JPH07322080A - カラー画像読取装置 - Google Patents

カラー画像読取装置

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JPH07322080A
JPH07322080A JP6113039A JP11303994A JPH07322080A JP H07322080 A JPH07322080 A JP H07322080A JP 6113039 A JP6113039 A JP 6113039A JP 11303994 A JP11303994 A JP 11303994A JP H07322080 A JPH07322080 A JP H07322080A
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JP
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color
correction
image
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signal
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JP6113039A
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English (en)
Inventor
Tomoshi Hara
朋士 原
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/56Processing of colour picture signals
    • H04N1/60Colour correction or control
    • H04N1/603Colour correction or control controlled by characteristics of the picture signal generator or the picture reproducer
    • H04N1/6033Colour correction or control controlled by characteristics of the picture signal generator or the picture reproducer using test pattern analysis
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F3/00Colour separation; Correction of tonal value
    • G03F3/10Checking the colour or tonal value of separation negatives or positives
    • G03F3/101Colour or tonal value checking by non-photographic means or by means other than using non-impact printing methods or duplicating or marking methods covered by B41M5/00

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カラー画像読取装置の色分解特性がバラツキ
をもっている場合においても、比較的簡単な構成にて色
分解特性を補正できるようにすること。 【構成】 カラー原稿をイメージセンサ21で読み取っ
てRGB表色系の信号に分解し、更に、L* * *
色系の信号に変換する色変換部25を有するカラー画像
読取装置において、基準原稿を読み込んで得たL* *
* 表色系の信号の値と予め設定されている基準値とを
比較するCPU28と、色変換部25の後段に設けられ
CPU28の出力に応じて入出力特性が制御されるルッ
クアップテーブル27等の色補正処理部とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー原稿を読み取る
カラー画像読取装置に関し、特に、画像読取装置の色分
解特性の装置毎のバラツキを補正する機能を有するカラ
ー画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、カラー複写機においては、カ
ラー原稿がカラー画像読取装置により読み取られてカラ
ー画像信号に変換され、このカラー画像信号に対して各
種の信号処理が施されたのちに画像出力装置に供給さ
れ、用紙上にカラー原稿の画像に対応した画像が出力さ
れる。
【0003】図8は、従来のカラー複写機の概略構成を
示すブロック図である。
【0004】カラー複写機においては、原稿台ガラス
(図示せず)上に原稿が載置され、この原稿が照明装置
により照明される。原稿からの反射光は結像光学系を介
してCCD(電荷結合素子)カラーイメージセンサー2
1上に結像する。CCDカラーイメージセンサー21
は、赤,緑及び青の各色に対応した3本の一次元CCD
を有している。CCDカラーイメージセンサー21にお
いて、原稿からの反射光が光電変換され、赤(R)、緑
(G)、青(B)の点順次アナログ信号として出力され
る。CCDカラーイメージセンサー21からのアナログ
信号は、A/D変換器22によりデジタル信号に変換さ
れ更にシェーディング補正部23でシェーデイング補正
が施される。シェーディング補正後の信号に対しては、
基本的な画像処理として、等価中性明度変換部24と第
1色変換部25と第2色変換部30とによる色変換処
埋、墨版生成処理部31による墨版生成、デジタルフィ
ルター32によるMTF(modulation tr
ansfer function)処理、記録系ガンマ
補正部33による出力階調補正が施され、更に中間調処
理部34で中間調を再現するための処理を受けた後、イ
エロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒
(K)信号が生成され、プリンター部35に供給され
る。プリンター部35では、原稿の画像に対応した画像
が用紙上に印刷される。
【0005】図8に示すような、従来例においては、原
稿の画像の色調や階調が忠実に再現されるように、各色
変換部25,30の色変換係数が選択される。この場
合、色変換係数は、一般に、原稿とコピーとの色差が最
小になるように、予め設定されており、固定値となって
いる。
【0006】ところが、このようなカラー複写機におい
ては、環境あるいは経時的変化により現像性、転写性等
が変化したり装置毎に種々のバラツキを持つために、常
に安定した最適なカラー画像を維持する事は難しく、ま
たオペレーターが調整するためには専門知識が必要とな
るために、原稿に忠実な色再現を行うことが困難である
という問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】これら間題点を省み
て、例えば特開昭63−208369号公報では、特定
のパターンを用紙上に出力し、この出力されたパターン
を画像読取装置で読み取らせて色補正パラメーターを設
定するという方法が提案されている。この方法の具体的
な例としては、青,緑及び赤から、イエロー,マゼン
タ,シアン及び黒の色変換部の補正係数をプリントサン
プルの状態に基づいて再設定するテストモードを具備し
ている。
【0008】しかしながら、この方式には、幾つかの問
題がある。
【0009】第1の問題は、プリントサンプルを画像読
取装置で読み取らせる際の画像読取装置自体の色分解特
性のバラツキなどを考慮していないため、却って不都合
が生じる場合がある。たとえば、画像読取装置の或る部
分が動作不良になっているためにバラツキが生じている
ような場合、バラツキの原因となっている部分以外の部
分の動作パラメータを強制的に変化させて、見掛け上は
バラツキのない画像が得られるようにするが、この場合
には、画像読取装置のバラツキの原因となっている部分
以外の部分が、極端な動作条件で動作することなるた
め、画像読取装置の動作としては好ましくない。
【0010】第2の問題は、最終的に人の眼で見て、色
差が最小であるような評価にはL** * ゛系または
* * * 系のような均等色空間が用いられるのに対
し、色変換係数を再設定する際に3原色インク(イエロ
ー,マゼンタ,シアン)の主濃度の差に関する最小化で
は、色変換係数パラメーターの決定法としては不十分で
あるし、色再現範囲内の平均的な色差を最小にしている
ため、かえつてグレーバランスが悪化したり、ある特定
の色、たとえば、イエローを補正するのが困難である。
また、この色変換係数設定のためにメモリー及び専用C
PU (中央処理装置) が必要となり、決定に際しては、
かなり複雑な処理が必要となる。
【0011】さらに近年では、スタンドアローン機器か
らネットワークシステムでの画像読取装置としてネット
ワーク上の標準色信号に対しての補正も必要であり、画
像読取装置ごとにネットワーク上に入力する標準色信号
の色差が最小となるようなデバイス内での補正が必要で
ある。
【0012】また更に、画像読取装置の色分解特性がC
CDイメージセンサー毎にバラツキを持っており一義的
に最適な色補正係数が決定できないため、結果的に原稿
に忠実な色再現ができないのが実情である。
【0013】ところで、カラー画像読み取り時の色分解
特性は、原稿が有する色材の分光反射率特性と、カラー
センサーの分光感度特性を加味した系での画像読取装置
のシステムレスポンスとの相対的関係によって決まる。
図9(a),(b),(c)は、シアン,マゼンタ及び
イエローの各色材の分光反射率特性の一例を示すグラフ
である。また、図10(a),(b),(c)は、カラ
ーセンサーの赤,緑及び青の相対分光感度特性の一例を
示すグラフである。また、図11(a),(b),
(c)は、原稿のシアン成分読み取り用の赤センサーの
レスポンスに寄与する光波長分布(斜線で示す。以下同
様)、マゼンタ成分読み取り用の緑センサーのレスポン
スに寄与する光波長分布、イエロー成分読み取り用の青
センサーのレスポンスに寄与する光波長分布を示すグラ
フである。
【0014】画像読取装置の赤(R)センサー、緑
(G)センサー、青(B)センサーは、それぞれ主に補
色となる原稿中のシアン、マゼンタ、イエローの色材の
濃度を読み取るために用いられる。
【0015】しかしながら、前述したようにセンサーの
分光感度特性はバラツキを有するために、各センサーの
レスポンスに寄与する光の波長分布が変化してしまう。
【0016】このようにセンサーの分光感度特性の変化
が、画像読取装置に与える影讐としては、特にイエロー
(Y)読み取り時の青センサー出力のバラツキが顕著で
あり、原稿中にイエロー成分が含まれる緑〜黄色〜赤系
統の色相域の色再現が画質上問題となる。これは、50
0nm付近の波長でイエローの分光反射率と青センサー
の相対分光感度が急峻に変化する特性をもっているた
め、特性のバラツキが大きな出力変化となるためであ
る。たとえば、図11(c)に点線で示すように、青
センサーの相対分光感度が短波長側にずれた場合には、
青センサーの出力が大幅に低下する。
【0017】したがって、これらの課題を解決するため
には、CCDセンサーの色分解特性のバラツキを抑制す
るために、カラーフィルターの分光透過率特性のバラツ
キを小さくする事が望まれるが、カラーフィルター形成
のプロセスは複雑なため困難である。
【0018】他の方法としては、特開昭63−1117
67号公報に記載されている技術を応用して、或る基準
原稿を画像読取装置に入力し、基準値との差を最小にす
るように色補正係数を決定する方式が考えられるが、こ
れは前述したように色再現範囲内の平均的な色差を最小
にするだけであって、このようにイエロー読み取り時の
青センサー出力バラツキの補正のために、他の色相での
色差をかえって大きくしたり、グレーバランスが悪化し
たり、また、複雑な計算をするためのCPUやデータを
格納するメモリーが必要となるという問題がある。ま
た、画像読取装置及びプリンタ装置が共にバラツキを有
する場合には、この色変換係数での補正ですぺてを吸収
することは困難である。
【0019】そこで本発明は、カラー画像読取装置の色
分解特性がバラツキをもっている場合においても、比較
的簡単な構成にて色分解特性を補正できるようにするこ
とを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は、カラー原稿をイメージセンサで読み取
ってRGB表色系の信号に分解し、更に、L* * *
表色系の信号に変換する色変換手段を有するカラー画像
読取装置において、基準原稿を読み込んで得たL* *
* 表色系の信号の値と予め設定されている基準値とを
比較する比較手段と、色変換手段の後段に設けられ前記
比較手段の出力に応じて入出力特性が制御される色補正
処理部とを設けたことを特徴とする。
【0021】
【作用】本発明のカラー画像読取装置は、基準原稿を読
み取ることで色分解特性のバラツキを検出し、この検出
値に基ずいて、色変換手段の後段に設けた色補正処理部
によつて色分解特性が補正される。これにより、画像読
取装置の色分解特性が画像読取装置毎に多少バラツキを
持っていても、必要に応じて基準原稿を読み込ませるこ
とで、簡単にバラツキを補正ができる。
【0022】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0023】図1は、本発明のカラー画像読取装置が適
用されるカラー複写機の概略構成図である。図2は、図
1に示すカラー複写機の画像処理部を示すブロック図で
ある。
【0024】図1において、1は原稿、2は原稿1を置
く原稿台ガラス、3は原稿照明装置、4は結像レンズ、
5は縮小型CCDカラーイメージセンサーである。
【0025】まず、複写プロセスを説明する。図示しな
いコピースタートキーが押されると照明装置3が原稿1
を照射し、原稿からの反射光はミラー及び結像レンズと
から構成される縮小光学系でCCDカラーイメージセン
サー5上に結像する。CCDカラーイメージセンサー5
は、赤,緑及び青の各色に対応した3本の一次元CCD
を有している。CCDカラーイメージセンサー5におい
て、原稿からの反射光が光電変換され、赤(R)、緑
(G)、青(B)の点順次アナログ信号として出力され
る。図2に示すように、CCDカラーイメージセンサー
21からのアナログ信号は、A/D変換器22によりデ
ジタル信号に変換され更にシェーディング補正部23で
シェーデイング補正が施される。シェーディング補正後
の信号に対しては、基本的な画像処理として、等価中性
明度変換部24と第1色変換部25と第2色変換部30
とによる色変換処埋、墨版生成処理部31による墨版生
成、デジタルフィルター32によるMTF処理、記録系
ガンマ補正部33による出力階調補正が施され、更に中
間調処理部34で中間調を再現するための処理を受けた
後、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、
黒(K)信号が生成され、プリンター部35に供給され
る。プリンター部35は、図1に示されるレーザー走査
光学系8及び感光ドラム7を中心とした電子写真方式に
よる画像形成装置を含んでいる。
【0026】このようにして得られた画像のデジタル信
号は、図1に示す予め帯電コロトロン6により負帯電さ
れた感光ドラム7上に、中間処理部34に内蔵されたス
クリーンジェネレーターを経てレーザー走査光学系8に
より書き込まれ、感光ドラム7上に静電潜像が形成され
る。
【0027】このようにして得られた静電潜像は、4色
の現像を順次行うロータリー現像機9によつて現像され
る。現像像は、用紙トレイ17から給紙されて転写ドラ
ム10上に巻かれたコピー用紙に転写され、感光体ドラ
ム上の残留トナーはクリーナー11により掻き取られ
る。
【0028】この帯電から転写までの工程は、黒、イエ
ロー、マゼンタ、シアンの順に4回繰り返された後、定
着装置12を経てカラーコピーとして出力される。
【0029】次に、図2に示される画像処理部の動作の
詳細について説明する。
【0030】縮小型CCDカラーイメージセンサー21
からの青,緑及び赤に色分解された画像信号は、A/D
変換器22でデジタル化され、シェーデイング補正部2
3で白レベルの補正が施される。次に、青,緑及び赤の
各々の画像反射率は、等価中性明度変換部24で反射率
データref(B,G,R)から明度データenL
(B,G,R)へ変換され、第1色変換部25に入力さ
れる。
【0031】第1色変換部25においては、BGR信号
を標準色信号L* * * へ変換するためにマスキング
処理が施される。このL* * * 色空間は均等知覚色
空間とよばれ、本回路ではL* ,a* ,b* がそれぞれ
8ビットで表現されている場合には、(L* ,a* ,b
* )=(255,128,96)が白を表し、(L*
* ,b* )=(0,128,96)が黒を表すものと
する。
【0032】第1色変換部25の出力L* と出力a
* は、直接第2色変換部30に供給されるが、第1色変
換部25の出力b* は、b* 補正ルックアップテーブル
(LUT)27を介して第2色変換部30に供給され
る。ルックアップテーブル27にはCPU28が接続さ
れている。このCPU28は、出力b* を入力として、
PROM(プログラマブル読み出し専用メモリ)に書き
込まれているプログラムに基づいて以下に説明する処理
を行う。
【0033】本実施例においては、上記b* 補正ルック
アップテーブル27を使用して、前記L* * * に色
信号変換された値を、以下に示す手順で補正する。ま
た、図3に補正係数を決める手順を示すフローチャート
を示す。
【0034】1.画像読取装置の色分解特性検知手順 画像読取装置の色分解特性を検知する際には、通常の複
写動作とは別に、図示しない画像読み取り開始部からの
指示により、補正用基準原稿内の所定の色パッチ部を読
み取る動作を行う。なお、この画像読取装置の色分解特
性を検知する動作の開始に先立って、CPU28により
ルックアップテーブル27の補正係数が初期値にリセッ
トされる (ステップ101)。
【0035】補正用基準原稿を原稿台ガラス2の上に載
置し (ステップ102)、画像読み取り開始部から色分
解特性検知動作の開始を指示すると、基準原稿内の所定
の色パッチ部に原稿照明装置3が移動し、基準原稿の色
パッチ部が照明源で露光され、色パッチ部からの反射光
がカラーイメージセンサー21に結像し、このカラーイ
メージセンサー21からBGR信号が得られる。このB
GR信号に対して前述した画像処理が施されて、第1色
変換後のL* * * データが得られる。また、この動
作の時は、補正用係数は基準の係数(初期値)が選択さ
れる。
【0036】基準原稿内の色パッチは、カラーイメージ
センサー21の青感度バラツキを検出する際は、補色で
あるイエローのパッチであり、同様に、緑、赤は、それ
ぞれマゼンタのパッチ、シアンのパッチに対応してい
る。
【0037】2.補正方法 カラーイメージセンサー21の青感度の補正は、予め設
定されている基準値(Lb * b * b * )と基準原稿
内のイエローパッチの読み取り値(LY *
Y * Y * )とを比較し、この比較結果に基づいて行わ
れる。
【0038】図4は、カラーイメージセンサー21の青
感度が変化した場合の色度特性の変化を示すL* *
* 色度図である。横軸はa* 軸、縦軸はb* 軸を示す。
図4において、実線は基準特性を示し、点線は青感度が
低い場合の特性を示し、一点鎖線は青感度が高い場合の
特性を示す。図4から判るように、青感度が変化した場
合、イエロー出力が大幅に変化する。すなわち、青感度
のバラツキによるイエローパッチのL* * * 空間上
での差はb* の値が支配的である。したがって、青感度
のバラツキを、Δb* =bb * −bY * として検知する
ことができる (ステップ103)。このΔb* の演算
は、CPU28により行われる。なお、Δb* が補正許
容範囲を越える場合は、補正をせずに、表示装置(図示
せず)により、補正が出来なかった旨を使用者に対して
表示する。
【0039】検知したΔb* の値ごとに、表1に示す様
な補正係数が、ルックアップテーブルとして予めPRO
M29に格納されている。
【0040】
【表1】 ルックアップテーブル27による補正の際には、b*
0の領域だけに補正係数が掛けられる。本実施例では、
* を前述したように8ビットデータの「0〜255」
で表しており、図5(a)に示すように、この「0〜2
55」を「−60〜100」に対応させているので、
「0〜255」の「96」が「−60〜100」の
「0」に対応している。したがって、「96」以上のデ
ータに対して補正を行う。すなわち、図5(b)に示す
ように、横軸を「0〜255」から「−60〜100」
に変換し、0以上の領域だけに補正係数が掛けられる。
すなわち、CPU28により、b* ≧0の領域だけで、
* ×αi(i:1〜9の何れか一つ)の演算が行われ
る。そして、図5(c)に示すように、縦軸横軸とも
「−60〜100」を「0〜255」に変換することに
より、ルックアップテーブル用のデータが作成され、ル
ックアップテーブル27に書き込まれる。
【0041】3.通常コピー 通常コピーの際には、コピーすべき原稿を原稿台ガラス
2の上に載置し、通常のコピー開始ボタン(図示せず)
を押すと、原稿照明装置3が移動して原稿の全面を走査
し、原稿からの反射光がカラーイメージセンサー21に
結像し、このカラーイメージセンサー21からBGR信
号が得られる。カラーイメージセンサー21からBGR
信号は、先に説明したように各部で順次処理されてプリ
ンター部35に送られる。このとき、ルックアップテー
ブル27は、カラーイメージセンサー21の青感度の変
化を補正するような特性に設定されている。これによ
り、本来補正したいイエロー読み取り濃度にだけ補正が
可能となり、グレーバランスや他の色相、特にシアンや
青への影響を最小限にする事が可能である。
【0042】なお、上記実施例においては、ルックアッ
プテーブルによる補正を行つているが、通常コピー時に
* の値に応じて前述のように求められた補正係数を適
用するように比較器と乗算器で構成することも可能であ
る。
【0043】図6は、ルックアップテーブルを使用しな
い場合の画像処理部の構成を示すブロック図である。な
お、図6に示す実施例と対応する部分には同一符号を付
している。また、図7は、ルックアップテーブルを使用
しない場合の通常コピー動作時の補正動作を示すフロー
チャートである。
【0044】図6に示す実施例においては、ルックアッ
プテーブルに代えて比較機能と乗算機能を有するb*
正回路27aが設けられている。
【0045】b* 補正回路27aにおいては、第1色変
換部25から供給された出力b* の値を「96」と比較
し (ステップ201)、b* ≧96である場合には、 b* ’=〔(b* −96)×α〕+96 の演算を行ったのち、第2変換部30に対してb* ’を
出力し、b* ≧96である場合には、b* をそのまま出
力する。
【0046】これにより、図2の実施例と同様な処理を
行うことができる。なお、b* ’を求める演算は乗算と
加算からなっているが、乗算は加算の組み合わせで実現
されるので、乗算機能があればb* ’を求める演算は実
現できる。
【0047】また、b* 補正回路27aの機能をCPU
28によりソフトウェア的に実現することもできる。こ
の場合のプログラム例を以下に示す。
【0048】if b* −96≧0 b* ’=〔(b* −96)×αi〕+96 else b* ’=b* 但し、αiは、iが1〜9のいずれかである補正係数 b* は、0〜255の値を採りえる補正前データ b* ’は、0〜255の値を採りえる補正後データ また、上述した実施例は、本発明をフルカラー複写機に
適用したものであつたが、これに限るものではなく、本
発明はネットワークシステムにおける画像読取装置に適
用することも可能である。
【0049】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、画像読取
装置の色分解特性を補正する調整手段を具備しているの
で、必要に応じて基準原稿を読み込ませる事で画質の調
整が可能となり、高品位な画像データをプリンター部や
ネットワーク上に提供する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のカラー画像読取装置が適用されるカ
ラー複写機の概略構成図である。
【図2】 図1に示すカラー複写機の画像処理部を示す
ブロック図である。
【図3】 補正係数を決める手順を示すフローチャート
である。
【図4】 カラーイメージセンサーの青感度が変化した
場合の色度特性の変化を示すL* * * 色度図であ
る。
【図5】 ルックアップテーブルの作成手順を示す説明
図である。
【図6】 ルックアップテーブルを使用しない場合の画
像処理部の構成を示すブロック図である。
【図7】 ルックアップテーブルを使用しない場合の通
常コピー動作時の補正動作を示すフローチャートであ
る。
【図8】 従釆のカラー複写機の概略構成を示すブロッ
ク図である。
【図9】 (a),(b),(c)は、シアン,マゼン
タ及びイエローの各色材の分光反射率特性の一例を示す
グラフである。
【図10】 (a),(b),(c)は、カラーセンサ
ーの赤,緑及び青の相対分光感度特性の一例を示すグラ
フである。
【図11】 (a),(b),(c)は、原稿のシアン
成分読み取り用の赤センサーのレスポンスに寄与する光
波長分布、マゼンタ成分読み取り用の緑センサーのレス
ポンスに寄与する光波長分布、イエロー成分読み取り用
の青センサーのレスポンスに寄与する光波長分布を示す
グラフである。
【符号の説明】
1…原稿、2…原稿台ガラス、3…原稿照明装置、4…
結像レンズ、5…CCDカラーイメージセンサー、6…
帯電コロトロン、7…感光ドラム、8…レーザー走査光
学系、9…ロータリー現像機、10…転写ドラム、11
…クリーナー装置、12…定着装置、13…用紙剥離コ
ロトロン、14…除電コロトロン、15…転写コロトロ
ン、16…帯電コロトロン、21…CCDカラーイメー
ジセンサー、22…A/D変換器、23…シェーディン
グ補正部、24…等価中性明度変換部、25…第1色変
換部、27…ルックアップテーブル、28…CPU、2
9…PROM、30…第2色変換部、31…墨版生成
部、32…デジタルフィルター、33…記録系ガンマ補
正部、34…中間調処理部、35…プリンター部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06T 1/00

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラー原稿をイメージセンサで読み取っ
    てRGB表色系の信号に分解し、更に、L* * *
    色系の信号に変換する色変換手段を有するカラー画像読
    取装置において、 基準原稿を読み込んで得たL* * * 表色系の信号の
    値と予め設定されている基準値とを比較する比較手段
    と、 色変換手段の後段に設けられ前記比較手段の出力に応じ
    て入出力特性が制御される色補正処理部とを設けたこと
    を特徴とするカラー画像読取装置。
  2. 【請求項2】 前記色補正処理部が、所定の閾値により
    選択的に補正処理を行うものである請求項1記載のカラ
    ー画像読取装置。
JP6113039A 1994-05-26 1994-05-26 カラー画像読取装置 Pending JPH07322080A (ja)

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