JP2003348366A - 画像処理方法及び画像処理装置 - Google Patents

画像処理方法及び画像処理装置

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JP2003348366A
JP2003348366A JP2003071484A JP2003071484A JP2003348366A JP 2003348366 A JP2003348366 A JP 2003348366A JP 2003071484 A JP2003071484 A JP 2003071484A JP 2003071484 A JP2003071484 A JP 2003071484A JP 2003348366 A JP2003348366 A JP 2003348366A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プロセスカラーと異なる特色を用いた2色印
刷シミュレーションなどを行うときに、画像データ又は
描画データに基づいた適正な印刷出力を可能とする。 【解決手段】 プロセスカラーの任意の色をプロセスカ
ラーと異なる特色に色置換するときには、例えば、色置
換が設定されたプロセスカラーのラスタデータと特色の
CMYK値を用いてCMYK値の変換を行い、各色のラ
スタデータを生成し、このラスタデータを、各色ごとに
プロセスカラーの残りの色ないし別に置換されたラスタ
データと合成する。このときに、プロセスカラーの残り
の色のラスタデータに対しては、色補正を行うことがで
き、低コストで適切な色の画像を形成することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多色印刷用の画像
データに応じた画像を記録紙に形成する出力装置へ画像
データを出力するときの画像処理方法及び画像処理装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】印刷処理の分野におけるデジタル化とし
て、DTP(Desktop Publishing)化が浸透している。
DTPは、パーソナルコンピュータやワークステーショ
ン等の処理装置上で、画像の作成、加工、編集等を行う
ことによりページレイアウトを作成し、このページレイ
アウトに基づいて印刷版を露光するためのフィルムの作
成を行ったり(CEPS)、印刷版に直接書き込んで印
刷用の刷版を作成する(CTP:Computer to Plat
e)。
【0003】一方、実際の刷版を用いた印刷に先立って
校正等を行うときには、WYSIWYG機能等を用い
て、モニタに表示したページレイアウトを、ページプリ
ンタ等の印刷出力装置によって印刷出力する。
【0004】ところで、通常のカラー印刷では、シア
ン、マゼンタ、イエロー及びブラックの4色(プロセス
カラー)を用いて行われるが、必要に応じてプロセスカ
ラーと異なる色(以下、「特色」とする)のインクを使
用して行われることがある。
【0005】近年、印刷コストを抑えるために、2色印
刷が行われることがある。このとき、プロセスカラーの
中の1色と特色が用いられたり、2色を特色とすること
により、特殊効果を得るようにすることがある。
【0006】一方、2色印刷用の出力データをクライア
ントコンピュータ上で作成する際に特色を使用しようと
しても、現状のDTP用のアプリケーション上では、特
色と特色又は特色とプロセスカラーの掛け合わせを指定
することができいないものが殆どである。このために、
2色印刷用のデータは、プロセスカラーの2色を使用し
てフィルム出力するのが一般的となっている。
【0007】プロセスカラーを使用すれば色の掛け合わ
せも容易に指定することができるが、通常の画像処理装
置に出力したときに、プロセスカラーでの出力しか得ら
れないため、実際の印刷物がどのような仕上がりになる
のかを明確に確認することが困難となっていた。
【0008】このような問題を解決するために、クライ
アントコンピュータ上で、変換アプリケーションを使用
して、出力確認用のデータを別に生成して、印刷出力す
る方法が用いられている。
【0009】この方法では、例えばDTPアプリケーシ
ョンによって作成した文書データ中で、カラーデータが
定義されている領域のパターンを抽出してカラーデータ
を書き換えることによりプロセスカラー2色の文書を、
特色を用いた2色に近い色に変換することにより、プロ
セスカラー2色を使用して作成した文書データからで
も、特色を使用したようなカラーカンプ出力が得られる
ようにしている。
【0010】しかしクライアントコンピュータ側で変換
アプリケーションを利用することは、カラーカンプ出力
用に別データを作成することになり、データ管理が煩雑
となってしまう。また、アプリケーションで作成したデ
ータ自体を変換してしまうと、元データのオーバープリ
ントやトラッピング情報が失われてしまうので、オーバ
ープリントやトラッピング等のシミュレーションを行う
ことができない。
【0011】これに対して、CMYKのマネージメント
機能に、2色印刷用の特別なプロファイルを適用する方
法が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0012】この方法では、2色印刷で使用する予定の
特色インクを使用して実際に刷版を用いてカラーチャー
トの印刷を行い、このカラーチャートを測定することに
より特色用のプロファイル(CMYK−L***のル
ックアップテーブル)を作成し、この特色用のプロファ
イルと、プリンタ用のプロファイル(L***−C’
M’Y’K’のルックアップテーブル)を使用して、カ
ラーマネージメント機能を用いたCMYK−C’M’
Y’K’変換を実現することにより特色印刷のシミュレ
ーションを行うようにしている。
【0013】しかしながら、この方法では、使用する2
色の組み合わせによって得られるカラーチャートを実際
の特色インキを使用して印刷を行い、そのチャートを側
色して、プロファイルを作成しなければならない。この
ようなプロファイルの作成作業は、使用する色を変更す
るたびに行わなければならず、最初の校正刷りでは、想
定した仕上がりと違い、特色を変更したい場合には、新
たなプロファイルの作成に、多大な労力、時間、費用等
を費やさなければならないという問題がある。
【0014】すなわち、前記特許文献1で開示されてい
る方法では、使用する色の組み合わせを変更すると、校
正刷りを得るために、平台校正機等を使用した場合と同
等かそれ以上の労力、時間、費用等が必要となってしま
う。
【0015】
【特許文献1】特開2000−62253号公報
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実に鑑
みて成されたものであり、例えば2色のプロセスカラー
が用いられた文書データや画像データ等の刷版印刷用の
印刷データから、容易にかつ低コストで特色を使用した
2色印刷等のシミュレーションを行うことができる画像
処理方法及び画像処理装置を提供することを目的とす
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、画像処理端末から入力される画像データ又
は描画データに対する画像処理を行う画像処理方法であ
って、前記画像データ又は描画データ上のプロセスカラ
ーの何れかについて色置換及び置換色が設定されている
ときに、予め記憶している前記置換色の色情報を、前記
画像データ又は描画データ上の該当するプロセスカラー
の色情報に置き換えて、新たな色情報を生成することを
特徴とする。
【0018】この発明によれば、カラー画像を形成する
CMYKの4色のプロセスカラーの中で、プロセスカラ
ーと異なる色又は他の色への置換が設定されているとき
には、該当する色の色情報を記憶手段に記憶している置
換色の色情報又は設定されているプロセスカラーの色情
報に置き換える。
【0019】すなわち、CMYKの何れかを置換色の色
情報であるCMYK値に置き換えることにより、画像デ
ータ又は描画データの画素ごとの色情報であるCMYK
値を生成する。
【0020】このように色情報のみを置換するので、元
の画像データ又は描画データの各種情報が損なわれてし
まうことがない。また、画像処理端末からの処理要求に
応じて画像処理を行うときに、色置換を行うために、画
像処理端末でのデータ管理が煩雑となってしまうことが
ない。
【0021】このような本発明の画像処理方法では、前
記画像データ又は描画データ上の複数のプロセスカラー
のそれぞれについて色置換及び置換色が設定されている
ときに、予め記憶している前記置換色の色情報を、前記
画像データ又は描画データ上の該当するプロセスカラー
の色情報に置き換えて、置き換えた色情報を合成するこ
とにより新たな色情報を生成する。
【0022】また、本発明の画像処理方法では、前記置
き換えた色情報を、前記画像データ又は描画データ上の
他のプロセスカラーの色情報と合成して新たな色情報を
生成する。
【0023】これにより、特色に指定された単色刷りは
勿論、複数の特色やプロセスカラーを用いた2色刷り及
び3色刷りが可能となる。
【0024】このような本発明では、色置換が指定され
ているプロセスカラーを除いた他のプロセスカラーに対
しては、置換色の色情報を合成する前に、色補正が可能
となるので、印刷シミュレーションを行うときにも、適
切な色の印刷出力が可能となる。
【0025】このような発明に用いられる画像処理装置
は、画像処理端末から入力される画像データ又は描画デ
ータに対する画像処理を行う画像処理装置であって、前
記画像データ又は描画データに所定の画像処理を施す画
像処理手段と、プロセスカラーと異なる予め設定されて
いる置換色の色情報を記憶する記憶手段と、前記画像デ
ータ又は描画データ上のプロセスカラーの何れかについ
て色置換が設定されているときに、置換色の色情報を前
記記憶手段から読み出して置換元のプロセスカラーの色
情報に置き換える置換手段と、前記置換手段によって置
き換えた色情報に基づいて前記画像データ又は描画デー
タの新たな色情報を生成する生成手段と、を含むことを
特徴とする。
【0026】この発明によれば、画像処理手段が、画像
データ又は描画データに基づいた画像処理を行う。この
とき、色置換が設定されている色があるときには、記憶
手段に記憶している置換色の色情報を読み出して、色置
換が指定されている色の色情報と置き換える。
【0027】この後に、生成手段が、置き換えた色情報
に基づいて新たな色情報を生成する。これにより、画像
データ又は描画データに対する各種の設定を損なうこと
なく、色置換を行うことができるようにしている。
【0028】このときに、本発明の画像処理装置では、
前記置換手段が、前記画像データ又は描画データ上の複
数のプロセスカラーについて色置換が設定されていると
きに、置換色の色情報を前記記憶手段から読み出して置
換元のそれぞれのプロセスカラーの色情報に置き換える
ときに、前記生成手段が、前記置換手段によって置換さ
れたそれぞれの色情報を合成するものであれば良い。
【0029】また、前記生成手段が、前記置換手段によ
って置換された色情報と、前記画像データ又は描画デー
タ上の他のプロセスカラーの色情報を合成するものであ
れば良い。
【0030】このような本発明の画像処理装置では、前
記画像処理端末に、前記画像データ又は描画データ上の
プロセスカラーから色置換を行う色及び前記記憶手段に
色情報が記憶されている置換色を選択若しくは入力して
設定する設定手段を含むことができる。
【0031】これにより、画像処理端末から簡単に色置
換の設定を行うことができ、また、画像処理端末上での
データ管理が煩雑となってしまうのと防止することがで
きる。
【0032】また、本発明では、前記画像データ又は前
記描画データ上のプロセスカラーに対する色補正を行う
色補正手段を含み、前記生成手段が、前記色補正手段に
よって前記画像データ又は描画データ上の他のプロセス
カラーに対して色補正を行った後に、前記置換手段によ
って置き換えた置換色の色情報を合成する。
【0033】これにより、色再現性を向上させることが
でき、印刷シミュレーションを行うときにも、適正な印
刷出力が得られる。なお、置換色がプロセスカラーであ
るときには、置換が指定されていないプロセスカラーと
合わせて色補正を行うようにすれば良い。
【0034】さらに本発明は、前記画像処理部に、置換
色の色情報を格納する出力用領域と、前記画像データ又
は描画データ上の前記他のプロセスカラーの色情報を格
納する色補正用領域が設けられて、前記色補正手段によ
って前記色補正用領域に格納されている色情報に対して
色補正を行って、前記出力用領域に格納している色情報
と合成するものであっても良く、また、前記画像処理部
でプロセスカラーごとのラスタデータを生成する時に、
前記色置換が設定されたプロセスカラーのラスタデータ
と前記置換色の色情報に基づいて、ラスタデータを生成
して、前記プロセスカラーの他の色のラスタデータと合
成するものであっても良い。
【0035】これにより、ラスタデータの作成に先立っ
て色置換及び色補正を行うことができ、例えば記録紙等
にカラー画像を形成することが可能となる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態を説明する。図1には、本実施の形態に適
用したネットワーク10の概略構成を示している。この
ネットワーク10は、本発明を適用した画像処理装置と
して設けられているプリントサーバ12と、画像処理端
末として設けられている複数のクライアント端末14と
が、通信回線16を介してネットワーク接続されてい
る。
【0037】また、プリントサーバ12には、印刷出力
装置としてプリンタ18が接続されており、プリントサ
ーバ12は、クライアント端末14から出力される印刷
ジョブを受信すると、この印刷ジョブに応じた印刷出力
を実行する。
【0038】なお、以下では、画像処理装置をプリント
サーバとして用いて説明するが、本発明の画像処理装置
は、これに限らずクライアント端末14とネットワーク
接続されたファイルサーバ等の各種の中間サーバに設け
て画像処理を行なうものであっても良い。また、プリン
タ18に限らず、印刷用の刷版を作成するために画像デ
ータに基づいて感光性平版印刷版等を直接露光するプレ
ートセッターや、感光性平版印刷版への画像焼付(露
光)に用いる原稿フィルムを露光する露光装置等を接続
することもできる。
【0039】図2に示すように、プリントサーバ12及
びクライアント端末14には、ネットワークインターフ
ェイス(ネットワークI/F)20、22が設けられて
おり、このネットワークI/F20、22を介してそれ
ぞれが通信回線16に接続している。また、プリントサ
ーバ12は、Ethernet(R)などの双方向インターフェ
イス(双方向I/F)24を備えており、この双方向I
/F24を介してプリンタ18に接続している。このプ
リントサーバ12に接続するプリンタ18は複数でも良
く、使用する双方向I/F24も複数ないし複数種類で
も良い。
【0040】なお、複数のクライアント端末14とプリ
ントサーバ12のネットワーク接続は、Apple Talk(ア
ップルトーク)、Ethernet(R)(イーサーネット、例
えばEthernet(R) Talkなど)等のLAN(Local Are
a Network)接続を適用してもよく、また、WAN(Wid
e Area Network)接続を適用してもよい。すなわち、任
意のネットワークプロトコルによる接続を適用すること
ができる。
【0041】このようなプリントサーバ12は、パーソ
ナルコンピュータ(PC)に所定の機能を備えたPCI
ボードを追加するなどして構成することができる。ま
た、プリントサーバ12は、キーボード、マウス等の入
力デバイスやCRTディスプレイやLCDディスプレイ
等の表示デバイスを備えており、表示デバイスに表示し
た画像に対する処理及び表示画像を印刷出力するWYS
IWYG機能を備えたものであっても良い。
【0042】プリントサーバ12には、プリンタ18を
制御するプリントコントローラ26と共に画像処理部2
8が設けられている。画像処理部28は、クライアント
端末14から印刷ジョブとして入力される画像データや
描画データなどのジョブデータに基づいてラスタデータ
を生成するRIP処理を行なう。
【0043】また、プリントサーバ12では、入力され
た印刷ジョブを処理待ちキューに格納すると共に、処理
待ちキューに格納している印刷ジョブを順に読み出し
て、画像処理(RIP処理)を実行し、画像処理されて
プリンタ18へ出力されるデータ(ラスタデータ)を印
刷待ちキューに格納して、この印刷待ちキューからプリ
ンタ18へ順に出力する。また、プリントサーバ12で
は、印刷処理が指定されていないか印刷処理の実行がで
きないジョブを保持キューに格納して保持する一般的構
成となっている。なお、このようなプリントサーバ12
は、従来公知の種々の構成を用いることができ、本実施
の形態では、詳細な説明を省略する。
【0044】一方、クライアント端末14は、各種のア
プリケーション30を備えており、アプリケーション3
0を用いて、画像や文書の作成、加工、編集等の画像処
理や文書作成等を行い、刷版印刷用の印刷データの作成
が可能となっている。また、クライアント端末14は、
作成した画像データ又は描画データと各種の処理指示と
を印刷ジョブとしてプリントサーバ12へ送信可能とな
っている。
【0045】プリントサーバ12は、この印刷ジョブを
受信すると、この印刷ジョブに対して指定された画像処
理を施してプリンタ18へ出力し、印刷ジョブに応じた
印刷物が得られるようにしている。
【0046】また、プリントサーバ12には、印刷機能
設定部32が設けられており、印刷ジョブ等のジョブを
受信すると、印刷ジョブで指定されている各種の印刷機
能の設定を行う。なお、プリントサーバ12では、従来
公知の印刷機能の設定が可能となっており、印刷機能設
定部32では、印刷ジョブで指定されている印刷機能を
判断し、それぞれの印刷機能が画像処理部28及びプリ
ンタコントローラ26で実行されるように設定するが、
本実施の形態では、詳細な説明を省略する。
【0047】ところで、プリントサーバ12には、色置
換処理部34が設けられている。この色置換処理部34
では、色指定されている画像や文字等の描画オブジェク
トに対して、指定色の置き換えが設定されているとき
に、設定に基づいて色置換を行う。
【0048】また、プリントサーバ12には、記憶手段
としてHD36が設けられている。プリントサーバ12
では、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのプロセ
スカラーと別に、予め複数の特色が設定されており、H
D36には、設定されている特色ごとのCMYK値がテ
ーブル化されて記憶されている。
【0049】色置換処理部34では、プロセスカラーの
何れかが、特色への色置換が指定されていると、HD3
6に記憶されているCMYK値をルックアップテーブル
(LUT)として参照して、CMYK値の設定して色情
報を更新するようにしている。すなわち、色置換が指定
された色を除いたCMYK値に特色のCMYK値を合成
することにより、新たなCMYK値の色情報を生成す
る。
【0050】これにより、例えばプロセスカラーのうち
の何れか2色を用いて2色印刷印刷用の画像データや文
書データを作成したときに、さらに、そのうちの1色又
は2色を、プロセスカラーとは異なる特色を用いて印刷
出力することができるようにしている。すなわち、刷版
を用いて印刷出力するときに、プロセスカラーと異なる
インクを用いた印刷処理を行ったときのシミュレーショ
ンが可能となるようにしている。
【0051】画像処理部28には、図示しないメモリ3
8上にCMYK出力用領域38Aと、CMYK色補正用
領域38Bが設けられている。画像処理部28では、印
刷ジョブ上の画像(画像オブジェクト)に対する画像処
理を行うとき、特色のCMYK値をCMYK出力用領域
38Aに格納する。また、該当する画像オブジェクト上
で使用されるプロセスカラーのCMYK値は、CMYK
色補正用領域38Bに格納し、CMYK色補正領域38
Bに格納しているCMYK値に対して、色補正を行った
後に、補正したCMYK値をCMYK出力用領域38A
に格納しているCMYK値に合成することにより、該当
する描画オブジェクトの色情報を生成して出力するよう
にしている。
【0052】これにより、画像処理部28では、特色を
用いてN色印刷シミュレーションを行うときにも、色置
換を施していないCMYK値に対する色補正が可能とな
るようにしている。
【0053】一方、クライアント端末14のそれぞれに
は、プリントサーバ12に設けられている各種の印刷機
能の設定を行うためのドライバソフト40(プリンタド
ライバ)が組み込まれており、クライアント端末14で
は、アプリケーション30によって作成した画像データ
や描画命令に対する印刷処理等の依頼を行うときに、ド
ライバソフト40を用いることにより、プリントサーバ
12に設けられている各種の印刷機能の設定を行うこと
ができるようになっている。
【0054】このドライバソフト40には、プリントサ
ーバ12の機能として備えているN色印刷シミュレーシ
ョンの設定が可能となっている。
【0055】図3(A)には、ドライバソフト40によ
ってクライアント端末14の図示しないモニタに表示さ
れるユーザインターフェイスとして表示される設定ダイ
アログ42の一例を示している。この設定ダイアログ4
2では、チェックボックス44をチェックすることによ
り、N色印刷シミュレーションを行うか否かの指定が可
能となる。すなわち、1色印刷シミュレーション(N=
1)〜4色印刷シミュレーション(N=4)の設定が可
能となっている。
【0056】N色印刷シミュレーションを行うときに
は、シアン、マゼンタ、イエロー及びブラックのプロセ
スカラーのそれぞれに対して、印刷出力するか否か及び
印刷出力するときに置換する色の指定を、コンボボック
ス46A、46B、46C、46D上で選択して指定す
ることができる。
【0057】このコンボボックス46A〜46Dでは、
プルダウンメニューによってCMYKの各プロセスカラ
ー及びプリントサーバ12で設定されている各特色のリ
ストが表示され、印刷出力しないかリスト内の何れかの
色に指定することができる。ここで、何れかの色に指定
することにより、プリントサーバ12上で該当する色が
印刷出力されるように色置換が行われる。
【0058】また、指定する色(置換色)としては、特
色名だけではなく、CMYK値を意味する文字列を入力
できるようにしても良い。例えば、「=C10M20Y
30K40」とした形式などで受けつけ、この場合に
は、シアン10%、マゼンタ20%、イエロー30%、
ブラック40%の色に置換する。
【0059】なお、設定ダイアログ42上では、シア
ン、マゼンタの各色に対して、予め設定されている特色
1、特色2に置換して2色印刷を行うように指定した例
を示している。
【0060】このようなユーザインターフェイスとして
は、例えば、図3(B)に示す設定ダイアログ48を用
いることもできる。この設定ダイアログ48では、N色
印刷シミュレーションの指定を省略して、プロセスカラ
ーの各色のそれぞれに対して、印刷出力を行うか否かを
設定するチェックボックス50A、50B、50C、5
0Dと置換色をしているコンボボックス52A、52
B、52C、52Dが設けられている。なお、、設定ダ
イアログ48では、一例として、シアンを特色1、マゼ
ンタを特色2及びイエローを特色3に色置換して、3色
印刷シミュレーションを行うように設定した例を示して
いる。
【0061】なお、このユーザインターフェイスは、ク
ライアント端末14のみならず、プリントサーバ12で
指定するものであっても良い。このときには、クライア
ント端末14から送信された印刷ジョブを選択して、図
示しないモニタに設定ダイアログ42、48等のユーザ
インターフェイスを表示して行うようにすれば良い。
【0062】ここで、このように構成されているプリン
トサーバ12およびクライアント端末14によってN色
印刷シミュレーションを行うときの処理の概略を説明す
る。なお、プリントサーバ12では、プリンタ18へ出
力するためのコンポジット出力の処理と、印刷用の刷版
を作成するための分版出力の合成処理が可能となってお
り、まず、コンポジット出力の処理を説明する。
【0063】プリントサーバ12などの画像処理装置で
は、描画オブジェクトのCMYK値を新たにCMYK値
に変換するカラーマネージメントシステム(CMS)を
備えた構成が一般的となっており、コンポジット出力の
処理を行うときには、このCMSを使用することができ
る。
【0064】ここから、一例として、プリントサーバ1
2に備えられているカラーマネージメントシステムを用
いて色置換を行うものとして説明する。
【0065】ネットワーク10では、クライアント端末
14で、アプリケーション30を用いて作成、加工、編
集等の処理が行われた画像データないし描画命令が印刷
ジョブとしてプリントサーバ12へ出力される。このと
き、クライアント端末14では、ドライバソフト40を
用いてN色印刷シミュレーションを指定することができ
る。また、N色印刷シミュレーションを行うときには、
置換色の指定を合わせて行う。なお、設定ダイアログ4
2では、シアンからマゼンタへの置換等のプロセスカラ
ーの間での色置換も可能となっている。
【0066】一方、プリントサーバ12では、クライア
ント端末14から出力されたジョブを受信すると、この
ジョブが印刷ジョブであると、印刷機能設定部32で、
印刷機能の読み込み及び設定を行う。また、画像処理部
28では、印刷ジョブの画像データ又は描画命令からラ
スタデータを作成するRIP処理を行う。
【0067】画像処理部28で生成されたラスタデータ
は、所定のタイミングでプリンタ18へ出力される。こ
れにより、プリンタ18は、印刷ジョブの画像データ又
は描画命令に基づいた印刷出力を行う。
【0068】ところで、プリントサーバ12では、N色
印刷シミュレーションが指定されることにより、CMY
Kのプロセスカラーのそれぞれを指定されている色への
色置換を行う。
【0069】図4には、色置換の手順の一例を示してい
る。なお、ここでは、説明を簡略化Mするために、描画
オブジェクトの画素単位での色置換を行うようにし、C
MYK出力用領域38A及びCMYK色補正用領域38
Bには、画素単位でCMYK値が格納されるものとす
る。
【0070】このフローチャートは、N色印刷が指定さ
れていると実行されて、まず、ステップ100で、CM
YK色補正用領域38Bを初期化し、ステップ102
で、CMYK出力用領域38Aを初期化すると共に、ス
テップ104では、色変数iを最初の色にセットする
(i=0)。なお、色変数iは、CMYKの各色を示
し、例えば、i=0がC、i=1がM、i=2がY、i
=3がKとなる。また、色名(i)は、色変数iの色を
示している。
【0071】このようにして初期設定を終了すると、ス
テップ106では、色変数iの色に対する色置換設定
(置換色)を読み込む。
【0072】この後に、ステップ108では、読み込ん
だ置換色が特色であるか否かを判断する。このときに、
置換色が特色でなくプロセスカラー(CMYKの何れ
か)であるときには、ステップ108で否定判定して、
ステップ110へ移行し、CMYK値をCMYK色補正
用領域38Bに格納する。
【0073】これに対して、置換色がプロセスカラーと
異なる特色であるときには、ステップ108で肯定判定
してステップ112へ移行し、HD36に記憶している
LUTから指定されている特色のCMYK値を読出し、
CMYK値の変換を行う。すなわち、指定されている特
色のCMYK値を、該当する画素の濃度等に応じて変換
する。
【0074】変換して得たCMYK値は、CMYK出力
用領域38Aに格納される。
【0075】この後に、ステップ114では、色変数i
をインクリメント(i=i+1)し、次のステップ11
6では、全ての色に対する置換色の変換が終了したか否
か、すなわち、色変数iが4に達したか否かを確認し、
残っている色があるとき(i<4)には、ステップ11
6で肯定判定してステップ108へ移行し、次の色に対
する色置換を開始する。なお、「印刷しない」と指定さ
れている色に対しては、CMYK値を保存せずにステッ
プ114へ移行する。
【0076】このようにして、4色のすべてに対して置
換色への変換が終了してステップ116で否定判定され
ると、ステップ118へ移行して、CMYK色補正用領
域38Bに格納しているCMYK値に対して所定の色補
正を施す。なお、この色補正は、従来公知の手法を適用
でき、詳細な説明を省略する。
【0077】CMYK色補正用領域38Bに格納してい
るCMYK値の色補正が終了すると、ステップ120へ
移行し、色補正を施したCMYK値をCMYK出力用領
域38Aに格納しているCMYK値と合成する。
【0078】このようにして、CMYK値を生成するこ
とにより、特色に指定していないCMYKの各色に対し
ては、従来公知の色補正を施すことができるので、特色
に影響を与えてしまうことなく適正な色補正が可能とな
る。
【0079】また、色置換は、クライアント端末14上
で行うことがないので、クライアント端末14でのデー
タ管理が極めて簡単となる。
【0080】さらに、メモリ38上に、複数画素分のC
MYK出力用領域38A及びCMYK色補正用領域38
Bを確保することにより、1画素ごとの処理でなく、描
画オブジェクト上でまとまった領域内での一括した色置
換処理が可能となる。
【0081】特色のCMYK値の変換は、例えば、表1
に示す如き、特色の100%濃度のL***値を、H
D36に記憶して、このL***値を用いてCMYK
値変換を行うようにしても良い。
【0082】
【表1】
【0083】図5には、図4のフローチャートのステッ
プ112で実行されるCMYK値変換を表1に示すLU
Tを用いて実行するときの概略を示している。
【0084】このフローチャートでは、最初のステップ
130で、指定されている特色の100%濃度のL**
*値をHD36に記憶しているLUTから読み込み、
次のステップ132では、該当する画素の濃度値と濃度
補正カーブから補正濃度を算出する。
【0085】この後に、ステップ134では、補正濃度
値と特色のL***値から出力すべきL***値を算
出し、ステップ136では、出力プリンタ用(例えばプ
リンタ18用)プロファイルを使用して、CMYK値に
変換して、CMYK出力用領域38Aに格納する。
【0086】また、特色へのCMYK値の変換は、例え
ば、表2に示すごとき、特色ごとに、0〜255までの
濃度段階ごとにCMYK値を算出しておいて、このCM
YK値を、該当する画素の濃度に合わせてHD36から
読み出すようにしても良い。
【0087】
【表2】
【0088】このように、コンポジット出力を行うとき
には、ラスタライズ中にCMSを実行させることによ
り、描画オブジェクトごとにCMYK値の置き換え(色
置換)を実行することができる。また、コンポジット出
力の場合は、ラスタライズされたラスタデータに対し
て、CMSを実行することにより色置換を行うようにし
ても良い。
【0089】次に、分版出力について説明する。分版出
力を行うときには、画像データ又は描画データが、シア
ン、マゼンタ、イエロー、ブラックに分解されて出力さ
れるのでラスタライズ中にCMSを実行させることがで
きないために、ラスタライズによって生成されたラスタ
データに対してCMSを実行させる。
【0090】一方、分版出力するときには、どの色の順
序で出力されるかは、アプリケーションによって異な
る。このために、例えば、ポストスクリプト(PostScri
pt)の記述から色名を判断する。
【0091】すなわち、図6に示すように、ポストスク
リプトの記述には、コメント欄に、「%%PlateColor:
Cyan」などのように、処理中の版の色を示す記述があ
り、この記述を抽出することにより、色判定を行うこと
ができる。
【0092】図7には、分版出力の合成処理を行う時の
色置換の概略を示している。なお、分版出力に対して
は、ラスタデータを用いて色置換を施すので、図7のフ
ローチャートは、コンポジット出力の処理を行うときに
も適用することができる。また、このフローチャート
で、ラスター(i)は、該当する色のラスタデータのア
ドレスを示し、出力用領域(i)は、CMYK出力用領
域38A内に該当するラスタデータを格納するアドレス
を示す。
【0093】このフローチャートは、ラスタライズが終
了すると実行され、最初のステップ140では、CMY
K出力用領域38Aを初期化し、ステップ142では、
置き換え設定を参照して、処理する色名iの順序を設定
し、色変数iを最初の色にセットする。このとき、プロ
セスカラーからプロセスカラーに色置換するときには、
この色置換が最後となるように置換順序を設定する。な
お、分版出力時には、CMYK色補正用領域38Bを使
用しないため、この領域をCMYK出力用領域38Aに
割り当てることができる。
【0094】このようにして初期設定を終了すると、ス
テップ144では、色名iに対する色置換設定(置換
色)を読み込む。
【0095】この後に、ステップ146では、読み込ん
だ置換色が特色であるか否かを判断し、置換色がプロセ
スカラーと異なる特色であるときには、ステップ146
で肯定判定してステップ148へ移行し、HD36に記
憶しているLUTから指定されている特色のCMYK値
を読出し、ラスタ(i)の画素値からCMYK値の変換
を行う。すなわち、指定されている特色のCMYK値
を、該当する画素の濃度等に応じて変換する。
【0096】変換して得たCMYK値は、CMYK出力
用領域38A内の出力領域(i)に合成する。
【0097】この後に、ステップ150では、色置換を
行ったラスタ(i)を初期化し、ステップ152では、
次の色名iに更新する。
【0098】また、色名iに対して設定されている色が
特色でないときには、ステップ146で否定判定して、
ステップ154へ移行する。すなわち、置換色が特色で
はなくプロセスカラーの何れかに設定されているとき又
は、置換色の指定がないときには、ステップ154へ移
行する。
【0099】このステップ154では、設定されている
プロセスカラーのCMYK値を、ラスタ(0)〜ラスタ
(3)へ格納して、ステップ156へ移行する。
【0100】一方、ステップ156では、全ての色(色
名i)に対する置換色の変換が終了したか否かを確認
し、残っている色があるときには、ステップ156で否
定判定してステップ146へ移行し、次の色に対する色
置換を開始する。なお、「印刷しない」と指定されてい
る色に対しては、ステップ146からステップ152へ
移行する。
【0101】このようにして、4色のすべてに対して置
換色への変換が終了してステップ156で肯定判定され
ると、ステップ158へ移行して、ラスタ(0)〜
(3)のCMYK値に対して、色補正を施す。すなわ
ち、ラスタ(0)〜(3)に残っているプロセスカラー
に対して色補正を施す。
【0102】この後に、ステップ160では、ラスタ
(0)〜(3)を出力領域(0)〜(3)に合成して、
各色のラスタデータを生成する。
【0103】すなわち、CMYKの各色に分ける分版出
力を行うときに、プリントサーバ12では、画像データ
又は描画データを画像処理部28でラスタライズして、
C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K
(ブラック)の各色のラスタデータを得る。通常は、こ
の後に、各色のラスタデータに対して色補正を行う。
【0104】これに対して、特色への色置換を行うとき
には、該当する色のラスタデータに対して、特色のCM
YK値へ変換して、CMYKの各色のラスタデータを生
成し、この後に、補正したCMYKの各色のラスタデー
タと、特色のCMYK値に応じたラスタデータを合成す
ることにより、分版出力用の各色のラスタデータが出力
用領域に形成される。
【0105】例えば、図8(A)に示すように、C(シ
アン)、M(マゼンタ)の2色の画像データに対して、
Cを特色1に置換するときに、Mのラスタデータに対し
て色補正を施す。また、Cのラスタデータに対しては、
特色1のCMYK値に基づいて変換することにより色置
換を行い、CMYKの各ラスタデータを生成する。
【0106】この後に、CMYKの各色ごとにラスタデ
ータを出力することにより、Mと特色1との2色印刷の
印刷出力を得ることができる。
【0107】また、図8(B)に示すように、C、Mの
色の画像データに対して、Cを特色1に置換すると共
に、Mを特色2に置換するように指定されているときに
は、Cのラスタデータに対しては、特色1のCMYK値
に基づいて変換し、CMYKの各ラスタデータを生成す
る。また、Mのラスタデータに対しては、特色2のCM
YK値に基づいて変換して、CMYKの各ラスタデータ
を生成する。
【0108】これらのCMYKの各色のラスタデータ
を、それぞれの色毎に合成して出力することにより、特
色1と特色2の2色刷りの印刷出力を得ることができ
る。
【0109】このようにしてCMYKの各色のラスタデ
ータを生成することにより、特色に指定していないCM
YKの各色に対しては、従来公知の色補正を施すことが
できるので、特色に影響を与えてしまうことなく適正な
色補正が可能となる。
【0110】また、複数の特色が指定されているときに
も、指定されている特色に基づいたCMYKのラスタデ
ータの生成が容易となる。
【0111】また、色置換は、クライアント端末14上
で行うことがないので、クライアント端末14でのデー
タ管理が極めて簡単となる。
【0112】なお、以上説明した本実施の形態は、本発
明の構成を限定するもものではない。例えば、本実施の
形態では、ジョブ単位で、N色印刷シミュレーションを
行うように説明したが、複数ページ分の画像データ又は
描画データがあるときに、ページ単位で色分けするよう
にしても良い。
【0113】また、本実施の形態では、クライアント端
末14から印刷ジョブとしてプリントサーバ12に入力
された画像データ又は描画データに対する処理を説明し
たが、本発明は、これに限るものではなく、プリントサ
ーバ12や中間サーバ等で、N色印刷用データ又はN色
印刷シミュレーション用のデータの生成を行うものであ
っても良い。
【0114】さらに、本実施の形態では、ネットワーク
10のプリントサーバ12に本発明を適用して説明した
が、本発明はこれに限るものではなく、ネットワークに
接続されている任意の構成の画像処理装置に適用するこ
とができる。
【0115】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、色
情報を記憶している置換色への色置換が設定されたき
に、指定されているプロセスカラーの色情報を、置換色
の色情報に置換して、他の色の色情報と合成するように
しているので、元の画像データ又は描画データに含まれ
る各種の情報を損ねてしまうことがない。また、色置換
が設定されていないプロセスカラーに対しては、各種の
色補正を施すことができる。したがって、置換元の色と
置換色を設定するという従来に比べて簡単な操作で、適
切な色の印刷出力を得ることができるという優れた効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態に適用したネットワークの概略
構成図である。
【図2】 本実施の形態に適用したプリントサーバとク
ライアント端末の概略構成を示す要部のブロック図であ
る。
【図3】 (A)及び(B)はユーザインターフェイス
の一例を示す設定ダイアログの概略図である。
【図4】 コンポジット出力に対する色置換の概略を示
す流れ図である。
【図5】 CMYK値変換の概略を示す流れ図である。
【図6】 分版出力を行うときのPostScript形式の記述
の一例を示す概略図である。
【図7】 分版出力に対する色置換の概略を示す流れ図
である。
【図8】 (A)及び(B)は分版出力の処理の流れを
示す概略図であり、(A)は一例として特色1とMの2
色印刷シミュレーションを行うときの処理を示し、
(B)は特色1と特色2の2色刷シミュレーションを行
うときの処理の概略を示している。
【符号の説明】
10 プリントネットワーク 12 プリントサーバ(画像処理装置) 14 クライアント端末(画像処理端末) 18 プリンタ 28 画像処理部(画像処理手段、生成手段、色補正
手段) 30 アプリケーション 34 色置換処理部(置換手段) 36 HD(記憶手段) 38A CMYK出力用領域 38B CMYK色補正用領域 40 プリンタドライバ 42、48 設定ダイアログ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 児玉 真里 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 Fターム(参考) 5B021 AA01 BB01 BB04 CC05 EE01 LG07 LL05 5B057 CA01 CA08 CB01 CB08 CE08 CE17 CE18 CH07 CH11 5C077 LL12 MP08 PP33 PP36 PP37 PQ23 TT02 5C079 HB03 HB08 HB12 KA04 LA02 LB01 MA01 MA04 PA03

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像処理端末から入力される画像データ
    又は描画データに対する画像処理を行う画像処理方法で
    あって、前記画像データ又は描画データ上のプロセスカ
    ラーの何れかについて色置換及び置換色が設定されてい
    るときに、予め記憶している前記置換色の色情報を、前
    記画像データ又は描画データ上の該当するプロセスカラ
    ーの色情報に置き換えて、新たな色情報を生成すること
    を特徴とする画像処理方法。
  2. 【請求項2】 前記画像データ又は描画データ上の複数
    のプロセスカラーのそれぞれについて色置換及び置換色
    が設定されているときに、予め記憶している前記置換色
    の色情報を、前記画像データ又は描画データ上の該当す
    るプロセスカラーの色情報に置き換えて、置き換えた色
    情報を合成することにより新たな色情報を生成すること
    を特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
  3. 【請求項3】 前記置き換えた色情報を、前記画像デー
    タ又は描画データ上の他のプロセスカラーの色情報と合
    成して、新たな色情報を生成することを特徴とする請求
    項1又は請求項2に記載の画像処理方法。
  4. 【請求項4】 画像処理端末から入力される画像データ
    又は描画データに対する画像処理を行う画像処理装置で
    あって、 前記画像データ又は描画データに所定の画像処理を施す
    画像処理手段と、 プロセスカラーと異なる予め設定されている置換色の色
    情報を記憶する記憶手段と、 前記画像データ又は描画データ上のプロセスカラーの何
    れかについて色置換が設定されているときに、置換色の
    色情報を前記記憶手段から読み出して置換元のプロセス
    カラーの色情報に置き換える置換手段と、 前記置換手段によって置き換えた色情報に基づいて前記
    画像データ又は描画データの新たな色情報を生成する生
    成手段と、 を含むことを特徴とする画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記置換手段が、前記画像データ又は描
    画データ上の複数のプロセスカラーについて色置換が設
    定されているときに、置換色の色情報を前記記憶手段か
    ら読み出して置換元のそれぞれのプロセスカラーの色情
    報に置き換えるときに、 前記生成手段が、前記置換手段によって置換されたそれ
    ぞれの色情報を合成することを特徴とする請求項4に記
    載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記生成手段が、前記置換手段によって
    置換された色情報と、前記画像データ又は描画データ上
    の他のプロセスカラーの色情報とを合成することを特徴
    とする請求項4又は請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記画像処理端末に、前記画像データ又
    は描画データ上のプロセスカラーから色置換を行う色及
    び前記記憶手段に色情報が記憶されている置換色を選択
    若しくは入力して設定する設定手段を含むことを特徴と
    する請求項4から請求項6の何れか1項に記載の画像処
    理装置。
  8. 【請求項8】 前記画像データ又は前記描画データ上の
    プロセスカラーに対する色補正を行う色補正手段を含
    み、 前記生成手段が、前記色補正手段によって前記画像デー
    タ又は描画データ上の他のプロセスカラーに対して色補
    正を行った後に、前記置換手段によって置き換えた置換
    色の色情報を合成することを特徴とする請求項4から請
    求項7の何れか1項に記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記画像処理部に、置換色の色情報を格
    納する出力用領域と、前記画像データ又は描画データ上
    の前記他のプロセスカラーの色情報を格納する色補正用
    領域が設けられて、前記色補正手段によって前記色補正
    用領域に格納されている色情報に対して色補正を行っ
    て、前記出力用領域に格納している色情報と合成するこ
    とを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】 前記画像処理部でプロセスカラーごと
    のラスタデータを生成する時に、前記色置換が設定され
    たプロセスカラーのラスタデータと前記置換色の色情報
    に基づいて、ラスタデータを生成して、前記プロセスカ
    ラーの他の色の色情報に基づいたラスタデータと合成す
    ることを特徴とする請求項4から請求項9の何れか1項
    に記載の画像処理装置。
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