JP4375023B2 - プリンタ制御装置及びプリンタ制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ホスト装置等からの制御命令及び印刷データを、印刷装置の機種に応じて変換して出力することにより、印刷装置の機種に応じた印刷制御を行なうプリンタ制御装置及びプリンタ制御方法に関し、特に、フルカラー画像データを含む複数の色により構成される画像データを、第1色、第2色及び非印刷色からなる印刷データに変換する機能を備えたプリンタ制御装置及びプリンタ制御方法に関する。
POSシステム(販売時点管理システム)、ATM(現金自動預け支払い機)等に使用される業務用の印刷装置(プリンタ)では、文字、数字及び記号の印刷が主であるため、通常、黒色印字を行なう白黒の印刷装置が用いられる。しかし、最近、POSシステム等では、黒色を主印刷色(第1色)とし、黒色以外の赤色等を副印刷色(第2色)として印刷可能なカラープリンタ(以下、2色プリンタと称する)も使用されている。例えば、ロゴ、宣伝広告またはクーポン券等を2種類のインクを使用して印刷することによりイメージアップや訴求効果の向上を図っている。2色プリンタでは、第1色、第2色と、非印刷色(用紙の色)の3種の色表現が可能である。さらに、単位面積当りの印刷ドットの密度を変化させることにより、第1色及び第2色の印刷濃度を段階的に変化させる階調表現も可能である。したがって、2色プリンタであっても、2色の組合せや色の濃淡により多様な色表現ができるため、写真や絵等の原画像のイメージをあまり損なうことなく、比較的鮮明な2色カラー画像として印刷することが可能である。
一方、写真や絵等の画像データは、多数の色を含んでいる。このような多数の色は、通常、R(赤)、G(緑)、B(青)を組合せたRGBデータとして表現されている。フルカラー画像では、RGBの各要素がそれぞれ256段階のカラー深度を備えており、約1600万種の色を表現することが可能である。このようなフルカラー画像を、2色プリンタで印刷するには、原画像の画像データを3種の色の印刷画像データに変換することが望ましい。
フルカラー画像データのような多数色を含む画像データを、限られた少数色の印刷画像データに減色する方法として、誤差拡散法、ディザ法、ハーフトーン等の各種の減色方法が存在する。また、2色プリンタを使用してフルカラー画像のイメージをより適切に表現するために、フルカラー画像データをディザ法により8色にまで減色した後、8色の画像データを各ピクセルの輝度データを用いて3種の色の印刷画像データに変換する方法が提唱されている(特許文献1、2、3参照)。
特開2002−269550号公報 特開2002−288682号公報 特開2002−314833号公報
しかしこれらの従来技術には、多様な減色処理が可能であるという利点があるものの、人の視覚では把握し難い3次元のRGBカラー空間により表現された画像データをそのままRGBの各要素を基準に減色するため、減色後の印刷画像のイメージが掴み難いという問題がある。
また、一旦8色に減色した後さらに3色(非印刷色を含む)に減色するという2段階の処理が必要であり、減色処理のための操作及び処理が複雑となるという問題もある。さらに、RGBのカラーモデルでは、R、G、Bの各色のカラー深度の重なりにより、最終的な色合いが定まるので、どの色をどのくらいの閾値で指定すればよいかを人の視覚的な感性により把握することが困難であった。そのため、閾値を変更した後に、プレビュー等のテスト表示により閾値変更後の画像を確認し、自分の描くイメージに少しずつ修正していく必要があり、減色処理作業に多くの時間を必要としていた。
さらに、減色処理を行なうためには、印刷装置により印刷可能な色をパラメータとして指定する必要があるが、ユーザ(オペレータ)が指定するのは煩わしいばかりでなく誤設定の恐れもある。
本発明は、このような従来技術の問題に鑑みてなされたもので、視覚で把握可能な色合いに基づいて減色調整処理を行なうことができると共に、印刷装置の機能に応じたパラメータ設定を容易に行なうことができるプリンタ制御装置及びプリンタ制御方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様にかかるプリンタ制御装置は、印刷装置により印刷可能な第1色及び第2色の色情報を含む固有情報を取得する情報取得部と、RGBにより表現される複数色からなるRGBカラー画像データを受信する画像データ受信部と、RGBカラー画像データをHLSにより表現されるHLSカラー画像データに変換する変換処理部と、HLSカラー画像データを、所定のパラメータに基づいて、第1色、第2色及び非印刷色の3種の色からなる印刷画像データに変換する減色処理部と、印刷画像データを、印刷装置により印刷可能な所定のデータ形式に変換するデータ変換部と、パラメータとしての色相範囲を設定可能なパラメータ設定部とを備え、
減色処理部は、第1色として黒色が指定されている場合において、変換対象ピクセルの色相Hpの設定された色相範囲Hsに対する割合Hrを次式により算出する色相割合算出部と、
Hr=1−||180−|Hp−H2||−180|/Hs、ただし、Hr≦0のときHr=0とする
次式により、変換対象ピクセルの明度Lpと第2色の明度L2の割合Lrを算出する明度割合算出部と、
Lr=(1−Lp)/(1−L2)、ただし、Lr≧1のときLr=Lp/L2とする、Lp及びL2は、それぞれ0.00〜1.00の範囲内
次式により、変換対象ピクセルの彩度Spと第2色の彩度S2の割合Srを算出する彩度割合算出部と、
Sr=Sp/S2、ただし、Sr≧1のときSr=1とする
算出したHr、Lr、Srを用いて、第2色の割合R2を次式により算出する第2色データ算出部と、
R2=Hr*Lr*Sr *は積算符号
次式により、第1色の割合Rkを算出する第1色データ算出部と、
Rk=1−Lp−R2*(1−L2)
を更に備えており、
減色処理部は、第2色の色情報に応じて色相範囲の基準となる色相の開始点を変更すると共に、開始点及び色相範囲に基づいてHLSカラー画像データを印刷画像データに変換することを特徴とする。この態様により、接続されているプリンタの印刷可能な色に応じた印刷データを生成することが可能となる。また、この態様では、設定された色相範囲Hsをパラメータとして減色処理行なう。Hsは角度により指定され、色相の開始点を中心にしたプラス及びマイナス方向の幅を表すパラメータである。色相は人の視覚により認識可能であるので、このパラメータの指定によって得られる減色画像のイメージを想定することが容易である。
本発明の他の態様にかかるプリンタ制御装置は、情報取得部は、接続されている印刷装置にアクセスして該印刷装置から固有情報を取得することを特徴とする。この態様では、情報取得部により、接続されている印刷装置から自動的に印刷可能なインクの色、印刷解像度等の各種固有情報を取得する。従って、印刷装置を交換するたびに、固有情報をマニュアル入力する労力が軽減され、入力ミスを抑制することも可能となる。
本発明の第1の態様にかかるプリンタ制御方法は、(a)RGBにより表現される複数色からなるRGBカラー画像データを受信する工程と、(b)RGBカラー画像データをHLSにより表現されるHLSカラー画像データに変換する工程と、(c)HLSカラー画像データを、所定のパラメータに基づいて、印刷装置により印刷可能な第1色、第2色及び非印刷色の3種の色からなる印刷画像データに変換する工程と、(d)印刷画像データを、印刷装置により印刷可能な所定のデータ形式に変換する工程と、(e)第1色及び第2色の色情報を含む固有情報を取得する工程と、(f)パラメータとしての色相範囲の入力を受け付ける工程とを備え、
工程(c)は、第1色として黒色が指定されている場合において、(c1)変換対象ピクセルの色相Hpの入力された色相範囲Hsに対する割合Hrを次式により算出する工程と、
Hr=1−||180−Hp−H2|−180|/Hs、ただし、Hr≦0のときHr=0とする
(c2)次式により、変換対象ピクセルの明度Lpと第2色の明度L2の割合Lrを算出する工程と、
Lr=(1−Lp)/(1−L2)、ただし、Lr≧1のときLr=Lp/L2とする、Lp及びL2は、それぞれ0.00〜1.00の範囲内
(c3)次式により、変換対象ピクセルの彩度Spと第2色の彩度S2の割合Srを算出する工程と、
Sr=Sp/S2、ただし、Sr≧1のときSr=11とする
(c4)算出したHr、Lr、Srを用いて、第2色の印刷割合R2を次式により算出する工程と、
R2=Hr*Lr*Sr、*は積算符号
(c5)次式により、第1色の印刷割合Rkを算出する工程と、
Rk=1−Lp−R2*(1−L2)
を更に備えており、
工程(c)は、第2色の色情報に応じて色相範囲の基準となる色相の開始点を変更すると共に、開始点及び色相範囲に基づいてHLSカラー画像データを印刷画像データに変換することを特徴とする。
本発明の他の態様にかかるプリンタ制御方法は、工程(e)が、接続されている印刷装置にアクセスして該印刷装置から固有情報を取得することを特徴とする。
本発明の他の態様にかかるプリンタ制御方法は、工程(d)が、印刷用紙の紙幅及び印刷解像度に基づいて、印刷画像データの解像度及び画像サイズを調整することを特徴とする。
本発明の他の態様は、前述のプリンタ制御方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラムであることを特徴とする。また、そのプログラムを記録したコンピュータにより読取可能な記録媒体であることを特徴とする。
本発明では、HLSデータに変換した後に、色相、明度、彩度に基づいて第1色、第2色、及び非印刷色に変換するにあたり、接続される印刷装置に応じて固有情報(制御情報)を設定可能な構成となっている。従って、同一機種であっても印刷可能色の異なる印刷装置や機種の異なる複数の印刷装置に対応可能なプリンタ制御装置を提供することが可能となる。また、接続されている印刷装置から自動的に印刷可能な第1色、第2色、印刷解像度等の各種情報を取得する構成となっている。従って、印刷装置を交換するたびに、制御情報をマニュアル入力する労力が軽減され、入力ミスを抑制することも可能となる。さらに、HLSは色相、明度、彩度という人の感覚と近似した要素から構成されているので、これらの要素を基準に減色処理を行なうことにより、人の感覚により近い自然な減色処理結果を得ることができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を詳細に説明する。尚、本発明のプリンタ制御装置及びプリンタ制御方法は種々の印刷装置の制御に適用可能であるが、以下においては、POSシステムのホスト装置で用いられるプリンタドライバを想定して説明する。図1は、本発明の一実施形態にかかるプリンタ制御装置の機能ブロック図である。プリンタ制御装置1は、減色変換部10、情報取得部17、機種情報記憶部18、データ変換部25を備えている。
減色変換部10は、取得したRGB画像データをHLS画像データに変換した後、所定のパラメータに従い第1色、第2色及び非印刷色の3種の色からなる印刷画像データに減色する。
情報取得部17は、入力/表示制御部16と装置情報取得部26を備えている。入力/表示制御部16は、表示装置に操作画面を表示し、操作画面からの入力を受け付ける。装置情報取得部26は、ホスト装置の入出力ポート19を介して接続されている印刷装置にアクセスして、印刷装置から制御情報を取得する。印刷装置は、発色可能な第1色、第2色、印刷解像度等の情報を記憶しており、要求に応じて、これらの制御情報をプリンタ制御装置1に送信する。
このような第1色、第2色の印刷が可能な印刷装置として、通常、インクジェットプリンタまたはサーマルプリンタが用いられる。インクジェットプリンタは、インクカートリッジの種類を交換することにより印刷可能な第1色及び/又は第2色を容易に変更することが可能であり、サーマルプリンタは、2色の発色が可能な感熱ロール紙(印刷用紙)または熱転写リボンを交換することにより第1色及び/又は第2色が変更可能である。従って、接続されている印刷装置が、現在第1色及び第2色としてどのような色を印刷可能であるかを正確に把握しておくことが重要である。近時、メモリ機能を備えたインクカートリッジも採用されており、より正確な制御情報の取得が可能となっている。
制御情報は、取得された時点で、機種情報記憶部18に記憶される。制御情報は、入力/表示制御部16を介して取得し、入力装置から制御情報を取得するように構成することも可能である。また、接続されている印刷装置により印刷可能な第1色、第2色、印刷解像度、印刷用紙の種類等の印刷装置固有の制御情報を、予め機種情報記憶部18に記憶しておくことも可能である。取得された制御情報は、減色変換部10及びデータ変換部25に出力される。
データ変換部25は、接続されている印刷装置の機能に応じて、印刷画像データを印刷装置に出力する印刷データに変換する。例えば、印刷装置の解像度、印刷用紙の大きさ等に応じて、減色された印刷画像データの解像度やサイズ等を調整する。
(減色変換処理)
減色変換部10は、画像データ受信部11、変換処理部12、減色処理部13、パラメータ設定部14、及び減色データ記憶部15を備えている。画像データ受信部11により受信されたRGBカラー画像データは、変換処理部12によりHLSデータに変換され、減色処理部13により第1色、第2色及び非印刷色からなる印刷データに減色処理されて、処理結果が減色データ記憶部15に記憶される。
画像データ受信部11は、上位アプリケーション等からの印刷要求データとしてRGBカラー画像データを取得する。変換処理部12は、取得したRGB画像データをHLS画像データに変換する。HLS変換処理については、後述する。
減色処理部13は、HLSに変換された画像データを、パラメータ設定部14の設定内容に応じて、第1色、第2色及び非印刷色からなる印刷画像データに減色処理する。パラメータ設定部14には、印刷装置で使用する第1色、第2色、減色処理するための情報(色相範囲)等の各種パラメータを設定する。パラメータは、変更入力が無い限り、一度設定された値が維持される。パラメータは、情報取得部17からの入力により設定される。
(パラメータの設定)
パラメータ設定部14には、減色後に表現可能な色である第1色及び第2色が設定される。第1色及び第2色は、基本的には印刷装置により印刷可能な色に設定される。印刷装置は、通常、文字を黒色により印刷するので、印刷色が限定されているときでも、黒色のインクを含むのが一般的である。従って、通常は、第1色として黒色が指定される。第2色としては、赤色、緑色、青色等の各種色の中から任意の色を設定可能である。本発明では、装置情報取得部26により印刷装置に備えられているインクカートリッジの種類、印刷用紙または熱転写リボンの種類等に関する情報等から、第1色、第2色データを取得する。また特殊な使い方として、印刷装置により印刷可能な色とは異なる色を第1色または第2色として設定することも可能である。この場合には、減色したデータのイメージと印刷装置で印刷したイメージとは異なる色になる。
さらに、HLSデータの色相のどの範囲までを第2色として変換するかを指定するパラメータを変更することもできる。変更したパラメータはパラメータ設定部14に設定される。この色相範囲Hsを増減することにより、減色処理後の画像データのイメージを変更することが可能となる。通常は第1色として黒色が指定されるので、このパラメータは第2色について設定され、第2色の色相を中心(開始点)としたある角度範囲が設定される。例えば、第2色が赤色の場合には、第2色の(H,L,S)は、(0°,29.7%,100%)であるので、色相0°が開始点となる。例えばユーザにより色相範囲として90°が指定された場合には、赤色の色相0°を開始点として+90°〜−90°の範囲がパラメータ設定部14に設定される。
また、色相の開始点は、装置情報取得部26が取得した印刷装置の第2色の色相に応じてパラメータ設定部14により自動設定される。第2色が緑色の場合その色相Hは80°であるので色相の開始点は80°に設定され、第2色が青色の場合その色相Hは240°であるので色相の開始点は240°に設定される。
(RGBからHLSへの変換)
画像データ受信部11により受信したRGBカラー画像データは、変換処理部12に出力される。変換処理部12は、取得したRGBカラーデータの各ピクセルを色相H、明度L、彩度Sの各データに変換する。色相Hは0°〜360°の角度で表され、明度L及び彩度Sはそれぞれ0%〜100%(あるいは0.00〜1.00)で表される。以下にRGBカラー画像データをHLSカラー画像データに変換する変換処理の具体例を説明する。
色相Hは、例えば、以下の式により算出することができる。尚、以下の説明においては、RGBの各値は、1/255倍することにより0〜1に変換して計算を行なうものとする。
・変換対象となるピクセルのRGB(Rp,Gp,Bp)中でRpが最も大きな値である場合には、式(1)により算出する。
H={60*(Gp−Bp)}/{Rp−(Gp又はBpの小さい方)}………式(1)
・(Rp,Gp,Bp)中でGpが最も大きな値である場合には、式(2)により算出する。
H={60*(Bp−Rp)}/{Gp−(Rp又はBpの小さい方)}+120………式(2)
・(Rp,Gp,Bp)中でBpが最も大きな値である場合には、式(3)により算出する。
H={60*(Rp−Gp)}/{Bp−(Rp又はGpの小さい方)}+240………式(3)
ただし、式(1)〜式(3)により計算した色相Hの値が、H<0の場合には、H=H+360とする。
明度Lは、式(4)により算出する。
L=(19/64)*Rp+(19/32)*Gp+(7/64)*Bp………式(4)
彩度Sは、以下の式により算出する。
・{(Rp,Gp,Bp)中の最小値+(Rp,Gp,Bp)中の最大値}≦1のときは、式(5)により算出する
S={(Rp,Gp,Bp)中の最大値−(Rp,Gp,Bp)中の最小値}/{(Rp,Gp,Bp)中の最大値+(Rp,Gp,Bp)中の最小値}………式(5)
・{(Rp,Gp,Bp)中の最小値+(Rp,Gp,Bp)中の最大値}>1のときは、式(6)により算出する
S={(Rp,Gp,Bp)中の最大値−(Rp,Gp,Bp)中の最小値}/{2−(Rp,Gp,Bp)中の最大値−(Rp,Gp,Bp)中の最小値}………式(6)
例えば、第1色を黒色、第2色を赤色として減色する場合において、変換対象のピクセルの(Rp,Gp,Bp)を(0.92,0.55,0.92)とした場合、HLSを上記の減色処理条件に基づき算出すると、変換対象ピクセルの(H,L,S)は、(300°,70%,70%)となる。
(減色処理)
変換処理部12により変換されたHLSデータは減色処理部13に出力され、第1色及び第2色による減色処理が行なわれる。減色処理部13は、HLSに変換された画像データの各ピクセル毎に、各種パラメータに基づいて第1色及び第2色の割合を算出し、その結果をディザ処理した後に印刷画像データとして出力する。
図2に本発明の一実施形態にかかる減色処理部13の機能ブロック図を示す。減色処理部13は、減色処理制御部21と、減色演算処理部22と、ディザ処理部23と、どのようなディザ処理を行なうかを設定するディザ処理設定部24とを備えている。
減色処理制御部21は、変換処理部12から出力されるHLSデータを記憶するHLSデータ記憶部36と、パラメータ設定部14からパラメータを取得するパラメータ取得部37とを備えており、減色処理動作全体を制御する。減色処理制御部21により取得したHLSデータは、減色演算処理部22に出力される。
減色演算処理部22は、対象ピクセルの色相、明度、彩度の各要素に基づく対象ピクセルにおける第1色及び第2色の割合を算出する割合算出部31〜33、第1色データ割合を算出する第1色データ算出部35、第2色データ割合を算出する第2色データ算出部34を備えている。
(減色処理の具体例)
以下に、減色演算処理部22の処理動作について、実施例を用いて説明する。以下の処理においては、第1色を黒色、第2色を赤色として指定するものとし、ピクセルの第1色及び第2色の成分比(割合)をRk及びR2とする。また、Hp,Lp,Spはそれぞれ減色処理対象ピクセルPのR,G,BをH,L,Sに変換した値を示し、H2,L2,S2はそれぞれ第2色のH,L,Sを示している。また、Hrは対象ピクセルPの色相が、パラメータ設定部14に設定された色相範囲Hsからどの位分離しているか(色相の割合)を示す値である。Lrは対象ピクセルPの第2色に対する明度の割合を示し、Srは対象ピクセルPの第2色に対する彩度の割合を示す。さらに明度及び彩度は、0.00〜1.00で表わすものとする。
尚、以下ではHLSに変換された画像データの1個のピクセルについての処理について説明するが、画像の総てのピクセルについて同様の処理が実行される。
色相割合算出部31は、式(7)を用いて、HLSに変換した画像データの対象ピクセルの色相の割合Hrを算出する。
Hr=1−||180−|Hp−H2||−180|/Hs、 ただし算出結果が0以下の場合はHr=0とする………式(7)
明度割合算出部32は、式(8)を用いて対象ピクセルの明度の割合Lrを算出する。
Lr=(1−Lp)/(1−L2)、 ただし算出結果が1以上の場合はLr=Lp/L2とする………式(8)
彩度割合算出部33は、式(9)を用いて対象ピクセルの彩度の割合Srを算出する。
Sr=Sp/S2、 ただし算出結果が1以上の場合はSr=1とする………式(9)
第2色データ算出部34は、算出されたHr、Lr、Sr用いて式(10)により第2色の割合R2を算出する。
R2=Hr*Lr*Sr (*は積算を意味する符号)………式(10)
第1色データ算出部35は、算出されたR2を用いて式(11)により第1色の割合Rkを算出する。
Rk=1−Lp−R2*(1−L2)………式(11)
(データ算出の具体例)
例えば、第1色=黒色、第2色=赤色、色相範囲Hs=90°と指定されており、減色処理の対象となるピクセルPのHLSが(300°,70%,70%)の薄い紫であった場合には、Hr=0.333、Lr=0.426、Sr=0.7となり、これからR2及びRkを算出すると、R2=10%、Rk=22.9%となる。すなわち、薄い紫のピクセルは、第1色が22.9%、第2色が10%、残りが非印字の割合となる。
ディザ処理部23は、算出されたRk及びR2に基づきディザ処理を行なう。以下に、パターンディザによる処理例を説明する。パターンディザ処理では、画像データの対象ピクセルのアドレスを(x,y)とし、画像データの各ピクセルを4×4のマトリクスからなるマスクパターンにより順次比較して、対応するピクセルの値がマスクパターンの数値より大きい場合にはその色を印刷し、小さい場合には印刷しないよう設定する。
まず、画像データの総てのピクセルを4×4のマスクパターンにより比較するため、対象ピクセルのアドレスを、次式により4×4の1次元マトリクスaに変換する。
a=x/4の余り+y/4の余り×4
これによりa=0〜15の16個の数値が定まり、ディザマスクパターンの16個中の一個が指定される。
ディザのマスクパターンPat{a}として、以下のマスクを使用する。
Pat{a}=(0.0/16.0, 1.0/16.0, 7.0/16.0, 3.0/16.0,
2.0/16.0, 6.0/16.0, 11.0/16.0, 10.0/16.0,
8.0/16.0, 12.0/16.0, 15.0/16.0, 14.0/16.0,
4.0/16.0, 5.0/16.0, 13.0/16.0, 9.0/16.0)
例えば、a=1の場合マスクパターンは1.0/16.0であり、a=11の場合マスクパターンは14.0/16.0である。
比較対象ピクセル(x,y)の減色演算処理部22からの出力Rk及びR2がマスクバターンの値と比較され、以下の条件に従って第1色及び第2色の印刷の是非が確定される。
Rk>Pat{a}の場合には、対象ピクセル(x,y)には第1色が印刷される。
R2>Pat{a}の場合には、対象ピクセル(x,y)には第2色が印刷される。
第1色及び第2色の双方の印刷が重なった場合には、
x+yが偶数の場合には、R2>Rkのとき第2色を印刷し、R2<Rkのとき第1色を印刷する。
x+yが奇数の場合には、R2<Rkのとき第2色を印刷し、R2>Rkのとき第1色を印刷する。
以上の処理は、演算処理装置(CPU)、メモリその他の記憶装置、記憶装置に記憶された制御プログラム及び所定のデータに基づいて実行することができる。
(処理手順の説明)
次に各種パラメータの設定処理手順をフローチャートを用いて説明する。図3は本発明の一実施形態にかかるプリンタ制御方法の処理手順を示すフローチャートである。まず、第1色または第2色の変更を含む制御情報の変更を行なうか否かが確認される(S101)。変更があるときには(S101;Yes)、印刷装置から制御情報を取得する(S102)。制御情報の変更は、接続される印刷装置を交換した場合、インクカートリッジの種類または印刷用紙の種類等を変更した場合に行ない、一度設定すると、印刷装置の交換、カートリッジ等の変更に伴う印刷装置の設定の変更以外には、原則として制御情報の変更は行なわない。制御情報の変更を行なわない場合には(S101;No)、必要に応じて色相の範囲指定等の所定パラメータ設定を受け付ける(S103)。
次に、画像データ受信部11により、減色処理の原画像となるRGBカラー画像データを受信する(S104)。次に、設定されたパラメータに基づいて、RGBカラー画像データをHLSカラー画像データに変換し(S105)、変換したHLSカラー画像データに基づいて第1色または第2色に減色する(S106)。変換処理及び減色処理手順については後述する。減色処理された画像は、モニタに表示される(S107)。モニタ表示を確認したユーザによりパラメータが変更された場合には(S108:YES)、パラメータの変更設定を受け付けて(S109)、変更後のパラメータに基づいて、再度減色処理を行なう(S106)。パラメータが変更されていない場合には(S108:No)、減色データを減色データ記憶部15に出力する(S110)。
パラメータの設定が完了すると、以後、アプリケーションから画像データ受信部に出力されるRGBカラー画像データは、工程S105及び工程S106の処理に従って、減色処理が実行され、印刷装置に出力されて、印刷が実行される。
図4は、図3における変換処理(S105)の一実施形態にかかる処理手順を示すフローチャートである。まず、取得した画像データから第1番目のピクセルのRGBデータを読み出す(S201)。次に、読み出したRGBデータの中で最大のデータは何か、最小のデータは何かを判定する(S202)。判定結果に基づいて色相H、明度L、彩度Sを算出する(S203、S204、S205)。例えば、上述した変換式(1)〜(3)を用いて色相Hを算出し、変換式(4)を用いて明度Lを算出し、変換式(5)〜(6)を用いて彩度Sを算出する。次にピクセルのアドレスを+1して(S206)、画像データの全ピクセルについて処理が終了したかどうかを確認する(S207)。全ピクセルの変換処理が終了していない場合(S207;No)、次のピクセルのRGBデータを読出し(S208)、同様の処理を繰り返す(S202〜S206)。全ピクセルの変換処理が終了すると(S207;YES)、変換データを減色処理部13に出力して(S209)、変換処理を終了する。
次に、減色処理について説明する。図5に、図3における減色処理(S106)の一実施形態にかかる処理手順のフローチャートを示す。まず、HLSデータに変換された第1番目のピクセルデータが読み出される(S301)。次に、設定されたパラメータを取得して(S302)、Hr,Lr,Sr,R2,Rkを算出する(S303〜S307)。これらの値は、例えば、上述した式(7)〜式(11)を用いて算出される。
算出した対象ピクセルのR2、Rkに基づいてディザによる処理を行なう(S308)。ディザ処理は、前述したようなパターンディザを用いても良いし、他の形式のディザ処理を用いてもよい。ディザ処理の選択は、操作画面の入力に基づいて設定可能な構成とすることができ、ディザ処理の種類を選択する選択入力はディザ処理設定部24に記憶される。ディザ処理部23は、ディザ処理設定部24に設定されたディザ処理を実行する。本発明におけるディザ処理として、公知または慣用のディザ処理技術を用いることが可能である。
次に、減色処理対象ピクセルPnのアドレスを+1して(S309)、画像データのピクセル総ての減色処理を終了したかどうかを確認する(S310)。終了していなければ(S310;NO)、次のアドレスのピクセルデータを読出し(S311)、同様の減色処理を繰り返す(S303〜S309)。画像データのピクセル総てについての減色処理を終了すると(S310;YES)、減色データを減色データ記憶部15出力する(S312)。減色データ記憶部15に記憶された減色データは、表示装置に出力されてプレビュー表示され、またユーザの印刷指示により印刷装置へ出力される。
以上の説明においては、原画像データの全ピクセルについてRGBからHLSへの変換処理を行った後、HLSに変換したデータの減色処理を行なう形態について説明したが、原画像データのピクセル毎に変換処理及び減色処理を行った後、次のピクセルの変換処理及び減色処理を行なうというように、原画像からピクセル単位で順次減色処理まで行なうよう構成することも可能である。
上述のような色相を基準とした減色処理は、色相表現が人の感性に近いために、原画像のイメージに近い減色画像を生成することが可能となる。したがって、POSシステム等において、ロゴまたは商品イメージを3種の色(第1色、第2色、非印刷色)で印刷する場合等に、より自然なイメージの画像を印刷することが可能となる。また、POSプリンタに登録するためのロゴデータその他の登録データとして、フルカラー画像から3種の色のカラー減色画像を作成する場合においては、色相範囲の変更により生成される減色データのイメージを感覚的に把握することが容易であるので、色相範囲の調整により登録データを作成することが容易となるという利点も有する。
(その他の実施形態)
上記の例では、色相を基準に減色処理を行なったが、色相Hを使用せず、明度Lと彩度Sのみで第2色を割当てることができるようにすることも可能である。さらに明度Lまたは彩度Sのそれぞれについても有効/無効を設定することができるようにすることも可能である。すなわち、減色処理は、色相H、明度L、彩度Sの少なくとも1を使用して行なうことができる。この場合に第2色の割合R2は、上述の計算式(10)において、減色処理に使用しない色相の割合Hr、明度の割合Lr又は彩度の割合Srを1として算出される。これにより、明度や彩度の強度に応じた画像を生成することも可能となり、変換画像のバラエティを増大させることが可能となる。
また、第2色の色相H、明度L、彩度Sを個別に指定可能な構成とすることも可能である。上述の例では、第2色が赤色の場合には、純粋な赤ということで、HLSは、(0°,29.7%,100%)としていたが、実際に印刷に使用される赤は、純粋な赤とはいえない場合がある。このような場合に、実際に使用している第2色のHLSに合わせて、第2色のHLSを指定可能とすることにより、より正確な減色処理が可能となる。
さらに、第2色として、印刷装置で印刷可能な色とは異なる色が指定された場合に、表示装置上のプレビュー表示は、実際に印刷される色で表示するように構成することも可能である。これにより、実際に印刷するイメージで減色画像を確認することが可能となる。また、印刷装置と異なる第2色で減色処理することにより、印刷装置の第2色による減色処理では消えてしまう色であっても、原画像の色とは別の色ではあるが、印刷装置の第2色により表現することが可能となる。原画像が、印刷装置で印刷可能な第2色とは異なる色を基調とする画像の場合に、有効な処理である。例えば、印刷装置で印刷可能な第2色が赤、原画像の基調色が青である場合に、減色処理を印刷装置の第2色である赤により行なうと、原画像の青系の色は減色画像では白色(非印刷色)となり消えてしまうが、原色処理を原画像の基調色である青により行なえば減色画像でも消えることはない。したがって、原画像の基調色による減色処理で得られた印刷画像データを印刷装置で印刷させれば、減色画像の青系の色は印刷装置の第2色である赤系の色で印刷されるものの、原画像の特徴を失うことなく再現させることが可能となる。
図6に、本発明の一実施例にかかるプリンタ制御装置の操作画面70を例示する。図6では、左上部に、プリンタ情報を入力する入力テーブル71を備えている。入力テーブル71の最上段には、プリンタ情報の名称を入力する入力ボックスが設けられている。名称入力ボックスは、一つのプリンタ制御装置で類似する複数種類の印刷装置の印刷制御を行なうことができる特殊な場合に設けられる。この欄に印刷装置の機種番号を入力すると、機種番号に基づいて、第1色、第2色として指定可能な色を、各選択ボックスにプルダウン表示させる等、入力操作を容易にするよう誘導することが可能である。プリンタ情報として、他に第1色、第2色、用紙幅、及び印刷解像度を入力することができるようになっている。これらの入力は総て、右側の下向き三角ボタンによりプルダウンメニューが表示されて、選択入力可能となる。本例においては、装置情報取得部26が印刷装置から取得した制御情報を初期値として入力テーブル71に表示させている。
中央部分には、減色処理に必要なパラメータを指定する指定ボックスが設けられている。図6の例では、第1色を黒色、第2色を赤色として指定した場合を示している。最上段のディザタイプ設定部40には、ディザタイプを指定するディザ指定入力部41と、サンプル表示部42とが設けられている。中段のカラーテーブル45は、RGBCMYKWの8色のそれぞれを黒赤白の何れに変換するかを設定する画面であり、従来の減色処理を行なう場合に用いられる。最下段にはHLS色空間設定部50が設けられている。色相Hによる調整を行なわない場合には、色相調整停止部51をチェックする。同様に、明度L、彩度Sによる調整を行なわない場合には、それぞれ明度調整停止部52、彩度調整停止部53をチェックする。色相Hによる調整を行なう場合には、色相範囲指定部54のスライダ55を1°〜180°の範囲で移動させることにより、色相範囲を指定する。スライダ55により指定した色相範囲は、色相範囲表示部56に角度表示される。色相範囲表示部56の上部には原画像のモニタ画面57があり、その右側には減色処理後の画像のモニタ画面58が設けられている。
図7に第2色のHLSを指定可能な構成とした場合の操作画面例を示す。第2色の指定は、第2色の色相の基準点(開始点)、明度、彩度を、それぞれ色相角入力ボックス61、明度入力ボックス62、彩度入力ボックス63に入力することによって可能となる。左側にある円は、色相と彩度を示すカラー・リング64であり、指定された色相と彩度に相当する位置に+のマークが表示される。カラー・リング64の右には、スライダ・バー65が設けられており、指定された明度に相当する位置にスライダ66が表示される。
また、ポインティングデバイス等によりカラー・リング64上の所望の位置を選択して第2色の色相と彩度を指定することもできるし、スライダ・バー65のスライダ66を所望の位置に移動させて明度を指定することもできる。この場合には、ポインティングデバイスやスライダ66により指定されたHLSの値が各入力ボックス61〜63に表示される。
本発明の一実施形態にかかるプリンタ制御装置の機能ブロック図である。 本発明の一実施形態にかかる減色処理部の機能ブロック図である。 本発明の一実施形態にかかるプリンタ制御方法の処理手順を示すフローチャートである。 図3における変換処理工程の一実施形態にかかる処理手順を示すフローチャートである。 図3における減色処理工程の一実施形態にかかる処理手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施例にかかるプリンタ制御装置の操作画面を示す図である。 第2色のHLSを指定可能な構成とした場合の操作画面例を示す図である。
符号の説明
1 プリンタ制御装置、10 減色変換部、11 画像データ受信部、12 変換処理部、13 減色処理部、14 パラメータ設定部、15 減色データ記憶部、16 入力/表示制御部、17 情報取得部、18 機種情報記憶部、19 入出力インタフェース、21 減色処理制御部、22 減色演算処理部、23 ディザ処理部、24 ディザ処理設定部、25 データ変換部、26 装置情報取得部、31 色相割合算出部、32 明度割合算出部、33 彩度割合算出部、34 第2色データ算出部、35 第1色データ算出部、36 HLSデータ記憶部、37 パラメータ取得部、40 ディザタイプ設定部、41 ディザ入力部、42 サンプル表示部、45 カラーテーブル、51 色相調整停止部、52 明度調整停止部、53 彩度調整停止部、54、65 色相範囲指定部、55、66 スライダ、56 色相範囲表示部、57 原画像のモニタ画面、58 減色処理後の画像のモニタ画面、61 色相角入力ボックス、62 明度入力ボックス、63 彩度入力ボックス、64 カラー・リング、65 スライダ・バー、71 プリンタ情報入力テーブル

Claims (7)

  1. 印刷装置により印刷可能な第1色及び第2色の色情報を含む固有情報を取得する情報取得部と、
    RGBにより表現される複数色からなるRGBカラー画像データを受信する画像データ受信部と、
    前記RGBカラー画像データをHLSにより表現されるHLSカラー画像データに変換する変換処理部と、
    前記HLSカラー画像データを、所定のパラメータに基づいて、前記第1色、第2色及び非印刷色の3種の色からなる印刷画像データに変換する減色処理部と、
    前記印刷画像データを、前記印刷装置により印刷可能な所定のデータ形式に変換するデータ変換部と、
    前記パラメータとしての色相範囲を設定可能なパラメータ設定部と、を備え、
    前記減色処理部は、前記第1色として黒色が指定されている場合において、
    変換対象ピクセルの色相Hpの前記設定された色相範囲Hsに対する割合Hrを次式により算出する色相割合算出部と、
    Hr=1−||180−|Hp−H2||−180|/Hs、ただし、Hr≦0のときHr=0とする
    次式により、前記変換対象ピクセルの明度Lpと前記第2色の明度L2の割合Lrを算出する明度割合算出部と、
    Lr=(1−Lp)/(1−L2)、ただし、Lr≧1のときLr=Lp/L2とする、Lp及びL2は、それぞれ0.00〜1.00の範囲内
    次式により、変換対象ピクセルの彩度Spと前記第2色の彩度S2の割合Srを算出する彩度割合算出部と、
    Sr=Sp/S2、ただし、Sr≧1のときSr=1とする
    前記算出したHr、Lr、Srを用いて、前記第2色の割合R2を次式により算出する第2色データ算出部と、
    R2=Hr*Lr*Sr *は積算符号
    次式により、前記第1色の割合Rkを算出する第1色データ算出部と、
    Rk=1−Lp−R2*(1−L2)
    を更に備えており、
    前記減色処理部は、前記第2色の色情報に応じて前記色相範囲の基準となる色相の開始点を変更すると共に、前記開始点及び前記色相範囲に基づいて前記HLSカラー画像データを前記印刷画像データに変換することを特徴とするプリンタ制御装置。
  2. 前記情報取得部は、接続されている印刷装置にアクセスして該印刷装置から前記固有情報を取得することを特徴とする請求項1に記載のプリンタ制御装置。
  3. (a)RGBにより表現される複数色からなるRGBカラー画像データを受信する工程と、
    (b)前記RGBカラー画像データをHLSにより表現されるHLSカラー画像データに変換する工程と、
    (c)前記HLSカラー画像データを、所定のパラメータに基づいて、印刷装置により印刷可能な第1色、第2色及び非印刷色の3種の色からなる印刷画像データに変換する工程と、
    (d)前記印刷画像データを、前記印刷装置により印刷可能な所定のデータ形式に変換する工程と、
    (e)前記第1色及び前記第2色の色情報を含む固有情報を取得する工程と、
    (f)前記パラメータとしての色相範囲の入力を受け付ける工程と、を備え、
    前記工程(c)は、前記第1色として黒色が指定されている場合において、
    (c1)変換対象ピクセルの色相Hpの前記入力された色相範囲Hsに対する割合Hrを次式により算出する工程と、
    Hr=1−||180−|Hp−H2||−180|/Hs、ただし、Hr≦0のときHr=0とする
    (c2)次式により、前記変換対象ピクセルの明度Lpと前記第2色の明度L2の割合Lrを算出する工程と、
    Lr=(1−Lp)/(1−L2)、ただし、Lr≧1のときLr=Lp/L2とする、Lp及びL2は、それぞれ0.00〜1.00の範囲内
    (c3)次式により、変換対象ピクセルの彩度Spと第2色の彩度S2の割合Srを算出する工程と、
    Sr=Sp/S2、ただし、Sr≧1のときSr=11とする
    (c4)前記算出したHr、Lr、Srを用いて、前記第2色の印刷割合R2を次式により算出する工程と、
    R2=Hr*Lr*Sr、*は積算符号
    (c5)次式により、第1色の印刷割合Rkを算出する工程と、
    Rk=1−Lp−R2*(1−L2)
    を更に備えており、
    前記工程(c)は、前記第2色の色情報に応じて前記色相範囲の基準となる色相の開始点を変更すると共に、前記開始点及び前記色相範囲に基づいて前記HLSカラー画像データを前記印刷画像データに変換することを特徴とするプリンタ制御方法。
  4. 前記工程(e)は、接続されている印刷装置にアクセスして該印刷装置から前記固有情報を取得することを特徴とする請求項に記載のプリンタ制御方法。
  5. 前記工程(d)は、印刷用紙の紙幅及び印刷解像度に基づいて、前記印刷画像データの解像度及び画像サイズを調整することを特徴とする請求項に記載のプリンタ制御方法。
  6. 請求項からのいずれか1項に記載のプリンタ制御方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  7. 請求項からのいずれか1項に記載のプリンタ制御方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータにより読取可能な記録媒体。
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