JP2002112025A - 画像補正装置および補正方法 - Google Patents
画像補正装置および補正方法Info
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Abstract
利用者の手間をできるだけ小さくさせると共に、ソフト
ウエアによる画質自動補正における誤りを防止する。 【解決手段】 与えられた画像に対応して、その画像の
補正画像として2つ以上の補正レベルの画像を出力し、
利用者に好みの補正画像を選択させる手段2と、利用者
の選択結果に対応して、前記与えられた画像と異なる補
正対象画像の補正を行う手段3とを備える。
Description
り、更に詳しくは利用の嗜好に応じて、例えばディジタ
ルカメラやカラープリンタなどによって得られた画像
を、利用者にとって満足度の高い画像に補正するための
画像補正装置、および画像補正方法に関する。
リンタなどの画像関連機器が普及し、またディジタルカ
メラの使用によって、一般消費者がディジタルカラー画
像を扱う機会が多くなっている。しかしながら、ディジ
タルカメラなどで撮影されたカラー画像の画質は、必ず
しもユーザにとって満足のいくものになるとは限らな
い。例えば暗すぎたり、鮮やかさが足りなかったり、尖
鋭度が足りなかったりすることがある。そのため、例え
ばディジタルカメラで撮影された画像を、ユーザが満足
できるようなきれいな画像に、簡単に画質を向上させる
技術が必要となっている。
な画像に補正を行うためには、画像に対する好みに個人
差があり、だれもが同じ画像を好むとは限らないことを
考慮する必要がある。例えば明るめの画像を好む人もい
れば、暗めの画像を好む人もいる。従って画像補正技術
としては、ユーザ個々の好みにも配慮し、ユーザの満足
度の高い補正画像を与えられるような技術が必要であ
る。
個々の好みに配慮して画像を補正する従来技術として
は、大日本スクリーン社から提供されているソフトウエ
ア(Color Genius)がある。この製品のカ
タログには、次の3つの機能が実現されていることが説
明されている。
にして、ソフトウエアによって画像の品質を自動的に向
上させる機能であり、第2の機能はこの自動的な補正に
よる画像とユーザ自身が補正を行った結果としての補正
画像との差を記憶する機能、第3の機能は自動的な補正
画像とユーザ自身による補正画像との差を、その他の画
像の自動的な品質向上に反映させる機能である。
の嗜好としての第1の好ましい画像と、ソフトウエアに
よって自動的に補正して生成された第2の好ましい画像
との差が記憶され、ユーザ個々の好みに配慮した画像補
正機能が実現されている。
ザの嗜好の獲得過程の説明図である。同図において処理
が開始されると、まずステップS101で、例えばユー
ザによって、補正対象の画像が原画像として設定され、
ステップS102でソフトウエアによってその原画像に
対する補正画像が自動的に生成され、自動補正画像が得
られる。この時後述するユーザ差分情報がすでに存在す
る場合には、その情報も考慮した補正画像が自動的に生
成される。
よって原画像に対する補正が行われ、ユーザ補正画像が
得られる。最終的にステップS104で、S102とS
103とで得られた2つの画像、すなわち自動補正画像
とユーザ補正画像との差がシステムに格納され、それが
ユーザ差分情報として、原画像以外の画像の自動補正に
反映される。
うな従来技術には以下に述べる2つの問題点があった。
第1の問題点は、ユーザの手間がかかるということであ
る。図20のステップS103で説明したように、原画
像に対応してユーザ自身が好ましいと思う画像を補正画
像として生成する必要がある。この補正作業には一般に
細かな調整が必要であり、手間がかかるだけでなく、画
像に関する知識が乏しい人には難しい作業であるという
問題点があった。
S102で得られた自動補正画像が不適当なものである
場合に、大きな悪影響が生ずるということである。すな
わち、ソフトウエアによって自動的に生成された好まし
い画像が一般人の好みから外れてしまったような場合、
この間違ったきれいな画像、例えば暗すぎる画像と、ユ
ーザ自身によって補正された結果の画像との差が記憶さ
れてしまうことになる。
ベルの明るさの補正画像を生成した場合にも、ユーザは
明るめの調整を行ったという差として記憶されることに
なり、以後の画像補正に悪影響が生じ、標準的な明るさ
の画像に対しても明るすぎる画像への補正が行われてし
まうことになるという問題点があった。
ーザの手間をできるだけ少なくすると共に、ソフトウエ
アによる自動的な画質補正で誤りが生じないような画像
補正装置、および画像補正方法を提供することである。
ブロック図である。同図は利用者の嗜好に基づいて画像
を補正する画像補正装置の原理構成ブロック図であり、
(a)は後述する第1の実施形態に対応し、(b)は第
2の実施形態に対応する原理構成ブロック図である。
は、利用者嗜好獲得手段2と、画像補正手段3とが備え
られる。利用者嗜好獲得手段2は与えられた画像、例え
ばユーザ、またはシステムによってあらかじめ準備され
た画像に対応して、その画像の補正画像として2つ以上
の補正レベル、例えば5つの補正レベルの画像を出力
し、利用者に好みの補正画像、例えば1つ、または複数
の補正画像を選択させるものである。
わち利用者が好む補正画像に対応して、例えば与えられ
た画像と選択された画像との明るさやカラーバランスの
差を算出し、その差を用いて与えられた画像と異なる補
正対象画像の補正を行うものである。
られた画像としては1つだけに限定することなく、複数
の画像に対応してそれぞれ2つ以上の補正レベルの画像
を出力し、それぞれ好みの補正画像を利用者に選択させ
ることもできる。さらにこの複数の与えられた画像とし
て、例えば人物と風景などのように、種別の異なる画像
に対応して、利用者嗜好獲得手段2がそれぞれ2つ以上
の補正レベルの画像を出力して、利用者に好みの補正画
像を選択させることも、また画像補正手段3が補正対象
画像の補正を行うにあたって、ユーザに対して画像種別
の入力を要求することもできる。
嗜好獲得手段2が利用者に対して利用者識別子の入力を
要求し、画像補正手段3がこの利用者識別子の値に対応
して、補正対象画像の補正を行うこともできる。
嗜好獲得手段2が補正画像として2つ以上の補正レベル
の画像を出力するにあたり、その画像をディスプレイ画
面に表示する代わりに、例えばプリンタによる印刷結果
として出力することもできる。
いて、画像補正装置4は、利用者補正画像獲得手段5と
画像補正手段6とを備える。利用者補正画像獲得手段5
はあらかじめ定められた画像、例えばシステムの設計者
によって行われた一般人50人を対象とした調査におい
て、明るさもカラーバランスも共に平均的に好まれる画
像を出力し、その出力画像に対する補正を利用者に実行
させるものである。
果に対応して、図1(a)における画像補正手段3と同
様に、補正の結果に対応して定められた画像との明るさ
やカラーバランスの差を算出し、その差に基づいて定め
られた画像と異なる補正対象画像の補正を行うものであ
る。
実施形態においても前述と同様にあらかじめ定められた
画像として複数の画像を出力して、それぞれの画像に対
する補正を利用者に実行させることもでき、またこの複
数の画像としては種別の異なる画像を用いることもで
き、更に定められた画像と異なる補正対象画像の補正に
あたっては、ユーザに対して画像種別の入力を要求する
こともできる。
同様に利用者補正画像獲得手段5は利用者を識別する識
別子の入力を要求することもでき、画像補正手段6はそ
の識別子に対応して補正対象画像の補正を行うこともで
きる。
あらかじめ定められた画像または1およびその画像に対
する利用者の補正画像をユーザの指示によって印刷して
出力し、印刷結果のうちで利用者が一気に入った画像を
利用者補正画像として獲得することもできる。
用者の嗜好に基づいて画像を補正する方法として、与え
られた画像に対応してその画像の補正画像として2つ以
上の補正レベルの画像を出力し、利用者に好みの補正画
像を選択させる過程と、利用者の選択結果に対応して、
与えられた画像と異なる補正対象画像の補正を行う過程
とを備える方法が用いられる。
て画像を補正する方法として、あらかじめ定められた画
像を出力し、その出力画像に対する補正を利用者に実行
させる過程と、利用者による補正の結果に対応して、定
められた画像と異なる補正対象画像の補正を行う過程と
を備える画像補正方法も用いられる。
画像を補正するための計算機によって使用される記憶媒
体として、あらかじめ定められた画像を出力し、その出
力画像に対する補正を利用者に実行させるステップと、
利用者による補正の結果に対応して、定められた画像と
異なる補正対象画像の補正を行うステップとを計算機に
実行させるためのプログラムを格納した計算機読み出し
可能可搬型記憶媒体が用いられる。
好に基づいて画像を補正するために、与えられた画像に
対応して、その画像の補正画像として2つ以上の補正レ
ベルの画像を出力し、利用者に好みの補正画像を選択さ
せるか、またはあらかじめ定められた画像を出力し、そ
の出力画像に対する補正を利用者に実行させることによ
って、利用者の嗜好が獲得される。
施形態に対応する全体処理フローチャートである。同図
(a)は、実際にユーザが補正を行いたい補正対象画像
の補正を行うための前処理に対応する、ユーザの嗜好を
獲得する過程の処理フローチャートである。同図におい
て処理が開始されると、ステップS1で与えられた画
像、例えばユーザから与えられた画像、またはシステム
側であらかじめ用意されている画像に対して補正レベル
の異なる複数の補正画像が表示され、ステップS2でユ
ーザに対して好ましい補正画像の選択が要求される。
ち解答が獲得され、ステップS4でユーザの解答に対応
して、実際に補正対象画像を補正するためのデータ、例
えば前述の与えられた画像と、ユーザによって選択され
た補正画像との明るさやカラーバランスの差を示すデー
タが保存されて、処理を終了する。
る過程で求められたデータを用いて、実際に補正対象画
像の補正を行う過程の処理フローチャートである。同図
において処理が開始されると、ステップS7で保存デー
タ、前述の与えられた画像とユーザによって選択された
補正画像との明るさやカラーバランスの差を示すデータ
が参照され、ステップS8でそのデータの傾向に合わせ
て補正対象画像の補正が行われ、ステップS9でその補
正結果の画像が印刷されて処理を終了する。
は例えばプリンタを用いる時の処理であり、ユーザは最
終的な補正結果をプリンタ出力として与えられることに
よって、画像補正が適確に行われていることを容易に確
認することができる。プリンタを使用していないような
場合には補正結果は、例えばディスプレイに表示される
ことになる。
いては、まず最初に補正対象画像に対して一般的に好ま
れる画像への補正を行った後に、次にユーザの嗜好に合
わせた補正が行われる。補正対象画像を一般的に好まれ
る画像に補正するための技術としては、例えば明るさに
ついては、次の文献1に記述されている方法を用いるこ
とができる。
and Pekka Laihanen,“Image
Dependent Gamma Selectio
nBased on Color Palette E
qualizationand a Simple L
ightness Model”Proc.of7th
CIC,301−306(1999)この方法は補正
対象画像を解析して、γ値と呼ばれる指数係数を算出
し、この係数を用いて画像補正を行うものである。この
γ値については、次の文献2で説明されている。これら
の技術に関しては更に後述する。
he Reproductionof Colour”
p.455,Fountain Press,ISBN
−0−86343−381−2なお図2(a)のステッ
プS1で補正レベルの異なる複数の補正画像を出力する
にあたっては、例えばプリンタを用いる場合には,補正
画像を印刷結果として出力する方がユーザの嗜好を正し
く獲得する上で有効である。プリンタにおいては最終的
に出力されるプリント結果が重要であり、ユーザが好ま
しい画像を選択するにあたっても印刷結果を基にする方
が正しいユーザの嗜好の獲得が行われる。
本発明の全体処理フローチャートである。同図(a)
は、図2(a)と同様に、前処理としてのユーザの嗜好
を獲得する過程の処理フローチャートであり、処理が開
始されると、まずステップS11であらかじめ定められ
た画像が表示される。この表示される画像としては、例
えば一般的に好まれる明るさの画像を準備しておき、そ
れを使用することができる。異なる明るさレベルの画像
を多くの一般人に評価してもらい、一般的に好まれる明
るさの画像を準備しておけばよい。
からユーザにとって好ましい画像への補正がユーザに要
求される。この補正においては、なるべくユーザの手間
を小さくするために例えばスライダを準備し、そのスラ
イダをユーザが操作することによって、画像の明るさや
カラーバランスが変化するような形式で画像補正が要求
される。必要に応じてその時々の補正結果を印刷して出
力することも、ユーザの嗜好を正しく獲得するために有
効である。
として獲得され、ステップS14でユーザの解答に対応
して、補正対象画像の補正を行うためのデータが保存さ
れて、処理を終了する。
ては、必ずしも一般的に好まれる明るさの画像でなく、
例えばやや明るめの画像を用いてもよい。その場合に
は、ユーザの補正結果が表示された画像と同じであれ
ば、そのユーザは明るめの画像を好むことになる。
様にユーザの嗜好を獲得する過程で使用されていない補
正対象画像の補正が行われる。なおステップS17で画
像補正を行った後に、画像を印刷することも当然可能で
ある。
タを対象とした画像補正について説明する。プリンタは
一般にパソコンに接続して使用されるものであり、パソ
コンにインストールされたプリンタドライバソフトによ
って生成される制御信号に基づいて、印刷作業が行われ
る。本発明は、例えばこのプリンタドライバソフトに関
連するものであり、プリンタそのものの構成とは基本的
にあまり関係がないため、プリンタの装置構成について
の説明は省略するが、その構成は一般的に使用されるも
のと基本的に同じである。
に添付されて出荷され、プリンタユーザに提供され、プ
リンタのユーザによってパソコンにインストールされ
る。このプリンタ装置では、図2で説明したようにユー
ザの嗜好を獲得する過程としての処理と、獲得されたユ
ーザの嗜好を用いて補正対象画像を補正する過程の処理
が行われるが、これらの過程について更に説明する。
は、まずユーザの嗜好を獲得する過程としての処理が行
われ、ユーザの好みに関するデータをシステムに登録し
た後に、それ以後の画像印刷時、すなわち補正対象画像
の補正時には、登録されたデータを用いて画像の印刷が
行われる。基本的にはユーザの嗜好に関するデータは1
度システムに登録すればよく、その登録作業はユーザに
とって大きな負担にはならない。
の処理は、プリンタドライバソフトのパソコンへのイン
ストールと同時に行うことができる。このインストール
の作業においては、各種の設定やライセンスに関する許
諾に対する判断などがユーザに要求される。これらの作
業と共にユーザの嗜好を獲得する過程としての処理をま
とめて行うことによって、ユーザの負担、すなわち心理
的、および時間的負担を軽減することができる。
処理は、プリンタドライバソフトのインストール時以外
にも行えることが望ましい。例えば新たなユーザが増え
た場合や、登録済の嗜好に関するデータを変更したい場
合などに備えて、インストール時以外の任意のタイミン
グにおいてユーザの嗜好を獲得する過程の処理を実行可
能とすることが望ましい。
画像を補正する過程は、ユーザが画像を印刷するにあた
って起動される。画像を印刷する際には無条件にその過
程の処理を起動するようにしてもよく、ユーザに起動の
有無を選択させてもよい。
好獲得過程の処理フローチャートである。同図において
処理が開始されると、まずステップS21で与えられた
画像に対して、異なる補正レベルの複数の補正画像を示
した印刷物が出力される。与えられた画像としては、ユ
ーザから与えられるものを用いてもよいし、またシステ
ムの設計者によってあらかじめ用意されている画像を用
いてもよい。一般的には、例えば人物が主題の画像と、
風景が主題の画像の2種類の与えられた画像として用い
て、それぞれの画像に対してカラーバランスを変化させ
た補正画像、および明るさを変化させた補正画像を印刷
して出力する。
れた補正画像の例の説明図である。図5において系列A
は人物の画像をカラーバランスを変化させて出力したも
のであり、系列Bは人物の画像の明るさを変化させて出
力したものである。図6は風景の画像の同様の出力例で
ある。
景の2種類に限る必要はなく、例えば金属系のものなど
他の種類を加えてもよく、あるいは例えば人物の1種類
だけとしてもよく、男性との女性の画像を用いたり、背
景が大きく異なる人物画像を用いたりしてもよい。
カラーバランスの異なる補正画像として、あらかじめシ
ステム側の設計者によって用意された画像を用いるもの
として、実施形態を説明する。明るさの異なる補正画像
の作成は、例えば以下の手順によって行われる。この手
順は1つの例であり、この手順に限定されるわけではな
い。 1.原画像の明るさレベルを変えたものを10段階程度
生成する。
を指数関数 (以下の変換式)で変換する。ここで、
(R,G,B) は、0から1の間に正規化された原画像
の画素レベルを示し、(Rnew ,Gnew ,Bnew )は、
0から1の間に正規化された補正後の画像の画素レベル
を示す。なお、以降の説明でも、RGBの画素値は、0
が最小値で1が最大値とする。
0.9,1.0,1.1,1.25,1.4,1.6,
1.8の十通りの値について上記の式で補正画像を作成
する。 2.上記の作成画像から、5種類の画像を選ぶ。
いずれが最も好ましいかを質問する。そして以下の画像
を選ぶ。 ・γ値の好みの分布で最大となるγ値、または重み付き
平均値(人数で重みをつけたγの平均値)に相当する画
像。
とみなし、±1.5σと±3σに相当する画像。なお、
上記γ値の範囲に観察者が適切と思う画像が無い場合
は、適宜、γ値の範囲を変更して(範囲を広げて)調査
すれば良い。この手続きによって、図7に示すような、
明るめの画像(−3σ)、やや明るめの画像(−1.5
σ)、平均的に好まれる明るさの画像、やや暗めの画像
(+1.5σ)、暗めの画像(+3σ)が選択される。
は, 例えば、以下の手順で行えば良い。以下の手順も一
例であり、この方法に限定されるわけではない。 1.原画像のカラーバランスを変えたものを10段階程
度生成する。
RGB値を以下の変換式で変換する。ここで、(R,
G,B) は、0から1の間に正規化された原画像の画素
値を示し、(Rnew ,Gnew ,Bnew )は、0から1の
間に正規化された補正後の画像の画素値を示す。
/10,6/10,7/10,8/10,9/10,1
0/10,10/9,10/8,10/7,10/6,
10/5の11通りの値について上記の式で補正画像を
作成する。 2.上記の作成画像から、5種類の画像を選ぶ。
いずれが最も好ましいかを質問する。そして以下の画像
を選ぶ。 ・α値の好みの分布で最大となるα値、または重み付き
平均値に相当する画像。
とみなし、±1.5σと±3σに相当する画像。なお、
上記α値の範囲に観察者が適切と思う画像が無い場合
は、適宜、α値の範囲を変更して(範囲を広げて)調査
すれば良い。この手続きによって、図8に示すような、
青めの画像、やや青めの画像、平均的に好まれるバラン
スの画像、やや赤の画像、赤めの画像が選択される。
ザに対して好ましい補正画像の選択と、ユーザ名の入力
が要求される。図9はこの要求画面の例である。ステッ
プS21で出力された印刷物、すなわち図5,図6に示
された補正画像の各系列の中で、ユーザが気に入った画
像の選択と、ユーザ名の入力が要求される。気に入った
画像が複数ある場合には、複数の画像を選択させてもよ
い。また図9ではボタンで画像の番号を選択させるよう
にしているが、スライダで選択させるようにして微妙な
中間値の選択を許してもよい。なおステップS22では
ユーザ名の入力に代わって、ユーザを識別するための識
別子を入力させてもよいことは当然である。
ザの解答が獲得され、ステップS24で選択結果の格
納、すなわちユーザが選択した画像番号がユーザ毎に保
存されて、処理を終了する。ここで複数の画像が選択さ
れた場合には、番号の平均値を保存することもできる。
また画像番号に対応するγやαの値を保存してもよい。
から、図9に示すようにユーザ名も入力させ、ユーザ毎
に選択結果を管理するのが好ましい。プリンタドライバ
を使用するユーザが個人に限定されているならば、必ず
しもユーザ名を入力させる必要はない。
のパターンの異なる補正を行う場合がある場合などは、
一人のユーザが複数のユーザ名で登録するのを許しても
よい。例えば、白熱電灯下でデジタルスチルカメラで撮
影した画像がたくさんあり、これらをやや赤っぽい感じ
で白熱電灯の色を残して印刷したい時などは、あえて、
やや赤めに感じる画像を気に入った画像として選択し、
別のユーザ名で登録する。具体的には、例えば、ユーザ
「abc」が登録を行う場合、普通に見て気に入った画
像を選択した場合の登録は、ユーザ名「abc」で登録
し、やや赤めに感じる画像を気に入った画像として選択
した場合の登録は、ユーザ名「abc_reddis
h」で登録すればよい。
スしか表示していないが、さらに、個々のユーザが、前
記のように画像の印刷目的などにより区別できるよう
に、さらなる情報を入力させるための入力用ボックスを
表示してもよい。
に対するユーザの嗜好と、ユーザ名が取得できる。獲得
したデータは、ユーザ名と系列毎に保存する。保存した
データ例を図10に示す。
れているユーザの嗜好に応じて、それ以後の画像、すな
わち補正対象画像を補正する過程の詳細処理フローチャ
ートを図11に示す。同図において処理が開始される
と、まずステップS30でユーザ名と画像種類の入力が
要求される。
る。このような画面が表示され、ユーザ名の入力と、印
刷すべき画像、すなわち補正対象画像の種類、すなわち
補正対象画像の主題が人物であるか風景であるか、ある
いは人物や風景でなく、その他・複合・不明であるかの
指定が要求される。
ステップS31で獲得され、その解答に対応して画像の
補正が行われる。ユーザ名の設定が行われなかった場
合、あるいは登録済のユーザ名と一致しなかった場合に
は、ユーザの嗜好を加味することができないため、本実
施形態においては一般的に好まれる画像への自動補正が
行われるものとする。この自動補正については後述す
る。なおユーザが1人に限られるようなプリンタシステ
ムにおいては、ユーザ名の設定が行われなかった場合で
も、そのユーザの嗜好に対応する画像補正を行うことが
できる。
われた場合には、一般的に好まれる画像への自動補正が
行われた後、ユーザの嗜好に合わせた補正が、画像の種
別に対応して行われる。ユーザの指定のみが行われた場
合には、一般的に好まれる画像への自動補正が行われた
後に、ユーザの嗜好に基づいて画像種別を考慮すること
なく、画像補正が行われる。
の解答があったか否かが判定され、ユーザ名の解答があ
った場合には、ステップS33で画像種類の解答があっ
たか否かが判定される。
て、ユーザ名の解答と画像種類の解答が共に行われた場
合の画像補正処理についてまず説明する。そこでステッ
プS33で画像種類の解答があったと判定され、ステッ
プS34でカラーバランスの自動補正が行われる。この
自動補正は、補正対象画像を一般的に好まれるカラーバ
ランスの画像に補正するものであり、その方法の1つの
例を以下に説明する。この方法に限定されるものではな
いことは当然である。
スの自動補正におけるカラーバランスの良否の判定基準
として、文献2の80ページに記述されている判定基準
(Evansの原理)が用いられる。この判定基準は画
像全体の色の平均値が無彩色となるのが望ましいカラー
バランスの状態であるとする基準である。
yはそれぞれ横方向、縦方向の画素数を示し、i,jは
画素の座標(0<i<x−1,0<j<y−1)を表
す。R ij,Gij, Bij, は、それぞれ、i,jで示され
る座標の画素のRGB値であり、R1ij,G1ij,B1
ijは、補正後のRGB値である。
ステップS35でユーザの嗜好と画像の種類に合わせ
て、カラーバランスの再補正が行われる。この再補正に
おいては、基本的には図10で説明したユーザによって
選択された画像の番号に対応して、カラーバランスの再
補正が行われる。
て選択された画像のαの値を示したものである。ステッ
プS35ではユーザ名と画像の種類に対応するαの値が
用いられて、次式によってカラーバランスの補正が行わ
れる。
B2ij=(1/α)B1ij,ifR2ij>1then R2ij
=1, ifB2ij>1then B2ij=1 ここでi,jの画素の座標を示しR1ij,G1ij,B1
ijはそれぞれi,jの座標で示される画素に対するステ
ップS34の処理終了後のRBGの値であり、R2ij,
G2ij,B2ijはステップS35の処理終了後の画素の
RGBの値である。
明るさの自動補正が行われる。この自動補正の技術とし
て、前述の文献1に述べられている方法が用いられる。
前述のようにこの方式においては、補正対象画像を解析
してγ値と呼ばれる指数係数が算出され、算出されたγ
値が出力系のγ値、例えばディスプレイとして使用され
るブラウン管のγ値と一致するように補正が行われ、一
般的に好まれる明るさの画像が作成される。すなわち補
正対象画像を解析して得られたγ値をγopt 、出力系の
γ値をγout とすると、以下の式を用いて補正が行われ
る。
座標i,jで示される画素のステップS35の処理の後
のRGB値であり、R3ij,G3ij,B3ijはそれぞれ
座標i,jで示される画素のステップS36の処理の後
のRGBである。
てステップS37でユーザの嗜好と画像の種類に合わせ
て、補正対象画像の明るさの再補正が行われる。この再
補正では、ステップS35におけるカラーバランスの再
補正と同様に、図10で説明したユーザによって選択さ
れた画像の番号に対応した再補正が行われる。
て、ユーザの嗜好としてのγ値を示す。ステップS37
ではユーザ名と画像種類に合わせたγ値を用いて、次式
によって明るさの再補正が行われる。
ij,B3ijはそれぞれ座標i,jの画素のステップS3
6の処理の後のRGB値であり、R4ij,G4ij,B4
ijはステップS37の処理の後のRGB値である。
印刷されて、処理を終了する。以上の処理によってユー
ザの嗜好を反映して画像の補正を行い、ユーザにとって
好ましい画像を印刷することができる。ユーザの嗜好を
獲得する過程においては、いくつかの画像を印刷してユ
ーザに選ばせるだけであり、ユーザの手間は従来技術に
比べて大幅に小さくなる。
種類の解答がないと判定されると、ステップS34〜S
37の処理に代わって、ステップS40〜S43の処理
が実行される。ここでステップS40におけるカラーバ
ランスの自動補正の処理はステップS34の処理と同じ
であり、ステップS42における明るさの自動補正の処
理もステップS36の処理と同じである。
再補正の処理では、ユーザから画像種類の解答がなかっ
たため、図13のαの値からユーザ名に対応する平均値
が用いられ、ステップS35におけると同様に再補正の
処理が行われる。またステップS43では、図14に示
したγの値からユーザ名に対応する平均値が用いられ
て、ステップS37におけると同様に明るさの再補正が
行われる。
がなかった場合には、補正対象画像に対する補正処理と
して、ステップS45およびS46の処理が行われる。
これらの処理はステップS34におけるカラーバランス
の自動補正、ステップS36における明るさの自動補正
と同じ処理である。ユーザ名も画像種類も指定されない
ため、前述の2つの自動補正技術を用いて、カラーバラ
ンスと明るさとの自動補正だけが実行される。なお明る
さの自動補正においては、前述の画素のRGB値として
のR2ij,G2ij,B2ijの代わりに、カラーバランス
の自動補正だけが行われた後の画素のRGBとしてのR
1ij,G1ij,B1ijが用いられる。
めシステムの設計者によって与えられた画像を基にして
ユーザの嗜好を獲得するために、従来技術に比べてユー
ザの嗜好を精度よく獲得できる。その理由は、例えば5
0人によって評価されて得られた一般的な嗜好と、ユー
ザの嗜好を対比させているためである。更に精度を上げ
る必要があれば、例えば評価人数を増やすこともでき
る。
テムの設計者によってあらかじめ定められた画像を使用
する代わりに、ユーザによって与えられる画像を使用す
ることも可能である。この場合には、まずユーザによっ
て与えられた画像から、前述の自動補正の方法、すなわ
ち図11のステップS34におけるカラーバランスの自
動補正、ステップS36の明るさの自動補正が行われて
平均的に好まれる画像が作成され、前述のγおよびαの
値を、例えばあらかじめ決められた量だけ変化させ、平
均的に好まれる画像より赤め、青め、明るめ、暗めの画
像を作成し、図5および図6で示した画像の代わりに使
用すればよい。
般的に低くなるが、システム内における画像の格納領域
を小さくすることができる。ユーザの手間が従来技術に
比べて大幅に小さいという特徴は同じである。ただし、
この場合でも例えばユーザが興味のある人物画像を基準
にしてユーザの嗜好を獲得する処理を実行すれば、ユー
ザの嗜好を正確に取得することも期待できる。ユーザの
嗜好を加味して補正対象画像を補正する過程でも、ユー
ザにとって興味のある人物画像が補正の対象となる可能
性が大きいからである。
する。この第2の実施形態では、前述の第1の実施形態
では与えられた画像に対して複数の補正レベルの画像を
表示し、ユーザに好ましい画像を選ばせるのに対して、
あらかじめシステム側で用意された1つの画像だけを表
示し、ユーザにその画像の補正を行わせて、ユーザの嗜
好を獲得する点が異なっている。
画像を表示してユーザインタフェースとしての表示画面
上でユーザに画像補正を行わせることもでき、画像補正
ソフトウエアだけの形式でも実現可能である。またユー
ザ自ら補正した画像の印刷結果を確認したい場合に、試
し印刷を行うことができるようにするとすれば、プリン
タシステムとして実現することも可能である。
様に、第2の実施形態でもユーザの嗜好を獲得する過程
の処理と、ユーザの嗜好を加味して補正対象画像を補正
する過程の処理との2つが実行される。
嗜好を獲得し、嗜好に関するデータを用いて補正対象画
像の補正が行われる。嗜好に関するデータは基本的には
1度登録されればよく、登録作業そのものはユーザにと
って大きな負担とはならない。
の嗜好を獲得する過程の処理は、ソフトウエアのインス
トール時に行われることができる。ただしインストール
時以外の任意のタイミングでも、ユーザの嗜好を獲得す
る過程の処理を実行可能とすることが望ましい。
正する過程は、第1の実施形態におけると同様にユーザ
が画像を補正する際に起動される。プリンタシステムに
おいて画像を印刷する際には無条件にこの過程の処理が
起動されるようにしてもよく、ユーザに起動の有無を選
択させてもよい。
の嗜好を獲得する過程の処理フローチャートである。同
図において処理が開始されると、まずステップS51で
補正の対象画像とユーザインタフェースが表示され、ス
テップS52でユーザ名(またはユーザ識別子)の入力
が要求され、ステップS53でユーザ名の入力、すなわ
ちユーザの解答が獲得される。
好ましい画像への補正がユーザに要求され、ステップS
55で補正結果、すなわちユーザの解答が獲得され、ス
テップS56でユーザの補正結果に対応して、カラーバ
ランスと明るさの補正レベルを示すα,γの値がユーザ
毎に保存されて、処理を終了する。
態におけると同様に、例えば人物の画像と風景の画像の
少なくとも2種類を用いることが望ましい。その意味で
は、例えばステップS54〜S56の処理を、人物の画
像と風景の画像とについて繰り返すことによって、画像
の種類に応じた補正レベルの値を獲得することが可能と
なる。
される補正の対象画像とユーザインタフェースを示す。
ユーザの嗜好の獲得は、あらかじめ定められた補正対象
画像をユーザに補正させることによって行われる。あら
かじめ定められた補正対象画像としては、例えば第1の
実施形態におけると同様に、システムの設計者が50人
を対象とした調査を行い、明るさ、カラーバランス共に
平均的に好まれる画像を作成しておくことができる。な
お補正対象画像としては、必ずしも一般的に好まれる画
像を用いる必要はなく、例えばやや明るめの画像を用い
てもよい。この場合、ユーザの補正結果が最初に表示さ
れた画像と同じであればそのユーザは明るめの画像を好
むことになる。
名の入力が要求される。そして補正対象画像として平均
的に好まれる画像が表示され、ユーザが好むレベルへの
補正が要求される。画面に表示されている画像は、画面
上の明るさ調整スライダと、バランス調整スライダと
を、例えばユーザがマウスを用いて調整することによっ
て、スライダのポジションに連動して明るさとカラーバ
ランスとが調整されて、表示が行われるものとする。具
体的には、第1の実施形態における明るさとカラーバラ
ンスの補正で説明した式と同等の以下の式が用いられ
る。
ijはそれぞれユーザがまだ補正を行っていない最初の補
正対象画像の座標i,jの画素のRGB値であり、Rd
ispij,Gdispij,Bdispijはそれぞれユー
ザの補正後にスライダのポジションに対応して画面に表
示される画像の座標i,jの画素のRGB値である。
は以下の式によって与えられるものとする。ここでスラ
イダの位置sはスライダの中央を0、左端を−1、右端
を+1とする。
ユーザに補正を行わせ、その次に風景の画像を表示して
ユーザに補正を行わせることによって、画像の種類に応
じてユーザの嗜好を獲得することができる。
てユーザが自分自身の補正結果を印刷結果として確認し
たい場合に、試し印刷を行うことができるユーザインタ
フェースの説明図である。図16の終了ボタンの上に試
し印刷のボタンがあり、ユーザは明るさ調整スライダと
バランス調整スライダを動かして、表示されている補正
対象画像のカラーバランスと明るさを変化させた後に、
表示されている画像を印刷結果として確認したい場合
に、この試し印刷ボタンを押すことによって画像の印刷
が行われ, ユーザがその印刷結果に満足した場合には終
了ボタンを押すことによって補正が終了する。印刷結果
に満足できない場合には、明るさ調整スライダ、バラン
ス調整スライダを更に変化させた後に、試し印刷ボタン
を押す操作を繰り返すことになる。
答を獲得するステップS55までの処理のフローチャー
トである。同図において処理が開始されると、まずステ
ップS61で図17の画面が表示され、ユーザがこのス
テップの中で明るさ調整スライダとバランス調整スライ
ダを調整して、画像の補正を行うことになる。ステップ
S62で試し印刷のボタンが押されたか否かが判定さ
れ、押された場合にはステップS63で試し印刷が行わ
れる。
S62で試しボタンが押されていないと判定された時に
は、ステップS64で終了ボタンが押されたか否かが判
定され、押されていない場合にはステップS61の処理
に戻り、ユーザによる補正が続行される。ステップS6
4で終了ボタンが押されたと判定されると、ステップS
65でスライダの位置に基づいたユーザの解答が獲得さ
れて、処理を終了する。
明した図13,図14に示されるユーザの嗜好を表すデ
ータが得られ、このデータを保存しておくことによっ
て、ユーザの嗜好を加味して補正対象画像を補正する過
程の処理で使用することができる。このユーザの嗜好を
加味して補正対象画像を補正する過程は、第1の実施形
態におけると同様であり、その説明を省略する。
ーザの嗜好を反映して補正対象画像の補正を行うことが
できる。ユーザの嗜好を獲得する過程では、ユーザによ
る画像補正が必要となるが、その画像補正は明るさ調整
スライダとバランス調整スライダとを調整する操作のみ
で実現され、ユーザの手間は比較的小さくなる。
ピュータへのローディングの説明図である。本発明の画
像補正装置は、例えばコンピュータとプリンタとを接続
したプリンタシステムとして構成されるが、そのコンピ
ュータとしては一般的な構成のコンピュータを使用する
ことができる。
示し、コンピュータ51は本体52とメモリ53によっ
て構成されている。メモリ53としてはランダムアクセ
スメモリ (RAM)、ハードディスク、磁気ディスクな
どの記憶装置を用いることができる。本発明の特許請求
の範囲第5項のプログラムや、図2〜図4、図11、図
15、および図18で説明したプログラムなどはメモリ
53に格納され、そのプログラムが本体52によって実
行されることにより、本発明の画像補正が行われる。
ログラム提供者側からネットワーク54を介してコンピ
ュータ51にロードされることも、また市販され、流通
している可搬型記憶媒体55に格納され、そのプログラ
ムがコンピュータ51にロードされることによっても実
現されることが可能である。
(登録商標)ディスク、CD−ROM、光ディスク、光
磁気ディスクなど、様々な形式の記憶媒体を使用するこ
とができる。前述のプログラムはこのような記憶媒体に
格納され、コンピュータ51にロードされることによっ
て、本発明における利用者の嗜好に基づいた画像補正が
実現される。
を補正する画像補正装置において、与えられた画像に対
して、該画像の補正画像として2つ以上の補正レベルの
画像を出力し、利用者に好みの補正画像を選択させる利
用者嗜好獲得手段と、該利用者の選択結果に対応して、
前記与えられた画像と異なる補正対象画像の補正を行う
画像補正手段とを備えることを特徴とする画像補正装
置。
画像であり、前記利用者嗜好獲得手段が該複数の与えら
れた画像のそれぞれに対応して2つ以上の補正レベルの
画像を出力し、利用者に好みの補正画像をそれぞれ選択
させることを特徴とする付記1記載の画像補正装置。
画像種別の異なる画像であり、前記利用者嗜好獲得手段
が利用者に複数の画像種別のそれぞれに応じて好みの補
正画像を選択させることを特徴とする付記2記載の画像
補正装置。
正装置内のあらかじめ格納され、一般的に好まれる画質
の画像であることを特徴とする付記1、2、または3記
載の画像補正装置。
ユーザから指定される画像を受け取るユーザ指定画像入
力手段を更に備えることを特徴とする付記1、2または
3記載の画像補正装置。
用者を識別する利用者識別子の入力を利用者に要求し、
利用者毎に好みの補正画像を選択させることを特徴とす
る付記1、2、3、4、または5記載の画像補正装置。
記2つ以上の補正レベルの画像を印刷して出力すると共
に、前記画像補正手段によって補正された補正対象画像
を印刷して出力する画像印刷手段を更に備えることを特
徴とする付記1、2、3、4、5、または6記載の画像
補正装置。
を補正する画像補正装置において、あらかじめ定められ
た画像を出力し、該出力画像に対する補正を利用者に実
行させる利用者補正画像獲得手段と、該利用者による補
正の結果に対応して、前記定められた画像と異なる補正
対象画像の補正を行う画像補正手段とを備えることを特
徴とする画像補正装置。
像が複数の画像であり、前記利用者補正画像獲得手段が
該複数の出力画像に対する補正をそれぞれ利用者に実行
させることを特徴とする付記8記載の画像補正装置。
られた画像が画像種別の異なる画像であり、前記利用者
補正画像獲得手段が該画像種別の異なる画像のぞれぞれ
に対する補正を利用者に実行させることを特徴とする付
記9記載の画像補正装置。
画像として、ユーザによって指定される画像を受け取る
ユーザ指定画像入力手段を更に備えることを特徴とする
付記8、9、または10記載の画像補正装置。
画像として、画像補正装置内に格納され、一般的に好ま
れる画質の画像を用いることを特徴とする付記8、9、
または10記載の画像補正装置。
段が利用者を識別する識別子の入力を利用者に要求し、
利用者毎に出力画像に対する補正を実行させることを特
徴とする付記8、9、10、11、または12記載の画
像補正装置。
出力画像に対する補正結果を、利用者の指示に応じて試
験的に印刷する利用者補正画像印刷手段を更に備えるこ
とを特徴とする付記8、9、10、11、12、または
13記載の画像補正装置。
像を補正する画像補正方法において、与えられた画像に
対応して、該画像の補正画像として2つ以上の補正レベ
ルの画像を出力し、利用者に好みの補正画像を選択させ
る過程と、該利用者の選択結果に対応して、前記与えら
れた画像と異なる補正対象画像の補正を行う過程とを備
えることを特徴とする画像補正方法。
像を補正する画像補正方法において、あらかじめ定めら
れた画像を出力し、該出力画像に対する補正を利用者に
実行させる過程と、該利用者による補正の結果に対応し
て、前記定められた画像と異なる補正対象画像の補正を
行う過程とを備えることを特徴とする画像補正方法。
像を補正するための計算機によって使用される記憶媒体
において、あらかじめ定められた画像を出力し、該出力
画像に対する補正を利用者に実行させるステップと、該
利用者による補正の結果に対応して、前記定められた画
像と異なる補正対象画像の補正を行うステップとを計算
機に実行させるためのプログラムを格納した計算機読み
出し可能可搬型記憶媒体。
ればユーザの手間を小さくして、ユーザの嗜好を反映し
た画像の補正を精度よく行うことが可能となる。例えば
50人の一般人の平均的に好む画像を基にしてユーザの
嗜好が獲得され、その嗜好を示すデータを用いて補正対
象画像の補正を行うことによって、利用者にとって満足
の得られる補正画像が提供できる。画像処理ソフトウエ
アやプリンタなどに応用することによって、一般消費者
にとってもディジタルカラー画像を扱う場合の実用性の
向上に寄与するところが大きい。
ク図である。
ローチャートである。
ローチャートである。
の処理フローチャートである。
示す図である。
示す図である。
のγ値を示す図である。
なる画像のα値を示す図である。
る過程で表示される画面の例である。
示す図である。
して画像を補正する過程の詳細処理フローチャートであ
る。
示す図である。
好みを示すα値を示す図である。
を示す図である。
する過程の処理フローチャートである。
面の例を示す図である。
図である。
解答として獲得するまでの処理の詳細フローチャートで
ある。
ローディングを説明する図である。
ある。
Claims (5)
- 【請求項1】 利用者の嗜好に基づいて画像を補正する
画像補正装置において、 与えられた画像に対して、該画像の補正画像として2つ
以上の補正レベルの画像を出力し、利用者に好みの補正
画像を選択させる利用者嗜好獲得手段と、 該利用者の選択結果に対応して、前記与えられた画像と
異なる補正対象画像の補正を行う画像補正手段とを備え
ることを特徴とする画像補正装置。 - 【請求項2】 利用者の嗜好に基づいて画像を補正する
画像補正装置において、あらかじめ定められた画像を出
力し、該出力画像に対する補正を利用者に実行させる利
用者補正画像獲得手段と、 該利用者による補正の結果に対応して、前記定められた
画像と異なる補正対象画像の補正を行う画像補正手段と
を備えることを特徴とする画像補正装置。 - 【請求項3】 利用者の嗜好に基づいて画像を補正する
画像補正方法において、 与えられた画像に対して、該画像の補正画像として2つ
以上の補正レベルの画像を出力し、利用者に好みの補正
画像を選択させる過程と、 該利用者の選択結果に対応して、前記与えられた画像と
異なる補正対象画像の補正を行う過程とを備えることを
特徴とする画像補正方法。 - 【請求項4】 利用者の嗜好に基づいて画像を補正する
画像補正方法において、 あらかじめ定められた画像を出力し、該出力画像に対す
る補正を利用者に実行させる過程と、 該利用者による補正の結果に対応して、前記定められた
画像と異なる補正対象画像の補正を行う過程とを備える
ことを特徴とする画像補正方法。 - 【請求項5】 利用者の嗜好に基づいて画像を補正する
ための計算機によって使用される記憶媒体において、 あらかじめ定められた画像を出力し、該出力画像に対す
る補正を利用者に実行させるステップと、 該利用者による補正の結果に対応して、前記定められた
画像と異なる補正対象画像の補正を行うステップとを計
算機に実行させるためのプログラムを格納した計算機読
み出し可能可搬型記憶媒体。
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