JP5230399B2 - 記録装置及び記録方法 - Google Patents

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Description

本発明は、記録ヘッドを走査させて記録を行う録装置及び記録方法に関するものである。
従来、各種の記録媒体にインク等の液滴を吐出して記録を行うインクジェット記録装置は、高密度かつ高速な記録動作が可能であることから、各種装置の出力媒体として応用され、かつ商品化されている。一般に、インクジェット記録装置は、記録手段としての記録ヘッドを搭載したキャリッジと、記録媒体を搬送する搬送手段とこれらを制御するための制御手段とを具備する。記録ヘッドは、複数の吐出口を有し、吐出口からインク滴を吐出して記録を行う。そして、インクジェット記録装置には、記録ヘッドを記録媒体の搬送方向(副走査方向)に交差する方向(主走査方向)に走査させるとともに、一方で非記録時に記録媒体を記録幅に等しい量で間欠搬送するシリアルスキャン形式のものがある。
このシリアルスキャン方式による記録方式は、記録信号に応じてインクを記録用紙上に吐出させて記録を行うものであり、ランニングコストが安く、静かな記録方式として広く用いられている。また近年では、複数色のインクを用い、カラー記録に対応した記録装置として数多く実用化されている。
このようなシリアルスキャン形式のインクジェット記録装置では、記録ヘッドを往方向と復方向とで異なる方向に移動させながらインクを吐出させて記録を行う。このとき、同じインク吐出開始位置で吐出されたインクであっても、記録媒体上に着弾する位置は、往方向で吐出されたインクと復方向で吐出されたインクとの間で一致しない。記録速度を向上させるために記録ヘッドの往方向移動時と復方向移動時の両方で記録を行う双方向記録によって記録が行われる場合には、往方向移動時と復方向移動時とではインクを吐出するときの記録ヘッドの移動方向が逆である。そのため、往方向移動を行っている際に吐出されるインクと、復方向移動の際に吐出されるインクの着弾位置を比較すると、吐出されたインクはインク吐出開始位置から逆方向にずれて記録媒体に着弾する。従って、これらのずれを考慮し、往方向移動時に吐出されたインクと復方向移動時に吐出されたインクの着弾位置が記録媒体上で一致するように補正を行うことが求められる。
さらに、近年では高解像度化が進み、これに伴い、小液滴化が図られている。従って、一回に吐出されるインク滴は小さいので、記録ヘッドの移動による影響を受け易く、記録媒体上への着弾位置のずれが起き易い。このように、記録ヘッドの走査方向の違いによるインク滴の着弾位置のずれが起きると、これによって記録ヘッドの往方向移動時に吐出されたインクによって記録された画像と復方向移動時に吐出されたインクによって記録された画像とが合わなくなる。従って、記録された画像に、望ましくない模様としてのテキスチャが発生する虞がある。また、記録された画像に、粒状性への影響等を引き起こす虞がある。このため、記録が行われる際には、吐出されるインク滴の着弾位置に関して、精度の高い補正が必要とされている。
このように着弾位置を補正する技術としては、記録前に記録ヘッドの走査速度及び記録ヘッドと記録媒体との間の距離に応じて記録ヘッドがインクを吐出するタイミングを調節する記録装置が、特許文献1に提案されている。これにより、記録前に設定された条件に応じて、インクが所望の着弾位置に吐出されるようにインクを吐出するタイミングが補正されて制御される。
また、記録ヘッドが双方向記録を行う際には、テストパターンが光学的な読取手段により読み取られ、その際の読取情報に応じてインク吐出のタイミングを調整する記録装置が特許文献2に開示されている。
特開平10−100398号公報 特開2004−314361号公報
上記の記録装置では、記録ヘッドの温度に対する補正量が記録前に予め定められた係数として算出され、記録モードや吐出のタイミングが記録前に設定されている。そのため、記録前における記録ヘッドの温度の条件に関しては、これに対応してインク吐出タイミングに関して制御が行われるので、記録前の記録ヘッド温度に応じて吐出されるインクの着弾位置の精度が高く維持されたまま記録を行うことができる。しかしながら、記録が行われている間における記録ヘッドの温度変化によって生じる吐出速度や吐出角度の変動に関しては、これに対応してインクの着弾位置について精度良く補正することができない。
そこで、本発明は上記の事情に鑑み、記録中に記録ヘッド温度に変動が生じたとしても、吐出される液体の着弾精度が高く維持され、記録によって得られる画像の品質が高く維持される記録装置及び記録方法を提供することを目的とする。
本発明の録装置によれば、液体を吐出する複数の吐出口が所定方向に配列された記録ヘッドを有し、前記記録ヘッドを前記所定方向と交差する方向および復方向に走査させながら前記吐出口から液体を吐出することで記録媒体に記録を行う録装置であって、前記記録媒体上を走査中の前記記録ヘッドの温度を検出する温度検出手段と、前記記録ヘッドの前記往方向への走査における液体の吐出と前記記録ヘッドの前記復方向への走査における液体の吐出相対的なタイミング調整するための調整パターンを、複数の異なる温度で前記記録ヘッドに記録させる調整パターン記録手段と、前記調整パターン記録手段によって記録された複数の異なる温度における複数の前記調整パターンに関する複数の前記相対的なタイミングの調整値と、前記温度検出手段によって検出された温度と、に基づいて、前記記録ヘッドの前記記録媒体上での前記走査中に前記相対的なタイミングを変更するタイミング変更手段とを有することを特徴とする。
また、本発明の記録方法によれば、液体を吐出する複数の吐出口が所定方向に配列された記録ヘッドを有し、前記記録ヘッドを前記所定方向と交差する往方向および復方向に走査させながら前記吐出口から液体を吐出することで前記記録媒体に記録を行う記録方法であって、前記記録媒体上を走査中の前記記録ヘッドの温度を検出する温度検出工程と、前記記録ヘッドの前記往方向への走査における液体の吐出と前記記録ヘッドの前記復方向への走査における液体の吐出との相対的なタイミングを調整するための調整パターンを、複数の異なる温度で前記記録ヘッドに記録させる調整パターン記録工程と、前記調整パターン記録工程によって記録された複数の異なる温度における複数の前記調整パターンに関する複数の前記相対的なタイミングの調整値と、前記温度検出工程によって検出された温度と、に基づいて、前記記録ヘッドの前記記録媒体上での前記走査中に前記相対的なタイミングを変更するタイミング変更工程と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、記録中の記録ヘッドの温度変動に対応して液体吐出タイミングの調整値が決定されるので、記録ヘッド温度に変動が生じても、これに対応して吐出される液体の着弾精度を高く維持することができる。従って、記録によって得られる画像の品質を高く維持することができる。
以下、図面を参照して本発明の第一実施形態に係る記録装置について説明する。なお、以下に説明する実施形態では、記録装置は、インクジェット記録方式を用いたもので説明する。
(1)記録装置の説明
図11は、本発明を適用可能なインクジェット記録装置100の一実施例の構成を示す概略斜視図である。本実施形態のインクジェット記録装置100は、液体としてのインクを吐出する記録ヘッド201を有している。記録ヘッド201は、インクを吐出するための吐出口が形成されており、記録媒体の搬送方向に交差する方向に往復移動して走査を行う。本実施形態の記録ヘッド201は、往方向及び復方向の両方向への走査でインクを吐出して記録を行う。図11に示される202は、インクカートリッジである。本実施形態では、インクカートリッジ202は、インクが収容されたインクタンクと記録ヘッド201とを有しており、これらが分離可能に形成され、設置されている。本実施形態の記録装置は、4色のカラーインク(ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー)に対応するように形成されている。記録装置には、4色それぞれのインクが収容された4つのインクタンクと、それぞれのインクタンクに対応した4つの記録ヘッド201を備えた4つのインクカートリッジ202が配置されている。
103は搬送ローラで、104の補助ローラとともに記録媒体107を抑えながら図11に示される矢印方向に回転し、記録媒体107の搬送を行う。また、搬送ローラ103、補助ローラ104は、記録媒体107を抑える役割も有している。106はキャリッジであり、4つのインクカートリッジを搭載して支持し、搭載されるインクカートリッジ202及び記録ヘッド201を記録の際に搬送方向に交差する方向に走査させる。このキャリッジ106は、記録装置が記録を行っていないとき、あるいは記録ヘッドの回復動作を行うときには、図の点線で示したホームポジション位置に待機するように制御される。
また、後述するように、記録ヘッド201にはインクタンクから供給された液滴としてのインクを吐出口から吐出可能なように、インクに運動エネルギーを与える記録素子303が形成されている。
本実施形態の記録装置は、記録開始前には、図11に点線で示される位置であるホームポジションhにキャリッジ106が位置する。その状態で記録開始命令がユーザーによって発せられ、それが記録装置によって受け取られると、記録ヘッドからインクを吐出して記録を開始する。キャリッジ106は、図11に示されるx方向に移動して走査しながら記録ヘッド201に設けられた記録素子を駆動させることによって記録媒体上に記録ヘッドの記録幅に対応した領域の記録を行う。
キャリッジ106の走査方向に沿って、記録媒体における幅方向の一端から他端までの記録が終了すると、キャリッジ106は元のホームポジションに再び戻る。そして、一スキャン分の記録が終了してから続く走査及び記録が開始されるまでの間に、搬送ローラ103が図11に示される矢印の方向へ回転し、一スキャンの記録が行われた分の幅だけ記録媒体の図11のy方向への搬送が行われる。それから、記録ヘッド201が再びx方向へ走査し、次の一スキャン分の記録を行う。このように記録ヘッド201が記録のための記録媒体の幅方向に走査する主走査と、記録媒体の搬送とを繰り返しながら記録を行うことにより、記録媒体上の全体への記録が行われる。記録ヘッド201からインクを吐出する記録動作は、記録制御手段(不図示)からの制御に基づいて行われる。記録制御は、後述するブロック図(図15)に示されるMPUによって行われる。
また、記録速度を高めるため、一方向への主走査時のみ記録を行うのではなく、x方向への主走査の記録が終わりキャリッジ106をホームポジション側へ戻す際の復方向においても記録を行う構成であってもよい。
図12は、光学センサー203について説明するための説明図である。本実施形態のインクジェット記録装置100では、キャリッジ106の側面に、光学センサー203が備え付けられた構成となっている。後述するように、インクを吐出するタイミングを調整するためのパターンを記録媒体205に記録する工程の後に、キャリッジ106の走査と光学センサー203を連動させて作動させることにより、記録されたパターンを読み取って調整値を検出する。このように本実施形態の記録装置100は、複数の異なる温度における調整パターンからそれぞれの温度におけるインク吐出タイミングの調整値を選択する際に、調整パターンを光学的に読み取る光学的読取手段としての光学センサー203を具えている。また、光学センサー203によってキャリッジから記録媒体205までの距離を検出し、記録ヘッドのノズル面から記録媒体205までの距離としてプラテンギャップ値を算出可能な構成としている。このように、本実施形態のインクジェット記録装置100は、プラテンギャップを検出可能なプラテンギャップ検出手段としての光学センサー203を備えている。プラテンギャップ検出手段としての光学センサー203は、プラテンギャップを光学的に検出する。
図13は、記録ヘッドから記録媒体までの距離としてのプラテンギャップを変更する機構について説明するための説明図である。本実施形態のインクジェット記録装置100は、記録ヘッド106を支持するキャリッジレール204を上下に移動させることが可能なように形成されている。このようにキャリッジレール204を移動可能に形成することで、記録ヘッド201における記録媒体からの距離であるプラテンギャップが変更可能とされる。このように、本実施形態のインクジェット記録装置100は、記録ヘッド201の吐出口形成面から記録媒体までの距離としてのプラテンギャップを変更可能なプラテンギャップ変更手段を有している。これにより、記録媒体の厚さや種類あるいは温湿度環境によって、プラテンギャップを調節させることが可能な構成となっている。これによって、記録ヘッド106と記録媒体205との距離を最適に維持することで、記録ヘッド201が記録媒体と擦れることを防ぎ、これにより記録によって得られた画像の品質が低下するのを防止することが可能となる。
なお、本実施形態では、インクジェット記録装置100としては、インクタンクと記録ヘッドとが分離可能にキャリッジ106に保持されている形式のものが採用されている。しかしながら、記録用のインクを収容するインクタンクと記録媒体107に向けてインクを吐出する記録ヘッド201とが一体になったインクジェットカートリッジであってもよい。さらに、一つの記録ヘッドから複数色のインクを吐出可能なように、複数のインクタンクから一つの記録ヘッドへインクが供給されて複数のインクタンクが一つの記録ヘッドと一体的に結合されたインクタンク一体型記録ヘッドが用いられてもよい。
また、図11に示される本実施形態のインクジェット記録装置100には、前述の回復動作を行う位置としてのホームポジションhに、記録ヘッド201の吐出口形成面をキャップするキャッピング手段(不図示)が設けられている。また、本実施形態のインクジェット記録装置100には、キャッピング手段によるキャップ状態で記録ヘッド内の増粘インクや気泡を除去する等のヘッド回復動作を行う回復ユニット(不図示)が設けられている。また、キャッピング手段の周辺にはクリーニングブレード(不図示)が記録ヘッド201に向けて突出可能に支持されるように設けられている。そして、記録ヘッド201がホームポジションhに位置する際には、それが記録ヘッド201の吐出口形成面と当接が可能となっている。これにより、回復動作後にクリーニングブレードを突出させることで記録ヘッド201の移動経路中で吐出口形成面がクリーニングブレードに接触するようにし、記録ヘッド201の移動に伴って吐出口形成面の不要なインク滴や汚れ等の払拭が行われる。
(2)記録ヘッドの説明
次に、記録ヘッド201について図14を参照して説明する。図14は、図11に示される記録ヘッド201の要部について拡大した斜視図である。図14に示されるように、記録ヘッド201は、所定のピッチで複数の吐出口300が形成されている。それぞれの吐出口300には共通液室301が連通するように形成されており、共通液室301と各吐出口300とを連結する各液路302の壁面に沿って、インクを吐出するためのエネルギーを発生する記録素子303が配置されている。また、記録ヘッドの温度を検出する温度検出手段としての温度センサー(不図示)が配置されている。また、記録ヘッド201の温度を調整する温度調整手段(不図示)を有している。記録素子303と、これに接続された配線や電極等の回路は、シリコン上に半導体製造技術により高精度に形成されている。また、温度センサー、サブヒータ(不図示)も同一シリコン上に半導体製造プロセスと同様のプロセスで一括に形成される。
これらの電気配線等の回路が形成されたシリコンプレート308は、放熱用のアルミベースプレート307に接着されて形成されている。また、シリコンプレート308上の回路接続部311と回路プリント板309とは超極細ワイヤー310により接続されている。回路プリント板309には、記録装置本体からの信号を伝送する信号回路312が形成されており、記録装置本体からの信号が信号回路312を通してシリコンプレート上の回路に伝達され記録素子に伝達される。
液路302及び共通液室301は射出成形により形成されたプラスチックカバー306で形成されている。共通液室301は、ジョイントパイプ304とインクフィルター305を介して前述したインクタンク(図8参照)に連結されており、共通液室301にインクタンクからインクが供給される構成となっている。インクタンクから共通液室301に供給されて一時的に貯えられたインクは、毛管現象により液路302に侵入し、吐出口300でメニスカスを形成して液路302を満たした状態を保つ。この状態から、電極(不図示)を介して記録素子303が通電されて発熱させられると、記録素子303上のインクが急激に加熱されて液路302内に気泡が発生し、この気泡の膨張により吐出口300からインク滴313が吐出される。
(3)制御構成の説明
次に、装置構成の各部の記録制御を実行するための制御構成について、図15に示されるブロック図を参照して説明する。制御回路について示す図15において、400は記録信号を入力するインターフェ−ス、401はMPU、402はMPU401が実行する制御プログラムを格納するプログラムROMである。また、403は各種データ(上記記録信号やヘッドに供給される記録データ等)を保存しておくダイナミック型のRAM(DRAM)であり、記録ドット数や、インク記録ヘッドの交換回数等も記憶できる。404は記録ヘッドに対する記録データの供給制御を行うゲートアレイであり、インターフェース400、MPU401、DRAM403間のデータの転送制御も行う。405は記録媒体の搬送のための搬送モータ(LFモータ)であり、406は記録ヘッドを搬送するためのキャリッジモータ(CRモータ)である。407、408はそれぞれ搬送モータ405、キャリッジモータ406を駆動するモータドライバである。409は記録ヘッド201を駆動するヘッドドライバーである。
(第一実施形態の特徴的な構成)
以下、本実施形態の要部について説明する。
本実施形態は、まず2つの異なる記録ヘッドの温度で各調整パターンが形成され、そこで最適なパターンが選択されて補正値が算出される。そして、その記録ヘッド温度以外の温度については、線形補間によって最適なパターンとなるような補正値が算出される。これらの補正値に基づいて記録ヘッド201からのインク吐出のタイミングが補正されて調整される。このようにして、温度変化に対応してインク吐出のタイミングが補正されるので、吐出されるインクの着弾精度が高く維持される。以下、本実施形態における記録ヘッド201からのインク吐出のタイミング調整の工程について詳しく述べる。
図1には、本実施形態の調整パターン記録のフローチャートが示されている。また、図2(a)には、記録ヘッド201が30℃のときのインク吐出のタイミング調整のために形成される調整パターンが示されている。図2(b)には、記録ヘッドが50℃のときのインク吐出のタイミング調整のために形成される調整パターンが示されている。図2(c)には、図2(a)、(b)に示された複数の調整パターンのうち、一つの調整パターンについて拡大された図が示されている。
まず、記録ヘッド201の温度を30℃に設定して温度調整する(S101)。そして、30℃の温度に保たれた状態で記録ヘッドがインクを吐出して調整パターンを形成する。
このとき、記録ヘッド201は、まず往方向への走査において、複数の往方向調整パターン1000を記録する。次に、復方向への走査において、複数の復方向調整パターン1001を記録する。ここで、記録ヘッド201は、往方向調整パターン1000の記録が行われるときと復方向調整パターン1001の記録が行われるときとの間で、吐出タイミングがずらされた状態で記録することとする。
このとき、本実施形態では、吐出タイミングの差が7段階に設定されており、条件に適した吐出タイミングでインクが吐出されるように、7段階のタイミングごとに7種類の吐出タイミングのパターンが形成される。そして、これら7種類の調整パターンから、パターン同士が重複したり隣り合うパターンの間に隙間が形成されていたりせずに、均等に並べられた最適なパターンが選択され、ユーザーがその調整値を選択する。このように、複数の調整パターンから最適なパターンを選択できるようにされている。本実施形態では、まず、往方向で吐出されたインクと復方向で吐出されたインクとの間で、インク吐出タイミングの差が設定上の7段階のうち、+3ずらされた状態で調整パターンが形成される。これ以降、吐出タイミングの差を+2、+1、0、−1、−2、−3と段階的に変化させながら調整パターンの記録が実施される(S102)。往方向調整パターン1000と復方向調整パターン1001は、互いに吐出タイミングをずらして形成された際にパターンの重なり具合が濃度変化として検出しやすいパターンとすることが望ましい。また、罫線ズレとして検出可能なパターンとしても良い。また、本実施形態では、インク吐出タイミングの差を7段階に設定し、それぞれの段階ごとに調整パターンを形成したが、本発明はこれに限定されず、7段階以外に設定されても良い。
次に、記録ヘッド201の温度を50℃に設定し、温度調整する(S103)。ヘッド温度30℃で実施した調整パターンの記録と同様に複数の調整パターンの記録を実施する(S104)。このように、走査における往方向で吐出されるインクと復方向で吐出されるインクとの間の液体吐出タイミングとしてのインク吐出タイミングの差を調整するための調整パターンを、複数の異なる温度で記録する(調整パターン記録工程)。そして、複数の調整パターンから、パターン同士が重複したり隣り合うパターンの間に隙間が形成されていたりせずに、均等に並べられた最適なパターンが選択され、ユーザーがその調整値を選択する(S105)。複数の異なる温度における調整パターンから、それぞれの温度における液体吐出タイミングとしてのインク吐出タイミングの調整値が選択される(調整値選択工程)。本実施形態では、ヘッド温度30℃の往方向と復方向の最適パターン1006が+2、ヘッド温度50℃の往方向と復方向の間の吐出タイミングの差による最適パターン1002が−2として調整値を取得する(S106)。これらの選択された調整値から、補正値が算出される(S107)。このように、調整値選択工程で選択された調整値から、温度検出手段としての温度センサーによって検出された温度に基づいてインク吐出タイミングの補正値を算出する(補正値算出工程)。本実施形態では、インク吐出タイミングの補正値を算出する際には、複数の温度の調整値と検出された温度に基づいて線形補間が行われて補正値が算出される。
また、このとき、記録中の温度変動に対する往方向と復方向との間のインク吐出タイミングの調整に加えて、異なる二つの吐出口列の間でパターン調整が行われても良い。図2(d)には、吐出口列A及び吐出口列Bによってインクが吐出されて調整パターンが形成されたときの一つの調整パターンについて拡大された図が示されている。この場合、本実施形態では、一つの設定温度に対して吐出口列Aから吐出されたインクによって形成された吐出口列Aパターンと吐出口列Bから吐出されたインクによって形成された吐出口列Bパターンとの間でインク吐出タイミングの差が調整される。このとき、図2(d)に示されるように、吐出口列Aから吐出されるインクと吐出口列Bから吐出されるインクとが交互にパターンが形成される。このように、異なる複数の吐出口列からのインク吐出タイミングの差を調整するための吐出口列調整パターンを、複数の異なる温度で記録する。このように形成されたパターンが図2(a)、(b)のように複数形成され、そのうちパターン同士が重複したり隣り合うパターンの間に隙間が形成されていたりせずに、均等に並べられた最適なパターンが選択される。すなわち、複数の異なる温度における吐出口列調整パターンから、それぞれの温度におけるインク吐出タイミングの調整値が選択され、選択された調整値から温度検出手段によって検出された温度に基づいてインク吐出タイミングの補正値を算出する。
本実施形態では、ヘッド温度30℃での吐出口列Aと吐出口列Bとの間のインク吐出タイミングの差による最適パターン1005が−1、ヘッド温度50℃での吐出口列Aと吐出口列Bの最適パターン1007が+2として調整値が取得される。
このように、吐出口列Aと吐出口列Bとにより形成された調整パターンが選択されて、それぞれの吐出口列から吐出されるインクにおけるインク吐出タイミングの調整が行われる。吐出口列Aパターン1003及び吐出口列Bパターン1004との間においても互いに吐出タイミングをずらした際にパターンの重なり具合が濃度変化として検出しやすいパターンとすることが望ましい。また、吐出口列Aパターン1003及び吐出口列Bパターン1004との間においても同様に、罫線ズレとして検出可能なパターンとしても良い。
図3(a)には、本実施形態における記録ヘッドが30℃と50℃のときの測定値から算出され、往方向で吐出されたインクの吐出タイミングと復方向で吐出されたインクの吐出タイミングの間の差に基づく補正値を表したグラフが示されている。また、図3(b)には、本実施形態における記録ヘッドが30℃と50℃のときの測定値から算出された吐出口列Aから吐出されたインクと吐出口列Bから吐出されたインクとの間の吐出タイミングの差に基づく補正値を表したグラフが示されている。このように図3(a)、(b)に示されたグラフから、補正値を線形補間することで30℃と50℃以外の記録ヘッドの温度の測定値に基づいて、インク吐出タイミングの差に基づく補正値を算出することができる。
なお、本実施形態では、二つの異なる温度での測定値から補正値を線形補間することで算出して記録ヘッドの温度に対する補正値を算出することとしているが、記録ヘッドの温度区分に応じたテーブルとしても良い。また、3つ以上の異なる記録ヘッド温度で調整パターンを形成し、それぞれの温度で最適な吐出タイミングの差が選択されて補正値が決定され、それらの値から近似式を用いた補間が行われて補正値が算出されても良い。
図4は、本実施形態における記録装置のインク吐出のタイミング調整方法で、記録媒体の所定領域に対して記録を行う場合のフローチャートである。本実施形態では、記録媒体のシート全体に対して記録を行うものとする。まず、走査開始時に記録ヘッドに取り付けられた温度センサーによって記録ヘッドの温度が測定され取得される(S201)。そして、記録ヘッドの温度に応じた往方向と復方向との間のインク吐出のタイミングの差の補正値が算出されて取得される(S202)。このときに、吐出口列Aと吐出口列Bとの間のインク吐出タイミングの差に応じて、それぞれの吐出口列から吐出されるインクにおけるインク吐出のタイミング差の補正値が算出されて取得されても良い。
そして、このとき取得された補正値に応じて、吐出開始タイミングが補正され、1スキャン分の記録が行われる(S203)。このように、取得された補正値に基づき、走査における往方向で吐出されるインクと復方向で吐出されるインクとの間の吐出タイミングの差を調整して記録が行われる(吐出タイミング調整工程)。そして、所定の記録領域に対して、全スキャンを記録終了したか否かを判定する(S204)。一スキャン分の記録が行われると、その分の記録幅だけ記録媒体の搬送が行われ。そして、記録ヘッドが再び走査を開始し、次の一スキャン分の記録が行われる。次の一スキャン分の記録が開始される際には、再び温度センサーによって記録ヘッド温度が検出され、検出された温度に基づいて往方向の走査中に吐出されたインクと復方向の走査中に吐出されたインクの間でインク吐出タイミングの差が調整される。そして、記録媒体における所定の記録領域に対する記録が終了するまで同様の処理が繰り返される。本実施形態では、記録媒体の全体に記録が行われたときに記録が終了したものとする。
本実施形態ではこのように記録が行われるので、一スキャン分の記録が行われるごとに記録ヘッドの温度の測定が行われ、測定された温度に基づいてインク吐出タイミングが調整される。従って、記録動作中の温度の変動に対応してインク吐出のタイミングが一スキャンごとに調整されるので、記録によって得られる画像の品質が高く維持される。
以上説明したように、異なるヘッド温度で調整パターンを記録して調整値を決定し、ヘッド温度に対する補正値を算出することでヘッド温度変化による着弾ズレによるテキスチャや粒状性劣化の少ない記録が可能となる。
(第二実施形態)
次に、本発明を実施するための第二実施形態について説明する。上記の第一実施形態と同様の構成の部分については説明を省略し、異なる部分のみ説明することとする。
上述の第一実施形態では、記録動作の際に、一スキャン分の記録が行われるごとに記録ヘッドの温度が測定され、その温度に基づいてインク吐出のタイミングが調整されている。これに対して本実施形態では、一スキャン中に生じる温度の変動に対してもそれに応じて補正値を更新することでスキャン中の記録ヘッド温度変化によって生じる着弾精度の低下を抑えている。
図5(a)、(b)には、本実施形態における記録の際の記録方法のフローチャートが示されている。ここでは、異なる複数の記録ヘッド温度での吐出タイミングの差に応じたパターンの選択は既に行われており、図3(a)のグラフに相当するデータは取得されているものとする。
本実施形態では、記録動作中に30ms間隔での割り込み処理(S300)として、記録ヘッドの温度が検出されてヘッド温度が取得される(S301)。このように、温度検出手段としての温度センサーは、所定の時間間隔で記録ヘッドの温度の検出を行う。続いて、この取得された記録ヘッドの温度に基づいて補正値が算出されて更新される(S302)。このとき、本実施形態では、取得された記録ヘッドの温度に基づいて図3(a)に示されるグラフといった複数の記録ヘッド温度での吐出タイミングのデータでの線形補間によって補正値が算出される。このように、予め取得した調整値から、温度センサーによって検出された温度に基づいて、所定の時間間隔でインク吐出タイミングの補正値を算出する。なお、ここでは時間間隔30msでの割り込み処理としたが、システムに応じて最適な時間間隔としても良い。
そして、記録中に行われた割り込み処理で更新された補正値に基づいて、一スキャン内での吐出開始タイミングが随時切り換えられて記録が行われる(S401)。そして、1スキャン記録終了の判定が行われ(S402)、終了してなければ処理を繰り返す。
以上、説明したように、一スキャン中に生じる温度変動に応じて所定時間ごとに補正値を更新することで一スキャン中のヘッド温度変化による着弾精度の低下を抑えることが可能となる。このようにインクの吐出タイミングの補正値が所定時間ごとに更新されるので、インクの吐出タイミングの調整がより多くの頻度で行われ、インクの着弾精度をより高く維持することができる。
(第三実施形態)
次に、本発明を実施するための第三実施形態について説明する。上記の第一実施形態及び第二実施形態と同様の構成の部分については説明を省略し、異なる部分のみ説明することとする。
上述の第一実施形態及び第二実施形態においては、記録ヘッドと記録媒体との間の距離としてのプラテンギャップが一定である場合について説明した。これに対して本実施形態では、記録が行われている間に記録ヘッドと記録媒体との間の距離が変動しても、これに対応してインク吐出のタイミングを調節し、吐出されるインクの着弾精度を高く維持することができる。
本実施形態においては、2つの異なるプラテンギャップにおいて、それぞれのプラテンギャップに対して2つの異なるヘッド温度でパターンの選択を行ってインク吐出タイミングの補正値が選択されている。そして、記録動作において、これらのプラテンギャップとヘッド温度の両方で線形補正が行われて、プラテンギャップ及びヘッド温度に応じた補正値を用いて記録が行われる。
以下、プラテンギャップとヘッドの温度変化による着弾精度の低下を抑える方法について説明する。図6は、本実施形態の調整パターン記録のフローチャート図である。まず、記録ヘッドと記録媒体との間の距離を、第1のプラテンギャップに設定する(S501)。続いて、記録ヘッドを30℃に温度調整する(S502)。ここで、上述の第一実施形態及び第二実施形態と同様に、吐出タイミングを変化させながら複数の調整パターンを記録する(S503)。そして、そのときの最適な調整パターンが選択され、吐出タイミングの調整値が選択される。
次に、記録ヘッドと記録媒体との間の距離を、第2のプラテンギャップに設定する(S504)。そして、その状態で、記録ヘッドを30℃にし、複数の調整パターンを記録する(S505)。そして、記録された複数の調整パターンから、この条件に最適な吐出タイミングの調整値が選択される。
続いて、第1のプラテンギャップに設定する(S506)。記録ヘッドを50℃に温度調整する(S507)。吐出タイミングを変化させながら調整パターンを記録する(S508)。次に、第2のプラテンギャップに設定する(S509)。記録ヘッドを50℃で調整パターンを記録する(S510)。調整パターンから最適と思われるパターンの調整値を最適値としてユーザー選択する(S511)。最適パターンの調整値を取得する(S512)。調整値から後述する補正値を算出する(S513)。このように、プラテンギャップが複数設定され、複数のプラテンギャップのそれぞれで走査における往方向で吐出されるインクと復方向で吐出されるインクとの間のインク吐出タイミングの差を調整するための調整パターンを、複数の異なる温度で記録する。
図7(a)は、第1プラテンギャップ及び第2プラテンギャップにおける往方向と復方向との間での補正値を表したグラフである。それぞれヘッド温度30℃とヘッド温度50℃の補正値から線形補間することでヘッド温度に対する補正値を算出することとする。このように、異なる複数のプラテンギャップの間で吐出タイミングに関する調整値が選択されるので、プラテンギャップに関して線形補間を行うことが可能となる。そのため、本実施形態では、第1プラテンギャップと第2プラテンギャップの値からプラテンギャップに対する補正値を補間することができる。このように、複数の前記プラテンギャップのそれぞれで複数の異なる温度における調整パターンから、それぞれの温度におけるインク吐出タイミングの調整値が選択される。そして、選択された調整値から温度検出手段によって検出された温度及びプラテンギャップ検出手段としての光学センサー203によって検出されたプラテンギャップに基づいてインク吐出タイミングの補正値が算出される。そして、取得された補正値に基づき、走査における往方向で吐出されるインクと復方向で吐出されるインクとの間の吐出タイミングの差を調整して記録を行う。
なお、図7(b)に示されるように、往方向と復方向との間の吐出タイミングの調整だけでなく異なる吐出口列A及び吐出口列Bとの間での吐出タイミングの調節に用いられても良い。
なお、本実施形態では補正値の算出に図7(a)、(b)に示されるグラフを用いたが、ヘッド温度区分に応じたテーブルを用いても良く、また、3つ以上のヘッド温度でパターンの調整を実施しても良い。また、近似式を用いた補間を実施しても良い。
図8は、本実施形態の記録媒体の所定領域に記録を行う際のフローチャートである。まず、記録開始時に、記録ヘッドと記録媒体との間の距離としてのプラテンギャップ値を取得する(S601)。続いて、ヘッド温度を取得する(S602)。そして、図7(a)、(b)に示されるグラフを用いて、このときのプラテンギャップ値及びヘッド温度に基づいて線形補間が行われる。これにより、このときのプラテンギャップ値及びヘッド温度に応じた往方向と復方向との間のインク吐出タイミングの差に関する補正値が取得される(S603)。そして、その補正値に応じて、記録の際のインク吐出タイミングが補正されて記録が行われる。こうして一スキャン分の記録が行われる(S604)。そして、記録媒体における記録を行う所定領域の全スキャンを記録終了したか否かを判定し(S605)する。所定の記録領域に対して全ての記録が終了していなければ、一スキャン分の記録が終了した後に、その一スキャン分の記録幅だけ記録媒体が搬送され、その後再び一スキャン分の記録を行うために記録ヘッドが走査を開始する。そして、記録を行う所定領域に対する全ての記録が終了するまで同様の処理が繰り返される。
以上説明したように、異なるプラテンギャップと異なるヘッド温度で調整パターンを記録して、プラテンギャップと調整値との関係、及び温度と調整値との関係が決定される。そして、実際のプラテンギャップと記録ヘッド温度に対する補正値が線形補間によって算出されることで記録媒体ごとのプラテンギャップの違いとヘッド温度の変動との両方に対応してインク吐出タイミングが調整される。これにより、記録媒体ごとのプラテンギャップの違いと記録ヘッド温度の変動との両方が生じても、これに対応してインク吐出タイミングが調整され、吐出されるインクの着弾精度が高く維持される。
(第四実施形態)
次に、本発明を実施するための第四実施形態について説明する。上記の第一ないし第三実施形態と同様の構成の部分については説明を省略し、異なる部分のみ説明することとする。
上述の第一実施形態においては一スキャンごとに記録ヘッド温度に基づいてインク吐出タイミングが調節され、第二実施形態では所定時間間隔ごとに記録ヘッド温度に応じてインク吐出タイミングが調節される。また、第三実施形態では、プラテンギャップ及び記録ヘッド温度の両方の条件に応じてインク吐出タイミングを調節することが可能とされている。これに対して本実施形態では、一スキャン中の所定カラム分記録ヘッドの走査が行われた際に、走査内のプラテンギャップ値が検出され、所定カラム毎に補正値が算出され、インク吐出タイミングの補正が行われる。また、記録ヘッド温度については、一スキャン毎にヘッド温度が検出され、取得された記録ヘッド温度に応じて補正値が算出されてインク吐出タイミングが補正される。
このように記録が行われることで、記録ヘッドの温度変化に対応してインク吐出タイミングの補正が行われると共に、記録ヘッドの走査が行われている途中で記録ヘッドの走査の際のプラテンギャップの変化に対応してインク吐出タイミングの補正が行われる。従って、記録ヘッドの温度の変動と記録媒体の厚さの変動との両方に対応して、インク吐出のタイミングが調整されることが可能となる。以下、このような方法によるインク吐出のタイミングの調節について説明する。
本実施形態の調整パターンを形成する記録方法及び補正値の算出方法は前述の実施形態と同様である。本実施形態では、予め、記録ヘッドが走査を行う方向に、複数のプラテンギャップ検出位置が設定される。本実施形態では、記録ヘッド201の走査を行う方向に複数定められ、プラテンギャップの検出が行われる位置であるプラテンギャップ検出位置は、記録媒体の幅方向に所定カラム分の均一な間隔が空けられて設定されている。そして、記録ヘッド201がプラテンギャップ検出位置に到達したときにプラテンギャップ検出手段としての光学センサー203がその位置でのプラテンギャップを検出する。
補正値を設定するための調整パターンが形成される際には、本実施形態では、所定カラム走査するごとに調整パターンが形成され、所定カラムごとの位置での記録媒体の厚さに適したインク吐出タイミングの補正値が設定される。
図9(a)〜(c)は、本実施形態における記録方法のフローチャートである。図10は、本実施形態の走査内プラテンギャップ値とヘッド温度ごとの補正値を示したテーブルである。
まず、記録媒体の給紙時に走査内のプラテンギャップ値が検出され(S601)、走査内の補正値が算出される(S602)。一方、記録スキャン中の所定のカラム単位の割り込み処理(S700)で走査内の補正値が更新される(S701)。ここでは、図10のPOS1〜POSNのN個の所定位置が更新位置となり、そこに記録ヘッドが位置するタイミングでインク吐出タイミングが調節される。図10には、POS1〜POSNのプラテンギャップ検出位置ごとに、記録ヘッドの温度に応じてインク吐出タイミングの調整値が示されている。
1スキャンを通しての記録処理では、まずスキャンの開始時に記録ヘッドの温度が取得される(S801)。そしてその温度及び初期値としてのプラテンギャップに応じた補正値が算出されてインク吐出タイミングが調節されて記録が行われる。その後、記録ヘッドの走査に伴い、記録ヘッドが所定カラム離れた所定位置に到達すると、そこでプラテンギャップが検出され、検出されたプラテンギャップに基づいて補正値が算出されて更新され、更新された補正値によって記録が行われる(S802)。このように、吐出タイミングの差を調整するのに用いられるプラテンギャップは、記録ヘッドがプラテンギャップ検出位置に到達するごとに更新される。補正値が更新されると、1スキャン終了したか否かを判定する(S803)。一スキャンが終了していれば所定量の記録媒体の搬送後に次のスキャンの記録が開始され、一スキャンの記録が終了していなければ同様の処理が繰り返される。
以上説明したように、記録ヘッドの走査における所定距離ごとにプラテンギャップ値が検出され、検出されたプラテンギャップに応じてインク吐出のタイミングの補正が行われると共に、スキャン毎に記録ヘッド温度に応じてインク吐出のタイミングが補正される。従って、プラテンギャップの変動と記録ヘッド温度の変動の両方に対応してインク吐出のタイミングを調節することが可能なので、記録の際の条件に適したインク吐出タイミングによって記録を行うことができ、吐出されるインクの着弾精度が高く維持される。
(その他の実施形態)
なお、調整パターンによってインク吐出タイミングを調整する際に、粗く調整されたパターン群と細かく調整されたパターン群とを形成することが可能な場合には、細かく調整されたパターン群によってのみ吐出タイミングの調整が行われても良い。このように、粗く形成されたパターン群によるインク吐出タイミングを省略することで、調整パターンの記録時間を短縮する構成としても良い。
なお、本明細書内で用いられる「記録」とは、文字や図形などの意味を持つ画像を記録媒体に対して付与することだけでなく、パターンなどの意味を持たない画像を付与することも意味することとする。また、「インク」または「液体」とは、広く解釈されるべきものであり、記録媒体上に付与されることによって、画像、模様、パターン等の形成、記録媒体の加工、或いはインクまたは記録媒体の処理に供される液体を言うものとする。ここで、インクまたは記録媒体の処理としては、例えば、記録媒体に付与されるインク中の色材の凝固または不溶化による定着性の向上や、記録品位ないし発色性の向上、画像耐久性の向上などのことを言う。
本発明の第一実施形態に係る記録方法における調整パターンが形成されて補正値が算出されるまでの流れを示すフローチャートである。 (a)は記録ヘッド温度が30℃のときのインク吐出タイミングを調整するための調整パターンで、(b)は記録ヘッド温度が50℃のときのインク吐出タイミングを調整するための調整パターンで、(c)、(d)は調整パターンの拡大図である。 (a)は、記録ヘッド温度が30℃及び50℃のときの走査における往方向と復方向の間のインク吐出タイミングの調整値をプロットしたグラフであり、(b)は、異なる吐出口列の間のインク吐出タイミングの調整値をプロットしたグラフである。 本発明の第一実施形態に係る記録方法における記録媒体に所定領域の記録が行われる際の流れを示すフローチャートである。 本発明の第二実施形態に係る記録方法の流れを示すフローチャートであって、(a)は、記録の際の所定時間ごとに割り込み処理が開始される際のフローチャートであり、(b)は、一スキャンの記録が行われるまでの流れを示すフローチャートである。 本発明の第三実施形態に係る記録方法における調整パターンが形成されて補正値が算出されるまでの流れを示すフローチャートである。 (a)は、記録ヘッド温度が30℃及び50℃のときの吐出タイミングの調整値を異なるプラテンギャップに対してプロットしたグラフであり、(b)は、異なる吐出口列の間の吐出タイミングの調整値を異なるプラテンギャップに対してプロットしたグラフである。 本発明の第三実施形態に係る記録方法における記録媒体に所定領域の記録が行われる際の流れを示すフローチャートである。 本発明の第四実施形態に係る記録方法の流れを示すフローチャートである。 プラテンギャップ検出位置ごとに、記録ヘッドの温度に応じてインク吐出タイミングの調整値が示されたテーブルである。 本発明の第一実施形態に係るインクジェット記録装置の要部について模式的に示した斜視図である。 図11のインクジェット記録装置に搭載されているキャリッジと、それに取り付けられた光学センサーを示す正面図である。 図11のインクジェット記録装置におけるキャリッジと記録媒体との間の距離について説明する説明図である。 図11のインクジェット記録装置に搭載された記録ヘッドについて要部を拡大し、一部を破断して示した斜視図である。 図11のインクジェット記録装置の各部の記録制御を実行するための制御構成について示したブロック図である。
符号の説明
201 記録ヘッド
203 光学センサー
1000 往方向調整パターン
1001 復方向調整パターン
1003 吐出口列Aパターン
1004 吐出口列Bパターン
1002、1005、1006、1007 最適パターン

Claims (12)

  1. 液体を吐出する複数の吐出口が所定方向に配列された記録ヘッドを有し、前記記録ヘッドを前記所定方向と交差する方向および復方向に走査させながら前記吐出口から液体を吐出することで記録媒体に記録を行う録装置であって、
    前記記録媒体上を走査中の前記記録ヘッドの温度を検出する温度検出手段と、
    前記記録ヘッドの前記往方向への走査における液体の吐出と前記記録ヘッドの前記復方向への走査における液体の吐出相対的なタイミング調整するための調整パターンを、複数の異なる温度で前記記録ヘッドに記録させる調整パターン記録手段と、
    前記調整パターン記録手段によって記録された複数の異なる温度における複数の前記調整パターンに関する複数の前記相対的なタイミングの調整値と、前記温度検出手段によって検出された温度と、に基づいて、前記記録ヘッドの前記記録媒体上での前記走査中に前記相対的なタイミングを変更するタイミング変更手段とを有することを特徴とする録装置。
  2. 前記タイミング変更手段は、前記複数の異なる温度において記録された複数の前記調整パターンに基づいて、該複数の異なる温度のそれぞれにおける前記相対的なタイミングの調整値を算出することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記タイミング変更手段は、前記複数の異なる温度と、該複数の異なる温度のそれぞれにおける前記相対的なタイミングの調整値と、を線形補完することで補完関係を決定し、
    該補完関係と、前記温度検出手段によって検出された温度と、に基づいて、前記記録ヘッドの前記記録媒体上での走査中における前記相対的なタイミングの調整値を算出し、
    該調整値に基づいて前記記録ヘッドの前記記録媒体上での前記走査中に前記相対的なタイミングを変更することを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
  4. 前記温度検出手段は、所定の時間間隔で前記記録媒体を走査中の前記記録ヘッドの温度検出
    前記タイミング変更手段は、前記調整パターン記録手段によって記録された複数の異なる温度における複数の前記調整パターンに関する前記相対的なタイミングの調整値と、前記温度検出手段によって検出された温度と、基づいて、前記所定の時間間隔で前記記録ヘッドの前記記録媒体上での前記走査中に前記相対的なタイミングを変更することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の録装置。
  5. 前記記録ヘッドの温度を調整する温度調整手段を更に有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の記録装置。
  6. 前記調整パターン記録手段によって記録された複数の異なる温度における複数の前記調整パターンを光学的に読み取る取手段を更に有することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の録装置。
  7. 前記記録媒体上を走査中の前記記録ヘッドの吐出口と前記記録媒体との間の距離であるプラテンギャップを検出するプラテンギャップ検出手段を更に有し
    前記調整パターン記録手段は、前記記録ヘッドに前記調整パターンを複数の異なるプラテンギャップにて記録させ、
    前記タイミング変更手段は、前記調整パターン記録手段によって記録された複数の異なるプラテンギャップおよび温度の組合せにおける複数の前記調整パターンに関する複数の前記相対的なタイミングの調整値と、前記温度検出手段によって検出された温度と、前記プラテンギャップ検出手段によって検出されたプラテンギャップとに基づいて、前記記録ヘッドの前記記録媒体上での前記走査中に前記相対的なタイミングを変更することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の録装置。
  8. 液体を吐出する複数の吐出口が所定方向に配列された記録ヘッドを有し、前記記録ヘッドを前記所定方向と交差する往方向および復方向に走査させながら前記吐出口から液体を吐出することで記録媒体に記録を行う記録方法であって、
    前記記録媒体上を走査中の前記記録ヘッドの温度を検出する温度検出工程と、
    前記記録ヘッドの前記往方向への走査における液体の吐出と前記記録ヘッドの前記復方向への走査における液体の吐出との相対的なタイミングを調整するための調整パターンを、複数の異なる温度で前記記録ヘッドに記録させる調整パターン記録工程と、
    前記調整パターン記録工程によって記録された複数の異なる温度における複数の前記調整パターンに関する複数の前記相対的なタイミングの調整値と、前記温度検出工程によって検出された温度と、に基づいて、前記記録ヘッドの前記記録媒体上での前記走査中に前記相対的なタイミングを変更するタイミング変更工程と、を有することを特徴とする記録方法。
  9. 前記タイミング変更工程は、前記複数の異なる温度において記録された複数の前記調整パターンに基づいて、該複数の異なる温度のそれぞれにおける前記相対的なタイミングの調整値を算出することを特徴とする請求項8に記載の記録方法。
  10. 前記タイミング変更工程は、前記複数の異なる温度と、該複数の異なる温度のそれぞれにおける複数の前記相対的なタイミングの調整値と、を線形補完することで補完関係を決定し、
    該補完関係と、前記温度検出手段によって検出された温度と、に基づいて、前記記録ヘッドの前記記録媒体上での走査中における前記相対的なタイミングの調整値を算出し、
    該調整値に基づいて前記記録ヘッドの前記記録媒体上での前記走査中に前記相対的なタイミングを変更することを特徴とする請求項9に記載の記録方法。
  11. 前記温度検出工程は、所定の時間間隔で前記記録媒体を走査中の前記記録ヘッドの温度を検出し、
    前記タイミング変更工程は、前記調整パターン記録工程によって記録された複数の異なる温度における複数の前記調整パターンに関する複数の前記相対的なタイミングの調整値と、前記温度検出手段によって検出された温度と、基づいて、前記所定の時間間隔で前記記録ヘッドの前記記録媒体上での前記走査中に前記相対的なタイミングを変更することを特徴とする請求項8から10のいずれか1項に記載の記録方法。
  12. 前記記録媒体上を走査中の前記記録ヘッドの吐出口と前記記録媒体との間の距離であるプラテンギャップを検出するプラテンギャップ検出工程を更に有し、
    前記調整パターン記録工程は、前記記録ヘッドに前記調整パターンを複数の異なるプラテンギャップにて記録させ、
    前記タイミング変更工程は、前記調整パターン記録工程によって記録された複数の異なるプラテンギャップおよび温度の組合せにおける複数の前記調整パターンに関する複数の前記相対的なタイミングの調整値と、前記温度検出手段によって検出された温度と、前記プラテンギャップ検出手段によって検出されたプラテンギャップと、に基づいて、前記記録ヘッドの前記記録媒体上での前記走査中に前記相対的なタイミングを変更することを特徴とする請求項8から11のいずれか1項に記載の記録方法。
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