JP3649606B2 - 画像処理方法及びその画像処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、カラープリンタやカラーコピーなど複数色のトナーを利用して画像を再生するカラー電子写真装置における画像処置装置及びその画像処理方法に関し、特に、オブジェクトの種類に応じた最適な色処理を行い、更に、オブジェクトより更に小さい所定の印刷単位毎に任意の色処理を行うことができる画像処理に関する。
【0002】
【従来の技術】
カラープリンタなどのカラー電子写真装置における画像処理装置は、印刷データを解釈して画像メモリであるバンドメモリ内にドット毎のRGBの色データを書き込み、バンドメモリ内のRGB色データに対して、指定された色補正処理を含む色変換を行ってYMCK(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)の色データを生成し、そのデータ対して複数のドットからなる網点により中間階調表現を行うハーフトーン処理を行う。これらの色変換とハーフトーン処理を合わせて、ここでは色処理と称する。色処理された結果生成された画像再生データがプリンタエンジンに供給され、所定の印刷紙に画像が再生される。
【0003】
上記の色処理は、印刷されるオブジェクト画像によって最適な色補正やハーフトーン処理が異なる。また、オブジェクト画像にかかわらず画像作成者の意図によって任意の印刷単位で色補正やハーフトーン処理が指定される場合もある。例えば、文字やグラフなどの比較的細い線が多く自然な階調の変化が少ない画像の場合は、スクリーン数をできるだけ大きくして細かい網点とし文字や線の欠けがなくなるようにすることが望まれる。また、RGBの色空間からYMCKの色空間への色変換において、彩度の低下を伴うトナー混合による色合わせを行わないで、元の色とは異なるができるだけ鮮やかさを強調させることが望まれる。
【0004】
一方、イメージ画像などの比較的広い面積にわたり自然な階調の変化が含まれる画像の場合は、スクリーン数をできるだけ小さくして粗い網点とし、紙送りのジッタによる横すじ(バンディング)が目立たないようにし、色変換において元の色に合わせる色合わせを含む色補正を行って、画像内の自然な階調の変化を忠実に再現することが望まれる。
【0005】
従来、印刷データ内のオブジェクトを識別する識別子を画素毎に記録し、その識別子に応じた色処理を行うことが提案されている。例えば、特開平10-51653号公報。これによれば、色処理を行う時に画素毎に識別子に従う色補正や二値化処理を行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の画像処理では、単にオブジェクト毎に予め設定されている色処理を適宜選択して処理するだけであり、色処理の種類は比較的少ない。そして、オブジェクトによって自動的に色処理を選択したり、或いは画像作成者によって任意の色処理の選択を実現する場合、色処理で使用される色補正テーブルやハーフトーン処理テーブルを多数メモリ内に設ける必要がある。その結果、色処理部のハードウエアが膨大になり、特に上記テーブルを記憶する高速アクセスメモリが大容量になるという課題を招く。
【0007】
また、画像作成者は、任意の印刷単位毎に色の強調を行うなどの色調整を行うことがあるが、かかる色調整に対しても柔軟に対応できる色処理の提供が望まれる。
【0008】
そこで、本発明の目的は、比較的簡単なハードウエアで構成される色処理部を利用して、任意の印刷単位において任意の色処理の選択を可能にする画像処理装置、その方法及びその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録した記録媒体を提供することにある。
【0009】
更に、本発明の目的は、比較的簡単なハードウエアで構成される色処理部を利用して、任意の色調整を可能にする画像処理装置、その方法及びその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録した記録媒体を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明は、インターフェース部が、オブジェクトを識別するデータ或いは色処理の設定を示すデータなど含む印刷データを解析して、例えば印刷ページ単位で必要な色処理を設定する。この設定された色処理に従って、色処理部では対応する色補正テーブルやハーフトーン処理テーブルを例えば高速ランダムアクセスメモリ等に設定する。そして、インターフェース部は、その色処理部への設定に対応した属性データと共に描画命令を描画部に与える。描画部は、描画命令に従って色データからなる画像データをドット毎に展開し、その属性データと共にドット毎に画像メモリに格納する。そして、色処理部は、画像メモリ内の色データをその属性データに対応する色補正テーブルやハーフトーン処理テーブルを参照して、最適な或いは意図された色処理を行い、画像再生データを生成する。
【0011】
上記の発明によれば、色処理部のランダムアクセスメモリの容量を比較的小さくしても、必要な色補正テーブルやハーフトーン処理テーブルが例えばページ毎に設定される。その結果、色処理部は、画像メモリ内の色データに対して属性データに対応するテーブルを利用して色変換とハーフトーン処理などの最適な或いは意図された色処理を行うことができる。
【0012】
上記の目的を達成するために、印刷データを入力し、色補正を含む色変換を行うと共に複数のドットで形成される網点により各色の階調を表現する画像再生データを生成するハーフトーン処理を行う画像処理装置において、
前記印刷データを解釈し、所定の印刷単位毎に前記色補正及びハーフトーン処理を設定し、描画命令と共に前記設定した色補正及びハーフトーン処理に対応する属性データを生成するインターフェース部と、
前記描画命令に従って前記ドット毎に各色データを生成し、前記属性データと共に画像メモリに記録する描画部と、
複数の色補正テーブル及びハーフトーン処理テーブルを記録した読み出し専用メモリと、
前記インターフェース部が前記所定の印刷単位毎に設定した色補正及びハーフトーン処理に対応するテーブルを、前記読み出し専用メモリ内の前記複数のテーブルから選択し、ランダムアクセスメモリの前記属性データに対応するアドレスに格納していくテーブル設定を、テーブル設定単位毎に行った上で、前記画像メモリ内の前記ドット毎の色データに、前記ランダムアクセスメモリ内に格納されたテーブルのうち当該色データの前記属性データに対応するテーブルに従って色変換及びハーフトーン処理を行う色処理部とを有し、
更に、前記インターフェース部は、前記所定の印刷単位毎に、各色の色強調処理を設定し、
前記色処理部において、前記色強調処理に対応する色調整テーブルが、前記テーブル設定単位毎に、前記ランダムアクセスメモリの属性データに対応するアドレスに格納され、
前記色処理部は、前記格納された色調整テーブルに従って、前記色データの色調整処理を行うことを特徴とする。
【0014】
上記の発明において、前記所定の印刷単位は、少なくとも文字、イメージ画像を含むオブジェクト画像単位、またはそれより小さく前記画素以上の所定の印刷単位である。所定の印刷単位に色処理を設定し、それに対応する色処理部のテーブルを設定し、属性データをドット毎に設けることで、色処理部は単に属性データのみを参照して色処理を行うだけで、最適の或いは希望通りの色処理を行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態例を説明する。しかしながら、かかる実施の形態例が、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0016】
図1は、本実施の形態例によって処理される印刷画像例を示す図である。図1に示された印刷画像の例では、1ページ内に文字TX、イメージ画像IM、グラフィック画像GF等、複数のオブジェクト画像が含まれる。かかる複数種類のオブジェクト画像が印刷画像内に含まれる場合は、それぞれのオブジェクト毎に最適な色処理を行うことが望まれる。ページプリンタ内のコントローラは、供給されるページ既述言語で既述された印刷データを解釈して、印刷要求されているオブジェクトを検出することができる。
【0017】
図2は、一般的な色処理におけるカラーマネージメントの例を示す図表である。従来技術においても説明した通り、文字やグラフィック画像は、比較的細い線で構成され、自然な階調の変化を含まない画像である。従って、コンピュータから供給されるRGBの色データからトナーの色に対応するYMCKの色データに色変換する場合、表示画面上のRGB色空間からトナーのYMCK色空間への色域の圧縮や、色合わせを行う色補正において、できるだけ鮮やかさを重視して、複数トナーの混合を伴う色補正を避けることが好ましい。その結果、自然な階調の変化を再現することはできないが、トナーの混合を伴う色補正をできるだけ避けることにより、印刷文字やグラフの鮮やかさを強くすることができる。更に、複数ドットからなる網点を利用したハーフトーン処理(一般に二値化処理との称される。)において、できるだけ網点を細かくしスクリーン線数を大きくすることが望ましい。スクリーン線数を大きくすることにより、文字やグラフの細い線が欠けることを避けることができるからである。
【0018】
一方、イメージ画像の場合は、むしろ自然な階調の変化を再現することが好ましく、そのためには色の鮮やかさよりもディスプレー上の画像の色に忠実に合わせることが必要であり、紙送りのジッタによる横すじの発生をなくして階調の変化を忠実に再現すために、粗い網点でスクリーン線数を少なくすることが必要である。
【0019】
尚、上記の色合わせを行う色補正を行う理由は、例えば、次の通りである。RGB色空間とトナーのYMCK色空間では、実際の色にずれが存在し、RGBの混合により理論上求められる黄色(Y)とトナーによる黄色とでは色が異なる。従って、忠実にRGB色空間で作成された色を再現するためには、黄色(Y)のトナーにマゼンタ(M)のトナーを混合させることが必要になる。これが、色合わせの処理である。かかる処理を行うと、実際に印刷される色は、2色のトナーの混合色になり、色空間における彩度の低下を伴う。かかる彩度の低下は、文字やグラフィック画像の場合は、鮮やかさの低下を招き好ましくない。また、色域の圧縮の処理は、表示画面内のRGB色空間に比較すると、YMCKのトナーにより再現できる色空間の彩度の領域が狭くなる。従って、RGB色空間内の赤(R)をトナーのYMCK色空間に変換するとき、彩度の低下を考慮して色変換する必要がある。
【0020】
更に、上記の網点の大きさを変更するハーフトーン処理は、例えば、二値化処理に利用されるマターンマトリクスを変更することにより、生成される網点の大きさを任意の大きさにコントロールすることができる。
【0021】
上記の色補正やハーフトーン処理の色処理は、必ずしもオブジェクト毎に最適な組み合わせがユニークに決まるわけでなく、画像作成者の意図により所定の印刷単位で任意の組み合わせが設定されることもある。最も究極的には、ドット毎に色処理の設定を変えることも要求される場合がある。例えば、文字の一部に階調の変化を付けたい等の場合である。
【0022】
本実施の形態例において、レーザプリンタのコントローラ内で色変換とハーフトーン処理を行う色処理部において、色補正テーブルとハーフトーン処理テーブルが利用される。色補正テーブルは、RGB色データからYMCK色データに変換する際の、上記の色域の圧縮や色合わせ処理に使用される参照テーブルである。また、ハーフトーン処理テーブルは、ドット毎の色の階調データをドット或いはそれより小さい領域の印刷を行うか否かの二値データに変換するときに使用される参照テーブルである。従って、いずれのテーブルも色処理部内の高速アクセス可能なランダムアクセスメモリ、例えばSRAM(スタティックRAM)、に格納される。
【0023】
色処理において、色変換時の色補正の方法を変更するためには、上記の色補正テーブルを変更することが必要である。また、ハーフトーン処理の変更に対してもそのテーブルを変更することが必要である。更に、ハーフトーン処理のスクリーン線数を変更すると、同じ色補正であっても同じ色補正テーブルを利用することはできない。この様に、色処理のフレキシビリィをより上げる為には、色処理部において、より多くの色補正テーブルやハーフトーン処理テーブルを設ける必要がある。
【0024】
本実施の形態例では、色処理部内の色補正テーブルやハーフトーン処理テーブルを格納するランダムアクセスメモリの容量を大きくすることなく、色処理をオブジェクト毎に変更でき、または画像作成者の設定により任意に変更でき、更に所定の印刷単位毎にその設定を変更することができるようにする。更に、本実施の形態例では、色の強調等の色調整も任意のテーブルで行うことができるようにする。
【0025】
図3は、本実施の形態例の画像処理装置を含むシステム全体の構成図である。ページプリンタである電子写真装置20は、ホストコンピュータ10に接続され、ホストコンピュータ10の画像ソフトウエア12により生成された画像の印刷データ14を供給される。印刷データ14は、所定のページ記述言語で記述された文字列であり、プリンタ20内のコントローラ22に入力される。コントローラ22内のインターフェース部26は、この印刷データ14を解釈し、描画命令26Aを生成して描画部28に供給する。描画部28は、描画命令に従ってドットに対応してRGBの各色の階調データからなる色データ28Aを生成し、画像メモリであるバンドメモリ30に格納する。
【0026】
インターフェース部26は、更に、印刷データ14を解析して、オブジェクト単位或いは所定の印刷単位で所望の色補正及びハーフトーン処理を設定する。この色補正及びハーフトーン処理の設定は、色処理部34内のハードウエアの設定を制御する。
【0027】
例えば、1ページ分の印刷データ14を解析して、1ページの印刷で必要な全ての色補正テーブルとハーフトーン処理テーブルを設定する。そして、その必要な全てのテーブルを、色処理部34内の高速読み出し可能なランダムアクセスメモリにダウンロードする。コントローラ22内では、後述するとおり、全ての色補正やハーフトーン処理に対応できる複数の色補正テーブルやハーフトーン処理テーブルが、読み出し専用メモリ(ROM)内に予め格納される。そして、1ページ内に必要になる色補正やハーフトーン処理に対応するテーブルを、ランダムアクセスメモリ内にダウンロードする。このダウンロードしたメモリのアドレスは、色処理の属性データとして、インターフェース26によりコントローラ設定・制御部32に与えられ、それに応じてコントローラ設定・制御部32が色処理部34内におけるテーブルのダウンロードを制御する。
【0028】
インターフェース部26は、上記の色処理部34における高速メモリのテーブルの格納アドレスに従って、所定の印刷単位で必要なテーブルの組み合わせを示す属性データXnを生成し、描画命令と共に描画部28に供給する。そして、この属性データXnは、描画部28によりRGB色データと共に各ドットに対応してバンドメモリ30に格納される。
【0029】
そして、コントローラ設定・制御部32からの指令に応答して、色処理部34は、色処理を行う。即ち、バンドメモリに記録されたRGB色データと色処理用の属性データXnとを直接読み出し、RGB色データをYMCK色データに色変換する。この色変換に際して、色処理部34は、属性データXnが指定する色補正テーブルを参照する。更に、色処理部34は、色変換されたドット毎のYMCK色データに対してハーフトーン処理(二値化処理)を行い、画像再生データを生成する。このハーフトーン処理に際しても、色処理部34は、属性データXnが指定するハーフトーン処理テーブルを参照する。この画像再生データは、レーザプリンタの場合では、ドット内のレーザ駆動パルス信号に変換されて、プリンタエンジン24に供給される。
【0030】
上記の通り、インターフェース部26は、印刷データを解釈して、描画命令を生成すると共に、コントローラ設定・制御部32を介して色処理部34内に色処理に必要なテーブルの設定を行う。更に、インターフェース部26は、色処理部34に設定したテーブルに適応する色処理用の属性データXnを生成する。色処理部34は、この属性データXnを参照するだけで、設定されたテーブルのうちどのテーブルを利用すべきかを知ることができる。従って、どの色補正やスクリーン処理等の色処理を行うべきかの情報を、インターフェース部26が色処理部34に与える必要はない。色処理部34内において、インターフェース部26によって決められたメモリのアドレスに、各テーブルが設定され、そして、各ドット毎にどのテーブルを参照すべきかの属性データXnがRGB色データと共にバンドメモリに記録される。あとは、色処理部34が、属性データXnに従って設定された色補正テーブルとハーフトーン処理テーブルを参照して所望の色処理を行う。
【0031】
上記の色処理に必要な色補正テーブル及びハーフトーン処理テーブルの設定と、色処理部のテーブル設定及び属性データの設定を行うために、インターフェース部26は、色処理に必要な各種設定データを有する色設定情報ブロックを作成し、メモリ内に記録する。この最初に作成される色設定情報ブロックに従って、色処理部34のテーブル設定と、属性データの設定が行われる。
【0032】
図4は、印刷データと色設定情報ブロックの関係を示す図である。印刷データ14は、ジョブスタートコード14Aから始まり、ヘッダ部14B、コンテンツ部分14C、及びジョブエンドコード14Dで構成される。ヘッダ部14Bには、ページ数、印刷枚数、用紙サイズ等の管理情報が含まれる。そして、コンテンツ部分14Cには、ページ記述言語の宣言(PDL宣言)に続いて文字、イメージ、グラフィックス等のオブジェクト画像毎に印刷データが含まれる。
【0033】
文字の印刷データは、例えば用紙のどの位置にどのフォントでどの文字をどの大きさ・色でどのように(コントラストや鮮やかさ等)印刷する等の情報が含まれる。また、イメージの印刷データは、例えば用紙のどの領域内にどの色でどのように印刷するか等の情報がドット毎のデータとして含まれる。更に、グラフィック画像の印刷データは、例えば用紙のどの位置にどのグラフや文字を、どの大きさ・色でどのように印刷するか等の情報が含まれる。
【0034】
そして、インターフェース部26は、この印刷データを解釈して、所定の印刷単位で色設定情報ブロックBL0〜BL30等を生成する。この色設定情報ブロックBLnは、オブジェクト毎に生成される場合もあれば、オブジェクトよりも小さい印刷単位で生成される場合もある。更に、極言すれば、ドット単位で生成されてもよい。
【0035】
図5は、色設定情報ブロックの例を示す図である。色設定情報ブロックBLnは、上記の印刷データ14から得られた、明るさ43、コントラスト44、鮮やかさ45、RGBそれぞれの強度46、YMCKそれぞれの強度47を含む。更に、ブロックは、色変換時の色補正(色合わせを含む)をどのように行うかの色補正データ41、及びハーフトーン処理をどのように行うかのハーフトーン処理データ42を有する。これらの色補正データ41及びハーフトーン処理データ42は、例えばオブジェクトの種類に応じて設定される。
【0036】
例えば、文字やグラフィックスの場合は、細かい網点を利用するハーフトーン処理で鮮やかさを重視した色補正に設定され、或いは、イメージ画像の場合は、粗い網点を利用するハーフトーン処理でできるだけ自然な階調の変化を再現できるようにした色補正に設定される。従って、この場合は、印刷データのオブジェクトに従って、これらのデータ41,42が設定される。或いは、画像作成者がオブジェクト毎に色処理を変更設定する場合は、その設定データが印刷データに含まれ、それに従ってデータ41,42が設定される。
【0037】
そして、インターフェース部26は、上記のハーフトーン処理データ42に従って、対応するハーフトーン処理テーブル(LUT:ルックアップテーブル)49を設定する。また、色補正データ41に従って、上記設定したハーフトーン処理に対応する色補正テーブル48を設定する。即ち、より具体的には、コントローラ22内の読み出し専用メモリ(ROM)にあらかじめ記録されている複数の色補正テーブル及びハーフトーン処理テーブルのうち、選択されたテーブルの先頭アドレスを示すポインタ値が、色補正テーブル48及びハーフトーン処理テーブル49のデータとして記録される。
【0038】
更に、インターフェース部26は、RGB強度データ46に従ってRGB色調整テーブル50を設定し、YMCK強度データ47に従ってYMCK色調整テーブル51を設定する。これらの色調整テーブルの設定については、後に詳述する。
【0039】
上記の色補正データ41及びハーフトーン処理データ42は、前述の通り、オブジェクトよりも小さい所定の印刷単位で設定される場合もある。更に、これらの色補正やハーフトーン処理は、画像作成者によって任意の処理に設定される場合もある。その場合は、上述の通り、設定された色補正の種類とハーフトーン処理の種類が、所定の印刷単位毎に、印刷データ14に含まれる。
【0040】
インターフェース部26が、印刷データに従って1ページ分の色設定情報ブロックBLnを生成し、メモリ内に記録することで、その後は、この色設定情報ブロックBLnの先頭アドレスが、ブロックのIDデータとして、描画部28及びコントローラ設定・制御部32に与えられる。そして、色設定部34内の色補正テーブルやハーフトーン処理テーブルの設定や、設定されたテーブルのどれを使用するかを示す属性データの決定が、この色設定情報ブロックを基準にして行われる。
【0041】
図6は、レーザプリンタなど電子写真装置内のコントローラ22の詳細構成図である。図4と対応する部分には同じ引用番号を付した。また、図7は、色処理部34の詳細構成図である。そして、図8は、コントローラ22における画像処理のフローチャートである。これらの図を参照して、コントローラにおける画像処理を説明する。
【0042】
コントローラ22内のインターフェース部26、描画部28及びコントローラ設定・制御部32は、それぞれソフトウエアによって実現される機能である。また、色設定情報ブロックはメモリ領域内に記録され、バンドメモリ30は所定の画像メモリである。更に、色処理部34は、ドット単位に展開されたRGB色データを色処理に対応する属性データXnに応じて色処理を行うハードウエアによって実現される。むろん、色処理部34もソフトウエアによって実現される色処理機能であっても良い。
【0043】
最初に、印刷データ14がコンピュータから供給され、インターフェース部26内の印刷データ解釈部261が受信する(S10)。解釈部261は、印刷データ14の色処理設定部分を解釈して、所定の印刷単位に色設定情報ブロックBLnの確保と色処理の設定を、色情報設定部262に依頼する(S12)。色情報設定部262は、上記の依頼に応答して、図5に示した色設定情報ブロックBLnを生成し、所定のメモリに記録する(S14)。更に、色情報設定部262は、印刷データ14内に含まれるRGB強調データ46やYMCK強調データ47を参照して、色調整用ルックアップテーブル50,51を生成する。例えば、基準となる色調整テーブルをもとにし、上記の画像作成者により設定された強調データに応じて、そのテーブルの値が修正され、色調整用ルックアップテーブル50,51が生成される。
【0044】
印刷データ解釈部261は、印刷データ14から描画命令26Aを作成し、対応する色設定情報ブロックBLnと共に描画部28に与える(S16)。描画命令は、例えば「「あ」という文字を、どの色で、どの大きさで、どの位置に、どのフォントで印刷せよ」などであり、印刷データ14を解釈することにより作成される。尚、実際には色設定情報ブロックBLnのIDデータが、描画部28に与えられる。
【0045】
描画部28は、与えられた描画命令に従って、ドット毎のRGB色データを作成する(S18)。また、ドットが属する色設定情報ブロックに対する属性データXnを、色情報設定部262に問い合わせる。色情報設定部262は、上記の問い合わせに応答して、色設定情報ブロックのIDデータに対応するブロック内のデータから、色処理部34内に設定されるテーブルをどの組み合わせで使用すべきかを示す属性データXnを作成し、描画部28に返す。そして、描画部28は、生成したRGB色データと受信した属性データXnとを、画像メモリであるバンドメモリ30内に格納する(S18)。
【0046】
コントローラ設定・制御部32は、描画部28から1ページ分のブロックのIDデータを受けとり、そのブロック内に設定された色補正テーブルとハーフトーン処理テーブルとを色処理部34内にどのように設定すべきかを示すコントローラ設定データを、色情報設定部262に問い合わせる(S20)。色情報設定部262は、ブロックIDデータに対応する色設定情報ブロックを参照して、コントローラ設定データを、コントローラ設定・制御部32に与える。このコントローラ設定データは、例えば、属性データXnを含むデータである。そして、コントローラ設定・制御部32は、そのコントローラ設定データに従って、色設定情報ブロック内に含まれるテーブルの先頭アドレスに対応するテーブルデータを、色処理部34内の高速読み出しメモリ(SRAM)にダウンロードして、設定する(S20)。
【0047】
図7に示される通り、色処理部34内の色変換部343内に、色変換時の色補正に使用される色補正テーブル344〜347が、全ての種類のテーブルを記録した読み出し専用メモリ(ROM)348からダウンロードされ、設定される。また、ハーフトーン処理部351内にも、ハーフトーン処理(二値化処理)時に使用されるハーフトーン処理テーブル352,353が、ROM342からダウンロードされる。
【0048】
この時、コントローラ設定・制御部32は、色設定情報ブロックBLn内の色調整テーブルのデータを、色処理部34内の色調整テーブルのメモリ領域342、350内に格納する。本実施の形態例では、図7に示される通り、色調整テーブル342,350は、1ページ内に1種類だけ作成される。但し、色処理部34内のハードウエアに余裕がある場合は、この色調整テーブルについても、所定の印刷単位毎に設定された複数種類の色調整テーブルを設定することができる。その場合は、色補正テーブルやハーフトーン処理テーブルと同様に、色処理部内の設定に対応した属性データが生成され、バンドメモリ30にドット毎に格納される。
【0049】
色処理部34内のテーブル342、344〜347、350、352,353が設定されると、コントローラ設定・制御部32は、色処理の開始命令を色処理部34に与える。それに応答して、色処理部34は、バンドメモリ30内のRGB色データRGBと属性データXnからなる画像データDX1,DX2...を、ダイレクト・メモリ・アクセスにより読み出す。色処理部34内のRGB色調整部341は、読み出した色データRGBに対し、設定した色調整ルックアップテーブル342を参照して、色の強度を調整するなどの色調整処理を行う。更に、調整された色データRGBは、色変換部343に与えられる。
【0050】
色変換部343は、設定された色補正ルックアップテーブル344〜347の中から属性データXnに従って選択されるテーブルを参照して、RGBの色データをYMCKの色データに変換する。RGB色空間からYMCK色空間に変換するに際し、属性データXnに示された色補正テーブルが利用され、色合わせを行って元の色を忠実に再現し自然な階調の変化を再現したり、或いは色の鮮やかさを重視する色補正の処理が行われる。
【0051】
変換されたYMCK色データは、YMCK色調整部349において、設定された色調整ルックアップテーブル350を参照して、色調整される。例えば、特定の色の強度を強調するなどである。そして、ハーフトーン処理部351は、YMCK色データに対して、属性データXnに示されるハーフトーン処理ルックアップテーブル352,353のいずれかを選択し、参照して、複数のドットからなる網点によるハーフトーン処理(二値化処理)を行う(S22)。その結果、ドットを印刷するか印刷しないの二値データ、或いは、ドット内の更に狭い領域を印刷するか印刷しないかの二値データからなる画像再生データが生成される。この画像再生データは、パルス幅変調352に与えられ、プリンタエンジン内のレーザの駆動パルス信号に変調され、プリンタエンジン24に与えられる。
【0052】
以上の画像処理S10〜S22が、1ページ毎に繰り返される(S24)。従って、本実施の形態例では、色処理部34内の各種のテーブルは、1ページの画像処理が行われるたびに、必要に応じて設定の変更がなされる。従って、コントローラ22のハードウエアで構成される色処理部34が、比較的少ない容量の高速読み出しメモリ(SRAM)しか有しない構成であっても、多くの色処理のルックアップテーブルを、適宜設定することができる。この色処理部34内の各種テーブルの設定は、必ずしも1ページ単位で設定変更される必要はない。但し、レーザプリンタなどのページプリンタは、1ページ毎に印刷処理が行われるので、色処理部内のテーブルの設定も、1ページ毎に行われることが好ましい。
【0053】
図9は、色補正ルックアップテーブルとハーフトーン処理テーブルとの組み合わせ例を示す図である。この組み合わせ例では、ハーフトーン処理が、細かい網点を利用する場合はハーフトーン処理テーブルLUT0を使用し、粗い網点を利用する場合はハーフトーン処理テーブルLUT1を使用する。そして、色補正が、自然色に合わせる場合は色補正テーブルLUT0またはLUT1を使用し、鮮やかさを重視する場合は色補正テーブルLUT2またはLUT3を使用する。それぞれの色補正テーブルが2種類存在するのは、2つのハーフトーン処理テーブルLUT0,LUT1にそれぞれ対応して2種類のテーブルが必要だからである。
【0054】
図9には、それぞれのテーブルの組み合わせに対して、属性データXが示される。図9の組み合わせ例は、図7に示した通り、色補正テーブルを4種類、ハーフトーン処理テーブルを2種類必要とする。従って、属性データXの上位の2ビットは、4種類の色補正テーブルを指定するデータであり、属性データXの下位の1ビットは、2種類のハーフトーン処理テーブルを指定するデータである。従って、属性データX=000の場合は、色補正テーブルLUT0とハーフトーン処理テーブルLUT0がそれぞれ参照されて色変換とハーフトーン処理が行われる。即ち、細かい網点で自然色に合わせる色処理である。また、属性データX=100の場合は、色補正テーブルLUT2とハーフトーン処理テーブルLUT0がそれぞれ参照される。即ち、細かい網点で鮮やかさ重視の色処理であり、図2のカラーマネージメントの例では、文字やグラフィックス画像に最適な色処理である。
【0055】
更に、属性データX=011、111の場合は、それぞれ同じハーフトーン処理テーブルLUT1を利用し、色補正テーブルLUT1,LUT3を利用する色処理である。従って、属性データX=011の場合は、粗い網点で自然色に合わせる色処理であり、図2のカラーマネージメントの例では、イメージ画像に最適な色処理である。
【0056】
以上、色処理用の各テーブルの組み合わせと属性データXの説明から明らかな通り、色情報設定部262により必要なテーブルが色処理部34内に設定され、その設定に対応して、色設定情報ブロック毎に属性データXnが設定される。そして、色処理部34は、ドット毎の色データに対して、1ページ毎に変更設定されたテーブルを属性データXnに従って選択して参照することで、どの色処理が必要であるかの情報を与えられることなく、所定の印刷単位毎に最適な色処理を行うことができる。しかも、色処理部34には、すべての組み合わせの色処理用テーブルを色変換部やハーフトーン処理部に設ける必要がなく、1ページ分のテーブルが設定されるだけでよく、少ないハードウエアでより柔軟性の高い色処理を提供することができる。
【0057】
更に、ハードウエア構成を変更することなく、ROMに格納されたテーブルのデータを変更し、それに伴い生成する色設定情報ブロックを作成することで、色処理のバージョンアップに対応することができる。そして、色設定情報ブロックを生成し、それに対応する属性データXnを利用することで、描画部28、コントローラ設定・制御部32及び色処理部34は、どの色処理が必要かを検出する必要がない。しかも、属性データXnの種類は、必ずしも全ての色設定情報ブロックの数に対応するものでもない。
【0058】
上記の実施の形態例では、1ページ毎に色処理部内のテーブルの設定が行われたが、例えばそれより小さいバンド単位でテーブルの設定が行われても良いし、1ページより大きい印刷ジョブ単位でテーブルの設定が行われても良い。そして、色補正テーブルの設定数やハーフトーン処理テーブルの設定数は、上記の例に限定されることはない。更に、色調整テーブルも、上記した通り、色補正テーブルやハーフトーン処理テーブルの如く、複数のテーブルを適宜変更・設定することができ、その場合は、より柔軟性の高い色調整を、画像作成者に提供することができる。
【0059】
【発明の効果】
以上、本発明によれば、小さいハードウエア構成でより多くの種類の色処理を行うことができる画像処理装置を提供することができる。また、オブジェクト単位で最適な或いは画像作成者の希望する色処理を実現することができ、更に、オブジェクトよりも小さい所定の印刷単位で最適な或いは画像作成者の希望する色処理を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態例によって処理される印刷画像例を示す図である。
【図2】一般的な色処理におけるカラーマネージメントの例を示す図表である。
【図3】本実施の形態例の画像処理装置を含むシステム全体の構成図である。
【図4】印刷データと色設定情報ブロックの関係を示す図である。
【図5】色設定情報ブロックの例を示す図である。
【図6】レーザプリンタなど電子写真装置内のコントローラ22の詳細構成図である。
【図7】色処理部34の詳細構成図である。
【図8】コントローラ22における画像処理のフローチャートである。
【図9】色補正ルックアップテーブルとハーフトーン処理テーブルとの組み合わせ例を示す図である。
【符号の説明】
10 ホストコンピュータ
14 印刷データ
20 電子写真装置、プリンタ
26 インターフェース部
261 印刷データ解釈部
262 色情報設定部
28 描画部
30 バンドメモリ、画像メモリ
32 コントローラ設定・制御部
34 色処理部
343 色変換部
344〜347 色補正テーブル
351 ハーフトーン処理部
352,353 ハーフトーン処理テーブル
Claims (5)
- 印刷データを入力し、色補正を含む色変換を行うと共に複数のドットで形成される網点により各色の階調を表現する画像再生データを生成するハーフトーン処理を行う画像処理装置において、
前記印刷データを解釈し、所定の印刷単位毎に前記色補正及びハーフトーン処理を設定し、描画命令と共に前記設定した色補正及びハーフトーン処理に対応する属性データを生成するインターフェース部と、
前記描画命令に従って前記ドット毎に各色データを生成し、前記属性データと共に画像メモリに記録する描画部と、
複数の色補正テーブル及びハーフトーン処理テーブルを記録した読み出し専用メモリと、
前記インターフェース部が前記所定の印刷単位毎に設定した色補正及びハーフトーン処理に対応するテーブルを、前記読み出し専用メモリ内の前記複数のテーブルから選択し、ランダムアクセスメモリの前記属性データに対応するアドレスに格納していくテーブル設定を、テーブル設定単位毎に行った上で、前記画像メモリ内の前記ドット毎の色データに、前記ランダムアクセスメモリ内に格納されたテーブルのうち当該色データの前記属性データに対応するテーブルに従って色変換及びハーフトーン処理を行う色処理部とを有し、
更に、前記インターフェース部は、前記所定の印刷単位毎に、各色の色強調処理を設定し、
前記色処理部において、前記色強調処理に対応する色調整テーブルが、前記テーブル設定単位毎に、前記ランダムアクセスメモリの属性データに対応するアドレスに格納され、
前記色処理部は、前記格納された色調整テーブルに従って、前記色データの色調整処理を行うことを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1おいて、
前記色処理部内の前記ランダムアクセスメモリへの前記テーブルの設定は、印刷されるページ毎に行われることを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1において、
前記所定の印刷単位は、少なくとも文字、イメージ画像を含むオブジェクト画像単位、またはそれより小さく前記ドット以上の単位であることを特徴とする画像処理装置。 - 印刷データを入力し、色補正を含む色変換を行うと共に複数のドットで形成される網点により各色の階調を表現する画像再生データを生成するハーフトーン処理を行う画像処理方法において、
前記印刷データを解釈し、所定の印刷単位毎に前記色補正及びハーフトーン処理を設定し、描画命令と共に前記設定した色補正及びハーフトーン処理に対応する属性データを生成するインターフェース工程と、
前記描画命令に従って前記ドット毎に各色データを生成し、前記属性データと共に画像メモリに記録する描画工程と、
前記インターフェース工程で前記所定の印刷単位毎に設定した色補正及びハーフトーン処理に対応するテーブルを、複数のテーブルから選択して、ランダムアクセスメモリ内の前記属性データに対応するアドレスに格納していくテーブル設定を、テーブル設定単位毎に行った上で、前記画像メモリ内の前記ドット毎の色データに、前記ランダムアクセスメモリ内に格納されたテーブルのうち当該色データの前記属性データに対応するテーブルに従って色変換及びハーフトーン処理を行う色処理工程とを有し、
更に、前記インターフェース工程で、前記所定の印刷単位毎に、各色の色強調処理を設定し、
前記色処理工程で、前記色強調処理に対応する色調整テーブルを、前記テーブル設定単位毎に、前記ランダムアクセスメモリの属性データに対応するアドレスに格納した上で、 前記格納された色調整テーブルに従って、前記色データの色調整処理を行うことを特徴とする画像処理方法。 - 印刷データを入力し、色補正を含む色変換を行うと共に複数のドットで形成される網点により各色の階調を表現する画像再生データを生成するハーフトーン処理をコンピュータに実行させる画像処理プログラムを記録した記録媒体において、
前記画像処理プログラムは、
前記印刷データを解釈し、所定の印刷単位毎に前記色補正及びハーフトーン処理を設定し、描画命令と共に前記設定した色補正及びハーフトーン処理に対応する属性データを生成するインターフェース手順と、
前記描画命令に従って前記ドット毎に各色データを生成し、前記属性データと共に画像メモリに記録する描画手順と、
前記インターフェース手順で前記所定の印刷単位毎に設定した色補正及びハーフトーン処理に対応するテーブルを、複数のテーブルから選択して、ランダムアクセスメモリ内の前記属性データに対応するアドレスに格納していくテーブル設定を、テーブル設定単位毎に行った上で、前記画像メモリ内の前記ドット毎の色データに、前記ランダムアクセスメモリ内に格納されたテーブルのうち当該色データの前記属性データに対応するテーブルに従って色変換及びハーフトーン処理を行う色処理手順とを有し、
更に、前記インターフェース手順で、前記所定の印刷単位毎に、各色の色強調処理を設定し、
前記色処理手順で、前記色強調処理に対応する色調整テーブルを、前記テーブル設定単位毎に、前記ランダムアクセスメモリの属性データに対応するアドレスに格納した上で、前記格納された色調整テーブルに従って、前記色データの色調整処理を行うことを特徴とする画像処理プログラムを記録した記録媒体。
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