JPH09270924A - 画像表現特性設定装置 - Google Patents

画像表現特性設定装置

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JPH09270924A
JPH09270924A JP8081634A JP8163496A JPH09270924A JP H09270924 A JPH09270924 A JP H09270924A JP 8081634 A JP8081634 A JP 8081634A JP 8163496 A JP8163496 A JP 8163496A JP H09270924 A JPH09270924 A JP H09270924A
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image type
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JP8081634A
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Masashi Ueda
昌史 上田
Ryohei Komiya
量平 小宮
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/12Digital output to print unit, e.g. line printer, chain printer
    • G06F3/1297Printer code translation, conversion, emulation, compression; Configuration of printer parameters

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)
  • Processing Or Creating Images (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複雑な画像タイプを有する画像データに対す
る人間による表現特性の設定を容易にする。 【解決手段】 印刷時、CPUはワーキングメモリに記
憶された画像データのプレスキャンを行って、各部分画
像データの領域や画像タイプ識別を行い(S310
0)、得られた画像要素の領域、画像要素間の階層構造
や画像タイプ等の画像要素種別データをワーキングメモ
リ14に記憶する(S3200)。その後、オペレータ
がマウス型入力装置によって、印刷特性を修正したい旨
を示し(S3500)、修正したい部分をレイアウト表
示画像上で示すと、記憶された画像要素種別データに基
づき部分画像データが検索され、階層化された画像タイ
プの分類データの任意の階層に移行して所望の画像タイ
プを選択可能とし(S3600)、オペレータに指示さ
れた印刷特性を共通の印刷特性として設定する(S37
00)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像の表現特性が
個々に設定されている部分画像データから構成された画
像データに対して表現特性を設定する画像表現特性設定
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータを利用したデスクト
ップ・パブリッシング(以下「DTP」と称する。)の
発達により、異なるタイプの複数の部分画像データを組
み合わせて、写真イメージ、ビジネス・グラフィクス
(たとえば図表)、拡大・縮小可能なテキスト等の複合
した画像データを作成することができるようになった。
【0003】しかし、同じ画像データ内の複数の部分画
像データに対しては同一の印刷特性で印刷するために、
写真イメージのカラー・プリントを確実に行うようにプ
リンタの色出力を補正すると、この印刷特性が同じ画像
データ内のビジネス・グラフィクスについては色あせた
ものとする場合があり、インパクトが弱くなってしまう
ことがあった。また、ビジネス・グラフィクスに彩度の
高い鮮明な色のカラー・プリントを行うようにプリンタ
の色出力を補正すると、同じ画像データ内の写真イメー
ジは生き生きとした外観を失ってしまうことがあった。
【0004】そのために、最近は、部分画像データ毎に
印刷特性を設定することにより、同じ画像データ内でも
部分毎に適切な表現を実現している。この印刷特性は部
分画像データ毎に手動で設定したり、またコンピュータ
の処理により自動的に部分画像データ毎に、その画像タ
イプ、すなわち写真、文字、イラスト等に好適な印刷特
性が設定できる技術(特開平7−236066号公報)
も提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、同じ写真とい
っても様々な写真が存在し、写真の部分画像データの全
てに共通の印刷特性を設定したのでは、単調な表現とな
り、品質の高い印刷物は得られない。文字やイラストな
どでも同じである。
【0006】例えば文字では、英文、日本文、階調の有
無、サイズ、フォント等の画像タイプ、グラフィックス
では、グラフ、CG、トーンの有無、色数等の画像タイ
プ、写真では、風景、ポートレート、静物、更にポート
レートの中でもその状況、男性、女性、年齢等といった
画像タイプが存在し、この画像タイプに応じて印刷特性
を修正しなくては満足する印刷を行うことはできない。
【0007】したがって、このような画像タイプを考慮
しつつ、画像タイプに応じた修正作業を行うことは極め
て繁雑で作業時間のかかるものであった。このことは、
印刷特性ばかりでなく、画像をCRT等のディスプレイ
に表示する場合の画像タイプに応じた表示特性について
も同じである(以下、印刷特性および表示特性を合わせ
て「表現特性」と称する。)。
【0008】本発明は、DTP等によって編集した画像
データのごとく、複雑な画像タイプを有する画像データ
に対する、人間による表現特性の設定を容易にすること
を目的としてなされたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】本発明の
画像表現特性設定装置は、画像データ記憶手段、階層化
分類データ記憶手段、画像タイプ選択手段、部分画像デ
ータ抽出手段および共通表現特性設定手段を備えてい
る。
【0010】画像タイプ選択手段は、オペレータ等の指
示操作にしたがって、前記階層化分類データ記憶手段に
記憶されている階層化された画像タイプの分類データの
任意の階層に移行して所望の画像タイプを選択する。部
分画像データ抽出手段は、前記画像タイプ選択手段にて
選択された画像タイプに属する部分画像データを、前記
画像データ記憶手段に記憶されている画像データ内から
抽出する。そして、共通表現特性設定手段は、オペレー
タ等の指示操作にしたがって設定された表現特性を、前
記部分画像データ抽出手段にて抽出された全ての部分画
像データに対して、共通の表現特性として設定する。
【0011】このように、オペレータ等は、既に階層化
されている画像タイプの分類データにより、画像タイプ
を選択できるので、特に画像タイプを自ら想定しなくて
も、画像タイプの分類データの階層構造にしたがって、
適切な階層の画像タイプを選択すれば良く、画像タイプ
の選択が容易である。
【0012】更に、この選択された画像タイプに該当す
る部分画像データは、部分画像データ抽出手段にて抽出
されるので、該当する部分画像データを容易に見つけ出
せる。更に、共通表現特性設定手段は、これら抽出され
た部分画像データの全てに、オペレータ等が設定した表
現特性を、共通の表現特性として設定するので、全ての
部分画像データへの表現特性の設定も一度で済み、効率
的に部分画像データの内容に応じた表現特性の設定作業
ができる。
【0013】更に、階層化分類データ記憶手段に記憶さ
れている各画像タイプの分類データに対応して、予め設
定されている前記表現特性を表現特性データとして記憶
する画像タイプ別表現特性データ記憶手段と、この画像
タイプ別表現特性データ記憶手段に記憶されている表現
特性データに基づいて、初期設定として画像データ記憶
手段に記憶されている画像データ内の各部分画像データ
の表現特性を、各部分画像データの画像タイプに応じて
設定する初期表現特性設定手段とを備えても良い。
【0014】このように、予め自動的に、デフォルト値
として各部分画像データの画像タイプに応じて表現特性
を設定して置くことにより、オペレータ等による表現特
性設定時の参考になると共に、デフォルト値で十分な場
合には、オペレータ等による設定が不要となり、一層効
率的となる。
【0015】更に、指示操作にしたがって、前記部分画
像データ抽出手段にて抽出された部分画像データの内か
ら、所望の部分画像データを排除する排除手段を備えて
も良い。オペレータ等が見て、同一の画像タイプでは適
当でない、あるいは同一の画像タイプに含めておきたく
ない部分画像データが抽出された部分画像データ内に存
在した場合には、この排除手段が存在すれば、排除する
ことができるので、好まない表現特性が設定されるのを
防止できる。
【0016】この場合、更に、前記排除手段により排除
された部分画像データの画像タイプを、前記画像タイプ
選択手段にて選択された画像タイプよりも上位の階層の
画像タイプに変更する削除画像タイプ変更手段を備えて
も良い。尚、この後、上位の階層の画像タイプに含まれ
ている前記選択された画像タイプとは異なる画像タイプ
に移行すれば、前記画像タイプ選択手段にて選択された
画像タイプの下位以外の別の階層の画像タイプを設定す
ることができる。
【0017】この削除画像タイプ変更手段の存在によ
り、別の画像タイプとして新たに適切な表現特性を設定
することができる。また、前記排除手段とは別にあるい
は前記排除手段に加えて、指示操作にしたがって、前記
部分画像データ抽出手段にて抽出されていない他の部分
画像データを抽出されたものとする加増手段を備えても
良い。
【0018】オペレータ等が見て、同一の画像タイプに
入っていないが、同一の画像タイプに含めることが適当
である、あるいは同一の画像タイプに含めておきたい部
分画像データが抽出された部分画像データ内に存在しな
い場合には、この加増手段が存在すれば、抽出されたも
のとして同一の画像タイプに含めることができるので、
一層、表現特性の設定作業が効率的となる。
【0019】この場合、加増手段により加増された部分
画像データの画像タイプを、画像タイプ選択手段にて選
択された画像タイプに変更する加増画像タイプ変更手段
を備えれば、より作業が効率的となる。更に、表現特性
メニュー記憶手段とメニュー抽出手段とを備えて、表現
特性メニュー記憶手段は、前記階層化分類データ記憶手
段に記憶されている各画像タイプの分類データに対応し
て、予め設定されている少なくとも一つの表現特性を表
現特性メニューデータとして記憶するように構成し、そ
して、メニュー抽出手段は、前記画像タイプ選択手段に
て選択された画像タイプに応じて前記表現特性メニュー
記憶手段に記憶されている表現特性メニューデータを抽
出して、前記共通表現特性設定手段にて共通の表現特性
を設定するためのメニューとして表示するように構成し
ても良い。
【0020】このように構成すると、オペレータ等は、
画像タイプに対応して適切に設定されているメニューか
ら、更に適切な表現特性を選択するのみで、好適な表現
特性が、選択した画像タイプに該当する部分画像データ
に共通に設定されるので、一層効率的に表現特性の設定
作業ができる。
【0021】また、更に、ディスプレイ、表示制御手段
および部分画像データ区別手段を備え、表示制御手段
は、画像データ記憶手段に記憶されている画像データを
ディスプレイに表示し、部分画像データ区別手段は、画
像データの内、部分画像データ抽出手段にて抽出された
部分画像データと抽出されていない部分画像データと
を、ディスプレイ上で区別する表示を行う。
【0022】このことにより、いずれの部分画像データ
が選択された画像タイプに属するものかが明確になり、
より表現特性の設定作業が容易となる。また、部分画像
データの排除においても、加増においても、その対象と
なる部分画像データの指定が容易となる。
【0023】尚、前記表現特性は、例えば、プリンタで
前記画像データを印刷出力する際の印刷特性、あるいは
ディスプレイに前記画像データを表示する際の表示特性
である。また、画像タイプの分類データの階層化は、画
像タイプ自身が階層構造に記憶されていても良いし、画
像タイプ自身は階層構造に記憶されていないが、画像タ
イプを管理するメモリにより階層構造が与えられていて
も良い。
【0024】
【発明の実施の形態】図1は、画像表現特性設定装置と
しての印刷特性設定装置2の主要ブロック図である。こ
の印刷特性設定装置2の主体を成すマイクロコンピュー
タ部11はCPU12、ROMからなるプログラムメモ
リ13、RAMからなるワーキングメモリ14、および
RAMからなる画像メモリ16により構成されている。
また、マイクロコンピュータ部11にはバス18を介し
て、アプリケーションソフトが収納されているハードデ
ィスク装置20、CRTディスプレイ22、インク噴射
型カラードットプリンタ24、フロッピーディスクドラ
イブ26、CD−ROMドライブ28、イメージスキャ
ナ30等が接続されている。また、バス18には、LA
N等のネットワークの通信回線が接続されており、通信
回線を介して各種データを送受信できる。印刷特性設定
装置2へのオペレータの入力操作は、バス18を介して
キーボード32やマウス型入力装置34からなされる。
【0025】ハードディスク装置20に格納されている
アプリケーションソフトは、ワードプロセッサ用ソフト
ウエア、写真画像編集用ソフトウエア、イラスト画像編
集用ソフトウエア、ビジネス・グラフィックソフトウエ
ア、およびこれらのソフトウエアを駆使して作成された
文章、写真あるいは図の画像データを総合して1つの画
像データを形成するDTPアプリケーションソフト、お
よび後述する図2の文書・編集印刷処理等の複数のソフ
トウエアの実行プログラムが格納されている。
【0026】CPU12は、ハードディスク装置20に
格納されたアプリケーションソフトの1つまたは二つ以
上をワーキングメモリ14内のプログラムエリアにロー
ドして起動し、ワーキングメモリ14内のデータエリア
にロードされている各種データを編集し、DTPアプリ
ケーションソフトにより1つの画像データにまとめ、更
に、その画像データを画像メモリ16に書き込むことに
よりCRTディスプレイ22上に表示するものである。
編集された画像データは印刷に際して、画像データを構
成する部分画像データ毎に設定されている印刷特性に応
じて印刷用のイメージデータに変換されてインク噴射型
カラードットプリンタ24に出力されて印刷される。
【0027】また、編集用の各種データは、ハードディ
スク装置20、フロッピーディスクドライブ26にセッ
トされたフロッピー、CD−ROMドライブ28にセッ
トされたCD−ROM、イメージスキャナ30あるいは
LAN等の通信回線から読み込んだ文字コードデータ、
写真画像データ、ビジネス・グラフィックスデータ等を
用いて、アプリケーションソフトにて編集しても良い。
このようなアプリケーションソフトは、特開平7−23
6066号公報、や一般的なアプリケーションソフトと
しても良く知られているので詳しい説明は省略する。
【0028】次に、印刷特性設定装置2により実行され
るDTPアプリケーションソフトの処理の一部である文
書編集・印刷処理について説明する。この処理のフロー
チャートを図2に示す。処理が開始されると、まずオペ
レータの操作による各種アプリケーションプログラムに
よる画像データの作成が行われる(S1000)。この
画像データの作成は、本処理内で、オペレータの選択に
よりハードディスク装置20から1つまたは複数のアプ
リケーションソフトをワーキングメモリ14にロードし
て、あるいは既にワーキングメモリ14にロードされて
いる1つまたは複数のアプリケーションソフトを用い
て、必要な画像データの編集を行うことによりなされ
る。
【0029】このアプリケーションソフトの選択的起動
は、CRTディスプレイ22上のマウスカーソルの位置
と、オペレータが操作するマウス型入力装置34からの
クリック信号とに基づいてなされる。アプリケーション
ソフトを選択して起動させると、ハードディスク装置2
0、フロッピーディスクドライブ26、CD−ROMド
ライブ28、イメージスキャナ30あるいはLAN等か
ら画像データを入力して、ワーキングメモリ14内に書
き込むとともに、この画像データを、CRTディスプレ
イ22に表示できる画像データに変換して、画像メモリ
16に書き込み、CRTディスプレイ22に表示させた
り、あるいは新たに作成して画像メモリ16に書き込ん
でCRTディスプレイ22に表示させる。
【0030】写真画像データ編集用のアプリケーション
ソフトあるいはビジネス・グラフィックス用のイラスト
画像データ編集用のアプリケーションソフトを選択して
起動させると、ワーキングメモリ14あるいは画像メモ
リ16内に存在する画像データを、トリミングしたり、
新たに図形を作成したり、変形したり、色変換したり、
多階調で作成されている画像をディザ法や誤差拡散法に
て疑似中間調の2値化画像にしたり、あるいはCRTデ
ィスプレイ22に表示するために減色する処理、更にそ
れらの設定値を画像データと共に記憶する処理が可能と
なる。
【0031】文章作成用のアプリケーションソフトを選
択して起動させると、ワーキングメモリ14内の文字コ
ードデータとして存在する文章データを書き換えたり、
文字のサイズやフォントを変更したり、画像データのレ
イアウトを変更してCRTディスプレイ22に表示する
処理、あるいはそれらの設定値をデータとともに記憶す
る処理が可能となる。
【0032】上述した各アプリケーションソフトにより
作成された画像データは、その画像データの編集のステ
ップS1000の終了時には1つの画像データとして合
成されてワーキングメモリ14に存在すると共に、ハー
ドディスク装置20等に記憶される。また、合成した画
像データは、その各部分が元のアプリケーションソフト
にて設定された印刷特性に基づいて印刷することができ
る。このような合成と印刷の機能自体は一般的に知られ
ている。
【0033】上述したごとく画像データの各々に適合し
た各種アプリケーションソフトによる編集が終了して、
画像データとしては、例えば図9にイメージとして示す
画像データ50が完成されたものとする。ここで画像デ
ータ50は、写真画像データ編集用のアプリケーション
ソフトにて編集された写真画像領域52,54、文章作
成用のアプリケーションソフトにて編集された文字画像
領域56,58、イラスト画像データ編集用のアプリケ
ーションソフトにて編集されたグラフィック画像領域6
0の各部分画像データから構成されている。
【0034】編集終了後に、オペレータがマウス型入力
装置34の操作により、図示していない選択メニューか
ら印刷を選択すると、印刷の指令があったものとして
(S2000で「YES」)、次にワーキングメモリ1
4内の画像データ内に存在する前記各領域52〜60に
対応する部分画像データの印刷特性設定処理に移る(S
3000)。
【0035】印刷特性設定処理を図3に示す。まず、ワ
ーキングメモリ14に記憶された画像データのプレスキ
ャンを行って、各部分画像データの画像タイプの識別と
部分画像データを構成する画像要素の識別を行う(S3
100)。このステップS3100の詳細を図4に示
す。
【0036】まず、ワーキングメモリ14に記憶された
画像データの中から、1まとまりとなった部分画像デー
タ(以下、「ジョブ」とも言う。)をまとめて読み取る
(S3115)。ここでいう「1まとまりとなった部分
画像データ(ジョブ)」とは、特開平7−236066
号公報の段落番号[0004]で示されているように、
写真、グラフィックス、テキスト等の内のいずれか1種
のタイプに属する画像データであって、連続したデータ
となっているものをいう。図9の各領域52〜60の各
部分画像データが各々ジョブに相当する。
【0037】次に、このジョブのデータ形式を識別する
(S3120)。具体的な識別手法は特開平7−236
066号公報の段落番号[0007]の第40行〜第4
4行に開示されているので省略する。例えばジョブの先
頭を示すコードの形式や、あるいはジョブの先頭を示す
コードの後に存在するジョブの形式を示すコードに基づ
いてデータ形式が判断される。
【0038】ここでは、「写真イメージ」、「テキス
ト」あるいは「その他」(ビジネス・グラフィックス等
のイラストを含む)に、ジョブが識別される。領域52
のジョブがステップS3120にて識別されると、その
データ形式がビットマップ形式であるため、「写真イメ
ージ」であると判定されて、このジョブに対してステッ
プS3122〜S3145の処理が開始される。
【0039】まず、ジョブの画素単位のデータ、すなわ
ちビットマップデータを読み取る(S3122)。そし
て、既に公知の領域抽出の技術を応用して、領域52の
写真イメージを複数の画像要素に分割する(S312
5)。この画像要素分割の具体的な方法の一例として
は、カラー画像データの明度情報や色相情報に基づいて
領域を特定するもの(特開昭62−198968号公
報)あるいはファジイ推論によるもの(特開平7−19
3710号公報)等が挙げられる。
【0040】領域52では、画像要素52b〜52mに
分割されたものとする。次に、分割された各画像要素5
2b〜52mのうち、領域52の中央付近に位置する少
なくとも1つの画像要素の色を識別する(S313
0)。識別された色のことを中心色と呼ぶ。ここでは、
画像要素52kの色が中心色として識別されたものとす
る。
【0041】次に、領域52の矩形の外縁部52aに接
する画像要素のうち、少なくとも1つの画像要素の色と
その面積を識別し、例えば、予め定められた面積よりも
広い面積を持つ画像要素の色を背景色とする(S313
5)。ここでは、画像要素52dの色が背景色として決
定されたものとする。
【0042】次に、全ての画像要素52b〜52mにつ
いてその画像要素52b〜52mの色の分布や画像要素
の形状を識別する(S3140)。尚、各画像要素52
b〜52mの色は、その画像要素52b〜52mとして
識別されたデータの平均から求めることができ、色の分
布は、画像要素52b〜52mの内のデータの最大値と
最小値あるいは分散値から求めることができる。
【0043】また、各画像要素52b〜52mの形状
は、各画像要素52b〜52mの輪郭情報と予め定めた
複数の外形形状データとの類似度を算出し、この類似度
が所定値以上であるものの中から選択することで求める
ことができる。このような、色の識別や形状の識別は種
々の方法が提案されている。
【0044】次に、ステップS3130,S3135で
求めた中心色と背景色とに基づいて、そのジョブの写真
イメージにおける分類を設定する(S3145)。例え
ば、ここでは、中心色(画像要素52kの色)が予め設
定した肌色領域に含まれる色であるので、領域52の写
真は人物画として分類される。
【0045】また、背景色が予め定めた空、海、山野の
色の範囲に含まれるものであって、背景色と設定された
画像要素の内の色の変動を示す分布が、所定以上の変動
量を示す場合には、風景画として分類される。また、風
景画にも含まれない場合には、静物画として分類される
ことになる。ここでは、背景色(画像要素52dの色)
が予め定めた海の色の範囲に含まれるものであり、背景
色と設定された画像要素の内の色の変動を示す分布が所
定以上の変動量を示しているが、既に、前述のごとく人
物画として分類されたので、領域52は風景画としては
分類されない。
【0046】次に、上記分類結果とステップS3140
で識別した各画像要素52b〜52mの色、色の分布、
画像要素の形状などから各画像要素52b〜52m毎の
画像タイプを識別する。ここでは、領域52は、写真の
人物画と判断されたので、外縁部52aに接する画像要
素であって、かつ予め定めた木々の緑の色の範囲に属
し、所定の色の分布(変動)を示す画像要素52c,5
2mは、「人物画/背景/緑」と識別される。また、
「緑」に接する画像要素で、予め定めた木の幹の色の範
囲に属する画像要素52hは、その「緑」の分類に応じ
て「***/??/幹」として識別される。尚、「**
*」、「??」は前述の既に識別されている「緑」の上
位分類を示す。
【0047】また、このように、複数の画像要素集合か
ら新たな集合が作成できる場合は、新たな分類を作成す
る。すなわち、「人物画/背景/緑」と「人物画/背景
/幹」が隣接する画像要素52m,52hに割り当てら
れているので、2つの画像要素52m,52hを集合さ
せた画像要素を新たに定義し、この新たな画像要素に、
「人物画/背景/木」という上位の画像タイプの分類を
割り当てる。
【0048】ただし、前述の2つの画像要素52m,5
2hは、「人物画/背景/木」の下位の画像タイプとし
て、個々独立に定義され続け、画像要素52mについて
は「人物画/背景/木/緑」に、画像要素52hについ
ては「人物画/背景/木/幹」に書き換えられる。
【0049】後述する図20に示す、画像タイプ(画像
要素種別データ)を保存する領域に基づいて説明する
と、「人物画/背景/緑」と「人物画/背景/幹」とい
う画像タイプが隣接して配置されていることが、図20
の部分画像データ領域と画像タイプとに記述されたデー
タを読み取ることで判断できる。ここで、「人物画/背
景/緑」と「人物画/背景/幹」とに記述される部分画
像データ領域を統合した領域を設定し、画像タイプ記憶
領域の新たなメモリ領域に保存する。ここで新たに保存
した部分画像データ領域に対応する画像タイプへ「人物
画/背景/木」という画像タイプを割り振ると共に、N
oにも新たな識別記号を与える。ここで、識別記号とし
て(new)が与えられたとする。更に、両者(「人物画
/背景/緑」と「人物画/背景/幹」)の属性を読み取
り、共通する属性を識別し、識別した属性を「人物画/
背景/木」に対応する属性として記憶保存する。そし
て、上述のごとく統合した「人物画/背景/緑」と「人
物画/背景/幹」とに対応する部分画像データのそれぞ
れの画像タイプを「人物画/背景/木/緑」、「人物画
/背景/木/幹」に変更すると共に、それぞれの属性に
(new)を追加または上書きする。
【0050】尚、画像タイプの階層構造としては、予
め、例えば図11〜図14に示すように、写真、グラフ
ィック、文字を最上位階層とする階層構造を設定してハ
ードディスク装置20に記憶しておき、この階層構造を
参照して、各画像要素52b〜52mの画像タイプを分
類する。
【0051】このような領域の画像要素への分割、画像
タイプの分類、画像要素の結合等を繰り返すうちに、各
ジョブ内で、画像タイプの階層構造に基づいて、画像要
素間の階層化が行われる。このようにして一つの領域5
2について、全画像要素の画像タイプの分類とその階層
化が終了すると、次にワーキングメモリ14に未処理の
ジョブが存在するか否か、すなわち、画像データの読み
取りが終了していないか否かを判定する(S315
0)。
【0052】未処理の部分画像データが存在するときは
(ステップS3150で「YES」)、再度ステップS
3115に戻り、存在しないときは(ステップS315
0で「NO」)、ステップS3100の処理を終了して
次の処理(S3200)に移る。
【0053】次に、領域54については、ステップS3
120にては、「写真イメージ」と判定されるので、再
度ステップS3122〜S3145の処理がなされ、領
域54は、写真の静物画であり、分割された画像要素の
内、例えば中心にある画像要素54aはその画像の性質
から「静物画/工作物/オーディオ・カメラ」と分類さ
れる。
【0054】また、領域56の場合には、ステップS3
120にて、ジョブが「テキスト」と判断され、ステッ
プS3155〜S3165の処理が行われる。まず、そ
のジョブに含まれるフォントの種類を識別する(S31
55)。ここでは、ビットマップ形式のフォントなの
か、アウトライン形式のフォントなのか、階調情報を有
するフォントなのかを識別する。
【0055】次に、識別が可能な場合には、フォントの
種々の特性を文字毎に識別する(S3160)。例え
ば、文字毎に、サイズ、書体(明朝、ゴジック等)、ス
タイル(標準、強調、斜体、下線等)、色等の情報を識
別する。次に、ステップS3155で識別したフォント
のタイプを上位分類とし、ステップS3160で識別し
た特性を下位分類とし、文字毎に画像タイプの分類を行
う。
【0056】例えば、領域56の文字が「アウトライン
フォント」であり、サイズが「18ポイント」、書体が
「明朝」、スタイルが「標準」、色が「赤」ならば、
「テキスト/アウトライン/18p・明朝・標準・赤」
という分類が行われる。その後、ステップS3150の
処理に進む。
【0057】また、領域58の場合は、ステップS31
20では「テキスト」と判定される。そして、その文字
が「ビットマップフォント」であり、サイズが「9ポイ
ント」、書体が「ゴシック」、スタイルが「強調」、色
が「黒」ならば、「テキスト/ビットマップ/9p・ゴ
シック・強調・黒」という分類が行われる。
【0058】領域60の場合には、ステップS3120
にて、ジョブが「その他」と判定され、ステップS31
70〜S3185の処理が行われる。ます、ジョブで使
用する色数を計算する(S3170)。この色数の算出
は、予め定めた範囲内の色の差ならば、同一の色と判断
する処理であっても良い。
【0059】すなわち、CMY表色系あるいはRGB表
色系にて(10,15,17)という色を示すデータと
(10,15,16)というデータがある場合、両者を
同じ色として判定するか否かは、後述する分類基準とな
る画像識別特性データの識別特性の設定内容に依存す
る。
【0060】更に、そのジョブ内で定義されている種々
の形状を識別し、形状のタイプ毎に出現頻度を計算し、
更に、ここで識別した形状を画像要素として識別する
(S3175)。次にステップS3175で分割した画
像要素の色や、各画像要素の中での色が所定の変動幅を
有するか否かという階調の有無を識別する(S318
0)。
【0061】次にステップS3170で識別した色数、
ステップS3175で求めた形状タイプの出現頻度に基
づいて、そのジョブのグラフィックにおける分類を設定
する(S3185)。例えば、直線や円、三角、矩形の
ように単純な形状の出現頻度が極端に高い場合は、「グ
ラフ・図」と分類し、使用している色数が数色程度であ
る場合は「イラスト」と分類し、それ以外は「CG」と
分類することができる。更に、ステップS3180で識
別した色あるいは画像要素毎の階調を有するか否かの情
報に基づいて、更に下位の分類を設定することができ
る。
【0062】例えば、「グラフ・図」と分類された領域
60内の矩形の画像要素60aの色が、予め定めた赤の
範囲内の色であるならば、この画像要素は「グラフ・図
/色/赤」と分類され、また、「イラスト」と分類され
た画像要素が階調を有していると識別されれば、「イラ
スト/階調有」と分類されることになる。
【0063】また、そのジョブ内の各画像要素の配置位
置を識別し、例えば重なるように配置されている画像要
素は1つの集合画像要素であると識別してもよい。例え
ば、図10の画像要素A−Eは重なるまたは隣接して配
置されている画像要素なので、1つの集合画像要素とし
て認識される。このため、画像要素A−Eからなる新た
な画像要素Fを定義し、この画像要素Fに「グラフィッ
クス/イラスト/集合a」という画像タイプを割り振
る。このとき、各画像要素A−Eは、画像タイプが変更
となる。すなわち、「グラフィックス/イラスト/色
x」という画像タイプから「グラフィックス/イラスト
/集合a/色x」という画像タイプになる。図10の他
の画像要素も同様な変更が行われる。
【0064】このような領域52〜60の識別、画像タ
イプの分類、画像要素の識別・分割、画像要素の結合等
を繰り返すうちに、各ジョブ内の各画像要素について、
その画像タイプが適切に階層化される。このようにして
ステップS3185が終了して、ステップS3150に
移る。
【0065】上述のごとく各部分画像毎にその各画像要
素毎の分類が形成され、全ての部分画像データの処理が
終了すれば、ステップS3150にて「NO」と判定さ
れて、ステップS3100の処理を終了する。尚、画像
タイプを識別するための、色の範囲を示す情報や、外形
の特徴を示す情報は、予め設定し、画像識別特性データ
としてワーキングメモリ14に記憶しておく。この画像
識別特性データと、画像メモリ16から読み取る部分画
像データの各画像要素の特性とを比較して、上述のごと
く画像タイプの分類が行われる。
【0066】ステップS3100の処理が終了すると、
前述したごとく得られた画像要素の領域、画像要素間の
階層構造、および各部分画像データや画像要素の画像タ
イプ等の情報は、画像要素種別データとしてワーキング
メモリ14に記憶される(S3200)。
【0067】まず、画像タイプ(画像要素種別データ)
を保存する領域の構成について図20を参照して説明す
る。画像要素(部分画像データ/ジョブ)の位置を示す
データは、図20の部分画像データ領域に記述されてい
る。その部分画像データ領域に対して設定される画像タ
イプは、図20の画像タイプと示した領域に記述され
る。図20の記述タイプと示された領域は、部分画像デ
ータ領域に記述されるフォーマットの識別番号が与えら
れる。詳しくは後述する。Noは、画像タイプ記憶領域
に記憶される個々の部分画像データを識別するための番
号である。そして、属性は、その部分画像データが図1
7あるいは前述した領域52におけるような階層構造を
構成している場合、その親(上の階層となる部分画像デ
ータ)を識別するためのデータが与えられる。具体的に
は親のNoが与えられる。
【0068】上述した部分画像データ領域の記述フォー
マットについて説明する。図21は、図20における記
述タイプ(0)のフォーマットを示す。これは、矩形領
域を設定するための書式であり、矩形の対角に位置する
頂点のXY座標値を記述するタイプである。
【0069】図22は、記述タイプ(2)のフォーマッ
トである。これは、主走査方向の始点と終点とをライン
毎に記述するタイプである。すなわち、図20のLine
は、部分画像データ領域の副走査方向のライン数を示す
(図22の例に従えば、Line=7となる)。Ystart
は、副走査方向の先頭ライン位置を示すものである。そ
の後の(Xsi,Xei)の組みが主走査方向の位置を示す
ものであり、Lineで示した組だけデータが配置され
る。
【0070】すなわち、副走査方向に1ラインづつ領域
の範囲が設定されるタイプであり、各ラインにおける具
体的な座標値は、図22に示した通りである。尚、ステ
ップS3100にて識別された部分画像データの位置情
報は図20の部分画像データ領域に保存され、同じく画
像タイプに関する情報は図20の画像タイプに保存され
る。
【0071】次に、ステップS3100にて識別された
画像タイプに基づいて、デフォルトの印刷特性を予め定
めている画像種別印刷特性データ(表現特性データに該
当)から、個々の画像タイプに対応する印刷特性を選択
し、その選択した印刷特性を印刷特性設定データとし
て、図23に示すごとくワーキングメモリ14の所定領
域に記憶する(S3300)。このステップS3300
の詳細な処理を図5に示す。
【0072】まず、ステップS3100にて識別した画
像タイプを示す情報をワーキングメモリ14内の画像要
素種別データから読み取る(S3310)。次に、前記
画像種別印刷特性データ内にデフォルトとして設定して
ある、読み取った画像タイプに対する最適な印刷特性、
例えば色変換特性を検索する(S3320)。
【0073】次に、検索した印刷特性を印刷特性設定デ
ータ(図23)としてワーキングメモリ14に記憶する
(S3330)。尚、印刷特性設定データは、どの位置
に配置されている画像要素に対する印刷特性なのかが容
易に判断できる形で記憶されている。具体的には、各画
像要素の領域(配置位置)を示す情報が記憶されている
画像要素種別データにおける、当該画像要素の記憶アド
レスが共に記憶されていることで達成できる。
【0074】次に印刷特性の設定が終了していない画像
要素が存在するか否かを判定し(S3340)、存在す
れば(ステップS3340で「YES」)再度ステップ
S3310から処理がなされ、存在しなければ(ステッ
プS3340で「NO」)ステップS3300の処理を
終了する。
【0075】次に図3に示すごとく、画像メモリ16に
記憶された全ての部分画像データを全て読み取ってステ
ップS3100〜S3300の処理を行ったか否かが判
定される(S3400)。終了していなければ(ステッ
プS3400で「NO」)ステップS3100の処理に
戻り、終了していれば(ステップS3400で「YE
S」)、次にCRTディスプレイ22上にメッセージボ
ックスを開き、印刷特性の修正を行うか否かをオペレー
タに問う(S3500)。
【0076】オペレータはマウス型入力装置34やキー
ボード32等の入力装置を用いて、修正するか否かを入
力する。この結果、修正無しならば(ステップS350
0で「NO」)ステップS3000の処理を終了し、修
正有りならば(ステップS3500で「YES」)、オ
ペレータが階層構造となっている画像タイプの中から印
刷特性を修正したい画像タイプを選択する処理に移る
(S3600)。ステップS3600の詳細を図6に示
す。
【0077】まず、ワーキングメモリ14内に記憶され
ている画像種別名データと印刷特性項目データとが参照
されて、図15(a)のような表示がCRTディスプレ
イ22上に行われるので、オペレータはこの画面を見な
がら、印刷特性を調整したい画像タイプを選択する(S
3610)。画像種別名データは、図11〜図14に示
したごとく階層構造化された画像タイプの名称を記憶し
ている。印刷特性項目データは、画像タイプに対応した
各種の印刷特性を識別する名称が記憶されている。
【0078】画像タイプの選択は、図16の表示遷移図
に示すように、階層構造的に表示と選択とが行えるよう
になっている。尚、各画像タイプ名の右側の三角形の色
により現在の設定状態が判明する。
【0079】現在選択されている画像タイプは図15
(a)に示すごとく、表示領域Aに表示され、その下位
階層の画像タイプは表示領域Bに表示される。ただし、
最下位の画像タイプは図15(b)に示すごとく、現在
選択されている画像タイプしか表示されず、表示領域B
には何も表示されない。
【0080】更にステップS3610にて表示される表
示ボックスとは別な表示ボックスにて、ステップS36
10で選択している画像タイプがどの要素に該当するの
かを示すレイアウト表示が行われる(S3620)。
尚、初期の画面は図17(a)に示すごとく、画像全体
のレイアウト表示がなされる。
【0081】このステップS3620のレイアウト表示
は、図6に示すように、ステップS3610で選択され
た画像タイプと、図20の画像タイプ領域に記憶された
画像タイプを示す情報とを比較し、ステップS3610
で選択された画像タイプに含まれると判定したときに、
対応する部分画像データ領域に関する情報を読み取り、
当該箇所の画像を表示するものである。
【0082】そして、次に、ステップS3610および
ステップS3620の表示に対するオペレータの指示に
基づいたモード選択処理がなされる(S3630)。す
なわち、ステップS3610における表示ボックスに基
づいてオペレータが行った、現在の階層に対して下位階
層あるいは上位階層の画像タイプへの遷移の指定を受け
取ると、階層遷移モードであると判定して、ステップS
3610の処理に戻す。このことにより、ステップS3
610では、図15(a)に示した表示ボックスを、画
像種別名データに基づいて、新たにオペレータが指定し
た画像タイプの階層を表示する内容に変更する。次にス
テップS3620では、新たにオペレータが指定した画
像タイプと、画像要素種別データに記憶されている画像
要素毎の画像タイプとを比較し、ステップS3610で
選択されている画像タイプに含まれる画像要素が画像デ
ータ中に存在する場合、その画像要素の位置情報を画像
要素種別データから読み出し、その画像要素の位置とワ
ーキングメモリ14の画像データとに基づいて、図1
7,図18に示すように、指定した画像タイプに属する
画像要素を明示するレイアウト表示を行う。
【0083】さらに詳細な説明を加えると、個々の要素
の画像タイプは、ステップS3100の手順により、領
域52全体の画像要素には「写真/人物画」、領域54
全体の画像要素には「写真/静物画」、領域56全体の
画像要素には「文字/サイズ大」、領域58全体の画像
要素には「文字/書体標準」、領域60全体の画像要素
には「グラフィックス/グラフ」と画像タイプが設定さ
れ、更に各領域52〜60の各画像要素について更に細
かく画像タイプが設定されているとする。
【0084】この場合、ステップS3610では最初に
図15(a)に示すごとく、画像タイプとしては最上位
階層の画像大分類の印刷特性設定画面が現れる。ステッ
プS3630の判定で、この画像大分類中から画像タイ
プ「写真」がオペレータにより選択されたと判断される
と、印刷特性設定画面の左側のメニューは、図11〜図
14に示す画像種別名データとして予め形成されてる階
層構造に応じて、図16(a)の状態から図16(b)
へ変化する。これとともに、レイアウト表示は図17
(a)から図17(b)のように「画像中分類(写
真)」へ変化する。
【0085】すなわち、オペレータが選択した画像タイ
プ「写真」に対応して、画像タイプとして「写真」が設
定してある領域52と領域54とがレイアウト的に普通
に表示される。尚、他の領域56,58,60は、図示
していないが、領域の位置が判る程度の薄い表示あるい
は輪郭線と言った簡略な表示となる。
【0086】更に、図16(b)のメニューから「人物
画」が選択されると、印刷特性設定画面の左側のメニュ
ーは図16(c)に示すごとく「画像小分類(写真/人
物画)」へ変化する。これとともに、レイアウト表示は
図17(c)のようになる。すなわち、画像タイプ「写
真」の下の画像中分類に「人物画」が設定してある領域
52のみがレイアウト的に普通に表示され、領域54
は、領域56,58,60と同じように領域の位置が判
る程度の表示となる。
【0087】更に、図16(c)のメニューから、「レ
イアウト」の「全身」を選択すると、領域52内から
「全身」の画像タイプの画像要素が、画像要素種別デー
タから検索されて、図17(d)に示すごとく、その画
像要素のみがレイアウト的に普通に表示され、他の画像
要素は、領域54,56,58,60と同じように領域
の位置が判る程度の表示となる。
【0088】また、図16(c)のメニューから、「背
景」を選択すると、領域52内から「背景」の画像タイ
プの画像要素が、画像要素種別データから検索されてそ
の画像要素のみがレイアウト的に普通に表示され、他の
画像要素は、領域54,56,58,60と同じように
領域の位置が判る程度の表示となる[図18(e)]。
【0089】また、図16(a)のメニューで「グラフ
ィックス」を選択すると、図16(d)のメニューに変
化すると共に、図18(g)に示すレイアウト表示がな
され、「文字」を選択すると、図16(e)のメニュー
に変化すると共に、図18(f)に示すレイアウト表示
がなされる。
【0090】また、図16(b)のメニューで「静物
画」を選択すると、図16(f)のメニューに変化する
と共に、図18(h)に示すレイアウト表示がなされ
る。このことにより、画像タイプの階層構造にしたがっ
て、印刷特性設定画面の左側のメニュー(階層遷移選択
メニュー)を遷移させることができ、この遷移に伴うレ
イアウト表示の変化により、画像データ内のいずれの画
像の設定が行われるかが明確に示される。
【0091】尚、実際には設定を行わずに、図15
(a)に示した印刷特性設定画面の内の右側の印刷特性
のいずれかを指示すると、印刷特性調整モードが選択さ
れたことになり、ステップS3600の処理である画像
タイプ・画像要素の選択処理を終了する。
【0092】ステップS3100で設定されているデフ
ォルトの画像タイプがオペレータの感覚に合致しない場
合に、各要素の画像タイプを修正する画像タイプ変更モ
ードが選択されると、画像要素の削除・追加処理が行わ
れる(S3640)。実際には画像要素等に対するクリ
ック処理がなされると、このクリック処理が画像タイプ
変更モードの選択であると判定されて、画像要素の削除
・追加処理が行われ、この結果が図20の画像タイプ領
域に記憶保存される(S3640)。
【0093】この画像要素の削除・追加処理(S364
0)では、オペレータは図17(a)〜(d)、図18
(e)〜(h)に例示したレイアウト表示部の所望の位
置をマウス型入力装置34でクリックすることにより、
所望位置に存在する画像要素のレイアウト表示と非表示
とを交互に切り替えることができる。この画像要素の表
示−非表示の切り替えは、図17(b)と(c)との差
のように全画像要素の集合である部分画像全体の表示−
非表示の切り替えであっても良いし、部分画像データ内
の個々の、あるいは上位の階層にグループ化されている
複数画像要素の表示−非表示の切り替えであっても良
い。クリック操作に伴っていずれの切り替えを選択する
かは図示しないモードキー等での選択によりなされる。
【0094】具体的には、オペレータのマウス型入力装
置34の操作の情報を受け取ると、この情報からレイア
ウト表示画像上でのマウスカーソルの位置を算出する。
この位置情報に基づいて、部分画像データまたは画像要
素種別データから、そのマウスカーソル位置に該当する
部分画像、画像要素グループまたは画像要素を検索す
る。例えば、図10の例では、図示しないモードキ一で
設定される特性に基づいて、要素Fで検索されたり、要
素BやCで検索されたりすることができる。
【0095】更に、画像データまたは画像要素種別デー
タからの情報に基づいてCRTディスプレイ22の表示
を切り替える。そして、表示の有無に適合させて画像要
素種別データに記憶されている当該画像要素の画像タイ
プを書き換える。この画像タイプの書き換え動作につい
て説明する。
【0096】まず、レイアウト表示に追加されて新たに
表示された画像要素(部分画像データ全体の場合も含
む)の画像タイプは、ステップS3610で選択されて
いる画像タイプに書き換えられる。また、レイアウト表
示から削除された(前述の薄い表示や簡略な表示状態に
変化した場合を言う)画像要素に対する画像タイプの変
更は次のような動作を行う。まず、ステップS3100
で示したような自動識別を行う。この自動識別で得られ
た画像タイプがステップS3610で選択されている画
像タイプと異なる場合には、自動識別で得られた画像タ
イプに書き換える。
【0097】自動識別で得られた画像タイプとステップ
S3610で選択されている画像タイプとが同じ場合に
は、現在の階層の上位にある階層の画像タイプに書き換
える。例えば、図17(c)に示すごとく、画像タイプ
として「写真/人物画」のレイアウト表示がなされてい
る場合、「写真/人物画」の画像タイプであるために普
通に表示されている領域52をクリックして、レイアウ
ト表示から削除すると、すなわち薄い表示や簡略な表示
状態に変化させると、その領域52は「写真/人物画」
の上位の階層に該当する「写真」という画像タイプに書
き換えられることになる。
【0098】ただし、クリックされた領域が既に最上位
の階層の画像タイプであった場合には、このような上位
階層に書き換える処理は行えない。例えば、図17
(b)のような場合は、図16(a)のような最上位の
階層の画像タイプのメニューを表示させ、この中からオ
ペレータに画像タイプの選択を求める。
【0099】上記のように設定された新しい画像タイプ
を該当する部分画像、画像要素グループあるいは画像要
素の画像タイプとして画像要素種別データ内に記憶す
る。このような処理の後、最終的にオペレータが印刷特
性調整モードを選択すれば、ステップS3600で選択
した画像タイプについて、印刷特性の修正および保存処
理が行われる(S3700)。
【0100】ステップS3700の印刷特性の修正およ
び保存処理では、まず、印刷特性項目データに基づいて
図15(a),(b)に表示領域Cで示す表示を行う。
オペレータは図15(a),(b)に表示領域Aで示す
画像タイプや図17,図18のようなレイアウト表示を
見て、それらの画像要素に最適な印刷特性を、表示領域
Cの印刷特性選択メニューから、マウス型入力装置34
等を用いて選択することにより設定する(S371
0)。
【0101】例えば、ステップS3710における上記
印刷特性の設定は図19(ii)−(iii),(iv)に示
すような階層構造的な設定方法であっても良い。すなわ
ち、マウス型入力装置34の操作情報と、印刷特性項目
データ(表現特性メニューデータに該当)とに基づい
て、図19(ii)から「色調整」がクリックされた場合
には「色調整」についての下位の印刷特性(iii)の階
層表示がなされ、「スクリーン調整」がクリックされた
場合には「スクリーン調整」についての下位の印刷特性
(iv)の階層表示がなされる。そして印刷特性(iii)
から所望の色調整特性を選択し、更に印刷特性(iv)か
ら所望のスクリーン調整特性を選択する。
【0102】また、印刷特性(iii)に対して更に下位
の印刷特性(v)または(vi)の選択項目があっても良
い。すなわち、(v)または(vi)は(iii)の段階で
「より美しく」といういわゆる記憶色に対応する色調整
を設定したときに現われる下位の選択項目の階層を示
す。
【0103】尚、この下位階層の選択項目は、画像タイ
プに応じて異なるものであるほうが良い。例えば、
(v)は「写真/人物画/肌」という画像タイプが選択
されているときの「より美しく」の選択項目を示すもの
であり、(vi)は「写真/静物/花」という画像タイプ
が選択されているときの「より美しく」の選択項目を示
すものである。このように、画像タイプに応じて選択項
目を切り替えれば、数多くの印刷特性を備えていても、
その多くのなかから適切な印刷特性を人間に識別しやす
い表現で、また選択しやすい項目数で表示・選択を行う
ことができ、操作性が向上する。
【0104】尚、図15(a),(b)に示す自動キー
Caは、当該画像タイプの印刷特性をステップS330
0で説明した処理に基づいて再設定することを意味す
る。以後説明する、手動で調整した印刷特性を初期の印
刷特性に戻すときなどに有効である。すなわち、自動キ
ーCaの選択がなされると、ステップS3610で選択
されている画像タイプを認識する。その画像タイプに適
した印刷特性を画像種別印刷特性データから検索し記憶
する。そして、画像種別印刷特性データ内に記憶される
画像要素種別データのアドレスを参照して、各画像要素
の画像タイプを認識する。次に、ステップS3610で
設定した画像タイプと各画像要素の画像タイプとを比較
し、各画像要素の画像タイプが、ステップS3610で
設定した画像タイプと同じかあるいはその画像タイプの
下位階層に含まれる場合は、その印刷特性を前記記憶し
た印刷特性に書き換える。
【0105】上述のごとくステップS3710にて印刷
特性名の表示および選択処理が終了し、図示しない設定
完了キーがクリックされると、そのときの画像タイプと
調整された印刷特性とを示す情報をワーキングメモリ1
4に保存し、画像要素種別データを検索し、保存した画
像タイプと同一あるいは下位階層の画像タイプである画
像要素を識別し、識別した画像要素の印刷特性を印刷特
性設定データから選択し、その印刷特性をワーキングメ
モリ14に記憶した印刷特性に書き換える(S373
0)。すなわち、ステップS3610にて選択された画
像タイプに合致する画像タイプを図23で示した記憶領
域より選択し、その領域に対応付けられている印刷特性
の記憶領域へ、ステップS3710にて選択された印刷
特性を記憶保存させる。
【0106】こうしてステップS3730の処理が終了
してステップS3500に戻り、これ以上の修正無しな
らばステップS3000の処理を終了する。次に印刷特
性設定データに基づいて画像データの変換処理が行われ
る(S4000)。ステップS4000の詳細を図8に
示す。
【0107】まず、画像メモリ16に記憶された各画像
要素のうち、1つの画像要素の画像データを読み取る
(S4100)。すなわち、画像要素の領域(位置)に
基づいて図20の部分画像データ領域を検索し、その画
像要素が含まれる画像タイプを識別する。
【0108】次に、印刷特性設定データに基づいて、色
調整特性データに存在する多数の色調整特性のなかか
ら、ステップS4100で読み取った画像要素(部分画
像データ全体も含む)の色調整特性を選択する(S42
00)。すなわち、ステップS4100にて識別された
画像タイプに対応する色調整特性を図23を検索するこ
とで識別し選択する。この選択された色調整特性に基づ
いて、読み取った画像データの色を調整する(S430
0)。
【0109】更に、印刷特性設定データ(図23)に基
づいて、中間調表現特性データに存在する多数の2値化
特性のなかから、ステップS4100で読み取った画像
要素のスクリーン調整特性に対応する2値化特性を選択
する(S4400)。この選択された2値化特性に基づ
いて、ステップS4300にて色調整した画像データを
2値化する(S4500)。そして、この結果として得
られた画像データをワーキングメモリ14に保存する
(S4600)。
【0110】次に未処理の画像要素が存在するか否かが
判定されて(S4700)、存在すれば(ステップS4
700で「YES」)ステップS4100に処理が戻
り、存在しなければ(ステップS4700で「NO」)
ステップS4000の処理を終了する。
【0111】こうして、ワーキングメモリ14に得られ
た画像データをインク噴射型カラードットプリンタ24
に転送して印刷させる(S5000)。このように構成
された、本実施の形態の印刷特性設定装置2では、オペ
レータは、既に階層化されている画像タイプの分類デー
タにより、画像タイプを選択できるので、特に画像タイ
プを自ら想定しなくても、画像タイプの分類データの階
層構造にしたがって、適切な階層の画像タイプを選択す
れば良く、画像タイプの選択が容易である。
【0112】更に、この選択された画像タイプに該当す
る部分画像データは、レイアウト表示(S3620:部
分画像データ抽出手段の処理に該当)にて自動的に抽出
されるので、該当する部分画像データを容易に見つけ出
せる。更に、印刷特性の修正および保存処理(S370
0:共通表現特性設定手段の処理に該当)は、抽出され
た部分画像データの全てに、オペレータが設定した印刷
特性を、共通の印刷特性として設定するので、全ての部
分画像データへの印刷特性の設定も一度で済み、効率的
に部分画像データの内容に応じた印刷特性の設定作業が
できる。
【0113】画像タイプに基づく印刷特性の設定処理
(S3300:初期表現特性設定手段の処理に該当)に
より、予め自動的に、デフォルト値として各部分画像デ
ータの画像タイプに応じて印刷特性を設定して置くこと
により、オペレータによる印刷特性設定時の参考になる
と共に、デフォルト値で十分な場合には、オペレータに
よる設定が不要となり、一層効率的となる。
【0114】更に、マウス型入力装置34のクリックに
よる指示操作にしたがって、画像要素の削除・追加処理
(S3640:排除手段および加増手段の処理に該当)
により、レイアウト表示(S3620)にて抽出された
部分画像データの内から、所望の部分画像データを排除
したり、抽出されていない他の部分画像データを抽出さ
れたものとして追加している。このため、オペレータが
見て、同一の画像タイプでは適当でない、あるいは同一
の画像タイプに含めておきたくない部分画像データが抽
出された部分画像データ内に存在した場合には、排除す
ることができるので、好まない印刷特性が設定されるの
を防止でき、また、同一の画像タイプに入っていない
が、同一の画像タイプに含めることが適当である、ある
いは同一の画像タイプに含めておきたい部分画像データ
が抽出された部分画像データ内に存在しない場合には、
抽出されたものとして同一の画像タイプに含めることが
できるので、一層、印刷特性の設定作業が効率的とな
る。
【0115】更に、画像要素の削除・追加処理(S36
40)は、削除画像タイプ変更手段としても、また加増
画像タイプ変更手段としても機能し、排除された部分画
像データの画像タイプを、画像タイプの選択処理(S3
610:画像タイプ選択手段の処理に該当)にて選択さ
れた画像タイプよりも上位の階層の画像タイプに変更
し、加増された部分画像データの画像タイプを、ステッ
プS3610にて選択された画像タイプに変更すること
としているので、自動的に、別の画像タイプとして新た
に適切な印刷特性を設定することができ、より作業が効
率的となる。
【0116】更に、階層化分類データ記憶手段・表現特
性メニュー記憶手段・画像タイプ別表現特性データ記憶
手段等としてのワーキングメモリ14には、画像種別名
データおよびこの画像種別名データに対応した印刷特性
項目データが備えられ、印刷特性名表示および選択処理
(S3710:メニュー抽出手段の処理に該当)は、ス
テップS3610にて選択された画像タイプに応じて前
記印刷特性項目データに記憶されている印刷表現メニュ
ーのデータ(例えば、図19に示すデータ)を抽出し
て、ステップS3700にて共通の印刷特性を設定する
ためのメニューとして表示するように構成している。
【0117】このため、オペレータは、画像タイプに対
応して適切に設定されているメニューから、更に適切な
印刷特性を選択するのみで、好適な印刷特性が、選択し
た画像タイプに該当する部分画像データに共通に設定さ
れるので、一層効率的に印刷特性の設定作業ができる。
【0118】また、レイアウト表示処理(S3620:
表示制御手段および部分画像データ区別手段の処理に該
当)は、画像データ記憶手段としてのワーキングメモリ
14に記憶されている画像データをCRTディスプレイ
22に表示し、更にステップS3620では、画像デー
タの内、抽出した部分画像データと抽出していない部分
画像データとを、ディスプレイ上で区別する表示を行っ
ている。このことにより、いずれの部分画像データが選
択された画像タイプに属するものかが明確になり、より
印刷特性の設定作業が容易となる。また、部分画像デー
タの排除においても、加増においても、その対象となる
部分画像データの指定が容易となる。
【0119】[その他]前記実施の形態では、表現特性
として、プリンタに対する印刷特性を用いたが、表現特
性はディスプレイに対する表示特性であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明一実施の形態の印刷特性設定装置の主
要ブロック図である。
【図2】 文書編集・印刷処理のフローチャートであ
る。
【図3】 印刷特性設定設定処理のフローチャートであ
る。
【図4】 プレスキャンを行い画像タイプと画像要素の
識別を行う処理のフローチャートである。
【図5】 画像タイプに基づいて印刷特性の設定を行う
処理のフローチャートである。
【図6】 印刷特性の修正を行う画像タイプ・画像要素
の選択処理のフローチャートである。
【図7】 印刷特性の修正および保存処理のフローチャ
ートである。
【図8】 印刷特性設定データに基づく画像データの変
換処理のフローチャートである。
【図9】 画像データのイメージ説明図である。
【図10】 他の画像データのイメージ説明図である。
【図11】 画像種別名データの階層構造説明図であ
る。
【図12】 画像種別名データの階層構造説明図であ
る。
【図13】 画像種別名データの階層構造説明図であ
る。
【図14】 画像種別名データの階層構造説明図であ
る。
【図15】 メニューの表示説明図である。
【図16】 画像タイプ分類の表示遷移状態説明図であ
る。
【図17】 レイアウト表示説明図である。
【図18】 レイアウト表示説明図である。
【図19】 印刷特性の表示遷移状態説明図である。
【図20】 画像タイプ領域に記憶された画像タイプ情
報の構成説明図である。
【図21】 記述タイプ(0)のフォーマットの説明図
である。
【図22】 記述タイプ(2)のフォーマットの説明図
である。
【図23】 印刷特性設定データの構成説明図である。
【符号の説明】
2…印刷特性設定装置 11…マイクロコンピュータ
部 13…プログラムメモリ 14…ワーキングメモリ
16…画像メモリ 18…バス 20…ハードディスク装置 22…C
RTディスプレイ 24…インク噴射型カラードットプリンタ 26…フロッピーディスクドライブ 28…CD−R
OMドライブ 30…イメージスキャナ 32…キーボード 34
…マウス型入力装置 50…画像データ 52,54…写真画像領域 56,58…文字画像領域 60…グラフィック画像
領域

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像データを記憶する画像データ記憶手段
    と、 画像タイプの分類データを階層化して記憶している階層
    化分類データ記憶手段と、 指示操作にしたがって、前記階層化分類データ記憶手段
    に記憶されている前記分類データの任意の階層に移行し
    て所望の画像タイプを選択する画像タイプ選択手段と、 前記画像タイプ選択手段にて選択された画像タイプに属
    する部分画像データを、前記画像データ記憶手段に記憶
    されている画像データ内から抽出する部分画像データ抽
    出手段と、 指示操作にしたがって設定された表現特性を、前記部分
    画像データ抽出手段にて抽出された全ての部分画像デー
    タに対して、共通の表現特性として設定する共通表現特
    性設定手段と、 を備えたことを特徴とする画像表現特性設定装置。
  2. 【請求項2】更に、 前記階層化分類データ記憶手段に記憶されている各画像
    タイプの分類データに対応して、予め設定されている前
    記表現特性を表現特性データとして記憶する画像タイプ
    別表現特性データ記憶手段と、 前記画像タイプ別表現特性データ記憶手段に記憶されて
    いる前記表現特性データに基づいて、初期設定として前
    記画像データ記憶手段に記憶されている画像データ内の
    各部分画像データの表現特性を、各部分画像データの画
    像タイプに応じて設定する初期表現特性設定手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1記載の画像表現特性
    設定装置。
  3. 【請求項3】更に、 指示操作にしたがって、前記部分画像データ抽出手段に
    て抽出された部分画像データの内から、所望の部分画像
    データを排除する排除手段を備えたことを特徴とする請
    求項1または2記載の画像表現特性設定装置。
  4. 【請求項4】更に、 前記排除手段により排除された部分画像データの画像タ
    イプを、前記画像タイプ選択手段にて選択された画像タ
    イプよりも上位の階層の画像タイプに変更する削除画像
    タイプ変更手段を備えたことを特徴とする請求項3記載
    の画像表現特性設定装置。
  5. 【請求項5】更に、 指示操作にしたがって、前記部分画像データ抽出手段に
    て抽出されていない他の部分画像データを抽出されたも
    のとする加増手段を備えたことを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の画像表現特性設定装置。
  6. 【請求項6】更に、 前記加増手段により加増された部分画像データの画像タ
    イプを、前記画像タイプ選択手段にて選択された画像タ
    イプに変更する加増画像タイプ変更手段を備えたことを
    特徴とする請求項5記載の画像表現特性設定装置。
  7. 【請求項7】更に、 前記階層化分類データ記憶手段に記憶されている各画像
    タイプの分類データに対応して、予め設定されている少
    なくとも一つの表現特性を表現特性メニューデータとし
    て記憶する表現特性メニュー記憶手段と、 前記画像タイプ選択手段にて選択された画像タイプに応
    じて前記表現特性メニュー記憶手段に記憶されている表
    現特性メニューデータを抽出して、前記共通表現特性設
    定手段にて共通の表現特性を設定するためのメニューと
    して表示するメニュー抽出手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか記載
    の画像表現特性設定装置。
  8. 【請求項8】更に、 ディスプレイと、 前記画像データ記憶手段に記憶されている前記画像デー
    タを前記ディスプレイに表示する表示制御手段と、 前記画像データの内、前記部分画像データ抽出手段にて
    抽出された部分画像データと抽出されていない部分画像
    データとを、前記ディスプレイ上で区別する表示を行う
    部分画像データ区別手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1〜7のいずれか記載
    の画像表現特性設定装置。
  9. 【請求項9】前記表現特性が、プリンタで前記画像デー
    タを印刷出力する際の印刷特性であることを特徴とする
    請求項1〜8のいずれか記載の画像表現特性設定装置。
  10. 【請求項10】前記表現特性が、ディスプレイに前記画
    像データを表示する際の表示特性であることを特徴とす
    る請求項1〜8のいずれか記載の画像表現特性設定装
    置。
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