JP4560730B2 - 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像内の色変動を抑制する画像形成装置に関する。
例えば、特許文献1では、n次元のDLUTを用いて、面内の色ムラを低減させる画像処理装置が開示されている。
特開2002−135610号公報
本発明は、上述した背景からなされたものであり、より高画質な画像を形成する画像形成装置を提供することを目的とする。
[画像処理装置]
上記目的を達成するために、本発明にかかる画像処理装置は、入力された画像データに対して、画像内で生ずる色変動を抑制する補正処理を行う補正手段と、前記補正手段により補正処理がなされた画像データの階調数を減少させる階調調整手段とを有する。
好適には、前記補正手段は、入力された画像データよりも高い階調数で、前記補正処理を行う。
好適には、前記階調調整手段により階調数を減少させた画像データと、階調数が減少する前の画像データとの差分値を、近傍の画素に拡散させる誤差拡散手段をさらに有する。
好適には、前記補正手段は、画像内の既定の方向に関して、色変動を抑制する補正処理を行い、前記誤差拡散手段は、前記補正手段により補正処理がなされる方向に、前記差分値を拡散させる。
好適には、前記補正手段は、画像の主走査方向に関して、色変動を抑制する補正処理を行い、前記誤差拡散手段は、前記主走査方向に、前記差分値を拡散させる。
好適には、前記補正手段により補正処理がなされた画像データに対して、既定サイズの画像ブロック毎に平均階調値を算出する平均化処理手段をさらに有し、前記階調調整手段は、前記平均化処理手段により算出された平均階調値の階調数を減少させ、前記階調調整手段により階調数を減少させた平均階調値と、階調数が減少する前の画像データとの差分値、及び、画像ブロック内の位置に基づいて、画像ブロックに含まれる各画素の階調値を決定する誤差拡散手段をさらに有する。
[画像形成装置]
また、本発明にかかる画像形成装置は、像形成手段と、前記像形成手段により形成される画像内で生ずる色変動を抑制する補正処理を、入力される画像データに対して行う補正手段と、前記補正手段により補正処理がなされた画像データの階調数を減少させる階調調整手段とを有する。
[画像処理方法]
また、本発明にかかる画像処理方法は、入力された画像データに対して、画像内で生ずる色変動を抑制する補正処理を行い、前記補正処理がなされた画像データの階調数を減少させる。
[プログラム]
また、本発明にかかるプログラムは、入力された画像データに対して、画像内で生ずる色変動を抑制する補正処理を行うステップと、前記補正処理がなされた画像データの階調数を減少させるステップとをコンピュータに実行させる。
本発明の画像形成装置によれば、より高画質な画像を形成することができる。
[ハードウェア構成]
まず、本発明が適用されるプリンタ装置10について説明する。
図1は、タンデム型のプリンタ装置10の構成を示す図である。
図1に示すように、プリンタ装置10は、画像読取ユニット12、画像形成ユニット14、中間転写ベルト16、用紙トレイ17、用紙搬送路18、定着器19、及び画像処理装置20を有する。このプリンタ装置10は、クライアントPCから受信した画像データを印刷するプリンタ機能に加えて、画像読取装置12を用いたフルカラー複写機としての機能、及び、ファクシミリとしての機能を兼ね備えた複合機であってもよい。
まず、プリンタ装置10の概略を説明すると、プリンタ装置10の上部には、画像読取装置12及び画像処理装置20が配設され、画像データの入力手段として機能する。画像読取装置12は、原稿に表示された画像を読み取って、画像処理装置20に対して出力する。画像処理装置20は、画像読取装置12から入力された画像データ、又は、LANなどのネットワークを介してクライアントPC等から入力された画像データに対して、色変換、階調補正及び解像度補正などの画像処理を施し、画像形成ユニット14に対して出力する。
画像読取装置12の下方には、カラー画像を構成する色に対応して、複数の画像形成ユニット14が配設されている。本例では、黒(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色に対応して第1の画像形成ユニット14K、第2の画像形成ユニット14Y、第3の画像形成ユニット14M及び第4の画像形成ユニット14Cが、中間転写ベルト16に沿って一定の間隔を空けて水平に配列されている。中間転写ベルト16は、中間転写体として図中矢印Aの方向に回動し、これら4つの画像形成ユニット14K、14Y、14M、14Cは、画像処理装置20から入力された画像データに基づいて各色のトナー像を順次形成し、これら複数のトナー像が互いに重ね合わせられるタイミングで中間転写ベルト16に転写(一次転写)する。なお、各画像形成ユニット14K、14Y、14M、14Cの色の順序は、黒(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の順に限定されるものではなく、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の順序など、その順序は任意である。
用紙搬送路18は、中間転写ベルト16の下方に配設されている。用紙トレイ17から供給された記録用紙32は、この用紙搬送路18上を搬送され、上記中間転写ベルト16上に多重に転写された各色のトナー像が一括して転写(二次転写)され、転写されたトナー像が定着器19によって定着され、矢印Bに沿って外部に排出される。
次に、プリンタ装置10の各構成についてより詳細に説明する。
図1に示すように、画像読取ユニット12は、原稿を載せるプラテンガラス124と、この原稿をプラテンガラス124上に押圧するプラテンカバー122と、プラテンガラス124上に載置された原稿の画像を読み取る画像読取装置130とを有する。この画像読取装置130は、プラテンガラス124上に載置された原稿を光源132によって照明し、原稿からの反射光像を、フルレートミラー134、第1のハーフレートミラー135、第2のハーフレートミラー136及び結像レンズ137からなる縮小光学系を介して、CCD等からなる画像読取素子138上に走査露光して、この画像読取素子138によって原稿30の色材反射光像を所定のドット密度(例えば、16ドット/mm)で読み取るように構成されている。
画像処理装置20は、画像読取ユニット12により読み取られた画像データに対して、シェーディング補正、原稿の位置ズレ補正、ガンマ補正、枠消し、色/移動編集等の所定の画像処理を施す。
また、本例の画像処理装置20は、印刷される画像内で生ずる色変動(以下、ムラ)を相殺するように、画像データに対して補正処理を施す。
なお、本例において、画像読取ユニット12により読み取られた原稿の色材反射光像は、例えば、赤(R)、緑(G)、青(B)(各8bit)の3色の原稿反射率データであり、画像処理装置20による画像処理によって、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)(各8bit:256階調)の4色の原稿色材階調データに変換される。
第1の画像形成ユニット14K、第2の画像形成ユニット14Y、第3の画像形成ユニット14M及び第4の画像形成ユニット14C(像形成手段)は、水平方向に一定の間隔をおいて並列的に配置され、形成する画像の色が異なる他は、ほぼ同様に構成されている。そこで、以下、第1の画像形成ユニット14Kについて説明する。なお、各画像形成ユニット14の構成は、K、Y、M又はCを付すことにより区別する。
画像形成ユニット14Kは、画像処理装置20から入力された画像データに応じてレーザ光を走査する光走査装置140Kと、この光走査装置140Kにより走査されたレーザ光により静電潜像が形成される像形成装置150Kとを有する。
光走査装置140Kは、半導体レーザ142Kを黒色(K)の画像データに応じて変調して、この半導体レーザ142Kからレーザ光LB(K)を画像データに応じて出射する。この半導体レーザ142Kから出射されたレーザ光LB(K)は、第1の反射ミラー143K及び第2の反射ミラー144Kを介して回転多面鏡146Kに照射され、この回転多面鏡146Kよって偏向走査され、第2の反射ミラー144K、第3の反射ミラー148K及び第4の反射ミラー149Kを介して、像形成装置150Kの感光体ドラム152K上に照射される。
像形成装置150Kは、矢印Aの方向に沿って所定の回転速度で回転する像担持体としての感光体ドラム152Kと、この感光体ドラム152Kの表面を一様に帯電する帯電手段としての一次帯電用のスコロトロン154Kと、感光体ドラム154K上に形成された静電潜像を現像する現像器156Kと、クリーニング装置158Kとから構成されている。感光体ドラム152Kは、スコロトロン154Kにより一様に帯電され、光走査装置140Kにより照射されたレーザ光LB(K)により静電潜像を形成される。感光体ドラム152Kに形成された静電潜像は、現像器156Kにより黒色(K)のトナーで現像され、中間転写ベルト16に転写される。なお、トナー像の転写工程の後に感光体ドラム152Kに付着している残留トナー及び紙粉等は、クリーニング装置158Kによって除去される。
他の画像形成ユニット14Y、14M及び14Cも、上記と同様に、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色のトナー像を形成し、形成された各色のトナー像を中間転写ベルト16に転写する。
中間転写ベルト16は、ドライブロール164と、第1のアイドルロール165と、ステアリングロール166と、第2のアイドルロール167と、バックアップロール168と、第3のアイドルロール169との間に一定のテンションで掛け回されており、駆動モータ(不図示)によってドライブロール164が回転駆動されることにより、矢印Aの方向に所定の速度で循環駆動される。この中間転写ベルト16は、例えば、可撓性を有するポリイミド等の合成樹脂フィルムを帯状に形成し、この帯状に形成された合成樹脂フィルムの両端を溶着等によって接続することにより無端ベルト状に形成されたものである。
また、中間転写ベルト16には、各画像形成ユニット14K、14Y、14M、14Cに対向する位置にそれぞれ第1の一次転写ロール162K、第2の一次転写ロール162Y、第3の一次転写ロール162M及び第4の一次転写ロール162Cが配設され、感光体ドラム152K、152Y、152M、152C上に形成された各色のトナー像は、これらの一次転写ロール162により中間転写ベルト16上に多重に転写される。なお、中間転写ベルト16に付着した残留トナーは、二次転写位置の下流に設けられたベルト用クリーニング装置189のクリーニングブレード又はブラシにより除去される。
用紙搬送路18には、用紙トレイ17から記録用紙32を取り出す給紙ローラ181と、用紙搬送用の第1のローラ対182、第2のローラ対183及び第3のローラ対184と、記録用紙32を既定のタイミングで二次転写位置に搬送するレジストロール185とが配設される。
また、用紙搬送路18上の二次転写位置には、バックアップロール168に圧接する二次転写ロール185が配設されており、中間転写ベルト16上に多重に転写された各色のトナー像は、この二次転写ロール185による圧接力及び静電気力で記録用紙32上に二次転写される。各色のトナー像が転写された記録用紙32は、第1の搬送ベルト186及び第2の搬送ベルト187によって定着器19へと搬送される。
定着器19は、上記各色のトナー像が転写された記録用紙32に対して加熱処理及び加圧処理を施すことにより、トナーを記録用紙32に溶融固着させる。
[背景]
図1に例示したような電子写真方式のプリンタ装置では、画像の面内における色の均一性が悪いといった課題がある。これを解決する手段として、例えば、特許文献1に記載のDLUTを用いる方法が提案されている。この方法では、電子写真方式における階調特性や多重転写特性などの非線形性を考慮することができるので、プリンタ装置の面内均一性を大幅に向上させることが可能である。
しかしながら、プリンタ装置の階調表現分解能は、通常8ビット程度に限定されているため、上記方法を用いてもプリンタ装置の階調表現分解能に起因する補正誤差が存在し、記録用紙全面に対して均一にムラ補正処理を施した場合に、ムラ補正による擬似輪郭が知覚されるという問題点があった。
図2は、プリンタ装置の階調表現分解能に起因する補正誤差を説明する図である。なお、本図において、グラフの横軸は、記録用紙上の主走査方向の位置を示し、縦軸は、明度を表している。また、本図に示された縦軸の値(明度)は、電子写真方式のプリンタ装置における網点面積率20%のプロセスブラック(Y色、M色及びC色を混合して生成された黒色)を示す。
図2に示すように、階調表現分解能が8ビットである場合には、破線で示した領域において、明度差で0.5以上の急峻な色変化が存在するため、この部分で擬似輪郭が発生していることが、シミュレーションと補正サンプルとの対応確認により明らかになった。
また、補正実験の結果より、プリンタ装置の階調表現分解能を10ビット以上とすることにより、擬似輪郭が知覚されないことが明らかになった。
しかしながら、プリンタ装置の階調表現分解能を単に8ビットより大きくすると、解像度の低下又はコストアップといった障害が発生する。
そこで、第1の実施形態におけるプリンタ装置10は、面内ムラ補正処理において、画像形成処理で用いる階調分解能(本例では8ビット精度)より高い階調分解能(本例では10ビット精度)を適用し、面内ムラ補正処理の後段で、画像データを画像形成処理の階調分解能(8ビット精度)に戻す。
また、プリンタ装置10は、画像形成処理の階調分解能(8ビット精度)に戻すときに、面内ムラ補正処理直後の画像データ(10ビット精度)と、画像形成処理の階調分解能に変換された画像データ(8ビット精度)との差分値(10ビット精度の画像データの下位2ビットに相当する値)を算出し、算出された差分値を、近傍の画素に拡散させる。
これにより、プリンタ装置10の階調表現分解能に制限があっても、擬似輪郭の発生が抑制される。
[第1実施形態]
まず、本発明の第1の実施形態を説明する。
図3は、画像処理装置20(図1)により実行され、本発明にかかる画像処理方法を実現する画像処理プログラム5の機能構成を例示する図である。
図3に例示するように、画像処理プログラム5は、平均色信号変換部510、ムラ補正部520、パラメータ修正部530及び擬似高階調処理部540を有する。
画像処理プログラム5において、平均色信号変換部510は、入力された画像データを、L*a*b*からなる画像データに変換し、ムラ補正部520に出力する。
ムラ補正部520は、パラメータ修正部530から提供される補正パラメータを用いて、平均色信号変換部510から入力された画像データに対して、画像内に生ずる色変動を抑制する補正処理を施す。この補正処理は、プリンタ装置10により形成される画像の面内で生ずる色変動を相殺するように画素値を変換するものである。
より具体的には、ムラ補正部520は、入力された画像データ(本例では8ビット)を、より階調数の多い画像データ(本例では10ビット)に変換し、この階調数の精度でムラ補正を行う。
本例のムラ補正部520は、入力された各画素の色データ(L*a*b*)と、各画素の位置データに基づいて、主走査方向の面内均一性が補正された色データ(CMY)を算出する。詳細は後述する。
パラメータ修正部530は、経時的な変化や感光体などの像坦持体の交換などによりプリンタ装置10の面内均一性が変化した場合に、平均色信号変換部510及びムラ補正部520により適用される色変換パラメータ(ムラ補正に適用する補正パラメータを含む)を修正する。
擬似高階調処理部540は、ムラ補正部530から入力された画像データ(本例では10ビット)を、後段の処理に適した階調数に変換する。
また、擬似高階調処理部540は、階調数の変換の前後で生じた誤差(階調数変換前の画像データと、階調数変換後の画像データとの差分値)を、近傍の画素に分配して拡散させる。
本例の擬似高階調処理部540は、ムラ補正部530から入力された画像データ(10ビット)を、8ビットの画像データに変換して画像形成ユニット14(図1)に出力し、ビット数の変換(すなわち、階調数の変換)に伴う誤差を誤差拡散法により近傍の画素に拡散させる。
図4は、図3に示されたムラ補正部520をより詳細に説明する図である。
図4に例示するように、ムラ補正部520は、高階調化部522、4次元ルックアップテーブル(4次元LUT)524、ルックアップテーブル参照部(LUT参照部)526、及び補間処理部528を有する。
高階調化部522は、入力された画像データの階調数を増加させて、階調数が増加した画像データをLUT参照部526及び補間処理部528に出力する。
本例の高階調化部522は、各画素の色データ(L*a*b*)を表すビット列と、各画素の位置データを表すビット列とに対して、それぞれ下位ビット(2ビット)を付加することにより、色データの階調分解能及び画像における位置の表現分解能を向上させる。
4次元LUT524は、パラメータ修正部530(図3)から提供されたムラ補正の補正パラメータをルックアップテーブルとして保持する。
本例の4次元LUT524は、3つの色データ(L*値、a*値、b*値)と、画像における主走査方向の位置データ(座標X)とからなる入力データセットに対して、プリンタ装置10により形成される画像に生ずる面内ムラを相殺する出力色データ(C値、M値、及びY値)を対応付ける4次元のテーブルを保持している。
なお、本例の4次元LUT524は、テーブルのデータサイズを小さくするために、存在しうる全ての入力データセットに対応する出力色データを格納するのではなく、既定の間隔の格子点からなる入力データセットに対応する出力色データのみを格納している。すなわち、本例の4次元LUT524は、既定の間隔で間引かれた入力データセット及び出力色データをルックアップテーブルとして保持している。以下、ルックアップテーブルに存在する入力データセットを格子点とよぶ。
LUT参照部526は、4次元LUT524を参照して、高階調化部522から入力された画像データ(色データ及び位置データ)に対応する出力色データ(C値、M値及びY値)を読み出し、読み出された出力色データを補間処理部528に出力する。
本例のLUT参照部526は、入力された画像データが4次元LUT524に保持されている格子点と一致する場合に、この格子点に対応する出力色データ(C値、M値及びY値)を補間処理部528に出力し、入力された画像データが4次元LUT524に保持されている格子点と一致しない場合には、この画像データの近傍にある複数の格子点に対応する出力色データを、これらの格子点の値と共に補間処理部528に出力する。
補間処理部528は、補間処理を行って、入力された画像データに対応する出力色データを算出する。より具体的には、補間処理部528は、既定の補間法を適用して、高階調化部522から入力された画像データと、LUT参照部526から入力された出力色データ及び格子点の値とに基づいて、ムラ補正が施された画像データ(本例では10ビット)を算出する。補間法は、例えば、n次元(本例では4次元)の線形補間法、n次元立方体の体積に基づいて補間値を算出する立方体補間法、又は、n次元四面体の体積に基づいて補間値を算出する四面体補間法などである。
このように、ムラ補正部520は、4次元LUTを用いることにより、入力される画像データを、プリンタ装置10における階調特性及び多重転写特性などの非線形性を考慮して、プリンタ装置10における面内均一性を補正した画像データに変換することができる。
図5は、図3に示された擬似高階調処理部540をより詳細に説明する図であり、図5(A)は、擬似高階調処理部540の機能構成を例示し、図5(B)は、誤差拡散に用いられる拡散係数を例示する。
図5(A)に例示するように、擬似高階調処理部540は、低階調化部542及び誤差拡散部544を有する。
低階調化部542は、ムラ補正部520(図3、図4)から入力された画像データ(本例では10ビット)の階調数を減少させて、後段の処理に適したビット数(8ビット)の画像データに変換する。
本例の低階調化部542は、入力された色データ(C値、M値及びY値)それぞれの上位8ビットを選択し、選択された8ビットを色データとして画像形成ユニット14(図1)及び誤差拡散部544に出力する。
誤差拡散部544は、ムラ補正部520から入力された画像データ(本例では10ビット)と、低階調化部542から入力された画像データ(本例では8ビット)との差分値を算出し、算出された差分値を、ムラ補正がなされた方向に拡散させる。
本例の誤差拡散部544は、ムラ補正部520から入力された画像データの下位2ビットを差分値として選択し、選択された差分値(下位2ビットに相当する値)を、図5(B)に例示する係数を用いて、主走査方向に拡散する。すなわち、本例の誤差拡散部544は、ムラ補正部520から入力された画像データの下位2ビットに、図5(B)に例示する係数を乗算して拡散値を算出し、算出された拡散値を、ムラ補正部520から次に入力される画像データに加算する。
図5(B)に例示するように、本例の誤差拡散部544は、主走査方向の下流にある4画素に、差分値(誤差)を分配する。分配する係数は、処理対象の画素(以下、注目画素)から近い順に、「0.4」、「0.3」、「0.2」及び「0.1」である。すなわち、本例の誤差拡散部544は、注目画素において差分値(誤差)Eが生じた場合に、この注目画素から主走査方向に1画素下流にある画素の階調値(10ビット)に、拡散値「0.4×E」を加算し、注目画素から主走査方向に2画素下流にある画素の階調値に、拡散値「0.3×E」を加算し、注目画素から主走査方向に3画素下流にある画素の階調値に、拡散値「0.2×E」を加算し、注目画素から主走査方向に4画素下流にある画素の階調値に、拡散値「0.1×E」を加算する。
これにより、8ビットに変換された画像データは、擬似的に高階調化されたものとなり、擬似輪郭の発生が抑えられる。また、本例のように、係数の合成を1にすることにより、ビット数の減少(10ビットから8ビットへの変換)に伴う画像濃度の変動が抑制される。
[動作]
次に、画像処理プログラム5の動作を説明する。
図6は、画像処理装置20(画像処理プログラム5)の全体動作(S10)を説明するフローチャートである。なお、本例では、各色データ及び位置データが8ビットで表現されている場合(すなわち、256階調で表現されている場合)を具体例として説明する。
図6に示すように、ステップ100(S100)において、画像処理プログラム5は、入力された画像データの中から、走査順に注目画素を設定し、設定された注目画素の色データ及び位置データを抽出する。
なお、本例では、主走査方向の上流端から1画素ずつ順に下流に走査していき、このラインの下流端まで走査すると、副走査方向に1ライン移動して、次のラインを主走査方向上流端から同様に走査していく場合を具体例として説明する。
ステップ110(S110)において、平均色信号変換部510(図3)は、注目画素の色データを、L*a*b*からなる色データに変換する。
変換後の色データ(L*a*b*)及び位置データは、ムラ補正部520に入力される。
ステップ120(S120)において、ムラ補正部520の高階調化部522(図4)は、平均色信号変換部510から入力された色データ及び位置データそれぞれの下位に2ビット追加して、10ビットの色データ及び位置データに変換する。
ステップ130(S130)において、ムラ補正部520(図3、図4)は、10ビット精度で、入力された色データに対して、位置データに応じたムラ補正を行う。
より具体的には、LUT参照部526(図4)は、4次元LUT524を参照して、高階調化部522から入力された色データ(L*a*b*)及び位置データ(主走査方向の座標X)に対応する出力色データ(CMY)を読み出す。読み出される出力色データは、少なくとも1組のC値、M値及びY値を含む。
補間処理部528は、LUT参照部526により読み出された色データ(CMY)に基づいて、10ビット精度で補間値(CMY)を算出する。なお、読み出される出力色データが1つである場合(すなわち、入力された色データ及び位置データが格子点と一致した場合)には、この出力色データがそのまま出力される。
ステップ140(S140)において、擬似高階調処理部540の誤差拡散部544(図5)は、主走査方向上流の画素(すなわち、既に処理された画素)からの拡散値(10ビット)を、ムラ補正部520(補間処理部528)から入力された色データ(10ビット)に加算する。
ステップ150(S150)において、低階調化部542(図5)は、ムラ補正部520(補間処理部528)から入力された色データ(10ビット)の上位8ビットを選択し、選択された上位8ビットを色データとして画像形成ユニット14(図1)及び誤差拡散部544に出力する。
ステップ160(S160)において、誤差拡散部533は、ムラ補正部520から入力された色データ(10ビット精度)と、低階調化部542から入力された色データ(8ビット精度)との差分値を算出し、算出された差分値に既定の拡散係数(図5(B))を乗算して、主走査方向下流の画素に対する拡散値を算出する。
ステップ170(S170)において、画像処理プログラム5は、全ての画素について処理が終了したか否かを判断し、未処理の画素が存在する場合には、S100の処理に戻って、次の注目画素を設定し、全ての画素について処理が終了した場合には、画像処理(S10)を終了する。
以上説明したように、本実施形態におけるプリンタ装置10は、より高い階調表現分解能でムラ補正処理を行うので、ムラ補正処理に伴う擬似輪郭の発生を抑制することができる。
また、プリンタ装置10は、ムラ補正後の画像データを画像形成処理の階調数(8ビット)に戻すため、後段の処理に要するメモリサイズ及びバス幅の増大を抑えることができる。
また、プリンタ装置10は、ムラ補正後に階調数を戻す場合に、誤差拡散処理を行って擬似的に高階調化することにより、擬似輪郭の発生を抑制することができる。
なお、上記実施形態では、主走査方向の面内ムラを補正しているので、誤差拡散部544は、主走査方向にのみ誤差(本例では、10ビットで表現された色データの下位2ビット)を拡散させているが、これに限定されるものではなく、例えば、主走査方向及び副走査方向にムラ補正を行う場合には、誤差拡散部544は、主走査方向及び副走査方向に誤差を拡散させてもよい。
[第2実施形態]
次に、第2の実施形態を説明する。
図7は、第2の擬似高階調処理部550を説明する図であり、図7(A)は、第2の擬似高階調処理部550の機能構成を例示し、図7(B)は、図7(A)のブロック抽出部522により抽出される画像ブロックを例示し、図7(C)は、図7(A)の誤差分配部558により参照される分配値テーブルを例示する。
第2の実施形態における画像処理プログラムは、図3に示された画像処理プログラム5の擬似高階調処理部540を、第2の擬似高階調処理部550で置換した構成をとる。
図7(A)に例示するように、第2の擬似高階調処理部550は、ブロック抽出部552、平均化処理部554、第2の低階調化部556及び誤差分配部558を有する。
ブロック抽出部552は、入力された画像データから、既定サイズの画像ブロックを抽出する。抽出される画像ブロックは、ムラ補正処理の方向と同じ方向に複数の画素を含む。また画像ブロックは、互いに隣接し、重なり合うことはない。
本例のブロック抽出部552は、図7(B)に例示するように、主走査方向に連続する4画素(画素X0、画素X1、画素X2及び画素X3)を1つの画像ブロックとして抽出する。
平均化処理部554は、ブロック抽出部552により抽出された画像ブロックの画素群について、平均階調値を算出し、算出された平均階調値を低階調化部556及び誤差分配部558に出力する。
本例の平均化処理部552は、C値、M値及びY値それぞれについて、画像ブロックに含まれる4画素(X0、X1、X2及びX3)の平均階調値を10ビット精度で算出する。
低階調化部556は、平均化処理部554により算出された平均階調値の階調数を減少させて、後段の処理に適したビット数(8ビット)の平均階調値に変換する。
本例の低階調化部556は、入力されたC値、M値及びY値の平均階調値それぞれの上位8ビットを選択し、選択された8ビットの平均階調値を誤差分配部558に出力する。
誤差分配部558は、平均化処理部554から入力された平均階調値(本例では10ビット)と、低階調化部554から入力された平均階調値(本例では8ビット)との差分値を算出し、算出された差分値に基づいて、画像ブロックに含まれる各画素に分配する値(分配値)を決定する。
本例の誤差分配部548は、図7(C)に例示する分配値テーブルを参照して、算出された差分値に対応する分配値を読み出す。図7(C)に例示するように、差分値errが0である場合には、画像ブロックに含まれる全ての画素について、分配値が0になり、差分値errが0より大きく0.25以下である場合(すなわち、画像ブロックで生ずる差分値の総和が0より大きく1以下である場合)には、画素X0の分配値が1(8ビット精度)となり、他の画素X1〜X3の分配値が0となる。同様に、差分値errが0.25より大きく0.5以下である場合(すなわち、画像ブロックで生ずる差分値の総和が1より大きく2以下である場合)には、画素X0及び画素X1の分配値が1となり、他の画素X2及びX3の分配値が0となり、差分値errが0.5より大きく0.75以下である場合(すなわち、画像ブロックで生ずる差分値の総和が2より大きく3以下である場合)には、画素X0〜X2の分配値が1となり、他の画素X3の分配値が0となり、差分値errが0.75より大きく1以下である場合(すなわち、画像ブロックで生ずる差分値の総和が3より大きく4以下である場合)には、全ての画素X0〜X3の分配値が1となる。
このように誤差分配部548は、画像ブロックで生ずる差分値の総和と、分配値の総和とがほぼ一致するように、分配値を決定することにより、画像濃度をほぼ一定に保つことができる。
そして、誤差分配部548は、画像ブロックに含まれる各画素について決定された分配値を、平均階調値に加算することにより、画像ブロックに含まれる各画素の階調値を算出する。
図8は、第2の画像処理(S20)を説明するフローチャートである。なお、本例では、各色データ及び位置データが8ビットで表現されている場合を具体例として説明する。
図8に示すように、ステップ200(S200)において、平均色信号変換部510(図3)は、入力された画像の色データを、L*a*b*からなる色データに変換する。
変換後の色データ(L*a*b*)及び位置データは、ムラ補正部520に入力される。
ステップ210(S210)において、ムラ補正部520の高階調化部522(図4)は、平均色信号変換部510から入力された色データ及び位置データそれぞれの下位に2ビット追加して、10ビットの色データ及び位置データに変換する。
ステップ220(S220)において、ムラ補正部520(図3、図4)は、10ビット精度で、入力された色データに対して、位置データに応じたムラ補正を行う。
本例において、以上の処理は、入力された画像全体について行われる。
ステップ230(S230)において、擬似高階調処理部550のブロック抽出部552(図7)は、走査順に、図7(B)に例示する画像ブロックを抽出する。
以下、抽出される画像ブロックを注目ブロックとよぶ。
ステップ240(S240)において、平均化処理部554は、各色成分(C値、M値及びY値)について、注目ブロックに含まれる画素X0〜X3の平均階調値(10ビット)を算出する。
ステップ250(S250)において、低階調化部556(図7)は、平均化処理部554により算出された各色成分の平均階調値(10ビット精度)を、8ビット精度の平均階調値に変換する。具体的には低階調化部556は、平均化処理部554により算出された平均階調値(10ビット)の上位8ビットを選択する。
ステップ260(S260)において、誤差分配部558(図7)は、平均化処理部554により算出された各色成分の平均階調値(10ビット精度)と、低階調化部556により変換された平均階調値(8ビット精度)との差分値を算出し、算出された差分値に対応する分配値を分配値テーブル(図7(C))から読み出し、読み出された各画素の分配値を平均階調値(8ビット精度)に加算して、注目ブロックに含まれる各画素の階調値を算出する。
ステップ270(S270)において、擬似高階調処理部550(図7)は、全ての画素について処理が終了したか否かを判断し、未処理の画素が存在する場合には、S230の処理に戻って、次の注目ブロックを設定し、全ての画素について処理が終了した場合には、画像処理(S20)を終了する。
以上説明したように、本実施形態における擬似高階調処理部550は、画像ブロックの平均階調値を算出し、算出された平均階調値を基準として、階調数の減少に伴う誤差(差分値)を画像ブロックに含まれる各画素に分配する。
この際に、擬似高階調処理部550は、分配値の総和を画像ブロックに生ずる誤差の総和とほぼ一致させることにより、周辺濃度を確実に保存することができる。
なお、上記実施形態では、主走査方向の面内ムラを補正しているので、擬似高階調処理部550は、主走査方向にのみ誤差(本例では、10ビットで表現された色データの下位2ビット)を拡散させているが、これに限定されるものではなく、例えば、主走査方向及び副走査方向にムラ補正を行う場合には、擬似高階調処理部550は、主走査方向及び副走査方向に複数の画素を含む画像ブロックを抽出し、抽出された画像ブロック全体に誤差を分配してもよい。換言すると、本例の擬似高階調処理部550は、抽出する画像ブロックの形状及びサイズによって、誤差を分配する方向及び範囲を制御することができる。
タンデム型のプリンタ装置10の構成を示す図である。 プリンタ装置の階調表現分解能に起因する補正誤差を説明する図である。 画像処理装置20(図1)により実行され、本発明にかかる画像処理方法を実現する画像処理プログラム5の機能構成を例示する図である。 図3に示されたムラ補正部520をより詳細に説明する図である。 図3に示された擬似高階調処理部540をより詳細に説明する図であり、(A)は、擬似高階調処理部540の機能構成を例示し、(B)は、誤差拡散に用いられる拡散係数を例示する。 画像処理装置20(画像処理プログラム5)の全体動作(S10)を説明するフローチャートである。 第2の擬似高階調処理部550を説明する図であり、(A)は、第2の擬似高階調処理部550の機能構成を例示し、(B)は、ブロック抽出部522により抽出される画像ブロックを例示し、(C)は、誤差分配部558により参照される分配値テーブルを例示する。 第2の画像処理(S20)を説明するフローチャートである。
符号の説明
10・・・プリンタ装置
5・・・画像処理プログラム
510・・・平均色信号変換部
520・・・ムラ補正部
522・・・高階調化部
524・・・4次元LUT
526・・・LUT参照部
528・・・補間処理部
530・・・パラメータ修正部
540、550・・・擬似高階調処理部
542、556・・・低階調化部
544・・・誤差拡散部
552・・・ブロック抽出部
554・・・平均化処理部
558・・・誤差分配部

Claims (9)

  1. 入力された3階調以上の画像データに含まれる各画素の色データと位置データとを抽出する抽出手段と、
    前記抽出された色データと位置データとに対して下位ビットを付加することによって前記画像データの色データの階調分解能を第1の階調分解能から第2の階調分解能に向上させ、位置データの表現分解能を第1の表現分解能から第2の表現分解能に向上させる高階調化手段と、
    前記高階調化手段によって階調分解能が向上した色データと表現分解能が向上した位置データとに対して、前記画像データから形成される画像に生ずる面内ムラを相殺するように補正処理を行う補正手段と、
    補正処理がなされた画像データの階調分解能を前記第2の階調分解能から画像形成処理に関する前記第1の階調分解能に戻して階調数を減少させる場合に、前記補正手段により補正処理がなされた画像データと、後段の画像形成処理に関する前記第1の階調分解能に変換された画像データとの差分を計算し、算出された差分値を、補正処理がなされた方向に拡散させる階調調整手段と
    を有する画像処理装置。
  2. 前記補正手段は、入力された画像データよりも高い階調数で、前記補正処理を行う
    請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記階調調整手段により階調数を減少させた画像データと、階調数が減少する前の画像データとの差分値を、近傍の画素に拡散させる誤差拡散手段
    をさらに有する請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記補正手段は、画像内の既定の方向に関して、色変動を抑制する補正処理を行い、
    前記誤差拡散手段は、前記補正手段により補正処理がなされる方向に、前記差分値を拡散させる
    請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記補正手段は、画像の主走査方向に関して、色変動を抑制する補正処理を行い、
    前記誤差拡散手段は、前記主走査方向に、前記差分値を拡散させる
    請求項3に記載の画像処理装置。
  6. 前記補正手段により補正処理がなされた画像データに対して、既定サイズの画像ブロック毎に平均階調値を算出する平均化処理手段と、
    誤差拡散手段と
    をさらに有し、
    前記階調調整手段は、前記平均化処理手段により算出された平均階調値の階調数を減少させ、
    前記誤差拡散手段は、前記階調調整手段により階調数を減少させた平均階調値と、階調数が減少する前の画像データに含まれる各画素の階調との差分値から拡散値を算出し、この画素から主走査方向下流にある画素の階調値に前記算出された拡散値を加算することにより、画像ブロックに含まれる各画素の階調値を決定する誤差拡散手段
    をさらに有する請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  7. 像形成手段と、
    入力された3階調以上の画像データに含まれる各画素の色データと位置データとを抽出する抽出手段と、
    前記抽出された色データと位置データとに対して下位ビットを付加することによって前記画像データの色データの階調分解能を第1の階調分解能から第2の階調分解能に向上させ、位置データの表現分解能を第1の表現分解能から第2の表現分解能に向上させる高階調化手段と、
    前記像形成手段により前記画像データから形成される画像内で生ずる面内ムラを相殺する補正処理を、前記高階調化手段によって階調分解能が向上した色データと表現分解能が向上した位置データとに対して行う補正手段と、
    補正処理がなされた画像データの階調分解能を前記第2の階調分解能から画像形成処理に関する前記第1の階調分解能に戻して階調数を減少させる場合に、前記補正手段により補正処理がなされた画像データと、後段の画像形成処理に関する前記第1の階調分解能に変換された画像データとの差分を計算し、算出された差分値を、補正処理がなされた方向に拡散させる階調調整手段と
    を有する画像形成装置。
  8. 入力された3階調以上の画像データに含まれる各画素の色データと位置データとを抽出し、
    前記抽出された色データと位置データとに対して下位ビットを付加することによって前記画像データの色データの階調分解能を第1の階調分解能から第2の階調分解能に向上させ、位置データの表現分解能を第1の表現分解能から第2の表現分解能に向上させ、
    前記階調分解能が向上した色データと表現分解能が向上した位置データとに対して、前記画像データから形成される画像に生ずる面内ムラを相殺するように補正処理を行い、
    補正処理がなされた画像データの階調分解能を前記第2の階調分解能から画像形成処理に関する前記第1の階調分解能に戻して階調数を減少させる場合に、前記補正処理がなされた画像データと、後段の画像形成処理に関する前記第1の階調分解能に変換された画像データとの差分を計算し、算出された差分値を、補正処理がなされた方向に拡散させる
    画像処理方法。
  9. 入力された3階調以上の画像データに含まれる各画素の色データと位置データとを抽出するステップと、
    前記抽出された色データと位置データとに対して下位ビットを付加することによって前記画像データの色データの階調分解能を第1の階調分解能から第2の階調分解能に向上させ、位置データの表現分解能を第1の表現分解能から第2の表現分解能に向上させるステップと、
    前記階調分解能が向上した色データと表現分解能が向上した位置データとに対して、前記画像データから形成される画像に生ずる面内ムラを相殺するように補正処理を行うステップと、
    補正処理がなされた画像データの階調分解能を前記第2の階調分解能から画像形成処理に関する前記第1の階調分解能に戻して階調数を減少させる場合に、前記補正処理がなされた画像データと、後段の画像形成処理に関する前記第1の階調分解能に変換された画像データとの差分を計算し、算出された差分値を、補正処理がなされた方向に拡散させるステップと
    をコンピュータに実行させるプログラム。
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