JP2003150365A - 画像処理装置及び画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置及び画像処理プログラム

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JP2003150365A
JP2003150365A JP2001344707A JP2001344707A JP2003150365A JP 2003150365 A JP2003150365 A JP 2003150365A JP 2001344707 A JP2001344707 A JP 2001344707A JP 2001344707 A JP2001344707 A JP 2001344707A JP 2003150365 A JP2003150365 A JP 2003150365A
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JP2001344707A
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English (en)
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Hiroaki Nakamura
博明 中村
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 文字や各種の画像が含まれた印刷物の画質を
向上させる。 【解決手段】 画像処理装置4は、文書ファイルに対し
て、各種の画像処理を施す。文書ファイルは、ページ画
像を再現するためのデータであり、コンテンツとして、
文字,線画,イラスト,写真画像のうち少なくとも1つ
が含まれている。画像処理装置4は、文書ファイルに基
づいて、それに含まれるコンテンツの種類を識別し、そ
の種類に応じた画像処理を施す。さらに、ページ画像が
出力される出力デバイス等の出力条件に応じた画像処理
を施す。これにより、印刷物の画質が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文字,線画,イラ
スト,写真画像の各コンテンツのうちの少なくとも1つ
が含まれた印刷物を再現するための文書ファイルに対し
て各種の画像処理を施す画像処理装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】印刷用の版を作成するためのページ画像
は、カラー画像や色付き文字などの各種コンテンツの組
み合わせによって構成されており、さらに、カラー画像
には、線画,イラスト,写真画像など各種のものが使用
される。印刷用の版は、印刷物の元になるものであるか
ら、高画質であることが要求される。
【0003】このページ画像を再現するための文書ファ
イルは、例えば、Illustrator(登録商標)
などのDTP(Desk Top Publishin
g)用ソフトウエアを使用して作成される。このDTP
用ソフトウエアは、パーソナルコンピュータにインスト
ールされて使用される。DTP用ソフトウエアでは、文
書ファイルを、例えば、Post Script(登録
商標)や、Portable Document Fo
rmat(登録商標)などのファイル形式で保存する。
【0004】これらのファイル形式では、各コンテンツ
を描画するためのコンテンツデータは、描画命令として
記述される。また、この描画命令によって指定されるリ
ソース情報がある場合には、コンテンツデータには、そ
のリソース情報も含まれる。文字の描画命令は、再現す
る文字列と,表示色や使用するフォントを指定する情報
とからなる。線画の描画命令は、線画の種類,サイズ,
ページ内の挿入位置,色等を指定する情報からなる。そ
して、文字の描画命令によって指定されるリソース情報
とは、例えば、フォント定義データである。
【0005】イラスト画像や写真画像の画像データは、
それぞれのビットマップデータを所定の方式で圧縮した
データとして、文書ファイル内に格納される。イラスト
や写真画像の描画命令は、文書ファイル内のどこに画像
データが格納されているかという格納場所情報と、ペー
ジ内の挿入位置とを指定する情報からなる。この描画命
令に対しては、画像データがリソース情報となる。
【0006】イラストや写真の画像データの画素数は、
ページ画像を再現するデバイスに応じて予め定められ
る。例えば、ページ画像をディスプレイ上で再現する場
合には、画像データとしては、比較的画素数の少ない画
像データで十分である。他方、印刷用の版として使用す
る場合には、ディスプレイ表示用の画像データと比較し
て、画素数の多い高精細な画像データが必要となる。
【0007】このように前記PS(登録商標)や前記P
DF(登録商標)形式で記述された文書ファイルは、各
種の描画命令とリソース情報とを組み合わせた構文とし
て記述されるので、ページ画像をすべてピクセルデータ
で再現する場合と比較してファイルサイズを小さくする
ことができる。また、通常のテキストファイルと異な
り、ファイル内にフォント定義データを備えているた
め、文書ファイルを利用するためのプラットフォーム
(オペレーティングシステムやプリンタなど)が異なる
場合でも、同じ体裁でページ画像を再現できるという特
徴がある。このため、これらのファイル形式は、印刷物
の版作成の他にも、インターネット等を介したファイル
転送や、データ保存をする際のファイル形式として広く
利用されている。
【0008】端末装置のディスプレイでページ画像を再
現する場合には、例えば、Acrobat Reade
r(登録商標)などのPS(登録商標)やPDF(登録
商標)形式に対応したページ画像表示ソフトを予め端末
装置にインストールしておく。ページ画像表示ソフトは
文書ファイルを読み込み、前記各描画命令を解釈してペ
ージ画像をディスプレイに出力する。
【0009】他方、文書ファイルを基に印刷用の版を作
成する場合には、画像処理装置によって文書ファイルに
対して各種の画像処理が施された後、その文書ファイル
がプリンタやプレートセッタに出力される。プリンタや
プレートセッタには、文書ファイルの描画命令を解釈し
て、プリント用のピクセルデータに展開するためのソフ
トウエアが組み込まれている。文書ファイルは、このソ
フトウエアによってピクセルデータに展開されてプリン
トされる。
【0010】画像処理には、色変換処理,階調変換処
理,像構造変換処理などがある。文書ファイルの描画命
令では、ディスプレイでページ画像を再現できるように
RGB(Red:赤、Green:緑、Blue:青)
で色指定がなされている。このため、プリンタで印刷す
る場合には、RGBの色指定を、印刷インクの色,すな
わちCMYK(Cyan:シアン、Magenta:マ
ゼンタ、Yellow:イエロー、Black:黒)の
色指定に変換する必要がある。そこで、印刷用の版を作
成する場合には、文書ファイルに対して色変換処理を施
す必要がある。
【0011】階調変換処理では、プリンタ等の出力デバ
イスの特性に応じて濃度を補正する。像構造変換処理で
は、粒状抑制処理,シャープネス処理,モアレ処理,ノ
イズ抑制処理など、像自体に各種の補正が行われる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の画像処
理装置は、各コンテンツに対して、同一の色変換テーブ
ルを使用して色変換処理をしたり、また、1つの画像デ
ータを拡大倍率が異なる2つの画像に再現する場合にも
同一のシャープネス処理をしていたので、ページ画像の
品質が低下するという問題があった。
【0013】例えば、ロゴマークのような画像と写真画
像とに対して同一の色変換処理を行うと、ロゴマークの
再現色がオリジナルの色からずれてしまったりする。ま
た、ロゴマークのオリジナルの色を忠実に再現すること
を優先して、それに合った色変換処理を写真画像に対し
ても行うと、写真画像の色調が不自然なものとなった
り、グラデーションの色の連続性が損なわれたりする。
また、拡大倍率が異なるにも関わらず、同じ強度のシャ
ープネス処理をすると、拡大倍率が大きい方の画像がぼ
やけてしまう。
【0014】また、上述したように、文書ファイルにイ
ラスト画像や写真画像が含まれている場合には、それぞ
れの画像データの画素数は出力デバイスに応じて予め決
められている。このため、ディスプレイ表示用に作成さ
れた文書ファイルは、画素数が粗すぎて版作成用の元デ
ータとして使用することはできないし、他方、版作成用
のデータは、ファイルサイズが大きすぎてディスプレイ
表示用には向かない。
【0015】したがって、ページ画像のデザインがまっ
たく同じである場合でも、出力デバイス毎に同じ内容の
複数の文書ファイルをはじめから作り直す必要がある。
これら複数の文書ファイルは、内部に格納された画像デ
ータの画素数が異なるだけで他に違いはない。このた
め、版作成用の文書ファイルを流用してディスプレイ表
示用に変更したり、あるいはディスプレイ表示用の文書
ファイルを流用して版作成用に変更したりというよう
に、デザインに大きな変更がない場合には、1つの文書
ファイルを簡単に流用できるようにしたいという要望が
強い。
【0016】もちろん、例えば、ディスプレイ表示用の
文書ファイルをプリンタで出力する場合には、例えば、
OPI(Open Prepress Interfa
ce)というAldus社(現Adobe Syste
ms社)が提唱したDTPワークフロー技術を使用すれ
ば、出力デバイス(プリンタ)に合わせて、ディスプレ
イ表示用の画像データの画素数が変換されて出力され
る。しかし、このDTPワークフロー技術は、ディスプ
レイ表示用の画像データに対して出力デバイス側で補間
処理等を施すことにより、出力用の画像データ(画素数
の多いデータ)を一時的に得るものであり、ディスプレ
イ表示用の文書ファイル内の画像データそのものが出力
デバイスの画素数に合った画像データに置き換えられる
ものではない。
【0017】上記問題を解決するために、本発明は、文
書ファイルに基づいてプリントされたページ画像の再現
性を向上させる画像処理装置及びプログラムを提供する
ことを目的とする。
【0018】また、本発明の別の目的は、文書ファイル
の流用を簡単に行うことができる画像処理装置及びプロ
グラムを提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の画像処理装置は、文字,線画,イラスト,
写真画像のうち少なくとも1つのコンテンツを含むペー
ジ画像を再現するために、前記各コンテンツを描画する
複数のコンテンツデータから構成された文書ファイルに
対して、各種の画像処理を施す画像処理装置において、
取り込まれた前記文書ファイルに基づいて、各コンテン
ツの種類を識別する識別手段を設け、この識別手段によ
って識別された各コンテンツデータの種類に応じてそれ
ぞれ異なる画像処理を施すことを特徴とする。
【0020】前記各種の変換処理をする際に参照され前
記各コンテンツデータ毎に異なる処理内容を規定する複
数の変換テーブルを記憶する記憶手段と、前記識別手段
によって識別された各コンテンツに応じた変換テーブル
を選択するための選択手段とを設けることが好ましい。
【0021】前記各種の変換処理をする際に参照され前
記各コンテンツ毎に異なる処理内容を規定する複数の変
換テーブルを記憶したデータベース装置とネットワーク
を介して接続し、このデータベース装置から各コンテン
ツの種類に応じた前記変換テーブルを読み出して画像処
理を行うことが好ましい。
【0022】また、本発明の別の画像処理装置は、文
字,線画,イラスト,写真画像のうち少なくとも1つの
コンテンツを含むページ画像を再現するために、前記各
コンテンツを描画する複数の第1コンテンツデータから
構成された文書ファイルに対して、各種の画像処理を施
す画像処理装置において、予め入力された条件に基づい
て、前記複数の第1コンテンツデータのうち少なくとも
1つの第1コンテンツデータを、前記条件に合ったした
第2コンテンツデータに自動更新することを特徴とす
る。
【0023】前記第2コンテンツデータが記憶されたデ
ータベース装置とネットワークを介して接続し、このデ
ータベース装置から第2コンテンツデータを取り込むこ
とが好ましい。前記第1及び2コンテンツデータとし
て、前記文字のフォント定義データや、イラスト画像又
は写真画像の画像データが自動更新される。
【0024】前記条件は、前記イラスト画像や写真画像
を再現する解像度であり、この入力された解像度と前記
文書ファイル内に予め格納された画像データの解像度と
を比較して同じ解像度かどうかを判定し、比較された2
つの解像度が異なると判定された場合には、前記入力さ
れた解像度を持つ画像データに自動更新することが好ま
しい。
【0025】また、本発明の画像処理プログラムは、文
字,線画,イラスト,写真画像のうち少なくとも1つの
コンテンツを含むページ画像を再現するために、各コン
テンツを描画する複数のコンテンツデータから構成され
た文書ファイルに対して、各種の画像処理を施す画像処
理プログラムにおいて、前記文書ファイル内の各コンテ
ンツデータを解釈することにより各コンテンツの種類を
識別するステップと、識別された各コンテンツの種類に
応じて、各コンテンツデータに対してそれぞれ異なる画
像処理を施すステップとからなることを特徴とする。
【0026】また、本発明の画像処理プログラムは、文
字,線画,イラスト,写真画像のうち少なくとも1つの
コンテンツを含むページ画像を再現するために、各コン
テンツを描画する複数の第1コンテンツデータから構成
された文書ファイルに対して、各種の画像処理を施す画
像処理プログラムにおいて、予め入力された条件に基づ
いて、前記文書ファイル内に含まれる第1コンテンツデ
ータを、前記条件に合致した第2コンテンツデータに自
動更新することを特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】図1に示すページ画像26には、
コンテンツとして、色つき文字27とカラー画像28と
が含まれている。カラー画像28には、線画28a,イ
ラスト画像28b,写真画像28cの種類の異なる3つ
の画像がある。ここで、イラスト画像には、アニメーシ
ョン画像,コンピュータグラフィック画像,手書き画像
等も含まれる。
【0028】文書ファイル21は、基本データ領域21
a,コンテンツ領域21bからなる。基本データ領域2
1aには、文書構造情報,書類情報,ページ数,ページ
サイズが格納される。文書構造情報は、文書内の各種の
オブジェクトの構造を定義するデータである。書類情報
は、文書ファイルの作成日付,タイトル,作成者などの
データである。
【0029】コンテンツ領域21bには、ページ画像内
の各コンテンツ(画像や文字)を再現するための描画命
令と、これら各描画命令で指定される各種のリソース情
報とが格納される。これら描画命令とリソース情報とに
よってコンテンツデータが構成される。リソース情報と
しては、フォント定義データや、イラスト画像28bや
写真画像28cの画像データなどである。
【0030】描画命令は、文字描画命令と画像描画命令
とに分かれており、さらに、画像描画命令は、画像の種
類によって、線画描画命令,イラスト描画命令,写真画
像描画命令に分けられる。各描画命令は、コンテンツの
内容を規定する情報と、それぞれのコンテンツをページ
内のどこに挿入するかというレイアウト情報からなる。
これら各描画命令が、ページ画像表示ソフトウエア等に
よって解釈されてページ画像が再現される。
【0031】図2に示すように、各コンテンツデータを
構成する各描画命令と各リソース情報(フォント定義デ
ータや画像データ)とは、それぞれが1つのオブジェク
トとしてブロック化されて記述されている。これら各オ
ブジェクトは、文書構造情報等によって、相互に関連付
けられる。
【0032】文字描画命令は、再現する文字列,挿入位
置情報,フォント指定情報,色指定情報などからなる。
線画描画命令は、線画の基点となる基点座標とその長
さ,及び色指定情報などからなる。イラスト画像や写真
画像の場合には、画像データの格納場所を指定する格納
場所情報,レイアウト情報,拡大倍率情報等からなる。
各コンテンツの色は、ページ画像をディスプレイで再現
できるように、RGBで指定される。
【0033】また、画像データは、形式的には描画命令
と切り離された1つのオブジェクトとして格納されてい
るので、複数の描画命令から1つの画像データを指定す
ることもできる。例えば、同一画像をページ画像内に複
数個レイアウトするような場合には、1つの画像データ
が複数の描画命令から指定される。描画命令によって拡
大率を指定しておけば、異なる大きさの複数の画像をレ
イアウトすることもできる。
【0034】このような文書ファイル21に基づいて印
刷用の版を作成する場合には、図3に示すような画像処
理装置4を使用して文書ファイル21に対して各種の画
像処理を施す。画像処理が施された文書ファイル21
は、画像処理装置4にLANケーブル等を介して接続さ
れたプリンタ7やプレートセッタ6に出力される。
【0035】プリンタ7及びプレートセッタ6には、文
書ファイル21の構文を解釈して、これをピクセルデー
タに展開するためのソフトウエアが組み込まれている。
プリンタ7は、このピクセルデータに基づいてプリント
処理を行い、ページ画像がプリントされた刷版用のフイ
ルム43を出力する。同様に、プレートセッタ6は、ペ
ージ画像がプリントされた印刷用の刷版(plate)
44を出力する。
【0036】図4に示すように、画像処理装置4は、例
えば、パーソナルコンピュータやワークステーションに
画像処理プログラム38をインストールしたものであ
る。画像処理装置4は、システムコントローラ31,フ
ァイル読み取り装置32,通信インタフェース33,デ
ィスプレイ34,コマンド入力装置36,ストレージ3
7からなる。システムコントローラ31は、CPU31
a,RAM31b,ROM31cからなり、装置各部を
制御する。
【0037】ファイル読み取り装置32は、フレキシブ
ルディスクやCD(コンパクトディスク)などの記憶媒
体からファイルを読み取るメディアドライブユニットで
ある。通信インタフェース33は、LANケーブルを接
続するためのコネクタと通信回路とからなり、LANや
インターネットに接続された各機器とのデータ通信を制
御する。文書ファイル21は、これらファイル読み取り
装置32や通信インタフェース33から画像処理装置4
内に取り込まれる。ディスプレイ34には、画像処理プ
ログラム38の操作画面が表示される。
【0038】コマンド入力装置36は、キーボード41
やマウス42からなる。ストレージ37は、例えば、ハ
ードディスクドライブなどのデータ記憶装置である。ス
トレージ37には、プログラムフォルダ37a,変換テ
ーブルフォルダ37bが設けられており、プログラムフ
ォルダ37aには、画像処理プログラム38の他各種プ
ログラムが格納されている。変換テーブルフォルダ37
bには、色変換テーブル,像構造変換テーブル,階調変
換テーブルなど、各種の画像処理の際に参照されるテー
ブルが格納されている。
【0039】ここで、各テーブルは、各種の画像処理の
内容を規定する処理内容規定情報である。本例では、こ
の処理内容規定情報の具体例としてテーブルを例に説明
しているが、処理内容規定情報は、テーブルの形式に限
るものではない。
【0040】CPU31aは、RAM31bに画像処理
プログラム38や各テーブルをロードして、画像処理プ
ログラム38を実行する。CPU31aは、画像処理プ
ログラム38に記述された命令に従って、文書ファイル
21内の各コンテンツの種類を識別し、各コンテンツの
種類及び出力条件に応じた画像処理をする。ここで、出
力条件とは、出力デバイス,出力する画像サイズ,出力
色空間(RGBやCMKYなど)をいう。この出力条件
は、予め指定された出力デバイスや出力サイズ等に応じ
て決められる。
【0041】図5に示すように、各テーブルは、各コン
テンツの種類及び各出力条件に応じて各種のものが用意
されている。各変換テーブルは、文字用色変換テーブ
ル,線画用変換テーブル,イラスト用色変換テーブル,
写真画像用色変換テーブルからなり、これらは、複数の
出力条件1〜n毎にそれぞれ用意されている。
【0042】色変換処理では、例えば、文書ファイル2
1をプリンタなどの出力デバイスに出力する場合には、
RGBで記述された色指定情報が、CMYKで記述した
色指定情報に変換される。このような色空間(RGB→
CMYK)を変換する場合、コンテンツの種類と無関係
に一律に同じ色変換をすると、画質が低下する場合があ
る。
【0043】例えば、RGBで鮮やかな青色として指定
された色指定情報を、単純にCMYKに変換すると、印
刷物上では、かなり赤みがかった渋い青色になってしま
う。このため、文字や線画などの場合には、より鮮やか
さを強調した青色に変換する必要がある。しかし、この
ような色変換処理を写真画像に対して施すと、鮮やかさ
が強調され過ぎて不自然な色となってしまう。また、同
じ色空間(例えばCMYK)を持つ出力デバイスでも、
各出力デバイス毎に異なる特性を持つ。したがって、コ
ンテンツの種類や出力条件に応じて色変換テーブルを選
択することにより、各コンテンツや各出力条件に合った
適切な色変換処理をすることができる。
【0044】像構造変換テーブルは、文字及び線画用変
換テーブル,イラスト用変換テーブル,写真画像用変換
テーブルからなる。コンテンツが画像である場合には、
必要に応じて、粒状抑制処理,モアレ処理,シャープネ
ス処理,ノイズ処理等の各種の画像処理が行われる。各
テーブルには、各コンテンツに応じて必要な処理の種類
や、同種の処理を行う場合であっても、その程度を変化
させたりというように、各コンテンツの種類や出力条件
に適した処理内容が記述されている。画像処理プログラ
ム38は、コンテンツの種類や出力条件に応じた変換テ
ーブルを選択することにより、各画像の種類に応じた適
切な処理をする。
【0045】例えば、カラーネガフイルムをスキャンし
て得られた写真画像に対しては、像構造処理として、粒
状抑制処理とシャープネス処理を行う。これに対して、
イラスト画像,線画,文字等に対して粒状抑制処理やシ
ャープネス処理を施すと、不要な輪郭が発生してしま
う。このため、これらの各コンテンツ用のテーブルの処
理内容には粒状抑制処理やシャープネス処理は含まれて
おらず、これらの処理を行わないようにしている。
【0046】また、文書ファイル21内に格納された1
つの画像データを異なる倍率で拡大し、これらの複数の
画像をページ内にレイアウトするような場合には、各コ
ンテンツの拡大倍率に応じて、シャープネス処理の強度
を変化させる必要がある。例えば、拡大倍率が1倍の画
像と2倍の画像とがある場合には、これらを同じ強度で
シャープネス処理をすると、拡大倍率1倍の画像と比較
して、拡大倍率2倍の画像がボケて見えるので、拡大倍
率が2倍の画像に対しては、強度を多少強めにする。
【0047】階調変換テーブルも同様に、各コンテンツ
の種類及び出力条件に応じた複数の変換テーブルからな
る。階調の再現も出力条件によって異なるので、出力条
件スに応じた変換テーブルを選択することにより、画質
を向上させることができる。
【0048】上記構成による作用について図6のフロー
チャートを参照しながら説明する。印刷用の版を作成す
る場合には、まず、オペレータは、画像処理プログラム
38を起動する。そして、文書ファイル21が記憶され
たメディアをファイル読み取り装置32にセットする。
画像処理プログラム38の操作画面から文書ファイル2
1を選択する。選択された文書ファイル21は、RAM
31bにロードされる。
【0049】オペレータがプリント指示をすると、CP
U31aは、画像処理プログラム38を実行して、文書
ファイル21の構文を解釈し、各コンテンツの種類が、
文字か画像かを識別するとともに、画像である場合に
は、それが線画,イラスト画像,写真画像のいずれであ
るかを識別する。文書ファイル21の場合には、画像処
理プログラム38は、文字コンテンツ,線画コンテン
ツ,イラストコンテンツ,写真画像コンテンツがそれぞ
れ1つずつあると識別する。そして、各コンテンツの種
類及び出力条件に応じて、色変換テーブル,像構造変換
テーブル,階調変換テーブルが選択される。
【0050】このようにして選択された各変換テーブル
を使用して、各コンテンツに応じた適切な画像処理が施
される。画像処理が終了すると、文書ファイル21はプ
リンタ7あるいはプレートセッタ6へ出力される。プリ
ンタ7やプレートセッタ6は、文書ファイル21の構文
を解釈し、これをピクセルデータに展開して、印刷用の
刷版(plate)や、刷版製作用のフイルムを出力す
る。
【0051】上記例では、各変換テーブルが自動的に選
択される例で説明したが、オペレータがそれぞれの変換
テーブルをマニュアルで選択できるようにしてもよい。
この場合には、画像処理プログラム38の操作画面で変
換テーブルを選択できるようにするとよい。図7は、変
換テーブル選択画面51の例である。
【0052】変換テーブル選択画面51は、コンテンツ
表示領域52,操作部表示領域53からなる。コンテン
ツ表示領域52は、文書ファイル21内の各コンテンツ
が表示される。コンテンツ表示領域52は、コンテンツ
の数に応じて複数のサブ領域52a〜52dに分割さ
れ、各サブ領域に1つずつコンテンツが表示される。も
ちろん、サブ領域に分割せずに、コンテンツ表示領域5
2に1つのコンテンツを表示し、画面送りによってすべ
てのコンテンツを表示するようにしてもよい。
【0053】各サブ領域52a〜52dには、コンテン
ツの種類を表示する表示部56と、変換テーブルを選択
するためのテーブル選択ボックス57が設けられてい
る。各サブ領域52a〜52dのうちの1つには、テー
ブル選択が可能なサブ領域がどれであるかを示すカーソ
ルが合うようになっている。テーブル選択ボックス57
には、矢印ボタン57aが設けられており、このボタン
57aをマウス42のポインタ61でクリックすると、
プルダウンメニューが表示され、選択可能な複数の変換
テーブルがリスト表示される。オペレータは、このリス
トから所望の変換テーブルを選択する。
【0054】操作部表示領域53には、色変換テーブル
選択画面,階調変換テーブル選択画面,像構造変換テー
ブル選択画面のそれぞれを表示させるためのボタン62
〜64が設けられている。各ボタン62〜64をクリッ
クすることにより、選択画面が切り替えられる。変換テ
ーブルの選択が終了した後、画像処理実行ボタン66を
クリックすると、画像処理の実行が開始される。図7
は、色変換テーブル選択画面の例であるが、像構造変換
テーブル選択画面,階調変換テーブル選択画面について
もほぼ同様であるので説明を省力する。
【0055】このように、変換テーブルをマニュアルで
選択できるようにすることで、オペレータが各コンテン
ツをディスプレイで確認しながらテーブルを選択するこ
とができる。また、文字用,線画用,イラスト用,写真
画像用などの各変換テーブルを、複数用意してもよい。
【0056】例えば、写真画像の中にも、主要被写体が
人物であるもの、自然の風景や建物であるものなど、各
種の写真画像がある。このような場合に、主要被写体の
種類に応じて変換テーブルを用意し、これらの中から選
択できるようにすれば、より高画質なページ画像を得る
ことができる。
【0057】また、平網画像やグラデーション画像など
複雑な模様の場合には、特有の色変換処理をしないと、
ぼやけた色となったり、色の連続性が失われてしまうこ
とがある。このような場合でも、画像を確認しながら変
換テーブルを選択することができるので、適切な画像処
理をすることができる。
【0058】もちろん、前記画像処理装置に、写真画像
の主要被写体が何か、あるいはどのような模様の画像か
を識別するための画像内容識別手段を設け、この画像内
容識別手段によって識別された画像内容に応じて自動的
に各種の変換テーブルが選択されるようにしてもよい。
【0059】上記例では、画像処理装置4内のストレー
ジ37に変換テーブルを記憶しているが、図8に示すよ
うに、ストレージ37の代わりに画像処理装置4とネッ
トワーク72を介して接続されたデータベース装置73
を用いてもよい。データベース装置73には、各種の変
換テーブルが記憶されている。画像処理装置4は、通信
インタフェース33を介してネットワーク72と接続さ
れる。画像処理装置4は、データベース装置73へアク
セスして、処理に必要な変換テーブルを読み出し画像処
理を行う。
【0060】こうすれば、例えば、画像処理装置4が複
数あるような場合でも、それぞれの画像処理装置が、同
じ変換テーブルを使用することになるので、各画像処理
装置間での画像処理内容のバラツキをなくすことができ
る。また、すべての変換テーブルが1つのデータベース
装置73に集約されているから、変換テーブルの追加や
削除などのメンテナンス作業がしやすい。
【0061】また、画像処理装置がデータベース装置か
ら一度読み込んだ変換テーブルを画像処理装置内のスト
レージに記憶し、変換テーブルが更新された場合にのみ
新たに変換テーブルを読み込むようにしてもよい。こう
すれば、画像処理の度に変換テーブルを読み込む必要が
なくなるので画像処理時間を短縮することができる。変
換テーブルが更新されたかどうかの判断は、例えば、変
換テーブルのバージョン情報や日付情報などを調べるこ
とにより行う。
【0062】また、ネットワーク72としては、LAN
でもよいし、インターネットでもよい。インターネット
を介して接続する場合には、予めデータベース装置73
のURL(Universal Resorce Lo
cator)を、画像処理装置4に設定しておく。
【0063】また、画像処理プログラム38を開発した
ソフトメーカーがデータベース装置73を保有し、この
データベース装置73から画像処理装置4のユーザーに
対して変換テーブルをダウンロードさせるようにしても
よい。この場合には、データベース装置73の保有者と
画像処理装置4の保有者とは異なるので、両者の間に
は、例えば、変換テーブル使用契約あるいは譲渡契約な
どの契約関係が必要になる。もちろん、この使用契約は
有償契約であってもよいし無償契約であってもよい。有
償の場合には、使用量や使用期間等に応じて課金が行わ
れる。
【0064】上記例では、文書ファイル内の各コンテン
ツの種類に応じて画像処理の内容を変更することによ
り、ページ画像の画質を向上させる画像処理装置の例を
説明している。図9に示す画像処理装置81は、画像処
理の内容の変更ではなく、予め入力した条件に基づい
て、文書ファイル内のコンテンツデータを自動的に更新
する機能を備えている。
【0065】上述したように、ページ画像のコンテンツ
としてイラスト画像や写真画像を使用する場合には、文
書ファイル内にイラスト画像や写真画像の画像データが
格納される。この画像データの解像度は、ディスプレイ
表示用あるいは版作成用というように出力デバイスの解
像度に合わせて、文書ファイル作成時に予め決められ
る。このため、同じページデザインであったとしても、
ディスプレイ表示用として作成された文書ファイルは解
像度が低いので、版作成用に使用することはできなかっ
た。
【0066】このため、文書ファイル内の画像データの
解像度と、出力デバイスの解像度とが違う場合には、例
え同じページデザインであったとしても、出力デバイス
の解像度に合わせてはじめから文書ファイルを作成する
必要があった。
【0067】しかし、文書ファイルをはじめから作り直
すのは手間と時間がかかり、文書ファイル作成コストの
増加につながる。このため、文書ファイル作成コストの
増加を抑えるためにも、文書ファイルを簡単に流用でき
るようにしたいという要望が強い。
【0068】この要望を実現するために、画像処理装置
81では、予め条件として解像度を入力すると、ディス
プレイ表示用として作成された文書ファイル(表示用文
書ファイル)82内の画像データ82aを、条件として
入力された解像度に合った版作成用画像データ83aに
自動更新して、版作成用文書ファイル83を変更する機
能を有している。
【0069】図10に画像処理装置81の構成を示す。
上述の画像処理装置4と同様の構成部分については、同
じ符号で示すとともに説明を省略する。ストレージ86
には、プログラムフォルダ86aとコンテンツデータフ
ォルダ86bが設けられている。プログラムフォルダ8
6aには、文書ファイルを自動更新する機能を実行させ
るための画像処理プログラム87が格納されている。コ
ンテンツデータフォルダ86aには、表示用画像データ
82aよりも解像度の高い版作成用画像データ83aが
格納されている。条件情報フォルダ86cには、プリン
タなど、画像処理装置81に接続されている出力デバイ
スの解像度情報が記憶されている。
【0070】表示用画像データ82aと版作成用画像デ
ータ83aとは、それぞれのファイル名に共通部分を持
たせることにより、一方の画像データから他方を検索で
きるようにしている。図9の例では、画像データ名の書
式を、画像名称(ABCD)に解像度(400or24
00)を加えたものと定めている。こうすれば、画像名
称が両方のファイル名の共通部分となり、この画像名称
を検索キーとして、解像度の異なる画像データを検索す
ることができる。
【0071】図11に示すフローチャートのように、画
像処理プログラムの操作画面からプリント指示をする
と、CPU31aは、ファイル読み取り装置32から表
示用文書ファイル82をRAM31bにロードするとと
もに、条件情報フォルダ86cから出力デバイスの解像
度情報をRAM31bにロードする。
【0072】ロードした表示用文書ファイル82のコン
テンツの種類を識別する。表示用文書ファイル82内の
表示用画像データ82aの解像度と、前記解像度情報と
を比較する。2つの解像度が異なると判定した場合に
は、解像度情報に合致する版作成用画像データ82bを
コンテンツデータフォルダ86bから抽出する。
【0073】そして、表示用文書ファイル82内の表示
用画像データ82aを、版作成用画像データ83aに更
新する。さらに、この画像データの更新に応じて、それ
に対応する描画命令等を更新する必要がある場合には、
その部分も合わせて更新する。これにより、版作成用文
書ファイル83が作成され、このファイルがプリンタ等
の出力デバイスに送られる。このように、予め入力され
た条件に基づいて、その条件に合うように文書ファイル
を自動更新するので、文書ファイルの流用を簡単に行う
ことができる。
【0074】この例では、画像処理装置81に接続され
た出力デバイスの解像度情報がストレージ86内に予め
記憶されている例で説明したが、ストレージ86内に予
め解像度情報を記憶しておかなくてもよい。この場合に
は、例えば、プリント指示をした後に、操作画面内に出
力デバイス選択ボックスを表示させる。そして、オペレ
ータがこの選択ボックスで出力デバイスを選択したとき
に、その出力デバイスの解像度が条件として入力される
ようにしてもよい。もちろん、出力デバイスを選択する
のではなく、直接、解像度を入力できるようにしてもよ
い。
【0075】また、この例では、表示用文書ファイルか
ら版作成用文書ファイルを作成する例で説明している
が、この反対に版作成用文書ファイルから表示用文書フ
ァイルを作成するようにしてもよい。その場合には、コ
ンテンツデータフォルダに表示用画像データを記憶させ
ておく。もちろん、両方できるようにしてもよい。
【0076】また、この例では、コンテンツデータとし
て、画像データを例に説明したが、この他、フォント定
義データを自動更新するようにしてもよい。この場合に
は、コンテンツデータフォルダ86b内に各種のフォン
ト定義データを記憶させておく。そして、条件として、
明朝体やゴシック体などのフォント指定情報を入力す
る。画像処理装置81は、この入力されたフォント指定
情報に基づいて、コンテンツデータを更新する。
【0077】また、この例では、ストレージ内に各種の
コンテンツデータを記憶した例で説明しているが、画像
処理装置81内のストレージ86ではなく、図8に示す
ようなデータベース装置を用いてもよい。この場合に
は、データベース装置73にコンテンツデータが記憶さ
れる。そして、画像処理装置81とネットワーク72を
介してデータベース装置73が接続される。画像処理装
置81は、ネットワーク72を介してデータベース装置
73にアクセスして、必要なコンテンツデータを取り込
む。
【0078】データベース装置73の検索キーとして
は、画像データを読み出す場合には、上述した画像デー
タのファイル名と解像度情報が使用される。フォント定
義データを読み出す場合には、入力されたフォント指定
情報が使用される。
【0079】ネットワーク72としては、上述のとお
り、LANでもインターネットでもよい。インターネッ
トを使用する場合には、画像処理プログラムあるいは画
像処理装置81のストレージ内にデータベース装置73
のURLを記憶させておく。また、文書ファイル内に予
めURLを記述しておいてもよい。このURLは、文書
ファイル内に1つ記述してもよいし、各コンテンツ毎に
それぞれURLを記述しておいてもよい。
【0080】文書ファイル内のコンテンツデータに応じ
て画像処理の内容を変更する画像処理装置と、文書ファ
イル内のコンテンツデータの少なくとも1つのコンテン
ツデータを、予め入力した条件に基づいて、別のコンテ
ンツデータで更新する画像処理装置とを別々の装置とし
て説明しているが、これら2つの機能を1つの画像処理
装置で行うようにしてもよい。もちろん、画像処理プロ
グラムについても同様である。
【0081】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の画
像処理装置及び画像処理プログラムは、ページ画像を再
現するために、文字,線画,イラスト,写真画像の複数
のコンテンツデータから構成された文書ファイルに基づ
いて、各コンテンツの種類を識別し、この識別手段によ
って識別された各コンテンツの種類に応じてそれぞれ異
なる画像処理を施すようにしたから、前記文書ファイル
に基づいてプリントされたページ画像の再現性を向上さ
せることができる。
【0082】また、本発明の別の画像処理装置及び画像
処理プログラムは、文字,線画,イラスト,写真画像の
複数の第1コンテンツデータから構成された文書ファイ
ルに対して、その文書ファイル内の第1コンテンツデー
タのうち少なくとも1つの第1コンテンツデータを、予
め入力された条件に合った第1コンテンツデータに自動
更新するようにしたから、文書ファイルの流用を簡単に
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】文書ファイルの構造と、印刷物の各コンテンツ
の対応を示す説明図である。
【図2】文書ファイル内の各コンテンツデータの格納構
造を示す説明図である。
【図3】画像処理装置の機能を説明する説明図
【図4】画像処理装置の構成図である。
【図5】変換テーブルの説明図である。
【図6】画像処理の手順を示すフローチャートである。
【図7】変換テーブル選択画面の例を示す説明図であ
る。
【図8】データベース装置を利用する例を示す説明図で
ある。
【図9】文書ファイルの自動更新機能の説明図である。
【図10】自動更新機能を備えた画像処理装置の構成図
である。
【図11】文書ファイルの自動更新の手順を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
4,81 画像処理装置 21,82,83 文書ファイル 31 システムコントローラ 31a CPU 31b RAM 37 ストレージ 38 画像処理プログラム 51 変換テーブル選択画面 73 データベース装置

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字,線画,イラスト,写真画像のうち
    少なくとも1つのコンテンツを含むページ画像を再現す
    るために、前記各コンテンツを描画する複数のコンテン
    ツデータから構成された文書ファイルに対して、各種の
    画像処理を施す画像処理装置において、 取り込まれた前記文書ファイルに基づいて、各コンテン
    ツの種類を識別する識別手段を設け、この識別手段によ
    って識別された各コンテンツデータの種類に応じてそれ
    ぞれ画像処理を施すことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記各種の画像処理を施す際に参照され
    前記各コンテンツデータの種類に応じた処理内容が規定
    された複数の処理内容規定情報を記憶する記憶手段と、
    前記識別手段によって識別された各コンテンツに応じた
    処理内容規定情報を選択するための選択手段とを設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記各種の画像処理を施す際に参照され
    前記各コンテンツデータの種類に応じた処理内容が規定
    された複数の処理内容規定情報を記憶したデータベース
    装置とネットワークを介して接続し、このデータベース
    装置から各コンテンツの種類に応じた前記処理内容規定
    情報を読み出して画像処理を行うことを特徴とする請求
    項1記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 文字,線画,イラスト,写真画像のうち
    少なくとも1つのコンテンツを含むページ画像を再現す
    るために、前記各コンテンツを描画する複数の第1コン
    テンツデータから構成された文書ファイルに対して、各
    種の画像処理を施す画像処理装置において、 予め入力された条件に基づいて、前記複数の第1コンテ
    ンツデータのうち少なくとも1つの第1コンテンツデー
    タを、前記条件に合った第2コンテンツデータに自動更
    新することを特徴とする画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記第2コンテンツデータが記憶された
    データベース装置とネットワークを介して接続し、この
    データベース装置から第2コンテンツデータを取り込む
    ことを特徴とする請求項4記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記第1及び2コンテンツデータには、
    前記文字のフォント定義データが含まれることを特徴と
    する請求項4又は5記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記第1及び2コンテンツデータには、
    イラスト画像又は写真画像の画像データが含まれること
    を特徴とする請求項4又は5記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記条件は、前記イラスト画像や写真画
    像を再現する解像度であり、この入力された解像度と前
    記文書ファイル内に予め格納された画像データの解像度
    とを比較して同じ解像度かどうかを判定し、比較された
    2つの解像度が異なると判定された場合には、前記入力
    された解像度を持つ画像データに自動更新することを特
    徴とする請求項7記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 文字,線画,イラスト,写真画像のうち
    少なくとも1つのコンテンツを含むページ画像を再現す
    るために、各コンテンツを描画する複数のコンテンツデ
    ータから構成された文書ファイルに対して、各種の画像
    処理を施す画像処理プログラムにおいて、 前記文書ファイル内の各コンテンツデータを解釈するこ
    とにより各コンテンツの種類を識別するステップと、識
    別された各コンテンツの種類に応じて、各コンテンツデ
    ータに対してそれぞれ異なる画像処理を施すステップと
    からなることを特徴とする画像処理プログラム。
  10. 【請求項10】 文字,線画,イラスト,写真画像のう
    ち少なくとも1つのコンテンツを含むページ画像を再現
    するために、各コンテンツを描画する複数の第1コンテ
    ンツデータから構成された文書ファイルに対して、各種
    の画像処理を施す画像処理プログラムにおいて、 予め入力された条件に基づいて、前記文書ファイル内に
    含まれる第1コンテンツデータを、前記条件に合致した
    第2コンテンツデータに自動更新することを特徴とする
    画像処理プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013073123A (ja) * 2011-09-28 2013-04-22 Casio Comput Co Ltd 画像表示装置及び画像表示プログラム

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JP2013073123A (ja) * 2011-09-28 2013-04-22 Casio Comput Co Ltd 画像表示装置及び画像表示プログラム

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