JP2011114717A - 色選択方法、画像処理方法、画像処理装置及びプログラム - Google Patents

色選択方法、画像処理方法、画像処理装置及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】カラーチャートを再印刷する回数を極力減らし、色見本と比較観察するカラーパッチの個数を極力減らすことができる色選択方法、画像処理方法、画像処理装置及びプログラムを提供する。
【解決手段】指定色の色値を入力し、入力された前記指定色を指定色調整用カラーチャート34cの印刷色として再現させる際の変動範囲を予測し、予測された前記変動範囲に基づいてカラーパッチ36の個数又はカラーパッチ36の色間隔を決定する。
【選択図】図10

Description

本発明は、基準色又はその近傍色からなる複数のカラーパッチを備えるカラーチャートを印刷機により印刷し、前記カラーチャートの中から指定色に最も近い色のカラーパッチを選択する色選択方法、画像処理方法、画像処理装置及びプログラムに関する。
近年のインクジェット技術の飛躍的進歩に伴い、インクジェット方式の印刷機による高速・高画質を両立したカラー大判印刷が可能になりつつある。この印刷機は、個人的・家庭的用途だけでなく、最近では、特に商業用途において幅広い分野で用いられている。この印刷機を用いることにより、例えば、店頭POP(Point of Purchase)や壁面ポスターのみならず、屋外広告・看板等の大サイズメディア、ロールメディア、厚手の硬質メディアに対しても印刷が可能である。
このような多様な商業的需要に応えるため、印刷に用いられる印刷媒体(以下「メディア」という場合がある。)も多種多彩である。例えば、合成紙・厚紙・アルミ蒸着紙等の紙類、塩化ビニル・PET等の樹脂、繊維織物の両面に合成樹脂フイルムを貼り合わせたターポリン等が用いられる。
広告印刷には需要者の視覚を通じてその購買意欲を喚起させる効果が期待されることから、印刷物(印刷された印刷媒体)の色の仕上がりは特に重要である。従来から、印刷物の色管理手段として、ICC(International Color Consortium)プロファイルの作成方法や、指定色の調整方法等の様々なカラーマッチング技術が多数開示されている。これらのカラーマッチング技術は、インクジェット方式の印刷機に限られず、電子写真、感熱方式等を含むデジタルプリンタ全般及びその周辺機器に横断的に適用できるものである。
上述の「指定色の調整方法」とは、画像全体のカラーバランスを維持しつつ、カラーチップの色見本等により指定された色(指定色)と略一致するように前記画像の注目部分の色を微調整する方法である。すなわち、指定色の調整方法は、基準色又はその近傍色からなる複数のカラーパッチを備えるカラーチャートを印刷し、前記カラーチャートの中から指定色に最も近い色のカラーパッチを選択する色選択工程と、この色の選択結果に基づいて印刷色を調整する色調整工程とから基本的に構成される。
例えば、特許文献1には、表示装置上に表示した指定色と、印刷機から印刷される色との色感を一致させるための方法が開示されている。具体的には、表示装置上に表示色の変更が自在な表示窓と、表示された指定色に近いと考えられて印刷された27色のカラーチャートが開示されている(特許文献1の図4及び図5参照)。
このように構成されているので、作業者は、指定色が前記表示窓に表示されるように設定し、印刷機からカラーチャートが印刷されるように印刷ボタンを押し、このカラーチャートの27色の中から指定色に最も近い色を選択し、その色の番号を画面を介して入力することにより、表示装置上に表示した指定色と、印刷機から印刷される色との色感を厳密に近似させることができる旨が記載されている。
特開2000−217007号公報
ところで、上述の色選択工程では、指定色との一致感が得られる色が選択されるまで、カラーチャートの印刷及び視認作業を何度も繰り返すことがある。したがって、最初に印刷されるカラーチャートの設定条件により、色の最終選択までに要する作業工数の多少に影響を与える。そこで、次に示す経験則等を考慮することにより、カラーチャートを印刷する回数を極力減らし、色見本と比較観察するカラーパッチの個数を極力減らすことができる。
先ず、基準色の初期値が指定色に近いほど、最適な色を早期に選択できる可能性が高くなる。また、カラーチャートの印刷に用いる印刷機及びメディアに適したプロファイルを用いると、カラーチャートの色再現精度が高くなり、それだけ最適な色を早期に選択できる可能性が高くなる。
さらに、カラーパッチの色間隔が大きいほど、あるいはカラーパッチの個数が多いほど、1枚のカラーチャート上に表現される色の提示範囲が拡大されるので、カラーチャート上に最適な色が存在する可能性が高くなる。特に、指定色が印刷機のガマットの範囲外の色であり、その代替色として最適な色をガマットの範囲内の色の中から選択しなければならない場合には、色の提示範囲を拡大することで作業者にとって選択の幅を広くする方が好ましい場合もある。
しかしながら、特許文献1に開示された方法等において上記の傾向に関して一切考慮されておらず、最適な色を早期に選択できる構成を採っているとはいえない。その結果、カラーチャートの再印刷及び視認作業を何度か繰り返すことになり、色の選択作業が効率的でない場合がある。
本発明は上記した問題を解決するためになされたもので、カラーチャートを再印刷する回数を極力減らし、色見本と比較観察するカラーパッチの個数を極力減らすことができる色選択方法、画像処理方法、画像処理装置及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、基準色又はその近傍色からなる複数のカラーパッチを備えるカラーチャートを印刷機により印刷し、前記カラーチャートの中から指定色に最も近い色のカラーパッチを選択する色選択方法に関する。
そして、前記指定色の色値を入力する入力ステップと、入力された前記指定色を前記カラーチャートの印刷色として再現させる際の変動範囲を予測する予測ステップと、予測された前記変動範囲に基づいて前記カラーパッチの個数又は前記カラーパッチの色間隔を決定する決定ステップとを備える。
このように、入力された指定色をカラーチャートの色として再現させる際の変動範囲を予測するようにしたので、入力された指定色の特徴に応じた適切なカラーパッチの個数又は色間隔を決定可能であり、カラーチャートを再印刷する回数を極力減らし、色見本と比較観察するカラーパッチの個数を極力減らすことができる。
また、前記予測ステップは、前記指定色の入力方法の種類に基づいて前記変動範囲を予測することが好ましい。これにより、指定色の入力精度を把握可能であり、前記入力精度に応じた適切なカラーパッチの個数又は色間隔が決定できる。
さらに、前記指定色についての前記印刷機のガマットの属否を判定する判定ステップを備え、前記予測ステップは、判定された前記ガマットの属否に基づいて前記変動範囲を予測することが好ましい。これにより、指定色からガマット範囲内の色への置換要否を把握可能であり、前記置換要否に応じた適切なカラーパッチの個数又は色間隔が決定できる。
さらに、前記予測ステップは、前記印刷機のプロファイルの種類に基づいて前記変動範囲を予測することが好ましい。これにより、印刷プロファイルによる色再現精度を把握可能であり、前記色再現精度に応じた適切なカラーパッチの個数又は色間隔が決定できる。
さらに、前記予測ステップは、前記個数に関する前記変動範囲と前記色間隔に関する前記変動範囲とをそれぞれ独立に予測することが好ましい。
さらに、前記決定ステップは、作業者の熟練度に応じて前記個数又は前記色間隔を決定する方法を変更することが好ましい。
本発明に係る画像処理方法は、上記の色選択方法により選択されたカラーパッチの色値を第1の色値として取得するステップと、前記指定色の色値を第2の色値として取得するステップと、取得された第1及び第2の色値に基づいて前記印刷機のプロファイルを補正するステップとを備えることを特徴とする。
本発明に係る画像処理方法は、上記の色選択方法により選択されたカラーパッチの色値を目標プロファイルに基づいてデバイス依存データに変換するステップと、電子原稿の色値を補正するために前記色値又は前記デバイス依存データを表示するステップとを備えることを特徴とする。
本発明に係る画像処理装置は、上記の色選択方法により選択されたカラーパッチの色値を第1の色値として取得し、前記指定色の色値を第2の色値として取得し、前記第1及び第2の色値に基づいて前記印刷機のプロファイルを補正するプロファイル補正部を有することを特徴とする。
本発明に係る画像処理装置は、上記の色選択方法により選択されたカラーパッチの色値を目標プロファイルに基づいてデバイス依存データに変換し、電子原稿の色値を補正するために前記色値又は前記デバイス依存データを表示する表示部を有することを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、コンピュータを、指定色の色値を入力する手段、
前記指定色の色値に基づいて基準色を設定する手段、入力された前記指定色をカラーチャートの印刷色として再現させる際の変動範囲を予測する手段、予測された前記変動範囲に基づいてカラーパッチの個数又は色間隔を決定する手段、設定された前記基準色と決定された前記個数又は前記色間隔とに基づいて、複数のカラーパッチを備える前記カラーチャートの画像データを生成する手段、前記画像データに基づいて前記カラーチャートを印刷させる手段として機能させる。
本発明に係る色選択方法、画像処理方法、画像処理装置及びプログラムによれば、指定色の色値を入力し、入力された前記指定色をカラーチャートの印刷色として再現させる際の変動範囲を予測し、予測された前記変動範囲に基づいて前記カラーパッチの個数又は前記カラーパッチの色間隔を決定するようにしたので、入力された指定色の特徴に応じた適切なカラーパッチの個数又は色間隔を決定可能であり、カラーチャートを再印刷する回数を極力減らし、色見本と比較観察するカラーパッチの個数を極力減らすことができる。
本実施の形態に係る画像処理装置が組み込まれた印刷システムの斜視説明図である。 本実施の形態に係る指定色調整用カラーチャートの概略正面図である。 本実施の形態に係る画像処理装置の機能ブロック図である。 本実施の形態に係る指定色の入力のための設定画面の例を示す図である。 本実施の形態に係る指定色の調整のための第一の設定画面の例を示す図である。 本実施の形態に係る指定色の調整のための第二の設定画面の例を示す図である。 本実施の形態に係る指定色の調整のための第三の設定画面の例を示す図である。 本実施の形態に係る印刷システムを用いて適切な印刷物を得るためのフローチャートである。 本実施の形態に係る指定色調整用カラーチャートを用いた指定色の調整方法に関するフローチャートである。 指定色調整用カラーチャート上のカラーパッチの個数及び色間隔の決定方法に関するフローチャートである。 図11Aは、各評価項目に対する色再現誤差又は個人差の影響度の得点表である。図11Bは、横軸はガマットまでの距離、縦軸は色再現誤差の影響度を示すグラフである。 図12Aは、色再現誤差の影響度に対するカラーパッチの個数の対応表である。図12Bは、個人差の影響度に対するカラーパッチの色間隔の対応表である。 図13Aは、色再現誤差の影響度に対するカラーパッチの個数及び色間隔の対応表の第1変形例である。図13Bは、色再現誤差の影響度に対するカラーパッチの個数及び色間隔の対応表の第2変形例である。 指定色調整用カラーチャートにおける各カラーパッチの色の設計値の一例を表す図である。 図15A及び図15Bは、図6に示すポインタにより所定の色が選択されたときのマトリクス画像の一部拡大概略図である。
以下、本発明に係る色選択方法についてそれを実施する画像処理装置並びに印刷システムとの関係において好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係る画像処理装置16が組み込まれた印刷システム10の斜視説明図である。
印刷システム10は、LAN12と、編集装置14と、画像処理装置16と、印刷機18と、測色計20とを基本的に備える。
LAN12は、イーサネット(登録商標)等の通信規格に基づいて構築されているネットワークである。編集装置14と、画像処理装置16と、データベースDBとは、LAN12を介して有線又は無線により相互に接続されている。
編集装置14は、文字、図形、絵柄や写真等から構成されるカラー画像の配置をページ毎に編集が自在であり、ページ記述言語(以下、PDLという。)による電子原稿、例えば、4色(CMYK)や3色(RGB)のカラーチャンネルからなる8ビット画像データを生成する。
ここで、PDLとは、印刷や表示等の出力単位である「ページ」内で文字、図形等の書式情報、位置情報、色情報(濃度情報を含む)等の画像情報を記述する言語である。例えば、PDF(Portable Document Formatの略で、ISO32000−1:2008に規定)、AdobeSystems社のPostScript(登録商標)やXPS(XML Paper Specification)等が知られている。
また、編集装置14には図示しないカラースキャナが接続されており、該カラースキャナは、所定の位置にセットされたカラー原稿を光学的に読み取ることで、前記電子原稿の構成要素となるカラー画像データを取得可能である。
画像処理装置16は、PDLによる電子原稿をビットマップ形式(ラスタ画像の一種)に展開し、所望の画像処理、例えば、色変換処理、画像拡縮処理や配置処理等を行い、印刷機18の印刷方式に適した印刷信号に変換し、前記印刷機18に前記印刷信号を送信する各機能を有している。
また、画像処理装置16は、CPU・メモリ等を有する本体22と、カラー画像を表示する表示装置24と、入力部としての入力装置26(キーボード28及びマウス30)を備えており、さらに測色計20が接続されている。
印刷機18は、C、M、Y、Kの各色(プロセスカラー)からなる標準インクと、LC、LM等の淡色やW(白色)等のオプションインクとを組み合わせてカラー画像を形成するインクジェット方式の印刷装置である。この印刷機18は、外部(例えば、画像処理装置16)から受信した印刷信号に基づいて各色のインクの射出制御を行うことにより、印刷媒体としてのメディア32(図1では、ロール状の未印刷のメディア32)上にカラー画像を印刷し、印刷物34(指定色調整用カラーチャート34cが含まれる。)を形成する。
メディア32の基材には、合成紙・厚紙・アルミ蒸着紙等の紙類、塩化ビニル・PET等の樹脂やターポリン等を用いることができる。
測色計20は、測定対象物の色値を測定する。ここで色値とは、三刺激値XYZ、均等色空間の座標値L***等のみならず、波長に対する光学物理値の特性、例えば、分光放射分布、分光感度分布、分光反射率又は分光透過率が含まれる。
図2は、指定色調整用カラーチャート34cの概略正面図である。
指定色調整用カラーチャート34cは、メディア32上に印刷された、色の異なる27個の略同形状のカラーパッチ36と、該カラーパッチ36の行方向及び列方向の配列位置を特定する行番号38及び列番号40と、前記指定色調整用カラーチャート34cの印刷条件を識別する情報からなる印刷情報42とから構成される。
各カラーパッチ36は、メディア32の左側部、中央部及び右側部に、縦方向及び横方向に3個ずつ、所定間隔の隙間を設けるように配置されている。各カラーパッチ36の色は、CMYK値の各信号レベルの範囲(百分率では0%〜100%、8ビット階調である場合は0〜255)の所定の値が設定されている。
識別情報としての行番号38は上から順番に(1)、(0)、(−1)からなり、それぞれ各カラーパッチ36の左方部にその位置に対応するように設けられている。一方、識別情報としての列番号40は、左から順番に(1’)、…、(−1”)からなり、各カラーパッチ36の上方部にその位置に対応するように設けられている。
印刷情報42には、印刷機18の機種、シリアル番号若しくは登録名、後述する印刷モード、メディア32の種類、印刷日時等が印刷されている。
図3は、本実施の形態に係る画像処理装置16の機能ブロック図である。なお、電子原稿は白抜実線矢印の方向に、カラーチャート用画像データは白抜破線矢印の方向に、その他の各種データは実線矢印の方向にそれぞれ供給されることを表す。
画像処理装置16の本体22は、編集装置14側から供給される電子原稿を入力するI/F50と、該I/F50を介して供給された電子原稿のPDL形式をビットマップ形式に展開するRIP52(ラスタイメージングプロセッサ)と、該RIP52により展開された電子原稿のCMYK値(あるいはRGB値)に対して所定の色変換処理を施して新たなCMYK値の画像データを得る色変換処理部54と、該色変換処理部54により色変換されて得られた新たなCMYK値の画像データを印刷機18に適した印刷信号(インク射出制御データ)に変換する印刷機ドライバ56と、該印刷機ドライバ56により変換された印刷信号を印刷機18側に出力するI/F58とを備える。
また、本体22は、印刷機18毎にプロファイルを管理する色管理部60と、指定色調整用カラーチャート34c又は図示しないプロファイル用カラーチャートを印刷するための画像データを生成する画像データ生成部62と、表示装置24との接続を可能とするI/F64と、入力装置26(キーボード28及びマウス30)との接続を可能とするI/F66と、測色計20との接続を可能とするI/F68とを備える。
さらに、本体22は、その内部の各構成要素から供給される各種データを記憶し、あるいは記憶する各種データを各構成要素に供給する記憶部70を備えている。該記憶部70は、RIP52と、色変換処理部54と、色管理部60と、画像データ生成部62と、I/F64と、I/F66と、I/F68とにそれぞれ接続されている。
なお、色変換処理部54は、デバイス依存データからデバイス非依存データに変換する目標プロファイル処理部72と、デバイス非依存データからデバイス依存データに変換するする印刷プロファイル処理部74とを備える。ここで、デバイス依存データとは、各種デバイスを適切に駆動するためのCMYK値、RGB値等で定義されるデータである。また、デバイス非依存データとは、HSL、HSB、CIELAB座標系、CIELUV座標系、XYZ等の表色系で定義されるデータである。
また、画像データ生成部62は、指定色調整用カラーチャート34cを印刷するための画像データを生成する指定色調整用データ生成部76と、図示しないプロファイル用カラーチャートを印刷するための画像データを生成するプロファイル用データ生成部78と、指定色調整用カラーチャート34c上の複数のカラーパッチ36の配設位置を模擬した画像データを生成する模擬データ生成部79とを備える。
さらに、色管理部60は、印刷機18毎にプロファイルを生成するプロファイル生成部80と、印刷機18毎に指定色を管理する指定色管理部82とを備える。
さらにまた、指定色管理部82は、後述するカラーチャート条件を設定するカラーチャート条件設定部84と、所定の色が出力デバイス(印刷機18を含む。)のガマットの範囲内の色か否かを判定するガマット内外判定部86と、所定のガマットマッピングアルゴリズム(以下、「マッピング方法」という。)に従って第1ガマットを第2ガマットに色変換するマッピング部88と、前記所定の色を指定色調整用カラーチャート34cの色として再現させる際の変動範囲を予測する変動範囲予測部90と、指定色調整用カラーチャート34cに配設するカラーパッチ36の個数を決定するパッチ個数決定部92と、指定色調整用カラーチャート34c上のカラーパッチ36の色間隔を決定する色間隔決定部94と、表示された指定色調整用カラーチャート34cの模擬画像上の指示座標に対応する色が有する色値を算出する指示色算出部96とから構成される。
さらに、RIP52は、電子原稿のビットマップ形式化の際に、印刷機18の解像度等に対応した画像拡縮処理や、印刷フォーマットに対応した回転・反転処理等の種々の画像処理を行うことができる。
さらに、印刷機ドライバ56は、CMYK値からインク各色(CMYK、LC、LM、又はW)に対応するインク射出制御用データを作成する。このインク射出制御用データは、印刷機18のインク射出動作(ON・OFFやインクドット径の大小等)との間でその印刷機18固有のデータ定義に従って関連付けられている。その際、8ビット多階調画像から2値画像等の低階調画像への変換を要するが、ディザマトリクス法や誤差拡散法等の公知のアルゴリズムを用いることができる。
さらに、目標プロファイル処理部72又は印刷プロファイル処理部74は、印刷機18の印刷モードに応じてプロファイルを補正することができる。ここで、印刷モードとは、印刷ヘッドのノズル数、印刷ヘッドの走査時におけるインク射出タイミング(片方向/双方向)、パス数、搭載インク色数及びその種類、インク射出制御用データ作成のアルゴリズム等の、印刷に関する各種設定をいう。
さらに、CPU等で構成される制御部(不図示)は、この画像処理に関するすべての制御を行う。すなわち、本体22内部の各構成要素の制御(例えば、記憶部70のデータ読出し・書込み)のみならず、I/F64を介して表示装置24に表示信号を送信する制御や、I/F68を介して測色計20から測色データを
取得する制御等も含まれる。
本実施の形態の画像処理装置16は以上のように構成され、上述した各画像処理機能は、基本プログラム(オペレーティングシステム)上で動作する応用プログラムを用いて実現することができる。
図4は、本実施の形態に係る指定色の入力のための設定画面の例を示す図である。
設定画面100には、左上から右下の方に順番に、6つのラジオボタン102a〜102fと、3個のテキストボックス104と、3個のテキストボックス105と、4個のテキストボックス106と、2個のプルダウンメニュー107、108と、2個のプルダウンメニュー109、110と、[測色]と表示されたボタン112と、カラーホイール114と、参照パッチ116と、[中止]、[OK]と表示されたボタン118、120とが設けられている。
ラジオボタン102a〜102fの右方には、「L***で指定」、「RGBで指定」、「CMYKで指定」、「測色計で測定」、「特色名で指定」、「カラーホイールで指定」とそれぞれ表示されている。
3個のテキストボックス104、3個のテキストボックス105、4個のテキストボックス106には、キーボード28(図1参照)を用いて数字を含む各種文字の入力が自在である。
プルダウンメニュー107は、3個のテキストボックス105の右方に設けられており、欄には「sRGB」からなる文字が表示されている。また、プルダウンメニュー108は、4個のテキストボックス106の右方に設けられており、欄には「ISO coated」からなる文字が表示されている。
プルダウンメニュー109、110は、4個のテキストボックス106の下方に設けられており、欄には「測色計の機種名」、「特色名のリスト」からなる文字がそれぞれ表示されている。
カラーホイール114は、カラーパレット122、丸型ポインタ124、カラーバー126、三角ポインタ128とから構成される。
カラーパレット122は矩形状であり、その領域内には連続的に変化する色が表示されている。カラーパレット122の左方には「L」なる文字と上下方向を向く2本の矢印とが、その下方には「C」なる文字と左右方向を向く2本の矢印とがそれぞれ設けられている。また、カラーパレット122の領域内(図4では右上部)には丸型ポインタ124が設けられており、その領域内での移動が自在である。
カラーパレット122の右方には、上下方向に延在する縦長のカラーバー126が設けられている。カラーバー126には、その上下方向に連続的に変化する色が表示されている。また、カラーバー126の右方には三角ポインタ128が設けられており、カラーバー126に沿って上下方向に移動が自在である。
カラーホイール114の右方に設けられた矩形状の参照パッチ116には、丸型ポインタ124が指示する色と同一色が表示されている。
図5は、本実施の形態に係る指定色の調整のための第一の設定画面の例を示す図である。
設定画面130には、上から順番に、プルダウンメニュー132と、表示欄134と、上下方向に並設された3個のスピンボタン付テキストボックス136と、グラフ138と、[中止]、[次へ]と表示されたボタン140、142が設けられている。
プルダウンメニュー132の左方部には「印刷プロファイル」なる文字列が表示されている。表示欄134には、上から順番に「ガマット内」、「ガマット境界」及び「ガマット外」からなる欄が設けられており、「ガマット外」の左方別欄には「○」が表示されている。
3個のスピンボタン付テキストボックス136は、キーボード28又はマウス30(図1参照)の所定の操作により、後述する基準色の色値L***の値をそれぞれ独立に設定可能である。
グラフ138は、L***空間の所定の断面図(L*−a*平面、a*−b*平面、L*−b*平面のいずれかの座標系)であり、その二次元座標系にはガマットを示す曲線144と、白抜き円形でプロットされた指定色146aと、黒塗り円形でプロットされた別の指定色146bと、白抜き三角形でプロットされた変換色148aと、黒塗り三角形でプロットされた別の変換色148bとが表示されている。
図6は、本実施の形態に係る指定色の調整のための第二の設定画面の例を示す図である。
設定画面160には、上から順番に、パッチ選択画像162と、上下方向に並設された3個1組のスピンボタン付テキストボックス164、166と、[カラーチャート印刷]、[戻る]、[確定]、[中止]と表示されたボタン168、170、172、174とが設けられている。
パッチ選択画像162は、指定色調整用カラーチャート34c上の複数のカラーパッチ36の配設位置を模して構成されており、行番号176と、列番号178と、マトリクス画像180と、[マニュアル設定]と表示されたボタン182とを備える。
さらに、マトリクス画像180は、太線で示される外枠184と、27個のカラーパッチ186と、破線で示される12本の補助線188と、十字形状のポインタ190とから構成される。
12本の補助線188は、縦線9本、横線3本から構成されており、各カラーパッチ186の中心位置を通るように格子状に設けられている。
2個のスピンボタン付テキストボックス164、166は、キーボード28又はマウス30(図1参照)の所定の操作により、基準色の色値(L*,a*,b*)、色間隔(ΔL*,Δa*,Δb*)の値をそれぞれ独立に設定可能である。
図7は、本実施の形態に係る指定色の調整のための第三の設定画面の例を示す図である。
設定画面200には、上から順番に、パッチ選択画像202と、スライダバー204、206と、3個のラジオボタン208と、[戻る]、[設定変更]と表示されたボタン210、212とが設けられている。
パッチ選択画像202は、図6に示すパッチ選択画像162と類似した外観構成であり、行番号214と、列番号215と、マトリクス画像216(太線で示される外枠218及び破線で示される30本の補助線220)とを備える。なお、30本の補助線220は、縦線25本、横線5本から構成されており、格子状に設けられている。
スライダバー204は、設定画面200の左右方向に延在するゲージ222と、該ゲージ222上に左右方向に移動が自在であるスライダ224が設けられている。ゲージ222左端の左方部には「カラーパッチ個数」なる文字が表示されており、スライダ224の下方部には目盛「5」の位置を指向する矢印226が表示されている。
スライダバー206は、設定画面200の左右方向に延在するゲージ228と、該ゲージ228上に左右方向に移動が自在であるスライダ230が設けられている。ゲージ228左端の左方部には「色間隔」なる文字が表示されており、スライダ230の下方部には目盛「中」の位置を指向する矢印232が表示されている。
スライダバー204の右方に設けられた3個のラジオボタン208は、上下方向に並設されている。3個のラジオボタン208の上方には「パッチ探索モード」なる文字が付されており、各ラジオボタン208の右方には上から順に「初級モード」、「中級モード」、「上級モード」の文字が付されている。
この実施形態に係る印刷システム10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作について説明する。
図8は、本実施の形態に係る印刷システム10を用いて適切な印刷物34を得るためのフローチャートである。主に図1を参照しながら説明する。
先ず、作業者は、形成しようとする印刷物34に関する印刷条件やその観察態様を調査する(ステップS1)。ここで、印刷条件とは、印刷に使用する印刷機18の種類、メディア32の種類や前述した印刷モード等である。また、観察態様とは、印刷物34の観察光源の種類や印刷物34の掲示態様(反射、透過、又はその混合)等である。
次いで、作業者は、印刷機18に適切なプロファイルを選定する(ステップS2)。通常、目標プロファイル又は印刷プロファイルは、本体22の記憶部70に保存されている。印刷機18に適切なプロファイルが登録(図3に示す記憶部70に記憶)されていない場合は、印刷プロファイルを別途生成することができる。
次いで、印刷機18を用いて電子原稿を印刷し、印刷物34を得る(ステップS3)。ここで、図示しないラミネート処理装置を用いて印刷物34にラミネート処理を施し、その画像形成面上に保護膜を設けてもよい。そうすれば、画像の擦過性・堅牢性を向上させることができる。
次いで、印刷物34の画像の色を評価し(ステップS4)、画像の色が適切か否かを判断する(ステップS5)。所望の色合いが得られたか否かについての評価方法としては、画像の全体的外観又は部分的外観に着目し、作業者等の目視により良否を判断する方法、あるいは、測色計20を用いて印刷物34の所定の箇所を測色し、その値が所望の範囲内に収まるか否かで判断する方法等を用いることができる。
特に、本実施の形態では、カラー画像の所定の箇所に対して指定色(色見本の現物等)が指定されており、当該箇所の色と前記指定色とが略同色であるか否かで判断される。
この画像評価の結果、印刷物34の画像が適切でないと判断された場合は、プロファイルの変更等を行うことにより色の微調整を行う(ステップS6)。この具体的方法としては、プロファイルの再設定・再生成、現在設定されているプロファイルの補正や電子原稿のデータ修正等が挙げられる。
以下、印刷と評価を繰り返すことにより(ステップS3〜S6)、所望の色の印刷物34が得られる。
ここで、プロファイルの生成(ステップS2)の際の、画像処理装置16による画像処理の流れについて、図3を参照しながら詳細に説明する。
記憶部70により記憶された所定のCMYK値データに基づいて、プロファイル用データ生成部78により生成された画像データは、図3に示すように矢印R1の経路から印刷機ドライバ56に供給され、電子原稿の印刷と同様の動作により印刷機18側に供給される。このようにして得られた図示しないプロファイル用カラーチャートの各カラーパッチを、画像処理装置16に接続された測色計20を用いて測色し、L***の色値を取得する。この色値のデータは記憶部70に一旦記憶される。その後、指定されたCMYK値と得られたL***との対応関係に基づいて3次元−4次元変換LUTをデータとして含む印刷プロファイルを生成することができる。
また、電子原稿の印刷(ステップS3)の際の、画像処理装置16による画像処理の流れについて、図3を参照しながら詳細に説明する。
編集装置14から供給された電子原稿(PDL形式)が、LAN12及びI/F50を介して画像処理装置16に入力されると、前記電子原稿は、RIP52によりそれぞれ8ビットのCMYKビットマップ形式(デバイス依存の画像データ)に展開され、目標プロファイル処理部72によりL***(デバイス非依存の画像データ)に変換され、印刷プロファイル処理部74によりCMYK値(デバイス依存の画像データ)に変換され、印刷機ドライバ56により印刷信号(すなわち、インク射出制御データ)に変換され、I/F58を介して印刷機18に供給される。その後、印刷機18により所望の印刷物34が印刷される。
このとき、複数の設定条件に対応する目標プロファイル及び印刷プロファイルが予め記憶部70に記憶されているので、予め設定された各種条件に応じて選択的に目標プロファイル及び印刷プロファイルが目標プロファイル処理部72及び印刷プロファイル処理部74に供給される。ここで、各プロファイルに対して印刷機18の印字モード等を加味した補正を適宜行うように構成すれば、さらに適切な色変換処理を行うことができる。
以上、本実施の形態に係る画像処理方法を用いて適切な印刷物34を得るためのフローチャートについて説明した。次いで、色の微調整方法(特に、指定色の調整方法)について更に詳細に説明する。
図9は、指定色調整用カラーチャート34cを用いた指定色の調整方法(ステップS6)に関するフローチャートである。
先ず、指定色の色値を入力する(ステップS61)。
図4に示すように、作業者は、表示装置24(図1参照)により表示される設定画面100において、提示されている指定色の色値の入力方法(図4では6通り)のうち1つを選択し、その入力方法に対応するラジオボタン102a〜102fを押下する。
ラジオボタン102aに対応する「L***で指定」とは、既知の指定色の色値L***の数値を直接入力する方法である。具体的には、キーボード28(図1参照)を用いて、3個のテキストボックス104に、設定画面100の左側からL*、a*、b*の配列順に色値を入力する。
この入力例として、作業者は、カラーチップ等の色見本を画像処理装置16とは接続されていない外部の測色計(不図示)により測色し、その色値L***を入力することができる。
ラジオボタン102bに対応する「RGBで指定」とは、既知の指定色のRGB値の数値を直接入力する方法である。具体的には、キーボード28(図1参照)を用いて、3個のテキストボックス105に、設定画面100の左側からR、G、Bの配列順に色値を入力する。
この入力例として、作業者は、色見本の現物を所持していないが、指定色としてのRGB値を知っている場合には、この値を直接入力することができる。
また、作業者は、電子原稿のデータの属性に応じて適切な目標プロファイルを選択し、プルダウンメニュー107を用いて設定する。そうすると、選択された目標プロファイル(図4では、「sRGB」)に対応するRGB−L***変換式により、3個のテキストボックス105に入力されたRGB値は、色値L***に変換される。
ラジオボタン102cに対応する「CMYKで指定」とは、既知の指定色のCMYK値の数値を直接入力する方法である。具体的には、キーボード28(図1参照)を用いて、4個のテキストボックス106に、設定画面100の左側からC、M、Y、Kの配列順に色値を入力する。
この入力例として、作業者は、色見本の現物を所持していないが、指定色としてのCMYK値を知っている場合には、この値を直接入力することができる。
また、作業者は、電子原稿のデータの属性に応じて適切な目標プロファイルを選択し、プルダウンメニュー108を用いて設定する。そうすると、選択された目標プロファイル(図4では、「ISO coated」)に対応するCMYK−L***変換式により、4個のテキストボックス106に入力されたCMYK値は、色値L***に変換される。
ラジオボタン102dに対応する「測色計で測定」とは、カラーチップ等の色見本を測色計20により測色し、その色値L***を入力する方法である。具体的には、測色計20で測色可能な状態となるように色見本をセットした後、[測色]ボタン112を押下すると、測色計20により得られた色値が、I/F68を介して、画像処理装置16側に自動的に取得され、その後に記憶部70に記憶される。
ラジオボタン102eに対応する「特色名で指定」とは、記憶部70やデータベースDB等に記憶・管理されている特色名を参照することにより、該特色名に対応するL***の色値を取得する方法である。
ラジオボタン102fに対応する「カラーホイールで指定」とは、カラーホイール114を用いてL***の色値を取得する方法である。具体的には、作業者は、マウス30のドラッグ動作により、カラーパレット122上の丸型ポインタ124を移動させる。そうすると、横方向は彩度(C)、縦方向は明度(L)を変数として指定色を変化させることができる。また、作業者は、マウス30のドラッグ動作により、カラーバー126上の三角ポインタ128を上下方向に移動させる。そうすると、縦方向は色相(H)を変数として指定色を変化させることができる。
丸型ポインタ124、三角ポインタ128を移動させると、現在の指示値が更新され、該指示値(LCH)がL***値に変換され、該L***値が表示装置24のプロファイルによりRGB値に変換され、該RGB値に基づいて表示装置24が駆動され、参照パッチ116として表示装置24の画面上に表示される。
ラジオボタン102a〜102eにより選択された入力方法により色値が入力されていると、その値がカラーホイール114上の丸型ポインタ124、三角ポインタ128の指示値に反映されている。その値から参照パッチ116に表示されている色と、色見本の現物とを比較観察しながら、入力値をさらに微調整することができる。
作業者は、6通りのうち一の入力方法を選択し、指定色に関する情報を入力した後、[OK]ボタン120を押下する。そうすると、入力された指定色の色値は記憶部70に記憶される。
次いで、図9に戻り、作業者は、基準色の初期値を設定する(ステップS62)。ここで、基準色の初期値の設定方法に関して、図5に示す設定画面130を参照しながら説明する。
先ず、指定色の色値が読み出される。読み出される色値L***は、設定画面100(図4参照)から設定された値であって、記憶部70により既に記憶されている。
次いで、読み出された色値L***が、印刷機18のガマットの範囲内(以下、単に「ガマット内」という場合がある。)の色か否かを判定する。この判定は、ガマット内外判定部86により行われる(図3参照)。
作業者は、図5に示す設定画面130において、プルダウンメニュー132を用いて色調整を行おうとする印刷機18及びメディア32の組み合わせの種類を選択する。そうすると、選択された印刷機18及びメディア32の組み合わせの種類に応じて、記憶部70に記憶されている印刷プロファイルが取得される。
なお、その印刷機18及びメディア32に適した印刷プロファイルを未だ生成していない場合は、予め登録されている規定値の印刷プロファイル(デフォルトプロファイル)を用いることができる。
作業者による印刷プロファイルの種類の選択後、ガマット内外判定部86(図3参照)により、前記印刷プロファイルが備える色変換LUTを用いて、設定された基準色についての印刷機18のガマットの属否が判定される。ここで、「ガマットの属否」とは、所定の色がガマット内の色であるか否かの属性をいう。
もし、ガマット内の色であると判定された場合、表示欄134の「ガマット内」欄の左方にある別欄に丸印が付される。
なお、本実施の形態では、ガマット内の色か否かの判定のみならず、ガマット内であってもガマット境界近傍の色かをも判定することができる。この場合、表示欄134の「ガマット境界」欄の左方にある別欄に丸印が付される。
作業者は、表示欄134で「ガマット内」又は「ガマット境界」であることを確認すると、[次へ]ボタン142を押す。そうすると、指定色が基準色として設定される。
一方、指定色がガマット外(以下、単に「ガマット外」という場合がある。)の色であると判定された場合、表示欄134の「ガマット外」欄の左方にある別欄に丸印が付される。あわせて、所定のマッピング方法を用いて、指定色の色値はマッピング部88により印刷機18のガマットの範囲内の色にマッピングされる。
このマッピング方法として、明度一致、彩度一致、最短距離等の種々のアルゴリズムを適用できる。例えば、「明度(又は彩度)一致」とは、指定色の明度(彩度)と略一致するガマット内の色のうち、該指定色との色差が最小となる色にマッピングする方法である。
作業者が、マッピング後の色を基準色に設定することが妥当であると判断した場合は、作業者は「次へ」ボタン142を押下する。そうすると、マッピングされた指定色(印刷機18のガマット内の色)が基準色として設定される。
一方、作業者が、マッピング後の色を基準色に設定することが妥当でないと判断した場合は、設定画面130の下方に設けられたグラフ138を参照しながら、基準色を微調整することができる。
具体的には、スピンボタン付テキストボックス136を用いて、各色値L*、a*、b*をそれぞれ独立に調整することができる。作業者は、キーボード28を用いてテキストボックスへ直接入力し、マウス30を用いてスピンボタンを操作することにより、これらの値を微調整できる。
グラフ138には、印刷機18のガマット境界を示す曲線144と、各色のプロットが均等色空間上(例えば、L*−a*平面)に表示されている。所定のマッピング方法により、印刷機18のガマット外(曲線144の上方側)にある指定色146aが、そのガマット内の色である変換色148aにマッピングされている。なお、指定色146a及び変換色148aのプロットは、グラフ138上に固定的に表示されている。
一方、指定色146aを始点としてスピンボタン付テキストボックス136の操作により微調整された別の指定色146bも併せて表示されており、該別の指定色146bが、前記所定のマッピング方法により別の変換色148bにマッピングされている。なお、別の指定色146b及び別の変換色148bのプロットは、別の指定色146bの変更に応じてグラフ138上に即時的に反映される。
なお、これらの4色を設定画面130上に図示しない参照パッチとして比較表示させることで、指定色に最も近いと視認される色を基準色として設定してもよい。また、基準色の設定値の変更には、図5に示される構成に限られず、スライダバーやカラーホイール等の種々のGUIに関する構成を採り得る。
このようにして、基準色の初期値が設定される(ステップS62)。作業者が[次へ]ボタン142を押下すると、設定画面130は図6に示す設定画面160に遷移される。これらの値は、GUIを介して画像処理装置16に取得され、記憶部70により記憶され、カラーチャート条件設定部84により設定される(図3参照)。
次いで、図9に戻り、指定色調整用カラーチャート34c上のカラーパッチ36の個数及び色間隔の初期設定を行う(ステップS63)。作業者が図5に示す[次へ]ボタン142を押下すると、設定画面130は図6に示す設定画面160に遷移されるとともに、パッチ個数決定部92(図3参照)によりカラーパッチ36の個数が、色間隔決定部94によりカラーパッチ36の色間隔がそれぞれ推奨値として決定される。
以下、指定色調整用カラーチャート34c上のカラーパッチ36の個数及び色間隔の決定方法について、図10のフローチャートを参照しながら詳細に説明する。
先ず、「指定色の入力方法」を取得する(ステップS631)。ここで、「指定色の入力方法」とは、作業者が、図4に示す設定画面100上のラジオボタン102a〜102fを介して指定色の色値を入力した具体的方法をいう。
次いで、「印刷プロファイルの設定方法」を取得する(ステップS632)。ここで、「印刷プロファイルの設定方法」とは、作業者が、図5に示す設定画面130上のプルダウンメニュー132を介して印刷プロファイルの種類を設定した具体的方法をいう。
次いで、「ガマット属否の判定結果」を取得する(ステップS633)。ここで、「ガマット属否の判定結果」とは、作業者が図5に示す設定画面130上の表示欄134に表示されている判定結果、すなわち、ガマット内外判定部86(図3参照)により判定された結果をいう。
次いで、指定色を指定色調整用カラーチャート34cの色として再現させる際の変動範囲を予測する(ステップS634)。前記変動範囲は、変動範囲予測部90(図3参照)により予測される。
本実施の形態において、前記変動範囲は、単なる印刷色の再現精度のみならず、作業者の色識別能力の個人差をも含めた広い概念である。そこで、前記変動範囲を「影響度」として定量化し、さらに、この影響度を、色再現性を阻害する誤差要因の影響度と、色識別能力の個人差による誤差要因の影響度とに大別している。以下、前者を「色再現誤差の影響度」、後者を「個人差の影響度」という。
本実施の形態では、各影響度の大小を誤差要因毎に予め分析し、得点表を作成(点数化)しておき、実際の作業結果に応じて前記誤差要因毎に点数を加算することにより前記変動範囲を予測する方法を採っている。
図11Aは、各評価項目に対する色再現誤差又は個人差の影響度の得点表である。
第一に算出される色再現誤差の影響度は、カラーパッチ36の個数を決定する際に参照される。この影響度の値が大きいほど色再現誤差が生じ易く、この影響度の値が小さいほど色再現誤差が生じにくい傾向がある。
「指定色の入力方法」に関して、色値L***を直接入力する場合(図4に示すラジオボタン102a、102d又は102e)は、色再現誤差が小さいと考えられるので0点を与える。また、RGB値やCMYK値で入力する場合(図4に示すラジオボタン102b又は102c)は、目標プロファイルのLUT演算の際に色再現誤差が若干発生すると考えられるので1点を与える。さらに、カラーホイール114で指定する場合(図4に示すラジオボタン102f)は、表示装置24の設定画面100上で目視により色を決定するので、画像の表示誤差や観察者による誤差を考慮して最も大きい3点を与える。
「印刷プロファイルの設定方法」に関して、印刷機18及びメディア32毎に適切なプロファイルを設定した場合は色再現誤差が小さいと考えられるので1点を与える。また、実測データを用いて生成された印刷プロファイルではなく、予め登録されているデフォルトプロファイルを設定した場合、色再現誤差が生じ得るので3点を与える。
「ガマット属否の判定結果」に関して、ガマット内の色であれば色を略再現可能であるので1点を与える。また、ガマット内の色であっても境界付近の色である場合は非線形性が強く色再現傾向を把握しにくいと予想されるため3点を与える。さらに、ガマット外の色である場合は、指定色と略同色を選択することが物理的に不可能であるため、感覚的に最も近い色を選択することになる。
図11Bは、横軸はガマットまでの距離、縦軸は色再現誤差の影響度を示すグラフである。ここで、色差Δeは、均等色空間における印刷機18のガマット曲面と指定色との距離である。
図に示すように、0<Δe<4の場合では影響度は一定値(4点)であり、4≦Δe≦16の場合では影響度は一次関数的に増加し、Δe>16の場合では影響度は一定値(10点)である。このように、色再現誤差の影響度を所定の変数(図11Bの例では、色差Δe)の関数として求めてもよい。
第二に算出される個人差の影響度は、カラーパッチ36の色間隔を決定する際に参照される。この影響度の値が大きいほど選択される色のばらつきが生じ易く、この影響度の値が小さいほど選択される色のばらつきが生じにくい傾向がある。
図11Aから諒解されるように、色再現誤差及び個人差の影響度に関する評価項目は共通するが、与えられる点数が異なっている。このように、カラーパッチ36の個数及び色間隔を決定するための変動範囲を独立に予想しているので、それぞれ適切な値に決定できる。
「指定色の入力方法」に関して、色値L***を直接入力する場合やRGB値やCMYK値で入力する場合(図4に示すラジオボタン102a〜102e)は、作業者の色識別能力による影響が無いと考えられるので0点を与える。また、カラーホイール114で指定する場合(図4に示すラジオボタン102f)は、表示装置24の設定画面100上で目視により色を決定するので、作業者の色識別能力が直接影響を与えるため2点を与える。
「印刷プロファイルの設定方法」に関して、作業者の色識別能力による影響が無いと考えられるので0点を与える。
「ガマット属否の判定結果」に関して、ガマット内の色(境界付近の色を含む。)であれば色を略再現可能であり、作業者の色識別能力による影響が無いと考えられるので、0点を与える。また、ガマット外の色である場合は、指定色に感覚的に最も近いガマット内の色を選択しなければならないので、作業者の色識別能力が直接影響を与えるため3点を与える。
次いで、図10に戻り、カラーパッチ36の個数及び色間隔の推奨値を決定する(ステップS635)。
図12Aは、ステップS634で変動範囲として算出された色再現誤差の影響度に対するカラーパッチ36の個数の対応表である。パッチ個数決定部92により、この対応表に従って指定色調整用カラーチャート34c上に配設するカラーパッチ36の個数が決定される。
標準的な作業者向けの設定である中級モードでは、点数が5点以下である場合は3個、点数が6点以上9点以下である場合は5個、点数が10点以上である場合は7個にそれぞれ決定される。
経験の浅い作業者は、特にガマット近傍での色の傾向の予測に関する知見が少ないので、1枚のカラーチャート上の色の選択肢を増やす方が却って効率的である。よって、初級モードでは、色再現誤差の影響度が大きい範囲において、中級モードよりもパッチ個数を増やすように対応表が設定されている。
一方、経験の豊富な作業者は、1枚のカラーチャート上の色の提示範囲を極力狭めて色の分解能を向上させる方が効率的である。よって、上級モードでは、色再現誤差の影響度が比較的少ない範囲において、中級モードよりもカラーパッチ36の個数を増やすように対応表が設定されている。
図12Bは、ステップS634で変動範囲として算出された個人差の影響度に対するカラーパッチ36の色間隔の対応表である。色間隔決定部94により、この対応表に従って指定色調整用カラーチャート34c上に配設するカラーパッチ36の色間隔が決定される。
標準的な作業者向けの中級モードでは、点数が0点である場合はΔe=5、点数が2点である場合はΔe=7、点数が3点である場合はΔe=9、点数が5点である場合はΔe=11に決定される。
経験の浅い作業者は色の選択作業に不慣れであり、1回の選択に要する時間が掛かるので、1枚のカラーチャート上の色の提示範囲を広げる方が効率的である。よって、初級モードでは、中級モードよりも色間隔が大きくなるように対応表が設定されている。
一方、経験の豊富な作業者は色の選択作業に熟練しており、1回の選択に時間が掛からないので、1枚のカラーチャート上の色の提示範囲を極力狭めて色の分解能を向上させる方が効率的である。よって、上級モードでは、中級モードよりも色間隔が小さくなるように対応表が設定されている。
このように、作業者の熟練度に応じて異なる対応表を用いるので、カラーパッチ36の個数又は色間隔の決定方法を変更可能である。これにより、それぞれの作業者にとって作業効率性及び色選択精度が向上する。
また、カラーパッチ36の個数又は色間隔の決定方法はこれに限られない。各作業状況に応じてカラーパッチ36の提示範囲(面積又は体積)が適切に設定されるように、カラーパッチ36の個数及び色間隔を決定することができる。
例えば、上述した「色再現誤差の影響度」に基づいてカラーパッチ36の色間隔を決定し、且つ、上述した「個人差の影響度」に基づいてカラーパッチ36の個数を決定するようにしてもよい。
また、点数化された「色再現誤差の影響度」のみを用いて、カラーパッチ36の個数又は色間隔を決定してもよい。
図13Aは、色再現誤差の影響度に対するカラーパッチ36の個数及び色間隔の対応表の第1変形例である。このように、色再現誤差の影響度の増加に対して、カラーパッチ36の個数及び色間隔Δeのいずれも減少しない(等値又は増加する)ように決定することができる。
図13Bは、色再現誤差の影響度に対するカラーパッチ36の個数及び色間隔の対応表の第2変形例である。このように、色再現誤差の影響度の増加に対して、カラーパッチ36の個数が減少しないが、カラーパッチ36の色間隔Δeが減少するように決定することができる。
決定されたカラーパッチ36の個数と色間隔の値が、初期値として設定される。この変数は模擬データ生成部79に供給され、模擬データ生成部79により指定色調整用カラーチャート34cを模擬した画像データが生成される。前記画像データをI/F64を介して表示装置24に表示させると、現在の推奨されている個数及び色間隔の結果が反映されたパッチ選択画像162(図6参照)が表示される。
次いで、カラーパッチ36の個数及び色間隔の設定を確定するか否かを判断し(ステップS636)、変更を要する場合は、図7に示す設定画面200での設定操作により変更が自在である(ステップS637)。
かかる場合、作業者は、図6に示す設定画面160の[マニュアル設定]ボタン182を押下すると、設定画面160は図7に示す設定画面200に遷移される。
設定画面200の上方部に設けられたパッチ選択画像202は、指定色調整用カラーチャート34cの二次元的配置を模した画像である。縦線及び横線から構成される補助線220の各交点が各カラーパッチ36の中央位置に相当する。
なお、本実施の形態でのパッチ選択画像202には、各カラーパッチ36の形状が省略して表示されているが、カラーパッチ36との配置関係が把握できる描画仕様であれば、その表示態様は問わない。
スライダバー204のスライダ224は、現在、ゲージ222上の「5」の位置を指し示している。これは、正方状に配設されたカラーパッチ36の各段における一辺あたりの個数を表している。よって、L*、a*、b*のいずれも5通りの値を取り得ることから、5×5×5=125個のカラーパッチ36が配設されることになる。
スライダバー204の下方部にある矢印226は、「カラーパッチ個数」の現在の推奨値に相当するゲージ222上の位置を指示する。上述のように、この推奨値はパッチ個数決定部92(図3参照)により決定された値である。
カラーパッチ36の個数の設定を変更する際、作業者は、スライダ224をゲージ222に沿って左右方向に移動させることにより、3〜7個の範囲でカラーパッチ36の個数を変更することができる。そして、カラーパッチ36の個数を再設定すると、その個数に対応するように、マトリクス画像216の描画態様が即時的に変更される。
スライダバー206のスライダ230は、現在、ゲージ228上の略中央の「中」の位置を指し示している。これは、隣接するカラーパッチ36同士の色差の大きさのレベルを表している。
スライダバー206の下方部にある矢印232は、「色間隔」の現在の推奨値に相当するゲージ228上の「中」の位置を指示する。上述のように、この推奨値は色間隔決定部94(図3参照)により決定された値である。
カラーパッチ36の色間隔の設定を変更する際、作業者は、スライダ230をゲージ228に沿って左右方向に移動させることにより、予め設定された範囲内(小〜大レベル)で色間隔を変更することができる。
さらに、3個のラジオボタン208のうち、中間位置の「中級モード」が初期値として設定されている。この「中級モード」は、図12A及び図12Bの対応表に示される「中級」に相当する。
パッチ探索モードの設定を変更する際、作業者は、適切なモードに対応するラジオボタン208を押下することにより、カラーパッチ36の個数及び色間隔を決定するための対応表を変更することができる。
作業者は、自らの好みで指定色調整用カラーチャート34cの各設定を変更する場合は[設定変更]ボタン212を押下し、かかる設定の変更を行わない場合は[戻る]ボタン210を押下する。そうすると、設定画面200は図6に示す設定画面160に再び遷移される。
このようにして、カラーパッチ36の個数及び色間隔の初期設定が終了する(ステップS63)。なお、本実施の形態では、カラーパッチ36の個数及び色間隔の両方についてそれぞれ推奨値を決定し初期値として設定する構成を採っているが、いずれか一方を決定するようにしてもよい。
次いで、図9に戻り、指定色調整用カラーチャート34cを印刷する(ステップS64)。作業者は図6に示す[カラーチャート印刷]ボタン168を押下すると、指定色調整用カラーチャート34cの印刷処理が開始される。
色の異なる複数のカラーパッチ36を二次元的に配置する際の色の決定方法の一つとして、均等色空間CIELAB系の3つの変数(L*,a*,b*)についてカラーパッチ36の位置毎に徐々に変化させる方法が考えられる。具体的には、各カラーパッチ36に対応する画素値を、(1)〜(3)式のように決定することができる。
* i=L* 0+ΔL*×i (iは整数) …(1)
* j=a* 0+Δa*×j (jは整数) …(2)
* k=b* 0+Δb*×k (kは整数) …(3)
この場合、基準色は(L* 0,a* 0,b* 0)からなる色に相当し、色間隔は(ΔL*,Δa*,Δb*)に相当する。なお、カラーパッチ36の色間隔は、(ΔL*,Δa*,Δb*)に限られることなく、任意のデバイス非依存データを変数として用いることができるし、CMYK、RGB等のデバイス依存データでもよい。
図14は、例えば、図2に示す指定色調整用カラーチャート34cにおける各カラーパッチ36の色の設計値を示している。表の左方部、上方部に示される番号は、行番号38、列番号40にそれぞれ対応しており、各欄の上段、中段及び下段はそれぞれ(1)式に示す「i」の値、(2)式に示す「j」の値及び(3)式に示す「k」の値を示す。
この場合の色の提示範囲は、(L* 0+ΔL*,a* 0+Δa*,b* 0+Δb*)、(L* 0+ΔL*,a* 0+Δa*,b* 0−Δb*)、(L* 0+ΔL*,a* 0−Δa*,b* 0+Δb*)、(L* 0+ΔL*,a* 0−Δa*,b* 0−Δb*)、(L* 0−ΔL*,a* 0+Δa*,b* 0+Δb*)、(L* 0−ΔL*,a* 0+Δa*,b* 0−Δb*)、(L* 0−ΔL*,a* 0−Δa*,b* 0+Δb*)、(L* 0−ΔL*,a* 0−Δa*,b* 0−Δb*)の8点で形成される直方体領域に相当する。
このように、指定色調整用データ生成部76(図3参照)により、隣接するカラーパッチ36の色差が略等間隔になるような画像データが生成される。なお、この基準色及び色間隔は、カラーチャート条件設定部84により予め設定され記憶部70に記憶されているデータを読み出して用いることができる。
指定色調整用データ生成部76により生成された画像データは、図3に示すように矢印R2の経路から印刷プロファイル処理部74に供給され、電子原稿の印刷と同様の動作により印刷機18側に供給される。このようにして得られた指定色調整用カラーチャート34c(図2参照)の各カラーパッチ36は、予め設計した色(L*,a*,b*)を略再現する。
ここで、指定色調整用カラーチャート34cを印刷するための画像データは、TIFFやBitmap等のラスタ画像データに限られず、PDFやPostScript(登録商標)等のPDL形式の画像データでもよい。
指定色調整用カラーチャート34cを印刷する場合における画像処理装置16の動作原理について、図示しないプロファイル用カラーチャートの場合と同様であるため説明を割愛する。
次いで、図9に戻り、作業者は、印刷された指定色調整用カラーチャート34cのうちカラーパッチ36を1個選択する(ステップS65)。具体的には、カラーチップや、表示装置24の画面上に表示された色等である目標となる指定色を表す色見本と、指定色調整用カラーチャート34cとを比較観察し、指定色に最も近い色であるカラーパッチ36を選択する。
このように構成しているので、作業者が指定色調整用カラーチャート34cを観察する際にカラーパッチ36の色の変化が略等間隔で視認されるため、指定色に最も近い色であるカラーパッチ36を容易に選択できる。
なお、カラーパッチ36の選択に関して、指定色との近似性が極めて高い場合は1個を選択してもよいし、隣接する4個のカラーパッチ36の中間位置として選択してもよい。また、27個のカラーパッチ36が提示する色のいずれにも該当しない場合は、その範囲外であるとの選択をしてもよい。
あるいは、作業者は、測色計20を用いて各カラーパッチ36を直接測色し、その測色値を手掛かりに指定色に最も近い色であるカラーパッチ36を選択してもよい。
次いで、作業者は、選択したカラーパッチ36の識別情報を入力する(ステップS66)。具体的には、作業者は、入力装置26により、選択されたカラーパッチ36の配置位置に対応した行番号38、列番号40が表す値(図2参照)を入力する。
図6に示す設定画面160において、指定色調整用カラーチャート34c上の複数のカラーパッチ36の配設位置を模擬したマトリクス画像180の領域内のいずれかの位置をマウス30(図1参照)でクリックすると、その位置にポインタ190が配置される。
そうすると、マトリクス画像180の一部として表示された各カラーパッチ186と、ポインタ190との相対的位置関係によって、カラーパッチ36の間隔、すなわち色間隔(ΔL*,Δa*,Δb*)よりも高い分解能で選択色の指示が可能となる。指示色算出部96(図3参照)により、ポインタ190の指示位置からその位置に対応する色値が算出されるが、その演算例を以下に示す。
図15A及び図15Bは、図6に示すポインタ190により所定の色が選択されたときのマトリクス画像180の一部拡大概略図である。例えば、なお、行番号176、列番号178の配置は図6と比較して異なるが、説明の便宜上変更している。
図15Aにおいて、行番号(0)、列番号(0’)を中心として、二次元座標を表示している。
カラーパッチ36の中心位置であるC1の色は(L* 0+ΔL*,a* 0,b* 0)で表される。そうすると、(x,y)=(0.5,0.5)を指示するポインタ190aの位置の色は、内挿による補間演算によって、(L* 0+ΔL*,a* 0+0.5・Δa*,b* 0+0.5・Δb*)と算出される。
図15Bにおいて、行番号(0)、列番号(0”)を中心として、二次元座標を表示している。
2の色は(L* 0−ΔL*,a* 0,b* 0)で表される。そうすると、(x,y)=(−0.7,1.7)を指示するポインタ190bの位置の色は、外挿による補間演算によって、(L* 0−ΔL*,a* 0−0.7・Δa*,b* 0+1.7・Δb*)と算出される。
あるいは、カラーパッチ36の提示範囲を超えた場合、すなわち、x<−1、1<x(又はy<−1、1<y)のときには、カラーパッチ36の色の提示範囲の圏外と判断し、別の演算を施してもよい。
なお、ガマット外の色のように色再現できない領域や、ガマット近傍の色のように非線形性が強く色再現精度が低下する領域にある色のカラーパッチ36を印刷する際に、作業者への注意喚起という観点で、音声や画面表示等による警告を促すことが好ましい。
また、そのカラーパッチ36の位置に対応するカラーパッチ186(図6参照)に識別印を付すことが好ましい。識別印を付すことには、カラーパッチ186の周辺にマークを付するのみならず、カラーパッチ186自体を変形させることも含まれる。
さらに、指定色調整用カラーチャート34cと同等の描画仕様にしているので、作業者にとって対応関係が明確になり好ましい。
次いで、作業者は、図9に戻り、選択されたカラーパッチ36によって指定色と略同色を再現できたか否かを判断する(ステップS67)。その結果、略同色でなく更に選択の余地があるものと判断した場合は、作業者は次の基準色及び色間隔を再設定する(ステップS68)。
上述のように、作業者が図6に示すマトリクス画像180上の所定の位置をポインタ190で指示すると、その指示位置に対応する色値がスピンボタン付テキストボックス164に即時に表示され、この色値が新たな基準色として設定される。あるいは、作業者は、スピンボタンを操作することにより新たに設定された基準色を微調整してもよい。
一方、スピンボタン付テキストボックス166に現在表示されている数値が新たな色間隔として設定される。あるいは、作業者は、スピンボタンを操作することにより再設定してもよい。例えば、さらに詳細に色調整を行いたい場合は色間隔を小さく設定すればよく、指定色がカラーパッチ36の提示範囲の範囲外にあると判断した場合は、色間隔を大きく設定すればよい。
作業者は、次の基準色及び色間隔を再設定した後、図6に示す[カラーチャート印刷]ボタン168を押下すると、マトリクス画像180の描画が変更され、設定画面200で設定されたカラーパッチの個数に変更されている。また、印刷機18により印刷された新たな指定色調整用カラーチャート34cは、その設定に応じてカラーパッチ36の個数が変更され、基準色及び色間隔が変更されている。
なお、カラーパッチ36の個数をスライダバー204(図7参照)で変更した後、その個数を変更した設定画面160(図6参照)や設定画面200(図7参照)に表示することなく指定色調整用カラーチャート34cを印刷しても良い。
このように、再設定された次の基準色及び色間隔に基づいて指定色調整用カラーチャート34cが印刷される。なお、ステップS64〜S68の作業中に[中止]ボタン174を押下するとこの作業は中止される(図6参照)。
以上のようにして、指定色調整用カラーチャート34c上において指定色と同色が再現されるまでこの作業を繰り返し、[確定]ボタン172を押下する。
そうすると、図6に示す設定画面160で設定された基準色の色値(L*,a*,b*)、色間隔(ΔL*,Δa*,Δb*)及びポインタ190の指示値に基づいて印刷プロファイルは変更され(ステップS69)、指定色の調整作業は終了する。
あるいは、印刷プロファイルを変更するのではなく、電子原稿のデータを直接補正するようにしてもよい。なお、電子原稿のデータには、写真やコンピュータグラフィック等のデータの他に、ロゴマーク等のイラストデータや、グラデーション等の色値を指定してあるデータも含まれる。
具体的には、指定色に最も近い色のデータ(修正値)を表示装置24に表示させ、作業者が原稿編集用ソフトウェアを用いて電子原稿のデータを補正することが好ましい。
また、修正値としてL***等のデバイス非依存データや、CMYK、RGB等のデバイス依存データを用いることができ、同一画面上にそれぞれの値を併せて表示させることが好ましい。そうすれば、電子原稿のデータ形式や原稿編集用ソフトウェアの種類に応じて、作業者が適切な形式の修正値を選択できるからである。
本実施の形態では、指定色に最も近い色はL***の色値で取得されるので、所定の目標プロファイルに基づいてデバイス依存データ(CMYKやRGB等)に変換する必要がある。ここで、所定の目標プロファイルとは、図4に示すプルダウンメニュー107、108で選択された目標プロファイルと同一である。
以上のようにして、指定色の調整作業が完了する。
以上のように、指定色の色値(L***の測色値等)を入力し、入力された前記指定色を指定色調整用カラーチャート34cの印刷色として再現させる際の変動範囲を予測し、予測された前記変動範囲に基づいてカラーパッチ36の個数又はカラーパッチ36の色間隔を決定するので、指定色調整用カラーチャート34cを再印刷する回数を極力減らし、色見本と比較観察するカラーパッチ36の個数を極力減らすことができる。
なお、この発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、この発明の主旨を逸脱しない範囲で自由に変更できることは勿論である。
本実施の形態では、指定色調整用カラーチャート34c上の各カラーパッチ36の形状は矩形であるがこれに限定されることはなく、例えば、三角形、六角形、円形等でもよい。
また、カラーパッチ36の配列方法についても、その識別情報との対応関係が明確である限り、種々の配列形態を採ることができる。例えば、カラーパッチ36が正六角形である場合は、ハニカム構造に配列することにより、色の配列方法を工夫することができる。
さらに、本実施の形態では、指定色調整用カラーチャート34c上に付された行番号38及び列番号40(図2参照)を識別情報として、設定画面160(図6参照)を介して入力する構成を採っているが、識別情報の入力方法はこれらに限定されない。
さらに、本実施の形態では変動範囲の予測方法として相対的な変数である色再現誤差又は個人差の影響度を用いているが、実験データ等に基づいて実際の色値の変動範囲を見積もってもよい。
さらに、本実施の形態では、印刷機18がインクジェット方式である構成を採っているがこれに限定されることなく、電子写真、感熱方式等であっても本発明の作用効果を得ることができる。また、出力形態はハードコピーに限定されず、ソフトコピー、すなわち、画像表示装置(あるいは種々の表示方式)にも本発明が適用できることはいうまでもない。
10…印刷システム 14…編集装置
16…画像処理装置 18…印刷機
20…測色計 22…本体
24…表示装置 26…入力装置
32…メディア 34…印刷物
34c…指定色調整用カラーチャート 36、186…カラーパッチ
38、176、214…行番号 40、178、215…列番号
50、58、64、66、68…I/F 52…RIP
54…色変換処理部 56…印刷機ドライバ
60…色管理部 62…画像データ生成部
70…記憶部 72…目標プロファイル処理部
74…印刷プロファイル処理部 76…指定色調整用データ生成部
79…模擬データ生成部 80…プロファイル生成部
82…指定色管理部 84…カラーチャート条件設定部
86…ガマット内外判定部 90…変動範囲予測部
92…パッチ個数決定部 94…色間隔決定部
100、130、160、200…設定画面 114…カラーホイール
134…表示欄 162、202…パッチ選択画像
180、216…マトリクス画像
190、190a、190b…ポインタ 204、206…スライダバー

Claims (11)

  1. 基準色又はその近傍色からなる複数のカラーパッチを備えるカラーチャートを印刷機により印刷し、前記カラーチャートの中から指定色に最も近い色のカラーパッチを選択する色選択方法であって、
    前記指定色の色値を入力する入力ステップと、
    入力された前記指定色を前記カラーチャートの印刷色として再現させる際の変動範囲を予測する予測ステップと、
    予測された前記変動範囲に基づいて前記カラーパッチの個数又は前記カラーパッチの色間隔を決定する決定ステップと
    を備えることを特徴とする色選択方法。
  2. 請求項1記載の色選択方法であって、
    前記予測ステップは、前記指定色の入力方法の種類に基づいて前記変動範囲を予測する
    ことを特徴とする色選択方法。
  3. 請求項1又は2に記載の色選択方法であって、
    前記指定色についての前記印刷機のガマットの属否を判定する判定ステップを備え、
    前記予測ステップは、判定された前記ガマットの属否に基づいて前記変動範囲を予測する
    ことを特徴とする色選択方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の色選択方法であって、
    前記予測ステップは、前記印刷機のプロファイルの種類に基づいて前記変動範囲を予測する
    ことを特徴とする色選択方法。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の色選択方法であって、
    前記予測ステップは、前記個数に関する前記変動範囲と前記色間隔に関する前記変動範囲とをそれぞれ独立に予測する
    ことを特徴とする色選択方法。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の色選択方法であって、
    前記決定ステップは、作業者の熟練度に応じて前記個数又は前記色間隔を決定する方法を変更する
    ことを特徴とする色選択方法。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の色選択方法により選択されたカラーパッチの色値を第1の色値として取得するステップと、
    前記指定色の色値を第2の色値として取得するステップと、
    取得された第1及び第2の色値に基づいて前記印刷機のプロファイルを補正するステップと
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
  8. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の色選択方法により選択されたカラーパッチの色値を目標プロファイルに基づいてデバイス依存データに変換するステップと、
    電子原稿の色値を補正するために前記色値又は前記デバイス依存データを表示するステップと
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
  9. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の色選択方法により選択されたカラーパッチの色値を第1の色値として取得し、前記指定色の色値を第2の色値として取得し、前記第1及び第2の色値に基づいて前記印刷機のプロファイルを補正するプロファイル補正部を有する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  10. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の色選択方法により選択されたカラーパッチの色値を目標プロファイルに基づいてデバイス依存データに変換し、電子原稿の色値を補正するために前記色値又は前記デバイス依存データを表示する表示部を有する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  11. コンピュータを、
    指定色の色値を入力する手段、
    前記指定色の色値に基づいて基準色を設定する手段、
    入力された前記指定色をカラーチャートの印刷色として再現させる際の変動範囲を予測する手段、
    予測された前記変動範囲に基づいてカラーパッチの個数又は色間隔を決定する手段、
    設定された前記基準色と決定された前記個数又は前記色間隔とに基づいて、複数のカラーパッチを備える前記カラーチャートの画像データを生成する手段、
    前記画像データに基づいて前記カラーチャートを印刷させる手段
    として機能させるためのプログラム。
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