JP3253142B2 - カラーインクジェット記録方法 - Google Patents

カラーインクジェット記録方法

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JP3253142B2 JP29254492A JP29254492A JP3253142B2 JP 3253142 B2 JP3253142 B2 JP 3253142B2 JP 29254492 A JP29254492 A JP 29254492A JP 29254492 A JP29254492 A JP 29254492A JP 3253142 B2 JP3253142 B2 JP 3253142B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー画像を鮮明且つ
高濃度に記録できるカラーインクジェット記録方法に関
し、詳しくはイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン
(C)、或は、グリーン(G)、レッド(R)、ブルー
(B)等のインクと、黒(Bk)インクとを用いたカラ
ーインクジェット記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録方法は、低騒音、低
ランニングコスト、装置が小型化しやすい、カラー化が
容易等からプリンタ、複写機、ファクシミリ等に利用さ
れている。
【0003】一般に、カラーインクジェット記録方法
は、シアン、マゼンタ、イエローの3色のインクを使用
し、またさらには黒を加えた4色のインクを使用してカ
ラー記録する。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】従来のインクジェ
ット記録方法は、インクのにじみのない高発色のカラー
画像を得るためにはインク吸収層を有する専用紙を使用
する必要があったが、近年はインクの改良によりプリン
タや複写機等で大量に使用される普通紙への印字適性を
持たせた方法も実用化されている。しかしながら、普通
紙への印字品位はまだ十分なレベルに達していない。そ
の最も大きな要因は、各色間のインクのにじみと、黒色
記録品位(特に黒文字や細線記録品位)の両立である。
【0005】通常、インクジェット記録方法によってカ
ラー画像を普通紙に得る場合は、普通紙への浸透速度が
速い速乾性のインクを用いる。このため、各色間のイン
クのにじみのない画像となるが、全体に濃度が低く、ま
た、各色の記録画像領域の周りは、紙の繊維にそって微
少にインクがにじむ、いわゆるフェザリングが発生しや
すい。
【0006】フェザリングは、カラー画像領域では比較
的目だちにくいが、黒画像領域では目だちやすく記録品
位の劣化となる。特に、黒画像が文字や細線の場合に
は、シャープさが欠けた不鮮明な文字となり、その品位
は悪い。
【0007】そこで、フェザリングが少なくかつ濃度が
高い高品位な黒色記録を得るためには、普通紙への浸透
速度が比較的遅い黒インクを使用する必要がある。しか
しながらこの場合には、黒色とカラー各色の記録画像領
域の隣接境界部において、各色のインクのにじみが生
じ、品位を損ねてしまう。
【0008】このように、黒やカラー各色間のインクの
にじみ防止と、特に黒色のフェザリングの減少の両立に
よるカラー記録品位向上は、合い反する課題となってい
た。
【0009】そこで、特開平3−146355号公報で
は、黒とカラーの境界域にそった領域は記録しない方法
が提案されている。しかし、この方法では、記録される
データの一部が欠落してしまう欠点がある。
【0010】また、特開平4−158049号公報で
は、カラー記録用の複数色ヘッドと文字記録用のヘッド
とを有し、記録画像に基づいて複数色ヘッドと文字記録
用のヘッドとを切り替えて記録する方法が提案されてい
る。しかし、この方法では、従来のカラー記録用の複数
色ヘッドに加えて文字記録用のヘッドを有するため、コ
ストアップや装置の大型化は免れない。
【0011】本発明は、前記した従来技術の問題点を解
決するためになされたもので、その目的とするところは
特に文字や細線等の黒色の記録品位をシャープに保ちつ
つ、黒とカラー各色間とでインクのにじみのない高品位
なカラー記録の両立を実現することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段及び作用】この目的を達成
するために本発明は、黒インクと、該黒インクとは異な
る記録媒体浸透特性を有した複数色のカラーインクとを
用いて所望のカラー画像を記録媒体上に記録するカラー
インクジェット記録方法において、該記録媒体の記録位
置上での特定領域内の黒の記録頻度が特定値より大きい
か否かを判別し、判別結果に応じて、前記特定領域内の
黒を前記複数色のカラーインクで記録するか、あるいは
前記黒インクで記録するかを選択して記録を行うことを
特徴とする。
【0013】これにより、記録媒体上の特定領域内の黒
の記録頻度に応じて、その特定領域内の黒を、黒インク
により記録するか、複数のカラーインクにより記録する
かを選択的に使い分ける。
【0014】
【実施例】以下図面を参照して本発明の好適な実施例を
詳細に説明する。
【0015】(実施例1)図1は本発明のインクジェッ
ト記録方法を実施した記録装置の斜視図を示す。
【0016】キャリッジ101は印字ヘッド102とカ
ートリッジガイド103を搭載しガイド軸104、10
5上を走査可能である(駆動不図示)。
【0017】記録用紙106は給紙ローラ107によっ
て本体装置内に送りこまれ紙送りローラ108とピンチ
ローラ(不図示)、紙押さえ板109によってはさまれ
紙送りローラ108の全面へと送られ印字される。イン
クカートリッジはイエロー、マゼンタ、シアンの3色を
収納したカラーインクカートリッジ110とブラックイ
ンクカートリッジ111の2種類でそれぞれ別々にカー
トリッジ103に挿入され、印字ヘッド102と連通す
る。
【0018】カラーインクカートリッジ110に収納さ
れるイエロー、マゼンタ、シアンのインクは、カラー画
像を形成する際に色の境界でインクのにじみが生じない
ように、記録用紙への浸透速度の速いものが用いられ
る。一方、ブラックインクカートリッジ111に収納さ
れるブラック(黒)インクは、黒画像が高濃度で且つイ
ンクのにじみの少ない高品位なものとなるように、前記
3種類のカラーインクに比べ比較的記録用紙への浸透速
度が遅いものが用いられる。
【0019】図2に印字ヘッド102を示す。印字ヘッ
ド102の前面部にイエロー、マゼンタ、シアン、ブラ
ックの吐出口グループを一直線上に配してある。それぞ
れのグループはイエロー用、マゼンタ用、シアン用が2
4個ずつ、ブラック用は64個の吐出口を有し、色間は
ノズルピッチ以上の間隔を有する。
【0020】これら吐出口の各々には、吐出口に連通す
るインク液路が設けられており、インク液路が配設され
る部位の後方にはこれら液路にインクを供給するための
共通液室が設けられる。吐出口の各々に対応するインク
液路には、これら吐出口からインク滴を吐出するために
利用される熱エネルギーを発生する電気熱変換体やこれ
に電力を供給するための電極配線が設けられている。こ
れら、電気熱変換体や電極配線は、シリコン等からなる
基板201上に成膜技術によって形成される。さらにこ
の基板上に樹脂、ガラス材よりなる隔壁、天板等を積層
することによって上記吐出口、インク液路、共通液室が
構成される。さらに後方には、上記電気熱変換体を記録
信号に基づいて駆動するための駆動回路がプリント基板
形態で設けられている。
【0021】シリコン基板及びプリント基板202は同
一のアルミプレート203に取り付けられており、この
アルミプレート203と平行に突き出たパイプ204〜
207はシリコン基板と垂直方向にひろがったディスト
リビュータと呼ばれるプラスチック部材208から突き
でており、さらにその内部の流路と連通しており、該流
路は共通液室に連通している。
【0022】該ディストリビュータ内の流路はイエロー
用、マゼンタ用、シアン用、ブラック用の4本存在し、
それざれの共通液室とパイプを連結している。
【0023】印字ヘッド102に設けられたイエロー
用、マゼンタ用、シアン用の吐出口からは、約40ng
のインクが、ブラック(黒)用の吐出口からは約80n
gのインクが吐出される。
【0024】使用したインクの成分は、以下の通りであ
る。
【0025】1.Y(イエロー) C.I.ダイレクトイエロー86 3部 ジエチレングリコール 10部 イソプロピルアルコール 2部 尿素 5部 アセチレノールEH(川研ケミカル) 1部 水 残部
【0026】2.M(マゼンタ) C.I.アシッドレッド289 3部 ジエチレングリコール 10部 イソプロピルアルコール 2部 尿素 5部 アセチレノールEH(川研ケミカル) 1部 水 残部
【0027】3.C(シアン) C.I.ダイレクトブルー199 3部 ジエチレングリコール 10部 イソプロピルアルコール 2部 尿素 5部 アセチレノールEH(川研ケミカル) 1部 水 残部
【0028】4. Bk(黒) C.I.ダイレクトブラック154 3部 ジエチレングリコール 10部 イソプロピルアルコール 2部 尿素 5部 水 残部
【0029】このように、C、M、YはBkに対してア
セチレノールEHを1%加えることによって、浸透性を
向上させている。付加物は、これ以外にも、他の界面活
性剤や、アルコール等がある。
【0030】図3は、上述したカラーインクジェット記
録装置の電気制御ブロック図である。
【0031】301は装置全体を制御するためのシステ
ムコントローラで内部にはマイクロプロセッサをはじめ
制御プログラムが収納されている記憶素子(ROM)、
マイクロプロセッサが処理を行う際に使用する記憶素子
(RAM)等が配置されている。
【0032】302は主走査方向に印字ヘッドを駆動さ
せるためのドライバであり、同様に303は副走査方向
の移動するためのドライバである。304、305は該
ドライバに対応したモータでありドライバからの速度、
移動距離などの情報を受け取り動作する。
【0033】306はホストコンピュータであり本発明
の印字装置に対して印字すべき情報を転送するための装
置である。
【0034】307は該ホストコピュータからのデータ
を一時的に格納するための受信バッファであり、301
のシステムコントローラからデータが読み込まれるまで
データを蓄積しておく。
【0035】308は印字すべき各色データをイメージ
データに展開するためのフレームメモリであり、印字に
必要な分のメモリサイズを有している。本実施例では印
字用紙1枚分が記憶可能なフレームメモリについて説明
するが、本発明はフレームメモリのサイズには限定され
ない。
【0036】309は印字すべき各色データを一時的に
記憶するための記憶素子で印字ヘッドのノズル数により
記憶容量は変化する。
【0037】310は印字ヘッドをシステムコントロー
ルからの指令により適切にコントロールするためのもの
であり、吐出速度、印字データ数等を制御するための印
字制御部である。
【0038】311は312Y、312M、312C、
312Bkのヘッドを駆動するためのドライバであり、
該310の印字制御部からの信号によりコントロールさ
れる。
【0039】図4は実施例1の動作フローである。破線
で囲まれた部分が本発明の特徴部分である。
【0040】STEP1では、ホストコンピュータ30
6からデータが転送され受信バッファ307に格納され
ているデータをシステムコントローラ301が読み込
む。
【0041】STEP2では、読み込んだデータをC、
M、Y、Bkの各フレームメモリ308に各色に対応し
たデータを展開し格納する。
【0042】STEP3では、記録媒体上で記録される
領域を特定領域Mに分割し、その領域M内での、黒記録
頻度をチェックする。具体的には、図5に示すように、
フレームメモリで記憶されたA4サイズ1枚分の記録デ
ータを、縦横それぞれ4ドット分で構成される合計16
画素分から成る特定領域Mで分割し、それぞれの特定領
域M内でのBk記録画素の数をカウントする。ここで
は、この数が特定値Cとして定められる2個より多い
か、または特定値C以下であるかを判断する。No、す
なわち特定値C以下の場合は、そのままSTEP5へと
進む。これは従来と同様の記録となり、黒をBkインク
で記録する。また、Yすなわち特定値Cより多い場合
は、STEP4へと進む。
【0043】STEP4では、特定領域M内のBkデー
タをCとMとYのデータに展開しなおし、Bkデータを
なくする。すなわち、黒は、C+M+Yで記録される。
その後STEP5へと進む。
【0044】STEP5では、従来どうりの記録動作を
し、その後一連の動作を終了する。
【0045】ここでSTEP4の処理は、Bkインクと
カラーインクの記録媒体上でのにじみ、すなわちブリー
ディングの発生は、特定記録領域M内の黒画素記録の頻
度に依存し、一定の値より高い頻度ではブリーディング
が発生しやすく、逆に一定の値より低い頻度ではブリー
ディングが発生しにくい現象である点に着目した処理で
ある。
【0046】STEP4の処理は、システムコントロー
ラ301内の内部プログラムによりソフトウエア的に処
理される。この処理はこれに限定されず、例えばより高
速に処理させるため、ハードウエアである電気回路によ
って実現されてもよい。
【0047】なお、本実施例では、画素ピッチPは、約
70.56μmであり、記録密度は360dpiであ
る。このため、A4フルサイズを記録する記録画素は横
方向は約2600、また、縦方向は約3600である。
特定領域Mの数は、領域を4×4画素としたので横方向
は約650で縦方向は約900である。
【0048】図7は、1枚の記録紙上に黒画像とカラー
画像とが混在する画像を示す1例である。
【0049】画像部Aは写真のような自然画であり、一
般に、黒記録画素の発生頻度が高い部分を有する画像で
ある。このとき、黒記録部は、CとMとYの3色を重ね
ることによって黒を表現する。この黒は比較的ぼやけた
ODの低い黒であるが、CMYのインクはにじみにくい
特性のため、他のカラー記録部との色のにじみは無く、
全体として高品位な画像となる。
【0050】一方、画像部Bは機械や電気の図面のよう
な、黒記録画素の発生頻度は低い画像である。この時、
黒記録部は、Bkインクで黒を表現する。この黒はフェ
ザリングが無くODの高い特性の黒であり、細線や小さ
い文字等をシャープに記録する。
【0051】図7の右側は文字部である。文字部の内、
黒色で記録される部分について、文字を表現する細い部
分はBkで、また太い部分の中央部はC+M+Yで記録
される。このとき、Bk部とCMY部ではブリーディン
グが発生するが、両者とも黒であるので問題とならな
い。
【0052】尚、特定値Cの値は、記録画素の密度、使
用するインクの特性、記録媒体の特性、Bkインクを記
録してから他のカラーインクを記録するまでの時間、等
によって異なる値となる。このため使用する記録系によ
って最適な値が選択される。
【0053】なお、ここでは、1ページを記録するフレ
ームバッファーを有した場合を示したが、フレームバッ
ファーの代わりに、ラインバッファーを有した場合でも
本発明は適応可能である。
【0054】(実施例2)実施例1では、記録領域全体
を特定領域Mで分割して処理する場合を示した。しかし
ながら、場合によって、図8のように、分割された特定
領域M内での黒記録頻度は低くても、連続した領域では
黒記録画素が部分的にかたよる場合もありうる。この場
合に黒記録領域とその周囲の他の色の記録領域とで発生
するブリーディングは、同一の記録画素に対し、縦及び
または横方向にオーバーラップして、STEP4の判断
をすることによって避けられる。
【0055】具体的には、一例として図6に示すよう
に、縦横方向に特定領域Mを1/2分づつずらしたマス
クとして各画素に対して、最大記録領域の周囲をのぞい
て、2回ずつSTEP4の判断処理を行う。同一画素に
対してのオーバーラップした処理の判断結果の論理和が
この場合の判断結果となる。演算処理時間は実施例1よ
り長くなるが、より確実な処理となる。
【0056】(実施例3)実施例1では、記録領域全体
を縦横それぞれ4画素から成る特定領域Mで分割して処
理する場合を示した。
【0057】これは、この画素の集合に限定されるもの
ではなく、一般に、m×n(m、nは2以上の整数)画
素の領域Mとしてよい。また、この場合、特定値Cの値
は最適値が選択される。
【0058】(実施例4)実施例1では、より簡単な高
速な処理のためアルゴリズムを簡単にし、STEP4
で、特定領域M内の黒画素記録データの記録頻度を演算
しその結果に基づいた処理とした。
【0059】本来は、Bkと他の色とのブリーディング
の発生は、Bkと他の色との相互作用によって発生す
る。そこで、特定領域M内のC及びまたはM及びまたは
Yの記録頻度によっては、特定値Cはより大きな値とし
てもよい。
【0060】図9は、特定領域M内のカラー記録画素の
頻度、すなわちCとMとYの記録画素の合計値Tに対す
る特定領域内の記録頻度(T(m×n)×100%、m
=4、n=4)に対して、Bkインクで記録可能な黒の
記録画素の頻度を描いた図である。この例では、特定領
域内のカラー記録画素の発生頻度が少ない程特定値Cの
値を大きくしている。実施例1では、Aの部分だけをN
oとしていたが、Bの部分までに拡大した。
【0061】この例では、ブリーディングが発生せず、
かつ、より高い確率でBkインクを使用することが可能
となり、高品位な黒記録領域をより広げられる利点があ
る。
【0062】以上本発明を実施例を用いて説明した。以
上の実施例では、記録ヘッドとして、電気熱変換体から
発生する熱エネルギーを用いてインク中に気泡を生成
し、該気泡の作用によってインクを飛翔させるジェット
記録方法を用いて説明したが、電気機械変換体から発生
する機械エネルギーを用いてインクに状態変化を生起さ
せることによってインクを飛翔させる、いわゆるピエゾ
方式のインクジェット記録方式にも本発明が適用できる
ことはいうまでもない。
【0063】又、本発明は紙や布、不織布、さらにはO
HP用紙等の記録媒体を用いる機器すべてに適用でき、
具体的な適用機器としては、プリンタ、複写機、ファク
シミリ等を挙げることができる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、黒
インクと、黒インクとは浸透速度が異る複数色のカラー
インクを使用して、特定領域内の黒記録画素の頻度によ
って黒インクによる黒か複数色のカラーインクによる黒
かを使い分けることによって、文字や細線等の黒色の記
録品位を良好に保ち、かつ、黒とカラー各色間でのイン
クのにじみのない高品位なカラー記録の両立を実現する
ことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能なインクジェット記録装置の
斜視図である。
【図2】本発明を適用可能なインクジェット記録装置の
ヘッド機構図である。
【図3】本発明を適用可能なインクジェット記録装置制
御回路ブロック図である。
【図4】実施例1の動作フローを示す図である。
【図5】記録領域と特定領域の関係を示す図である。
【図6】記録領域とオーバーラップした特定領域の関係
を示す図である。
【図7】黒とカラーの混在した図である。
【図8】特定領域内の黒色記録画素を示す図である。
【図9】特定領域内のカラー記録画素の頻度に対する黒
インクで記録可能な黒画素の頻度の関係を示す図であ
る。
【符号の説明】
101 キャリッジ 102 印字ヘッド 103 カートリッジ 104 ガイド軸 105 ガイド軸 106 記録用紙 107 給紙ローラ 108 紙送りローラ 109 紙押さえローラ 110 カラーインクカートリッジ 111 ブラックインクカートリッジ 201 シリコン基板 202 プリント基板 203 アルミプレート 204〜207 ディストリビュータ 208 プロッスチック部材 301 システムコントローラ 302 キャリッジモータドライバ 303 紙送りモータドライバ 304 キャリッジモータ 305 紙送りモータ 306 ホストコンピュータ 307 受信バッファ 308Y、308M、308C、308Bk 各色のフ
レームメモリ 309Y、309M、309C、309Bk 各色のデ
ータバッファ 310 印字制御部 311 印字ドライバ 312Y、312M、312C、312Bk 各色の印
字ヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 八重樫 尚雄 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/21

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 黒インクと、該黒インクとは異なる記録
    媒体浸透特性を有した複数色のカラーインクとを用いて
    所望のカラー画像を記録媒体上に記録するカラーインク
    ジェット記録方法において、 該記録媒体の記録位置上での特定領域内の黒の記録頻度
    が特定値より大きいか否かを判別し、判別結果に応じ
    て、前記特定領域内の黒前記複数色のカラーインクで
    記録するか、あるいは前記黒インクで記録するかを選択
    して記録を行うことを特徴とするカラーインクジェット
    記録方法。
  2. 【請求項2】 前記特定領域内の黒の記録頻度が前記
    定値より大きいと判別された場合には、前記特定領域内
    の黒を前記複数色のカラーインクで記録し、特定値以下
    であると判別された場合には、前記特定領域内の黒を前
    黒インクで記録することを特徴とする請求項1に記載
    のカラーインクジェット記録方法。
  3. 【請求項3】 前記特定領域内の黒の記録頻度の判別
    を、記録媒体上の同一記録位置に対し複数回行い、その
    判別結果の論理和に基づいて前記特定領域内の黒の記録
    頻度の判別を行うことを特徴とする請求項1に記載のカ
    ラーインクジェット記録方法。
  4. 【請求項4】 前記特定領域の大きさは最小記録ピッ
    チをPとした場合2P×2P以上の大きさであること
    を特徴とする請求項1に記載のカラーインクジェット記
    録方法。
  5. 【請求項5】 前記特定値は、前記特定領域内の黒以外
    の記録画素発生頻度が少ないほど大きい値であることを
    特徴とする請求項1に記載のカラーインクジェット記録
    方法。
  6. 【請求項6】 前記複数色の各カラーインクの1画素あ
    たりのインク吐出量は黒インクの1画素あたりのインク
    吐出量より少ないことを特徴とする請求項1に記載のカ
    ラーインクジェット記録方法。
  7. 【請求項7】 電気熱変換体から発生する熱エネルギー
    を用いてインクに状態変化を生起させることによりイン
    クを吐出して記録を行うことを特徴とする請求項1に記
    載のカラーインクジェット記録方法。
  8. 【請求項8】 電気機械変換体から発生する機械エネル
    ギーを用いてインクに状態変化を生起させることにより
    インクを吐出して記録を行うことを特徴とする請求項1
    に記載のカラーインクジェット記録方法。
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