JP6520363B2 - 印刷画像生成装置及び色変換制御プログラム並びに色変換制御方法 - Google Patents

印刷画像生成装置及び色変換制御プログラム並びに色変換制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6520363B2
JP6520363B2 JP2015095312A JP2015095312A JP6520363B2 JP 6520363 B2 JP6520363 B2 JP 6520363B2 JP 2015095312 A JP2015095312 A JP 2015095312A JP 2015095312 A JP2015095312 A JP 2015095312A JP 6520363 B2 JP6520363 B2 JP 6520363B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
color conversion
unit
image
rip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015095312A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016213646A (ja
Inventor
祐二 城戸
祐二 城戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2015095312A priority Critical patent/JP6520363B2/ja
Publication of JP2016213646A publication Critical patent/JP2016213646A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6520363B2 publication Critical patent/JP6520363B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Image Processing (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)
  • Record Information Processing For Printing (AREA)
  • Color, Gradation (AREA)

Description

本発明は、印刷画像生成装置及び色変換制御プログラム並びに色変換制御方法に関し、特に、色変換に際して特定の入力色を任意の代替色に置換する処理を行う印刷画像生成装置及び色変換制御プログラム並びに色変換制御方法に関する。
近年のカラープリンタを制御するプリンタコントローラには、特定の入力色(原稿の特定の色)を任意の代替色(CMYK値)にピンポイントで置換する代替色機能が備わっている。この代替色機能を使用することにより、印刷原稿を修正することなく印刷の仕上がりを変化させることが可能である。
この代替色機能は、ICC(International Color Consortium)プロファイル編集による色調整よりも直観的かつ簡便に利用できるため、専門知識を持たない印刷オペレータでも十分に利用が可能である。また、トーンカーブによる色調整よりも作用が局所的であるため、コーポレートマークのような原稿内の特定の部分に対してのみ色を変更する場合や色数の少ない単純なデザインの原稿の仕上がりを微調整する場合などに使用される。
このような色の置換に関して、例えば、下記特許文献1には、入力画像を出力画像の色表現形式に応じて色変換を行う画像処理装置において、特定の色指定情報と前記出力画像の色表現形式に応じた個別色変換情報とを対応して記憶管理する個別色管理手段と、前記入力画像の色変換に際して、該入力画像に前記個別色管理手段で記憶管理されている色指定情報が含まれている場合は、該色指定情報に対応する画像領域の画像を前記個別色管理手段に記憶管理されている個別色変換情報に基づいて個別に色変換を行う色変換手段と、を具備する画像処理装置が開示されている。
特開2004−112181号公報
プリンタコントローラは、予め作成された色置換テーブルに従って、印刷原稿の画像化(RIP:Raster Image Processing)中に色の置き換えを実行する。そのため、印刷オペレータは、代替色機能を利用する印刷の前に、色置換テーブルに入力色と代替色のペアを登録することになるが、一般に入力色(色変換前の色、すなわち原稿の色)の色値は、代替色の色値とは異なり、把握に手間がかかる。
具体的には、入力色の色値を把握するためには、デザイン担当者が原稿の作成に際して使用したDTP(Desktop publishing)アプリケーションを起動して操作しなければならず、操作が煩雑である。また、DTPアプリケーションを操作したとしても、具体的な色値が分からない場合がある。
また、特許文献1の請求項2には、前記入力画像は、特定の画像領域に対応して色指定情報を含み、前記色変換手段は、前記入力画像から前記色指定情報を抽出する抽出手段と、前記抽出手段で抽出した色指定情報に対応する画像領域の画像を前記個別色管理手段に記憶されている個別色変換情報に基づいて個別に色変換を行うと記載されており、色置換テーブルの入力側の値を入力画像から抽出する手法が提案されている。しかしながら、この手法は入力画像から直接色値を抽出する手法であるため、入力画像のサイズに応じて抽出処理が増大するといった問題や、同じ色値を複数抽出した場合に、どの部分を色変換の対象とすべきかを決定できないといった問題がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その主たる目的は、特定の入力色を代替色に置換する場合において、入力色を簡便かつ確実に特定することができる印刷画像生成装置及び色変換制御プログラム並びに色変換制御方法を提供することにある。
本発明の一側面は、印刷原稿をラスタライズするRIP部と、前記ラスタライズに際して、ICCプロファイルに基づいて任意の入力色を印刷用の色に変換する色変換部と、を備え、予め記憶した色置換テーブルに従って、特定の入力色を任意の代替色に置き換える代替色機能を有する印刷画像生成装置であって、前記RIP部が前記色変換部に対して行う色変換要求の内容と、前記色変換部が前記RIP部に対して行う前記色変換要求に対する応答の内容と、を色変換の履歴情報として記録する色変換記録部と、前記RIP部がラスタライズしたRIP画像を保存する画像保存部と、前記RIP画像を出力した印刷物を確認した結果に基づいてユーザに指定された、前記RIP画像上の座標の画素値を取得する画素値取得部と、前記色変換記録部が記録した前記色変換の履歴情報と前記画素値取得部が取得した前記画素値とに基づいて、前記ユーザに指定された座標における色変換前の色を特定し、前記色変換前の色と前記ユーザによって編集された色変換後の色とに基づいて、前記色置換テーブルを修正する色置換テーブル修正部と、を備えることを特徴とする。
本発明の一側面は、印刷原稿をラスタライズするRIP部と、前記ラスタライズに際して、ICCプロファイルに基づいて任意の入力色を印刷用の色に変換する色変換部と、を備え、予め記憶した色置換テーブルに従って、特定の入力色を任意の代替色に置き換える代替色機能を有する印刷画像生成装置で動作する色変換制御プログラムであって、前記印刷画像生成装置を、前記RIP部が前記色変換部に対して行う色変換要求の内容と、前記色変換部が前記RIP部に対して行う前記色変換要求に対する応答の内容と、を色変換の履歴情報として記録する色変換記録部、前記RIP部がラスタライズしたRIP画像を保存する画像保存部、前記RIP画像を出力した印刷物を確認した結果に基づいてユーザに指定された、前記RIP画像上の座標の画素値を取得する画素値取得部、前記色変換記録部が記録した前記色変換の履歴情報と前記画素値取得部が取得した前記画素値とに基づいて、前記ユーザに指定された座標における色変換前の色を特定し、前記色変換前の色と前記ユーザによって編集された色変換後の色とに基づいて、前記色置換テーブルを修正する色置換テーブル修正部、として機能させることを特徴とする。
本発明の一側面は、印刷原稿をラスタライズするRIP部と、前記ラスタライズに際して、ICCプロファイルに基づいて任意の入力色を印刷用の色に変換する色変換部と、を備え、予め記憶した色置換テーブルに従って、特定の入力色を任意の代替色に置き換える代替色機能を有する印刷画像生成装置と、前記印刷原稿を作成するユーザ端末と、が通信ネットワークで接続された印刷システムにおける色変換制御方法であって、前記印刷画像生成装置が、前記印刷原稿の印刷ジョブを受信する第1の受信処理と、前記印刷画像生成装置が、前記印刷ジョブを解析し、前記印刷原稿のラスタライズ及び色変換を行ってRIP画像を生成すると共に、前記RIP部が前記色変換部に対して行う色変換要求の内容と、前記色変換部が前記RIP部に対して行う前記色変換要求に対する応答の内容と、を色変換の履歴情報として記録する第1のRIP画像生成処理と、前記RIP画像を保存する画像保存処理と、前記ユーザ端末が、前記印刷画像生成装置から前記RIP画像を取得して表示し、前記RIP画像に対する、ユーザによる座標の指定を受け付ける指定処理と、前記印刷画像生成装置が、前記RIP画像を出力した印刷物を確認した結果に基づいて前記ユーザに指定された、前記RIP画像上の座標の画素値を取得する画素値取得処理と、前記印刷画像生成装置が、前記記録した前記色変換の履歴情報と前記取得した前記画素値とに基づいて、前記ユーザに指定された座標における色変換前の色及び色変換後の色を特定する色特定処理と、前記ユーザ端末が、前記色変換前の色及び前記色変換後の色を取得して色置換テーブル編集画面に反映し、前記ユーザによる前記色変換後の色の編集を受け付ける色編集処理と、前記印刷画像生成装置が、前記編集後の色変換後の色を取得し、前記色変換前の色及び前記編集後の色変換後の色を前記色置換テーブルに登録して当該色置換テーブルを修正する色置換テーブル修正処理と、を実行することを特徴とする。
本発明の印刷画像生成装置及び色変換制御プログラム並びに色変換制御方法によれば、特定の入力色を代替色に置換する場合において、入力色を簡便かつ確実に特定することができる。
その理由は、印刷原稿をラスタライズしてRIP画像を生成するRIP部とRIP画像の生成に際してICCプロファイルに基づいて色変換を行う色変換部とを備える印刷画像生成装置(色変換制御プログラム)は、RIP部と色変換部との間で行われる色変換の履歴情報を取得して記録し、RIP画像上でユーザに指定された座標の画素値(色変換後の色値、入力色空間、オブジェクト種別など)を取得し、色変換の履歴情報の中から上記画素値に対応する履歴を抽出し、抽出した履歴に基づいて色変換前の色を特定し、色変換前の色とユーザによって編集された色変換後の色とに基づいて色置換テーブルを修正する制御を行うからである。
これにより、ユーザや印刷オペレータが色置換テーブルを編集する際に、色変換後の色のみを指定するだけで良くなり、例えば、色変換前の色を調べるために、原稿を作成したDTPアプリケーションを立ち上げる必要が無くなり、ユーザの利便性を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る色変換制御方法を説明する模式図である。 本発明の一実施例に係る印刷システムの構成を模式的に示す図である。 本発明の一実施例に係るユーザ端末の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係るプリンタコントローラの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係るプリントエンジンの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係る印刷システムの色変換制御に関わる部分の構成を示すブロック図である。 従来の印刷処理を示すフローチャート図である。 本発明の一実施例に係る色変換制御方法を含む印刷処理を示すフローチャート図である。 本発明の一実施例に係る色変換制御方法(色置換テーブルの編集処理)を示すフローチャート図である。 色の置き換えを説明する図である。 色置換テーブルの編集画面の一例である。
背景技術で示したように、近年のカラープリンタのコントローラには、特定の入力色(原稿の特定の色)を任意の代替色(CMYK値)にピンポイントで置換する代替色機能が備わっている。例えば、入力画像が図10(a)に示すような色(色の違いをハッチングの種類を変えて表現している。)のオブジェクトで構成されている場合、図10(b)に示すように、特定の入力色(図10(a)のYGのオブジェクトの色)を任意の代替色(図10(b)ではYRのオブジェクトと同じ色)に置換することができる。
この代替色機能を使用して色の置き換えを実行する場合、印刷オペレータは、代替色機能を利用する印刷の前に、例えば、図11に示すような色置換テーブル編集画面を表示して、色置換テーブルに、原稿内の色である入力色(図11の左側のRGB値)と実際にプリントする色である代替色(図11の右側のCMYK値)のペアを登録することになる。しかしながら、入力色の値を把握するためには、原稿を作成したDTPアプリケーションを起動して操作しなければならず、DTPアプリケーションを操作したとしても、具体的な色値が分からない場合がある。
そこで、本発明の一実施の形態では、印刷原稿の画像化(RIP)中に行われる色変換において、RIPコアからCMM(Color Management Module:色変換モジュール)への色変換の問い合わせの内容及び色変換モジュールからRIPコアへの応答の内容を色変換の履歴情報として記録し、代替色機能が参照する色置換テーブルを編集する際に、記録した色変換の履歴情報を利用して、画像化結果(RIP画像)の任意の座標に対応する入力色を特定できるようにする。すなわち、色変換後の色から色変換前の色を逆算することによって、入力色を特定するための手間を省けるようにする。
上記色変換制御方法について、図1を参照して説明する。
(1)カラープリンタを制御するプリンタコントローラは、ユーザ端末からの印刷原稿の印刷ジョブを受信すると、RIP部は印刷ジョブを解析して印刷原稿の各ページを画像化(RIP)する。その際、色変換も同時に行われるが、RIPコアからCMMに対して行われる色変換問い合わせの内容とそれに対するCMMの応答の内容を色変換の履歴情報として記録しておく。具体的には、色変換前の色値、オブジェクト種別情報(Text/Graphic/Image)、色変換後の色値を記録する。なお、上記オブジェクト種別情報は、入力色を正確に特定するために必要となるものであり、プリンタコントローラが、オブジェクト種別毎に異なる色変換を適用する機能をサポートしており、かつ、代替色機能は「グラフィックのみ」や「イメージ以外」など、特定のオブジェクト種別のみに作用させることができる場合にのみ記録すればよい。
(2)プリンタコントローラは、色変換後のRIP画像をプリンタエンジンに送り、プリンタエンジンからRIP画像が紙出力される。オペレータは出力された印刷物を確認し、目標通りの仕上がりかどうかを判断する。異なる色味の印刷物が必要と判断した場合は、オペレータはRIP画像内の置換したい色を選択(例えば、色味を変えたい部分をポインティング)する。
(3)プリンタコントローラは、RIP画像とタグ画像(RIP画像に対応した画素単位でオブジェクト属性を記述したデータ)から、オペレータが選択した部分のオブジェクト種と色値(CMYK)を取得する。ここでは、オペレータが選択した部分がグラフィックオブジェクトであり、その色値がCMYK(35,0,100,0)であるとする。
(4)プリンタコントローラは、(1)で記録した色変換の履歴情報(色変換前の色値、オブジェクト種別情報、色変換後の色値)を参照して、(3)で取得したオブジェクト種及び色値に対応する色変換前の色値を特定する。ここでは、色変換前の色値がRGB(128、230、0)であることが分かる。
(5)プリンタコントローラは、(3)で取得した色変換後の色値と、(4)で特定した色変換前の色値とを色置換テーブルに仮登録する。これにより、色置換テーブルの編集画面に色変換前の色値と色変換後の色値とが自動的に反映される。
(6)その後、オペレータは、色置換テーブルの編集画面上で、色変換後の色値を目的の色値に編集する。
このように、本実施形態の色変換制御方法では、RIP画像中の色変換を行いたい場所を指定すると、その場所の色変換前の色が特定されて色置換テーブルの編集画面に反映されるため、オペレータはDTPアプリケーションを起動して操作する必要がなくなり、入力色を簡便かつ確実に特定することができる。
なお、色置換テーブルへの反映に際して、RIPコアからの色変換問い合わせ及びCMMからの応答の内容の記録が完了した時点で、色置換テーブルを仮更新しても良いし、ユーザが指定した色のみを色置換テーブルに追加しても良い。以下の実施例では、後者の場合を想定して説明する。
上記した本発明の実施の形態についてさらに詳細に説明すべく、本発明の一実施例に係る印刷画像生成装置及び色変換制御プログラム並びに色変換制御方法について、図2乃図9を参照して説明する。図2は、本実施例の印刷システムの構成を模式的に示す図である。また、図3乃至図5は、各々、ユーザ端末、プリンタコントローラ、プリントエンジンの構成を示すブロック図であり、図6は、本実施例の印刷システムの色置換制御に関わる部分の構成を示すブロック図である。また、図7は、従来の印刷手順を示すフローチャート図であり、図8及び図9は、本実施例の色変換制御方法を含む印刷手順を示すフローチャート図である。
図2に示すように、本実施例の印刷システムは、イントラネット上に、通信ネットワークで接続可能なユーザ端末10、プリンタコントローラ20、プリンタエンジン40がそれぞれ配置される。なお、通信ネットワークの規格としてEthernet(登録商標)などを用いることができるが、プリンタコントローラ20からプリンタエンジン40へのデータ転送は、Ethernet(登録商標)以外にIEEE1394、Parallelなどを用いることも可能である。また、図2では、プリンタコントローラ20をプリンタエンジン40とは別に設けているが、プリンタコントローラ20はプリンタエンジン40に内包される構成としてもよい。以下、各装置について図3乃至図6を参照して説明する。図3乃至図5は、各々の装置の構成を示しており、図6は、各装置の各手段の内の、本実施例の色変換制御に関わる手段のみを示している。
[ユーザ端末]
ユーザ端末10はパーソナルコンピュータなどのコンピュータ装置であり、プリンタドライバ、印刷制御ソフトウェア、指定ホットフォルダへのファイルコピーなどを通じてプリンタコントローラ20経由でプリンタエンジン40に印刷指示やカラー調整指示などを行う。このユーザ端末10は、図3(a)に示すように、制御部11、記憶部12、ネットワークI/F部13、表示部14、操作部15などで構成される。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)11aとROM(Read Only Memory)11bやRAM(Random Access Memory)11cなどのメモリとで構成され、CPU11aは、ROM11bや記憶部12に記憶した制御プログラムをRAM11cに展開して実行することにより、ユーザ端末10全体の動作を制御する。この制御部11は、図3(b)及び図6に示すように、OS(Operating System)16、文書作成アプリケーション17、プリンタドライバ18、プリンタコントローラユーティリティ19などとして機能する。
OS16は、Windows(登録商標)やMacintosh(登録商標)などであり、ユーザ端末10で文書作成アプリケーション17やプリンタドライバ18、プリンタコントローラユーティリティ19を動作可能にする。
文書作成アプリケーション17は、文章作成や表計算、画像加工などを行うソフトウェアであり、印刷指示の際にプリンタドライバ18を読み出し、文書作成アプリケーション17で作成した印刷原稿(コンテンツ)をプリンタドライバ18に転送する。
プリンタドライバ18は、ユーザが文書作成アプリケーション17から印刷指示を行う際に起動されるプログラムであり、文書作成アプリケーション17で作成したコンテンツを、プリンタコントローラ20が解釈可能な言語の印刷ジョブ(PJL(Printer Job Language)やPS(Postscript)、PCL(Printer Control Language)等のページ記述言語で記述されたPDL(Page Description Language)データ、または、PDF(Portable Document Format)データ)に変換する。この印刷ジョブには、プリンタドライバ18の印刷設定画面で設定された印刷設定情報が付加されている。
プリンタコントローラユーティリティ19は、プリンタコントローラ20内部の情報(RIP進捗状況、ICCプロファイルデータベース、色置換テーブル等)にアクセスするために使用されるプログラムである。プリンタコントローラユーティリティ19は、画像表示部19aを含み、画像表示部19aは、プリンタコントローラ20(後述する画像保存部)により保存された印刷原稿のRIP画像(もしくはそれを見やすくするために縮小などの加工をした画像)を取得し、ユーザ端末10の表示部14上に表示する処理を行う。また、表示部14に表示されたRIP画像に対して、ユーザが操作部15を操作して代替色機能を適用したい箇所として指定した座標情報をプリンタコントローラ20(後述する画素値取得部28)に送信する役割も担う。また、プリンタコントローラユーティリティ19は、色置換テーブル編集画面を表示部14上に表示する処理を行う。
記憶部12は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)などで構成され、CPU11aが各部を制御するためのプログラム、自装置の処理機能に関する情報、文書作成アプリケーション17が作成した印刷原稿のデータ、プリンタドライバ18が作成した印刷ジョブ、プリンタコントローラユーティリティ19がプリンタコントローラ20にアクセスして取得した情報などを記憶する。
ネットワークI/F部13は、NIC(Network Interface Card)やモデムなどで構成され、ユーザ端末10を通信ネットワークに接続し、プリンタコントローラ20に印刷ジョブを送信したり、プリンタコントローラ20からプリンタコントローラ20内部の情報を取得したりする。
表示部14は、液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)や有機EL(electroluminescence)表示装置などからなり、文書作成アプリケーション17の原稿作成画面、プリンタドライバ18の印刷設定画面、プリンタコントローラ20から取得した印刷原稿のRIP画像の画面、色置換テーブルの編集画面などを表示する。
操作部15は、マウスやキーボードなどで構成され、文書作成アプリケーション17を用いた原稿の作成、プリンタドライバ18を用いた印刷設定、印刷原稿のRIP画像に対する色置換位置の指定、色置換テーブルの編集などの操作を可能にする。
[プリンタコントローラ]
プリンタコントローラ20は、ユーザ端末10から受信した印刷ジョブを、プリンタエンジン40が処理できる画像データに変換する装置(印刷画像生成装置)であり、変換に際して必要となるICCプロファイル、トーンカーブ、特色テーブル、色置換テーブルなどの管理も担う。このプリンタコントローラ20は、図4(a)及び図6に示すように、制御部21、記憶部22、RIP部23、色変換部24、ネットワークI/F部25、プリンタI/F部26、必要に応じて、表示部及び操作部などを備える。
制御部21は、CPU21aとROM21bやRAM21cなどのメモリとで構成され、CPU21aは、ROM21bや記憶部22に記憶した制御プログラム(後述する色変換制御プログラムを含む。)をRAM21cに展開して実行することにより、プリンタコントローラ20全体の動作を制御する。この制御部21は、図4(b)及び図6に示すように、画像保存部27、画素値取得部28、色変換記録部29、色置換部30、色置換テーブル修正部31などとして機能する。
画像保存部27は、RIP部23が行った画像化結果(RIP画像)のデータを記憶部22などに保存する。保存されたRIP画像のデータは印刷前のレイアウト確認、色味確認、印刷結果が別途必要となった場合などの追加印刷などに利用される。なお、本実施例では、画像化(ラスタライズ)に際してRIP画像には追加情報としてタグ画像も書き出されることを想定しており、画像保存部27は、このタグ画像のデータも併せて記憶部22などに保存する。このタグ画像とは、RIP画像と同じサイズの画像であり、画像の全ての座標に対してどの種別(テキスト、グラフィック、イメージなど)のオブジェクトが存在しているか、また、そのオブジェクトの入力の色空間は何(RGB、CMYK、Lab、特色など)であるかなどを表すビット情報が格納されている。
画素値取得部28は、ユーザ端末10(プリンタコントローラユーティリティ19の画像表示部19a)によって表示される画像化結果(RIP画像)に対してユーザが指定した座標情報をユーザ端末10から受け取り、画像保存部27が保存したRIP画像及びタグ画像を参照して、その座標に対応する画素値(色変換後の色値、入力の色空間、オブジェクト種別)を取得する。
色変換記録部29は、RIP部23(RIPコア)から色変換部24(色変換モジュール)に対して行う色変換問い合わせの内容と、色変換部24(色変換モジュール)からRIP部23(RIPコア)に対して行う応答の内容とを、色変換の履歴情報として記憶部22などに記録する。
色置換部30は、予め記憶部22などに記憶された色置換テーブルに従って、ユーザに指定された特定の色を任意の代替色に置き換える。ここでは色変換部24が行うICCプロファイル色変換の追加動作として実現する構成としている。
色置換テーブル修正部31は、画素値取得部28が取得した画素値と、色変換記録部29が記録した色変換の履歴情報とを用い、色変換の履歴情報の中から画素値に対応する履歴を抽出し、抽出した履歴に基づいて、ユーザが画像化結果(RIP画像)に対して指定した座標に対応する位置の色変換前の色値及び色変換後の色値を特定し、当該特定した色値を色置換テーブルに仮登録する。この仮登録により、プリンタコントローラユーティリティ19がユーザ端末10に表示する色置換テーブル編集画面に、特定した色変換前の色値及び色変換後の色値が反映される。
なお、上記画像保存部27、画素値取得部28、色変換記録部29、色置換部30、色置換テーブル修正部31はハードウェアとして構成してもよいし、制御部21を画像保存部27、画素値取得部28、色変換記録部29、色置換部30、色置換テーブル修正部31(特に、画像保存部27、画素値取得部28、色変換記録部29、色置換テーブル修正部31)として機能させる色変換制御プログラムとして構成し、当該色変換制御プログラムを制御部21(CPU21a)に実行させる構成としてもよい。
記憶部22は、HDDやSSDなどで構成され、CPU21aが各部を制御するためのプログラム、自装置の処理機能に関する情報、ユーザ端末10から受信した印刷ジョブやRIP部23が生成したRIP画像、色置換部30が色の置換に際して参照する色置換テーブルなどを記憶する。
RIP部23は、印刷ジョブの画像化(ラスタライズ)を行うモジュール(RIPコア)である。このラスタライズ処理では、ICCプロファイル、特色テーブル、色置換テーブルなどを用いた色変換や、拡大縮小、回転、2in1といったレイアウト調整などが並行して行われる。
色変換部24は、RIP部23のラスタライズ処理と並行して実施される色変換を行うモジュール(CMM:色変換モジュール)であり、ユーザが印刷時にプリンタドライバ18上で指定したICCプロファイルに従って、任意の入力色(RGB、CMYK、Gray、etc.)を印刷用の色(CMYK)に変換する。
ネットワークI/F部25は、NICやモデムなどで構成され、プリンタコントローラ20を通信ネットワークに接続する。また、プリンタI/F部26は、NICやモデムなどで構成され、プリンタエンジン40との通信を可能にする。
[プリンタエンジン]
プリンタエンジン40は、プリンタコントローラ20から受信したRIP画像を、指定された用紙に印刷するMFP(Multi Function Peripheral)などの画像形成装置である。このプリンタエンジン40は、図5に示すように、制御部41、記憶部42、コントローラI/F部43、パネル操作部44、画像処理部45、印刷実行部46などを備える。
制御部41は、CPU41aとROM41bやRAM41cなどのメモリとで構成され、CPU41aは、ROM41bや記憶部42に記憶した制御プログラムをRAM41cに展開して実行することにより、プリンタエンジン40全体の動作を制御する。
記憶部42は、HDDやSSDなどで構成され、CPU41aが各部を制御するためのプログラム、自装置の処理機能に関する情報、プリンタコントローラ20から受信したRIP画像のデータ及び印刷指示情報などを記憶する。
コントローラI/F部43は、NICやモデムなどで構成され、プリンタコントローラ20との通信を可能にし、プリンタコントローラ20からRIP画像のデータ及び印刷指示情報を受信する。
パネル操作部44は、表示部上に透明電極が格子状に配置された感圧式の操作部(タッチセンサ)を設けたタッチパネルなどであり、印刷処理に関する各種画面を表示し、印刷に関する各種操作を可能にする。
画像処理部45は、プリンタコントローラ20から受信したRIP画像に対して濃度調整、印刷用紙に対する画像のレイアウト調整、画像のスクリーニング処理などを行う。
印刷実行部46は、スクリーニング済みの画像(2値画像)を入力として印刷動作を実行する。例えば、電子写真方式の作像プロセスを利用する画像形成装置では、一様に帯電された感光体ドラム上に画像に応じた光を照射して静電潜像を形成し、この静電潜像に帯電したトナーを付着させてトナー像として顕像化し、そのトナー像を一次転写ローラ、二次転写ベルトなどの中間転写体を介して用紙に転写し、その後にトナー像を加熱加圧することにより用紙上に定着させる処理を行う。
なお、図2乃至図6は、本実施例の印刷システムの一例であり、本実施例の色変換制御が実施可能な限りにおいて、各装置の構成は適宜変更可能である。
以下、本実施例の色変換制御方法について説明するが、本実施例の色変換制御方法の理解を容易にするために、従来の印刷手順について、図7のフローチャート図を参照して説明する。
まず、プリンタコントローラは、ユーザ端末から印刷ジョブを受信する(S101)。この印刷ジョブは、印刷原稿データであるPostscriptやPDFなどのデータに対してPJLなどのフォーマットで記述された印刷設定情報が付加されたものを想定する。
次に、プリンタコントローラは、印刷原稿の各ページを画像化(RIP)する(S102)。その際、印刷原稿そのままの色では、画像形成装置がサポートする色空間値ではなかったり、画質面で好ましくなかったりする場合があり、その場合は色変換が必要となることから、この画像化の際に色変換も同時に行われる。
次に、プリンタコントローラは、画像化結果(RIP画像)のデータをプリンタエンジンに出力し、プリンタエンジンは、画像化結果を紙出力する(S103)。そして、ユーザは出力された印刷物を確認し、目標通りの仕上がりかどうかを判断する。本フローの場合は、ユーザは異なる色味の印刷物が必要と判断するものとし、代替色機能を用いた2回目の印刷処理に進む。
次に、ユーザ(オペレータ)は、1回目の印刷とは異なる色味となるように、2回目の印刷の前に色置換テーブルを編集する(S104)。色置換テーブルの編集では入力色と代替色のペアを登録する。従来のフローでは、この時、オペレータは印刷原稿を作成したDTPアプリケーション等を立ち上げ、DTPアプリケーションを操作して色味を変えたい箇所の色値を確認することによって入力色の色値を特定する。
次に、プリンタコントローラは、ユーザ端末から印刷ジョブを受信し(S105)、RIP部は、印刷原稿の各ページを画像化(RIP)する(S106)。その際、代替色機能が有効となっているため、色変換部は、RIP部から問い合わせがあった原稿色と同じ色値が色置換テーブルに登録されているかどうかを確認する。登録されていた場合は応答値として登録情報内の置換値をRIP部に対して応答し、登録されていなかった場合は、代替色機能がOFFの場合と同様に、ICCプロファイルに基づいた色変換結果をRIP部に対して応答する。
その後、プリンタコントローラは画像化結果(RIP画像)のデータをプリンタエンジンに出力し、プリンタエンジンは画像化結果を紙出力する(S107)。
この従来の方法では、S104の色置換テーブルの編集の際に、印刷原稿を作成したDTPアプリケーション等を立ち上げなければならず、操作が煩雑になる。また、DTPアプリケーションを起動したとしても、具体的な色値が分からない場合がある。そこで、本実施例では、色変換後の色から色変換前の色を逆算することで、入力色を簡便かつ確実に特定できるようにする。
以下、本実施例の色変換制御方法を含む印刷手順について説明する。プリンタコントローラ20のCPU21aは、ROM21b又は記憶部22に記憶した色変換制御プログラムをRAM21cに展開して実行することにより、図8及び図9のフローチャート図に示す各ステップの処理を実行する。
まず、プリンタコントローラ20は、ユーザ端末10から印刷ジョブを受信する(S201)。この印刷ジョブは、上記と同様に、印刷原稿データであるPostscriptやPDFなどのデータに対してPJLなどのフォーマットで記述された印刷設定情報が付加されたものを想定する。
次に、プリンタコントローラ20のRIP部23は、印刷ジョブを解析して印刷原稿の各ページを画像化(RIP)し(S202)、画像保存部27は、画像化結果(RIP画像)とタグ画像を記憶部22などに保存する。上記と同様に、画像化の際には色変換も同時に行われるが、本実施例の色変換制御方法では、さらに、色変換記録部29は、RIP部23から色変換部24への色変換問い合わせの内容と色変換部24からRIP部23への問い合わせに対する応答の内容を色変換の履歴情報として記録する。
次に、プリンタコントローラ20は、画像化結果(RIP画像)のデータをプリンタエンジン40に出力し、プリンタエンジン40は、画像化結果を紙出力する(S203)。そして、ユーザは出力された印刷物を確認し、目標通りの仕上がりかどうかを判断する。本フローの場合も、ユーザは異なる色味の印刷物が必要と判断するものとし、代替色機能を用いた2回目の印刷処理に進む。
次に、ユーザ(オペレータ)は、1回目の印刷とは異なる色味となるように、2回目の印刷の前に色置換テーブルを編集する(S204)。色置換テーブルの編集では入力色と代替色のペアを登録することになるが、本実施例では、ユーザ端末10のプリンタコントローラユーティリティ19(画像表示部19a)は、プリンタコントローラ20の画像保存部27により記憶部22などに保存されたRIP画像を取得し、表示部14にそのRIP画像のプレビューを表示する。そして、ユーザ(オペレータ)は、RIP画像のプレビューを確認し、色味を変えたい箇所をマウス等の操作部15でポインティングする(プリンタコントローラユーティリティ19は、RIP画像に対する、ユーザによる座標の指定を受け付ける)。
このユーザ操作が行われると、プリンタコントローラユーティリティ19は、プリンタコントローラ20の画素値取得部28にユーザに指定された座標情報を送信し、プリンタコントローラ20による色置換テーブルの編集処理が実行される。図9は、このステップの詳細を示しており、まず、画素値取得部28は、画像保存部27が記憶部22などに保存した画像化結果(RIP画像)とタグ画像を取得する(S301)。次に、画素値取得部28は、ユーザ端末10(プリンタコントローラユーティリティ19)から取得した座標情報に基づいて、画像化結果(RIP画像)における、ユーザに指定された座標の画素値(色変換後の色値、入力色空間、オブジェクト種別)を取得する(S302)。
次に、色置換テーブル修正部31は、色変換記録部29から色変換の履歴情報(RIP部23から色変換部24への色変換問い合わせの内容と色変換部24からRIP部23への問い合わせに対する応答の内容)を取得する(S303)。そして、色変換の履歴情報において、S302で画素値取得部28が取得した色変換後の色値、入力色空間、オブジェクト種別の全てが一致する色変換の履歴を抽出する(S304)。
次に、色置換テーブル修正部31は、色変換後の色値、入力色空間、オブジェクト種別の全てが一致する色変換の履歴に基づいて、色変換前の色及び色変換後の色を特定して、色置換テーブルに仮登録する(S305)。これにより、プリンタコントローラユーティリティ19がユーザ端末10に表示する色置換テーブル編集画面に、入力色(色変換前の色)と代替色(色変換後の色)のペアが反映される。そして、ユーザは色置換テーブル編集画面において、2回目の印刷で実現したい色を代替色として設定する。プリンタコントローラユーティリティ19は、ユーザによる代替色の編集を受け付け、その代替色の色値を色置換テーブル修正部31に送信し、色置換テーブル修正部31は、入力色と修正後の代替色とを色置換テーブルに登録する。このように、本実施例では、色置換テーブル修正部31によって入力色が特定されると共に、1回目の印刷結果に相当する色が既に代替色に仮登録されているため、ユーザはこの仮の色値を目安にして新しい代替色の色値を決定すればよく、従来に比べてユーザの利便性を向上させることができる。
図8のフローチャートに戻って、プリンタコントローラ20は、ユーザ端末10から印刷ジョブを受信し(S205)、RIP部23は、上記と同様に、印刷ジョブを解析して印刷原稿の各ページを画像化(RIP)する(S206)。その際、代替色機能が有効となっているため、色変換部24は色置換部30を制御して、RIP部23から問い合わせがあった原稿色と同じ色値が色置換テーブルに登録されているかどうかを確認する。登録されていた場合は、応答値として登録情報内の置換値をRIP部23に対して応答し、登録されていなかった場合は、代替色機能がOFFの場合と同様に、色変換部24は、ICCプロファイルに基づいた色変換結果をRIP部23に対して応答する。
その後、上記と同様に、プリンタコントローラ20は、画像化結果(RIP画像)のデータをプリンタエンジン40に出力し、プリンタエンジン40は、画像化結果を紙出力する(S207)。
以上説明したように、本実施例では、RIP部23と色変換部24とを備えるプリンタコントローラ20に、RIP部23と色変換部24との間でやりとりされる色変換の履歴情報を記憶する色変換記録部29と、RIP画像のプレビュー上でユーザに指定された座標の画素値を取得する画素値取得部28と、取得した画素値と一致する色変換の履歴を抽出し、抽出した履歴に基づいて、ユーザに指定された座標における色変換前の色及び色変換後の色を特定し、特定した色変換前の色及びユーザに編集された色変換後の色に基づいて色置換テーブルを修正する色置換テーブル修正部31と、を設けることにより、DTPアプリケーションを操作する必要がなくなり、入力色を簡便かつ確実に特定することができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、その構成や制御は適宜変更可能である。
例えば、上記実施例では、代替色機能を色変換部24で実現することを想定して記述したが、代替色機能はRIP部23内部で実現することもできる。その場合であっても、ユーザは印刷前に色置換テーブルを修正する必要があり、原稿色を容易に特定できないという課題は生じるため、本発明の効果を同様に期待することができる。
本発明は、特定の入力色を代替色に置換する代替色機能を備えた印刷画像生成装置(プリンタコントローラ)及び当該印刷画像生成装置で動作する色変換制御プログラム並びに当該色変換制御プログラムを記録した記録媒体並びに当該印刷画像生成装置を含む印刷システムにおける色変換制御方法に利用可能である。
10 ユーザ端末
11 制御部
11a CPU
11b ROM
11c RAM
12 記憶部
13 ネットワークI/F部
14 表示部
15 操作部
16 OS
17 文書作成アプリケーション
18 プリンタドライバ
19 プリンタコントローラユーティリティ
19a 画像表示部
20 プリンタコントローラ
21 制御部
21a CPU
21b ROM
21c RAM
22 記憶部
23 RIP部
24 色変換部
25 ネットワークI/F部
26 プリンタI/F部
27 画像保存部
28 画素値取得部
29 色変換記録部
30 色置換部
31 色置換テーブル修正部
40 プリンタエンジン
41 制御部
41a CPU
41b ROM
41c RAM
42 記憶部
43 コントローラI/F部
44 パネル操作部
45 画像処理部
46 印刷実行部

Claims (10)

  1. 印刷原稿をラスタライズするRIP部と、前記ラスタライズに際して、ICCプロファイルに基づいて任意の入力色を印刷用の色に変換する色変換部と、を備え、予め記憶した色置換テーブルに従って、特定の入力色を任意の代替色に置き換える代替色機能を有する印刷画像生成装置であって、
    前記RIP部が前記色変換部に対して行う色変換要求の内容と、前記色変換部が前記RIP部に対して行う前記色変換要求に対する応答の内容と、を色変換の履歴情報として記録する色変換記録部と、
    前記RIP部がラスタライズしたRIP画像を保存する画像保存部と、
    前記RIP画像を出力した印刷物を確認した結果に基づいてユーザに指定された、前記RIP画像上の座標の画素値を取得する画素値取得部と、
    前記色変換記録部が記録した前記色変換の履歴情報と前記画素値取得部が取得した前記画素値とに基づいて、前記ユーザに指定された座標における色変換前の色を特定し、前記色変換前の色と前記ユーザによって編集された色変換後の色とに基づいて、前記色置換テーブルを修正する色置換テーブル修正部と、を備える、
    ことを特徴とする印刷画像生成装置。
  2. 前記色変換記録部は、前記色変換の履歴情報として、少なくとも色変換前の色及び色変換後の色を記録し、
    前記画像保存部は、前記RIP画像と共に、当該RIP画像の各画素のオブジェクトの種別及び当該オブジェクトの入力色空間が記述されたタグ画像を保存し、
    前記画素値取得部は、前記RIP画像及び前記タグ画像に基づいて、前記画素値として、前記ユーザに指定された座標における、色変換後の色及び入力色空間を取得し、
    前記色置換テーブル修正部は、前記色変換の履歴情報と前記色変換後の色及び前記入力色空間とに基づいて、前記色変換前の色を特定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の印刷画像生成装置。
  3. 前記色置換テーブル修正部は、前記色変換の履歴情報の中から、前記画素値に対応する履歴を抽出し、当該履歴に基づいて、前記色変換前の色として、前記ユーザに指定された座標における前記印刷原稿の色を特定する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の印刷画像生成装置。
  4. 印刷原稿をラスタライズするRIP部と、前記ラスタライズに際して、ICCプロファイルに基づいて任意の入力色を印刷用の色に変換する色変換部と、を備え、予め記憶した色置換テーブルに従って、特定の入力色を任意の代替色に置き換える代替色機能を有する印刷画像生成装置で動作する色変換制御プログラムであって、
    前記印刷画像生成装置を、
    前記RIP部が前記色変換部に対して行う色変換要求の内容と、前記色変換部が前記RIP部に対して行う前記色変換要求に対する応答の内容と、を色変換の履歴情報として記録する色変換記録部、
    前記RIP部がラスタライズしたRIP画像を保存する画像保存部、
    前記RIP画像を出力した印刷物を確認した結果に基づいてユーザに指定された、前記RIP画像上の座標の画素値を取得する画素値取得部、
    前記色変換記録部が記録した前記色変換の履歴情報と前記画素値取得部が取得した前記画素値とに基づいて、前記ユーザに指定された座標における色変換前の色を特定し、前記色変換前の色と前記ユーザによって編集された色変換後の色とに基づいて、前記色置換テーブルを修正する色置換テーブル修正部、として機能させる、
    ことを特徴とする色変換制御プログラム。
  5. 前記色変換記録部は、前記色変換の履歴情報として、少なくとも色変換前の色及び色変換後の色を記録し、
    前記画像保存部は、前記RIP画像と共に、当該RIP画像の各画素のオブジェクトの種別及び当該オブジェクトの入力色空間が記述されたタグ画像を保存し、
    前記画素値取得部は、前記RIP画像及び前記タグ画像に基づいて、前記画素値として、前記ユーザに指定された座標における、色変換後の色及び入力色空間を取得し、
    前記色置換テーブル修正部は、前記色変換の履歴情報と前記色変換後の色及び前記入力色空間とに基づいて、前記色変換前の色を特定する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の色変換制御プログラム。
  6. 前記色置換テーブル修正部は、前記色変換の履歴情報の中から、前記画素値に対応する履歴を抽出し、当該履歴に基づいて、前記色変換前の色として、前記ユーザに指定された座標における前記印刷原稿の色を特定する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の色変換制御プログラム。
  7. 印刷原稿をラスタライズするRIP部と、前記ラスタライズに際して、ICCプロファイルに基づいて任意の入力色を印刷用の色に変換する色変換部と、を備え、予め記憶した色置換テーブルに従って、特定の入力色を任意の代替色に置き換える代替色機能を有する印刷画像生成装置と、前記印刷原稿を作成するユーザ端末と、が通信ネットワークで接続された印刷システムにおける色変換制御方法であって、
    前記印刷画像生成装置が、前記印刷原稿の印刷ジョブを受信する第1の受信処理と、
    前記印刷画像生成装置が、前記印刷ジョブを解析し、前記印刷原稿のラスタライズ及び色変換を行ってRIP画像を生成すると共に、前記RIP部が前記色変換部に対して行う色変換要求の内容と、前記色変換部が前記RIP部に対して行う前記色変換要求に対する応答の内容と、を色変換の履歴情報として記録する第1のRIP画像生成処理と、
    前記RIP画像を保存する画像保存処理と、
    前記ユーザ端末が、前記印刷画像生成装置から前記RIP画像を取得して表示し、前記RIP画像に対する、ユーザによる座標の指定を受け付ける指定処理と、
    前記印刷画像生成装置が、前記RIP画像を出力した印刷物を確認した結果に基づいて前記ユーザに指定された、前記RIP画像上の座標の画素値を取得する画素値取得処理と、
    前記印刷画像生成装置が、前記記録した前記色変換の履歴情報と前記取得した前記画素値とに基づいて、前記ユーザに指定された座標における色変換前の色及び色変換後の色を特定する色特定処理と、
    前記ユーザ端末が、前記色変換前の色及び前記色変換後の色を取得して色置換テーブル編集画面に反映し、前記ユーザによる前記色変換後の色の編集を受け付ける色編集処理と、
    前記印刷画像生成装置が、前記編集後の色変換後の色を取得し、前記色変換前の色及び前記編集後の色変換後の色を前記色置換テーブルに登録して当該色置換テーブルを修正する色置換テーブル修正処理と、を実行する、
    ことを特徴とする色変換制御方法。
  8. 前記印刷画像生成装置が、再度、前記印刷原稿の印刷ジョブを受信する第2の受信処理と、
    前記印刷画像生成装置が、前記印刷ジョブを解析し、前記印刷原稿のラスタライズ及び色変換を行ってRIP画像を生成すると共に、前記RIP画像の生成に際して、前記修正後の色置換テーブルを参照して、前記ユーザに指定された座標の前記印刷原稿の色を前記編集後の色変換後の色に置換する第2のRIP画像生成処理と、を実行する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の色変換制御方法。
  9. 前記第1のRIP画像生成処理では、前記色変換の履歴情報として、少なくとも色変換前の色及び色変換後の色を記録し、
    前記画像保存処理では、前記RIP画像と共に、当該RIP画像の各画素のオブジェクトの種別及び当該オブジェクトの入力色空間が記述されたタグ画像を保存し、
    前記画素値取得処理では、前記RIP画像及び前記タグ画像に基づいて、前記画素値として、前記ユーザに指定された座標における、前記色変換後の色及び入力色空間を取得し、
    前記色特定処理では、前記色変換の履歴情報と前記色変換後の色及び前記入力色空間とに基づいて、前記色変換前の色を特定する、
    ことを特徴とする請求項7又は8に記載の色変換制御方法。
  10. 前記色特定処理では、前記色変換の履歴情報の中から、前記画素値に対応する履歴を抽出し、当該履歴に基づいて、前記色変換前の色として、前記ユーザに指定された座標における前記印刷原稿の色を特定する、
    ことを特徴とする請求項9に記載の色変換制御方法。
JP2015095312A 2015-05-08 2015-05-08 印刷画像生成装置及び色変換制御プログラム並びに色変換制御方法 Active JP6520363B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015095312A JP6520363B2 (ja) 2015-05-08 2015-05-08 印刷画像生成装置及び色変換制御プログラム並びに色変換制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015095312A JP6520363B2 (ja) 2015-05-08 2015-05-08 印刷画像生成装置及び色変換制御プログラム並びに色変換制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016213646A JP2016213646A (ja) 2016-12-15
JP6520363B2 true JP6520363B2 (ja) 2019-05-29

Family

ID=57552318

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015095312A Active JP6520363B2 (ja) 2015-05-08 2015-05-08 印刷画像生成装置及び色変換制御プログラム並びに色変換制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6520363B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6950297B2 (ja) 2017-06-22 2021-10-13 セイコーエプソン株式会社 プロファイル調整方法、プロファイル調整プログラム、及び、プロファイル調整システム
JP6926818B2 (ja) 2017-08-23 2021-08-25 セイコーエプソン株式会社 プロファイル調整システム、プロファイル調整装置、プロファイル調整方法、及び、プロファイル調整プログラム
JP2022119411A (ja) * 2021-02-04 2022-08-17 キヤノン株式会社 情報画像処理装置、情報処理方法、およびプログラム

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3077581B2 (ja) * 1996-01-19 2000-08-14 富士ゼロックス株式会社 カラー印刷装置
JP2000059642A (ja) * 1998-08-07 2000-02-25 Dainippon Printing Co Ltd 文書データの色変換装置及び色変換方法、並びにそのためのプログラムを記録した記録媒体
JP2006260533A (ja) * 2005-03-15 2006-09-28 Toshiba Corp 画像処理装置及び画像処理方法
JP2006260532A (ja) * 2005-03-15 2006-09-28 Toshiba Corp 画像処理装置及び画像処理方法
JP2015061128A (ja) * 2013-09-17 2015-03-30 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016213646A (ja) 2016-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20070070377A1 (en) Image forming apparatus and image forming method
JP5700014B2 (ja) 印刷システム、印刷制御プログラム、および記録媒体
US8605316B2 (en) Information processing apparatus and control method thereof, and storage medium
JP6743367B2 (ja) 画像処理システム、画像処理システムの制御方法、画像処理システムの制御プログラム
JP7052603B2 (ja) 画像形成システム、色合わせ方法及び色合わせプログラム
JP6597402B2 (ja) 画像形成出力制御装置、画像形成出力制御装置の制御方法、画像形成出力制御装置の制御プログラム
JP6520363B2 (ja) 印刷画像生成装置及び色変換制御プログラム並びに色変換制御方法
JP2014021876A (ja) 印刷システム及び印刷装置並びに印刷制御方法
JP6638458B2 (ja) 画像形成出力制御装置、画像形成出力制御装置の制御方法、画像形成出力制御装置の制御プログラム
JP2007149056A (ja) 画像形成方法、情報処理装置、画像形成システム、コンピュータプログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JP2005149407A (ja) 文書処理装置および文書処理方法
JP4761535B2 (ja) 文書管理装置及び方法、プログラム
US20090034836A1 (en) Image Processing Apparatus, Image Processing Method, and Computer Readable Recording Medium Stored with Image Processing Program
JP2007021905A (ja) 印刷支援装置、方法及びプログラム
JP2020168784A (ja) 画像形成装置、ジョブ処理方法及びジョブ処理プログラム
JP6123291B2 (ja) 画像処理プログラム、画像処理装置、および画像処理装置の制御方法
US8908227B2 (en) Image forming apparatus, image forming system, image data processing method, program, and storage medium
JP2012155415A (ja) 印刷システム
JP6801534B2 (ja) 情報処理システム、情報処理方法及びプログラム
JP2017030232A (ja) 画像処理システム、処理実行制御装置、画像処理方法及び制御プログラム
JP5957979B2 (ja) 画像処理方法、画像処理プログラムおよび画像形成装置
JP2013123878A (ja) バリアブル印刷データ処理時間予測プログラムおよび画像形成装置。
JP4479289B2 (ja) 印刷制御装置及び方法、データ展開装置
JP6946771B2 (ja) 画像処理装置、ジョブ処理制御プログラム及びジョブ処理制御方法
JP6007015B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180327

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180921

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181113

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190402

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190415

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6520363

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150