JP3049684B2 - 画像形成装置、および画像形成装置の出力階調調整方法 - Google Patents

画像形成装置、および画像形成装置の出力階調調整方法

Info

Publication number
JP3049684B2
JP3049684B2 JP5310671A JP31067193A JP3049684B2 JP 3049684 B2 JP3049684 B2 JP 3049684B2 JP 5310671 A JP5310671 A JP 5310671A JP 31067193 A JP31067193 A JP 31067193A JP 3049684 B2 JP3049684 B2 JP 3049684B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
gradation
curve
data
image forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP5310671A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07162682A (ja
Inventor
修司 林
昌也 藤本
勝己 天川
孝二 中村
治男 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Mita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Mita Corp filed Critical Kyocera Mita Corp
Priority to JP5310671A priority Critical patent/JP3049684B2/ja
Priority to US08/343,933 priority patent/US5754683A/en
Priority to DE69413785T priority patent/DE69413785D1/de
Priority to EP94308861A priority patent/EP0658043B1/en
Priority to TW083111414A priority patent/TW317627B/zh
Priority to KR1019940033396A priority patent/KR950022743A/ko
Publication of JPH07162682A publication Critical patent/JPH07162682A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3049684B2 publication Critical patent/JP3049684B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/56Processing of colour picture signals
    • H04N1/60Colour correction or control
    • H04N1/603Colour correction or control controlled by characteristics of the picture signal generator or the picture reproducer
    • H04N1/6033Colour correction or control controlled by characteristics of the picture signal generator or the picture reproducer using test pattern analysis

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像を読み取って階調
表現されたデータを出力する画像読取手段と、階調表現
されたデータに基づいて画像を形成する画像形成手段と
を含む画像形成装置、およびこのような画像形成装置に
適用される出力階調調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、カラー原稿をCCD(電荷結
合素子)スキャナなどで光学的に読み取って赤(R)、
緑(G)および青(B)の加色法の3原色信号に変換
し、この信号に基づいてカラー画像を形成するようにし
たカラー複写機が用いられている。スキャナから出力さ
れるR,G,Bの3原色信号は、これらの補色であるシ
アン(C)、マゼンタ(M)およびイエロー(Y)の減
色法の3原色データに変換される。この3原色データ
は、たとえば各色毎にそれぞれ8ビットの256階調で
表現されたデータである。このC,M,Yの3原色デー
タには適当な補正が施され、さらに補正後のデータに基
づいて黒(BK)データが生成される。
【0003】たとえば、Cデータに基づく変調を施した
レーザビームにより感光体表面が走査され、この感光体
表面にシアンに対応した静電潜像が形成される。この静
電潜像はシアンのトナーを用いてトナー像に現像され、
このトナー像が複写用紙に転写される。同様にして、M
データ、YデータおよびBKデータに対して、マゼン
タ、イエローおよび黒の各色のトナー像が複写用紙に重
ねて転写され、最後にトナーが加熱・定着されてカラー
コピーが達成される。
【0004】複写機の性質上、原稿と複写像とは容易に
対比できるから、原稿の再現性に対する要求は厳格であ
る。ところが、現像特性や感光体の感度特性には複数の
複写機間で個体差があり、しかもこれらの特性は複写機
の使用環境にも影響を受ける。さらには、シアン、マゼ
ンタ、イエローおよび黒の色ごとにも現像特性が異な
る。このため、原稿の色彩を忠実に再現ためには、個々
の複写機毎に、4色のトナーのそれぞれに関して個別に
調整を行う必要がある。
【0005】このような調整は、一般に、標準的な色彩
の原稿が形成された標準カラー原稿を複写し、その複写
物と標準カラー原稿とを目視により対比するようにして
行われる。そして、シアン、マゼンタ、イエローおよび
黒の各色の階調を補正するための補正係数が設定され
る。この係数によりスキャナの出力信号から得られたC
データ、Mデータ、YデータおよびBKデータに階調補
正が施され、色彩の再現性の向上が図られる。
【0006】しかし、上記のようないわば手作業では、
調整作業が繁雑であり、しかも、調整作業者ごとの個人
差のために調整後の出力画像にばらつきが生じるおそれ
がある。調整作業を軽減するための先行技術は、たとえ
ば、特開昭64− 41375号公報に開示されている。この公
開公報には、主として単色画像における階調補正技術が
開示されており、まず、階調を異ならせた複数種類の入
力データを与えることによってグレースケールが印刷さ
れる。そして、印刷されたグレースケールの階調特性が
反射率計により測定される。この測定値と予め用意した
基準値との比較結果に基づいて補正係数が決定される。
決定された補正係数により上記グレースケールに対応し
た入力データを補正すると、上記基準値の階調特性が得
られる。
【0007】上記の補正係数は、測定値と基準値との比
較結果に所定の関数演算を施すことによって決定され
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記の先行技術では、
測定値と基準値との比較結果に基づいて、試験的に印刷
されたグレースケールの各階調に関して補正係数が求め
られる。したがって、出力階調の補正を厳密に行うため
には、多くの階調値に関して補正係数を求める必要があ
る。そのため、演算量が極めて多くなり、処理に長時間
を要する。
【0009】そこで、本発明の目的は、上述の技術的課
題を解決し、出力階調の調整のための演算量を少なくす
ることができ、したがって出力階調の調整のための処理
時間を短縮することができる画像形成装置を提供するこ
とである。また、本発明の他の目的は、出力階調の調整
のための演算量を少なくすることができ、したがって出
力階調の調整のための処理時間を短縮することができる
画像形成装置の出力階調調整方法を提供することであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの請求項1記載の発明は、画像を読み取って、画像の
各部を階調表現したデータを出力する画像読取手段と、
階調表現されたデータに基づいて画像を形成する画像形
成手段と、可変設定可能な所定の階調補正曲線に従って
入力データの階調を補正し、補正後のデータを上記画像
形成手段に入力することによって画像形成濃度を調整す
るための階調補正手段と、上記階調補正手段によって参
照されるべき階調補正曲線の曲線パターンを複数種類記
憶した曲線パターン記憶手段と、階調値が相異なる複数
の領域を含む画像に対応した所定の試験データを上記画
像形成手段に入力し、上記試験データに対応した画像を
形成させる手段と、上記試験データに基づいて形成され
た画像を上記画像読取手段によって読み取らせたときの
上記画像読取手段の出力と上記試験データに対応した所
定の基準値とを比較し、その比較結果に基づいて、入力
データの所定の複数個の階調値に関して上記画像形成手
段に入力すべきデータの適正な階調値を求め、これに基
づいて、入力データと上記画像形成手段に入力すべきデ
ータとの関係を表す予備階調補正曲線を算出する手段
と、上記算出された予備階調補正曲線と上記曲線パター
ン記憶手段内の曲線パターンとのパターンマッチングを
行い、最も適合する曲線パターンを上記階調補正手段に
よって参照されるべき階調補正曲線として設定する手段
とを含むことを特徴とする画像形成装置である。
【0011】請求項2記載の発明は、画像を読み取っ
て、画像の各部を階調表現したデータを出力する画像読
取手段と、階調表現されたデータに基づいて画像を形成
する画像形成手段と、可変設定可能な所定の階調補正曲
線に従って入力データの階調を補正し、補正後のデータ
を上記画像形成手段に入力することによって画像形成濃
度を調整するための階調補正手段と、上記階調補正手段
によって参照されるべき階調補正曲線の曲線パターンを
複数種類記憶した曲線パターン記憶手段と、階調値が相
異なる複数の領域を含む画像に対応した所定の試験デー
タを上記画像形成手段に入力し、上記試験データに対応
した画像を形成させる手段と、上記試験データに基づい
て形成された画像を上記画像読取手段によって読み取ら
せたときの上記画像読取手段の出力と上記試験データに
対応した所定の基準値とを比較し、その比較結果に基づ
いて、入力データの所定の複数個の階調値に関して上記
画像形成手段に入力すべきデータの適正な階調値を求
め、これに基づいて、入力データと上記画像形成手段に
入力すべきデータとの関係を表す予備階調補正曲線を算
出する手段と、上記試験データに基づいて形成された画
像を上記画像読取手段によって読み取らせたときの上記
画像読取手段の出力と上記所定の基準値との比較結果に
基づいて、上記曲線パターン記憶手段に記憶された曲線
パターンの傾きを可変設定する手段と、上記算出された
予備階調補正曲線と上記傾きが可変設定された曲線パタ
ーンとのパターンマッチングを行い、傾き設定後の曲線
パターンのうち最も適合する曲線パターンを上記階調補
正手段によって参照されるべき階調補正曲線として設定
する手段とを含むことを特徴とする画像形成装置であ
る。
【0012】請求項3記載の発明は、カラー画像を読み
取り、所定種類の色をそれぞれ階調表現したカラーデー
タを出力する画像読取手段と、複数色の色材を用い、上
記複数色の色材にそれぞれ対応して階調表現された各色
材用のデータに基づいてカラー画像を形成する画像形成
手段と、上記複数色の色材にそれぞれ対応して設定され
る各色材用の所定の階調補正曲線に従って各色材用の入
力データの階調を補正し、補正後のデータを上記画像形
成手段に入力することによって、この画像形成手段によ
って形成される画像の各色の階調を補正する階調補正手
段と、上記階調補正手段によって参照されるべき階調補
正曲線の曲線パターンを複数種類記憶した曲線パターン
記憶手段と、階調値の相異なる複数の領域を含む各色材
の単色テストパターン画像を1枚の用紙の相異なる領域
に形成するための試験データを上記画像形成手段に入力
し、上記試験データに対応した画像を形成させる手段
と、上記試験データに基づいて形成された画像を上記画
像読取手段によって読み取らせたときに、各色材の単色
テストパターン画像に対応する上記画像読取手段の出力
を各単色テストパターン画像ごとに区分して抽出する手
段と、各色材の単色テストパターン画像ごとに区分して
抽出された上記画像読取手段の出力と各色材にそれぞれ
対応した所定の基準値とを比較し、その比較結果に基づ
いて、入力データの所定の複数個の階調値に関して上記
画像形成手段に入力すべきデータの適正な階調値を求
め、これに基づいて入力データと上記画像形成手段に入
力すべきデータとの関係を表す各色材ごとの予備階調補
正曲線を算出する手段と、上記複数の色材のそれぞれに
関して算出された予備階調補正曲線と上記曲線パターン
記憶手段に記憶された曲線パターンとのマッチングをと
り、最もよく整合する曲線パターンを各色材ごとに求め
て上記階調補正手段によって参照されるべき階調補正曲
線として設定する手段とを含むことを特徴とする画像形
成装置である。
【0013】請求項4記載の発明は、画像を読み取っ
て、画像の各部を階調表現したデータを出力する画像読
取手段と、階調表現されたデータに基づいて画像を形成
する画像形成手段と、可変設定可能な所定の階調補正曲
線に従って入力データの階調を補正し、補正後のデータ
を上記画像形成手段に入力することによって画像形成濃
度を調整するための階調補正手段とを備えた画像形成装
置の出力階調を調整する方法であって、上記階調補正手
段によって参照されるべき階調補正曲線の曲線パターン
を曲線パターン記憶手段に複数種類記憶させること、階
調値が相異なる複数の領域を含む画像に対応した所定の
試験データを上記画像形成手段に入力し、上記試験デー
タに対応した画像を形成させること、上記試験データに
基づいて形成された画像を上記画像読取手段によって読
み取らせたときの上記画像読取手段の出力と上記試験デ
ータに対応した所定の基準値とを比較し、その比較結果
に基づいて、入力データの所定の複数個の階調値に関し
て上記画像形成手段に入力すべきデータの適正な階調値
を求め、これに基づいて、入力データと上記画像形成手
段に入力すべきデータとの関係を表す予備階調補正曲線
を算出すること、および上記算出された予備階調補正曲
線と上記曲線パターン記憶手段内の曲線パターンとのパ
ターンマッチングを行い、最も適合する曲線パターンを
上記階調補正手段によって参照されるべき階調補正曲線
として設定することを含むことを特徴とする画像形成装
置の出力階調調整方法である。
【0014】請求項5記載の発明は、画像を読み取っ
て、画像の各部を階調表現したデータを出力する画像読
取手段と、階調表現されたデータに基づいて画像を形成
する画像形成手段と、可変設定可能な所定の階調補正曲
線に従って入力データの階調を補正し、補正後のデータ
を上記画像形成手段に入力することによって画像形成濃
度を調整するための階調補正手段とを備えた画像形成装
置の出力階調を調整する方法であって、上記階調補正手
段によって参照されるべき階調補正曲線の曲線パターン
を曲線パターン記憶手段に複数種類記憶させること、階
調値が相異なる複数の領域を含む画像に対応した所定の
試験データを上記画像形成手段に入力し、上記試験デー
タに対応した画像を形成させること、上記試験データに
基づいて形成された画像を上記画像読取手段によって読
み取らせたときの上記画像読取手段の出力と上記試験デ
ータに対応した所定の基準値とを比較し、その比較結果
に基づいて、入力データの所定の複数個の階調値に関し
て上記画像形成手段に入力すべきデータの適正な階調値
を求め、これに基づいて、入力データと上記画像形成手
段に入力すべきデータとの関係を表す予備階調補正曲線
を算出すること、上記試験データに基づいて形成された
画像を上記画像読取手段によって読み取らせたときの上
記画像読取手段の出力と上記所定の基準値との比較結果
に基づいて、上記曲線パターン記憶手段に記憶された曲
線パターンの傾きを可変設定すること、および上記算出
された予備階調補正曲線と上記傾きが可変設定された曲
線パターンとのパターンマッチングを行い、傾き設定後
の曲線パターンのうち最も適合する曲線パターンを上記
階調補正手段によって参照されるべき階調補正曲線とし
て設定することを含むことを特徴とする画像形成装置の
出力階調調整方法である。
【0015】請求項6記載の発明は、カラー画像を読み
取り、所定種類の色をそれぞれ階調表現したカラーデー
タを出力する画像読取手段と、複数色の色材を用い、上
記複数色の色材にそれぞれ対応して階調表現された各色
材用のデータに基づいてカラー画像を形成する画像形成
手段と、上記複数色の色材にそれぞれ対応した各色材用
の所定の階調補正曲線に従って各色材用の入力データの
階調を補正し、補正後のデータを上記画像形成手段に入
力することによって、この画像形成手段によって形成さ
れる画像の各色の階調を補正する階調補正手段とを備え
た画像形成装置の出力階調を調整する方法であって、上
記階調補正手段によって参照されるべき階調補正曲線の
曲線パターンを曲線パターン記憶手段に複数種類記憶さ
せること、階調値の相異なる複数の領域を含む各色材の
単色テストパターン画像を1枚の用紙の相異なる領域に
形成するための試験データを上記画像形成手段に入力
し、上記試験データに対応した画像を形成させること、
上記試験データに基づいて形成された画像を上記画像読
取手段によって読み取らせたときに、各色材の単色テス
トパターン画像に対応する上記画像読取手段の出力を各
単色テストパターン画像ごとに区分して抽出すること、
各色材の単色テストパターン画像ごとに区分して抽出さ
れた上記画像読取手段の出力と各色材にそれぞれ対応し
た所定の基準値とを比較し、その比較結果に基づいて、
入力データの所定の複数個の階調値に関して上記画像形
成手段に入力すべきデータの適正な階調値を求め、これ
に基づいて入力データと上記画像形成手段に入力すべき
データとの関係を表す各色材ごとの予備階調補正曲線を
算出すること、および上記複数の色材のそれぞれに関し
て算出された予備階調補正曲線と上記曲線パターン記憶
手段に記憶された曲線パターンとのマッチングをとり、
最もよく整合する曲線パターンを各色材ごとに求めて上
記階調補正手段によって参照されるべき階調補正曲線と
して設定することを含むことを特徴とする画像形成装置
の出力階調調整方法である。
【0016】
【作用】請求項1または請求項4記載の発明によれば、
階調補正手段によって階調補正されたデータが画像形成
手段に入力されることにより、濃度の調整された画像が
形成される。出力階調の調整は、階調補正手段が参照す
る階調補正曲線を適正な曲線に設定することによって達
成される。
【0017】階調補正手段によって参照されるべき階調
補正曲線は、曲線パターン記憶手段に記憶された複数種
類の曲線パターンのなかから選択されて設定される。曲
線パターンの選択に当たっては、まず、試験データが画
像形成手段に入力される。これにより、画像形成手段
は、階調値が相異なる複数の領域を含む画像を形成す
る。
【0018】画像形成手段によって形成された試験デー
タに対応した画像は、画像読取手段によって読み取られ
る。このときの画像読取手段の出力が、試験データに対
応した所定の基準値と比較され、この比較結果に基づい
て予備階調補正曲線が算出される。この予備階調補正曲
線は、入力データの所定の複数個の階調値に関して画像
形成手段に入力すべきデータの適正な階調値を求めるこ
とによって作成される。
【0019】次に、算出された予備補正曲線と、曲線パ
ターン記憶手段に記憶された複数種類の曲線パターンと
のパターンマッチングが実行され、最も適合する曲線パ
ターンが階調補正曲線として設定される。このように、
本発明では、入力データのいくつかの階調値に関して画
像形成手段に与えるべき適正な階調値を求めることで予
備補正曲線が作成され、この予備補正曲線と複数種類の
曲線パターンとのパターンマッチングを行うことによっ
て、詳細な階調補正曲線を作成できる。したがって、少
ない演算量で詳細な階調補正曲線を作成できる。
【0020】請求項2または請求項5記載の発明によれ
ば、試験データに対応した画像を画像読取手段に読み取
らせたときの出力と試験データに対応した所定の基準値
とが比較され、その比較結果に基づいて、曲線パターン
の傾きが可変設定される。そして、傾きが可変設定され
た曲線パターンと上記予備階調補正曲線とのパターンマ
ッチングが実行され、傾き設定後の曲線パターンのうち
最もよく整合するものが、階調補正手段によって参照さ
れるべき階調補正曲線として設定される。これにより、
少ない曲線パターンを用いて適切な階調補正曲線を得る
ことができる。
【0021】請求項3または請求項6記載の発明によれ
ば、複数色の色材を用いてカラー画像を形成する画像形
成装置の出力階調が調整される。その際に用いられる試
験データは、階調値の相異なる複数の領域を含む各色材
の単色テストパターン画像を1枚の用紙の相異なる領域
に形成するためのデータである。この試験データを画像
形成手段に与えることによって形成される画像は、画像
読取手段によって読み取られる。このとき、画像読取手
段の出力は、複数の色材のそれぞれに対応した単色テス
トパターン画像ごとに区分して抽出される。そして、各
色材の単色テストパターン画像ごとのデータは所定の基
準値と比較され、その結果、各色材ごとの予備階調補正
曲線が算出される。
【0022】その後は、算出された予備階調補正曲線と
複数種類の曲線パターンとのマッチングによって各色材
ごとの階調補正曲線が設定される。このようにして、本
発明によれば、画像形成手段がカラー画像の形成のため
に用いる複数の色材に関する出力階調の調整を、1枚の
試験画像の形成および読取によって達成できる。
【0023】
【実施例】以下では、本発明の実施例を、添付図面を参
照して詳細に説明する。図1は本発明の一実施例が適用
されるカラー複写機の内部構成を示す簡略化した断面図
である。このカラー複写機は、原稿を読み取るスキャナ
部1と、このスキャナ部1からの信号を処理してカラー
画像を形成するプリンタ部2とを有している。スキャナ
部1の上部には原稿がセットされる透明板3が設けられ
ている。この透明板3の上方には、さらに、自動原稿送
り装置4が設けられている。自動原稿送り装置4は、一
対の駆動ローラ5,6と、この一対の駆動ローラ5,6
に巻き掛けられた無端状のベルト7とを有している。こ
の原稿送り装置4により、原稿トレイ8にセットされた
複数枚の原稿(図示せず)が一枚ずつ透明板3上に給送
されて所定位置にセットされる。
【0024】透明板3の下方では、光源11および一次
元カラーCCD(電荷結合素子)イメージセンサ12を
備えた走査読取部13が、光学モータ14からの駆動力
を得て透明板3に沿って往復変位する。これにより、透
明板3に載置された原稿の照明走査が達成される。この
照明走査の過程で、光源11から発生した光が原稿の表
面で反射され、この反射光がレンズ15を介してイメー
ジセンサ12に入射する。その結果、時系列に従って出
力されるイメージセンサ12の出力は、原稿の表面に形
成された画像を表す信号となる。
【0025】カラーイメージセンサ12からは、赤、緑
および青の3原色信号が出力される。この信号は、スキ
ャナ部1が備える図外のアナログ/ディジタル変換器に
よりディジタルデータに変換され、さらに減色法の3原
色であるシアン(C)、マゼンサ(M)およびイエロー
(Y)に対応したC,M,Yデータに変換される。この
データは、たとえばそれぞれ8ビットのデータである。
このため、C,M,Yデータは、それぞれ256階調で
階調表現されたデータとなる。
【0026】このC,M,Yデータがプリンタ部2に与
えられる。プリンタ部2では、与えられたC,M,Yデ
ータに所定の処理が施され、この3原色データの他に、
さらに黒色に対応したBKデータが作成される。そし
て、C,M,Y,BKデータにそれぞれ対応したビデオ
信号が作成され、この順でレーザ走査ユニット21に与
えられる。
【0027】レーザ走査ユニット21から発生したレー
ザ光22は、直円筒状の感光体23に導かれ、この感光
体23を露光する。感光体23はその軸線まわりに矢印
24方向に向かって回転しており、露光前の感光体23
の表面は、帯電器27により一様に帯電させられてい
る。そのため、レーザ光22による露光により、感光体
23の表面には、レーザ光22に施された変調に対応し
た静電潜像が形成されることになる。
【0028】この静電潜像は現像部25でトナー像に現
像され、このトナー像は、感光体23の表面に近接して
配置された直円筒状の転写ドラム26に巻き付けられた
複写用紙(図示せず)に転写される。トナー像が転写さ
れた後の感光体23の表面は、クリーニング装置28に
よりクリーニングされる。現像部25は、シアン、マゼ
ンタ、イエローおよび黒色のトナーをそれぞれ保持した
現像カートリッジ25C,25M,25Yおよび25B
Kを、この順に上から配列させて保持する保持体30
と、この保持体30を上下に昇降させる昇降機構31と
を有している。この構成により、レーザ走査ユニット2
1に与えられるC,M,YおよびBKのビデオ信号に対
応して、現像カートリッジ25C,25M,25Yおよ
び25BKが切り換えられて感光体23に当接する。こ
れにより、感光体23の表面には、シアン、マゼンタ、
イエローおよび黒の各色のトナー像が順に形成される。
【0029】転写ドラム26は、周速度が感光体23の
周速度に等しくなるように、その軸線まわりに矢印35
方向に回転駆動される。転写ドラム26の内部には、感
光体23の表面のトナーを高周波放電により転写ドラム
26に巻き付けられた複写用紙に転写させるための転写
器36が備えられている。また、転写器36よりも転写
ドラム26の回転方向に沿う下流側には、コロナ放電に
よって複写用紙の分離を容易にするための一対の分離器
37が配置されている。この分離器37よりもさらに下
流側にはトナー像が転写された複写用紙を転写ドラム2
6から分離する分離爪38が設けられている。
【0030】転写ドラム26の周囲にはさらに、複写用
紙が分離された後の転写ドラム26の表面をクリーニン
グするクリーニング装置39が設けられている。分離爪
38およびクリーニング装置39は、転写ドラム26に
対して接離自在に構成されている。分離爪38により転
写ドラム26から分離された複写用紙は、搬送部40に
より定着部41に導かれ、その表面のトナー像の定着処
理が行われる。トナー像が定着させられた複写用紙は、
排紙経路42を通って機外に排出される。
【0031】複写用紙は、カセット52,53にスタッ
クされており、給紙ローラ54,55により繰り出さ
れ、搬送ローラ56,57などにより搬送経路58に導
かれる。そして、転写ドラム26の近傍でレジストロー
ラ59により給紙タイミングの微調整が行われた後に、
転写ドラム26に向けて給紙される。この給紙された複
写用紙は、図外のクリップ機構により把持され、転写ド
ラム26の回転に伴ってこの転写ドラム26に巻き付け
られていく。
【0032】転写ドラム26に巻き付けられた複写用紙
は、シアン、マゼンタ、イエローおよび黒の各色のトナ
ー像の転写が終了する以前には、転写ドラム26の表面
に保持される。また、シアン、マゼンタおよびイエロー
の各トナー像が複写用紙上に形成される期間には、分離
爪38およびクリーニング装置39は転写ドラム26か
ら分離した位置に退避させられる。そして、3色のトナ
ー像が複写用紙に転写されると分離爪38およびクリー
ニング装置39が転写ドラム26に接触し、分離器37
での放電が行われる。
【0033】4色目である黒色のトナー像が転写された
複写用紙の先端が分離爪38に到達すると上記クリップ
機構の把持が解かれる。そして、分離爪38で分離され
た複写用紙は、搬送部40を介して定着部41に導かれ
る。もちろん、たとえば黒色トナーによる単色の複写が
行われるときには、分離爪38およびクリーニング装置
39は当初から転写ドラム26に当接させられ、クリー
ニング装置39の近傍にまで複写用紙が至ることはな
い。
【0034】図2は上記のカラー複写機の要部の電気的
構成を示すブロック図である。スキャナ部1からは、
C,M,Yの3原色データが生成される。これらのデー
タは黒生成部61に与えられ、C,M,Yデータに補正
が加えられるとともに、黒色のトナーに対応したBKデ
ータが生成される。C,M,Y,BKデータは、黒修正
部62でいわゆるマスキング処理などが施された後に、
セレクタ部63に与えられる。セレクタ部63は、レー
ザ走査ユニット21に与えるべき信号に対応したいずれ
か一色のデータを選択して出力し、階調補正部64に与
える。階調補正部64では、感光体23の感度特性や現
像部25の現像特性などに対応して各色毎に階調補正が
施される。すなわち、各色毎のデータが個別に増減され
る。
【0035】この階調補正後のデータはさらに出力階調
微調整部65に入力される。この出力階調微調整部65
では、このカラー複写機が設置される環境条件などに対
応して、階調の微調整が施される。そして、微調整後の
データが上記のレーザ走査ユニット21などを含むプリ
ンタ出力部66に与えられる。各部の制御や演算は、C
PU(中央処理装置)70で行われる。CPU70は、
バス71に接続されており、バス71には、上記の黒生
成部61、色修正部62、セレクタ部63、階調補正部
64および出力階調微調整部65などが接続されてい
る。CPU70にはまた、動作プログラムなどが記憶さ
れたROM(リード・オンリ・メモリ)72、ワークエ
リアなどとして用いられるRAM(ランダム・アクセス
・メモリ)73、ならびに階調補正部64および出力階
調微調整部65により参照されるデータが書き込まれる
不揮発性メモリ74が接続されている。
【0036】CPU70には、さらに、たとえばスキャ
ナ部1の上面に設置された操作部75からの信号が入力
されている。この操作部75には図外の調整モードキー
が設けられており、この調整モードキーが操作される
と、階調補正曲線を作成するための調整モードに移行す
る。階調補正曲線とは、階調補正部63が階調補正処理
を実行する際に参照する曲線であり、セレクタ63から
の入力階調とプリンタ出力部66に与えるべき出力階調
との対応関係を表すものである。
【0037】調整モードでは、C,M,YおよびBKの
4色に対応した4種類の試験データがプリンタ出力部6
6に与えられ、4枚の画像形成動作が試験的に実行され
る。試験データは、ROM72に予め記憶させられてい
る試験データ作成用データに基づいて、CPU70が作
成する。CPU70が作成した試験データは、階調補正
部64および出力階調微調整部65での処理を受けるこ
となく、プリンタ出力部66に入力される。
【0038】図3は、試験データをプリンタ出力部66
に与えることによって形成される階調調整用テストパタ
ーンの画像例を説明するための図である。CPU70が
生成する4種類の試験データは、C,M,Y,BKの各
単色画像のグレースケールに対応している。すなわち、
複写用紙77の表面には、所定の大きさで濃度が互いに
異なる長方形の試験画像TP1,TP2,TP3,・・・・
がマトリクス配列されて形成される。試験画像TPi
(i=1,2,3,4,・・・・)は、添字iが大きくなる
ほど濃度が濃くなる。すなわち、図3の右側にいくほ
ど、また、下側にいくほど濃度が濃くなるようなグレー
スケールが形成される。ただし、各試験画像TPiの領
域内では、感光体23の感度むらなどの影響による濃度
差が存在しているのみであり、基本的には濃度は一様で
ある。
【0039】この階調調整用テストパターンは、後述す
るように、スキャナ部1によって読み取られる。階調調
整用テストパターンの画像において、試験画像TP1,
TP2,TP3,・・・・よりもスキャナ部1による走査が
先に行われる所定の位置には、位置マーカPMが形成さ
れている。この位置マーカPMは、試験画像TP1,T
P2,・・・・と一定の位置関係を有している。そのため、
位置マーカPMの位置を検出することによって、スキャ
ナ部1が各試験画像TP1,TP2,TP3,・・・・を読
み取るタイミングを知ることができる。
【0040】図4は、上記の調整モードによる出力階調
調整処理の原理を説明するための図である。階調補正部
64における処理は、原稿に忠実な複写物が得られるよ
うにセレクタ部63の出力データを補正することであ
る。したがって、原稿の濃度と出力された複写物の濃度
との関係が直線L1に従うならば、出力階調の調整は完
全であり、原稿の濃度を忠実に再現した複写物を得るこ
とができる。
【0041】原稿の濃度と複写物の濃度との関係に影響
する要因は、概ね2つある。1つはスキャナ部1の読取
特性であり、もう1つはプリンタ出力部66の出力特性
である。スキャナ部1の入出力特性はガンマ特性を有
し、原稿の濃度とスキャナ部1の出力データの階調との
関係は曲線L2に従う。一方、プリンタ出力部66にお
ける入出力特性は、感光体23の感度やトナーの特性に
依存し、たとえば、曲線L4に従う。この特性は、複数
の複写機の間でかなり異なり、トナーの色ごとにも差異
がある。
【0042】任意の原稿濃度Dについてのスキャナ部1
の出力階調D1に対してプリンタ部2の出力濃度がDに
なるように、スキャナ部1の出力階調D1を補正してプ
リンタ出力部66の入力階調D2とすれば、原稿濃度を
忠実に再現できる。すなわち、スキャナ部1の出力階調
に対して曲線L3に従う階調補正を施すことによって、
スキャナ部1の読取特性およびプリンタ出力部66の入
出力特性の影響を吸収できる。
【0043】このように、スキャナ部1の出力データに
適切な階調補正を施してプリンタ出力部66に与えるの
が、上記の階調補正部64の働きである。そして、上述
の調整モードにおける処理では、上記の曲線L3に相当
する階調補正曲線が作成される。作成された階調補正曲
線は不揮発性メモリ74に記憶され、階調補正部64に
よって参照される。
【0044】実際に階調補正曲線が作成される際には、
出力濃度の調整が完了している所定の標準機におけるプ
リンタ出力部の出力特性が基準出力特性曲線として参照
される。この基準出力特性曲線はROM72に記憶され
ている。そして、調整対象の複写機のプリンタ出力部6
6の出力特性が調べられ、この出力特性と上記基準出力
特性とのずれに基づいて階調補正曲線が算出される。
【0045】図5は調整モードにおける処理手順を説明
するための図である。階調補正曲線の作成に当たり、ま
ず、上記図3を参照して説明した階調調整用テストパタ
ーンが印刷出力される(ステップa1)。この印刷され
たテストパターン画像は、スキャナ部1の透明板3上に
下向きに載置される(ステップa2)。この状態で、操
作部75から、自動調整のためのキー入力操作を行うと
自動調整動作が開始され(ステップa3)、その後は、
内部処理によって自動的に上記の階調補正曲線が作成さ
れる。
【0046】まず、スキャナ部1によってテストパター
ン画像の読取が行われる(ステップb1)。テストパタ
ーン画像の読取が始まると、テストパターン画像中の位
置マーカPM(図3参照)が検出される(ステップb
2)。この位置マーカPMの位置に基づき、CPU70
は、各階調の試験画像の位置を確認する(ステップb
3)。すなわち、テストパターンは予め定めたパターン
のグレースケールであり、各階調の試験画像の位置は、
位置マーカPMに対する相対的な位置関係に基づいて特
定される。
【0047】スキャナ部1によってデータ(M、C、
Y、BKのいずれかのグレースケールに対応したデー
タ)が読み込まれると(ステップb4)、このデータは
一旦RAM73に格納される(ステップb5)。RAM
73にセットされたデータは読み出され、各試験画像ご
とにデータの平均値が演算される(ステップb6)。そ
して、各試験画像に対応した試験データと、各試験画像
を構成するドットの平均データとの対応関係を表すテー
ブルが作成される(ステップb7)。このテーブルは、
プリンタ出力部66の入出力特性に相当し、図4の曲線
L4に対応している。スキャナ部1の出力には曲線L2
に対応するスキャナ特性が反映されているが、スキャナ
部1の入出力特性を所定の特性に予め補正しておけば、
スキャナ部1の読取特性の影響を除去して、プリンタ出
力部66の実際の出力特性が得られる。
【0048】次に、上記のようにして求められたプリン
タ出力部66の入出力特性の特徴量が抽出される(ステ
ップb8)。このときに抽出される特徴量とは、出力特
性に対応した曲線の直線部分の傾きや変化点などであ
る。変化点とは、曲線の傾きが急激に変化する点であ
る。さらに、スキャナ部1の読取特性とプリンタ出力部
66の出力特性とに基づいて、予備階調補正曲線が計算
され(ステップb9)、RAM73に格納される。予備
階調補正曲線の計算は、プリンタ出力部66の出力特性
と上記の基準出力特性曲線とを比較し、その比較結果に
基づいて行われる。このときに算出される予備階調補正
曲線は、テストパターン画像を構成する各試験画像の階
調に対応した離散的な値を有しているに過ぎない。した
がって、この予備階調補正曲線は、そのままでは使用す
ることができず、この予備階調補正曲線に合致するよう
に、全階調区間における詳細な階調補正曲線をさらに作
成する必要がある。
【0049】全階調区間における詳細な階調補正曲線を
作成するために、ROM72には、プリンタ出力部66
がとりうる可能性のある入出力特性に対応した複数種類
の詳細な階調補正曲線の曲線パターンが記憶されてい
る。階調補正部64において用いられる階調補正曲線
は、ステップb9で計算された予備階調補正曲線とRO
M72に記憶されている曲線パターンとのパターンマッ
チングを行うことによって作成される(ステップb1
0,b11)。すなわち、予備階調補正曲線と最も整合
のとれる曲線パターンが、階調補正部64による階調補
正処理の際に参照されるべき詳細な階調補正曲線として
設定される。なお、上記のパターンマッチングに先立っ
て後述するカラーバランス調整処理が実行される。
【0050】階調補正曲線が設定されると、次に出力階
調微調整部65における微調整のためのデータが作成さ
れる。具体的には、試験データに対して上記設定された
階調補正曲線に基づく補正を施して得られたデータがプ
リンタ出力部66に与えられ、テストパターン画像が再
度印刷される(ステップb12)。この印刷された画像
は、スキャナ部1にセットされて読み取られる(ステッ
プb13)。そして、各試験画像ごとのデータの平均値
が作成され(ステップb14)、この平均値と、ROM
72に記憶されている上記の基準出力特性曲線とのずれ
が計算される(ステップb15)。
【0051】出力されたテストパターン画像と基準出力
特性曲線とのずれが計算されると、それに基づいて、出
力階調の微調整のためのデータが不揮発性メモリ74に
セットされる(ステップb16)。これにより、Y、
M、C、BKのうちの一色に関する調整が終了する。同
様な調整が、他の3色に関しても実行される。全ての調
整が完了した時点では、Y、M、CおよびBKにそれぞ
れ対応した4つの出力階調補正曲線と、4つの出力微調
整のためのデータが作成されて、不揮発性メモリ74に
格納されていることになる。
【0052】図6は、階調補正曲線を作成するための処
理をさらに詳細に説明するための図である。ROM72
には、図6(b) に示すように、経験に基づいて作成され
た曲線パターンP1,P2,P3,・・・・が所定個数記憶
されている。この曲線パターンは入力データの全階調値
に対応した出力データのテーブルとして記憶されてい
る。
【0053】たとえば、テストパターンを印刷し、それ
をスキャナ部1で読み取って算出された予備階調補正曲
線が図6(a) に示すものであるとすると、この算出され
た予備階調補正曲線と最も近似しているのは、曲線パタ
ーンP4である。したがって、この場合には、出力パタ
ーンP4が階調補正曲線として採用される。図7は、算
出された予備階調補正曲線とROM72に記憶された曲
線パターンとのマッチング手法を説明するための図であ
る。予備階調補正曲線は、実際には全階調に関する値を
有しているのではなく、比較的少数の階調に関する値を
有しているに過ぎない。たとえば、このような予備階調
補正曲線が、入力階調値G0,G2,G3,・・・・,G8
についてのみ実際の値を有しているものとする。このと
きには、階調値G0,G2,・・・・,G8に関して算出さ
れた予備階調補正曲線PG上の値と、曲線パターンPj
(j=1,2,3,・・・・)上の各値との差ΔX0,ΔX
1,・・・・,ΔX8が演算される。さらに、下記第(1) 式
に示すように、それらの総和ΔXが演算される。
【0054】 ΔX=|ΔX0|+・・・・・・・・+|ΔX8| ・・・・ (1) このような演算が、ROM72に記憶されている全ての
曲線パターンに関して実行され、そのなかで上記総和Δ
Xが最小となる曲線パターンが見出される。このような
曲線が階調補正曲線として採用され、階調補正部64に
おける階調補正処理のために用いられる。
【0055】なお、全階調区間を低階調区間R1、中階
調区間R2および高階調区間R3に分割し、低階調区間
R1および高階調区間R3では、上記第(1) 式に従う演
算によるマッチング手法を用いるとともに、直線部分と
なる中階調区間R2においては直線の傾きを予備階調補
正曲線と曲線パターンとの間で比較するようにして、全
体のパターンマッチングを行ってもよい。また、低階調
区間R1およひ高階調区間R3に関しては、変化点の数
と傾きとに基づいてパターンマッチングを行うようにし
てもよい。
【0056】図8は、カラーバランス調整処理を説明す
るための図である。ROM72に記憶されている階調補
正曲線の曲線パターンは、カラーバランスオフセットを
乗じて用いられる。すなわち、曲線パターンが入力階調
xの関数F(x) で表されるとすると、実際に使用される
階調補正曲線は、カラーバランスオフセットαを乗じた
αF(x) である。したがって、カラーバランスオフセッ
トαを変化させれば、階調補正曲線の傾きが変化する。
【0057】カラーバランスオフセットαは、プリンタ
出力部66の実際の出力特性と基準出力特性曲線とのず
れの大小に基づいて、階調補正曲線のパターンマッチン
グに先立って設定される。したがって、パターンマッチ
ングは、予備階調補正曲線と傾きが可変設定された曲線
パターンとの間で実行されることになる。このような処
理が行われる結果、ROM72内の曲線パターンの傾き
を自由に変化させることができるので、種々の傾きに対
応した曲線パターンをROM72に格納しておく必要が
ない。すなわち、ROM72にあまり多くの曲線パター
ンを予め用意しておかなくてもよい。
【0058】図9は実際の階調補正曲線を表す図であ
り、階調補正部64の入出力特性が示されている。ま
た、図10は実際のプリンタ部66の出力特性を示す図
であり、階調補正部64への入力データの階調とプリン
タ出力部66の出力階調との関係が示されている。な
お、図9および図10の各曲線は、シアンに対応してい
る。階調補正を行わないときの階調補正曲線は直線L1
0であるといえる。すなわち、入力階調と出力階調とが
等しくなる。階調補正部64において階調補正を行わな
いときのプリンタ出力部66の出力特性は、図10の曲
線L20に従う。上述のような処理によって作成される
階調補正曲線は、たとえば曲線L11のようになる。こ
の曲線L11に従って階調補正を施したデータをプリン
タ出力部66に与えると、プリンタ出力部66の出力特
性は曲線L22に従う。この曲線L22の出力特性にお
いては、区間KLにおいて、入出力特性がリニアになっ
ている。そのため、この区間KLを用いれば写真画像の
ような中間調画像の表現を良好に行える。
【0059】図11および図12は、出力階調微調整処
理用のデータを作成する際の処理を説明するための図で
あり、階調補正部64の入力階調とプリンタ出力部66
の出力階調との関係が表されている。たとえば、階調補
正曲線を設定した段階で、階調補正部64からプリンタ
出力部66に至る構成部分の入出力特性が曲線g1に従
うものとする。この場合にプリンタ出力部66の実際の
出力特性と上記の基準出力特性曲線とのずれに基づい
て、たとえば25階調ごとに階調の微調整がなされる。
そのようにして微調整された後の入出力特性曲線は曲線
g2で表されている。さらに、参照符号Qで示す箇所の
ように、入力階調の大小関係と出力階調の大小関係との
間に逆転が生じている箇所については、その逆転を解消
することができるように修正が加えられる。この修正後
の入出力特性曲線は図12の曲線g3のとおりとなる。
【0060】出力微調整処理用のデータは、参照符号D
A1,DA2,・・・・で示すように、曲線g1に対応した
入力階調から曲線g3に対応した入力階調を引算した値
である。このような値が各階調ごとに求められて不揮発
性メモリ74に記憶され、出力階調微調整部65におけ
る処理のために用いられる。出力階調微調整部65は、
プリンタ出力部66に入力されるデータの階調を変化さ
せることにより、曲線g3に従う入出力特性を実現す
る。
【0061】以上のように本実施例によれば、グレース
ケールのテストパターン画像が印刷出力され、このテス
トパターン画像がスキャナ部1によって読み取られる。
この読取結果に基づいてプリンタ出力部66の出力特性
が求められ、求められた出力特性を基に、いくつかの階
調値に関して階調補正曲線上の値が算出される。この算
出された値を基に計算された予備階調補正曲線と、RO
M72内の曲線パターンとのマッチングをとることによ
って、詳細な階調補正曲線が作成され、この階調補正曲
線が階調補正部64における階調補正処理のために用い
られる。
【0062】このようにして、いくつかの階調値に関し
て階調補正曲線上の値が求まれば、その後は予め用意さ
れた曲線パターンとのマッチング処理のみによって、階
調補正曲線が求まるので、複雑な演算を要することな
く、少ない演算量で階調補正曲線を求めることができ
る。したがって、出力階調の調整に要する処理時間を短
縮できる。
【0063】図13は、算出された予備出力階調補正曲
線とROM72に記憶された曲線パターンとのマッチン
グにより詳細な階調補正曲線を作成するための他の技術
を説明するための図である。この例では、全階調区間
が、低階調区間R1、中階調区間R2および高階調区間
R3に3分割される。そして、分割された各区間R1,
R2,R3ごとに、曲線パターンP1,P2,・・・・との
パターンマッチングが実行される。たとえば、曲線パタ
ーンP2が予備階調補正曲線の低階調区間R1の部分に
最も適合し、曲線パターンP1が予備階調補正曲線の中
階調区間R2の部分に最も適合し、曲線パターンP7が
予備階調補正曲線の高階調区間R3の部分に最も適合す
るとする。この場合には、曲線パターンP2,P1,P
7がそれぞれ低階調区間R1、中階調区間R2および高
階調区間R3の階調補正曲線として採用され、こられの
曲線パターンP2,P1,P7を結合することによっ
て、全階調区間の階調補正曲線が再構成される。
【0064】各階調区間R1,R2,R3にそれぞれ最
も適合する曲線パターンを結合するために、予備階調補
正曲線において区間R1,R2,R3の境界にはプロッ
トPR1,PR2がそれぞれ設けられる。これらのプロ
ットPR1,PR2は、たとえば、区間R1,R2,R
3の各境界を挟んで隣接する既存のプロットの値を用い
て、補間演算を行うことによって求められる。
【0065】中階調区間R2および高階調区間R3に対
応した曲線パターンP1,P7はそれぞれ原点をプロッ
トPR1,PR2にシフトさせられる。これにより、3
つの曲線パターンP2,P1,P7を結合して、全階調
区間の詳細な階調補正曲線を再構成することができる。
このようにして、全階調区間を複数個の区間に分割し、
分割された各区間ごとに適合する曲線パターンを見出
し、この曲線パターンを結合して全階調区間の詳細な階
調補正曲線を再構成するようにしているので、少ない曲
線パターンで多種類の階調補正曲線を作成することがで
きる。したがって、あまり多くの曲線パターンをROM
72に記憶しておく必要がない。
【0066】図14は、パターンマッチングの手法を説
明するための図である。階調補正曲線は、たとえば、図
14(a) に示すように、低階調区間R1および高階調区
間R3においては二次曲線に近く、中階調区間R2にお
いては一次曲線に近くなる。そこで、先ず、予備階調補
正曲線の高中低の各階調区間R1,R2,R3に関し
て、下記第(2) 式、第(3) 式および第(4) 式で表される
各曲線へのあてはめが実行される。
【0067】 低階調区間 : Y=aX2 +bX+c ・・・・ (2) 中階調区間 : Y=dX+e ・・・・ (3) 高階調区間 : Y=fX2 +gX+h ・・・・ (4) ROM72には、高中低の各階調区間R1,R2,R3
に対応して、図14(b)(c)(d) に示すような二次曲線お
よび一次曲線の曲線パターンが準備される。各曲線パタ
ーンは異なる係数a,b,c,d,e,f,g,hを伴
うものである。
【0068】低階調区間R1に関するパターンマッチン
グでは、予備階調補正曲線が当てはまる二次曲線と、R
OM72に記憶されている曲線パターンに対応した二次
曲線との各項の係数a,b,cの差|Δa|,|Δb
|,|Δc|の総和ΔAが、下記第(5) 式に従って演算
される。 ΔA=|Δa|+|Δb|+|Δc| ・・・・ (5) この係数の差の総和ΔAが最小となる曲線パターンが採
用される。
【0069】中階調区間R2に関するパターンマッチン
グでは、予備階調補正曲線における中階調区間R2の直
線の傾きが算出される。この算出された傾きと、ROM
72内の一次曲線パターンの傾きとが比較され、傾きが
最も近似しているものが選択される。すなわち、一次の
項の係数dの差|Δd|が最小となる曲線パターンが選
択される。
【0070】高階調区間R3に関するパターンマッチン
グは、低階調区間R1におけるパターンマッチングとほ
ぼ同様である。算出された予備階調補正曲線の全体は、
たとえば4次式以上の高次式により表現されるのである
が、上記のように全階調区間を分割すると、各階調区間
R1,R2,R3の曲線は高々2次式で表すことができ
る。そのため、階調区間を分割することで、簡単な計算
式で曲線のマッチングを行える。
【0071】図15は、パターンマッチングのためのさ
らに他の技術を説明するための図である。まず、算出さ
れた予備階調補正曲線の変化点CC1,CC2の座標が
見出される。そして、ROM72内の各曲線パターンの
変化点の座標と比較され、最も近い変化点の組を有する
曲線パターンが詳細な階調補正曲線として選択される。
この場合に、ROM72内には、各曲線パターンの特徴
量として、各曲線パターンの変化点の組を予め記憶させ
ておくことが好ましい。このようなパターンマッチング
手法は、上記の図13を参照して説明した技術にも適用
できる。すなわち、分割された区間R1,R2,R3ご
とに変化点の座標に基づくパターンマッチングを実行
し、各階調区間ごとに最も整合する曲線パターンを見出
して、それらを結合することによって全階調区間の詳細
な階調補正曲線を再構成してもよい。
【0072】図16は、パターンマッチングのためのさ
らに他の技術を説明するための図である。まず、予備階
調補正曲線の直線部が抽出され、各直線部を表すベクト
ルV1,V2,V3が求められる。そして、ROM72
内の曲線パターンを複数の直線部に分解したときの各直
線部のベクトルと、上記抽出されたベクトルV1,V
2,V3とが比較される。これにより、ベクトルの組合
せが最も類似している曲線パターンが、詳細な階調補正
曲線として採用される。この場合には、ROM72内に
は、各曲線パターンの特徴量として、各曲線パターンを
表現するベクトルの組を予め記憶しておくことが好まし
い。このようなパターンマッチング手法は、上記の図1
3を参照して説明した技術にも適用できるのは明らかで
あろう。
【0073】なお、算出された予備階調補正曲線と、R
OM72内の曲線パターンとのマッチングには、上記の
手法の他にも、たとえば、曲線全体の変化点の数などを
基準としてマッチングを行う手法を採用することができ
る。次に本発明の第2実施例について説明する。本実施
例の説明では、上記の図1、図2および図5を再び参照
する。上述の第1実施例ではM,C,Y,BKの各色に
対してそれぞれ個々に調整作業が行われており、各色に
関してテストパターン画像の出力および読取を行う必要
がある。これに対して、本実施例では、全色に関するテ
ストパターン画像の出力および読取が一度に実行され、
処理時間の短縮が図られる。
【0074】スキャナ部1が備えるカラーイメージセン
サ12は、赤色(R)フィルタ、緑色(G)フィルタお
よび青色(B)フィルタを表面に設けた3つの画素によ
って1ドットの読取を行う構成となっている。すなわ
ち、たとえば、図17に示すように、RGBの各画素が
循環的に整列している。一方、プリンタ出力部66が画
像形成のために用いるトナーは、赤の補色であるシア
ン、緑の補色であるマゼンタ、青の補色であるイエロ
ー、および黒の4色である。したがって、シアン、マゼ
ンタ、イエローの単色画像の階調は、それぞれR,G,
Bの各画素の出力に基づいて直ちに求まる。また、Gフ
ィルタは、可視光の中間波長領域に光透過特性を有して
いるので、G画素を用いれば黒色の画像の階調の読取も
良好に行えると考えられる。
【0075】本実施例では、上記のような事項をふまえ
て、M,C,Y,BKに関する階調補正曲線が作成され
る。図18には、本実施例において用いられるテストパ
ターン画像の一例が示されている。このテストパターン
画像は、CPU70がROM72に予め記憶されている
基準データに基づいて試験データを作成して、この試験
データをプリンタ出力部66に与えることによって形成
される。テストパターン画像は、マゼンタのグレースケ
ールが形成されるマゼンタ領域RM、シアンのグレース
ケールが形成されるシアン領域RC、イエローのグレー
スケールが形成されるイエロー領域RY、および黒のグ
レースケールが形成される黒色領域RBKを有してい
る。各領域は帯状に形成されている。
【0076】テストパターン画像には、さらに、用紙上
における各領域の位置を表すための位置マーカPM1が
形成されている。すなわち、各領域RM,RC,RYお
よびRBKは、位置マーカPM1に対して一定の位置関
係を有する領域に形成される。図19は階調補正曲線を
作成するためにテストパターン画像が読み取られるとき
の動作を説明するためのフローチャートである。イメー
ジセンサ12では上記のようにRGBの画素が循環的に
配列されているから、イメージセンサ12からはRGB
の各信号が循環的に出力される。マゼンタ領域RMの読
取が行われる際には、マゼンタの補色(緑)に対応した
G画素のデータのみがRAM73(図2参照)に取り込
まれる(ステップS1,S2)。同様に、シアン領域R
Cの読取が行われる際には、シアンの補色(赤)に対応
したR画素のデータのみがRAM73に取り込まれ(ス
テップS3,S4)、イエロー領域RYの読取が行われ
る際には、イエローの補色(青)に対応したB画素のデ
ータのみがRAM73に取り込まれる(ステップS5,
S6)。また、黒色領域RBKの読取が行われるときに
は、中間的な波長特性を有しているG画素のデータのみ
がRAM73に取り込まれる(ステップS7,S8)。
そして、全領域の読取が完了すると処理を終了し、領域
RM,RC,RYおよびRBKに関して区分して抽出さ
れた各データを用いて、図5のステップb6からの処理
が実行される(ステップS9)。各領域RM,RC,R
YおよびRBKの位置は、位置マーカPM1に基づいて
認識される。
【0077】このように本実施例によれば、1枚のテス
トパターン画像の出力および読取によって、全てのトナ
ーに対応した階調補正曲線を作成することができる。そ
のため、階調補正曲線の作成を格段に簡単な作業で行え
る。本発明の実施例の説明は以上のとおりであるが、本
発明は上記の実施例に限定されるものではなく、本発明
の要旨を変更しない範囲で種々の設計変更を施すことが
できる。
【0078】
【発明の効果】請求項1または請求項4記載の発明によ
れば、いくつかの階調値に対応した予備補正曲線が作成
され、この予備補正曲線と複数種類の曲線パターンとの
パターンマッチングを行うことによって、詳細な階調補
正曲線が作成される。したがって、少ない演算量で詳細
な階調補正曲線を得ることができる。これにより、出力
階調の調整のための処理時間を格段に短縮できる。
【0079】請求項2または請求項5記載の発明によれ
ば、複数種類の曲線パターンは傾きが可変設定されて用
いられるので、少数の曲線パターンを用いて適切な階調
補正曲線を得ることができる。請求項3または請求項6
記載の発明によれば、本発明によれば、画像形成手段が
カラー画像の形成のために用いる複数の色材に関する出
力階調の調整を、1枚の試験画像の形成および読取によ
って達成できる。これにより、出力階調の調整を短時間
で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例が適用されたカラー複写機の
内部構成を示す簡略化した断面図である。
【図2】上記カラー複写機の電気的構成を示すブロック
図である。
【図3】試験データに基づいて形成されるテストパター
ン画像を説明するための図である。
【図4】階調補正曲線を作成する際の原理を説明するた
めの図である。
【図5】階調補正曲線を作成する際の処理手順を説明す
るための図である。
【図6】パターンマッチングによって階調補正曲線を設
定する際の処理を説明するための図である。
【図7】予備階調補正曲線と曲線パターンとのマッチン
グ手法を説明するための図である。
【図8】カラーバランスの調整を説明するための図であ
る。
【図9】実際の階調補正曲線を示す図である。
【図10】階調補正部に入力される入力データの階調
と、プリンタ出力部66により出力される画像の階調と
の関係を示す図である。
【図11】出力階調微調整のためのデータを作成する際
の処理を説明するための図である。
【図12】出力階調微調整のためのデータを作成する際
の処理を説明するための図である。
【図13】予備階調補正曲線と曲線パターンとのマッチ
ング手法の他の例を説明するための図である。
【図14】マッチング技術の詳細を説明するための図で
ある。
【図15】予備階調補正曲線と曲線パターンとのマッチ
ング手法のさらに他の例を説明するための図である。
【図16】予備階調補正曲線と曲線パターンとのマッチ
ング手法のさらに他の例を説明するための図である。
【図17】カラーイメージセンサの構成を説明するため
の図である。
【図18】本発明の第2実施例において形成されるテス
トパターン画像の例を説明するための図である。
【図19】上記テストパターン画像を読み取る際の処理
を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 スキャナ部 2 プリンタ部 12 カラーイメージセンサ 13 走査読取部 21 レーザ走査ユニット 23 感光体 25 現像部 25C,25M,25Y,25BK 現像カートリッジ 26 転写ドラム 64 階調補正部 65 出力階調微調整部 66 プリンタ出力部 70 CPU 72 ROM 73 RAM 74 不揮発性メモリ 75 操作部
フロントページの続き (72)発明者 中村 孝二 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工業株式会社内 (72)発明者 山本 治男 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−181574(JP,A) 特開 平1−231571(JP,A) 特開 昭63−309078(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/40 - 1/409 G06T 5/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像を読み取って、画像の各部を階調表現
    したデータを出力する画像読取手段と、 階調表現されたデータに基づいて画像を形成する画像形
    成手段と、 可変設定可能な所定の階調補正曲線に従って入力データ
    の階調を補正し、補正後のデータを上記画像形成手段に
    入力することによって画像形成濃度を調整するための階
    調補正手段と、 上記階調補正手段によって参照されるべき階調補正曲線
    の曲線パターンを複数種類記憶した曲線パターン記憶手
    段と、 階調値が相異なる複数の領域を含む画像に対応した所定
    の試験データを上記画像形成手段に入力し、上記試験デ
    ータに対応した画像を形成させる手段と、 上記試験データに基づいて形成された画像を上記画像読
    取手段によって読み取らせたときの上記画像読取手段の
    出力と上記試験データに対応した所定の基準値とを比較
    し、その比較結果に基づいて、入力データの所定の複数
    個の階調値に関して上記画像形成手段に入力すべきデー
    タの適正な階調値を求め、これに基づいて、入力データ
    と上記画像形成手段に入力すべきデータとの関係を表す
    予備階調補正曲線を算出する手段と、 上記算出された予備階調補正曲線と上記曲線パターン記
    憶手段内の曲線パターンとのパターンマッチングを行
    い、最も適合する曲線パターンを上記階調補正手段によ
    って参照されるべき階調補正曲線として設定する手段と
    を含むことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】画像を読み取って、画像の各部を階調表現
    したデータを出力する画像読取手段と、 階調表現されたデータに基づいて画像を形成する画像形
    成手段と、 可変設定可能な所定の階調補正曲線に従って入力データ
    の階調を補正し、補正後のデータを上記画像形成手段に
    入力することによって画像形成濃度を調整するための階
    調補正手段と、 上記階調補正手段によって参照されるべき階調補正曲線
    の曲線パターンを複数種類記憶した曲線パターン記憶手
    段と、 階調値が相異なる複数の領域を含む画像に対応した所定
    の試験データを上記画像形成手段に入力し、上記試験デ
    ータに対応した画像を形成させる手段と、 上記試験データに基づいて形成された画像を上記画像読
    取手段によって読み取らせたときの上記画像読取手段の
    出力と上記試験データに対応した所定の基準値とを比較
    し、その比較結果に基づいて、入力データの所定の複数
    個の階調値に関して上記画像形成手段に入力すべきデー
    タの適正な階調値を求め、これに基づいて、入力データ
    と上記画像形成手段に入力すべきデータとの関係を表す
    予備階調補正曲線を算出する手段と、 上記試験データに基づいて形成された画像を上記画像読
    取手段によって読み取らせたときの上記画像読取手段の
    出力と上記所定の基準値との比較結果に基づいて、上記
    曲線パターン記憶手段に記憶された曲線パターンの傾き
    を可変設定する手段と、 上記算出された予備階調補正曲線と上記傾きが可変設定
    された曲線パターンとのパターンマッチングを行い、傾
    き設定後の曲線パターンのうち最も適合する曲線パター
    ンを上記階調補正手段によって参照されるべき階調補正
    曲線として設定する手段とを含むことを特徴とする画像
    形成装置。
  3. 【請求項3】カラー画像を読み取り、所定種類の色をそ
    れぞれ階調表現したカラーデータを出力する画像読取手
    段と、 複数色の色材を用い、上記複数色の色材にそれぞれ対応
    して階調表現された各色材用のデータに基づいてカラー
    画像を形成する画像形成手段と、 上記複数色の色材にそれぞれ対応して設定される各色材
    用の所定の階調補正曲線に従って各色材用の入力データ
    の階調を補正し、補正後のデータを上記画像形成手段に
    入力することによって、この画像形成手段によって形成
    される画像の各色の階調を補正する階調補正手段と、 上記階調補正手段によって参照されるべき階調補正曲線
    の曲線パターンを複数種類記憶した曲線パターン記憶手
    段と、 階調値の相異なる複数の領域を含む各色材の単色テスト
    パターン画像を1枚の用紙の相異なる領域に形成するた
    めの試験データを上記画像形成手段に入力し、上記試験
    データに対応した画像を形成させる手段と、 上記試験データに基づいて形成された画像を上記画像読
    取手段によって読み取らせたときに、各色材の単色テス
    トパターン画像に対応する上記画像読取手段の出力を各
    単色テストパターン画像ごとに区分して抽出する手段
    と、 各色材の単色テストパターン画像ごとに区分して抽出さ
    れた上記画像読取手段の出力と各色材にそれぞれ対応し
    た所定の基準値とを比較し、その比較結果に基づいて、
    入力データの所定の複数個の階調値に関して上記画像形
    成手段に入力すべきデータの適正な階調値を求め、これ
    に基づいて入力データと上記画像形成手段に入力すべき
    データとの関係を表す各色材ごとの予備階調補正曲線を
    算出する手段と、 上記複数の色材のそれぞれに関して算出された予備階調
    補正曲線と上記曲線パターン記憶手段に記憶された曲線
    パターンとのマッチングをとり、最もよく整合する曲線
    パターンを各色材ごとに求めて上記階調補正手段によっ
    て参照されるべき階調補正曲線として設定する手段とを
    含むことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】画像を読み取って、画像の各部を階調表現
    したデータを出力する画像読取手段と、階調表現された
    データに基づいて画像を形成する画像形成手段と、可変
    設定可能な所定の階調補正曲線に従って入力データの階
    調を補正し、補正後のデータを上記画像形成手段に入力
    することによって画像形成濃度を調整するための階調補
    正手段とを備えた画像形成装置の出力階調を調整する方
    法であって、 上記階調補正手段によって参照されるべき階調補正曲線
    の曲線パターンを曲線パターン記憶手段に複数種類記憶
    させること、 階調値が相異なる複数の領域を含む画像に対応した所定
    の試験データを上記画像形成手段に入力し、上記試験デ
    ータに対応した画像を形成させること、 上記試験データに基づいて形成された画像を上記画像読
    取手段によって読み取らせたときの上記画像読取手段の
    出力と上記試験データに対応した所定の基準値とを比較
    し、その比較結果に基づいて、入力データの所定の複数
    個の階調値に関して上記画像形成手段に入力すべきデー
    タの適正な階調値を求め、これに基づいて、入力データ
    と上記画像形成手段に入力すべきデータとの関係を表す
    予備階調補正曲線を算出すること、および上記算出され
    た予備階調補正曲線と上記曲線パターン記憶手段内の曲
    線パターンとのパターンマッチングを行い、最も適合す
    る曲線パターンを上記階調補正手段によって参照される
    べき階調補正曲線として設定することを含むことを特徴
    とする画像形成装置の出力階調調整方法。
  5. 【請求項5】画像を読み取って、画像の各部を階調表現
    したデータを出力する画像読取手段と、階調表現された
    データに基づいて画像を形成する画像形成手段と、可変
    設定可能な所定の階調補正曲線に従って入力データの階
    調を補正し、補正後のデータを上記画像形成手段に入力
    することによって画像形成濃度を調整するための階調補
    正手段とを備えた画像形成装置の出力階調を調整する方
    法であって、 上記階調補正手段によって参照されるべき階調補正曲線
    の曲線パターンを曲線パターン記憶手段に複数種類記憶
    させること、 階調値が相異なる複数の領域を含む画像に対応した所定
    の試験データを上記画像形成手段に入力し、上記試験デ
    ータに対応した画像を形成させること、 上記試験データに基づいて形成された画像を上記画像読
    取手段によって読み取らせたときの上記画像読取手段の
    出力と上記試験データに対応した所定の基準値とを比較
    し、その比較結果に基づいて、入力データの所定の複数
    個の階調値に関して上記画像形成手段に入力すべきデー
    タの適正な階調値を求め、これに基づいて、入力データ
    と上記画像形成手段に入力すべきデータとの関係を表す
    予備階調補正曲線を算出すること、 上記試験データに基づいて形成された画像を上記画像読
    取手段によって読み取らせたときの上記画像読取手段の
    出力と上記所定の基準値との比較結果に基づいて、上記
    曲線パターン記憶手段に記憶された曲線パターンの傾き
    を可変設定すること、および上記算出された予備階調補
    正曲線と上記傾きが可変設定された曲線パターンとのパ
    ターンマッチングを行い、傾き設定後の曲線パターンの
    うち最も適合する曲線パターンを上記階調補正手段によ
    って参照されるべき階調補正曲線として設定することを
    含むことを特徴とする画像形成装置の出力階調調整方
    法。
  6. 【請求項6】カラー画像を読み取り、所定種類の色をそ
    れぞれ階調表現したカラーデータを出力する画像読取手
    段と、複数色の色材を用い、上記複数色の色材にそれぞ
    れ対応して階調表現された各色材用のデータに基づいて
    カラー画像を形成する画像形成手段と、上記複数色の色
    材にそれぞれ対応した各色材用の所定の階調補正曲線に
    従って各色材用の入力データの階調を補正し、補正後の
    データを上記画像形成手段に入力することによって、こ
    の画像形成手段によって形成される画像の各色の階調を
    補正する階調補正手段とを備えた画像形成装置の出力階
    調を調整する方法であって、 上記階調補正手段によって参照されるべき階調補正曲線
    の曲線パターンを曲線パターン記憶手段に複数種類記憶
    させること、 階調値の相異なる複数の領域を含む各色材の単色テスト
    パターン画像を1枚の用紙の相異なる領域に形成するた
    めの試験データを上記画像形成手段に入力し、上記試験
    データに対応した画像を形成させること、 上記試験データに基づいて形成された画像を上記画像読
    取手段によって読み取らせたときに、各色材の単色テス
    トパターン画像に対応する上記画像読取手段の出力を各
    単色テストパターン画像ごとに区分して抽出すること、 各色材の単色テストパターン画像ごとに区分して抽出さ
    れた上記画像読取手段の出力と各色材にそれぞれ対応し
    た所定の基準値とを比較し、その比較結果に基づいて、
    入力データの所定の複数個の階調値に関して上記画像形
    成手段に入力すべきデータの適正な階調値を求め、これ
    に基づいて入力データと上記画像形成手段に入力すべき
    データとの関係を表す各色材ごとの予備階調補正曲線を
    算出すること、および上記複数の色材のそれぞれに関し
    て算出された予備階調補正曲線と上記曲線パターン記憶
    手段に記憶された曲線パターンとのマッチングをとり、
    最もよく整合する曲線パターンを各色材ごとに求めて上
    記階調補正手段によって参照されるべき階調補正曲線と
    して設定することを含むことを特徴とする画像形成装置
    の出力階調調整方法。
JP5310671A 1993-12-10 1993-12-10 画像形成装置、および画像形成装置の出力階調調整方法 Expired - Fee Related JP3049684B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5310671A JP3049684B2 (ja) 1993-12-10 1993-12-10 画像形成装置、および画像形成装置の出力階調調整方法
US08/343,933 US5754683A (en) 1993-12-10 1994-11-29 Image forming apparatus and gradation output adjusting method in image forming apparatus
DE69413785T DE69413785D1 (de) 1993-12-10 1994-11-30 Bilderzeugungsgerät mit Gradationsregulierungverfahren
EP94308861A EP0658043B1 (en) 1993-12-10 1994-11-30 Image forming apparatus with gradation adjusting method
TW083111414A TW317627B (ja) 1993-12-10 1994-12-08
KR1019940033396A KR950022743A (ko) 1993-12-10 1994-12-09 화상 형성 장치 및 그 출력 계조 조정 방법

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5310671A JP3049684B2 (ja) 1993-12-10 1993-12-10 画像形成装置、および画像形成装置の出力階調調整方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07162682A JPH07162682A (ja) 1995-06-23
JP3049684B2 true JP3049684B2 (ja) 2000-06-05

Family

ID=18008061

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5310671A Expired - Fee Related JP3049684B2 (ja) 1993-12-10 1993-12-10 画像形成装置、および画像形成装置の出力階調調整方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US5754683A (ja)
EP (1) EP0658043B1 (ja)
JP (1) JP3049684B2 (ja)
KR (1) KR950022743A (ja)
DE (1) DE69413785D1 (ja)
TW (1) TW317627B (ja)

Families Citing this family (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09233335A (ja) * 1996-02-20 1997-09-05 Mita Ind Co Ltd 画像データ処理装置および画像データ処理方法
US5889928A (en) * 1996-02-28 1999-03-30 Mita Industrial Co., Ltd. Output gradation adjustment method in image output apparatus
US6388768B2 (en) 1996-04-22 2002-05-14 Minolta Co., Ltd. Image forming apparatus which excels in reproducibility of colors, fine lines and gradations even in a copy made from a copied image
JP3678875B2 (ja) * 1996-05-10 2005-08-03 株式会社リコー 画像形成装置
US6539110B2 (en) * 1997-10-14 2003-03-25 Apple Computer, Inc. Method and system for color matching between digital display devices
JP4203189B2 (ja) * 1999-08-27 2008-12-24 東芝テック株式会社 カラー画像処理装置
JP4288398B2 (ja) * 2000-01-18 2009-07-01 株式会社ニコン 画像記録装置、画像再生装置および画像処理プログラムを記録した記録媒体
JP3639766B2 (ja) * 2000-03-16 2005-04-20 キヤノン株式会社 画像形成装置及び濃度補正方法
CN100389453C (zh) 2000-07-12 2008-05-21 大日精化工业株式会社 用于传输逼真色彩的图像处理装置以及提供图像数据方法
JP2002112038A (ja) * 2000-10-03 2002-04-12 Fujitsu Ltd 画像再現装置、画像再現方法、およびコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
US6493083B2 (en) * 2000-12-15 2002-12-10 Xerox Corporation Method for measuring color registration and determining registration error in marking platform
US6967747B2 (en) 2001-02-22 2005-11-22 Eastman Kodak Company Method and system for matching marking device outputs
US7102790B2 (en) * 2001-11-13 2006-09-05 Eastman Kodak Company Simplified tone scale correction
JP3970052B2 (ja) * 2002-02-27 2007-09-05 キヤノン株式会社 画像処理装置
JP2005348237A (ja) * 2004-06-04 2005-12-15 Brother Ind Ltd 画像濃度調整装置及びこの装置を備えた画像読取装置
JP4293200B2 (ja) * 2006-04-06 2009-07-08 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 画像形成装置及び画像形成方法
JP4654995B2 (ja) * 2006-07-11 2011-03-23 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 画像形成装置、画像形成方法及びプログラム
JP2008102907A (ja) * 2006-09-19 2008-05-01 Sharp Corp 画像処理方法、画像処理装置、原稿読取装置、画像形成装置、コンピュータプログラム及び記録媒体
KR20080081817A (ko) * 2007-03-06 2008-09-10 삼성전자주식회사 화상 형성 장치 및 그 제어 방법
JP4996378B2 (ja) * 2007-07-10 2012-08-08 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP5029284B2 (ja) * 2007-10-24 2012-09-19 セイコーエプソン株式会社 画像処理方法、そのプログラム及び画像処理装置
US8194299B2 (en) * 2007-11-15 2012-06-05 Kabuhsiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus and image quality adjustment method of image forming apparatus
JP2009212831A (ja) * 2008-03-04 2009-09-17 Seiko Epson Corp テストチャート及びカラーキャリブレーション方法
JP5699616B2 (ja) * 2011-01-13 2015-04-15 株式会社リコー 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム
WO2012142456A2 (en) 2011-04-15 2012-10-18 American Science And Engineering, Inc. Backscatter system with variable size of detector array
JP2013192099A (ja) * 2012-03-14 2013-09-26 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及び濃度補正処理方法
WO2014171456A1 (ja) * 2013-04-17 2014-10-23 コニカミノルタ株式会社 画像読取装置及び画像読取装置の補正方法
CN111563517B (zh) * 2020-04-20 2023-07-04 腾讯科技(深圳)有限公司 图像处理方法、装置、电子设备及存储介质

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60218181A (ja) * 1984-04-13 1985-10-31 Fujitsu Ltd 画像処理装置
US4751377A (en) * 1985-12-27 1988-06-14 Fuji Photo Film Co., Ltd. Light beam scanning recording apparatus and method of correcting intensity of image to be recorded thereby
US4816863A (en) * 1986-11-25 1989-03-28 E. I. Du Pont De Nemours And Company Exposure control system for continuous tone electrophotographic film
JPH06100861B2 (ja) * 1987-06-03 1994-12-12 コニカ株式会社 カラ−画像形成装置
JPS63309077A (ja) * 1987-06-11 1988-12-16 Seikosha Co Ltd ビデオプリンタ
JP3445809B2 (ja) * 1992-09-25 2003-09-08 株式会社東芝 画像形成装置及びその制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07162682A (ja) 1995-06-23
US5754683A (en) 1998-05-19
DE69413785D1 (de) 1998-11-12
EP0658043B1 (en) 1998-10-07
EP0658043A1 (en) 1995-06-14
TW317627B (ja) 1997-10-11
KR950022743A (ko) 1995-07-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3049684B2 (ja) 画像形成装置、および画像形成装置の出力階調調整方法
JP4115098B2 (ja) 画像形成装置及びマスキング係数算出方法並びにマスキング係数算出プログラムを記録した記録媒体
JP2006189795A (ja) 画像形成装置及び画像調整方法
JP4560730B2 (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法及びプログラム
JPS62296669A (ja) デジタルカラ−複写機
JP2007049338A (ja) カラー画像処理装置、カラー画像処理方法ならびにカラー画像処理プログラム
JP3154261B2 (ja) 画像形成装置
US5608495A (en) Imaging density control apparatus
JPH0477060A (ja) 画像形成装置
JP3320112B2 (ja) 画像形成装置、および画像形成装置における出力階調調整方法
JP3341778B2 (ja) 画像形成装置
US20050147425A1 (en) Image forming apparatus
JP2006301030A (ja) カラー画像形成装置及びその制御方法
JP3880238B2 (ja) 画像処理方法及び装置
JP3550331B2 (ja) 画像形成装置
JP4404039B2 (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JP3489258B2 (ja) 画像形成装置
JP2007088920A (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JPH096069A (ja) 画像形成装置
JP4130298B2 (ja) 画像形成装置
JP3176074B2 (ja) 画像形成装置
JP4898293B2 (ja) 画像形成装置、画像形成方法及びプログラム
JP4160913B2 (ja) 画像処理装置
JP2024017500A (ja) 画像形成装置
JPH0545994A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees