JP3488729B2 - カラー画像処理方法および装置 - Google Patents

カラー画像処理方法および装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー画像入力装置/
カラー画像作成装置から出力される3色信号を、墨を含
んだ4色の画像記録信号に変換するカラー画像処理方法
および装置に関し、特に、多種多様な色信号から所望の
プリント出力を得るためのカラー画像処理方法および装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のカラープリンタ/カラー複写機な
どの色変換処理は入力色を限定して、対象とする記録装
置の色再現特性に合わせた色変換処理を行う。例えば、
カラー複写機では入力部が装置内に内蔵されているた
め、特定の原稿色を対象に、入力からプリント出力を実
施し、プリント出力と原稿色が一致するように、入力色
信号から記録色信号への色変換処理が行われる。また、
カラープリンタでは予め、入力色信号を何らかの代表信
号に限定し、その入力色信号が入力されることを想定し
て、記録色信号への色変換処理が設定される。一般的に
はテレビジョンで用いられるNTSC RGB信号がそ
の代表入力信号であり、ディスプレイとプリント出力の
色一致はNTSC RGB信号から記録色信号シアン、
マジェンタ、イエロー、ブラックへの変換処理が設定さ
れる。
【0003】しかしながら、現在各種カラー入出力メデ
ィアが多様化し、しかもネットワークを介して相互交換
されるに至り、カラー信号もますます多様化している。
たとえば、その状態はカラー画像情報の編集を行う代表
的なアプリケーションソフトの形式に現れている。図2
には代表的なアプリケーションソフトの色表現仕様を示
す。色空間としては、(1)RGB空間、(2)RGB
空間からの変形演算で定義されるHSL,HSB空間、
(3)記録色そのものを用いるCMYK空間がすべて使
用可能である。一般に、印刷出力を最終出力とするよう
な利用形態ではCMYK信号が使われ、印刷の製版スキ
ャナーに送信される。
【0004】また、上記色空間は同一でも、実際のカラ
ーデータが異なるケースも良く知られている。たとえ
ば、RGB信号でもNTSC RGB信号と一般のカラ
ースキャナーのRGB信号は異なり、また、複数種のカ
ラースキャナー間でもその分光レスポンスなどの違いに
より差異が生じている。CMYK空間でも同様に、異な
る色材セットでは同じCMYK信号を用いても、プリン
ト色は異なる。すなわち、色空間とは別に、カラー信号
がデバイスに依存するか否かという指標が存在する。デ
バイスインデペンデントな信号とは測色的な色座標空間
(CIE XYZ、L*a*b*、L*u*v*など)
に公知の定義式を用いて変換可能な信号を指し、NTS
C RGB信号はこれにあたる。逆に、デバイスデペン
デントな信号とは、ある特定のデバイスの諸特性を想定
して設定される信号で、CMYK信号やカラースキャナ
ーでのRGB信号などはこれにあたる。デバイスデペン
デントな信号を他のデバイスで処理する場合は、何らか
の形でデバイスデペンデントな信号とデバイスインデペ
ンデントな信号の対応関係を記述しなければならない。
この対応が図2のカラーマッチングであり、複数のCM
YK信号に対する色座標値が与えられる。これらは印刷
インクの種類などに対応して図2の如く、複数存在す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、数多く
の入力色信号を、その種類によらず処理可能でしかも忠
実に再現するための色変換処理は今迄存在しない。もっ
とも、近似的に実現可能な方式は公知のマトリクス型色
変換処理を用いて、その変換係数を相異なる入力色によ
り複数準備し、入力色の種類に応じて係数を切り替えて
使用する方式である。しかしながら、この方式による
と、記録デバイスの非線形特性から充分な色再現精度が
得られないことが知られている。また入力信号がCMY
K信号のように4入力の場合、単純に変換を拡張するこ
とができない。より忠実に再現するための色変換処理と
しては、ダイレクトルックアップテーブル型色変換方式
が知られるが、この方式を数多くの入力色信号に適応す
る場合、変換テーブルを入力色の種類分格納する必要が
あり、メモリコストが増大する。また、上記マトリクス
型と同様に、入力信号がCMYK信号のように4入力の
場合、メモリ規模と補間演算規模が大きくなり、単純に
変換を拡張することができない。
【0006】本発明は、前記した従来技術の欠点に鑑
み、複数の入力色信号を、その種類によらず処理可能で
しかも忠実に再現するための色変換処理方法および装置
を提供することを目的とする。特に、RGB信号ないし
はRGB信号の変形信号に代表される3入力の色信号の
みならず、CMYK信号のような4入力信号にも対応可
能で、しかも忠実に再現ができる色変換処理方法および
装置を提供することを目的とする。
【0007】また、本発明は、UCR率を高く設定して
も正確な色再現が行えるようにすることで、写真画像で
のグレーバランスの向上、黒文字品質の向上を行うカラ
ー画像処理装置を提供することをその目的とする。
【0008】さらに、本発明は、デバイスインデペンデ
ントな信号 (測色的な色座標空間)との対応が未定義
な入力色信号に対しても、添付されるカラーマッチング
データを基に、対応関係を学習し、自己増殖的に色変換
係数を生成するカラー画像処理装置を提供することをそ
の目的とする。
【0009】さらに、本発明は、一部ないしは全体の演
算を非線形演算ユニットの複数の結合により行うことに
より、上記目的を満足しつつ、回路規模の小さく高速な
カラー画像処理装置を提供することをその目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1)のカ
ラー画像処理方法は、複数種類の相異なる色信号から知
覚的に等歩的な均等色空間上の3変数色信号にそれぞれ
変換する第1の変換ステップと、均等色空間上の3変数
色信号から彩度信号(C)を求め、その彩度信号を次
式の関数に入力してUCR率(α)を決定し、そのUC
R率と均等色空間上の3変数色信号から墨を含んだ4色
の画像記録信号に変換する第2の変換ステップを有する
ことを特徴とするものである。 C<C の時 α=Ak ≦C<C の時 α=(C−C )/
(C −C )×(Ak−Ak)+Ak ≦Cの時 α=Ak ただし、(C ,Ak)、(C ,Ak)は、
関数の調整可能なパラメータ。
【0011】また、本発明(請求項2)のラー画像処理
方法は、複数種類の相異なる色信号から知覚的に等歩的
な均等色空間上の3変数色信号にそれぞれ変換する第1
の変換ステップと、均等色空間上の3変数色信号から彩
度信号(C)を求め、その彩度信号を次式の関数に入
力してUCR率(α)を決定し、そのUCR率と均等色
空間上の3変数色信号から墨を含んだ4色の画像記録信
号に変換する第2の変換ステップを有することを特徴と
するものである。 α=Ak+(Ak−Ak)×[1−tanh(π
/2×(C−a)/b)]/2 ここで、a=(C +C )/2 b=(C −C )/2 α>1の時、α=1 α<0の時、α=0 ただし、(C ,Ak)、(C ,Ak)は、
関数の調整可能なパラメータ。
【0012】本発明のカラー画像処理(請求項)は、
複数の相異なる色信号から知覚的に等歩的な均等色空間
上の3変数色信号に変換する第1の変換手段(図1の1
〜4)と、均等色空間上の3変数色信号から墨を含んだ
4色の画像記録信号に変換する第2の変換手段(図1の
7)とを基本構成として有する。
【0013】前記第1の変換手段は、前記複数の相異な
る色信号と、均等色空間との関係をそれぞれ定義する非
線形の変換特性情報を記憶する記憶手段(図1の3)
と、前記複数の相異なる色信号の何れのデータが入力さ
れるかを判定する入力判定手段(図1の1)と、その入
力判定手段の判定に対応する前記記憶手段の前記非線形
の変換特性情報に基づいて、入力された色信号を前記3
変数色信号に変換する非線形変換手段(図1の4)とを
備えている。
【0014】そして、前記非線形変換手段は、色信号を
入力する複数の入力端子と、それらの複数の入力端子に
接続され、入力された色信号に対して非線形の関数演算
を施す複数の非線形関数演算手段(図5の51a〜51
n)と、非線形関数演算手段の演算の結果得られた各々
の関数値に対し、それぞれ対応する前記記憶手段に格納
された非線形の変換特性情報としての重み値を乗ずる乗
算手段(図5の52a〜52n)と、その各々の乗算手
段により得られた各々の結果の和を求め、さらに閾値を
加算することにより変換結果の3変数色信号を出力する
加算手段(図5の53)とを備えている。
【0015】非線形演算ユニットは、ディジタル回路、
アナログ回路の何れによって実現してもよいが、次ぎの
ようなアナログ回路によって構成すれば、回路の簡素
化、高速化の利点がある。即ち、前記非線形関数演算手
段と前記乗算手段の組合をアナログ回路によって構成
し、そのアナログ回路の構成の一例(請求項3)は、1
対の3端子増幅素子(図6Q1,Q2)のそれぞれの第
1端子を互いに結合した差動増幅回路からなり、前記1
対の3端子増幅素子の各第2端子間に前記入力に比例し
た電圧差を供給し、前記第1端子に重み値に比例した電
流を供給することにより、前記差動増幅回路を構成する
3端子増幅素子の各第2端子間の電流の差として出力を
得るものである。
【0016】他の例(請求項4)は、そのアナログ回路
が、第1と第2の3端子増幅素子の第1端子を各々結合
して第1の差動増幅回路(図7の要素1)を構成し、第
3と第4の3端子増幅素子の第1端子を各々結合して第
2の差動増幅回路(図7の要素2)を構成し、第1と第
4の3端子増幅素子の各第2端子を結合して第1の入力
端子とし、第2と第3の3端子増幅素子の各第2端子を
結合して第2の入力端子とし、入力に比例した電圧を第
1の入力端子と第2の入力端子間に供給し、第1と第3
の3端子増幅素子の第3端子を接続し第1の出力端子と
し、第2と第4の3端子増幅素子の第3端子を接続し第
2の出力端子とし、重み値に比例した電流差を持つ電流
を第1と第2の差動増幅回路の第1端子に供給すること
により、入力に有界で単調な関数を施して正負何れの値
との乗算に比例した出力電流差を第1と第2の出力端子
に得るものである。
【0017】また、本発明(請求項5)は、複数の相異
なる色信号から知覚的に等歩的な均等色空間上の3変数
色信号に変換する第1の変換手段(図1の1〜4)と、
前記第1の変換手段の変換出力に基づいて均等色空間上
の彩度信号を求める彩度決定手段(図1の5)と、その
彩度決定手段により得られた彩度信号からUCR率を決
定するUCR率決定手段(図1の6)と、前記UCR率
と均等色空間上の前記3変数色信号から墨を含んだ4色
の画像出力信号へ変換する第2の変換手段(図1の7)
とを備える。
【0018】そして、前記UCR率決定手段は、調整パ
ラメータ(C ,Ak)、(C ,Ak2)を入
力する調整パラメータ入力手段と、次式の関数(a)ま
たは(b)によりUCR率を求める演算手段とを有す
る。
【0019】(a) 折れ線型関数 C<C の時 α=Ak ≦C<C の時 α=(C−C )/
(C −C )×(Ak−Ak)+Ak ≦Cの時 α=Ak
【0020】(b) 単調かつ飽和型の連続関数 α=Ak+(Ak−Ak)×[1−tanh(π
/2×(C−a)/b)]/2 ここで、a=(C +C )/2 b=(C −C )/2 α>1の時、α=1 α<0の時、α=0
【0021】本発明の一態様によれば、上記発明におい
て、均等色空間の3変数色信号と、複数の相異なる出力
装置に対する、墨を含んだ4色の画像記録信号との関係
をそれぞれ定義する複数の変換特性情報を記憶する記憶
手段を付加し、出力装置の指定に応じて、一つの変換特
性情報が前記記憶手段からロードされることにより、前
記第2の変換手段の変換特性が設定される。
【0022】
【作用】本発明においては、第1の変換手段によりカラ
ー画像入力装置やカラー画像作成装置等から出力される
複数の相異なる入力色信号を知覚的に等歩的な均等色空
間上の3変数色信号に変換する。等歩的な均等色空間上
の3変数色信号は、例えば1976 CIE L*a*
b*信号等がこれに相当し、この信号をもとに後述する
記録信号への変換(色修正,墨加刷,下色除去)を行う
ことによって人間の感覚に適合した処理が可能であり、
しかも画像入力装置の特性に依存しない形で処理構成を
一般化することができる。複数の種類の入力の色空間の
色信号(図2参照)に対処できるようにするために本発
明では、その入力の種類毎に、変換関係を予め定義し、
その定義された変換情報を記憶手段3に保持しておく。
変換に際しては、入力情報の種類を入力判定手段により
判別し、その判別した種類に対応する変換情報を記憶手
段から読み出して非線形変換手段に設定する。未定義な
入力色信号については入力色信号に先だって入力される
複数組の対応データをもとに変換係数を自己学習して自
動生成し、逐次増殖していく。このように構成すること
により、あらかじめ予定した複数種類の入力色信号を取
り扱うことができるばかりでなく、将来的に発生する新
規なカラー画像デバイスとの相互接続においても本発明
の色変換処理方法および装置は対応可能である。第2の
変換手段は、均等色空間上の3変数色信号から墨を含む
4色の画像記録信号に変換するものであればどのような
ものを用いても上述の利点は得られるが、彩度信号を基
に得られるUCR率を変換の入力を加えた4入力4出力
の構成とすることにより以下に述べるようなさらなる利
点をもあわせ持つことができる。
【0023】即ち、その第2の変換手段では、彩度決定
手段により、色度信号から定義式に従って彩度信号C*
(例えば、L*a*b*信号の場合、C*=(a*2
b*21/2で定義される)を生成し、UCR率決定手段
により予め調整可能に設定された関数を介してUCR率
を決定する。一般には、肌色、草の緑、空の青といった
記憶色が位置する中間彩度領域に墨が入ると画像に荒れ
が発生しやすいため、この色領域でのUCR率は0に制
限されるべきである。また、記録装置の不安定性によっ
てグレイが色づくことを防止するためにはグレイが墨一
色で再現される必要があり、UCR率は100%とする
ことが望ましい。従って、一般にはUCR率は彩度に対
して単調減少に設定される。
【0024】また、UCR率は入力画像の種類によって
も変化させる必要がある。例えば、入力画像が静物で精
細な画像の場合、UCR率を全体に多く設定することで
質感を高めることができる。一方、ポートレートのよう
に人物を中心とする画像の場合、UCR率は少なくして
荒れを押さえる再現が重要となる。従って、UCR率の
決定関数は画一的に設定されるものでなく、調整可能に
しておくことが必要となる。この際、調整が簡便に行え
るよう調整パラメータは制限される。
【0025】次に、第2の変換部ではUCR率と標準色
信号(例えばCIE L*a*b*信号)から4色、シ
アン、マジェンタ、イエロー、ブラックの画像出力信号
が決定される。この演算は4入力−4出力での演算とな
り、4色出力信号は一意に決定される。これにより、入
力色に対して墨を含む4色の出力信号は測色的な忠実再
現を満足するものとなり、3色出力信号を決定した後に
墨加刷,下色除去を行う従来方法および装置のようにそ
の配分によって忠実再現が崩れてしまうという欠点を除
去する。また、本方法および装置では4色出力信号を並
列に演算可能であり、記録装置側が4色信号を並列に記
録するタンデム方式(現在、インクジェット、電子写真
記録方式で発表されている)であっても適用可能であ
る。
【0026】以上要するに、本発明では複数の相異なる
入力色信号に対応した色変換処理が可能となり、特に、
色座標系との対応が未定義な入力色信号に対しても自己
学習にて対応可能に構成されているため、現在および将
来にわたり、幅広い技術分野で実用化される種々のカラ
ー画像デバイスとの相互接続が可能となり、種々のカラ
ー画像デバイスが要求する所望の色再現を実現できる。
また、本発明では記録装置の特性を考慮した画質向上
(質感向上、グレイ再現安定化、記憶色の粒状感低減、
など)をも考慮したUCR調整をおこなうため、色再現
の忠実性を保証するのみならず、出力画像の品質自体を
高める効果を発揮する。また、知覚的に等歩的な均等色
空間上の3変数色信号を介在させることにより、一連の
処理がすべてデバイス・インデペンデントに構成され、
かつ、人間の感性にマッチした知覚的に等歩度な輝度・
色度分離信号のもとに実行されることから、本発明は画
像記録方法および装置に依存することなく適用可能であ
り、かつ、必要な調整は人間の感性と良く一致した形で
実現される。
【0027】
【実施例】以下、図面を参照しながら実施例に基づいて
本発明の特徴を具体的に説明する。図1は本発明を実施
するためのカラー画像処理装置の一例を示すものであ
る。入力画像信号は図2に示すようなカラーワークステ
ーション、パソコンのアプリケーションを想定する。そ
の時、入力信号は、4入力までのカラー画像信号(D1
〜D4)、カラーデータの種類(Dflg)、およびデバイ
ス・インデペンデントな信号との間の対応関係を示す参
照データ(Tdat)からなり、4入力までのカラー画像
信号(D1〜D4)に先だって、カラーデータの種類(D
flg)、およびデバイス・インデペンデントな信号との
間の対応関係を示す参照データ(Tdat)が本発明の入
力判定手段1に入力される。入力判定手段1はカラーデ
ータの種類(Dflg)を予め設定された入力信号リスト
と照合し、合致する番号が見つかった場合は、合致する
番号をアドレスとする重みメモリ3の内容を非線形変換
回路4にセットする。合致する番号が見つからなかった
場合は、参照データ(Tdat)を学習回路2に入力し、
後述する非線形変換のための重み係数を学習し、重みメ
モリ3にカラーデータの種類(Dflg)、重み係数を新
たに登録すると同時に、その重みを非線形変換回路4に
セットする。
【0028】非線形変換回路4は4入力までのカラー画
像信号(D1〜D4)を知覚的に等歩度な輝度・色度分離
信号に変換する。具体的には1976 CIE L*a
*b*信号がこれに相当し、本実施例ではL*a*b*
信号を非線形変換回路4の出力信号として用いる。非線
形変換回路4から出力される{L*,a*,b*}信号
のうち、{a*,b*}信号は彩度決定手段5に入力さ
れ、定義式に基づく演算 C*=(a*2+b*21/2 (1) により、彩度信号C*が出力される。
【0029】彩度信号C*はUCR率関数演算手段6に
入力され、外部から供給されるパラメータ群との演算に
よってUCR率αが決定される。図3にパラメータ群の
構成を示す。パラメータはC*−α座標系において、
(C*1,Ak1)、(C*2,Ak2)の2点で与えられ
る。一般にAk1>Ak2であり、グレイを墨一色で再現
するためにはAk1=1とするのが望ましい。C*1は入
力信号でのグレイ読みとり精度を考慮して設定され、特
に画像中の黒細線を{L*,a*,b*}への変換を行
ったときのC*誤差から決定される。C*2は墨の使用
を制限するためのパラメータであり、人肌を代表とする
記憶色の彩度分布を考慮して決定される。これは、人肌
の再現に墨が使用され、粒状感が発生することを防止す
るものである。従って、Ak2はAk2=0とするのが望
ましい。このような観点から本実施例では、デフォルト
のパラメータとして C*1=10 Ak1=1 C*2=30 Ak2=0 (2) を設定した。このように、本実施例におけるUCR調整
パラメータは2組の座標点のみで決定されるため、その
座標点を0≦Ak≦1、0≦C*の範囲で独立に調整す
るのみで簡便に調整可能である。一般には、濃度 /
色調整、シャープネス調整などの調整機構と連動して使
用され、特に、原稿の種類に応じた再現画像の質感調整
に効果的である。
【0030】関数型としては2種類の方式が考えられ
る。第1の方式は図3に示すような折線型の関数型であ
る。このとき、調整パラメータ(C*1,Ak1)、(C
2,Ak2)を用いてUCR率αは、 C*<C*1の時 α=Ak1 C*1≦C*<C*2の時 α=(C*−C*1)/(C*2−C*1)×(Ak2−Ak1)+Ak1 C*2≦C*の時 α=Ak2 (3) となる。第2の方式は図4の実線で示すように単調かつ
飽和型の連続関数を用いる方式である。このとき、調整
パラメータ(C*1,Ak1)、(C*2,Ak2)を用い
てUCR率αは、 α=Ak2+(Ak1−Ak2)×[1−tanh(π/2×(C*−a)/ b)]/2 ここで、a=(C*1+C*2)/2 b=(C*2−C*1)/2 α>1の時、α=1 α<0の時、α=0 (4) となる。一般に、どちらの関数型が望ましいかは次工程
の非線形変換回路7の構成に依存する。第1の方式は通
常ダイレクトルックアップテーブル方式と呼ばれる色変
換回路に向いている。それは、ダイレクトルックアップ
テーブル方式が色空間内の代表点についてその変換出力
を予めテーブル形式で保持し、任意入力に対して近傍代
表点の線形補間演算により出力値を決定する、色空間内
での折線近似型変換であるためである。第2の方式は後
述する本発明の非線形変換回路7に向いている。それ
は、後述する非線形変換回路が連続でかつ微分連続性を
有する変換素子の組合せによって表現されるためであ
り、その場合にはUCR率も連続でかつ微分連続性を有
する形で定義する方が望ましい。以上のような理由か
ら、本実施例では式(4)をUCR率関数演算手段6と
して用いたが、本発明は必ずしもこの関数型に制約され
るものではなく、任意の関数型は適用可能である。
【0031】式(4)で表されるUCR率関数演算手段
6から出力されるUCR率αと、非線形変換回路4から
出力される{L*,a*,b*}信号は非線形変換回路
7に入力され、シアン、マジェンタ、イエロー、ブラッ
ク4色の出力色信号に変換される。その際、この変換は
4入力−4出力の変換であり一意に変換される。以上の
工程により、様々な色定義の異なる画像入力信号はその
測色的再現を保存しながら記録系の4色出力信号へと変
換される。また、この過程で墨信号は出力画像の品質を
最も高めるように制御される。
【0032】以下では、本発明の実施例に用いる非線形
変換回路4,7の構成についてさらに詳しく述べる。非
線形変換回路4,7は基本的には同一の構成を取りえる
ので、説明では同一のものとして扱うが本発明はそれに
限定されるものではない。なお、ここで例示する非線形
変換回路は、本出願人が先に別途出願した特願平5−8
5157号「非線形演算ユニットおよびそれによる情報
処理装置」において開示した技術によるものである。非
線形変換回路4,7は図5に示す非線形演算ユニットを
複数個、互いに結合して構成される。図5に示す非線形
演算ユニットは、1つ以上の入力があり、その各入力
(uj)に非線形の関数(g(uj))の演算を施す非線
形演算手段(51a〜51n)と、それらの非線形演算
手段の演算の結果得られた各々の関数値に対し、それぞ
れ重み値(wji)を乗ずる乗算手段52a〜52nと、
その各々の乗算手段により得られた結果の和を求め、さ
らに閾値を加算する加算手段53とを備える。なお、閾
値(ιi)を0として、そのための加算部を省略しても
よい。このとき、非線形演算ユニットの出力(ui)は ui=Σj{wji・g(uj)}+ιi (5) で表される。通常、神経回路網理論において、各々の神
経iの出力xiは、神経iの内部電位uiに対して、 xi=g(ui) (6) であり、神経iの内部電位uiは、神経jの出力xj、神
経jから神経iへの結合の強さwji、神経細胞iの閾値
ιiを用いて、 ui=Σj{wji・xj}+ιi (7) で表現される。したがって、従来の神経回路網の細胞を
模擬する回路構成は、式(6)、式(7)を計算するも
のであり、入力xjと重み値wjiとの乗算部、乗算結果
の総和を求める加算部、および加算部出力に対して非線
形演算g(ui)を施し、出力を得るものである。本実
施例の非線形変換回路4,7は非線形演算ユニット自体
は従来の神経回路網の細胞を模擬する回路構成と異なる
ものでありながら、複数個、互いに結合してネットワー
クとして構成するとき、神経回路網全体の動作と同等の
動作を行うものである。このような本発明の非線形演算
ユニットの構成はディジタル回路、アナログ回路ともに
実現可能であるが、特にアナログ回路で実現する場合
に、従来の神経回路網の細胞を模擬する回路構成に比べ
て回路を簡素化し、更に、温度変化や回路に起因する誤
差を改善し、さらには処理を高速化できるという利点を
有する。従って、本実施例では、アナログ回路で非線形
演算ユニットを実現する場合について述べる。
【0033】以下、本実施例の非線形変換回路4,7に
おける非線形演算ユニットをアナログ・バイポーラトラ
ンジスタ回路で実現する場合を詳述する。その際のアナ
ログ回路は互いに第1端子(エミッタ)を結合した1対
のバイポーラトランジスタによる差動増幅回路によって
構成され、各差動増幅回路を構成する1対の3端子増幅
素子の第2端子(ベース)間に入力に比例した電圧差を
供給し、第1端子(エミッタ)に適宜、乗算のための重
み値に比例した電流を供給することにより、第3端子
(コレクタ)間に回路の電流差として出力を得る構成の
ものである。
【0034】具体例として、バイポーラトランジスタを
用いた場合を図6に示す。各トランジスタのコレクタ電
流IC1とIC2の差IC1−IC2は IC1−IC2=IE・tanh{(VB1−VB2)/2VT} (8) で表される。すなわち、この回路は、入力電圧差VB1
B2にロジスチック関数tanhを施し、その関数値に
重み値IEを乗じた値に比例する出力電流差IC1−IC2
を得ている。この特性は、前述の、各入力に非線形関数
を施し、適当な重み値と乗算する機能を有する。
【0035】正負の符号を考慮する場合は、図6を基本
構成要素として非線形演算ユニットの構成は図7の如く
なる。要素−1の素子1と素子2の3端子増幅素子の第
1端子(エミッタ)を結合し、要素−2の素子1と素子
2の3端子増幅素子の第1端子(エミッタ)を結合し、
差動増幅回路(要素−1、要素−2)を形成する。次
に、要素−1の素子1と要素−2の素子2の3端子増幅
素子の第2端子(ベ−ス)を結合し、入力VIN1とす
る。また、要素−1の素子2と要素−2の素子1の3端
子増幅素子の第2端子(ベース)を結合し、入力VIN2
とする。さらに、要素−1の素子1と要素−2の素子1
の3端子増幅素子の第3端子(コレクタ)を接続し、第
1の出力端子IOUT1と、要素−1の素子2と要素−2の
素子2の3端子増幅素子の第3端子(コレクタ)を接続
し、第2の出力端子IOUT2とする。以上により、入力に
比例する電圧VIN1、VIN2と、重み値に比例する電流差
E1−IE2を供給することにより、入力に有界で単調な
関数を施し、正負のいずれの値との乗算に比例した出力
電流差IOUT1−IOUT2を得ることができる。その際、出
力電流差IOUT1−IOUT2は IOUT1−IOUT2=(IE1−IE2)・tanh{(VIN1−VIN2)/2VT} (9) で表される。
【0036】以上、バイポーラトランジスタによる回路
構成で、本発明の非線形変換回路4,7における非線形
演算ユニットの構成例を説明したが、一般に平衡変調器
として動作する電界効果トランジスタ、リモートカット
オフ特性をもつ電子管および、バリアブルミュー特性を
もつ電子管など、非線形特性をもつ3端子以上の増幅素
子によっても、単調で有界な関数と乗算を含む特性が得
られる。
【0037】上記、非線形演算ユニットをネットワーク
状に配置し、非線形変換回路4,7の中枢変換部の実施
例を示すのが図8および図9である。このネットワーク
の入力は非線形変換回路4の場合、ワークステーション
等から送信されるカラー画像信号をディジタル−アナロ
グ変換した信号である。また、非線形変換回路7の場
合、UCR率関数演算手段6から出力されるUCR率α
と{L*,a*,b*}信号を、ディジタル−アナログ
変換した信号である。出力は、非線形変換回路4の場
合、{L*,a*,b*}信号であり、残りの1出力は
ダミー信号となる。非線形変換回路7の場合の出力信号
はシアン、マジェンタ、イエロー、ブラック4色のアナ
ログ色信号である。ネットワークの構成は中間層2層
で、中間細胞数は各層4素子である。図8はその構成を
示し、要素81は図7で説明した非線形演算ユニット
を、要素82は各ユニット間の接続を示す。図9は図8
を実現する回路の例で、要素91は図7で説明した非線
形演算ユニットを表し、要素92は図10に示す電流差
/電圧変換回路であり、要素93は図11に示す閾値回
路である。本ネットワークはあらかじめ非線形演算ユニ
ットの重み値と閾値を後述する方法で最適化することに
より、全体で非線形でかつ連続な所望の入出力変換を行
うことができる。
【0038】この際、本発明の非線形変換回路4,7の
中枢変換部は、前述のような単純な非線形演算ユニット
の結合で構成されるため、高速に処理することが可能で
あるとともに、複数の並列出力処理を小規模の回路構成
で実現できる。また、従来のマトリクス型色変換方式に
比べると、パラメータの自由度の点で飛躍的に変換精度
が向上する。また、ダイレクトルックアップテーブル方
式と呼ばれる、色空間内の代表点についてその変換出力
を予めテーブル形式で保持し、任意入力に対して近傍代
表点の線形補間演算により出力値を決定する、色空間内
での折線近似型変換と比較すると、回路構成が簡便であ
るとともに、入出力変換に連続性と微分連続性が保証さ
れる点が優れる。
【0039】このような入出力変換部を非線形変換回路
4,7の中枢変換部として、非線形変換回路4,7全体
は各々図12および図13のように、構成される。非線
形変換回路4,7は前述した非線形ネットワーク12
2、132(図8)を中心に、その前段にD/A変換−
非線形レンジ変換部121、132と、その後段にA/
D変換−非線形レンジ変換部123、133とを備え、
非線形変換回路4では{L*,a*,b*}信号を出力
し、非線形変換回路7では記録装置に対する4色記録信
号を供給する。ただし、後段のA/D変換−非線形レン
ジ変換部133は、記録装置がレーザーなどのアナログ
パルス幅変調手段を備える場合には必ずしも必要なく、
省略することも可能である。
【0040】次に、非線形変換回路4,7の重み値と閾
値の設定方法について述べる。非線形変換回路4におけ
る重み値の設定方法と非線形変換回路7における方法と
は、基本的に同一手段を用いることができる。最適化手
段としては、一般に、神経回路網理論で知られるバック
プロパゲーション法などが用いうる。バックプロパゲー
ション法においては、あらかじめ、入力に対する所望の
出力を教師信号として与え、実際の出力と教師信号の差
を関数変換したものをエネルギーとし、所定の出力セッ
トにおいてエネルギーが減少し、エネルギーが0もしく
は飽和するまで、重み値と閾値の変更を行う。このエネ
ルギーは各重み値と閾値の関数となっており、その変換
過程の各工程は全て、連続な関数と乗算、加算により構
成されるため、各重み値と閾値を変数としてエネルギー
関数を微分することができる。この微分関数を用いて、
各重み値と閾値をエネルギー関数が減少するように変更
していくことにより、エネルギー関数を減少させること
ができる。
【0041】以上の手法を用いて、非線形変換回路7で
の{L*,a*,b*}からCMYKへの変換のための
重み値と閾値設定方法を説明し、次に非線形変換回路4
での入力色vs{L*,a*,b*}変換の重み値と閾
値設定方法を述べる。以下、図14を参照しながら、本
実施例における非線形変換回路7での最適化の手順を述
べる。Step.1 C,M,Y,KとL*a*b*の変換
対を作成する。対象とする記録装置に既知の4色記録色
信号(C,M,Y,K)を供給し、実際にカラープリン
トサンプルを得て、市販の色彩計、ないしは本発明にお
ける入力装置のうち、L*a*b*との対応が既知のも
ので測色し、L*a*b*信号を得る。この対を記録装
置の非線形性を考慮した形でN組(たとえば、N=P4
組)を作成する。Step.2 C,M,Y,K→L*a*b*の変換
をエネルギー関数をCIE L*a*b* ΔEとして
学習する。Step.1で得られたN組の変換対の内、
C,M,Y,Kを入力、L*a*b*測色値を出力教師
信号として、バックプロパゲーション法により学習す
る。この際、エネルギー関数EとしてはCIE L*a
*b* ΔEを用いて、 E=Σ{(L*−L*’)2+(a*−a*’)2+(b* −b*’)21 /2 (10) により、定義する。ここで、L*’、a*’、b*’は
予測出力値すなわち非線形である。Step.3 C,M,Y,KとL*a*b*の変換
対のサブセットを用いて、L*a*b*→Kmaxを学
習する。Step.1で得られたC,M,Y,KとL*
a*b*の変換対のうち、C,M,Yの少なくとも1つ
が0であるもののみ抽出し、サブセットとする。そのサ
ブセットにおいて、L*a*b*を入力、K信号を出力
教師信号として、バックプロパゲーション法により学習
を行う。このサブセットにおけるK信号はすべて、UC
R率100%で再現するときの信号となっていることか
ら、この変換は与えられたL*a*b*信号を測色的に
保存しながら、設定可能なK信号の最大値Kmaxを得
ることになる。この際、エネルギー関数Eとしては、K
max’を予測出力値とすると、 E=Σ{(K−Kmax’)21/2 (11) 若しくは、Step.2により C,M,Y,Kmax→L*a*b*と、C,M,Y,
Kmax’→L*a*b*’を求め、色差空間上の距離 E=Σ{L*−L*’)2+(a*−a*’)2+(b*−b*’)21/2 (12) により、定義する。Step.4 Step.3のKmaxとStep.
1の変換対のKをもとにUCR率αを算出し、L*a*
b*α →C,M,Y,K変換を学習する。L*a*b
*に対して、まずStep.3で得られる変換を用い、
Kmaxを得る。一方、L*a*b*の変換対である
C,M,Y,KのK信号を参照し、UCR率αを α=K/Kmax (13) で算出する。本操作をStep.1でのN組の変換対全
てに適用することにより、新たにL*a*b*α C,
M,Y,K変換対を形成する。Step.5 L*a*b*α→C,M,Y,K変換
対を学習し、その結果えられる重み値と閾値を非線形変
換回路7の最適値に設定する。この際、エネルギー関数
Eとしては、C’,M’,Y’,K’,を予測出力値と
すると、 E=Σ{(C−C’)2+(M−M’)2+(Y−Y’)2+(K−K’)21/ 2 (11) 若しくは、Step.2により得られた変換より、C,
M,Y,Kmax→L*a*b*と、C,M,Y,Km
ax’→L*’a*’b*’を求め、色差空間上の距離 E=Σ{L*−L*’)2+(a*−a*’)2+(b*−b*’)21/2 (12) により、定義する。L*a*b*αを入力、C,M,
Y,Kを出力教師信号として、バックプロパゲーション
法により学習を行う。エネルギー関数を式(12)とし
た場合、式(10)のエネルギー関数Eを極小化する最
適な重み値と閾値を非線形変換回路7の最適値に設定す
る。また、同様に(11)より後者を近似することも可
能である。
【0042】以上の工程を経ることにより、非線形変換
回路7の重み値と閾値は決定され、図1に示される本発
明の構成にて、L*a*b*信号が所望の記録色信号に
変換される。本最適化過程をどのように行うかは記録装
置の安定性などに依存する。記録装置が非常に安定であ
れば、上記工程は、あくまで実験的に実施し、そこで得
られた重み値と閾値を固有の値として記憶するのみでよ
い。記録装置が不安定である場合、以上の学習機能の一
部ないし全部を本発明のカラー画像処理方法を内蔵する
カラー複写装置の機能として組み込むこともできる。例
えば、装置の特定モードにて既知の4色記録色信号
(C,M,Y,K)を装置内のメモリに格納し、装置の
特定モードにてそれらをテストプリントし、それを、カ
ラー記録装置内の出力色検出部で読みとり、L*a*b
*信号をえる。以下、Step.5までの操作を装置内
のソフトウエアで実行し、所定のメモリに再格納する。
このように構成すれば、記録装置の環境などによる特性
変動を必要なタイミングで補償し、常に安定したカラー
プリントを提供することも可能である。
【0043】次に、非線形変換回路4の重み値と閾値の
最適化方法について述べる。非線形変換回路4では任意
の入力色vs{L*,a*,b*}変換の重み値と閾値
が重みメモリ3内に設定される。その設定形態は、カラ
ーデータ種類(Dflg)が既知の場合と未知の場合との
2種類に分けられる。カラーデータ種類(Dflg)が既
知の場合は、重み値と閾値の最適化方法はオフラインで
実施すればよく、前述したバックプロパゲーション法に
基づく処理を実行した結果のみを重みメモリ3内に設定
しておけばよい。この場合は図15に示す手順をオフラ
インで実行することで結果は得られる。例えば、図2の
アプリケーションでのカラーマッチングがDICで、色
空間がCMYKである色入力(DIC認定とよばれる)
では、1000色強の印刷標準色見本が定義されてい
る。従って、それらを教師データとして予め学習し、そ
の学習結果を重みメモリ3内に設定しておけば、対応可
能である。次に、カラーデータ種類(Dflg)が未知の
場合について述べる。この場合は、参照データ
(Tdat)を学習回路2でオンラインで重み値と閾値の
最適化を行う。その手順は図15に示す、カラーデータ
種類(Dflg)が既知の場合と同様の手順で実施され
る。また、最適化方法としてもバックプロパゲーション
法が使用可能であるが、他の公知な学習方法によって効
率的に実施することも可能である。また、実際に学習を
行う過程では、先に述べたエネルギー関数を微分すると
計算が煩雑になるために、入力信号と教師信号の各々の
対ごとに教師信号とのエネルギーが減少するように学習
を行うことが一般的である。また、バックプロパゲーシ
ョン 法では誤差が最小値とはならず、極少値となるこ
とがある。学習過程において、各重みや閾値に適宜のノ
イズを加えることによりこの現象に効果的であることが
知られている。以上、バックプロパゲーション学習を用
いたものについて述べたが、一般に教師付学習が可能な
神経回路網理論に基づく系であれば本発明の非線形変換
回路として用いることが可能である。
【0044】なお、以上の実施例の説明においては、複
数の相異なる入力信号を一つの出力装置の画像記録信号
に変換する例を挙げたが、非線形変換回路7を複数種の
異なる出力装置に対応するように変更実施することがで
きる。即ち、図1の破線で示す重みメモリ9を設け、L
*,a*,b*,αからYout,Mout,Cou
t,Koutへの変換を定義する情報を接続される複数
の出力装置に対応する数だけ用意し、重みメモリ9に保
持しておく。外部からの所望の出力装置を選択する信号
selによって、対応する変換の定義情報を重みメモリ
9から読み出して非線形変換回路7に設定する。これに
より複数の異なる特性の出力装置、例えばプリンタを選
択して出力することが可能となる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数の相異なる入力色信号に対応した色変換処理が可能
となり、特に、色座標系との対応が未定義な入力色信号
に対しても自己学習にて対応可能にした構成では、現在
および将来にわたり、幅広い技術分野で実用化される種
々のカラ、ー画像デバイスとの相互接続が可能となり、
種々のカラー画像デバイスが要求する所望の色再現を実
現できる。
【0046】また、本発明では記録装置の特性を考慮し
た画質向上(質感向上、グレイ再現安定化、記憶色の粒
状感低減、など)をも考慮したUCR調整をおこなう構
成とした場合に、色再現の忠実性を保証するのみなら
ず、出力画像の品質自体を高める効果を発揮する。
【0047】また、本発明によれば、知覚的に等歩的な
均等色空間上の3変数色信号を介在させることにより、
一連の処理がすべてデバイス・インデペンデントに構成
され、かつ、人間の感性にマッチした知覚的に等歩度な
輝度・色度分離信号のもとに実行されることから、本発
明は画像記録方式に依存することなく適用可能であり、
かつ、必要な調整は人間の感性と良く一致した形で実現
される。
【0048】また、本発明は、前述のような単純な非線
形演算ユニットの結合で構成される非線形変換回路を備
えるため、高速に処理することが可能であるとともに、
4色の並列出力処理を小規模の回路構成で実現できる。
また、従来のマトリクス型色変換方式に比べると、パラ
メータの自由度の点で飛躍的に変換精度が向上する。ま
た、ダイレクトルックアップテーブル方式と呼ばれる、
色空間内の代表点についてその変換出力を予めテーブル
形式で保持し、任意入力に対して近傍代表点の線形補間
演算により出力値を決定する、色空間内での折線近似型
変換と比較すると、複数の入力色信号に対する変換係数
メモリが非常に小さいとともに、入出力変換に連続性と
微分連続性が保証されるために、コンピューターグラフ
ィックスのような微妙な色のグラデーションが含まれる
画像を再現するさいに疑似輪郭を生じない点が優れる。
【0049】このようなことから、本発明に係わるカラ
ー画像処理装置は印刷スキャナー、ビデオプリンタ、デ
ィジタルカラーコピー、カラープルーフシステムなどの
広範囲な分野での画像処理装置として極めて好適であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のカラー画像処理装置の実施例の全体
構成図
【図2】 ワークステーションでのアプリケーションソ
フトで扱われるカラー画像信号の種類を表す説明図
【図3】 UCR率関数のパラメータの説明図
【図4】 UCR率関数の関数型の説明図
【図5】 非線形演算回路内の非線形演算ユニットの構
成図
【図6】 非線形演算回路内の非線形演算ユニットの符
号を考慮しない場合の実現例の一例を示す図
【図7】 非線形演算回路内の非線形演算ユニットの符
号を考慮する場合の実現例の一例を示す図
【図8】 非線形演算回路の中枢となる非線形演算ネッ
トワークの構成の一例を示す図
【図9】 図8の非線形演算ネットワークのハードウェ
アとしての実現例を示す図
【図10】 (a)は非線形演算ネットワークに用いら
れる電流電圧変換回路の例、(b)はその記号表現を示
す図
【図11】 (a)は非線形演算回路の中枢となる非線
形演算ネットワークで用いられる閾値回路の例、(b)
はその記号表現を示す図
【図12】 非線形演算回路4の全体構成図
【図13】 非線形演算回路7の全体構成図
【図14】 非線形演算回路7の重み値、閾値を決定す
るための手順を示すフローチャートである。
【図15】 非線形演算回路4の重み値、閾値を決定す
るための手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1……入力手段、2…学習手段、3…重みメモリ、4…
非線形変換回路、5…彩度決定手段、6…UCR率関数
演算手段、7…非線形変換回路、8…出力装置、9…重
みメモリ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村井 和昌 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼ ロックス株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−14696(JP,A) 特開 平4−49774(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/00 G06T 1/00 H04N 1/46

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種類の相異なる色信号から知覚的
    に等歩的な均等色空間上の3変数色信号にそれぞれ変換
    する第1の変換ステップと、均等色空間上の3変数色信
    号から彩度信号(C)を求め、その彩度信号を次式の
    関数に入力してUCR率(α)を決定し、そのUCR率
    と均等色空間上の3変数色信号から墨を含んだ4色の画
    像記録信号に変換する第2の変換ステップを有すること
    を特徴とするカラー画像処理方法。 C<C の時 α=Ak ≦C<C の時 α=(C−C )/
    (C −C )×(Ak−Ak)+Ak ≦Cの時 α=Ak ただし、(C ,Ak)、(C ,Ak)は、
    関数の調整可能なパラメータ。
  2. 【請求項2】 複数種類の相異なる色信号から知覚的
    に等歩的な均等色空間上の3変数色信号にそれぞれ変換
    する第1の変換ステップと、均等色空間上の3変数色信
    号から彩度信号(C)を求め、その彩度信号を次式の
    関数に入力してUCR率(α)を決定し、そのUCR率
    と均等色空間上の3変数色信号から墨を含んだ4色の画
    像記録信号に変換する第2の変換ステップを有すること
    を特徴とするカラー画像処理方法。 α=Ak+(Ak−Ak)×[1−tanh(π
    /2×(C−a)/b)]/2 ここで、a=(C +C )/2 b=(C −C )/2 α>1の時、α=1 α<0の時、α=0 ただし、(C ,Ak)、(C ,Ak)は、
    関数の調整可能なパラメータ。
  3. 【請求項3】 複数種類の相異なる色信号から知覚的
    に等歩的な均等色空間上の3変数色信号に変換する第1
    の変換手段と、均等色空間上の3変数色信号から墨を含
    んだ4色の画像記録信号に変換する第2の変換手段とを
    有し、 前記第1の変換手段は、前記複数の相異なる色信号と、
    均等色空間との関係をそれぞれ定義する非線形の変換特
    性情報を記憶する記憶手段と、前記複数の相異なる色信
    号の何れのデータが入力されるかを判定する入力判定手
    段と、その入力判定手段の判定に対応する前記記憶手段
    の前記非線形の変換特性情報に基づいて、入力された色
    信号を前記3変数色信号に変換する非線形変換手段とを
    備えたものであり、 前記第1の変換手段における非線形変換手段または前記
    第2の変換手段のいずれか一方または両方は、非線形演
    算ユニットを神経細胞として複数個互いに結合して構成
    した神経回路網を模擬する多層のネットワーク回路であ
    り、 前記多層のネットワーク回路は少なくとも入力層と出力
    層を含み、 第1の変換手段の非線形変換手段においては、入力層に
    入力色信号を入力し、出力層からは均等色空間上の3変
    数色信号を出力し、 第2の変換手段においては、入力層に均等色空間上の3
    変数色信号を入力し、出力層からは墨を含んだ4色の画
    像記録信号を出力するものであり、 前記各非線形演算ユニットは、色信号を入力する複数の
    入力端子と、それらの複数の入力端子に接続され、入力
    された色信号に対して非線形の関数演算を施す複数の非
    線形関数演算手段と、非線形関数演算手段の演算の結果
    得られた各々の関数値に対し、それぞれ対応する前記記
    憶手段に格納された非線形の変換特性情報としての重み
    値を乗ずる乗算手段と、その各々の乗算手段により得ら
    れた各々の結果の和を求め、さらに閾値を加算すること
    により変換信号を出力する加算手段とを備えたものであ
    って、 前記非線形関数演算手段と前記乗算手段の組合せをアナ
    ログ回路によって構成し、そのアナログ回路が1対の3
    端子増幅素子のそれぞれの第1端子を互いに結合した差
    動増幅回路からなり、前記1対の3端子増幅素子の各第
    2端子間に前記入力に比例した電圧差を供給し、前記第
    1端子に重み値に比例した電流を供給することにより、
    前記差動増幅回路を構成する3端子増幅素子の各第
    子間の電流の差として出力を得るものであることを特徴
    とするカラー画像処理装置。
  4. 【請求項4】 複数種類の相異なる色信号から知覚的に
    等歩的な均等色空間上の3変数色信号に変換する第1の
    変換手段と、均等色空間上の3変数色信号から墨を含ん
    だ4色の画像記録信号に変換する第2の変換手段とを有
    し、 前記第1の変換手段は、前記複数の相異なる色信号と、
    均等色空間との関係をそれぞれ定義する非線形の変換特
    性情報を記憶する記憶手段と、前記複数の相異なる色信
    号の何れのデータが入力されるかを判定する入力判定手
    段と、その入力判定手段の判定に対応する前記記憶手段
    の前記非線形の変換特性情報に基づいて、入力された色
    信号を前記3変数色信号に変換する非線形変換手段とを
    備えたものであり、 前記第1の変換手段における非線形変換手段または前記
    第2の変換手段のいずれか一方または両方は、非線形演
    算ユニットを神経細胞として複数個互いに結合して構成
    した神経回路網を模擬する多層のネットワーク回路であ
    り、 前記多層のネットワーク回路は少なくとも入力層と出力
    層を含み、 第1の変換手段の非線形変換手段においては、入力層に
    入力色信号を入力し、出力層からは均等色空間上の3変
    数色信号を出力し、 第2の変換手段においては、入力層に均等色空間上の3
    変数色信号を入力し、出力層からは墨を含んだ4色の画
    像記録信号を出力するものであり、 前記各非線形演算ユニットは、色信号を入力する複数の
    入力端子と、それらの複数の入力端子に接続され、入力
    された色信号に対して非線形の関数演算を施す複数の非
    線形関数演算手段と、非線形関数演算手段の演算の結果
    得られた各々の関数値に対し、それぞれ対応する前記記
    憶手段に格納された非線形の変換特性情報としての重み
    値を乗ずる乗算手段と、その各々の乗算手段により得ら
    れた各々の結果の和を求め、さらに閾値を加算すること
    により変換信号を出力する加算手段とを備えたものであ
    って、 前記非線形関数演算手段と前記乗算手段の組合せをアナ
    ログ回路によって構成し、そのアナログ回路が、 第1と第2の3端子増幅素子の第1端子を各々結合して
    第1の差動増幅回路を構成し、 第3と第4の3端子増幅素子の第1端子を各々結合して
    第2の差動増幅回路を構成し、 第1と第4の3端子増幅素子の各第2端子を結合して第
    1の入力端子とし、 第2と第3の3端子増幅素子の各第2端子を結合して第
    2の入力端子とし、 入力に比例した電圧を第1の入力端子と第2の入力端子
    間に供給し、 第1と第3の3端子増幅素子の第3端子を接続し第1の
    出力端子とし、 第2と第4の3端子増幅素子の第3端子を接続し第2の
    出力端子とし、 重み値に比例した電流差を持つ電流を第1と第2の差動
    増幅回路の第1端子に供給することにより、入力に有界
    で単調な関数を施して正負何れの値との乗算に比例した
    出力電流差を第1と第2の出力端子に得るものであるこ
    とを特徴とするカラー画像処理装置。
  5. 【請求項5】 複数の相異なる色信号から知覚的に等歩
    的な均等色空間上の3変数色信号に変換する第1の変換
    手段と、 前記第1の変換手段の変換出力に基づいて均等色空間上
    の彩度信号を求める彩度決定手段と、 その彩度決定手段により得られた彩度信号からUCR率
    を決定するUCR率決定手段と、 前記UCR率と均等色空間上の前記3変数色信号から墨
    を含んだ4色の画像出力信号へ変換する第2の変換手段
    とを備えたカラー画像処理装置であって、 前記UCR率決定手段は、調整パラメータ(C ,A
    )、(C ,Ak)を入力する調整パラメータ
    入力手段と、次式の関数によりUCR率を求める演算手
    段とを含むことを特徴とするカラー画像処理装置。 C<C の時 α=Ak ≦C<C の時 α=(C−C )/
    (C −C )×(Ak−Ak)+Ak ≦Cの時 α=Ak
  6. 【請求項6】 複数の相異なる色信号から知覚的に等歩
    的な均等色空間上の3変数色信号に変換する第1の変換
    手段と、 前記第1の変換手段の変換出力に基づいて均等色空間上
    の彩度信号を求める彩度決定手段と、 その彩度決定手段により得られた彩度信号からUCR率
    を決定するUCR率決定手段と、 前記UCR率と均等色空間上の前記3変数色信号から墨
    を含んだ4色の画像出力信号へ変換する第2の変換手段
    とを備えたカラー画像処理装置であって、 前記UCR率決定手段は、調整パラメータ(C ,A
    )、(C ,Ak)を入力する調整パラメータ
    入力手段と、次式の関数によりUCR率を求める演算手
    段とを含むことを特徴とするカラー画像処理装置。 α=Ak+(Ak−Ak)×[1−tanh(π
    /2×(C−a)/b)]/2 ここで、a=(C +C )/2 b=(C −C )/2 α>1の時、α=1 α<0の時、α=0
  7. 【請求項7】 均等色空間の3変数色信号と、複数の相
    異なる出力装置に対する、墨を含んだ4色の画像記録信
    号との関係をそれぞれ定義する複数の変換特性情報を記
    憶する記憶手段を付加し、出力装置の指定に応じて、一
    つの変換特性情報が前記記憶手段からロードされること
    により、前記第2の変換手段の変換特性が設定されるこ
    とを特徴とする請求項5または6記載のカラー画像処理
    装置。
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