JP2000270225A - 画像処理方法及び装置 - Google Patents

画像処理方法及び装置

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JP2000270225A
JP2000270225A JP11072541A JP7254199A JP2000270225A JP 2000270225 A JP2000270225 A JP 2000270225A JP 11072541 A JP11072541 A JP 11072541A JP 7254199 A JP7254199 A JP 7254199A JP 2000270225 A JP2000270225 A JP 2000270225A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力画像に応じて画像信号にノイズを付加す
るか否かを制御可能な画像処理方法及び装置を提供す
る。 【解決手段】 ノイズ発生回路215において、入力画
像が、外部入力部213,214から入力された場合に
は画像信号にノイズを付加し、フルカラーセンサ34で
読み取られた場合には画像信号にノイズを付加しないで
出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像信号にノイズ
を付加して画像形成装置に出力する画像処理方法及び装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、複写機やプリンタなどの画像
形成装置において、プリンタの階調数が少ない場合やプ
リンタに擬似輪郭がある場合など、入力した画像信号に
ノイズをのせて出力することにより、擬似輪郭をなくし
滑らかな出力画像を得ることが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、複写機のリーダから原稿を読み取り、コピー
する場合、リーダで読み取った信号には既にCCDの読
み取り時におけるノイズがのっており、更にノイズをの
せると、ハーフトーンなどでザラツキが目立つという不
具合があった。また、画像全体にノイズが付加されてし
まうため、ノイズをのせる必要の無い文字部などにもノ
イズがのることになり、文字品位が下がるという不具合
もあった。
【0004】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、入力画像に応じて画像信号にノイズを付加
するか否かを制御可能な画像処理方法及び装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による画像処理装置は、画像信号にノイズを
付加するノイズ付加手段と、入力画像に応じて、前記ノ
イズ付加手段でノイズを付加するか否かを制御する制御
手段とを有することを特徴とする。
【0006】また、上記目的を達成するために、本発明
による画像処理方法は、画像信号にノイズを付加するノ
イズ付加工程と、入力画像に応じて、前記ノイズ付加工
程でノイズを付加するか否かを制御する制御工程とを有
することを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
に係る実施の形態を詳細に説明する。
【0008】[第1の実施形態]まず、図1及び図2を
参照して全体構成について説明する。尚、本例では電子
写真方式のデジタルカラー複写機に適用されている場合
を示す。
【0009】図1は、実施形態におけるデジタルカラー
複写機の構造を示す図である。また図2は、第1の実施
形態における画像処理部の構成を示すブロック図であ
る。
【0010】図1において、不図示の操作パネルのコピ
ー・キーが押されると、リーダ部Aにおいて、原稿台ガ
ラス31上に載置された原稿30が露光ランプ32、ミ
ラー等を含む走査ユニットにより露光走査される。そし
て、原稿30からの反射光像がCCD等のフルカラーセ
ンサ34に集光され、カラー色分解信号が得られる。
尚、フルカラーセンサ34は、原稿画像を多数の画素に
分解し、各画素の濃度に対応した光電変換信号を発生す
るものである。
【0011】次に、フルカラーセンサ34から出力され
た画像信号は、図2に示すアナログ信号処理部201に
入力されてゲインやオフセットが調整された後、A/D
変換部202で各色成分毎に、例えば8bit(0〜2
55レベル:256階調)のRGBデジタル信号に変換
される。そして、シェーディング補正部203に入力さ
れ、基準白色板106を読み取った信号を用いて一列に
並んだCCDのセンサセル群一つ一つの感度バラツキを
無くすために、一つ一つのCCDセンサセルに対応させ
てゲインを最適化してかける公知のシェーディング補正
が施される。
【0012】次に、ラインディレイ部204において、
シェーディング補正部203で補正された画像信号に含
まれている空間的ずれを補正する。この空間的ずれは、
フルカラーセンサ34の各ラインセンサが副走査方向
に、互いに所定の距離を隔てて配置されていることによ
り生じるものである。具体的には、B色成分信号を基準
とし、R及びGの各色成分信号を副走査方向に1ライン
遅延させ、3つの色成分信号の位相を同期させる。
【0013】そして、入力マスキング部205におい
て、ラインディレイ部204から出力された画像信号の
色空間を次式(1)に示すマトリクス演算により、NT
SCの標準色空間に変換する。つまり、フルカラーセン
サ34から出力された各色成分信号の色空間は、各色成
分のフィルタの分光特性で決まっているが、これをNT
SCの標準色空間に変換するものである。
【0014】
【数1】
【0015】次に、例えばROM等のルックアップテー
ブル(LUT)で構成されるLOG変換部206におい
て、入力マスキング部205から出力されたRGB輝度
信号をCMY濃度信号に変換する。そして、ライン遅延
メモリ207で、不図示の黒文字判定部が入力マスキン
グ部205の出力から制御信号UCR、FILTER、SENなどを
生成する期間(1ライン遅延)分、LOG変換部206
から出力されたCMY濃度信号を遅延させる。
【0016】そして、マスキング・UCR部208にお
いて、ライン遅延メモリ207から出力されたCMY濃
度信号から黒成分信号Kを抽出し、更にプリンタ部Bの
記録色材の色濁りを補正するマトリクス演算をYMCK
画像信号に施し、リーダ部Aの各読み取り動作毎にM,
C,Y,K順に、例えば8bitの色成分信号を出力す
る。尚、マトリクス演算に使用するマトリクス係数は、
CPU216によって設定されるものである。
【0017】次に、γ補正部209において、画像信号
をプリンタ部Bの理想的な階調特性に合わせるために、
マスキング・UCR部208から出力された画像信号に
濃度補正が施される。そして、出力フィルタ(空間フィ
ルタ処理部)210において、CPU216からの制御
信号に従ってγ補正部209から出力された画像信号に
エッジ強調又はスムージング処理が施され、後述するL
UTに出力される。
【0018】ここで、LUT(変換テーブル)211
は、原画像の濃度と出力画像の濃度とを一致させるため
のもので、例えばRAMなどで構成され、その変換テー
ブルはCPU216によって設定される。次に、パルス
幅変調器(PWM)212では、入力された画像信号の
レベルに対応するパルス幅のパルス信号を出力し、その
パルス信号がレーザ光源42を駆動するレーザドライバ
41へ入力される。
【0019】尚、外部入力部213は、ホストコンピュ
ータのCRTディスプレイ上に表示されているカラーオ
リジナル画像情報をデジタルカラー複写機へ画像信号と
して入力するためのインターフェースである。また、外
部入力部214は、フィルムスキャナなどで読み取られ
た画像信号を入力するためのインターフェースである。
【0020】ここで図1に戻り、半導体レーザ42から
放射されたレーザ光Eは回転多面鏡3aによって掃引さ
れ、f/θレンズ等のレンズ3b及びレーザ光Eを像担
持体としての感光ドラム1方向に指向させる固定ミラー
3cによって感光体ドラム1上にスポット結像される。
かくして、レーザ光Eは感光ドラム1の回転軸とほぼ平
行な方向(主走査方向)にこの感光ドラム1上を走査
し、感光ドラム1の回転方向(副走査方向)に繰り返し
感光ドラム1を走査することで、静電潜像が形成され
る。
【0021】プリンタ部Bにおいて、像担持体である感
光ドラム1はアモルファスシリコン、セレン、OPC等
を表面に有し、矢印方向に回転自在に担持され、感光ド
ラム1の周りに前露光ランプ11、帯電手段としてのコ
ロナ帯電器2、レーザ露光光学系3、表面電位センサ1
2、色の異なる4個の現像器4y,4c,4m,4b
k、感光ドラム上光量検知手段13、転写装置5、クリ
ーニング装置6が配置される。
【0022】また、プリンタ部Bでは、画像形成時、感
光ドラム1は矢印方向に回転され、前露光ランプ11に
より均一に除電を受けた後、一次帯電器2により一様に
帯電される。その後、上述した画像情報信号に対応して
変調されたレーザ光Eで露光走査され、これによって画
像情報信号に対応した静電潜像が形成される。
【0023】次に、現像器4y,4c,4m,4bkの
1つを動作させ、感光ドラム1上の静電潜像がトナーと
キャリアからなる2成分現像剤によって反転現像され、
感光ドラム1上に樹脂を基体とした負に帯電された可視
画像(トナー像)が形成される。尚、現像器4y,4
c,4m,4bkは偏心カム24y,24c,24m,
24bkの動作により、各分解色に応じて択一的に感光
ドラム1に近接するように構成されている。また、反転
現像とは、感光体の光で露光された領域に、潜像と同極
性に帯電したトナーを付着させてこれを可視像する現像
方法である。
【0024】そして、感光ドラム1上のトナー像は、記
録材カセット7より搬送系及び転写装置5を介して感光
ドラム1と対向した位置に供給された記録材に転写され
る。転写装置5は、本例では記録材担持体としての転写
ドラム5a、転写手段としての転写ブラシ帯電器5b、
記録材を静電吸着させるための吸着ブラシ帯電器5cと
対向する吸着ローラ5g、内側帯電器5d、外側帯電器
5e、転写剥がれセンサ5hとを有し、回転駆動される
ように軸支された転写ドラム5aの周面開口域には誘電
体から成る記録材担持シート5fが円筒状に一体的に張
設されている。記録材担持シート5fはポリカーボネー
ド等の誘電体シートを使用している。
【0025】ドラム状とされる転写装置5、即ち転写ド
ラム5aを回転させるに従って感光ドラム1上のトナー
像は、転写ブラシ帯電器5bにより記録材担持シート5
fに担持された記録材上に転写される。こうして記録材
に所望数の色トナー像の転写が終了すると、記録材は転
写ドラム5aから分離爪8a、分離押し上げコロ8b及
び分離帯電器5hの作用によって分離され、熱ローラ定
着器9を介してトレー10に排紙され、フルカラー画像
として供される。
【0026】他方、転写後、感光ドラム1は表面の残留
トナーをクリーニングブレード6aとスクイシートから
なるクリーニング装置6により清掃され、再度画像形成
工程に供される。
【0027】また、転写ドラム5aの記録材担持シート
5f上の粉体の飛散付着、記録材上のオイルの付着等を
防止するために、ファーブラシ14と記録材担持シート
5fを介してファーブラシ14に対向するバックアップ
ブラシ15の作用により清掃が行われる。尚、このよう
な清掃は画像形成前若しくは後に行われ、ジャム(紙詰
まり)発生時には随時行われる。
【0028】また、本実施形態における画像形成装置は
感光体ドラム1上に出力するテストパターンジェネレー
タを内蔵している。
【0029】尚、本実施形態で使用したトナーは、イエ
ロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色トナーであり、
スチレン系共重合樹脂をバインダーとし、各色の色材を
分散させて形成されている。
【0030】次に、画像データに発生させたノイズを付
加する方法について説明する。図2に示すように、本実
施形態では、ノイズ発生回路215を出力フィルタ21
0とLUT211の間に挿入するものである。これは、
ノイズ発生回路215を出力フィルタ210の後段のL
UT211の直前に挿入することで、ノイズ量がマスキ
ング・UCR、出力フィルタ等の画像処理によって大き
くなったり小さくなったりすることを防ぐことができる
からである。また、ノイズ発生回路215は、公知の乱
数発生手段により「−8」〜「+8」までの乱数を発生
させ、画像データの各画素に重畳する回路である。
【0031】尚、本実施形態では、ノイズ発生回路21
5においてノイズを付加するか否かは、ユーザがデジタ
ルカラー複写機を、ホストコンピュータで作成したCG
などを出力するプリンタとして使用するか、原稿のコピ
ーとして使用するかによって制御するものである。具体
的には、フルカラーセンサ34(複写機のリーダ部A)
から画像を読み取るコピーの場合にはノイズを付加しな
いように制御し、外部入力部213,214から画像を
入力するプリントの場合にはノイズを付加するように制
御する。
【0032】図3は、第1の実施形態におけるノイズ付
加制御を示すフローチャートである。まず、ステップS
101において、ユーザが不図示の操作部から押下した
キーを判断し、コピーキーが押下されたのであればステ
ップS103へ進み、リーダ部Aで読み取った画像信号
に上述した所定の画像処理を施し、ステップS105に
おいて、プリンタ部Bへ出力する。また、ステップS1
01でプリントキーが押下されたのであればステップS
102へ進み、外部入力部213,214から入力した
画像信号に上述した所定の画像処理を施し、ステップS
104へ進み、上述したように、ノイズ発生回路215
で画像信号にノイズを付加する。そして、ステップS1
05において、プリンタ部Bへ出力し、画像形成を行
う。
【0033】このように、ノイズ発生回路215では、
外部入力部213,214から入力された場合にのみ各
画素にノイズを付加する。そして、LUT25で変換さ
れた後、パルス幅変換回路26で信号がドット幅に対応
したパルス信号に変換され、レーザドライバ27へ送ら
れる。そして、レーザ走査により感光体ドラム1上には
ドット面積変化による階調特性を有する潜像が形成さ
れ、現像、転写、定着という過程を経て階調画像が得ら
れる。
【0034】上述したように、本実施形態によれば、C
Gのグラデーションなどの外部装置から入力された画像
の場合にはノイズを付加し、擬似輪郭をなくしたスムー
ズな階調特性を得ることができ、リーダから入力された
画像の場合にはノイズを付加しないことにより、ザラツ
キを抑えた画像を得ることができる。
【0035】[変形例1]尚、本実施形態では、単に乱
数を用いてノイズを付加しているが、マクロ的に見て、
乱数の発生が+側や−側に偏っている場合、図4に示す
ように、ノイズを付加することによって画像の濃度が変
化してしまう。図4に示す例では、ノイズを付加した結
果、元の画像データの平均濃度が「20」から「21」
へ変わってしまっている。
【0036】図5は、このような濃度変化をなくしたノ
イズ付加方法を示す図である。図5に示すように、ある
ノイズを付加した場合、そのノイズの逆符号分を別の画
素に付加することにより、マクロ的に画像濃度の変化を
防ぐことが可能となる。
【0037】[変形例2]また、外部入力部213,2
14は、コンピュータと接続するコントローラであった
り、フィルムスキャナであったりする。CGなどのコン
ピュータから入力する画像は純粋なデジタル信号である
ため、グラデーションなどにノイズを付加する必要があ
るが、フィルムスキャナなどはCCDを用いて入力して
いるため、ノイズを付加する必要がない。そのため、外
部入力部213,214から画像を入力する場合でも、
ユーザがノイズを付加するか否かを指定できるようにし
ても良い。
【0038】図6は、変形例2におけるノイズ付加制御
を示すフローチャートである。図6に示す制御は、図3
に示すステップS104の前段に、ステップS204を
挿入したものであり、ユーザによってノイズ付加が指定
されているか否かを判断し、指定されていなければステ
ップS205をスキップし、ステップS206へ進むよ
うに制御するものである。尚、他の処理は図3に示すフ
ローチャートと同様である。
【0039】これにより、ノイズを付加する必要のない
フィルムスキャナなどからの画像にノイズを付加しない
ので、ハーフトーンのザラツキを抑えることができる。
【0040】以上説明したように、第1の実施形態によ
れば、入力画像に応じて、ノイズの付加を制御すること
により、CGのグラデーションなど外部装置から画像が
入力された場合にはノイズを付加し、擬似輪郭をなくし
たスムーズな階調特性を得ることができ、リーダから入
力する画像にはノイズを付加しないことにより、ザラツ
キを抑えた画像を得ることができる。
【0041】[第2の実施形態]次に、図面を参照しな
がら本発明に係る第2の実施形態を詳細に説明する。
【0042】第2の実施形態では、画像領域が文字領域
か自然画領域かを判定し、その判定結果に応じてノイズ
を付加するか否かを制御するものである。第2の実施形
態でも、図1に示すデジタルカラー複写機を例に説明す
る。
【0043】図7は、第2の実施形態における画像処理
部の構成を示すブロック図である。図示するように、第
1の実施形態と同じ機能を有するものには同一の符号を
付し、その説明は省略する。図7において、217は文
字判定部であり、フルカラーセンサ34で読み取った画
像や外部入力部213から入力した画像の領域が文字領
域であるか自然画領域であるかを識別する。そして、自
然画領域と識別された画像領域の画像信号はマスキング
・UCR部208、γ補正部209、出力フィルタ21
0を経てノイズ発生回路215でノイズが付加された
後、LUT211へ出力される。
【0044】一方、文字判定部217で文字領域と識別
された画像領域の画像信号はマスキング・UCR部21
8、γ補正部219、出力フィルタ220を経て、その
ままLUT221へ出力される。
【0045】上述したように、画像領域がCGのグラデ
ーションなど自然画領域と判定された場合にはノイズを
付加し、擬似輪郭をなくしたスムーズな階調特性を得る
ことができ、文字領域と判定された場合にはノイズを付
加しないことにより、文字のチラツキを抑えた画像を得
ることができる。
【0046】[変形例1]第2の実施形態では、文字判
定部217によって画像領域が自然画領域か文字領域か
を判定しているが、ユーザがノイズを付加する領域であ
るか、付加しない領域であるかを設定し、その設定情報
に基づき画像領域にノイズを付加するように制御するこ
とも可能である。
【0047】例えば、図8に示すように、1つの画像の
中に文字部と自然画部とが混在する原稿を読み取る場
合、ユーザがエディタボードを利用してノイズを付加す
る領域を指定することにより、その指定された領域のみ
ノイズを付加することが可能となる。尚、上述の領域指
定はこれだけに限るものではない。
【0048】このように、CGのグラデーションなどの
自然画部に対してユーザがノイズを付加するように指定
することにより、擬似輪郭をなくしたスムーズな階調特
性を得ることができ、文字部にはノイズを付加しないこ
とにより、文字のチラツキを抑えた画像を得ることがで
きる。
【0049】以上説明したように、第2の実施形態によ
れば、画像領域にノイズを付加するか否かを制御するこ
とにより、CGのグラデーションなど自然画領域にはノ
イズを付加し、擬似輪郭をなくしたスムーズな階調特性
を得ることができ、文字領域にはノイズを付加しないこ
とにより、文字品位の低下を抑えた画像を得ることが可
能となる。
【0050】尚、本発明は複数の機器(例えば、ホスト
コンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリンタ
など)から構成されるシステムに適用しても、一つの機
器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置な
ど)に適用してもよい。
【0051】また、本発明の目的は前述した実施形態の
機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録
した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシ
ステム或いは装置のコンピュータ(CPU若しくはMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、達成されることは言うまでも
ない。
【0052】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0053】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えばフロッピーディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0054】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部
を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実
現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0055】更に、記憶媒体から読出されたプログラム
コードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードや
コンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメ
モリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基
づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わる
CPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処
理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も
含まれることは言うまでもない。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
入力画像に応じて画像信号にノイズを付加するか否かを
制御することにより、擬似輪郭をなくしたスムーズな階
調特性の画像を得ることができると共に、文字品位の低
下をも抑えた画像を得ることが可能となる。
【0057】また、本発明によれば、フィルタ処理され
た画像に対してノイズを付加するので、付加したノイズ
のレベルがフィルタ処理によって変化し、画質が劣化す
るといった欠点を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態におけるデジタルカラー複写機の構造
を示す図である。
【図2】第1の実施形態における画像処理部の構成を示
すブロック図である。
【図3】第1の実施形態におけるノイズ付加制御を示す
フローチャートである。
【図4】画像データにノイズが付加された出力画像を示
す図である。
【図5】第1の実施形態の変形例1におけるノイズ付加
方法を示す図である。
【図6】変形例2におけるノイズ付加制御を示すフロー
チャートである。
【図7】第2の実施形態における画像処理部の構成を示
すブロック図である。
【図8】第2の実施形態の変形例1における領域指定を
説明するための図である。

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像信号にノイズを付加するノイズ付加
    手段と、 入力画像に応じて、前記ノイズ付加手段でノイズを付加
    するか否かを制御する制御手段とを有することを特徴と
    する画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、入力画像が、外部装置
    から入力された場合にはノイズを付加し、画像読取手段
    で読み取られた場合にはノイズを付加しないことを特徴
    とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 更に、ユーザがノイズを付加するか否か
    を指定する指定手段を有することを特徴とする請求項1
    に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 更に、画像信号をフィルタ処理する処理
    手段を有し、前記ノイズ付加手段は、付加したノイズの
    レベルが前記処理手段のフィルタ処理によって変化しな
    いようにフィルタ処理された画像信号にノイズを付加す
    ることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 更に、前記入力画像の画像領域を判定す
    る判定手段を有し、前記制御手段は前記判定手段での判
    定結果に応じて画像信号にノイズを付加するか否かを制
    御することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装
    置。
  6. 【請求項6】 前記判定手段は、画像領域が文字領域か
    自然画領域かを判定することを特徴とする請求項5に記
    載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 更に、ユーザが画像領域を指定する指定
    手段を有することを特徴とする請求項5に記載の画像処
    理装置。
  8. 【請求項8】 画像信号にノイズを付加するノイズ付加
    工程と、 入力画像に応じて、前記ノイズ付加工程でノイズを付加
    するか否かを制御する制御工程とを有することを特徴と
    する画像処理方法。
  9. 【請求項9】 前記制御工程は、入力画像が、外部装置
    から入力された場合にはノイズを付加し、画像読取装置
    で読み取られた場合にはノイズを付加しないことを特徴
    とする請求項8に記載の画像処理方法。
  10. 【請求項10】 更に、ユーザがノイズを付加するか否
    かを指定する指定工程を有することを特徴とする請求項
    8に記載の画像処理方法。
  11. 【請求項11】 更に、画像信号をフィルタ処理する処
    理工程を有し、前記ノイズ付加工程は、付加したノイズ
    のレベルが前記処理工程のフィルタ処理によって変化し
    ないようにフィルタ処理された画像信号にノイズを付加
    することを特徴とする請求項8に記載の画像処理方法。
  12. 【請求項12】 更に、前記入力画像の画像領域を判定
    する判定工程を有し、前記制御工程は前記判定工程での
    判定結果に応じて画像信号にノイズを付加するか否かを
    制御することを特徴とする請求項8に記載の画像処理方
    法。
  13. 【請求項13】 前記判定工程は、画像領域が文字領域
    か自然画領域かを判定することを特徴とする請求項12
    に記載の画像処理方法。
  14. 【請求項14】 更に、ユーザが画像領域を指定する指
    定工程を有することを特徴とする請求項12に記載の画
    像処理方法。
  15. 【請求項15】 画像処理方法のプログラムコードが格
    納されたコンピュータ可読記憶媒体であって、 画像信号にノイズを付加するノイズ付加工程のコード
    と、 入力画像に応じて、ノイズを付加するか否かを制御する
    制御工程のコードとを有することを特徴とする記憶媒
    体。
  16. 【請求項16】 入力した画像信号に対してフィルタ処
    理する処理手段と、 前記フィルタ処理された画像信号に対してノイズを付加
    するノイズ付加手段と、 前記ノイズ付加手段によりノイズの付加された画像信号
    を出力信号に変換し、画像を出力する出力手段とを有す
    ることを特徴とする画像処理装置。
  17. 【請求項17】 更に、ノイズ付加手段でノイズを付加
    するか否かを制御する制御手段を有し、前記制御手段は
    入力画像が外部装置から入力された場合にはノイズを付
    加し、画像読取手段で読み取られた場合にはノイズを付
    加しないことを特徴とする請求項16に記載の画像処理
    装置。
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