JP5263101B2 - 印刷制御装置および印刷制御プログラム - Google Patents

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Description

本発明は印刷制御装置および印刷制御プログラムに関するものである。
インクジェット方式の印刷装置は、例えば、シアンインク(以下、Cインク)、マゼンタインク(以下、Mインク)、イエローインク(以下、Yインク)、黒インクなどの複数色のインクの微細な粒子を記録媒体に吹きつけ、記録媒体にドットを形成することにより画像を印刷する。
このインクの微細な粒子が記録媒体へ浸透し定着するまでに要する時間の特性(記録媒体浸透特性)は、インクの種類により異なる。具体的には、染料インクは顔料インクに比較して、記録媒体に浸透し易い。その結果、例えば、顔料インクで構成される黒インクの粒子と、染料インクで構成されるカラーインクの粒子とが記録媒体上で隣接する場合、カラーインクが先に浸透して、カラーインクに接触する黒インクの粒子がその接触部分から表面張力によりカラーインクの粒子に引っ張られる現象が発生することがある。その結果、カラーインクにてドットが形成されるべき領域に黒インクがにじみ、画質を劣化させるおそれがある。
このような問題を解決するために、特許文献1には、周辺にカラー画素が存在するなど所定の条件を満たす画素を、にじみ抑制対象画素として判定し、当該にじみ抑制対象画素については、黒インクを複数色のカラーインクに置き換えるにじみ抑制処理を実行し、黒インクを用いずに黒色を印刷することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−113155号公報
しかしながら、画像を構成する各画素について、にじみ抑制対象画素であるか否かを判定するためには、画像を構成する各画素を、順次、注目画素とし、注目画素とその注目画素の周辺に配置される複数個の周辺画素とを参照する必要がある。例えば、注目画素に顔料インク(例えばK)のドットが形成され、当該注目画素の周辺に位置する1つの画素に、染料インク(例えば、C,M,Y)のドットが形成される場合は、注目画素のドットが、周辺の画素へにじむおそれがあると判断し、当該注目画素を、にじみ抑制対象画素として判定する。このように、1画素を判定するために、その1画素の周辺に位置する複数の画素の参照が必要であり、さらに、その判定を各画素について行うので、にじみ抑制対象画素の判定には、時間がかかる。単純に、参照する周辺画素の個数を減らせば、処理を早くすることができるが、にじみ発生の恐れがある画素を、にじみ抑制対象画素として判定できない場合が生じ得る。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、にじみ抑制対象画素を適切に判定することができ、且つ、にじみ抑制対象画素の判定処理を高速化することができる印刷制御装置および印刷制御プログラムを提供することを目的としている。
この目的を達成するために、本発明の印刷制御装置は、複数個のノズルが記録媒体の搬送方向に配列されたインクヘッドにより、前記搬送方向と交差する走査方向に並ぶドット列であるラスタを複数本形成するラスタ形成動作を行い、1のラスタ形成動作後、次に行うラスタ形成動作では、先に行われたラスタ形成動作で形成済みのラスタ間に、新たなラスタを形成するインターレース方式により、前記記録媒体に印刷を行う印刷部に、黒インクと、該黒インクとは異なる記録媒体浸透特性を有する複数色のカラーインクとを用いた印刷を実行させるものであって、前記黒インクと前記複数色のカラーインクとの成分値を画素毎に有する、画像データを取得する画像データ取得手段と、前記画像データに含まれる、各画素を順次、注目画素とし、前記注目画素とされる画素に対して、前記搬送方向に並ぶ複数個の周辺画素の成分値を、順次読み出して参照し、それら周辺画素の成分値に基づいて、前記注目画素とされる画素が、にじみ抑制対象画素であるかを判定する第1判定手段と、前記画像データに含まれる、各画素を順次、注目画素とし、前記注目画素とされる画素に対して、前記走査方向に並ぶ複数個の周辺画素の成分値を、順次読み出して参照し、それら周辺画素の成分値に基づいて、前記注目画素とされる画素が、にじみ抑制対象画素であるかを判定する第2判定手段と、前記画像データに含まれる画素のうち、前記第1判定手段または前記第2判定手段により、前記にじみ抑制対象画素であると判定された画素の黒成分値を低減するにじみ抑制手段と、前記にじみ抑制手段による処理後の画像データに基づく画像を、前記印刷部に印刷させる制御手段とを備え、前記第1判定手段により成分値が参照される画素の総数は、前記第2判定手段により成分値が参照される画素の総数よりも少ない。
また、上記の印刷制御装置は、前記画像データ取得手段により取得された画像データの前記搬送方向における解像度を上げる第1解像度変換手段を備え、前記第1判定手段は、前記第1解像度変換手段による解像度変換後の前記画像データの各画素を、順次、注目画素とすることにより、各画素が、前記にじみ抑制対象画素であるかを判定するものであり、前記第1判定手段による判定の後、前記第1解像度変換手段による解像度変換後の前記画像データの前記走査方向における解像度を上げる第2解像度変換手段を備え、前記第2判定手段は、前記第2解像度変換手段による解像度変換後の前記画像データの各画素を、順次、注目画素とすることにより、各画素が、前記にじみ抑制対象画素であるかを判定するものであり、前記にじみ抑制手段は、前記第2解像度変換手段による解像度変換後の画像データに含まれる画素のうち、前記第1判定手段により、にじみ抑制対象画素であると判定された画素に対応した領域の画素、および前記第2判定手段によりにじみ抑制対象画素であると判定された画素の黒成分値を低減しても良い。
また、上記の印刷制御装置は、前記第1判定手段により前記にじみ抑制対象画素であると判定された画素であるか否かを、画素毎に示した判定結果保持画像データを作成する第1作成手段と、前記第1作成手段により作成された前記判定結果保持画像データの前記走査方向における解像度を前記第2解像度変換手段と同じ倍率で上げることにより、前記判定結果保持画像データを、前記第2解像度変換手段による解像度変換後の画像データに含まれる画素のうち、前記第1判定手段により前記にじみ抑制対象画素であると判定された画素に対応した領域の複数個の画素が、前記にじみ抑制対象画素であることを示すデータに変換する第3解像度変換手段と、前記第2解像度変換手段による解像度変換後の画像データに含まれる画素のうち、前記第2判定手段により、にじみ抑制対象画素であると判定された画素については、当該画素が前記にじみ抑制対象画素であることを示すように、前記第3解像度変換手段による解像度変換後の前記判定結果保持画像データを書き換える第2作成手段とを備え、前記にじみ抑制手段は、前記第2作成手段による書き換え後の前記判定結果保持画像データに示される、前記にじみ抑制対象画素の黒成分値を低減しても良い。
なお、本発明は、印刷制御装置、該印刷制御装置を含む印刷装置、印刷制御方法、印刷制御装置を制御する印刷制御プログラム、該印刷制御プログラムを記録する記録媒体等の種々の態様で構成することができる。
請求項1記載の印刷制御装置によれば、適切な画素をにじみ抑制対象画素として判定することができ、且つ、にじみ抑制対象画素の判定処理を高速化することができるという効果がある。すなわち、インターレース方式による印刷においては、走査方向には連続的にドットが形成されてゆくが、搬送方向に隣り合うドットは、時間的な間隔をおいて形成されてゆく。よって、搬送方向に隣り合うドット間は、走査方向に隣り合うドット間に比較して、にじみが生じ難い。したがって、第1判定手段により成分値が参照される画素の総数を、第2判定手段により成分値が参照される画素の総数よりも少なくしても、にじみ抑制対象画素を適切に判定することができる。また、搬送方向と走査方向とで同数の画素の成分値を参照する場合に比較して、参照される画素の総数を減らすことができるので、にじみ抑制対象画素の判定処理を高速化することができる。
請求項2記載の印刷制御装置によれば、請求項1記載の印刷制御装置の奏する効果に加え、走査方向における解像度を上げる前の画像データの各画素が、順次、注目画素とされて、第1判定手段による判定が行われる。一方、走査方向における解像度を上げた後の画像データの各画素が、順次、注目画素とされて、第2判定手段による判定が行われる。したがって、第1判定手段により注目画素として判定される画素の個数は、第2判定手段により注目画素として判定される画素の個数よりも少ない。その結果、第1判定手段により成分値が参照される画素の総数を、第2判定手段により成分値が参照される画素の総数よりも少なくすることができる。
請求項3記載の印刷制御装置によれば、請求項2記載の印刷制御装置の奏する効果に加え、第1判定手段によりにじみ抑制対象画素であると判定された画素に対応した領域の複数個の画素、および第2判定手段によりにじみ抑制対象画素であると判定された画素を、にじみ抑制対象画素として示した判定結果保持画像データを取得することができる。
請求項4記載の印刷制御装置によれば、印刷制御装置において実行されることにより、請求項1記載の印刷制御装置と同様の作用効果を奏する。
本発明の実施形態である印刷制御装置を備えた印刷装置の電気的構成を模式的に示すブロック図である。 (a)は、記録媒体上を走査するキャリッジを示す概略平面図であり、(b)は、キャリッジの下面の構成を示す下面図であり、(c)は、インターレース方式による印刷を説明する模式図である。 図4から図8に示す処理において用いられる変数を説明する図である。 印刷装置において実行されるブリーディング抑制印刷処理を示すフローチャートである。 印刷装置において実行される搬送方向探索処理を示すフローチャートである。 印刷装置において実行される走査方向探索処理を示すフローチャートである。 にじみ抑制対象画素の判定の手順を模式的に示した図である。 印刷装置において実行されるブリーディング抑制処理を示すフローチャートである。 ブリーディング抑制処理を説明する棒グラフである。
以下、本発明の好ましい実施形態について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態である制御基板10を備えた印刷装置1の電気的構成を模式的に示すブロック図である。印刷装置1は、黒インク、Cインク、Mインク、Yインクを用いて、カラー画像を印刷するインクジェットプリンタである。本実施形態の印刷装置1が用いる黒インクは顔料インクであり、その他のカラーインク(Cインク、Mインク、Yインク)は、染料インクであって、黒インクとカラーインクとは、記録媒体浸透特性が異なる。
制御基板10は、印刷装置1によって印刷される画像において、にじみによる混色(ブリーディング)の発生を抑制するために、にじみ抑制対象画素を判定し、そのにじみ抑制対象画素に対し、にじみ抑制処理を行う。特に、本実施形態の制御基板10は、にじみ抑制対象画素を適切に判定することができ、且つ、にじみ抑制対象画素の判定処理を高速化することができるように構成されている。
図1に示すように、印刷装置1は、制御基板10、インターフェイス15、CRモータ17、キャリッジ18、インクヘッド19、LFモータ20、搬送ローラ21、スキャナ22を主に備える。
制御基板10には、演算装置であるCPU11と、そのCPU11により実行される各種の制御プログラム12aやデータを記憶したROM12と、CPU11の処理に必要なデータなどを一時的に記憶するためのメモリであるRAM13と、入出力ポート14とが設けられる。CPU11、ROM12、RAM13は、入出力ポート14に接続されている。
RAM13には、RGB画像メモリ13aと、CMYK画像メモリ13bと、判定結果保持メモリ13cとが設けられる。RGB画像メモリ13aは、RGB画像データを記憶する。ここで「RGB画像データ」とは、処理対象のカラー画像を構成する画素毎に、R(赤),G(緑),B(青)の輝度を、たとえば、0から255の階調値で表したビットマップデータを意味している。スキャナ22や外部機器からRGB画像データが入力されると、CPU11は、公知の色変換処理を行うことにより、入力されたRGB画像データをCMYK画像データに変換する。
CMYK画像メモリ13bは、CMYK画像データを記憶する。ここで「CMYK画像データ」とは、C,M,Y,Kの各色の濃度を、例えば0から255の成分値として画素毎に有したビットマップデータを意味している。詳細は、図3を参照して説明するが、本実施形態においては、CMYK画像データに含まれる画素のうち、画像の左上端に対応した画素を座標原点とし、走査方向(水平方向)の位置をi、搬送方向(垂直方向)の位置をjとすることにより、各画素をP(i,j)と表現する。また、詳細は、図4から図8を参照して後述するが、CPU11は、CMYK画像データに含まれる各画素を、順次、注目画素とし、各画素が、にじみ抑制対象画素であるか否かを判定する処理を行う。
判定結果保持メモリ13cは、CMYK画像メモリ13bに記憶されるCMYK画像データの各画素が、にじみ抑制対象画素であるか否かを示した変換画素フラグを記憶する。図4から図8を参照して後述する処理では、CMYK画像データにおける画素P(i,j)の変換画素フラグを、FS(i,j)と表す。すなわち、判定結果保持メモリ13cには、CMYK画像データに含まれる画素に1:1に対応した変換画素フラグFS(i,j)が設けられ、各変換画素フラグFS(i,j)は、CMYK画像データと同じ座標情報で管理される。よって、本実施形態では、判定結果保持メモリ13cに記憶される変換画素フラグFS(i,j)の集合を、「判定結果保持画像データ」と称することとする。
変換画素フラグFS(i,j)の初期値は、「0」であり、ある画素P(i,j)がにじみ抑制対象画素であると判定されると、CPU11は、その画素P(i,j)に対応する変換画素フラグFS(i,j)を「1」に書き換える。そして、CPU11は、変換画素フラグFS(i,j)が「1」に設定された画素P(i,j)に対して、にじみ抑制のためのブリーディング抑制処理を実行する。詳細は後述する。
入出力ポート14には、インターフェイス15、CRモータ17、インクヘッド19、LFモータ20、スキャナ22が接続される。CPU11は、CRモータ17を駆動してインクヘッド19を搭載したキャリッジ18を走査方向に往復移動させ、LFモータ20を駆動して記録媒体Pを搬送する搬送ローラ21を回転させることにより、ブリーディング抑制処理後のCMYK画像データに基づく画像を、記録媒体に印刷させる。
スキャナ22は、図示しない原稿台に載置された原稿に光を照射し、その反射光を撮像素子により電気信号に変換することにより、原稿に対応したRGB画像データを生成し、制御基板10に入力する。
図2(a)は、記録媒体P上を走査するキャリッジ18を示す概略平面図であり、(b)は、キャリッジ18の下面の構成を示す下面図であり、(c)は、インターレース方式による印刷を説明する模式図である。
印刷装置1は、CRモータ17(図1)を制御することにより、キャリッジ18に搭載されたインクヘッド19を走査方向に移動させつつ、インクヘッド19に設けられたノズル23から吐出するC,M,Y,Kのインクにより、各インク色のドットを記録媒体P上に形成し、印刷画像を印刷する。
図2(b)に示すように、インクヘッド19の下面には、複数個のノズル23が、C,M,Y,K(黒)のインク色毎に記録媒体Pの搬送方向に配列されている。よって、ノズル23からインクを吐出するインクヘッド19を搬送方向に交差する走査方向へ走査することにより、C,M,Y,Kの各色について、複数列のドット列を形成することができる。以下の説明では、走査方向に並ぶドット列を、ラスタと称する。また、インクヘッド19を走査方向へ走査させる動作を、ラスタ形成動作と称する。
図2(c)は、インターレース方式による印刷を説明する模式図である。印刷装置1は、インターレース方式により、印刷を行う。なお、図2(c)においては、理解を容易にするために、インクヘッド19に設けられる4色分のノズル23のうち、1色分のノズル23のみを図示している。また、図2(c)においては、図2の紙面に向かって右側へインクヘッド19が移動する1のラスタ形成動作により形成された複数本のラスタを、ラスタ24Aとして白丸で図示し、紙面に向かって左側へインクヘッド19が移動する1のラスタ形成動作により形成された複数本のラスタを、ラスタ24Bとして黒丸で図示している。図2(c)に示すように、インターレース方式の印刷においては、1のラスタ形成動作後、次に行うラスタ形成動作では、先に行われたラスタ形成動作により形成済みのラスタ24A間に、新たなラスタ24Bを形成する。したがって、インターレース方式による印刷においては、走査方向には連続的にドットが形成されてゆくが、搬送方向に隣り合うドットは、時間的な間隔をおいて形成されてゆく。よって、搬送方向に隣り合うドット間は、走査方向に隣り合うドット間に比較して、にじみが生じ難い。
図3を参照して、以下の説明に用いる用語と変数について説明する。図3は、処理対象のCMYK画像データを模式的に示す図である。画像に向かって左上隅に配置される画素を原点(0,0)とする場合の、走査方向の位置(X座標)を表す変数をiとし、搬送方向の位置(Y座標)を表す変数をjとすることにより、CMYK画像データに含まれる各画素をP(i、j)として表すことができる。
また、本実施形態では、スキャナ22による画像読み取りの解像度と、印刷装置1における印刷解像度とが異なるものとして説明する。具体的には、スキャナ22による読み取り解像度が300dpi×300dpiであり、印刷装置1における印刷解像度が600dpi×1200dpiであるものとして説明する。したがって、スキャナ22により生成された300dpi×300dpiの解像度のRGB画像データは、600dpi×1200dpiのCMYK画像データに変換した上で、印刷用のドットデータに変換される。以下の説明では、解像度変換後のCMYK画像データの走査方向の画素数をWIDTHとし、処理対象のCMYK画像データの搬送方向の画素数をHEIGHTとする。したがって、変数i,jが取り得る値の範囲は、それぞれ、0≦i≦WIDTH−1,0≦j≦HEIGHT−1である。
後述するブリーディング抑制印刷処理(図4)において、CPU11は、CMYK画像データに含まれる画素を順次、注目画素として、当該注目画素とされる画素が、にじみ抑制対象画素であるか否かを判断する。以下の説明では、注目画素P(i,j)と搬送方向に並ぶN1個の画素を、搬送方向の周辺画素Sと称する。また注目画素P(i,j)と走査方向に並ぶN2個の画素を、走査方向の周辺画素Sと称する。図3は、N1=4,N2=4の場合を例示している。各周辺画素S,Sは、注目画素P(i,j)を中心とする(N1+1)×(N2+1)個の画素のうち、左上隅に配置される画素を原点とする場合の、走査方向の位置を表す変数kと、搬送方向の位置を表す変数lとによって特定される。以下の説明において、周辺画素S,Sの位置を特定して説明する場合は、周辺画素S(k,l),S(k,l)などと表記する。本実施形態では、N1=4,N2=4であるものとして説明するので、変数k,lが取り得る値の範囲は、それぞれ、0≦k≦4,0≦l≦4である。
図4は、印刷装置1のCPU11が実行するブリーディング抑制印刷処理を示すフローチャートである。このブリーディング抑制印刷処理は、制御プログラム12aに従って実行される処理であり、印刷装置1において、コピープリントがユーザにより指示された場合に、実行される。まず、CPU11は、ステップ(以下、ステップを省略する)S402を実行し、スキャナ22を駆動して、原稿台(図示せず)に載置された原稿を読み取り、その原稿に対応したRGB画像データを入力して、RGB画像メモリ13aに記憶する(S402)。
次に、CPU11は、RGB画像データをCMYK画像データに色変換することにより、各インクの成分値を画素毎に有したCMYK画像データを取得し、CMYK画像メモリ13bに記憶する(S404)。この色変換処理は、R,G,Bの各輝度と、各インクの成分値との関係を予め規定した色変換テーブルを参照し、各画素のR,G,Bの輝度を、各インクの成分値に変換することにより行われるが、公知の処理であるため、詳細な説明は省略する。
次に、CPU11は、CMYK画像メモリ13bに記憶したCMYK画像データの搬送方向の解像度を、例えば、スキャナ22の読み取り解像度である300dpiから、印刷装置1の印刷解像度である1200dpiに変換する(S406)。すなわち、CMYK画像データの搬送方向の解像度を4倍にする。この解像度の変換は、バイリニア法や、ニアレストネイバー法など、公知のアルゴリズムに従って行うことができる。
次に、CPU11は、搬送方向探索処理を実行する(S408)。この処理は、搬送方向の解像度が変換された後のCMYK画像データに含まれる各画素を順次、注目画素とし、注目画素とされる画素に対して、搬送方向に並ぶN1個(本実施形態では4個)の周辺画素S(図3)の成分値を、順次読み出して参照し、そのN1個の周辺画素Sの成分値に基づいて、注目画素とされる画素が、にじみ抑制対象画素であるか否かを判定する。
図5は、搬送方向探索処理(S408)を示したフローチャートである。この処理では、まず、注目画素として参照する画素P(i,j)を1つ進める(S502)。具体的には、以下の処理を行う。
i<(WIDTH-1)-N1/2の場合
i=i+1, j=j
i=(WIDTH-1)-N1/2の場合
i=N1/2, j=j+1
ただし、この搬送方向探索処理(S408)の開始後、最初にS502を実行するときには、i=N1/2,j=N2/2とする。
次に、CPU11は、注目画素P(i,j)が黒を表す黒画素であるか否かを判断する(S504)。具体的には、注目画素P(i,j)の黒成分値が、予め定められた閾値KTH1(例えば、64)以上である場合(S504:Yes)、当該画素が黒画素であると判断し、S506の処理に移行する。一方、注目画素P(i,j)が黒画素ではない場合(S504:No)、にじみ抑制処理の必要がないため、S502に戻り、CPU11は、注目画素P(i,j)として参照する画素を1進める。
次に、CPU11は、搬送方向の周辺画素S(i,l)として参照する画素を1進める(S506)。具体的には、変数l(エル)に1を加算する。ただし、当該注目画素P(i,j)について、最初に搬送方向の周辺画素Sを参照するときには、S506において、参照対象の周辺画素をS(i,0)とする。
次に、CPU11は、搬送方向における全ての周辺画素Sの処理をしたかを判断する(S508)。具体的には、l=N1+1である場合、S508の判断が肯定され(S508:Yes)、S516に移行する。
一方、S508の判断が否定される場合(S508:No)、次に、CPU11は、周辺画素S(i,l)がカラー画素であるかを判断する(S510)。具体的には、参照する周辺画素S(i,l)のC成分値[S(i,l)_C]と、M成分値[S(i,l)_M]と、Y成分値[S(i,l)_Y]とを加算した合計値[S(i,l)_C]+[S(i,l)_M]+[S(i,l)_Y]が、予め定められた閾値CMYTH(例えば、64)以上である場合、周辺画素S(i,l)がカラー画素であると判断し、前記合計値が閾値CMYTH未満である場合、周辺画素S(i,l)がカラー画素ではないと判断する。
周辺画素S(i,l)がカラー画素ではないと判断される場合(S510:No)、その周辺画素S(i,l)と注目画素P(i,j)との関係においては、注目画素P(i,j)をにじみ抑制処理する必要はないと判断し、CPU11は、S506に戻り、周辺画素Sとして参照する画素を1つ進める。
一方、周辺画素S(i,l)がカラー画素であると判断される場合(S510:Yes)、CPU11は、注目画素P(i,j)と周辺画素S(i,l)とが別の部分領域であるか否かを判断する(S512)。具体的には、注目画素P(i,j)の黒成分値[P(i,j)_K]と、周辺画素S(i,l)の黒成分値[S(i,l)_K]との間における差の絶対値|[P(i,j)_K]−[S(i,l)_K]|が、予め定められた閾値KTH2(例えば、64)以上であることを条件として、注目画素P(i,j)と周辺画素S(i,l)とは別の部分領域であると判断し(S512:Yes)、CPU11は、その注目画素(i,j)に対応する変換フラグFS(i,j)を「1」にする(S514)。
一方、注目画素P(i,j)と周辺画素S(i,l)とが別の部分領域ではないと判断される場合(S512:No)、すなわち、注目画素P(i,j)と周辺画素S(i,l)との間で黒の濃淡が連続的に変化する場合、または注目画素P(i,j)と周辺画素S(k,j)との間で黒の濃淡が変化しない場合は、その周辺画素S(i,l)と注目画素P(i,j)との関係においては、注目画素P(i,j)のにじみ抑制処理の必要はないと判断し、S506に戻り,周辺画素Sとして参照する画素を1つ進める。
このようにして処理を繰り返すうちに、S512の判断が肯定されることがないまま、全ての周辺画素Sの処理をしたと判断される場合(S508:Yes)、または、注目画素P(i,j)の変換画素フラグFS(i,j)が1とされた場合(S514)、次に、CPU11は、注目画素として処理すべき全ての画素を処理したか否かを判断する(S516)。具体的には、CMYK画像データの走査方向の画素数がwであり、搬送方向の画素数がHIGHTである場合、i=w−1−N1/2であり、且つ、j=HEIGHT−1−N2/2となったか否かを判断する。S516の判断が否定される場合(S516:No)、CPU11は、S502に戻り、注目画素として参照する画素を1つ進め、処理を繰り返す。そして処理を繰り返すうちに、S516の判断が肯定される場合(S516:Yes)、CPU11は、この処理を終了する。
図5に示す搬送方向探索処理(S408)によれば、搬送方向に並ぶ周辺画素Sとの関係で、にじみ抑制対象画素であると判定された画素P(i,j)の変換画素フラグFS(i,j)が1とされるので、搬送方向のみ解像度を上げることにより、300dpi×1200dpiとされたCMYK画像データに含まれる各画素がにじみ抑制対象画素であるか否かを、変換画素フラグFS(i,j)により画素毎に示した判定結果保持画像データを、作成することができる(図7(a)参照)。なお、300dpi×1200dpiのCMYK画像データの各画素と、判定結果保持画像データの各画素とは1:1で対応するので、300dpi×1200dpiのCMYK画像データと同様に、搬送方向探索処理(S408)の終了時における判定結果保持画像データの走査方向画素数はwであり、搬送方向画素数はHIGHTである。
図4に戻り説明する。次に、CPU11は、走査方向の解像度を2倍にすることにより、300dpi×1200dpiのCMYK画像データを、印刷装置1の印刷解像度である600dpi×1200dpiのCMYK画像データに解像度変換する(S410)。走査方向の解像度変換後のCMYK画像データにおける、走査方向の画素数はWIDTH(=2×w)であり、搬送方向画素数はHIGHTであるものとする。この解像度の変換は、バイリニア法や、ニアレストネイバー法など、公知のアルゴリズムに従って行うことができる。
次に、CPU11は、判定結果保持画像データの走査方向における解像度を2倍にする解像度変換を行う(S412)。上述したように、搬送方向探索処理(S408)終了時における判定結果保持画像データの走査方向画素数はwであり、搬送方向画素数はHIGHTであるから、走査方向における解像度を2倍にすることにより、判定結果保持画像データの画素数を、走査方向の解像度変換後のCMYK画像データの画素数と同一となるようにする。
判定結果保持画像データの走査方向における解像度変換は、ニアレストネイバー方式により行うと良い。このようにすれば、図7(a)に示すように、搬送方向における解像度変換後であって走査方向における解像度変換前の判定結果保持画像データにおいて、変換画素フラグFS(i,j)が「1」に設定されている場合は、走査方向における解像度変換後のCMYK画像データのうち、画素P(i,j)に対応した領域の2個の画素P(2i,j),P(2i+1,j)の変換画素フラグFS(2i,j),FS(2i+1,j)が「1」となる。同様に、走査方向における解像度変換前の判定結果保持画像データにおいて、変換画素フラグFS(i,j)が「0」に設定されている場合は、走査方向における解像度変換後のCMYK画像データのうち、画素P(i,j)に対応した領域の2個の画素P(2i,j),P(2i+1,j)の変換画素フラグFS(2i,j),FS(2i+1,j)が「0」となる。
このようにして作成された判定結果保持画像データは、搬送方向探索処理(S408)により、にじみ抑制対象画素であると判定された画素に対応した領域の2個の画素が、にじみ抑制対象画素であることを示し、一方、搬送方向探索処理(S408)によりにじみ抑制対象画素ではないと判定された画素に対応する領域の2個の画素が、にじみ抑制対象画素ではないことを示すデータとなる。
なお、S412における解像度変換は、CMYK画像データと判定結果保持画像データとの解像度が等しくなるように行われるものであれば良い。よって、例えば、解像度を整数倍にする場合に限定されるものではなく、CMYK画像データの走査方向の解像度を小数m倍にする場合は、判定結果保持画像データの走査方向の解像度も小数m倍になるように拡大される。この場合、走査方向の解像度を変換した後の判定結果保持画像データに含まれる変換画素フラグFS(x,j)の値を求めるために、まず、以下の式によりiを求める。
i=[x/m]
ただし、[]はガウス記号であり、小数点以下を切り捨てて整数化することを表す。
そして、走査方向の解像度を変換する前の判定結果保持画像データに含まれる変換画素フラグFS(i,j)を参照し、当該変換画素フラグFS(i,j)と同一の値を、走査方向の解像度変換後の判定結果保持画像データに含まれる変換画素フラグFS(x,j)の値として設定する。
図4に戻り説明する。次に、CPU11は、走査方向探索処理を実行する(S414)。この処理は、走査方向の解像度を変換した後のCMYK画像データに含まれる各画素を順次、注目画素とし、注目画素とされる画素に対して、走査方向に並ぶN2個の周辺画素Sの成分値を、順次読み出して参照し、そのN2個の周辺画素Sの成分値に基づいて、注目画素とされる画素が、にじみ抑制対象画素であるか否かを判定する。
図6は、走査方向探索処理(S414)を示したフローチャートである。この処理では、まず、注目画素として参照する画素P(i,j)を1つ進める(S602)。具体的には、以下の処理を行う。
i<(WIDTH-1)-N1/2の場合
i=i+1, j=j
i=(WIDTH-1)-
N1/2の場合
i=N1/2, j=j+1
ただし、この走査方向探索処理(S414)の開始後、最初にS602を実行するときには、i=N1/2,j=N2/2とする。
次に、CPU11は、注目画素P(i,j)の変換画素フラグFS(i,j)が1か否かを判断する(S603)。S603の判断が肯定される場合(S603:Yes)、すなわち、既に変換画素フラグFS(i,j)が1である画素については、それ以降の判定を行わず、S602の処理に戻り、注目画素として参照する画素を1つ進める。一方、S603の判断が否定される場合(S603:No)、次に、CPU11は、注目画素P(i,j)が黒を表す黒画素であるか否かを判断する(S604)。具体的には、注目画素P(i,j)の黒成分値が、閾値KTH1以上である場合(S604:Yes)、当該画素が黒画素であると判断し、S606の処理に移行する。一方、注目画素P(i,j)が黒画素ではない場合(S604:No)、にじみ抑制処理の必要がないため、S602に戻り、注目画素として参照する画素を1進める。
次に、CPU11は、走査方向の周辺画素S(k,j)として参照する画素を1進める(S606)。具体的には、変数kに1を加算する。ただし、当該注目画素P(i,j)について、最初に搬送方向の周辺画素Sを参照するときには、S606において、参照対象の周辺画素をS(0,j)とする。
次に、CPU11は、走査方向における全ての周辺画素Sの処理をしたかを判断する(S608)。具体的には、k=N2+1である場合、S608の判断が肯定され(S608:Yes)、S616に移行する。
一方、S608の判断が否定される場合(S608:No)、次に、CPU11は、周辺画素S(k,j)がカラー画素であるかを判断する(S610)。具体的には、参照する周辺画素S(k,j)のC成分値[S(k,j)_C]と、M成分値[S(k,j)_M]と、Y成分値[S(k,j)_Y]とを加算した合計値[S(k,j)_C]+[S(k,j)_M]+[S(k,j)_Y]が、予め定められた閾値CMYTH以上である場合、周辺画素S(k,j)がカラー画素であると判断し、前記合計値が閾値CMYTH未満である場合、周辺画素S(k,j)がカラー画素ではないと判断する。
周辺画素S(k,j)がカラー画素ではないと判断される場合(S610:No)、その周辺画素S(k,j)と注目画素P(i,j)との関係においては、注目画素P(i,j)をにじみ抑制処理する必要はないと判断し、CPU11は、S606に戻り、周辺画素Sとして参照する画素を1つ進める。
一方、周辺画素S(k,j)がカラー画素であると判断される場合(S610:Yes)、CPU11は、注目画素P(i,j)と周辺画素S(k,j)とが別の部分領域であるか否かを判断する(S612)。具体的には、注目画素P(i,j)の黒成分値[P(i,j)_K]と、周辺画素S(k,j)の黒成分値[S(k,j)_K]との間における差の絶対値|[P(i,j)_K]−[S(k,j)_K]|が、予め定められた閾値KTH2以上であることを条件として、注目画素P(i,j)と周辺画素S(k,j)とは別の部分領域であると判断し(S612:Yes)、CPU11は、その注目画素P(i,j)に対応する変換フラグFS(i,j)を「1」にする(S614)。
一方、注目画素P(i,j)と周辺画素S(k,j)とが別の部分領域ではないと判断される場合(S612:No)、その周辺画素S(k,j)と注目画素P(i,j)との関係においては、注目画素P(i,j)のにじみ抑制処理の必要はないと判断し、S606に戻り,周辺画素Sとして参照する画素を1つ進める。
このようにして処理を繰り返すうちに、S608の判断が肯定される場合(S608:Yes)、または、注目画素P(i,j)の変換画素フラグFS(i,j)が1とされた場合(S614)、次に、CPU11は、注目画素として処理すべき全ての画素を処理したか否かを判断する(S616)。具体的には、i=WIDTH−1−N1/2であり、且つ、j=HEIGHT−1−N2/2であるかを判断する。S616の判断が否定される場合(S616:No)、S602に戻り、処理を繰り返す。そして処理を繰り返すうちに、S616の判断が肯定される場合(S616:Yes)、CPU11は、この処理を終了する。
図6に示す走査方向探索処理(S414)によれば、600dpi×1200dpiに解像度が変換された後のCMYK画像データに含まれる画素のうち、走査方向探索処理(S414)により、にじみ抑制対象画素であると判定された画素P(i,j)については、当該画素P(i,j)がにじみ抑制対象画素であることを示すように変換画素フラグFS(i,j)を「1」にすることにより、判定結果保持画像データを書き換えることができる。
図7は、図5,図6を参照して説明した、にじみ抑制対象画素の判定の手順を模式的に示した図である。上述したように、本実施形態における、にじみ抑制対象画素判定の手順においては、まず、図7(a)に示すように、搬送方向の解像度を4倍にする。そして、搬送方向探索処理(S408)においては、搬送方向の解像度を4倍にしたCMYK画像データに含まれる各画素について、にじみ抑制対象画素であるか否かを判断する。この搬送方向探索処理(S408)において、ある画素P(i,j)がにじみ抑制対象画素であると判断された場合は、その画素に対応する変換画素フラグFS(i,j)が、「1」に設定される。なお、判定結果保持画像データに含まれる、各変換画素フラグは、「0」または「1」であるが、図面が複雑になることを防止するために、変換画素フラグFS(i,j)のみ、値を図示している。
次に、図7(b)に示すように、走査方向の解像度を2倍にする。そして、走査方向探索処理(S414)においては、走査方向の解像度を2倍にしたCMYK画像データに含まれる各画素について、にじみ抑制対象画素であるか否かを判断する。そして、この走査方向探索処理(S414)において、ある画素P(i,j)がにじみ抑制対象画素であると判断された場合は、その画素に対応する変換画素フラグFS(i,j)が、「1」に設定される。
本実施形態のにじみ抑制対象画素の判定手順によれば、搬送方向探索処理(S408)では、300dpi×1200dpiのCMYK画像データに基づいて、各画素がにじみ抑制対象画素であるか否かが判断される。よって、600dpi×1200dpiのCMYK画像データに基づいて、各画素がにじみ抑制対象画素であるか否かを判断する走査方向探索処理(S414)に比較して、成分値が参照される画素の総数が少ない。
すなわち、搬送方向探索処理(S408)において注目画素として処理される画素の個数は、走査方向探索処理(S414)において注目画素として処理される画素の個数の1/2である。よって、1の注目画素につき、参照する周辺画素の個数が、搬送方向と走査方向とで等しくても、搬送方向探索処理(S408)において参照される画素の総数は、走査方向探索処理(S414)において参照される画素の総数の1/2となる。
その結果、図5,図6を参照して説明した、にじみ抑制対象画素判定の手順によれば、にじみ抑制対象画素を適切に判定すると共に、にじみ抑制対象画素の判定処理を高速化することができる。インターレース方式による印刷においては、搬送方向に隣り合うドット間は、走査方向に隣り合うドット間に比較して、にじみが生じ難い。したがって、搬送方向探索処理(S408)により成分値が参照される画素の総数を、走査方向探索処理(S414)により成分値が参照される画素の総数よりも少なくしても、にじみ抑制対象画素を適切に判定することができるのである。また、成分値が参照される画素の総数を、搬送方向と走査方向とで等しくする場合に比較して、画素の参照回数を減らすことができるので、にじみ抑制対象画素の判定処理を高速化することができる。
また、本実施形態によれば、搬送方向探索処理(S408)の判定結果である判定結果保持画像データ(図7(a)参照)を、ニアレストネイバー法により、走査方向の解像度をCMYK画像データと同じ倍率で変換するので、搬送方向探索処理(S408)により、にじみ抑制対象画素であると判定された画素P(i,j)に対応した領域の複数個の画素(例えば、図7(b)に示すP(2i,j)とP(2i+1,j))をにじみ抑制対象画素として示した判定結果保持画像データを取得することができる(図7(b)参照)。そして、走査方向探索処理(S414)においては、走査方向における周辺画素との関係に基づいて、にじみ抑制対象画素であると判定された画素の変換画素フラグを1に書き換える。その結果、搬送方向探索処理(S408)により、にじみ抑制対象画素であると判定された画素に対応する領域の複数個の画素、および、走査方向探索処理(S414)により、にじみ抑制対象画素であると判定された画素を、にじみ抑制対象画素として示した判定結果保持画像データを取得することができる。
なお、「搬送方向探索処理(S408)によりにじみ抑制対象画素であると判定された画素」を画素P(i,j)とし、走査方向の解像度の倍率をmとするとき、「搬送方向探索処理(S408)によりにじみ抑制対象画素であると判定された画素に対応する領域の複数個の画素」とは、走査方向の解像度変換後のCMYK画像データにおける、画素P(m×i,j)から画素P(m×(i+1)−1,j)までの各画素に相当する。
図4に戻り説明する。次に、CPU11は、ブリーディング抑制処理を実行する(S416)。この処理は、搬送方向探索処理(S408)または走査方向探索処理(S414)により、にじみ抑制対象画素であると判定された画素の黒成分値を低減する処理であるが、詳細は、図8を参照して後述する。
次に、CPU11は、ブリーディング抑制処理後のCMYK画像データに、公知のハーフトーン処理を実行することにより、各画素の値が、ドットオン(ドットを形成する)またはドットオフ(ドットを形成しない)に二値化されたドットデータを生成する(S418)。
次に、CPU11は印刷処理を行う(S420)。これにより、ブリーディング抑制処理後の画像データに基づく画像を、インクヘッド19に印刷させることができる。
図8は、ブリーディング抑制処理(S416)を示すフローチャートであり、図9は、ブリーディング抑制処理を説明する棒グラフである。図9を参照しつつ、ブリーディング抑制処理について説明する。
まず、CPU11は、搬送方向および走査方向の解像度を上げた後のCMYK画像データにおいて、注目画素として参照する画素を1進める(S802)。具体的には、以下の処理を行う。
i<(WIDTH-1)の場合
i=i+1, j=j
i=(WIDTH-1)の場合
i=0, j=j+1
ただし、このブリーディング抑制処理(S416)の開始後、最初にS802を実行するときには、i=0,j=0とする。
次に、CPU11は、注目画素P(i,j)の変換画素フラグFS(i,j)が1か否かを判断する(S804)。S804の判断が否定される場合(S804:No)、S802に戻り処理を繰り返す。
一方、S804の判断が肯定される場合(S804:Yes)、CPU11は、次に、注目画素P(i,j)の黒成分値Kを、黒成分値K’に変換する(S806)。例えば、下記式により黒成分値K’を算出する。
K’=K (0≦K<KTH1のとき)
K’=aK+b (KTH1≦K≦255のとき)
ただし、
a=(KMAX−KTH1)/(255−KTH1
b=KMAX−{(KMAX−KTH1)/(255−KTH1)}×255
なお、KMAXおよびKTH1は任意の値であるが、例えば、KTH1=64であり、KMAX=140であるものとする。
CPU11は、注目画素の黒成分値Kを、上記式により算出された黒成分値K’に低減する。黒成分値Kを低減することにより、後に実行されるハーフトーン処理(S418)において、処理対象画素の黒成分値がドットオンに変換される可能性を低減することができる。よって、黒インクのにじみを抑制することができる。
次に、CPU11は、低減前の黒成分値Kから低減後の黒成分値K’を減算した値を、第1黒置換値D1として取得する(S808)。次に、CPU11は、第2黒置換値D2を取得する(S810)。第2黒置換値D2は、C,M,Yの各色の成分値として取り得る値の最大値(例えば255)から、注目画素のC,M,Yの各色の成分値のうち最大の成分値を減算した値である。
次に、CPU11は、第2黒置換値D2が第1置換値D1以上であるか否かを判断する(S812)。そして、第2黒置換値D2が第1黒置換値D1以上である場合(S812:Yes)、注目画素のC,M,Yの各色の成分値に、第1黒置換値D1を加算して、成分値C’,M’,Y’に変換する(S814)。その結果、図9(a)に示すように、各成分値が変換される。
一方、第2黒置換値D2が第1黒置換値D1未満である場合(S812:No)、処理対象画素のC,M,Yの各色の成分値に、第2黒置換値D2を加算して、成分値C’,M’,Y’に変換する(S816)。その結果、図9(b)に示すように、各成分値が変換される。
次に、CPU11は、全ての画素を処理したか否かを判断し(S818)、S818の判断が否定される場合(S818:No)、S802に戻り、処理を繰り返す。そして、処理を繰り返すうちに、S818の判断が肯定されると(S818:Yes)、この処理を終了する。
ブリーディング抑制処理(S416)によれば、注目画素の元々の黒成分値Kが大きい値であるほど、低減前の黒成分値Kと低減後の黒成分値K’との差が大きくなり、C,M,Yの各色の成分値に加算する値(第1黒成分値D1)も大きくなる。換言すれば、注目画素の元々の黒成分値Kが大きい値であるほど、その注目画素に対応した記録用紙上の画素に、C,M,Yのインクが印刷される確率が増大する。
C,M,Yのインクと黒インクとが記録用紙上の同一の画素に印刷されると、C,M,Yインクは、同一の画素に印刷される黒インクが他の画素へにじみ出すことを抑制する壁のように機能し、さらに、上記画素に接する別の黒画素の黒インクが、上記画素へにじみ出すことを抑制する。また、その結果、より多くの黒インクを使用して、より濃い黒を表現することが可能となる。
また、本実施形態のブリーディング抑制処理(S416)によれば、第2黒置換値D2が第1黒置換値D1以上である場合に、第1黒置換値D1がC,M,Y各色の成分値に加算されるので、第1黒置換値D1を加算した後のC,M,Y各色の成分値が、色成分値として取り得る値の最大値より大きくなることを防止できる。加算後の有彩色成分値が、取り得る値の最大値を超過し、超過分を切り捨てる処理を行うと、カラーバランスがくずれてしまうのである。
なお、上記実施形態においては、印刷装置1が印刷部の一例に相当し、制御基板10が印刷制御装置の一例に相当する。S402を実行するCPU11が画像データ取得手段の一例に相当する。S406を実行するCPU11が第1解像度変換手段の一例に相当する。S408を実行するCPU11が第1判定手段および第1作成手段の一例に相当する。S410を実行するCPU11が第2解像度変換手段の一例に相当する。S412を実行するCPU11が第3解像度変換手段の一例に相当する。S414を実行するCPU11が第2判定手段およいb第2作成手段の一例に相当する。S416を実行するCPU11がにじみ抑制手段の一例に相当する。S420を実行するCPU11が制御手段の一例に相当する。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、上記実施形態では、制御基板10においてブリーディング抑制印刷処理(図4)が実行されるものとして説明したが、この処理は、印刷装置1に接続されたパーソナルコンピュータなどの外部装置において実行されても良い。この場合、印刷装置1に接続された外部装置が印刷制御装置の一例に相当し、外部装置にインストールされたプリンタドライバが印刷制御プログラムの一例に相当する。なお、外部装置において、ブリーディング抑制印刷処理(図4)を実行する場合、S420の処理では、ハーフトーン処理により生成したドットデータを印刷装置1へ出力することにより、印刷装置1に画像を印刷させる構成とすれば良い。
また、上記実施形態においては、コピープリントがユーザにより指示された場合に、図4に示すブリーディング抑制印刷処理が実行されるものとして説明したが、例えば、インターフェイス15を介して、外部装置からRGB画像データが入力された場合に、図4に示す処理を実行するように構成しても良い。
また、上記実施形態においては、走査方向の解像度変換前のCMYK画像データに基づいて、搬送方向探索処理(S408)を行っているために、搬送方向探索処理(S408)において成分値が参照される画素の総数が、走査方向探索処理(S414)において成分値が参照される画素の総数よりも少なくされていた。これに代えて、例えば、搬送方向探索処理(S408)において参照される搬送方向の周辺画素Sを、走査方向探索処理(S414)において参照される走査方向の周辺画素Sよりも少なくする構成としても良い。このようにすれば、CMYK画像データの解像度を変換するか否かに関わらず、搬送方向探索処理(S408)において成分値が参照される画素の総数を、走査方向探索処理(S414)において成分値が参照される画素の総数よりも少なくすることができる。
1 印刷装置
19 インクヘッド
23 ノズル
24A,24B ラスタ

Claims (4)

  1. 複数個のノズルが記録媒体の搬送方向に配列されたインクヘッドにより、前記搬送方向と交差する走査方向に並ぶドット列であるラスタを複数本形成するラスタ形成動作を行い、1のラスタ形成動作後、次に行うラスタ形成動作では、先に行われたラスタ形成動作で形成済みのラスタ間に、新たなラスタを形成するインターレース方式により、前記記録媒体に印刷を行う印刷部に、
    黒インクと、該黒インクとは異なる記録媒体浸透特性を有する複数色のカラーインクとを用いた印刷を実行させる印刷制御装置であって、
    前記黒インクと前記複数色のカラーインクとの成分値を画素毎に有する、画像データを取得する画像データ取得手段と、
    前記画像データに含まれる、各画素を順次、注目画素とし、前記注目画素とされる画素に対して、前記搬送方向に並ぶ複数個の周辺画素の成分値を、順次読み出して参照し、それら周辺画素の成分値に基づいて、前記注目画素とされる画素が、にじみ抑制対象画素であるかを判定する第1判定手段と、
    前記画像データに含まれる、各画素を順次、注目画素とし、前記注目画素とされる画素に対して、前記走査方向に並ぶ複数個の周辺画素の成分値を、順次読み出して参照し、それら周辺画素の成分値に基づいて、前記注目画素とされる画素が、にじみ抑制対象画素であるかを判定する第2判定手段と、
    前記画像データに含まれる画素のうち、前記第1判定手段または前記第2判定手段により、前記にじみ抑制対象画素であると判定された画素の黒成分値を低減するにじみ抑制手段と、
    前記にじみ抑制手段による処理後の画像データに基づく画像を、前記印刷部に印刷させる制御手段とを備え、
    前記第1判定手段により成分値が参照される画素の総数は、前記第2判定手段により成分値が参照される画素の総数よりも少ないことを特徴とする印刷制御装置。
  2. 前記画像データ取得手段により取得された画像データの前記搬送方向における解像度を上げる第1解像度変換手段を備え、
    前記第1判定手段は、前記第1解像度変換手段による解像度変換後の前記画像データの各画素を、順次、注目画素とすることにより、各画素が、前記にじみ抑制対象画素であるかを判定するものであり、
    前記第1判定手段による判定の後、前記第1解像度変換手段による解像度変換後の前記画像データの前記走査方向における解像度を上げる第2解像度変換手段を備え、
    前記第2判定手段は、前記第2解像度変換手段による解像度変換後の前記画像データの各画素を、順次、注目画素とすることにより、各画素が、前記にじみ抑制対象画素であるかを判定するものであり、
    前記にじみ抑制手段は、前記第2解像度変換手段による解像度変換後の画像データに含まれる画素のうち、前記第1判定手段により、にじみ抑制対象画素であると判定された画素に対応した領域の画素、および前記第2判定手段によりにじみ抑制対象画素であると判定された画素の黒成分値を低減することを特徴とする請求項1記載の印刷制御装置。
  3. 前記第1判定手段により前記にじみ抑制対象画素であると判定された画素であるか否かを、画素毎に示した判定結果保持画像データを作成する第1作成手段と、
    前記第1作成手段により作成された前記判定結果保持画像データの前記走査方向における解像度を前記第2解像度変換手段と同じ倍率で上げることにより、前記判定結果保持画像データを、前記第2解像度変換手段による解像度変換後の画像データに含まれる画素のうち、前記第1判定手段により前記にじみ抑制対象画素であると判定された画素に対応した領域の複数個の画素が、前記にじみ抑制対象画素であることを示すデータに変換する第3解像度変換手段と、
    前記第2解像度変換手段による解像度変換後の画像データに含まれる画素のうち、前記第2判定手段により、にじみ抑制対象画素であると判定された画素については、当該画素が前記にじみ抑制対象画素であることを示すように、前記第3解像度変換手段による解像度変換後の前記判定結果保持画像データを書き換える第2作成手段とを備え、
    前記にじみ抑制手段は、前記第2作成手段による書き換え後の前記判定結果保持画像データに示される、前記にじみ抑制対象画素の黒成分値を低減することを特徴とする請求項2記載の印刷制御装置。
  4. 複数個のノズルが記録媒体の搬送方向に配列されたインクヘッドにより、前記搬送方向と交差する走査方向に並ぶドット列であるラスタを複数本形成するラスタ形成動作を行い、1のラスタ形成動作後、次に行うラスタ形成動作では、先に行われたラスタ形成動作で形成済みのラスタ間に、新たなラスタを形成するインターレース方式により、前記記録媒体に印刷を行う印刷部に、
    黒インクと、該黒インクとは異なる記録媒体浸透特性を有する複数色のカラーインクとを用いた印刷を実行させる印刷制御装置において実行される印刷制御プログラムであって、
    前記黒インクと前記複数色のカラーインクとの成分値を画素毎に有する、画像データを取得する画像データ取得手段と、
    前記画像データに含まれる、各画素を順次、注目画素とし、前記注目画素とされる画素に対して、前記搬送方向に並ぶ複数個の周辺画素の成分値を、順次読み出して参照し、それら周辺画素の成分値に基づいて、前記注目画素とされる画素が、にじみ抑制対象画素であるかを判定する第1判定手段と、
    前記画像データに含まれる、各画素を順次、注目画素とし、前記注目画素とされる画素に対して、前記走査方向に並ぶ複数個の周辺画素の成分値を、順次読み出して参照し、それら周辺画素の成分値に基づいて、前記注目画素とされる画素が、にじみ抑制対象画素であるかを判定する第2判定手段と、
    前記画像データに含まれる画素のうち、前記第1判定手段または前記第2判定手段により、前記にじみ抑制対象画素であると判定された画素の黒成分値を低減するにじみ抑制手段と、
    前記にじみ抑制手段による処理後の画像データに基づく画像を、前記印刷部に印刷させる制御手段として、前記印刷制御装置を機能させ、
    前記第1判定手段により成分値が参照される画素の総数は、前記第2判定手段により成分値が参照される画素の総数よりも少ないことを特徴とする印刷制御プログラム。

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