JPH09233335A - 画像データ処理装置および画像データ処理方法 - Google Patents
画像データ処理装置および画像データ処理方法Info
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- JPH09233335A JPH09233335A JP8032386A JP3238696A JPH09233335A JP H09233335 A JPH09233335 A JP H09233335A JP 8032386 A JP8032386 A JP 8032386A JP 3238696 A JP3238696 A JP 3238696A JP H09233335 A JPH09233335 A JP H09233335A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N1/00—Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
- H04N1/40—Picture signal circuits
- H04N1/407—Control or modification of tonal gradation or of extreme levels, e.g. background level
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
- Image Processing (AREA)
- Color Image Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】出力階調調整のために必要な情報量を少なくす
ること。 【解決手段】RAM52には、2個の基準テーブルK1
およびK2と、16個の演算テーブルE1〜E16が格
納されている。CPU51は、画質モードキー13およ
びカラーモードキー14からの入力に基づいて、使用す
べき基準テーブルおよび演算テーブルを選択する。そし
て、選択された演算テーブルに基づく入力画像データの
処理により、基準テーブルの各部が圧縮または伸長さ
れ、画像モードに適合するように基準テーブルが変更さ
れる。 【効果】合計18個のテーブルを格納しておくだけで、
32種類の画像モードに対応した出力画像データを作成
できる。
ること。 【解決手段】RAM52には、2個の基準テーブルK1
およびK2と、16個の演算テーブルE1〜E16が格
納されている。CPU51は、画質モードキー13およ
びカラーモードキー14からの入力に基づいて、使用す
べき基準テーブルおよび演算テーブルを選択する。そし
て、選択された演算テーブルに基づく入力画像データの
処理により、基準テーブルの各部が圧縮または伸長さ
れ、画像モードに適合するように基準テーブルが変更さ
れる。 【効果】合計18個のテーブルを格納しておくだけで、
32種類の画像モードに対応した出力画像データを作成
できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、画質を
調整することのできるディジタルカラー複写機に適用さ
れる画像データ処理装置および画像データ処理方法に関
する。
調整することのできるディジタルカラー複写機に適用さ
れる画像データ処理装置および画像データ処理方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】ディジタルカラー複写機は、原稿画像を
読み取って画像データを出力するスキャナ部と、スキャ
ナ部が出力する画像データを処理する画像処理部と、画
像処理部によって処理された画像データに基づいて画像
を形成する画像形成部とを備えている。スキャナ部は、
たとえば、赤(R)、緑(G)および青(B)の加法混
色の三原色信号を出力するカラーCCD(電荷結合素
子)と、カラーCCDの出力信号を、シアン(C)、マ
ゼンタ(M)およびイエロー(Y)の減法混色の三原色
の各カラー画像データに変換する色変換部とを含む。画
像処理部は、スキャナ部から出力された信号に適当な処
理を施し、さらに黒(BK)データを生成する。画像形
成部は、上記4色のカラー画像データに基づいてレーザ
ビームを出力するレーザ走査部を含んでおり、電子写真
方式によって、シアン、マゼンタ、イエローおよび黒の
4色のトナーを用いてカラー画像を形成する。
読み取って画像データを出力するスキャナ部と、スキャ
ナ部が出力する画像データを処理する画像処理部と、画
像処理部によって処理された画像データに基づいて画像
を形成する画像形成部とを備えている。スキャナ部は、
たとえば、赤(R)、緑(G)および青(B)の加法混
色の三原色信号を出力するカラーCCD(電荷結合素
子)と、カラーCCDの出力信号を、シアン(C)、マ
ゼンタ(M)およびイエロー(Y)の減法混色の三原色
の各カラー画像データに変換する色変換部とを含む。画
像処理部は、スキャナ部から出力された信号に適当な処
理を施し、さらに黒(BK)データを生成する。画像形
成部は、上記4色のカラー画像データに基づいてレーザ
ビームを出力するレーザ走査部を含んでおり、電子写真
方式によって、シアン、マゼンタ、イエローおよび黒の
4色のトナーを用いてカラー画像を形成する。
【0003】ディジタルカラー複写機において、原稿画
像を忠実に再現するには、画像を構成している各画素の
濃度階調を正確に再現しなければならない。一方、スキ
ャナ部から出力された画像データをそのままレーザ走査
部に与えても、トナーの特性や感光体の特性などのた
め、正確な濃度階調を得ることはできない。そこで、従
来のディジタルカラー複写機には、原稿画像を忠実に再
現できるように、画像データを補正することにより、出
力画像の階調を自動的に調整する機能を有するものがあ
る。
像を忠実に再現するには、画像を構成している各画素の
濃度階調を正確に再現しなければならない。一方、スキ
ャナ部から出力された画像データをそのままレーザ走査
部に与えても、トナーの特性や感光体の特性などのた
め、正確な濃度階調を得ることはできない。そこで、従
来のディジタルカラー複写機には、原稿画像を忠実に再
現できるように、画像データを補正することにより、出
力画像の階調を自動的に調整する機能を有するものがあ
る。
【0004】具体的には、トナーの特性および感光体の
特性などを考慮して設定した出力階調基準曲線がテーブ
ル化されてメモリに記憶されており、このテーブルに基
づいて入力画像データに対応する出力画像データが作成
される。ディジタルカラー複写機は、原稿画像を忠実に
再現する用途の他に、意図的に画像を加工するために用
いられる場合がある。たとえば、画像の中の黒文字を際
立たせたりするなどの加工を施すことで、文字部分の見
やすい画像が形成される。このような画像の加工が簡単
にできるように、ディジタルカラー複写機のなかには、
たとえば、文字モード、地図モード、写真モードおよび
文字/写真モードの4つの画質モードが予め用意されて
いて、その1つが選択されると、形成される画像の画質
を自動的に変更するようにされたものがある。
特性などを考慮して設定した出力階調基準曲線がテーブ
ル化されてメモリに記憶されており、このテーブルに基
づいて入力画像データに対応する出力画像データが作成
される。ディジタルカラー複写機は、原稿画像を忠実に
再現する用途の他に、意図的に画像を加工するために用
いられる場合がある。たとえば、画像の中の黒文字を際
立たせたりするなどの加工を施すことで、文字部分の見
やすい画像が形成される。このような画像の加工が簡単
にできるように、ディジタルカラー複写機のなかには、
たとえば、文字モード、地図モード、写真モードおよび
文字/写真モードの4つの画質モードが予め用意されて
いて、その1つが選択されると、形成される画像の画質
を自動的に変更するようにされたものがある。
【0005】また、画像の加工の他の例として、フルカ
ラーで表現された原稿画像を単色の画像に変更すること
が挙げられる。そこで、形成される画像を4色のトナー
を用いて全色彩で表現するフルカラーモードと、単色で
表現するモノカラーモードとを備えたものがある。モノ
カラーモードには、1色のトナーを用いてシアン、マゼ
ンタ、イエローまたは黒色で画像を表現するモードと、
2色のトナーを用いて赤、緑または青色で画像を表現す
るモードとの7つのモードが含まれている。これら8つ
のカラーモードのうちの1つを選択すれば、形成される
画像のカラーが自動的に変更される。
ラーで表現された原稿画像を単色の画像に変更すること
が挙げられる。そこで、形成される画像を4色のトナー
を用いて全色彩で表現するフルカラーモードと、単色で
表現するモノカラーモードとを備えたものがある。モノ
カラーモードには、1色のトナーを用いてシアン、マゼ
ンタ、イエローまたは黒色で画像を表現するモードと、
2色のトナーを用いて赤、緑または青色で画像を表現す
るモードとの7つのモードが含まれている。これら8つ
のカラーモードのうちの1つを選択すれば、形成される
画像のカラーが自動的に変更される。
【0006】上記画質モードおよびカラーモードが備え
られている場合、それぞれのモードごとに異なる画質お
よび色彩の画像が形成されるように、画像処理部は、ス
キャナ部から入力された画像データに対して、上記モー
ドごとに異なる処理を施す必要がある。たとえば、4色
のトナーを用いるフルカラーモードの場合には、C、
M、Y、BKの4色に対応した4枚の画像が順に形成さ
れて、転写紙に重ねて転写される。このとき、或る色の
トナー像が転写されている転写紙上にはトナーが乗りに
くいため、転写紙に付着する各色トナーの量は、1色の
トナーを用いるモノカラーモードの場合に転写紙に付着
するトナーの量に比べて少なくなる。よって、1色の場
合の方が4色の場合よりも低い階調に相当する画像デー
タが出力されるようにしなければならない。
られている場合、それぞれのモードごとに異なる画質お
よび色彩の画像が形成されるように、画像処理部は、ス
キャナ部から入力された画像データに対して、上記モー
ドごとに異なる処理を施す必要がある。たとえば、4色
のトナーを用いるフルカラーモードの場合には、C、
M、Y、BKの4色に対応した4枚の画像が順に形成さ
れて、転写紙に重ねて転写される。このとき、或る色の
トナー像が転写されている転写紙上にはトナーが乗りに
くいため、転写紙に付着する各色トナーの量は、1色の
トナーを用いるモノカラーモードの場合に転写紙に付着
するトナーの量に比べて少なくなる。よって、1色の場
合の方が4色の場合よりも低い階調に相当する画像デー
タが出力されるようにしなければならない。
【0007】したがって、4つの画質モードと8つのカ
ラーモードとが組合せられる場合もあるから、全モード
に対して自動的に出力画像の階調を調整するには、32
(=4×8)個のテーブルをメモリに記憶させておく必
要がある。一方、個々の機械の特性は相互に異なってい
るから、生産段階においては、各機械ごとに出力階調調
整のための上記のテーブルを求めて設定することにな
る。また、機械特性の経時変化に対処するために、サー
ビスマンによるテーブルの修正作業が必要となる場合も
ある。
ラーモードとが組合せられる場合もあるから、全モード
に対して自動的に出力画像の階調を調整するには、32
(=4×8)個のテーブルをメモリに記憶させておく必
要がある。一方、個々の機械の特性は相互に異なってい
るから、生産段階においては、各機械ごとに出力階調調
整のための上記のテーブルを求めて設定することにな
る。また、機械特性の経時変化に対処するために、サー
ビスマンによるテーブルの修正作業が必要となる場合も
ある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、32個もの
テーブルを個々の機械ごとに設定または修正する作業
は、長い時間を要する作業であり、生産性やサービスマ
ンによる修正作業効率の向上を妨げる一因となってい
た。また、多くのテーブルを記憶しておくための大容量
のメモリが必要であるので、コストの削減を図るうえで
も難点があった。
テーブルを個々の機械ごとに設定または修正する作業
は、長い時間を要する作業であり、生産性やサービスマ
ンによる修正作業効率の向上を妨げる一因となってい
た。また、多くのテーブルを記憶しておくための大容量
のメモリが必要であるので、コストの削減を図るうえで
も難点があった。
【0009】そこで、本発明の目的は、出力階調調整の
ために必要な情報量を少なくすることができる画像デー
タ処理装置および画像データ処理方法を提供することで
ある。
ために必要な情報量を少なくすることができる画像デー
タ処理装置および画像データ処理方法を提供することで
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの請求項1記載の画像データ処理装置は、複数の画像
モードのなかから選択された1つの画像モードに対応し
た処理を入力画像データに施して、この処理後のデータ
を出力する画像データ処理装置であって、画像モードを
選択するための選択入力手段と、出力階調基準曲線を記
憶する出力階調基準曲線記憶手段と、各画像モードに適
合した出力階調曲線上の値を出力階調基準曲線に基づい
て演算するための演算情報を記憶する演算情報記憶手段
と、上記出力階調基準曲線記憶手段に記憶された出力階
調基準曲線および上記演算情報記憶手段に記憶された演
算情報に基づき、上記選択入力手段によって選択された
画像モードに対応した処理を入力データに施し、この処
理後のデータを出力するデータ処理手段とを含むことを
特徴とするものである。
めの請求項1記載の画像データ処理装置は、複数の画像
モードのなかから選択された1つの画像モードに対応し
た処理を入力画像データに施して、この処理後のデータ
を出力する画像データ処理装置であって、画像モードを
選択するための選択入力手段と、出力階調基準曲線を記
憶する出力階調基準曲線記憶手段と、各画像モードに適
合した出力階調曲線上の値を出力階調基準曲線に基づい
て演算するための演算情報を記憶する演算情報記憶手段
と、上記出力階調基準曲線記憶手段に記憶された出力階
調基準曲線および上記演算情報記憶手段に記憶された演
算情報に基づき、上記選択入力手段によって選択された
画像モードに対応した処理を入力データに施し、この処
理後のデータを出力するデータ処理手段とを含むことを
特徴とするものである。
【0011】また、請求項2記載の画像データ処理方法
は、複数の画像モードのなかから選択された1つの画像
モードに対応した処理を入力画像データに施して、この
処理後のデータを出力する画像データ処理方法であっ
て、出力階調基準曲線と、選択された画像モードに対応
した所定の演算情報とに基づき、上記選択された画像モ
ードに適合した出力階調曲線上において上記入力画像デ
ータに対応する出力画像データを演算するステップと、
上記演算された出力画像データを出力するステップとを
含むことを特徴とするものである。
は、複数の画像モードのなかから選択された1つの画像
モードに対応した処理を入力画像データに施して、この
処理後のデータを出力する画像データ処理方法であっ
て、出力階調基準曲線と、選択された画像モードに対応
した所定の演算情報とに基づき、上記選択された画像モ
ードに適合した出力階調曲線上において上記入力画像デ
ータに対応する出力画像データを演算するステップと、
上記演算された出力画像データを出力するステップとを
含むことを特徴とするものである。
【0012】本発明の構成によれば、出力階調基準曲線
および演算情報に基づいて、各画像モードに適合した出
力階調曲線に従って入力画像データを処理したときに得
られるべき出力画像データが作成される。したがって、
各モードごとに適合した出力階調曲線を予め記憶させて
おく必要がない。たとえば、2個の出力階調基準曲線と
16個の演算情報とを記憶させておけば、出力階調基準
曲線と演算情報との組み合わせによって32個の画像モ
ードに対応した処理を入力画像データに施すことができ
る。ゆえに、記憶手段に記憶させるべき情報量を少なく
することができる。
および演算情報に基づいて、各画像モードに適合した出
力階調曲線に従って入力画像データを処理したときに得
られるべき出力画像データが作成される。したがって、
各モードごとに適合した出力階調曲線を予め記憶させて
おく必要がない。たとえば、2個の出力階調基準曲線と
16個の演算情報とを記憶させておけば、出力階調基準
曲線と演算情報との組み合わせによって32個の画像モ
ードに対応した処理を入力画像データに施すことができ
る。ゆえに、記憶手段に記憶させるべき情報量を少なく
することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の
一実施形態が適用されるディジタルカラー複写機の内部
構成を簡略化して示す断面図である。このディジタルカ
ラー複写機は、複写機本体1内に、原稿画像を光学的に
読み取るためのスキャナ部2と、スキャナ部2で読み取
られた画像を処理するための画像処理部4と、画像処理
部4によって処理が施された画像データに基づいて原稿
像を記録用紙上に再生するための出力部3とを備えてい
る。
添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の
一実施形態が適用されるディジタルカラー複写機の内部
構成を簡略化して示す断面図である。このディジタルカ
ラー複写機は、複写機本体1内に、原稿画像を光学的に
読み取るためのスキャナ部2と、スキャナ部2で読み取
られた画像を処理するための画像処理部4と、画像処理
部4によって処理が施された画像データに基づいて原稿
像を記録用紙上に再生するための出力部3とを備えてい
る。
【0014】複写機本体1の上面には、複写すべき原稿
が載置される透明な原稿台5が配置されている。スキャ
ナ部2は、原稿台5に関連して設けられており、矢印A
に沿って往復変位可能な走査読取部21を備えている。
走査読取部21には、原稿を照明するための光源22
と、原稿からの反射光を検出して光電変換するためのカ
ラーCCD素子23と、原稿の光学像をCCD素子23
に結像させるためのセルフォックレンズ24と、CCD
素子23の出力をディジタルカラー画像データに変換す
るための変換回路25とが含まれている。カラーCCD
素子23は、各画素に対してたとえば、赤(R)、緑
(G)および青(B)のカラーフィルタを有するもので
あり、各画素ごとにRGBの各色成分のアナログ画像信
号を出力する。変換回路25は、CCD素子23が出力
するアナログ画像信号を、シアン(C)、マゼンタ
(M)およびイエロー(Y)の各色成分の濃度を表すデ
ィジタルカラー画像データに変換して、画像処理部4に
向けて出力する。
が載置される透明な原稿台5が配置されている。スキャ
ナ部2は、原稿台5に関連して設けられており、矢印A
に沿って往復変位可能な走査読取部21を備えている。
走査読取部21には、原稿を照明するための光源22
と、原稿からの反射光を検出して光電変換するためのカ
ラーCCD素子23と、原稿の光学像をCCD素子23
に結像させるためのセルフォックレンズ24と、CCD
素子23の出力をディジタルカラー画像データに変換す
るための変換回路25とが含まれている。カラーCCD
素子23は、各画素に対してたとえば、赤(R)、緑
(G)および青(B)のカラーフィルタを有するもので
あり、各画素ごとにRGBの各色成分のアナログ画像信
号を出力する。変換回路25は、CCD素子23が出力
するアナログ画像信号を、シアン(C)、マゼンタ
(M)およびイエロー(Y)の各色成分の濃度を表すデ
ィジタルカラー画像データに変換して、画像処理部4に
向けて出力する。
【0015】出力部3は、電子写真方式により、シア
ン、マゼンタ、イエローおよび黒(BK)の4色のトナ
ーを用いて画像を形成する。より具体的には、出力部3
は、ドラム状の感光体31と、感光体31の表面に静電
潜像を形成するためのレーザ走査部32と、感光体31
の表面に形成された静電潜像をトナー像に現像するため
の現像装置33と、転写ドラム34とを備えている。
ン、マゼンタ、イエローおよび黒(BK)の4色のトナ
ーを用いて画像を形成する。より具体的には、出力部3
は、ドラム状の感光体31と、感光体31の表面に静電
潜像を形成するためのレーザ走査部32と、感光体31
の表面に形成された静電潜像をトナー像に現像するため
の現像装置33と、転写ドラム34とを備えている。
【0016】画像形成時には、感光体31は図中矢印B
方向に定速回転され、転写ドラム34は矢印C方向に定
速回転される。その一方で、レーザ走査部32は、画像
処理部34から与えられる画像データに対応して変調さ
れたレーザビームで感光体31の表面を露光する。露光
前の感光体31の表面は、メインチャージャ35によっ
て一様に帯電されている。そのため、感光体31の表面
には、レーザビームによる露光によって、形成すべき画
像に対応した静電潜像が形成される。現像装置33は、
感光体31の表面に形成された静電潜像をトナー像に現
像する。このトナー像は、転写器36の働きによって、
転写ドラム34に巻き付けられた用紙上に転写される。
方向に定速回転され、転写ドラム34は矢印C方向に定
速回転される。その一方で、レーザ走査部32は、画像
処理部34から与えられる画像データに対応して変調さ
れたレーザビームで感光体31の表面を露光する。露光
前の感光体31の表面は、メインチャージャ35によっ
て一様に帯電されている。そのため、感光体31の表面
には、レーザビームによる露光によって、形成すべき画
像に対応した静電潜像が形成される。現像装置33は、
感光体31の表面に形成された静電潜像をトナー像に現
像する。このトナー像は、転写器36の働きによって、
転写ドラム34に巻き付けられた用紙上に転写される。
【0017】ディジタルカラー複写機では、上述の動作
が4回繰り返される。たとえば、シアンの画像データが
レーザ走査部32に入力されると、シアンに対応した画
像が感光体31に書き込まれる。そして、現像装置33
に備えられているシアン用現像ユニット33Cにより、
静電潜像がシアンのトナーで現像されて、トナー像が用
紙に転写される。同様にして、マゼンタ、イエローおよ
び黒の画像データに対応した静電潜像は、それぞれマゼ
ンタ用現像ユニット33M、イエロー用現像ユニット3
3Yおよび黒用現像ユニット33Kにより現像されて、
転写ドラム34に巻き付けられた1枚の用紙に重ねて転
写される。
が4回繰り返される。たとえば、シアンの画像データが
レーザ走査部32に入力されると、シアンに対応した画
像が感光体31に書き込まれる。そして、現像装置33
に備えられているシアン用現像ユニット33Cにより、
静電潜像がシアンのトナーで現像されて、トナー像が用
紙に転写される。同様にして、マゼンタ、イエローおよ
び黒の画像データに対応した静電潜像は、それぞれマゼ
ンタ用現像ユニット33M、イエロー用現像ユニット3
3Yおよび黒用現像ユニット33Kにより現像されて、
転写ドラム34に巻き付けられた1枚の用紙に重ねて転
写される。
【0018】このようにして4色のトナー像が転写され
た用紙は、分離用放電器37aおよび分離爪37bなど
の働きによって転写ドラム34から分離され、搬送ベル
ト38を介して定着装置39に導かれる。定着装置39
は、用紙上のトナー粒子を加熱および加圧して用紙に定
着させたうえで、用紙を複写機本体1外に排出する。な
お、61,62は給紙カセットであり、いずれか一方か
ら、転写ドラム34に向けて、用紙が供給される。
た用紙は、分離用放電器37aおよび分離爪37bなど
の働きによって転写ドラム34から分離され、搬送ベル
ト38を介して定着装置39に導かれる。定着装置39
は、用紙上のトナー粒子を加熱および加圧して用紙に定
着させたうえで、用紙を複写機本体1外に排出する。な
お、61,62は給紙カセットであり、いずれか一方か
ら、転写ドラム34に向けて、用紙が供給される。
【0019】図2は、画像処理部4の内部構成を説明す
るためのブロック図である。スキャナ部2が各画素ごと
に出力するC、MおよびYのカラー画像データは、並列
に、入力処理回路41に与えられる。入力処理回路41
は、原稿の縁部の画像データを取り除いて、記録用紙の
縁部に画像が形成されることを防止するとともに、記録
用紙上における像形成位置を調整するための処理を行
う。また、C、MおよびYの各色成分の濃度レベルに基
づき、入力画像がカラー画像であるか、モノクロ画像で
あるかを判別する。
るためのブロック図である。スキャナ部2が各画素ごと
に出力するC、MおよびYのカラー画像データは、並列
に、入力処理回路41に与えられる。入力処理回路41
は、原稿の縁部の画像データを取り除いて、記録用紙の
縁部に画像が形成されることを防止するとともに、記録
用紙上における像形成位置を調整するための処理を行
う。また、C、MおよびYの各色成分の濃度レベルに基
づき、入力画像がカラー画像であるか、モノクロ画像で
あるかを判別する。
【0020】入力処理回路41の出力データは、FIF
O(先入れ先出し型メモリ)を介して、画像判別回路4
2に与えられる。画像判別回路42は、個々の画素が、
文字画像領域、写真領域および網点領域のうちのいずれ
かに属するのかを判別する。判別結果は、データバス9
0を介して色補正回路43、マイクロコンピュータ50
および出力制御回路45に与えられ、画素が属する領域
の種類に応じた適切な処理を行うために活用される。
O(先入れ先出し型メモリ)を介して、画像判別回路4
2に与えられる。画像判別回路42は、個々の画素が、
文字画像領域、写真領域および網点領域のうちのいずれ
かに属するのかを判別する。判別結果は、データバス9
0を介して色補正回路43、マイクロコンピュータ50
および出力制御回路45に与えられ、画素が属する領域
の種類に応じた適切な処理を行うために活用される。
【0021】色補正回路43は、カラー調整処理、黒生
成処理および色補正処理を行う。カラー調整処理とは、
画像の明度、色相または彩度を変更する処理である。ま
た、黒生成処理とは、C、M、Yの各色成分の画像デー
タの最小値を検出し、この最小値に補正係数(たとえば
0.5〜1.0)を乗じることによって、黒成分の画像
データを生成する処理である。C、M、Yの各成分の画
像データからは、上記の最小値に補正係数を乗じた値が
減じられる。さらに、色補正処理とは、入力されたC、
MおよびYの各色成分の画像データに対してCCD素子
23の色フィルタの分光特性ならびにC、MおよびYの
カラートナーの分光特性を考慮した処理を施すことであ
る。
成処理および色補正処理を行う。カラー調整処理とは、
画像の明度、色相または彩度を変更する処理である。ま
た、黒生成処理とは、C、M、Yの各色成分の画像デー
タの最小値を検出し、この最小値に補正係数(たとえば
0.5〜1.0)を乗じることによって、黒成分の画像
データを生成する処理である。C、M、Yの各成分の画
像データからは、上記の最小値に補正係数を乗じた値が
減じられる。さらに、色補正処理とは、入力されたC、
MおよびYの各色成分の画像データに対してCCD素子
23の色フィルタの分光特性ならびにC、MおよびYの
カラートナーの分光特性を考慮した処理を施すことであ
る。
【0022】本実施形態に係るディジタルカラー複写機
は、後に詳述するが、フルカラーで表現された原稿画像
を、シアン、マゼンタ、イエロー、黒、赤、緑および青
色のうちのいずれか1色で再現することができる。色補
正回路43は、マイクロコンピュータ50に接続されて
いる操作部10からデータバス90を介して所定の信号
が入力されると、フルカラー画像データをモノカラー画
像データに変換するべくC、M、YおよびBKの画像デ
ータに補正を施す。
は、後に詳述するが、フルカラーで表現された原稿画像
を、シアン、マゼンタ、イエロー、黒、赤、緑および青
色のうちのいずれか1色で再現することができる。色補
正回路43は、マイクロコンピュータ50に接続されて
いる操作部10からデータバス90を介して所定の信号
が入力されると、フルカラー画像データをモノカラー画
像データに変換するべくC、M、YおよびBKの画像デ
ータに補正を施す。
【0023】色補正回路43からのC、M、Y、BKの
画像データは、出力色セレクト回路44に入力される。
出力色セレクト回路44は、各色の画像データをC、
M、Y、BKの順に1色ずつ選択して出力し、マイクロ
コンピュータ50に与える。このように、出力色セレク
ト回路44以降は、画像データが色ごとに処理される。
この理由は、上述したように、複写動作が行われる際、
C、M、Y、BKの4色に対応した4枚の画像が1枚ず
つ順に形成されるからである。
画像データは、出力色セレクト回路44に入力される。
出力色セレクト回路44は、各色の画像データをC、
M、Y、BKの順に1色ずつ選択して出力し、マイクロ
コンピュータ50に与える。このように、出力色セレク
ト回路44以降は、画像データが色ごとに処理される。
この理由は、上述したように、複写動作が行われる際、
C、M、Y、BKの4色に対応した4枚の画像が1枚ず
つ順に形成されるからである。
【0024】マイクロコンピュータ50は、たとえば、
入力された画像データに、画像の明瞭度を高めるための
輪郭強調処理や、画像の硬調を和らげるためのソフト化
処理などを施す画質補正機能を有している。また、正確
な出力階調を得るために、トナーの特性および感光体の
特性に基づいて入力された画像データに処理を施す階調
調整機能や、コントラストを変化させるための処理を施
すコントラスト調整機能などを有している。これらの機
能は、マイクロコンピュータ50により実行されるソフ
トウェア処理によって実現される。なお、処理の内容お
よびマイクロコンピュータ50の構成については、後に
詳しく説明する。
入力された画像データに、画像の明瞭度を高めるための
輪郭強調処理や、画像の硬調を和らげるためのソフト化
処理などを施す画質補正機能を有している。また、正確
な出力階調を得るために、トナーの特性および感光体の
特性に基づいて入力された画像データに処理を施す階調
調整機能や、コントラストを変化させるための処理を施
すコントラスト調整機能などを有している。これらの機
能は、マイクロコンピュータ50により実行されるソフ
トウェア処理によって実現される。なお、処理の内容お
よびマイクロコンピュータ50の構成については、後に
詳しく説明する。
【0025】マイクロコンピュータ50による処理が施
された画像データは、出力制御回路45に与えられる。
出力制御回路45は、出力部3に備えられたレーザ走査
部32に与えるべきレーザ発振信号を生成する。レーザ
走査部32は、たとえば2つのレーザ出力モードを有し
ており、各出力モードでは、画像の階調を表現する方法
が異なる。1つは、形成されるべき画像の階調を、1つ
の画素(1×1マトリクス)で表現する方法であり、た
とえば1024階調の濃度を表現することができる。も
う1つは、形成されるべき画像の階調を、2つの画素
(1×2マトリクス)で分担して表現する方法で、たと
えば1画素で1024階調の表現が可能であれば、20
48階調の濃度を表現することができる。出力制御回路
45は、それぞれのモードに応じたレーザ発振信号をレ
ーザ走査部32に与える。
された画像データは、出力制御回路45に与えられる。
出力制御回路45は、出力部3に備えられたレーザ走査
部32に与えるべきレーザ発振信号を生成する。レーザ
走査部32は、たとえば2つのレーザ出力モードを有し
ており、各出力モードでは、画像の階調を表現する方法
が異なる。1つは、形成されるべき画像の階調を、1つ
の画素(1×1マトリクス)で表現する方法であり、た
とえば1024階調の濃度を表現することができる。も
う1つは、形成されるべき画像の階調を、2つの画素
(1×2マトリクス)で分担して表現する方法で、たと
えば1画素で1024階調の表現が可能であれば、20
48階調の濃度を表現することができる。出力制御回路
45は、それぞれのモードに応じたレーザ発振信号をレ
ーザ走査部32に与える。
【0026】図3は、マイクロコンピュータ50の構成
を簡略化して示すブロック図である。マイクロコンピュ
ータ50は、CPU51、バックアップ電源54付のR
AM52およびROM53を備えている。CPU51
は、ROM53に記憶されているプログラムに従って、
出力色セレクト回路44(図2参照)から与えられる入
力画像データを処理する。また、CPU51には、複写
機本体1(図1参照)のたとえば上面に設けられた操作
部10が接続されている。
を簡略化して示すブロック図である。マイクロコンピュ
ータ50は、CPU51、バックアップ電源54付のR
AM52およびROM53を備えている。CPU51
は、ROM53に記憶されているプログラムに従って、
出力色セレクト回路44(図2参照)から与えられる入
力画像データを処理する。また、CPU51には、複写
機本体1(図1参照)のたとえば上面に設けられた操作
部10が接続されている。
【0027】操作部10には、複写動作を開始するため
のスタートキー11、複写枚数などを入力するためのテ
ンキー12、画質モードを設定するための画質モード設
定キー13、カラーモードを設定するためのカラーモー
ド設定キー14などが備えられている。画質モード設定
キー13には、たとえば、文字モードキー、地図モード
キー、写真モードキーおよび文字/写真モードキーが含
まれている。画質モード設定キー13のうちの1つが押
されて画質モードが設定されると、設定された画質モー
ドに対応した画像が形成される。そのため、画質モード
によってレーザ走査部32の出力モードが異なる。文字
モードおよび地図モードが設定されているときには、レ
ーザ走査部32の出力モードが、画像の濃度を1024
階調で表現するモードになる。また、写真モードおよび
文字/写真モードが設定されているときには、画像の濃
度が2048階調で表現される出力モードとなる。
のスタートキー11、複写枚数などを入力するためのテ
ンキー12、画質モードを設定するための画質モード設
定キー13、カラーモードを設定するためのカラーモー
ド設定キー14などが備えられている。画質モード設定
キー13には、たとえば、文字モードキー、地図モード
キー、写真モードキーおよび文字/写真モードキーが含
まれている。画質モード設定キー13のうちの1つが押
されて画質モードが設定されると、設定された画質モー
ドに対応した画像が形成される。そのため、画質モード
によってレーザ走査部32の出力モードが異なる。文字
モードおよび地図モードが設定されているときには、レ
ーザ走査部32の出力モードが、画像の濃度を1024
階調で表現するモードになる。また、写真モードおよび
文字/写真モードが設定されているときには、画像の濃
度が2048階調で表現される出力モードとなる。
【0028】カラーモード設定キー14は、フルカラー
原稿画像をモノカラー画像に変更して再現したいときに
使用されるものである。具体的には、カラーモード設定
キー14には、シアンモードキー、マゼンタモードキ
ー、イエローモードキー、黒モードキー、レッドモード
キー、グリーンモードキーおよびブルーモードキーの7
つのキーが備えられており、各キーの操作により、7色
のうちのいずれか1色での画像形成のためのモノカラー
モードが設定される。カラーモード設定キー14が押さ
れないときには、原稿画像はフルカラーで再現される。
原稿画像をモノカラー画像に変更して再現したいときに
使用されるものである。具体的には、カラーモード設定
キー14には、シアンモードキー、マゼンタモードキ
ー、イエローモードキー、黒モードキー、レッドモード
キー、グリーンモードキーおよびブルーモードキーの7
つのキーが備えられており、各キーの操作により、7色
のうちのいずれか1色での画像形成のためのモノカラー
モードが設定される。カラーモード設定キー14が押さ
れないときには、原稿画像はフルカラーで再現される。
【0029】画質モード設定キー13およびカラーモー
ド設定キー14を操作して設定され得る全画像モード
は、以下の32モードである。 文字フルカラーモード 写真フルカラーモード 文字シアンモード 写真シアンモード 文字マゼンタモード 写真マゼンタモード 文字イエローモード 写真イエローモード 文字黒モード 写真黒モード 文字レッドモード 写真レッドモード 文字グリーンモード 写真グリーンモード 文字ブルーモード 写真ブルーモード 地図フルカラーモード 文字/写真フルカラーモード 地図シアンモード 文字/写真シアンモード 地図マゼンタモード 文字/写真マゼンタモード 地図イエローモード 文字/写真イエローモード 地図黒モード 文字/写真黒モード 地図レッドモード 文字/写真レッドモード 地図グリーンモード 文字/写真グリーンモード 地図ブルーモード 文字/写真ブルーモード CPU51は、上記32個の画像モードのそれぞれにお
いて、異なる処理を入力画像データに施す。そこで、本
実施形態では、2個の基準テーブルK1およびK2と1
6個の演算テーブルE1〜E16とをRAM52に記憶
させておき、これらの組合せによって32個の画像モー
ドに対応した画像が形成される。
ド設定キー14を操作して設定され得る全画像モード
は、以下の32モードである。 文字フルカラーモード 写真フルカラーモード 文字シアンモード 写真シアンモード 文字マゼンタモード 写真マゼンタモード 文字イエローモード 写真イエローモード 文字黒モード 写真黒モード 文字レッドモード 写真レッドモード 文字グリーンモード 写真グリーンモード 文字ブルーモード 写真ブルーモード 地図フルカラーモード 文字/写真フルカラーモード 地図シアンモード 文字/写真シアンモード 地図マゼンタモード 文字/写真マゼンタモード 地図イエローモード 文字/写真イエローモード 地図黒モード 文字/写真黒モード 地図レッドモード 文字/写真レッドモード 地図グリーンモード 文字/写真グリーンモード 地図ブルーモード 文字/写真ブルーモード CPU51は、上記32個の画像モードのそれぞれにお
いて、異なる処理を入力画像データに施す。そこで、本
実施形態では、2個の基準テーブルK1およびK2と1
6個の演算テーブルE1〜E16とをRAM52に記憶
させておき、これらの組合せによって32個の画像モー
ドに対応した画像が形成される。
【0030】具体的には、文字フルカラーモードおよび
写真フルカラーモードにおいて良好な画像が形成される
ように設定された2つの出力階調基準曲線のみがテーブ
ル化されて、それぞれ基準テーブルK1およびK2とし
てRAM52に記憶されている。すなわち、基準テーブ
ルK1に基づいて入力画像データに対応する出力画像デ
ータを作成すれば、文字フルカラーモードに応じた画像
が形成される。また、基準テーブルK2に基づいて入力
画像データに対応する出力画像データを作成すれば、写
真フルカラーモードに応じた画像が形成される。
写真フルカラーモードにおいて良好な画像が形成される
ように設定された2つの出力階調基準曲線のみがテーブ
ル化されて、それぞれ基準テーブルK1およびK2とし
てRAM52に記憶されている。すなわち、基準テーブ
ルK1に基づいて入力画像データに対応する出力画像デ
ータを作成すれば、文字フルカラーモードに応じた画像
が形成される。また、基準テーブルK2に基づいて入力
画像データに対応する出力画像データを作成すれば、写
真フルカラーモードに応じた画像が形成される。
【0031】また、文字フルカラーモードおよび写真フ
ルカラーモード以外の画像モードに対応した画像を形成
するには、後に詳述するが、16個の演算テーブルE1
〜E16のうちの1つまたは2つに基づいて上記2つの
出力階調基準曲線を変形することで、各モードに対応し
た新たな出力階調曲線を実質的に作成し、作成された出
力階調曲線に従って入力画像データを処理する。
ルカラーモード以外の画像モードに対応した画像を形成
するには、後に詳述するが、16個の演算テーブルE1
〜E16のうちの1つまたは2つに基づいて上記2つの
出力階調基準曲線を変形することで、各モードに対応し
た新たな出力階調曲線を実質的に作成し、作成された出
力階調曲線に従って入力画像データを処理する。
【0032】演算テーブルE1は、地図モードが設定さ
れているときに使用されるテーブルである。また、演算
テーブルE2は、文字/写真モードが設定されていると
きに使用されるテーブルである。演算テーブルE3〜9
は、レーザ走査部32の出力モードが、原稿画像を10
24階調で表現するモードのときに使用されるテーブル
であり、それぞれ、シアンモード、マゼンタモード、イ
エローモード、黒モード、レッドモード、グリーンモー
ド、ブルーモードが設定されているときに使用される。
れているときに使用されるテーブルである。また、演算
テーブルE2は、文字/写真モードが設定されていると
きに使用されるテーブルである。演算テーブルE3〜9
は、レーザ走査部32の出力モードが、原稿画像を10
24階調で表現するモードのときに使用されるテーブル
であり、それぞれ、シアンモード、マゼンタモード、イ
エローモード、黒モード、レッドモード、グリーンモー
ド、ブルーモードが設定されているときに使用される。
【0033】演算テーブルE10〜E16は、レーザ走
査部32の出力モードが、原稿画像を2048階調で表
現するモードのときに使用されるテーブルであり、それ
ぞれ、シアンモード、マゼンタモード、イエローモー
ド、黒モード、レッドモード、グリーンモード、ブルー
モードが設定されているときに使用される。図4は、基
準テーブルK1に対応する出力階調基準曲線L1の一例
を示す図である。入力値を横軸に、出力値を縦軸にとっ
てある。上述したように、画質モード設定キー13のう
ちの文字モードキーが押されているとき、レーザ走査部
32の出力モードは、画像濃度を1024階調で表現す
るモードであるから、入力上限値255に対して出力上
限値は1023になっている。なお、図示しないが、基
準テーブルK2に対応する出力階調基準曲線の入力上限
値は255、出力上限値は2047になっている。すな
わち、基準テーブルK1を用いたときには、8ビット
(256階調)の入力データは10ビット(1024階
調)のデータに変換され、基準テーブルK2を用いたと
きには、8ビット(256階調)の入力データは11ビ
ット(2048階調)に変換される。
査部32の出力モードが、原稿画像を2048階調で表
現するモードのときに使用されるテーブルであり、それ
ぞれ、シアンモード、マゼンタモード、イエローモー
ド、黒モード、レッドモード、グリーンモード、ブルー
モードが設定されているときに使用される。図4は、基
準テーブルK1に対応する出力階調基準曲線L1の一例
を示す図である。入力値を横軸に、出力値を縦軸にとっ
てある。上述したように、画質モード設定キー13のう
ちの文字モードキーが押されているとき、レーザ走査部
32の出力モードは、画像濃度を1024階調で表現す
るモードであるから、入力上限値255に対して出力上
限値は1023になっている。なお、図示しないが、基
準テーブルK2に対応する出力階調基準曲線の入力上限
値は255、出力上限値は2047になっている。すな
わち、基準テーブルK1を用いたときには、8ビット
(256階調)の入力データは10ビット(1024階
調)のデータに変換され、基準テーブルK2を用いたと
きには、8ビット(256階調)の入力データは11ビ
ット(2048階調)に変換される。
【0034】図5は、演算テーブルの一例を示す図であ
る。図5においては、テーブルの各アドレスに格納され
ている値が行列状に配列されて表されており、各行内の
値の格納アドレスは、図の左から右に向かって1ずつ増
加し、各列内の値の格納アドレスは、図の上から下に向
かって16ずつ増加している。たとえば、参照符号80
で示すように、アドレス値「3」に対する出力値は
「3」であり、アドレス値「4」に対する出力値も
「3」である。すなわち、異なるアドレス値に対応する
出力値が同一の値になっている。したがって、入力デー
タ「3」および「4」に基づいて演算テーブルのアドレ
スを指定し、その結果を、さらに基準テーブルのアドレ
スとして与えて出力データを求めるとすれば、入力デー
タ「3」および「4」に対する出力データは同一の値と
なる。このように、異なる入力データに対して同一の出
力データを出力させるような処理を、データの伸長とい
うものとする。
る。図5においては、テーブルの各アドレスに格納され
ている値が行列状に配列されて表されており、各行内の
値の格納アドレスは、図の左から右に向かって1ずつ増
加し、各列内の値の格納アドレスは、図の上から下に向
かって16ずつ増加している。たとえば、参照符号80
で示すように、アドレス値「3」に対する出力値は
「3」であり、アドレス値「4」に対する出力値も
「3」である。すなわち、異なるアドレス値に対応する
出力値が同一の値になっている。したがって、入力デー
タ「3」および「4」に基づいて演算テーブルのアドレ
スを指定し、その結果を、さらに基準テーブルのアドレ
スとして与えて出力データを求めるとすれば、入力デー
タ「3」および「4」に対する出力データは同一の値と
なる。このように、異なる入力データに対して同一の出
力データを出力させるような処理を、データの伸長とい
うものとする。
【0035】一方、参照符号81で示すように、入力値
「123」に対する出力値は「88」であり、入力値
「124」に対する出力値は「90」である。つまり、
出力値「89」に対応する入力値が存在していない。し
たがって、入力データに基づいて演算テーブルのアドレ
スを指定し、その結果を基準テーブルのアドレスとして
与えて出力データを求めるとすれば、基準テーブルのア
ドレス値「89」が指定されることはない。ゆえに、ア
ドレス値「89」に対応する出力データがなくなる。こ
のように、入力データの変化に対する出力データの変化
の割合を増加させるような処理を、データの圧縮という
ものとする。
「123」に対する出力値は「88」であり、入力値
「124」に対する出力値は「90」である。つまり、
出力値「89」に対応する入力値が存在していない。し
たがって、入力データに基づいて演算テーブルのアドレ
スを指定し、その結果を基準テーブルのアドレスとして
与えて出力データを求めるとすれば、基準テーブルのア
ドレス値「89」が指定されることはない。ゆえに、ア
ドレス値「89」に対応する出力データがなくなる。こ
のように、入力データの変化に対する出力データの変化
の割合を増加させるような処理を、データの圧縮という
ものとする。
【0036】図5の演算テーブルにおいては、入力デー
タ値0〜99の範囲については、4つの入力値に対して
1つの割合でデータが追加されている。このような処理
を「データ数を5/4に伸長する」などという。また、
図5の演算テーブルにおいては、入力データ値100〜
199の範囲につき、4つの入力値に対して1つの割合
でデータが間引かれている。このような処理を「データ
数を3/4に圧縮する」などという。演算テーブルに基
づく入力データの処理により、基準テーブルの各部が圧
縮または伸長され、画質モード等に適合するように基準
テーブルが変更される。データの圧縮および伸長の個数
は同数あり、全体として256個のデータが1つの演算
テーブルに含まれている。
タ値0〜99の範囲については、4つの入力値に対して
1つの割合でデータが追加されている。このような処理
を「データ数を5/4に伸長する」などという。また、
図5の演算テーブルにおいては、入力データ値100〜
199の範囲につき、4つの入力値に対して1つの割合
でデータが間引かれている。このような処理を「データ
数を3/4に圧縮する」などという。演算テーブルに基
づく入力データの処理により、基準テーブルの各部が圧
縮または伸長され、画質モード等に適合するように基準
テーブルが変更される。データの圧縮および伸長の個数
は同数あり、全体として256個のデータが1つの演算
テーブルに含まれている。
【0037】図6は、出力階調曲線L1を演算テーブル
を用いて変更し、新たな出力階調曲線L2上の値に相当
する出力画像データを作成するための処理を説明するた
めの図である。たとえば、値「X0 」の画像データがC
PU51に入力されたとする。まず、入力画像データ
「X0 」をアドレスとして演算テーブルに与える。この
アドレス指定に基づいて、値「X1 」が得られる。次
に、値「X1 」に対応する出力階調基準曲線L1上の出
力値を求める。このときの出力値「Y1 」が、新たな出
力階調曲線L2上の入力画像データ「X0 」に対応する
出力値となる。
を用いて変更し、新たな出力階調曲線L2上の値に相当
する出力画像データを作成するための処理を説明するた
めの図である。たとえば、値「X0 」の画像データがC
PU51に入力されたとする。まず、入力画像データ
「X0 」をアドレスとして演算テーブルに与える。この
アドレス指定に基づいて、値「X1 」が得られる。次
に、値「X1 」に対応する出力階調基準曲線L1上の出
力値を求める。このときの出力値「Y1 」が、新たな出
力階調曲線L2上の入力画像データ「X0 」に対応する
出力値となる。
【0038】このようにして、入力画像データに対する
出力値を順次求めることによって、出力階調曲線L2を
作成することができる。ただし、この実施形態において
は、実際には出力階調曲線L2は作成されず、CPU5
1に入力された画像データに対する値のみが求められ
る。図6を参照して、入力画像データの値が小さいと
き、出力階調曲線L2の入力画像データの変化に対する
出力画像データの変化の割合が、出力階調基準曲線L1
の変化の割合に比べて小さい。これは、演算テーブルに
従うデータの伸長が行われた結果である。また、入力画
像データの値が大きいときには、出力階調曲線L2の入
力画像データの変化に対する出力画像データの変化の割
合が、出力階調基準曲線L1の変化の割合よりも大き
い。これは、演算テーブルに従うデータの圧縮が行われ
た結果である。
出力値を順次求めることによって、出力階調曲線L2を
作成することができる。ただし、この実施形態において
は、実際には出力階調曲線L2は作成されず、CPU5
1に入力された画像データに対する値のみが求められ
る。図6を参照して、入力画像データの値が小さいと
き、出力階調曲線L2の入力画像データの変化に対する
出力画像データの変化の割合が、出力階調基準曲線L1
の変化の割合に比べて小さい。これは、演算テーブルに
従うデータの伸長が行われた結果である。また、入力画
像データの値が大きいときには、出力階調曲線L2の入
力画像データの変化に対する出力画像データの変化の割
合が、出力階調基準曲線L1の変化の割合よりも大き
い。これは、演算テーブルに従うデータの圧縮が行われ
た結果である。
【0039】図7ないし図9は、出力画像データが作成
されるときのCPU51による処理の流れを説明するた
めの図である。使用者によって画質モードおよびカラー
モードが設定されて、複写動作が開始されると、CPU
51によって画質モードキー13およびカラーモードキ
ー14からの出力が調べられて、設定されたモードが判
別される。そして、CPU51に入力された画像データ
に対して、設定されたモードに応じた処理が施される。
されるときのCPU51による処理の流れを説明するた
めの図である。使用者によって画質モードおよびカラー
モードが設定されて、複写動作が開始されると、CPU
51によって画質モードキー13およびカラーモードキ
ー14からの出力が調べられて、設定されたモードが判
別される。そして、CPU51に入力された画像データ
に対して、設定されたモードに応じた処理が施される。
【0040】図7を参照して、画質設定キー13のうち
の文字モードキーが押され、かつ、カラーモード設定キ
ー14のどれもが押されていないとき、すなわち、文字
フルカラーモードのときには、入力画像データX0 に基
づいて、基準テーブルK1のアドレスが指定される。ま
た、画質設定キー13のうちの写真モードキーが押さ
れ、かつ、カラーモード設定キー14のどれもが押され
ていないとき、すなわち、写真フルカラーモードのとき
には、入力画像データX0 によって、基準テーブルK2
のアドレス指定が行われる。これらのアドレス指定に基
づいて、それぞれのモードに好適な画像データY0 が得
られる。
の文字モードキーが押され、かつ、カラーモード設定キ
ー14のどれもが押されていないとき、すなわち、文字
フルカラーモードのときには、入力画像データX0 に基
づいて、基準テーブルK1のアドレスが指定される。ま
た、画質設定キー13のうちの写真モードキーが押さ
れ、かつ、カラーモード設定キー14のどれもが押され
ていないとき、すなわち、写真フルカラーモードのとき
には、入力画像データX0 によって、基準テーブルK2
のアドレス指定が行われる。これらのアドレス指定に基
づいて、それぞれのモードに好適な画像データY0 が得
られる。
【0041】図8を参照して、地図フルカラーモード、
文字/写真フルカラーモード、文字モノカラーモードま
たは写真モノカラーモードが設定されているときの処理
の流れについて説明する。RAM52に記憶されている
基準テーブルK1およびK2は、それぞれ文字フルカラ
ーモードおよび写真フルカラーモードにおいて良好な画
像が形成されるように設定されたものである。そのた
め、画質モードの異なる地図フルカラーモードおよび文
字/写真フルカラーモード、ならびにカラーモードの異
なる文字モノカラーモードおよび写真モノカラーモード
においては、それぞれのモードに適した変換テーブルを
1つ用いて、出力画像データを決定する。
文字/写真フルカラーモード、文字モノカラーモードま
たは写真モノカラーモードが設定されているときの処理
の流れについて説明する。RAM52に記憶されている
基準テーブルK1およびK2は、それぞれ文字フルカラ
ーモードおよび写真フルカラーモードにおいて良好な画
像が形成されるように設定されたものである。そのた
め、画質モードの異なる地図フルカラーモードおよび文
字/写真フルカラーモード、ならびにカラーモードの異
なる文字モノカラーモードおよび写真モノカラーモード
においては、それぞれのモードに適した変換テーブルを
1つ用いて、出力画像データを決定する。
【0042】まず、CPU51によって画質モード設定
キー13およびカラーモード設定キー14からの入力が
調べられて、設定されているモードに応じた演算テーブ
ルが、演算テーブルE1〜E16の中から選択される。
地図フルカラーモードまたは文字/写真フルカラーモー
ドが設定されているときには、それぞれ地図モード用演
算テーブルE1または文字/写真用演算テーブルE2が
選択される。
キー13およびカラーモード設定キー14からの入力が
調べられて、設定されているモードに応じた演算テーブ
ルが、演算テーブルE1〜E16の中から選択される。
地図フルカラーモードまたは文字/写真フルカラーモー
ドが設定されているときには、それぞれ地図モード用演
算テーブルE1または文字/写真用演算テーブルE2が
選択される。
【0043】また、CPU51によって文字シアンモー
ドが設定されていることが判別されたときには、シアン
モード用演算テーブルE3が選択される。同様に、文字
マゼンタモードのときはマゼンタモード用演算テーブル
E4、文字イエローモードのときはイエローモード用演
算テーブルE5、文字黒モードのときは黒モード用演算
テーブルE6、文字レッドモードのときはレッドモード
用演算テーブルE7、文字グリーンモードのときはグリ
ーンモード用演算テーブルE8、文字ブルーモードのと
きはブルーモード用演算テーブルE9が選択される。
ドが設定されていることが判別されたときには、シアン
モード用演算テーブルE3が選択される。同様に、文字
マゼンタモードのときはマゼンタモード用演算テーブル
E4、文字イエローモードのときはイエローモード用演
算テーブルE5、文字黒モードのときは黒モード用演算
テーブルE6、文字レッドモードのときはレッドモード
用演算テーブルE7、文字グリーンモードのときはグリ
ーンモード用演算テーブルE8、文字ブルーモードのと
きはブルーモード用演算テーブルE9が選択される。
【0044】さらに、CPU51によって写真シアンモ
ードが設定されていることが判別されたときには、シア
ンモード用演算テーブルE10が選択される。同様に、
写真マゼンタモードのときはマゼンタモード用演算テー
ブルE11、写真イエローモードのときはイエローモー
ド用演算テーブルE12、写真黒モードのときは黒モー
ド用演算テーブルE13、写真レッドモードのときはレ
ッドモード用演算テーブルE14、写真グリーンモード
のときはグリーンモード用演算テーブルE15、写真ブ
ルーモードのときはブルーモード用演算テーブルE16
が選択される。
ードが設定されていることが判別されたときには、シア
ンモード用演算テーブルE10が選択される。同様に、
写真マゼンタモードのときはマゼンタモード用演算テー
ブルE11、写真イエローモードのときはイエローモー
ド用演算テーブルE12、写真黒モードのときは黒モー
ド用演算テーブルE13、写真レッドモードのときはレ
ッドモード用演算テーブルE14、写真グリーンモード
のときはグリーンモード用演算テーブルE15、写真ブ
ルーモードのときはブルーモード用演算テーブルE16
が選択される。
【0045】そして、選択された演算テーブルのアドレ
スが、入力画像データX0 に基づいて指定される。この
アドレス指定に基づいて、当該アドレスに格納されてい
るデータX1 を得ることができる。得られたデータX1
は、設定された画質モードに対応した基準テーブルK1
またはK2にアドレスとして与えられる。文字モードま
たは地図モードが設定されているときには、文字フルカ
ラーモード用の基準テーブルK1のアドレスが指定さ
れ、写真モードまたは文字/写真モードが設定されてい
るときには、写真フルカラーモード用の基準テーブルK
2のアドレスが指定される。基準テーブルK1またはK
2において、当該アドレスに格納されているデータY1
が、入力画像データX0 に対応する出力画像データとさ
れて、出力部3に与えられる。
スが、入力画像データX0 に基づいて指定される。この
アドレス指定に基づいて、当該アドレスに格納されてい
るデータX1 を得ることができる。得られたデータX1
は、設定された画質モードに対応した基準テーブルK1
またはK2にアドレスとして与えられる。文字モードま
たは地図モードが設定されているときには、文字フルカ
ラーモード用の基準テーブルK1のアドレスが指定さ
れ、写真モードまたは文字/写真モードが設定されてい
るときには、写真フルカラーモード用の基準テーブルK
2のアドレスが指定される。基準テーブルK1またはK
2において、当該アドレスに格納されているデータY1
が、入力画像データX0 に対応する出力画像データとさ
れて、出力部3に与えられる。
【0046】このようにして、2個の基準テーブルK1
およびK2と、16個の演算テーブルE1〜E16とを
1つずつ組み合わせて使用することによって、合計16
モードに対応した出力画像データを得ることができる。
次に、図9を参照して、7つの地図モノカラーモードま
たは7つの文字/写真モノカラーモードが設定されてい
るときの処理の流れについて説明する。地図モノカラー
モードおよび文字/写真モノカラーモードにおいては、
演算テーブルを2個用いて、以下のようにして出力画像
データを決定する。
およびK2と、16個の演算テーブルE1〜E16とを
1つずつ組み合わせて使用することによって、合計16
モードに対応した出力画像データを得ることができる。
次に、図9を参照して、7つの地図モノカラーモードま
たは7つの文字/写真モノカラーモードが設定されてい
るときの処理の流れについて説明する。地図モノカラー
モードおよび文字/写真モノカラーモードにおいては、
演算テーブルを2個用いて、以下のようにして出力画像
データを決定する。
【0047】CPU51に入力された画像データX
0 は、地図モノカラーモードのときには地図モード用演
算テーブルE1にアドレスとして与えられ、文字/写真
モノカラーモードのときには文字/写真モード用演算テ
ーブルE2にアドレスとして与えられる。このアドレス
指定に基づいて、当該指定されたアドレスに格納されて
いるデータX2 を得ることができる。
0 は、地図モノカラーモードのときには地図モード用演
算テーブルE1にアドレスとして与えられ、文字/写真
モノカラーモードのときには文字/写真モード用演算テ
ーブルE2にアドレスとして与えられる。このアドレス
指定に基づいて、当該指定されたアドレスに格納されて
いるデータX2 を得ることができる。
【0048】次に、データX2 に基づいて2個目の演算
テーブルのアドレスを指定する。2個目の演算テーブル
としては、設定されたカラーモードに応じたテーブル
が、演算テーブルE3〜E16の中から選択される。す
なわち、CPU51によって地図シアンモードが設定さ
れていることが判別されたときには、シアンモード用演
算テーブルE3が選択される。同様に、地図マゼンタモ
ードのときはマゼンタモード用演算テーブルE4、地図
イエローモードのときはイエローモード用演算テーブル
E5、地図黒モードのときは黒モード用演算テーブルE
6、地図レッドモードのときはレッドモード用演算テー
ブルE7、地図グリーンモードのときはグリーンモード
用演算テーブルE8、地図ブルーモードのときはブルー
モード用演算テーブルE9が選択される。
テーブルのアドレスを指定する。2個目の演算テーブル
としては、設定されたカラーモードに応じたテーブル
が、演算テーブルE3〜E16の中から選択される。す
なわち、CPU51によって地図シアンモードが設定さ
れていることが判別されたときには、シアンモード用演
算テーブルE3が選択される。同様に、地図マゼンタモ
ードのときはマゼンタモード用演算テーブルE4、地図
イエローモードのときはイエローモード用演算テーブル
E5、地図黒モードのときは黒モード用演算テーブルE
6、地図レッドモードのときはレッドモード用演算テー
ブルE7、地図グリーンモードのときはグリーンモード
用演算テーブルE8、地図ブルーモードのときはブルー
モード用演算テーブルE9が選択される。
【0049】また、CPU51によって文字/写真シア
ンモードが設定されていることが判別されたときには、
シアンモード用演算テーブルE10が選択される。同様
に、文字/写真マゼンタモードのときはマゼンタモード
用演算テーブルE11、文字/写真イエローモードのと
きはイエローモード用演算テーブルE12、文字/写真
黒モードのときは黒モード用演算テーブルE13、文字
/写真レッドモードのときはレッドモード用演算テーブ
ルE14、文字/写真グリーンモードのときはグリーン
モード用演算テーブルE15、文字/写真ブルーモード
のときはブルーモード用演算テーブルE16が選択され
る。
ンモードが設定されていることが判別されたときには、
シアンモード用演算テーブルE10が選択される。同様
に、文字/写真マゼンタモードのときはマゼンタモード
用演算テーブルE11、文字/写真イエローモードのと
きはイエローモード用演算テーブルE12、文字/写真
黒モードのときは黒モード用演算テーブルE13、文字
/写真レッドモードのときはレッドモード用演算テーブ
ルE14、文字/写真グリーンモードのときはグリーン
モード用演算テーブルE15、文字/写真ブルーモード
のときはブルーモード用演算テーブルE16が選択され
る。
【0050】選択された演算テーブルのアドレスが、デ
ータX2 に基づいて指定される。このアドレス指定に基
づいて、当該アドレスに格納されているデータX3 が得
られる。そして、データX3 に基づいて、地図モノカラ
ーモードのときには文字フルカラーモード用の基準テー
ブルK1、文字/写真モノカラーモードのときには写真
フルカラーモード用の基準テーブルK2のアドレス指定
を行うことによって、当該アドレスに格納されているデ
ータY2 を得ることができる。このデータY2 が入力画
像データX0 に対応する出力画像データとなる。
ータX2 に基づいて指定される。このアドレス指定に基
づいて、当該アドレスに格納されているデータX3 が得
られる。そして、データX3 に基づいて、地図モノカラ
ーモードのときには文字フルカラーモード用の基準テー
ブルK1、文字/写真モノカラーモードのときには写真
フルカラーモード用の基準テーブルK2のアドレス指定
を行うことによって、当該アドレスに格納されているデ
ータY2 を得ることができる。このデータY2 が入力画
像データX0 に対応する出力画像データとなる。
【0051】このようにして、基準テーブルK1または
K2と、演算テーブルE1またはE2と、16個の演算
テーブルE3〜E16のうちの1つとを組み合わせて使
用することによって、合計14モードに対応した出力画
像データを得ることができる。したがって、合計32個
の画像モードに対応した出力画像データを得ることがで
きる。以上で説明した、各画像モードに対応する基準テ
ーブルおよび演算テーブルの組合せを、次の表1にまと
めておく。
K2と、演算テーブルE1またはE2と、16個の演算
テーブルE3〜E16のうちの1つとを組み合わせて使
用することによって、合計14モードに対応した出力画
像データを得ることができる。したがって、合計32個
の画像モードに対応した出力画像データを得ることがで
きる。以上で説明した、各画像モードに対応する基準テ
ーブルおよび演算テーブルの組合せを、次の表1にまと
めておく。
【0052】
【表1】
【0053】出力階調基準曲線は、ROM53に記憶さ
れている所定の試験用画像用データを用いて次のように
して作成される。すなわち、初期出力階調曲線がRAM
52に設定されている状態で、試験用画像用データに基
づく画像形成処理が行われる。つまり、試験用画像用デ
ータを初期出力階調曲線に従って補正し、この補正後の
データを出力部3に与えて試験画像が形成される。試験
画像は、たとえば、濃度が段階的に異なる複数の領域を
含む、いわゆるグレースケールである。この試験画像を
スキャナ部2に読み取らせ、こうして得られた読取デー
タに基づいて、入力画像データに対応した適切な濃度の
画像が形成されるように出力階調基準曲線が作成され
る。
れている所定の試験用画像用データを用いて次のように
して作成される。すなわち、初期出力階調曲線がRAM
52に設定されている状態で、試験用画像用データに基
づく画像形成処理が行われる。つまり、試験用画像用デ
ータを初期出力階調曲線に従って補正し、この補正後の
データを出力部3に与えて試験画像が形成される。試験
画像は、たとえば、濃度が段階的に異なる複数の領域を
含む、いわゆるグレースケールである。この試験画像を
スキャナ部2に読み取らせ、こうして得られた読取デー
タに基づいて、入力画像データに対応した適切な濃度の
画像が形成されるように出力階調基準曲線が作成され
る。
【0054】より具体的には、ROM53には、入力画
像データに対応する適切な出力階調を対応付けた基準出
力曲線が記憶されている。この基準出力曲線と、読取デ
ータと、上記の初期出力階調曲線とを参照することによ
って、出力階調基準曲線上に乗るべき候補点が求められ
る。この候補点間を直線や二次曲線で補間したりして、
単調増加曲線となるように出力階調基準曲線が作成され
る。
像データに対応する適切な出力階調を対応付けた基準出
力曲線が記憶されている。この基準出力曲線と、読取デ
ータと、上記の初期出力階調曲線とを参照することによ
って、出力階調基準曲線上に乗るべき候補点が求められ
る。この候補点間を直線や二次曲線で補間したりして、
単調増加曲線となるように出力階調基準曲線が作成され
る。
【0055】なお、上記の初期出力階調曲線としては、
入力画像データと出力画像データとが正比例の関係にあ
るような直線が選択されてもよい。また、すでに出力階
調基準曲線がRAM52に設定されている状態であれ
ば、その出力階調基準曲線を初期出力階調曲線として用
いてもかまわない。一方、演算テーブルの作成に当たっ
ては、出力階調基準曲線がRAM52に設定されている
状態で各モードを操作部10において設定し、上記の試
験用画像用データに基づく画像形成が行われる。こうし
て試験画像が形成される。この試験画像を用いて、出力
階調基準曲線を作成した場合と同様に、各モードに対応
した所定の出力基準曲線を参照しつつ、当該モードに適
合した出力階調曲線が作成される。この出力階調曲線
と、上記の出力階調基準曲線との比較により、この出力
階調基準曲線を変形して当該モードに適合した出力階調
曲線を得るための演算テーブルが作成される。
入力画像データと出力画像データとが正比例の関係にあ
るような直線が選択されてもよい。また、すでに出力階
調基準曲線がRAM52に設定されている状態であれ
ば、その出力階調基準曲線を初期出力階調曲線として用
いてもかまわない。一方、演算テーブルの作成に当たっ
ては、出力階調基準曲線がRAM52に設定されている
状態で各モードを操作部10において設定し、上記の試
験用画像用データに基づく画像形成が行われる。こうし
て試験画像が形成される。この試験画像を用いて、出力
階調基準曲線を作成した場合と同様に、各モードに対応
した所定の出力基準曲線を参照しつつ、当該モードに適
合した出力階調曲線が作成される。この出力階調曲線
と、上記の出力階調基準曲線との比較により、この出力
階調基準曲線を変形して当該モードに適合した出力階調
曲線を得るための演算テーブルが作成される。
【0056】出力階調基準曲線は、たとえば、グレース
ケールの原稿を複写し、この原稿と複写物とを目視によ
って比較することにより作成されてもよい。また、出力
階調基準曲線がRAM52に設定されている状態で、各
モードに対応した適当な原稿を複写し、この原稿と複写
物とを目視により比較し、比較結果に基づいて、演算テ
ーブルを作成するようにしてもよい。
ケールの原稿を複写し、この原稿と複写物とを目視によ
って比較することにより作成されてもよい。また、出力
階調基準曲線がRAM52に設定されている状態で、各
モードに対応した適当な原稿を複写し、この原稿と複写
物とを目視により比較し、比較結果に基づいて、演算テ
ーブルを作成するようにしてもよい。
【0057】以上のように、4つの画質モード(文字、
地図、写真、文字/写真)と8つのカラーモード(フル
カラー、C、M、Y、R、G、B)とを有している場合
に考えられる全32モードのそれぞれに応じた画像デー
タは、RAM52に記憶されている基準テーブルK1お
よびK2のうちの1個と、演算テーブルE1〜E16の
うちの1個または2個とを用いて入力画像データを処理
することで作成できる。したがって、32モードのそれ
ぞれに対応した32個の出力階調曲線を表すテーブルを
RAM52に記憶させておく必要がない。
地図、写真、文字/写真)と8つのカラーモード(フル
カラー、C、M、Y、R、G、B)とを有している場合
に考えられる全32モードのそれぞれに応じた画像デー
タは、RAM52に記憶されている基準テーブルK1お
よびK2のうちの1個と、演算テーブルE1〜E16の
うちの1個または2個とを用いて入力画像データを処理
することで作成できる。したがって、32モードのそれ
ぞれに対応した32個の出力階調曲線を表すテーブルを
RAM52に記憶させておく必要がない。
【0058】具体的には、10ビットのデータで構成さ
れるテーブル16個(文字モードおよび地図モードに対
応)と11ビットのデータで構成されるテーブル16個
(写真モードおよび文字/写真モードに対応)とを記憶
させる場合と比べて、10ビットのデータで構成される
テーブル1個(基準テーブルK1)と11ビットのデー
タで構成されるテーブル1個(基準テーブルK2)と8
ビットのデータで構成されるテーブル16個(演算テー
ブルE1〜E16)とを記憶させる本実施形態の場合に
は、次式で示す割合で、画質調整のための情報量を削減
できる。
れるテーブル16個(文字モードおよび地図モードに対
応)と11ビットのデータで構成されるテーブル16個
(写真モードおよび文字/写真モードに対応)とを記憶
させる場合と比べて、10ビットのデータで構成される
テーブル1個(基準テーブルK1)と11ビットのデー
タで構成されるテーブル1個(基準テーブルK2)と8
ビットのデータで構成されるテーブル16個(演算テー
ブルE1〜E16)とを記憶させる本実施形態の場合に
は、次式で示す割合で、画質調整のための情報量を削減
できる。
【0059】
【数1】
【0060】ゆえに、テーブルを記憶するために、RA
M52内の大きな領域が使用されることがない。したが
って、画像モードが増やされても、RAM52の記憶容
量が圧迫されることがない。換言すれば、RAM52と
しては、小容量のRAMを用いることができる。また、
テーブル数が少ないので、各テーブルを機械に設定する
作業が楽であり、生産性が向上する。さらに、機械特性
の経時変化のためのテーブル修正は、各モード相互間の
関係はあまり変化しないと考えられるので、2つの基準
テーブルK1およびK2のみについて行えばよい。した
がって、サービスマンによるテーブル修正作業が楽であ
る。
M52内の大きな領域が使用されることがない。したが
って、画像モードが増やされても、RAM52の記憶容
量が圧迫されることがない。換言すれば、RAM52と
しては、小容量のRAMを用いることができる。また、
テーブル数が少ないので、各テーブルを機械に設定する
作業が楽であり、生産性が向上する。さらに、機械特性
の経時変化のためのテーブル修正は、各モード相互間の
関係はあまり変化しないと考えられるので、2つの基準
テーブルK1およびK2のみについて行えばよい。した
がって、サービスマンによるテーブル修正作業が楽であ
る。
【0061】次に、本発明の他の実施形態について説明
する。上述の第1の実施形態では、RAM52(図3参
照)に記憶された16個の演算テーブルE1〜E16に
基づいて、基準テーブルK1およびK2のデータの圧縮
および伸長を行うことで作成されるべき新たな出力階調
曲線上の値を出力画像データとする場合について説明し
た。これに対して、本実施形態では、演算テーブルを用
いるのではなく、RAM52に記憶された演算方式に従
って基準テーブルK1およびK2のデータの圧縮および
伸長を行い、設定されたモードの出力階調曲線に相当す
るテーブルが作成される。そして、この作成されたテー
ブルに従って入力画像データに対応する出力画像データ
が求められる。
する。上述の第1の実施形態では、RAM52(図3参
照)に記憶された16個の演算テーブルE1〜E16に
基づいて、基準テーブルK1およびK2のデータの圧縮
および伸長を行うことで作成されるべき新たな出力階調
曲線上の値を出力画像データとする場合について説明し
た。これに対して、本実施形態では、演算テーブルを用
いるのではなく、RAM52に記憶された演算方式に従
って基準テーブルK1およびK2のデータの圧縮および
伸長を行い、設定されたモードの出力階調曲線に相当す
るテーブルが作成される。そして、この作成されたテー
ブルに従って入力画像データに対応する出力画像データ
が求められる。
【0062】図10は、本実施形態におけるCPU51
の処理の流れを説明するための概念図である。RAM5
2には、上述の文字フルカラーモード用基準テーブルK
1および写真フルカラーモード用基準テーブルK2と、
16個の演算方式H1〜H16が記憶されている。演算
方式H1〜H16は、基準テーブルK1およびK2が表
す出力階調基準曲線を各モードに対応した出力階調曲線
に変更するための方法を表す情報であり、第1実施形態
における演算テーブルE1〜E16にそれぞれ対応して
いる。すなわち、図3の演算テーブルE1〜E16の代
わりに、演算方式H1〜H16がRAM52に格納され
ている。
の処理の流れを説明するための概念図である。RAM5
2には、上述の文字フルカラーモード用基準テーブルK
1および写真フルカラーモード用基準テーブルK2と、
16個の演算方式H1〜H16が記憶されている。演算
方式H1〜H16は、基準テーブルK1およびK2が表
す出力階調基準曲線を各モードに対応した出力階調曲線
に変更するための方法を表す情報であり、第1実施形態
における演算テーブルE1〜E16にそれぞれ対応して
いる。すなわち、図3の演算テーブルE1〜E16の代
わりに、演算方式H1〜H16がRAM52に格納され
ている。
【0063】図3および図10を参照して、複写動作が
開始されると、CPU51によって操作部10の画質モ
ード設定キー13およびカラーモード設定キー14から
の入力が調べられて、設定されている画像モードが判別
され、使用すべき基準テーブルおよび演算方式が選択さ
れる。文字フルカラーモードの場合には、文字フルカラ
ーモード用基準テーブルK1のみが選択される。また、
写真フルカラーモードのときには、写真フルカラーモー
ド用基準テーブルK2のみが選択される。
開始されると、CPU51によって操作部10の画質モ
ード設定キー13およびカラーモード設定キー14から
の入力が調べられて、設定されている画像モードが判別
され、使用すべき基準テーブルおよび演算方式が選択さ
れる。文字フルカラーモードの場合には、文字フルカラ
ーモード用基準テーブルK1のみが選択される。また、
写真フルカラーモードのときには、写真フルカラーモー
ド用基準テーブルK2のみが選択される。
【0064】以下の画像モードの場合には、基準テーブ
ルK1またはK2の他に、演算方式H1〜H16のうち
の1つまたは2つが選択される。具体的には、地図フル
カラーモードのときには、基準テーブルK1および地図
モード用の演算方式H1が選択される。文字/写真モー
ドキーが押されているときには、基準テーブルK2およ
び文字/写真モード用演算方式H2が選択される。
ルK1またはK2の他に、演算方式H1〜H16のうち
の1つまたは2つが選択される。具体的には、地図フル
カラーモードのときには、基準テーブルK1および地図
モード用の演算方式H1が選択される。文字/写真モー
ドキーが押されているときには、基準テーブルK2およ
び文字/写真モード用演算方式H2が選択される。
【0065】文字モノカラーモードの場合には、基準テ
ーブルK1の他に、設定されているカラーモード(シア
ンモード、マゼンタモード、イエローモード、黒モー
ド、レッドモード、グリーンモード、ブルーモード)に
応じて、それぞれ、シアンモード用演算方式H3、マゼ
ンタモード用演算方式H4、イエローモード用演算方式
H5、黒モード用演算方式H6、レッドモード用演算方
式H7、グリーンモード用演算方式H8またはブルーモ
ード用演算方式H9が選択される。
ーブルK1の他に、設定されているカラーモード(シア
ンモード、マゼンタモード、イエローモード、黒モー
ド、レッドモード、グリーンモード、ブルーモード)に
応じて、それぞれ、シアンモード用演算方式H3、マゼ
ンタモード用演算方式H4、イエローモード用演算方式
H5、黒モード用演算方式H6、レッドモード用演算方
式H7、グリーンモード用演算方式H8またはブルーモ
ード用演算方式H9が選択される。
【0066】写真モノカラーモードの場合には、基準テ
ーブルK2の他に、設定されているカラーモード(シア
ンモード、マゼンタモード、イエローモード、黒モー
ド、レッドモード、グリーンモード、ブルーモード)に
応じて、それぞれ、シアンモード用演算方式H10、マ
ゼンタモード用演算方式H11、イエローモード用演算
方式H12、黒モード用演算方式H13、レッドモード
用演算方式H14、グリーンモード用演算方式H15ま
たはブルーモード用演算方式H16が選択される。
ーブルK2の他に、設定されているカラーモード(シア
ンモード、マゼンタモード、イエローモード、黒モー
ド、レッドモード、グリーンモード、ブルーモード)に
応じて、それぞれ、シアンモード用演算方式H10、マ
ゼンタモード用演算方式H11、イエローモード用演算
方式H12、黒モード用演算方式H13、レッドモード
用演算方式H14、グリーンモード用演算方式H15ま
たはブルーモード用演算方式H16が選択される。
【0067】地図モノカラーモードの場合には、基準テ
ーブルK1および地図モード用演算方式H1の他に、設
定されているカラーモード(シアンモード、マゼンタモ
ード、イエローモード、黒モード、レッドモード、グリ
ーンモード、ブルーモード)に応じて、それぞれ、シア
ンモード用演算方式H3、マゼンタモード用演算方式H
4、イエローモード用演算方式H5、黒モード用演算方
式H6、レッドモード用演算方式H7、グリーンモード
用演算方式H8またはブルーモード用演算方式H9が選
択される。
ーブルK1および地図モード用演算方式H1の他に、設
定されているカラーモード(シアンモード、マゼンタモ
ード、イエローモード、黒モード、レッドモード、グリ
ーンモード、ブルーモード)に応じて、それぞれ、シア
ンモード用演算方式H3、マゼンタモード用演算方式H
4、イエローモード用演算方式H5、黒モード用演算方
式H6、レッドモード用演算方式H7、グリーンモード
用演算方式H8またはブルーモード用演算方式H9が選
択される。
【0068】文字/写真モノカラーモードの場合には、
基準テーブルK2および文字/写真モード用演算方式H
2の他に、設定されているカラーモード(シアンモー
ド、マゼンタモード、イエローモード、黒モード、レッ
ドモード、グリーンモード、ブルーモード)に応じて、
それぞれ、シアンモード用演算方式H10、マゼンタモ
ード用演算方式H11、イエローモード用演算方式H1
2、黒モード用演算方式H13、レッドモード用演算方
式H14、グリーンモード用演算方式H15またはブル
ーモード用演算方式H16が選択される。
基準テーブルK2および文字/写真モード用演算方式H
2の他に、設定されているカラーモード(シアンモー
ド、マゼンタモード、イエローモード、黒モード、レッ
ドモード、グリーンモード、ブルーモード)に応じて、
それぞれ、シアンモード用演算方式H10、マゼンタモ
ード用演算方式H11、イエローモード用演算方式H1
2、黒モード用演算方式H13、レッドモード用演算方
式H14、グリーンモード用演算方式H15またはブル
ーモード用演算方式H16が選択される。
【0069】このようにして選択された基準テーブルK
1またはK2が、選択された1つまたは2つの演算方式
に従って変更されることで、新たなテーブルが作成され
て、RAM52に展開される。CPU51に入力された
画像データXは、新たに作成されてRAM52に展開さ
れたテーブルにアドレスとして与えられる。このアドレ
ス指定に基づいて、当該アドレスに格納されているデー
タYが、出力画像データとして出力部3に与えられる。
1またはK2が、選択された1つまたは2つの演算方式
に従って変更されることで、新たなテーブルが作成され
て、RAM52に展開される。CPU51に入力された
画像データXは、新たに作成されてRAM52に展開さ
れたテーブルにアドレスとして与えられる。このアドレ
ス指定に基づいて、当該アドレスに格納されているデー
タYが、出力画像データとして出力部3に与えられる。
【0070】次に、選択された演算方式に従って基準テ
ーブルK1またはK2(以下、「基準テーブルK」と総
称する。)を変更するときの手順について説明する。基
準テーブルKは、上述の第1の実施形態の場合と同様
に、データの圧縮および伸長によって変更される。ゆえ
に、演算方式H1〜H16(以下、「演算方式H」と総
称する。)は、基準テーブルKの出力データのうち、ど
のデータを圧縮または伸長するかを決定するためのもの
である。
ーブルK1またはK2(以下、「基準テーブルK」と総
称する。)を変更するときの手順について説明する。基
準テーブルKは、上述の第1の実施形態の場合と同様
に、データの圧縮および伸長によって変更される。ゆえ
に、演算方式H1〜H16(以下、「演算方式H」と総
称する。)は、基準テーブルKの出力データのうち、ど
のデータを圧縮または伸長するかを決定するためのもの
である。
【0071】演算方式Hは、たとえば、「基準テーブル
Kの入力データ値「0〜99」の範囲でデータ数を3/
4に圧縮する」や、「データ値「100〜199」の範
囲でデータ数を5/4に伸長する」といったように、デ
ータの圧縮および伸長を行う範囲を規定する。この規定
に従って、データの圧縮および伸長が行われる。たとえ
ば、基準テーブルKにおいて、連続する5つの入力デー
タに対応する5つの出力データ値「a,b,c,d,
e」の5個のデータを4個のデータに圧縮する場合に
は、まず、隣合うデータ値の差「b−a,c−b,d−
c,e−d」が求められる。そして、求められた差の最
も小さいところから、次のようにしてデータが減らされ
る。たとえば、「c−b」が最小であったとすると、デ
ータ値「b」および「c」が削除されて、代わりに、デ
ータ値「b」および「c」の平均値「(b+c)/2」
が追加される。すなわち、変更後の出力データ値は、
「a,(b+c)/2,d,e」となる。もし、隣合う
データ値の差がすべて同一であったときには、最終のデ
ータ値「e」が削除される。
Kの入力データ値「0〜99」の範囲でデータ数を3/
4に圧縮する」や、「データ値「100〜199」の範
囲でデータ数を5/4に伸長する」といったように、デ
ータの圧縮および伸長を行う範囲を規定する。この規定
に従って、データの圧縮および伸長が行われる。たとえ
ば、基準テーブルKにおいて、連続する5つの入力デー
タに対応する5つの出力データ値「a,b,c,d,
e」の5個のデータを4個のデータに圧縮する場合に
は、まず、隣合うデータ値の差「b−a,c−b,d−
c,e−d」が求められる。そして、求められた差の最
も小さいところから、次のようにしてデータが減らされ
る。たとえば、「c−b」が最小であったとすると、デ
ータ値「b」および「c」が削除されて、代わりに、デ
ータ値「b」および「c」の平均値「(b+c)/2」
が追加される。すなわち、変更後の出力データ値は、
「a,(b+c)/2,d,e」となる。もし、隣合う
データ値の差がすべて同一であったときには、最終のデ
ータ値「e」が削除される。
【0072】基準テーブルKにおいて連続する6つの入
力データに相当する6つの出力データ値「a,b,c,
d,e,f」のうち、データ値「b,c,d,e」の4
個のデータを5個のデータに伸長する場合には、上述の
圧縮の場合と同様に、隣合うデータ値の差「c−b,d
−c,e−d」が求められる。そして、求められた差の
最も大きいところに、次のようにしてデータが追加され
る。たとえば、「d−c」が最大のときには、データ値
「c」および「d」の平均値「(c+d)/2」が追加
される。すなわち、変更後の出力データ値は、「b,
c,(c+d)/2,d,e」となり、データ値は5個
になる。もし、隣合うデータ値の差がすべて同一であっ
たときには、最終のデータ値「e」の次に、データ値
「e」および「f」の平均値「(e+f)/2」が追加
される。
力データに相当する6つの出力データ値「a,b,c,
d,e,f」のうち、データ値「b,c,d,e」の4
個のデータを5個のデータに伸長する場合には、上述の
圧縮の場合と同様に、隣合うデータ値の差「c−b,d
−c,e−d」が求められる。そして、求められた差の
最も大きいところに、次のようにしてデータが追加され
る。たとえば、「d−c」が最大のときには、データ値
「c」および「d」の平均値「(c+d)/2」が追加
される。すなわち、変更後の出力データ値は、「b,
c,(c+d)/2,d,e」となり、データ値は5個
になる。もし、隣合うデータ値の差がすべて同一であっ
たときには、最終のデータ値「e」の次に、データ値
「e」および「f」の平均値「(e+f)/2」が追加
される。
【0073】このように、演算方式Hに従ってデータの
圧縮および伸長が行われることによって、基準テーブル
Kは、設定されているそれぞれのモードに適合した出力
階調曲線に相当するテーブルに変更される。したがっ
て、上述の第1の実施形態と同様、画質を変更するため
の情報量を少なくすることができる。さらに、第1の実
施形態では、テーブルに従って、単にデータを1個削除
することでデータの圧縮が達成されたり、同一のデータ
を1個増やすことでデータの伸長が達成されていたの
で、変更後の出力階調曲線は荒く変化する曲線となるお
それがある。これに対して、第2の実施形態では、デー
タの追加/間引きの位置が適切に選択されるうえ、2つ
のデータの平均値を追加したり、基準テーブルKのデー
タと置き換えたりしているので、滑らかな出力階調曲線
を得ることができる。
圧縮および伸長が行われることによって、基準テーブル
Kは、設定されているそれぞれのモードに適合した出力
階調曲線に相当するテーブルに変更される。したがっ
て、上述の第1の実施形態と同様、画質を変更するため
の情報量を少なくすることができる。さらに、第1の実
施形態では、テーブルに従って、単にデータを1個削除
することでデータの圧縮が達成されたり、同一のデータ
を1個増やすことでデータの伸長が達成されていたの
で、変更後の出力階調曲線は荒く変化する曲線となるお
それがある。これに対して、第2の実施形態では、デー
タの追加/間引きの位置が適切に選択されるうえ、2つ
のデータの平均値を追加したり、基準テーブルKのデー
タと置き換えたりしているので、滑らかな出力階調曲線
を得ることができる。
【0074】したがって、CPU51の処理速度が速
く、充分高速に出力階調曲線テーブルを展開することが
できる場合には、第2の実施形態に従って、設定された
各モードに対応した出力階調曲線を作成する方が好まし
い。本発明の実施の形態の説明は以上の通りであるが、
本発明は上述の実施の形態に限定されるものではない。
たとえば、上述の各実施形態では、本発明がディジタル
カラー複写機に適用される場合についてのみ説明した
が、本発明は、たとえばパーソナルコンピュータによる
画像処理などに適用することも可能である。
く、充分高速に出力階調曲線テーブルを展開することが
できる場合には、第2の実施形態に従って、設定された
各モードに対応した出力階調曲線を作成する方が好まし
い。本発明の実施の形態の説明は以上の通りであるが、
本発明は上述の実施の形態に限定されるものではない。
たとえば、上述の各実施形態では、本発明がディジタル
カラー複写機に適用される場合についてのみ説明した
が、本発明は、たとえばパーソナルコンピュータによる
画像処理などに適用することも可能である。
【0075】また、レーザ走査部32の出力モードは、
形成すべき画像の濃度を1024階調および2048階
調で表す2モードとしたが、さらに他の階調で濃度を表
現するモードがあってもよい。このとき、RAM52に
記憶される基準テーブルは、備えられた出力モードに応
じた変更が施される。この他、特許請求の範囲に記載さ
れた範囲で種々の変更を施すことが可能である。
形成すべき画像の濃度を1024階調および2048階
調で表す2モードとしたが、さらに他の階調で濃度を表
現するモードがあってもよい。このとき、RAM52に
記憶される基準テーブルは、備えられた出力モードに応
じた変更が施される。この他、特許請求の範囲に記載さ
れた範囲で種々の変更を施すことが可能である。
【0076】
【発明の効果】本発明によれば、たとえば、2個の出力
階調基準曲線と16個の演算情報とをテーブルとして記
憶させておけば、出力階調基準曲線と演算情報との組み
合わせによって32個の画像モードに対応した処理を入
力画像データに施すことができる。したがって、各画像
モードに対応した出力画像データを作成するための情報
量を少なくすることができる。よって、記憶手段として
は、記憶容量の小さいメモリを用いることができ、生産
コストの削減を図ることができる。
階調基準曲線と16個の演算情報とをテーブルとして記
憶させておけば、出力階調基準曲線と演算情報との組み
合わせによって32個の画像モードに対応した処理を入
力画像データに施すことができる。したがって、各画像
モードに対応した出力画像データを作成するための情報
量を少なくすることができる。よって、記憶手段として
は、記憶容量の小さいメモリを用いることができ、生産
コストの削減を図ることができる。
【0077】また、テーブル数が少ないので、各テーブ
ルを機械に設定する作業が容易になり、生産性が向上す
る。さらに、機械特性の経時変化のためのテーブル修正
は、2個の出力階調基準曲線に対応したテーブルのみに
関して行えば足りるので、サービスマンによるテーブル
修正作業が容易になる。
ルを機械に設定する作業が容易になり、生産性が向上す
る。さらに、機械特性の経時変化のためのテーブル修正
は、2個の出力階調基準曲線に対応したテーブルのみに
関して行えば足りるので、サービスマンによるテーブル
修正作業が容易になる。
【図1】本発明の一実施形態が適用されるディジタルカ
ラー複写機の内部構成を簡略化して示す断面図である。
ラー複写機の内部構成を簡略化して示す断面図である。
【図2】画像処理部4の内部構成を説明するためのブロ
ック図である。
ック図である。
【図3】マイクロコンピュータ50の構成を簡略化して
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図4】基準テーブルに対応する出力階調基準曲線の一
例を示す図である。
例を示す図である。
【図5】演算テーブルの一例を示す図である。
【図6】出力階調曲線を演算テーブルを用いて変更し、
新たな出力階調曲線上の値に相当する出力画像データを
作成するための処理を説明するための図である。
新たな出力階調曲線上の値に相当する出力画像データを
作成するための処理を説明するための図である。
【図7】文字フルカラーモードおよび写真フルカラーモ
ードにおいて、出力画像データが作成されるときのCP
U51の動作を概念的に説明するための図である。
ードにおいて、出力画像データが作成されるときのCP
U51の動作を概念的に説明するための図である。
【図8】基準テーブルおよび演算テーブルをそれぞれ1
個用いて、出力画像データが作成されるときのCPU5
1の動作を概念的に説明するための図である。
個用いて、出力画像データが作成されるときのCPU5
1の動作を概念的に説明するための図である。
【図9】基準テーブル1個および演算テーブル2個用い
て、出力画像データが作成されるときのCPU51の動
作を概念的に説明するための図である。
て、出力画像データが作成されるときのCPU51の動
作を概念的に説明するための図である。
【図10】本発明の他の実施形態におけるCPU51の
処理の流れを説明するための概念図である。
処理の流れを説明するための概念図である。
4 画像処理部 10 操作部 50 マイクロコンピュータ 51 CPU 52 RAM 53 ROM K1,K2 基準テーブル E1〜E16 演算テーブル H1〜H16 演算方式
Claims (2)
- 【請求項1】複数の画像モードのなかから選択された1
つの画像モードに対応した処理を入力画像データに施し
て、この処理後のデータを出力する画像データ処理装置
であって、 画像モードを選択するための選択入力手段と、 出力階調基準曲線を記憶する出力階調基準曲線記憶手段
と、 各画像モードに適合した出力階調曲線上の値を出力階調
基準曲線に基づいて演算するための演算情報を記憶する
演算情報記憶手段と、 上記出力階調基準曲線記憶手段に記憶された出力階調基
準曲線および上記演算情報記憶手段に記憶された演算情
報に基づき、上記選択入力手段によって選択された画像
モードに対応した処理を入力データに施し、この処理後
のデータを出力するデータ処理手段とを含むことを特徴
とする画像データ処理装置。 - 【請求項2】複数の画像モードのなかから選択された1
つの画像モードに対応した処理を入力画像データに施し
て、この処理後のデータを出力する画像データ処理方法
であって、 出力階調基準曲線と、選択された画像モードに対応した
所定の演算情報とに基づき、上記選択された画像モード
に適合した出力階調曲線上において上記入力画像データ
に対応する出力画像データを演算するステップと、 上記演算された出力画像データを出力するステップとを
含むことを特徴とする画像データ処理方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8032386A JPH09233335A (ja) | 1996-02-20 | 1996-02-20 | 画像データ処理装置および画像データ処理方法 |
US08/802,608 US6115150A (en) | 1996-02-20 | 1997-02-19 | Image data processing apparatus and image data processing process |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8032386A JPH09233335A (ja) | 1996-02-20 | 1996-02-20 | 画像データ処理装置および画像データ処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09233335A true JPH09233335A (ja) | 1997-09-05 |
Family
ID=12357526
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8032386A Pending JPH09233335A (ja) | 1996-02-20 | 1996-02-20 | 画像データ処理装置および画像データ処理方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6115150A (ja) |
JP (1) | JPH09233335A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6930810B1 (en) | 2000-11-28 | 2005-08-16 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Correction table forming method and image forming apparatus |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3075247B2 (ja) * | 1998-01-09 | 2000-08-14 | 日本電気株式会社 | カラー電子写真印刷装置 |
JP3413589B2 (ja) * | 1998-03-09 | 2003-06-03 | 富士写真フイルム株式会社 | 画像処理方法および装置 |
JP2001094781A (ja) * | 1999-09-27 | 2001-04-06 | Brother Ind Ltd | 画信号レベル調整方法、画像読み取り装置及び電子黒板 |
EP1338129B1 (en) * | 2000-09-02 | 2006-11-29 | Emageon, Inc. | Method and communication module for transmission of dicom objects through data element sources |
US7190486B2 (en) * | 2002-01-25 | 2007-03-13 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Image processing apparatus and image processing method |
JP2005348237A (ja) * | 2004-06-04 | 2005-12-15 | Brother Ind Ltd | 画像濃度調整装置及びこの装置を備えた画像読取装置 |
KR102515127B1 (ko) | 2018-03-22 | 2023-03-28 | 삼성전자주식회사 | 디스플레이 장치의 저 전력 모드에서의 동작을 지원하는 디스플레이 드라이버 회로 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5539539A (en) * | 1992-03-12 | 1996-07-23 | Mita Industrial Co., Ltd. | Color converting circuit for use in an image forming apparatus |
US5585927A (en) * | 1992-05-19 | 1996-12-17 | Minolta Camera Kabushiki Kaisha | Digital image forming apparatus having gradation characteristic setting means |
JP3049684B2 (ja) * | 1993-12-10 | 2000-06-05 | 京セラミタ株式会社 | 画像形成装置、および画像形成装置の出力階調調整方法 |
US5796865A (en) * | 1994-07-04 | 1998-08-18 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Gradation correcting method and apparatus |
-
1996
- 1996-02-20 JP JP8032386A patent/JPH09233335A/ja active Pending
-
1997
- 1997-02-19 US US08/802,608 patent/US6115150A/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6930810B1 (en) | 2000-11-28 | 2005-08-16 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Correction table forming method and image forming apparatus |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6115150A (en) | 2000-09-05 |
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