JP2952077B2 - インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法 - Google Patents

インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法

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JP2952077B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の吐出口を配設す
る記録ヘッドを複数備え、記録媒体にインク滴を吐出し
て記録を行うインクジェット記録装置及び記録方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピューターやワープロ、複写
機などOA機器が広く普及しており、これらの記録装置
の記録方式が数多く開発されている。インクジェット記
録装置は、他の記録方式と比べて高精細化が容易でしか
も高速で静粛性に優れ、かつ安価であるという優れた特
徴を有する。カラー化のニーズも高まりつつあり、カラ
ーインクジェット記録装置も数多く開発されている。
【0003】インクジェット記録装置は、ノズルからイ
ンクを噴射して記録紙にインクを付着させて画像を形成
するものである。従来、記録画像の階調性や濃度向上の
ために、被記録材上の画像を形成する複数の画素を複数
の重複インク滴によって形成したり、隣接させた画素密
度を向上するために複数のインク液滴を高密度に打ち込
むことが行われている。これをカラーに応用すると色再
現性が向上できる利点がある。さらには、被記録材が透
過型OHP(オーバーヘッドプロジェクタ)用の透明フ
ィルムなどの場合、これに記録される画像は全体に透過
濃度を増す必要があり、この場合にも上記方式は有効で
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】カラーインクジェット
記録装置の場合、ある色と別の色の境界部において染料
の拡散による色の混じり合い(境界にじみ)が生じ、画
像品位の低下を引き起こすという問題が生じている。こ
れは吐出されたインクが十分に乾燥定着していない状態
で紙面上および紙中に存在するとき、隣合う別の色のイ
ンクと混ざり合うために生じるものである。これは、異
なるインクの液−液界面において色素(染料や顔料など
着色剤)が拡散することによって生じるものである。
【0005】OHPフィルムのようにインク受容量が限
られているものや、インク吸収性の悪い記録材の場合に
はインクの吸収の量または吸収速度が限られ、画素から
インクが溢れ出し、結果として画質の劣化をもたらす場
合があった。特に、各インク色に対応した複数の記録ヘ
ッドは、走査方向に配置される構成であるため、異なっ
たインクを重複させるような場合には単位時間当たりの
打ち込み密度が大きくなり、上記インク溢れの問題が顕
著になった。カラーインクジェット記録装置は、一般に
シアン、マゼンタ、イエローの各色のインクドットを適
当に重ね合わせることによりカラー中間色が実現でき
る。即ち、赤はマゼンタとイエロー、青はシアンとマゼ
ンタ、緑はシアンとイエローを重ね合わせることにより
実現できる。なお、黒はシアン、マゼンタ、イエローの
3色を重ねることにより実現できるが、この時の黒の発
色が悪いのと単位面積あたりのインクの打ち込み量が多
くなるために、黒だけは別に打ち出す(黒インクを用い
る)ようにしている。従って、2色分のインク量を打ち
込まれる赤、青、緑の部分は、特に単位時間当たりのイ
ンク打ち込み密度が大きいため上述のインク溢れが生じ
易く、これらの色と隣接された別の色との境界部では境
界にじみが生じ易い。
【0006】特別にインク吸収量を増大させた記録紙は
知られているが、このような特定の専用紙に限定してイ
ンクジェット記録装置を構成してしまうと、ユーザーは
それ以外の紙を使用できなくなり、紙が非常に高価にな
ってしまうという欠点を有している。又、ユーザーが別
の吸収性の悪い紙や記録材を用いた場合は記録不良を招
き、最悪の場合、記録ヘッドが不良と判断してユーザー
が記録ヘッドを無駄にしてしまうこともあった。
【0007】そこで近年では、記録装置の低コスト化に
ともなって、インク吸収性を良くするための特殊加工を
施していない普通紙(PPC用紙など)にも記録可能な
記録装置の需要が延びてきている。しかし、インク吸収
性の悪い記録紙はインク吸収性を考慮して作られたイン
クジェット専用紙に比べて異色境界部での境界にじみが
生じ易いだけでなく、印字濃度が低いという問題点があ
る。記録画像において、特に文字細線に用いる黒色の濃
度は画像上重要視されるところである。
【0008】先ず従来の方法では、インク溢れによる境
界にじみの防止のためには、各記録ヘッドの1回の走査
で打ち込むインク液滴の数を同一の割合で間引いて1回
に打ち込むインク液滴の量を減らし、所定の時間をおい
て複数回に分けて走査をする方法(マルチパス印字)が
提案されている。さらに、文字細線の黒色の濃度を上げ
るために、黒インクのみ同位置に2回インクを打ち込む
という方法を組み合わせたものも提案されている。
【0009】しかしながら、この方法では黒を同位置に
打ち込むために2倍の走査回数が必要となり、記録速度
の大幅な低下を招くという問題点があった。
【0010】本発明は上記の問題点に艦がみてなされた
ものであり、異色境界部において不適当なにじみを生じ
ることがなく、しかも少なくとも1色、例えば黒色の印
字濃度が高く鮮明でシャープな記録画像をより速やかに
実現するインクジェット記録装置及び記録方法を提供す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の目的を
達成するため、複数(2個以上)の記録ヘッドを用い、
異なる色のインクを使用してカラー画像記録を行うよう
にしたカラーインクジェット記録方式において、前記複
数の記録ヘッドを記録媒体に相対走査させて間引き画像
を記録する際、前記複数の記録ヘッドの内の少なくとも
1つの記録ヘッドへ供給されるべき画像信号の間引き率
を、他の記録ヘッドへ供給されるべき画像信号の間引き
率といずれの相対走査においても異なるようにしたこと
を特徴とする。
【0012】
【作用】本発明によれば、走査回数を増やす事なく、し
かも境界にじみを起こさずに少なくとも1色、例えばブ
ラックインクの総打ち込み量を通常の2倍にでき、黒色
の印字濃度を高くする事が可能となる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して具体
的に説明する。図1は、本発明が適用可能なインクジェ
ット記録装置の概略図である。ここで、Cはインクジェ
ットカートリッジであり、上方にインクタンク部、下方
に記録ヘッド23(図示せず)を有し、記録ヘッド23
を駆動するための信号などを受信するためのコネクタを
設けてある。2はキャリッジで、4個のカートリッジC
1・C2・C3・C4(それぞれ異なった色のインクを
収納しており、例えばブラック、シアン、マゼンタ、イ
エローなど)を位置決めして搭載する。更に、記録ヘッ
ドを駆動するための信号などを伝達するためのコネクタ
ホルダーを設けてあり、記録ヘッド23と電気的に接続
される。
【0014】11はキャリッジ2の主走査方向に延在
し、キャリッジ2を摺動自在に支持する走査レール、5
2はキャリッジ2を往復動させるための駆動力を伝達す
る駆動ベルトである。また、15、16および17、1
8は、記録ヘッドによる記録位置の前後に配置されて記
録媒体の挟持搬送を行うための搬送ローラ対、Pは紙な
どの記録媒体で、記録媒体Pの被記録面を平坦に規制す
るプラテン(不図示)に圧接されている。この時キャリ
ッジ2に搭載されたインクジェットカートリッジCの記
録ヘッド23はキャリッジから下方へ突出して記録媒体
搬送用ローラ16、18間に位置し、記録ヘッド部の吐
出口形成面は、プラテン(不図示)の案内面に圧接され
た被記録材Pに平行に対向するようになっている。な
お、駆動ベルト52は主走査モータ29によって駆動さ
れ、搬送ローラ対15〜18は副走査モータ26(図示
せず)によって駆動される。
【0015】本例のインクジェット記録装置において
は、回復系ユニットを図1の左側にあるホームポジショ
ン側に配設してある。回復系ユニットにおいて、300
は記録ヘッド23を有する複数のインクジェットカート
リッジCにそれぞれ対応して設けたキャップユニットで
あり、キャリッジ2の移動にともなって図中左右方向に
スライド可能であるとともに、上下方向に昇降可能であ
る。そしてキャリッジ2がホームポジションにあるとき
には記録ヘッド23と接合してこれをキャッピングし、
記録ヘッド23の吐出口内のインクが蒸発して増粘・固
着して吐出不良になるのを防いでいる。
【0016】又、回復系ユニットにおいて、500はキ
ャップユニット300に連通したポンプユニットであ
り、記録ヘッド23が万一吐出不良になった場合、キャ
ップユニット300と記録ヘッド23とを接合させて行
う吸引回復処理などに際して負圧を生じさせるのに用い
る。さらに、回復系ユニットにおいて、401はゴムな
どの弾性部材で形成されたワイピング部材としてのブレ
ード、402はブレード401を保持するためのブレー
ドホルダーである。
【0017】ここでは、キャリッジ2に搭載された4個
のインクジェットカートリッジはC1にブラックインク
(以下Kと略す)、C2にシアンインク(以下Cと略
す)、C3にマゼンタインク(以下Mと略す)、C4に
イエローインク(以下Yと略す)を用いており、この順
にインクを重ね合わせるようにした。カラー中間色は
C,M,Yの各色のインクドットを適当に重ね合わせる
ことにより実現できる。即ち、赤はMとY、青はCと
M、緑はCとYを重ね合わせることにより実現できる。
黒はC,M,Yの3色を重ねることにより実現できる
が、この時の黒の発色が悪いのと精度良く重ねることが
困難なため、有彩色の縁どりが生じるのと単位時間当た
りのインクの打ち込み密度が高くなりすぎる。そこで、
黒だけは別に打ち出す(黒インクを用いる)ようにして
いる。
【0018】図2に、本発明が適用可能な間引きマルチ
パス印字を行うインクジェット記録装置の制御ブロック
図を示す。図中23は記録ヘッドであり、複数のインク
吐出口とこれに対応して設けられた複数の吐出エネルギ
ー発生素子としての電気熱変換体を有する。記録ヘッド
23は、記録データに応じた吐出信号がこの電気熱変換
体に供給され、これにより発生する気泡によりインクに
状態変化を生起させてインク液滴を吐出口から吐出させ
る。29は駆動ベルト52を駆動する主走査モータを示
している。20はユーザによるマニュアルスイッチ操作
あるいは、自動によって印字モードを切り換える印字モ
ード切り換え部、21は印字モード切り換え部20によ
り間引きマルチパス印字が選択された場合に、入力され
た画像信号(以下、印字信号と称す)Sから間引きマル
チパス印字を行うための間引き印字信号を作成する間引
き印字信号作成部、22は間引き印字信号作成部21か
らの信号に従って記録ヘッド23を駆動するヘッド駆動
部を示している。また、27は主走査モータ29を駆動
する信号を作成する主走査モータ駆動信号作成部であ
り、印字モード切り換え部20によって間引きマルチパ
ス印字が選択された場合、パス回数分の駆動信号を順次
作成する。28は主走査モータ駆動信号作成部27から
の信号によって主走査モータ29の駆動を制御する主走
査モータ駆動部を示している。24は副走査モータ26
を駆動する信号を作成する副走査モータ駆動信号作成部
であり、印字モード切り換え部20によって間引きマル
チパス印字が選択された場合、選択されたモードに応じ
て紙送り量を制御する駆動信号を作成する。25は副走
査モータ駆動信号作成部24からの信号によって副走査
モータ26の駆動を制御する副走査モータ駆動部を示し
ている。
【0019】このようなインクジェット記録装置におい
て、間引きマルチパス印字は以下のようにして行われ
る。ユーザによるマニュアルスイッチ操作あるいは、自
動によって印字モード切り換え部20が、間引きマルチ
パス印字が選択された場合、図3(A)に示す如く入力
画像信号は間引き印字信号作成部21で予め決められた
間引きパターン(図3(B))に従って間引かれ、図3
(C),(D)に示すように、間引き印字信号S1と間
引き印字信号S2に分けられる。この内、先ず間引き印
字信号S1がヘッド駆動部22に送られ記録ヘッド23
が駆動され、記録ヘッド23の吐出口よりインク滴が吐
出する。これと同期して(実際にはヘッド駆動よりも所
定時間だけ先に)、主走査モータ駆動信号作成部27で
キャリッジの主走査駆動信号が生成され、駆動部28か
らの信号に従い主走査モータ29が駆動される。キャリ
ッジ2は走査レール11にそって移動して1パス目の印
字を行い、印字終了後主走査モータ29は逆方向に駆動
され、キャリッジ2はスタートポジションに戻る。さら
に、所定時間経過後、間引きにより残った間引き印字信
号S2がヘッド駆動部22に送られて記録ヘッド23が
駆動され、1パス目と同様の方法で2パス目の印字を行
った後、次のラインの印字に備える。
【0020】この間、記録媒体は移動しないよう不図示
の副走査ローラが制御されるため、間引き2パス印字が
実現する。上記の説明では間引き2パス印字の場合につ
いて説明したが、3回以上のマルチパス印字において
も、同様に説明される。
【0021】図9は、被記録材のインク吸収特性を示し
たものであり、横軸に吸収時間の平方根(√S)、縦軸
にインクの吸収量(nl/mm2)を示した。表層にイ
ンク受容層を設けた塗工紙では短時間に多量のインクを
吸収できるのに対して、本実施例で用いられる非塗工紙
(PPC用紙などの普通紙)は、初期吸収が低く、イン
クの吸収に長い時間を要することがわかる。
【0022】図10は、境界にじみを模式的に現したも
のである。図10に示すようにある色のベタ(全吐出)
印字部と別の色のベタ印字部が隣り合わせになったその
境界(A−A’を結ぶ線上)において意図せぬ色の混じ
り合いが生ずる。しかも、この時には紙表面の不均一な
凸凹や繊維などに沿ってにじむため、にじみが直線上に
滑らかにならずに著しく目立ってしまい、シャープさの
欠けた画像となってしまう。
【0023】図11は、ほぼ同時に2色のインクを被記
録材に打ち込んだ場合の画像の境界にじみ度合いを調べ
結果を表にしたものである。この表で○印は実用に耐え
ると判断したもの、△印はやや画質の劣るもの、×印は
全く実用に耐えないものである。この実験から、短時間
のうちに記録できるインク量は非塗工紙では15nl/
mm2以下、塗工紙では25nl/mm2以下であること
が分かる。
【0024】この現象は、図12に示すメカニズムによ
って生じていると推察される。即ち、インクの紙への吸
収は、図12(A)に示すように、接触、衝突、ドット
形成、浸透、乾燥(定着)の順で行われると考えられ
る。そして、非塗工紙のように短時間に吸収できるイン
ク量以上のインクが打ち込まれるとインクが溢れ、図1
2(B)に示したように、この溢れたインクが先に到達
した隣接するインクに引き寄せられて、その境界部にに
じみを生じることになると考えられる。
【0025】(実施例1)本実施例においては、図4に
示したように1回の走査で打ち込むインク滴の間引き率
をKインク記録ヘッドでは0%、つまり吐出口の使用率
100%(間引かない)、その他のC,M,Yインク記
録ヘッドでは50%とし、第1走査と第2走査間では紙
送りは行わず、2回に分けて走査(2パス印字)するよ
うにした。
【0026】本例では記録密度360DPIで各ノズル
の吐出量が45plのマルチノズル記録ヘッドを用い
て、にじみ率が2倍のPPC用紙に行う構成を示す。こ
のヘッドを用いて、単色、2色および3色のインクを重
複または隣接させて打ち込んだときの面密度はそれぞれ
9.0nl/mm2、18.0nl/mm2および27.
0nl/mm2となる。このことから本例の場合、境界
にじみを生じない1回の走査で打ち込み可能なインク量
の許容範囲は1.7色分までとなる。
【0027】したがって、1回の走査で赤、青および緑
色を記録しようとした場合、短時間に2色分のインクが
打ち込まれ紙面上でインク溢れ状態が生じ、境界にじみ
が発生してしまう。このために、C,M,Y記録ヘッド
の1回の走査でのインク打ち込み量は、図5に示したよ
うに50%間引き(印字信号を千鳥状に間引く、図3参
照)としてインク溢れが生じないようにし、所定時間後
(1回目の走査で打ち込まれたインクが完全に定着した
後)に2回目の走査で残り半分を逆千鳥状に打ち込むよ
うにした。図4において、「C千鳥」とはシアンの印字
信号を千鳥状に間引くことを示し、「C逆千鳥」とはシ
アンの印字信号を逆千鳥状に間引くことを示す。また、
第2走査の「( )」は、第2走査よりも先に行われた
走査、つまり第1走査で印字された状態を示す。
【0028】黒はシアン、マゼンタ、イエローの3色を
重ねることにより実現できるが、この時の黒の発色が悪
く、精度良く重ねることが困難なため有彩色の縁どりが
生じ、さらには単位時間当たりのインクの打ち込み密度
が高くなりすぎる。そこで、黒だけは混色することなく
別に打ち出す(黒インクを使用する)ようにしている
為、K記録ヘッドは間引く必要性がない。そのため、1
回の走査で間引かずに印字し、2回目の走査でも間引か
ずに同一の着弾位置に重ねて印字する。こうする事によ
り、走査回数を増やす事なく、しかも境界にじみを起こ
さずにブラックインクの総打ち込み量を通常の2倍にで
き、黒色の印字濃度を高くする事が可能となる。
【0029】この時、K記録ヘッドも他の記録ヘッドと
同様に50%間引きながら記録すると、Kインクの総打
ち込み量を通常の2倍にするには4回も走査する必要が
あり、記録時間も約2倍必要となってしまう。また、多
湿環境下で行われた場合には、インクが定着しにくいた
めに走査間隔時間(1回目の走査終了から次の走査まで
の時間)をより長くしなければならない。この場合、待
ち時間が必要となるため1走査あたりの実質印字時間が
長くなり、走査回数が多ければ多いほど総記録時間がか
なり長くなってしまう。
【0030】従って、Kインクの打ち込み量を2倍にし
ようとする場合、全記録ヘッドを一様な間引き率にする
よりも、本実施例のようにK記録ヘッドのみ間引き率を
変えることにより、走査回数を1/2に減らすことが可
能となり、記録時間を短縮することができる。また、本
実施例においては、K記録ヘッドは間引かず(100
%)に2回走査することにより総インク打ち込み量を2
倍としたが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、K記録ヘッドの間引き率を25%として2回の
走査での総インク打ち込み量を1.5倍としても、間引
き率を10%とし総インク打ち込み量を1.8倍として
も、総インクの打ち込み量を通常よりも多くできる。
【0031】(第2実施例)図6は本発明における第2
の実施例の記録方法を示すものである。本実施例で用い
たインクジェット記録装置、記録ヘッドは第1実施例の
場合と同様のものを用いた。
【0032】本実施例は、記録ヘッドの記録領域(L)
を2分割し、C,M,Yの記録ヘッドは1回目の走査に
よって千鳥あるいは逆千鳥部分を記録し、その後にL/
2幅の紙送りを行い、2回目の走査で異なるノズルで残
りの逆千鳥あるいは千鳥部分を印字し、L/2幅部分の
印字を完成する方法である。この時、K記録ヘッドは1
回目、2回目の走査ともに間引かずに印字する。同図に
おいては、本来、吐出口列は見ることができないが、説
明の便宜上、上方から透視して示している。
【0033】さらに図6を用いて詳しく説明すると、第
1の走査によって各記録ヘッドの記録領域(1)中のノ
ズル(吐出口)を使用して印字が行われる。この時、K
記録ヘッドは間引かずに印字し、C,M,Yの記録ヘッ
ドは千鳥状に半分間引いた印字を行う。その後L/2幅
の紙送りがなされる。第2の走査では記録領域(1)、
(2)の両領域で印字を行う。この時もK記録ヘッドは
間引かずに印字するが、C,M,Yの記録ヘッドは逆千
鳥状に半分に間引いて印字を行う。この時点で記録領域
の(2)の部分は印字が完了し、さらにL/2幅の紙送
りがなされる。第3の走査でも記録領域の全領域で印字
を行い、この時もK記録ヘッドは間引かずに印字し、
C,M,Yの記録ヘッドは千鳥状に間引いて印字を行
い、以下同様に繰り返す。なお、第3走査の「( )」
は、第3走査よりも先に行われた走査、つまり第1走査
または第2走査で印字された状態を示す。
【0034】第2実施例においても第1実施例と同様
に、1回の走査でインク溢れが生じるインク打ち込み量
に抑えられているため、インクにじみが生じることな
く、しかもブラックインクは通常の2倍打ち込んでいる
ために黒色の印字濃度は高くすることが可能である。さ
らに本実施例によると、図5に示したときの第1走査で
のドットのノズルと第2走査でのドットのノズルが異な
るために、同一ラインが異なるノズルを使用して形成さ
れるため、記録ヘッドのヨレなどの着弾精度や吐出量な
どに起因する濃度ムラをも軽減することができる。
【0035】(第3実施例)図7は本発明における第3
の実施例の記録方法を示すものである。本実施例で用い
たインクジェット記録装置、記録ヘッドは第1実施例の
場合と同様のものを用いた。
【0036】本実施例は、記録ヘッドの記録領域(L)
を4分割し、C,M,Y記録ヘッドは1回目の走査によ
って25%に間引いた部分を記録し、その後にL/4幅
の紙送りを行い、2回目の走査で異なるノズルでさらに
25%を印字してL/4幅分紙送りし、3回目の走査で
さらに25%を印字してL/4幅分紙送りし、4回目の
走査で残りの25%を印字して、L/4部分の印字を完
成する方法である。この時、K記録ヘッドは1回目及び
3回目の走査の時には千鳥状の50%間引きとし、2回
目及び4回目の走査の時には逆千鳥状の50%間引きで
印字を行う。同図においては、本来、吐出口列は見るこ
とができないが、説明の便宜上、上方から透視して示し
ている。
【0037】図8は本実施例における25%間引きの間
引き方の1例を示したものであり、着弾位置と着弾の順
番を数字で表した。即ち、第1の走査ではの位置に印
字(の位置のノズルを使用)し、第2の走査ではの
位置に印字し、第3の走査の時はの位置に、第4の走
査の時にはの位置に印字し、4回のキャリッジ走査
(主走査)によって一定領域内の印字を完成させてい
く。
【0038】図7を用いて詳しく説明すると、まず、第
1の走査によって各記録ヘッドの記録領域(1)中のノ
ズルによって印字が行われる。K記録ヘッドは50%千
鳥状に間引いて印字し(図7ではK千と示した)、C,
M,Yの記録ヘッドは25%に間引いた印字を行う。こ
の時の25%の間引き方は図8に示したの位置に相当
する部分を印字(図7では各々C,M,Yと示し
た)する。その後L/4幅の紙送りがなされる。第2の
走査では記録領域(1)、(2)の領域で印字を行う
が、この時K記録ヘッドは50%逆千鳥状に印字し(図
7ではK逆と示した)、C,M,Yの記録ヘッドは25
%間引き印字で図8で示したの位置に相当する部分を
印字(図7では各々C,M,Yと示した)する。
その後L/4幅の紙送りがなされ、引き続き第3の走査
では記録領域(1)、(2)、(3)の領域で印字を行
う。ここではK記録ヘッドは再び50%千鳥状に印字
し、C,M,Yの記録ヘッドは25%間引き印字で図8
で示したの位置に相当する部分を印字(図7では各々
C,M,Yと示した)する。その後L/4幅の紙
送りがなされ、引き続き第4の走査では記録領域
(1)、(2)、(3)、(4)の全領域で印字を行
う。ここではK記録ヘッドは再び50%逆千鳥状に印字
し、C,M,Yの記録ヘッドは25%間引き印字で図8
で示したの位置に相当する部分を印字(図7では各々
C,M,Yと示した)する。この時点で記録領域
の(4)の部分は印字が完了し、さらにL/4幅の紙送
りがなされて同様に印字が繰り返される。
【0039】本実施例においては、第1及び第2実施例
に比べてさらに1回の走査でインク打ち込み量が抑えら
れているため、よりインク溢れが生じにくくなってい
る。このため、インクにじみが生じることなく、しかも
ブラックインクは通常の2倍打ち込んでいるので黒色の
印字濃度は高くすることが可能である。また、記録ヘッ
ドの各ノズルからのインク吐出量が2倍に増えても、1
回の走査でのインク打ち込み量はインク溢れを生じるイ
ンク打ち込み量以内に抑えられているため、インクにじ
みを生じることなく印字が可能である。
【0040】さらに本実施例によると、第2実施例同様
に、第1走査でのドットのノズルと第2走査でのドット
のノズルと第3走査でのドットのノズルと第4走査での
ドットのノズルが異なるため、同一ラインが異なるノズ
ルを使用して形成される。このため、記録ヘッドのヨレ
などの着弾精度や吐出量などに起因する濃度ムラをも軽
減することができる。
【0041】また、インクにじみをさらに軽減し、しか
も総記録時間を短縮するために、第4走査での記録領域
(4)への記録をなくし、C,M,Y各記録ヘッドによ
る総インク打ち込み量を75%に、K記録ヘッドによる
総インク打ち込み量を150%に抑えても良い。
【0042】以上、実施例を挙げることにより本発明を
説明したが、これらの実施例は本発明をさらに具体的に
説明するものであり、実施の態様がこれにより限定され
るものではない。例えば、上記実施例ではいずれも記録
媒体Pの同一領域を記録ヘッドによって複数回走査する
マルチパス印字方式を説明したが、一回走査する通常の
印字方式でも良い。また、印字信号の間引き方は上述し
た千鳥間引き等に限定されるものではなく、種々の方法
が適用できる。
【0043】本発明は、特にインクジェット記録方式の
中でも熱エネルギーを利用する方式の記録ヘッド、記録
装置に於いて、優れた効果をもたらすものである。
【0044】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行なうものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越え
る急速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号を
印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギーを
発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰させて、結
果的にこの駆動信号に一対一対応し液体(インク)内の
気泡を形成出来るので有効である。この気泡の成長,収
縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐出させ
て、少なくとも一つの滴を形成する。この駆動信号をパ
ルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が行なわ
れるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐出が
達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信号と
しては、米国特許第4463359号明細書、同第43
45262号明細書に記載されているようなものが適し
ている。尚、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の
米国特許第4313124号明細書に記載されている条
件を採用すると、更に優れた記録を行なうことができ
る。
【0045】更に加えて、本発明インクジェット記録装
置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画
像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組み
合わせた複写装置、さらには送受信機能を有するファク
シミリ装置の形態を取るものであっても良い。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば異
色境界部において不適当なにじみを生じることがなく、
しかも、例えば記録画像において非常に重要視される文
字細線に用いる黒色の印字濃度が高く、鮮明でシャープ
な画像を速やかに記録することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用可能なインクジェット記録装置の
概略構成図である。
【図2】本発明が適用可能なインクジェット記録装置の
ブロック図である。
【図3】間引き印字信号の作成方法を説明するための図
である。
【図4】本発明の第1実施例における記録方法の説明図
である。
【図5】50%間引きの記録方法を説明するための説明
図である。
【図6】本発明の第2実施例における記録方法の説明図
である。
【図7】本発明の第3実施例における記録方法の説明図
である。
【図8】25%間引きの記録方法を説明するための説明
図である。
【図9】塗工紙及び非塗工紙のインク吸収特性を示すグ
ラフである。
【図10】境界にじみを示す図である。
【図11】塗工紙及び非塗工紙に記録を行った場合の画
像評価を説明するための図である。
【図12】画像境界にじみの説明図である。
【符号の説明】
2 キャリッジ 21 間引き印字信号作成部 23 記録ヘッド 26 副走査モータ 29 主走査モータ C カートリッジ P 記録媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−146351(JP,A) 特開 平2−219659(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 2/21 B41J 2/13

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の吐出口を有し各々異なる色のイン
    クを吐出する複数の記録ヘッドを記録媒体に相対走査さ
    せ、各相対走査で間引き画像を記録してカラー画像を得
    るインクジェット記録装置において、 前記複数の記録ヘッドへ供給されるべき画像信号を各相
    対走査で間引く間引手段を有し、 前記間引手段は、前記複数の記録ヘッドの内の少なくと
    も1つの記録ヘッドへ供給されるべき画像信号の間引き
    率を、他の記録ヘッドへ供給されるべき画像信号の間引
    き率といずれの相対走査においても異なるようにしたこ
    とを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記間引手段は、複数の記録ヘッドの内
    のブラックインクを吐出する記録ヘッドへ供給されるべ
    き画像信号の間引き率を、他色の記録ヘッドへ供給され
    るべき画像信号の間引き率と異なるようにしたことを特
    徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記間引手段は、ブラックインクを吐出
    する記録ヘッドへ供給されるべき画像信号の間引き率
    を、他色の記録ヘッドへ供給されるべき画像信号の間引
    き率よりも低くしたことを特徴とする請求項2記載のイ
    ンクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の記録ヘッドを前記記録媒体の
    同一領域に複数回相対走査させることを特徴とする請求
    項1記載のインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の記録ヘッドの異なる吐出口を
    前記記録媒体の同一領域に複数回相対走査させることを
    特徴とする請求項4記載のインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 前記複数の記録ヘッドは、熱エネルギー
    によってインクに気泡の形成を含む状態変化を生起さ
    せ、該状態変化に基いてインクを吐出することを特徴と
    する請求項1乃至5のいずれかに記載のインクジェット
    記録装置。
  7. 【請求項7】 複数の吐出口を有し、各々異なる色のイ
    ンクを吐出する複数の記録ヘッドを用いてカラー画像を
    記録するインクジェット記録方法において、 前記複数の記録ヘッドを記録媒体に相対走査させて間引
    き画像を記録する際、前記複数の記録ヘッドの内の少な
    くとも1つの記録ヘッドへ供給されるべき画像信号の間
    引き率を、他の記録ヘッドへ供給されるべき画像信号の
    間引き率といずれの相対走査においても異なるようにし
    たことを特徴とするインクジェット記録方法。
  8. 【請求項8】 複数の記録ヘッドの内のブラックインク
    を吐出する記録ヘッドへ供給されるべき画像信号の間引
    き率を、他色の記録ヘッドへ供給されるべき画像信号の
    間引き率と異なるようにしたことを特徴とする請求項7
    記載のインクジェット記録方法。
  9. 【請求項9】 ブラックインクを吐出する記録ヘッドの
    間引き率を、他色の記録ヘッドへ供給されるべき画像信
    号の間引き率よりも低くしたことを特徴とする請求項7
    記載のインクジェット記録方法。
  10. 【請求項10】 前記複数の記録ヘッドを前記記録媒体
    の同一領域に再度相対走査させることを特徴とする請求
    項7記載のインクジェット記録方法。
  11. 【請求項11】 前記複数の記録ヘッドの異なる吐出口
    を前記記録媒体の同一領域に再度相対走査させることを
    特徴とする請求項10記載のインクジェット記録方法。
  12. 【請求項12】 前記複数の記録ヘッドは、熱エネルギ
    ーによってインクに気泡の形成を含む状態変化を生起さ
    せ、該状態変化に基いてインクを吐出することを特徴と
    する請求項7乃至11のいずれかに記載のインクジェッ
    ト記録方法。
  13. 【請求項13】 複数の吐出口を有し、各々異なる色の
    インクを吐出する複数の記録ヘッドを記録媒体に相対走
    査させ、各相対走査で間引き画像を記録してカラー画像
    を得るインクジェット記録装置において、 前記複数の記録ヘッドへ供給されるべき画像信号を各相
    対走査で間引く間引手段を有し、 前記間引手段は、前記複数の記録ヘッドへ供給されるべ
    き画像信号の内の少なくとも1色に対応した画像信号の
    間引き率を、他色に対応した画像信号の間引き率といず
    れの相対走査においても異なるようにしたことを特徴と
    するインクジェット記録装置。
  14. 【請求項14】 複数の吐出口を有し、各々異なる色の
    インクを吐出する複数の記録ヘッドを用いてカラー画像
    を記録するインクジェット記録方法において、 前記複数の記録ヘッドへ供給されるべき画像信号の内の
    少なくとも1色に対応した画像信号の間引き率を、他色
    に対応した画像信号の間引き率といずれの相対走査にお
    いても異なるようにしたことを特徴とするインクジェッ
    ト記録方法。
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