JP4618324B2 - 画像処理装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置及びプログラムに関する。
印刷出力時の個々の画像オブジェクトの画質の向上を図るために、文字や写真などといった画像オブジェクトの種類ごとに画像処理を切り換えることで、それぞれの画像オブジェクトごとに最適となる画像処理を行って印刷出力する制御が提案されている。
例えば特許文献1に開示されたプリントサーバは、スクリーンモードとして写真/文字モードが設定されていると、描画命令置換部で、特色版(TAG)の描画及び、オブジェクトごとの描画命令によって設定しているスクリーン線数に応じたオブジェクト情報が特色版に描画されるように描画命令置換を行う。描画命令展開部では、置換された描画命令に基づいた展開処理を行うことにより、C、M、Y、Kの各色版と、オブジェクト情報が描画された特色版を生成する。この特色版のオブジェクト情報を用いてスクリーン切換えを行うことにより、オブジェクトごとに適正なスクリーン線数でスクリーン処理して画像を形成する。
特開2005−243003号公報
本発明は、画像オブジェクトの種類の情報を含んだ制御用画像の生成を、描画命令を置換する方式よりも高速に行うことを目的とする。
本発明は、入力画像情報が表す各画素の画素値を当該入力画像情報の色空間での値から印刷装置の色空間での値に色変換することにより、前記印刷装置の色空間での各色版の画像を生成する色変換手段であって、更に、各画素がそれぞれ当該画素の属する画像オブジェクトの種類を表す画素値を有する制御用画像を生成することを特徴とする色変換手段と、前記入力画像情報に記述される描画命令を解釈してラスター画像を生成するラスター画像生成手段であって、特定の描画命令を解釈した場合、その旨を前記色変換手段に通知するラスター画像生成手段と、前記各色版の画像の各画素に対して、前記制御用画像における当該画素の画素値が表す画像オブジェクトの種類に応じた画像処理を施し、当該画像処理が施された前記各色版の画像を前記印刷装置に供給する画像処理手段と、を備え、前記色変換手段は、前記ラスター画像生成手段から通知された前記特定の描画命令に基づき当該命令に対応する画像オブジェクトの種類を判定し、前記制御用画像における当該命令に対応する画像オブジェクトに属する各画素に対し、判定した種類に対応する画素値を書き込む、ことを特徴とする画像処理装置である。
更なる態様では、前記色変換手段は、前記制御用画像のうち前記命令に基づき特色の画像オブジェクトに属すると判定される画素には、特色の画像オブジェクトであることを示す画素値を書き込み、前記画像処理手段は、色再現特性情報を記憶する色再現特性記憶手段と、前記色再現特性記憶手段に記憶された前記色再現特性情報に従って、前記色変換手段から入力された前記各色版の画像の画素値を補正する補正手段であって、前記制御用画像に基づき特色の画像オブジェクトに属すると判定された画素については前記色再現特性情報に従った画素値の補正を行わないことを特徴とする補正手段と、を備える。
別の態様では、前記入力画像情報は、当該入力画像情報の色空間での各色版の画像と、当該色空間での各色版とは異なる特色版の画像と、を含み、前記色変換手段は、前記制御用画像のうち、前記特色版の画像に基づき特色の画素と判定される画素には特色の画像オブジェクトであることを示す画素値を、特色以外の画素と判定される画素には通常の画像オブジェクトであることを示す画素値を書き込む。
まず、図1を参照して、本発明の実施の形態を適用したシステムの概略構成を説明する。このシステムは、LAN(ローカルエリアネットワーク)等のネットワーク16を介して接続された、プリントサーバ12と、1以上のクライアント端末14とを含んでいる。プリントサーバ12は、本発明に係る画像処理装置の一実装例である。以下では、本発明に係る画像処理装置をプリントサーバ12として実現した例を説明するが、本発明に係る画像処理装置は、これに限らずクライアント端末14とネットワーク16を介して接続されたファイルサーバ等の各種の中間サーバとして実現してもよい。
プリントサーバ12には、用紙に画像を印刷するプリンタ18が接続されている。プリンタ18の形式は特に限定されず、電子写真方式でもインクジェット方式でも、他の方式でもよい。プリントサーバ12は、クライアント端末14から出力される印刷ジョブを受信すると、この印刷ジョブに応じた印刷出力を実行する。
プリントサーバ12及びクライアント端末14は、それぞれ、ネットワークインターフェイス(ネットワークI/F)20、22を備えており、これらネットワークI/F20、22を介してそれぞれネットワーク16に接続している。また、プリントサーバ12は、双方向インターフェイス(双方向I/F)24を備えており、この双方向I/F24を介してプリンタ18に接続している。なお、プリントサーバ12に接続するプリンタ18は複数でも良く、使用する双方向I/F24も複数ないし複数種類でも良い。
このようなプリントサーバ12は、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)に所定の機能を備えた制御ボードを追加するなどして構成することができる。また、プリントサーバ12は、キーボード、マウス等の入力デバイスやLCDディスプレイ等の表示デバイスを備えていてもよい。
プリントサーバ12には、プリンタ18を制御するプリントコントローラ26と共に画像処理部28が設けられている。プリントサーバ12に対しクライアント端末14からPDL(ページ記述言語)等で記述された印刷ジョブが入力されると、画像処理部28で、この印刷ジョブから、プリンタ18が取扱可能なラスター画像データを生成する。印刷ジョブからラスター画像データを生成する処理は、RIP(Raster Image Processing)としてよく知られた処理である。
なお、プリントサーバ12は、入力された印刷ジョブを処理待ちキューに格納すると共に、処理待ちキューに格納している印刷ジョブを順に読み出して、RIP等の画像処理を実行するという処理キュー管理を行ってもよい。また、プリントサーバ12は、RIP等により得られたラスタデータを印刷待ちキューに格納して、この印刷待ちキューからプリンタ18へ順に出力するという印刷キュー管理を行ってもよい。また、プリントサーバ12では、印刷処理が指定されていない印刷ジョブ及び印刷処理の実行ができない印刷ジョブを保持キューに格納して保持する保持キュー管理を行ってもよい。これらのキュー管理は従来公知のものであり、この明細書ではこれ以上の説明は省略する。
一方、クライアント端末14は、各種のアプリケーション30を備えており、アプリケーション30を用いて、文書や画像の作成、加工、編集等の画像処理や文書作成等を行う。
また、クライアント端末14には、プリンタドライバ32が設けられている。プリンタドライバ32は、アプリケーションが作成した文書や画像をPDL等の記述に変換し、その変換結果である印刷ジョブをプリントサーバ12へ送信する。プリントサーバ12は、この印刷ジョブに対して指定された画像処理を施してプリンタ18へ出力する。これにより、印刷ジョブに応じた印刷物が得られる。
プリントサーバ12の画像処理部28は、印刷機能設定部34を備える。印刷機能設定部34は、印刷ジョブを受信すると、プリンタドライバ32等によって指定され、印刷ジョブのデータ内に記述された各種の印刷機能の設定を行う。なお、プリントサーバ12では、従来公知の各種の印刷機能の設定が可能となっており、印刷機能設定部34では、印刷ジョブで指定されている印刷機能を判断し、それぞれの印刷機能が実行されるように設定する。
また、画像処理部28には、RIP部36が設けられている。RIP部36は、クライアント端末14から入力された印刷ジョブに対してRIP処理を実行する。すなわち、印刷ジョブのPDL記述を解釈することにより、それらPDL記述が表すラスター画像を生成する。このRIP処理では、印刷機能設定部34で設定された印刷機能に基づいた処理が行われる。RIP部36の処理により、印刷ジョブの各ページについて、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(黒)の各プロセス色の版のラスター画像データが生成される。
ここで、RIP部36は、RIP処理を実行する際に、CMM(カラーマネジメントモジュール:Color Management Module、又はカラーマッチングモジュール:Color Matching Module)48に色変換を行わせる。
CMM48は、あるデバイスのための画像の色(すなわち、そのデバイスの色空間での各色成分の値の組)を、別のデバイスでできるだけ同じ色に再現されるように変換する。より具体的には、CMM48は、印刷ジョブの色空間での色を、出力装置であるプリンタ18の色空間での色に変換する。このような変換は、色変換又は色空間変換などと呼ばれる。CMM48は、例えばICC(国際カラーコンソーシアム:International Color Consortium)が規定した標準に準拠したカラープロファイル(ICCプロファイルと呼ばれる)を用いて、そのような色変換を実行する。カラープロファイルを用いたCMM48の色変換は、公知の処理方法を用いて実現することができるので、詳細な説明は省略する。
CMM48での色変換は、例えば印刷シミュレーションのために行われる。すなわち、印刷シミュレーションでは、ある印刷機(ターゲット印刷機と呼ぶ)のための印刷ジョブを、プリンタ18で印刷する場合に、そのターゲット印刷機の色再現特性にできるだけ近い色再現特性で印刷する。この場合、印刷ジョブの色空間はそのターゲット印刷機の色空間である。ターゲット印刷機の色空間もそれをシミュレートするプリンタ18の色空間も共にCMYK空間であったとしても、両者の色特性は異なるので、印刷シミュレーションでは、図2に示すように、ターゲット印刷機のCMYK値をプリンタ18でのCMYK値に変換する必要がある。また、ターゲット印刷機がプロセスカラー(すなわちCMYK)以外の特別な色(特色と呼ぶ。特色は、スポットカラー、又はカスタムカラーなどとも呼ばれる)のインクを使用する一方、プリンタ18がプロセスカラーだけしか使用しない場合には、図2に示すように、CMYKに特色Sを加えたターゲット印刷機の色空間の色を、プリンタ18のCMYK色空間にマッピングする必要がある。CMM48は、例えば、このような印刷シミュレーションのための色変換処理を実行する。なお、印刷シミュレーションは、CMM48の利用目的の一例に過ぎない。例えば、液晶等のカラーディスプレイ装置とプリンタ18の色を合わせるためなど、異なるデバイス間の色合わせ一般にCMM48は利用できる。
この実施の形態では、このCMM48の機能を利用してタグ版を生成する。タグ版は、CMYKの各色版とは異なるラスター画像データであり、後段の画像処理の制御のために用いる。特許文献1の装置では、印刷ジョブ中の描画命令を一部置換した後RIP処理することでタグ版を生成していたのに対し、この実施の形態では、そのような描画命令の置換は行わず、元の印刷ジョブデータをRIP部36が処理する。このRIP処理の際に、RIP部36が色変換のためにCMM48を呼び出す。このとき、CMM48が、RIP部36から得た情報を用いて、通常の色変換と共に、タグ版の生成を行う。
例えば、印刷ジョブ中で特色の使用が指定されている場合、RIP部36は、CMM48に対して特色の色空間を指定し、特色の色空間からプリンタ18のCMYK空間への色変換を指示する。これに応じ、CMM48は、特色で描画される画像オブジェクトに対応する画素と、それ以外の画素とを区別するタグ版を生成する。図1では、CMM48によるこのタグ版の生成機能をタグ版生成部49として図示した。タグ版は、特色の画素とそれ以外の画素とで異なる画像処理を施す場合に利用できる(詳細は後述)。
図3及び図4に、特色の指定を含んだPDL記述の例を示す。この例は、PDLとしてPostScript(登録商標)を用いた場合の例である。例えば、図3の1行目の命令D1は、RIP部36のカレント色空間を「SPOT 1」という名前で識別される特色の色空間に設定する命令である。2行目の命令D2は、カレントの色を、カレント色空間「SPOT 1」の唯一の色成分を100%の濃度とした色とする命令である。この後、次の色空間の設定命令D4までの間の命令列D3が表す各画像オブジェクトは、「SPOT 1」という特色で描画されることになる。命令D4は、カレント色空間をデバイスCMYKに設定する命令であり、この後、次に特色の色空間を指定する命令が現れるまでの間の命令列が表す画像オブジェクトは、デバイスCMYKの色空間の色で表現される。
また、図4には、特色を指定する別の命令D5を例示している。この命令D5の後、次の色空間指定の命令D6までの命令列が示す各画像オブジェクトは、その特色で描画される。
なお、画像オブジェクトは、文字、写真画像、線、グラフィックス図形(べた塗りの図形)、又はグラデーション図形などのような、個々の描画対象画像のことである。1ページの画像には、1個以上の画像オブジェクトが含まれる。個々の画像オブジェクトは、PDLの命令に従って描画される。例えば、PostScript(登録商標)の場合、文字オブジェクトは「show」命令で、写真画像オブジェクトは「image」命令で指示される。また、特色で描画される画像オブジェクトは、前述のように、特色の色空間を指定する命令に基づき特定することができる。
特色の画素を示すタグ版を生成する例では、CMM48は、図2に示すように、CMYKと特色Sからなる印刷ジョブの色空間の色を、プリンタ18のCMYK空間の色に変換すると共に、特色Sの情報を用いてタグ版TAGを生成する。
図5に、特色の画素を表すタグ版を生成する例でのCMM48の処理手順の一例を示す。この手順は、RIP部36がPDLの命令に応じて画像オブジェクトを描画する際に、そのRIP部36からの呼出に応じてCMM48が実行する。この呼出の際に、RIP部36は、画像オブジェクトを構成する各画素のインデックス(座標)と値(CMYK値又は特色Sの値)をCMM48に渡す。CMM48は、それらの情報を用いて、図5の手順を実行する。図5の手順では、印刷ジョブの色空間はデバイスCMYKと特色からなるとする。
図5の手順のために、CMM48は、カレントの色空間を記憶する色空間記憶部を備えており、RIP部36から色空間を指定されると、その色空間の識別情報を色空間記憶部に記憶する。例えば、RIP部36は、図3の命令D1を解釈した場合、CMM48に対してカレント色空間が「SPOT 1」に設定されたことを通知し、CMM48はその通知に応じて色空間記憶部に「SPOT 1」を記憶する。また、RIP部36が図3の命令D4を解釈すると、CMM48の色空間記憶部にはデバイスCMYKを表す識別情報が記憶される。画像オブジェクトに対する図5の処理は、このカレント色空間を参照して行われる。なお、CMM48がカレントの色空間を記憶する代わりに、RIP部36が画像オブジェクトごとにCMM48を呼び出す際に、カレント色空間を通知してもよい。
図5の手順では、CMM48は、まずカレント色空間が特色の色空間であるか否かを判定する(S100)。カレント色空間がデバイスCMYKなどのようなデバイス色空間の場合は、ステップS100の判定結果は否定(No)となる。
カレント色空間が特色である場合(ステップS100の判定結果が肯定)、CMM48は、RIP部36から送られてきた画像オブジェクトの各画素の画素値(特色の値)を、それぞれ、プリンタ18のCMYK空間での画素値に色変換する(S102)。その特色の値をプリンタ18のCMYK空間での値に変換するためのカラープロファイルは、あらかじめCMM48に登録されているものとする。そして、CMM48は、色変換によって得られた各画素のCMYKの各値を、それぞれ、CMYKの各色版のラスター画像のうちの当該画素に書き込む(すなわち、各色版を記憶するためのメモリ領域のうちの、当該画素に対応するアドレスに格納する)(S104)。また、CMM48は、タグ版のラスター画像のうちの当該画素に対し、「特色」であることを示す値を格納する(S106)。「特色」であることを示す値は、あらかじめ定められた値である。特色の画素とそうでない通常色(例えばCMYK)の画素とを区別するためだけであればタグ版の画素は1ビットでよく、この場合例えば特色の画素の値は「1」、そうでない画素の値は「0」とすればよい。これは、画像オブジェクトの種類が特色であるか否かという観点での分類である。特色か否か以外の別の種類についても着目して画像処理の制御を行う場合は、タグ版の画素のビット数は着目する特徴の数を表現できる数以上とすればよい。
インクジェットプリンタなどはCMYKの4色に加えて別の色のインクを用いるものもの多く、それに対応すべくCMMも5色以上の多色版を作成できるものも多い。そのようなCMMでは、CMYK以外の色の版をタグ版に割り当てることもできる。この場合、タグ版の画素のビット数はプロセスカラーの画素のビット数と同じである。タグ版の画素のビット数が例えば8ビットであれば、最大256の値を表現でき、その中で特色に対応する値をあらかじめ定めておけばよい。以下の例では、画像処理において特別な取扱の対象としない画像オブジェクトの種類については、タグ版の画素値として0を割り当て、特別な取扱の対象とする画像オブジェクトの種類には、それぞれ0以外の異なる画素値を割り当てる。ただし、これは一例に過ぎない。
また、例えば、タグ版の画素の各ビットをそれぞれ異なる画像オブジェクトの種類に割り当てることで、1つの画素が複数の種類に該当することを表現できるようにしてもよい。例えば最上位ビットを特色か否か、2番目のビットを文字か否かに割り当てれば、最上位と2番目のビットが共に1の画素は、特色であり且つ文字オブジェクトに属する画素であることが分かる。
カレント色空間が特色でない場合、すなわちカレント色空間がデバイスCMYKである場合、CMM48は、RIP部36から送られてきた画像オブジェクトの各画素のCMYK値を、それぞれ、プリンタ18のCMYK空間での画素値に色変換する(S112)。そして、CMM48は、色変換によって得られた各画素のCMYKの各値を、それぞれ、CMYKの各色版のラスター画像のうちの当該画素に書き込むと共に(S114)、タグ版のラスター画像のうちの当該画素に対し0を書き込む(S116)。
以上のような処理手順により生成されるタグ版は、特色で描画される画像オブジェクトの各画素は特色であることを示す値を持ち、特色以外の色(すなわち印刷ジョブにおける通常の色空間、例えばCMYK空間での色)の画像オブジェクトの各画素は値0を持つこととなる。
再び図1を参照すると、このようにCMM48とRIP部36との協働により生成されたCMYK各版の各ラスター画像データは、プリントコントローラ26及び双方向I/F24を介してプリンタ18に供給される。
ここで、プリントコントローラ26又はプリンタ18が、それらCMYK各版のラスター画像データに対して画像処理を行う場合がある。例えば、図1には、このような画像処理の例として、LUT(ルックアップテーブル)50を用いて画像のトーン調整を行う例を示している。LUT50は、プリンタ18が備えるプリントエンジンの、プロセスカラー(例えばCMYK)ごとのトーン再生特性を表すカーブ(TRC:Tone Reproduction Curveと呼ばれる)を表現したテーブルである。LUT50には、例えば、プロセスカラーごとに、入力画像の画素値と、これに対応する出力画素値との対応関係が登録されている。プリントコントローラ26は、RIP部36から入力されたCMYK各版のラスター画像の各画素の値をLUT50に従って変換する。LUT50を用いたトーン調整は、使用による経時的なプリントエンジンの特性変化の補正や、CMMでは吸収しきれない微妙なトーン調整などの目的で従来行われている。例えば、ユーザは、プリンタ18に出力させた試し刷りを見て、所望のトーン再現が実現されるよう、LUT調整部52を操作して、LUT50のトーン再生カーブを修正する。このようなLUT50を用いたトーン調整は周知技術なので、これ以上の説明は省略する。
この実施形態では、タグ版を用いた画像処理の制御の一例として、このLUT50を用いたトーン調整をタグ版に応じて制御する。すなわち、図5の処理手順でCMM48が生成したタグ版の画素値が特色を示しているか否かに応じて、トーン調整を制御する。
一例として、図6の手順では、プリントコントローラ26は、RIP部36から入力されたCMYK各版の画素ごとに、タグ版における当該画素の値が「特色」を示す値か否かを判定する(S200)。この判定で、当該画素が「特色」でないと判定された場合は、CMYK各版の当該画素の値を、それぞれLUT50に従って変換する(S202)。一方、当該画素が「特色」であると判定された場合は、LUT50に従った画素値の変換はスキップする。
以上のような処理によれば、特色オブジェクトに対してはLUT50に従ったトーン調整は適用されないこととなる。例えば企業や組織を象徴するコーポレートカラーのために特色を用いることはよく行われており、印刷シミュレーションでは、そのような特色の再現が重視される場合が多い。したがって、現場では、特色が正しく再現されるようにプロファイルを調整し、その後で通常色の再現性をLUT50の変更で微調整するといった作業手順が採られる場合がある。印刷シミュレーションでは、特色をCMYKなどの通常色の組合せで表現するため、特色の再現性を確保した後でLUT50を変更してしまうと、せっかく確保した特色の再現性が損なわれてしまう。そこで、上述の実施の形態のように特色の画素にLUT50を適用しないようにすれば、特色の再現性を確保することができる。
以上のように、プリントコントローラ26による選択的なLUT処理を受けたCMYK各版のラスター画像データは、双方向I/F24を介してプリンタ18に供給される。プリンタ18は、それら各色版のラスター画像を紙等の記録媒体状に重ねて画像形成することにより、フルカラーの印刷物を生成する。
以上、1つの例を説明した。以上の例では、「特色」で描画される画像オブジェクトか否かという種類分けによりラスター画像に対する画像処理を制御する例を示した。
次に、第2の例として、「K100」で描画される画像オブジェクトか否かという種類分けに応じた制御を説明する。
「K100」とは、いわゆる「黒ベタ」のことであり、CMYK空間においてKの濃度が100%で、且つC,M,Yの濃度が0%となる色のことである。近年のプリントエンジンには、例えば文字や線画を精細に表現するために、K100の色で表現される画像オブジェクトについては、他のC,M,Y版よりも高解像度で印刷する機能を持つものがある。この機能は、例えば、RIPで高解像度なラスター画像を生成し、そのラスター画像をプリンタ18に送る際に、K100のオブジェクトについては高解像度のままで送り、K100でないオブジェクトについては低解像度化してから送る、等の処理で実現される(但し、これはあくまで一例である)。このような機能を、ここでは「K100高解像度化機能」と呼ぶことにする。テキストや設計図面の線がなどはK100で表現される場合が多く、それらを高精細に印刷することは、印刷品質の向上に大きく寄与する。
そこで、この第2の例では、「K100」で描画される画像オブジェクトか否かという情報をタグ版に持たせ、そのタグ版に基づきプリンタ18におけるK100高解像度化機能をオン・オフ制御する。
図7に、この第2の例においてCMM48が実行する処理手順の例を示す。この手順では、まずCMM48は、RIP部36から色変換を依頼された画像オブジェクトが、「写真」以外、C=M=Y=0%、且つK=100%であるか否かを判定する(S120)。「写真」は高解像度化の効果が少ないので、この例では高解像度化機能の対象から削除している。
ステップS120の判定のうち、C=M=Y=0%、且つK=100%であるかについては、例えば、色変換の対象としてRIP部36からCMM48に供給される画素値から判定すればよい。
また、RIP部36は、印刷ジョブのPDL記述から、その記述が表す画像オブジェクトが写真であるか否かを判定することができるので、その情報をCMM48に通知すればよい。例えば、PostScriptの場合、写真は命令”image”で表されるので、RIP部36は、”image”命令であるか否かにより写真か否かを判定できる。なお、既存のRIPシステムの中には、画像オブジェクトが文字、線、グラフィックス図形(ベタ塗り)、グラデーション画像、写真などの種類のうちのいずれであるかを示す情報を出力するインターフェイスを持つものもある。この種のRIPシステムをRIP部36として用いる場合は、CMM48は、RIP部36から提供されるオブジェクト種類の情報に基づき、当該画像オブジェクトが写真か否かを判定すればよい。なお、ここでは説明を単純化するために「写真」か否かを判定したが、実際には、写真のような連続調画像か否(すなわち文字や線画など)かを判別してもよい。この判別も、PDLの描画命令に基づき行うことができる。
ステップS120の判定結果が肯定(Yes)となった場合、CMM48は、タグ版における当該画像オブジェクトに対応する各画素に対し、「K100」を示す値を書き込む(S122)。一方、ステップS120の判定結果が否定となった場合、CMM48は、タグ版における当該画像オブジェクトに対応する各画素に対して0を書き込む(S124)。そして、いずれの場合も、CMM48は、RIP部36から入力された当該オブジェクトの各画素のCMYK値をプロファイルに従って変換し(S126)、その変換結果をCMYK各版に書き込む(S128)。
以上の処理によれば、プリンタ18に供給するCMYK版と、各画素がK100のオブジェクトに属するか否かを示すタグ版とが生成される。
このようなCMYK版とタグ版を受け取ったプリントコントローラ26の処理手順の一例を図8に示す。この手順では、プリントコントローラ26は、RIP部36から入力されたCMYK各版の画素(この画素は、高解像度化機能を用いない場合の画素である)ごとに、タグ版における当該画素の値が「K100」を示す値か否かを判定する(S210)。この判定で、当該画素が「K100」であると判定された場合は、プリントコントローラ26は、例えばその画素についてプリンタ18に対してK版の高解像度の画像(すなわちその画素を更に細かい画素の組で表現したもの)を提供し、プリンタ18にK版の高解像度出力を指示する(S212)。一方、当該画素が「K100」でないと判定された場合はCMYK各版の当該画素の値を通常解像度で出力するようにプリンタ18に指示する(S214)。
以上のような処理によれば、K100のオブジェクトが他よりも高解像度で印刷されるようにすることができる。
次に、第3の例として、画像オブジェクトの種類が写真系か文字系かに応じて、ラスター画像に対して施すハーフトーンスクリーン処理を制御する例を説明する。
ハーフトーンスクリーン処理においては、写真等の連続調画像を滑らかな階調で表現するときにはスクリーン周波数を比較的低く(スクリーン線数を少なく)し、文字や線画などの細線の再現性を高くするときにはスクリーン周波数を比較的高く(スクリーン線数を多く)するとよいことが知られている。そこで、1ページの画像中の写真系のオブジェクトには低線数のスクリーンを適用し、文字系のオブジェクトには高線数のスクリーンを適用することも従来行われている。この第3の例では、CMM48が写真系か文字系かを示すタグ版を生成する。
図9に、第3の例におけるCMM48の処理手順の例を示す。この手順では、まずCMM48は、RIP部36から色変換を依頼された画像オブジェクトが、写真系か否(すなわち文字系)かを判定する(S140)。例えば、対象の画像オブジェクトが文字、線、グラフィックス図形(ベタ塗り)、グラデーション画像、写真などの種類のうちのいずれであるかを示す情報をRIP部36からCMM48に供給し、CMM48がその情報に基づきステップS140の判定を行えばよい。それら各種類が写真系又は文字系のいずれに属するかをユーザがCMM48に設定できるようにしてもよい。
ステップS140の判定結果が肯定(Yes)となった場合、CMM48は、タグ版における当該画像オブジェクトに対応する各画素に対し、「写真」系であることを示す値を書き込む(S142)。一方、ステップS120の判定結果が否定となった場合、CMM48は、タグ版における当該画像オブジェクトに対応する各画素に対して「文字」系であることを示す値を書き込む(S144)。そして、いずれの場合も、CMM48は、RIP部36から入力された当該オブジェクトの各画素のCMYK値をプロファイルに従って変換し(S146)、その変換結果をCMYK各版に書き込む(S148)。
以上の処理によれば、プリンタ18に供給するCMYK版と、各画素が写真系又は文字系のいずれであるか否かを示すタグ版とが生成される。
このようなCMYK版及びタグ版を受け取ったプリントコントローラ26によるスクリーン制御の例を、図10を参照して説明する。
この例では、プリントサーバ12はスクリーン切換部40を備える。スクリーン切換部40は、タグ版の画素値が表すオブジェクト情報(すなわち当該画素が属するオブジェクトの種類を表す情報。この例では写真系か文字系かを表す情報)に基づき、スクリーン処理を制御するためのスクリーン制御情報を生成する。スクリーン制御情報は、例えば画素に対して適用するスクリーンの種類を指定する情報である。図示例では、プリンタ18が高線数の細線重視スクリーン42と低線数の階調重視スクリーン44を備えており、スクリーン制御情報はそれら2種類のうちのいずれを用いるかを示す。スクリーン切換部40は、タグ版の画素値が「写真系」を示す場合は階調重視スクリーン44を選択するスクリーン制御信号を、「文字系」を示す場合は細線重視スクリーン42を選択するスクリーン制御信号をプリントコントローラ26に供給する。ただし、これは一例に過ぎない。タグ版の画素値と使用するスクリーンとの対応関係をユーザが設定できるようにしてもよい。
プリントコントローラ26は、CMYK版の各ラスター画像をプリンタ18に供給すると共に、スクリーン切換部40から得たスクリーン制御情報をプリンタ18のセレクタ46に供給する。
プリンタ18は、入力されたCMYK版の各ラスター画像を細線重視スクリーン42及び階調重視スクリーン44でそれぞれスクリーン処理する。それら各スクリーン42及び44によるスクリーン処理結果の画像信号はセレクタ46に供給される。セレクタ46は、スクリーン制御情報に基づき、それら各スクリーン42及び44の出力した画像信号のうち一方を選択して、プリントエンジン45に供給する。例えば、文字系の画素の場合は、スクリーン制御情報が細線重視スクリーン42を示しているので、セレクタ46はその画素については細線重視スクリーン42の出力信号を選択してプリントエンジン45に供給する。
以上に説明したように、CMM48がタグ版を生成するので、描画命令を置換してインタプリタであるRIP部に処理させることによりタグ版を生成する方式よりは、高速な処理を期待することができる。
以上に説明した実施の形態では、CMM48がRIP部36から供給されるオブジェクト種類(特色か否か、文字系か写真系かなど)の情報に基づきタグ版を生成した。これに対し、以下に説明する変形例では、RIP部36が生成した特色版に基づきCMMがタグ版を生成する。
この変形例のシステム構成を図11に示す。図11において、図1に示した要素と同等の要素には同一符号を付してその説明を省略する。
このシステムにおけるRIP部36aは、PDLの印刷ジョブ中の特色を指定する命令に基づき、CMYK版とは別に特色版を生成する機能(分版機能と呼ばれる)を備える。印刷ジョブ中で異なる複数の特色が用いられている場合は、RIP部36aは、特色ごとに1つずつ特色版を生成する。例えば、本願の出願人による特開2004−148535号公報には、このような分版機能を持つRIPシステムが開示されている。
ラスター画像処理部37は、RIP部36aから供給されるCMYK版及び各特色版のラスター画像から、プリンタ18に供給するCMYK版のラスター画像を生成する。この処理の際に、印刷ジョブの色空間からプリンタ18の色空間への色変換のためにCMM48aが呼ばれる。
CMM48aには、図2に示したように、印刷ジョブ中の各特色をプリンタ18のCMYK空間の色にマッピングするためのプロファイルが登録されている。CMM48aはこのプロファイルを用いて、特色版の各画素の値を、プリンタ18のためのCMYK値に変換する。ちなみに、このようにRIP部36aでいったん各特色を分版してからラスター画像処理部37でそれら特色版の画素値をプリンタ18用のCMYK値に変換するのは、例えば異なる特色のオブジェクトがオーバープリントされる場合などを想定しているためである。
またCMM48aは、特色版のラスター画像に基づき、各画素が特色か否かを示すタグ版を生成する機能(タグ版生成部49a)を備える。
この例では、ラスター画像処理部37は、RIP部36aから入力された各版のラスター画像を順にCMM48aに入力する。
CMM48aが実行する処理手順の例を図12に示す。この手順は、ラスター画像処理部37から1つの版のラスター画像が入力されるたびに実行される。
この手順では、CMM48aは、まずラスター画像処理部37から入力されたラスター画像が特色版か否かを判定する(S150)。
この判定の結果、入力されたラスター画像が特色版でなければ、すなわちCMYKのいずれかの版であれば、CMM48aは、そのラスター画像をCMYKのうちの該当する版のために確保したメモリ領域に記憶する(S152)。そして、CMYKの全ての版のラスター画像がメモリ上に揃ったか否かを判定し(S160)、揃っていなければ処理を終了し、次の版が入力されるのを待つ。
ステップS160で、メモリ上にCMYK全ての版が揃ったと判定された場合は、画像の画素ごとに、それらCMYK各版の値の組を、プリンタ18の色空間でのCMYKの値の組に変換し(S162)、その変換結果を、メモリ上に確保した出力用のCMYKの各版に格納する(S164)。また、CMM48aは、タグ版の各画素に0を書き込む(S166)。
また、ステップS150で、入力された版が特色版と判定された場合は、CMM48aはその版の画素ごとに画素値が0か否かを判定し(S170)、0であればその画素についてはなにもせずに処理を終了する。ステップS170で特色版の画素値が0以外と判定された場合、CMM48aは、その画素値をプリンタ18のCMYK空間での色値に変換し(S172)、その変換結果を出力用のCMYKの各版の当該画素に書き込む(S174)と共に、タグ版上の当該画素に対して「特色」を表す値を書き込む(S176)。
CMYK版の後に特色版が入力される順番であれば、このような処理により、特色オブジェクトを示すタグ版を生成できる。特色版が複数ある場合は、ステップS170〜S176の手順を特色版ごとに繰り返せばよい。
このようにして生成されたタグ版の利用方法は、上述の実施の形態と同様でよい。
この変形例でも、タグ版は、特色オブジェクトか否か、という画像オブジェクトの種類を表したものとなっている。
なお、以上の変形例では、RIP部36aが特色版を分版生成する場合を説明したが、外部装置で生成されたCMYK版と特色版とのセットがプリントサーバ12に入力された場合も、同様にしてタグ版が生成可能である。
以上、実施の形態及び変形例を説明した。これら実施の形態及び変形例が生成するタグ版のラスター画像は、各画素が、それぞれ当該画素の属する画像オブジェクトの種類を表した値を持っている。画像オブジェクトの種類として、特色オブジェクトか否か、K100オブジェクトか否か、文字系オブジェクトか写真系オブジェクトかを例示したが、これに限定されるものではない。画像オブジェクトの種類は、例えば、個々の画像オブジェクトの描画を指示する命令(例えば”show”や”image”など)、又は色空間指定(例えば”setcolorspace”)や色指定(例えば”setcolor”)の命令などのように複数の画像オブジェクトに影響を与え得る命令、あるいはそれらの各種の命令の組合せにより判定することができる。
以上に例示した実施の形態及び変形例における画像処理部28は、例えば、汎用のコンピュータに上述の各機能モジュールの処理を表すプログラムを実行させることにより実現される。ここで、コンピュータは、例えば、ハードウエアとして、図13に示すように、CPU1000等のマイクロプロセッサ、ランダムアクセスメモリ(RAM)1002およびリードオンリメモリ(ROM)1004等のメモリ(一次記憶)、HDD(ハードディスクドライブ)1006を制御するHDDコントローラ1008、各種I/O(入出力)インタフェース1010、ローカルエリアネットワークなどのネットワークとの接続のための制御を行うネットワークインターフェイス1012等が、たとえばバス1014を介して接続された回路構成を有する。また、そのバス1014に対し、例えばI/Oインタフェース1010経由で、CDやDVDなどの可搬型ディスク記録媒体に対する読み取り及び/又は書き込みのためのディスクドライブ1016、フラッシュメモリなどの各種規格の可搬型の不揮発性記録媒体に対する読み取り及び/又は書き込みのためのメモリリーダライタ1018、などが接続されてもよい。上に例示した各機能モジュールの処理内容が記述されたプログラムがCDやDVD等の記録媒体を経由して、又はネットワーク等の通信手段経由で、ハードディスクドライブ等の固定記憶装置に保存され、コンピュータにインストールされる。固定記憶装置に記憶されたプログラムがRAM1002に読み出されCPU1000等のマイクロプロセッサにより実行されることにより、上に例示した機能モジュール群が実現される。なお、それら機能モジュール群のうちの一部又は全部を、専用LSI(Large Scale Integration)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit、特定用途向け集積回路)又はFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウエア回路として構成してもよい。
実施の形態のシステム構成の一例を示す図である。 CMMの機能を説明するための図である。 特色の指定を含むPDL記述の一例を示す図である。 特色の指定を含むPDL記述の別の例を示す図である。 特色の画素を表すタグ版を生成するためのCMMの処理手順の一例を示すフローチャートである。 特色の画素を表すタグ版を用いてLUT適用を制御する処理手順の一例を示すフローチャートである。 K100の画素を表すタグ版を生成するためのCMMの処理手順の一例を示すフローチャートである。 K100の画素を表すタグ版を用いてK100高解像度出力を行う処理手順の一例を示すフローチャートである。 写真系か文字系かを表すタグ版を生成するためのCMMの処理手順の一例を示すフローチャートである。 写真系か文字系かを表すタグ版を用いたスクリーン処理の制御を説明するための図である。 変形例のシステム構成を示す図である。 変形例におけるCMMの処理手順の一例を示すフローチャートである。 コンピュータのハードウエア構成の一例を示す図である。
符号の説明
12 プリントサーバ、14 クライアント端末、18 プリンタ、26 プリントコントローラ、28 画像処理部、36 RIP部、48 CMM、49 タグ版生成部、50 LUT、52 LUT調整部。

Claims (4)

  1. 入力画像情報が表す各画素の画素値を当該入力画像情報の色空間での値から印刷装置の色空間での値に色変換することにより、前記印刷装置の色空間での各色版の画像を生成する色変換手段であって、更に、各画素がそれぞれ当該画素の属する画像オブジェクトの種類を表す画素値を有する制御用画像を生成することを特徴とする色変換手段と、
    前記入力画像情報に記述される描画命令を解釈してラスター画像を生成するラスター画像生成手段であって、特定の描画命令を解釈した場合、その旨を前記色変換手段に通知するラスター画像生成手段と、
    前記各色版の画像の各画素に対して、前記制御用画像における当該画素の画素値が表す画像オブジェクトの種類に応じた画像処理を施し、当該画像処理が施された前記各色版の画像を前記印刷装置に供給する画像処理手段と、
    を備え
    前記色変換手段は、前記ラスター画像生成手段から通知された前記特定の描画命令に基づき当該命令に対応する画像オブジェクトの種類を判定し、前記制御用画像における当該命令に対応する画像オブジェクトに属する各画素に対し、判定した種類に対応する画素値を書き込む、
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記色変換手段は、前記制御用画像のうち前記命令に基づき特色の画像オブジェクトに属すると判定される画素には、特色の画像オブジェクトであることを示す画素値を書き込み、
    前記画像処理手段は、
    色再現特性情報を記憶する色再現特性記憶手段と、
    前記色再現特性記憶手段に記憶された前記色再現特性情報に従って、前記色変換手段から入力された前記各色版の画像の画素値を補正する補正手段であって、前記制御用画像に基づき特色の画像オブジェクトに属すると判定された画素については前記色再現特性情報に従った画素値の補正を行わないことを特徴とする補正手段と、
    を備えることを特徴とする請求項記載の画像処理装置。
  3. 前記入力画像情報は、当該入力画像情報の色空間での各色版の画像と、当該色空間での各色版とは異なる特色版の画像と、を含み、
    前記色変換手段は、前記制御用画像のうち、前記特色版の画像に基づき特色の画素と判定される画素には特色の画像オブジェクトであることを示す画素値を、特色以外の画素と判定される画素には通常の画像オブジェクトであることを示す画素値を書き込む、
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  4. コンピュータを、
    入力画像情報が表す各画素の画素値を当該入力画像情報の色空間での値から印刷装置の色空間での値に色変換することにより、前記印刷装置の色空間での各色版の画像を生成する色変換手段であって、更に、各画素がそれぞれ当該画素の属する画像オブジェクトの種類を表す画素値を有する制御用画像を生成することを特徴とする色変換手段、
    前記入力画像情報に記述される描画命令を解釈してラスター画像を生成するラスター画像生成手段であって、特定の描画命令を解釈した場合、その旨を前記色変換手段に通知するラスター画像生成手段、
    前記各色版の画像の各画素に対して、前記制御用画像における当該画素の画素値が表す画像オブジェクトの種類に応じた画像処理を施し、当該画像処理が施された前記各色版の画像を前記印刷装置に供給する画像処理手段、
    として機能させるためのプログラムであって、
    前記色変換手段は、前記ラスター画像生成手段から通知された前記特定の描画命令に基づき当該命令に対応する画像オブジェクトの種類を判定し、前記制御用画像における当該命令に対応する画像オブジェクトに属する各画素に対し、判定した種類に対応する画素値を書き込む、
    ことを特徴とするプログラム
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