JP2002209084A - 色指定が可能なグレースケール処理機能を有するロゴデータの作成方法、及びロゴデータ作成装置 - Google Patents
色指定が可能なグレースケール処理機能を有するロゴデータの作成方法、及びロゴデータ作成装置Info
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Abstract
カラー画像を、プリンタで使用可能な指定した色でグレ
ースケール変換処理することができるようにすること。 【解決手段】 処理対象となる画像をグレー変換処理
し、グレー変換処理した画像データを色指定することに
より、プリンタで印刷可能な色のいずれの色でもグレー
スケール印刷できるようにした。その際、プレビュー表
示をして、ロゴデータの作成を容易にした。
Description
するロゴデータ作成装置に関し、特にロゴデータの作成
において、画像データ及び/又はテキストデータから構
成される原画像(以下元データと称する)を、グレース
ケール処理することのできるロゴデータの作成装置に関
する。ここにロゴとは、一般的には、例えばPOS端末
装置等でレシート上に印刷される店舗又は企業名等を示
すものをいうが、本明細書では、後述するようにこれら
に加えて、宣伝広告情報、クーポン券、告知情報をも含
む概念として用いている。また、本明細書では減色と
は、カラー深度を浅くすることもしくは2値化するとい
う意味で使用している。
置では、商品清算情報を印字するレシートの上に、店舗
名または企業名等からなるロゴを印刷する。POS端末
装置で印刷されるロゴは、特殊な装飾文字であったり、
特殊なデザインで構成されるものが多く、ほとんどのロ
ゴは画像情報で構成されている。
め、個々のレシート印刷の度にロゴデータを送信してい
たのでは、印刷に多くの時間を必要とする。一方、PO
S端末装置では、購入商品の登録及び清算処理を迅速に
行う必要があるため、特に迅速な印刷が求められる。そ
のため、POS端末装置では、頻繁に印刷を行うロゴ情
報をプリンタ内部の不揮発性記憶部に記憶(登録)して
おき、所定の印刷命令を受信することにより不揮発性記
憶部から登録したロゴを読み出して印刷するようにして
いる。
万色以上の色数の印刷が可能なものもあり、ほぼ自然色
に近い色での印刷が可能となっている。しかし、POS
端末装置では、商品の清算時にレシート印刷を行わなけ
ればならない必要上、高速性、一定の印刷品質、及び静
寂性等に加えて経済性が要求されるため、通常、印刷可
能な色数が2色または3色等のように、色数が所定の数
に限定されたプリンタが使用されている。
購入商品の細目及び金額等の詳細情報を顧客に伝えるメ
ッセージシートであり、領収書である。従って、レシー
トは購入商品の登録及び清算処理の終了時に顧客に直接
手渡される。多くの顧客は清算に誤りがないかレシート
の内容を読み取ることにより確認する。また、多くの顧
客は自宅に帰り、これらのレシートの内容を確認しつ
つ、家計簿への記録を行う。このように、レシートは個
々の顧客に個別的に直接に手渡されるものであり、レシ
ートは顧客にとっても重要な記録であるから大切に取り
扱われ、通常の広告宣伝用のチラシとは本質的に異なる
媒体である。レシートの顧客への注意喚起力、影響力は
通常のチラシ広告、つるし広告に比し各段に大きい。特
にカラー印刷が可能になると、識別力も増し、顧客の注
意力を強く喚起し、レシートをチェックする度にその存
在をアピールすることが可能となり、告知上又は販促上
極めて有効である。
たい情報の識別性を高めてレシート上に印刷することが
望ましい。例えば、従来のロゴ印刷と同様にして、広告
宣伝用の写真または絵若しくは文字、告知情報等をレシ
ート上にカラー印刷することにより、レシートを通じて
顧客への商品プロモーション、イベントの告知等をする
ことが可能となる。
度と経済性等の観点からフルカラープリンタではなく、
限定された所定の数種類の色(例えば、赤と黒の2色)
だけを印刷できるカラープリンタが主流である。しか
し、色数が限定されているとはいえ、カラーイメージ情
報を印刷可能なPOSシステムは、レシートを媒介とし
た商品販促のツールとしての使用も可能となり、流通分
野において今後さらにカラープリンタを搭載したPOS
システムの利用が拡大されるものと予測される。
ゴ印刷が可能になり印刷目的が多様化してくると、告知
情報及び商品広告、クーポン等の印刷目的に適合するよ
うなロゴの作成が必要となる。特に、印刷可能な色数が
少ないため、使用可能な色を有効に使って印刷目的にあ
ったロゴを作成する必要がある。したがって、ロゴの作
成装置はできるだけ多彩な色の表現方法を選択可能であ
ることが望ましい。
スケール印刷をする場合には、元データの画像の明度を
黒の濃淡で表現するものであった。しかし、印刷可能数
が2色以上であれば、黒以外の色も必ず使用可能なので
あり、黒以外の色を使ってグレースケールを表現するこ
とができると、表現力が広がる。また、元データが2以
上の画像又はテキストデータ(以下オブジェクトと呼
ぶ)で構成されている場合、に各オブジェクト毎にこれ
らのグレースケール処理を行うことができると、さらに
表現できる範囲が広がる。例えば、黒色と青色が印刷可
能であり、背景の空とそれ以外の部分が別々のオブジェ
クトで構成されているとすると、空を青色のグレースケ
ールで表示し、それ以外のオブジェクトを黒色のグレー
スケールで表示すると、黒色だけのグレースケール画像
とはかなり異なった印象を与えることが可能となる。
であり、グレースケール表現を黒色以外の色でもグレー
スケール表現することができるロゴ作成装置または方法
を提供することを目的とする。さらに本発明は、元デー
タの画像を構成するオブジェクト毎にグレースケール処
理する色を指定することが可能なロゴデータ作成装置ま
たは方法を提供することを目的とする。
めに、以下の発明を開示する。
だしてグレースケール処理を行い、設定入力に応じてグ
レースケール処理を行った画像データの印刷色の指定を
変更することにより、指定された色でグレースケール表
示するようにして、上記課題を達成した。
て、選択された色によりグレースケール表示の加工がで
きることにより、元データをあらかじめ所定の色でグレ
ースケール処理しておく必要がなく便利である。また、
ロゴデータ作成段階で、種々のパターンで表示してみる
ことができるので、ロゴ作成には極めて有用である。こ
のようなグレ−スケール処理を各オブジェクト毎に行う
ことができると、さらに有用性が増す。
方法は、(a)複数の色を有する画像データ及び/又はテ
キストデータからなる元データを取得する工程と、(b)
グレースケール処理の指示入力、及びグレースケールを
表示する色の指定を受け付ける入力工程と、(c)グレー
スケール処理の指示入力に基づき、元データを構成する
色の明度に応じて当該オブジェクトを階調化処理するグ
レースケール処理工程と、(d)グレースケール処理した
画像を、入力工程(b)により指定された色に割り付ける
色指定処理工程、(e)色指定処理した処理画像をロゴデ
ータとして出力する工程を備えることを特徴とする。
ケール表現が可能となる。
得する工程(a)に続き、さらに、元データを画像として
表示する元データ表示工程を備えることを特徴とする。
作成方法は、色指定処理工程(d)に続き、さらに、(g)階
調化処理された画像を、色指定処理工程(d)により割り
付け指定された色で表示する工程を備えることを特徴と
する。これにより、元データの画像を確認しながら、グ
レースケール表示及び色の指定をロゴデータ作成の段階
でイメージ像を確認しながら行うことができる。さらに
本発明の他の態様では、入力工程(b)においては、元デ
ータを構成するオブジェクトを指定して前記グレースケ
ール処理の指示入力が可能であり、グレースケール処理
工程(c)は、指定されたオブジェクトの色の明度に応じ
て当該オブジェクトを階調化処理することを特徴とす
る。これにより、オブジェクト毎に、色を変えてグレー
スケール表示すること、グレースケール表示をしないこ
との指定が可能となり、ロゴによる表現範囲は広くな
る。
さらに、(b1)グレースケールを表示するために指定され
た色が、プリンタで印刷可能な色以外のときには、その
旨を報知する工程を備えることを特徴とする。これによ
り、印刷不能な色でグレースケール処理することを防止
できる。
装置は、複数の色を有する画像データ及び/又はテキス
トデータからなる元データを取得する元データ取得手段
と、グレースケール処理の指示入力、及びグレースケー
ルを表示する色の指定を受け付ける設定入力手段と、グ
レースケール処理の指示入力に基づき、元データを構成
する色の明度に応じて当該オブジェクトを階調化処理す
るグレースケール処理手段と、グレースケール処理手段
で処理した画像を、設定入力手段により指定された色に
割り付ける色割付指定処理手段と、色指定処理した処理
画像をロゴデータとして出力する出力手段を備えること
を特徴とする。
装置は、さらに、元データを画像として表示する元デー
タ表示手段を備えることを特徴とする。
さらに、色割付指定処理手段により割り付けられた色に
よって、階調化処理された画像を表示する表示手段を備
えることを特徴とする。
段においては、元データを構成するオブジェクトを個別
に指定して前記階調処理の指示入力が可能であり、グレ
ースケール処理は、指定されたオブジェクトの色の明度
に応じて当該オブジェクトを階調化処理することを特徴
とする。
らに、指定された色が、前記プリンタで印刷可能な色以
外のときには、その旨を報知する手段を備えることを特
徴とする。
機能を、中央制御装置(CPU)、ROM、RAM、表
示装置、入出力装置、インターフェース及び、ROM、
RAMに記録された制御プログラムとデータセットによ
り達成することを特徴とする。また、これらの制御プロ
グラム及びデータセット自体及びこれらの制御プログラ
ム及びデータセットを記録した記録媒体も本発明の実施
態様に含まれる。
る。なお、以下に説明する実施形態は説明のためのもの
であり、本願発明の範囲を制限するものではない。した
がって、当業者であればこれらの各要素もしくは全要素
をこれと均等なものに置換した実施形態を採用すること
が可能であるが、これらの実施形態も本願発明の範囲に
含まれる。
概要)本発明にかかるロゴを作成し、登録する手順の1
例を、図2を用いて説明する。図2は、ロゴの作成から
プリンタへのロゴの登録までの手順の概略を示す図であ
る。
しようとするロゴを確定しなければならない。プリンタ
に登録するロゴの確定には、ロゴの元となる画像等のデ
ータ(元データと呼ぶ)3をロゴ編集ツール2により作
成し、この元データ3をさらにプリンタの機種固有条件
に適合させるため、ロゴデータ作成装置4によって変更
処理(加工)する。
常、ロゴ編集ツール2により新たに作成するか、又は既
に使用中のロゴを登録しているファイルを読み出して再
加工することにより作成する。しかし、既存の画像ファ
イルに元データとして使用可能なデータが存在する場合
には、既存ファイル(図示せず)でも利用可能である。
るプリンタで使用する印刷用紙の幅、印刷解像度、印刷
可能な色に合わせて、元データの色の調整(減色処理、
色の割付等)、サイズ及び解像度等の調整を行う。色の
調整、サイズ及び解像度等の調整後のロゴデータ(この
ようなデータを、ロゴ、ロゴデータ、又はロゴ情報と呼
ぶ)がプリンタへの登録対象となる。
されている場合にはそのままプリンタに送信されて、プ
リンタ内部の不揮発性記憶部に登録される。また、プリ
ンタがロゴ作成ツールに接続されていない場合には、ロ
ゴデータを登録するための登録用ロゴデータファイルを
作成する。登録用ロゴデータファイルは、ロゴデータ
と、ロゴデータを登録するために必要な各種命令データ
セットを統合したコマンド付きの画像ファイルである。
登録用ロゴデータファイルをホスト装置で読み取らせる
ことにより、ホスト装置に登録専用プログラムをインス
トールすること無しにロゴ登録をすることが可能とな
る。プリンタのロゴ記憶部にロゴが登録されると、ロゴ
印刷命令に従って、ロゴの印刷が可能となる。
2について詳細に説明する。
なる画像及び、オブジェクトを作成するものであり、ロ
ゴの基本構成を確定すると同時に、グレースケール処理
の対象を作成する意義を有している。
象となる複数の画像オブジェクトを含む画像データ(元
データ)が作成される。ロゴ編集ツール2を、本発明の
ロゴデータ作成装置の中に組み込むことも可能である。
会社/店舗等ロゴの印刷又は、商品の宣伝広告等、その
印刷目的に合わせて作成する必要がある。元データ3は
その基礎となるデータであり、ロゴの基本的枠組みはロ
ゴ編集ツール2により確定される。ロゴ編集ツール2に
より、ロゴで利用する各種絵、写真等の画像情報を取り
込み、これに文字情報を適宜組み合せることで希望する
元データを作成することができる。ロゴ編集ツール2に
より、画像を取り込むことなくテキストデータを書き込
んで元データ3を作成すること、また、図形の描画を行
うことができるように構成することもできる。
存在するロゴ5、83又は元データ3を読み込み、再編
集して作成する場合と、まったく新たに作成する場合が
ある。まったく新たに作成する場合には、基礎となる既
存の絵・写真等80をロゴ編集ツール2で取りこみ、こ
れにテキストデータを書き込んで組み合わせたり、複数
の画像を重ね合わせたりすることにより、ロゴの基本と
なる元データ3を作成する。
に詳細に説明する。図3は本発明にかかるロゴ編集ツー
ル2の1実施形態を示す機能ブロック図である。
等の印刷目的に最も適合する効果的なロゴの基本的な構
成を作成するために使用する。ロゴ編集ツール2では、
画像データとテキストデータを組み合わせたロゴの基礎
となる元データ3(図2)を作成することができ、作成
された元データは、元データとしてロゴデータ作成装置
4(図2)に送信することも、元データファイル3とし
て保存することもできる。
1、画像情報記憶手段32、画像情報表示手段33、画
像処理手段34、編集入力手段35、図形・テキスト作
成手段36、及び元データ出力手段37とから構成され
る。画像情報取得手段31では、画像データ又は文字デ
ータを読み込んで基礎データとして画像情報記憶手段3
2に記憶する。この場合において、複数の画像等を取得
することが可能である。取得した画像等は、独立のオブ
ジェクトとして記憶可能である。磁気ディスク、CD−
ROM又はその他の記録媒体にイメージファイルとして
記憶されているグラフィックデータ等が読み込み対象画
像となる他、デジタルカメラにより画像を取り込む構成
としても、スキャナで画像を読み取る構成としてもよ
い。グラフィックデータとしては、例えば、写真画像、
アニメ調のグラフィックデータ、幾何学図形、飾り文
字、各種図形、テキストデータ等の各種のデータが読み
取り可能である。画像情報記憶手段32には、複数のイ
メージ情報をそれぞれ独立して記憶可能である。また、
画像情報取得手段31は、各種イメージファイルを読む
ことができるように、各種画像情報ファイル関連のソフ
トウェアに対応させることが望ましい。読み取った各画
像等のデータは、それぞれ独立のオブジェクトとして、
又は画像データとして、画像情報記憶手段32に記憶す
ることができる。
等及び、画像情報記憶手段32に記憶した画像の他、画
像処理手段34、及び図形・テキスト作成手段36によ
る出力データも表示可能である。
入力に基づいて、画像情報記憶手段32に記憶された各
画像データを読み出して、それらをそれぞれ独立のオブ
ジェクトとして自由に重ね合わせること又は組み合わせ
ることが可能である。また、後述する、図形・テキスト
作成手段36により作成したオブジェクトと、画像情報
記憶手段32に記憶しているオブジェクトを重ね合わせ
ること等も可能である。重ね合わされたオブジェクトは
個々のオブジェクト毎に独立して、画像処理手段34で
処理可能である。また、オブジェクトが相互に重なり合
う部分について、どのオブジェクトを優先的に表示又及
び印刷させるかも適宜指定又は変更可能である。さら
に、個々のオブジェクトのサイズを変更することも可能
である。これらの画像の重ね合わせ、表示等の個々の技
術は当業者に周知の技術であるので、この点については
これ以上の説明はしない。
集入力手段35の入力に基づいて、ロゴ編集ツール2内
で図形またはテキストデータを作成する。これにより、
ロゴ登録する際に独自の図形等を作成可能となる。図形
・テキスト作成手段36により作成した図形等も画像処
理手段34により、重ね合わせ等の合成(重ね合わせ)
が行われる。
複数の画像及び/またはテキストが組み合わされ、元デ
ータ3が作成される。元データは、組み合わされた個々
のオブジェクト(合成要素)がそれぞれ独立して画像処
理を行うことができるような構成となっている。画像処
理手段34で合成された図形は、元データ出力手段37
から元データとして出力される元データ出力手段37
は、元データをそのままロゴデータ作成装置に送信して
も、元ロゴデータファイルとして出力することもでき
る。元データがファイル出力される場合でも、個々の合
成要素が独立して取り扱えるようなファイルとして出力
される。尚、図3では、原則として編集ツール2により
取り込んだ画像等の減色処理等の色処理を行なわない
が、例えば元の絵・写真等80(図2)がフルカラーで
ある場合等に、ロゴ編集ツール2により、一定の色数ま
で減色してから元データとして出力するよう構成するこ
とも可能である。
成装置について詳細に説明する。ロゴ編集ツール2(図
2)により作成された元データ3(図2)は、ロゴデー
タ作成装置4(図2)により、具体的な特定のプリンタ
に登録可能な形態に変更処理されて、最終形態であるロ
ゴデータとなる。本明細書では特に限定しない限り、ロ
ゴデータ作成装置4により作成された元データ3だけで
なく、ロゴデータ作成装置4にロゴ作成のために読み込
まれる既存のイメージデータも含めて元データと称する
ものとする。
は3色のカラープリンタが中心である。そのため、元デ
ータの画像がフルカラー若しくは多種類の色(明度、彩
度及び色相)を有するグラフィックデータの場合には、
POSプリンタで印刷することができるように元の画像
の色を印刷可能な色まで減色する必要がある。また、プ
リンタで使用可能な色数が少ない場合でも、単純な2色
ではなく微妙な色合いでの印刷表現が可能である。例え
ば、プリンタで使用可能な色が赤と黒の2色である場合
について説明すると、単位ピクセルを複数のドットで構
成することにより、面積階調等の手法を用いて黒色と赤
色の濃淡を段階的に表現することが可能である。さらに
赤色、黒色、白色(用紙の色)を組み合わせることで、
かなり微妙かつ繊細で複雑な色表現(以下、中間色と呼
ぶ)も可能となる。3色以上の色の使用が可能であれ
ば、さらに複雑で微妙な印刷が可能となる。
色の減色方法及び印刷可能な色(中間色を含む)の指定
(色の割り付けと呼ぶ)を行い、最終ロゴの色表現を確
定する。さらに、個々のプリンタによって使用している
印刷用紙(レシート)の幅が異なるため、使用している
印刷用紙に合わせて印刷するロゴの大きさを調整する必
要もある。また、プリンタの印刷解像度により、印刷さ
れるロゴの大きさが異なってくるので、印刷解像度に合
わせたロゴの大きさの調整も必要となる。
望するプリンタの用紙幅、印刷可能な色、縦及び横の印
刷解像度の指定、接続ポートの指定、通信速度、パリテ
ィチェック、フロー制御方法等に適合するように元デー
タを加工処理して、希望のプリンタで適正に印刷できる
ロゴを完成させる装置である。
なロゴの記憶を、ロゴの登録と呼ぶ。また、作成された
ロゴは、固有形式のロゴ登録ファイルとして出力するこ
ともできる。
1を用いて本発明にかかるロゴデータ作成装置4の画像
処理部の実施形態を説明する。図1は、本発明にかかる
ロゴデータ作成装置に使用するグレースケール処理装置
の1実施態様を示す機能ブロック図である。図1のグレ
ースケール処理装置1では、本発明の説明を明確にする
ためにグレースケール化処理の基本的部分だけを示して
いる。
部からの制御信号に基づいて、元データの画像又は元デ
ータ画像を構成するオブジェクトを読み取り、記憶す
る。元データ等が記憶されると、制御信号に基づいて、
階調化処理手段7により画像データをグレースケール処
理する。グレースケール処理とは、カラーグラフィック
情報を、白黒写真のような色彩の情報がないグラフィッ
クスデータに変換する処理である。通常のカラーグラフ
ィックスでは色相、彩度、明度のデータを管理している
が、グレースケールでは明度のデータのみを管理する。
すなわち、カラー画像を明度差(階調)のみで表現す
る。例えば、通常、画像データの場合には、1画素の明
度を1バイト(8ビット)の256階調で表現すること
ができる。グレースケール処理されたデータは、グレー
スケール画像記憶手段8に記憶される。
れている場合には、割付色指定処理手段9により指定に
対応した色割付が行われる。すなわち、グレースケール
データを、割り付け指定された色と関連付ける。色指定
が無い場合には、例えば黒色のように初期設定された値
または、最新の処理で指定した色に割り付けられる。 (ロゴデータ作成装置の第1の実施態様)次にロゴデー
タ作成装置全体について、図4を用いて第1の実施態様
にかかるロゴデータ作成装置4について説明する。図4
は、本発明の第1の実施態様にかかるロゴデータ作成装
置の機能ブロック図である。
段10、元データイメージ表示手段11、設定情報入力
手段12、データ調整処理手段13、ロゴデータイメー
ジ表示手段15、ロゴデータ出力手段16、及びこれら
を制御する主制御手段14を備えている。データ調整処
理手段13はさらに、元データ仮記憶手段21、画像処
理手段22、オブジェクト読/書制御手段23、及びロ
ゴデータ記憶手段24とを備えている。図中のAは元デ
ータ3による画像イメージを示しており、b1、b2、
b3は元データを構成しているオブジェクトを示してい
る。A'はデータ調整処理手段13による画像処理後の
画像イメージ(ロゴ)を示しており、b'1、b'2、
b'3はA'を構成するオブジェクトを示している。
図4の画像処理手段22の中にその一部として存在す
る。また、図4の元データ仮記憶手段21に、図1の画
像データ記憶手段6の機能をもたせて、図1の画像デー
タ記憶手段6を省略することも可能である。また図1の
グレースケール処理装置1は1実施態様であるので、本
発明の基本思想に基づく他のグレースケール処理手段を
使用することも可能である。
トの処理を中心にして説明する。
入力等に基づき、主制御手段14は、元データ取得手段
10により指定されたファイルから元データAを読み取
るよう制御する。取得した元データAは元データ取得手
段10の内部に記憶される。主制御手段14は、元デー
タAが取得されると、元データAを元データ仮記憶手段
21に記憶させるとともに、画像調整等をするための設
定条件の入力を受け付けるように、データ調整処理手段
13及び設定情報入力手段12を制御する。これによ
り、プリンタの名称、プリンタで印刷可能な色、解像
度、階調指定等の設定条件の入力が可能となる。これと
同時に主制御手段14は、元データイメージ表示手段1
1を制御して元データAのイメージを画面上に表示させ
る。さらに元データAは画像処理手段22を経由して、
ロゴデータ記憶手段24に記憶される。この際に、画像
処理のための設定情報が入力されていれば、指定に従っ
た画像処理が行われた後、ロゴデータ記憶手段24に記
憶される。仮に設定入力が何もされておらず初期設定も
ないとすると、元データAがそのままロゴデータ記憶手
段24に記憶される。ロゴデータ記憶手段24に記憶さ
れたロゴデータは、ロゴデータイメージ表示手段15に
より表示画面20に表示される。
見て、どのような減色処理方法により減色するか、元デ
ータAのどの色を印刷可能などの色に割り付けるか等
を、具体的に検討しながら必要な条件設定の入力を行う
ことができる。
の所定の入力があると、主制御手段14は、オブジェク
ト読/書制御手段23を制御して元データ仮記憶手段2
1から指定されたオブジェクトを読み出して、画像処理
手段22に送信する。画像処理手段22では、引き続き
入力された設定情報に従って画像処理を行いロゴデータ
記憶手段24に記憶する。ロゴデータ記憶手段24に記
憶されたデータはロゴデータイメージ表示手段15によ
り表示される。
ついて、図5を用いて説明する。図5(a)、(b)
は、処理画面20の表示の1例を示す。図5(a)で
は、元データのAの構成例を示している。元データA
は、構成オブジェクトとして、四角形の図形b1、三角
系の図形b2、円形の図形b3からなり、各オブジェク
ト相互の関係は図5の(a)通りであるとする。円形b
3の画像処理をする場合、マウス等のポインタ18で円
形b3を指定してクリックすると、図2のオブジェクト
読/書制御手段23が元データ仮記憶手段21からオブ
ジェクトb3を読み出し画像処理手段22に送信する。
これにより、この円形オブジェクトb3の画像処理が可
能となる。このとき、表示は、例えば、図5(b)のよ
うに円形オブジェクトb3が前面に表示されて、三角形
について画像処理したい場合には、同様に三角形を選択
クリックすることにより、処理が可能となる。
トが前面に表示されて処理される例を示したが、指定し
たオブジェクトのみが表示されるようにすることも可能
である。また、すべてのオブジェクトを一括して処理す
るように指定して、全オブジェクト一括処理することが
できるように構成することもできる。
報が入力された後の処理について説明する。この後の処
理は、指定されたオブジェクト単位の処理、元データ3
全体の画像処理のいずれにについても適用される。複数
のオブジェクトを同時に指定して、指定されたオブジェ
クトをすべて同時に画像処理するよう構成することもで
きる。
タ調整処理手段13に送信されて、その設定情報に従っ
て、色、解像度、サイズ等に関して、元データが処理加
工される。この場合において、印刷解像度が下がるとプ
リンタで印刷される印刷像は全体として大きくなる。従
って、印刷画像を元データのイメージ像と同じ大きさに
維持したい場合またはプリンタの印刷解像度が低いため
に印刷画像が印字用紙の幅より大きくなる場合には、印
刷画像を縮小する等の処理も必要である。すなわち、プ
リンタに登録するロゴの大きさは、元データのサイズを
印刷用紙の幅と印刷解像度の両面から調整処理する必要
がある。調整処理された元データは、ロゴデータイメー
ジ表示手段15により変更後のイメージとして画面上に
表示される。従って、設定入力によりどのような印刷画
像が作成されるのかイメージ画像で確認ができる。処理
後の画像をみて設定入力を変更することも可能である。
設定入力の変更がない場合には設定入力を確定すること
により、主制御手段14の制御に基づいて、データ処理
後のロゴデータが、ロゴデータ出力手段16に転送され
る。
4の制御に基づいて、ロゴデータを記憶し、又は登録用
の特別の形式であるロゴ登録ファイルとして出力し、あ
るいはプリンタへの登録を行う。ロゴデータ出力手段1
6はさらに、上述のターゲットプリンタのスペックに合
わせた調整処理後のロゴデータを、モノクロ又は多色の
ビットマップからなる画像ファイルとして出力すること
も可能である。この様にして作成されたファイルは、ロ
ゴ登録ツール内部又は外部(図示せず)の記録手段(例
えば磁気記録手段)に記憶することができる。
定等の具体的な設定入力については、後ほど操作画面の
図を用いて詳細に説明する。
図6を用いて本発明の他の実施形態にかかるロゴデータ
作成装置の説明する。図6は本発明の第2の実施形態に
かかるロゴデータ作成装置4−2の機能ブロック図であ
る。
処理手段17を設けて、縮小化処理をしてから元データ
の縮小化イメージaと加工処理後のロゴデータイメージ
a'の表示を行うようにしている。これにより、同一画
面20上に元データのイメージaと変更後のロゴの画像
イメージa'を同時に表示可能となり、一層効率的な調
整作業が可能となる。
図7を用いて本発明の第3の実施形態を説明する。図7
は本発明の第3の実施形態にかかるロゴデータ作成装置
4−3の機能ブロック図である。aはデータ調整手段1
3で画像処理する前の元データ又はそのオブジェクトの
縮小化したイメージ画像を示し、a'は画像処理後のロ
ゴ又はそのオブジェクトの縮小化したイメージ画像を示
す。
又はそのオブジェクトの縮小イメージaの表示を行う際
に、元データAを一旦画像縮小化処理手段17に送り、
縮小化処理をして縮小化したイメージ画像aを作成して
からデータ調整処理手段13により色データの減色処理
等を行ない縮小イメージ画像a'を作成して表示してい
る点である。このように、一旦縮小してから減色処理す
るよう構成することにより、減色処理をしてから縮小表
示した場合に発生する格子状のノイズまたは縞模様の発
生を防止することができるので、より実際の印刷に近い
プレビュー表示を得ることが可能となる。
て、ロゴデータの作成手順について説明する。図8は、
本発明の1実施形態にかかるロゴデータの作成方法のフ
ローチャートである。
ほど説明したようにして元データのファイルを指定し
て、元データを取得する(S101)。次に取得した元
データのイメージ及び、画像処理手段を経由したロゴイ
メージが表示される(S102)。この段階では、画像
処理の内容は初期設定値に従って行われ、ロゴイメージ
が表示される。
され(S103)、オブジェクト指定入力がない場合に
は(S103;No)、処理工程(S107)に進む。
オブジェクト指定入力がある場合には(S103;Ye
s)、指定されたオブジェクトの読み出しが行われ、画
面20(図4等)に表示される(S104)。引き続き
設定情報の入力があるか確認され(S105)、設定情
報の入力が無い場合には(S105;No)、処理工程
(S107)に進む。設定情報の入力がある場合には
(S105;Yes)、指定されているオブジェクトの
画像処理が行われる(S106)。次にロゴ出力の有無
が確認され(S107)、ロゴ出力する場合には(S1
07;Yes)、画像処理後のデータが出力される(S
109)。ロゴ出力しない場合には(S107;N
o)、設定を終了するかどうかを確認し(S108)、
設定終了の場合には(S108;Yes)、ロゴ作成処
理を終了する。設定を続ける場合には(S108;N
o)、再び工程(S103)の戻り、同様の処理を繰り
返す。ロゴの出力及び設定の終了は設定情報入力手段へ
の入力情報により、確認する。
2)を元データ取得直後に設けたが、元データの縮小イ
メージを表示しない場合には、画像処理工程(S10
5)の後に縮小化工程を設けてもよい。また、本発明の
原理に従って当業者が設計変更可能な範囲は本発明の予
定する範囲である。
す図9乃至図13を用いて、ロゴデータ作成処理を説明
する。尚、以下の表示画面で説明する処理は、画面構成
の1実施例を示すものであり、前述の第1乃至第3の実
施例、又は図8のフローチャートと必ずしも1対1に対
応するものではない。
説明する。本発明のロゴデータ作成装置の1実施による
と、ロゴデータ作成ツールを起動すると、メイン画面2
10が表示される。この画面210には、プリンタ情報
指定ボックス220が設けられており、ロゴが登録され
るターゲットプリンタの用紙幅、印刷可能な色指定、印
刷解像度などの機種固有情報が設定可能になっている。
また、通信条件ボックス221では、ポート番号、通信
速度等の各種条件が設定可能である。これらのプリンタ
情報及び通信条件は、プリンタ情報ボックス220の名
称入力部で機種が指定されたときに、可能な限り自動的
に設定されるように構成することもできる。これは、プ
リンタ毎の機種固有情報を内部に記憶しておき、機種名
が入力されたときに対応する機種固有情報を読み出して
自動設定するように構成することにより可能となる。
を入力することにより、希望するファイルからロゴの基
礎となる元データを読み込むことが可能となる。その
際、参照ボタン224によりファイルをプルダウン形式
(図示せず)で参照することができる。第1の表示領域
225は、元データの縮小画像を表示する領域であり、
第2の表示領域216は、設定条件に従って画像処理さ
れた後の縮小画像を表示する領域である。最も一般的な
ファイルは、ロゴ編集ツール2で作成された元データで
あるが、できるだけ多くの種類のファイル形式を読み出
し可能にしておくことが、種種のファイルで記憶されて
いる画像データ等を元データとして利用することを可能
にすることになる。
処理について説明する。メイン画面210のソースファ
イル入力部223にファイル名を入力すると、指定され
たファイルの内容が元データとして読み出されて所定の
記憶場所に記憶される。記憶された元データは、上述の
通り、縮小化処理されて、メイン画面210内の第1の
表示領域225に、元データの縮小イメージ画像aとし
て表示される。
登録対象となるターゲットプリンタの名称、用紙幅、使
用可能な色及び印刷解像度等のターゲットプリンタの機
種固有情報が設定可能となり、通信条件設定ボックス2
21からはポート番号、通信レート及びビット長等の機
種固有情報が入力可能である。この場合において、プリ
ンタの名称を入力または指定すると、機種固有情報記憶
手段(図示せず)から、対応するプリンタの機種固有情
報が読み出されて、自動的に設定されるように構成する
ことも可能である。また、ターゲットプリンタが接続さ
れている場合には、プリンタから自動的に機種IDを読
み取り、対応する機種固有情報を自動設定するようにし
てもよい。また、プロパティ入力ボックス222により
色の割り付け減色方法等を設定することが可能である。
報、プロパティの設定入力に従って画像処理されたデー
タの縮小イメージa'が表示される。これらの設定が入
力されるまでは、既設定の設定情報またはプリセットさ
れた設定値に従って加工処理され、処理後の加工処理さ
れたイメージ画像が画面210の第2の表示領域226
に表示されるように構成することも可能である。画像処
理後のイメージは、例えば、2色プリンタであれば、2
色と白(非印字:印刷用紙の色)の3色とその中間色で
表現された印刷画像(ロゴ)がプレビューとして表示さ
れる。また、プリンタの解像度が低ければ、表示される
画像も低い解像度で現わされる。
画像が第2の表示領域216に縮小表示されているが、
実寸表示ボタン231により実際の印刷イメージと同じ
大きさ(図示せず)で表示させることもできる。
タ及びテキストデータのプロパティの設定について説明
する。以下の画面の説明では、プロパティの設定は、ロ
ゴ編集ツール2で作成した元データ3を画像処理するも
のとして説明する。ロゴ編集ツール2により作成した元
データは、前述した通り、複数の画像データまたはテキ
ストデータを組み合わせたものであっても良い。そのた
め、まず、図9のプロパティ入力ボックス222のオブ
ジェクト指定ボックス227で、処理対象となるオブジ
ェクトを指定する。イメージ1が指定されたとすると、
ハーフトーン指定キーボックス228、及びグレースケ
ール指定ボックス229により指定された処理方法によ
り、イメージ1の処理が行われ、処理後イメージ1を含
むロゴイメージ全体が第2の表示領域226に表示され
る。プロパティ入力ボックス222では、オブジェクト
指定ボックス227により合成されているすべてのイメ
ージまたはテキストを個別に選択して指定することによ
り、各イメージまたはテキスト毎に別個の処理すること
が可能である。
理スライダ237は、左から右にスライド可能であり、
粗〜密まで段階的に減色処理方法を指定可能である。例
えば、粗から密の順に、「単純減色」、「ディザ」、
「誤差拡散」の順に3段階に指定できるようにする。ま
た、明るさスライダ236も横方向にスライドして段階
的に明るさを指定できる。例えば、5段階の明るさを指
定できるようにすることができる。
ン状態のときに単色に減色処理することを指定すること
ができ、オフときに印刷可能なすべての色(この例では
2色)に減色する。単色にする場合の指定色は、入力ボ
ックス238にその色を入力しても、プルダウンメニュ
ーの中から1色を選択するようにしてもよい。
22のオブジェクト指定ボックス227にテキスト2と
入力すると、プロパティ入力ボックス222(図9)が
図10のようなテキスト入力画面240となる。操作者
は、テキスト入力ボックス241から、希望するテキス
ト文字を入力可能であり、色指定ボックス242により
プルダウンメニュー等によりテキストの色を指定するこ
とができる。
例を示す。プロパティ入力ボックス222内にあるグレ
ースケール指定ボックス229の入力ボックス238の
選択マークを指定すると、プルダウンメニュー245が
現れる。プルダウンメニュー245から処理を希望する
色(この例では黒)を選択する。希望する色を選択する
と、そのイメージが第2の表示領域226に表示され
る。
可能にした設定画面の例を説明する。図12(a)は、
元データを8色まで減色した後、その8色をさらに15
色に割り付け設定するような指定が可能な画面の例を示
し、(b)は8色まで減色した元データを3色に割り付
ける場合の設定画面の例である。8色までの減色は、前
述のハーフトーン処理ボックス228の減色処理スライ
ダ237により選択した減色処理法、またはプリセット
設定された減色処理方法で減色する。
場合を示しており、第1色が黒色で、第2色が赤色の例
である。この画面では黒、ブルー、赤、マジェンダ、グ
リーン、シアン、黄、白の8色を、割付処理部250の
スライダ251を0→1→2→0→12の順にスライド
させて、15色のいずれかに割り付けている。図13の
右側には元データのイメージ画像が上段に表示され、下
段に色の割り付け処理後のイメージ画像が表示される。
15色の指定方法を説明するために、2色の印刷が可能
なプリンタでどのようにして15色の印刷が可能である
か、スライダ251によりどのように15色が指定され
るかを、図13を用いて説明する。
を使用して、2×2の4ドットからなるマトリクスを1
ピクセルとして4ドットに各色を割り付けると、1ピク
セルで15種類の色を表現できる。この15種の色と図
12の色割付スライダ251の関係を図13に示す。図
13において●は黒色、○は赤色、空白は白のドットを
示し、(x、y、z)は各マトリクスにおける(白、
黒、赤)のドットの数を示している。すなわち1ピクセ
ルを構成するドット(4個)中の色ドットの割合で単位
ピクセル毎の色合いが表現されることとなる。
みの組み合わせからなるマトリクスであって白が4個の
マトリクスから黒が4個のマトリクスまでの変化の範囲
(方向)を示している。領域b(1→2)では、黒と赤
のみの組み合わせからなるマトリクスであって、黒が4
個から赤が4個になるまでの変化の範囲(方向)を示し
ている。領域c(2→0)では、赤と白のみの組み合わ
せからなるマトリクスであって、赤が4個から白が4個
までの変化の範囲(方向)を示している。領域d(0→
12)では、白と赤と黒の組み合わせであって、白が4
個から黒が4個までの範囲(方向)を示している。
12及び図13に示すスライダ251と、この領域a、
領域b、領域cの関係により理解することができる。す
なわち、スライダ251を0→1に移動させると白から
徐々に黒くなり、さらに1→2に移動させると黒から徐
々に赤くなり、さらに2→0に移動させると赤から徐々
に白くなり、0→12にスライドさせると白から赤黒白
が混じった色になり徐々に黒くなる。
タを3色の色に割り付ける画面を説明する。(b)で
は、8色に減色された元データの黒、ブルー、赤、マジ
ェンダ、グリーン、シアン、黄、白のそれぞれを、白、
第1色(黒)、第2色(赤)のいずれかに割り付けてい
る。この場合も元データと割り付け後のイメージ画像を
確認できるようにイメージを表示している。
たデータに、プリンタで表現できる色にユーザが任意に
割り付けることができるようにすることによって、一定
の固定的割付では重要な色の境目が同一の色に割り付け
られてしまい画像が非常に見にくくなるような場合で
も、簡単に色割付を変更できるため、表現力のある印刷
結果(ロゴ)が得られるようになる。
プリンタ)でも、面積階調やドット階調によって割り付
けられる色数を増やして、ユーザが任意に種種の印字色
を割り付けられるようにすることにより、さらにロゴの
表現力を増すことができる。
クス222による色処理の任意指定ができる元データ
を、ロゴ編集ツール2で作成した元データファイルに限
定しているものとして説明したが、オブジェクト指定ボ
ックス227により元データとなる既存のイメージファ
イルを指定するようにして、既存のイメージファイルに
よる元データも同様に色処理を任意に指定可能となるよ
うにしてもよい。
には、編集230、テスト印刷232、ファイル出力2
33、プリンタ登録234、プリンタNV管理235、
及び終了246のボタンがある。
動するものであり、ロゴデータ作成中のファイルをさら
に編集し直したい場合に使用する。ロゴ編集ツールによ
る編集を終了後、ロゴデータ作成装置は、現在使用して
いるファイルの内容(編集後の内容)を再度読み込み、
編集後の内容を反映させたロゴ作成を行う。編集ボタン
230による編集処理を、ロゴ作成中の元データファイ
ルがロゴ編集ツール2で作成したファイルであるときだ
けに限り使用可能であるように限定してもよい。テスト
印刷ボタン232は、作成したロゴデータを接続されて
いるターゲットプリンタで実際に印刷してみるためのボ
タンである。プリンタNV管理ボタン235は、ターゲ
ットプリンタにすでに登録されているNVグラフィック
ス(NV;不揮発性記憶)の印刷または、削除を行うこ
とができる。
画像データから明度のみをとりだしてグレースケール処
理を行い、設定入力に応じてグレースケール処理を行っ
た画像データの印刷色の指定を変更することにより、指
定された色でグレースケール表示することが可能となっ
た。
て、選択された色によりグレースケール表示の加工がで
きることにより、元データをあらかじめ所定の色でグレ
ースケール処理しておく必要がなく便利なロゴ作成ツー
ルを提供することができる。また、ロゴデータ作成段階
で、種々のパターンで表示してみることができるので、
ロゴ作成には極めて有用である。また、このようなグレ
−スケール処理を各オブジェクト毎に行うことができる
ようにすることにより、さらに有用なロゴ作成装置を提
供することできる。
置の機能ブロック図。
ロゴの作成及び登録を行う場合の手順の概略を説明する
概念図。
示す機能ブロック図。
置の機能ブロック図。
成装置を示す機能ブロック図。
成装置を示す機能ブロック図。
方法のフローチャート。
図。
力ボックスでテキストデータの入力を指定したときに表
示されるプロパティ入力ボックスの画面の1例を示す
図。
の表示例を示す図。
を示す図であり、(a)は、元データを8色まで減色し
た後に、15色に割り付け設定する設定画面の1例を示
す図であり、(b)は8色まで減色した元データを3色
に割り付ける場合の設定画面の1例を示す図。
印刷が可能なプリンタにおいて、1ピクセルを4ドット
で現わすときに表現できる15種の色と図12の色割付
スライダ251の関係を示す図。
用縮小画像 b1、b2,b3 オブジェクト
Claims (13)
- 【請求項1】 以下の工程を備えることを特徴とする、
色指定が可能なグレースケール処理機能を有するロゴデ
ータの作成方法。 (a) 複数の色を有する画像データ及び/又はテキスト
データからなる元データを取得する工程と、(b) グレ
ースケール処理の指示入力、及びグレースケールを表示
する色の指定を受け付ける入力工程と、(c) グレース
ケール処理の指示入力に基づき、前記元データを構成す
る色の明度に応じて当該オブジェクトを階調化処理する
グレースケール処理工程と、(d) 前記グレースケール
処理した画像を、前記入力工程(b)により指定された色
に割り付ける色指定処理工程、(e) 前記色指定処理し
た処理画像をロゴデータとして出力する工程。 - 【請求項2】 前記元データを取得する工程(a)に続
き、さらに、(f) 前記元データを画像として表示する
元データ表示工程を、備えることを特徴とする請求項1
に記載のロゴデータの作成方法。 - 【請求項3】 前記色指定処理工程(d)に続き、さら
に、(g) 前記階調化処理された画像を、前記色指定処
理工程(d)により割り付け指定された色で表示する工程
を、備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のロ
ゴデータの作成方法。 - 【請求項4】 前記入力工程(b)においては、前記元デ
ータを構成するオブジェクトを指定して前記グレースケ
ール処理の指示入力が可能であり、 前記グレースケール処理工程(c)は、前記指定されたオ
ブジェクトの色の明度に応じて当該オブジェクトを階調
化処理する、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか
1項に記載のロゴデータの作成方法。 - 【請求項5】 前記入力工程は(b)はさらに、 (b1) 前記グレースケールを表示するために指定された
色が、前記プリンタで印刷可能な色以外のときには、そ
の旨を報知する工程、を備えることを特徴とする請求項
1〜4のいずれか1項に記載のロゴデータの作成装置。 - 【請求項6】 以下の手段を備えることを特徴とする、
色指定が可能なグレースケール処理機能を有するロゴデ
ータを作成するロゴデータ作成装置。複数の色を有する
画像データ及び/又はテキストデータからなる元データ
を取得する元データ取得手段と、 グレースケール処理の指示入力、及びグレースケールを
表示する色の指定を受け付ける設定入力手段と、 グレースケール処理の指示入力に基づき、前記元データ
を構成する色の明度に応じて当該オブジェクトを階調化
処理するグレースケール処理手段と、 グレースケール処理手段で処理した画像を、前記設定入
力手段により指定された色に割り付ける色割付指定処理
手段と、 前記色指定処理した処理画像をロゴデータとして出力す
る出力手段。 - 【請求項7】 さらに、 前記元データを画像として表示する元データ表示手段を
備えることを特徴とする請求項6に記載のロゴデータの
作成方法。 - 【請求項8】 さらに、 前記色割付指定処理手段により割り付けられた色によっ
て、前記階調化処理された画像を表示する表示手段を備
えることを特徴とする請求項6又は7に記載のロゴデー
タの作成方法。 - 【請求項9】 前記設定入力手段においては、前記元デ
ータを構成するオブジェクトを個別に指定して前記階調
処理の指示入力が可能であり、 前記グレースケール処理は、前記指定されたオブジェク
トの色の明度に応じて当該オブジェクトを階調化処理す
る、ことを特徴とする請求項6〜8に記載のロゴデータ
の作成方法。 - 【請求項10】 前記設定入力手段はさらに、 前記指定された色が、前記プリンタで印刷可能な色以外
のときには、その旨を報知する手段を備えることを特徴
とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のロゴデータ
の作成装置。 - 【請求項11】 請求項1乃至5のいずれか1項に記載
のロゴデータの作成方法の各工程を実現するコンピュー
タプログラムを格納したコンピュータで読み取り可能な
情報記録媒体。 - 【請求項12】 前記情報記録媒体は、前記コンピュー
タプログラムを、コンパクトディスク、フロッピー(登
録商標)ディスク、ハードディスク、または磁気記録テ
ープに記録したことを特徴とする請求項11に記載の情
報記録媒体。 - 【請求項13】 請求項1乃至5のいずれか1項に記載
のロゴデータ作成方法の各工程を実現する実行命令セッ
ト及びデータセットを備えることを特徴とするコンピュ
ータ・プログラム・プロダクト。
Priority Applications (4)
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US10/033,486 US7085006B2 (en) | 2000-12-28 | 2002-05-20 | Apparatus for generating two color printing data, a method for generating two color printing data and recording media |
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