JP3036439B2 - 画像処理装置および画像属性調整方法 - Google Patents

画像処理装置および画像属性調整方法

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JP3036439B2 JP8246659A JP24665996A JP3036439B2 JP 3036439 B2 JP3036439 B2 JP 3036439B2 JP 8246659 A JP8246659 A JP 8246659A JP 24665996 A JP24665996 A JP 24665996A JP 3036439 B2 JP3036439 B2 JP 3036439B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のカラー画像
入力装置およびカラー画像出力装置間で画像処理を行な
う画像処理装置に関し、特に、複数のカラー画像入力装
置により入力された画像属性が相異なる画像要素からな
るカラー文書を、統一的に処理することが可能な画像処
理装置および画像属性調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ドキュメント(文書)は、一般に、文字
・線図・写真等の複数の画像要素から構成され、これら
の画像要素の作成・編集は、その種類に応じた専用のア
プリケーションプログラムの実行により行なわれる場合
が多い。そして、これらの画像要素に対して画像処理を
施す場合も、それを作成したアプリケーションプログラ
ムにより行なうのが普通である。このように、ドキュメ
ントの作成過程においては、画像要素の種類に応じた専
用のアプリケーションによらなければならないという環
境上の制約がある。
【0003】また、カラーのドキュメントをDTPによ
り作成する場合、ラフカンプによるチェックや、色校正
の後に、本印刷が行なわれる。ここで、仮に十分な色再
現が得られなかったなど、本印刷の後に画像要素に対す
る修正・変更が必要となった場合、たとえそれが色調整
のように編集処理や新たな画像要素の作成を伴わない処
理であったとしても、上記環境の制約により、当該画像
要素を作成したアプリケーションまで遡って修正等の作
業を行なう必要がある。
【0004】ここで、画像処理のアプリケーションは、
次の2つに大別される。まず、第1に、画像データをピ
クセル単位で処理するものが挙げられる。すなわち、画
像データに対し直接処理を実行するタイプである。この
タイプにおいて処理の取消は、処理を実行する前に、当
該処理とは別に、その都度の画像データをバッファ等に
待避させておき、処理の取り消す場合には待避させた画
像データを復活させることにより実現される。第2に、
画像データに対し処理内容の列を作成して記述するタイ
プが挙げられる。ここで、編集過程において、処理は原
画像に対してではなく、その間引き画像(縮小画像)に
対して行なわれる。これにより、応答性の向上が図られ
るとともに、処理内容の独立性が高められる。また、編
集過程においては特別に指示がない限り、原画像に対し
ては処理されないので、処理を取り消す場合に、復活は
容易である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記画
像処理のアプリケーションにおいて、第1のタイプには
次のような問題があった。すなわち、第1のタイプで
は、画像処理に要する時間が画像データの容量に比例し
て長くかかる。ここで、データの容量は、画像のサイズ
や解像度、色数等に依存して大きくなるため、特に巨大
な画像を扱う場合に、処理速度の低下が深刻な問題とな
る。
【0006】また、いずれのタイプでも、異なるアプリ
ケーションで作成された複数の画像を統一的に扱うため
の手段や、処理内容を整理・分類して部分的に再利用す
るための手段を備えてはいない。これは、処理内容が画
像属性の一部として定義されており、これをアプリケー
ションが操作することに起因しているためである。この
ことは、必然的に、各画像を完成させてからレイアウト
を行なうという直線的流れを導き、結果として、画像処
理の自由度や柔軟性を阻害し、ドキュメントの生産性に
対するマイナス要因となっていた。
【0007】本発明は、以上の説明した事情に鑑みてな
されたもので、その目的とするところは、属性の相異な
る画像要素に対して処理内容を指定・変更することを可
能にして、画像処理の自由度や柔軟性を拡げる画像処理
装置および画像属性調整方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した問題を解決する
ために、本願第1の発明にあっては、画像形成が要求さ
れる画像属性が相異なる画像要素からなる複数の画像デ
ータを入力する入力手段と、画像データと当該画像デー
タに施すべき画像処理とを関連付けるための集合体エリ
アを定義する集合体エリア定義手段と、前記入力手段に
より入力された複数の画像データを、前記集合体エリア
定義手段により定義された集合体エリアに割り当てて画
像データ群を形成する画像データ群形成手段と、前記入
力手段により入力された画像データに対して施すべき画
像処理の中から特定の画像処理を決定する決定手段と、
前記決定手段により決定された特定の画像処理を、当該
画像データに施すべき画像処理として、前記集合体エリ
アに対して指示する指示手段とを具備することを特徴と
している。また、本願第2の発明にあっては、画像形成
が要求される画像属性が相異なる画像要素からなる複数
の画像データを入力する入力手段と、前記入力手段によ
り入力された画像データに対して施すべき画像処理の内
容を調整量として定義する調整量定義手段と、画像デー
タと当該画像データに施すべき画像処理とを関連付ける
ための集合体エリアを定義する集合体エリア定義手段
と、前記入力手段により入力された複数の画像データ
を、前記集合体エリア定義手段により定義された集合体
エリアに割り当てて画像データ群を形成する画像データ
群形成手段と、前記入力手段により入力された画像デー
タの属性と当該属性レベルとを認識する属性認識手段
と、前記調整量定義手段により定義された画像処理の内
容を、当該画像データに施すべき画像処理として、前記
集合体エリアに対して指示する指示手段と、前記指示手
段により指示された集合体エリアに割り当てた画像デー
タに対し、前記調整量定義手段により定義された調整量
に基づいて、前記属性認識手段により認識された当該画
像データの属性レベルを調整する調整手段とを具備する
ことを特徴としている。さらに、本願第3の発明にあっ
ては、入力画像データの属性をユーザからの指示に応答
して調整する画像属性調整方法であって、所定の画像デ
ータに対して施すべき画像処理の内容を調整量として定
義する過程と、画像データと当該定義さ れた調整量とを
関連付けるための集合体エリアを設定する過程と、ユー
ザからの指示により、特定の画像データを、設定された
集合体エリアに割り当てる過程と、当該定義された調整
量を、特定の画像データが割り当てられた集合体エリア
に対して、当該画像データに施すべき画像処理として
示する過程と、当該定義された調整量に基づいて、当該
集合体エリアにおける特定の画像データに対し画像処理
を施す過程とを備えることを特徴としている。
【0009】(作用)本願第1の発明によれば、集合体
エリア定義手段は、画像データに対して画像処理を指示
するための集合体エリアを定義し、画像データ群形成手
段は、入力手段により入力された複数の画像データを、
集合体エリア定義手段により定義された集合体エリアに
割り当てて画像データ群を形成し、決定手段は、入力手
段により入力された画像データに対して施すべき画像処
理の中から特定の画像処理を決定し、指示手段は、決定
された特定の画像処理を集合体エリアに対して指示す
る。このため、画像属性が相異なる画像要素からなる複
数の画像データと、それに施すべき画像処理の内容とを
互いに分離した状態に保つことができるので、処理内容
の個別指定や変更が容易となり、画像処理の自由度や柔
軟性を拡げることが可能となる。この場合、画像処理の
対象は、例えば、当該画像データに対して調整すべき属
性および当該属性の調整レベルとすることが望ましい。
また、画像処理は、色調整処理とすることで、画像要素
の編集や新たな画像要素の作成を伴わないで済み、さら
に、標準の色空間信号を用いたものとすることで、シス
テムにおいて扱いやすくなる。さて、本願第1の発明に
おいて、決定された画像処理の内容を記憶し、記憶され
た画像処理の内容を変更可能にすれば、画像データと分
離している処理内容の保守性を高めることができる。こ
の場合、処理内容の変更は、例えば、処理順序の変更が
考えられる。一方、本願第1の発明において、画像デー
タに、画像処理の内容を示すタグ情報を付加すれば、タ
グ情報が付加された画像データを、別の画像処理装置
や、専用の出力装置において解釈して、そこで実際にそ
の画像処理を実施することで、高品質の画像出力を得る
ことができるとともに、本画像処理装置における処理時
間の短縮を図ることができる。この場合、決定された画
像処理に基づいて、集合体エリアに割り当てた画像デー
タ群に対し当該画像処理を施すことにより、特定の画像
処理を当該画像に対し一括して処理できる。このよう
に、本願第1の発明においては、画像データに対し実際
に処理を施した状態で保存する場合と、画像データにタ
グ情報を付した状態で保存して、その処理については、
後段の装置に委ねる場合との2通りが想定される。
【0010】本願第2の発明によれば、集合体エリア定
義手段は、画像データに対して画像処理を指示するため
の集合体エリアを定義し、画像データ群形成手段は、入
力手段により入力された複数の画像データを、集合体エ
リア定義手段により定義された集合体エリアに割り当て
て画像データ群を形成する。一方、調整量定義手段は、
入力された画像データに対して施すべき画像処理の内容
を調整量として定義し、属性認識手段は、入力された画
像データの属性とその属性レベルとを認識する。そし
て、指示手段は、定義された画像処理の内容を集合体エ
リアに指示し、調整手段は、集合体エリアに割り当てた
画像データに対し、定義された調整量に基づいて、認識
された画像データの属性レベルを調整する。このため、
定義された画像処理の内容に基づく属性レベルの調整
を、集合体エリアに割り当てた画像データ群に対し一括
して処理できるので、複数の画像を統一的に扱うことが
可能となる。ここで、定義される調整量は、あいまい表
現により定義されることが望ましく、例えば、官能表現
や、画像出力時における用途、画像データのイメージな
どが考えられる。また、本願第2の発明において、定義
された調整量を画像データの属性とその属性の調整レベ
ルに変換し、これらに基づいて当該画像データの属性レ
ベルを調整すれば、入力された個々の画像に対し適切な
処理を実行することができる。さらに、定義された画像
処理の内容を、入力された画像データに対して個別に指
示して、これに基づいて当該画像データの属性レベルを
調整すれば、集合体エリアによる指示のほかに、個別に
指示することもできる。
【0011】本願第3の発明によれば、画像データに対
して画像処理を指示するための集合体エリアを定義し、
次に、入力された複数の画像データを、定義された集合
体エリアに割り当てる。一方、入力された画像データに
対して施すべき画像処理の内容を調整量として定義し、
次に、その調整量を集合体エリアに設定する。そして、
定義された調整量を、特定の画像データが割り当てられ
た集合体エリアに対して指示し、次に、当該定義された
調整量に基づいて、当該集合体エリアにおける特定の画
像データに対しその画像属性が調整される。このため、
本願第2の発明と同様に、定義された画像処理の内容に
基づく属性レベルの調整を、集合体エリアに割り当てた
画像データ群に対し一括して処理できるので、複数の画
像を統一的に扱うことが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
について図面を参照して説明する。
【0013】<1:システム構成>はじめに、本願の実
施形態である画像処理装置を含めたシステムの全体構成
について図1を参照して説明する。この図に示すよう
に、ドキュメントを構成する画像要素が種々の入力装置
10により入力される。例えば、図示のように、文字や
イラスト等が、パソコン11により作成されて入力され
る。また、写真等の画像は、フォトCD12の中から読
み出されたものや、ドラムスキャナ13や、フラットベ
ッドスキャナ14により読み込まれたものが入力され
る。なお、これらの入力は、実際には、フロッピィディ
スク等の可搬型の記憶媒体や、各種インターフェイスを
介して転送される。
【0014】したがって、入力された画像要素の特性
(属性)、詳細には、カラー特性や、分解能、さらに、
そのデータのファイル形式や、フォーマットなどは、入
力装置10に依存する。逆に言えば、異なる入力装置に
より入力された画像要素は、通常、その属性を互いに異
にする。また、入力された画像要素には、画像以外のデ
ータ、例えば、当該画像要素に施すべき処理の内容を規
定するデータが含まれる場合もある。この場合、属性に
は処理内容が含まれる。
【0015】処理装置20の詳細については、後述する
が、UI(ユーザーインターフェイス)部によって、処
理操作に必要な環境を提供するとともに、その操作に対
応した処理を入力画像に施して出力するものである。そ
のため、処理装置20は、画像処理において必要な情報
やデータ等の格納・読出を記憶装置30に対して行なう
とともに、画像要素の縮小表示を各種アイコンなどを用
いて表示装置21に行なわせる。なお、処理装置20に
より画像処理が施された画像データには、そのデータフ
ォーマットの中に処理内容を示すタグが埋め込まれて、
別の画像処理装置や出力専用装置の入力データとして供
給されたり、実際に画像処理を施した状態で出力され
る。
【0016】<1−1:処理装置の構成>次に、本発明
の実施形態に係る処理装置20の構成について図2を参
照して説明する。この図においてUI部200は、画像
や、後述する集合体エリア、処理内容などを、例えば、
アイコン化して表示装置21に表示させて、当該表示を
ユーザの入力操作に反映させるとともに、当該入力操作
に応じた処理を各部に指令するものである。このため、
UI部200は、次の各部により構成される。すなわ
ち、UI部200は、ユーザの操作における状態変化
(イベント)を検出するとともに、検出したイベントを
各部に通知するイベント検出部201、処理内容をアイ
コン化して表示装置21に表示させる処理内容表示部2
02、表示された処理内容を入力操作に対応して操作す
る内容操作部203、処理中の画像を縮小画像(等大画
像でもかまわないが)にて、あるいはアイコン化して表
示装置21に表示させる画像表示部204、縮小画像あ
るいはアイコンで表示された画像を入力操作に対応して
操作する画像操作部205、集合体エリアをアイコン化
して表示装置21に表示させる集合体エリア表示部20
6、およびアイコン化して表示された集合体エリアを入
力操作に対応して操作する集合体エリア操作部207か
ら構成される。
【0017】次に、画像入出力部210は、入力された
画像データからタグを抽出するとともに、画像データに
対する実際の画像処理を後段の装置に委ねる場合に、出
力すべき画像データにタグを埋め込むタグ抽出・埋込部
211、入力された画像データの形式変換を行なう表現
形式変換部213、および入力された画像データの画像
属性を認識する画像属性認識部214から構成されるも
のである。なお、形式変換の際には、入力された形式と
変換すべき形式との対応関係が格納された画像表現形式
変換ライブラリ41が参照される。また、画像属性認識
部214により認識される画像属性については後述す
る。
【0018】処理内容管理部220は、タグを処理内容
に変換する解釈部221と、反対に処理内容をタグに変
換するタグ生成部222と、処理対象の画像に対しその
画像属性の調整量を定義する調整量定義部223とから
構成され、さらに処理内容記憶部31の制御も行なうも
のである。なお、タグおよび処理内容の変換の際には、
これらの対応関係が格納されたタグ変換ライブラリ42
が参照される。また、調整量定義部223による定義内
容は、処理内容記憶部31に格納されるが、その内容に
ついては後述する。画像管理部230は、処理対象とな
る画像を特定するとともに、画像記憶部32の制御も行
なうものである。集合体エリア管理部240は、集合体
エリアに登録された画像等を管理するとともに、集合体
エリア記憶部33の制御も行なうものである。次に、画
像処理実施部250は、処理対象の画像における属性と
その調整レベルを計算する調整量計算部251と、処理
対象となる原画像あるいは間引き画像に対し、調整量計
算部251で計算された調整レベルに画像処理する画像
処理適用部252とから構成される。ここで、原画像と
は、入力された画像であって処理前のものをいう。
【0019】<1−2:画像属性の認識結果>ここで、
画像属性認識部214によって認識される画像の属性に
ついて図3を参照して説明する。なお、この説明では、
画像属性の一例をCIE−LAB表色系で示される明度
(L*)とする。この場合、画像属性認識部214は、
入力された画像データの明度成分を統計処理して、その
最小値L1、平均値L2、最大値L3を求める。例えば、
入力された画像データの明度成分が、同図(a)に示さ
れるように8ビット(0〜255)で示される場合、画
像属性認識部214を構成する明度認識部2141は、
明度の最小値L1=0、平均値L2=160、最大値L3
=200であると求める。なお、入力された画像データ
がドラムスキャナ13や、フラットベッドスキャナ14
により取り込まれたものである場合、一般にその色空間
はRGBであるが、この場合でも、色空間変換すること
により、明度を求めることができる。また、画像属性は
明度に限られず、彩度や、コントラストなどでも良く、
さらに、CIE−LAB表色系に限られず、HLSなど
の他の色空間を基準とするものでも良い。明度以外の属
性を認識する場合、同図(b)に示すように、画像属性
認識部214に、その属性を認識するための構成、例え
ば、コントラストを認識するのであればコントラスト認
識部2142を設け、彩度を認識するのであれば彩度認
識部2143を設ければ良い。くわえて、属性の算出点
は、最小値、平均値、最大値以外でも良いのは、言うま
でもない。こうして得られた属性認識結果たる画像デー
タの属性および属性レベルは、後述する処理により画像
記憶部32に記憶される。
【0020】<1−3:調整量定義> 次に、調整量定義部223によって行なわれる調整量定
義について説明する。まず、調整量定義とは、処理対象
の画像データに対して施すべき処理の内容を官能的表現
や、出力用途、イメージ内容などの語句を付して「あい
まい定義」したものである。ここで、官能的表現の語句
には、例えば、「あざやか」、「暖かい」といった心理
的表現や、「堅い」、「透明な」といった感覚的表現な
どが該当する。また、出力用途の語句には、「OH
P」、「プレゼンテーション」かいったものが該当
し、イメージ内容の語句には、「風景」、「人物」、
「機械物」とかいったものが該当する。すなわち、調整
量定義によって示される処理内容は、それに付された表
現の意味する特性となるように、あるいはその用途・内
容に対して適切な特性となるように、意図して設定され
たものである。
【0021】この調整量定義の一例を図4(a)および
(b)にそれぞれ示す。同図(a)に示す例は、明度を
2ポイント強め、コントラストを1ポイント強める調整
を定義し、その調整範囲を−20〜+20ポイントに設
定して、「あざやかに」という心理的表現を付したもの
である。なお、図示の例はあくまでも一例であり、属性
や、その調整範囲はこれに限定されるものではない。ま
た、同図(b)に示す例は、同図(a)に示した例の変
形であり、定義のなかに原稿タイプを指定する項目を追
加したものである。ここで、すべての原稿タイプが予め
定義される必要はなく、ユーザが新たに追加しても良
い。新たに追加する場合、既存の原稿タイプを指定し
て、その原稿タイプに従属する形で新たに定義しても良
い。図(b)に示す例は、原稿タイプとして、すべての
画像に対する標準的な設定である「標準」、本画像処理
装置において予め設定された「イメージ」、および「イ
メージ」に対する特殊な例としてユーザが定義した「ポ
ートレイト」の3種類に対する調整量定義をそれぞれ示
し、さらに「イメージ」における明度およびコントラス
トの調整量は「標準」で設定された値を参照することを
示し、また、「ポートレイト」におけるコントラストの
調整量は「イメージ」で設定された値を参照することを
示している。このように、ある属性について他の原稿タ
イプの値を参照するのを許すことにより、原稿タイプに
応じた微調整を調整量定義で設定することができる。
【0022】<1−4:調整レベルの計算>次に、画像
処理実施部250において行なわれる調整内容について
説明する。この調整には、入力した画像に対し、画像
属性認識部214による当該属性認識結果に対して、直
接、調整量定義部223による調整量定義による重み付
けを行なう調整処理や、調整量定義部223による調
整量定義にしたがって内部パラメータを変更するような
自動調整処理などが含まれる。ここで、上記に属する
調整方法については、種々のものが考えれる。例えば、
入力した画像データに対し、その属性認識結果に応じて
自動調整する際に、調整量定義の内容を加味する場合な
ど考えられ、その一例について図5〜図7を参照して簡
単に説明する。
【0023】まず、入力された画像データにおいて、画
像属性認識部214による属性認識結果のうち明度が、
図5(a)に示すように最小値L1=0、平均値L2=1
60、最大値L3=200である場合において、当該画
像データの明度分布を、最小値L' 1=0、平均値L' 2
128、最大値L' 3=255となるように自動調整する
場合を想定する。ここで、自動調整の内容は、一般に原
稿タイプに応じて異なるが、説明の便宜上、上述の通り
とする。次に、調整量計算部251を構成する明度計算
部2511は(図5(b)参照)、調整後の最小値
' 1、平均値L' 2、最大値L' 3に対して、それぞれ属性
の調整範囲を考慮した下限・上限を求める。ここで、そ
の調整範囲を−20%〜+20%とすれば、最小値L' 1
についての下限・上限は0と、平均値L' 2についての下
限は102、上限は154と、最大値L' 3についての下
限は204、上限は255と、それぞれ求められる(図
5(c)参照)。そして、この下限・上限により定まる
範囲を有効な調整範囲とする。なお、調整前の最小値L
1、平均値L2、最大値L3と、調整後の最小値L' 1、平
均値L' 2、最大値L' 3と、その下限・上限との関係を図
6に示す。この例においては、調整後の最小値L' 1が0
なので、その下限・上限も0であり、調整後の最大値L
' 3 が8ビットで示される最大値の255なので、その
上限も同じ255となっている。
【0024】次に、調整量計算部251は、求めた調整
範囲と、当該画像に適用される調整量定義とを参照し
て、画像処理適用部252によって処理すべき最終的な
属性とその属性の調整レベルとを決定する。求めた調整
範囲が図7(a)に示すもの(図5(c)と同一)であ
る場合であって、当該画像に適用される調整量定義によ
って設定された明度の指定が図7(b)に示すように+
2ポイントである場合、調整量計算部251は、例え
ば、各標準値に対して、当該有効調整範囲の1/2(つ
まり有効調整幅)の10%の値をそれぞれ加算して、最
終的な明度分布の最小値L'' 1=0、平均値L'' 2=13
1、最大値L'' 3=255を求める(図7(c)参
照)。なお、この場合、明度を指定する「+2ポイン
ト」とは、有効調整幅の10%に相当するものとする。
そして、画像処理適用部252は、入力した画像に対
し、最小値L'' 1=0、平均値L'' 2=131、最大値L
'' 3=255の明度分布となるように調整する処理を行
なう。このように、調整量定義を用いて、その処理内容
を設定することにより、入力画像に依存しない形式で、
その調整量を定義することが可能となる。
【0025】なお、調整量計算部251においては、明
度以外の属性を調整することとしても、もちろんかまわ
ない。明度以外の属性を認識する場合、図5(b)に示
すように、調整量計算部251に、その属性レベルを計
算するための構成、例えば、コントラストについて調整
するのであればコントラスト計算部2512を設け、彩
度を調整するのであれば彩度計算部2513を設ければ
良い。
【0026】<1−5:集合体エリア>次に、本願にお
ける集合体エリアなる概念について図8を参照して説明
する。この図に示すように、集合体エリアは、複数集ま
って階層構造を形成しており、いま1つの集合体エリア
について着目すると、「画像記憶部への参照リスト」お
よび「処理内容記憶部への参照リスト」から構成され
る。このうち、「画像記憶部への参照リスト」には、前
述の画像記憶部32に格納された画像を特定するための
データが記載され、複数の画像を登録することが可能で
ある。また、「処理内容記憶部への参照リスト」には、
処理内容記憶部31に格納された処理内容を特定するた
めのデータが記載される。ここで、処理内容は、処理の
順にリスト構造で記載され、プリミティブな処理(例え
ば、赤のレベルを10だけ増加するなどの単純な処理)
や、上述した調整量定義が組み合わされて設定される。
したがって、目的に応じて複雑な処理を定義することが
可能であり、また、処理内容の変更もリスト記述の変更
により、容易に可能となる。かかる集合体エリアによ
り、格納された状態では独立であった登録画像と処理内
容とが結び付けられることとなる。
【0027】ところで、「処理内容記憶部への参照リス
ト」には、処理内容のみならず、他の集合体エリアを示
すデータを記載しても良い。この場合、当該集合体エリ
アは、他の集合体エリアに記載される一連の処理内容を
1つの処理とみなして見ることになる。この場合、例え
ば、集合体エリアY1についてみると、その「画像記憶
部への参照リスト」に記載されたデータにより特定され
る登録画像Mは、当該集合体エリアY1の「処理内容記
憶部への参照リスト」に記載されたデータにより特定さ
れる処理内容γ、δ、εのみならず、その上位の集合体
エリアX1による処理内容α、βとも結び付けられる。
結局、登録画像Mは、処理内容α、β、γ、δ、εと結
び付けられることとなる。同様に、集合体エリアZ1
ついてみると、それにより特定される登録画像S、Tの
各々には、処理内容η、θのみならず、上位の集合体エ
リアY1の処理内容γ、δ、ε、さらにその上位の集合
体エリアX1の処理内容α、βとも結び付けられる。結
局、登録画像S、Tの各々は、それぞれ処理内容η、
θ、α、β、γ、δ、εと結び付けられることとなる。
逆に言えば、処理内容で他の集合体エリアを参照するこ
とにより、当該集合体エリアが他の集合体エリアの下位
に従属することになる。また、ある集合体エリアで参照
される処理内容は、他の枝の集合体エリアで重複して参
照されても構わない。例えば、処理内容ηは、集合体エ
リアZ1のみならず、集合体エリアY2においても参照さ
れている。
【0028】また、ある集合体エリアの「処理内容記憶
部への参照リスト」に、原稿タイプを指定する調整量定
義を参照するデータが記載された場合であって、当該集
合体エリアの「画像記憶部参照リスト」に複数の画像が
登録された場合、各登録画像のそれぞれについて、属性
認識が行なわれ、次に、それらの属性認識結果からそれ
ぞれ調整範囲が求められ、当該登録画像の原稿タイプに
対応する属性とその調整量とから、各登録画像に対して
最終的に処理を行なう属性とその調整レベルとが求めら
れる。例えば、図9に示すように、当該集合体エリアの
「処理内容記憶部への参照リスト」において参照される
調整量定義において、原稿タイプがポートレイトである
もの明度の調整レベルが+1ポイントであって、原稿タ
イプがイメージであるもの明度の調整レベルが+2ポイ
ントであったとする。また、当該集合体エリアの「画像
記憶部参照リスト」に2つの画像が登録されている場
合、その属性認識の結果、例えば、一方の画像につい
て、明度が最小値L1=0、平均値L2=160、最大値
3=200であって、その原稿タイプがポートレイト
と認識され、他方の画像について、明度が最小値L1
0、平均値L2=50、最大値L3=255であって、そ
の原稿タイプがイメージと認識されたとする。上述のよ
うな方法により、調整範囲を各画像について求めると、
図10に示すように、一方の画像に対しては、最小値L
' 1についての下限・上限は0と、平均値L' 2についての
下限は102、上限は154と、最大値L' 3についての
下限は204、上限は255となり、他方の画像に対し
ては、最小値L' 1についての下限・上限は0と、平均値
' 2についての下限は44、上限は66と、最大値L' 3
についての下限は204、上限は255となる。なお、
求められた調整範囲が互いに異なるのは、対応する登録
画像が互いに相違するためである。そして、これらの有
効調整幅と、調整量定義において対応する原稿タイプの
調整レベルとにより、一方の画像に対しては、最小値L
'' 1=0、平均値L'' 2=131、最大値L'' 3=255
の明度分布となるように、他方の画像に対しては、最小
値L'' 1=0、平均値L'' 2=57、最大値L'' 3=25
5の明度分布となるように、それぞれの画像に対して処
理すべき最終的な属性(この場合、明度)と、その属性
レベルとが求められる。このように、調整量定義では、
属性が互いに異なる画像に対しても、それにより設定さ
れる処理内容が適切に反映される。
【0029】なお、集合体エリアの「処理内容記憶部へ
の参照リスト」に参照される調整量定義は1つに限られ
ず、複数参照されても良い。調整量定義を複数参照する
場合は、これらの複数の調整量定義を順番に適用す
る、複数の調整量定義を合成して適用する、あるい
は、いずれか1つを選択的に適用する、のいずれかの
1つの規則によるものとし、これらの規則のうちいずれ
かを指定する情報を調整量定義に含んでも良い。複数の
調整量定義を合成する場合にあっては、当該複数の調
整量定義を最適化のため変形することとしても良い。ま
た、これらの規則が画像処理適用時までに指定されない
場合には、ユーザに問い合わせる、あるいは、予め
設定された規則を用いる、としても良い。
【0030】このような集合体エリアにより、ある登録
画像に結びつけられた処理内容(調整量定義を含む)
を、別の登録画像にも結び付けることができるので、処
理内容の再利用を図ることができる。また、処理内容の
記述は、文字通りリスト構造なので、目的に応じて複雑
な処理を定義することが可能であり、また、処理内容の
変更も記述の変更により、容易に可能である。さらに、
集合体エリアを目的毎に形成することにより、複数の画
像を目的や種別に応じて整理・分類することができる。
【0031】そして、集合体エリアによって、登録画像
と処理内容とが結びつけられると、後述する出力動作に
おいて、集合体エリアを出力対象とすることで、当該集
合体エリアにより参照される登録画像に、当該集合体エ
リアおよび上位の集合体エリアにより結びつけられた処
理内容が実施されて、あるいは処理内容を示すタグが付
されて、出力されるようになっている。また、このよう
な集合体エリアは、後述する集合体エリア設定により、
新規に作成が可能となっている。さらに、各参照リスト
の記載は、その内容の変更・削除・追加が極めて容易で
ある。なお、図8では、最上位の集合体エリアは1つで
あるが、同じような階層構造を複数形成しても良い。
【0032】<2:動作>次に、本実施形態にかかる処
理装置20の動作について説明する。この処理装置20
と表示装置21とのインターフェイスには、いわゆるG
UI(グラフィカル・ユーザ・インターフェイス)が採
用される。すなわち、表示装置21では、各種アイコン
やウィンドウが表示され、これらをユーザがマウス等の
ポインティングデバイスにより操作することで、各種の
入力・設定が行なわれるようになっている。
【0033】ここで、表示装置21に表示される画面の
一例について図11を参照して説明する。この図に示す
ように、表示装置21の画面Gには、各種アイコンやウ
ィンドウ等が表示される。図において、符号1は画像フ
ァイルアイコンであり、入力された画像ファイルを示し
たものである。符号2は処理ウィンドウであり、処理対
象の画像および集合体エリアを指定するためのものであ
る。符号3は機能ウィンドウであり、処理内容にそれぞ
れ対応した機能ボタン71〜74を有する。なお、本実施
形態では機能ボタンの数を4個としたが、これに限られ
ることはない。符号4は表示ウィンドウであり、すべて
のあるいは一部の画像処理結果を確認するためのもので
ある。
【0034】さて、処理装置20では、主に次の6つの
処理が行なわれるが、UI部200がユーザによる操作
を監視し、イベントがあればそれを検出して、当該操作
に応じた処理が実行されるようになっている。
【0035】<2−1:画像読込>まず、画像処理を行
なう上で、処理対象となる画像を読み込む操作が必要で
ある。そこで、画像読込処理について説明する。ここ
で、読込操作には、画像を特定するのに必要な情報の入
力、および表示のための間引き画像の作成も含まれる。
間引き画像は、処理装置20を含むシステムにおいて、
適当な(扱いやすい)表現形式を採用するものとし、原
画像が大きい場合には、表示品質の劣化において許容範
囲内で縮小して行なうことが望ましい。このように間引
き画像を使用するのは、処理対象となる画像の表示品質
と処理の応答性とをある程度両立させるためである。
【0036】さて、この画像読込の指定は、図11にお
いて、画像ファイルアイコン1および処理ウィンドウ2
を指定することで行なわれる。具体的には、入力される
と表示される画像ファイルアイコン1のうち所望の画像
を示すアイコンを、いわゆるドラッグ操作によって処理
ウィンドウ2内に移動させることで行なわれる。ここ
で、ドラッグ操作とは、マウスボタンの押下により所望
のアイコン等を指定するとともに、押下を維持した状態
で当該アイコンを移動させて、所望の地点に達したなら
ばマウスボタンへの押下を解除する操作をいう。また、
この画像読込の指定は、OS等が標準で提供するファイ
ル指定のプログラムを実行することで行なっても良い
し、他のアプリケーションとの通信により行なっても良
い。
【0037】UI部200が、ユーザにより画像読込の
操作が行なわれた検出すると、当該操作により読み込み
の対象となった画像が画像入出力部210により入力さ
れて、図12に示す画像読込の処理が実行される。ま
ず、ステップSa1では、当該操作により読込対象とな
った入力画像のファイル形式が判定される。このような
ファイル形式の判定は、種々の方法が考えられ、例え
ば、ファイルに含まれるファイルタイプの情報により行
なっても良いし、ファイル名の拡張子の分類により行な
っても良い。また、ファイルの構造を解析することによ
って行なっても良い。
【0038】次に、ステップSa2では、入力画像のフ
ァイル形式が形式変換処理を必要とするものである否か
が判別される。これは、処理装置20において想定して
いないファイル形式が入力された場合に、処理装置20
で処理可能なファイル形式に予め変換しておく必要があ
るからである。ここで、変換処理が必要であると判別さ
れた場合、ステップSa3において、さらに、当該ファ
イル形式が処理装置20内部で変換可能な形式であるか
が判別される。この判別結果が「No」である場合に
は、ステップSa4において、外部プログラムが呼び出
され、当該入力ファイルが、処理可能な変換形式に変換
される一方、判別結果が「Yes」である場合には、ス
テップSa5において、当該入力ファイルが画像表現形
式変換ライブラリ41を参照して処理可能な変換形式に
変換される。
【0039】このようにしてファイル形式が変換される
と、あるいは入力ファイルがもともと変換する必要のな
いものであると、間引き画像が作成されて表示ウィンド
ウ4に表示されるとともに、次のステップSa6におい
て、当該入力ファイルにタグが付されているか否かが判
別される。ここで、タグとは、入力画像の属性等を示す
情報をいうが、本願では、後述するように処理内容を示
す情報をも意味し、入力ファイルに付されているものを
いう。なお、タグはファイル形式によっては、画像とは
別ファイルに格納されている場合もある。ここでは、仮
にタグが付されていたとしても、それが有用でない場合
もあり得るので、この場合には、判別結果が「No」と
なる。一方、有用なタグが付されている場合には、それ
がステップSa7においてタグ抽出部211により抽出
される。
【0040】次に、ステップSa8において、入力画像
の属性が画像属性認識部214によって認識されるとと
もに、当該入力画像の原稿タイプも判別される。ここ
で、原稿タイプの判別には、ヒストグラムによる統計的
解析により画像認識部214により自動認識することと
しても良いし、ユーザが指定しても良いし、両者を併用
することとしても良い。そして、ステップSa9におい
て、入力画像が画像管理部230の制御の下、処理可能
な形式で画像記憶部32に格納されるとともに、タグが
抽出されていれば、そのタグが処理内容管理部220の
制御の下、処理内容記憶部31に記憶される。したがっ
て、入力画像は、(変換後の)ファイル名や格納された
番地等を参照することで特定することができ、表示ウィ
ンドウ4には間引き画像が表示されることとなる。ま
た、処理ウィンドウ2内には、この画像を示す画像アイ
コン6が表示される。これにより、この画像が処理対象
となっていることがユーザに示される。
【0041】<2−2:集合体エリア設定(新規作成)
>次に、集合体エリア(図8参照)の設定動作について
説明する。この集合体エリア設定する旨の指定は、例え
ば、図11における機能ウィンドウ3に、集合体エリア
設定に対応するボタン7を処理内容とは別に予め割り当
てておき、ユーザがこれをマウス等によりクリックする
ことで行なわれる。また、所定の操作でメニュー画面を
表示させ、そこで選択することとしても良い。さて、U
I部200が、ユーザにより集合体エリアを新規に作成
する旨の操作がなされたと検出すると、図13に示す集
合体エリア設定の処理が実行される。すなわち、ステッ
プSb1において、集合体エリア記憶部33において領
域が確保され、次のSb2において、集合体エリア管理
部240による初期化が行なわれる。そして、このよう
に集合体エリアが作成されると、図11における表示画
面G上の処理ウィンドウ2内には、新規に集合体エリア
が作成されたことに伴って集合体エリアアイコン5が表
示される。これにより、集合体エリアは、画像ファイル
と同様に、当該集合体エリアが処理対象となっているこ
とがユーザに示される。この設定処理では、新規な集合
体エリアが作成されるのみであり、集合体エリアに登録
画像、処理内容、あるいは上位集合体を結びつける処理
は、実際には、次の処理内容定義および画像登録によっ
て行なわれる。
【0042】<2−3:処理内容定義>そこで、処理内
容定義の動作について説明する。この処理内容定義と
は、調整量定義の内容を設定したり、集合体エリアある
いは登録画像に、それに施すべき処理の内容を定義した
りするものである。そして、処理内容を定義する旨の指
定は、例えば、図11において、集合体エリアアイコン
5あるいは画像アイコン6を指定するとともに、機能ウ
ィンドウ3の機能ボタンうち所望の処理内容が割り当て
られているボタンを選択することにより行なわれる。具
体的には、処理内容を定義すべき画像あるいは集合体エ
リアのアイコンを、機能ウィンドウ3の所望の機能ボタ
ンにドラッグ操作で移動させることで行なわれる。
【0043】さて、UI部200が、ユーザにより集合
体エリアに対して処理内容を定義する旨の操作がなされ
たと検出すると、図14に示す処理内容定義の処理が実
行される。まず、ステップSc1において、調整量定義
の内容が設定され、あるいは集合体エリアあるいは登録
画像に、それに施すべき処理の内容が定義されて、その
処理内容が指定されると、この内容がステップSc2に
おいて処理内容管理部220の制御の下、処理内容記憶
部31に格納される。なお、ステップSc1において、
調整量定義の内容が設定される場合の動作については後
述する。
【0044】ここで、処理内容が定義されるのは、上述
のように、集合体エリアあるいは画像のいずれかであ
る。なお、調整量定義を入力画像に直接適用する場合も
考えられるが、本実施形態においては、集合体エリアの
「処理内容記憶部への参照リスト」に調整量定義が記載
された場合に、当該調整量定義の処理内容が、画像記憶
部への参照リストで参照される画像に適用されるので、
調整量定義を用いる場合でも処理内容が定義されるの
は、集合体エリアである。ところで、処理内容の定義が
集合体エリアである場合、当該集合体エリアで参照され
る登録画像に対して、指定された処理内容を一括して結
び付けることの指示を意味する一方、処理内容の定義が
画像である場合、当該集合体エリアで参照される登録画
像に対して、指定された処理内容を一括して結び付ける
ことの指示を意味する。そこで、次のステップSc3に
おいて、処理対象が集合体エリアであるか否かが判別さ
れる。判別の結果、処理対象が集合体エリアであるなら
ば、ステップSc4において、当該集合体エリアの「処
理内容記憶部への参照リスト」に、指定された処理内容
が追加される一方、処理対象が集合体エリアでない場
合、それは画像であるので、当該画像に、指定された処
理内容が結び付けられる。
【0045】なお、処理内容の定義としては変更も含ま
れる。この場合、例えば、図11において、集合体エリ
アアイコン5あるいは画像アイコン6を指定すると、こ
れに設定された処理内容がリスト化されて表示され、こ
のリストをユーザが書き換えることに行なうようにすれ
ば良い。単に、処理の順番を変更するだけならば、ユー
ザはリスト記述の順番を入れ換えるだけで良い。
【0046】<2−3−1:処理内容指定>次に、ステ
ップSc1において、調整量定義の内容が設定される場
合の動作について、図15を参照して説明する。まず、
ステップSc11においては、当該設定において原稿タ
イプを指定するのか否かが判別される。具体的には、本
処理装置20がユーザに原稿タイプを指定するのか否か
を問い合わせるメッセージを表示装置21に表示させ、
ユーザの返答により、その判断をする。その判断の結
果、原稿タイプが指定されるのであれば、調整量定義を
図4(b)に示すようなものに設定すべく、後述するス
テップSc12の処理が実行され、そこで原稿タイプが
指定される。一方、原稿タイプが指定されないのであれ
ば、あるいは、原稿タイプが指定された後は、調整量定
義の細かい内容を設定すべく、次のような処理が実行さ
れる。すなわち、ステップSc13において、調整量定
義のうちの調整レベルがユーザにより具体的に指定さ
れ、次のステップSc14において、その調整レベルの
画像属性が指定される。これにより、画像属性とその属
性の調整レベルとが設定される。
【0047】次に、ステップSc15においては、現時
点において設定の対象となっている調整量定義を引き続
いて設定するか否かが判別される。この判別も、ステッ
プSc11と同様に、本処理装置20がユーザに設定を
継続するか否かを問い合わせるメッセージを表示装置2
1に表示させ、ユーザの返答により、その判断をする。
その判断の結果、継続するのであれば、本処理装置20
は処理手順を再びステップSc11に戻して設定を継続
させる一方、継続しないのであれば、本処理装置20は
この指定を終了させ、処理手順をステップSc2(図1
4参照)に移行させる。なお、このように設定された調
整量定義に、その特性の意味、用途、内容を示す表現を
付する場合、ステップSc14あるいは13のいずれか
において設定される。
【0048】<2−3−1−1:原稿タイプ指定>次
に、ステップSc12において、原稿タイプが指定され
る場合の動作について、図16を参照して説明する。ま
ず、ステップSc101においては、原稿タイプを指定
するにあたり、原稿タイプを新規作成するのか否かが判
別される。この判別も、ステップSc11や、Sc15
と同様に、本処理装置20がユーザに新規作成するか否
かを問い合わせるメッセージを表示装置21に表示さ
せ、ユーザの返答により、その判断をすることで行なわ
れる。その判断の結果、新規作成しないのであれば、ユ
ーザが当該調整量定義において既存の原稿タイプに対応
する内容を修正することを意味するから、ステップSc
102において、その原稿タイプがユーザにより選択さ
れ、その選択された原稿タイプにおける属性とその属性
の調整レベルがステップSc13およびSc14(図1
5参照)において設定されることとなる。一方、原稿タ
イプが新規作成されるのであれば、ステップSc103
において、調整量定義において新たな原稿タイプに対応
する項目が追加されるとともに、その新規原稿タイプ
が、既存の原稿タイプを参照するのか否かが判別され
る。既存の原稿タイプを参照するのであれば、ステップ
Sc104において、参照する原稿タイプがユーザによ
って選択されて、その参照する元の原稿タイプに対する
属性と、その調整レベルとが、ステップSc13および
Sc14(図15参照)において設定されることとな
る。既存の原稿タイプを参照しないのであれば、新規原
稿タイプに対する属性とその調整レベルとが、ステップ
Sc13およびSc14(図15参照)において設定さ
れることとなる。
【0049】このように、ステップSc1における処理
内容指定においては、集合体エリアあるいは登録画像
に、それに施すべき処理の内容が直接定義されて、その
処理内容が指定されるほか、調整量定義の内容が、図1
5に示されるように設定され、さらに、その原稿タイプ
が図16に示されるように設定される。これにより入力
画像に施すべき処理内容が定まることとなる。
【0050】<2−4:画像登録>次に、画像登録の動
作について説明する。この画像登録には、画像を集合体
エリアに登録する第1の場合と、集合体エリアを別の集
合体エリアに従属させる第2の場合とがある。この画像
登録は、第1の場合では、例えば、図11において集合
体エリアアイコン5および画像アイコン6を指定するこ
とにより行なわれる。具体的には、結びつけるべき画像
に対応する画像アイコンを、相手先である集合体エリア
に対応する集合体エリアアイコンにドラッグ操作により
重ねることで行なわれる。また、第2の場合では、従属
させるべき集合体エリアに対応する集合体エリアアイコ
ンを、従属先である集合体エリアに対応する集合体エリ
アアイコンにドラッグ操作により重ねることで行なわれ
る。
【0051】さて、UI部200が、ユーザにより画像
登録をする旨の操作がなされたと検出すると、図17に
示す画像登録の処理が実行される。第1の場合では、ス
テップSd1において、登録すべき画像を特定するため
のデータが画像記憶部32から読み出され、そのデータ
が、次のステップSd2において、当該集合体エリアの
「登録画像記憶部の参照リスト」に追加される。これに
より、当該集合体エリアと画像記憶部32に記憶されて
いる登録画像とが結び付けられることとなる。また、第
2の場合では、ステップSd1において、従属先となる
集合体エリアを特定するためのデータが集合体エリア記
憶部33から読み出され、そのデータが、次のステップ
Sd2において、従属すべき集合体エリアの「処理内容
記憶部の参照リスト」に追加される。これにより、従属
させるべき集合体エリアは、従属先の集合体エリアに結
び付けられることとなる。なお、本実施形態における集
合体エリアには、上述したように、「画像記憶部への参
照リスト」に、画像を特定するためのデータを複数記載
することで、複数の登録画像を結び付けることができる
(図8参照)。また、1つの集合体エリアには、下位に
複数の集合体エリアを従属させること可能である。
【0052】<2−5:処理結果表示(プレビュー)>
次に、結果表示の処理について説明する。この結果表示
の処理は、入力された原画像に処理内容を実際に施すと
いかなるイメージになるかについて、間引き画像に、定
義された処理内容を施すことによって、ユーザに示す処
理である。そして、この処理は、上述した処理内容定義
あるいは画像登録の実行に付帯して実行されるものであ
る。
【0053】さて、UI部200が所定の検出をするこ
とにより、上述した処理内容定義の動作あるいは画像登
録が実行されると、図18に示す画像登録の処理が付帯
して実行される。まず、ステップSe1において、処理
対象が集合体エリアであるか否かが判別される。上述し
たように、処理内容定義にしても、画像登録にしても、
対象が集合体エリアである場合と、画像である場合との
2通りあるので、ここではその指示が集合体エリアに対
して行なわれたか否かが判別される。
【0054】もし、変更の指示が集合体エリアに対して
行なわれた場合、ステップSe2において、当該集合体
エリアが集合体エリア記憶部33から読み出され、その
「画像記憶部への参照リスト」に記載されたデータによ
り特定される登録画像の有無が判別される。ここで、無
の場合には、この処理は終了する一方、有であれば、ス
テップSe3において、登録画像が当該リストに記載さ
れたデータに基づいて画像管理部230によって特定さ
れる。登録画像が特定された場合、指示が画像に対して
行なわれた場合、あるいは、後述するステップSe8の
処理が終了した場合、次のステップSe4において、当
該登録画像を参照する集合体エリアの処理内容が存在す
るか否かが、処理内容記憶部31を参照することで判別
される。ここで、有の場合、さらに、ステップSe5に
おいて、当該処理内容が集合体エリアであるか否かが判
別される。ここで、処理内容が集合体エリアでない場合
に、処理内容は、調整量定義を含む処理自体を示すもの
であるから、ステップSe7およびSe8において、特
定された画像に対応して表示されている間引き画像に対
して、当該処理が実行される。詳細には、処理内容が調
整量定義であれば、調整量計算部251が、ステップS
e8において、当該特定画像の属性認識結果と当該調整
量定義とから、当該特定画像に処理を施すべき調整範囲
を計算し、ステップSe8において、求めた調整範囲
と、当該画像に適用される調整量定義とを参照して、処
理すべき最終的な属性とその属性の調整レベルとが決定
される。そして、その決定された処理内容が、当該特定
画像に対応して表示されている間引き画像に対して実行
されて、プレビュー表示が行なわれる。また、処理内容
がプリミティブなものであれば、その処理内容が、当該
特定画像に対応して表示されている間引き画像に対して
実行されてプレビュー表示される。なお、これらステッ
プSe1〜Se9からなる結果表示処理は、あくまでも
プレビュー表示を行なうためのものであって、実際に、
特定された画像そのものに対して当該処理内容が施され
るのは、後述する出力処理によってである。
【0055】そして、ステップSe8の後には、集合体
エリアにおいて参照される次の画像に対し、同様なプレ
ビュー表示を実行すべく、処理手順が、再びステップS
e4に戻る。一方、ステップSe5において、処理内容
が集合体エリアである場合には、ステップSe6におい
て、処理内容で示される集合体エリアの処理内容が参照
されて、その参照された処理内容に対して同様な判別処
理を行なうべく処理手順がステップSe4に戻る。
【0056】ところで、ステップSe4において、登録
画像を参照する集合体エリアの処理内容が存在しなくな
った場合、ステップSe9において、最初の指示が集合
体エリアに対して行なわれたものであったか否かが再び
判別される。集合体エリアには、複数の画像が登録され
る場合があるため、このような再度の判別を行なうので
ある。もし、この判別結果が「Yes」ならば、他の画
像に対しても同様な処理を実行すべく、処理手順がステ
ップSe2に戻る一方、判別結果が「No」ならば、処
理すべき画像がなくなったので、この処理は終了する。
【0057】このような結果表示処理では、画像に対し
て処理内容定義あるいは画像登録が行なわれた場合に、
当該画像に対して施すべきすべての処理が、当該間引き
画像に対し、ステップSe1→4→5→7→8→4→…
繰り返し…→4→5→6→4→9という経路により実行
されてユーザに示されることになる。また、変更の指示
が集合体エリアに対して行なわれた場合、まず、1つの
画像に対して施すべきすべての処理が、当該間引き画像
に対し、ステップSe1→2→3→4→5→7→8→…
繰り返し…→4→→5→6→4→9という経路により実
行されてユーザに示され、他の画像についても、ステッ
プSe9の判別により、同様な経路で実行されてユーザ
に示されることになる。すなわち、処理内容が定義され
た画像、あるいは登録にかかる画像のすべてに対し、当
該処理内容が施されたプレビュー表示が行なわれること
となる。なお、図18では、処理の順番が、処理対象と
なる画像を特定した後、処理内容を特定するものとなっ
ているが、これが逆となっても構わないのは言うまでも
ない。
【0058】<2−6:出力>次に、出力動作について
説明する。間引き画像の表示によって、処理内容が確認
されると、今度は、実際に原画像に対して処理内容を施
す出力処理が実行される。なお、本実施形態では、出力
方法として次の2つ方法を想定している。すなわち、第
1に、画像処理の内容をタグとして、当該処理内容を施
すべき画像のファイルに埋め込んで出力する方法と、第
2に、入力された画像に対し、実際に処理内容を施して
出力する方法とである。前者では、一般に膨大な計算量
を要する画像の処理を、最終出力時まで遅らせるととも
に、出力の実行は高性能の専用出力装置を用いること
で、高品質の画像出力を得ることができる。一方、後者
では、画像処理を実際に実行することにはなるが、ドキ
ュメントが完成した段階で定義されているすべての処理
内容を、対応する画像に対し一括して処理でき、さら
に、特別な出力装置を必要としないので、システムを安
価に構築できるメリットがある。
【0059】さて、この出力動作の指定は、例えば、集
合体エリアアイコン5あるいは画像アイコン6を指定す
るとともに、機能ウィンドウにおいて出力動作に対応す
るボタン7を処理内容とは別に予め割り当てておき、ユ
ーザがこれをマウス等により選択することで行なわれ
る。具体的には、出力すべき画像あるいは集合体エリア
に対応するアイコンを、当該機能ボタンに重ねることで
行なわれる。また、所定の操作でメニュー画面を表示さ
せ、そこで選択することとしても良い。
【0060】次に、UI部200が、ユーザにより出力
動作をする旨の操作がなされたと検出すると、図19に
示す出力処理が実行される。まず、ステップSf1にお
いて、出力対象となる処理内容があるか否かが、処理内
容記憶部31の参照により判別される。ここで、処理内
容が無であるならば、以降のステップを実行する必要が
ないのでこの出力動作は終了する一方、処理内容が有で
あるならば、次のステップSf2において、さらに、出
力対象が集合体エリアであるか否かが判別される。ここ
で、出力対象が集合体エリアであるならば、ステップS
f3において、当該集合体エリアに登録されている画像
のうち、出力されていない未処理のものが残っているか
否かが集合体エリア管理部240の検索により判別され
る。この判別結果が「No」の場合には、未処理の登録
画像は存在しないが、当該集合体エリアが上位の集合体
エリアに従属している場合があるので、処理手順は再び
ステップSf1に戻る。この場合、出力対象は上位の集
合体エリアに移行する。一方、ステップSf3の判別結
果が「Yes」の場合には、ステップSf4において、
未処理の画像のうち1つの画像が特定される。
【0061】次に、ステップSf5では、処理を行なう
べき画像が特定されているから、当該画像の画像データ
が画像管理部230により特定されて、画像記憶部32
から呼び出される。ステップSf6では、タグを埋め込
むか否かが判別される。すなわち、出力方法を、上記第
1の方法で行なうか上記第2の方法で行なうかが判別さ
れる。なお、これは、ユーザにどちらの方法で出力する
かを選択させる画面を表示して、ユーザが所定の操作で
行なうことで判別しても良いし、この実施形態に予めセ
ットされた設定状態により判別しても良い。このような
判別の結果、タグを埋め込む場合には、ステップSf7
において、当該画像の処理内容を示すタグが、処理内容
管理部220のタグ生成部222により生成され、次
に、生成されたタグが、呼び出された画像データにファ
イルの一部として埋め込まれて(ステップSf8)、再
び画像記憶部32に格納される。一方、タグを埋め込ま
ないで、上記第2の方法により出力を行なう場合には、
ステップSf9において、当該画像の処理内容が、呼び
出された画像データに対して、画像処理実施部250に
より実際に施されて、再び画像記憶部32に格納され
る。
【0062】そして、ステップSf10において、ステ
ップSf2の判別と同様に、出力対象となっているのが
集合体エリアであるか否かが判別される。ここで、出力
対象が集合体エリアである場合には、当該集合体エリア
に登録されている未処理画像のすべてに対し同様な処理
を施すべく、処理手順がステップSf3に戻る。一方、
出力対象が集合体エリアでない場合には、処理手順がス
テップSf1に戻る。
【0063】このような出力では、出力の指示が画像に
対して行なわれた場合に、当該画像に対して、ステップ
Sf1→2→5→6→9(7,8)→10という経路で
処理が施される。また、出力の指示が集合体エリアに対
して行なわれた場合、当該集合体エリアの登録画像に対
して、ステップSf3→4→5→6→9(7,8)→1
0→3という経路で処理が施されて、以降は繰り返しに
より、すべての登録画像に対し同様な処理が施される。
一方、上位の集合体エリアに従属しているときには、ス
テップSf3の判別結果が「No」となることにより、
出力対象が上位の集合体エリアに移行して、当該上位の
集合体エリアに対しても同様な処理が実行される。
【0064】そして、タグが埋め込まれた画像データ、
あるいは実際に画像処理が施された画像データが、本実
施形態により画像処理された画像データとしてファイル
形式で供給されて、さらなる画像処理装置や、出力装置
に提供されることとなる。
【0065】このような実施形態によれば、画像と、そ
れに施すべき処理内容とを集合体エリアにより分離して
保持できるので、ある画像に施した処理を、他の画像に
対しても新たに定義することなく、施すことができる。
これにより、過去になされた調整を、全く異なる画像に
対しても同様に適用することができ、処理内容の再利用
性・共用性の向上を図ることが可能となる。また、集合
体エリアの階層構造を目的に応じ枝分岐するように、各
集合体エリアに処理内容を登録することで、処理内容を
分類することも可能となる。さらに、調整量定義を用い
ることにより、各種パラメータの内容を意識しないで、
画像処理することが可能となる。
【0066】<4:変形例>なお、本願における集合体
エリアなる概念は、図8に示したものに限られない。例
えば、図20に示すように、「上位集合体エリアへの参
照リスト」を追加し、ここに従属すべき上位の集合体エ
リアを示すデータを記載して、「処理内容記憶部への参
照リスト」において他の集合体エリアを参照することな
く、階層構造を形成しても良い。また、上述した実施形
態にあっては、他の集合体を参照するのを「処理内容記
憶部への参照リスト」に他の集合体エリアを特定するデ
ータを記載することにより行なっていたが、「画像記憶
部への参照リスト」により行なっても良い。これらの場
合、「上位集合体エリアへの参照リスト」を「処理内容
記憶部への参照リスト」あるいは「画像記憶部への参照
リスト」と同列で扱うことで、上述した実施形態の動作
で同様な処理を行なうことが可能である。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像とその処理内容とを分離した形式で保持するととも
に、属性の相異なる画像要素に対して処理内容を指定・
変更することを可能にし、さらに、画像処理における試
行錯誤の支援や、ノウハウとして過去の処理内容を容易
に整理・分類できるために、画像処理の自由度や柔軟性
を拡げることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態にかかる画像処理装置を含
むシステム全体の構成を示すブロック図である。
【図2】 同実施形態にかかる画像処理装置の構成を示
すブロック図である。
【図3】 (a)は同実施形態における入力画像の属性
とその属性レベルとを示す図であり、(b)は同実施形
態における画像認識部の構成例を示す図であり、(c)
は、それによる属性認識結果を示す図表である。
【図4】 (a)および(b)は、それぞれ同実施形態
における調整例定義の一例を示す図表である。
【図5】 (a)は同実施形態における画像認識部によ
る属性認識結果を示す図表であり、(b)は同実施形態
における調整量計算部の構成例を示す図であり、(c)
は、それによる計算結果を示す図表である。
【図6】 同実施形態における入力画像の明度分布と、
調整結果の明度分布との関係を示す図である。
【図7】 (a)は同実施形態における調整量計算部に
よる計算結果を示す図表であり、(b)は同実施形態に
おける調整例定義の一例を示す図表であり、(c)は、
これらにより決定される属性とその属性の調整レベルと
を示す図表である。
【図8】 同実施形態における集合体エリアの概念を説
明するための図である。
【図9】 同実施形態において、集合体エリアによって
結びつけられる画像と調整量定義との関係を示す図であ
る。
【図10】 同実施形態において、集合体エリアによっ
て画像と調整量定義とが結びつけられた場合の処理内容
を示す図である。
【図11】 同実施形態における表示装置による表示の
一例を示す図である。
【図12】 同実施形態における画像読込の動作を説明
するためのフローチャートである。
【図13】 同実施形態における集合体エリア設定の動
作を説明するためのフローチャートである。
【図14】 同実施形態における処理内容定義の動作を
説明するためのフローチャートである。
【図15】 同実施形態における処理内容指定の動作を
説明するためのフローチャートである。
【図16】 同実施形態における原稿タイプ指定の動作
を説明するためのフローチャートである。
【図17】 同実施形態における画像登録の動作を説明
するためのフローチャートである。
【図18】 同実施形態における処理結果表示の動作を
説明するためのフローチャートである。
【図19】 同実施形態における出力動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図20】 集合体エリアにおける別の構成例を説明す
るための図である。
【符号の説明】
31……処理内容記憶部(記憶手段)、 200……UI部(集合体エリア定義手段)、 210……画像入出力部(入力手段、付加手段)、 214……画像属性認識部(属性認識手段)、 220……処理内容管理部(変更手段、変換手段、決定
手段、個別指示手段)、 223……調整量定義部(調整量定義手段)、 230……画像管理部(画像データ群形成手段)、 250……画像処理実施部(処理手段、調整手段)、 X、Y、Z……集合体エリア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松崎 智康 神奈川県足柄上郡中井町境430グリーン テクなかい富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 喜多 伸児 神奈川県足柄上郡中井町境430グリーン テクなかい富士ゼロックス株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−182489(JP,A) 特開 平7−57115(JP,A) 特開 平6−291998(JP,A) 大村巌「Adobe Photosh opTM A to Z」初版(1993− 2−15)株式会社ビー・エヌ・エスp. 45−52,189−196 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 1/00 - 17/50

Claims (25)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成が要求される画像属性が相異な
    る画像要素からなる複数の画像データを入力する入力手
    段と、画像データと当該画像データに施すべき画像処理とを関
    連付ける ための集合体エリアを定義する集合体エリア定
    義手段と、 前記入力手段により入力された複数の画像データを、前
    記集合体エリア定義手段により定義された集合体エリア
    に割り当てて画像データ群を形成する画像データ群形成
    手段と、 前記入力手段により入力された画像データに対して施す
    べき画像処理の中から特定の画像処理を決定する決定手
    段と、 前記決定手段により決定された特定の画像処理を、当該
    画像データに施すべき画像処理として、前記集合体エリ
    アに対して指示する指示手段とを具備することを特徴と
    する画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記決定手段により決定される画像処理
    は、画像データに対して調整すべき属性および当該属性
    の調整レベルであることを特徴とする請求項1記載の画
    像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記決定手段により決定される画像処理
    は、デバイスに依存しない標準の色空間信号を用いたも
    のであることを特徴とする請求項1記載の画像処理装
    置。
  4. 【請求項4】 前記決定手段により決定される画像処理
    は、色調整であることを特徴とする請求項1記載の画像
    処理装置。
  5. 【請求項5】 前記決定手段により決定される画像処理
    は、前記色調整の調整すべき属性および当該属性の調整
    レベルであることを特徴とする請求項1記載の画像処理
    装置。
  6. 【請求項6】 前記決定手段により決定された画像処理
    の内容を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段により記憶された画像処理の内容を変更す
    る変更手段とを有することを特徴とする請求項1記載の
    画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記変更手段による画像処理の内容にお
    ける変更は、処理順序の変更であることを特徴とする請
    求項6記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記決定手段により決定された画像処理
    の内容をタグ情報に変換する変換手段と、 前記変換手段により変換されたタグ情報を画像データに
    付加する付加手段とを有することを特徴とする請求項1
    記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記決定手段により決定された画像処理
    に基づいて、前記集合体エリアに割り当てた画像データ
    群に対し当該画像処理を施す処理手段を有することを特
    徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】 前記決定手段により決定された画像処
    理に基づいて、前記集合体エリアに割り当てた画像デー
    タ群の中の特定の画像データに対し当該画像処理を施す
    処理手段を有することを特徴とする請求項1記載の画像
    処理装置。
  11. 【請求項11】 前記決定手段により決定される画像処
    理を、前記入力手段により入力された画像データに対し
    て個別に指示する個別指示手段を有することを特徴とす
    る請求項1記載の画像処理装置。
  12. 【請求項12】 画像形成が要求される画像属性が相異
    なる画像要素からなる複数の画像データを入力する入力
    手段と、 前記入力手段により入力された画像データに対して施す
    べき画像処理の内容を調整量として定義する調整量定義
    手段と、画像データと当該画像データに施すべき画像処理とを関
    連付ける ための集合体エリアを定義する集合体エリア定
    義手段と、 前記入力手段により入力された複数の画像データを、前
    記集合体エリア定義手段により定義された集合体エリア
    に割り当てて画像データ群を形成する画像データ群形成
    手段と、 前記入力手段により入力された画像データの属性と当該
    属性レベルとを認識する属性認識手段と、 前記調整量定義手段により定義された画像処理の内容
    を、当該画像データに施すべき画像処理として、前記集
    合体エリアに対して指示する指示手段と、 前記指示手段により指示された集合体エリアに割り当て
    た画像データに対し、前記調整量定義手段により定義さ
    れた調整量に基づいて、前記属性認識手段により認識さ
    れた当該画像データの属性レベルを調整する調整手段と
    を具備することを特徴とする画像処理装置。
  13. 【請求項13】 前記調整量定義手段により定義される
    調整量は、あいまい表現により定義される画像処理の内
    容であることを特徴とする請求項12記載の画像処理装
    置。
  14. 【請求項14】 前記あいまい表現により定義される処
    理の内容は、官能表現により表わしたものであることを
    特徴とする請求項13記載の画像処理装置。
  15. 【請求項15】 前記あいまい表現により定義される処
    理の内容は、画像出力時における用途を表わしたもので
    あることを特徴とする請求項13記載の画像処理装置。
  16. 【請求項16】 前記あいまい表現により定義される処
    理の内容は、画像データのイメージ内容であることを特
    徴とする請求項13記載の画像処理装置。
  17. 【請求項17】 前記調整量定義手段により定義された
    画像処理の調整量を、画像データの属性と当該属性の調
    整レベルとに変換する変換手段を備え、 前記調整手段は、前記変換手段により変換された属性と
    当該属性の調整レベルとに基づいて前記画像データの属
    性レベルを調整することを特徴とする請求項12〜16
    いずれか記載の画像処理装置。
  18. 【請求項18】 前記調整量定義手段により定義された
    画像処理の内容を、前記入力手段により入力された画像
    データに対して個別に指示する個別指示手段を備え、 前記調整手段は、前記個別指示手段により指示された画
    像処理の内容に基づいて前記画像データの属性レベルを
    調整することを特徴とする請求項12記載の画像処理装
    置。
  19. 【請求項19】 入力画像データの属性をユーザからの
    指示に応答して調整する画像属性調整方法であって、 所定の画像データに対して施すべき画像処理の内容を調
    整量として定義する過程と、画像データと当該定義された調整量とを関連付けるため
    集合体エリアを設定する過程と、 ユーザからの指示により、特定の画像データを、設定さ
    れた集合体エリアに割り当てる過程と、 当該定義された調整量を、特定の画像データが割り当て
    られた集合体エリアに対して、当該画像データに施すべ
    き画像処理として指示する過程と、 当該定義された調整量に基づいて、当該集合体エリアに
    おける特定の画像データに対し画像処理を施す過程とを
    備えることを特徴とする画像属性調整方法。
  20. 【請求項20】 前記集合体エリアは、他の集合体エリ
    アに従属可能であることを特徴とする請求項19記載の
    画像属性調整方法。
  21. 【請求項21】 前記定義される調整量は、あいまい表
    現により定義される画像処理の内容であることを特徴と
    する請求項19記載の画像属性調整方法。
  22. 【請求項22】 前記あいまい表現により定義される処
    理の内容は、官能表現により表わしたものであることを
    特徴とする請求項21記載の画像属性調整方法。
  23. 【請求項23】 前記あいまい表現により定義される処
    理の内容は、画像出力時における用途を表わしたもので
    あることを特徴とする請求項21記載の画像属性調整方
    法。
  24. 【請求項24】 前記あいまい表現により定義される処
    理の内容は、画像データのイメージ内容であることを特
    徴とする請求項21記載の画像属性調整方法。
  25. 【請求項25】 前記入力画像データの属性と当該属性
    のレベルを認識する過程と、 前記定義される調整量を、画像データの属性と当該属性
    の調整レベルに変換する過程とを備え、 前記画像処理を施す過程は、変換された当該属性と当該
    属性の調整レベルに基づいて、認識された画像データの
    属性レベルを調整することを特徴とする請求項19〜2
    4いずれか記載の画像属性調整方法。
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