JP3246313B2 - カラー印刷装置 - Google Patents
カラー印刷装置Info
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Description
などで構成される印刷画像を印刷するカラー印刷装置に
関する。
い、ワークステーションやパーソナルコンピュータ及び
それに接続されるカラープリンタなどを利用して、手軽
に印刷画像の編集や印刷を行えるようになってきてい
る。このようなデスクトップパブリッシング(DTP)
において、より経済的でより高品位の印刷を行いたいと
いう要請に応えて、最近では、比較的安価でありながら
良好な性能を有するカラープリンタや各種のDTP用ソ
フトウエアなどが提供されている。その一方、カラープ
リンタをネットワークに接続し、そのようなネットワー
クを介して1台のカラープリンタを複数台のコンピュー
タで共有することなども行われている。
て、印刷データの伝送を効率的に行うために、各種のペ
ージ記述言語(pagedescriptionlanguage :PDL)が
開発されており、印刷データはそのようなPDLの形式
でコンピュータからプリンタへ伝送される。このPDL
としては、ゼロックス社のインタープレス(Interpres
s)やAdobeSystem社のポストスクリプト(Post Script
)などが知られている。
タ上でDTPソフトウエアを実行させて図形、文字、写
真などからなる印刷画像を作成し、その印刷データをカ
ラープリンタに伝送して印刷を行う場合に、しばしば印
刷画像中の各部分について色補正が必要となることがあ
る。本来、カラープリンタは、DTPソフトウエアで作
成された印刷画像の色を正確に表現するように色調整さ
れている。しかしながら、図形、文章、写真といった各
種別毎にさまざまなアプリケーションソフトウエア(ク
リエイタ)を利用して各要素(オブジェクト)を作成
し、DTPソフトウエアの下でそれらの要素を統合して
1つの印刷画像を編集する関係上、各アプリケーション
ソフトウエア相互間の色調の相違やアプリケーションの
指定した色空間とプリンタの再現域などに起因して、実
際の印刷画像上では、一部のオブジェクトについて期待
した色が再現されないという問題が生じる。
ープリンタでは、印刷画像内の各オブジェクト毎に色補
正を行うことはできず、印刷画像を作成したDTPソフ
トウエアまで立ち返って色補正を行うか、あるいは更に
各アプリケーションソフトウエアまで立ち返って色補正
を行う必要があった。そのアプリケーションソフトウエ
アに色補正機能がないような場合には、希望通りの色味
でDTPを行うことができないという問題もあった。な
お、従来のカラープリンタの中には色補正機能を有する
ものもあるが、そのようなプリンタでは印刷画像全体の
色補正しか行うことができず、一部のオブジェクトの色
を変更しようとすれば他の部分までその色合いが変わっ
てしまう。
ピュータ側で各オブジェクトの色補正が行えたとして
も、希望通りの色が印刷されるまで、コンピュータから
カラープリンタへ、印刷データの再送を繰り返し行う必
要があり、煩雑であるとともにDTPの能率を著しく低
下させていた。
に表示された色と印刷される色とを自動的に一致させる
印刷システムも提案されているが、測色装置などの別途
必要となるため、システムが大規模となりまたシステム
が高価となるという問題がある。
で作成した複数頁の印刷情報を記憶し、再出力できるよ
うにしたプリンタ装置が提案されている。しかし、この
装置によればコンピュータからの印刷データの再送が不
要にはなるものの、プリンタ装置側で図形、文字、写真
といったオブジェクトの種別毎に色調整を行うことはで
きない。
Lコードから分離した写真を登録して再利用できるよう
にした画像処理システムが提案されている。しかし、デ
ータ量が比較的大きい写真部分の印刷データを再利用し
てデータ伝送量を削減できるものの、上記の従来技術と
同様、プリンタ装置側で各オブジェクトの種別毎に色調
整を行うことはできない。
us.Co,Ltd 22 Sep1993)には、PDLとしてのポストス
クリプトのコメント規約を活用し、画像データを低解像
度データと高解像度データにわけ、レイアウトは低解像
度で行い、プリンタ又はOPIサーバ上で高解像度に入
れ替える技術が開示されているが、色補正については言
及されていない。
ものであり、その目的は、各オブジェクトを作成した生
成ソフトウエアを自動的に判別して、各オブジェクト毎
に適切な色補正を行うことにある。
刷データの再送を不要とし、能率的な編集及び印刷を実
現することにある。
に、本発明は、印刷画像の編集を行う編集装置から伝送
された印刷データにしたがって印刷を行うカラー印刷装
置において、前記印刷画像内の各オブジェクト毎に、当
該オブジェクトを生成したアプリケーションソフトウエ
アを判別する判別手段と、前記判別判別手段により判別
されたアプリケーションソフトウエアに対応する色補正
関数を用いて、前記各オブジェクトの印刷データに対し
色補正を行う色補正手段と、前記色補正手段からの印刷
データにしたがって印刷を行う印刷手段と、を含むこと
を特徴とする。
図面に基づいて説明する。
ムの全体構成が示されている。図1において、ネットワ
ーク10には、印刷画像の編集を行う編集装置12と、
その印刷画像のカラー印刷を行うプリンタ装置14と、
が接続されている。
ーソナルコンピュータなどからなるコンピュータ16で
構成され、そのコンピュータ16にはキーボード18な
どの周辺機器が接続されている。DTP編集装置として
のコンピュータ16は、従来同様にDTPソフトウエア
やそれに関連する各種のアプリケーションソフトウエア
を内蔵する。一般に、印刷画像の各オブジェクトは図
形、文字、写真といった種別毎に異なるアプリケーショ
ンソフトウエアを用いて生成され、その上でDPTソフ
トウエアにより各オブジェクトが合成されて印刷画像が
作成される。その印刷画像の印刷データは、ページ記述
言語(PDL)の形式で記述され、その印刷データがネ
ットワーク10を介してプリンタ装置14へ伝送され
る。
画像100の例が示されている。この印刷画像は図形、
文字、写真といった各種のオブジェクトの集合体として
構成される。このような印刷画像100をPDLである
Adobesystem社のポストスクリプトを利用して記述した
場合における印刷データの構造が図3に例示されてい
る。
真オブジェクトに関する印刷データであり、104は1
つの図形オブジェクトに関する印刷データであり、10
6は1つの文字列に関するの印刷データである。各印刷
データには、座標情報や色情報などが含まれる。特に、
図3に示す例では、各オブジェクトを生成したアプリケ
ーションソフトウエア(クリエイタ)の名称もコメント
情報として含まれている。例えば、102Aは“Shashi
nSoft”というクリエイタを利用して当該写真オブジェ
クトが生成されたことを示し、104Aは“ZukeiSof
t”というクリエイタを利用して当該図形オブジェクト
が生成されたことを示す。108は“DPTSOFT”という
DTPソフトウエアを利用して各オブジェクトの編集が
なされたことを示し、同時に、文字のクリエイタが“DP
TSOFT”自体であることとも示している。
ボード18は、色補正テーブルの設定手段及び色補正テ
ーブルの確定を入力する手段としても機能しているが、
これについては後述する。
のプリンタ装置14は、いわゆるプリンタサーバとして
の機能と実際に印刷を行うプリンタとしての機能とを有
し、上記の編集装置12から伝送された印刷データにし
たがって印刷を行うものである。ネットワーク制御部2
0は、ネットワーク10を介して編集装置12から伝送
された印刷データを受信する。印刷ジョブ制御部22
は、その受信された印刷データ(すなわち、印刷ジョ
ブ)をその印刷ジョブ単位で記憶装置24に格納させ
る。ここで、記憶装置24は、印刷データのスプール領
域としての意義をもち、例えばRAMなどで構成され
る。このように記憶装置24に印刷データを格納してお
くことにより、必要があれば繰り返し読み出して同一の
印刷データを何回でも利用することが可能となり、後述
のように、色補正の繰り返し試行に伴って編集装置12
から同じ印刷データを繰り返し再送することが不要とな
る。記憶された印刷ジョブは、以下に説明するPDLイ
ンタプリタ26から合成部42までの各構成からなるP
DLデコンポーザによって、逐次実行される。
で構成され、このプリンタ装置14の各構成の制御を行
っており、上記の記憶装置24の制御の他に、後述する
各色補正テーブルの書換えを制御している。PDLイン
タプリタ26は、従来と同様に、ページ記述言語(PD
L)で記述された印刷データを本装置のデータ形式に変
換するものである。ただし、そのようなデータ形式の変
換に際し、印刷データ内のオブジェクトの属性に関する
情報は失われない。すなわち、図3の例によれば、オブ
ジェクトの種別に関する情報や当該オブジェクトを生成
したクリエイタの名称に関する情報は失われない。
様に、印刷データ内の色データを編集装置のCMYK空
間から本装置固有のCMYK空間へ変換するためのテー
ブルである。すなわち、同じCMYKのデータであって
も、デバイスが異なれば表現される色が異なることが多
いので、このようなデバイス色変換テーブル28を利用
して、印刷画像全体の色調が編集時の色調になるように
色調整するものである。しかしながら、このデバイス色
変換テーブル28はページ全体の色合いを一括して調整
するものでしかない。
を行うために、本発明に係るプリンタ装置14には、オ
ブジェクト種別判別部30と色補正部32とが設けられ
ている。オブジェクト種別判別部は、図3に示した各オ
ブジェクトの印刷データ102,104,106の内容
を参照し、色補正に関連する属性の一種としてのオブジ
ェクト種別(図形か、文字か、写真か)を判別するもの
で、その判別結果は色補正部32内のテーブル選択部3
4に送出されている。ページ記述言語(PDL)で記述
された各種別の印刷データはそれぞれ記述形式が相違す
るため、オブジェクト種別はその記述形式を読み取るこ
とにより、容易に判別可能である。
基本的に各種別毎に1つの色補正テーブルを有してい
る。図1では、図形色補正テーブル36、文字色補正テ
ーブル38、写真色補正テーブル40が示されている。
これらのテーブルは実際には色補正部32が有するメモ
リ32A内に格納され、テーブル選択部34の指令の下
で各色補正テーブルが適宜選択される。もちろん、各色
補正テーブルをプログラマブルなロジック回路で構成す
ることもできる。各色補正テーブル36,38,40
は、それぞれ入力CMYKを出力C´M´Y´K´に変
換する色補正関数を記憶したものであって、ルックアッ
プテーブルによって構成することもできるが、計算式や
行列式の形式で格納しておくこともできる。
れ、この例では行列式が示されている。図4(A)には
色補正を実質的に行わない場合の色補正関数が示され、
図4(B)にはシアンにマゼンダを追加するような色補
正関数が示されている。本実施形態では、各種別毎に異
なる色補正テーブルが設けられているが、色補正が必要
なオブジェクト種別のみについて色補正テーブルを用意
してもよい。あるいは、色補正が不要な種別の印刷デー
タについては、図1(A)のような実質的に色補正を行
わない色補正テーブルを通過させてもよい。図5には、
色補正テーブルとしてのダイレクトルックアップテーブ
ルが示され、1つのCMYKの組み合わせに1つのC´
M´Y´K´の組み合わせが対応付けられている。
2Aの記憶容量が許す限りにおいて、メモリ32A内に
は、それぞれ名称付けされた多数の色補正テーブルを登
録可能である。もちろん、ルックアップテーブルなよう
なものについては補間を前提としてそのデータ量の削減
を図ってもよい。
ブジェクトの印刷データが順次入力されると、その都
度、テーブル選択部34がその種別に対応する色補正テ
ーブルを選択し、その色補正テーブルが示す色補正関数
の下で当該オブジェクトの色(CMYK)が補正され
る。合成部42は、色補正後の各オブジェクトの印刷デ
ータを蓄積し、1ページ分の印刷データが揃った時点で
印刷画像を合成し、その画像データをプリンタ44に順
次送る。これにより、プリンタ44にて印刷画像が実際
に印刷されることになる。なお、このプリンタとしては
各種方式のカラープリンタを利用でき、例えばレーザー
プリンタやインクジェットプリンタなどを利用できる。
正)について説明する。この図1に示す実施形態では、
ユーザーによる色補正テーブルの設定が編集装置12を
利用して行われている。
処理及び色補正テーブル設定処理の一例がフローチャー
トとして示されている。DTPソフトウエアの実行によ
る印刷画像の編集が完了した時点で、印刷実行を示す所
定の入力を行うと、図6の処理が実行される。まず、S
101では、図7のような表示がコンピュータ16の表
示画面に表示される。そこで、ユーザーはキーボード1
8などを利用してコピー枚数などの設定や色補正のため
の各種設定を行う。例えば、図7の例では、各オブジェ
クト種別毎の色補正の有無、色補正を行う場合の色補正
テーブル名の入力が行われる。ここで、色補正テーブル
名は、図1の色補正部32内に設けられたメモリ32A
に登録されているテーブルを示すコードであり、既に所
望の色補正テーブルが登録されており、その色補正テー
ブルを使用するのであれば、ユーザーによりその色補正
テーブル名が直接入力される。色補正テーブル名が入力
されない場合には、デフォルトとして指定された色補正
テーブルを利用し、あるいは色補正を行わないようにす
ることもできる。
103では所定の印刷実行の入力に基づいて、印刷デー
タ(印刷ジョブ)が編集装置12からプリンタ装置14
へネットワーク10を介して送信される(図1にはその
送信経路が破線で示されている)。この場合、その印刷
データには上記の色補正テーブルの設定情報が含まれ、
あるいは印刷データにその設定情報が併せて印刷ジョブ
として送信される。
4では、印刷ジョブ制御部22の制御により、その印刷
データが記憶装置24に格納され、その一方、印刷ジョ
ブ制御部22は上記の色補正テーブル設定情報を読み取
ってテーブル設定信号110を色補正部32へ出力す
る。これにより、各オブジェクトの種別毎にいずれかの
色補正テーブルが対応付けられる。そして、記憶装置2
4から読み出された印刷データに対してPDLインタプ
リタやデバイス色変換などの処理が行われ、引き続いて
色補正テーブルを利用して色補正が行われる。そして、
最終的にプリンタ14にて画像が印刷される。
満足できるものであれば、所定の入力により、図6のS
104から本処理は終了する。一方、S104におい
て、再度印刷を行う必要がある場合には、S104から
再びS101以降の処理が実行される。他方、S104
において、例えば特定種別のオブジェクトの色を更に変
更したいような場合には、S105以降の処理が実行さ
れる。
ボード18を利用して、ユーザーにより、既存の色補正
テーブルを修正するか、あるいは新しい色補正テーブル
が作成される。後者の場合、例えば図8に示すように、
色補正関数を直接入力することにより、色補正テーブル
の作成を行う。そして、S106では、再度の印刷が必
要であるか否かの所定の表示がなされ、再印刷が必要で
ないと入力された場合にはこの処理は終了する。一方、
再印刷が必要である旨の入力がなされた場合には、S1
07において、編集装置12からプリンタ装置14へ印
刷ジョブとして色補正関数の設定情報と印刷指令とが送
信される。これにより、図1の印刷ジョブ制御部22は
テーブル設定信号110を出力して色補正テーブルの内
容を書き替え、あるいは既存の色補正関数の内容を修正
し、その後に、記憶装置24に既に格納されている印刷
データをPDLインタプリンタ26を始めとする一連の
処理手段に送出する。これにより、上記同様に色補正な
どが実行されて、プリンタ44で印刷が行われる。
補正テーブルの内容を確定するか、すなわち印刷結果が
ユーザーの希望通りのものであるか否かの所定の表示が
なされ、その色補正がページ全体として適切なものであ
る場合には、S109において所定の入力が行われ、編
集装置12からプリンタ装置14へテーブル確定を指令
する確定信号が送信される。これにより、プリンタ装置
14の印刷ジョブ制御部22は、その確定信号に基づい
て記憶装置24内に記憶しておいた印刷データを消去
し、一連の処理が終了する。一方、S108において、
色補正テーブルの内容が適正なものではなく、あるい
は、他のオブジェクト種別について色補正を引き続いて
行いたい場合には所定の入力が行われ、S108からS
105に処理が移行し、そのS105以降の処理が繰り
返し実行されることになる。
れると、色補正部32のメモリ32A内には、ユーザー
の希望通りの色補正を行える色補正テーブルが登録さ
れ、次の印刷画像の編集の際には、その印刷に先だって
以前登録しておいた所望の色補正テーブルを再利用でき
る。特に、単独では色補正機能を有していないようなア
プリケーションソフトウエアが利用される場合に、その
ソフトウエアについて最初に最も良好な色補正テーブル
を登録しておけば、その後のDPTで同じアプリケーシ
ョンソフトウエアを利用する場合に、再度、色補正テー
ブルの設定を行うことなく、登録された色補正テーブル
を指定して色補正を行うことができる。
り、色補正テーブルの設定を行うこともでき、例えば、
ネットワークに接続された編集装置12以外のコンピュ
ータを利用して上記同様の処理を行わせることもでき、
あるいは以下に示すように、プリンタ装置14側に色補
正関数の設定を行う手段を設けてもよい。
タ装置の部分的な構成が示されている。図9の実施形態
では、印刷ジョブ制御部22に入力設定部とCRT52
とが接続されている。設定入力部50は、色補正テーブ
ルの内容を書換えるための書換え入力部54と、色補正
テーブルの書換え完了を入力するための確定入力部56
と、で構成されるが、それらを例えばキーボードなどの
同一の入力装置で構成してもよい。そのような色補正テ
ーブルの書換えに当たっては、印刷ジョブ制御部22の
制御の下で、図6に示した処理ルーチンと同様の処理ル
ーチンを実行させればよい。その場合、CRT52に図
7や図8に示した情報が表示されることになる。
代えて設けられる中間コード記憶部58を有する実施形
態が示されている。中間コード記憶部58は、デバイス
色変換後における各オブジェクト毎の中間的なコード
(中間的な印刷データ)と、各オブジェクト毎に判別さ
れた種別データと、が対応付けられて格納される。そし
て、色補正を実行する際には、印刷ジョブ制御部22の
制御により、その中間コード記憶部58から、格納され
た中間的コードと種別データとが読み出される。この場
合、種別データは、図1の実施態様と同様にテーブル選
択部34に送出され、そのテーブル選択部34により各
種別に対応したいずれかの色補正テーブルが選択され、
その色補正テーブルによって、読み出された中間的コー
ドとしての印刷データに対して色補正が実行される。
換後のデータを記憶しておいて、そのデータを繰り返し
利用できるので、編集装置12からの印刷データの再送
が不要となるということに加えて、PDLインタプリタ
やデバイス色変換などの処理を繰り返し行わなくてもよ
いという利点がある。よって、特にPDLによる記述内
容が複雑であって、PDLインタプリタやデバイス色変
換を行わせると時間がかかるような場合でも、迅速かつ
能率的に色補正テーブルの内容を設定できる。図11に
は、中間コードの記憶に関連する他の実施形態が示され
ている。この実施形態では、属性付加部62によって、
オブジェクト種別判別部30から出力されるオブジェク
ト種別に関する識別情報がデバイス色変換後の当該オブ
ジェクトの中間的コードに付加されている。よって、そ
のような識別情報が付加された中間的コードを中間コー
ド記憶部60に格納させておけば、色補正テーブルの内
容を順次変更しながら、その中間的コードを繰り返して
読み出すことができる。読み出された中間的コードは、
テーブル選択部64によってそれに付随する識別情報が
読み取られ、その識別情報が示す種別に対応した色補正
テーブルが選択利用されつつ色補正が行われる。
同様に、印刷ジョブ制御部22は、図10及び図11に
示した中間コード記憶部58、60におけるデータの記
憶及び消去を管理している。印刷ジョブ制御部22は、
上記の確定信号が得られるまで、中間コード記憶部5
8、60に対し、記憶された中間コードの記憶を維持さ
せ、そのテーブル確定信号が得られた後に、中間コード
記憶部58、60に対し、記憶された中間コードの消去
を指令する。
る。色補正の都度、印刷を行ってその印刷結果を確認す
る場合には、インクや用紙の無駄という問題や能率が低
下するという問題が生じる。そこで、この図12の実施
形態では、合成部42とプリンタ44との間に出力切換
器66が設けられ、ユーザーの選択により、実際の印刷
に代えてCRT68により色補正後の画像をプレビュー
できるようになっている。その後、テーブル確定信号が
入力された場合に、印刷ジョブ制御部22の制御により
出力切換器66が切り換えられ、印刷画像の信号がプリ
ンタ44側へ送られる。もちろん、CRT68としては
プリンタ44の色再現にできるだけ近い色表示を行える
ように、その色調を調整しておくのが望ましい。
装置の他の実施形態が示されている。この実施形態で
は、各オブジェクトの種別の判別に代えて、各オブジェ
クトを生成したアプリケーションソフトウエア(クリエ
イタ)を判別して、そのアプリケーションソフトウエア
に対応付けられた色補正テーブルの選択を行っている。
ては、記述された印刷データ中に各オブジェクトを生成
したアプリケーションソフトウエアの名称、換言すれば
クリエイタ識別情報が含まれる。図13のPDLプレス
キャン部72は、編集装置14から伝送された印刷デー
タを入力し、その内容を参照して各オブジェクトについ
てそれを生成したアプリケーションソフトウエアを判別
する。例えば、図3の例であれば、各オブジェクトの印
刷データ102、104、106中のコメント文を参照
することにより、そのクリエイタの判別が行われる。そ
の判別結果は、色補正部32内のテーブル選択部74に
送出され、テーブル選択部74は、登録された複数の色
補正テーブル70の中から、そのアプリケーションソフ
トウエアに対応付けられた色補正テーブルを選択する。
過した印刷データは、図1での処理と同様に、PDLイ
ンタプリタ26に送られてデータ形式の変換が行われた
後、次にデバイス色変換テーブル28に送られて本装置
固有の色空間への色変換が行われる。この実施形態で
は、その色変換後の印刷データに対して、色補正部32
において、テーブル選択部74によって選択された色補
正テーブルが利用されて色補正が行われる。合成部42
は、各オブジェクトの色補正後の印刷データを1ページ
分蓄積し、印刷画像を合成して図1の構成と同様にプリ
ンタへ送出する。したがって、この実施形態では、色補
正の起因たる生成ソフトウエアの相違に対応して、その
生成ソフトウエア毎に色補正テーブルを対応付けて選択
使用できるので、DTPにおいて使用する各生成ソフト
ウエア毎に色補正テーブルを登録しておけば、印刷画像
が異なっても色補正をやり直す必要がなくなり、より能
率的なDTPを実現することができる。なお、ソフトウ
エアと色補正テーブルとの対応関係は、色補正部32が
有するメモリ内に格納させておけばよく、あるいは印刷
ジョブ制御部22が管理するいずれかの記憶部内に格納
しておけばよい。
際の基準となる属性としては、各オブジェクトの種別又
はそのオブジェクトを生成したアプリケーションソフト
ウエアの名称を利用できる。オブジェクトの各属性毎に
同一のアプリケーションソフトウエアが利用されるので
あれば、上記の属性としていずれの情報を採用しても基
本的に同様の効果を得られる。その意味で、いずれの情
報を使用するかは本質的な問題ではない。しかし、同じ
属性のオブジェクトであっても異なるアプリケーション
ソフトウエアが使用されるような場合には、アプリケー
ションソフトウエアの名称をオブジェクトの属性として
利用した方がより適切な色補正を実現できる。その一
方、すべてのPDLがそれにより記述された印刷データ
中に生成ソフトウエアの情報を含むわけではないので、
生成ソフトウエアの情報が入っていないようなPDLの
場合には、各オブジェクトの種別がオブジェクト属性と
して利用される。
ジェクトを作成した生成ソフトウエアを自動的に判別し
て、各オブジェクト毎に適切な色補正を行うことができ
る。さらに、本発明によれば、編集装置からの印刷デー
タの再送を不要とし、能率的な編集及び印刷を実現でき
る。
す図である。
図である。
す図である。
示す図である。
を示す図である。
定に関する処理ルーチンを示すフローチャートである。
図である。
る。
を示す図である。
態を示す図である。
態を示す図である。
態を示す図である。
態を示す図である。
種別判別部、32 色補正部、42 合成部。
Claims (1)
- 【請求項1】印刷画像の編集を行う編集装置から伝送さ
れた印刷データにしたがって印刷を行うカラー印刷装置
において、前記印刷画像内の各オブジェクト毎に、当該
オブジェクトを生成したアプリケーションソフトウエア
を判別する判別手段と、前記判別判別手段により判別さ
れたアプリケーションソフトウエアに対応する色補正関
数を用いて、前記各オブジェクトの印刷データに対し色
補正を行う色補正手段と、前記色補正手段からの印刷デ
ータにしたがって印刷を行う印刷手段と、を含むことを
特徴とするカラー印刷装置。
Priority Applications (1)
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JP02617696A JP3246313B2 (ja) | 1996-01-19 | 1996-01-19 | カラー印刷装置 |
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