JPH07125409A - カラーインクジェット記録方法及び記録装置 - Google Patents

カラーインクジェット記録方法及び記録装置

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JPH07125409A
JPH07125409A JP5270597A JP27059793A JPH07125409A JP H07125409 A JPH07125409 A JP H07125409A JP 5270597 A JP5270597 A JP 5270597A JP 27059793 A JP27059793 A JP 27059793A JP H07125409 A JPH07125409 A JP H07125409A
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Naoji Otsuka
尚次 大塚
Atsushi Arai
篤 新井
Kentaro Yano
健太郎 矢野
Osamu Iwasaki
督 岩崎
Daigoro Kanematsu
大五郎 兼松
Toshiji Inui
利治 乾
Isao Ebisawa
功 海老沢
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尚雄 八重樫
Nobuyuki Kuwabara
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Yuji Akiyama
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カラー画像領域と接触している黒画像領域を
記録する場合には、色調を変えないでにじみを抑制する
こと。 【構成】 黒インクと、該黒インクとは異なる記録媒体
浸透特性を有した複数色のカラーインクとを用い、記録
データに応じてカラー画像を記録媒体上に記録する際、
判定画素の周囲画素の色成分を判定し(Step−
2)、判定された周囲画素の色成分に基づいて、判定画
素の黒生成量の割合を決定する(Stepー3〜5)こ
とで、境界部が生成する前に多値黒画像データを生成す
る割合を変化させているため、カラー画像領域と黒画像
領域との境界部に於いて、急激な色調変化がなく、滑ら
かな色調変化となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー画像を鮮明且つ
高濃度に記録できるカラーインクジェット記録方法及び
記録装置に関し、詳しくは、イエロー、マゼンタ、シア
ン等のカラー性インクと、黒色インクと、を用いたカラ
ーインクジェット記録方法及び記録装置に関する。
【0002】本発明は紙や布、不織布、さらにはOHP
用紙等の記録媒体を用いる機器すべてに適用でき、具体
的な適用機器は、プリンタ、複写機、ファクシミリなど
事務機器や大量生産機器等を挙げることができる。
【0003】
【従来の技術】インクジェット記録方法は、低騒音、低
ランニングコスト、装置が小型化し易い、カラー化が容
易、等からプリンタ、複写機ファクシミリ等に利用され
ている。
【0004】ところで、インクジェット記録方法をカラ
ー記録装置に適用する場合、インクのにじみのない高発
色のカラー画像を得るためには吸収層を有する「専用
紙」を使用する必要があった。近年、インクの改良によ
って「普通紙」への印字適性を持たせたものが実用化さ
れている。しかしながら、「普通紙」への印字品位はま
だまだ不十分なレベルに留まっているのが現状である。
その最も大きな要因として挙げられるのが、各色間のイ
ンクのにじみと、黒色記録品位(特に黒文字記録品位)
の両立である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】通常、インクジェット
記録方法によってカラー画像を普通紙に得る場合は、普
通紙への浸透速度が速い速乾性のインクを用いる。この
ため、カラー画像部は色間のインクのにじみのない高品
位な画像となるが、黒画像部は濃度が低く、紙の繊維に
そってインクがにじむ、いわゆるフェザリングが発生し
てしまう。
【0006】例えば、カラー画像部を背景としてその中
に黒画像がある場合は、前記した黒画像部の問題点は比
較的目立ちにくく、著しく品位を低下させるものではな
いが、黒画像部がカラー画像部とは独立して存在する場
合には品位が低下してしまう。さらに、黒画像が文字で
あったりする場合には、シャープさが欠けた不鮮明な文
字となるため、その品位は極めて貧弱なものにならざる
を得なかった。
【0007】黒画像部の濃度が高く、且つフェザリング
の生じない高品位な画像を得るためには、普通紙への浸
透速度が比較的遅いインクを、ある程度多く打ち込む必
要がある。しかしながらこの場合には、黒画像部とカラ
ー画像部との隣接境界部において、黒インクとカラーイ
ンクのにじみが生じ、著しく品位を損ねてしまう。
【0008】インクのにじみに関する問題は、画像を複
数回の主走査に分けて形成するいわゆるファインモード
によってある程度は改善されるものの、前記した黒画像
品位の問題点は本質的には解決されていないのが現状で
ある。
【0009】そこで、本出願人は特願平4ー20554
8号、特願平4ー293022号等で、黒とカラーの境
界域に沿った黒領域はカラーインクを重ね打ちして形成
し、黒とカラーとの境界域でのにじみを防止する方法を
提案した。このようにカラーインクを用いて形成される
黒をPCBk(Process Color Bk)と称する。この方法
では、カラーインクで形成した黒部分、黒とカラーがあ
る特定の割合で混合して形成されている部分での色調が
問題になってくる。
【0010】上記の境界部のBkをPCBkに置換する
方法に於いて、黒データからカラーデータに置換する際
に特定のマスクパターンをかけて、形成するのが最も簡
易的な方法である。その一例を図18に示す。これは、
Bk100%を、 Bk 〜 50% C 〜 50% M 〜 25% Y 〜 50% の割合で置換する場合の置換マスクパターンである。こ
の割合で形成されたPCBkは色調をなるべくBk10
0%に近くなるようにしている。
【0011】しかしながら、全く同じ色調にすることは
できない。したがって、境界部に於いてPCBkに置換
した部分とBk100%の部分が隣接している部分は、
その色調の差が違和感となってユーザーに認識されてし
まい、黒画像とカラー画像との境界部の画像品位面での
弊害となってしまう。
【0012】本発明は、前記の問題点を解決するために
なされたもので、カラー画像領域と接触している黒画像
領域を記録する場合には、色調を変えないでにじみを抑
制できるカラーインクジェット記録方法及び記録装置を
提供することを目的とする。
【0013】更に、黒やカラー各色間でインクのにじみ
のない優れた記録品位とするだけではなく、黒画像領域
でフェザリングの少ない優れた記録品位にする、即ち、
高品位な黒記録と高品位なカラー記録の両立を実現でき
るカラーインクジェット記録方法及び記録装置を提供す
ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は 黒インクと、該黒インクとは異なる記録
媒体浸透特性を有した複数色のカラーインクとを用い、
記録データに応じてカラー画像を記録媒体上に記録する
カラーインクジェット記録方法及び記録装置であって、
判定画素の多値カラー記録データから多値黒画像データ
を生成する際に、周囲画素の多値記録データに応じて多
値黒記録データを生成する割合を変化させることを特徴
とする。
【0015】また、判定画素の多値カラー記録データか
ら多値黒画像データを生成し、生成した多値黒記録デー
タを周囲画素の多値記録データに応じて多値カラーデー
タに変換することを特徴とする。
【0016】
【作用】上記構成によれば、一つの画素に対してカラー
データから生成されるBkデータの生成量を周囲画素の
情報に応じて変化させることができるため、にじみや色
調の変化が目立たないように記録データを形成すること
ができる。
【0017】つまり、本発明は多値情報のままの記録デ
ータを取り扱うため、カラー画像と黒画像の境界部では
徐々にBkのデータ量が変化していくので色調変化は目
立ちにくい。また、にじみに関してもカラーとBkとの
境界部そのものが発生しにくいので目立つことはない。
これによって、より滑らかな境界部の形成が行える。
【0018】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。まず、各実施例の前提について説明する。
【0019】図1は本発明のインクジェット記録方法を
実施した記録装置の斜視図を示す。キャリッジ101は
記録ヘッド102とカートリッジガイド103を搭載
し、ガイド軸104、105上を走査可能である。
【0020】記録用紙106は給紙ローラ107によっ
て本体装置内に送りこまれ紙送りローラ108とピンチ
ローラ(不図示)、紙押え板109によってはさまれ紙
送りローラ108の全面へと送られ印字される。インク
カートリッジはイエロー、マゼンタ、シアンの3色を収
納したカラーインクカートリッジ110と、ブラックイ
ンクカートリッジ111の2種類で、それぞれ別々にカ
ートリッジ103に挿入され、記録ヘッド102と連通
する。
【0021】カラーインクカートリッジ110に収納さ
れるイエロー、マゼンタ、シアンのインクは、カラー画
像を形成する際に色の境界でインクのにじみが生じない
ように、記録用紙への浸透速度の速いものが用いられ
る。一方、ブラックインクカートリッジ111に収納さ
れるブラック(黒)インクは、黒画像が高濃度で且つイ
ンクのにじみの少ない高品位なものとなるように、前記
3種類のカラーインクに比べ比較的記録用紙への浸透速
度が遅いものが用いられる。
【0022】図2は、記録ヘッド102である。記録ヘ
ッド102の前面部にイエロー、マゼンタ、シアン、ブ
ラックの吐出口グループを一直線上に配してある。それ
ぞれのグループはイエロー用、マゼンタ用、シアン用が
24個ずつ、ブラック用は64個の吐出口を有し、色間
はノズルピッチ以上の間隔を有する。
【0023】これら吐出口の各々には、吐出口に連通す
るインク液路が設けられており、インク液路が配設され
る部位の後方にはこれら液路にインクを供給するための
共通液室が設けられる。吐出口の各々に対応するインク
液路には、これら吐出口からインク滴を吐出するために
利用される熱エネルギーを発生する電気熱変換体やこれ
に電力を供給するための電極配線が設けられている。こ
れら、電気熱変換体(吐出ヒータ)や電極配線は、シリ
コン等からなる201基板上に成膜技術によって形成さ
れる。更にこの基板上に樹脂、ガラス材よりなる隔壁、
天板等を積層することによって上記吐出口、インク液
路、共通液室が構成される。さらに後方には、上記電気
熱変換体を記録信号に基づいて駆動するための駆動回路
がプリント基板形態で設けられている。
【0024】または該ガラス材を用いらずに、複数のイ
ンク流路を夫々区分するための隔壁や共通液室等を設け
た溝付天板(オリフイスプレート)と、該基板とを貼り
合わせて形成する構成にしても良い。溝付天板は一体成
型したものであり、一体成型材料としてはポリサルフオ
ンが好ましいが、他の成型用樹脂材料でも良い。
【0025】シリコン基板及び202プリント基板は同
一のアルミプレート203と平行に、突き出たパイプ2
04〜207はシリコン基板と垂直方向にひろがったデ
ィストリビュータと呼ばれるプラスチック部材208か
ら突きでており、さらにその内部の流路と連通してお
り、該流路は共通液室に連通している。
【0026】該ディストリビュータ内の流路は、イエロ
ー用、マゼンタ用、シアン用、ブラック用の4本存在
し、それぞれの共通液室とパイプを連結している。
【0027】本実施例はカラーインクとBkインクそれ
ぞれ独立のインクタンク交換が可能な構成を用いている
が、インクタンクと印字ヘッドが一体型になっているデ
ィスポーザブルタイプの記録ヘッドを用いても良い。
【0028】記録ヘッド102に設けられたイエロー
用、マゼンタ用、シアン用の吐出口からは、約40ng
のインクが、ブラック(黒)用の吐出口からは約80n
gのインクが吐出される。
【0029】本実施例で使用したインクの成分は以下の
通りである。 1.Y(イエロー) C.I.ダイレクトイエロー86 3部 ジエチレングリコール 10部 イソプロピルアルコール 2部 尿素 5部 アセチレノール EH(川研ケミカル) 1部 水 残部 2.M(マゼンタ) C.Iアシッドレッド289 3部 ジエチレングリコール 10部 イソプロピルアルコール 2部 尿素 5部 アセチレノール EH(川研ケミカル) 1部 水 残部 3.C(シアン) C.Iダイレクトブルー199 3部 ジエチレングリコール 10部 イソプロピルアルコール 2部 尿素 5部 アセチレノール EH(川研ケミカル) 1部 水 残部 4.Bk(ブラック) C.Iダイレクトブラック154 3部 ジエチレングリコール 10部 イソプロピルアルコール 2部 尿素 5部 水 残部
【0030】このように、シアン、マゼンタ、イエロー
は、ブラックに対して、アセチレノールEHを1%加え
ることによって、浸透性を向上させている。付加物は、
これ以外にも、他の界面活性剤や、アルコール等があ
る。
【0031】図3は、上述したカラーインクジェットプ
リンタの電気制御ブロック図である。
【0032】301は装置全体を制御するためのシステ
ムコントローラで、内部にはマイクロプロセッサをはじ
め制御プログラムが収納されている記憶素子(RO
M)、マイクロプロセッサが処理を行う際に使用する記
憶素子(RAM)等が配置されている。302は主走査
方向に印字ヘッドを駆動させるためのドライバであり、
同様に303は副走査方向の移動するためのドライバで
ある。304、305は該ドライバに対応したモータで
あり、ドライバからの速度、移動距離などの情報を受け
取り動作する。
【0033】306はホストコンピュータであり、本発
明の印字装置に対して印字すべき情報を転送するための
装置である。307は前記ホストコンピュータ306か
らのデータを一時的に格納するための受信バッファであ
り、301のシムテムコントローラからデータが読み込
まれるまでデータを蓄積しておく。308は印字すべき
データをイメージデータに展開するためのフレームメモ
リであり、印字に必要な分のメモリサイズを有してい
る。本実施例では印字用紙1枚分が記憶可能なフレーム
メモリについて説明するが、本発明はフレームメモリの
サイズには限定されない。
【0034】309は印字すべきデータを一時的に記憶
するための記憶素子で、記録ヘッドのノズル数により記
憶容量は変化する。310は印字ヘッドをシステムコン
トローラからの指令により適切にコントロールするため
のものであり、吐出速度、印字データ数等を制御するた
めの印字制御部である。311はイエローインクを吐出
させるためのノズル(ヘッド)312Y、マゼンタイン
クを吐出させるためのノズル(ヘッド)312M、シア
ンインクを吐出させるためのノズル(ヘッド)312
C、黒インクを吐出させるためのノズル(ヘッド)31
2Bkを駆動するためのドライバであり、前記310の
印字制御部からの信号によりコントロールされる。
【0035】(画像処理)次に、印字すべき画像データ
を記録装置で出力するための画像処理機能について説明
する。図4にそのブロック図を示すように、画像処理機
能500は次の5つから構成されている。
【0036】(1)入力γ変換501 (2)UCR(Under Color Remove)と黒生成502 (3)マスキング503 (4)出力γ変換504 (5)中間調処理505
【0037】このような画像処理以外の機能として、画
像データの拡大機能を有するものもある。本実施例では
図5に全体のブロック図の一例を示すとおり、複数の入
力データフォーマットに対応しており、入力インターフ
ェースもSCSI604とセントロ605の2つを持っ
ている。
【0038】前記画像処理部500の他にSCSI制御
部606、入出力制御部607、トグル動作する2ラス
タ分のメモリ608、608、それらを制御するCPU
602、プログラムメモリ601及びワーク用メモリ6
03から構成されている。ワークメモリ603は、画像
処理部610で2値化されたデータを記憶するための出
力バッファを含んでいる。
【0039】(1)入力γ変換 一般に、コンピュータで使用されるカラー画像データ
は、その色をR、G、Bの強さ(光量)で表す。また、
記録装置では同じ色をR、G、Bと補色関係にあるシア
ン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の吐出量
(濃度)で表す。従って、コンピュータから入力される
R、G、Bデータをなんらかの方法でC、M、Yの濃度
データに変換する必要がある。濃度は反射率の逆数を対
数変換して得られるので、R、G、B(光量)データの
逆数を対数変換して濃度データに変換する。変換後の濃
度データをそれぞれC、M、Yとすると、変換式は
(1)式のようになる。
【0040】 C = -255/ar・log(R/255) M = -255/ag・log(R/255) ・・・(1) Y = -255/ab・log(R/255) また、ディスプレイに表示される画像を再現するために
は、その受像管の非線形性を補償するために、次の
(1’)式のように変換する必要がある。
【0041】 C = -255/ar・log(R2.2/255) M = -255/ag・log(R2.2/255) ・・・(1’) Y = -255/ab・log(R2.2/255) (但し、0 ≦R,G,B,C,M,Y ≦255 、ar,ag,abは定数)
【0042】実際にはこの対数変換機能は、予め(1)
式あるいは(1’)式により計算された値がL.U.T
(Look Up Table )に格納されていて、図6に示したよ
うに、入力(R、G、B)に対応した濃度(C、M、
Y)が出力される。
【0043】(2)UCRと黒生成 UCRとは、前記(1)式あるいは(1’)式で得られ
たC、M、Yの各値から色に寄与しない無彩色分を、あ
る割合で取り除くことである。黒生成は、取り除かれた
無彩色分を補うために、ある割合で黒を追加することで
ある。UCRと黒生成の様子を図7に示す。
【0044】図7(a)は、前記(1)式あるいは
(1’)式で得られたC、M、Yの各濃度と、そのとき
のUCR分(この場合は最小値Yの70%とした)を示
す。それに対して図7(b)は、(a)にUCRと黒生
成を行った後の各C’、M’、Y’、K’の各濃度を示
す。例では、UCRと黒生成の量を、各々無彩色分Gの
70%としたが、通常これらの量は経験的に決められ
る。UCRと黒生成後の各インク濃度は(2)式のよう
になる。
【0045】 C’← C−αu・min(C,M,Y) M’← M−αu・min(C,M,Y) ・・・(2) Y’← Y−αu・min(C,M,Y) K’← αs・min(C,M,Y)
【0046】ここで、min(C,M,Y)は(1)式
あるいは(1’)式で得られたC、M、Yの最小値を示
す。αu はUCR量を、αsは黒生成量を決定する係数
である。
【0047】このようにカラー印刷で黒インクを使う主
な理由は2つある。 1.シアン、マゼンタ、イエローの3色だけで表現され
たものよりも、高濃度部をより濃くして、より優れた階
調性を得る。 2.記録紙上に吐出されるインクの量を減らす。
【0048】(3)マスキング R、G、Bと補色関係にあるC、M、Yインクは、それ
ぞれCインクはRのみ、MインクはGのみ、Yインクは
Bのみ吸収するのが理想的である。しかし、現実のイン
クはそのような理想的な吸収特性は持っておらず、Cイ
ンクはRのみならずG、Bも少なからず吸収する。他の
インクも同様に、補色以外の色も吸収する。マスキング
はこれら不要吸収を補正するものでその補正式を(3)
式に示す。
【0049】 C'= P11・C + P12・M + P13・Y M'= P21・C + P22・M + P23・Y ・・・(3) Y'= P31・C + P32・M + P33・Y この(3)式で使用されているパラメータP11〜P
33は、R、G、Bで表現された入力画像の色と、C’、
M’、Y’で再現される色との差が最小になるように決
定される。
【0050】次に、本実施例で行われるUCRと黒生成
及びマスキングの一例を(4)式に示す。
【0051】 C'= P11・C + P12・M + P13・Y + P14・Bk + P15・Bk2 M'= P21・C + P22・M + P23・Y + P24・Bk + P25・Bk2 ・・・(4) Y'= P31・C + P32・M + P33・Y + P34・Bk + P35・Bk2 K'= P41・C + P42・M + P43・Y + P44・Bk + P45・Bk2 但し、Bk =min(C,M,Y)である。また(4)
式ではBk の2次の項(Bk2)まで考慮されている。こ
の項は画像データのハイライト部では影響が少なく、高
濃度部ではその影響が大きくなる。通常、UCRと黒生
成は画像の明るい部分では行われず、一定の濃度以上の
部分で行うようにする。このBk2項を利用することによ
って、上記のような効果が得られる。
【0052】(4)出力γ変換 出力γ変換機能は前記のUCR、黒生成およびマスキン
グ機能で得られた各インク濃度C’、M’、Y’、K’
を変換するもので、階調補正、明るさ調整、カラーバラ
ンスの3つのテーブルを合成する。
【0053】階調補正では、記録濃度が線形になるよう
に補正する。通常、記録濃度の階調特性は、使用インク
の種類、インク滴の大きさ、記録紙の種類、更には擬似
中間階調処理の方法等によって異なる。補正の方法は簡
単で、予め記録濃度が線形になるように入力濃度の補正
テーブルを作成しておき、前記色補正機能で得られた各
インク濃度C’、M’、Y’、K’をこの補正テーブル
によって補正する。そして、補正されたインク濃度
C”、M”、Y”、K”を、擬似中間調処理に入力す
る。この補正テーブルは各色毎に用意されている。図8
(a)に補正なしの場合の記録濃度の階調特性を示す。
また、図8(b)には、その場合の補正(変換)テーブ
ルを示す。
【0054】また、明るさ調整は記録濃度の明るさを調
整するものであり、各インク濃度を一律に図9のように
変換する。これを各色独立にインク濃度を変換するのが
カラーバランスである。
【0055】(5)中間調処理 中間調処理機能は、濃淡画像を単位面積当りのドット数
で表現する擬似中間調処理を行う。ここでは多値の
C”、M”、Y”、K”データに対して、2値のc、
m、y、kデータが出力される。この2値データが図3
の印字データ308になる。この擬似中間調処理方法に
は、良く知られているディザ法や誤差拡散法等がある。
誤差拡散法は見かけの解像度を落とさずに優れた階調特
性が得られることから、最近よく使用される。
【0056】(実施例1)第1の実施例として、UCR
処理及び黒生成に於いて黒を生成する割合を周囲の濃度
データに応じて変化させる場合について説明する。
【0057】UCR処理、黒生成により、各画素のC、
M、Y、Kの濃度データが決定されるが、本実施例では
UCR処理の際にUCR分とみなされる量を周囲の濃度
データに応じて変化させる。つまり、(2)式に於ける
αu、αsを周囲の濃度データ(C、M、Y)をパラメー
タとして持つ関数とする。
【0058】図10を用いて、ある画素に着目して、そ
のUCR量を決定する様子を説明する。図10ではアド
レス:22が判定される画素になっている。まず、判定
画素の周囲の画素、例えばアドレス:11に於ける濃度
データ、つまり(1)式あるいは(1’)式で得られた
C、M、Yの各値を取り込む。UCR処理及び黒生成が
行われると、3つの値が近い場合は黒となる部分が多
く、色(C、M、Y)の成分として残る部分は少ない。
等しい場合には全て黒に置換される。従って、黒文字の
データ等は全色とも最大濃度となっていて、濃度は等し
いので黒に置換される。
【0059】また、データのない部分、つまり白部分は
濃度が全て0なので濃度としては等しいが、黒が生成さ
れることはない。これに対して、カラーデータは1次色
の場合はC、M、Yの中の1つの色のみが存在し、黒が
生成されることはない。2次色の場合も、C、M、Yの
中の2つの色のみが存在していて黒が生成されることは
ない。よって、C、M、Yの各濃度データからその画素
が黒なのか、カラーなのか、または印字されないのかが
想定できる。
【0060】以上のことから、アドレス:11に於ける
濃度データよりその画素がどのような色成分になるかが
想定できる。更にアドレスをずらして周囲の画素につい
ても同様に、濃度データから想定することができる。こ
こで、周囲の色成分がわかったので、判定画素に於いて
どれだけの黒生成しても良いのか、つまり黒生成量の割
合を最適な値にすることができる。
【0061】この周囲の画素の色成分を想定して、判定
画素の黒生成量を変化させるシーケンスを図11に示
す。まず、Step−1で判定画素及び周囲画素の濃度
データを取り込む。これは判定する範囲に応じて取り込
む量を設定するようにできるが、最低周囲1ドットのデ
ータで判定はできる。
【0062】次にStep−2で周囲画素の色成分を判
定する。各濃度データからその画素の色成分がUCR処
理、黒生成処理でどうなるか想定する。その色成分に応
じて、Step−3〜5で黒生成量の割合:Gを決定す
る。図11では黒部分、白部分、カラー部分の3つに分
けており、周囲画素の中で1つでもカラー画素があれ
ば、Gcを選択する(Step−3)。また、周囲画素
の中にカラー画素が全くなく、1つでも黒画素があれ
ば、Gbを選択する(Step−4)。また、カラー画
素も黒画像もなければ、白部分とみなしてGwを選択す
る(Step−5)。そして、Step−6では、St
ep−3〜5に於いて決定した黒生成量の割合に応じ
て、UCR処理及び黒生成処理を行う。
【0063】Gbは最大値(全て黒に置換する)になる
ように設定している。これによって、単独にある黒文字
等の品位を損なうことがないようにしている。また、G
cは周囲にあるカラー画素の量に応じて変化させてい
る。カラー画素の量が多ければ、Gcは少なくなるし、
カラー画素の量が少なければ、Gcは多くなる。また、
wは判定画素が孤立しており、周囲画素とのにじみ等
を考慮する必要がないため、最大値(全て黒に置換す
る)になるように設定している。
【0064】本実施例における周囲画素が黒なのかカラ
ーなのかを判定する部分を、図12のシーケンスを参照
して詳細に説明する。
【0065】まず、Step−11で判定画素及び周囲
画素の濃度データを取り込む。判定する範囲に応じて取
り込む量を設定するようにでき、最低周囲1ドットのデ
ータで判定はできる。次にStep−12で各画素の濃
度から最高濃度:max(C,M,Y)=Dmaxを計算
する。Step−13では各画素の濃度から最低濃度:
min(C,M,Y)=Dminを計算する。このDmax
minからその画素の色成分を判定する。Step−1
4でDmaxとDminとの差をとり、Dijとする。Step
−15でこのDijを基にテーブル(後述する)から黒生
成量:Gを決定する。そして、Step−16でUCR
処理及び黒生成処理を行って、判定画素の色成分が決定
される。
【0066】ここで、DmaxとDminの関係について図1
3を用いて説明する。図13は濃度が8階調(12.5
%刻み、図では四捨五入してある)で表されている場合
の、その画素における黒及びカラーがどの程度の割合で
発生するかを示している。Dmax、Dminの値が大きいほ
ど濃度が高くなっている。Dmaxが大きければ大きいほ
ど、黒もしくはカラーの成分が多くなるが、反対にD
maxが小さければ黒もカラーもなく、白部分になってい
く。また、Dminが大きければ大きいほど黒成分が多く
なり、反対にDminが小さければ黒成分は少なくなる。
【0067】従って、図13に於いて右上に行くほどカ
ラーの成分が多くなり、つまり、DmaxとDminとの差が
大きいほどカラーの成分が高くなっている。逆にDmax
とDminとの差が小さいほど、つまり零に近いほどカラ
ーの成分は少なくなる。つまり、DmaxとDminとの差、
ijからその画素の色成分を判定できる。
【0068】図14にDijに対応するテーブルを示す。
図で示している値が黒生成量:Gに相当する。図12の
Step−15でこのテーブルを用いて黒生成量を決定
する。本実施例ではこのテーブルをDmaxとDminとの2
次元にしているが、より簡略的にはDijのみを1つのパ
ラメータとするテーブルを用いても良い。前記の通り、
ijが大きければカラーの成分が多く、小さければカラ
ーの成分は少なくなる。
【0069】実際の判定に於いては複数の周囲画素から
判定を行う。まず、判定画素の周囲の画素、例えばアド
レス:11に於ける濃度データ(C、M、Y)取り込
み、その最大値と最小値を求める。そして、最大値から
最小値を差し引く。その差をD11とする。(5)式に示
すように、同様にしてその他の周囲ドットでの最大値か
ら最小値を差し引いた値を求める。 D11=max(C11,M11,Y11)−min(C11,M11,Y11) D12=max(C12,M12,Y12)−min(C12,M12,Y12) D13=max(C13,M13,Y13)−min(C13,M13,Y13) D21=max(C21,M21,Y21)−min(C21,M21,Y21) D22=max(C22,M22,Y22)−min(C22,M22,Y22)・・・(5) D23=max(C23,M23,Y23)−min(C23,M23,Y23) D31=max(C31,M31,Y31)−min(C31,M31,Y31) D32=max(C32,M32,Y32)−min(C32,M32,Y32) D33=max(C33,M33,Y33)−min(C33,M33,Y33
【0070】ここで、(5)式で求めたDijが図12の
step−14に相当する。このDijから判定画素の黒
生成量を決定するが、複数のDijの中から最もカラー成
分が大きい画素、つまり最も大きいDijを用いて図12
のstep−15で黒生成量を決定する。
【0071】これにより、1画素でもカラーに接してい
る画素はそのカラー画素の色成分に応じた黒生成量が用
いられることになる。従って、最適な黒生成量、カラー
と黒との境界でにじみ等の弊害を起こさず、また、黒文
字等の濃度が低くなるようなこともない黒生成量を各画
素毎に設定することができる。
【0072】以上説明してきたように、各画素毎に周囲
画素の色の濃度から、色成分を判定し、その画素に最適
な黒生成量を設定することが可能となる。多値情報のま
まで判定するので、カラー画像領域と接触している黒画
像領域を記録する場合には、色調を急激に変えないよう
に、黒を生成していくのでにじみを抑制することができ
る。更に、通常の黒画像領域ではフェザリングの少ない
優れた記録品位が行えるBkインクを使用することがで
きる。即ち、高品位な黒記録と高品位なカラー記録の両
立を実現することができた。
【0073】(実施例2)第2の実施例として、第1実
施例同様に周囲画素の色成分に応じて判定画素の黒生成
量を変化させるが、判定画素と周囲画素との距離に応じ
てその影響する度合いを変化させる場合について説明す
る。
【0074】図15に判定画素と周囲画素の関係を示
す。アドレス:33の判定画素について判定を行う場合
に、周囲の何画素かを判定画素とするが、判定画素との
距離に応じてその色成分の影響の度合いを変化させる。
例えば、図15で周囲画素1の領域ではその影響度を1
00%受けるとすると、周囲画素2の領域ではその影響
度を50%にする。
【0075】より具体的には、図12のシーケンスを用
いて説明する。まず、Step−11で判定画素及び周
囲画素の濃度データを取り込む。次にStep−12で
各画素の濃度から最高濃度:max(C,M,Y)=D
maxを計算する。Step−13では各画素の濃度から
最低濃度:min(C,M,Y)=Dminを計算する。
このDmax、Dminからその画素の色成分を判定する。S
tep−14でDmaxとDminとの差をとり、Dijとす
る。
【0076】ここで、周囲画素1の領域では、つまりD
22、D23、D24、D32、D34、D42、D43、D44の値は
そのままの値を使用し、周囲画素2の領域のD11
12、D13、D14、D15、D21、D25、D31、D35、D
41、D45、D51、D52、D53、D54、D55はその半分
(50%)の値を使用する。その中で最もカラーの色成
分が多い値をDijとして、Step−15でこのDij
基にテーブル(後述する)から黒生成量:Gを決定す
る。そして、Step−16でUCR処理及び黒生成処
理を行って、判定画素の色成分を決定する。
【0077】本実施例は周囲画素を2つの領域に分割し
ているが、より効果的にするには、より多段階に分割し
ても良い。その場合は周囲画素と判定画素との距離に応
じて影響度を多段階に変化させることで、より効果的に
UCR処理及び黒生成処理を行うことができる。
【0078】以上説明してきたように、複数の周囲画素
の影響度を変化させて、各周囲画素の色成分に応じて黒
生成量を変化させることにより、カラーと黒との境界で
は、より滑らかな色調変化を実現することができる。従
って、境界部でのにじみ等に関してはより効果的に黒生
成量の設定が可能となる。更に、第1実施例同様、通常
の黒画像領域ではフェザリングの少ない優れた記録品位
が行えるBkインクを使用することができる。即ち、高
品位な黒記録と高品位なカラー記録の両立を実現するこ
とができた。
【0079】(実施例3)第3の実施例として、UCR
処理及び黒生成処理を行ってから、再度周囲の画素に応
じて黒をカラーに置換し直す場合について説明する。
【0080】本実施例はカラーと黒との境界部でのにじ
み等の弊害を確実に防ぐために、一度UCR処理及び黒
生成処理を行ってから、再度黒データをカラーに置換す
るものである。本実施例は既に色成分が決定されてから
黒の量を調整するので、カラーと黒との境界部でのカラ
ーの濃度が損なわれることはなく、確実に境界部での黒
の量を制限できる。
【0081】図16にそのシーケンスを示す。本実施例
はUCR処理及び黒生成処理が行われてからの判定処理
である。まず、Step−21でUCR処理及び黒生成
処理を行って、各画素の色成分を決定しておく。次にS
tep−22で判定画素及び周囲画素の濃度データを取
り込む。Step−23で周囲画素の色成分を判定す
る。
【0082】全くカラーがなければ、黒をカラーに変換
することは行わずに、本シーケンスを終了する。もし、
1つでもカラーが周囲画素の中にあるならば、黒をカラ
ーに変換する。Step−24で黒をカラーに変換して
いるが、変換量は予め設定しておき、全ての黒をカラー
(C、M、Y)に変換するようにしても良いし、ある割
合、例えば50%だけカラーに変換するようにしても良
い。更には周囲画素の色成分に応じて変換量を変化させ
ても良い。また、第2実施例と組み合わせて複数の周囲
画素の色成分を基に黒からカラーへの変換量を決定して
も良い。
【0083】以上説明してきたように、UCR処理及び
黒生成処理を行ってから、再度周囲画素の色成分に応じ
て、黒をカラーに変換することにより、より確実に黒と
カラーとの境界部でのにじみ等の弊害を抑制することが
可能となる。
【0084】(実施例4)図17は、本発明が適用可能
な他のカラーインクジェットプリンタの概略図を示した
もので、1yはイエローインク用記録ヘッド、1mはマ
ゼンタインク用記録ヘッド、1cはシアンインク用記録
ヘッド、1bは第1の黒インク用記録ヘッド、1kは第
2の黒インク用記録ヘッド、2は記録ヘッドを搭載した
キャリッジ、3はプリンタ本体から電気信号を記録ヘッ
ドに送るためのフレキシブルケーブル、4は回復手段を
有するキャップユニット、5y、5m、5c、5kは記
録ヘッド1y、1m、1c、1kに対応したキャップ部
材、6はゴム等の部材でできたワイパーブレードであ
る。
【0085】記録ヘッド1y、1m、1c、1kのノズ
ル部の構成は上記実施例で示した記録ヘッド102と基
本的に同じであり、各ヘッドとも128個の吐出口を有
しているが、記録ヘッド1y、1m、1cの各ノズルか
らは約40ngのインクが吐出され、記録ヘッド1kの
ノズルからは約80ngのインクが吐出される。記録ヘ
ッド1y、1m、1cには、上記と同様記録紙への浸透
速度が速いインクが用いられ、記録ヘッド1kには記録
紙への浸透速度が遅いインクが用いられる。
【0086】上記プリンタに対しても、本発明を実施で
きる。本実施例の特徴は、同サイズの記録ヘッドが並列
に並んでいるので記録時間が短くて済むという点が挙げ
られる。
【0087】なお、今までの実施例はUCR処理及び黒
生成処理に関して、黒生成量もしくは黒の量を変化させ
るものであったが、2値化処理を変更してもよい。図4
の中間調処理505で2値化処理する際に、単にそれぞ
れの色を独立に2値化処理するのではなく、UCR処理
及び黒生成処理と同様に周囲画素の色成分を判定し、周
囲画素の色成分に応じて2値化処理を変化させても良
い。例えば、2値化マスクを周囲画素の色成分に応じて
変化させる等である。
【0088】従って、多値情報に基づいて処理を行うの
で、第1、2、3実施例と同様に黒とカラーとの境界部
での弊害を抑制し、滑らかな色調変化の境界部を形成す
ることが可能となる。
【0089】なお、上述の各実施例では、画像の判定・
判断処理、画像の展開処理・置換処理等の制御・処理手
段を、ホストコンピュータから受信したデータに基づい
て、全て記録装置内の制御部で統括処理する場合につい
て説明したが、本発明はこれに限定されるものではな
い。
【0090】例えば、上記制御・処理手段全てを、プリ
ンタードライバーなどにより外部装置で実行し、画素の
置換処理が完了した後の実記録データを受け取るシステ
ムに拡張することも可能である。多くの場合、記録装置
に接続される外部装置はホストコンピュータであるが、
上記処理を行うためのCPUの処理能力やRAM容量は
ホストコンピュータの方が優れている。
【0091】また、画像の判定処理をホストコンピュー
タが、画像の展開処理をプリンタがそれぞれ分担して行
ってもよい。
【0092】なお、上記各実施例は、記録ヘッドとし
て、電気熱変換体によってインク中に気泡を生成せし
め、該気泡の作用によってインクを飛翔させる、いわゆ
るバブルジェット記録方法を用いて説明したが、電気機
械変換体によってインクを飛翔させる、いわゆるピエゾ
方式のインクジェット記録方式にも本発明が適用できる
ことはいうまでもない。
【0093】本発明は、特にインクジェット記録方式の
中でも熱エネルギーを利用して飛翔的液的を形成し、記
録を行うインクジェット方式の記録ヘッドを用いた記録
装置において優れた効果をもたらすものである。
【0094】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型、
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一体一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成出来るので有効である。この気泡の成
長、収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも一つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書、同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、更に優れた記録を行うことが出
来る。
【0095】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組合わせ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書、米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0096】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0097】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0098】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0099】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、記録色や濃度を異にする複数のインク
に対応して2個以上の個数設けられるものであってもよ
い。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるかい
ずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色に
よるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備え
た装置にも本発明は極めて有効である。
【0100】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付加時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0101】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0102】
【発明の効果】本発明によれば、境界部を検知してBk
をPCBkに置換するのではなく、境界部が生成する前
に、つまり2値化処理する以前のC、M、Yのカラーデ
ータからBkデータを生成するUCR処理に於いて、多
値黒画像データを生成する割合を変化させているため、
カラー画像領域と黒画像領域との境界部に於いて、急激
な色調変化がなく、滑らかな色調変化となるので、目立
ち難くさせることが可能となる。
【0103】これにより黒画像領域でフェザリングの少
ない優れた記録品位を実現し、黒やカラー各色間でイン
クのにじみのない優れた記録品位とすることが可能とな
り、高品位な黒記録と高品位なカラー記録の両立を実現
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能なインクジェット記録装置の
斜視図である。
【図2】本発明を適用可能なインクジェット記録装置の
ヘッド機構図である。
【図3】本発明を適用可能なインクジェット記録装置の
制御回路ブロック図である。
【図4】本発明を適用可能な画像処理のブロック図であ
る。
【図5】本発明を適用可能なカラープリンタ内部のブロ
ック図である。
【図6】画像処理に於ける入力(R、G、B)−出力
(C、M、Y)特性を示す図である。
【図7】UCR処理及び黒生成処理を説明する図であ
る。
【図8】記録濃度の階調特性及び補正テーブル特性を示
す図である。
【図9】記録濃度調整を説明する図である。
【図10】実施例1に於ける判定画素及び周囲画素を示
す図である。
【図11】実施例1で行われる黒生成量を変化させるシ
ーケンスである。
【図12】実施例1で行われる具体的な色成分判定を盛
り込んだ黒生成量を変化させるシーケンスである。
【図13】実施例1に於けるDmaxとDminの関係から判
定される色成分を説明する図である。
【図14】実施例1に於けるDmaxとDminの関係から決
定される黒生成量のテーブルである。
【図15】実施例2に於ける判定画素及び周囲画素を示
す図である。
【図16】実施例3で行われる黒をカラーに変換するシ
ーケンスである。
【図17】実施例4で用いられる本発明を適用可能な他
のインクジェット記録装置の斜視図である。
【図18】PCBk置換時に使用されるPCBkマスク
の基本パターンを示す図である。
【符号の説明】
101 キャリッジ 102 記録ヘッド 103 カートリッジ 110 カラーインクカートリッジ 111 ブラックインクカートリッジ 301 システムコントローラ 306 ホストコンピュータ 307 受信バッファ 308Y、308M、308C、308Bk 各色のフ
レームメモリ 309Y、309M、309C、309Bk 各色のデ
ータバッファ 310 印字制御部 311 印字ドライバ 312Y、312M、312C、312Bk 各色の記
録ヘッド
フロントページの続き (72)発明者 新井 篤 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 矢野 健太郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 岩崎 督 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 兼松 大五郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 乾 利治 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 海老沢 功 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 八重樫 尚雄 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 桑原 伸行 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 秋山 勇治 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 黒インクと、該黒インクとは異なる記録
    媒体浸透特性を有した複数色のカラーインクとを用い、
    記録データに応じてカラー画像を記録媒体上に記録する
    カラーインクジェット記録方法であって、 判定画素の多値カラー記録データから多値黒画像データ
    を生成する際に、周囲画素の多値記録データに応じて多
    値黒記録データを生成する割合を変化させることを特徴
    とするカラーインクジェット記録方法。
  2. 【請求項2】 前記多値黒記録データの生成割合を、周
    囲画素の多値記録データに対応する複数の生成比率基づ
    いて変化させることを特徴とする請求項1記載のカラー
    インクジェット記録方法。
  3. 【請求項3】 前記多値黒記録データの生成割合を、周
    囲画素の多値記録データの濃度に基づいて変化させるこ
    とを特徴とする請求項1記載のカラーインクジェット記
    録方法。
  4. 【請求項4】 前記多値黒記録データの生成割合を、周
    囲画素を複数の領域に分割し、その多値記録データに応
    じて変化させることを特徴とする請求項1記載のカラー
    インクジェット記録方法。
  5. 【請求項5】 黒インクと、該黒インクとは異なる記録
    媒体浸透特性を有した複数色のカラーインクとを用い
    て、記録データに応じて、所望のカラー画像を記録媒体
    上に記録するカラーインクジェット記録方法に於いて、 判定画素の多値カラー記録データから多値黒画像データ
    を生成し、生成した多値黒記録データを周囲画素の多値
    記録データに応じて多値カラーデータに変換することを
    特徴とするカラーインクジェット記録方法。
  6. 【請求項6】 前記多値カラーデータの変換量を、周囲
    画素の多値記録データに応じて変化させることを特徴と
    する請求項5記載のカラーインクジェット記録方法。
  7. 【請求項7】 前記各インクは、熱エネルギーによって
    吐出されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか
    に記載のカラーインクジェット記録方法。
  8. 【請求項8】 黒インクと、該黒インクとは異なる記録
    媒体浸透特性を有した複数色のカラーインクとを用い、
    記録データに応じてカラー画像を記録媒体上に記録する
    カラーインクジェット記録装置であって、 判定画素の周囲画素の色成分を判定する判定手段と、 判定された周囲画素の色成分に基づいて、判定画素の黒
    生成量の割合を決定する決定手段とを具備したことを特
    徴とするカラーインクジェット記録装置。
  9. 【請求項9】 黒インクと、該黒インクとは異なる記録
    媒体浸透特性を有した複数色のカラーインクとを用い
    て、記録データに応じて、所望のカラー画像を記録媒体
    上に記録するカラーインクジェット記録装置であって、 判定画素の多値カラー記録データから多値黒画像データ
    を生成する生成手段と、 生成された判定画素の多値黒記録データを周囲画素の多
    値記録データに応じて多値カラーデータに変換する変換
    手段とを具備したことを特徴とするカラーインクジェッ
    ト記録装置。
  10. 【請求項10】 前記各インクは、熱エネルギーによっ
    て吐出されることを特徴とする請求項8または9に記載
    のカラーインクジェット記録装置。
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