JP2000307865A - 情報処理装置、記録装置、情報処理方法、および記録方法 - Google Patents

情報処理装置、記録装置、情報処理方法、および記録方法

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JP2000307865A JP11111500A JP11150099A JP2000307865A JP 2000307865 A JP2000307865 A JP 2000307865A JP 11111500 A JP11111500 A JP 11111500A JP 11150099 A JP11150099 A JP 11150099A JP 2000307865 A JP2000307865 A JP 2000307865A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 人間の目にすじやむらとして見えにくい範囲
において濃度むらを補正することにより、スループット
を低下させることなく高画質の画像を記録することがで
きる情報処理装置、記録装置、情報処理方法、および記
録方法を提供すること。 【解決手段】 インクを吐出可能な複数のノズルを備え
た記録ヘッドを用いて、一定の階調レベルの画像データ
に基づいてテストパターン記録し、そのテストパターン
の読み取りデータに基づいて、複数のノズルのそれぞれ
に対応するラスターの記録濃度を一定とするような仮の
補正値α′[N]を算出し、その仮の補正値α′[N]
に対して上限値αUと下限値αLによる制限を加えるこ
とによって、補正値α[N]をαUとαLとの間の範囲
に規制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像の濃度むらの
補正処理をする情報処理装置、記録装置、情報処理方
法、および記録方法に関するものである。また、本発明
は、画像の記録に用いる記録ヘッドとして、複数の記録
素子を備えた種々の記録ヘッドを用いることが可能なも
のであり、特に、複数のインク吐出部が配列されたイン
クジェット記録ヘッドや、複数の感熱体が配列された熱
転写記録ヘッドを好適に用いることができるものであ
る。
【0002】
【従来の技術】現在、記録方式としては,例えば、熱エ
ネルギーによりインクリボンのインクを紙などの被記録
媒体に転写させる熱転写方式、飛翔させた液滴を紙など
の被記録媒体に付着させて記録を行うインクジェット記
録方式などが知られている。
【0003】これらの中でもインクジェット記録方式
は、低騒音、低ランニングコスト、装置の小型化、カラ
ー化の実現が容易などの理由から、プリンタや複写機な
どに広く利用されている。このようなインクジェット記
録方式を用いた記録装置は,記録速度を向上させるため
に、複数の記録素子が集積配列された記録ヘッドを用い
ることが一般的である。その記録素子としては、例え
ば、インクを吐出させるノズルやインク吐出口などが含
まれる。
【0004】このようなインクジェット記録装置におい
て、記録ヘッドが主走査方向に走査するシリアルスキャ
ン方式の場合は、画質低下の要因の1つとして、主走査
方向に沿ってすじ状に現れる記録むら(以下、「すじむ
ら」ともいう)が挙げられる。すじむらは、周期的に現
れる場合が多く,その場合には非常に目立ちやすい。例
えば、インクの吐出口が複数設けられたいわゆるマルチ
ノズルタイプの記録ヘッドにおいて、それぞれの吐出口
からインクを吐出するために、それぞれの吐出口に連通
するインク流路中に位置する発熱ヒータ(電気熱変換
体)の発熱エネルギーを利用するものの場合には、次の
ようなすじむらの発生原因が挙げられる。すなわち、ノ
ズル単位における発熱ヒータや吐出口の大きさの製作時
のばらつきに起因するインクの吐出量や吐出方向のばら
つき、シリアルスキャン方式の場合における被記録媒体
の搬送量(紙送り量)と記録幅とのずれ、記録時間のず
れに応じて生じるインクの濃度変化の差、被記録媒体上
におけるインクの移動などがすじむらの発生原因とな
る。
【0005】従来より、このようなすじむらをなくし
て、高画質化を図る方法が種々提案されている。
【0006】その方法の1つとしては、記録ヘッドの複
数回の走査によって、被記録媒体上の1つの記録領域に
対する記録を完成させる分割記録方法(マルチパス記録
方法)がある。このような分割記録方法は、すじむらの
発生をなくす上において有効である。しかし、その効果
を充分に上げるためには、1つの記録領域に対する記録
ヘッドの走査回数、つまり分割数を増やさなければなら
ず、記録ヘッドの1回の走査毎に完成される記録領域が
小さくなり、スループットの低下をまねくことになる。
【0007】このような分割方法を用いずに、すじむら
の発生を抑える他の方法としては、例えば、特開平5−
69545号公報に記載されているようなヘッドシェー
ディング方法がある。この方法は、図10に示すような
順序で実施される。
【0008】まず、記録ヘッドを用いて、予め設定され
た補正値決定用のテストパターンを被記録媒体上に記録
し(ステップS11)、その記録されたテストパターン
の記録濃度をスキャナーによって読み取る(ステップS
12)。その読み取り画像を適当に位置補正した後、そ
の画像の濃度をカラム方向(主走査方向)において平均
化してから(ステップS13)、記録ヘッドのノズル毎
に対応するラスターに割り付ける(ステップS14)。
記録濃度の変化は、ノズル毎におけるインク吐出量やイ
ンク吐出方向のずれ、または被記録媒体上におけるイン
クのにじみなどによって生じる。次のステップS15に
おいては、ステップS14にてラスター毎に割り付けら
れた濃度データから、ノズル毎の記録濃度の補正値を決
定する。
【0009】そして、その補正値に基づいて、ノズル毎
の画像データを補正する(ステップS16)。具体的に
は、ノズル毎のγテーブルを変更したり、ノズル毎の駆
動テーブルを変更して、インクの吐出量などを変える。
このような補正値に基づく画像データの補正により、補
正なしの状態において濃く記録されるラスターについて
は、それが薄くなるように補正され、また補正なしの状
態において薄く記録されるラスターについては、それが
濃くなるように補正されて、記録濃度のむらが低減され
る。特に、ノズル毎の出力γテーブルを変更して、元画
像データの濃度そのものを変えて補正する方法は、記録
濃度のむら補正にきわめて有効である。さらに、特開平
5−69545号公報には、入力階調も考慮して、低濃
度の記録領域に関しては補正せず、高濃度の記録領域に
関しては補正することにより、全階調レベルにおいて、
すじやむらのない画像を記録する方法も記載されてい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、各ラス
ターについての記録濃度を均一化することのみに着目し
て、出力γテーブルを用いて元画像データを補正した場
合には、次のような問題が生じる。
【0011】インクジェット記録方式のような2値記録
では、1画素に関してドットの有無でしか対応できない
ため、所定の記録面積の中における記録ドットの割合を
変えることによって、中間調を表す方法いわゆる面積階
調法を採っている。この面積階調法では、記録濃度に応
じて、所定の記録面積中の記録ドット数が変わる。ま
た、誤差拡散法などの主に利用される量子化方法では、
記録ドット数が変わると、記録画像の粒状性などの空間
周波数特性も変わってくる。記録画像において、粒状度
が異なる領域が隣接すると、その粒状度の違いが画質の
均一感を損なう原因となる。そのため、記録画像の光学
反射濃度が均一であっても、その空間周波数の違いが人
間の目に認識されて、結果的に、濃度むらがあるように
見られてしまう。
【0012】具体的に、図11、図12、および図13
を用いて説明する。図11は、インクジェット記録ヘッ
ド100の正面図、つまり被記録媒体と正対する面の正
面図である。説明の便宜上、記録ヘッド100のインク
吐出ノズルを6ノズルとして、それぞれの第1から第6
ノズルにおけるインク吐出口を101a,101b,1
01c,101d,101e,101fとする。また、
第1から第6ノズルは、インクの吐出量にばらつきがあ
るものの、インクの吐出方向にはばらつきがないものと
する。図12(a)は、記録ヘッド100の1回の主走
査によって被記録媒体上に形成される記録ドットの説明
図であり、インク吐出口101a,101b,101
c,101d,101e,101fのそれぞれから吐出
されるインクによって形成されるドットには、符号10
2a,102b,102c,102d,102e,10
2fが付されている。本例の場合は、図12(a)から
明らかなように、インク吐出口101a,101b,1
01eからのインク吐出量が「中」程度、インク吐出口1
01c,101dからのインク吐出量が「大」程度、イン
ク吐出口101fからのインク吐出量が「小」程度にばら
ついている。このようなインク吐出量のばらつきのため
に、図12(b)のように、インク吐出口101a,1
01b,101eの第1,第2,第5ノズルに対応する
ラスター(以下、「第1ラスター」,「第2ラスター」,
「第5ラスター」という)の記録濃度は「中」程度、インク
吐出口101c,101dの第3,第4ノズルに対応す
るラスター(以下、「第3,第4ラスター」という)の記
録濃度は「高」程度、インク吐出口101fの第6ノズル
に対応するラスター(以下、「第6ラスター」という)の
記録濃度は「低」程度にばらつく。
【0013】このような濃度分布に応じて、図12
(c)のように、ラスター毎に対応する濃度の補正値を
決定する。この補正値は、入力階調レベルを変化させる
割合を表している。まず、第1,第2ラスターについて
は、中程度の濃度であるため補正値を1.0、つまり補
正なしとする。次に、第3,第4ラスターについては、
高濃度であるため補正値を0.5とする。この補正値
0.5は、補正なしに比べて、入力階調レベルを50%
減らして記録濃度を低くすることを意味する。さらに、
第5ラスターについては、第1,第2ラスターと同様に
補正なしとし、また第6ラスターについては、低濃度で
あるため補正値を1.5とする。この補正値1.5は、
補正なしに比べて、入力階調レベルを50%増して記録
濃度を高めることを意味する。このように、高濃度に記
録されるラスターについては、元データとしての入力階
調レベルを小さくするように補正し、逆に、低濃度に記
録されるラスターについては、元データとしての入力階
調レベルを大きくするように補正して、結果的に、それ
ぞれのラスターの記録濃度を均一化するようにしてい
る。
【0014】図13(a)は、このような補正の結果と
して、被記録媒体上に形成される記録ドットの説明図で
あり、補正値0.5の第3,第4ラスターについてはド
ット数が半分になり、補正値1.5の第6ラスターにつ
いてはドット数が1.5倍となる。この結果、図13
(b)のように、記録濃度が一定となって,補正の目的
が達成される。
【0015】しかし、図13(b)のように記録濃度が
一定であっても、図13(a)のように、小さいドット
が多く並ぶ領域と、大きいドットがまばらに並ぶ領域
は、人間の目にとっては見え方が変わってくる。これ
は、空間周波数分布が異なるためである。また、これら
の空間周波数分布が異なる領域が隣接した場合には、そ
れらの境目において、不均一感が大きく出てしまう。こ
のように、濃度としては均一であっても、人間の目にと
っては不均一に見えてしまう。
【0016】本発明の目的は、このような課題を解決
し、人間の目にすじやむらとして見えにくい範囲におい
て濃度むらを補正することにより、スループットを低下
させることなく高画質の画像を記録することができる情
報処理装置、記録装置、情報処理方法、および記録方法
を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の情報処理装置
は、被記録媒体上に画像の記録が可能な記録装置に入力
される画像データを補正する情報処理装置において、前
記被記録媒体上に記録される画像の濃度むらを補正する
ための補正値を算出する補正値算出手段と、前記補正値
を所定の範囲に制限する制限手段と、前記制限手段によ
り制限された前記補正値に基づいて前記画像データを補
正する補正手段とを備えたことを特徴とする。
【0018】本発明の記録装置は、画像データに基づい
て、被記録媒体上に画像の記録が可能な記録装置におい
て、前記被記録媒体上に記録される画像の濃度むらを補
正するための補正値を算出する補正値算出手段と、前記
補正値を所定の範囲に制限する制限手段と、前記制限手
段によって制限された前記補正値に基づいて前記画像デ
ータを補正する補正手段とを備えたことを特徴とする。
【0019】本発明の情報処理方法は、被記録媒体上に
画像の記録が可能な記録装置に入力される画像データを
補正する情報処理方法において、前記被記録媒体上に記
録される画像の濃度むらを補正するための補正値を算出
し、前記補正値を所定の範囲に制限してから、制限後の
前記補正値に基づいて前記画像データを補正することを
特徴とする。
【0020】本発明の記録方法は、画像データに基づい
て、被記録媒体上に画像を記録する記録方法において、
前記被記録媒体上に記録される画像の濃度むらを補正す
るための補正値を算出し、前記補正値を所定の範囲に制
限してから、制限後の前記補正値に基づいて前記画像デ
ータを補正することを特徴とする。
【0021】本発明によれば、画像の濃度むらを人間の
目に見えにくくするように補正することができ、しかも
記録スピードを低下させることなく高画質画像の記録を
実現することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0023】まず、本発明を適用可能な記録装置の基本
構成について説明する。
【0024】(基本構成)図1は、本発明を適用可能な
画像処理システムの説明図である。
【0025】図1において、ホスト装置201には、C
PU201A、メモリー201B、外部記憶部201
C、入力部201D、記録装置202との間のインター
フェース201Eを備えられている。CPU201A
は、メモリー201Bに格納されたプログラムを実行す
ることにより、後述する色処理や量子化処理を実現す
る。これらのプログラムは、外部記憶部201Cから読
み出され、または外部装置から供給される。ホスト装置
201は、インターフェース201Eを介して記録装置
202と接続されており、色処理が施された画像データ
を記録装置202に送信する。記録装置202は、その
画像データに基づいて画像を記録する。
【0026】図2は、記録装置202の構成例の要部の
斜視図である。本例の記録装置202は、インクジェッ
ト記録装置としての適用例である。
【0027】図2において、1は、紙あるいはプラスチ
ックフィルムなどの被記録媒体としての記録シートであ
り、カセットなどに複数枚積層されていて、図示しない
給紙ローラによって1枚ずつ供給される。供給された記
録シート1は、第1搬送ローラ対3と第2搬送ローラ対
4とによって矢印A方向に搬送される。搬送ローラ対
3,4は、それぞれ図示しない個別のステッピングモー
タによって駆動される。5は、記録シート1に画像を記
録するためにインクを吐出するインクジェット記録ヘッ
ドである。本例の場合は、カラー画像を記録するため
に、記録ヘッド5として、ブラックインク(K)吐出用
の記録ヘッド5K,シアンインク(C)吐出用の記録ヘ
ッド5C,マゼンタインク(M)吐出用の記録ヘッド5
M,イエローインク(Y)吐出用の記録ヘッド5Yが備
えられている。以下、これらの記録ヘッド5K,5C,
5M,5Yをまとめて記録ヘッド5ともいう。記録ヘッ
ド5は、不図示のインクカートリッジから供給されたイ
ンクを、画像信号に基づいてインク吐出口から吐出す
る。記録ヘッド5およびインクカートリッジはキャリッ
ジ6に搭載され、そのキャリッジ6には、プーリ8a、
8b間に掛け渡されたベルト7が接続されている。プー
リ8aには、キャリッジモータ23が連結されており、
このキャリッジモータ23の駆動力によって、キャリッ
ジ6がガイドシャフト9に沿う主走査方向に往復移動す
る。
【0028】画像の記録に際しては、記録ヘッド5がキ
ャリッジ6と共に矢印B方向に主走査しつつ、画像信号
に応じて、そのインク吐出口からインクを吐出すること
により、記録シート1上に1行分の画像を記録する。そ
の後、その1行の記録幅分だけ、記録シート1が搬送ロ
ーラ対3,4によって矢印A方向に搬送される。このよ
うな記録ヘッド5の主走査と、記録シート1の搬送を繰
り返すことによって、記録シート1上に画像が順次1行
分ずつ記録される。また、記録ヘッド5は、必要に応じ
てホームポジションに戻されて、インク吐出回復装置2
によってノズルの目詰まりが解消される。また、記録シ
ート1に記録されたテストパターンを読み込むために、
キャリッジ6には不図示のスキャナーが搭載されてい
る。
【0029】図3は、記録ヘッド5の正面図、つまり記
録シート1と正対する面の正面図である。本例の場合、
記録ヘッド5K,5C,5M,5Yには、それぞれ64
ノズルが矢印B方向と直交する方向に沿って並ぶように
構成されている。5aは、それぞれのノズルにおけるイ
ンク吐出口である。本例の記録ヘッド5は、インク吐出
口5a毎に対応するインク流路中のそれぞれにヒーター
(電気熱変換体)を備えており、そのヒーターを発熱駆
動して、インク流路中のインクを発泡させることによ
り、そのヒーターに対応するインク吐出口5aからイン
ク滴を吐出させるようになっている。
【0030】図4は、記録装置202に入力される画像
データをホスト装置201にて生成する場合において、
ホスト装置201が画像データを処理するための構成の
ブロック図である。本例の場合は、R,G,Bの各色に
ついて8ビットずつの画像データ、つまり各色256階
調の画像データをC(シアン),M(マゼンタ),Y
(イエロー),K(ブラック)の各インク色について1
ビットの画像データとして出力する。
【0031】すなわち、R,G.Bの各色についての8
ビットずつの画像データは、まず、色変換処理部210
としての3次元のルックアップテーブル(LUT)によ
って、C,M,Y,Kの各インク色毎についての8ビッ
トデータに変換される。このような処理は、入力系のR
GB系カラーから、出力系のCMYKカラーに変換する
色変換処理である。入力系からの入力データは、ディス
プレイなどの発光体における加法混色の3原色(RG
B)である場合が多く、一方、プリンタなどの出力系に
おいて光の反射によって色を表現する場合は、減法混色
の3原色(CYM)の色材が用いられる。そのため、こ
のような色変換処理が必要となる。この色変換処理に用
いられる3次元LUTは、離散的にデータを保持し、そ
の保持するデータ間は補完処理によって求める。その補
完処理は、公知の技術であるため、ここでの説明は省略
する。
【0032】このような色変換処理が施されたC,M,
Y,Kの各インク色毎の8ビットデータは、出力γ補正
部220としての1次元ルックアップテーブル(LU
T)によって、出力γ補正が施される。被記録媒体上に
おいて、単位面積当たりのドット数と、反射濃度などの
出力特性との関係は、多くの場合は、線形関係とはなら
ない。そこで、出力γ補正を施すことによって、C,
M,Y,Kの各インク色毎の8ビットの入力レベルと、
C,M,Y,Kの各インクによる出力特性との関係を線
形関係に保証する。出力γ補正テーブルとしての1次元
LUTは、記録ヘッド5K,5C,5M,5Yのそれぞ
れにおける全ノズルに対応する数備えられており、後述
する濃度むらの補正値によって変更される。このように
して、RGBの各色8ビットの入力データは、記録装置
202におけるC,M,Y,Kの各インク色の8ビット
データに変換される。
【0033】本例の記録装置202は、インクの吐出ま
たは不吐出により画像を記録する2値記録装置であるた
め、C,M,Y,Kの各インク色についての8ビットデ
ータは、2値化処理部230によって、C,M,Y,K
の各インク色の1ビットデータに量子化処理される。そ
の量子化の方法としては、公知の誤差拡散法やディザ法
などが用いられる。
【0034】次に、濃度むら補正の実施形態について説
明する。
【0035】(濃度むら補正の第1の実施形態)本例に
おいては、記録濃度とドット分布の双方の観点から、濃
度むらを補正する。
【0036】図5は、本例における濃度むらの補正方法
を説明するためのフローチャートである。まず、不図示
のプリンタドライバのUI(ユーザーインターフェー
ス)画面からのユーザのモード選択により、濃度むらの
補正モードに移行する(ステップS20)。そして、記
録装置202によって、予め設定されているテストパタ
ーンが記録シート1上に記録される(ステップS2
1)。このテストパターンは、記録むらの補正値を検出
するためのテストパターンであり、通常と同様の記録モ
ードによって、つまり記録シート1の送り量や記録ヘッ
ド5の駆動パラメータなどを通常の記録モード時と同様
にして、記録される。本例では、1回のヘッドのスキャ
ンで全てのドットを記録する1パスの方法で説明する。
この場合、記録シートの送り量は、ノズル数と同じ64
ラスター分である。その後、記録装置202におけるキ
ャリッジ6上の図示しないスキャナーを用いて、記録さ
れたテストパターンを読み取る(ステップS22)。
【0037】図6は、テストパターンの一例の説明図で
ある。本例の場合は、記録ヘッド5K,5C,5M,5
Yによって、それぞれの入力階調レベルGが一定の均一
パターンPK,PC,PM,PYをテストパターンとし
て記録する。ここで、「入力階調レベル」とは、図4の色
変換処理部210による色変換処理が終了した後のC,
M,Y,Kの各インク色についての8ビットの階調レベ
ルである。テストパターンは、それが低濃度で記録され
た場合には、ドット数が少ないために濃度むらが見えに
くく,逆に、高濃度で記録された場合には、ドットの重
なりが多くなって濃度むらが見えにくくなる。そのた
め、テストパターンPK,PC,PM,PYの記録濃度
を、最も濃度むらが見えやすい中間調の濃度とすべく、
それらの入力階調レベルを設定する。例えば、全255
階調レベルにおいて、テストパターンPK,PC,P
M,PYのそれぞれの入力階調レベルGを100程度に
設定すればよい。
【0038】また、本例の場合、テストパターンPK,
PC,PM,PYは、それぞれの大きさを横方向(主走
査方向)を300カラム、縦方向(副走査方向)を64
0ラスターとして、横方向に間隔をおいてパッチ状に記
録した。本例では、1回のキャリッジスキャンで完成さ
れる幅が64ラスター分であるため、このような縦方向
の大きさが640ラスターのテストパターンPK,P
C,PM,PYを記録するときには、記録ヘッド5が1
0回走査されることになる。
【0039】このようなパッチ状のテストパターンP
K,PC,PM,PYの大きさは、これに限られるもの
ではなく、キャリッジ6の走査誤差、記録シート1の送
り誤差、記録ヘッド5のインク吐出の安定性などを考慮
して、最適な大きさに設定すればよい。また、このよう
なテストパターンPK,PC,PM,PYの読み取り方
法は、記録装置202に備えたスキャナーを用いる方法
のみに限定されず、記録装置202に備えた濃度センサ
や、記録装置202とは別のスキャナーなどを用いても
よい。
【0040】次に、読み取ったテストパターンPK,P
C,PM,PYに関して、適宜、読み取り画像の傾きな
どの位置合わせをしてから、その読み取り画像の濃度を
平均化する(ステップS23)。すなわち、まず、64
0ラスターのそれぞれに関して横方向の記録濃度を平均
化、つまり1ラスター毎に300カラム分の記録濃度を
平均化する。さらに、縦方向に関して、各ノズルに対応
するラスター毎に記録濃度を平均化する。すなわち、本
例の場合は、64ラスター毎に同じノズルが用いられ
て、同じノズルによる記録濃度が64ラスター周期で1
0回(10回の走査回数分)現れるため、64ラスター
毎の10走査分の記録濃度を平均化して、64ノズルの
それぞれに対応するラスター毎の記録濃度の平均値を求
める。このような記録濃度の平均化は、記録ヘッド5の
インク吐出の安定性、キャリッジ6の移動機構や記録シ
ート1の搬送機構の機械的な作動誤差、スキャナーの読
み取り誤差、水分の吸収による記録シート1の歪みなど
の影響を排除するためである。64ノズル(ノズル番号
N=1〜64)のそれぞれに対応する64ラスターの記
録濃度をOD[N]とする。また、このような記録濃度
とラスターとの関係付けをラスター割り付けという(ス
テップS24)。
【0041】次に、ステップS25において、各ノズル
に対応するラスターの記録濃度OD[N]から、濃度補
正値として仮の補正値α′[N]を計算する。その計算
方法については後述する。次に、予め設定されている濃
度補正の上限値αUと下限値αLを読み込み(ステップ
S26)、それらと仮の補正値α′[N]とを比較する
(ステップS27)。そして、それらの比較結果に応じ
て、正規な補正値α[N]を決定する。すなわち、α′
[N]≦αLのときはα[N]=αLとし(ステップS
28)、αL<α′[N]<αUのときはα[N]=
α′[N]とし(ステップS29)、αU≦α′[N]
のときはα[N]=αUとする(ステップS30)。
【0042】次に、このようにして決定された補正値α
[N]に応じて、各ノズル毎に対応する出力γテーブル
γ[N]を更新する(ステップS31)。このようなγ
テーブルの更新は、それぞれの記録ヘッド5K,5C,
5M,5Yの各ノズルについて実行する。γテーブルの
更新は、使用するテーブルのアドレス情報を変更する仕
様であってもよい。あるいは、予め決められたメモリー
領域に、アクティブな出力γテーブルをコピーして用い
る方式としておいて、そのメモリー領域に、新しく選択
された出力γテーブルをコピーすることによって、出力
γテーブルを更新する仕様であってもよい。出力γテー
ブルの更新の仕方は、何ら限定されない。
【0043】図7は、仮の補正値α′[N]の決定方法
を説明するための図である。まず、標準となるγ曲線A
を決めておく。そのγ曲線Aは、本記録装置202によ
って記録される画像の濃度の平均値付近に対応するγ曲
線とすればよい。γ曲線は、30〜40階調レベル程度
の狭い範囲では直線と仮定する。標準のγ曲線Aから、
入力階調レベルGのときの記録濃度、つまりテストパタ
ーンの入力階調レベルのときの記録濃度が決定され、そ
れが目標濃度となる。
【0044】以下、仮の補正値α′[N]の決定プロセ
スとして、a番目のノズルに関しての仮の補正値α′
[a]を決定する場合を代表して説明する。前述したよ
うに、テストパターンの読み取りデータから、a番目の
ノズルに対応するラスターの記録濃度OD[a]が求め
られる。その濃度OD[a]が目標濃度と等しくない場
合は、図7のように、a番目のノズルのγ曲線Bが標準
のγ曲線Aと等しくないことを意味している。このよう
な相違の原因は、そのa番目のノズルに対応するラスタ
ーの他のラスターに対してのインクの付与量に相違があ
るためであると考えてよい。インクの付与量の違いは、
各ノズルの吐出量や吐出方向のずれなどにより生じる。
したがって、a番目のノズルのγ曲線Bは、標準のγ曲
線Aに対して、濃度の絶対値は異なっても変化率は同じ
と考えてよい。よって、a番目のノズルのγ曲線Bは、
図7のように、標準のγ曲線Aをシフトすることによっ
て決定される。このように決定されたγ曲線Bから、a
番目のノズルによって目標濃度が得られるときの入力階
調レベルとして、入力階調レベルG[a]が求められ
る。このことは、元の入力階調レベルGをG[a]に変
換することによって、a番目のノズルに対応するラスタ
ーが目標濃度になることを意味する。よって、a番目の
ノズルに関しての仮の補正値α′[a]は、α′[a]
=G[a]/Gとして決定すればよい。したがって、仮
の補正値α′[a]によって補正される階調レベル(補
正階調レベル)は、補正階調レベル=入力階調レベル×
G[a]/Gとなる。
【0045】このように、本例の場合は、演算によって
補正階調レベルを決めている。しかし、入力階調レベル
GをG[a]に変換するテーブルを用いて、補正階調レ
ベルを決めるようにしてもよい。また、本例のように記
録濃度を基準とする他、明度などの他の特性量を基準と
して補正階調レベルを決めるようにしてもよい。
【0046】次に、補正の上限値αUと下限値αLの決
定方法について説明する。
【0047】補正の上限値αUと下限値αLは、ドット
配置の均一性によって決定される。ドット配置の均一性
を表す上においては、粒状度が適している。粒状度の計
算方法は多数ある。本例の場合は、以下の計算方法を採
った。まず、量子化後の画像Pをフーリエ変換によって
空間周波数成分の空間に変換する。さらに、波形の各周
波数成分に、人間の目の視覚特性の重み付けをするため
のフィルターをかける。視覚特性は、空間周波数(cycl
es/degree)をfとして、下式(1)により表される。
【0048】 視覚特性=5.05(e-0.138f)(1−e-0.1f) …(1) 視覚特性は、高周波成分をカットするローパスフィルタ
ーとなっている。この視覚特性のフィルターをかけるこ
とによって、より目視による評価に近づくことになる。
得られた波形を逆フーリエ変換して通常の空間に戻し
て、新たな画像をP′とする。粒状度を計算するための
濃度測定のアパーチャーサイズを1画素の大きさとした
場合、画像P′内の各画素の濃度をP′i、その濃度
P′iの平均値をP′ave、画素数Nとすると、粒状度は
下式(2)によって表される。
【0049】
【数1】
【0050】この計算を各階調レベルについて行うこと
によって、入力階調レベルと粒状度との関係が求められ
る。画像Pが量子化の画像であるため、量子化の方法に
よって粒状度は変わる。また、視覚特性によってカット
される高周波成分の多い記録パターンでは、粒状度も低
くなる。
【0051】粒状度の計算方法は、上述した方法にのみ
に限定されない。例えば、粒状度の変化量が同じ画像間
においても、それらが隣接している場合には目に見えや
すくなることから、既に提案されている方法、例えば、
画像P′のスペクトルを微分して、隣接する急峻な変化
の成分のみを抽出する方法などを採ってもよい。いずれ
にしても、粒状度の計算方法は何ら特定されず、任意で
ある。
【0052】以上により、粒状度は、量子化前の元画像
の入力値によって変わり、さらに、同じ入力値の元画像
であっても量子化の方法や解像度により大きく変わるこ
とが分かる。したがって、ラスターに対する濃度の補正
量が大きいほど、入力階調レベルが大きく変わり、粒状
度も変わる。そのため、ラスターに対する濃度の補正値
を大きくした場合には、その周囲のラスターとの画質の
均一感が失われて、すじ状に見えてしまう。
【0053】このような理由から、本来、濃度を均一化
するために決定された仮の補正値α′[N]が大きくな
りすぎた場合には、画質の均一感が失われる可能性があ
る。そこで、前述したように、上限値αUを最大値、下
限値αLを最小値とすべく、補正値α[N]の範囲を制
限した。上限値αUと下限値αLは、粒状度の変化によ
り認識されるすじが生じない限界の補正値である。本例
においては、すじとして認識される粒状度変化を±10
%とした。その±10%の粒状度の変化は約20階調レ
ベル分であった。入力階調レベルGをG=100として
補正値α[N]を決定する本例の場合は、20階調レベ
ルが入力階調レベルの20%に相当するため、αU=
0.8、αL=1.2とした。この結果、補正値α
[N]は、粒状度の影響のない0.8〜1.2の範囲に
制限されることになる。
【0054】すじとして認識される粒状度の変化は、イ
ンクの色や濃度によって異なる。例えば、イエローイン
クのように明度の高いインクの場合は、ドットの配置が
分かりにくいため、粒状度をかなり変化させてもすじと
しては認識されない。したがって、上限値αUと下限値
αLは、インクの色や濃度、さらには解像度などに応じ
た適正な値を選定する必要がある。
【0055】ところで、本例の場合は、図8(a)のよ
うに、CMYKの8ビットの画像データを入力信号とし
て、2つの処理段階を経て補正値α[N]を決定してい
る。すなわち、記録濃度を均一化すべく仮の補正値α′
[N]を決定する処理の後に、粒状度の変化を制限すべ
く、仮の補正値α′[N]に対して補正制限値(αU,
αL)による制限を加えて、補正値α[N]を決定する
処理をする。しかし、図8(b)のように、画像データ
と補正制限値(αU,αL)を入力データとして、1回
の処理により、濃度の均一性と粒状度の均一性の両方を
考慮した補正値α[N]を決定するようにしてもよい。
【0056】(濃度むら補正の第2の実施形態)前述し
た実施形態では、1つの入力階調レベル(G=100)
について補正値を決定し、その補正値を全階調レベル
(255階調レベル)に対して適用させた。しかし、全
階調レベルに対して適正な補正値を得るためには、次の
第1、第2のような理由から、1つの階調レベルのテス
トパターンだけではなく、複数の階調レベルのテストパ
ターン、つまり記録濃度が異なる複数のテストパターン
を用いた方がよい。第1の理由は、濃度の高い記録領域
は、インクの重なりが大きくなるため、濃度の低い記録
領域よりも入力階調レベルの変化に対して記録濃度が変
化しにくく、高階調レベルの高濃度記録領域と低階調レ
ベルの低濃度記録領域においては、同じ濃度変化(OD
変化)を生じさせるために必要な入力階調レベルの変化
量が異なることにある。第2の理由は、高階調レベルの
高濃度記録領域と低階調レベルの低濃度記録領域におい
て粒状度が異なることにある。
【0057】そこで、本実施形態では、図9(a)、
(b)、(c)、(d)のように、K,C,M,Yの各
インク色についてのテストパターンPK,PC,PM,
PYとして、入力階調レベルGが異なる8つすつの均一
パターンを記録する。本例の場合は、テストパターンP
Kとして、0〜255の入力階調レベルを8等分する階
調レベル、つまり32階調レベル、64階調レベル、9
6階調レベル、128階調レベル、160階調レベル、
192階調レベル、224階調レベル、255階調レベ
ルの8つのパターンPK−1,PK−2,PK−3,P
K−4,PK−5,PK−6,PK−7,PK−8をパ
ッチ状に記録する。他のテストパターンPC,PM,P
Yについても同様である。それぞれのパッチの大きさ
は、第1の実施形態におけるテストパターンの大きさと
同様である。
【0058】本例においては、このような濃度が異なる
テストパターンを用いて、前述した実施形態と同様に、
図5の処理を実行して補正値α[N]を決定する。その
場合は、目標濃度(図7参照)および補正制限値(α
U,αL)は、各インク色における各階調レベルのテス
トパターンのそれぞれに対応して予め決定されている。
したがって、テストパターンにおける8つの階調レベル
の記録領域毎について決定された補正値α[N]によっ
て、8つの階調レベルの毎に対しての出力γテーブルが
決定し、それを画像データの入力階調レベルに応じて使
い分ける。隣り合った記録領域における補正値が大きく
異なる場合には、それらの境界部分において階調の急激
な変化(「とび」ともいう)が発生するおそれがあるた
め、適正なスムージング処理をして、滑らかなグラデー
ションをなすようにする。
【0059】(他の実施形態)画像データの処理は、前
述した実施形態のように、情報処理装置としてのホスト
装置201(図1参照)側において実施する他、記録装
置202側において実施するようにしてもよい。その場
合には、図8(a)、(b)のような処理手段が記録装
置202に備えられることになる。
【0060】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
【0061】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0062】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0063】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0064】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0065】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0066】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0067】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0068】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0069】また、本発明は上述のように、複数の機器
(たとえばホストコンピュータ、インタフェース機器、
リーダ、プリンタ等)から構成されるシステムに適用し
ても一つの機器(たとえば複写機、ファクシミリ装置)
からなる装置に適用してもよい。
【0070】また、前述した実施形態の機能を実現する
ように各種のデバイスを動作させるように該各種デバイ
スと接続された装置あるいはシステム内のコンピュータ
に、前記実施形態機能を実現するためのソフトウェアの
プログラムコードを供給し、そのシステムあるいは装置
のコンピュータ(CPUあるいはMPU)を格納された
プログラムに従って前記各種デバイスを動作させること
によって実施したものも本発明の範疇に含まれる。
【0071】またこの場合、前記ソフトウェアのプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコード自体、およびそのプロ
グラムコードをコンピュータに供給するための手段、例
えばかかるプログラムコードを格納した記憶媒体は本発
明を構成する。
【0072】かかるプログラムコードを格納する記憶媒
体としては例えばフロッピーディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気
テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いるこ
とができる。
【0073】またコンピュータが供給されたプログラム
コードを実行することにより、前述の実施形態の機能が
実現されるだけではなく、そのプログラムコードがコン
ピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティング
システム)、あるいは他のアプリケーションソフト等と
共同して前述の実施形態の機能が実現される場合にもか
かるプログラムコードは本発明の実施形態に含まれるこ
とは言うまでもない。
【0074】さらに供給されたプログラムコードが、コ
ンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続され
た機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後その
プログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボード
や機能格納ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一
部または全部を行い、その処理によって前述した実施形
態の機能が実現される場合も本発明に含まれることは言
うまでもない。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、画像の
濃度むらを補正するための補正値に対して、それを所定
の範囲に制限する処理を加えることにより、人間の目に
すじやむらとして見えにくい範囲において濃度むらを補
正して、高画質の画像を記録することができる。例え
ば、記録濃度の均一性の観点から算出された補正値に対
して、画素の配置形態に対応する粒状度の均一性の観点
から制限を加えることにより、急激な粒状度の変化をな
くして、人間の目にすじやむらが見えにくいように画像
を補正することができる。
【0076】また、例えば、記録ヘッドを走査しつつ画
像を記録するシリアルスキャン方式においては、従来の
ように1つの記録領域に対して記録ヘッドを複数回の走
査させる方法、つまりスループットの低下を招くマルチ
パス記録方法を採ることなく、濃度むらのない高画質の
画像を記録することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能な画像処理システムのブロッ
ク構成図である。
【図2】本発明を適用可能な記録装置の概略斜視図であ
る。
【図3】図2の記録装置における記録ヘッドの概略正面
図である。
【図4】図2の記録装置における画像処理部のブロック
構成図である。
【図5】本発明の第1の実施形態における補正値決定方
法を説明するためのフローチャートである。
【図6】本発明の第1の実施形態におけるテストパター
ンの説明図である。
【図7】本発明の第1の実施形態における補正値決定方
法を説明するための入力階調と濃度との相関図である。
【図8】(a)、(b)は、本発明の第1の実施形態に
おける補正値決定処理の異なる形態の説明図である。
【図9】(a)、(b)、(c)、(d)は、本発明の
第2の実施形態におけるテストパターンの説明図であ
る。
【図10】従来の補正値決定方法を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図11】従来の補正値決定方法を説明するための記録
ヘッドの概略正面図である。
【図12】(a)、(b)、(c)は、従来の補正値決
定方法を説明するための補正前の記録ドット、補正前の
記録濃度、および補正値との関係図である。
【図13】(a)、(b)は、従来の補正値決定方法を
説明するための補正後の記録ドットと補正後の記録濃度
との関係図である。
【符号の説明】
1 記録シート(被記録媒体) 2 インク吐出回復装置 3,4 搬送ローラ対 5 記録ヘッド 5a インク吐出口 6 キャリッジ 7 ベルト 8a、8b プーリ 9 ガイドシャフト 23 キャリッジモータ 201 ホスト装置 202 記録装置 210 色変換処理部 220 出力γ補正部 230 2値化処理部 PK,PC,PM,PY プリントパターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢野 健太郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 加藤 真夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 小野 光洋 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA06 EB27 EB42 EC75 FA03 FA10 2C061 AP03 AQ05 KK13 KK25 KK32 5C051 AA02 CA02 CA04 DA03 DB02 DC02 DE03 FA01 5C077 LL04 MM27 NN03 NN05 PP14 PP15 PP33 PP38 PP42 PP68 PQ12 PQ23 TT04 TT05

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被記録媒体上に画像の記録が可能な記録
    装置に入力される画像データを補正する情報処理装置に
    おいて、 前記被記録媒体上に記録される画像の濃度むらを補正す
    るための補正値を算出する補正値算出手段と、 前記補正値を所定の範囲に制限する制限手段と、 前記制限手段により制限された前記補正値に基づいて前
    記画像データを補正する補正手段とを備えたことを特徴
    とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記記録装置は、前記被記録媒体上に所
    定のテストパターンの記録が可能であり、 前記補正値算出手段は、前記テストパターンの読み取り
    データに基づいて前記補正値を算出することを特徴とす
    る請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記テストパターンに、記録濃度が異な
    る複数の記録領域が形成され、 前記補正値算出手段は、前記複数の記録領域の読み取り
    データに基づいて、前記補正値を記録濃度に応じて算出
    することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記制限手段は、前記記録装置によって
    前記被記録媒体上に形成される画素の配置形態に対応す
    る空間周波数分布に基づいて、前記補正値の上限値およ
    び/または下限値を定めることを特徴とする請求項1か
    ら3のいずれかに記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記制限手段は、前記記録装置によって
    前記被記録媒体上に形成される画素の配置形態に対応す
    る粒状度に基づいて、前記補正値を制限する上限値およ
    び/または下限値を定めることを特徴とする請求項1か
    ら3のいずれかに記載の情報処理装置。
  6. 【請求項6】 前記制限手段は、前記画像データの階調
    レベルに応じて前記補正値の制限範囲を変化させること
    を特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の情報処
    理装置。
  7. 【請求項7】 前記記録装置は、複数の記録素子を備え
    た記録ヘッドを用いて前記被記録媒体上に画像の記録が
    可能であり、 前記補正値算出手段は、前記記録素子のそれぞれに対応
    する前記画像データに関して前記補正値を算出し、 前記制限手段は、前記記録素子のそれぞれに対応する補
    正値の範囲を制限し、 前記補正手段は、前記制限手段によって制限された前記
    補正値に基づいて、前記記録素子のそれぞれに対応する
    前記画像データを補正することを特徴とする請求項1か
    ら6のいずれかに記載の情報処理装置。
  8. 【請求項8】 前記記録装置は、前記記録ヘッドと前記
    被記録媒体とを相対移動させつつ、一定の階調レベルの
    テストパターン用画像データに基づいて、前記複数の記
    録素子のそれぞれに対応するラスターを前記被記録媒体
    上に形成することにより、前記被記録媒体上に所定のテ
    ストパターンの記録が可能であり、 前記補正値算出手段は、前記テストパターンの読み取り
    データに基づいて、前記複数の記録素子のそれぞれに対
    応する前記ラスターの記録濃度を一定とするように前記
    補正値を算出することを特徴とする請求項7に記載の情
    報処理装置。
  9. 【請求項9】 画像データに基づいて、被記録媒体上に
    画像の記録が可能な記録装置において、 前記被記録媒体上に記録される画像の濃度むらを補正す
    るための補正値を算出する補正値算出手段と、 前記補正値を所定の範囲に制限する制限手段と、 前記制限手段によって制限された前記補正値に基づいて
    前記画像データを補正する補正手段とを備えたことを特
    徴とする記録装置。
  10. 【請求項10】 前記補正値算出手段は、前記被記録媒
    体上に記録されたテストパターンの読み取りデータに基
    づいて前記補正値を算出することを特徴とする請求項9
    に記載の記録装置。
  11. 【請求項11】 前記テストパターンに、記録濃度が異
    なる複数の記録領域が形成され、 前記補正値算出手段は、前記複数の記録領域の読み取り
    データに基づいて、前記補正値を記録濃度に応じて算出
    することを特徴とする請求項10に記載の記録装置。
  12. 【請求項12】 前記制限手段は、前記被記録媒体上に
    形成される画素の配置形態に対応する空間周波数分布に
    基づいて、前記補正値の上限値および/または下限値を
    定めることを特徴とする請求項9から11のいずれかに
    記載の記録装置。
  13. 【請求項13】 前記制限手段は、前記記録装置によっ
    て前記被記録媒体上に形成される画素の配置形態に対応
    する粒状度に基づいて、前記補正値を制限する上限値お
    よび/または下限値を定めることを特徴とする請求項9
    から11のいずれかに記載の記録装置。
  14. 【請求項14】 前記制限手段は、前記画像データの階
    調レベルに応じて前記補正値の制限範囲を変化させるこ
    とを特徴とする請求項9から13のいずれかに記載の記
    録装置。
  15. 【請求項15】 前記被記録媒体上に画像を形成するた
    めに、複数の記録素子を備えた記録ヘッドを用い、 前記補正値算出手段は、前記記録素子のそれぞれに対応
    する前記画像データに関して前記補正値を算出し、 前記制限手段は、前記記録素子のそれぞれに対応する補
    正値の範囲を制限し、 前記補正手段は、前記制限手段によって制限された前記
    補正値に基づいて、前記記録素子のそれぞれに対応する
    前記画像データを補正することを特徴とする請求項9か
    ら14のいずれかに記載の記録装置。
  16. 【請求項16】 前記記録ヘッドと前記被記録媒体とを
    相対移動させる移動手段と、 一定の階調レベルのテストパターン用画像データに基づ
    いて、前記複数の記録素子のそれぞれに対応するラスタ
    ーを前記被記録媒体上に形成することにより、 前記被記録媒体上に所定のテストパターンを記録するテ
    ストパターン記録制御手段とを備え、 前記補正値算出手段は、前記テストパターンの読み取り
    データに基づいて、前記複数の記録素子のそれぞれに対
    応する前記ラスターの記録濃度を一定とするように前記
    補正値を算出することを特徴とする請求項15に記載の
    記録装置。
  17. 【請求項17】 前記被記録媒体上に形成された前記テ
    ストパターンを読み取る手段を備えたことを特徴とする
    請求項10、11、または16に記載の記録装置。
  18. 【請求項18】 前記記録ヘッドは、インクを吐出する
    記録素子を複数備えたインクジェット記録ヘッドである
    ことを特徴とする請求項15または16に記載の記録装
    置。
  19. 【請求項19】 前記記録ヘッドは、インクを吐出する
    ためのエネルギーとして熱エネルギーを発生する電気熱
    変換体を有することを特徴とする請求項18に記載の記
    録装置。
  20. 【請求項20】 被記録媒体上に画像の記録が可能な記
    録装置に入力される画像データを補正する情報処理方法
    において、 前記被記録媒体上に記録される画像の濃度むらを補正す
    るための補正値を算出し、 前記補正値を所定の範囲に制限してから、 制限後の前記補正値に基づいて前記画像データを補正す
    ることを特徴とする情報処理方法。
  21. 【請求項21】 画像データに基づいて、被記録媒体上
    に画像を記録する記録方法において、 前記被記録媒体上に記録される画像の濃度むらを補正す
    るための補正値を算出し、 前記補正値を所定の範囲に制限してから、 制限後の前記補正値に基づいて前記画像データを補正す
    ることを特徴とする記録方法。
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