JP3077581B2 - カラー印刷装置 - Google Patents

カラー印刷装置

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JP3077581B2
JP3077581B2 JP08026178A JP2617896A JP3077581B2 JP 3077581 B2 JP3077581 B2 JP 3077581B2 JP 08026178 A JP08026178 A JP 08026178A JP 2617896 A JP2617896 A JP 2617896A JP 3077581 B2 JP3077581 B2 JP 3077581B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、図形、文字、写真
などで構成される印刷画像を印刷するカラー印刷装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ技術や印刷技術の進歩に伴
い、ワークステーションやパーソナルコンピュータ及び
それに接続されるカラープリンタなどを利用して、手軽
に印刷画像の編集や印刷を行えるようになってきてい
る。このようなデスクトップパブリッシング(DTP)
において、より経済的でより高品位の印刷を行いたいと
いう要請に応えて、最近では、比較的安価でありながら
良好な性能を有するカラープリンタや各種のDTP用ソ
フトウエアなどが提供されている。その一方、カラープ
リンタをネットワークに接続し、そのようなネットワー
クを介して1台のカラープリンタを複数台のコンピュー
タで共有することなども行われている。
【0003】上記のネットワークを介したDTPにおい
て、印刷データの伝送を効率的に行うために、各種のペ
ージ記述言語(page description language :PDL)
が開発されており、印刷データはそのようなPDLの形
式でコンピュータからプリンタへ伝送される。このPD
Lとしては、ゼロックス社のインタープレス(Interpre
ss)やAdobe System社のポストスクリプト(Post Scrip
t )などが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、コンピュー
タ上でDTPソフトウエアを実行させて図形、文字、写
真などからなる印刷画像を作成し、その印刷データをカ
ラープリンタに伝送して印刷を行う場合に、しばしば印
刷画像中の各部分について色補正が必要となることがあ
る。本来、カラープリンタは、DTPソフトウエアで作
成された印刷画像の色を正確に表現するように色調整さ
れている。しかしながら、さまざまなアプリケーション
ソフトウエア(クリエイタ)を利用して各要素(オブジ
ェクト)を作成し、DTPソフトウエアの下でそれらの
要素を統合して1つの印刷画像を編集する関係上、各ア
プリケーションソフトウエア相互間の色調の相違、また
印刷画像のプレビューに用いるCRTの色再現性の相違
などに起因して、実際の印刷画像上では、部分的に期待
した色が再現されない部分が生じる。
【0005】このような問題が生じた場合、従来におい
ては、印刷画像を作成したDTPソフトウエアまで立ち
返って色補正を行う必要があった。そのようなソフトウ
エアに色補正機能がないような場合には、希望通りの色
味でDTPを行うことができないという問題もあった。
なお、従来のカラープリンタの中には色補正機能を有す
るものもあるが、そのようなプリンタでは印刷画像全体
の色補正しか行うことができず、一部分のオブジェクト
の色を変更しようとすれば他の部分までその色合いが変
わってしまう。
【0006】また、たとえ印刷画像の編集を行ったコン
ピュータ側で各オブジェクトの色補正が行えたとして
も、希望通りの色が印刷されるまで、コンピュータから
カラープリンタへ、印刷データの再送を繰り返し行う必
要があり、煩雑であるとともにDTPの能率を著しく低
下させていた。
【0007】これに関連して、編集装置のディスプレー
に表示された色と印刷される色とを自動的に一致させる
印刷システムも提案されているが、測色装置などが別途
必要となるため、システムが大規模となりまたシステム
が高価となるという問題がある。
【0008】なお、特開平6−208442号公報に
は、デジタルカラー複写機において登録画像の切り出し
及び合成を行うことが開示されているが、色補正につい
ては言及されていない。また、特開平7−87521号
公報には、プレビュー画像を表示でき、また色空間変換
などの画像処理が行える画像表示装置が開示されている
が、印刷画像の任意の部分に対する色補正については開
示されていない。
【0009】本発明は、上記従来の課題に鑑みなされた
ものであり、その目的は、印刷データを作成したDPT
ソフトウエアまで立ち返って色補正を行う必要がなく、
印刷装置上で、印刷画像の一部分に対して色補正を自在
に行えるようにすることにある。
【0010】また、本発明の目的は、編集装置からの印
刷データの再送を不要とし、能率的な編集及び印刷を実
現することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、印刷画像の印刷データにしたがって印刷
を行うカラー印刷装置において、前記印刷データを画像
化してカラー表示するプレビュー表示器と、前記プレビ
ュー表示器のプレビュー画面上において色補正対象を指
定するための指定手段と、前記色補正対象の印刷データ
に対し色補正を行う色補正手段と、前記色補正手段によ
り色補正がなされた印刷画像を印刷するカラープリンタ
と、を含むことを特徴とする。
【0012】上記構成によれば、DTP編集装置から印
刷データが伝送されると、印刷に先立ってプレビュー表
示器のプレビュー画面内に印刷画像がカラー表示され
る。よって、ユーザーは実際の印刷を行う前に、プレビ
ュー画面を見て希望する色合いで印刷を行うことができ
るか否かを確認できる。この場合、印刷画像中の一部分
について色補正を行いたい場合には、指定手段を利用し
て色補正対象を指定する。これにより、色補正手段がそ
の色補正対象となった部分の印刷データに対して色補正
を実行する。必要に応じて色補正内容を順次変更しつつ
色補正が繰り返し実行され、最終的に希望する色合いが
得られた段階でカラープリンタにより印刷画像の印刷が
行われる。
【0013】よって、本発明によれば、ユーザーが希望
する部分のみに対して所望の色補正を行うことができ、
従来のように編集装置のDTPソフトウエアなどを再び
起動して色補正を行う煩雑さを解消でき、また、編集装
置からの印刷データの再送も不要となる。
【0014】本発明の好適な実施態様では、前記指定手
段により、前記印刷画像を構成するオブジェクトを基本
単位として色補正対象が指定される。すなわち、一連の
印刷データが各オブジェクト毎に区別されているような
場合、そのオブジェクトを基本単位(すなわち最小単
位)として色補正対象を指定でき、また色補正を実行で
きる。よって、本発明は、印刷データが上記のPDLで
記述されているようなシステムに適用できる。
【0015】なお、色補正対象の指定は、例えばプレビ
ュー画面上に色補正対象を囲む領域を示す枠を表示する
ことにより行われる。色補正は、基本的にはオブジェク
ト毎に行うのが望ましいが、複数のオブジェクトを一括
指定してそれらを同時に色補正することも可能である。
この場合、色補正対象として指定された各オブジェクト
の種別が同じであればそれぞれに対し同一の色補正関数
を適用して色補正を行うことができ、各オブジェクトの
種別が異なるような場合にはその種別毎に異なる色補正
関数を適用して色補正を行うことができる。
【0016】本発明の好適な実施態様では、さらに色補
正内容を変更するための色補正入力手段を有する。この
色補正入力手段を繰り返し利用して、ユーザーは希望通
りの色となるまで順次色補正を行うことができる。
【0017】本発明の好適な実施態様では、前記色補正
に先立って前記印刷画像の印刷データを記憶する記憶部
と、前記記憶部上で前記色補正対象の色補正後の印刷デ
ータを当該色補正対象のもとの印刷データと差し替える
差替え手段と、が設けられる。上記構成によれば、少な
くとも色補正が完了するまで記憶部内に印刷データが確
保され、差替え手段により色補正対象のもとの印刷デー
タが色補正後の印刷データに置換される。すなわち、色
補正が実行される毎に、記憶部内のデータ内容が順次更
新されることになり、その更新結果はプレビュー画面上
でその都度確認することができる。
【0018】本発明の好適な実施態様では、前記色補正
手段は、前記記憶手段から読み出された印刷画像の印刷
データの中から、前記指定手段により指定された色補正
対象の印刷データを抽出する抽出手段と、前記抽出され
た印刷データに基づいて前記色補正対象の種別を判別す
る判別手段と、前記判別された種別に対応した色補正処
理を実行する色補正実行手段と、を含むことを特徴とす
る。
【0019】上記構成によれば、印刷データ全体の中か
ら、指定された色補正対象の印刷データが抽出され、そ
の印刷データに対して、オブジェクト種別に対応付けら
れた色補正処理が実行される。つまり、オブジェクトの
種別に応じて、色補正のための操作の仕方を変えること
により、ユーザーインターフェイスを向上できる。
【0020】本発明の好適な態様では、前記色補正手段
による印刷データの色補正は、前記プレビュー表示器の
色空間において又は当該カラー印刷装置のデバイス色空
間において行われる。
【0021】プレビュー表示に当たっては、一般には、
印刷データが読み出される記憶装置とそのプレビュー表
示器との間に、印刷データの形式をデバイス色空間(例
えばCMYK)から表示色空間(例えばRGB)へ変換
する第1の色空間変換部が設けられる。色補正を表示色
空間で行う場合には、色補正部には第1の色空間変換部
を通過した後の印刷データが分岐供給され、色補正をデ
バイス色空間で行う場合には、色補正部には第1の色空
間変換部を通過する前の印刷データが分岐供給される。
前者の方式では、実際の表示に直接対応した形で色補正
を行うことができ、その反面、色補正部から出力される
色補正後の印刷データの形式を表示色空間からデバイス
色空間へ変換する第2の色空間変換部を設ける必要があ
る。
【0022】本発明によれば、編集装置での色補正に比
べて高精度の色補正を行うことができる。すなわち、編
集装置においてディスプレーをモニタしつつ色補正を行
っても、編集装置と印刷装置との間で色空間が一般に相
違し、また実際の印刷に使用するデータが作成されるま
でにいくつかの補正、変換が行われる場合もあるため
に、編集装置での色補正は印刷結果に直接的に反映しな
い。その一方、本発明によれば、実際に印刷する印刷デ
ータそのものを画像化し、それをモニタしながら色補正
を行えるので、色補正が印刷結果に直接的に反映される
という利点がある。すなわち、本発明によれば、より正
確なプレビューと高精度の色補正を実現できる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
図面に基づいて説明する。
【0024】図1には、本発明に係るカラー印刷装置の
全体構成がブロック図として示されている。図1におい
て、このカラー印刷装置10はネットワークを介して編
集装置(DTPコンピュータ)に接続されている。すな
わち、DTPソフトウエアを搭載したコンピュータから
出力された印刷データがネットワークを介してこのカラ
ー印刷装置10に供給される。編集装置では、図形、文
字、写真といった各種のオブジェクトの集合体としての
印刷画像が作成される。その印刷データはPDLの形式
で記述され、カラー印刷装置10へ伝送される。
【0025】図2には、印刷画像をPDLの一種である
ポストスクリプトを利用して記述した場合におけるデー
タ構造が例示されている。例えば、102は1つの写真
オブジェクトに関する印刷データであり、104は1つ
の図形オブジェクトに関する印刷データであり、106
は1つの文字列に関する印刷データである。各印刷デー
タには、座標情報や色情報などが含まれる。
【0026】図1のカラー印刷装置10は、いわゆるプ
リントサーバとしての機能と実際に印刷を行うプリンタ
としての機能とを有する。伝送されてきた印刷データ
は、ネットワークに接続されたインターフェイスユニッ
ト12にて受信される。その印刷データはまずPDLイ
ンタープリタ14に送られ、そのデータ形式がPDL形
式から当該装置固有のデータ形式へ変換される。デバイ
ス色空間変換部16は、印刷データに対し、編集装置の
CMYK色空間から当該カラー印刷装置10のCMYK
色空間への変換を行う。なお、このようなインタープリ
タやデバイス色変換によって、各オブジェクトの種別に
関する情報は失われない。
【0027】その後、印刷データはRAMなどで構成さ
れる印刷データ記憶部18に記憶され、その印刷データ
が必要に応じて繰り返し読み出される。読み出された印
刷データは、切替器20を介してプリンタ24へ送ら
れ、そのプリンタ24にて印刷画像のカラー印刷が行わ
れる。ここで、プリンタ24としては、各種のプリンタ
を適用でき、例えばレーザープリンタやインクジェット
プリンタなどを利用できる。なお、各オブジェクトの印
刷データを画像に展開する画像合成部などは図示省略さ
れている。
【0028】ここで、切替器20は後述の色補正部22
により制御されており、印刷モードでは印刷データ記憶
部18から読み出された印刷データがプリンタ24に出
力され、色補正モードではその読み出された印刷データ
が第1の色空間変換部26に出力される。
【0029】第1の色空間変換部26は、本実施形態に
おいて、印刷データの形式をCMYKからRGBへ変換
している。そして、その変換後の印刷データが画像形成
部28へ送られ、その画像形成部28で印刷画像を画像
化した画像データが生成される。その画像データは印刷
プレビューを行うために設けられたCRT30に供給さ
れており、そのCRT30に印刷しようとする画像が表
示される。なお、画像形成部28は、上記の印刷画像に
後述の操作画像を付加する機能も有する。印刷画像形成
部28から出力された画像データは、CRT30の他、
色補正を実行する色補正部22にも供給されている。
【0030】色補正部22は、後に説明する図3の動作
フローチャートに示すように、操作画像の形成、色補正
対象(1又は複数のオブジェクト)の印刷データの抽
出、色補正対象の種別(図形、文字、写真)の特定、色
補正関数に基づく色補正の実行、色補正後のデータの差
し替え、などの各種の機能を有し、例えば所定のプログ
ラムの下で実行するCPUなどで構成される。この色補
正部22には、色補正対象の指定や色補正の変更などで
用いられるキーボード32及びマウス34が接続されて
いる。
【0031】色補正部22から出力された色補正後の印
刷データ(色補正対象の印刷データ)は、第2の色空間
変換部36において、RGB色空間からもとのCMYK
色空間へ、そのデータ形式が変換される。そして、記憶
部18内の色補正対象のもとの印刷データが、色補正さ
れた印刷データで差し替えられる。つまり、記憶部18
上で、印刷画像に対して部分的な色補正に相当するデー
タの置換が行われる。この際、色補正部22はデータ書
き込み・読み出しの制御を行っている。
【0032】記憶部18から順次データが読み出される
と、切替器20がプレビュー側に切り替えられていれ
ば、記憶部18の内容が更新される都度、プレビュー画
面内の印刷画像の色合いが部分的に変化することにな
る。よって、ユーザーは、希望した色が得られるまでプ
レビュー画面を確認しながら色補正を繰り返し行い、最
終的に色補正が完了した時点でその旨を示す所定の入力
を行う。これを起因として切替器20がプリンタ24側
へ切り替わる。これにより、色補正後の印刷画像が印刷
されることになる。なお、予めCRT30とプリンタ2
4との間でカラー調整を行って、できる限り両者の色表
現を一致させておくことが必要である。
【0033】次に、色補正部22の具体的な動作につい
て図3を用いて説明する。図3の処理ルーチンは、ユー
ザーが色補正モードを選択することにより開始される。
S101では、プレビュー画面内の印刷画像上に重ね
て、色補正対象を指定するための「枠」が表示される。
ユーザーは、マウスを移動させることにより枠を移動さ
せ、色補正を行いたい任意の対象を枠で囲む。このよう
な色補正対象の指定は、本実施形態では、1つのオブジ
ェクトを基本単位(最小単位)として、1又は複数のオ
ブジェクトに対して行えるように構成されている。な
お、色補正対象として複数のオブジェクトを指摘する場
合、同種類のみならず異種類のオブジェクトを混在させ
て指定できるようにしてもよい。ただし、図3の処理で
は説明簡略化のため、一度に同じ種別の1又は複数のオ
ブジェクトが指定される場合が示されている。なお、印
刷画像のデータ構造如何によっては1つのオブジェクト
の一部分に対して色補正の指定を行えるようにすること
も考えられる。
【0034】さて、S102では、色補正対象の確定を
示すマウスのクリックが検出され、S103では、プレ
ビュー画面内で枠が囲む領域を自動判定して、その判定
結果に基づいて、1ページ分の印刷画像の中からその枠
に属する色補正対象の印刷データを抽出する。S104
では、その抽出された印刷データが参照され、その記述
形式からオブジェクト種別を判別する。ここで、その色
補正対象が文字オブジェクトであれば、S105におい
て例えば図4のような表示がなされる。
【0035】図4において、108はプレビューしてい
る印刷画像であり、110は枠であり、その枠110に
よって色補正対象(文字)が指令されている。その印刷
画像108に隣接して、操作画像として、現在の当該文
字の色112とカラーパレット114とが表示される。
そこで、S106において、ユーザーによる色指定を検
出し、S109では、当該色補正対象の印刷データに対
して、その色データをS106で指定された色のデータ
に変更する。
【0036】一方、S104において、色補正対象が図
形・写真であれば、S107において例えば図5のよう
な表示なされる。図5の116は操作画像としての色コ
ントロールパネルであり、枠110で指定した色補正対
象について、その色を変更するための各種のクリックボ
タンが表示される。例えば、図5に示すように、選択し
た写真・図を「暗く」、「明るく」といったものや、
「赤を減らす」、「赤を増す」、「青を減らす」、「青
を増す」、「緑を減らす」、「緑を増す」といったもの
などが表示される。そこで、ユーザーはそのようなクリ
ックボタンをクリックして色の変更を行う。図5に示し
た操作内容では不十分又は能率的な色補正を行えないよ
うな場合には、例えば図6のような表示を行わせてもよ
い。
【0037】図6において、色コントロールパネル11
6は詳細設定部を含み、その中の色見本ボックス120
をプルダウンするとカラーパレットが表示され、まず、
変更対象とする色を決めることができる。次に、操作ボ
ックス122をプルダウンすると、例えば「鮮やか
に」、「くすませる」、「強調する」、「淡くする」な
どといった抽象的な補正内容がリスト表示されるので、
ユーザーはそのうちのどれかを指定し、それをクリック
して印刷画像の色合いを所望のものに近付けるような操
作を行う。本実施形態によれば、色補正対象の種別に応
じてユーザーインターフェイスを変更して操作性を向上
でき、また目的語と述語の選択により、人間の色に対す
る感覚に沿った形式で色補正内容の入力を行うことがで
きる。
【0038】図3において、S108で色補正内容が入
力されたと検出された場合には、S109において上記
同様に抽出された色補正対象の印刷データに対し、指定
された通り色の変更がなされる。色補正は各種の方式を
利用して実行でき、そのための色補正関数は、テーブ
ル、計算式、行列式などの各種の形態で利用することが
できる。図7にはRGBからR´G´B´への変換を行
う色補正関数の一例が示され、(A)に示す実質的に色
補正を行わない基本型を、図4や図5などに示したよう
なユーザー入力に連動させて変更し、例えば(B)のよ
うなものにすることにより、色補正関数を適宜設定する
ことができる。もちろん、ダイレクトルックアップテー
ブルのような色補正関数を利用することもできる。上記
の実施形態では、マウスにより色補正内容の設定を行え
るようにしたため、迅速かつ容易に色補正を行うことが
できる。
【0039】S110では、色補正部22の書き込み制
御により、色補正対象の印刷データが色補正後の印刷デ
ータに置換(オーバーライト)される。ここで、第2の
色空間変換部36によって印刷データの形式はRGBか
らCMYKへ変換されており、その後にデータの差し替
えが行われている。このようなデータの差し替えにより
印刷画像の内容が部分的に修正されると、プレビュー画
像も即座に切り替わり、色補正結果をほぼリアルタイム
で視覚的に確認することができる。
【0040】S111では、同一の色補正対象に対して
引き続いて色補正を行うか否かが判断され、同じ色補正
対象に対して色補正を続行するのであれば、S104以
降の一連の工程が繰り返し実行される。そうでなければ
S112において、他のオブジェクトに対して引き続い
て色補正を行うか否かが判断される。例えば、枠の固定
状態が解消されるような入力があれば、S101からの
各工程が再び繰り返し実行される。印刷画像に対する色
補正の完了を示す入力が行われた場合、S113におい
て切替器20に切り替え指令が出され、印刷データ記憶
部18から読み出された印刷データがプリンタ24に送
られ、印刷画像が印刷される。
【0041】図8には本発明に係るカラー印刷装置の他
の実施形態が示されている。この実施形態では、図1に
示した構成とは異なり、色補正部22において、CMY
K形式での色補正が行われている。すなわち、切替器2
0からの印刷データは、第1の色空間変換部26へ供給
される一方、その色空間変換部26を介さないで色補正
部22にも供給されている。色補正部22では、まず印
刷画像全体の中から、指令された色補正対象の印刷デー
タを抽出し、その印刷データに対して色補正を実行す
る。ただし、この場合の色補正は、CMYKからC´M
´Y´K´への変換である。この場合、ユーザーの入力
に対応して色補正関数の内容を変更するのは図1の構成
と同様である。色補正後の印刷データは、図1とは異な
り色空間の変換を行うことなく、もとの印刷データと置
換される。
【0042】いずれの実施形態でもプレビューを前提と
しつつ色補正を行うことができるが、図1の実施形態に
よれば、画像表示と色補正とで各色(R,G,B)が完
全に1対1に対応付けられているので、色補正内容の設
定やその処理が比較的容易に行えるという利点がある。
図8の実施形態によれば、色補正後のデータに対して色
空間の変換を行う必要がなく、装置の構成を簡略化でき
るという利点がある。なお、図1及び図8に示した印刷
データ記憶部18の記憶領域を2分割して両者にまず同
一の印刷データを書き込み、一方の領域では、補正を行
わないオリジナル印刷データの記憶を維持させ、他方の
領域では、データの差し替えを行わせることもできる。
かかる構成によれば、色補正が複雑になって最初からや
り直したい場合に、オリジナル印刷データを編集装置か
ら再送してもらう必要がなくなるという利点がある。
【0043】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、印刷デ
ータを作成したDTPソフトウエアやアプリケーション
ソフトウエアまで立ち返って印刷画像中の各部分の色補
正を行う必要がなく、印刷装置上で色補正対象に対して
自在に色補正を行うことができる。また、本発明によれ
ば、編集装置からの印刷データの再送が不要となり、能
率的な編集及び印刷を実現できる。さらに、本発明によ
れば、正確なプレビューとそれに基づく高精度の色補正
を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るカラー印刷装置の一実施形態を
示す図である。
【図2】 印刷データの具体例を示す図である。
【図3】 色補正部の動作を示すフローチャートであ
る。
【図4】 文字を色補正する場合のプレビュー画面を示
す図である。
【図5】 写真、図形を色補正する場合のプレビュー画
面を示す図である。
【図6】 写真、図形を色補正する場合のプレビュー画
面を示す図である。
【図7】 色補正で使用される色補正関数の一例を示す
図である。
【図8】 本発明に係るカラー印刷装置の他の実施形態
を示す図である。
【符号の説明】
10 カラー印刷装置、18 印刷データ記憶部、20
切替器、22 色補正部、24 プリンタ、26 第
1の色空間変換部、28 画像形成部、30CRT、3
6 第2の色空間変換部。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷画像の印刷データにしたがって印刷
    を行うカラー印刷装置において、 前記印刷データを画像化してカラー表示するプレビュー
    表示器と、 前記プレビュー表示器のプレビュー画面上において色補
    正対象を指定するための指定手段と、 前記色補正対象の印刷データに対し色補正を行う色補正
    手段と、 前記色補正手段により色補正がなされた印刷画像を印刷
    するカラープリンタと、 を含むことを特徴とするカラー印刷装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置において、 色補正内容を変更するための色補正入力手段を有するこ
    とを特徴とするカラー印刷装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の装置において、 前記色補正に先立って前記印刷画像の印刷データを記憶
    する記憶部と、 前記記憶部上で前記色補正対象の色補正後の印刷データ
    を当該色補正対象のもとの印刷データと差し替える差替
    え手段と、 を含むことを特徴とするカラー印刷装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の装置において、 前記色補正手段は、 前記記憶手段から読み出された印刷画像の印刷データの
    中から、前記指定手段により指定された色補正対象の印
    刷データを抽出する抽出手段と、 前記抽出された印刷データに基づいて前記色補正対象の
    種別を判別する判別手段と、 前記判別された種別に対応した色補正処理を実行する色
    補正実行手段と、 を含むことを特徴とするカラー印刷装置。
JP08026178A 1996-01-19 1996-01-19 カラー印刷装置 Expired - Lifetime JP3077581B2 (ja)

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JP08026178A JP3077581B2 (ja) 1996-01-19 1996-01-19 カラー印刷装置

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