JP2000301810A - テストパターン記録方法、情報処理装置および記録装置 - Google Patents

テストパターン記録方法、情報処理装置および記録装置

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JP2000301810A
JP2000301810A JP11111498A JP11149899A JP2000301810A JP 2000301810 A JP2000301810 A JP 2000301810A JP 11111498 A JP11111498 A JP 11111498A JP 11149899 A JP11149899 A JP 11149899A JP 2000301810 A JP2000301810 A JP 2000301810A
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Masao Kato
真夫 加藤
Kentaro Yano
健太郎 矢野
Daigoro Kanematsu
大五郎 兼松
Minoko Katou
美乃子 加藤
Mitsuhiro Ono
光洋 小野
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    • H04N1/6033Colour correction or control controlled by characteristics of the picture signal generator or the picture reproducer using test pattern analysis
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    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録装置における色材毎の出力特性の違いに
起因した色ずれを補正する処理において目視による色ず
れ検出を適切かつ高精度に行う。 【解決手段】 色ずれの判断の対象となるテスト領域A
と色ずれの基準となるリファレンス領域Bとを隣接させ
たパッチを複数配列したテストパターンにおいて各パッ
チを上記領域Aと領域Bが交互に繰り返されるパッチと
する。これにより、一対の領域Aと領域Bとの比較では
色が違って認識される場合でも、交互に繰り返すパター
ンによって色の均一感を生じさせ、色の違いにおける高
い精度を緩和してその色ずれ検出に基づく補正の精度に
見合ったパッチの特定を容易に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テストパターン記
録方法、情報処理装置および記録装置に関し、詳しく
は、記録ヘッド間の出力特性の違い等に起因した色ずれ
の判定に用いるテストパターンを記録するためのテスト
パターン記録方法、該テストパターン記録を実行する情
報処理装置および記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】OA機器の普及等に伴いカラー画像を出
力する機会が増しつつある。カラー画像の出力機器とし
ては、例えばインクジェット方式、電子写真方式、熱転
写方式など種々の記録方式による記録装置が知られてお
り、これらの装置では、近年比較的高画質な写真調のカ
ラー画像の出力が行われるようになりつつある。
【0003】このような記録装置では、一般的にシアン
(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)3色の有彩色
の色材で、或いはこれらに無彩色のブラック(K)を加
えた4色の色材を用いてカラー画像の記録を行うが、こ
の場合、各色ヘッド間の出力特性(反射濃度や明度、彩
度、色相など)のバランスが適正でなく記録画像に色ず
れ(所望の色と異なるなど)を生ずる場合がある。例え
ば、インクジェット方式の記録ヘッドでは、インクを吐
出させるための熱エネルギーを発生する発熱ヒータの発
熱量(膜厚)のバラツキやインクを吐出する吐出口のサ
イズや形状のバラツキなどが原因となって記録ヘッド毎
の吐出量に個体差が存在する場合があり、その結果、上
述したような各色記録ヘッド間で出力特性のアンバラン
スを生ずることがある。なお、このような個体差は、上
記のように記録ヘッドが本来的に有しているものに限ら
ず、例えば、個々の記録ヘッドの経時変化等によって生
ずることも知られている。
【0004】これに対し、このような個体差を原因とし
た色ずれを検出しその検出結果に基づいて記録ヘッドの
出力特性を所定のものに補正する処理が、記録装置のホ
ストとしてのパーソナルコンピュータ等や記録装置自体
で行われる場合がある。そして、その補正方法として
は、一般に、主に色ずれの検出の仕方がスキャナなどの
入力機器を用いる場合と人間の目視による場合によって
区別される2通りの方法が知られている。以下に、この
色ずれ検出の仕方によって区別される二通りの補正方法
の概要について簡単に説明する。
【0005】まず、スキャナ等の入力機器を用いる方法
では、例えば特許第2661917号公報にあるよう
に、補正の対象となるC,M,Y,K各色材の記録ヘッ
ドを用いてパッチパターンを記録する。そして、このパ
ッチパターンをスキャナで読取ることにより、この読み
取り値(出力特性を示す値)と上記パッチパターンの記
録データが示す期待値とのずれを検出し、このずれに基
づいて色ずれを補正する。この場合のパッチパターンと
しては、C,M,Y,K各色のべたパターン、或いは上
記各色毎のグラデーションを形成するパッチパターン等
がある。グラデーションを形成するパターンは、中間調
に関する出力特性も検出でき、これによって色ずれの検
出精度を向上させることが可能となる。更には、C,
M,Y,Kを夫々組み合わせた2次色、3次色のパッチ
パターンの記録を行い同様に検出補正精度を向上させる
ものも知られている。
【0006】一方、目視による方法では、上述の機器を
用いる方法のように各色のヘッド毎に出力特性の絶対値
を検出することは容易ではない。このため、専らC,
M,Yの3色材を混合して記録される3次色のパッチパ
ターンを用いる検出方法が採られている。すなわち、吐
出量について平均的なあるいは偏りのない記録ヘッドを
用いて記録すれば無彩色になると期待される3色材の所
定の比率(3色材の記録データによって示される)で記
録されたパッチパターンを中心に、各色材の記録比率を
僅かづつ変化させた、略灰色に近いパッチパターンを複
数記録し、この複数のパッチパターンの中から最も無彩
色に近いパターンをユーザ等が目視によって選択するこ
とにより、C,M,Y各色記録ヘッド間の出力特性のバ
ランスが最適なものを検出する。そして、この検出した
パッチに対応する補正データによってそれぞれの記録ヘ
ッドの出力特性を補正するものである。つまり、この方
法の色ずれ検出は、C,M,Y各記録ヘッドの出力特性
の僅かなバランスのずれによって、パッチにおいて例え
ば出力特性の変化が大きい色の影響が現れ無彩色でなく
なることを利用したものである。
【0007】なお、上述の説明ではインクジェット方式
の記録ヘッド場合について色ずれおよびその検出等を説
明したが、電子写真方式や熱転写方式の記録装置にあっ
ても夫々の記録原理等に依った原因によって各色記録ヘ
ッドの出力特性はばらつく場合があり、この場合も上記
と同様の色ずれ検出及びその補正が行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の色ずれ検出方法にあっては、以下のような不具
合があった。
【0009】まず、スキャナなどの入力機器を用いる方
法は、記録装置の一般的な使用環境を考慮した場合、ユ
ーザなどが入力機器を所持していることが前提となる。
全てのユーザは必ずしも入力機器を所持している訳では
なく、この場合、上記スキャナ等を用いる方法は現実的
ではない。また、何らかの入力機器を調達できたとして
も、その様な場合の多種多様な入力機器を用いた色ずれ
検出に応じた補正は、極めて困難なことが多い。
【0010】これに対し、目視による方法では、特別な
入力機器を必要としないため、どのようなユーザでも色
ずれ検出を行うことができる。しかしながら、C,M,
Yの記録比率を僅かに変えた複数のパッチの中から無彩
色に最も近いパッチを選び出すことはそれほど簡単なこ
とではない。
【0011】例えば、JIS(JIS E3305, JIS Z8721,
JIS L0600等)や様々な団体が色差(ΔE)についての
規定を行っているが、例えば色差3.2〜6.5の範囲
は「印象レベルでは同じ色として扱える範囲」とされて
いる。このことは、この程度の色差範囲のパッチの中か
ら目視で無彩色に最も近いパッチを選び出すことは困難
であることを示唆している。一方、このような範囲の色
差は「塗装などでは色違いでクレームになることがあ
る」ともされており、この色差範囲内であっても選択す
るパッチを誤ると、そのパッチに対応した補正値により
補正した後に記録される画像であっても色味として必ず
しも満足されないことも同時に示唆しているといえる。
【0012】このため、目視による色ずれ検出方法にお
いてその精度を向上させる対策も試みられている。
【0013】図1は、そのような検出精度の向上を可能
としたテストパターンの一例を示す図である。図1にお
いて、各枠はC,M,Yの混合またはKによって記録さ
れるパッチを示し、各パッチの二つの領域それぞれにお
ける4つの数字はそれぞれの領域を記録するための上か
らそれぞれC,M,Y,Kの多値階調値データを表して
いる。このように図1に示すパッチは、上下2つの領域
がセットとなって構成されるものである。そして、この
ようなパッチが、その階調値について、縦方向にMが5
段階で増加し、横方向にCが5段階で増加するパッチの
配列によってテストパターンが構成されている。
【0014】図1に示されるように、各パッチにおける
上側のテスト領域はそれぞれ有彩色の色材であるC,
M,Yの混合色(以下、「PCBk」とも言う)によっ
て記録される領域であり、下側のリファレンス領域は無
彩色の色材であるKのみによって記録される領域であ
る。上側のPCBkを記録する領域では、Yの階調値が
128レベルで固定されており、また、上述したように
パターンにおける右側のパッチほどCの値が大きく、下
側のパッチほどMが大きくなるように配列されている。
【0015】このようにテストパターンを構成すること
で、目視による検出精度を向上させることができる。す
なわち、このパターンは物体が隣接している時には小さ
い色差であっても判別可能となる知覚の特性、具体的に
は、色差が0.8〜1.6の十分小さいレベルであって
も「隣接比較では色差は感じられる」という特性を利用
したものである。PCBkのみが記録された複数のパッ
チの中から無彩色に最も近いパッチを漠然と選択させる
のではなく、無彩色であるKを記録した領域とPCBk
を記録した領域を1対1で隣接比較させ、無彩色のK領
域と色差が最も小さいPCBk領域を有するパッチを選
択させることにより目視による検出精度の向上を図った
ものである(以下、この方法を「隣接比較法」とい
う)。
【0016】以上説明したように、一般には、隣接比較
法を用いることによって目視による色差(色ずれ)の検
出精度を向上させることができる。しかしながら、図1
に示した従来のテストパターンは、適切な色ずれ検知を
行う上で未だ改善すべき点がある。
【0017】すなわち、上述のように隣接比較法は比較
的高い検出精度を有しており、記録装置において生じ得
る色材毎の出力特性の変化の幅とのバランスが取れない
場合がある。例えば、記録装置によっては、その装置に
生じ得る出力特性の変化の幅が比較的大きく、そのため
それに応じて補正の幅も大きくなように各パッチの色の
間隔を大きくとることがある。この場合、隣接比較にお
ける検出精度が高いことから、いずれのパッチにおいて
もリファレンス領域の無彩色と違った色に見え、色ずれ
に応じたパッチを1つのものに特定できない場合があ
る。
【0018】また、隣接比較の際の、パッチとの関係に
おいて双方の領域に対する知覚特性が異なる場合には、
正確な対比が行えないという問題がある。
【0019】さらに、隣接比較法は、もとより無彩色に
最も近い色を有しているテスト領域を判断するものであ
る。すなわち、テスト領域のリファレンス領域に対する
色の違いが、色を表現する種々の要素のうち、専ら彩度
の違いにおいて知覚されることが当然のこととして望ま
しいことであるが、図1に示した従来のテストパターン
では、必ずしもそのようにならないことがある。パッチ
の色を認識する上で人間の知覚特性が、パッチによって
は彩度の違いを大きく認識できないからである。
【0020】本発明は上述した従来の問題を解決するた
めになされたものであり、その目的とするところは、記
録装置における色材毎の出力特性の違いに起因した色ず
れを補正する処理において目視による色ずれ検出を適切
かつ高精度に行うことが可能なテストパターンを記録す
ることができるテストパターン記録方法、情報処理装置
および記録装置を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】そのために本発明では、
複数色の色材毎の出力特性をそれぞれ所定のものとして
色ずれを補正する処理に用いられるテストパターンを記
録するためのテストパターン記録方法であって、前記複
数色の色材を混合して記録がなされ前記色ずれの程度の
指標となるテスト領域と、前記テスト領域の色ずれに関
する比較の基準となるリファレンス領域と、を隣接して
配したパッチであって、前記色材の混合の比率を異なら
せた複数のパッチを記録するステップを有し、前記複数
のパッチのそれぞれにおいて、前記テスト領域と前記リ
ファレンス領域とを交互に繰り返し配列したことを特徴
とする。
【0022】また、記録装置で用いる複数色の色材毎の
出力特性をそれぞれ所定のものとして、当該記録装置の
記録における色ずれを補正する処理に用いられるテスト
パターンを記録するための処理を行う情報処理装置であ
って、前記複数色の色材を混合して記録がなされ前記色
ずれの程度の指標となるテスト領域と、前記テスト領域
の色ずれに関する比較の基準となるリファレンス領域
と、を隣接して配したパッチであって、前記色材の混合
の比率を異ならせた複数のパッチを記録させる手段を有
し、前記複数のパッチのそれぞれにおいて、前記テスト
領域と前記リファレンス領域とを交互に繰り返し配列し
たことを特徴とする。
【0023】さらに、複数色の色材毎の出力特性をそれ
ぞれ所定のものとして色ずれを補正する処理に用いられ
るテストパターンを記録することができる記録装置であ
って、前記複数色の色材を混合して記録がなされ前記色
ずれの程度の指標となるテスト領域と、前記テスト領域
の色ずれに関する比較の基準となるリファレンス領域
と、を隣接して配したパッチであって、前記色材の混合
の比率を異ならせた複数のパッチを記録する手段を有
し、前記複数のパッチのそれぞれにおいて、前記テスト
領域と前記リファレンス領域とを交互に繰り返し配列し
たことを特徴とする。
【0024】以上の構成によれば、テスト領域とリファ
レンス領域とを隣接して配したパッチを、それらの領域
が交互に繰り返し配列されるものとしたので、この交互
の繰り返しの数に応じて両領域を比較したときに色が異
なっていると知覚される度合いが緩和される。これによ
り、例えば、パッチの選択に基づいて補正する量がそれ
ほど大きく設定されていない場合は、それに応じた上記
領域の繰り返しの数とすることにより、両領域間の色の
差が知覚されず均一間を呈するパッチを選択すれば、そ
れが上記補正量に見合った色ずれをパッチとすることが
できる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。
【0026】<概要>本発明の一実施形態においてイン
クジェット記録装置のC,M,Y出力特性を検出する方
法は、C,M,Y各色のバランス(印字比率もしくは階
調値データ)を変えたPCBk領域(テスト領域)を有
するパッチを複数配列したテストパターン記録し、その
中から隣接比較法によってリファレンス領域の無彩色に
最も近いテスト領域を有するパッチを選択することによ
り行う。この場合に、それぞれのパッチにおいて、テス
ト領域とリファレンス領域とが相互に隣接して交互に繰
り返すパターンとする。この結果、各パッチをテスト領
域とリファレンス領域との一対によって構成する場合に
は、それぞれの領域の色が相互に違って見えるときで
も、上記のように繰り返すパターンとすることによっ
て、隣接比較の認識精度の高さが緩和されてパッチにお
いて一定の均一感を呈するパッチを得ることが可能とな
り、それを上記の選択パッチとすることができる。
【0027】また、他の実施形態では、テストパターン
における上述の繰り返しパターンのパッチ構成に加え、
各パッチにおいて、リファレンス領域は、Kインクに加
え、C,M,Yの有彩色インクの混合で記録する。更に
このリファレンス領域のC,M,Yインクの印字比率
は、そのパッチのテスト領域におけるC,M,Yそれぞ
れの印字比率と略同等とする。これにより、各パッチに
おいてテスト領域とリファレンス領域との間の、空間周
波数の差、明度の差、を低減し比較する両方の領域に対
する知覚特性を同等のものとし、色ずれの検出精度の向
上を図ることができる。
【0028】さらに、上記パッチの構成に加え、各パッ
チのテスト領域間での色の差が認識し易くなるように、
各テスト領域間の彩度の差が大きくなるC、M、Yそれ
ぞれの階調値の範囲でそれぞれのパッチを作成する。ま
た、上記の彩度変化より明度の変化が、人間には色の違
いとして知覚されやすいことを考慮し、彩度の変化に対
する知覚が上記明度の変化によって阻害されないよう
に、明度の変化が小さいC、M、Yそれぞれの階調値の
範囲でパッチを作成する。
【0029】そして、以上のようにして得られた各色の
記録ヘッドの出力特性のずれに対する補正は、予め設定
されている複数の出力γテーブルの中から、選択された
パッチに対応した出力γ補正テーブルを選択し、画像処
理に用いられている出力γ補正テーブルと書き換えるこ
とによって行う。
【0030】[第1の実施の形態]図2は、本発明の一
実施形態に係わる画像処理システムの構成を示すブロッ
ク図である。
【0031】図において、情報処理装置としてのホスト
100は、例えばパーソナルコンピュータとして実現さ
れるものであり、CPU10と、メモリ11と、外部記
憶装置13と、キーボード等の入力部12と、プリンタ
200との間の通信のためのインターフェイスとを備え
ている。CPU10は、メモリ11に格納されたプログ
ラムに従い、種々の処理を実行するものであり、特に後
述の色処理、量子化処理等の画像処理さらには本実施形
態に関る出力特性の補正書処理を実行する。これらのプ
ログラムは外部記憶装置13に記憶され、或いは外部装
置から供給される。ホスト100はインターフェイスを
介して記録装置としてのプリンタ200と接続されてお
り、画像処理を施した記録データをプリンタ200に送
信して記録を行わせることができる。
【0032】<プリンタ構成>図3は、上述したプリン
タ200機械的構成を示す概略斜視図である。
【0033】図3において、1は紙或いはプラスチック
シート等の記録シートを示し、カセット等に複数枚が積
層されることにより、記録時には給紙ローラ(不図示)
によって一枚ずつ分離されて供給される。そして、一定
間隔を隔てて配置され、夫々個々のステッピングモータ
(図示せず)によって駆動される第1搬送ローラ対3及
び第2搬送ローラ対4によって、記録ヘッドの走査に応
じたタイミングで図中矢印A方向に所定量づつ搬送され
る。
【0034】5は、記録シート1にインクを吐出して記
録を行うためのインクジェット方式の記録ヘッドを示
す。記録ヘッドに対するインク供給は、不図示のインク
カートリッジから供給され、記録ヘッド5は、吐出信号
に応じて駆動されることによりそのインク吐出口よりイ
ンクを吐出する。より詳細には、記録ヘッドの各インク
吐出口に対応したインク路には電気熱変換素子が設けら
れており、この電気熱変換素子が発生する熱エネルギー
を利用してインクに気泡を発生させこの気泡の圧力によ
ってインクを吐出するものである。この記録ヘッド5及
びインクカートリッジはキャリッジ6に搭載される。キ
ャリッジ6にはベルト7及びプーリ8a,8bを介して
キャリッジモータ23の駆動力が伝達され、これによ
り、キャリッジ6はガイドシャフト9に沿って往復移動
でき、記録ヘッドの走査を行うことが可能となる。
【0035】以上の構成において、記録ヘッド5は、図
中矢印B方向に走査しながら吐出信号に応じて記録シー
ト1にインクを吐出してシート1上にインクのドットを
形成して記録を行うことができる。記録ヘッド5は、必
要に応じてホームポジションに移動し、吐出回復装置に
よる回復動作を行うことにより、吐出口の目づまり等を
防止したり解消する。記録ヘッド5の上記走査に同期し
て、搬送ローラ対3,4が駆動され、記録シート1は、
矢印A方向に1行分搬送される。この動作を繰り返すこ
とによって記録シート1に画像等の記録を行うことがで
きる。
【0036】図4は、上述したプリンタの制御構成を示
すブロック図である。
【0037】この制御系は、図4に示すように、例えば
マイクロプロセッサ等のCPU20a,CPU20aの
制御プログラムや各種データを格納しているROM20
b,及びCPU20aのワークエリアとして使用される
と共に記録データなどの各種データの一時保管等を行う
RAM20c等を備えた制御部20、インターフェイス
21、操作パネル22、各モータ(キャリッジ駆動用の
モータ23、給紙ローラ駆動用のモータ24、第1搬送
ローラ対駆動用のモータ25、第2搬送ローラ対駆動用
のモータ26)を駆動するためのドライバ27、及び記
録ヘッド5を駆動するためのドライバ28を有してい
る。
【0038】以上の構成において、制御部20は、イン
ターフェイス21を介してホスト100との間で記録デ
ータ等のデータを入出力する処理や操作パネル22から
各種情報(例えば文字ピッチ、文字種類等)入力する処
理を行う。また、制御部20は、インターフェイス21
を介して各モータ23〜26を駆動させるためのON,
OFF信号を出力し、また、吐出信号等をドライバ28
に出力して記録ヘッドにおけるインク吐出のための駆動
を制御する。
【0039】<画像処理>次に、上述したプリンタで用
いる記録データをホスト100で生成する際の画像処理
について説明する。
【0040】図5はこの画像処理の構成を示すブロック
図であり、入力されるレッド(R),グリーン(G),
ブルー(B)各色8ビット(それぞれ256階調)の画
像データを最終的にシアン(C),マゼンタ(M),イ
エロー(Y),ブラック(K)各色1ビットのビットイ
メージデータとして出力する画像処理を示している。
【0041】図5に示すように、R,G,B各色8ビッ
トの輝度データは、まず3次元のルックアップテーブル
(LUT)501を用いた処理によってR′,G′,
B′各色8ビットデータに変換される。このR,G,B
データからR′,G′,B′データへの変換処理は、こ
こでは前段色処理と称し、R,G,Bの輝度データが表
わす入力画像の色空間とプリンタ200で再現可能な色
空間の差を補正するための色空間変換を行うものであ
る。この前段色処理を施されたR′,G′,B′各色8
ビットデータは、次段の3次元LUT502を用いた処
理によりC,M,Y,K各色8ビットデータに変換され
る。この色変換処理は、後段色処理と称し、輝度信号で
表現される入力系のRGB系データを濃度信号で表現す
るための出力系のCMYK系データに色変換する処理で
ある。これは、入力データはディスプレイなど発光体の
加法混色の3原色(RGB)で作成されている場合が多
く、一方、プリンタなどでは光の反射で色を表現する減
法混色の3原色(CMY)が用いられているためであ
る。
【0042】なお、上述した前段色処理や後段色処理に
用いられる3次元LUTでは、メモリ容量の制約から、
各色8ビットデータの組合せ全てに対応してテーブルデ
ータが用意されているわけではなく、上記組合せによっ
て表わされる、例えば3次元空間上の点のうち所定間隔
にある点に対するデータのみが用意されている。従っ
て、上記所定間隔にある点以外の点の8ビットデータに
対する変換は補間処理を用いて行われる。なお、この補
間処理は公知の技術であるのでその説明は省略する。
【0043】後段色処理が施されたC,M,Y,K各色
8ビットデータは、それぞれの色の1次元LUT503
によって出力γ補正が施される。これは記録媒体の単位
面積当たりに記録されるドットの数とこれを測定して得
られる反射濃度などの出力特性とは通常、線形関係とは
ならないことから行われる処理である。従って、この出
力γ補正を行うことによりC,M,Y,K各8ビットの
入力階調レベルとそれによって記録される画像の濃度レ
ベルとの線形関係を保証することができることになる。
【0044】一般に、出力γ補正テーブルは、平均的な
出力特性を示す記録ヘッド用に作成されたものが用いら
れることが多い。しかし、前述したように記録ヘッドに
は出力特性に関して個体差が生じるかもしくは存在する
のが一般的であり、従って、それに応じてγ補正パラメ
ータの最適値が異なる。このため、本実施形態では、後
述のように、色ずれに間する情報を取得して、これに基
づき出力γ補正テーブルの更新を行う補正を行う。例え
ばシアン(C)の色材を記録する記録ヘッドの出力特性
が期待値よりも大きくなる場合には、Cのγ補正に係る
1次元LUTを変更して入力値に対して出力値が低めの
値となるようなテーブルとする。これにより、このテー
ブル更新後のγ補正では、C色材が強めに出力される記
録ヘッドを用いても期待値通りに階調再現がなされるよ
うに補正がなされる。
【0045】以上の出力γ補正の後、2値化処理504
を行う。本実施形態のプリンタ200は、2値記録装置
であるので上記のように得られたC,M,Y,K各色8
ビットのデータは、C,M,Y,K各色1ビットのデー
タに量子化される。
【0046】本実施形態では、写真調の中間調画像を、
2値記録方式のプリンタ200によって階調変化が滑ら
かになるよう表現することによって実現するため、2値
化の手法として誤差拡散法を用いる。この誤差拡散法を
用いた量子化方法それ自身は公知の技術であるのでここ
ではその説明は省略する。
【0047】<色ずれ検出方法・補正方法>次に、本実
施形態における色ずれ検出方法とそれに基づく補正方法
について説明する。
【0048】図6は、ホスト100において行われる色
ずれ検出およびこの色ずれ情報に基づく補正の処理手順
を示すフローチャートである。
【0049】この処理は、ホスト100で動作するプリ
ンタードライバによるUI画面上で、ユーザがこのモー
ドを選択することにより起動される。最初に、ステップ
S110で、色ずれを検出するための検出パターンの記
録を、補正の対象であるプリンタ200に行わせる。す
なわち、図7に示すような、予め設定されている階調値
データの検出パターンデータに対し、上述した画像処理
を施してビットイメージデータとした後、このビットイ
メージデータで表わされる検出パターンの記録データを
インターフェース14(図2参照)介してプリンタ20
0に転送する。なお、この検出パターンを記録する際の
画像処理では、上記画像処理のうち、出力γ補正で用い
るLUTはデフォルトで設定されているLUT、すなわ
ち、入出力変換関係が線形で、入力値がそのまま出力値
となる変換を行うLUTが用いられることになる。
【0050】図7は、本実施形態で記録するテストパタ
ーンを示す図である。
【0051】本実施形態のテストパターンは、図1に示
したテスト領域とリファレンス領域の一対からなる1セ
ットの領域を、図中、縦方向に2回繰り返してなる構成
を1つのパッチとするものである。すなわち、各パッチ
において、1番目及び3番目の領域が、色材の混合比率
が変化し比較の対象となるテスト領域であり、2番目及
び4番目の領域が、比較の基準となるリファレンス領域
である。そして、図に示すパッチパターンのそれぞれの
テスト領域の各色材の階調値は、図中、右方向にCが1
6ずつ5段階で増え、一方、下方向にMが同様に16ず
つ5段階で増える。
【0052】なお、それぞれのパッチパターン、すなわ
ち、繰り返しの数や繰り返す方向などは、後述のよう
に、その装置に用いる色材等に応じて適切なものが設定
され、図7に示すようなパターンに限られないことは勿
論である。例えば、図8に示すようなパッチのパターン
であっても良い。同図に示すパターンは、1つのパッチ
において一方向に繰り返しの回数を増したものを示し、
図中、配色Aの部分はテスト領域に相当し、配色Bの部
分はリファレンス領域に相当する。ここで、配色Aは、
テストパターンにおいてその色はC、M、Y3色の混合
比率(階調値)に応じて変化し、一方、配色Bは変化し
ない。このように、配色Aの部分と配色Bの部分とはス
トライプ状の交互に配列されて一つのパッチパターンを
構成する。以下では、一定のパッチにおけるこのような
ストライプの繰り返し回数を、単に「周波数」と言う。
【0053】再び図6を参照すると、上述のテストパタ
ーンの記録(ステップS110)およびこのテストパタ
ーンにおけるユーザの目視判断による、最も均一感のあ
るパッチを選択の後、ステップS120で、選択したパ
ッチ番号の入力処理を行う。すなわち、ユーザがUI画
面を介して入力したパッチ番号を所定のメモリ領域に格
納する。
【0054】ここで、本実施形態のテストパターンは、
各色インクを吐出する記録ヘッドそれぞれの吐出量に偏
りがないものであれば、図7に示す中央のパッチPs
(C=M=Y=128)が最も均一感のあるパッチとし
て選択されるように構成されている。換言すれば、テス
トパターンを記録するときに用いられるテーブルであっ
てデフォルトで設定されている各色の出力γ補正LUT
は、このパッチPsが最も均一感を呈するような出力特
性(吐出量)を有した記録ヘッドが搭載されている時、
すなわち各色の実現される濃度のバランスが最適となる
ときに設定されるLUTである。
【0055】しかしながら、図7に示すテストパターン
の中でパッチPs以外のパッチが最も均一感があるもの
として選択された場合、そのテストパターンを記録した
対象の記録装置はC,M,Yの記録ヘッド相互の出力特
性のバランスがずれている(すなわち、色ずれしてい
る)ことになる。本実施形態では、選択できるパッチは
図7に示す通り25通りであり、記録ヘッドの記録特性
(出力特性)のバランスがどの程度ずれているかは、こ
の中から、パッチが最も均一感のあるパッチを選択する
ことによって判断することができる。一方、本実施形態
では、選択されたパッチに応じて、記録特性のバランス
が最適となるようにγ補正を行う、25通りの1次元L
UT(出力γ補正テーブル)が予め用意されている。
【0056】従って、ステップS130では、ステップ
S120で入力されたパッチの番号の情報に従って、上
記25通りの出力γ補正LUTの中から画像処理で実際
に用いる出力γ補正LUTの決定を行い、次いで、ステ
ップS140で、上記決定したテーブルによって出力γ
補正テーブルの更新を行う。以上の処理により色ずれの
検出および更新(γ補正テーブルの補正)が完了する。
【0057】なお、出力γ補正テーブルの更新は、上述
のようなテーブルの選択によって行うものに限られず、
例えばテーブルのアドレス情報を変更することによって
テーブルの入出力を変更するものであっても良く、ある
いは、予め決められたメモリ領域にアクティブな出力γ
補正テーブルをコピーして用いる方式としておき、新し
く選択された出力γ補正テーブルをこの領域にコピーす
ることで更新するものでも良い。いずれにしろ、出力γ
補正テーブルの更新の仕方によって本発明が限定されな
いことは明らかである。
【0058】以上説明した本実施形態のテストパターン
によれば、隣接比較法において一対のテスト領域とリフ
ァレンス領域を比較した場合には、相互の領域で色が近
いと認識されるパッチを特定できない場合であっても、
リファレンス領域とテスト領域のストライプ状のものを
交互に繰り返すパッチとすることにより、各色の記録ヘ
ッドの出力特性(吐出量など)の変化の幅に応じた補正
量の関係からリファレンス領域の無彩色にテスト領域の
色が近いと判断しても差し支えないパッチを、そのパタ
ーン全体が均一感を呈するものとして特定することがで
きる。すなわち、人の知覚特性において、上記ストライ
プの周波数を大きくするほど各ストライプ間の色の違い
を認識しがたくなると言う作用があり、本実施形態はこ
れを利用し、隣接比較の検出精度と補正精度(補正幅)
のバランスをとるものである。
【0059】ただし、高周波数化がすぎると、逆にどの
パッチも均一感を呈することになり逆に判断が難しくな
る。ストライプの周期をどのようにするかは、前述した
ようにその記録装置で用いる記録ヘッドやインク、記録
媒体などによって異なり設計事項に依存するものであ
る。
【0060】上記実施形態の説明では、配色Aと配色B
の各々ストライプの幅は同じものとしているが、それぞ
れが異なっていても差し支えない。しかし、あまりに一
方が広く一方が狭い場合には、均一感の判断しづらくな
るので好ましくない。また、上記実施形態では、横縞状
のストライプでパターンを形成しているが、これに限ら
れず、縦縞であっても支障はないことは言うまでもな
い。
【0061】さらに、上記実施形態ではKインクのみで
構成されているリファレンス領域を無彩色として扱って
いるが、実際に使用するKの色材は必ずしも純粋な無彩
色ではなく、無彩色から少し彩度を持ったものであるこ
とが多い。しかしながら、このような場合でも、図7の
中央の位置のパッチが、各色材を記録する記録ヘッドが
中心的な吐出量のヘッドで、デフォルトの出力γ補正L
UTを用いた時に、そのパッチが最も均一に見えるよう
にK,C,M,Yのバランスを設定しておけば、本発明
に意図する所に変わりはない。
【0062】[第2の実施の形態]図9は、本発明の第
2の実施形態にかかるパッチパターンを示す図である。
第1実施形態の図8と同様、配色AおよびBによってそ
れぞれテスト領域およびリファレンス領域を示す。
【0063】同図に示すように、配色Aの部分と配色B
の部分とが、市松模様にレイアウトされている。配色A
と配色BのK,C,M、各色の混合比は、パッチの位置
に応じて、第1の実施形態と同様に図7に従い変化して
いる。ユーザはこれらのパッチより最も均一感のあるパ
ッチを選択することになる。
【0064】この市松模様の大きさなどは、同様に、記
録ヘッドの出力特性、色材、吐出量等の設計事項により
異なるのでここでは特に言及しないが、本実施形態の意
図するところは、配色の異なる領域同士がある周期性を
もって存在する所にある。しかるに、この市松模様の形
状が正確な正方形である必要はないことは言うまでもな
い。
【0065】またパッチのレイアウト以外の構成、及び
作用効果は上記第1の実施形態と同様であるので詳細な
説明は省略する。
【0066】[第3の実施の形態]上述した第1の実施
形態のパッチパターンの場合、ストライプの幅と、パッ
チ間の色の違いとは相関がある場合がある。このため、
ストライプの幅が適切でないと、均一に見えるパッチが
複数あったり、どれも均一に見えなかったりする場合が
ある。本実施形態は、これを改善したものである。
【0067】図10は、本発明の第3の実施形態にかか
るパッチパターンを示す図である。第1実施形態の図8
と同様、配色AおよびBによってそれぞれテスト領域お
よびリファレンス領域を示し、これらの複数の配色部に
よって1つのパッチを構成する。
【0068】図10に示すように、配色Aの部分と配色
Bの部分とを交互に繰り返す部分が、ストライプの幅つ
いて複数種類、図中横方向に配列して一つのパッチを構
成している。配色Aと配色BにおけるK,C,M、Y各
色の混合比率は、パッチの位置に応じて第1の実施形態
と同様図7に従い変化している。
【0069】ユーザはこれらのパッチにおいて、最も均
一感を呈する領域が多いパッチを選択する。ストライプ
幅が狭いほど、色が違っていても均一に感じ、逆にスト
ライプの幅が広いほど色が近くなければ均一に感じな
い。すなわち、本実施形態の図10に示すようなパッチ
パターンでは、より幅の広いストライプまで均一に見え
るパッチほど、配色Aと配色Bが色として近いことにな
る。
【0070】本実施形態によれば、複数の幅のストライ
プが一つのパッチ中にあるので、異なるパッチ同士の色
の違い複数の段階で判断でき、判断に対する許容量が増
すだけでなく、ユーザが判断する上で、“均一である”
という感覚的基準の他に、“どの幅のストライプまで”
は均一に見えるかという物理的基準で判断できるため、
他のパッチとの見え方の違いの比較がしやすくなる。
【0071】なお、ストライプの幅の種類やサイズ等に
対する設計許容量は増すもの、最適値は他の設計項目に
依存するのでここでは特に言及しない。また、パッチの
レイアウトと判断基準以外の構成は上記第1実施形態と
同様であるので詳細な説明は省略する。
【0072】[第4の実施の形態]本実施形態は、パッ
チにおけるテスト領域とリファレンス領域の配列等のパ
ターンに関するものではなく、各パッチのリファレンス
領域におけるC,M,Y,K各色の階調値(混合比率)
に間するものである。
【0073】図11は、図7で示したパターンと同じパ
ターンにおいて、C,M,Y,K各色の混合比率を図7
に示すものと異ならせたものである。すなわち、上述し
た第1から3の実施形態では、図7に示したように、リ
ファレンス領域はKの色材のみで記録するものとした。
これに対して、本実施形態では、リファレンス領域を、
無彩色のK色材と有彩色のC,M,Yの色材との混合色
とする。各々の色材の量(階調値)は、次のとおりであ
る。Kの量は、図7に示した例(128)の1/2(6
4)で、これは各パッチにおいて固定された値である。
一方、有彩色の量は、各パッチにおいて対応するテスト
領域における各有彩色の量の1/2であり、パッチの位
置に応じて定まるものである。
【0074】図7に示すように、K色材単独でリファレ
ンス領域を構成する場合には、リファレンス領域におけ
るKのドット密度がテスト領域のドット密度に比べ低く
なり、記録媒体の下地の影響をより大きく受け、テスト
領域との対比において知覚する色の違いを大きく感じる
ことがある。これに対して本実施形態によれば、色材K
に加え、有彩色の色材をリファレンス領域に用いること
により、隣接比較の対比において相互の色の違いを実際
より大きく感じないようにすることができ、ユーザがリ
ファレンス領域の色に最も近いテスト領域の色を有する
パッチを選択する際に外乱を少なくすることができる。
【0075】ここで、リファレンス領域における無彩色
のK色材とC,M,Yの有彩色の色材との混合比、混合
量については、上述したものに限定されるものではない
が、形成されたドットによる記録面の被覆率が100%
を越えると下地の影響は緩和される。従って、被覆率が
100%を超える範囲でテスト領域とリファレンス領域
を設定することによっても検出精度を向上させる効果が
期待できる。この際、C,M,Yの互いの相対比は大き
く異ならないようにすることが望ましい。すなわち、本
実施形態のように、テスト領域とリファレンス領域相互
に同じ比率の有彩色C,M,Yとすれば、その有彩色
C,M,Yのバランスによって現わされる色が例えブル
ーがかっていたとしても、リファレンス領域にも同様の
ブルーがかった有彩色が無彩色のKと共に記録されるだ
けであるため問題はない。C,M,Yのバランスによっ
てリファレンス領域の色がブルーがかっていたとして
も、そのリファレンス領域に最も近い色を有したテスト
領域のパッチを選び出すことで無彩色に最も近いテスト
パターンを弊害なく選び出すことが出来るからである。
【0076】しかし、テスト領域のC,M,Y有彩色の
バランスと異なるバランスの有彩色をKと共にリファレ
ンス領域に用いた場合には、リファレンス領域色に最も
近い色のテスト領域を選択してもそのパッチが必ずしも
無彩色に近いテスト領域を有したパッチであるとは限ら
ない。
【0077】テスト領域とリファレンス領域に用いられ
る各有彩色の混合比率(バランス)がどの程度の差まで
なら許容できるかについては、インクの物性や解像度な
ど多くの要因により変動するため、対象となる製品毎の
設計事項であり明確な規定はここでは省略するが、被覆
率を100%以上とする目的だけで大幅にバランスの異
なる有彩色を用いる事は望ましいことではない。
【0078】なお、リファレンス領域の配色以外につい
ては、上述した各実施形態ようなパッチパターンの構成
を用いても本実施形態の趣旨に反することはない。
【0079】また、上述した第4の実施形態は、換言す
れば、例えば、図7にて上述したテストパターンにおい
て、それぞれのパッチのテスト領域とリファレンス領域
のドット密度(以下では、単に「空間周波数」ともい
う)を略等しくするものである。
【0080】すなわち、本実施形態では、リファレンス
領域におけるC,M,Yそれぞれの印字比率を、そのパ
ッチのテスト領域におけるC,M,Yそれぞれの印字比
率と等しくする。これによって、図7のパッチのように
リファレンス領域をK単独で記録するものと比べて、テ
スト領域とリファレンス領域との空間周波数の差を小さ
くでき、両領域に対する知覚特性を近いものとすること
ができる。この結果、上記各実施形態で述べたような均
一感を呈するパッチを特定する際に、両領域に対する知
覚特性を同じくすることができるので、色ずれの検出に
おいてそのときの色材毎の出力特性に見合ったパッチの
特定が容易になる。
【0081】図14は、上記知覚特性に対する空間周波
数の影響を説明する図であり、視覚が画像を再現する能
力と画像の空間周波数との関係(MTF(modulation t
ransfer function))をDooleyの式で近似したも
のである。
【0082】図14から明らかなように、人間の知覚機
能が2値画像を知覚する応答性能は、その画像の空間周
波数に大きく依存している。前述の通りテスト領域とリ
ファレンス領域との色差を検出するにあたって双方のパ
ッチ(領域)を隣接させることは検出精度を向上させる
上で一定の効果が期待できる。しかし、双方の領域の空
間周波数が大きく異なる場合には、それぞれの領域を知
覚する際に応答性能が大きく異なってしまい、テスト領
域とリファレンス領域のいずれの組み合わせも同等に等
しくない(いずれの組み合わせが最も近い色の組合せか
について選択することができない)という結果になる場
合がある。従って、本実施形態では、上述したように各
パッチにおけるテスト領域とリファレンス領域の空間周
波数が大きく異ならないようにし、より精確にパッチの
均一感を認識することを可能とするものである。
【0083】[第5の実施の形態]図12は、本発明の
第5の実施形態に係るテストパターンをその階調値デー
タで示す図であり、本実施形態は特に明度の差によって
色の違いを判断するものである。
【0084】図12に示すパターンにおけるそれぞれの
パッチは、図8に示したものと同様のリファレンス領域
(偶数番目の位置)およびテスト領域(奇数番目の位
置)の配置を有するものである。本実施形態では、Mお
よびYのそれぞれに対応して複数のパッチを配列しタパ
ターンとし、それぞれにおいてMおよびYの階調値を変
化させたものである。また、それぞれのパターンにおい
て上述した第4の実施形態と同様にリファレンス領域お
よびテスト領域の双方にC,M,Yの有彩色の色材が用
いられる。ここで、リファレンス領域では、各有彩色
C,M,Yの混合量は各パッチ間で一定であり、これら
の色の記録ヘッドの吐出量が偏りがない中心的なもので
ある場合に無彩色を示すようなM,Yそれぞれの階調値
と、そこからCの階調値だけが大きくずれた混合比率と
なっている。一方、それぞれのパターンにおけるパッチ
のテスト領域は、それぞれMおよびYの色材の階調値の
みが変化しており、それぞれC,YおよびC、Mの色材
それぞれの階調値は、各色材の記録ヘッドの吐出量が中
心的な値の場合に無彩色を示すようなそれぞれC,Yお
よびC、Mの階調値である。なお、上述した混合比率は
分かりやすく一例として示してるもので、実際にはこれ
とは異なる場合があること言うまでもない。
【0085】以上のテストパターンに対し、ユーザは、
上述した各実施形態と同様に最も均一感の高いパッチを
選択する。図12においては、それぞれM,Yの色材の
混合比率を変えたものに対して各々5つのパッチを示し
ているが、中心位置のパッチは各色材の記録ヘッドの吐
出量が中心的な値の時に最も均一に見えるように各々の
M,Yの値が設定されている。
【0086】本実施形態のテストパターンは、以下に説
明する検出原理によって構成されている。
【0087】人の視覚特性は、一般に、明度に対する方
が彩度に対するよりも周波数応答性が高いことが知られ
ている。上述のように、パッチのストライプ幅を短くす
る(周波数を上げる)と、テスト領域とリファレンス領
域との色の違いが認識しづらくなり均一感が向上する。
この場合、より幅の広いストライプ(低い周波数)で色
の違いが感じられなくなるのは、明度の違いによるより
も彩度の違いによる違いの方であり、より高い周波数
で、明度の違いによる色の違いを認識できなくなる。す
なわち、本実施形態では、明度差のみによって色の違い
を検出できるよう彩度に対する感度を低下させるべく、
各パッチのストライプの幅を短くして周波数を高いパッ
チのテストパターンを用いる。
【0088】図12に示したように、リファレンス領域
が無彩色となるバランスからCのみ一定に大きくずれて
パッチが作成されることにより、その分だけ明度を異な
るせることができる。この明度の変位量は、各パッチ間
でCの階調値を変化させることにより、それに応じて変
化させることができる。これに対し、テスト領域は、そ
れぞれMおよびYの階調値が他の色材と異なっており、
パッチに応じてM、Yの階調値が異なるため、明度もそ
れに応じて異なる。すなわち、本実施形態の色ずれ検出
では、CとMおよびYとの吐出量のバランスが中心的吐
出量のそれからずれれば、それに応じてそれぞれの明度
が異なり、テストパターンにおける他の異なるパッチで
バランスがとれ、そのパッチが最も均一に見えることに
なる。
【0089】図12は、本実施形態の色ずれ検出および
補正の処理手順を示すフローチャートである。本実施形
態では、C―MのテストパターンおよびC―Yのテスト
パターンのそれぞれに基づいてパッチ番号を入力する点
が、図6に示した実施形態と異なる点である。
【0090】すなわち、図12に示すそれぞれのパター
ンの中から、それぞれCとMのバランスおよびCとYの
バランスがとれたパッチを選択し、そのパッチ番号を入
力する(ステップS220、S230)。この結果、C
を基準としてそれぞれM,Yのバランスを取っているの
で双方のバランス情報を合わせることで結果としてC,
M,Yの3色材のバランスをとることができる。すなわ
ち、それぞれの入力値の組合せに応じて予め定められて
いるテーブルの中から、上記ステップS220およびS
230で入力した組合わせに応じたテーブルを選択し出
力γテーブルを更新し、補正を行う。
【0091】従来の無彩色を用いた隣接比較方法では、
システムの色材や吐出量の公差等によっては、人の視覚
特性が彩度の違いよりも明度の違いに対して敏感に反応
するため、カラーバランス上では無彩色を選択すべきと
ころ、リファレンス領域と比べ明度が異なるため無彩色
のパッチが選択されず、有彩色であるが明度の近いパッ
チが選択されてしまうというように、ユーザの判定マー
ジンが低い場合があった。これに対して、本実施形態に
よれば、視覚特性上、感度の低い彩度の違いによる色ず
れの検出感度低め、感度の高い明度の違いのみによる比
較を行うことにより、ユーザの判断精度を向上させるこ
とが可能となる。
【0092】なお、上記実施形態では、比較色材として
CとM、CとYの場合について説明を行ったが、他の組
み合わせでも本発明の意図するところに何ら変わりはな
いことはいうまでもない。さらに、無彩色のKと有彩色
との比較を行ったとしても、彩度方向の感度が低いた
め、単純な隣接比較では得られなかった、K色材と有彩
色色材のバランスを最適化も可能である。また、上記実
施形態では各色材の混合比をC,M,Yで無彩色をつく
るバランスを中心に設定したが、これに限定するもので
はない。しかし、これは、色材のバランスを変えたとき
に彩度変化があまり大きくならないようにしたものであ
り、あまり彩度の高い混合比同士で比較を行うと明度変
化以上に元々の彩度の差が大きすぎて均一なパッチが得
られない可能性があるので好ましいことではない。
【0093】また、上記実施形態では図7で示したパッ
チレイアウトを用いた例で説明を行ったが、図9、図1
0に示したようなパターンを適用しても実現できるのは
言うまでもない。その際ストライプの幅や形状の最適値
は他の設計項目に依存することは勿論である。
【0094】[第6の実施の形態]本発明の第6の実施
形態は、テストパターンの各パッチにおけるテスト領域
間で、主に彩度が大きく変化するようにパッチを構成す
るものである。
【0095】図7に示したように、テストパターンは、
C、M、Y3色のうち1色の階調値を固定するとともに
他の2色の階調値を変化させて各パッチのテスト領域を
記録する。この場合、本実施形態では、これらのパッチ
を記録するための3色それぞれの階調値について、固定
する色(1色)と変化させる色(残りの2色)の決め
方、およびそれらの階調値を変化させる範囲(領域)の
決め方について特徴を有するものである。
【0096】以下、図15(a)、(b)および
(c)、図16を参照して上記特徴について説明する。
【0097】一般にC,M,Yの3色の混合色による無
彩色を作成する場合、各色の混合比率は、それぞれの色
の階調値によって異なる。以下では説明の便宜上、“階
調値AのPCBk”という表現を用いるが、これは、上
記3色を混合してテスト領域の色を形成する場合に、
C、M、Y各色の打ち込み量の合計が最大で、かつ最低
明度となる混合色をA=255とし、最大明度(各色階
調値=0)なる色をA=0として、このような混合色を
明度を基準として均等分割したとき0から255まで変
化する値であり、これをAとするものである。
【0098】図15(a)は、C、M、Y各色の記録ヘ
ッドの吐出量に偏りがなく中心的なものである場合に記
録されたPCBkと、シアンの記録ヘッドの吐出量だけ
他の色の記録ヘッドの吐出量より一定量大きい条件で記
録されたPCBkとを、いくつかの階調値で記録し、そ
れらの側色結果から、同一階調値の上記二つの条件それ
ぞれのPCBkにおける彩度の差を求め、上記同一とす
る階調値を0から255まで変化させた場合の彩度の差
を、模式的に滑らかな曲線(曲線1)で示したものであ
る。なお、実際には、量子化、インク特性、記録媒体特
性などにより滑らかな曲線にはならないが、説明をわか
りやすくするため、滑らかな曲線で示すものである。
【0099】図において、PCBkの階調値が0から大
きくなるにつれて徐々に彩度の差は大きくなり、中間の
調調値でピークを迎え、階調値がさらに大きくなると、
彩度の差は徐々に小さくなることがわかる。
【0100】図15(b)および(c)は、同様に、そ
れぞれC、M、Y各色の記録ヘッドの吐出量が中心的な
ものである場合に記録されたPCBkと、図15(b)
ではマゼンタの吐出量だけが、また、図15(c)では
イエローの吐出量だけが上記シアンと同じ一定量大きい
場合に記録されたPCBkとの測色結果に基づき、同一
のPCBkの階調値に対する双方の彩度の差を求め、そ
れを上記階調値の0から255の範囲について、模式的
に滑らかな曲線(曲線2,3)で示したものである。
【0101】これらの図においても同様に、PCBkの
階調値が0から大きくなるにつれて徐々に彩度の差は大
きくなり、中間の値でピークを迎え、階調値がさらに大
きくなるに従い、彩度の差は小さくなる。
【0102】ここで、図15から明らかなように、彩度
差の変化の傾向自体は、3ケースとも同じではある。し
かしながら、PCBkの記録に際してC、M、Y各色と
も同量(上記の一定量)だけ吐出量を変化させたにもか
かわらず、その形状(彩度差の最大値や最大値となる階
調値等)は吐出量を異ならせたインクの色によって異な
ることがわかる。これは、各インクの染料の性質、濃
度、浸透性、記録媒体上での発色特性の違い、インクの
打ち込み順序等によるもので、各種設計事項に依存する
ものでもある。
【0103】図16は、図15(a)、(b)および
(c)それぞれに示す曲線1,2および3のうち、2つ
の曲線の和を3つの組み合わせについて示す図である。
【0104】すなわち、同図には、曲線1+曲線2、曲
線2+曲線3、曲線3+曲線1の3本の曲線を示され
る。これらの曲線で全範囲について最も大きな値を示し
ている曲線は曲線1+曲線2である。本実施形態では、
この曲線1+曲線2に対応する色、すなわち、C,Mを
パッチのテスト領域を記録する際に変化させる色とし、
Yを固定の色とする。また、その際のC、M、Yの各階
調値の領域としては、図中の曲線1+曲線2が最も大き
な値を与える階調値の近傍(図中、「使用範囲」)とす
る。
【0105】以上のように、固定色(1色)および変化
色(残りの2色)を定め、また、それらの階調値の領域
を定めることにより、各パッチ間における変化色の階調
値の一定の変化(Mが16、Cが16)に対して、記録
されるテストパターンにおける各パッチ間の彩度の変化
(差)を大きくすることができる。
【0106】例えば、図15(a)に示す結果は、上述
のように、C、M、Y各色が中心的な吐出量のヘッドに
より記録されるPCBkと、シアンヘッドの吐出量だけ
を大きくした場合のPCBkと、同一階調値として比較
した場合の彩度の差を示すが、双方の色の違いをよりよ
く認識できる範囲は、彩度差の小さい、階調値が0や2
55に近い領域ではなく、彩度差の大きい中間的な階調
値である。同様に、マゼンタやイエローのヘッドの吐出
量をそれぞれ変化させた場合である、図15(b)、
(c)においてもそれぞれの曲線のピークとなる階調値
及びその近傍の階調値の範囲でテストパターンを作成す
ることが好ましい。しかしながら、これらの図より解か
るように、各色毎に曲線のピークとなる階調値は異な
り、また、彩度差の大きさも異なる。一つの階調値にお
いて各色のバランスを考慮し3色のうち2色の階調値パ
ラメータを変化させてパターンを作成する場合、このよ
うな、各色毎に曲線のピークとなる階調値およびピーク
の大きさが異なるという条件を最適化する必要がある。
そこで、本実施形態では、図16に示すように、3つの
曲線から2つの曲線の和の組み合わせを作成し、それら
について比較することにより、より大きな値を示す曲線
の組み合わせを、上記階調値の範囲を定めるのに用い
る。この場合、個々の1色に対しては最大の感度を必ず
しも得る訳ではないが、パラメータを変化させる2色の
双方が比較的彩度差が大きく、視感性のバランスがより
高いテストパターンを得ることができる。
【0107】なお、以上のように各色の吐出量を変化さ
せて測色した結果基づいて、上述のようなテストパター
ンの作成を行っても良いが、この吐出量の差を、吐出量
の同じヘッドを用いるとともに、γ補正テーブルを変化
させて(各色の同一の吐出量が変化した場合に相当した
量を、γ補正テーブルによって打ち込み量を変化させる
こと)記録した結果を測色しても同様な結果が得られる
ことは明らかである。
【0108】以上のように、本実施形態のテストパター
ンは無彩色を判定する際にテスト領域(パッチ)間の彩
度(色)の違いを特に良好に認識でき、パッチ間の均一
感の違いの認識をさらに良好に行うことができる。
【0109】(第6実施形態の変形例)上述の実施形態
では、各パッチ間の彩度の差が大きくなるように各色の
階調値を定めるものとしたが、本実施形態では、各パッ
チの階調値を定める際に彩度の差だけでなく、明度の差
も考慮するものである。これにより、より視認性の高い
テストパターンを得ることができる。本実施形態では、
上記第6の実施形態で用いたインクとは異なるインクを
用いる。
【0110】図17(a)は、各色の記録ヘッドの吐出
量が偏りのない中心的吐出量である場合に記録された、
各色の混合によるPCBkと、3色のうちシアンヘッド
のの吐出量だけを一定量大きくした場合に記録された同
様に混合によるPCBkとの測色結果より、PCBkの
同一階調値において双方の彩度差および明度差を求める
ことを、PCBkの上記同一階調値を0から255の範
囲で行い、その彩度の差の結果を模式的に滑らかな曲線
で示したものである。
【0111】この図において、彩度の差は、上記第1の
実施形態と同様、階調値0から徐々に大きくなり、中間
の階調値でピークを迎え、さらに階調値が大きくなるに
つれて、彩度の差は小さくなる。一方、明度について
も、同様な傾向があるが、そのピークを与える階調値は
彩度差の場合とは異なっている。
【0112】一般に低い印字比率でドットが疎らに形成
される領域では、明度と彩度の関係は印字比率に応じて
線形に推移する。ところが、例えばインクによってドッ
トを形成する場合、紙面でのインク染料の定着は、イン
ク溶剤の紙の内部への浸透と紙表面での乾燥に依存する
が、印字比率を増してゆき紙面上でのドットの被覆率が
100%を超えると、インクが紙面上で互いに重なるた
め、上記浸透と乾燥に依存した定着のバランスが乾燥側
にシフトする。この結果、紙表面における染料の密度が
高くなる。インクの染料濃度や、染料の種類にもよる
が、このように染料の密度が必要以上に高くなると一般
に発色性は低下し、色がくすむ現象が起こり、明度と彩
度との関係における線形性は維持されなくなる。この現
象のため、上記図17(a)に示した二つの曲線のピー
クが異なると考えられる。
【0113】図17(b)および図17(c)は、同様
に、マゼンタの記録ヘッドの吐出量およびイエローの記
録ヘッドの吐出量だけをそれぞれ図17(a)の場合と
同じだけ一定量大きくした場合の測色結果に基づいて、
PCBkの同一の階調値における彩度差および明度差
を、上記同一階調値の0から255の範囲で求め、それ
を模式的に滑らかな曲線で示したものである。
【0114】これらの図においても、彩度差及び明度差
は図17(a)の場合と同様の傾向を示す。また、C、
M、Y各色同量だけ吐出量を変えているにもかかわら
ず、彩度の差、明度の差それぞれの曲線形状(最大値や
最大値となる階調値等)や双方の曲線の関係が色毎に異
なることも第6の実施形態と同様である。これは、前述
したように、各インクの染料の性質、濃度、浸透、記録
媒体上での発色特性の違い、インクの打ち込み順序等に
よるものである。
【0115】図18(a)、(b)および(c)は、そ
れぞれ図17(a)、(b)および(c)に示す各曲線
の値の同一階調値における差、すなわち彩度差と明度差
の差である“彩度差−明度差”を同様に各階調値につい
て示したものである。
【0116】これらの図17及び図18から明らかなよ
うに、シアンの吐出量を大きくした場合には、彩度差の
最大値が大きく、かつ「彩度差−明度差」の最大値も大
きくなることがわかる。それに対して、マゼンタの吐出
量を大きくした場合は、彩度差の最大値が大きいものの
「彩度差−明度差」の最大値は小さく、また、イエロー
の吐出量を大きくした場合は、彩度差の最大値が小さい
ものの「彩度差−明度差」の最大値は大きくなることが
わかる。
【0117】図19は、さらに、図18(a)、(b)
および(c)にそれぞれ示す曲線4,5および6のう
ち、2つの曲線の和を3つの組み合わせについて示した
ものである。
【0118】すなわち、図中には曲線4+曲線5、曲線
5+曲線6、曲線6+曲線4の3本の曲線を示される。
この図においてもっとも大きな値を示している曲線は、
曲線6+曲線4である。本実施形態では、この曲線6+
曲線4に対応する色、すなわち、C,Yをパッチ記録に
際して、変化させる色とし、Mを固定色とする。また、
その変化させる階調領域としては、図中の曲線6+曲線
4がもっと大きな値を与える階調の近傍(使用範囲)と
する。
【0119】以上のようにパッチを作成することによ
り、より適切な色ずれの検出を行うことができる。
【0120】すなわち、第6の実施形態で説明したよう
に彩度差の大きくなるような階調領域と色が色ずれ検出
には好ましい。しかしながら、一般に人の視覚特性で
は、彩度の違いよりも明度の違いに対してより敏感であ
ることが知られている。このことは、色の違いを認識す
る際には例えば明度だけ変化した場合の方が、彩度だけ
等量変化した場合よりも、人はより色が大きく違ってい
ると感じることを意味する。
【0121】この点から、本実施形態では、彩度の変化
と共に明度も変化する場合、彩度差だけでなく、彩度差
と明度差の双方を考慮したパッチ記録を行うものであ
る。そこで、図18(a)、(b)および(c)で示し
たように「彩度差−明度差」をパラメータとし、この値
が大きいほど、明度よりも彩度の差が大きい階調値の範
囲で各パッチを記録する。すなわち、このパラメータの
値が大きい場合、異なるテスト領域同士の色が彩度にお
いてより異なって見え、パッチの均一感の認識に対して
も良好なテストパターンとすることができる。
【0122】第6の実施形態と同様、各色毎に曲線のピ
ークとなる階調値は異なり、また「彩度差−明度差」の
大きさも異なる。そこで、同様に、図12に示したよう
に、3つの曲線のうちの2つの曲線の和を各組み合わせ
について比較することにより、このグラフでより大きな
値を示す色の組み合わせと階調を用いる。個々の1色に
対しては最大の感度を必ずしも得る訳ではないが、パラ
メータを変化させる2色の双方が比較的彩度におけるの
色の違いを重視でき、より視感性のバランスより高い検
出パターンを得ることができる。
【0123】本実施例ではPCBkとリファレンス領域
のKを隣接させたテストパターンを例として説明した
が、本発明の意図するところ、これに限定するものでは
なく、テストパターン自体は他の方式でも良いことは言
うまでもないこと、および他の構成については、第1の
実施形態と同様であるのでここでは説明を省略する。
【0124】以上の実施形態のように、彩度および明度
を考慮してテストパターンを作成することにより、特に
無彩色の判定に対して精度の高いテストパターンを得る
ことができる。
【0125】[第7の実施の形態]本実施形態は、上述
した第1実施形態、第4実施形態および第7実施形態を
組み合わせたものである。すなわち、図7に示すよう
な、テスト領域とリファレンス領域とが交互に繰り返す
パッチのパターンにおいて、両領域間の空間周波数を略
等しくし、かつ各パッチのテスト領域間で主に彩度が変
化するようにしたものである。この実施形態によれば、
パッチの均一感の判断において、空間周波数の違いがそ
の判断を阻害することを防止できるとともに、各パッチ
間の均一な色の違いをより良く認識できる。
【0126】なお、上述した第1〜第7の実施形態で
は、インクジェット方式のうちいわゆるバブルジェット
方式の記録ヘッドを用いた場合について説明したが、本
発明の適用がこのような方式の記録ヘッドに限られない
ことは勿論である。また、上記各実施形態の説明では、
記録ヘッドの出力特性が異なることに起因して色ずれが
生ずるものとしたが、記録結果に現れる色ずれは記録ヘ
ッドが装着される記録装置における種々の要因が関与す
ることも勿論であり、本明細書では、このような要因に
より最終的に記録結果に現れる出力特性も以上で述べて
きた記録ヘッドの出力特性に含まれるものとする。
【0127】また、記録ヘッドの形態を備えていない、
例えば、色材としてトナーを用いた記録装置による記録
においても本発明を適用できることは勿論である。
【0128】さらに、上述した各実施形態におけるテス
トパターンの記録データは、ホスト装置において作成
し、また、ユーザによるパッチの選択情報に基づく補正
する処理は、ホスト装置において行うものしたが、この
構成に限定されないことは勿論であり、記録装置として
のプリンタにおいて上記処理が行われても良く、少なく
ともテストパターンの記録が記録装置において独自に行
われても良い。
【0129】[他の実施形態]本発明は上述のように、
複数の機器(たとえばホストコンピュータ、インタフェ
ース機器、リーダ、プリンタ等)から構成されるシステ
ムに適用しても一つの機器(たとえば複写機、ファクシ
ミリ装置)からなる装置に適用してもよい。
【0130】また、前述した実施形態の例えば図6、図
13に示す機能を実現するように各種のデバイスを動作
させるように該各種デバイスと接続された装置あるいは
システム内のコンピュータに、前記実施形態機能を実現
するためのソフトウェアのプログラムコードを供給し、
そのシステムあるいは装置のコンピュータ(CPUある
いはMPU)を格納されたプログラムに従って前記各種
デバイスを動作させることによって実施したものも本発
明の範疇に含まれる。
【0131】またこの場合、前記ソフトウェアのプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコード自体、およびそのプロ
グラムコードをコンピュータに供給するための手段、例
えばかかるプログラムコードを格納した記憶媒体は本発
明を構成する。
【0132】かかるプログラムコードを格納する記憶媒
体としては例えばフロッピーディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気
テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いるこ
とができる。
【0133】またコンピュータが供給されたプログラム
コードを実行することにより、前述の実施形態の機能が
実現されるだけではなく、そのプログラムコードがコン
ピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティング
システム)、あるいは他のアプリケーションソフト等と
共同して前述の実施形態の機能が実現される場合にもか
かるプログラムコードは本発明の実施形態に含まれるこ
とは言うまでもない。
【0134】さらに供給されたプログラムコードが、コ
ンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続され
た機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後その
プログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボード
や機能格納ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一
部または全部を行い、その処理によって前述した実施形
態の機能が実現される場合も本発明に含まれることは言
うまでもない。
【0135】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
テスト領域とリファレンス領域とを隣接して配したパッ
チを、それらの領域が交互に繰り返し配列されるものと
したので、この交互の繰り返しの数に応じて両領域を比
較したときに色が異なっていると知覚される度合いが緩
和される。これにより、例えば、パッチの選択に基づい
て補正する量がそれほど大きく設定されていない場合
は、それに応じた上記領域の繰り返しの数とすることに
より、両領域間の色の差が知覚されず均一間を呈するパ
ッチを選択すれば、それが上記補正量に見合った色ずれ
をパッチとすることができる。
【0136】この結果、記録装置における色材毎の出力
特性の違いに起因した色ずれを補正する処理において目
視による色ずれ検出を適切かつ高精度に行うことが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例における色ずれを検出するテストパター
ンを説明する図である。
【図2】本発明の一実施形態に係わる画像処理システム
を示すブロック図である。
【図3】上記画像処理システムにおけるインクジェット
プリンタの主要部の機構を示す斜視図である。
【図4】上記プリンタの制御構成を示すブロック図であ
る。
【図5】上記プリンタにおける画像処理の手順をを説明
するためのブロック図である。
【図6】本発明の一実施形態における色ずれの検出およ
び補正の処理の手順を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第1の実施形態にかかる色ずれ検出の
ためのテストパターンを説明する図である。
【図8】上記第1の実施形態のテストパターンの他の例
を示す図である。
【図9】本発明の第2の実施形態に係るテストパターン
を示す図である。
【図10】本発明の第3の実施形態に係るテストパター
ンを示す図である。
【図11】本発明の第4の実施形態に係るテストパター
ンを示す図である。
【図12】本発明の第5の実施形態に係るテストパター
ンを示す図である。
【図13】上記第5実施経態における色ずれ検出および
補正処理の手順を示すフローチャートである。
【図14】本発明の第4実施形態において説明される空
間周波数に対する視覚特性を示す線図である。
【図15】(a)、(b)および(c)は、本発明の第
6の実施形態において説明される階調値と彩度の差の関
係を示す線図である。
【図16】上記第6の実施形態において説明される階調
値と彩度の差の関係を示す線図である。
【図17】(a)、(b)および(c)は、上記第6の
実施形態において説明される階調値に対する彩度差と明
度差との差の関係を示す線図である。
【図18】同様に、(a)、(b)および(c)は、上
記第6の実施形態において説明される階調値に対する彩
度差と明度差との差の関係を示す線図である。
【図19】上記第6の実施形態において説明される階調
値に対する彩度差と明度差との差の関係を示す線図であ
る。
【符号の説明】
1 記録シート 3 第1搬送ローラ 4 第2搬送ローラ 5 記録ヘッド 6 キャリッジ 7 ベルト 8a,8b プーリ 9 ガイドシャフト 10 CPU 12 入力部 13 外部記憶装置 14 インターフェース 20 制御部 20a CPU 20b ROM 20c RAM 21 インターフェース 22 操作パネル 23 キャリッジモータ 24 給紙モータ 25、26 搬送ローラ駆動モータ 27、28 ドライバ 100 ホスト 200 プリンタ 501 色空間変換処理 502 色変換処理 503 出力γ処理 504 2値化処理
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 兼松 大五郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 加藤 美乃子 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 小野 光洋 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA07 EA11 EB27 EB41 EB47 EC75 EC76 EC80 ED05 EE02 EE03 EE09 FA03 FA10 FB01 HA38 2C061 AP03 AP04 AQ05 AR01 AS11 KK04 KK13 KK18 KK22 KK25 KK32 KK33

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数色の色材毎の出力特性をそれぞれ所
    定のものとして色ずれを補正する処理に用いられるテス
    トパターンを記録するためのテストパターン記録方法で
    あって、 前記複数色の色材を混合して記録がなされ前記色ずれの
    程度の指標となるテスト領域と、前記テスト領域の色ず
    れに関する比較の基準となるリファレンス領域と、を隣
    接して配したパッチであって、前記色材の混合の比率を
    異ならせた複数のパッチを記録するステップを有し、 前記複数のパッチのそれぞれにおいて、前記テスト領域
    と前記リファレンス領域とを交互に繰り返し配列したこ
    とを特徴とするテストパターン記録方法。
  2. 【請求項2】 前記複数のパッチのそれぞれにおいて、
    前記テスト領域と前記リファレンス領域とを、市松模様
    に配列したことを特徴とする請求項1に記載のテストパ
    ターン記録方法。
  3. 【請求項3】 前記複数のパッチのそれぞれにおいて、
    前記テスト領域と前記リファレンス領域の幅を複数段階
    に変化させて前記交互の繰り返しを行うことを特徴とす
    る請求項1に記載のテストパターン記録方法。
  4. 【請求項4】 前記複数のパッチのそれぞれにおいて、
    前記リファレンス領域を、無彩色の色材に当該隣接する
    テスト領域を記録する複数色の色材を加えて記録するこ
    とを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のテ
    ストパターン記録方法。
  5. 【請求項5】 前記複数のパッチのそれぞれにおいて、
    当該テスト領域とリファレンス領域の交互の繰り返しの
    回数を、各パッチ間の、前記色材の混合の比率を異なら
    せることによる色の違いを明度の違いによって生じさせ
    る回数とすることを特徴とする請求項1ないし4のいず
    れかに記載のテストパターン記録方法。
  6. 【請求項6】 前記複数のパッチを記録するステップ
    は、さらに、前記テスト領域と前記リファレンス領域と
    が、当該パッチの記録のために形成されるドットの空間
    周波数が近い値となるように記録することを特徴とする
    請求項1に記載のテストパターン記録方法。
  7. 【請求項7】 前記複数のパッチを記録するステップ
    は、さらに、当該複数のパッチが、その各パッチ間にお
    ける前記色材の混合比率の変化により彩度が優先して変
    化するように、前記複数のパッチの当該色材の混合比率
    を定めて記録することを特徴とする請求項1または6に
    記載のテストパターン記録方法。
  8. 【請求項8】 記録装置で用いる複数色の色材毎の出力
    特性をそれぞれ所定のものとして、当該記録装置の記録
    における色ずれを補正する処理に用いられるテストパタ
    ーンを記録するための処理を行う情報処理装置であっ
    て、 前記複数色の色材を混合して記録がなされ前記色ずれの
    程度の指標となるテスト領域と、前記テスト領域の色ず
    れに関する比較の基準となるリファレンス領域と、を隣
    接して配したパッチであって、前記色材の混合の比率を
    異ならせた複数のパッチを記録させる手段を有し、 前記複数のパッチのそれぞれにおいて、前記テスト領域
    と前記リファレンス領域とを交互に繰り返し配列したこ
    とを特徴とする情報処理装置。
  9. 【請求項9】 前記複数のパッチのそれぞれにおいて、
    前記テスト領域と前記リファレンス領域とを、市松模様
    に配列したことを特徴とする請求項8に記載の情報処理
    装置。
  10. 【請求項10】 前記複数のパッチのそれぞれにおい
    て、前記テスト領域と前記リファレンス領域の幅を複数
    段階に変化させて前記交互の繰り返しを行うことを特徴
    とする請求項8に記載の情報処理装置。
  11. 【請求項11】 前記複数のパッチのそれぞれにおい
    て、前記リファレンス領域を、無彩色の色材に当該隣接
    するテスト領域を記録する複数色の色材を加えて記録す
    ることを特徴とする請求項8ないし10のいずれかに記
    載の情報処理装置。
  12. 【請求項12】 前記複数のパッチのそれぞれにおい
    て、当該テスト領域とリファレンス領域の交互の繰り返
    しの回数を、各パッチ間の、前記色材の混合の比率を異
    ならせることによる色の違いを明度の違いによって生じ
    させる回数とすることを特徴とする請求項8ないし11
    のいずれかに記載の情報処理装置。
  13. 【請求項13】 前記複数のパッチを記録する手段は、
    さらに、前記テスト領域と前記リファレンス領域とが、
    当該パッチの記録のために形成されるドットの空間周波
    数が近い値となるように記録することを特徴とする請求
    項8に記載の情報処理装置。
  14. 【請求項14】 前記複数のパッチを記録する手段は、
    さらに、当該複数のパッチが、その各パッチ間における
    前記色材の混合比率の変化により彩度が優先して変化す
    るように、前記複数のパッチの当該色材の混合比率を定
    めて記録することを特徴とする請求項8または13に記
    載の情報処理装置。
  15. 【請求項15】 複数色の色材毎の出力特性をそれぞれ
    所定のものとして色ずれを補正する処理に用いられるテ
    ストパターンを記録することができる記録装置であっ
    て、 前記複数色の色材を混合して記録がなされ前記色ずれの
    程度の指標となるテスト領域と、前記テスト領域の色ず
    れに関する比較の基準となるリファレンス領域と、を隣
    接して配したパッチであって、前記色材の混合の比率を
    異ならせた複数のパッチを記録する手段を有し、 前記複数のパッチのそれぞれにおいて、前記テスト領域
    と前記リファレンス領域とを交互に繰り返し配列したこ
    とを特徴とする記録装置。
  16. 【請求項16】 前記複数のパッチのそれぞれにおい
    て、前記テスト領域と前記リファレンス領域とを、市松
    模様に配列したことを特徴とする請求項15に記載の記
    録装置。
  17. 【請求項17】 前記複数のパッチのそれぞれにおい
    て、前記テスト領域と前記リファレンス領域の幅を複数
    段階に変化させて前記交互の繰り返しを行うことを特徴
    とする請求項15に記載の記録装置。
  18. 【請求項18】 前記複数のパッチのそれぞれにおい
    て、前記リファレンス領域を、無彩色の色材に当該隣接
    するテスト領域を記録する複数色の色材を加えて記録す
    ることを特徴とする請求項15ないし17のいずれかに
    記載の記録装置。
  19. 【請求項19】 前記複数のパッチのそれぞれにおい
    て、当該テスト領域とリファレンス領域の交互の繰り返
    しの回数を、各パッチ間の、前記色材の混合の比率を異
    ならせることによる色の違いを明度の違いによって生じ
    させる回数とすることを特徴とする請求項15ないし1
    8のいずれかに記載の記録装置。
  20. 【請求項20】 前記複数のパッチを記録する手段は、
    さらに、前記テスト領域と前記リファレンス領域とが、
    当該パッチの記録のために形成されるドットの空間周波
    数が近い値となるように記録することを特徴とする請求
    項15に記載の記録装置。
  21. 【請求項21】 前記複数のパッチを記録する手段は、
    さらに、当該複数のパッチが、その各パッチ間における
    前記色材の混合比率の変化により彩度が優先して変化す
    るように、前記複数のパッチの当該色材の混合比率を定
    めて記録することを特徴とする請求項15または20に
    記載の記録装置。
  22. 【請求項22】 前記複数色の色材毎の記録ヘッドを有
    し、該複数の記録ヘッドを用いて記録を行うことを特徴
    とする請求項15ないし21のいずれかに記載の記録装
    置。
  23. 【請求項23】 前記記録ヘッドは、インクを吐出して
    前記ドットを形成することを特徴とする請求項15ない
    し22のいずれかに記載の記録装置。
  24. 【請求項24】 前記記録ヘッドは、熱エネルギーを利
    用してインクに気泡を生じさせ、該気泡の圧力によって
    インクを吐出することを特徴とする請求項15ないし2
    3のいずれかに記載の記録装置。
  25. 【請求項25】 情報処理装置によって読取り可能にプ
    ログラムを格納した記憶媒体であって、該プログラム
    は、 複数色の色材毎の出力特性をそれぞれ所定のものとして
    色ずれを補正する処理に用いられるテストパターンを記
    録するための処理であって、 前記複数色の色材を混合して記録がなされ前記色ずれの
    程度の指標となるテスト領域と、前記テスト領域の色ず
    れに関する比較の基準となるリファレンス領域と、を隣
    接して配したパッチであって、前記色材の混合の比率を
    異ならせた複数のパッチを記録するステップを有し、 前記複数のパッチのそれぞれにおいて、前記テスト領域
    と前記リファレンス領域とを交互に繰り返し配列して記
    録する処理を含むことを特徴とする記憶媒体。
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