JPH1198357A - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置及び画像処理方法

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JPH1198357A
JPH1198357A JP9252366A JP25236697A JPH1198357A JP H1198357 A JPH1198357 A JP H1198357A JP 9252366 A JP9252366 A JP 9252366A JP 25236697 A JP25236697 A JP 25236697A JP H1198357 A JPH1198357 A JP H1198357A
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data
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JP9252366A
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English (en)
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Yuichi Ikeda
雄一 池田
Yasuhiro Saito
康弘 齋藤
Nobuatsu Sasanuma
信篤 笹沼
Tetsuya Atsumi
哲也 渥美
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力画像に応じて最適な階調補正データの生
成が可能な画像処理装置及び画像処理方法の提供。 【解決手段】 プリンタ部のキャリブレーション機能と
して、所定の中間調のパターン画像を出力し、それをリ
ーダを用いて読み取り、解像度が重視される文字画用
と、ハイライトの再現が重視される自然画とで異なるL
UTを作成する。そして、その設定された何れかのLU
Tを、オペレータの指示により選択して使用することに
より、通常の複写動作を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、入力され
た画像に対して階調補正を行う画像処理装置及び画像処
理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、複写機やプリンタ装置等の画
像処理装置の画像処理特性を補正する方法として、次の
ような手法が知られている。
【0003】即ち、画像処理装置を起動させて、例え
ば、図16に示すような所定の階調のテストパターンを
記録材(記録紙)上に形成する。そして、そのテストパ
ターンが形成された記録材を画像読み取り手段にて読み
取ることにより画像情報を入手し、その画像情報に基づ
いてγ補正等の画像形成する際の条件にフィードバック
する。このような処理により、当該画像処理装置が形成
する画像品質の安定性を向上させることができる。
【0004】また、隣り合った2つの画素を1単位とし
て濃度階調を表現する方法も提案されている。この方法
の概要を説明すれば、図17に示すように、個々の画素
を、主走査方向にA列,B列,A列,B列と分けてい
き、例えば、A列の第1画素とB列の第1画素とで1つ
の濃度表現する際の1単位とする。これにより、1画素
の階調数が256階調であるとすると、2画素を濃度階
調の1単位とすることによって256×256/2=3
8768階調の表現ができることが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
隣り合った2つの画素を1単位として濃度階調を表現す
る方法においては、最大濃度を255に正規化して、所
定のテストパターン(出力パッチ)の濃度を測定した場
合、38768階調の濃度は図18(尚、同図は低濃度
部のみを表示している)のようになり、結果として同じ
濃度値を出力する(a,b)の組が複数でき、画像形成
する際の補正データを格納するルックアップテーブル
(LUT)の選び方により複数のLUTの作成できる。
また、そのような複数のLUTの中で、再現すべき画像
の特性に適したLUTを作成する必要がある。
【0006】そこで、本発明は、入力画像に応じて最適
な階調補正データの生成が可能な画像処理装置及び画像
処理方法の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係る画像処理装置は以下の構成を特徴とす
る。
【0008】即ち、入力画像の画像データを、基準パタ
ーンの形成により得られた補正データに基づいて補正す
ることにより、出力画像データの濃度階調を補正する補
正手段を備える画像処理装置であって、前記補正手段が
使用する補正データを、入力画像の種類に応じて複数生
成する補正データ生成手段を備えることを特徴とする。
【0009】また、例えば前記補正データ生成手段は、
入力画像データにおける隣接する複数の画素を1組とし
て分類する分類手段と、その分類手段から得られる1組
を構成する複数の画素の濃度値に基づいて、前記入力の
種類毎に予め登録した特性データの中から、前記入力画
像の種類毎に補正データを選択する選択手段と、を含む
ことを特徴とする。
【0010】また、好ましくは前記選択手段は、前記入
力画像が自然画の場合のために、前記隣接する複数の画
素の何れかの画素に濃度値を集中させるべく、前記補正
データとして、前記特性データの中から1つの濃度値を
選択するとよい。
【0011】また、好ましくは前記特性データに同じ濃
度値を示す組が複数ある場合には、他方の画素の濃度値
が最も小さい組の濃度値を選択するとよい。
【0012】或は、入力画像の画像データに対して階調
補正を行う補正手段を備える画像処理装置であって、前
記補正手段は、隣接する複数の画素に対して互いに異な
る階調補正を行うための独立した複数の補正テーブルを
含み、更に、該複数の補正テーブルを基準パターンの形
成に基づいて作成する作成手段を備えることを特徴とす
る。
【0013】上記の目的を達成するため、本発明に係る
画像処理方法は以下の構成を特徴とする。
【0014】即ち、入力画像の画像データを、基準パタ
ーンの形成により得られた補正データに基づいて補正す
ることにより、出力画像データの濃度階調を補正する補
正工程を有する画像処理方法であって、前記補正工程で
使用する補正データを、入力画像の種類に応じて複数生
成する補正データ生成工程を有することを特徴とする。
【0015】また、例えば前記補正データ生成工程で
は、入力画像データにおける隣接する複数の画素を1組
として分類する分類工程と、その分類工程で得られる1
組を構成する複数の画素の濃度値に基づいて、前記入力
画像の種類毎に予め用意した特性データの中から、前記
入力画像の種類毎に補正データを選択する選択工程とを
含むとよい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、代表的な画像処
理装置である電子写真方式のカラーデジタル複写機に適
用した実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。
【0017】[第1の実施形態]はじめに、本実施形態
の概要を述べれば、画像処理装置としてのカラーデジタ
ル複写機において、現在のプリンタ部の状態を調整する
キャリブレーション機能として、所定の中間調のパター
ン画像を出力し、それをリーダを用いて読み取り、解像
度が重視される文字画用と、ハイライトの再現が重視さ
れる自然画とで異なるLUTを作成する。そして、その
設定された何れかのLUTを、オペレータの指示により
選択して使用することにより、通常の複写動作を行う。
【0018】<デジタル複写機>はじめに、デジタル複
写機の全体の構成及び画像形成動作を、図1及び図2を
参照して説明する。
【0019】図1は、本発明の第1の実施形態としての
デジタル複写機の概略構成を示す断面図である。
【0020】図2は、本発明の第1の実施形態としての
デジタル複写機における画像形成処理のブロック構成図
である。
【0021】図1のデジタル複写機は、原稿画像を読み
取るリーダ部と、そのリーダ部にて読み取った原稿画像
の画像信号に基づいて記録紙に原稿画像を再現するプリ
ンタ部を備える。以下に説明するリーダ部及びプリンタ
部の動作は、それぞれコントローラ100,200によ
り制御されている。尚、コントローラ200はCPU2
14を備えており、予めROM213に記憶されたプロ
グラムに従って制御を行う。また、コントローラ100
も不図示のCPUを備えており、予めROMに記憶され
たプログラムに従って制御を行うことは言うまでもな
い。
【0022】リーダ部において、コピー開始キー(不図
示)が押されると、コントローラ100は、原稿台ガラ
ス31上に載置された原稿30の、露光ランプ32によ
る露光走査を開始する。この露光走査によって得られる
原稿30からの反射光像は、フルカラーセンサ34に集
光される。
【0023】フルカラーセンサ34は、RGBの3色の
ラインセンサが副走査方向に互いに所定の距離を隔てて
配置されており、各ラインセンサには複数の受光素子が
一列に配列されている。フルカラーセンサ34は、入射
された原稿30からの反射光像を複数の光電変換素子に
より複数の画素に分解し、各画素の濃度に応じて光電変
換信号(カラー色分解画像信号)を発生する。
【0024】図2において、フルカラーセンサ34から
出力された画像信号は、アナログ信号処理部201にて
ゲインやオフセットの調整が施され、A/D変換部20
2にて各色成分毎に、例えば8bit(0〜255レベ
ル:256階調)のRGBデジタル信号に変換される。
【0025】シェーディング補正部203に入力された
RGBデジタル信号は、フルカラーセンサ34が有する
一列に並んだ個々の受光素子の感度のバラツキを無くす
ために、個々の受光素子に対応させてゲインを最適化す
る、一般的なシェーディング補正が施される。
【0026】ラインディレイ部204は、シェーディン
グ補正部203から出力された画像信号に含まれている
空間的ズレを補正する。この空間的ズレは、フルカラー
センサ34の各ラインセンサが、副走査方向に、互いに
所定の距離を隔てて配置されていることにより生じたも
のである。具体的には、B(ブルー)色成分信号を基準
として、R(レッド)及びG(グリーン)の各色成分信
号を、副走査方向にライン遅延し、3種類の色成分信号
の位相を同期させる。
【0027】入力マスキング部205は、ラインディレ
イ部204から出力された画像信号の色空間を、数1の
マトリクス演算により、例えば、NTSC−RGBの標
準色空間に変換する。即ち、フルカラーセンサ34から
出力された各色成分信号の色空間は、各色成分のフィル
タの分光特性で決まっているが、これをNTSC−RG
Bの標準色空間に変換するものである。
【0028】
【数1】
【0029】入力インタフェース250には、必要に応
じて、コンピュータ等の不図示の外部装置からカラー画
像データが入力される。
【0030】LOG変換部206は、例えば、不図示の
ROM等からなるルックアップテーブル(LUT)で構
成され、入力マスキング部205から出力されたRGB
輝度信号をCMY濃度信号に変換する。
【0031】ライン遅延メモリ207は、黒文字判定部
(不図示)が入力マスキング部205の出力に基づい
て、制御信号UCR、FILTER、SEN等を生成す
る期間(ライン遅延期間)だけ、LOG変換部206か
ら出力された画像信号を遅延する。
【0032】尚、制御信号UCRは、マスキング・UC
R部208を制御する制御信号である。また、制御信号
FILTERは、出力フィルタ210がエッジ強調を行
うために使用する制御信号である。また、制御信号SE
Nは、黒文字判定部(不図示)が黒文字と判定した場合
に、解像度を上げるために使用する制御信号である。
【0033】マスキング・UCR部208は、ライン遅
延メモリ207から出力された画像信号から黒成分信号
Kを抽出する。また、プリンタ部における記録色材の色
濁りを補正すべく、YMCK画像信号にマトリクス演算
を施して、リーダ部の読み取り動作毎に、M,C,Y,
K順に、例えば8bitの面順次の色成分画像信号を出
力する。尚、マトリクス演算に使用するマトリクス係数
は、コントローラ100内の不図示のCPUによって設
定される。
【0034】γ補正部209は、画像信号をプリンタ部
の理想的な階調特性に合わせるために、マスキング・U
CR部208から出力された画像信号に濃度補正を施
す。出力フィルタ(空間フィルタ処理部)210は、コ
ントローラ100内の不図示のCPUからの制御信号に
従って、γ補正部209から出力された画像信号にエッ
ジ強調またはスムージング処理を施す。
【0035】LUT211は、原稿画像の濃度と出力画
像の濃度とを一致させるためのもので、例えば不図示の
RAM等を使用して構成され、そのテーブル内のデータ
は、CPU214による後述の処理により設定される。
【0036】パターンジェネレータ215は、M,C,
Y,Bkの色毎に、所定の階調パターン画像(テストパ
ターン)をパルス幅変調器(PWM)212に出力す
る。本実施形態において、所定のテストパターンは、予
めROM213に登録されており、CPU214の制御
により、パターンジェネレータ215が当該パターン画
像に相当する画像信号を生成する。そして、その画像信
号が、PWM212及びレーザドライバ41にて処理さ
れることにより、図4に示す10種類の階調パターン画
像が出力される。従って、図4の所定のテストパターン
の画像を出力する時点では、LUT211は使用されな
い(詳細は後述する)。
【0037】パルス幅変調器(PWM)212は、入力
された画像信号のレベルに対応するパルス幅のパルス信
号を出力し、そのパルス信号は不図示のレーザ光源を駆
動するレーザユニット3へ入力される。
【0038】図1において、レーザユニット3内の半導
体レーザから放射されたレーザ光Eは、回転多面鏡3a
によって掃引され、f/θレンズ等のレンズ3b及びレ
ーザ光Eを感光ドラム1方向に指向させる固定ミラー3
cによって感光体ドラム1上にスポット結像される。そ
して、レーザ光Eは、感光ドラム1の回転軸と略平行な
方向(主走査方向)に感光ドラム1を走査し、感光ドラ
ム1の回転方向(副走査方向)に繰り返し感光ドラム1
を走査することで静電潜像を形成する。
【0039】プリンタ部において、感光ドラム1は、ア
モルファスシリコン、セレン、OPC等を表面に有し、
図1の矢印方向に回転可能に担持されている。感光ドラ
ム1の周りには、前露光ランプ11、コロナ帯電器2、
レーザ露光光学系3、表面電位センサ12、色の異なる
4個の現像器4y,4c,4m,4bk、感光ドラム1
上の光量検知手段13、転写装置5、そしてクリーニン
グ装置6が配置される。
【0040】プリンタ部において、コントローラ200
は、画像形成に先立って、感光ドラム1を、図1の矢印
方向に回転させ、前露光ランプ11で均一に除電した
後、一次帯電器2により一様に帯電する。その後、感光
ドラム1は、上述した画像情報信号に応じて変調された
レーザ光Eにより露光走査されることにより、画像情報
信号に対応した静電潜像が感光ドラム1上に形成され
る。
【0041】次に、コントローラ200は、感光ドラム
1上に形成された静電潜像を、所定の現像器4y,4
c,4m,4bkにより、トナーとキャリアからなる2
成分現像剤によって反転現像することにより、感光ドラ
ム1上に樹脂を基体とした負に帯電された可視画像(ト
ナー像)を形成する。各現像器は、偏心カム24y,2
4c,24m,24bkの動作により、各分解色に応じ
て択一的に感光ドラム1に近接する構造を有する。ここ
で、反転現像とは、感光体の光で露光された領域に、潜
像と同極性に帯電したトナーを付着させてこれを可視化
する現像方法である。
【0042】転写装置5は、本実施形態では転写ドラム
5a、転写手段としての転写ブラシ帯電器5b、記録紙
を静電吸着させるための吸着ブラシ帯電器5cと対向す
る吸着ローラ5g、内側帯電器5d、外側帯電器5e、
転写剥がれセンサ5hとを備える。また、回転駆動され
るように軸支された転写ドラム5aの周面開口域には、
ポリカーボネート等の誘電体からなる記録紙保持シート
5fが円筒状に一体的に張設されている。
【0043】コントローラ200は、記録紙カセット7
内の記録紙を所定のタイミングで搬送系及び転写装置5
を介して感光ドラム1と対向した位置に供給し、静電力
により記録紙保持シート5f上に保持する。そして、感
光ドラム1上に形成されたトナー像は、転写ドラム5a
の回転に従って記録紙保持シート5f上の記録紙に転写
される。
【0044】コントローラ200は、原稿画像のトナー
像の記録紙への転写を終了すると、記録紙を転写ドラム
5aから分離爪8a、分離押し上げコロ8b及び分離帯
電器5hを動作させて分離し、熱ローラ定着器9にて記
録紙にトナー像を定着した後、トレイ10に排紙する。
【0045】また、コントローラ200は、トナー像の
転写後に感光ドラム1表面の残留トナーをクリーニング
ブレード6aとスクイシートからなるクリーニング装置
6で清掃し、次の画像形成処理に備える。また、転写ド
ラム5aの記録紙保持シート5f上への粉体の飛散付
着、記録紙上へのオイルの付着等を防止するために、フ
ァーブラシ14と記録紙保持シート5fを介してファー
ブラシ14に対向するバックアップブラシ15を用いて
清掃を行う。このような清掃は、画像形成の前または後
に行い、ジャム(紙詰まり)発生時には随時行う。
【0046】<階調補正処理>本実施形態では、再現す
べき画像の階調性を向上するために、次のような方法を
用いた。以下の処理は、当該装置のキャリブレーション
モードにて行われる。
【0047】まず、本実施形態においても上述した図1
7のように、それぞれの画素を主走査方向にA列,B
列,A列,B列と分けていき、A列の1画素とB列の1
画素とで濃度表現の1単位とした。このような方式を取
ると、表現できる階調の数は256×256/2=32
768になる。
【0048】図3及び図4は、本発明の第1の実施形態
としての階調補正処理を説明する図である。A列及びB
列の2画素を1単位として濃度表現し、その階調数の組
み合わせの数を全て表現すると、図3に示す複数のマス
目のようになる。また、本実施形態では、図3の個々の
マス目を後述する所定のテストパターンにおけるパッチ
(4mm×4mm)とする。そして、図3の個々のパッ
チを、図4に示すように分割し、所定の10種類のテス
トパターン(階調パターン画像)とする。
【0049】図5は、本発明の第1の実施形態としての
階調補正処理を示すフローチャートである。
【0050】オペレータが当該画像処理装置の現在の階
調再現特性に異常があると判断し、不図示の操作パネル
を操作してキャリブレーションモードとし、更に階調補
正処理のスタートスイッチをオンにすると(ステップS
81)、パターンジェネレータ215は、図4に示した
同一色につき10種類のテストパターンの画像を、M,
C,Y,Bkの色毎に記録材上に形成し、順次プリント
アウトする(ステップS82)。このときプリントアウ
トされたそれぞれの色の10種類のテストパターンは、
当該画像処理装置のプリンタ部の現在の階調再現特性を
表わしていることになる。
【0051】次に、ステップS82にて得られたところ
の、テストパターンが形成された記録材が、オペレータ
によりリーダの原稿台31に載置されたら、そのテスト
パターンを光源32で照らし、フルカラーセンサ34で
反射光量信号(R0,G0,B0)に変換する(ステッ
プS83)。
【0052】次に、ステップS83で得られた反射光量
信号(R0,G0,B0)を、図2に示した各ブロック
の流れに沿って処理することにより、マスキング・UC
R部208にて濃度データ(C0,M0,Y,K0)を
得る(ステップS84)。
【0053】ここで、濃度データの求め方については、
例えば、本願出願人による先行する特開平7−2031
45号に提案した手法を利用すれば良い。
【0054】簡単にその手法について説明すれば、オペ
レータが原稿台31にテストパターンが形成された記録
材を載置し、不図示のスキャン開始スイッチを操作した
ら、コントローラ100は、該記録材をプリスキャン
し、その記録材上の所定のテストパターンのパッチの位
置と、当該画像処理装置が装置内部で保持している所定
のテストパターンの座標位置とのズレを検出する(目標
となる特定のパッチを予め決めておいても良い。尚、色
の濃いパッチが好ましい))。このズレ量が検出できれ
ば、原稿台31上の読み取るべきテストパターンの個々
の濃度パッチの位置座標情報が得られる。そこで、コン
トローラ100は、その記録材の本スキャンを行い、テ
ストパターンの濃度データ(C0,M0,Y,K0)を
求め、装置内部で保持している個々の濃度パッチの濃度
値データと比較することにより、当該画像処理装置の現
在におけるレーザ光Eのレーザ出力とそのレーザ出力に
より感光ドラム1に付着するトナーの濃度との関係を求
める。尚、読み込み濃度は、最大濃度値を255に正規
化した濃度で、整数部までデータを取る。
【0055】ステップS85では、所定枚数のテストパ
ターン、即ち、各色10種類のテストパターンについて
の濃度データが入手できたかを判断し、NOの場合はス
テップS82に戻る。一方、ステップS85でYESの
場合は、得られた濃度データに基づいて、後述する自然
画用及び文字画用のLUTを作成し、それらのLUTを
LUT211に設定する(ステップS86)。
【0056】以上の処理によりLUT211に最適なテ
ーブルデータが設定される。そして、その後行われるで
あろう当該画像処理装置による通常の複写処理において
は、LUT211に設定されたデータが使用される。
【0057】<LUTの作成>次に、ステップS86に
おけるLUTの作成方法について説明する。本実施形態
において、当該画像処理装置は、通常の複写動作におい
てオペレータの選択により、解像度が重視される文字画
モード、またはハイライトの再現が重視される自然画モ
ードの選択が可能である。従って、LUT211に設定
するLUTを作成するに当たり、文字モードの場合の文
字用LUTと自然画モードの場合の自然画用LUTとを
それぞれ作成する。その際、予めROM213に格納し
てある図5の特性曲線を使用する。
【0058】図6は、本発明の第1の実施形態としてL
UT作成用のA列とB列との濃度値の関係を示す図であ
る。
【0059】図中、横軸は、濃度表現の1単位を構成す
るA列のある画素の濃度値を示しており、縦軸はB列の
ある画素の濃度値を示している。また、自然画部の領域
の下に凸の境界線は、例えば、B=A↑(3/255/255)の
曲線であり、文字部の領域の下に凸の境界線は、例え
ば、B=A×A/255の曲線である(但し、X↑Yは、XのY
乗を表わす)。
【0060】(自然画用LUT)原稿画像が自然画の場
合は、多少解像度が低下するとしても、ハイライトの再
現性(滑らかさ等)が重視されるため、隣り合った2つ
の画素を1単位として濃度階調を表現するほうがよい。
そのため、自然画用LUTは、図6の自然画部の範囲内
のデータを使用して作成する。自然画用LUTを作成す
る際、自然画部の範囲内で同じ濃度値を示す組(a,
b)が複数ある場合には、同じ濃度値であっても、A列
の画素に濃度値が保存できるように、B列の画素の数値
が一番小さい組(a,b)を選択してLUTを作成す
る。但し、B列の画素の数値が一番小さい組(a,b)
が複数ある場合は、同じ濃度でもA列の画素の大きい組
(a,b)を選択する。この例を図7に示す。
【0061】図7は、本発明の第1の実施形態としての
自然画用LUTへの濃度値の選択の方法を説明する図で
ある。ここで、濃度値の組(a,b)は、テストパター
ンを印刷したときのデータの組み合わせであり、図7の
表内の数字は、リーダで読み取ることによって得られた
濃度値である。同図において、例えば、A及びB列の画
素の濃度値の組(a,b)が、濃度値2の組は複数有
る。そこで、A列の画素に濃度値が保存できるように、
B列の画素の数値が一番小さい組(7,0)を選択して
当該LUTを作成する。尚、同様に選択した濃度値を○
印囲んで示す。
【0062】図9は、本発明の第1の実施形態としての
自然画用LUTを示す図であり、上記の方法により作成
したLUTである。このLUTは、LUT211に設定
される。同図において、LUT211に入力される画像
データの濃度値が、例えば2のときには、A列の画素は
7、そしてB列の画素は0の画像データがLUT211
から出力されることを意味する。
【0063】(文字用LUT)次に、文字画像の場合
は、解像度が重視されるため、自然画の場合とは異な
り、A列とB列とに濃度値が均等に分配されることが望
ましい。そこで、図6の文字部の範囲内のデータを使用
して文字用LUTを作成する。また、文字用LUTを作
成する際、文字部の範囲の中で同じ濃度値を示す組
(a,b)が複数あった場合には、同じ濃度でもA列の
濃度値とB列の濃度値とが同じ組(a,b)を選択して
LUTを作成する。但し、同じ濃度を示す組(a,b)
が複数ある場合は、同じ濃度でもA列の画素の大きい組
(a,b)を選択する。この例を図8に示す。
【0064】図8は、本発明の第1の実施形態としての
文字画用LUTへの濃度値の選択の方法を説明する図で
ある。同図において、例えば、A及びB列の画素の濃度
値の組(a,b)が、濃度値2の組は複数有る。そこ
で、A列とB列とに濃度値が均等に分配されるように、
A列の濃度値とB列の濃度値とが同じ組(3,3)を選
択して当該LUTを作成する。尚、同様に選択した濃度
値を○印で囲んで示す。
【0065】図10は、本発明の第1の実施形態として
の文字画用LUTを示す図であり、上記の方法により作
成したLUTである。このLUTは、LUT211に設
定される。同図において、例えば、LUT211に入力
される画像データの濃度値が、例えば2のときには、A
列及びB列の画素共に、3の画像データがLUT211
から出力されることを意味する。
【0066】尚、上述した各画素の補正処理時におい
て、LUTのA列用の特性曲線またはB列用の特性曲線
への分配は、画素クロックVCLKを使用して行えば良
いことは言うまでもない。
【0067】以上、説明したように、自然画モードと文
字モードとで個々にLUTを持つことにより、自然画像
に対しては、隣り合った2つの画素を1単位として濃度
階調を表現することにより解像度は低下するがハイライ
トの再現性に優れたLUT画像を得ることができる。ま
た、文字画像は、解像度を低下させずに、はっきりとし
た画像を得ることができる。しかも、A列とB列とで独
立したLUTを生成することにより、階調性と解像度と
を共に良好に再現することも可能となる。
【0068】[第2の実施形態]第1の実施形態では、
10種類のテストパターンを使用して全濃度レベルを出
力した。従って、1色につき10枚のテストパターンを
出力しなければならないために作業時間がかかる。そこ
で、本実施形態では、出力を1レベルおきにすることに
よりプリントアウトするテストパターンの枚数を減ら
す。
【0069】図11は、本発明の第2の実施形態として
の階調補正処理を説明する図である。本実施形態では、
テストパターンへのA列及びB列の画素の濃度値を、例
えば、0,2,4,6,8,…とすることにより、図9
に示すように、テストパターンを3枚にすることができ
る。しかし、出力を1レベルおきに間引いたので、その
間のデータは補間しなければならない。このデータの補
間の仕方を図12に示す。
【0070】図12は、本発明の第2の実施形態として
のデータの補間の仕方を説明する図である。
【0071】図中、A〜Iのそれぞれのマス目は、画素
を表わしている。画素A,C,G,そしてIの画素につ
いて濃度値の測定値がそれぞれa,c,g,iとする
と、残りの画素B,D,E,F,Hの濃度値b,d,
e,f,hは、それぞれ以下の式により補間する。
【0072】b=(a+c)/2, d=(a+g)/2, e=(a+i)/2, f=(c+i)/2, h=(g+i)/2, A列及びB列の画素の濃度値について、第1の実施形態
の図7及び図8と同じ濃度値が得られたとすると、補間
後のデータは図12のようになる。
【0073】図13は、本発明の第2の実施形態として
の濃度値の補間及び選択の方法を説明する図である。
【0074】図中、大きな字は実測データ、小さな文字
は上記の式より補間したデータを示す。このデータを用
いて第1の実施形態と同様にLUTを作成し、LUT2
11に設定すればよい(尚、同図に示す○印は自然画用
LUTを作成した場合を示す)。上記の処理以外は、第
1の実施形態と同様のため説明を省略する。
【0075】このように、テストパターンとして出力す
る濃度値のレベルを間引けば、使用するテストパターン
の枚数を減らすことができるため、補正処理の短縮が実
現できる。
【0076】[第3の実施形態]図14は、本発明の第
3の実施形態としての階調補正を説明する図である。第
1の実施形態の図17に示したように、A列とB列とで
画素を分けた場合、副走査方向は400dpiである
が、主走査方向は200dpiとなり、再現画像の主走
査方向に隙間ができ、画像品位を低下する可能性が有
る。そこで、本実施形態では、第1の実施形態とは異な
る方法により隣接する画素の補正を行う。
【0077】本実施形態では、同図に示すように、主走
査方向に奇数列と偶数列とで交互に、A列,B列,A
列,B列...と分類する。そして、奇数行はA列、偶
数行はB列に濃度値を保存する。それ以外は、第1の実
施形態と同様なため、説明を省略する。
【0078】本実施形態では、A列B列交互に画素を補
正することにより、斜め45度に283dpiと等価な
解像度になる。即ち、第1の実施形態では、自然画モー
ドの場合に画素間の最大距離が200dpi相当とな
り、人間の視覚能力のほうが優れているため万線が見え
るが、本実施形態では、画素間の最大距離は、200×
400dpiの約2/3となり、万線を認識不能にする
ことができる。
【0079】[第4の実施形態]第1及び第2の実施形
態では、本発明をカラーデジタル複写機に適用して述べ
たが、本発明は白黒の複写機に対しても有効である。
【0080】図15は、本発明の第4の実施形態として
のモノクロデジタル複写機の構成を示す図である。基本
的な構成はカラーの場合と同様であるが、概略を述べれ
ば、コピー開始キー(不図示)が押されると、CPU2
8は、原稿台ガラス102上に載置された原稿101
の、露光ランプ103による露光走査を開始する。この
露光走査によって得られる原稿101からの反射光像
は、レンズ104を介してCCD(Charge Coupled Devi
ce)105に集光され、アナログ/デジタル(A/D)
変換器22に入力される。
【0081】A/D変換器22は、入射された原稿10
1からの反射光像を複数の光電変換素子により複数の画
素に分解し、各画素の濃度に応じて光電変換信号(デジ
タル信号)を発生する。
【0082】CPU28は、入力された光電変換信号に
応じてパルス幅変調器(PWM)107を駆動し、その
PWM107は、入力された画像信号のレベルに対応す
るパルス幅のパルス信号を出力する。そのパルス信号
は、不図示のレーザ光源を駆動するレーザドライバ1に
入力される。
【0083】レーザドライバ1内の半導体レーザから放
射されたレーザ光Eは、回転多面鏡400によって掃引
され、感光体ドラム4上を走査することにより静電潜像
を形成する。感光ドラム4上に形成された静電潜像は、
現像器5により反転現像され、可視画像(トナー像)が
形成される。そして、トナー像は、不図示の搬送手段に
より搬送された記録紙500に転写され、ローラ7によ
り熱定着される。
【0084】上記の処理以外は第1または第2の実施形
態と同様のため説明を省略する。
【0085】
【他の実施形態】尚、本発明は、複数の機器(例えばホ
ストコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリ
ンタなど)から構成されるシステムに適用しても、上述
した各実施形態のように一つの機器からなる装置(例え
ば、複写機,ファクシミリ装置など)に適用してもよ
い。
【0086】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0087】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0088】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0089】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0090】更に、記憶媒体から読出されたプログラム
コードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードや
コンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメ
モリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基
づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わる
CPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その
処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合
も含まれることは言うまでもない。
【0091】尚、上述の例では、文字部と自然画部とで
異なるLUTを作成したが、何れか一方のみのモードで
動作する装置についても、本発明は適用可能である。
【0092】また、上述したように多数のパッチを形成
することにより最も適したA,Bの組み合わせを選択す
るのではなく、A又はBの何れかを固定のLUTにして
一方のLUTを最適化するようにしてもよい。その場合
には、パッチ数を減らしてデータ補間によりLUTを作
成することができる。
【0093】また、上述の例では、主走査方向に隣接す
る画素にA,BのLUTを順次適用したが、副走査方向
に対しても同様の構成が可能である。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
入力画像に応じて最適な階調補正データの生成が可能な
画像処理装置及び画像処理方法の提供が実現する。
【0095】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態としてのデジタル複写
機の概略構成を示す断面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態としてのデジタル複写
機における画像形成処理のブロック構成図である。
【図3】本発明の第1の実施形態としての階調補正処理
を説明する図である。
【図4】本発明の第1の実施形態としての階調補正処理
を説明する図である。
【図5】本発明の第1の実施形態としての階調補正処理
を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第1の実施形態として使用するA列と
B列との濃度値の関係を示す図である。
【図7】本発明の第1の実施形態としての自然画用LU
Tへの濃度値の選択の方法を説明する図である。
【図8】本発明の第1の実施形態としての文字画用LU
Tへの濃度値の選択の方法を説明する図である。
【図9】本発明の第1の実施形態としての自然画用LU
Tを示す図である。
【図10】本発明の第1の実施形態としての文字画用L
UTを示す図である。
【図11】本発明の第2の実施形態としての階調補正処
理を説明する図である。
【図12】本発明の第2の実施形態としてのデータの補
間の仕方を説明する図である。
【図13】本発明の第2の実施形態としての濃度値の補
間及び選択の方法を説明する図である。
【図14】本発明の第3の実施形態としての階調補正を
説明する図である。
【図15】本発明の第4の実施形態としてのモノクロデ
ジタル複写機の構成を示す図である。
【図16】従来例としての階調補正用のテストパターン
を示す図である。
【図17】従来例としての画素の分類を説明する図であ
る。
【図18】従来の階調補正処理による濃度値の選択方法
を説明する図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渥美 哲也 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像の画像データを、基準パターン
    の形成により得られた補正データに基づいて補正するこ
    とにより、出力画像データの濃度階調を補正する補正手
    段を備える画像処理装置であって、 前記補正手段が使用する補正データを、入力画像の種類
    に応じて複数生成する補正データ生成手段を備えること
    を特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記補正データ生成手段は、 入力画像データにおける隣接する複数の画素を1組とし
    て分類する分類手段と、 その分類手段から得られる1組を構成する複数の画素の
    濃度値に基づいて、前記入力の種類毎に予め登録した特
    性データの中から、前記入力画像の種類毎に補正データ
    を選択する選択手段と、を含むことを特徴とする請求項
    1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記選択手段は、前記入力画像が自然画
    の場合のために、前記隣接する複数の画素の何れかの画
    素に濃度値を集中させるべく、前記補正データとして、
    前記特性データの中から1つの濃度値を選択することを
    特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記特性データに同じ濃度値を示す組が
    複数ある場合には、他方の画素の濃度値が最も小さい組
    の濃度値を選択することを特徴とする請求項3記載の画
    像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記選択手段は、前記入力画像が文字画
    の場合のために、前記隣接する複数の画素に平均して濃
    度値を保存すべく、前記補正データとして、前記特性デ
    ータの中から2つの画素の濃度値が近い組の濃度値を1
    つ選択することを特徴とする請求項2記載の画像処理装
    置。
  6. 【請求項6】 前記特性データに同じ濃度値を示す組が
    複数ある場合には、一方の画素の濃度値が最も大きい組
    の濃度値を選択することを特徴とする請求項5記載の画
    像処理装置。
  7. 【請求項7】 入力画像の画像データに対して階調補正
    を行う補正手段を備える画像処理装置であって、 前記補正手段は、隣接する複数の画素に対して互いに異
    なる階調補正を行うための独立した複数の補正テーブル
    を含み、 更に、該複数の補正テーブルを基準パターンの形成に基
    づいて作成する作成手段を備えることを特徴とする画像
    処理装置。
  8. 【請求項8】 前記複数の補正テーブルは、更に前記入
    力画像の種類に応じて複数用意されていることを特徴と
    する請求項7記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記作成手段は、前記基準パターンを読
    み取ることによって得られたデータに基づいて補正テー
    ブルを作成することを特徴とする請求項7記載の画像処
    理装置。
  10. 【請求項10】 入力画像の画像データを、基準パター
    ンの形成により得られた補正データに基づいて補正する
    ことにより、出力画像データの濃度階調を補正する補正
    工程を有する画像処理方法であって、 前記補正工程で使用する補正データを、入力画像の種類
    に応じて複数生成する補正データ生成工程を有すること
    を特徴とする画像処理方法。
  11. 【請求項11】 前記補正データ生成工程では、 入力画像データにおける隣接する複数の画素を1組とし
    て分類する分類工程と、 その分類工程で得られる1組を構成する複数の画素の濃
    度値に基づいて、前記入力画像の種類毎に予め用意した
    特性データの中から、前記入力画像の種類毎に補正デー
    タを選択する選択工程とを含むことを特徴とする請求項
    10記載の画像処理方法。
  12. 【請求項12】 前記選択工程では、前記入力画像が自
    然画の場合のために、前記隣接する複数の画素の何れか
    の画素に濃度値を集中させるべく、前記補正データとし
    て、前記特性データの中から1つの濃度値を選択するこ
    とを特徴とする請求項11記載の画像処理方法。
  13. 【請求項13】 前記選択工程では、前記入力画像が文
    字画の場合のために、前記隣接する複数の画素に平均し
    て濃度値を保存すべく、前記補正データとして、前記特
    性データの中から2つの画素の濃度値が近い組の濃度値
    を1つ選択することを特徴とする請求項11記載の画像
    処理方法。
  14. 【請求項14】 入力画像の画像データに対して階調補
    正を行う補正工程を有する画像処理方法であって、 前記補正工程では、隣接する複数の画素に対して互いに
    異なる階調補正を行うための独立した複数の補正テーブ
    ルを、基準パターンの形成に基づいて作成することを特
    徴とする画像処理方法。
  15. 【請求項15】 前記複数の補正テーブルを、更に前記
    入力画像の種類に応じて複数用意することを特徴とする
    請求項14記載の画像処理方法。
  16. 【請求項16】 入力画像の画像データを、基準パター
    ンの形成により得られた補正データに基づいて補正する
    ことにより、出力画像データの濃度階調を補正する補正
    する画像処理のプログラムコードを納めたコンピュータ
    可読メモリであって、 その補正に使用する補正データを、入力画像の種類に応
    じて複数生成する補正データ生成工程のコードを備える
    ことを特徴とするコンピュータ可読メモリ。
  17. 【請求項17】 前記補正データ生成工程のコードは、 入力画像データにおける隣接する複数の画素を1組とし
    て分類する分類工程のコードと、 その分類工程で得られる1組を構成する複数の画素の濃
    度値に基づいて、前記入力画像の種類毎に予め用意した
    特性データの中から、前記入力画像の種類毎に補正デー
    タを選択する選択工程のコードとを含むことを特徴とす
    る請求項16記載のコンピュータ可読メモリ。
JP9252366A 1997-09-17 1997-09-17 画像処理装置及び画像処理方法 Withdrawn JPH1198357A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0511372A1 (en) * 1990-11-20 1992-11-04 Spectra Inc PIEZOELECTRIC TRANSDUCERS FOR INK JET SYSTEMS.
US10571840B2 (en) 2018-01-25 2020-02-25 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus, method of controlling the same, and storage medium

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EP0511372A1 (en) * 1990-11-20 1992-11-04 Spectra Inc PIEZOELECTRIC TRANSDUCERS FOR INK JET SYSTEMS.
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