JP3049683B2 - カラーインクジェット記録方法 - Google Patents

カラーインクジェット記録方法

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JP3049683B2
JP3049683B2 JP5270587A JP27058793A JP3049683B2 JP 3049683 B2 JP3049683 B2 JP 3049683B2 JP 5270587 A JP5270587 A JP 5270587A JP 27058793 A JP27058793 A JP 27058793A JP 3049683 B2 JP3049683 B2 JP 3049683B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は記録ヘッドからインクを
吐出させて記録を行うインクジェット記録装置の記録方
法に於いて、カラ−画像を鮮明且つ高濃度に記録できる
カラ−インクジェット記録方法に関し、詳しくは、イエ
ロ−(以下、Y)、マゼンタ(以下、M)、シアン(以
下、C)、或は、グリ−ン(以下、G)、レッド(以
下、R)、ブル−(以下、B)、等の色インクと、黒
(以下、Bk)インクと、を用いたカラ−インクジェッ
ト記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録方法は、低騒音、低
ランニングコストであり、装置の小型化、カラ−化が容
易であるといった理由からプリンタや複写機、ファクシ
ミリ等に利用されている。
【0003】従来のインクジェット記録方法は、インク
のにじみのない高発色のカラ−画像を得るためにはイン
ク吸収層を有する専用紙(コート紙)を使用する必要が
あったが、近年はインクの改良によりプリンタや複写機
等で大量に使用される「普通紙」への印字適性を持たせ
た方法も実用化されている。しかしながら、「普通紙」
への印字品位はまだまだ不十分なレベルに留まっている
のが現状である。その最も大きな要因として挙げられる
のが、各色間のインクのにじみと、黒色記録品位(特に
黒文字記録品位)の両立である。
【0004】近年、インクジェット記録方法によってに
じみを防止したカラ−画像を普通紙に得るために、普通
紙に対して浸透速度が速い速乾性のインクが開発されて
きた。
【0005】一般に、カラ−インクジェット記録方法
は、シアン、マゼンタ、イエロ−の3色のインクを使用
し、また、さらには、黒を加えた4色のインクを使用し
てカラ−記録する。
【0006】前述のような浸透性の良いインクを用いた
場合、各色間のインクのにじみのない高品位な画像とな
るが、全体的に濃度が低く、また、各色の記録画像領域
の周りは紙の繊維にそって微少にインクがにじみ(フェ
ザリング)、シャープさに欠ける。
【0007】フェザリングは、カラ−画像領域では比較
的目だちにくいが、黒画像領域では目だちやすく記録品
位の劣化となる。特に、黒画像が文字の場合には、シャ
−プさが欠けた不鮮明な文字となり、その品位の低下は
きわめて目立ってしまう。
【0008】そこで、フェザリングが少なく、かつ濃度
が高い高品位な黒色記録を得るために、黒画像に用いる
黒インクは普通紙への浸透速度が比較的遅いタイプのイ
ンクを使用する必要がある。
【0009】しかしながら、カラーインクは紙に対して
浸透の遅いインクを用い、黒画像を形成する黒インクに
は浸透速度の遅いインクを用いた場合には、黒色とカラ
−各色の記録画像領域の隣接境界部において、不当なイ
ンクのにじみが生じ、著しく品位を損ねてしまう。
【0010】このように、黒やカラ−各色間のインクの
にじみ防止と、特に黒色のフェザリングの減少の両立に
よるカラ−記録品位向上は、相反する課題となってい
た。
【0011】そこで、特開平3−146355号(キヤ
ノン)によれば、黒とカラ−の境界域にそった領域は記
録しない方法が提案されている。しかし、この方法で
は、記録されるデ−タが変化してしまう欠点がある。
【0012】また、特開平4−158049号(富士ゼ
ロックス社)では、カラ−記録用の複数色ヘッドと文字
記録用のヘッドとを有し、記録画像に基づいて複数色ヘ
ッドと文字記録用のヘッドとを切り替えて記録する方法
が提案されている。しかし、この方法では、従来のカラ
−記録用の複数色ヘッドに加えて文字記録用のヘッドを
有するため、コストアップや装置の大型化は免れない。
【0013】現在、黒とカラ−の境界域に沿った黒領域
はカラーインクを重ね打ちして形成し、黒とカラーとの
境界域でのにじみを防止する方法が考えられてる。この
ようにカラーインクを用いて形成される黒をここではP
CBk(Process Color Bk)と称する。原理的には、黒
はY,M,Cの3色を重ね合わせて(混色して)も得ら
れるが、この様にカラーインクを混色して形成した黒色
画像は、通常の黒インクに比べ発色性が悪い。
【0014】
【発明が解決しようとしている課題】上記の境界部の黒
領域をPCBkに置換する方法に於いて、全ての黒デー
タをY,M,CのPCBkデータに置換するのが最も簡
易的な方法である。
【0015】Y、M、Cだけで構成されたPCBkは、
実際にはBkインクとは色相という面でかなり異なり境
界部分だけ縁取られたようになってしまうが、浸透性の
良いインクであるためにカラーとの境界部で不当なにじ
み出しは無い。そこで色味を調整するためにBkインク
をある割合で含んだPCBkとすることで、色相は若干
のズレですむようにすることが可能となるが、反面、カ
ラーとの境界でにじみ易くなる。
【0016】この境界部でのにじみと縁取りは境界部の
黒データ及び黒データの周囲のカラー画像のデューティ
に依存してしまい、画像の弊害としてユーザーに認識さ
れてしまう。
【0017】本発明は、前記の問題点を解決するために
なされたもので、カラ−画像領域と隣接している黒画像
領域を記録する場合には、色調を変えないようにしつ
つ、にじみも抑制する手段が必要になる。さらには、黒
やカラ−各色間でインクのにじみのない優れた記録品位
とするだけではなく、黒画像領域でフェザリングの少な
い優れた記録品位にする、即ち、高品位な黒記録と高品
位なカラ−記録の両立を実現することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになされたものであり、黒インクと、該黒イン
クとは異なる記録媒体浸透特性を有した複数色のカラー
インクとを用い、記録データに応じて記録媒体上に記録
画素を形成してカラー画像を記録するカラーインクジェ
ット記録方法において、前記記録媒体の記録位置上での
特定領域内における前記複数のカラーインクに対応する
記録画素の頻度を求めるステップと、前記特定領域内に
おける前記複数のカラーインクに対応する記録画素の頻
度に応じて、前記記録データが示す黒画像領域を、前記
黒インクによる記録画素と前記複数のカラーインクの混
色による記録画素のそれぞれで記録する割合を決定する
決定ステップと、前記決定された割合に応じて記録媒体
上にインクを吐出して記録を行う記録ステップと、から
なることを特徴とする。
【0019】また、本発明は、前記決定ステップにおい
て、前記特定領域内における前記複数のカラーインクに
対応する記録画素の頻度が高いほど、前記複数のカラー
インクの混色による記録画素の比率を高くすることを特
徴とする。
【0020】また、本発明は、前記決定ステップにおい
て、複数の前記特定領域それぞれにおける前記複数のカ
ラーインクに対応する記録画素の頻度に応じて、ある特
定領域内の黒画像領域を、前記黒インクによる記録画素
と前記複数のカラーインクの混色による記録画素のそれ
ぞれで記録する割合を決定することを特徴とする。
【0021】また、本発明は上記目的を達成するため
に、黒インクと、該黒インクとは異なる記録媒体浸透特
性を有した複数色のカラーインクとを用い、記録データ
に応じて記録媒体上に記録画素を形成してカラー画像を
記録するカラーインクジェット記録方法において、前記
記録データに基づいてカラー画像と黒画像の境界部を検
出するステップと、前記境界部の周囲の特定領域内にお
ける、前記複数のカラーインクに対応する記録画素の頻
度を求めるステップと、求められた前記複数のカラーイ
ンクに対応する記録画素の頻度に応じて、前記境界部に
おける黒色の記録画素を、前記黒インクによる記録画素
と前記複数のカラーインクの混色による記録画素のそれ
ぞれで記録する割合を決定する決定ステップと、前記決
定された割合に応じて記録媒体上にインクを吐出して記
録を行う記録ステップと、からなることを特徴とする。
【0022】また、上記した本発明の構成において、前
記黒インクによる記録画素と前記複数色のカラーインク
の混色による記録画素のそれぞれで記録する割合を、黒
色の記録画素を示す記録データを各インクに対応した記
録データに変換するためのマスクパターンを選択するこ
とにより決定することを特徴とする。
【0023】本発明は、上記構成により黒画像とカラー
画像間の境界におけるにじみを低減でき、黒画像におい
ても高濃度でフェザリングの生じない高品位の画像を記
録することができるインクジェット記録方法を提供する
ものである。
【0024】
【実施例】以下図面を参照して本発明の好適な実施例を
詳細に説明する。
【0025】(実施例1)図1は本発明のインクジェッ
ト記録方法を実施した記録装置の斜視図を示すもので、
キャリッジ101は記録ヘッド102とカートリッジガ
イド103を搭載し、不図示の駆動装置によりガイド軸
104、105上を走査可能である。
【0026】記録用紙106は給紙ローラ107によっ
て本体装置内に送りこまれ、紙送りローラ108と不図
示のピンチローラ、紙押さえ板109によってはさまれ
紙送りローラ108の全面へと送られ印字される。イン
クカートリッジはイエロー、マゼンタ、シアンの3色を
収納したカラーインクカートリッジ110とブラックイ
ンクカートリッジ111の2種類でそれぞれ別々にカー
トリッジ103に挿入され、記録ヘッド102と連通す
る。
【0027】カラ−インクカ−トリッジ110に収納さ
れるイエロ−、マゼンタ、シアンのインクは、カラ−画
像を形成する際に色の境界でインクのにじみが生じない
ように、記録用紙への浸透速度の速いものが用いられ
る。一方、ブラックインクカ−トリッジ111に収納さ
れるブラック(黒)インクは、黒画像が高濃度で且つイ
ンクのにじみの少ない高品位なものとなるように、前記
3種類のカラ−インクに比べ比較的記録用紙への浸透速
度が遅いものが用いられる。
【0028】図2は、記録ヘッド102である。記録ヘ
ッド102の前面部にイエロー、マゼンタ、シアン、ブ
ラックの吐出口グループを一直線上に配してある。それ
ぞれのグループはイエロー用、マゼンタ用、シアン用が
24個ずつ、ブラック用は64個の吐出口を有し、色間
はノズルピッチ以上の間隔を有する。
【0029】これら吐出口の各々には、吐出口に連通す
るインク液路が設けられており、インク液路が配設され
る部位の後方にはこれら液路にインクを供給するための
共通液室が設けられる。吐出口の各々に対応するインク
液路には、これら吐出口からインク滴を吐出するために
利用される熱エネルギーを発生する電気熱変換体(吐出
ヒータ)やこれに電力を供給するための電極配線が設け
られている。これら、吐出ヒータとしての電気熱変換体
や電極配線は、シリコン等からなる201基板上に成膜
技術によって形成される。更にこの基板上に樹脂、ガラ
ス材よりなる隔壁、天板等を積層することによって上記
吐出口、インク液路、共通液室が構成される。さらに後
方には、上記電気熱変換体を記録信号に基づいて駆動す
るための駆動回路がプリント基板形態で設けられてい
る。
【0030】または前述のガラス材を用いずに、複数の
インク流路を夫々区分するための隔壁や共通液室等を設
けた溝付天板(オリフイスプレート)と、該基板とを貼
り合わせて形成する構成にしても良い。溝付天板は一体
成型したものであり、一体成型材料としてはポリサルフ
オンが好ましいが、他の成型用樹脂材料でも良い。
【0031】シリコン基板及び202プリント基板は同
一のアルミプレート203と平行に突き出たパイプ20
4〜207はシリコン基板と垂直方向にひろがったディ
ストリビュータと呼ばれるプラスチック部材208から
突きでており、さらにその内部の流路と連通しており、
該流路は共通液室に連通している。
【0032】ディストリビュータ内の流路はイエロー
用、マゼンタ用、シアン用、ブラック用の4本存在し、
それぞれの共通液室とパイプを連結している。
【0033】本実施例はカラーインクとBkインクそれ
ぞれ独立のインクタンク交換が可能な構成を用いている
が、これはインクタンクと印字ヘッドが一体型になって
いるディスポーザブルタイプの記録ヘッドを用いても良
い。
【0034】記録ヘッド102に設けられたイエロ−
用、マゼンタ用、シアン用の吐出口からは、約40ng
のインクが、ブラック(黒)用の吐出口からは約80n
gのインクが吐出される。
【0035】使用したインクの成分の一例を以下に示
す。 1.Y(イエロ−) C.I.ダイレクトイエロー86 3部 ジエチレングリコ−ル 10部 イソプロピルアルコ−ル 2部 尿素 5部 アセチレノ−ル EH(川研ケミカル) 1部 水 残部 2.M(マゼンタ) C.Iアシッドレッド289 3部 ジエチレングリコ−ル 10部 イソプロピルアルコ−ル 2部 尿素 5部 アセチレノ−ル EH(川研ケミカル) 1部 水 残部 3.C(シアン) C.Iダイレクトブル−199 3部 ジエチレングリコ−ル 10部 イソプロピルアルコ−ル 2部 尿素 5部 アセチレノ−ル EH(川研ケミカル) 1部 水 残部 4.Bk(黒) C.Iダイレクトブラック154 3部 ジエチレングリコ−ル 10部 イソプロピルアルコ−ル 2部 尿素 5部 水 残部
【0036】このように、Bkに対してCMYは、アセ
チレノ−ル EH を1%加えることによって、浸透性を向
上させている。付加物は、これ以外にも、他の界面活性
剤や、アルコ−ル等がある。インク組成は特にこれらに
限ったものではない。
【0037】図3は、上述したカラーインクジェット記
録装置の電気制御ブロック図である。
【0038】301は装置全体を制御するためのシステ
ムコントローラで内部にはマイクロプロセッサをはじめ
制御プログラムが収納されている記憶素子(ROM)、
マイクロプロセッサが処理を行う際に使用する記憶素子
(RAM)等が配置されている。302は主走査方向に
記録ヘッドを駆動させるためのドライバであり、同様に
303は副走査方向に紙を移動するためのドライバであ
る。304、305は該ドライバに対応したモータであ
り、ドライバからの速度、移動距離などの情報を受け取
り動作する。306はホストコンピュータであり本発明
の印字装置に対して印字すべき情報を転送するための装
置である。307はホストコンピュータ306からのデ
ータを一時的に格納するための受信バッファであり、シ
ムテムコントローラ301からデータが読み込まれるま
でデータを蓄積しておく。308は印字すべきデータを
イメージデータに展開するためのフレームメモリであ
り、印字に必要な分のメモリサイズを有している。
【0039】本実施例では印字用紙1枚分が記憶可能な
フレームメモリについて説明するが、特にこれに限定さ
れない。
【0040】309は印字すべきデータを一時的に記憶
するための記憶素子で、記録ヘッドのノズル数により記
憶容量は変化する。310は記録ヘッドをシステムコン
トローラからの指令により適切にコントロールするため
のものであり、吐出タイミング、印字データ数等を制御
するための印字制御部である。311は各色ごとのヘッ
ド312Y、312M、312C、312Bkを駆動す
るためのドライバであり、前記印字制御部310からの
信号によりコントロールされる。
【0041】図4は本発明の一実施例を説明するフロー
チャートである。
【0042】まず、step1においてホストコンピュ
ータ306からデータが転送され、受信バッファ307
に格納されているデータをシステムコントローラ301
が読出す。step1において読み込んだデータをつぎ
のstep2においてC,M,Y,Bkの各フレームメ
モリ308に各色に対応したデータを展開し格納する。
次のstep3では、記録媒体上で記録される領域を特
定領域Mに分割し、その領域M内でのカラー記録のデュ
ーティを算出する。具体的には、図5に示すようにフレ
ームメモリで記憶されたA4サイズ1枚分の記録データ
を、縦横それぞれ4ドット分で構成される合計16画素
分からなる特定領域Mで分割し、それぞれの特定領域M
内でのC,M,Yの記録画素の数をカウントし、カラー
画素数/(16−黒画素数)でカラードットのデューテ
ィを算出する。step4では、このカラードットのデ
ューティに応じて特定領域内の黒データをどれだけ黒記
録画素を加えたPCBkにするかを決定する。一例を以
下に示す。下の例ではカラーデューティに応じたPCB
kのパターンを示すもので、そのパターン例については
後述する。
【0043】 カラーデューティ <25% BKそのまま 25%≦ カラーデューティ <50% PCBk1 50%≦ カラーデューティ <75% PCBk2 75%≦ カラーデューティ PCBk3
【0044】step4で決定されたPCBkにあわせ
て、step5ではBkインクで作る黒ドットとカラー
インクで作る混色ドットの混合処理を行う。たとえば、
カラーデューティ25%未満は黒画素は全てBkインク
で作る黒ドットとし、カラーデューティが25%以上5
0%未満の時は図6に示すようなPCBk1のマスクを
かけてそれぞれに対応する色データに変換する処理を行
う。同様にカラーデューティが50%以上75%未満の
場合は図6に示すPCBk2のマスクを用い、カラーデ
ューティが75%以上の場合は図6のPCBk3のマス
クを用いて処理する。次にstep6はBK,C,M,
Yの各色のデータを各色用のバッファに展開する。
【0045】step7では、従来どうりの記録動作を
し、その後一連の動作をする。
【0046】これにより、黒画素の周りのカラーデュー
ティが多いほど黒画素はカラーインクで構成されるPC
Bkに割合を多くし、黒画素の周りのカラーデューティ
が低いほど黒画素はそのままBkインクで記録されるよ
うにした。すなわち、にじみが多いカラーデューティの
多いときはBkインクの割合を少なくすることで黒画像
とカラー画像間のにじみを低減し、にじみの少ないカラ
ーデューティが低いときはなるべくBkインクを用いる
ことにより色味の違いによる違和感を少なくするように
した処理である。
【0047】この処理は、システムコントローラ301
内のプログラムによりソフトウエア的に処理される。こ
の処理はこれに限定されず、例えばより高速に処理させ
るため、ハードウエアである電気回路によって実現され
ても良い。
【0048】なお、本実施例では画素ピッチPは、約7
0.56μmであり、記録密度は360dpiである。
このため、A4フルサイズを記録する記録画素は横方向
は約2600、又縦方向は約3600である。特定領域
Mの数は、領域を4×4画素としたので横方向は約65
0で縦方向は約900である。
【0049】なお、PCBkのBkインク画素の割合
を、カラーデューティ25%きざみのしきい値で変化さ
せたが、特にこれに限定されるものではない。又、ここ
では、1ページを記録するフレームバッファを有した場
合を示したが、フレームバッファの代わりに、ラインバ
ッファを有した場合でも本発明は適応可能である。
【0050】本発明は上述のように、黒画像のうちカラ
ー画像隣接部の回りカラーのデューティを判別し、該判
別した結果に応じて、複数色のカラ−インクで形成する
PCBk中のBKインクの割合を決定することにより、
にじみがなく、しかもPCBkによる色調変化を極力目
立ち難くさせることが可能となる。これにより黒画像領
域でフェザリングの少ない優れた記録品位を実現し、黒
やカラ−各色間でインクのにじみのない優れた記録品位
とすることが可能となり、高品位な黒記録と高品位なカ
ラ−記録の両立を実現することができる。
【0051】(実施例2)実施例1では、記録領域全体
を特定領域Mで分割して処理する場合を示した。しかし
ながら、図7のように分割された特定領域Mが黒画素と
カラー画素の境界でちょうど分割された場合、黒画素だ
けのところはカラーデューティが低いとして全てBkイ
ンクの黒データとして処理されてしまう。この様な場合
には特定領域Mの周囲の情報までも含めて処理していく
ことによって避けられる。
【0052】具体的には一例として図8に示すように、
さらに広い特定領域を設けて(特定領域Mの9つ分)、
この広い領域中のカラーデューティに応じて注目する特
定領域Mの中のPCBkを決定する。演算処理時間は実
施例1より長くなるが、より確実な処理となる。
【0053】これにより、周囲の状況を考慮して決定す
るため、図7の様な記録画像が含まれる場合の記録にお
いても適正なPCBkの記録パターンが決定され、にじ
みがなく、しかもPCBkによる色調変化を極力目立ち
にくくさせることが可能となる。
【0054】(実施例3)図9は第3実施例を説明する
フローチャートである。step1は受信バッファ30
7に格納されているデータをシステムコントローラ30
1が処理する最初のステップであり、ホストコンピュー
タ306からデータが転送され、格納されているデータ
を読み出す。次にstep2では読み込んだデータを
C,M,Y,Bkの各フレームメモリ308に各色に対
応したデータを展開し格納する。続いてstep8によ
りカラー画像と黒画像のデータの境界部を検出する。s
tep9では黒データに着目し、その黒データがカラー
との境界部であるか否かを判断する。カラーとの境界部
である場合はstep10へ進み、カラーとの境界部で
ない場合にはstep13へ進む。step10では境
界画素を着目画素とし7×7の特定領域内のカラーデュ
ーティを算出し、step11ではそのデューティに応
じて前記着目画素のPCBkを決定し、バッファにその
情報を一時的に格納する。次のstep12では、実施
例1と同様に決定されたPCBkに応じて予め設けたP
CBkマスクをかけて、Bkインクで作る黒ドットとカ
ラーインクで作る混色ドットの混合処理を行う。
【0055】step13においてBk,C,M,Yの
各色のデータを各色用のバッファに展開し、step1
4では、従来どうりの記録動作をし、その後一連の動作
をする。
【0056】さらに図10を用いて本実施例に於けるs
tep3のカラー画像領域に接している黒画像領域を検
出する境界検知シーケンスおよびstep7でのBkイ
ンクとカラーインクと混在させたの黒ドットデータ(P
CBk)の処理シーケンスを説明する。
【0057】まずstep15において、記録すべき各
色の画像オリジナルデータ(Bk、Y、M、C)の内、
Y、M、CのデータのORを取る。次のstep16で
は、Y、M、CのORデータをカラーデータとして、一
時的にバッファに格納しておき、step17において
カラーデータを上下左右に4ビットずつ広げたボールド
データを生成してバッファに格納する。この作業はゲー
トアレイの機能である、ドラッグシフトを用いて行って
おり、アドレスをシフトさせながら基のデータとORを
取って、基のデータをシフトさせた方向にボールドさせ
ていく。これを上下左右の4方向に4ビットずつ行うこ
とで、上下左右4ビットボールドしたカラーデータが生
成される。
【0058】step18では、そのカラーボールドデ
ータとBkオリジナルデータとのANDを取り、これを
境界部のPCBkに変換を行うBkデータとして抽出す
る。
【0059】次のstep19では、抽出された変換す
るデータを各色毎にそれぞれ設定されているPCBkマ
スクパターン(変換マスク)とANDを取って、PCB
kを生成するために新たに付け加えられるデータをそれ
ぞれ発生させている。次にstep20において、新た
に発生した各色のPCBkデータとオリジナルデータと
をORを取って、最終的な画像データとしている。ま
た、PCBkは元々Bkデータから生成しているので、
PCBkに置換されたデータをオリジナルデータから取
り除く必要がある。step21では、PCBkデータ
を反転処理を行って、BkのオリジナルデータとAND
を取り、オリジナルデータからPCBkデータを取り除
き、更にBkのPCBkデータとORを取って、最終的
なBkの画像データとしている。
【0060】本シーケンスは、カラーデータのボールド
量を変化させることでPCBkに置換される幅を制御す
ることができる。また、多段階にこのシーケンスを行う
ことで黒画像領域とカラー画像領域との境界に於ける方
向性も検知することができる。更には、各色とBkとの
境界をそれぞれ別個に検知することで、それぞれの色に
適切なPCBkを設定することもできる。
【0061】以上の構成により適切なPCBkを設定で
き、にじみがなく、しかもPCBkによる色調変化を極
力目立ち難くさせることが可能となる。
【0062】また、本実施例ではにじみの発生し易いカ
ラーと黒との境界部を予め検出して処理をかけるためよ
り効率よくオリジナル黒データをPCBkデータに変換
処理することが可能である。
【0063】なお、上述の各実施例では、画像の判定・
判断処理、画像の展開処理・置換処理等の制御・処理手
段を、ホストコンピュータから受信したデータに基づい
て、全て記録装置内の制御部で統括処理する場合につい
て説明したが、本発明はこれに限定されるものではな
い。
【0064】例えば、上記制御・処理手段全てを、プリ
ンタードライバーなどにより外部装置で実行し、画素の
置換処理が完了した後の実記録データを受け取るシステ
ムに拡張することも可能である。多くの場合、記録装置
に接続される外部装置はホストコンピュータであるが、
上記処理を行うためのCPUの処理能力やRAM容量は
ホストコンピュータの方が優れている。
【0065】また、画像の判定処理をホストコンピュー
タが、画像の展開処理をプリンタがそれぞれ分担して行
ってもよい。
【0066】また、本発明の実施例においては複数の色
のインクを吐出する吐出口を縦一列に配列したヘッドを
備えた記録装置を例に説明したが本発明はこれに限定さ
れるものではない。例えば、複数のことなる色のインク
を吐出するための複数の同サイズの記録ヘッドを横に配
列してキャリッジに搭載し、前記ヘッドを配列した方向
に前記キャリッジを走査するタイプの記録装置において
も適用できるものである。この場合、同サイズの記録ヘ
ッドが並列に並んでいるので記録時間が短くて済むとい
う点が挙げられる。
【0067】本実施例では、記録ヘッドとして、電気熱
変換体によってインク中に気泡を生成せしめ、該気泡の
作用によってインクを飛翔させる、いわゆるバブルジェ
ット記録方法を用いて説明したが、電気機械変換体によ
ってインクを飛翔させる、いわゆるピエゾ方式のインク
ジェット記録方式にも本発明が適用できることはいうま
でもない。
【0068】本発明は、特にインクジェット記録方式の
中でも熱エネルギーを利用して飛翔的液的を形成し、記
録を行うインクジェット方式の記録ヘッドを用いた記録
装置において優れた効果をもたらすものである。
【0069】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型、
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一体一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成出来るので有効である。この気泡の成
長、収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも一つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書、同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、更に優れた記録を行うことが出
来る。
【0070】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組合わせ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書、米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0071】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0072】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0073】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0074】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、記録色や濃度を異にする複数のインク
に対応して2個以上の個数設けられるものであってもよ
い。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるかい
ずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色に
よるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備え
た装置にも本発明は極めて有効である。
【0075】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付加時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0076】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0077】
【発明の効果】本発明によりカラー画像領域と黒画像領
域との境界部に於いてPCBk置換を行う場合、カラー
画像のデューティに応じて適切なPCBkの置換を選択
するようにしたことにより、にじみがなく、しかもPC
Bkによる色調変化を極力目立ち難くさせることが可能
となる。これにより黒画像領域でフェザリングの少ない
優れた記録品位を実現し、黒やカラ−各色間でインクの
にじみのない優れた記録品位とすることが可能となり、
高品位な黒記録と高品位なカラ−記録の両立を実現する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能なインクジェット記録装置の
斜視図を示している。
【図2】本発明を適用可能なインクジェット記録装置の
ヘッド機構図を示している。
【図3】本発明を適用可能なインクジェット記録装置制
御回路ブロック図である。
【図4】第1実施例の動作フローを示す図である。
【図5】第1実施例の記録領域と特定領域の関係を示す
図である。
【図6】PCBk置換時に使用されるPCBkマスクの
パターン例を示す図である。
【図7】特定領域内のオリジナルの黒記録画素とカラー
記録画素の一関係例を示す図である。
【図8】第2実施例での記録領域と特定領域の関係を示
す図である。
【図9】第3実施例の動作フローを示す図である。
【図10】境界検知シーケンスおよびPCBk置換シー
ケンスの説明図である。
【符号の説明】
101 キャリッジ 102 記録ヘッド 103 カートリッジ 104 ガイド軸 105 ガイド軸 106 記録用紙 107 給紙ローラ 108 紙送りローラ 109 紙押さえ板 110 カラーインクカートリッジ 111 ブラックインクカートリッジ 301 システムコントローラ 302 キャリッジモータドライバ 303 紙送りモータドライバ 304 キャリッジモータ 305 紙送りモータ 306 ホストコンピュータ 307 受信バッファ 308Y、308M、308C、308Bk 各色のフ
レームメモリ 309Y、309M、309C、309Bk 各色のデ
ータバッファ 310 印字制御部 311 印字ドライバ 312Y、312M、312C、312Bk 各色の記
録ヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−276373(JP,A) 特開 平6−217119(JP,A) 特開 平4−364961(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/21

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 黒インクと、該黒インクとは異なる記録
    媒体浸透特性を有した複数色のカラーインクとを用い、
    記録データに応じて記録媒体上に記録画素を形成して
    ラー画像を記録するカラーインクジェット記録方法に
    いて前記 記録媒体の記録位置上での特定領域内における前記
    複数のカラーインクに対応する記録画素の頻度を求める
    ステップと、前記特定領域内における前記複数のカラーインクに対応
    する記録画素の頻度に応じて、前記記録データが示す黒
    画像領域を、前記黒インクによる記録画素と前記複数の
    カラーインクの混色による記録画素のそれぞれで記録す
    る割合を決定する決定 ステップと、前記決定された割合に応じて記録媒体上にインクを吐出
    して記録を行う記録ステップと、 からなることを特徴とするカラーインクジェット記録方
    法。
  2. 【請求項2】前記決定ステップは、前記特定領域内にお
    ける前記複数のカラーインクに対応する記録画素の頻度
    が高いほど、前記複数のカラーインクの混色による記録
    画素の比率を高くすることを特徴とする請求項1に記載
    のカラーインクジェット記録方法。
  3. 【請求項3】前記決定ステップは、複数の前記特定領域
    それぞれにおける前記複数のカラーインクに対応する記
    録画素の頻度に応じて、ある特定領域内の黒画像領域
    、前記黒インクによる記録画素と前記複数のカラーイ
    ンクの混色による記録画素のそれぞれで記録する割合を
    決定することを特徴とする請求項1に記載のカラーイン
    クジェット記録方法。
  4. 【請求項4】 黒インクと、該黒インクとは異なる記録
    媒体浸透特性を有した複数色のカラーインクとを用い、
    記録データに応じて記録媒体上に記録画素を形成して
    ラー画像を記録するカラーインクジェット記録方法にお
    いて、前記記録データに基づいてカラー画像と黒画像の境界部
    を検出するステップと、 前記境界部の周囲の特定領域内における、前記複数のカ
    ラーインクに対応する記録画素の頻度を求める ステップ
    と、求められた前記複数のカラーインクに対応する記録画素
    の頻度に応じて、前記境界部における黒色の記録画素
    を、前記黒インクによる記録画素と前記複数のカラーイ
    ンクの混色による記録画素のそれぞれで記録する割合を
    決定する決定 ステップと、前記決定された割合に応じて記録媒体上にインクを吐出
    して記録を行う記録ステップと、 からなることを特徴とするカラーインクジェット記録方
    法。
  5. 【請求項5】 前記黒インクによる記録画素と前記複数
    色のカラーインクの混色による記録画素のそれぞれで記
    録する割合は、黒色の記録画素を示す記録データを各イ
    ンクに対応した記録データに変換するためのマスクパタ
    ーンを選択することにより決定することを特徴とする請
    求項1乃至4のいずれかに記載のカラーインクジェット
    記録方法。
  6. 【請求項6】 前記インクは、インクの熱による状態変
    化に基づく圧力により吐出されることを特徴とする請求
    項1乃至5のいずれかに記載のカラーインクジェット記
    録方法。
  7. 【請求項7】 前記黒インクは、前記複数のカラーイン
    クに比べ、記録媒体に対する浸透速度が低いインクであ
    ることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の
    カラーインクジェット記録方法。
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