JP3209402B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP3209402B2
JP3209402B2 JP30706596A JP30706596A JP3209402B2 JP 3209402 B2 JP3209402 B2 JP 3209402B2 JP 30706596 A JP30706596 A JP 30706596A JP 30706596 A JP30706596 A JP 30706596A JP 3209402 B2 JP3209402 B2 JP 3209402B2
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    • H04N1/603Colour correction or control controlled by characteristics of the picture signal generator or the picture reproducer

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、写真フィルムを
読み取ることによって得られた画像データやデジタルカ
メラから得られた画像データなどの入力カラー画像信号
を、カラープリンタなどの画像形成装置に送出する画像
記録信号に変換する画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータの発達、通信ネット
ワークの整備、大容量の記憶媒体の出現などに加えて、
スキャナやデジタルカメラなどが普及するに伴い、写真
画像データが急速に広まっており、写真画像データを高
画質でプリントアウトしたいという要求が高まってきて
いる。
【0003】また、写真フィルムの分野においても、ア
ナログ出力ではなく、画像をデジタル化して画像処理や
画像編集を行うことにより、さらに高画質で多機能なプ
リントアウトをしたいという要求が高まってきている。
【0004】このように写真画像データをプリントアウ
トする場合、画像中の特徴的な部分、例えば人間の肌の
色、空の青、草の緑というような記憶色の部分を、視覚
的に好ましい色、ないし所望の色に再現したいという要
求がある。
【0005】そこで、特開平6−121159号には、
画像中から記憶色を抽出して、その抽出した部分を、あ
らかじめ官能評価試験によって得られた、好ましく感じ
る色に変換してから、プリントアウトする方法が開示さ
れている。
【0006】一方、プリンタなどの画像形成装置や、デ
ィスプレイなどの画像表示装置は、一般にデバイスごと
に色再現範囲が異なっており、特にプリンタとディスプ
レイの色再現範囲は大きく異なっている。そのため、ス
キャナなどの画像入力源から得られた入力画像データを
プリンタによってプリントアウトする場合、入力画像デ
ータの一部をプリンタで出力することができない、とい
うようなことが生じ得る。
【0007】図17は、このデバイスによる色再現範囲
の違いを示したもので、領域Gpは、あるカラープリン
タ(コダックXL7700)の色再現範囲であり、領域
Gmは、一般的なRGBカラービデオモニタの色再現範
囲である。ただし、図は、CIE・L色空間
におけるL=50.0のa平面上での色再現範
囲を示している。
【0008】この場合、図中の点Piの画像データは、
プリンタの色再現範囲Gpの外に位置しているので、そ
のままではプリンタで出力することができない。点Pi
の画像データをプリンタで出力させるには、なんらかの
操作ないし変換が必要となる。
【0009】従来、その方法として、いくつかの方法が
提案されている。例えば、特開平7−298073号に
は、色再現範囲の外側に位置する画像データを、色再現
範囲の縁に位置するように彩度方向にクリッピングする
ことが示されている。すなわち、図17の点Piの画像
データは、点Piに対して明度および色相が一致するよ
うに、図のa平面上で、点Piとa座標の
原点を結ぶライン1が色再現範囲Gpの境界と交わる点
Po1の画像データに変換する。
【0010】また、特開平5−115000号には、プ
リンタの色再現範囲内に彩度を圧縮しないで忠実に再現
する領域を設定して、その領域外の画像データにつき部
分的に彩度を圧縮することが示されている。
【0011】さらに、特開平6−253138号ないし
特開平6−253139号には、色空間内の特定のポイ
ントのマッピングを明示的に指定し、残りの部分は補間
などによってマッピングする方法が示されている。具体
的に、この方法では、図17の点Piの画像データは、
色再現範囲Gpの境界上の点Po2の画像データに変換
される。
【0012】また、特開平6−189121号には、入
力信号に応じて、モニタ上の色とプリント上の色との間
の、明度、彩度および色相に関する偏差を重み付けして
加算した評価関数を用いて、色変換パラメータの最適化
を図ることによって、人間が好ましく感じるように色再
現域を圧縮する方法が示されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】特開平6−12115
9号に示された方法は、写真画像データをプリントアウ
トする場合に、記憶色を視覚的に好ましい色に再現する
ことができるという点で、確かに効果的である。
【0014】しかしながら、この特開平6−12115
9号の方法は、抽出した記憶色領域につき、他の領域と
異なった色補正処理を行うため、図18(A)に示すよ
うに記憶色と他の色との間に不連続を生じて、擬似輪郭
が発生するなど、必ずしも良好な色再現を得ることがで
きない欠点がある。
【0015】一方、プリンタの色再現範囲が相対的に狭
いことに対する対応として、特開平7−298073号
のように、色再現範囲の外側に位置する画像データを、
色再現範囲の縁に位置するように彩度方向にクリッピン
グする方法は、図18(B)の直線部分3で示すよう
に、高彩度部において彩度の潰れを生じ、出力画像の画
質を著しく損なう欠点がある。
【0016】また、特開平5−115000号のよう
に、プリンタの色再現範囲内に彩度を圧縮しないで忠実
に再現する領域を設定して、その領域外の画像データに
つき部分的に彩度を圧縮する方法も、クリッピングする
方法ほどではないものの、図18(B)の直線部分4で
示すように、やはり高彩度部において彩度の潰れを生
じ、出力画像の画質が損なわれる。
【0017】さらに、特開平6−253138号ないし
特開平6−253139号に示された方法では、高彩度
部における彩度の潰れは緩和されるものの、図18
(C)の曲線部分9から明らかなように、色相の曲りを
生じ、また彩度の階調特性の直線性も損なわれる欠点が
ある。また、この方法では、色を合わせたいポイントが
多くなった場合には、色の連続性を保証することが困難
となる。
【0018】また、特開平6−189121号に示され
た方法では、入力彩度に対する出力彩度の特性は図18
(B)の破線曲線5で示すようになり、クリッピングす
る方法ほどではないものの、やはり高彩度部において彩
度の潰れを生じる。また、この方法は、色変換パラメー
タを決定するために、色空間内の多くの点を評価点とし
て設定し、それぞれについて官能評価を用いて重み係数
を決定しなければならないため、評価関数を決定するの
に多大な労力を必要とする。
【0019】今後、デジタル写真システムが普及してい
くにつれて、ユーザが写真フィルムやCD−ROMをプ
リントショップに持ち込み、プリントを受け取るといっ
た場合が多くなると考えられ、その場合、モニタの色に
プリントを合せたいといった要求よりも、プリント上の
色再現を良好にしたいといった要求の方が多いと考えら
れる。
【0020】また、写真フィルムの経年変化や不適切な
露出のために、および多様な入力機器に対応しなければ
ならないために、プリントする画像ごとにカラーバラン
スが変化していることが考えられ、入力データのカラー
バランスに忠実にプリントした場合には、入力データの
カラーバランスが変化しているときには好ましい色再現
のプリントを得ることが不可能となる。
【0021】以上のように、デジタル写真データをユー
ザが求める好ましい色に変換処理するカラー画像処理は
今まで存在しない。さらに、従来広く用いられてきた色
再現域の圧縮方法は、プリント上の色をモニタ上の色に
視覚的に一致させなければならないといった前提条件が
あるために、なるべく全体の彩度を高く保った状態で色
再現範囲を彩度方向に圧縮するものであるため、原理的
に高彩度部において階調の潰れを生じやすい問題があ
る。
【0022】また、モニタ上の色のカラーバランスが崩
れて、好ましい色に再現されていない場合では、プリン
ト上の色をモニタ上の色に一致させても、ユーザが求め
る好ましい色を得ることは不可能である。
【0023】さらに、従来提案されている、人間の記憶
色を抽出して別の色補正処理を行う方式では、記憶色の
再現は良好になるものの、記憶色と他の色との間の不連
続を生じ、擬似輪郭が発生するなどの問題がある。
【0024】一方、プリント上の色を何かに合せるので
はなく、それ自身をユーザが求める好ましい色に再現す
ることを考えると、記憶色などのユーザが注目する色の
再現をユーザの記憶に一致させればよい。
【0025】さらに、記憶色の再現と高彩度部の潰れの
防止は相反する要求となることが多いため、それを両立
するように色変換特性を決定することが必要となる。
【0026】また、人間が持っている記憶色については
幅があるため、従来のように記憶色をある値に必ずしも
一致させなくてもよく、一致させるよりも色相や彩度を
より好ましい状態にすることが重要と考えられる。
【0027】さらに、高彩度部の潰れを感じない階調を
実現するためには、画像形成装置の色再現範囲を最大限
に活用することが必須である。また、記憶色を確実にユ
ーザの記憶に一致させるためには、入力画像データの特
性を考慮して、入力画像データから記憶色領域を抽出す
ることが必要である。
【0028】この発明は、以上の点から、どのような画
像に対しても常に視覚的に好ましい色再現のプリントを
得ることができるとともに、記憶色などの、画像中にお
いて人間が注目する部分の明度、彩度および色相が良好
に再現され、かつ画像全体の階調特性や色相の直線性が
確保され、高彩度部の潰れを生じない、良好な色再現特
性を有する画像処理装置を実現することを目的とする。
【0029】この発明の他の目的は、少ないパラメータ
で良好な色再現特性が得られ、確実にパラメータの最適
化を図ることができるようにすることにある。
【0030】さらに、この発明の他の目的は、少ない評
価点で簡単かつ確実に記憶色などの再現が所望のものと
一致する画像処理装置を実現することにある。
【0031】
【課題を解決するための手段】この発明の画像処理装置
は、入力カラー画像信号をデバイスに依存しない3変数
色信号に変換する第1色変換手段と、その3変数色信号
を画像形成装置に送出される画像記録信号に変換する第
2色変換手段と、当該パラメータ値によって前記第1色
変換手段の色変換特性を変更できるパラメータを決定す
るパラメータ決定手段とを備え、そのパラメータ決定手
段が、前記画像形成装置の色再現特性を示すデータ、前
記入力カラー画像信号中の特徴色のデータ、および前記
画像形成装置による出力画像の色再現特性の線形性を評
価するための評価データに基づいて、前記特徴色データ
および前記評価データについて前記画像形成装置による
出力色を予測し、評価することによって、前記入力カラ
ー画像信号中の特徴色を所定の色に一致させ、かつ前記
画像形成装置による出力画像の色再現特性の線形性を維
持するように前記パラメータを決定する、ものとする。
【0032】
【作用】上記のように構成した、この発明の画像処理装
置においては、入力カラー画像信号が第1色変換手段に
よってデバイスに依存しない3変数色信号に変換され、
その3変数色信号が第2色変換手段によって画像記録信
号に変換される。
【0033】そして、第1色変換手段では、パラメータ
決定手段により決定された色変換パラメータによって、
入力カラー画像信号が3変数色信号に変換され、さら
に、そのパラメータ決定手段においては、画像形成装置
の色再現特性を示すデータ、入力カラー画像信号中の特
徴色のデータ、および画像形成装置による出力画像の色
再現特性の線形性を評価するための評価データに基づい
て、その特徴色データおよび評価データについて画像形
成装置による出力色を予測し、評価することによって、
一方では入力カラー画像信号中の記憶色などの特徴色を
所定の色に一致させるように、他方では画像形成装置に
よる出力画像の色再現特性の線形性を維持するように、
第1色変換手段の色変換パラメータを決定する。
【0034】したがって、その入力カラー画像信号中の
特徴色を所定の色に一致させ、かつ画像形成装置による
出力画像の色再現特性の線形性を維持するような色変換
パラメータによって、第1色変換手段において入力カラ
ー画像信号が3変数色信号に変換されることにより、画
像中の特徴色部分の明度、彩度および色相が良好に再現
され、かつ画像全体の階調特性や色相の直線性が確保さ
れるとともに、高彩度部の潰れなどの非線形的画質劣化
を生じない。
【0035】
【発明の実施の形態】
〔カラー画像出力システムとしての一実施形態〕図1
は、この発明の画像処理装置を用いたカラー画像出力シ
ステムの一実施形態を示し、そのカラー画像出力システ
ムは、全体として、画像入力装置100、画像処理装置
200および画像形成装置300によって構成される。
【0036】画像入力装置100は、外部から各種フォ
ーマットのカラー画像を取り込んで、この例では、R
(レッド)、G(グリーン)およびB(ブルー)の各色
のデータにつき、それぞれ8ビット、256階調の、総
計24ビットのRGBデータからなるカラー画像信号を
出力するものである。
【0037】具体的に、画像入力装置100は、35m
mカラーネガフィルムやポジフィルム、もしくはAPS
フイルムなどに代表される銀塩写真フィルムを、CCD
センサによってRGBデータとして読み取り、またはK
ODAK・PhotoCDフォーマットのCD−ROM
から画像データを読み取ってRGBデータに変換し、ま
たはCanonDCS1cのようなデジタルカメラから
撮影データを取り込んでRGBデータに変換し、または
ユーザが他のコンピュータを用いて編集してMOやZi
pに代表される記録メディアに保存したカラーイメージ
データを、その記録メディアから読み取ってRGBデー
タに変換し、またはネットワーク上に接続された機器か
ら送信されたイメージ情報をRGBデータに変換して、
それぞれ画像処理装置200に転送する機能を有するも
のである。
【0038】画像処理装置200は、全体として、第1
色変換手段210、第2色変換手段220およびパラメ
ータ決定手段230によって構成され、画像入力装置1
00から入力されたRGBデータは、第1色変換手段2
10によって、均等色空間の一つであるCIE・L
色空間のデータに変換される。
【0039】第1色変換手段210の色変換特性は、入
力RGBデータと、画像形成装置300から転送されて
示された、画像形成装置300の色再現範囲などの色再
現特性とから、パラメータ決定手段230によって決定
され、その決定された色変換パラメータが、第1色変換
手段210に送られる。
【0040】第1色変換手段210からのL
データは、第2色変換手段220によって、画像形成装
置300の色空間の画像記録信号、この例では、Y(イ
エロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)およびK(ブ
ラック)の4色のデータに変換されて、画像形成装置3
00に転送される。そして、画像形成装置300におい
て、そのYMCKデータによって、用紙上に画像が形成
される。
【0041】画像入力装置100からの入力色信号は、
最も一般的にはRGBデータで、以下の例でもRGBデ
ータの場合を示すが、YMC色空間やPhotoCDで
用いられるYCC色空間などの他の色空間のデータでも
よい。
【0042】また、第1色変換手段210としては、入
力色信号をL色空間に変換するものを代表的
に用いることができ、以下の例でもL色空間
に変換する場合を示すが、デバイスに依存しない色空間
であれば、XYZ色空間やLuv色空間などの他の色空
間に変換するものでもよい。ただし、均等色空間に変換
するものであることが望ましい。
【0043】さらに、画像形成装置300の色空間も、
以下の例ではYMCK色空間の場合を示すが、YMC色
空間やRGB色空間などの他の色空間でもよい。画像形
成装置300で用いられる画像形成媒体も、用紙に限ら
ないが、以下の例では用紙の場合を示す。
【0044】図2は、その画像形成装置300の一例を
示す。この例は、シングルエンジン方式の電子写真方式
のカラープリンタの場合で、画像処理装置200からの
YMCK4色のデータは、それぞれ、スクリーンジェネ
レータ390によって、データ値に応じてパルス幅が変
調された二値信号、すなわちスクリーン信号に変換され
る。
【0045】そのスクリーン信号により、レーザ光スキ
ャナ380のレーザダイオード381が駆動されて、レ
ーザダイオード381から、すなわちレーザ光スキャナ
380から、レーザ光Lが得られ、そのレーザ光Lが感
光体ドラム310上に照射される。
【0046】感光体ドラム310は、静電潜像形成用の
帯電器320により帯電され、レーザ光スキャナ380
からのレーザ光Lが照射されることによって、感光体ド
ラム310上に静電潜像が形成される。
【0047】その静電潜像が形成された感光体ドラム3
10に対して、回転現像器330のKYMC4色の現像
器331,332,333,334が当接することによ
って、感光体ドラム310上に形成された各色の静電潜
像がトナー像に現像される。
【0048】そして、用紙トレイ301上の用紙が、給
紙装置部302により転写ドラム340上に送られ、巻
装されるとともに、転写帯電器341により用紙の背面
からコロナ放電が与えられることによって、感光体ドラ
ム310上の現像されたトナー像が、用紙上に転写され
る。多色カラー画像を得る場合には、用紙が2〜4回繰
り返して感光体ドラム310に当接させられることによ
って、KYMC4色中の複数色の画像が多重転写され
る。
【0049】転写後の用紙は、定着器370に送られ、
トナー像が、加熱溶融されることによって用紙上に定着
される。感光体ドラム310は、トナー像が用紙上に転
写された後、クリーナ350によってクリーニングさ
れ、前露光器360によって再使用の準備がなされる。
【0050】図2の例は、シングルエンジン方式の場合
であるが、画像形成装置300は、タンデムエンジン方
式や、感光体ドラム上にカラー画像を形成して一括転写
するイメージオンイメージ方式など、他の方式の電子写
真方式のプリンタでもよい。
【0051】また、以下に示す実施形態から明らかなよ
うに、この発明は、銀塩写真方式、熱転写方式またはイ
ンクジェット方式など、電子写真方式以外の方式の画像
形成装置に対しても適用することができ、電子写真方式
の画像形成装置に対して適用した場合と同様の結果を得
ることができる。
【0052】〔画像処理装置としての第1の実施形態〕
図3は、図1に示した画像処理装置200の一例を示
す。この例は、第1色変換手段210を、後述する特殊
な3次元補間色変換回路211と色調整回路213によ
って構成し、第2色変換手段220は、後述する公知の
DLUT補間演算回路221と階調補正回路222によ
って構成する場合である。
【0053】また、パラメータ決定手段230は、特徴
色領域抽出手段231、特性記述手段232、出力画像
予測手段233、評価データ設定手段234、明度偏差
算出手段241、彩度偏差算出手段242、色相偏差算
出手段243、明度階調特性算出手段244、彩度階調
特性算出手段245、色相直線性算出手段246、評価
値統合化手段235およびパラメータ変更手段236に
よって構成する。
【0054】そして、画像入力装置100からの入力R
GBデータが、特徴色領域抽出手段231に供給され
て、特徴色領域抽出手段231において、入力RGBデ
ータから、例えば人の肌色、草の緑または空の青などの
記憶色のように、入力画像中でユーザが最も注目する特
徴色の領域のデータが抽出され、その抽出された特徴色
領域のRGBデータが、出力画像予測手段233に送出
される。
【0055】出力画像予測手段233では、後述するよ
うに特性記述手段232が画像形成装置300と通信す
ることにより特性記述手段232に書き込まれた、画像
形成装置300の色再現範囲を示すデータから、この特
徴色領域抽出手段231からの特徴色領域のRGBデー
タが、3次元補間色変換回路211と色調整回路213
からなる第1色変換手段210によって色変換された後
の出力色を、L色情報として予測し、その予
測値としてのL色情報を、明度偏差算出手段
241、彩度偏差算出手段242および色相偏差算出手
段243に転送する。
【0056】明度偏差算出手段241は、その特徴色の
予測値と、あらかじめLデータにより定めら
れた設定値との間の明度情報の偏差を求めて、その算出
結果を評価値統合化手段235に転送する。彩度偏差算
出手段242は、特徴色の予測値と設定値との間の彩度
情報の偏差を求めて、その算出結果を評価値統合化手段
235に転送する。色相偏差算出手段243は、特徴色
の予測値と設定値との間の色相情報の偏差を求めて、そ
の算出結果を評価値統合化手段235に転送する。
【0057】一方、評価データ設定手段234におい
て、あらかじめ評価データとして、例えばレッド、グリ
ーン、ブルー、イエロー、マゼンタ、シアンおよびグレ
ーのように、入力画像中でユーザに階調特性や高彩度部
の階調の潰れ、および色相の曲りが知覚されやすい色に
ついての階調データが、RGBデータにより設定され、
その設定された色階調データが、出力画像予測手段23
3に送出される。
【0058】出力画像予測手段233では、上記の特性
記述手段232に書き込まれた、画像形成装置300の
色再現範囲を示すデータから、この評価データ設定手段
234からの評価データとしてのRGBデータが、3次
元補間色変換回路211と色調整回路213からなる第
1色変換手段210によって色変換された後の出力色
を、L色情報として予測し、その予測値とし
てのL色情報を、明度階調特性算出手段24
4、彩度階調特性算出手段245および色相直線性算出
手段246に転送する。
【0059】明度階調特性算出手段244は、その評価
データの予測値の明度階調の直線性を求めて、その算出
結果を評価値統合化手段235に転送する。彩度階調特
性算出手段245は、評価データの予測値の彩度階調の
直線性を求めて、その算出結果を評価値統合化手段23
5に転送する。色相直線性算出手段246は、評価デー
タの予測値の色相の直線性を求めて、その算出結果を評
価値統合化手段235に転送する。
【0060】評価値統合化手段235は、明度偏差算出
手段241、彩度偏差算出手段242、色相偏差算出手
段243、明度階調特性算出手段244、彩度階調特性
算出手段245および色相直線性算出手段246から得
られる、それぞれの画質評価値を重み付けして加算する
ことにより統合化して、画質の総合評価値を算出し、そ
の算出した総合評価値をパラメータ変更手段236に送
出する。
【0061】パラメータ変更手段236は、評価値統合
化手段235からの総合評価値が設定された収束条件を
満たしていない場合には、3次元補間色変換回路211
および色調整回路213のパラメータを変更し、その変
更後のパラメータを出力画像予測手段233に転送し
て、総合評価値が収束条件を満たすまで、出力画像予測
手段233などに対して上記の画質評価処理を繰り返し
行わせ、総合評価値が収束条件を満たした場合には、そ
の時のパラメータを最適パラメータとして、3次元補間
色変換回路211および色調整回路213に転送する。
【0062】最適パラメータが決定された後、画像入力
装置100から第1色変換手段210の3次元補間色変
換回路211に入力RGBデータが供給されて、3次元
補間色変換回路211において、後述するように入力R
GBデータがLデータに変換される。その変
換後のLデータは、色調整回路213によっ
て、後述するように均等色空間であるL色空
間上で色調整されて、色調整回路213から、すなわち
第1色変換手段210から、色調整後のL
ータが出力される。
【0063】さらに、その色調整後のLデー
タは、第2色変換手段220の、DLUT(ダイレクト
ルックアップテーブル)と補間演算回路からなる、後述
するようにそれ自体は公知のDLUT補間演算回路22
1において、Lデータに対応するYMCKデ
ータに変換され、その変換後のYMCKデータが、階調
補正回路222により階調補正されて、階調補間回路2
22から、すなわち第2色変換手段220から、画像記
録信号としての階調補正後のYMCKデータが得られ
る。
【0064】そして、その階調補正後のYMCKデータ
からなる画像記録信号が画像形成装置300に転送され
て、例えば図2において示したように用紙上に画像が形
成される。
【0065】上記のように、最初に、入力RGBデータ
がパラメータ決定手段230の特徴色領域抽出手段23
1に供給され、その後、最適パラメータの決定後に、入
力RGBデータが第1色変換手段210の3次元補間色
変換回路211に供給されるために、画像入力装置10
0においては、例えば、画像バッファメモリが設けられ
て、これから入力RGBデータが繰り返し読み出され
る。あるいはまた、上記の銀塩写真フィルムを繰り返し
読み取るなどによって、入力RGBデータを繰り返し出
力するようにされる。
【0066】DLUT補間演算回路221は、上記のよ
うにDLUTと補間演算回路からなり、第1色変換手段
210からのそれぞれ8ビットのLデータの
それぞれ上位4ビットにより、Lデータで決
まる点の近傍の格子点のアドレスが生成されて、その近
傍格子点アドレスにより、DLUTから近傍格子点のデ
ータが読み出され、その読み出された格子点データが、
データのそれぞれ下位4ビットにより補間
演算されて、出力のYMCKデータが得られるものであ
る。
【0067】例えば「ディスプレイアンドイメージン
グ、SCI、Volume2、Number1(199
3)」P17〜25には、近傍8点の格子点を参照して
立方体補間を行う方法、近傍6点の格子点を参照してプ
リズム補間を行う方法、近傍4点の格子点を参照して四
面体補間を行う方法などが示されており、この例でも、
それらの方法、例えばプリズム補間を行う方法を用いる
ことができる。ただし、近傍格子点アドレスは、上位4
ビットに限る必要はない。
【0068】階調補正回路222は、画像形成装置30
0の非線形な階調特性を補正するためのもので、YMC
Kデータのそれぞれにつき8ビットのLUT(ルックア
ップテーブル)によって構成することができる。画像形
成装置300の経時変化を補正するように、階調補正回
路222のLUTの内容を定期的に書き換えるようにし
てもよい。
【0069】なお、この例は、LデータをY
MCKデータに高精度に変換するために、第2色変換手
段220としてDLUT補間演算回路221を用いる場
合であるが、第2色変換手段220として、色変換手段
として一般に広く用いられるマトリクス型の色変換回路
やニューラルネットワーク型の色変換回路など、他の色
変換回路を用いても、同様の結果を得ることができる。
【0070】この例の特徴の一つである、第1色変換手
段210の3次元補間色変換回路211による色変換方
法につき、図4および図5を用いて、以下に示す。
【0071】3次元補間色変換回路211による色変換
方法では、図4(A)(B)に示すように、L
色空間上における画像形成装置300の色再現範囲
を、レッド、グリーン、ブルー、イエロー、マゼンタ、
シアン、グレーの最大濃度点R,G,B,Y,M,C,
S、および画像形成装置300で用いられる用紙の白色
点Wの、総計8点のL座標を頂点とする12
面体で表現する。
【0072】この12面体を、図4(C)の領域1から
領域6までに示すように、それぞれグレーの最大濃度点
Sと用紙の白色点Wを含む6つの4面体に分割し、入力
RGBデータが、いずれの4面体内のデータであるか
を、図4(A)中に示した不等号式に従って判定する。
例えば、R=100,B=128,G=255の入力R
GBデータは、B≧RかつG≧Bであるので、領域5の
4面体内のデータであると判定される。
【0073】次に、ある4面体内の入力RGBデータ
は、以下に示すような補間演算によって、対応するL
データに変換される。
【0074】すなわち、図5(A)に示すように、ある
4面体の頂点(xi,yi,zi),(xj,yj,z
j),(xp,yp,zp),(xq,yq,zq)に
対応するLデータが、それぞれDi,Dj,
Dp,Dqとして与えられているとき、その4面体内の
点(x,y,z)に対応する補間値Dは、図5(A)中
にも示すように、 D=DiΦi(x,y,z)+DjΦj(x,y,z) +DpΦp(x,y,z)+DqΦq(x,y,z) …(1) で与えられる。
【0075】ただし、Φi(x,y,z),Φj(x,
y,z),Φp(x,y,z),Φq(x,y,z)
は、それぞれ図5(B)に示す式(2)(3)(4)
(5)で与えられる。
【0076】このように、画像形成装置300の色再現
範囲を12面体で記述し、その12面体を6つの4面体
に分割して、それぞれの4面体の内部で線形補間演算を
行うことによって、入力RGBデータをL
ータに変換することができる。
【0077】そして、この方法による色変換方式は、従
来の色変換方式として広く用いられているマトリクス
型、ニューラルネットワーク型またはDLUT型などの
色変換方式と比較すると、以下のような利点がある。
【0078】第1に、画像形成装置300の色再現範囲
を最大限に使用することができ、後述するように、その
内部で明度方向および彩度方向の線形性を保証し、色相
方向の直線性を保証することが可能になることである。
【0079】第2に、色変換パラメータが12面体の8
つの頂点R,G,B,Y,M,C,S,Wの座標と少な
く、12面体をそれぞれの色相ごとに4面体に分割する
ので、後述するように、色相ごとの色調整を容易に行う
ことができるとともに、後述する最適化を容易に行うこ
とができる。
【0080】さらに第3に、グレー軸を4面体の一辺と
して表現するので、グレー軸の連続性を確保することが
できる。
【0081】また、この方式によれば、従来の4面体補
間方式のDLUT色変換手段のハードウエアを転用する
ことができ、その場合のDLUTにストアするアドレス
値も8つの頂点の座標のみでよいので、非常に低コスト
な実装が可能となる。
【0082】図6は、第1色変換手段210の色調整回
路213の一例を示す。この例においては、上述した3
次元補間色変換回路211からのLデータ中
のaデータが、彩度色相変換回路214に供給さ
れて、次の式(6)(7)、 C={(a+(b1/2 …(6) H=tan−1(b/a) …(7) で表される彩度データCおよび色相データHに変換さ
れる。
【0083】3次元補間色変換回路211からのL
ータは、LLUT215に入力される。また、彩度色
相変換回路214からの彩度データCはCLUT2
16に入力され、色相データHはH・LUT217に入
力される。
【0084】LLUT215,CLUT216およ
びH・LUT217は、それぞれ1次元のLUTで、L
LUT215により明度方向の調整が、CLUT2
16により彩度方向の調整が、H・LUT217により
色相方向の調整が、それぞれなされる。
【0085】図7(A)(B)および(C)は、L
UT215,CLUT216およびH・LUT217
の設定例を示し、LLUT215およびCLUT2
16においては、入力データの最大値を255に規格化
する。
【0086】CLUT216およびH・LUT217
により調整された後の彩度データCおよび色相データ
Hは、a変換回路218に入力されて、次の式
(8)(9)、 a=Ccos(H) …(8) b=Csin(H) …(9) に従ってaデータに変換され、その変換後のa
データが、LLUT215により調整された後の
データとともに、第2色変換手段220のDLUT
補間演算回路221に供給される。
【0087】なお、彩度色相変換回路214およびa
変換回路218は、上記のように定義式を演算する
構成とする代わりに、それぞれ2次元LUTによって構
成することもできる。
【0088】上記のようにLデータをL
H色空間でLUTにより調整することによって、3次
元補間色変換回路211でL色空間上に線形
に配置されたデータを、明度、彩度および色相のそれぞ
れにつき独立に、任意の特性に調整することが可能とな
る。
【0089】ただし、LデータをL
色空間ではなく、他の色空間に変換して調整するように
構成するなど、他の調整方法によって色調整を行うよう
に構成してもよい。
【0090】図3のパラメータ決定手段230の特徴色
領域抽出手段231における特徴色領域抽出方法の具体
例を、記憶色の一つである肌色の領域を抽出する場合を
例にとって、図8のフローチャートを用いて示す。
【0091】特徴色領域抽出手段231では、あらかじ
め肌色領域のデータ範囲およびデータ比の範囲を設定し
ておく。この例では、Rデータが100〜240、かつ
Gデータが60〜200、かつBデータが60〜220
の範囲内で、しかも、Rデータを1として、Gデータが
0.7〜0.9、かつBデータが0.75〜0.95の
比の範囲内にあるとき、そのRGBデータは肌色領域の
データとする。
【0092】特徴色領域抽出手段231での特徴色領域
抽出処理ルーチン10では、まず、ステップ11におい
て、入力RGBデータを読み込み、次に、ステップ12
において、100<R<240、かつ60<G<20
0、かつ60<B<220の範囲内にあるRGBデータ
を抽出する。
【0093】次に、ステップ13において、ステップ1
2で抽出したRGBデータのそれぞれの比を算出して、
R:G:B=1:0.7〜0.9:0.75〜0.95
の範囲内にあるRGBデータを肌色領域として抽出す
る。
【0094】次に、ステップ14において、ステップ1
3で抽出したRGBデータのそれぞれにつき、図9
(A)(B)(C)に示すようなヒストグラムを作成
し、次に、ステップ15において、それぞれのヒストグ
ラムの代表値、具体的には、最頻値、中央値または平均
値を、入力画像の肌色を示すRGBデータとして出力す
る。この例は、図9(A)(B)(C)において「19
1」「118」「106」として示すような最頻値を出
力する場合である。
【0095】肌色以外の他の特徴色についても、同様に
データ範囲およびデータ比の範囲を前もって設定してお
くことによって、特徴色領域を抽出することができる。
また、このようにデータ比の範囲を設定する場合には、
データ範囲は、RGBデータのすべてにつき設定しない
で、少なくとも一つにつき設定すればよい。
【0096】なお、特徴色領域抽出手段231は、オペ
レータがCRTディスプレイなどのディスプレイ上に表
示された画面を見ながら特徴色領域を抽出するように構
成することもできる。すなわち、例えば、AdobeS
ystems社のPhotoshop3.0Jに搭載さ
れている自動選択ツールと同様の機能を有するアプリケ
ーションによって、オペレータが対話的に特徴色領域を
抽出するようにしてもよい。
【0097】L色空間上における画像形成装
置300の色再現範囲を図4(A)(B)に示したよう
な12面体で表現する場合、画像形成装置300と通信
することにより特性記述手段232には、その12面体
の8つの頂点R,G,B,Y,M,C,S,WのL
座標が書き込まれ、これが画像形成装置300の
色再現範囲を示すデータとして、特性記述手段232か
ら出力画像予測手段233に取り込まれる。
【0098】なお、画像形成装置300が、電源の投入
時やユーザの操作時などにおいて、図2に示した感光体
ドラム310上や用紙上に基準パッチを出力して、測色
計などによりその基準パッチを測定し、その測定値が目
標値に一致するように画像形成に係る操作量を調整し
て、画質を制御するものである場合には、その調整制御
の都度、その時の画像形成装置300の色再現範囲を示
す上記の8つの頂点R,G,B,Y,M,C,S,Wの
座標が特性記述手段232に記述されるこ
とが望ましい。
【0099】そして、出力画像予測手段233は、その
特性記述手段232から与えられた、画像形成装置30
0の色再現範囲を示す8つの頂点R,G,B,Y,M,
C,S,WのL座標に基づいて、3次元補間
色変換回路211および色調整回路213の色変換特性
をシミュレートする。
【0100】この場合、初期値として、3次元補間色変
換回路211の格子点には、画像形成装置300の色再
現範囲を示す8つの頂点R,G,B,Y,M,C,S,
WのL座標が与えられ、色調整回路213の
図6に示したLLUT215,CLUT216およ
びH・LUT217には、それぞれ45度の直線、すな
わち入力値と等しい出力値が与えられる。
【0101】そして、出力画像予測手段233は、特徴
色領域抽出手段231で抽出された特徴色領域のRGB
データの、3次元補間色変換回路211と色調整回路2
13の彩度色相変換回路214およびLLUT21
5,CLUT216,H・LUT217による色変換
後のLH座標を、予測値として求める。
【0102】さらに、明度偏差算出手段241、彩度偏
差算出手段242および色相偏差算出手段243は、次
の式(10)(11)および(12)、 ΔL=|L−Lo| …(10) ΔC=|C−Co| …(11) ΔH=|H−Ho| …(12) によって、それぞれの特徴色についての、設定値(所望
値)Lo,CoおよびHoに対する予測値L,C
およびHの偏差ΔL、ΔCおよびΔHを算出する。
【0103】また、出力画像予測手段233は、評価デ
ータ設定手段234で設定された色階調データとしての
RGBデータの、3次元補間色変換回路211と色調整
回路213の彩度色相変換回路214およびLLUT
215,CLUT216,H・LUT217による色
変換後のLH座標を、予測値として求める。
【0104】さらに、明度階調特性算出手段244、彩
度階調特性算出手段245および色相直線性算出手段2
46は、次の式(13)(14)および(15)、 σL={(L0−Ls0)+(L1−Ls1)+…… ……+(Ln−Lsn)1/2/n …(13) σC={(C0−Cs0)+(C1−Cs1)+…… ……+(Cn−Csn)1/2/n …(14) σH={(H0−Hs0)+(H1−Hs1)+…… ……+(Hn−Hsn)1/2/n …(15) によって、それぞれの色の色階調データについての、設
定値(理想値)Lsi,CsiおよびHsiに対す
る予測値Li,CiおよびHiの分散σL、σCお
よびσHを算出する。ただし、色階調データの階調数を
nとするとき、i=0〜nで、上記の例では、n=25
5である。
【0105】分散σL、σCおよびσHの算出過程を、
それぞれ図10(A)(B)および(C)に示す。
【0106】そして、評価値統合化手段235は、j=
1〜mのそれぞれの特徴色についての偏差ΔLj,ΔC
jおよびΔHjと、q=1〜kのそれぞれの色の色階調
データについての分散σLq,σCqおよびσHqと
を、次の式(16)、 Ω=(j=1〜m)Σ(w1j・ΔLj+w2j・ΔCj+w3j・ΔHj) +(q=1〜k)Σ(w4q・σLq+w5q・σCq+w6q・σHq) …(16) に示すように、重み付けして加算することにより総合化
して、画質の統合評価値Ωを算出する。
【0107】ただし、「(j=1〜m)Σ」は、j=1
からj=mまでの総和を示し、「(q=1〜k)Σ」
は、q=1からq=kまでの総和を示し、w1j,w2
j,w3j,w4q,w5qおよびw6qは、重み係数
である。また、上記のようにレッド、グリーン、ブル
ー、イエロー、マゼンタ、シアンおよびグレーの色階調
データが設定される場合には、k=7である。
【0108】したがって、重み係数w1j,w2j,w
3j,w4q,w5qおよびw6qを設定することによ
って、ユーザの要望に応える任意の特性を有する色変換
特性を実現することができる。
【0109】例えば、記憶色の一つである肌色では、色
相のずれに対する許容値が小さく、彩度に対する許容値
は比較的大きいことが知られているが、色相に関する重
み係数w3jを彩度に関する重み係数w2jより大きく
設定することによって、色相のずれの少ない色変換特性
を得ることができる。
【0110】また、記憶色の一つである空の青では、一
般に、より彩度の高い色が好まれるが、彩度に関する重
み係数w2jを大きく設定することによって、鮮やかな
空の青を得ることができる。
【0111】さらに、特徴色の中で特に色を合わせたい
色に対する重み係数を大きく設定することによって、例
えば肌色重視などの要望に対してフレキシブルな対応が
可能となる。
【0112】また、階調特性重視の要望に対しては、明
度階調特性に関する重み係数w4qを大きく設定すれば
よいとともに、高彩度部の階調の潰れ防止の要望に対し
ては、彩度階調特性に関する重み係数w5qを大きく設
定すればよい。
【0113】パラメータ変更手段236は、評価値統合
化手段235から式(16)で表される総合評価値Ωを
受け取って、上述したように、その総合評価値Ωが設定
された収束条件を満たすまで、3次元補間色変換回路2
11および色調整回路213のパラメータを変更して、
出力画像予測手段233などに対して上記の画質評価処
理を行わせる。
【0114】ここで、最適な色変換パラメータは、総合
評価値Ωを最小にしたときに得られるので、パラメータ
変更手段236による色変換パラメータの変更は、総合
評価値Ωを目的関数として、これを最小化する非線形最
適化の問題として捉えることができる。
【0115】非線形最適化の手法には、最小二乗法や直
接探索法などの種々の手法があるが、この例では、直接
探索法の一種であるシンプレックス法を用いる。シンプ
レックス法については、例えば「非線形最適化法、倍風
館、J.Kowalik他著、山本他訳」に示されてい
る。ただし、非線形最適化の手法として、シンプレック
ス法以外の手法を用いても、同様の結果を得ることがで
きる。
【0116】この例では、色変換パラメータは、3次元
補間色変換回路211の上記の8つの格子点R,G,
B,Y,M,C,S,WのL座標と、色調整
回路213のLLUT215,CLUT216およ
びH・LUT217の値である。しかし、これらすべて
を最適化する場合には、パラメータの数が多くなって、
最適化に時間がかかる。
【0117】そこで、この例では、以下に示すように、
3次元補間色変換回路211と色調整回路213のパラ
メータを互いに独立に最適化するようにし、3次元補間
色変換回路211の調整によって、特徴色に対する色相
方向の調整を行うとともに、色調整回路213のL
UT215およびCLUT216の調整によって、明
度および彩度の階調特性の調整を行うようにする。
【0118】すなわち、図11に示すように、パラメー
タ変更手段236でのパラメータ変更処理ルーチン20
では、まず、ステップ21において、上述したように、
初期値として、3次元補間色変換回路211の格子点
に、画像形成装置300の色再現範囲を示す8つの頂点
R,G,B,Y,M,C,S,WのL座標を
与え、色調整回路213のLLUT215,CLU
T216およびH・LUT217に、それぞれ45度の
直線を与える。
【0119】次に、ステップ22において、3次元補間
色変換回路211のレッド、グリーン、ブルー、イエロ
ー、マゼンタ、シアンの格子点R,G,B,Y,M,C
の色相をパラメータとして、第1の最適化を実施する。
【0120】すなわち、このとき、3次元補間色変換回
路211の格子点R,G,B,Y,M,Cの色相を変化
させることによって、特徴色に対する色相方向の調整を
行う。この場合のパラメータ数は、6個となる。
【0121】次に、ステップ23において、色調整回路
213のLLUT215のパラメータγと、CLU
T216の3点の設定点P1〜P3の座標値を、パラメ
ータとして、第2の最適化を実施する。
【0122】すなわち、このとき、LLUT215の
パラメータγを調整することによって、明度の階調特性
を調整するとともに、CLUT216の3点の設定点
P1〜P3の座標値を調整することによって、彩度の階
調特性を調整する。この場合のパラメータ数は、7個で
ある。
【0123】図12(A)に、LLUT215のパラ
メータγを、図12(B)に、CLUT216の3点
の設定点P1〜P3を、それぞれ示す。パラメータγ
は、LLUT215の入力Lデータをx、出力L
データをyとするとき、y=255(x/255)γ
…(17)とするものであり、CLUT216は、3
点の設定点P1〜P3を通る折れ線で記述するものであ
る。
【0124】そして、最適化終了後、ステップ24にお
いて、最適化終了後のパラメータを3次元補間色変換回
路211および色調整回路213に転送して、パラメー
タ変更処理を終了する。
【0125】CLUT216は、設定点P1〜P3を
通る折れ線で記述する代わりに、設定点P1〜P3を多
項式やスプライン関数で補間するように記述してもよ
い。また、LLUT215を、CLUT216と同
様に、設定点をパラメータとするように構成してもよ
い。
【0126】この例のように色変換パラメータを最適化
することによって、少ないパラメータで高速に最適な色
変換パラメータを決定することができ、画像形成装置3
00から常に好ましい色再現の印刷物を得ることができ
る。
【0127】また、上述した例によれば、3次元補間色
変換回路211によってRGBデータをL
空間に線形にマッピングした状態を初期値として最適化
を行うので、評価関数に対して与える特徴色が少なくて
も確実に最適化を行うことができる。
【0128】さらに、評価値統合化手段235によって
各々の画質評価項目を重み付けして加算することにより
目的関数を算出するので、重み係数を調整することによ
って出力画像にユーザの好みを反映させることが可能と
なる。
【0129】また、特徴色領域抽出手段231によって
特徴色領域を自動的に抽出するので、入力機器の違いや
入力画像である写真フィルムの経年変化などによってカ
ラーバランスが崩れた画像についても、常に記憶色の一
致した好ましい色を出力することができる。
【0130】さらに、3次元補間色変換回路211にお
いて画像形成装置300の色再現範囲をモデル化する色
変換方法をとるので、常に画像形成装置300の色再現
特性を最大限に活用した色再現が可能となる。
【0131】また、画像形成装置300の色再現範囲内
において四面体補間により線形補間を行うことによっ
て、明度および彩度の階調の線形性と色相の直線性を保
証することが可能となり、さらにパラメータ決定手段2
30において階調特性や高彩度部の階調の潰れを評価し
てパラメータを決定するので、従来技術に比べて、より
鮮やかで階調性に優れた色再現を得ることができる。
【0132】〔画像処理装置としての第2の実施形態〕
図13は、図1に示した画像処理装置200の他の例を
示す。この例は、第1色変換手段210の、入力RGB
データをLデータに変換する部分として、図
3および図6に示して上述した特殊な3次元補間色変換
回路211を用いる代わりに、一般的な色変換回路21
2を用いる場合である。
【0133】色変換回路212は、RGBデータをL
データに変換するものであれば、公知のどのよ
うな色変換回路でもよく、マトリクス型の色変換回路、
ニューラルネットワーク型の色変換回路、DLUT型の
色変換回路、または定義式に基づく変換回路などを用い
ることができる。
【0134】この例は、色変換回路212として、ニュ
ーラルネットワーク型の色変換回路を用いる場合であ
る。ニューラルネットワーク型の色変換回路について
は、例えば特公平6−95723号や特開平7−873
47号に示されている。
【0135】そして、この例では、パラメータ決定手段
230のパラメータ変更手段236によって、色調整回
路213のパラメータのみを変更する。色調整回路21
3は、図14に示すように、図6に示したものと同様に
構成することができる。
【0136】なお、図1において上述したように、入力
色信号は、RGBデータに限らず、任意の色空間のデー
タでよい。例えば、印刷での標準の色空間であるCMY
K色空間のデータが入力されて、色変換回路212にお
いてLデータに変換され、またはPhoto
CDで用いられるYCC色空間のデータが入力されて、
色変換回路212においてLデータに変換さ
れてもよい。
【0137】出力画像予測手段233には、特性記述手
段232からこれに記述された、画像形成装置300の
色再現範囲を示す上述した8つの点R,G,B,Y,
M,C,S,WのL座標が入力され、出力画
像予測手段233は、そのL座標に基づい
て、色変換回路212および色調整回路213の色変換
特性をシミュレートする。
【0138】具体的には、画像形成装置300の色再現
範囲が8つの点R,G,B,Y,M,C,S,Wを結ん
だ12面体で表現されるものとして、色変換回路212
および色調整回路213により変換された値が12面体
の外部の点となるときには、その点とL座標
の原点とを結んだ直線と、12面体の表面との交点を、
色変換後の値とする。
【0139】色調整回路213の図14に示したL
UT215,CLUT216およびH・LUT217
には、初期値として、それぞれ45度の直線、すなわち
入力値と等しい出力値が与えられる。
【0140】パラメータ変更手段236は、評価値統合
化手段235から上記の式(16)で表される総合評価
値Ωを受け取って、その総合評価値Ωが設定された収束
条件を満たすまで、色調整回路213のパラメータを変
更して、出力画像予測手段233などに対して画質評価
処理を行わせる。
【0141】この例では、色変換パラメータは、色調整
回路213の図14に示したLLUT215,C
UT216およびH・LUT217の値である。しか
し、これらすべてを最適化する場合には、パラメータの
数が多くなって、最適化に時間がかかる。
【0142】そこで、この例では、以下に示すように、
色調整回路213のパラメータを、色相方向と明度およ
び彩度の方向につき、それぞれ独立に最適化するように
し、色調整回路213のH・LUT217の調整によっ
て、特徴色に対する色相方向の調整を行うとともに、色
調整回路213のLLUT215およびCLUT2
16の調整によって、明度および彩度の階調特性の調整
を行うようにする。
【0143】すなわち、図15に示すように、パラメー
タ変更手段236でのパラメータ変更処理ルーチン30
では、まず、ステップ31において、上述したように、
初期値として、色調整回路213のLLUT215,
LUT216およびH・LUT217に、それぞれ
45度の直線を与える。
【0144】次に、ステップ32において、色調整回路
213のH・LUT217の、レッド、グリーン、ブル
ー、イエロー、マゼンタ、シアンの6点の色相に相当す
る設定点P1〜P6の座標値をパラメータとして、第1
の最適化を実施する。
【0145】すなわち、このとき、H・LUT217の
調整によって、特徴色に対する色相方向の調整を行う。
この場合のパラメータ数は、12個である。図16に、
H・LUT217の6点の設定点P1〜P6を示す。
【0146】次に、ステップ33において、図3の例の
場合の図11に示したパラメータ変更処理ルーチン20
におけるステップ23と同様に、色調整回路213のL
LUT215のパラメータγと、CLUT216の
3点の設定点P1〜P3の座標値を、パラメータとし
て、第2の最適化を実施する。
【0147】すなわち、このとき、LLUT215の
パラメータγを調整することによって、明度の階調特性
を調整するとともに、CLUT216の3点の設定点
P1〜P3の座標値を調整することによって、彩度の階
調特性を調整する。この場合のパラメータ数は、7個で
ある。
【0148】そして、最適化終了後、ステップ34にお
いて、最適化終了後のパラメータを色調整回路213に
転送して、パラメータ変更処理を終了する。
【0149】H・LUT217は、設定点P1〜P6を
通る折れ線で記述する代わりに、設定点P1〜P6を多
項式やスプライン関数で補間するように記述してもよ
い。また、LLUT215を、CLUT216と同
様に、設定点をパラメータとするように構成してもよ
い。
【0150】この例のように色変換パラメータを最適化
することによって、少ないパラメータで高速に最適な色
変換パラメータを決定することができる。
【0151】また、この例によれば、一般的な色変換回
路212により変換されたLデータを、画質
評価値に従って色調整回路213により色調整すること
によって、好ましい色再現が得られるので、多様な入力
色空間に対して好ましい色再現を得ることが可能とな
る。
【0152】さらに、この例によれば、色変換回路21
2を、従来から考えられているGamut圧縮技術によ
って、Lデータによる印刷色をRGBデータ
によるディスプレイ上の表示色に一致させるように設定
した上で、色調整回路213により望ましい色調整を行
うことによって、ディスプレイ上の色に対してかなり近
い色が得られる状態で、視覚的により望ましい色再現を
得ることができる。
【0153】
【発明の効果】この発明によれば、入力画像データの特
性と画像形成装置の色再現特性とから出力画像の色再現
特性を評価して、最適な色変換パラメータを自動的に決
定することができるので、どのような入力画像について
も、画像形成装置から常に好ましい色再現のプリントを
得ることが可能となる。
【0154】また、この発明では、相反する要求となる
場合が多い、特徴色の所定色に対する一致と、階調特性
や高彩度部の潰れとを、同時に評価するので、従来のよ
うに特徴色を所定色に一致させるために高彩度部が潰
れ、または高彩度部を潰さないようにするために特徴色
の彩度を低下させなければならない、というようなこと
がなく、相反する要求を共に満たすような画像処理を実
現することが可能となる。
【0155】さらに、この発明によれば、記憶色などの
特徴色の領域を自動的に抽出するので、入力機器の違い
や入力画像である写真フィルムの経年変化などによって
カラーバランスが崩れた画像についても、常に特徴色の
一致した好ましい色を出力することができる。
【0156】また、この発明では、連続的な変換特性を
有する色変換手段のパラメータを最適化するとともに、
階調特性や高彩度部の潰れを評価してパラメータを決定
するので、従来のように記憶色領域と他の領域との間に
不連続を生じ、または階調の擬似輪郭が発生するような
ことがない。
【0157】さらに、この発明によれば、各々の画質評
価項目を重み付けして加算することにより目的関数を算
出するようにできるので、重み係数を調整することによ
って出力画像にユーザの好みを反映させることが可能と
なる。
【0158】また、この発明では、少ないパラメータで
色変換処理を記述することが可能になるため、好ましい
色再現を得るための色変換パラメータの最適化を高速
に、かつ確実に行うことが可能となる。
【0159】さらに、この発明によれば、特殊な3次元
補間色変換回路によって画像形成装置の色再現範囲をモ
デル化する色変換方法をとることができるので、常に画
像形成装置の色再現特性を最大限に活用した色再現が可
能となり、また画像形成装置の色再現範囲内において四
面体補間により線形補間を行うことによって、明度およ
び彩度の階調の線形性と色相の直線性を保証することが
可能となる。
【0160】さらに、この発明では、階調特性や高彩度
部の潰れを評価して色変換パラメータを決定するので、
従来技術に比べて、より鮮やかで階調性に優れた色再現
を得ることができる。
【0161】また、この発明によれば、特殊な3次元補
間色変換回路によってRGBデータをL色空
間に線形にマッピングした状態を初期値として最適化を
行うことができるので、評価関数に対して与える特徴色
が少なくても確実に最適化を行うことができるととも
に、最適化後の色変換特性に破綻を生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の画像処理装置を備えるカラー画像出
力システムの一例を示す図である。
【図2】図1のシステムの画像形成装置の一例を示す図
である。
【図3】この発明の画像処理装置の第1の実施形態を示
す図である。
【図4】図3の画像処理装置の3次元補間色変換回路で
の補間領域を示す図である。
【図5】図3の画像処理装置の3次元補間色変換回路で
の4面体補間を示す図である。
【図6】図3の画像処理装置の色調整回路の具体例を示
す図である。
【図7】図6の色調整回路を構成する各LUTの設定例
を示す図である。
【図8】図3の画像処理装置の特徴色領域抽出手段が行
う特徴色領域抽出処理ルーチンを示す図である。
【図9】特徴色領域抽出時に形成されるヒストグラムの
例を示す図である。
【図10】図3の画像処理装置の明度階調特性算出手
段、彩度階調特性算出手段および色相直線性算出手段で
の分散の算出過程を示す図である。
【図11】図3の画像処理装置のパラメータ変更手段が
行うパラメータ変更処理ルーチンを示す図である。
【図12】図6の色調整回路を構成するLUTの最適化
パラメータの例を示す図である。
【図13】この発明の画像処理装置の第2の実施形態を
示す図である。
【図14】図13の画像処理装置の色調整回路の具体例
を示す図である。
【図15】図13の画像処理装置のパラメータ変更手段
が行うパラメータ変更処理ルーチンを示す図である。
【図16】図14の色調整回路を構成するLUTの最適
化パラメータの例を示す図である。
【図17】デバイスによる色再現領域の違いを示す図で
ある。
【図18】従来の画像処理方法の説明に供する図であ
る。
【符号の説明】
200 画像処理装置 210 第1色変換手段 211 3次元補間色変換回路(色変換部) 212 色変換回路(色変換部) 213 色調整回路(色調整手段) 214 彩度色相変換回路 215 LLUT 216 CLUT 217 H・LUT 218 a変換回路 220 第2色変換手段 221 DLUT補間演算回路 222 階調補正回路 230 パラメータ決定手段 231 特徴色領域抽出手段 232 特性記述手段 233 出力画像予測手段 234 評価データ設定手段 235 評価値統合化手段 236 パラメータ変更手段 241 明度偏差算出手段 242 彩度偏差算出手段 243 色相偏差算出手段 244 明度階調特性算出手段 245 彩度階調特性算出手段 246 色相直線性算出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 篠原 浩一郎 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリー ンテクなか い 富士ゼロックス株式会 社内 (72)発明者 高松 雅広 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリー ンテクなか い 富士ゼロックス株式会 社内 (72)発明者 岩岡 一浩 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリー ンテクなか い 富士ゼロックス株式会 社内 (56)参考文献 特開 平8−32828(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/60 B41J 2/525 G03G 15/01 G06T 1/00 H04N 1/46

Claims (33)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力カラー画像信号をデバイスに依存しな
    い3変数色信号に変換する第1色変換手段と、その3変
    数色信号を画像形成装置に送出される画像記録信号に変
    換する第2色変換手段と、当該パラメータ値によって前
    記第1色変換手段の色変換特性を変更できるパラメータ
    を決定するパラメータ決定手段とを備え、 そのパラメータ決定手段が、前記画像形成装置の色再現
    特性を示すデータ、前記入力カラー画像信号中の特徴色
    のデータ、および前記画像形成装置による出力画像の色
    再現特性の線形性を評価するための評価データに基づい
    て、前記特徴色データおよび前記評価データについて前
    記画像形成装置による出力色を予測し、評価することに
    よって、前記入力カラー画像信号中の特徴色を所定の色
    に一致させ、かつ前記画像形成装置による出力画像の色
    再現特性の線形性を維持するように前記パラメータを決
    定する、 ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の画像処理装置において、 前記パラメータ決定手段は、 前記画像形成装置の色再現特性を記述する特性記述手段
    と、 前記入力カラー画像信号中の特徴色領域を抽出する特徴
    色領域抽出手段と、 出力画像の色再現特性の線形性を評価するための評価デ
    ータを設定する評価データ設定手段と、 前記特性記述手段に記述された情報を用いて、前記特徴
    色領域抽出手段により抽出された領域について前記画像
    形成装置による出力色を予測し、評価する特徴色予測評
    価手段と、 前記特性記述手段に記述された情報を用いて、前記評価
    データ設定手段により設定された評価データについて前
    記画像形成装置による出力色を予測し、評価する線形性
    予測評価手段と、 前記特徴色予測評価手段による評価値と前記線形性予測
    評価手段による評価値とを統合化する評価値統合化手段
    と、 この評価値統合化手段からの総合評価値に基づいて前記
    第1色変換手段のパラメータを変更するパラメータ変更
    手段と、 を有することを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の画像処理装置において、 前記特徴色は、人間の記憶色であることを特徴とする画
    像処理装置。
  4. 【請求項4】請求項2に記載の画像処理装置において、 前記特徴色領域抽出手段は、前記入力カラー画像信号中
    の少なくとも一つの色信号のデータ値の範囲と、それぞ
    れの色信号のデータ値の比の範囲とが指定されることに
    よって、その指定された範囲内のカラー画像信号を抽出
    して、その抽出したカラー画像信号について、それぞれ
    の色信号ごとにヒストグラムを作成し、それぞれのヒス
    トグラムの代表値を前記特徴色領域の信号として出力す
    ることを特徴とする画像処理装置。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の画像処理装置において、 前記ヒストグラムの代表値は、ヒストグラムの最頻値、
    中央値または平均値であることを特徴とする画像処理装
    置。
  6. 【請求項6】請求項2に記載の画像処理装置において、 前記特徴色予測評価手段は、前記特徴色領域抽出手段に
    より抽出された領域についての前記画像形成装置による
    出力色の予測値と、あらかじめ設定された特徴色値との
    偏差を、前記評価値として出力することを特徴とする画
    像処理装置。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の画像処理装置において、 前記偏差は、明度、彩度および色相についての偏差を含
    むことを特徴とする画像処理装置。
  8. 【請求項8】請求項1に記載の画像処理装置において、 前記線形性は、明度階調特性の直線性、彩度階調特性の
    直線性および色相の直線性であることを特徴とする画像
    処理装置。
  9. 【請求項9】請求項2に記載の画像処理装置において、 前記線形性予測評価手段は、前記評価データ設定手段に
    より設定された評価データについての前記画像形成装置
    による出力色の予測値の、あらかじめ設定された理想値
    からの分散を、前記評価値として出力することを特徴と
    する画像処理装置。
  10. 【請求項10】請求項2に記載の画像処理装置におい
    て、 前記評価データは、レッド、グリーン、ブルー、イエロ
    ー、マゼンタ、シアンおよびグレーの色階調データによ
    って構成されることを特徴とする画像処理装置。
  11. 【請求項11】請求項2に記載の画像処理装置におい
    て、 前記評価値統合化手段は、前記特徴色予測評価手段によ
    る評価値の各々の項目と前記線形性予測評価手段による
    評価値の各々の項目を重み付けして加算することを特徴
    とする画像処理装置。
  12. 【請求項12】請求項2に記載の画像処理装置におい
    て、 前記特性記述手段は、前記画像形成装置の色再現特性と
    して、前記画像形成装置の色再現範囲を記述することを
    特徴とする画像処理装置。
  13. 【請求項13】請求項1に記載の画像処理装置におい
    て、 前記第1色変換手段は、前記入力カラー画像信号をデバ
    イスに依存しない3変数色空間に変換する色変換部と、
    その3変数色空間上において色調整を行う色調整手段と
    によって構成されることを特徴とする画像処理装置。
  14. 【請求項14】請求項13に記載の画像処理装置におい
    て、 前記3変数色空間は、CIE・L色空間であ
    ることを特徴とする画像処理装置。
  15. 【請求項15】請求項13に記載の画像処理装置におい
    て、 前記色変換部は、前記画像形成装置の色再現範囲を、均
    等色空間上において、レッド、グリーン、ブルー、イエ
    ロー、マゼンタ、シアンおよびグレーの最大濃度点と前
    記画像形成装置で用いられる画像形成媒体の白色点とを
    頂点とする12面体で表現して、その12面体を、それ
    ぞれ前記グレーの最大濃度点と前記画像形成媒体の白色
    点を含む6つの4面体に分割し、それぞれの4面体の内
    部で補間演算を行うことによって、前記入力カラー画像
    信号を均等色空間に変換する3次元補間色変換手段であ
    ることを特徴とする画像処理装置。
  16. 【請求項16】請求項13に記載の画像処理装置におい
    て、 前記色変換部は、前記入力カラー画像信号を均等色空間
    に変換する、マトリクス型、ニューラルネットワーク型
    またはダイレクトルックアップテーブル型の色変換回路
    であることを特徴とする画像処理装置。
  17. 【請求項17】請求項13に記載の画像処理装置におい
    て、 前記色変換部は、前記入力カラー画像信号を均等色空間
    に変換する、定義式に従って演算を行う色変換回路であ
    ることを特徴とする画像処理装置。
  18. 【請求項18】請求項13に記載の画像処理装置におい
    て、 前記色調整手段は、均等色空間上の色信号を明度、彩度
    および色相に変換した上で色調整を行うことを特徴とす
    る画像処理装置。
  19. 【請求項19】請求項18に記載の画像処理装置におい
    て、 前記色調整手段は、明度、彩度および色相のそれぞれに
    つきルックアップテーブルによって調整を行うことを特
    徴とする画像処理装置。
  20. 【請求項20】請求項2に記載の画像処理装置におい
    て、 前記パラメータ変更手段は、前記評価値統合化手段から
    の総合評価値を最小とするように前記第1色変換手段の
    パラメータを変更することを特徴とする画像処理装置。
  21. 【請求項21】請求項20に記載の画像処理装置におい
    て、 前記パラメータ変更手段は、前記評価値統合化手段から
    の総合評価値を目的関数として非線形最適化を行うこと
    によって、前記第1色変換手段のパラメータを最適化す
    ることを特徴とする画像処理装置。
  22. 【請求項22】請求項21に記載の画像処理装置におい
    て、 前記非線形最適化の手法としてシンプレックス法を用い
    ることを特徴とする画像処理装置。
  23. 【請求項23】請求項19に記載の画像処理装置におい
    て、 前記色調整手段の明度、彩度および色相のそれぞれにつ
    いてのルックアップテーブルが、前記パラメータ決定手
    段によって決定されるべき、前記第1色変換手段のパラ
    メータとされることを特徴とする画像処理装置。
  24. 【請求項24】請求項23に記載の画像処理装置におい
    て、 前記色相調整用のルックアップテーブルの少なくとも一
    つの座標をパラメータとして第1の最適化を行い、次に
    前記明度調整用および前記彩度調整用のルックアップテ
    ーブルのそれぞれ少なくとも一つの座標をパラメータと
    して第2の最適化を行うことを特徴とする画像処理装
    置。
  25. 【請求項25】請求項24に記載の画像処理装置におい
    て、 前記それぞれのルックアップテーブルの初期値は45度
    の直線であることを特徴とする画像処理装置。
  26. 【請求項26】請求項15に記載の画像処理装置におい
    て、 前記色調整手段は、均等色空間上の色信号を明度、彩度
    および色相に変換した上で色調整を行うとともに、明度
    および彩度のそれぞれにつきルックアップテーブルによ
    って調整を行うことを特徴とする画像処理装置。
  27. 【請求項27】請求項26に記載の画像処理装置におい
    て、 前記12面体の頂点の座標値と、前記色調整手段の明度
    および彩度のそれぞれについてのルックアップテーブル
    とが、前記パラメータ決定手段によって決定されるべ
    き、前記第1色変換手段のパラメータとされることを特
    徴とする画像処理装置。
  28. 【請求項28】請求項27に記載の画像処理装置におい
    て、 前記12面体の頂点の座標値の色相をパラメータとして
    第1の最適化を行い、次に前記明度調整用および前記彩
    度調整用のルックアップテーブルのそれぞれ少なくとも
    一つの座標をパラメータとして第2の最適化を行うこと
    を特徴とする画像処理装置。
  29. 【請求項29】請求項28に記載の画像処理装置におい
    て、 前記12面体の頂点の座標の初期値は前記画像形成装置
    の色再現範囲であり、前記それぞれのルックアップテー
    ブルの初期値は45度の直線であることを特徴とする画
    像処理装置。
  30. 【請求項30】請求項1に記載の画像処理装置におい
    て、 前記第2色変換手段は、ダイレクトルックアップテーブ
    ル型、マトリクス型またはニューラルネットワーク型の
    色変換回路であることを特徴とする画像処理装置。
  31. 【請求項31】請求項1に記載の画像処理装置におい
    て、 前記入力カラー画像信号は、RGB(レッド、グリー
    ン、ブルー)画像データであることを特徴とする画像処
    理装置。
  32. 【請求項32】請求項1に記載の画像処理装置におい
    て、 前記入力カラー画像信号は、写真フィルムまたは印刷物
    を読み取ることによって得られた画像データであること
    を特徴とする画像処理装置。
  33. 【請求項33】請求項1に記載の画像処理装置におい
    て、 前記入力カラー画像信号は、デジタルカメラから得られ
    た画像データであることを特徴とする画像処理装置。
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