JP5946021B2 - 画像処理装置、画像形成装置、画像処理システムおよびプログラム - Google Patents
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Description
特許文献2は、階調特性を把握するための同一色のパッチ集合であるパッチブロックをkブロック有し、出力位置による濃度ムラが大きい濃度域においては同一濃度の前記パッチをmブロックに配置し、それ以外の濃度域においては同一濃度のパッチをnブロックに配置することを特徴とする階調補正パラメータ生成用シートを開示する。
図1は、タンデム型の画像形成装置10の構成を例示する図である。
図1に示すように、画像形成装置10は、画像処理装置2、通信装置13、画像形成ユニット14、中間転写ベルト16、用紙トレイ17、用紙搬送路18、及び定着器19を有する。
なお、本例の画像形成装置10は、ネットワークを介して接続されたコンピュータ端末から受信した画像データを印刷するプリンタ機能のみを有するが、これに限定されるものではなく、スキャナとしての機能、複写機としての機能、及び、ファクシミリとしての機能をさらに有してもよい。
画像処理装置2は、演算装置、メモリ、及びASICなどが設けられたコントローラであり、画像形成装置10の他の構成を制御する。通信装置13は、ネットワークを介して、コンピュータ端末と通信を行う。
なお、本例において、画像読取ユニット12により読み取られた原稿の色材反射光像は、例えば、赤(R)、緑(G)、青(B)の3色の原稿反射率データであり、画像処理装置2による画像処理によって、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4色の原稿色材階調データに変換される。
例えば、イエロー(Y)に対しては青(B)のデータを用い、マゼンタ(M)に対しては緑(G)のデータを用い、シアン(C)に対しては赤(R)のデータを用い、黒(K)に対しては緑(G)のデータ等を用いて変換してもよい。
また、スキャンプロファイル等を用いて、赤(R)、緑(G)、青(B)のデータからデバイス非依存色空間に変換してもよい。例えば、L*a*b*表色系の各成分のデータを算出し、イエロー(Y)に対してはb*のデータを用い、マゼンタ(M)に対してはa*のデータを用い、シアン(C)に対してはa*又はb*のデータを用い、黒(K)に対してはL*のデータ等を用いて変換してもよい。
また、例えば、L*a*b*表色系の各成分のデータから、紙白からの距離(差分)を示すΔEデータを算出し、このΔEを、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)についての濃さを示す指標として用いてもよい。
また、例えば、画像読取装置130が測色器である場合には、分光データからL*a*b*表色系の各成分のデータを得るようにしてもよい。
また、例えば、画像読取装置130が測色器である場合には、分光データから濃度データを算出するようにしてもよい。
中間転写ベルト16は、中間転写体として図中矢印Aの方向に回動し、これら4つの画像形成ユニット14K、14Y、14M、14Cは、画像処理装置2から入力された画像データに基づいて各色のトナー像を順次形成し、これら複数のトナー像が互いに重ね合わせられるタイミングで中間転写ベルト16に転写(一次転写)する。
なお、各画像形成ユニット14K、14Y、14M、14Cの色の順序は、黒(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の順に限定されるものではなく、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の順序など、その順序は任意である。
なお、記録用紙の排出部に画像読取ユニット12を設けることにより、使用者が排出された記録用紙を画像読取ユニット12にセットすることなく、画像読取ユニット12が、排出された記録用紙に形成された画像を読み取るようにしてもよい。
図1に示すように、画像処理装置2は、通信装置13を介して、コンピュータ端末から画像データを受信すると、受信した画像データに対して、色変換処理、濃度補正処理及びハーフトーン処理などを施して、画像形成ユニット14に出力する。
また、画像処理装置2は、必要に応じて、キャリブレーションに用いるテスト画像(チャート)のデータを生成し、生成されたテスト画像データ(チャートデータ)を画像形成ユニット14に出力する。
画像形成ユニット14Kは、画像処理装置2から入力された画像データに応じてレーザ光を走査する光走査装置140Kと、この光走査装置140Kにより走査されたレーザ光により静電潜像が形成される像形成装置150Kとを有する。
像形成装置150Kは、矢印Aの方向に沿って予め定められた回転速度で回転する像担持体としての感光体ドラム152Kと、この感光体ドラム152Kの表面を一様に帯電する帯電手段としての一次帯電用のスコロトロン154Kと、感光体ドラム152K上に形成された静電潜像を現像する現像器156Kと、クリーニング装置158Kとから構成されている。感光体ドラム152Kは、スコロトロン154Kにより一様に帯電され、光走査装置140Kにより照射されたレーザ光LB(K)により静電潜像を形成される。感光体ドラム152Kに形成された静電潜像は、現像器156Kにより黒色(K)のトナー(現像剤)で現像され、中間転写ベルト16に転写される。なお、トナー像の転写工程の後に感光体ドラム152Kに付着している残留トナー及び紙粉等は、クリーニング装置158Kによって除去される。
他の画像形成ユニット14Y、14M及び14Cも、上記と同様に、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色のトナー像を形成し、形成された各色のトナー像を中間転写ベルト16に転写する。
また、中間転写ベルト16には、各画像形成ユニット14K、14Y、14M、14Cに対向する位置にそれぞれ第1の一次転写ロール162K、第2の一次転写ロール162Y、第3の一次転写ロール162M及び第4の一次転写ロール162Cが配設され、感光体ドラム152K、152Y、152M、152C上に形成された各色のトナー像は、これらの一次転写ロール162により中間転写ベルト16上に多重に転写される。なお、中間転写ベルト16に付着した残留トナーは、二次転写位置の下流に設けられたベルト用クリーニング装置189のクリーニングブレード又はブラシにより除去される。
また、用紙搬送路18上の二次転写位置には、バックアップロール168に圧接する二次転写ロール185が配設されており、中間転写ベルト16上に多重に転写された各色のトナー像は、この二次転写ロール185による圧接力及び静電気力で記録用紙上に二次転写される。各色のトナー像が転写された記録用紙は、第1の搬送ベルト186及び第2の搬送ベルト187によって定着器19へと搬送される。
定着器19は、上記各色のトナー像が転写された記録用紙に対して加熱処理及び加圧処理を施すことにより、トナーを記録用紙に溶融固着させる。
図2に示すように、画像処理装置2は、CPU等の演算部262及びメモリ等の記憶部264などを含む制御装置260と、通信装置270と、記録装置272と、ユーザインターフェース装置(UI装置)280とから構成される。
つまり、画像処理装置2は、情報処理および他の処理装置又は端末との通信が可能なコンピュータとしてのハードウェア構成部分を有している。
また、以下の各図において、実質的に同じ構成部分および処理には同じ番号が付される。
UI装置280は、LCD(Liquid Crystal Display)表示装置あるいはCRT(Cathode Ray Tube)表示装置等の表示装置およびキーボード・タッチパネルなどを含む。
図3は、画像処理装置2にインストールされ画像処理装置2により実行される画像処理プログラム30を示すブロック・ダイアグラムである。
画像処理プログラム30は、たとえば、記憶媒体等を介して画像処理装置2に供給され、記憶部264に記憶され、画像処理装置2にインストールされたOS(図示せず)上で、画像処理装置2のハードウェア資源を具体的に利用して実行される。
なお、画像処理装置2にインストールされるプログラムは、CD−ROMなどの記憶媒体に記録され、この記憶媒体を介して画像処理装置2にインストールされてもよいし、データ信号の形式で配信され、画像処理装置2にインストールされてもよい。
画像処理プログラム30は、以上の構成により、設定された分割数に分割された領域それぞれに、各領域の大きさに対応したキャリブレーションチャート(色補正用画像)を配置する。
さらに、画像処理プログラム30は、用紙に形成されたキャリブレーションチャートの各パッチ(色見本)を測色して得られた測色データに基づいて、領域ごとに色補正を行う。
具体的には、例えば使用者がUI装置280を操作して分割数を例えば「4」と設定し、分割数設定部300は、その設定された分割数を受け付ける。
なお、以下、分割数「4」の場合を例に挙げて説明するが、分割数はいくつであってもよい。
具体的には、例えば使用者がUI装置280を操作して用紙のサイズを設定し、用紙サイズ設定部302は、その設定された用紙サイズを受け付ける。
図4は、キャリブレーションチャートを例示する図である。
図4に例示するキャリブレーションチャートは、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、黒(K)から構成される。
シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、黒(K)のキャリブレーションチャートは、それぞれ、複数のカバレッジからなる複数(21個)のパッチ(色見本)#1〜#21から構成される。
図4の例では、左から右へカバレッジが高くなるようになっており、最も左のパッチ#1のカバレッジ(Cin)は0%であり、最も右のパッチ#21のカバレッジ(Cin)は100%である。
なお、測色は画像読取ユニット12によって行われなくてもよく、別個の測色器によって行われてもよい。この場合、測色可能サイズ記憶部312は、その測色器が測色可能なパッチのサイズ(測色可能サイズ)を記憶する。
例えば、測色可能サイズ記憶部312は、測色可能な最小のパッチのサイズを、測色可能サイズとして記憶する。
具体的には、パッチ配置処理部320は、以下に説明する「パッチサイズ変更処理」、「パッチ数変更処理」及び「色数変更処理」を行う。
さらに、パッチ配置処理部320は、配置されたキャリブレーションチャート内のパッチの位置情報と、そのパッチの色及び階調(カバレッジ)を示す情報とを、チャート測色データ処理部334に対して出力する。
パッチ配置処理部320は、用紙を分割した際の各領域の大きさを算出する。
また、パッチ配置処理部320は、測色可能サイズ記憶部312に記憶された測色可能サイズにパッチの大きさを変更(例えば縮小又は拡大)するように、チャート情報記憶部310に記憶されたキャリブレーションチャートの大きさを変更(例えば縮小又は拡大)する。
サイズ変更後のキャリブレーションチャートが各領域内に収まる場合、パッチ配置処理部320は、図5に例示するように、サイズ変更後のキャリブレーションチャートを、各領域に配置するための処理を行う。
なお、この場合、パッチ配置処理部320は、各領域に収まる最大の大きさまでキャリブレーションチャートの大きさを変更した上で、各領域に配置するための処理を行ってもよい。
図5に例示するように、4つに分割された各領域に、図4に例示されたキャリブレーションチャートが縮小されて配置されている。
各領域のキャリブレーションチャートは、図4に例示したキャリブレーションチャートと同様に、4つのトナー色それぞれについて、#1〜#21の21個の階調のパッチを含む。
また、この縮小されたキャリブレーションチャートの各パッチのサイズは、測色可能な最小のパッチのサイズ以上となっている。
パッチ配置処理部320は、測色可能サイズ記憶部312に記憶された測色可能サイズにパッチの大きさを維持しつつ、キャリブレーションチャートの複数の階調からなる複数のパッチの数を変更し(例えば減少させ)、パッチ数を変更したキャリブレーションチャートを、各領域に配置するための処理を行う。
具体的には、パッチ配置処理部320は、図4に例示したキャリブレーションチャートの各色の#1〜#21のパッチから、予め定められた数のパッチを削除する。
なお、パッチ配置処理部320は、一度に複数のパッチを削除しなくてもよく、まず各色について1個のパッチが削除されたキャリブレーションチャートを各領域に収めることが可能か否かを判断し、収まらない場合は、2個のパッチが削除されたキャリブレーションチャートを各領域に収めることが可能か否かを判断するようにしてもよい。そして、この処理を、予め定められた数まで削除するまで繰り返してもよい。
図6に例示するように、図4に例示されたキャリブレーションチャートの各色について#8、#10、#12、#14、#16のパッチが削除されたキャリブレーションチャートが、4つに分割された各領域に配置されている。
つまり、図4に例示したキャリブレーションチャートは、各色について21個のパッチを含むが、図6においては、各領域に配置されたキャリブレーションチャートは、各色について16個のパッチを含む。
また、この縮小されたキャリブレーションチャートの各パッチのサイズは、測色可能な最小のパッチのサイズ以上となっており、図4に例示されたキャリブレーションチャートのパッチのサイズと異なっていても(例えば縮小されていても)よい。
パッチ配置処理部320は、測色可能サイズ記憶部312に記憶された測色可能サイズにパッチの大きさを維持しつつ、キャリブレーションチャートの色の数を変更し(例えば減少させ)、色数を変更したキャリブレーションチャートを、各領域に配置するための処理を行う。
さらに、パッチ配置処理部320は、別の用紙に対する印刷処理として、他の1つ以上の色(例えばマゼンタ(M))を選択し、選択した色のパッチからなるキャリブレーションチャートを、各領域に配置する。
以下、残りの色についても同様に、別の用紙に対する印刷処理として、選択された色のパッチからなるキャリブレーションチャートを、各領域に配置する。
図7に例示するように、1枚目の用紙には、シアン(C)のみのパッチからなるキャリブレーションチャートが、4つに分割された各領域に配置され、2枚目の用紙には、マゼンタ(M)のみのパッチからなるキャリブレーションチャートが、4つに分割された各領域に配置され、3枚目の用紙には、マゼンタ(M)のみのパッチからなるキャリブレーションチャートが、4つに分割された各領域に配置され、4枚目の用紙には、黒(K)のみのパッチからなるキャリブレーションチャートが、4つに分割された各領域に配置されている。
つまり、図4に例示したキャリブレーションチャートは、4つの色からなるが、図7おいては、各領域に配置されたキャリブレーションチャートは、1色のみからなる。
また、図7においては、1枚の用紙に1色からなるキャリブレーションチャートが配置されるとしたが、2色以上からなるキャリブレーションチャートが配置されるようにしてもよい。つまり、1枚目の用紙にシアン(C)及びマゼンタ(M)のパッチからなるキャリブレーションチャートが各領域に配置され、2枚目の用紙にイエロー(Y)及び黒色(K)のパッチからなるキャリブレーションチャートが各領域に配置されるようにしてもよい。
例えば、色数を変更してもキャリブレーションチャートが各領域に収まらない場合は、パッチ数を減少させてもよく、色数を変更した結果、各領域のスペースに余裕が発生した場合は、パッチ数を増加させてもよい。
具体的には、チャート生成部330は、例えば、図4に例示したキャリブレーションチャートから、図5〜図7に例示したキャリブレーションチャートを生成する。
チャート印刷制御部332は、画像形成ユニット14を制御して、チャート生成部330によって生成されたキャリブレーションチャートを用紙に印刷するための処理を行う。
また、チャート測色データ処理部334は、パッチ配置処理部320からの位置情報と測色データとを対応付けて、各領域それぞれについて、各パッチに対応する読取値(測色データ)を求め、補正データ生成部336に対して出力する。
具体的には、補正データ生成部336は、各領域それぞれについて、各パッチの目標値と測色データとを比較することにより、各パッチ(カバレッジ)における補正量を算出し、その補正量を示す補正データを生成する。
例えば、分割数「4」の場合、図8に例示するように、補正データ生成部336は、領域「左上」におけるシアン(C)の各カバレッジについての補正データ、マゼンタ(M)の各カバレッジについての補正データ、イエロー(Y)の各カバレッジについての補正データ、黒(K)の各カバレッジについての補正データを生成する。
補正データ生成部336は、領域「右上」、「左下」及び「右下」についても同様に、シアン(C)の各カバレッジについての補正データ、マゼンタ(M)の各カバレッジについての補正データ、イエロー(Y)の各カバレッジについての補正データ、黒(K)の各カバレッジについての補正データを生成する。
図9は、差分算出部338の処理を説明するための図である。
例えば分割数「4」の場合、図9(A)に示すように、シアン(C)について、領域「左上」、「右上」、「左下」及び「右下」それぞれにおける補正量が算出されている。
差分算出部338は、領域「左上」、「右上」、「左下」及び「右下」の各組合せそれぞれについて、差分値を算出する。
例えば、差分算出部338は、まず、組合せ[左上・右上]について、差分値を算出する。
具体的には、図9(A)の領域「左上」における補正値を示す曲線をf[C;左上]とし、「右上」における補正値を示す曲線をf[C;右上]とした場合に、差分算出部338は、図9(B)に実線で示すように、|f[C;左上]−f[C;右上]|を示す曲線を算出する。
そして、差分算出部338は、|f[C;左上]−f[C;右上]|の積分値を算出し、算出された積分値を、差分値とする。
差分算出部338は、次に、組合せ[左上・右下]についても、同様に、図9(B)に破線で示すように、|f[C;左上]−f[C;右下]|を示す曲線を算出してその積分値を算出し、算出された積分値を、差分値とする。
さらに、差分算出部338は、他の組合せについても同様の処理を行う。
さらに、差分算出部338は、マゼンタ(M)、イエロー(Y)及び黒(K)についても、同様に、各領域間の差分値を算出する。
例えば、差分算出部338は、各領域間の各パッチ(カバレッジ)の差分をそれぞれ算出する。
具体的には、差分算出部338は、例えば、シアン(C)における組合せ[左上・左下]について、領域「左上」のパッチ#1(図4)の補正量と領域「左下」のパッチ#1の補正量とを算出し、以下同様に、領域「左上」のパッチ#2〜#21の補正量と領域「左下」のパッチ#2〜#21の補正量とをそれぞれ算出する。
そして、差分算出部338は、各パッチ(カバレッジ)について算出された差分の平均値を、差分値とする。
なお、差分算出部338は、各パッチ(カバレッジ)について算出された差分の最大値を、差分値としてもよい。
さらに、同一処理部340は、補正データ記憶部350に、同一処理がなされた領域については同じ補正量を記憶させ、同一処理がなされなかった領域については補正データ生成部336によって算出された補正量を記憶させる。
例えば、図9の例では、同一処理部340は、シアン(C)において、組合せ[左上・右上]及び[左上・右下]については、差分値が予め定められた値よりも大きいと判断するが、組合せ[左上・左下]については、差分値が予め定められた値以下であると判断する。
したがって、同一処理部340は、図8に例示した補正データについて、「左上:シアン(C)補正データ」と「左下:シアン(C)補正データ」とを、同一の補正データ(補正量)とするように処理する。
この場合、同一処理部340は、上記の例では、「左下:シアン(C)補正データ」を「左上:シアン(C)補正データ」に合わせるように書き換える。
色変換部362は、受け付けた画像データの赤(R)、緑(G)、青(B)で示された画素値を、例えば変換テーブル(色変換プロファイル)等を用いて、CMYKそれぞれの濃度値(階調値)に変換する。
分割印刷指示部364は、用紙を複数の領域に分割して印刷する(Nアップ等)際の分割数を指示し、指示された分割数を、色補正処理部366に対して出力する。
具体的には、例えば使用者がUI装置280を操作して分割数を例えば「4」と指示し、分割印刷指示部364は、その指示された分割数を受け付ける。
さらに、色補正処理部474は、変換された濃度値を入力濃度値として、読みだした補正データを使用して、適宜、線形補間等を行って、分割された領域ごとに、出力濃度値を算出する。
なお、色補正処理部474は、同じ補正データの領域については、処理を切り替えることなく一連の処理として補正処理を行ってもよい。
印刷制御部370算出された出力濃度値に対してハーフトーン処理を行い、さらに、濃度補正され、ハーフトーン処理を施された画像データを記録媒体に印刷するように、画像形成ユニット14を制御する。
なお、各ステップの一部はなくてもよく、ステップの順序は、適宜、変更可能である。
ステップ100(S100)において、分割数設定部300は、分割数Nを受け付け、用紙サイズ設定部302は、用紙サイズを設定する。
ステップ102(S102)において、パッチ配置処理部320は、測色可能サイズにパッチの大きさを縮小させるように、キャリブレーションチャートの大きさを変更する(「パッチサイズ変更処理」)。
ステップ104(S104)において、パッチ配置処理部320は、サイズ変更後のキャリブレーションチャートが各領域内に収まるか否かを判断し、収まる場合、処理はS106に進み、収まらない場合、処理はS108に進む。
ステップ106(S106)において、パッチ配置処理部320は、サイズ変更後のキャリブレーションチャートを各領域に配置するための処理を行い、チャート生成部330は、各領域に配置されたキャリブレーションチャートを生成する。
ステップ110(S110)において、パッチ配置処理部320は、パッチ数変更後のキャリブレーションチャートが各領域内に収まるか否かを判断し、収まる場合、処理はS112に進み、収まらない場合、処理はS114に進む。
ステップ112(S112)において、パッチ配置処理部320は、パッチ数変更後のキャリブレーションチャートを各領域に配置するための処理を行い、チャート生成部330は、各領域に配置されたキャリブレーションチャートを生成する。
ステップ114(S114)において、パッチ配置処理部320は、キャリブレーションチャートの色の数を1つとしたキャリブレーションチャートを各領域に配置するための処理を行い(「色数変更処理」)、チャート生成部330は、各領域に配置されたキャリブレーションチャートを、色ごとに複数の用紙に形成させるように、生成する。
なお、この際、パッチ数を削減前の数に戻すようにしてもよい。
ステップ122(S122)において、チャート測色データ処理部334は、各領域それぞれについて、各パッチに対応する測色データを受け付ける。
ステップ124(S124)において、補正データ生成部336は、各領域それぞれについて、補正量を算出する。
ステップ128(S128)において、同一処理部340は、対応する領域についての補正量を同じ値として、補正データ記憶部350に記憶させる。
ステップ130(S130)において、同一処理部340は、補正データ生成部336によって算出された補正量を、そのまま、補正データ記憶部350に記憶させる。
上述した実施形態においては、画像形成装置1に内蔵された画像処理装置2が画像処理プログラム30を実行するとしたが、画像形成装置とネットワークを介して接続された画像処理装置が、画像処理プログラム30を実行するとしてもよい。
画像形成装置10A、画像読取装置12A、コンピュータ端末102及び画像処理装置2Aは、ネットワークを介して接続されている。
画像形成装置10Aは、図1に示した画像形成装置10の画像形成ユニット14と実質的に同様の構成を有している。
画像読取装置12Aは、図1に示した画像読取ユニット12と実質的に同様の構成を有している。なお、画像読取装置12Aは、例えば、画像形成装置10Aの内部に取り付けられたインラインセンサー、又は、外部測色器等を含んでもよい。
コンピュータ端末102は、画像データを画像処理装置2Aに送信する。
また、画像処理装置2Aは、図3に示した画像処理プログラム30を実行する。
画像処理装置2Aは、コンピュータ端末102から受信した画像データに対して必要な処理を施して、画像形成装置10Aに対して送信する。
画像形成装置10Aは、画像処理装置2Aから受信した画像データを記録媒体に形成する。
画像処理装置2Aは、用紙の各領域にキャリブレーションチャートが形成されるように、画像形成装置10Aにキャリブレーションチャートを形成させ、形成されたキャリブレーションチャートを画像読取装置12Aが読み取って、得られた読取データを画像処理装置2Aに送信して、画像処理装置2Aがその読取データを処理するようにしてもよい。
また、上述した実施形態においては、パッチ配置処理部320は、「パッチサイズ変更処理」、「パッチ数変更処理」、「色数変更処理」の順で処理を行うとしたが、これらの処理を行う順序は任意である。
例えば、パッチ配置処理部320は、まず「パッチサイズ変更処理」を行い、各領域にキャリブレーションチャートが収まらない場合に、「色数変更処理」を行ってもよい。
また、例えば、パッチ配置処理部320は、まず「パッチ数変更処理」を行い、各領域にキャリブレーションチャートが収まらない場合に、「パッチサイズ変更処理」を行ってもよい。
また、同一処理部340は、高濃度のカバレッジ(パッチ)のみ差分が大きい場合、差分値が予め定められた閾値よりも大きいときであっても、同一処理を施してもよい。
また、使用者が、補正データ(補正LUT)を例えば手動で調整することによって、使用者が所望する階調で出力するようにしてもよい。
2・・・画像処理装置,
30・・・画像処理プログラム,
300・・・分割数設定部,
302・・・用紙サイズ設定部,
310・・・チャート情報記憶部,
312・・・測色可能サイズ記憶部,
320・・・パッチ配置処理部,
330・・・チャート生成部,
332・・・チャート印刷制御部,
334・・・チャート測色データ処理部,
336・・・補正データ生成部,
338・・・差分算出部,
340・・・同一処理部,
350・・・補正データ記憶部,
360・・・画像データ受付部,
362・・・色変換部,
364・・・分割印刷指示部,
366・・・色補正処理部,
370・・・印刷制御部,
Claims (8)
- 記録媒体の予め定められた分割数に分割された領域それぞれに、各領域の大きさに対応した色補正用画像を配置する配置手段と、
記録媒体の各領域に形成された前記色補正用画像を測色して得られた測色データと目標値とに基づいて領域ごとに補正量を算出する補正量算出手段と、
前記補正量算出手段で領域ごとに算出された補正量の各領域間における差分を示す値を算出する差分算出手段と、
前記差分算出手段で算出された補正量の差分を示す値が予め定められた値以下である場合に、当該補正量に関する複数の領域について同じ補正量として記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された補正量を用いて、領域ごとに色補正を行う色補正手段と
を有する画像処理装置。 - 前記配置手段は、各領域に前記色補正用画像が収まるように当該色補正用画像の大きさを変更して、前記色補正用画像を分割された領域それぞれに配置する
請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記色補正用画像は、複数の色見本を含み、
前記配置手段は、測色可能な大きさに基づいて色見本の大きさを変更して、前記色補正用画像を分割された領域それぞれに配置する
請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記色補正用画像は、複数の色見本を含み、
前記配置手段は、色見本の数を変更して、前記色補正用画像を分割された領域それぞれに配置する
請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記色補正用画像は、複数の現像剤の色からなる複数の色見本を含み、
前記配置手段は、現像剤の色の数を変更して、前記色補正用画像を分割された領域それぞれに配置する
請求項1に記載の画像処理装置。 - 記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、
記録媒体の予め定められた分割数に分割された領域それぞれに、各領域の大きさに対応した色補正用画像を配置する配置手段と、
前記画像形成手段によって記録媒体の各領域に形成された前記色補正用画像を測色して得られた測色データと目標値とに基づいて領域ごとに補正量を算出する補正量算出手段と、
前記補正量算出手段で領域ごとに算出された補正量の各領域間における差分を示す値を算出する差分算出手段と、
前記差分算出手段で算出された補正量の差分を示す値が予め定められた値以下である場合に、当該補正量に関する複数の領域について同じ補正量として記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された補正量を用いて、領域ごとに色補正を行う色補正手段と
を有する画像形成装置。 - 画像を読み取る画像読取装置と、
記録媒体に画像を形成する画像形成装置と、
画像処理装置と
を有し、
前記画像処理装置は、
記録媒体の予め定められた分割数に分割された領域それぞれに、各領域の大きさに対応した色補正用画像を配置する配置手段と、
前記画像形成装置によって記録媒体の各領域に形成された前記色補正用画像を測色して得られた測色データと目標値とに基づいて領域ごとに補正量を算出する補正量算出手段と、
前記補正量算出手段で領域ごとに算出された補正量の各領域間における差分を示す値を算出する差分算出手段と、
前記差分算出手段で算出された補正量の差分を示す値が予め定められた値以下である場合に、当該補正量に関する複数の領域について同じ補正量として記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された補正量を用いて、領域ごとに色補正を行う色補正手段と
を有する
画像処理システム。 - 記録媒体の予め定められた分割数に分割された領域それぞれに、各領域の大きさに対応した色補正用画像を配置する配置ステップと、
記録媒体の各領域に形成された前記色補正用画像を測色して得られた測色データと目標値とに基づいて領域ごとに補正量を算出する補正量算出ステップと、
前記補正量算出ステップで領域ごとに算出された補正量の各領域間における差分を示す値を算出する差分算出ステップと、
前記差分算出ステップで算出された補正量の差分を示す値が予め定められた値以下である場合に、当該補正量に関する複数の領域について同じ補正量として記憶手段に記憶する記憶ステップと、
前記記憶手段に記憶された補正量を用いて、領域ごとに色補正を行う色補正ステップと
をコンピュータに実行させるプログラム。
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