1図を参照すると、この装置には、レーザプリンタ
100,ADF(自動原稿送り装置)200,操作ボード300及びイ
メージスキャナ400が備わっている。
イメージスキャナ400は、コンタクトガラス401の下方
に配置された画像読取部を、図の左右方向に機械的に駆
動し、それを副走査する。照明用のランプ402から出た
光は、コンタクトガラス401上に載置される原稿の表面
で、原稿画像の濃度に応じて反射する。この反射光、即
ち検出された光像は、多数のミラー及びレンズを通り、
ダイクロイックプリズム410に入射する。ダイクロイッ
クプリズム410は、入射光を波長に応じてR(レッド),
G(グリーン)及びB(ブルー)の3色に分光する。分
光された3つの光は、それぞれ互いに異なる一次元CCD
イメージセンサに入射する。従って、イメージスキャナ
400に備わった3つの一次元イメージセンサによって、
原稿画像上の主走査方向1ラインのR,G,Bの各色成分を
同時に検出することができる。画像読取部の副走査によ
って、原稿の二次元画像を読取ることができる。
ADF200は、イメージスキャナ200の上方に配置してあ
る。原稿台210上には、多数の原稿を積載した状態で保
持することができる。給紙動作を行なう場合、呼び出し
コロ212が最上部の原稿上面に当接し、回転して当接し
た原稿を繰り出す。213は重送を避けるための分離コロ
である。
所定の位置まで繰り出された原稿は、プルアウトロー
ラ217及び搬送ベルト216の駆動によって、イメージスキ
ャナのコンタクトガラス401上を更に搬送され、所定の
読取位置まで進んだ時、即ち原稿の先端がコンタクトガ
ラスの左端位置に達した時に停止する。読取が終了する
と、搬送ベルト216が再び駆動されるので、コンタクト
ガラス上の原稿は排紙され、次の原稿が読取位置に送ら
れる。
呼び出しコロ212の手前には、原稿台210上に原稿があ
るか否かを検知するための光学センサ211が備わってい
る。また、分離コロ213とプルアウトローラ217の間に
は、原稿の先端及びサイズを検知するための光学センサ
214が備わっている。光学センサ214は、主走査方向(紙
面に垂直な方向)の互いに異なる位置に配置された複数
のセンサで構成されており、それらのセンサの検出状態
の組合せによって、主走査方向の原稿サイズ、即ち原稿
幅を検知することができる。また、図示しない駆動モー
タに、回転量に応じたパルスを出力するパルス発生器が
設けられており、ADFの制御装置は、光学センサ214を原
稿が通過する間に現われたパルスの数を計数することに
よって、副走査方向の原稿サイズ、即ち原稿長さを検知
する。
なお、呼び出しコロ212及び分離コロ213は給紙モータ
によって駆動され、プルアウトローラ217及び搬送ベル
ト216は搬送モータによって駆動される。プルアウトロ
ーラ217の下流に配置された光学センサ215は、レジスト
センサである。
次に、レーザプリンタ100を説明する。画像の再生は
感光体ドラム1上で行なわれる。感光体ドラム1の周囲
には、帯電チャージャ5,書込ユニット3,現像ユニット4,
転写ドラム2,クリーニングユニット6等々が備わってい
る。
感光体ドラム1の表面は、まず帯電チャージャ5によ
って生じるコロナ電流によって一様に高電位に帯電す
る。この面に、書込ユニット3の発するレーザ光が照射
されると、その光の強度に応じて帯電電位が変化する。
従って、レーザ光の照射の有無に応じた電位分布が感光
体ドラム1上に形成される。
書込ユニット3には、図示しないレーザダイオードが
備わっており、それが発するレーザ光は、多面鏡3b,レ
ンズ3c,ミラー3d及びミラー3eを通って感光体ドラム1
の表面に照射される。多面鏡3bは、電気モータ3aによっ
て高速で定速回転駆動される。制御装置は、記録すべき
画像に対応する画素単位の二値信号(記録有/記録無)
を、各々の画素位置が多面鏡3bの回転位置と同期するよ
うにレーザダイオードに印加する。つまり、画像の各走
査位置で、その位置の画素の濃度(記録有/記録無)に
応じて、レーザ光がオン/オフ制御される。
従って、感光体ドラム1上に形成される電位分布は原
稿画像の濃淡に対応し静電潜像を構成する。この静電潜
像は、書込ユニット3よりも下流に配置された現像ユニ
ット4によって現像され、トナーによって可視化され
る。この実施例では、現像ユニット4には4組の現像器
4M,4C,4Y及び4BKが備わっており、それぞれの現像器に
は、M(マゼンタ),C(シアン),Y(イエロー)及びBK
(ブラック)の互いに色の異なるトナーが保持されてい
る。
このプリンタの場合、4つの現像器のいずれか1つが
選択的に付勢されるので、静電潜像は,M,C,Y,又はBK色
のトナーで可視化される。
一方、カセット11に保持された転写紙は、給紙コロ12
によって繰り出され、レジストローラ13を介して、転写
ドラム2の表面に送り込まれ、その表面に重なった状態
で、転写ドラム2の回転に伴なって移動する。そして、
感光体ドラム1の表面に近接した状態で、転写チャージ
ャ7の付勢によって、感光体ドラム1上に形成されたト
ナー像が転写紙の表面に転写される。
単色モードの場合には、トナー像の転写が終了した転
写紙は、転写ドラム2から分離され、定着器9で定着さ
れて排紙トレイ10に排紙される。フルカラーモードの場
合には、BK,M,C及びYの4色を1枚の転写紙上に重ねる
必要がある。その場合、まず感光体ドラム1上にBK色の
トナー像を形成してそれを転写紙に転写した後、転写紙
を転写ドラム2から分離することなく、次に感光体ドラ
ム1上にM色のトナー像を形成し、そのトナー像を再び
転写紙に転写する。更に、C色及びY色についても感光
体ドラム1上へのトナー像の形成とそれの転写紙への転
写を行なう。つまり、トナー像形成と転写のプロセスを
4回繰り返すことによって、1つのカラー画像が転写紙
上に形成される。全てのトナー像の転写が終了すると、
転写紙は転写ドラム2から分離され、定着器9でトナー
像を定着した後で排紙トレイ10に排出される。
第2図に、第1図の装置の電装部の構成の概略を示
す。この装置の全体の制御は、マイクロコンピュータ等
で構成されるシステムコントローラ50によって制御され
る。同期制御回路60は、制御タイミングの基準となるク
ロックパルスを発生し、また各制御ユニット間の信号の
同期をとるために各種の信号を入力し、各種の信号を出
力する。この例では、走査タイミングの元になる主走査
同期信号は、レーザプリンタ100の多面鏡の走査位置に
同期して現われる。
イメージスキャナ400は、読取ったR,G,B各色の画像信
号を、A/D変換し、各々8ビットのカラー画像情報とし
て出力する。この画像情報は、画像処理ユニット内で各
種処理を受けた後でレーザプリンタ100に出力される。
画像処理ユニットには、γ補正71,補色生成72,UCR黒
発生73,セレクタ74及び階調処理75の各ユニットが備わ
っている。補色生成では、R,G,Bの各々の情報を、それ
らの補色であるY,M,Cの各色の情報に変換する。またUCR
黒発生では、入力のY,M,C全てを合成した色に含まれる
黒色成分を抽出し、それをBKとして出力するとともに、
残りの信号から黒色成分を除去する。このユニットにつ
いては後で更に説明する。
セレクタ74は、システムコントローラ50からの指示に
応じて、入力されるY,M,C,BKのいずれか1つを選択的に
出力し、階調処理回路75に印加する。階調処理回路75は
入力される8ビットの濃度情報を二値化するものである
が、中間調画像の出力を可能にするため、ディザ処理を
行なうようになっている。二値化された画像情報が、レ
ーザプリンタ100に印加される。
ところで、UCR黒発生回路73の出力には、色識別回路8
0が接続されている。この回囲80は、原稿画像に有彩色
が含まれているか否かを識別するものである。
上述のように、UCR黒発生回路73では、入力画像情報
のうち、黒色、即ち無彩色成分をBKとして抽出するの
で、それが出力するY,M,Cの各情報は、有彩色の成分で
ある。従って、UCR黒発生回路73の出力するY,M,Cの各信
号の有無によって、原稿画像における有彩色の有無を識
別することができる。
しかしながら、画像読取系において実際の色と検出色
との間に多少の誤差は生じるし、原稿画像に有彩色の汚
れが存在する場合もある。そこでこの実施例において
は、比較的濃度の小さい有彩色成分は無視するととも
に、有彩色の画素領域が所定以上の大きさである場合に
限って、有彩色信号(SG1:H)を出力するようにしてい
る。
色識別回路80の入力には、UCR黒発生回路73の出力す
るY,M,Cの各情報のうち、MSB(最上位ビット)だけを印
加している。つまり、有彩色信号Y,M,Cのうち、いずれ
かの濃度が128、即ち50%以上の場合にそれを有効とみ
なすようにしている。この有効な信号が現われると、そ
の画素領域の大きさが、カウンタ84によって計数され
る。
カウンタ84の計数は、原稿毎に行なわれる。つまり、
原稿の読取走査を開始する時に、クリア信号CLRによっ
てカウンタ84をクリアし、計数を許可する。信号SIZE
は、検出した原稿サイズに応じて決定される信号であ
り、実際に原稿の存在する範囲を走査している期間中は
高レベルHであるが、原稿の存在しない範囲を走査する
間は低レベルLになる。また、信号CLKは各々の画素の
タイミングで現われるクロックパルスである。
最初はクリア信号CLRによってカウンタ84がクリアさ
れるので、インバータ85の出力がHになっており、また
原稿の存在する領域を読取っている間はアンドゲート82
の出力に画素毎にクロックパルスが現われる。その状態
で濃度50%以上の有彩色信号が現われると、オアゲート
81の出力が高レベルHになり、クロックパルスが、アン
ドゲート83を介してカウンタ84の計数入力端子に印加さ
れる。つまり、濃度50%の有彩色信号が現われている間
中、カウンタ84がクロックパルスの数、即ち画素数を計
数する。
この色識別回路80の出力端子は、二進カウンタ84のビ
ット8に接続されている。つまり、カウンタ84の計数値
が512に達すると、識別信号SG1がLからHに切換わる。
また、SG1がHになると、インバータ85の出力がLに切
換わるので、カウンタ84にそれ以上のクロックパルスが
印加されることはなく、識別信号SG1の状態は、信号CLR
が次に印加されるまでHに保持される。
この実施例では、色識別回路80にエッジ抽出回路90が
含まれている。このエッジ抽出回路は、画素上の階調変
化の大きい部分、つまり画像エッジが現われたか否かを
検出する。エッジ抽出回路の出力はアンドゲート82の入
力端子に接続されており、エッジが検出された時には、
濃度50%の有彩色信号が現われている場合であっても、
カウンタ84へのクロックパルスの入力を禁止する。従っ
てこの例では、画像のエッジ部分は、有彩色/無彩色の
判別に影響を及ぼさない。このような回路構成にした理
由は次の通りである。
仮に読取装置が理想的な特性を有する場合であって
も、原画像と読取画像信号との間でMTF(変調伝達関
数)の劣化が生じるのは避けられない。つまり、第8図
の左側に示すように、入力(画像)の階調がステップ状
に変化する場合でも、センサ読取出力では立上り及び立
下りがなだらかになり、画像ぼけが生じる。左側に示す
例では、Y,M,Cの有彩色成分は現われていない。ところ
が一般の装置においては、このような理想的な特性には
ならず、第8図の中央及び右側に示す結果が生じる。
即ち、MTFの劣化の程度が波長によって異なるので、
実質上同一階調のR,G,Bの合成によっ無彩色が得られて
いる場合にも、第8図の中央に示すように、センサ読取
出力におけるR,G,Bの立上り及び立下りの傾きが互いに
異なり、その結果、入力は無彩色のみであるにも関わら
ず、有彩色(Y,M,C)の成分が画像のエッジ部分で出力
に現われる。また、R,G,Bの各成分を互いに異なる独立
したセンサで撮像する場合には、センサ間で多少の位置
ずれが生じるのは避けられず、その結果、第8図の右側
に示すようにセンサ出力では画像の位相ずれが生じ、こ
の場合にも、入力は無彩色のみであるにも関わらず、有
彩色(Y,M,C)の成分が画像のエッジ部分で出力に現わ
れる。
従って、第8図の中央及び右側に示すような装置環境
において、R,G,B等に色分解された画像信号から有彩色
か無彩色かを識別しようとすると、誤りを生じ易く、画
像のエッジ部分で、入力が無彩色であるにも関わらず有
彩色を検出することになる。
そこでこの実施例においては、エッジ抽出回路90で画
像のエッジの有無を検出し、エッジ検出のタイミングで
は、カウンタ84へのクロックパルスの入力を止めること
によって有彩色/無彩色の識別を禁止している。これに
よって、識別の誤りを大幅に減らすことができる。
エッジ抽出回路90の具体的な構成を第5図に示し、そ
の動作例を第9図に示す。このエッジ抽出回路90は、第
9図の右側にフィルタとして示すように、3×3画素で
構成される二次元領域画像を処理対象としており、この
領域内の各々の画素位置に図示のような係数を設定して
計算することにより、画像のエッジだけを抽出すること
ができる。
第5図において、9個のラッチ92A〜92Iは、各々、前
記二次元領域の9個の画素位置の階調データを同一のタ
イミングで出力する。2つのラインメモリ91A,91Bは、
各々、副走査方向の1ライン分、時間的に遅れた画像デ
ータを出力し、3ライン分のデータのタイミングを一致
させる。3×3領域の中央画素のデータは、3ビットシ
フト回路94を介して減算器95の一方の入力端子に印加さ
れる。3ビットシフト回路94は、データを上位桁に向か
って3ビットシフトし、それによってデータを8倍にす
る。この8が第9図に示すフィルタの中央画素の係数
(8)に対応している。周辺の8個の画素領域のデータ
は、それぞれ加算器93に印加される。加算器93は、8つ
のデータの総和を計算した結果を、減算器95のもう一方
の入力端子に印加する。従って、減算器95の出力SUM
は、第9図に示すフィルタの出力になる。減算器95から
出力される値は、デジタル比較器96によって、しきい値
データTHと比較される。この比較の結果が、エッジ信号
として出力される。
第9図の例では、N−1,N,N+1の3走査ラインにお
けるデータをフィルタ処理した時の結果を示している。
第9図を参照すると、MTFの劣化によってBK信号の立上
りや立下りが入力画像に比べてなだらかな形に変形して
いるが、しきい値レベルTHを適当に設定することによっ
て、画像の変形部分(エッジ部分)を検出することがで
きる。
第2図のUCR黒発生回路73の構成を第6図に示す。最
小値検出回路73aは、C,M,Yの画像信号の中で最も階調レ
ベルの小さいものを無彩色信号として検出し、検出した
無彩色信号(C,M又はY)を出力する。この無彩色信号
に基づいて黒色(BK)信号が生成される。下色除去回路
73cは、入力画像信号(C,M,Y)から黒色信号BKを差し引
いた値(C−BK,M−BK,Y−BK)を、それぞれC′,M′,
Y′として出力する。
例えば、無彩色信号の100%を黒色信号として出力す
る場合には、第10a図の例では右側に示すように、最小
のY′の成分は零になり、BK成分は入力の最小のY成分
と同レベルになる。
ところで、100%のUCR処理を実施した場合、記録画像
の全域に渡って黒色成分が混入することになるので、C,
M,Yインクと黒インクとの階調の整合がとりにくい、と
いう問題が発生する。そこで最近では、無彩色成分に対
するBK成分の比率を階調(濃度)に応じて変化させるス
ケルトンブラック法と呼ばれる記録方法が採用されてい
る。
第6図に示すROM(読出し専用メモリ)73bは、スケル
トンブラック法と100%(固定)UCRの両方に対応できる
ように構成されている。つまり、ROM73の1つのアドレ
ス入力端子に印加される切換信号CHGのレベルに応じ
て、スケルトンブラックモードと100%UCRモードとが切
換わるようになっている。ROM73bは、検出した最小値信
号(無彩色信号)の各々の階調に対応するBK信号の値を
互いに異なるアドレスに全て予め記憶しており、アドレ
ス端子に無彩色信号を印加することによって、記憶され
た値を読み出し、それをBK信号として出力する。無彩色
信号の階調とBK信号の階調との比率は、100%UCRモード
の時には100%で固定であり、スケルトンブラックモー
ドの時には、無彩色信号の階調に応じて変化する。スケ
ルトンブラックモードでは、第10c図に示す基準レベルR
EFより低い階調では、UCRの比率が0%になる。
100%UCRモードを設けたのは、原稿画像の無彩色/有
彩色の識別の誤りをなくすためである。即ち、UCR黒発
生回路を記録画像の処理と無彩色/有彩色の識別とで共
用する場合、スケルトンブラックモードでは、UCR黒発
生回路の出力に、無彩色信号として有彩色信号の一部分
が残留して現われる(第10a図の中央を参照)ので、そ
の無彩色信号を利用する場合には誤りを生じ易い。
ところで、原稿画像が無彩色か否かを識別するために
は、原稿画像の全体を一担読取る必要がある。従って、
通常は特別な読取処理(プレスキャン)を、記録のため
の処理の他に実施する必要があり、記録処理の所要時間
が長くなってしまう。この実施例においては、原稿画像
が無彩色か否かを識別する処理を記録のための処理と同
時に実行し、それによってプレスキャンの処理に要する
時間相当の記録時間の短縮を実現している。
ところが、前述のように原稿画像が無彩色か否かを識
別する時には、100%UCR処理を選択するのが望ましく、
画像の記録を実施する時にはスケルトンブラックモード
を選択するのが望ましいので、画像の識別と記録とを同
時に実施する場合には、いずれか一方を不適切なUCRモ
ードで処理せざるを得ない。これらの両方の処理を好ま
しい条件下で実施するために、この実施例では次のよう
にしている。
第1回の画像読取(及び記録)の際には、γ補正回路
71において第7b図に示すように地肌レベルをシフトし、
100%UCRモードを選択して、画像の識別と黒色成分の記
録を同時に実施する。また地肌レベルのシフト量LVは、
スケルトンブラックモードにおける基準レベルREF(第1
0c図参照)と同一の階調に設定する。原稿画像が有彩色
の場合には、第2回以降の画像読取において、地肌レベ
ルのシフトを解除し(第7a図参照)、UCRモードをスケ
ルトンブラックモードに切換えて各有彩色(C,M,Y)の
記録を順次に実施する。この場合、第1回の画像読取に
おいては、100%UCRモードであるので、画像の無彩色/
有彩色の識別において誤りは生じにくい。また第1回の
画像読取においては、LVよりも濃度の小さい画像部分で
は信号が出力されず、その部分に黒インクが記録されな
いので、スケルトンブラックモードにおける黒記録と同
様に、黒インクの記録を必要とする濃度の高い画像領域
のみに黒インクが記録される。第2回以降の画像読取に
おいては、黒インクが記録されなかったLV(REF)より
も濃度の低い部分は、C,M,Yの各インクによって100%の
画像が記録され、濃度の高い部分は黒成分を差し引いた
有彩色成分のみについて、C,M,Yの各インクによって画
像が記録される。無彩色画像の場合、LVより濃度の低い
部分は全く記録されない。しかし無彩色画像は文字画像
だけを含む場合が多く、中間調を含まないことが多いの
で、濃度の低い部分はノイズとみなして記録しない方が
良い結果が得られる場合もあるので、特に問題にはなら
ない。
第4図に、システムコントローラ50の動作の概略を示
す。以下、第4図を参照しながら説明する。
ステップ1では、操作ボード300上に設けられたプリ
ントスタートキーがオンするのを待つ。それがオンする
と、ステップ2に進み、ADF200に原稿スタート信号を送
る。これによって、ADF200は、最初の、即ち最上部の原
稿シートを繰り出して、イメージスキャナのコンタクト
ガラス上に送る。
ステップ3では、繰り出した原稿の読取位置への位置
決めが完了するまで待つ。ADF200は、原稿の繰り出しを
開始した後、その先端位置を検知し、その先端がコンタ
クトガラス401の左端位置に達すると、駆動を停止し、
位置決め完了信号をシステムコントローラ50に送る。こ
の完了信号を受けると、システムコントローラ50は次の
ステップ4に進む。
ステップ4では、原稿サイズに応じた設定を行なう。
前述のように、ADF200は光学センサ214によって原稿サ
イズ(幅及び長さ)を検知するので、その情報をシステ
ムコントローラ50に送る。この情報に応じて、例えば同
期制御回路60の生成する信号SIZEのタイミングが設定さ
れる。
次のステップ18では、γ補正回路71を制御して地肌除
去モードをオンし(第7b図)、UCR黒発生回路73の信号C
HGを制御して100%UCRモードにする。
ステップ5では、イメージスキャナ400に原稿画像読
取走査のスタートを指示し、更にレーザプリンタ100にB
K色のプリント動作の開始を指示する。これによって、
原稿上の画像が順次に読取られ、読取った画像のうちBK
色の成分によって、レーザプリンタの書込ユニット3が
付勢され、現像器4BKによって現像が行なわれ、現像に
よって得られたトナー像が転写ドラム上の転写紙に転写
される。
ここで、原稿画像に有彩色が含まれている場合には、
イメージスキャナが画像全体の読取りを完了する前に、
色識別回路80のカウンタ84の計数値が512に達し、識別
信号SG1がHに切換わる。従って、ステップ6で読取り
が完了すると、次のステップ7で、識別信号SG1の状態
を参照する。SG1がH、即ち原稿に有彩色が含まれてい
る場合には次にステップ19に進み、SG1がL、即ち原稿
が無彩色(白/黒)のみなら次にステップ13に進む。
ステップ19では、γ補正回路71を制御して地肌除去モ
ードを解除し(第7a図)、UCR黒発生回路73の信号CHGを
制御してスケルトンブラックモードにする。
ステップ8では、イメージスキャナ400に原稿画像読
取走査のスタートを指示し、更にレーザプリンタ100に
M色のプリント動作の開始を指示する。これによって、
原稿上の画像が順次に読取られ、読取った画像のうちM
色の成分によって、レーザプリンタの書込ユニット3が
付勢され、現像器4Mによって現像が行なわれ、現像によ
って得られたトナー像が転写ドラム上の転写紙に転写さ
れる。
読取りが終了すると、ステップ9から10に進み、再
び、イメージスキャナ400に原稿画像読取走査のスター
トを指示し、更にレーザプリンタ100にC色のプリント
動作の開始を指示する。これによって、原稿上の画像が
順次に読取られ、読取った画像のうちC色の成分によっ
て、レーザプリンタの書込ユニット3が付勢され、現像
器4Cによって現像が行なわれ、現像によって得られたト
ナー像が転写ドラム上の転写紙に転写される。
ステップ11で読取りが終了すると、ステップ12に進
み、更に、イメージスキャナ400に原稿画像読取走査の
スタートを指示し、レーザプリンタ100にY色のプリン
ト動作の開始を指示する。これによって、原稿上の画像
が順次に読取られ、読取った画像のうちY色の成分によ
って、レーザプリンタの書込ユニット3が付勢され、現
像器4Yによって現像が行なわれ、現像によって得られた
トナー像が転写ドラム上の転写紙に転写される。
原稿画像が無彩色と判断した時にはBKのみの1回の転
写が終了すると、また原稿画像に有彩色が含まれると判
断した時にはBK,M,C及びYの4回の転写が終了すると、
ステップ13に進み、1サイクルのコピープロセスが完全
に終了するまで待つ。
1サイクルの動作が終了すると、ステップ14に進み、
カウンタCNの内容をインクリメントし、次のステップ15
で、カウンタCNの内容を設定されたコピー枚数CS(各原
稿のコピー部数)とを比較する。CN/CSなら、ステップ
5に戻って再びコピープロセスを実行し、CN=CSならス
テップ16でカウンタCNをクリアし、ステップ17に進む。
ステップ17では、ADF200の原稿台210上に残りの原稿
が存在するか否かを識別する。残りの原稿がある場合に
は、次にステップ2に進み、次の原稿給紙をスタート
し、前述の動作を繰り返す。全ての原稿を処理すると、
ステップ17からステップ1に戻り、プリントスタートキ
ーが押されるのを待つ。
従ってこの実施例においては、色識別回路80における
識別結果に応じて、原稿給紙をスタートするタイミング
も自動的に切換えられる。つまり、原稿がカラー原稿の
場合には、コピー部数×4回の画像読取走査を行なう毎
に原稿給紙信号が出力されるのに対し、原稿が白/黒の
場合には、コピー部数×1回の画像読取走査を行なう毎
に原稿給紙信号が出力される。
従って、白/黒画像のみの原稿とカラー画像を含む原
稿とが混載された一組の多数枚の原稿をコピーしたい場
合でも、それらの原稿を、そのままADFの原稿台210上に
載置するだけで、全て自動的に原稿の給紙とコピー動作
を行なうことができる。白/黒画像の原稿に対しては、
1回の画像読取及び転写プロセスで1枚のコピーができ
るので、コピー動作の所要時間が短い。従って、原稿群
からのカラー頁だけの抜き出しや頁順の並べ替え、及び
手動原稿給紙などを行なわなくても、自動的に処理でき
る。
原稿にカラー画像が含まれる場合のコピー動作のタイ
ミングを第3a図に示し、原稿が白/黒のみの場合のコピ
ー動作のタイミングを第3b図に示すので参照されたい。
ところで、この実施例においては、フルカラー画像を
コピーする場合に、最初にブラックBKの記録を行なうよ
うにしている。これは、第1回のコピープロセスを有彩
色モード(4回転写)と無彩色(1回転写)モードとで
共用するためである。つまり、第1回のコピープロセス
は、いずれもモードでも同じ動作になるので、第1回の
コピープロセス中の画像読取において、原稿が有彩色か
無彩色かを識別した結果に応じて、それ以降の動作モー
ドを切換えることにより、原稿画像が有彩色か無彩色か
を識別するために特別な画像読取動作(プレスキャン)
を追加する必要がなく、有彩色モードでは4回の画像読
取で、無彩色モードでは1回のみの最小限の画像読取で
コピーを行なうことができる。
なお上記実施例においては、原稿画像の色が有彩色か
無彩色かを識別する場合を説明したが、例えば有彩色で
あっても、C,M,Yのいずれかの色相であれば、1つの原
稿画像に対して、1回の読取走査及び記録プロセスを実
行するだけで、原稿と同等のコピー画像を得ることがで
きる。従って、色識別回路において、原稿色がC,M,又は
Yの単色のみか否かを識別すれば、その結果に応じて動
作モードを自動的に変更し、有彩色の原稿に対しても、
最小限の処理時間でコピーをとることが可能である。
1つの変形実施例における制御装置の動作を第11図に
示す。概略でいうと、この実施例においては、原稿画像
が無彩色か否かを識別するために、記録動作を開始する
前にプレスキャンを行なっている。また前記実施例の地
肌レベルのシフトは省略されている。第11図を参照して
変更された部分を説明する。
原稿を最初に読取る時には、まずステップ5に進む。
ここでは、まずUCR黒発生回路を制御して、100%UCRモ
ードにし、プレスキャンを実行する。この時には記録系
は動作しない。プレスキャンが終了したら、プレスキャ
ンによる識別の結果(原稿画像が無彩色か否か)SG1に
よって参照し、そのレベルに応じて処理を切換える。有
彩色画像の場合には、ステップ18に進み、まずUCRモー
ドをスケルトンブラックモードに切換え、スキャナの読
取りをスタートするとともにBK(黒)色のコピーを開始
する。これ以降、前記実施例と同様に、M,C,Yの各色の
記録を順次に実施する。ステップ7で原稿画像の識別結
果が無彩色である時には、次にステップ20に進み、まず
UCRモードを100%UCRモードに設定し、スキャナの読取
りを開始し、BK色の記録を開始する。BK色の記録終了に
よって、1つのコピーサイクルが終了する。
この実施例では、原稿画像が無彩色か否かを識別する
ためにプレスキャンを実施しなければならないが、無彩
色の画像に対しても、濃度の低い部分も全て記録できる
利点がある。
なお上記実施例においては、説明は省略したが、実際
には原稿画像が無彩色か否かの識別結果に応じて、画像
処理の内容を次のように切換えている。
無彩色の場合 画像のフィルタ処理:MTF補正,エッジ強調 階調処理:10階調,133dpi,3×3パターン 有彩色の場合 画像のフィルタ処理:平滑化補正 階調処理:64階調,8×8パターン [効果] 以上のとおり本発明によれば、エッジ検出手段(90)
が画像のエッジを検出した場合には、色識別手段(80)
の色識別動作を禁止するので、読取装置におけるMTFの
劣化特性がR,G,B等の色毎に異なる場合や、イメージセ
ンサ間の位置ずれに伴なう画像の位相ずれがある場合で
あっても、色識別の誤りが発生しにくい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明を実施する一形式のデジタルカラー複
写機の機構部の構成を示す正面図である。 第2図は、第1図の装置の電装部の構成を示すブロック
図である。 第3a図及び第3b図は、第1図の装置の各部の動作タイミ
ングを示すタイムチャートである。 第4図は、第2図のシステムコントローラ50の処理内容
の概略を示すフローチャートである。 第5図は第2図のエッジ抽出回路90の構成を示すブロッ
ク図、第6図は第2図のUCR黒発生回路73の構成を示す
ブロック図である。 第7a図及び第7b図は、実施例のγ補正回路71の入出力特
性を示すグラフである。 第8図は各種条件下における入力画像の濃度変化と出力
画像信号の状態を示すタイミングチャートである。 第9図はエッジ抽出回路90における信号の変化例を示す
タイミングチャートである。 第10a図,第10b図及び第10c図は、画像信号の各色成分
の濃度を示すグラフである。 第11図は、変形実施例における制御装置の動作を示すフ
ローチャートである。 1:感光体ドラム、2:転写ドラム 3:書込ユニット、4:現像ユニット 5:帯電チャージャ、7:転写チャージャ 9:定着器、11:カセット 50:システムコントローラ(電子制御手段) 60:同期制御回路、73:UCR黒発生回路 80:色識別回路(色識別手段) 83:アンドゲート(識別禁止手段) 90:エッジ抽出回路(エッジ検出手段) 100:レーザプリンタ 200:ADF(自動原稿送り装置) 210:原稿台 211,214,215:光学センサ 212:呼び出しコロ、216:搬送ベルト 300:操作ボード 400:イメージスキャナ(画像読取手段) 401:コンタクトガラス 410:ダイクロイックプリズム(分光フィルタ手段)
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 1/46 - 1/62 H04N 1/40 - 1/409 G06T 7/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】分光フィルタ手段を含み、所定の画像読取
    領域において、原稿シート上の可視画像を走査して読取
    る、画像読取手段; 前記画像読取手段から得られる複数の基本色に色分解さ
    れた画像情報を処理して、その画像色が実質上単色か否
    かを自動的に識別する色識別手段; 前記画像情報を処理して、画像のエッジを検出するエッ
    ジ検出手段; 前記エッジ検出手段が画像のエッジを検出した時に前記
    色識別手段の動作を禁止する、識別禁止手段;及び 前記色識別手段の識別結果に応じて、カラー処理又は単
    色処理を自動的に選択して実施する、電子制御手段; を備えるカラー画像処理装置。
  2. 【請求項2】分光フィルタ手段を含み、所定の画像読取
    領域において、原稿シート上の可視画像を走査して読取
    る、画像読取手段; 前記画像読取手段の出力に接続された画像処理手段; 前記画像処理手段の出力に接続され、互いに色相の異な
    る複数の有彩色及び無彩色の記録系を含むカラー画像記
    録手段; 前記画像処理手段に含まれ、入力される画像情報を処理
    してその画像に含まれる無彩色成分を検出し、検出した
    無彩色成分に対して設定された比率の値を無彩色情報と
    して抽出するとともに、抽出した無彩色情報相当の値を
    入力情報から除去した有彩色情報を出力する、下色除去
    手段; 前記下色除去手段の出力する有彩色情報を処理して、そ
    の画像色が実質上単色か否かを自動的に識別する色識別
    手段;及び 1つの原稿画像に対する前記画像読取手段の読取走査を
    複数回実施し、第1回の読取走査では前記下色除去手段
    の前記比率を実質上100%に固定するとともに前記カラ
    ー画像記録手段の動作を禁止し、その読取走査で得られ
    た画像情報に対する前記色識別手段の識別結果に基づい
    て、第2回目以降の読取走査に対し前記カラー画像記録
    手段の動作モードをカラー処理又は単色処理に自動的に
    設定する、電子制御手段; を備えるカラー画像処理装置。
  3. 【請求項3】分光フィルタ手段を含み、所定の画像読取
    領域において、原稿シート上の可視画像を走査して読取
    る、画像読取手段; 前記画像読取手段の出力に接続された画像処理手段; 前記画像処理手段の出力に接続され、互いに色相の異な
    る複数の有彩色及び無彩色の記録系を含むカラー画像記
    録手段; 前記画像処理手段に含まれ、入力される画像情報に対し
    て、階調の補正を実行するとともに、設定される地肌レ
    ベル分を画像情報から除去する、地肌除去手段; 前記画像処理手段に含まれ、地肌除去手段の出力する画
    像情報を処理してその画像に含まれる無彩色成分を検出
    し、検出した無彩色成分に対して設定された比率の値を
    無彩色情報として抽出するとともに、抽出した無彩色情
    報相当の値を入力情報から除去した有彩色情報を出力す
    る、下色除去手段; 前記下色除去手段の出力する有彩色情報を処理して、そ
    の画像色が実質上単色か否かを自動的に識別する色識別
    手段;及び 1つの原稿画像に対する前記画像読取手段の第1回の読
    取走査に対しては、第1の地肌レベルを前記地肌除去手
    段に設定し前記下色除去手段の前記比率を実質上100%
    に固定した状態で、前記カラー画像記録手段によって画
    像の無彩色成分を記録し、その読取走査における前記色
    識別手段の識別結果が単色でなければ、前記地肌除去手
    段の地肌レベルを零レベルに相当する第2の地肌レベル
    に設定し、前記下色除去手段の前記比率を前記第1の地
    肌レベルと実質上同一の階調を境界としてそれ未満では
    零になりそれ以上では所定の値になる特性に設定して第
    2回以降の読取走査を実行するとともに、前記カラー画
    像記録手段を有彩色成分の記録モードに設定する電子制
    御手段; を備えるカラー画像処理装置。
  4. 【請求項4】分光フィルタ手段を含み、所定の画像読取
    領域において、原稿シート上の可視画像を走査して読取
    る、画像読取手段; 前記画像読取手段から得られる複数の基本色に色分解さ
    れた画像情報を処理して、その画像色が実質上単色か否
    かを自動的に識別する色識別手段; 可視画像が記録された複数枚の原稿シートを保持し、そ
    れらの原稿シートを1枚ずつ前記画像読取手段の読取領
    域に給送する、自動原稿送り手段;及び 前記色識別手段の識別結果の違いに応じて、前記画像読
    取手段の走査回数と、前記自動原稿送り手段のシート給
    送回数との対応を切換える、電子制御手段; を備えるカラー画像処理装置。
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