JP2020203454A - 画像処理装置、画像形成装置 - Google Patents

画像処理装置、画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2020203454A
JP2020203454A JP2019113205A JP2019113205A JP2020203454A JP 2020203454 A JP2020203454 A JP 2020203454A JP 2019113205 A JP2019113205 A JP 2019113205A JP 2019113205 A JP2019113205 A JP 2019113205A JP 2020203454 A JP2020203454 A JP 2020203454A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
sample
image forming
image
colors
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019113205A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7297547B2 (ja
Inventor
将史 大矢
Masashi Oya
将史 大矢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2019113205A priority Critical patent/JP7297547B2/ja
Priority to US16/904,402 priority patent/US11431878B2/en
Publication of JP2020203454A publication Critical patent/JP2020203454A/ja
Priority to US17/814,479 priority patent/US11750765B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP7297547B2 publication Critical patent/JP7297547B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/56Processing of colour picture signals
    • H04N1/60Colour correction or control
    • H04N1/6072Colour correction or control adapting to different types of images, e.g. characters, graphs, black and white image portions
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/56Processing of colour picture signals
    • H04N1/60Colour correction or control
    • H04N1/603Colour correction or control controlled by characteristics of the picture signal generator or the picture reproducer
    • H04N1/6033Colour correction or control controlled by characteristics of the picture signal generator or the picture reproducer using test pattern analysis
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/56Processing of colour picture signals
    • H04N1/60Colour correction or control
    • H04N1/6011Colour correction or control with simulation on a subsidiary picture reproducer
    • H04N1/6013Colour correction or control with simulation on a subsidiary picture reproducer by simulating several colour corrected versions of the same image simultaneously on the same picture reproducer
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/56Processing of colour picture signals
    • H04N1/60Colour correction or control
    • H04N1/6016Conversion to subtractive colour signals
    • H04N1/6019Conversion to subtractive colour signals using look-up tables
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/56Processing of colour picture signals
    • H04N1/60Colour correction or control
    • H04N1/6027Correction or control of colour gradation or colour contrast
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/56Processing of colour picture signals
    • H04N1/60Colour correction or control
    • H04N1/6097Colour correction or control depending on the characteristics of the output medium, e.g. glossy paper, matt paper, transparency or fabrics

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Color, Gradation (AREA)

Abstract

【課題】 見本色が画像形成装置の色再現範囲を超える場合、調整対象色をユーザが所望する色に近づけることができないという課題がある。【解決手段】 取得した見本色が前記画像形成装置の色再現範囲を超えると判定した場合には、前記見本色の近傍の複数の色を印刷手段に印刷させ、当該印刷された複数の色のうちのユーザにより選択された色に基づいて色変換テーブルを生成し、超えないと判定した場合には、前記見本色の近傍の複数の色を印刷手段に印刷させることなく色変換テーブルを生成する生成手段とを有することを特徴とする画像形成装置。【選択図】 図4

Description

本発明は、見本を保持するユーザが色調整を実施するための画像処理装置、画像形成装置に関するものである。
近年、電子写真式デジタル装置の性能向上に伴い、従来の有版式アナログ印刷機に迫る画質を実現した装置が登場している。従来の有版式アナログ印刷機に迫る画質をより低コストで提供可能な電子写真式デジタル装置の登場によって、販売店舗などで用いられるPOP等の印刷が、各店舗でより簡単に行えるようになった。POPとはPoint of purchase advertisingの略語で、販売促進のための広告のことである。しかし、印刷する装置の違いや、印刷タイミングの違いなどにより、見本のPOPと異なる色で印刷されてしまう事がある。この場合、従来は専門知識を持ったサービスマンなどがその装置を調整して色を合わせる事を行っていたが、近年では特別な専門知識が無くても販売店舗の担当者などが簡易的に色を合わせられる方法が開示されている(特許文献1参照)。例えば、POPなどの印刷対象画像の画像データから調整したい色(以下、調整対象色)を抽出する。さらに、見本となる印刷物をセンサなどで読み取り、読み取った画像データ(以下、見本画像)から調整対象色の目標となる色(以下、見本色)をユーザに選択させる。そして、POPなどを印刷する画像形成装置の色再現特性を考慮して、選択された色を再現するために必要な目標信号値を特定する。調整対象色が入力されると見本色に対応する目標信号値に変換されるように、色変換テーブルを調整する。
特開2017−22648
しかし、特許文献1に記載の技術では、見本色が画像形成装置の色再現範囲を超える場合、調整対象色をユーザが所望する色に近づけることができないという課題がある。
上記課題を解決するために、画像形成装置であって、見本画像に含まれる見本色を取得する手段と、前記取得した見本色が前記画像形成装置の色再現範囲を超えるか判定する判定手段と、前記取得した見本色が前記画像形成装置の色再現範囲を超えると判定した場合には、前記見本色の近傍の複数の色を印刷手段に印刷させ、当該印刷された複数の色のうちのユーザにより選択された色に基づいて色変換テーブルを生成し、前記取得した見本色が前記画像形成装置の色再現範囲を超えないと判定した場合には、前記見本色の近傍の複数の色を印刷手段に印刷させることなく色変換テーブルを生成する生成手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
見本色が画像形成装置の色再現範囲を超える場合にも、調整対象色をユーザが所望する色に近づけることが可能となる。
画像形成装置のハードウェア構成を示すブロック図 画像処理装置の内部構成を示す機能ブロック図 色調整テーブル生成部の内部構成を示す機能ブロック図 第一の実施形態における色調整テーブル生成部のフローチャート図 色再現範囲内外判定部における処理の流れを示すフローチャート図 チャート画像の一例を示す図 (a)チャート画像からユーザが指定色を選択する場合のUIの初期状態を示す図(b)チャート画像からユーザが指定色を選択する場合のUIの選択済み状態を示す図 第二の実施形態における判定結果を表示するUIの一例を示す図 (a)見本色取得部において見本色を取得するUIの初期状態を示す図(b)見本色取得部において見本色を取得するUIの見本を読み込んだ状態を示す図(c)見本色取得部において見本色を取得するUIの見本色を選択した状態を示す図 第二の実施形態における色調整テーブル生成部のフローチャート図 第三の実施形態における色調整テーブル生成部のフローチャート図 第三の実施形態における見本色取得部において見本色と目視調整の優先を選択するUIの一例を示す図
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。
〔第一の実施形態〕
本実施形態において説明する、見本を用いた色調整処理への対応は、複写機、レーザプリンタ、インクジェットプリンタ等の印刷を行う画像形成装置や、モニタやプロジェクタ等の画像表示装置に対して広く適用可能である。本実施形態では、スキャン機能、プリント機能、コピー機能、送信機能等を備えたMFP(Multi Function Peripheral)を例に説明を行うものとする。尚、以下の実施形態では画像データが保持する各色空間に対応した色をR、G、BもしくはL、a、bなどの英字で表すものとする。すなわち、RとはRGB色空間における赤色成分を示す。尚、後述するプリンタエンジンやスキャナユニットといったデバイスの色再現範囲を基準とした相対的な色空間をデバイスに依存した色空間と表現する。反対に、標準規格として定められた絶対的な色空間をデバイスに依存しない色空間と表現する。また、RGBと同様に記録媒体上に記録する色材を色毎にC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の英字で表す。
画像データとは色毎のプレーンを持つ、複数プレーンの二次元データである。例えばRGB色空間の画像データとはR、G、B毎の3つの二次元平面の層構造データを示す。また、色空間内の離散点の値を保持したテーブルデータを用いて、定義の異なる色空間で同一の色を表現する値に変換する色変換処理や、任意の調整処理を加えた上で色空間を変換する色調整処理を実施する。尚、上述の色空間内の離散点を、本実施形態では格子点と定義する。格子点は色空間を表すテーブルデータを構成するRGBやLabなどの一つの要素のことを指す。テーブルデータの詳細な例については後述する。
<画像形成装置のハードウェア構成>
図1は、本実施形態に係るMFP100のハードウェア構成を示すブロック図である。MFP100は、CPU101、ROM102、RAM103、大容量記憶装置104、表示部105、操作部106、エンジンI/F107、ネットワークインタフェース(I/F)108、スキャナI/F109及び画像処理装置114を備える。これら各部はシステムバス110を介して相互に接続されている。また、MFP100は、プリンタエンジン111及びスキャナユニット112を更に備える。プリンタエンジン111及びスキャナユニット112は、それぞれエンジンI/F107及びスキャナI/F109を介してシステムバス110に接続されている。なお、画像処理装置114は、MFP100とは独立した装置として構成されていてもよい。
CPU101は、MFP100全体の動作を制御する。CPU101は、ROM102に格納されたプログラムをRAM103に読み出して実行することによって、後述する各種の処理を実行する。ROM102は、読み出し専用メモリであり、システム起動プログラムやプリンタエンジンの制御を行うためのプログラム、及び文字データや文字コード情報等が格納されている。RAM103は、揮発性のランダムアクセスメモリであり、CPU101のワークエリア、及び各種のデータの一時的な記憶領域として使用される。例えば、RAM103には、ダウンロードによって追加的に登録されたフォントデータ、外部装置から受信した画像ファイル等を格納するための記憶領域として使用される。大容量記憶装置104は、例えばHDDやSSDであり、各種のデータがスプールされ、プログラム、情報ファイル及び画像データ等の格納、または、作業領域として使用される。
表示部105は、例えば液晶ディスプレイ(LCD)で構成され、MFP100の設定状態、実行中の処理の状況、エラー状態等の表示に使用される。操作部106は、ハードキー及び表示部105上に設けられたタッチパネル等の入力デバイスで構成され、ユーザの操作によって入力(指示)を受け付ける。操作部106は、MFP100の設定の変更、設定のリセット等を行うために使用され、また、色調整処理を実行する際のMFP100の色調整処理モードを実行するために使用される。
エンジンI/F107は、印刷を実行する際に、CPU101からの指示に応じてプリンタエンジン111を制御するためのインタフェースとして機能する。エンジンI/F107を介して、CPU101とプリンタエンジン111との間でエンジン制御コマンド等が送受信される。ネットワークI/F108は、MFP100をネットワーク113に接続するためのインタフェースとして機能する。なお、ネットワーク113は、例えば、LANであってもよいし、電話回線網(PSTN)であってもよい。プリンタエンジン111は、システムバス110側から受信した印刷画像データに基づいて、複数色(ここではCMYKの4色)の現像剤(トナー)を用いてマルチカラー画像を、紙等の記録媒体上に形成する。スキャナI/F109は、スキャナユニット112による原稿の読み取りを行う際に、CPU101からの指示に応じてスキャナユニット112を制御するためのインタフェースとして機能する。スキャナI/F109を介して、CPU101とスキャナユニット112との間でスキャナユニット制御コマンド等が送受信される。スキャナユニット112は、CPU101による制御によって、原稿の画像を読み取って読取画像データを生成し、スキャナI/F109を介してRAM103または大容量記憶装置104に画像データを送信する。
<画像処理装置の構成>
図2は、画像処理装置114の内部構成を示す機能ブロック図である。画像処理装置114は、画像入力部201、制御コマンド生成部202、色調整テーブル生成部203、色変換処理部204、Raster Image Processer(以降RIP)部205、中間調処理部206、画像出力部207を備える。これらの各機能部は、CPU101がROM102に格納されたプログラムをRAM103に読み出して実行することによって実現される。
画像入力部201は、印刷する画像データの入力を受け付ける。入力される画像データは、例えばホストPC115からネットワーク113及びネットワークI/F108を介して入力される画像データである。或いは、大容量記憶装置104に格納された画像データが入力されてもよい。入力される画像データは、例えばプリンタエンジン111に非依存のRGB色空間であるsRGBに対応したRGBの各信号を8bit256階調で表現する3レイヤーのデータである。尚、本実施形態におけるsRGBとはIEC(国際電気標準会議)が定めたRGB色空間の標準規格のことを指している。画像入力部201に入力された画像データは、制御コマンド生成部202に送られる。
制御コマンド生成部202は、入力された画像データを基に、色調整テーブル生成部203や色変換処理部204の制御及びRIP部205の制御コマンドの生成を行う。色調整テーブル生成部203と色変換処理部204を制御して生成されたRIP部制御コマンドはRIP部205に送られる。
色調整テーブル生成部203は、操作部106の指示による任意の色調整を行った上で、入力画像データをsRGB色空間からプリンタエンジン111に依存したRGB色空間(以下、devRGB)に色変換するための色調整テーブルデータを生成する。本実施形態では、上述の色調整テーブルに含まれる調整対象色に対応する色が見本色に変わるように調整した色調整テーブルデータを生成することで、ユーザの意図する色に近づける色調整を実現する。色調整テーブルの生成処理の詳細は後述する。
色変換処理部204は、前記色調整テーブル生成部203よって生成された色調整テーブルと色変換テーブルを用いて、制御コマンド生成部202より取得したRGB値をCMYK色空間に色変換処理を施す。色変換テーブルはRAM103、或いは、大容量記憶装置104に記憶されている。まず色調整テーブル生成部203で生成された色調整テーブルにより、入力画像を色調整した上でdevRGB色空間に変換することで、調整対象色を見本色に近づける。さらにdevRGB色空間からLab色空間、Lab色空間からCMYK色空間に色変換する2つの色変換テーブルによる色変換処理を施すことでCMYK色空間の色値に変換処理する。尚、本実施形態で示すLabはCIE(国際照明委員会)が定める、人間の視覚特性を考慮したプリンタエンジン111に非依存の3次元の視覚均等色空間を指している。プリンタエンジン111に非依存の色空間を介して色空間を変換することで、人間が同一色と認識する色の再現を実現する。尚、devRGB色空間からCMYK色空間への色変換処理の方法は上述の2つの色変換テーブルを用いることに限定されない。例えば、色調整テーブルと、2つの色変換テーブルとを合成して、sRGB色空間をCMYK色空間へ変換する一つの色変換テーブルを生成し、色変換処理しても良い。
RIP部205は、制御コマンド生成部202が生成したRIP部制御コマンドを用いてCMYKラスター画像を生成する。
中間調処理部206は、RIP部205によって生成されたCMYKラスター画像に対して、中間調処理を施す。プリンタエンジン111は、通常、2、4、16階調等、256階調を表現する入力画像データよりも低階調数のみの出力に対応している場合が多い。このため、中間調処理部206は、少ない階調数での出力でも安定した中間調表現での出力が可能となるように、中間調処理を行う。なお、中間調処理部206による中間調処理には、濃度パターン法、組織的ディザ法、誤差拡散法等の様々な方法を適用することが可能である。これらの処理を経てプリンタエンジン111で処理可能な画像データである印刷画像データが生成される。
画像出力部207は、中間調処理部206から印刷画像データを受け取ると、エンジンI/F107を介してプリンタエンジン111に送信する。CPU101は、印刷画像データに基づく画像形成の指示を、プリンタエンジン111に対して行う。プリンタエンジン111は、露光、現像、転写及び定着の各プロセスを実行することによって、記録媒体上に入力画像データに従ったカラー画像を印刷する。
<色調整テーブル生成部の構成>
図3は、色調整テーブル生成部203の内部構成を示す機能ブロック図である。色調整テーブル生成部203は、調整対象色取得部301、見本色取得部302、範囲取得部303、色再現範囲内外判定部304、決定部305、色調整テーブル出力部306を備える。これらの各機能部は、CPU101がROM102に格納されたプログラムをRAM103に読み出して実行することによって実現される。
調整対象色取得部301は、制御コマンド生成部202からの画像データの入力を受け付ける。調整対象色取得部301は画像データを取得するとシステムバス110を介して表示部105に表示する。ユーザが表示部105に表示された入力画像データを確認し、選択した位置に対応する色を調整対象色と決定する。調整対象色は入力画像データと同様にsRGBに対応したR、G、Bの3値である。取得した調整対象色は、決定部305に送られる。
見本色取得部302は、調整対象色の目標となる色(見本色)を取得する。見本色を取得する流れを図9(a)〜(b)に示す。見本色取得部302は、表示部105に見本901の読み取り指示を表示する(図9(a))。ユーザが見本色を含む原稿(見本)をスキャナユニット112にセットすると、見本色取得部302はシステムバス110を介して原稿の画像を読み取って画像データを生成し、RAM103に記録する。RAM103に記録する画像データは例えばRGB8bitの画像データである。調整対象色取得部301と同様に、表示部105に表示する(図9(b))。表示する見本画像の中からユーザが選択した位置を見本色として表示し、見本色として取得する。取得した見本色は、色再現範囲内外判定部304に送られる。
範囲取得部303は、制御コマンド生成部202から画像形成装置100の色再現範囲を取得する。色再現範囲とは、例えばLab空間上で画像形成装置100が表現することが可能な色の範囲を示す。色再現範囲は、プリンタエンジン111に依存するRGB(devRGB)に対応するLabの関係を表すテーブルデータとして取得する。色再現範囲と対応するテーブルデータの一例を表1に示す。
Figure 2020203454
ただし、色再現範囲として用いる色空間はプリンタエンジン111に非依存であれば良く、上記の一例に限定されない。例えばLab色空間と同様に、CIE(国際照明委員会)が定めるLuv色空間を用いても良い。Lab値は、本実施形態においては実数値とし、Lは0.0〜100.0、a及びbは−127.0〜128.0の値を取るものとする。テーブルデータはdevRGBに対応するRGB色空間の中で、離散的な位置の値を保持する。値を保持しない点が指定された場合には、周辺の値から補間演算によってLab値を算出する。取得した色再現範囲は、色再現範囲内外判定部304に送られる。
色再現範囲内外判定部304は、見本色と色再現範囲に基づいて、見本色に対応するLab値が画像形成装置100の色再現範囲を超えるか否かを判定する。判定結果は決定部305に送られる。
決定部305は、色再現範囲内外判定部304から送られる判定結果に応じて、調整対象色と対応する目標信号値を決定する。目標信号値はdevRGBのR、G、Bの3値とする。判定結果が色再現範囲を超えない場合には、見本色に対応するLab値を画像形成装置100が再現可能なdevRGB値を目標信号値として算出する。判定結果が色再現範囲を超える場合には、複数の候補色を備えたチャート画像を生成し、チャート画像からユーザが求める色に近い色を選択することで目標信号値を特定する。判定結果が色再現範囲を超える場合の目標信号値の決定方法は、後述する目標信号値の決定処理(S404)の中で詳細に説明する。決定した目標信号値は色調整テーブル出力部306に送られる。
色調整テーブル出力部306は、受信した調整対象色と目標信号値を関連付けしたテーブルデータを生成し、色変換処理部204に送る。色調整テーブルは入力されたsRGBをプリンタエンジン111に依存するRGB(devRGB)色空間に変換するテーブルである。色調整テーブルの一例を表2に示す。
Figure 2020203454
調整対象色が示すsRGB値に対応する格子点のdevRGB値を目標信号値に置き換える。以上の置き換え処理によって、調整対象色をユーザが望む色に近づける調整を実現したテーブルを生成する。尚、より好適には、1格子点のみを変更するのではなく、RGB色空間上で調整対象色が示す格子点と近傍する格子点との出力信号値の差が滑らかに変化するようにスムージング処理することが望ましい。
<色調整テーブル生成の処理フロー>
本実施形態に係る色調整テーブルの生成の処理について説明する。図4は、色調整テーブル生成部203における処理の流れを示すフローチャート図である。図4のフローに示す一連の処理は、CPU101がROM102に格納されるプログラムをRAM103に読み出して実行することによって実現される。尚、以下の説明において記号「S」はステップを表す。
S401は調整対象色取得部301による、印刷対象画像の画像データを基に調整対象色を取得する処理である。調整対象色取得部301は画像データが入力されると、表示部105に画像データを表示する。さらに表示された画像中でユーザが指定した位置に対応したRGB値を調整対象色として決定部305に送りS402へ進む。
S402は見本色取得部302による、見本901を読み込んで生成した見本画像902を基に見本色を決定する処理である。見本色取得部302は調整対象色が決定されると、ユーザに見本色を含む印刷物(見本901)の読み込みを促し、見本を読み込んだ読込画像データを表示部105に表示する。さらに表示された画像中でユーザが指定した位置に対応したRGB値を見本色として色再現範囲内外判定部304に送りS403へ進む。見本色として取得するRGB値はスキャナユニット112に依存したRGB色空間上でのRGB値(以下、scan_RGB)に対応する。ここでは、見本色をtarget_RGBと定義する。
S403は範囲取得部303による、画像形成装置100の色再現範囲を表すテーブルデータを取得する処理である。範囲取得部303は見本色が決定されると、大容量記憶装置104に記憶されているテーブルデータの中から画像形成装置100の色再現範囲を表すデータを選択し、取得する。取得したテーブルデータは色再現範囲内外判定部304に送りS404へ進む。
S404は色再現範囲内外判定部304による、見本色が色再現範囲を超えるか否かを判定する処理である。色再現範囲内外判定部304は、見本色target_RGBと色再現範囲が入力されると、target_RGBに対応するLab値が色再現範囲を超えるか否かを判定処理する。色再現範囲内外判定部304は、大容量記憶装置104から、スキャナユニット112で読み込んだ画像データのRGBをLabに変換するテーブルデータを取得する。scan_RGBをLabに色変換する色変換テーブルの一例を表3に示す。
Figure 2020203454
取得したscan_RGBをLabに変換するテーブルデータを基に、scan_RGBに対応するRGB値である見本色(target_RGB)をLab値に変換する。変換したLab値を、target_Labと定義する。尚、Labに変換する手法はテーブルデータを用いることに限定されない。スキャナユニット112に依存したRGB空間であるscan_RGBを色再現範囲で使用する非依存の色空間に変換する手法であれば良く、公知のマトリクス演算を用いてLab値に変換する手法を用いても良い。
色再現範囲内外判定部304は、target_Lab値が色再現範囲を超える位置に存在するか否かを判定する。判定処理の詳細フローを図5に示す。本実施形態では、色再現範囲をテーブルデータの近傍8格子点から構成される立方体毎に分類する。さらに、全ての立方体の中にtarget_Labを含むか否かを判定することにより、色再現範囲を超えるか否かを判断する。立方体の中にtarget_Labを含むか否かの判定は、公知の多角形の重心と目標点との関係に基づく内外判定手法を用いて行う。
S4041は、target_Labを含むかを判定する処理が色再現範囲を構成する全ての立方体で確認したかを監視する処理である。S4043は、選択された立方体の中でR、G、B全ての信号値の合計が最小となる格子点と合計値が最大となる格子点を繋ぐ線分を軸とし、6つの四面体に分類する。さらにすべての四面体にtarget_Labを含むかの確認が済んだかを監視する処理である。S4041もしくはS4043において、未確認の立方体もしくは四面体が存在する場合には判定対象となる立方体の選択(S4042)、選択した立方体内から四面体の選択(S4044)を行い、以下の処理(S4045、S4046)を繰り返す。S4045〜S4046の繰り返し処理は、全ての立方体での確認が完了するかtarget_Labを含む立方体を特定するまで続ける。
S4045は、四面体を構成する格子点から四面体の重心と、面毎の平面係数を算出する。重心の算出は式1のように4格子点のaround_L、around_a、around_bをそれぞれ足し合わせ、格子点数で割る。
(式1)
Center_L=Σaround_L/4
Center_a Σaround_a/4
Center_b=Σaround_b/4
Center_Labは重心のLab値を表す。
平面係数(式2のA,B,C,D)の算出方法は、面を構成する3点P1(L1,a1,b1),P2(L2,a2,b2),P3(L3,a3,b3)を含む平面方程式をAL+Ba+Cb+D=0とし、式2で算出する。
(式2)
A=(b3−b1)*(a2−a1)−(b2−b1)*(a3−a1);
B=(b2−b1)*(L3−L1)−(b3−b1)*(L2−L1);
C=(L2−L1)*(a3−a1)−(L3−L1)*(a2−a1);
D=−1.0*(A*L1+B*a1+C*b1);
この式に基づき、四面体の4面分の平面係数ABCDを算出する。
続いてS4046において、S4045で算出した平面係数ABCDを利用し、四面体の各平面に対する四面体の重心Center_Labとtarget_Labの位置関係を算出する。まず式3のようにs1、s2を、4つの面毎に求める。
(式3)
s1=A*target_L+B*target_a+C*target_b+D;
s2=A*Center_L+B*Center_a+C*Center_b+D;
このs1とs2を掛け合わせた値がマイナスとなる場合、四面体の一つの平面に対する四面体の重心と注目格子点は異なる位置にある。つまり、4つすべての面において、s1*s2≧0となる場合には、S4047に進む。S4047はtarget_Labが色再現範囲を超えないと判定した結果(再現範囲内)を決定部305に送る。さらにtarget_Labを含むと確認した立方体を決定部305に送る。
すべての立方体の確認が完了するまで繰り返し処理を行った場合には、S4048に進む。S4048はtargetLabが色再現範囲を超えると判定した結果(再現範囲外)を決定部305に送る。
<判定結果が再現範囲内である場合の処理フロー>
色再現範囲内外判定部304による判定結果が再現範囲内の場合は、決定部305は見本色に対応するtarget_Labを色再現範囲で定義するLab色空間にマッピング処理し、目標信号値を決定する。S405は、表1に示す色再現範囲を用いて、範囲内で設定可能なRGB値毎にLab値(以下、calc_Lab)を算出する。例えば本実施例ではdevRGBに対応するRGB値を8bitからなる256点を表現可能なため、256^3通りのRGB値毎のcalcLabを算出する。さらに、calcLabとS404で算出したtarget_Labとの色差(以下、dist)が、RGB値毎に式4を用いて算出される。sqrtは平方根の計算を表す。
(式4)
dist=sqrt((calcL−targetL)^2+(calc_a−target_a)^2+(calc_b−target_b)^2)
S406は決定部305により、S405で算出した中で256^3通りのdistの中で最小となるRGB値を特定する。特定したRGB値を目標信号値とし、調整対象色と目標信号値を色調整テーブル出力部306に送る。以上のように、人間の視覚特性を考慮したLab色空間の中でdistが最小となる点と探索することで、見本色に最も近いと認知する色を再現するための信号値を特定することが可能となり、調整対象色をユーザが所望する色に近づけることが可能となる。
<判定結果が再現範囲外である場合の処理フロー>
色再現範囲内外判定部304による判定結果が再現範囲外の場合は、画像形成装置100で見本色に近いと認知する色を厳密に再現することができない。そのため、ユーザが所望する色へと調整するためには、見本色の代替えとなる色を再現範囲内で決める必要がある。しかしながら、判定結果が再現範囲内であった場合と同様に、Lab空間上で見本色との距離が最小の点にマッピングする方法では、必ずしもユーザが望む色に調整されない。なぜなら、Lab色空間上での再現範囲の形状と見本色の位置によって、明度、彩度、色相といった色味をどの程度重視するかが変化し、ユーザが重視したい色味と必ずしも一致するとは限らない。同様に、Lab色空間上での範囲内に特定の色をマッピングさせる公知のマッピング方法では、重視する色味を限定できるだけであり、ユーザが重視したい色味を適切に設定する必要がある。以上のことから、マッピング処理によって自動的にユーザが所望する色を特定することは困難である。そこで、本実施形態では表現可能な色の中から色味を変えた複数の候補色を含むチャート画像を作成し、チャート画像を基にユーザの希望に近い色を選択させることで見本色の代替えとなる色を決定する。候補色を基にユーザが目視によって選択することで、見本色が色再現範囲を超えた場合にも、調整対象色をユーザが所望する色に近づける調整を実現することが可能となる。
決定部305が再現範囲外の通知を受けると、S407においてユーザの目視による選択を実施するために、複数の候補色を含むチャート画像を生成する。チャート画像の模式図を図6に示す。チャート画像はLab値で間隔が均等な15個の候補色によるパッチ(601〜615)を含むように生成する。まず、Lab色空間上で候補色の中心となるパッチ608に対応するorg_Labを算出する。本実施形態では再現範囲内で最も見本色に近い色をorg_Labとするために、S405〜S406と同様の処理を実施しdistが最小となるLabを算出する。次に、図6に示すように、明度、彩度が均等になるようなパッチ毎のLab値を算出する。例えば、パッチ601〜605のL値をLhigh、パッチ611〜615のL値をLlow、すると、org_L、Lの最小値Lmin、最大値Lmaxから式(5)によって算出される。absは絶対値への変換を表す。パッチ606〜610のL値はorg_Lとする。
(式5)
high=org_L+abs(Lmax−Lmin)×5
low=org_L−abs(Lmax−Lmin)×5
同様に、パッチ601、606、611のab値をa、パッチ602、607、612のab値をa、パッチ604、609、614のab値をa、パッチ605、610、615のab値をaと定義する。org_abと、abの最小値aminmin、最大値amaxmaxから式(6)によって算出される。absは絶対値への変換を表す。a値とb値は同様の式のため、b値の説明を省略する。パッチ603、608、613のab値はorg_abとする。
(式6)
=org_a−abs(amax−amin)×10
=org_a−abs(amax−amin)×5
=org_a+abs(amax−amin)×5
=org_a+abs(amax−amin)×10
尚、算出したLab値が本実施形態で定義する範囲(Lは0.0〜100.0、a及びbは−127.0〜128.0)を超えた場合にはL=100.0、a=0.0、b=0.0に置換する。すべてのパッチでのLab値の算出が完了すると、S405〜S406と同様の処理を実施し、算出したパッチ毎のLab値をdevRGB値に変換し、devRGBベースのチャート画像を生成する。
チャート画像の生成が完了すると、決定部305は制御コマンド生成部202を介してプリンタエンジン111にチャート画像の印刷画像データを送信し、記録媒体上にチャート画像に従ったカラー画像を印刷する。印刷画像データの送信が完了すると、S408に進む。尚、本実施例では15パッチで、明度と彩度が均等間隔の候補色を含むチャート画像を示したが、上記の一例に限定されない。より好適には、ユーザの色に対する知識や、調整に費やすことが可能な時間を鑑みて、パッチ数や間隔、変化させる色味を調整可能であることが望ましい。
S408は、チャート画像を印刷した印刷物を基に、ユーザが指定する指定色を特定する。ユーザが指定色を特定するための表示部105のイメージ図を図7(a)(b)に示す。決定部305はチャート画像を表示部105に表示する(図7(a))。次に、ユーザが表示部105に示したチャート画像の中から最も希望に沿う色を選択し、指定色として決定する(図7(b))。指定色が決定すると、S409に進む。
S409は、S408で指定色として選択されたパッチに対応するdevRGBをチャート画像から取得し、目標信号値として決定する。目標信号値が決定すると、調整対象色と目標信号値を色調整テーブル出力部306に送る。
色調整テーブル出力部306は、受信した調整対象色と目標信号値を関連付けした色調整テーブルを生成する。生成された色調整テーブルを用いて入力された画像データの色をsRGBからdevRGBに変換することで、調整対象色をユーザが所望する色に近づける色調整を実現する。
以上の処理を実現することで、見本色が画像形成装置100の色再現範囲を超える場合にも、調整対象色をユーザが所望する色に近づける色調整を実現することが可能となる。
〔第一の実施形態の変形例〕
尚、本実施形態では、より好適な例として色調整テーブルを生成する例を述べたが、本発明の効果は上記の一例に限定されない。調整対象色を目標信号値に変換処理することが可能であれば良い。例えば、入力された画像データの中から特定のsRGB値を任意のdevRGB値に置き換える変換規則を追加可能な画像形成装置であれば、調整対象色を目標信号値に変換する規則を追加しても良い。
尚、本実施形態では、色調整を実施する画像データを表示部に表示し、ユーザが指定する位置に対応する色を調整対象色とする例を示した。しかしながら、調整対象色の取得方法は上記の一例に限定されない。任意の調整対象色が取得されれば良い。例えば、入力画像データに含まれる色以外の情報(αチャンネル)に画像内のオブジェクトを識別する情報が記録されている場合には、入力画像データ内の調整対象色の位置でなく、調整対象色を含むオブジェクトを指定しても良い。また、二値の画像データであれば、ユーザが指定せずとも、色材を記録する領域の色を調整対象色としても取得しても良い。
尚、本実施形態では、色再現範囲に含まれるすべての四面体に見本色が含まれるかを探索することで色再現範囲を超えるか否かを判定した。しかしながら、判定方法は上記の一例に限定されない。色再現範囲で規定する色空間に見本色が含まれるかを判定できればよく、devRGB→Lab変換テーブルの逆テーブル(Lab→devRGB変換テーブル)を作成して、候補パッチのLab値をdevRGB値に変換することが可能か否かを確認しても良い。
尚、本実施形態では、色再現範囲内の色で最も見本色との色差が小さい色をorgLabとし、複数の候補色のチャート画像を生成した。しかしながら、候補色の基準となる色の決定方法は上記の一例に限定されない。ユーザ自身が所望する色に近い候補をチャート画像に含むことができれば良く、例えば、表1、表2を用いて算出可能な調整対象色に対応したLab値をorgLabとしても良い。また、target_Labと調整対象色に対応したLab値とに基づいて、2つのLabの中間値をorgLabとしても良い。
尚、本実施形態では、範囲として画像形成装置100が再現可能なLab空間上での色範囲を用いる例を示した。しかしながら、本発明における色範囲は上記の一例に限定されない。範囲とは、ユーザが目視調整を必要とするか否かを判断することが可能であれば良い。例えば、ユーザが望む色への一致度よりも、調整工数を削減することを望む場合には色再現範囲を包含し、色再現範囲よりも広い色範囲を所定の色範囲とし、その色範囲を用いることで目視による調整の可能性が低くなるように調整しても良い。反対に、ユーザが望む色への一致度を優先する場合に、色再現範囲よりも狭い色範囲を用いることで目視による調整の可能性が高まるように調整しても良い。
〔第二の実施形態〕
本実施形態における画像処理装置114の処理フローについて、第一の実施形態との相違点を述べる。第一の実施形態では色再現範囲内外判定部304における判定結果が、再現範囲外である場合は、決定部305においてチャート画像を生成する例を示した。本実施形態では、チャート画像を生成する前に再現範囲外であることを表示部105に表示、ユーザに色調整を続けるか否かを判断させる処理を設ける。判断処理を設けることで、複数の候補色の中にユーザが望む色が無く、無駄な調整工数が発生してしまうことを抑制することが可能となる。図10に本実施形態における色調整テーブル生成部203の処理フローを示す。上述したユーザの判断処理(S410〜S412)についてのみ第一の実施形態と相違するため、それ以外の処理については説明を省略する。
S410は、色再現範囲内外判定部304による判定結果が再現範囲外の場合、表示部115に再現範囲外であることを示す。図8に表示部のイメージ図を示す。図8に示すように再現範囲外であることをユーザに通知し、801〜803の選択を促す。801が選択された場合には、S402に戻り、見本色の取得から再度行う。802が選択された場合にはS407に進み、第一の実施形態と同様の処理を行う。803が選択された場合にはS412に進み、色調整処理を中止する。尚、より好適には図8に示す色差(ΔE)のように、再現範囲外であることを示すとともに見本色が色再現範囲からどれだけ離れているかを定量的に示すことが望ましい。
以上の処理を実現することで、判定結果が再現範囲外の場合にユーザに調整を続けるかを確認することで、複数の候補色の中にユーザが望む色が無く無駄な調整工数が発生してしまうことを抑制することが可能となる。
〔第三の実施形態〕
本実施形態における画像処理装置114の処理フローについて、第一、第二の実施形態との相違点を述べる。第一、第二の実施形態では色再現範囲内外判定部304における判定結果を見本色が色再現範囲を超えるか否か基づいて決定する例を示した。本実施形態では、見本色が色再現範囲を超えるか否かに加え、ユーザ自身が目視による調整を望むか否かを判定条件に加える。ユーザ自身の希望を判定条件に加えることで、調整にかける工数は増える可能性があるものの、ユーザが所望する色への一致度を高めることが可能となる。図11に本実施形態における色調整テーブル生成部203の処理フローを示す。第一、第二の実施形態と相違するS402とS413について説明し、それ以外の処理については説明を省略する。
S402は見本色取得部302による、見本色とユーザが目視による調整を優先するか否かを決定する処理である。本実施形態における表示部105の一例を図12に示す。本実施形態では、第一、第二の実施例におけるS402と同様に見本色を取得するとともに、図12の903に示すような目視調整の優先をユーザが望むか否かを取得する。例えば903のチェックボックスでは、チェックボックスがONになっている場合には、目視調整の優先を望むと判断し色再現範囲内外判定部304に送る。見本色とユーザの判断が決定するとS403に進む。
続くS413では、色再現範囲内外判定部304によって、通知された目視調整の優先を望むか否かの判定に基づいて、チャート画像の生成を行うか否かを判定する。ユーザが目視調整の優先を望んでいた場合には、見本色と色再現範囲の関係に係らず、S407に進みチャート画像を基にした目視による色調整を実施する。また、ユーザが目視調整の優先を望んでいない場合には、S404に進み判定処理を実施する。
以上の処理を実現することで、調整工数よりもユーザが所望する色への一致度を優先した色調整を実施することが可能となる。
尚、本実施形態では、ユーザが目視による優先を望み、チャート画像を必ず生成する例について述べたが、ユーザが設定可能な優先項目は上記の一例に限定されない。調整工数を削減することを望み、マッピング処理による目標信号値の決定処理を優先するか否かを優先項目として決定しても良い。例えば、マッピング処理の優先を望む場合には、見本色と色再現範囲の関係に係らず、S405に進み、マッピング処理の優先を望んでいない場合には、S404に進む。
〔その他の実施形態〕
尚、第一乃至第三の実施形態ではテーブルデータを大容量記憶装置104に記憶しておき、処理に応じて読み出すことで取得していたがテーブルデータの取得方法は上記の一例に限定されない。例えば、ユーザがホストPC115を介して入力したテーブルデータを取得しても良いし、ネットワーク113及びネットワークI/F108を介して取得しても良い。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
114 画像処理装置
203 色調整テーブル生成部
301 調整対象色取得部
302 見本色取得部
303 範囲取得部
304 色再現範囲内外判定部
305 決定部
306 色調整テーブル出力部

Claims (12)

  1. 画像形成装置であって、
    見本画像に含まれる見本色を取得する手段と、
    前記取得した見本色が前記画像形成装置の色再現範囲を超えるか判定する判定手段と、
    前記取得した見本色が前記画像形成装置の色再現範囲を超えると判定した場合には、前記見本色の近傍の複数の色を印刷手段に印刷させ、当該印刷された複数の色のうちのユーザにより選択された色に基づいて色変換テーブルを生成し、
    前記取得した見本色が前記画像形成装置の色再現範囲を超えないと判定した場合には、前記見本色の近傍の複数の色を印刷手段に印刷させることなく色変換テーブルを生成する生成手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 画像形成装置であって、
    見本画像に含まれる見本色を取得する手段と、
    印刷対象画像に含まれる調整対象色を取得する手段と、
    前記取得した見本色が前記画像形成装置の色再現範囲を超えるか判定する判定手段と、
    前記取得した見本色が前記画像形成装置の色再現範囲を超えると判定した場合には、前記見本色の近傍の複数の色を印刷手段に印刷させ、当該印刷された複数の色のうちのユーザにより選択された色と調整対象色とに基づいて色変換テーブルを生成し、
    前記取得した見本色が前記画像形成装置の色再現範囲を超えると判定した場合には、前記見本色の近傍の複数の色を印刷手段に印刷させることなく、前記取得した見本色と調整対象色とに基づいて色変換テーブルを生成する生成手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  3. 画像形成装置であって、
    見本画像に含まれる見本色を取得する手段と、
    前記取得した見本色が所定の色範囲を超えるか判定する判定手段と、
    前記取得した見本色が前記所定の色範囲を超えると判定した場合には、前記見本色の近傍の複数の色を印刷手段に印刷させ、当該印刷された複数の色のうちのユーザにより選択された色に基づいて色変換テーブルを生成し、
    前記取得した見本色が前記所定の色範囲を超えると判定した場合には、前記見本色の近傍の複数の色を印刷手段に印刷させることなく色変換テーブルを生成する生成手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記所定の色範囲は、前記画像形成装置の色再現範囲により定められた色範囲であることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記所定の色範囲は、前記画像形成装置の色再現範囲を包含し、かつ、当該色再現範囲よりも広い範囲の色範囲であることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記見本色は、見本をスキャンすることにより得られた見本画像における指定された位置の色であり、
    前記調整対象色は、印刷対象画像における指定された位置の色であることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の画像形成装置。
  7. 画像形成装置であって、
    見本画像に含まれる見本色を取得する手段と、
    対象色を決定する手段と、
    前記取得した見本色が前記画像形成装置の色再現範囲を超えるか判定する判定手段と、
    前記取得した見本色が前記画像形成装置の色再現範囲を超えると判定した場合には、前記見本色の近傍の複数の色を印刷手段に印刷させ、当該印刷された複数の色のうちのユーザにより選択された色へと前記決定した対象色を変換すると決定し、
    前記取得した見本色が前記画像形成装置の色再現範囲を超えないと判定した場合には、前記見本色の近傍の複数の色を印刷手段に印刷させることなく、前記取得した見本色へと前記決定した対象色を変換すると決定する手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  8. 印刷手段を備える画像形成装置に対し、調整対象色を見本色へと近づける色調整を行う画像処理装置であって、
    見本画像から見本色を取得する見本色取得手段と
    前記取得した見本色が前記画像形成装置の色再現範囲を超えるか判定する判定手段と、
    前記判定手段の判定結果を基に色調整テーブルを生成する色調整テーブル生成手段を備え、
    前記生成手段は、前記判定結果において見本色が色再現範囲を超えると判定した場合には、複数の候補色を前記印刷手段に印刷させ、前記候補色のうちユーザが選択した色と前記調整対象色に基づいて色調整テーブルを生成し、
    前記判定結果において見本色が色再現範囲を超えないと判定した場合には、
    前記複数の候補色を印刷させることなく、前記見本色と前記調整対象色に基づいて色調整テーブルを生成することを特徴とする画像処理装置。
  9. 印刷手段を備える画像形成装置に対し、調整対象色を見本色へと近づける色調整を行う画像処理装置であって、
    見本画像から見本色を取得する見本色取得手段と
    前記取得した見本色が前記画像形成装置の色再現範囲を超えるか判定する判定手段と、
    前記判定手段の判定結果を基に変換規則を決定する決定手段を備え、
    前記決定手段は、前記判定結果において見本色が色再現範囲を超えると判定した場合には、
    複数の候補色を前記印刷手段に印刷させ、前記調整対象色を前記候補色のうちユーザが選択した色に変換させることを決定し、
    前記判定結果において見本色が色再現範囲を超えないと判定した場合には、
    前記複数の候補色を印刷させることなく、前記調整対象色を前記見本色に変換させることを決定することを特徴とする画像処理装置。
  10. 印刷手段を備える画像形成装置に対し、調整対象色を見本色へと近づける色調整を行う画像処理装置であって、
    見本画像から見本色を取得する見本色取得手段と
    前記取得した見本色が色範囲を超えるか判定する判定手段と、
    前記判定手段の判定結果を基に色調整テーブルを生成する色調整テーブル生成手段を備え、
    前記色調整テーブル生成手段は、前記判定結果において見本色が色範囲を超えると判定した場合には、
    複数の候補色を前記印刷手段に印刷させ、前記候補色のうちユーザが選択した色と前記調整対象色に基づいて色調整テーブルを生成し、
    前記判定結果において見本色が色範囲を超えないと判定した場合には、
    前記複数の候補色を印刷させることなく、前記見本色と前記調整対象色に基づいて色調整テーブルを生成することを特徴とする画像処理装置。
  11. 印刷手段を備える画像形成装置に対し、調整対象色を見本色へと近づける色調整を行う画像処理装置であって、
    見本画像から見本色を取得する見本色取得手段と
    前記取得した見本色が前記画像形成装置の色範囲を超えるか判定する判定手段と、
    前記判定手段の判定結果を基に変換規則を決定する決定手段を備え、
    前記決定手段は、前記判定結果において見本色が色範囲を超えると判定した場合には、
    複数の候補色を前記印刷手段に印刷させ、前記調整対象色を前記候補色のうちユーザが選択した色に変換させることを決定し、
    前記判定結果において見本色が色範囲を超えないと判定した場合には、
    前記複数の候補色を印刷させることなく、前記調整対象色を前記見本色に変換させることを決定することを特徴とする画像処理装置。
  12. 前記判定手段は、前記判定結果が範囲を超えると判定した場合に、ユーザに範囲を超えたことを通知し、前記複数の候補色を印刷させる否かを選択させることを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
JP2019113205A 2019-06-18 2019-06-18 画像処理装置、画像形成装置 Active JP7297547B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019113205A JP7297547B2 (ja) 2019-06-18 2019-06-18 画像処理装置、画像形成装置
US16/904,402 US11431878B2 (en) 2019-06-18 2020-06-17 Method which a user possessing a sample performs color adjustment when a sample color is outside the color reproduction range
US17/814,479 US11750765B2 (en) 2019-06-18 2022-07-22 Performing color conversion that acquires a sample color included in second image data

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019113205A JP7297547B2 (ja) 2019-06-18 2019-06-18 画像処理装置、画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020203454A true JP2020203454A (ja) 2020-12-24
JP7297547B2 JP7297547B2 (ja) 2023-06-26

Family

ID=73836859

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019113205A Active JP7297547B2 (ja) 2019-06-18 2019-06-18 画像処理装置、画像形成装置

Country Status (2)

Country Link
US (2) US11431878B2 (ja)
JP (1) JP7297547B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BE1026562B1 (nl) * 2018-08-22 2020-03-26 Drukkerij Voet Bvba Werkwijze en systeem voor het verhogen van de printkwaliteit
JP7314733B2 (ja) * 2019-09-13 2023-07-26 コニカミノルタ株式会社 色変換テーブル補正装置、色変換テーブル補正プログラム、および色変換テーブル補正方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009049839A (ja) * 2007-08-22 2009-03-05 Fuji Xerox Co Ltd 色変換装置及びプログラム
JP2011114717A (ja) * 2009-11-27 2011-06-09 Fujifilm Corp 色選択方法、画像処理方法、画像処理装置及びプログラム
JP2011166731A (ja) * 2009-09-19 2011-08-25 Fujifilm Corp 色選択方法、画像処理方法、画像処理装置及びプログラム
JP2018505611A (ja) * 2015-01-30 2018-02-22 ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー.Hewlett‐Packard Development Company, L.P. 色の較正
JP2019029787A (ja) * 2017-07-28 2019-02-21 セイコーエプソン株式会社 情報処理装置、プログラム、及び情報処理装置の制御方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6414519B2 (ja) 2015-07-14 2018-10-31 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置およびプログラム
JP6748464B2 (ja) * 2016-03-28 2020-09-02 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像処理方法、およびその画像処理プログラム
JP7141958B2 (ja) * 2019-02-15 2022-09-26 株式会社ミマキエンジニアリング 印刷システム、色合わせ方法、制御装置、及びプログラム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009049839A (ja) * 2007-08-22 2009-03-05 Fuji Xerox Co Ltd 色変換装置及びプログラム
JP2011166731A (ja) * 2009-09-19 2011-08-25 Fujifilm Corp 色選択方法、画像処理方法、画像処理装置及びプログラム
JP2011114717A (ja) * 2009-11-27 2011-06-09 Fujifilm Corp 色選択方法、画像処理方法、画像処理装置及びプログラム
JP2018505611A (ja) * 2015-01-30 2018-02-22 ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー.Hewlett‐Packard Development Company, L.P. 色の較正
JP2019029787A (ja) * 2017-07-28 2019-02-21 セイコーエプソン株式会社 情報処理装置、プログラム、及び情報処理装置の制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP7297547B2 (ja) 2023-06-26
US11431878B2 (en) 2022-08-30
US11750765B2 (en) 2023-09-05
US20200404125A1 (en) 2020-12-24
US20220360688A1 (en) 2022-11-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1590953B1 (en) Color conversion method and profile generation method
Kriss Color management: understanding and using ICC profiles
JP5713727B2 (ja) プロファイル作成方法、プロファイル作成装置、プロファイルにより色変換を行う画像処理装置およびプログラム
US5748342A (en) Image processing apparatus and method
US20070030499A1 (en) Color processing method and apparatus
JPH1028231A (ja) 自動カラー修正方法および装置
JP2006068982A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法並びにプリンタドライバ
JP2009171402A (ja) 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム
US11750765B2 (en) Performing color conversion that acquires a sample color included in second image data
KR20190013657A (ko) 화상 처리 장치, 화상 처리 방법, 및 기억 매체
WO2006109859A1 (en) Color processing method and apparatus
JP2018054862A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム
JP2022040818A (ja) 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム
JPH10271344A (ja) カラー画像処理装置
JP2009117952A (ja) 画像処理装置、画像形成方法およびプログラム
JP4252748B2 (ja) 変換テーブルの生成方法、プログラム、カラー複写機
JP2006165864A (ja) カラー画像処理システム
JP2005110089A (ja) 色変換マトリックス生成方法、色変換テーブル作成方法およびプログラム
JP5159565B2 (ja) 色処理装置およびその方法
JP4228208B2 (ja) カラー画像処理方法およびカラー画像処理装置、カラー画像処理プログラム、記憶媒体
JP7490447B2 (ja) 画像処理装置、その制御方法及びプログラム
JP4921339B2 (ja) 色処理装置およびその方法
JP2000251054A (ja) 自動カラー修正方法および装置
JP2004040184A (ja) 画像処理装置および制御装置、並びに、それらの方法
US20220230030A1 (en) Image processing apparatus, image processing method, and storage medium

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220524

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230221

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230414

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230516

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230614

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7297547

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151