JP7310402B2 - 情報処理装置、方法、およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、色調整のために複数色のカラーパッチで構成されるチャートを用紙に印刷するための画像データを生成する情報処理装置、方法、およびプログラムに関する。
近年のインクジェット技術の飛躍的進歩に伴い、インクジェット方式の印刷機による高速・高画質を両立したカラー大判印刷が可能になりつつある。この印刷機は、個人的・家庭的用途だけでなく、最近では、特に商業用途において幅広い分野で用いられている。
このような多様な商業的需要に応えるため、印刷に用いられる印刷媒体(用紙)も多種多彩である。また、広告印刷には需要者の視覚を通じてその購買意欲を喚起させる効果が期待されることから、印刷物(印刷された印刷媒体)の色の仕上がりは特に重要である。従来からのシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのインクから成る「プロセスカラー印刷機」の他に、レッド、グリーン、ブルーなど、プロセスカラーの中間色相から成るインクを備えた「マルチカラー印刷機」が出現している。マルチカラー印刷機では、プロセスカラー印刷機よりも彩度が高く、広い色域の印刷が可能である。
また、印刷物の色管理手段として、ICC(International Color Consortium)プロファイルの作成方法や、色の調整方法等の様々なカラーマッチング技術が多数開示されている。これらのカラーマッチング技術は、インクジェット方式の印刷機に限られず、電子写真、感熱方式等を含むデジタルプリンタ全般及びその周辺機器に横断的に適用できるものである。
また、目標色を再現する方法として「スポットカラー色変換」とよばれる技術が知られている。図1はスポットカラー色変換を説明する図である。スポットカラー色変換とは、スポットカラー名称で指定され構成される入力画像101に対し、そのスポットカラー名称と対応する色情報を記載したスポットカラー辞書102による第一のスポットカラー色変換103を施すことにより、デバイス値で構成される印刷画像を得る処理である。スポットカラー辞書にはカラー名称と対応するLab値が記載してあり、該Lab値を入力として出力プロファイル104による色変換で適応印刷機のデバイス値105を取得できる。
しかし、たとえ初期状態で出力プロファイルが適切に調整されていたとしても、環境変化やその他の要因による印刷機の変動により、現実には印刷結果が目標のLab値からずれてしまう問題がある。
また、上記のスポットカラー色変換に用いられるプロファイルは一般に、プロファイルビルダによって、あらかじめ決められた複数の色から構成されるパッチチャートを出力・測色して、全体的に整合性のあるプロファイルを作成するものである。つまり、特定の目標色に対して最適化されたプロファイルを生成するものではない。
それに対処する方法の一例として、特許文献1には、出力プロファイルの精度が悪い場合や、印刷機変動の影響で調整済みの出力プロファイルから目標色のLab値を得られない場合の色調整方法が提案されている。近傍色範囲内に目標色を収めることを目的とし、目標色のLab値を入力値としてプロファイル変換を行い、取得したデバイス値を中心として階調変化させた組合せでパッチを構成する。
しかしながら、色調整用のパッチを生成する際、特許文献1ではデバイス値を変化させパッチ構成を決定している。しかしデバイス値を変化させると、調整用パッチ数の数はインク数の階乗で増大する。例えばインク1色につき5段階でデバイス値を変化させた場合、インク数が4の場合のパッチ数は5^4=625個であるが、インク数が6つになると5^6=15625個となり、25倍の数になってしまう。
そこで、本発明の一実施形態では、デバイス値を変化させてパッチ構成を決める場合に、プリンタに使用されるインク数に限らず、パッチ数を抑えることを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明の一実施形態は、指定した色と色空間上で所定の距離以下の近傍色からなる複数のカラーパッチ構成を決定する情報処理装置であって、所定の色の指定を受け取り、色空間において前記指定色との距離が所定の距離以下に属する複数色のデバイス値を取得し、前記デバイス値に基づきパッチ構成を決定し、前記パッチ構成の決定では、色材毎のデバイス値の変化度合いに基づき、各色材の階調変化幅を決める、調整ファイル生成部を備える。
本発明の一実施形態によれば、デバイス値を変化させてパッチ構成を決める場合に、プリンタに使用されるインク数に限らず、パッチ数を抑えることができる。
一般的なスポットカラー色変換を説明する図である。 本発明の一実施形態に係るスポットカラー調整を説明する図である。 本発明の一実施形態に係る機能構成を説明する図である。 本発明の一実施形態に係る機能構成を説明する図である。 本発明の一実施形態に係る機能構成を説明する図である。 本発明の一実施形態に係るファイルを説明する図である。 本発明の一実施形態に係るスポットカラー調整処理のフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るチャートデータの仕様を説明する図である。 本発明の一実施形態に係るチャートデータ生成処理のフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るインク順位設定処理のフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る色空間における初期Lab値の近傍8点の概念を説明する図である。 本発明の一実施形態に係るシアンのパッチ用デバイス値を説明する図である。 本発明の一実施形態に係るパッチ構成用デバイス値の取得処理のフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る最適デバイス値取得処理のフローチャートである。 第2の実施形態を説明するフローチャートである。 第3の実施形態を説明するフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るシステム全体図である。 本発明の一実施形態に係るハードブロック図である。
以下、各実施形態について添付の図面を参照しながら説明する。
(用語の説明)
本明細書で使用する用語を説明する。
(1)スポットカラー
Pantone, DIC, TOYOなどが規定している色見本帳やカラーチップで指定される色である。「DIC○○番」など番号で指定される。
(2)プロセスカラー
印刷の基本色であるシアン、マゼンタ、イエロー、ブラック(=CMYK)の総称である。
(3)マルチカラー
色再現領域拡大のためCMYKに他の色を加えた構成である。
(4)中間色相インク
マルチカラーで使用されるプロセスカラー以外のインクの総称である。
なお、本明細書では、画像形成装置がインクジェット方式の場合について説明するが、これに限られず、電子写真方式の画像形成装置でもよい。また、各色のインクは色材の一例であり、色材にはトナーが含まれてもよい。
<第一の実施形態>
(概要)
図1は一般的なスポットカラー色変換を説明する図である。図1では、コントローラはカラー名称と対応するLab値の対とからなるスポットカラー辞書を記録しておき、用紙に応じて出力プロファイルによる絶対色変換を行う。
図2は本発明の一実施形態に係るスポットカラー調整を説明する図である。本説明では、第一のスポットカラー色変換103によって得られる印刷画像107において高精度な色再現が得られなかった場合にチャート生成し、印刷、及び測色等を行い、カラー名称とデバイス値が対となる調整ファイル202を生成する。この調整ファイルを用い、調整対象色に対しデバイス値を直接取得する、いわば第二のスポットカラー色変換203を実施することにより、高精度色再現の印刷画像を得る。以降の説明文において、前記第二のスポットカラー色変換203を単に「スポットカラー色変換」と記載する。
(機能構成図)
図3,4,5は本発明の一実施形態に係る機能構成を説明する図である。図3に示す様に、本発明の一実施形態は操作部300、コントローラ301、印刷機302と、測色器303によって構成される。操作部300はキーボード、マウス、ディスプレイ等を介してユーザの指示を受け付けたり、状態を表示したりする。コントローラ301は、ユーザが指定するスポットカラーの調整対象色に基づいてチャート画像データを生成し、印刷、測色等の指示を行い、調整ファイル202を生成する。印刷機302はコントローラ301から指示を受け画像の印刷を行い、測色器303は印刷した画像の測色を行う。
図4はコントローラ301の機能構成を説明する図である。図4に示す様に、コントローラ301は格納部400、データ入出力部401、チャート画像生成部402、測色器I/F 403と、調整ファイル生成部404とから構成される。
格納部400には、ICCプロファイル、及び後述のターゲットファイルが格納され、データ入出力部401を介して調整ファイル生成部404に送信される。また、調整ファイル生成部404で作成されるスポットカラー向けの調整ファイルはデータ入出力部401を介して格納部400が受信する。ターゲットファイルには調整対象色の情報が記載されており、仕様詳細は後述する。なお調整対象色は操作部300を介してユーザから指定され、ターゲットファイルが作成される。
チャート画像生成部402は、調整ファイル生成部404が送信するチャートデータを受信してPDF形式などの画像データを生成し、印刷機302へ送信する。
また測色器I/F403は、測色器303とのインターフェースを行うモジュールであり、測色器303の出力したLab値を受け取る。
調整ファイル生成部404は、データ入出力部401を介して格納部400からターゲットファイル、及びICCプロファイルを受け取る。また、チャートデータを生成し、チャート画像生成部402に送信する。また調整ファイル生成部404は、測色器I/F403を介して測色データを受け取り、調整対象色を目標色と同じLab値で印刷するためのスポットカラー調整ファイルを生成し、データ入出力部401を介して格納部400へ格納する。
(ファイル仕様)
図6は下記に示すファイルを説明する図である。
・ターゲットファイル
スポットカラーで規定されるカラー名称とLab値とが実数で、1行に並べて記載されている。調整対象色の情報が記載されている。
・調整ファイル
スポットカラーで規定されるカラー名称とインクデバイス値とが実数で、1行に並べて記載されている。調整対象色の情報のみが記載されている。
ここで、調整対象色はN個とする。すなわちターゲットファイル、及びスポットカラー調整ファイルともにN行から成る。
また、本実施例の説明において、印刷機302はシアン、マゼンタ、イエロー、ブラック、オレンジ、グリーンの6色インク構成とする。よって、本実施例における中間色相インクはオレンジとグリーンである。なお以後の表記において、これらの色をC,M,Y,K,Or,Grと記載する。
図5は調整ファイル生成部404の機能構成を説明する図である。図5に示す様に、調整ファイル生成部404はチャートデータ生成部500、最適デバイス値取得部501、と調整データ生成部502とから構成される。
チャートデータ生成部500は、ICCプロファイルとターゲットファイルを受け取り、調整対象色毎に、チャートを構成するパッチ群の各パッチにおけるデバイス値を決定し、それらをチャートデータとして書き出す。
最適デバイス値取得部501は予測式構築部503と、デバイス値算出部504とから構成され、予測式を構築し、構築した予測式を用いてターゲットLab値を再現するための出力デバイス値を取得する。なお、予測式構築部503では、測色データ内の測色Lab値と印刷用チャートデータ内のデバイス値より、Lab値を入力としデバイス値を出力とする線形モデルの予測式をインク色ごとに構築する。デバイス値算出部504では、上記構築した予測式を用い、調整対象色の目標Lab値を再現するのに最適な出力デバイス値を算出する。
(全体手順)
図7は本実施形態の一例を説明する図である、スポットカラー調整方法の手順を説明する図である。
まず、操作部300を介してユーザが調整対象色を設定すると(S701)、コントローラ301はターゲットファイルを作成し、格納部400に格納する(S702)。次に、調整ファイル生成部404において、チャートデータを生成する(S703)。チャートデータはカラーパッチ群で構成され詳細は後述する。次に、チャート画像生成部402において生成したチャートデータに記載されているパッチ数と各パッチのデバイス値を基に、パッチ構成の画像にするための処理が行われる。例えばPDF形式の画像データに変換され(S704)、印刷機302にて印刷される(S705)。印刷画像は測色器303にて測色され(S706)、測色データは測色器I/F 403を介して調整ファイル生成部404に読み込まれる(S707)。調整ファイル生成部404では、調整対象色ごとに最適デバイス値の算出が行われ(S708)、それらのカラー名称とS708にて取得したデバイス値を書き込んだスポットカラー調整ファイルが作成される(S709)。最後に図2に示したスポットカラー色変換が行われ(S710)、処理が終了する。
以下にS703とS708の手順の詳細を説明する。
(チャートデータ生成手順(S703))
図8は本発明の一実施形態に係るチャートデータの仕様を説明する図である。チャートデータは、一つの調整対象色に対して(X+1)行で構成される。1行目にはパッチ数Xが記載され、2行目以降(X+1)行目まではデバイス値が記載される。調整対象色が複数(例えば、3つ)の場合は、一色ごとにパッチ数とデバイス値群が繰り返される構成となる。
次に、図9のフローチャートを用いて、本実施形態のチャートデータ生成手順を示す。具体的にはチャートデータ生成部500において生成されるチャートを構成するカラーパッチ群のデバイス値を決定するための手順である。
まず、データ入出力部401を介して格納部400よりターゲットファイルを読み込み、各調整対象色のカラー名称、及びLab値をN行4列分取得する。データの並び順は(カラー名称,L,a,b)である(S901)。次にデータ入出力部401を介して格納部400よりICCプロファイルを読み込む(S902)。次に調整対象色から一色選択しターゲット色として設定する(S903)。次にインク順位を決定する(S904)。インク順位は続く階調幅、および分割数の設定に使用する。次にインク色毎に階調幅を設定する(S905)。次にインク毎に分割数を設定する(S906)。次に階調変化の中心とする中心デバイス値を設定し(S907)、パッチ構成のためのデバイス値を算出する(S908)。パッチの数と各パッチのデバイス値をチャートデータへ書き込む(S909)。
以上S903からS909の処理を全ての調整対象色に対して行い(S910)、処理を終了する。
次に、S903~S908の各工程について説明する。なお、以後の記載において、デバイス値は0~255の8ビットではなく、0~100のパーセント表記とする。
●ターゲット色設定(S903)
ターゲットファイルから1行分読み込み、そのカラー名称を「ターゲット色」、Lab値を「ターゲットLab値」としてそれぞれ設定する。
●インク順位設定(S904)
インク順位設定処理では6つのインク色に順位付けを行う。このうち順位が1から4位までを後続処理における階調変化対象のインク色とする。
図10は本発明の一実施形態に係るインク順位設定処理を説明するフロー図である。
インク順位を設定するための前処理として、Lab空間におけるターゲット近傍8点のデバイス値の変化量を算出する。まずターゲットLab値を取得する(S1001)。次にターゲットLab値を入力値とし、ICCプロファイルを用いたBtoA絶対色変換(Lab値→CMYKOrGr値)を行い、初期デバイス値(C0,M0,Y0,K0,Or0,Gr0)を取得する(S1002)。次に初期デバイス値を入力値とし、ICCプロファイルを用いたAtoB絶対色変換(CMYKOrGr値→Lab値)を行いLab値(L0,a0,b0)を取得する。この値は対象機器で印刷した際の再現色を予測した値であり「初期Lab値」と呼ぶ(S1003)。
次に、色空間における初期Lab値の近傍8点を設定する。図11は近傍8点の概念を説明する図である。図11に示す様に、初期Lab値の座標点p0を中心とし、L軸、a軸、b軸、それぞれに片側ΔL,Δa,Δb(色空間上の所定の距離の一例)だけ変化させた8点pi(i=1~8)を得る。ここで座標点piにおけるLab値を(Li,ai,bi)とする。次に座標点piのLab値(Li,ai,bi)を入力値とし、ICCプロファイルを用いたBtoA絶対色変換(Lab値→CMYKOrGr値)を行いデバイス値(Ci,Mi,Yi,Ki,Ori,Gri)を取得する(S1004)。
次に、上記で取得した8点のデバイス値の最大値と最小値の差分をインク毎に算出し、変化量(δC,δM,δY,δK,δOr,δGr)を得る(S1005)。式1にシアンの例を示す。
(式1)
Figure 0007310402000001
次に、変化量が最も大きかったインク色から上位に順位を設定し、処理を終了する(S1006)。
●階調幅の設定(S905)
インク色の順位に応じて階調幅を設定する。具体例を表1に示す。表1には、各順位に対する階調幅が記載されており、インク順位に応じてこれらの値を設定する。ここで5,6位の値は0であり、実質的に階調が変化しない。
(表1)
Figure 0007310402000002
●分割数の設定(S906)
インク色の順位に応じて分割数を設定する。具体例を表2に示す。表2には、下記順位に対する分割数が記載されており、インク順位に応じてこれらの値を設定する。ここで5,6位の値は1であり、実質的に分割しない。
(表2)
Figure 0007310402000003
●中心デバイス値の設定(S907)
中心デバイス値は、階調値の中心となる値である。S1002にて取得した初期デバイス値(C0,M0,Y0,K0,Or0,Gr0)を設定する。
●パッチ構成用デバイス値の取得(S908)
図12は、取得するシアンのパッチ用デバイス値を説明する図である。図12の例において階調幅:wc=10、分割数:dc=5である。取得するシアンのデバイス値は、C0-(10/2)からC0+(10/2)までを5段階に分割した値となる。但し、C0-(wc /2)<0の場合は0からC0+(wc/2)までを5段階に分割した値となり、またC0-(wc/2)<100の場合はC0-(wc/2)から100までを5段階に分割した値となる。ここで、各インク色における「中心デバイス値」「分割数」「階調幅」の表記を表3に示す。
(表3)
Figure 0007310402000004
図13は本発明の一実施形態に係るパッチ構成用デバイス値の取得処理を説明するフロー図である。図13に従いパッチ構成用デバイス値を取得する。ここで図13におけるインクリメント変数は以下の通りである。
i=1,2,…Z (ここで、Z= dc×dm×dy×dk×dor×dgr)
ic=1,2,…dc
im=1,2,…dm
iy=1,2,…dy
ik=1,2,…dk
ior=1,2,…dor
igr=1,2,…dgr
式2にシアンの階調値であるdevCの算出式を示す。
(式2)
Figure 0007310402000005
マゼンタ、イエロー、ブラック、オレンジ、グリーンに対しても、式2の各パラメータを表3の表記に習い中心デバイス値、分割数、階調幅をそれぞれの色の値に置き換る。図13のフローに従い、パッチを構成するデバイス値(devC,devM,devY,devK,devOr,devGr)を決定し、結果をチャートデータへ追記する。なお、デバイス値を整数に収める必要がある場合、上記の値を四捨五入するなどしても良い。
分割数が表2の場合、図13のフロー図に従うと、調整対象色一色あたりのパッチ数は5*4*3*2+1=121個となる。ここで最後に加算した一個は中心デバイス値からなるパッチである。またこの時点で重複するデバイス値のデータを削除するなどしてもよい。重複データ削除後の行列の大きさをX行6列と仮定する。つまりパッチ数はX個である。また必要に応じてパッチの再配置を行う。例えば、面内変動の影響を小さくするため、印刷の繰り返し数を考慮した上で配置をランダム化したり、目視評価を行いやすい配置にするなどの処理を行う。いずれにせよ、パッチ数、及び各パッチのデバイス値をチャートデータに書き込む。
(最適デバイス値取得手順(S708))
次に図14のフローチャートを用いて、本実施形態の最適デバイス値取得手順を示す。まず、データ入出力部401を介して格納部400よりターゲットファイルを読み込み、各調整対象色のカラー名称、及びLab値をN行4列分取得する。データの並び順は(カラー名称,L,a,b)である(S1401)。次に調整対象色から一色選択しターゲット色として設定する(S1402)。次にチャートデータより該ターゲット色に対応するパッチ構成のデータを(Z+1)行抽出する(S1403)。同様に、測色データより該ターゲット色に対応するパッチ構成のデータをZ行抽出する(S1404)。次に、処理対象のインク色を設定し(S1405)、設定したインク色に対する線形予測式を構築し(S1406)する。次に構築した線形予測式を用いてデバイス値を算出する(S1407)。以上の処理を全インク色に対して行う(S1405~S1408)。さらに、S1402からS1408の処理を全ての調整対象色に対して行い(S1409)、処理を終了する。
次に、S1402~S1407の各工程について説明する。
●ターゲット色設定(S1402)
図9、S903の処理と同じである。
●対応するチャートデータの取得(S1403)
前工程で設定したターゲット色に対応するパッチ構成情報をチャートデータから抜き出す。具体的には、チャートデータに記載されている対象ターゲット色のパッチ数情報をもとに、パッチのデバイス値を該パッチ数分取得する。
●対応する測色データの取得(S1404)
前工程で抜き出したパッチに対応する情報を測色データから抜き出す。すなわちS1403,S1404では、対象ターゲット色のパッチ群のデバイス値と、それに対応する測色Lab値をパッチ数分取得する。
●インク色の設定(S1405)
C,M,Y,K,Or,Grの中から処理を行う色を設定する。
●線形予測式の構築(S1406)
線形予測式を構築する。式3にシアンの例を示す。例えばX個のシアンデバイス値を目的変数とし、X組のLab値を説明変数として式3における右辺のαc,βc,γc,εcを重回帰分析で決定する。シアン以外のインク色についても同様の予測式を構築する。
(式3)
Figure 0007310402000006
●デバイス値の算出(S1407)
式3右辺のαc,βc,γc,εcに重回帰分析の結果、同じく右辺のL,a,bにターゲットLab値を入力し、デバイス値(左辺)を算出する。以上でターゲット色に対する最適デバイス値が取得された。
以上に説明した第一の実施形態によると、ターゲット色近傍色での各インクのデバイス値変化量を用いて、インク色毎に適した階調幅を設定するため、パッチ数が少なくても線形予測式の精度を確保するには充分なパッチ構築が可能である。
また、第一の実施形態は、チャート画像を印刷した後に、最適デバイス値を自動取得する方式であるが、例えば、操作部300を介してユーザが最適なパッチを選択し、対応するデバイス値を最適デバイス値をして取得する方式をとっても良い。
なお、第一の実施形態は、中心デバイス値に初期デバイス値(C0,M0,Y0,K0,Or0,Gr0)を設定しているが、例えば本処理を繰り返して連続で行う構成とする場合、2回目以降の中心デバイス値には、初期デバイス値ではなくS1407で算出される出力デバイス値を設定しても良い。このように設定することで、前回の調整結果を引き継いだ調整を行うことが可能になる。
<第二の実施形態>
本実施例では、第一の実施形態の処理に加え、ターゲット色やその他の特性に応じて、変化させるインク色を予め選択する例を説明する。具体的には、S904におけるインク順位の決定時に上位の設定をデバイス値の変化量以外の条件も用いて決定する例を説明する。
図15は本実施例を説明するフロー図である。本処理ではターゲット色やインク構成の特徴に応じてインク順位付けの設定方法を変更する。まず、ターゲット色の彩度判定を行い(S1501)、閾値(彩度)以上の場合は次ステップである中間色相インク判定に進み(S1502)、中間色相インク比率が大きいか否かを判定する。
<<中間色相インク判定>>
条件1:実施形態1記載のデバイス値変化量の判定による順位1位は中間色相インク(OrもしくはGr)である。
条件2:中間色相インクの初期デバイス値が閾値(%)以上である。
両方の条件を満たす場合、中間色相インクの比率が大きいと判定する。
中間色相インクの比率が大きいと判定した場合は次ステップに進み、該当の中間色相インク(OrもしくはGr)を1位に設定する。次に中間色相インクの両側に隣接する色相のインク(Orの場合はM,Y、Grの場合はY,C)で変化量の大きい方を2位、小さい方を3位に設定し、残りのインクの変化量の大きい順に4から6位を設定する(S1503)。この設定は、ターゲット色の彩度が閾値以上でかつ中間色相インクの比率が高い場合、中間色相インクの両側に隣接するインク色を強制的に加えることでターゲット色の彩度まで調整が届かないことを防ぐ狙いがある(中間色相インクを100%使用していてもターゲット色の彩度が出せない場合があるため)。
一方、中間色相インク判定にて中間色相インクの比率が大きいと判定されない場合は、実施形態1記載のデバイス値変化量の大きい順に上位から順位を設定する(S1504)。
また彩度判定において閾値(彩度)未満で無彩色近傍色とみなせる場合、C,M,Y,Kインクの変化量の大きい順に1から4位を設定し、Or,Grインクの変化量の大きい順に5,6位を設定する(S1505)。この設定の狙いは、ターゲット色が無彩色近傍色の場合に、中間色相インクを調整対象にせずに調整を行うことである。
以上で、本実施例におけるインク順位付け処理を終了する。
以上に説明した通り、インク順上位の設定をデバイス値の変化量以外の条件で予め決定することにより、処理の高速化が実現する。
<第三の実施形態>
第三の実施形態では、第一の実施形態の処理を一部変更し、特定の場合に階調幅を拡張して設定する例を説明する。具体的には、S905における階調幅の設定において、ターゲット色との乖離やインク構成の特徴がある場合に階調幅を拡張して設定する例を説明する。
本例では、実施形態1と同様にデバイス値の変化量が大きいほど階調幅の大きい値を設定することを基本とするが、本実施例では、通常階調幅のセットと、拡張階調幅のセットを持ち、初期Lab値とターゲット色との色差やインク構成の特徴に応じて二つのセットのうちのいずれかを設定する。ここで、通常階調幅のセットは表1に記載した例とし、拡張階調幅のセット例を表4に示す。
(表4)
Figure 0007310402000007
図16は本実施例を説明するフロー図である。まず、ターゲットLab値と初期Lab値とのCIE1976Lab色差による色差判定をする(S1601)。色差が閾値(色差3)以上の場合、「拡張振り幅」を設定する(S1602)。この設定はターゲット色の再現に調整が届かないことを防ぐ狙いがある。一方、色差が閾値(色差)以下の場合は彩度判定を行う(S1603)。彩度判定の方法は、実施形態2(S1501)記載の処理と同じである。
彩度判定が閾値(彩度値)以上の場合、中間色相インク比率が大きいか否かを判定する(S1604)。中間色相インク比率判定の方法は、実施形態2(S1502)記載の処理と同じである。
中間色相インクの比率が大きいと判定した場合、「拡張階調幅」を設定する(S1602)。この様に判定された色は、ガマット近傍色であるが、既に中間色相インクの初期デバイス値が高く、中間色相インクで階調値を調整できる余地が少ないと考えられる。実質的には2,3位に順位付けされたインクでの調整となるため、階調幅を大きく設定する必要がある。
一方、中間色相インクの比率が大きいと判定されない場合は、「通常階調幅」を設定する(S1605)。また、彩度判定(S1603)にて閾値(彩度)未満の場合も、「通常階調幅」を設定する(S1605)。
以上で、本実施例における階調幅の設定処理を終了する。
以上に説明した通り、ターゲット色との乖離性やインク構成の特徴に応じて階調幅のセットを異ならせることにより、線形予測式の精度を確保するための充分なパッチを構築することが可能である。
図17は、本発明の一実施形態に係るシステム全体図である。システム10は、クライアントPC(パーソナルコンピュータ)11と、DFE(Digital Front End)12と、画像形成装置13と、管理サーバ14とを含む。
クライアントPC11は、ユーザが印刷した印刷ジョブを作成し、DFE12または管理サーバ14へ印刷ジョブを送信する。クライアントPC11は、液晶ディスプレイである表示部、マウスやキーボードなどの入力装置を備えている。
DFE12は、情報処理装置の一例であり、クライアントPC11または管理サーバ14から、印刷ジョブを受け取り、受け取った印刷ジョブに基づいて、RIPエンジンにより描画データを作成し、画像形成装置13へ描画データを送信する。なお、情報処理装置の機能は、画像形成装置13が有していてもよい。
画像形成装置13は、DFE12から受け取った描画データに基づいて、画像形成を行う。
管理サーバ14は、クライアントPC11から受け取った印刷ジョブを管理する。また、管理サーバ14は、DFE12からの要求により、印刷ジョブをDFE12へ送信する。
図18は、本発明の一実施形態に係るハードブロック図である。情報処理装置12は、CPU21と、ROM22と、RAM23と、HDD/SDD24と、I/F25とを備える。
CPU21は、RAM23を作業領域として使用し、ROM22に格納されているプログラムを実行する。
HDD/SSD24は、記憶部として使用され、あらかじめ設定された設定値を格納している。HDD/SSD204に格納されている情報は、CPU21が読み出しプログラム実行時に使用することもある。
I/F25は、情報処理装置12と、クライアントPC11、画像形成装置13、管理サーバ14とを通信可能にするインターフェースである。
なお、本発明は、インクジェット方式の画像形成装置で再現するスポットカラーの調整に限らず、電子写真方式の画像形成装置で再現するスポットカラー調整でもよい。
上記で説明した実施形態の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(digital signal processor)、FPGA(field programmable gate array)や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
なお、上記実施形態に挙げた構成等に、その他の要素との組み合わせ等、ここで示した構成に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
101 スポットカラー入力画像
102 スポットカラー辞書
103 第一のスポットカラー色変換
104 出力プロファイル
105 デバイス値
106 印刷機
107 印刷画像
201 スポットカラー入力画像
202 調整ファイル
203 第二のスポットカラー色変換
204 デバイス値
205 印刷機
206 印刷画像
300 操作部
301 コントローラ
302 印刷機
303 測色器
400 格納部
401 データ入出力部
402 チャート画像生成部
403 測色器I/F
404 調整ファイル生成部
500 チャートデータ生成部
501 最適デバイス値取得部
502 調整データ生成部
503 予測式構築部
504 デバイス値算出部
11 クライアントPC
12 DFE
13 画像形成装置
14 管理サーバ
21 CPU
22 ROM
23 RAM
24 HDD/SDD
25 I/F
特許4972014号公報

Claims (11)

  1. 複数のカラーパッチ構成を決定する情報処理装置であって、
    所定の色の指定を受け取り、
    Lab色空間において前記所定の色との距離が所定の距離に属する複数色のそれぞれに対応するデバイス値として、デバイス側で使用する色材ごとの使用量を示す値を取得し、
    前記デバイス値に基づきカラーパッチ構成を決定し、前記カラーパッチ構成の決定では、各色材について、取得したデバイス値の最大値と最小値との差を変化度合いとして算出し、前記変化度合いが小さい色材ほど階調変化幅を小さく設定するとともに、階調分割数を少なく設定し、前記所定の色に対応するデバイス値を中心として、各色材の階調を色材ごとの設定に応じて前記階調変化幅ずつ前記階調分割数分変化させてパッチを形成することにより、各色材の階調分割数の積をパッチ数とする調整ファイル生成部を備えた情報処理装置。
  2. 前記パッチ構成の決定において、前記デバイス値の変化度合いが閾値よりも小さい色材の前記階調変化幅を0にすることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記パッチ構成の決定において、前記デバイス値の変化度合いが大きい色材ほど、前記階調変化幅を大きく設定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記階調変化幅が大きいほど、階調分割数を多く設定することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記パッチ構成の決定において、前記所定の色とターゲット色との色差が大きいほど、前記階調変化幅を大きく設定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 前記デバイス値の取得において、プロファイルを用いて取得することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 複数のカラーパッチ構成を決定する情報処理装置であって、
    所定の色の指定を受け取り、
    Lab色空間において前記所定の色との距離が所定の距離に属する複数色のそれぞれに対応するデバイス値として、デバイス側で使用する色材ごとの使用量を示す値を取得し、
    前記デバイス値に基づきカラーパッチ構成を決定し、前記カラーパッチ構成の決定では、各色材について、取得したデバイス値の最大値と最小値との差を変化度合いとして算出し、色材毎のデバイス値の変化度合いに基づき、階調を変化させる色材である変化対象色材を決め、前記変化度合いが小さい色材ほど階調変化幅を小さく設定するとともに、階調分割数を少なく設定し、前記所定の色に対応するデバイス値を中心として、各色材の階調を色材ごとの設定に応じて前記階調変化幅ずつ前記階調分割数分変化させてパッチを形成することにより、各色材の階調分割数の積をパッチ数とする調整ファイル生成部を備えた情報処理装置。
  8. 前記所定の色の彩度が閾値以下の場合、中間色相色材を前記変化対象色材から除くことを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記所定の色がガマット近傍色であり、デバイス値における中間色相色材の使用比率が閾値以上の場合、前記中間色相色材の両側に隣接する色相の色材を変化対象色材に設定することを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  10. 複数のカラーパッチ構成を決定する情報処理装置が実行する方法であって、
    所定の色の指定を受け取るステップと、
    Lab色空間において前記所定の色との距離が所定の距離に属する複数色のそれぞれに対応するデバイス値として、デバイス側で使用する色材ごとの使用量を示す値を取得するステップと、
    前記デバイス値に基づきカラーパッチ構成を決定し、前記カラーパッチ構成の決定では、各色材について、取得したデバイス値の最大値と最小値との差を変化度合いとして算出し、前記変化度合いが小さい色材ほど階調変化幅を小さく設定するとともに、階調分割数を少なく設定し、前記所定の色に対応するデバイス値を中心として、各色材の階調を色材ごとの設定に応じて前記階調変化幅ずつ前記階調分割数分変化させてパッチを形成することにより、各色材の階調分割数の積をパッチ数とするステップと
    を含む方法。
  11. 複数のカラーパッチ構成を決定する情報処理装置を
    所定の色の指定を受け取り、
    Lab色空間において前記所定の色との距離が所定の距離に属する複数色のそれぞれに対応するデバイス値として、デバイス側で使用する色材ごとの使用量を示す値を取得し、
    前記デバイス値に基づきカラーパッチ構成を決定し、前記カラーパッチ構成の決定では、各色材について、取得したデバイス値の最大値と最小値との差を変化度合いとして算出し、前記変化度合いが小さい色材ほど階調変化幅を小さく設定するとともに、階調分割数を少なく設定し、前記所定の色に対応するデバイス値を中心として、各色材の階調を色材ごとの設定に応じて前記階調変化幅ずつ前記階調分割数分変化させてパッチを形成することにより、各色材の階調分割数の積をパッチ数とする調整ファイル生成部として機能させるためのプログラム。
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