JPH06206370A - カラーインクジェット記録方法 - Google Patents

カラーインクジェット記録方法

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JPH06206370A
JPH06206370A JP5248139A JP24813993A JPH06206370A JP H06206370 A JPH06206370 A JP H06206370A JP 5248139 A JP5248139 A JP 5248139A JP 24813993 A JP24813993 A JP 24813993A JP H06206370 A JPH06206370 A JP H06206370A
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功 海老沢
Jiro Moriyama
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Toshiji Inui
利治 乾
Hisao Yaegashi
尚雄 八重樫
Atsushi Arai
篤 新井
Naoji Otsuka
尚次 大塚
Kentaro Yano
健太郎 矢野
Nobuyuki Kuwabara
伸行 桑原
Kiichiro Takahashi
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督 岩崎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 黒画像に隣接してカラー画像がある場合の画
像品位を向上させること。 【構成】 黒画像に隣接してカラー画像が存在する場
合、黒画像のうちのカラ画像の隣接部を全て複数のカラ
ーインクの混色によるドットで形成し、隣接部の周囲の
黒画像を黒インクのドットとカラーインクの混色による
ドットを混在させて形成する。この際前記隣接部から離
れるに従って黒インクのドットの比率を増大させてい
く。これによりカラー画像が隣接した黒画像において、
色が徐々に変化していくため、急激な色調変化がなく、
見栄えが良くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー画像を鮮明に且
つ高濃度に記録できるカラーインクジェット記録方法に
関するものであり、詳しくは、イエロー、マゼンタ、シ
アンあるいはグリーン、レッド、ブルー等のカラーイン
クとブラック等の黒インクとを用いたカラーインクジェ
ット記録方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録方法は、低騒音、低
ランニングコストであると共に、装置の小型化がしやす
いことやカラー化が容易であると言った利点を有してい
る。
【0003】従来のインクジェットのカラー記録方法に
おいて、インクのにじみのない高発色、高品位の画像を
得るためには一般的に特殊紙(コート紙)を使用する必
要性があった。
【0004】近年インクの技術革新によって普通紙への
印字適性を持たせることが可能となってきたが、その品
位はまだ不十分なレベルに留まっているのが現状であ
る。その最も大きな要因として掲げられるのが普通紙に
対するカラー画像のカラーインク間のにじみ(いわゆる
ブリーディング)である。
【0005】カラーインク間のブリーディングを防ぐた
め、普通紙に対して浸透速度が速く、速乾性であるイン
クが開発されてきた。
【0006】一般にカラーインクジェット記録方法は、
シアン、マゼンタ、イエローの3色のインクを使用し、
また更にはブラックを加えた4色のインクを使用してカ
ラー画像記録を行うが、前記の様なインクを全インクに
用いた場合には、インクが紙面に対して即時に浸透定着
するためカラー画像部の色間でのインクにじみは防止さ
れるが、黒画像部は印字濃度が低くクッキリとしない品
位となってしまうことがわかった。
【0007】また、黒画像部がカラー画像部とは独立し
て存在する時は特に品位が悪く、例えば黒画像が文字で
ある時には、紙の繊維にそって微少にインクがにじみシ
ャープさが欠けた不鮮明な文字となり極めて貧弱なもの
にならざるを得なかった。
【0008】その為に黒画像に用いる黒インクは浸透時
間が比較的遅いタイプのインクを用いることで印字品位
を良くし、印字濃度を高くする解決を図ってきた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カラー
インクは紙面に対してインク浸透の速いものを用い、黒
画像を形成する黒インクは比較的浸透速度の遅いタイプ
のものを用いた場合、フルカラー画像を得る際には、特
にカラー画像部を背景としたなかに黒画像がある時は、
インク浸透の遅い黒インクがカラーインクの画像へ流れ
込んで印字品位を著しく劣化させることがわかった。
【0010】本発明は上記点に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、黒画像に隣接してカラー画像
がある場合の画像品位を向上させることが可能なカラー
インクジェット記録方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段及び作用】この目的を達成
するために本発明は、黒インクと、該黒インクとは異な
る複数のカラーインクを用いて所望のカラー画像を被記
録材に形成するカラーインクジェット記録方法におい
て、黒画像に隣接してカラー画像が存在する場合、黒画
像のうちカラー画像の隣接部を全て複数のカラーインク
の混色によるドットで形成し、隣接部の周囲の黒画像を
黒インクのドットとカラーインクの混色によるドットを
混在させて形成する。この際前記隣接部から離れるに従
って黒インクのドットの比率を増大させていく。又は、
黒画像のうちカラー画像に隣接した黒画像を、複数画素
を単位とした拡張画素として形成し、該拡張画素をカラ
ーインクと黒インクのドットを所定の割合で配置した黒
画像として処理し、前記隣接部から離れるに従って黒イ
ンクのドットの比率を増大させていく。
【0012】これによりカラー画像に隣接した黒画像に
おいて、色が徐々に変化していく為、急激な色調変化が
なく、見栄えが良くなる。
【0013】
【実施例】
(実施例1)図1は、本発明が適用可能なカラーインク
ジェット記録装置の概要図である。図中の101はキャ
リッジで、インクジェット記録ヘッド102を搭載して
いる。102は記録ヘッドで、複数色のカラーインクと
ブラックのインクをもった吐出ノズルを複数有してい
る。110はカラーインクタンクで、イエローY、シア
ンC、マゼンタMの3種類のインクタンクが一体的に作
られている。111はブラックBkのインクタンクであ
る。
【0014】前記2つのインクタンクは、カートリッジ
103にそれぞれ別々に設けられた挿入口に押し込まれ
ると前記インクタンク110、111に設けられたゴム
シート部(不図示)と、記録ヘッド102に設けられた
ステンレスパイプ等が結合される。そうすることによっ
て、インクタンク110、111からインクを供給する
ことができる構成になっている。
【0015】不図示のホストコンピュータから印字信号
を受けると被記録材である紙は、紙送りローラー108
及び給紙ローラー107によって給紙され印字位置にセ
ットされる。
【0016】その後、記録ヘッド102は、不図示のキ
ャップから開放され、記録ヘッド102を搭載したキャ
リッジ103は、ガイド軸104及び105に添って往
復動作し印字を行うものである。
【0017】図2は本発明で用いた記録ヘッドの斜視図
である。記録ヘッド102には、カラーインク用の吐出
ノズルがインク毎にあり、イエロー、マゼンタ、シアン
そしてブラックインク用の複数のノズルを有している。
【0018】イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの
吐出口群は同一基板上に形成されていて一直線上に配し
てある。具体的にはカラーインク用の吐出口は各色毎に
24個づつ設けてあり、ブラックインク用は64個設け
てある。それぞれの色間にはノズルピッチ以上の間隔を
有している。
【0019】これらの吐出口には、各々にインクを供給
する為のインク通路が設けてあり、吐出口の各々に対応
するインクノズルにはインク滴を吐出させる為の電気熱
エネルギー変換体を有している。印字信号の入力にした
がって前記電気熱エネルギー変換体を加熱されることに
よってインクを発泡させ、その力で各々の吐出口からの
インク滴の吐出は制御されているものである。
【0020】インクの吐出量は、具体的にはカラーノズ
ルにおいて各色とも約40ng、ブラックノズルでは約
80ngのインク滴が吐出される様に設計されている。
(ここで、1ng=10-9gである)
【0021】図中の204はカラーインクタンク110
のイエローインクタンク部との結合部でステンレスパイ
プでできていて、インクをヘッドに供給できる様にして
ある。同様に205はシアンインク用、206はマゼン
タインク用である。更にヘッド102の吐出口の反対側
に設けられた207はブラックインク111用の結合部
である。208はディストリビューターで各インクタン
クから供給されたインクの分配通路である。
【0022】本発明で使用されるインクについては、前
にも述べた様にカラーインクは普通紙に対してインクの
浸透性が速いものを、またブラックインクには印字品
位、印字濃度に優れた比較的浸透性の遅いインクを使用
している。
【0023】具体的には、以下の様な組成のインクを用
いた。
【0024】・イエローインク C.I.ダイレクトイエロー86 3部 ジエチレングリコール 10部 イソプロピルアルコール 2部 尿素 5部 界面活性剤(アセチレノール) 1部 水 残部
【0025】・マゼンタインク C.I.アシッドレッド289 3部 ジエチレングリコール 10部 イソプロピルアルコール 2部 尿素 5部 界面活性剤(アセチレノール) 1部 水 残部
【0026】・シアンインク C.I.ダイレクトブルー199 3部 ジエチレングリコール 10部 イソプロピルアルコール 2部 尿素 5部 界面活性剤(アセチレノール) 1部 水 残部
【0027】・ブラックインク C.I.ダイレクトブラック154 3部 グリセリン 5部 イソプロピルアルコール 2部 チオジグリコール 5部 尿素 5部 水 残部を
用いたものであるが、これに限ったものではなく、カラ
ーインクは紙面に対してインク浸透速度が速いものを用
い、ブラックインクについては印字品位、印字濃度を重
視し紙面に対して比較的浸透性が遅いものを利用するも
のであれば良い。
【0028】図3は上述したカラーインクジェットプリ
ンタの電気制御ブロック図である。
【0029】図中の301は装置全体を制御する為のシ
ステムコントローラーで、内部にはマイクロプロセッサ
をはじめ制御プログラムが収納されている記憶素子(R
OM)、マイクロプロセッサが処理を行う際に使用する
記憶素子(RAM)等が配置されている。302は主走
査方向に印字ヘッド102を駆動させるためのドライバ
であり、同様に303は副走査方向に紙を移動をするた
めのドライバである。304、305は前記ドライバに
対応したモータで、ドライバからの速度、移動距離など
を受取り動作する。306は、ホストコンピューターで
あり、本カラーインクジェットプリンタに対して印字す
べき情報を転送するための装置である。307は前記ホ
ストコンピューター306からのデータを一時的に格納
するための受信バッファであり、システムコントローラ
301からデータが読み込まれるまでデータを蓄積して
おく。308は印字すべきデータをイメージデータに展
開するためのフレームメモリーであり、印字に必要な分
のメモリーサイズを有している。
【0030】本実施例では、印字用紙1枚分のデータが
記憶可能なフレームメモリーについて説明をするが、特
にこれに限定されない。
【0031】309は印字すべきデータを一時的に記憶
するための記憶素子で、印字ヘッドのノズル数により記
憶容量は変化する。310は印字ヘッドをシステムコン
トローラからの指令により適切にコントロールするため
のものであり、吐出タイミング、印字データ数等を制御
するための印字制御部である。311は各色ごとのヘッ
ド312Y、312M、312C、312Bkを駆動す
るためのドライバであり、前記印字制御部310からの
信号によりコントロールされる。
【0032】図4は本発明の一実施例の記録動作を説明
するフローチャートである。<ステップ1>はホストコ
ンピュータ306からデータが転送され、受信バッファ
307に格納されているデータをシステムコントローラ
301が処理する最初のステップであり、格納されてい
るデータを読み出す。<ステップ2>では、前記読み出
した画像データに黒データを含むか、黒以外のデータか
を判断する。黒データを含む場合はステツプ3へ、他の
場合はステップ7へ進む処理を行う。<ステップ3>で
は、注目する黒画像記録領域が文字コードデータである
か、ビットイメージデータであるかを判別し、文字コー
ドである場合はステップ4へ、またビットイメージデー
タの場合はステップ5へ進む。<ステップ4>では、黒
データに着目し黒画像記録領域の周囲と隣接する位置の
画素にカラー記録データがあるか否かを判断する。黒画
像に隣接する位置にカラー画像が存在する場合はステッ
プ5へ進み、存在しない時はステップ6へ進む。<ステ
ップ5>では、文字コードデータでありかつ隣接する位
置にカラー画像が存在する黒画像情報又はビットイメー
ジデータである黒画像情報が、カラー記録用のイエロ
ー、マゼンタ、シアンのバッファに展開される。<ステ
ップ6>では、黒画像情報は黒記録用のバッファに展開
される。<ステップ7>では、後述する如く黒データに
対し、C、M、Yのカラーインクによる黒ドットと黒イ
ンクによる黒ドットを所定の比率に混在させる様な画像
データ処理を行う。<ステップ8>では、ブラックを含
むカラー各色のデータを各色用のバッファに展開する。
<ステップ9>では、受信バッファからデータを読み出
し、印字するべきデータが存在するか否か、また1ペー
ジ分のデータを受信したかを判断する。判断した結果、
印字データがない場合と、印字データはあるがすでに1
ページ分のデータを受信した時には、ステップ10へ進
む。<ステップ10>でば、記録ヘッド102で印字動
作を開始する。他の場合はステップ1へ戻る。
【0033】ここで、図5、図6に黒画像に隣接してカ
ラー画像が存在する場合の印字画像例を示す。
【0034】図5、図6はビットイメージで送られてき
た印字データを印字したもので、カラー画像のドット4
02に隣接した黒画像は、前記した様に複数のカラーイ
ンクを混色させて形成した黒ドット400を所定領域に
印字した後に黒インクで画像を形成したり(図5)、ま
たは、カラー画像内はすべて上記混色による黒ドット4
00で印字をしている。
【0035】更に、カラー画像と非隣接している部分は
黒インク単色のドット401によって構成されている。
【0036】この場合、黒画像はカラーインクの混色で
形成された黒ドット400と黒インクのドット401が
連続されるので色目が異なり見栄えが悪くなることがわ
かった。
【0037】図7は本発明の実施例1における印字例で
ある。これは、画像の中心にはカラーの画像があり、隣
接してその周囲に黒画像がある時の例を示すもので、複
数のカラーインクで形成した黒画像と、黒インク単色で
できた黒画像の色差による境めを目立たなくさせる様に
したものである。
【0038】カラー画像ドット402と隣接した周囲の
黒ドットは、すべて前記制御によってカラーインクの混
合によって構成された黒ドット400で形成される。
【0039】次に、その周囲に配置される黒ドットは、
前記カラーインクの混色によってできた黒ドット400
と、黒インク単色のドット401が混在する様にするも
のである。
【0040】混在の仕方について本実施例1では、カラ
ーインクによってできた黒ドット400と黒インク単色
ドット401の混在比率を以下の様にした。
【0041】第1の外周囲は、カラードットと隣接する
ので、インクのにじみを防止する為に隣接したすべての
黒ドットをカラーインクを混色させた黒ドット400に
し、第2の外周囲は、カラーインクで形成した黒2ドッ
トに対して黒インク1ドットの割合で混合させる。
【0042】次に、第3の外周囲には、前記黒ドットの
比率を1ドットに対し2ドット、更に1ドットに対して
3ドット、1ドットに対して4ドットと順次黒インクド
ットを増して実施して行く。
【0043】1ドットに対して5ドットを越えると、0
ドットに対し100%の黒ドットとする様に制御したも
のである。
【0044】したがって、段階的に黒画像の色目が変化
していくので上記2種類の黒画像の境めが目立たなくな
った。
【0045】(実施例2)図8は、本発明の第2実施例
による印字例を示すものである。
【0046】画像の中心にはカラーの画像があり、その
周囲に黒画像がある時の例を示すもので、第1実施例と
同様にカラーインクでできた黒画像と、黒インク単色で
できた黒画像の境めを目立たなくさせる様にしたもので
ある。
【0047】カラー画像と隣接した周囲の黒ドットは、
すべて前記制御によってカラーインクの混色によって形
成された黒ドット400で構成される。
【0048】次に、その周囲に配置される黒ドットは、
前記カラーインクの混色によってできた黒ドット400
と、黒インク単色のドット401が混在する様にするも
のである。混在の仕方について本実施例2では、カラー
インクによってできた黒ドットと黒インク単色ドットの
混在が以下の様にする。
【0049】第1の外周囲は、カラードットと隣接する
ことから、インクのにじみを防止する為に隣接したすべ
ての黒ドットをカラーインクを混色させた黒ドットに
し、第2、第3の外周囲は、カラーインクで形成した黒
2ドットに対して黒インク1ドットの割合で混合させ
る。
【0050】次に、第4、第5の外周囲には、前記黒ド
ットの比率を1ドットに対し1ドットの割合で混在さ
せ、第6の外周囲には、黒インクのドット100%で黒
画像を形成する様に制御する。
【0051】(実施例3)図9は本発明の第3の実施例
による印字例を示すものである。これはカラーの画像が
あり、その内側に黒画像がある時の例を示すもので、こ
の黒画像が3ドットの幅以上で構成されている場合につ
いて説明をする。
【0052】カラー画像と隣接した内側の黒ドットは、
すべて前記制御によってカラーインクの混合によって構
成された黒ドット400で形成しにじみを防止する。
【0053】次に、その第2の内側に配置される黒ドッ
トは、黒インク単色のドット401で画像を形成させ
る。
【0054】更に、カラー画像と非隣接している黒画像
の部分については、黒インクのドット401によって画
像を形成するものである。
【0055】(実施例4)図10は本発明の第4の実施
例による印字例を示すものである。これは画像の最外周
にカラーの画像がありその内側に黒画像がある時の例で
ある。
【0056】カラー画像と隣接した内側の黒ドットは、
すべて前記制御によってカラーインクの混色によって形
成された黒ドット400で構成される。
【0057】次に、その第2の内側に配置される黒ドッ
トは、前記カラーインクの混色によってできた黒ドット
400と、黒インク単色のドット401が混在する様に
するもので、混在の仕方については、カラーインクによ
って形成された黒ドットと黒インク単色ドットの混在が
以下の様にしたものである。
【0058】第1の内周囲は、カラードットと隣接する
ことから、インクのにじみを防止する為に隣接したすべ
ての黒ドットをカラーインクを混色させた黒ドットに
し、第2以降の内周囲は、カラーインクで形成した黒ド
ットと黒インクのドットを混在させ、その比率を2:
1、1:1、1:2として混在させる。
【0059】そして、第5の内周囲では黒インクドット
100%では黒画像になる様に制御を行うものである。
【0060】(実施例5)図11は、カラー画像が単独
に存在するところと、カラー画像が黒画像内とにまたが
ったものについて説明する。前記したとおり、黒ドット
がカラードット402と隣接した際には、その周囲をカ
ラーインクを混色させた黒ドット400を用い、更に、
その内/外周囲には黒インクを前記カラーインクで形成
した黒ドット400と黒インクの黒ドット401を混在
させて、前記に示した様な処理を実施して画像を形成し
たものである。
【0061】以上説明した実施例によれば、カラー画像
に隣接して黒画像がある時は、カラー画像を形成するカ
ラードットに隣接した黒ドットはすべて、前記カラーイ
ンクの混合による黒ドットを形成し、紙への浸透定着を
速める事でカラー画像へのブラックインク流れ込みを防
止する。
【0062】次にその外周囲、または内側に形成される
黒ドットを前記カラーインクで形成した黒ドットと黒イ
ンク単色のドットを所定のアルゴリズムで混在させる。
【0063】順次、その外周囲、または内側に形成され
る黒画像に対して黒インク単色のドットの数を増してい
くことによって前記カラーインクの混合によって形成さ
れた黒ドットとの境めを目立ちにくくさせ、最後には黒
インク単色100%となる様にする。
【0064】したがって、黒画像全体として色が徐々に
変化していく為、急激な色調変化がなく見栄えが良くな
るものである。
【0065】(実施例6)図12は、実施例6について
説明する為のもので、背景にカラーインク画像イエロー
504(Y)の中に黒画像が有り、隣接している一例を
示す。
【0066】黒画像501(BK)のうちカラー画像と
隣接したところは、2×2の4画素(スーパーピクセ
ル)を1つの単位とした拡張画素500として処理がさ
れているものである。図中のカラー画像504と黒画像
が隣接したとき黒画像処理状態について詳細に説明する
為、図中のA部を拡大し図13に示す。
【0067】図13は、カラー画像504に隣接した黒
画像の処理された画素を示す図である。隣接した黒画像
は2×2の4画素を1つの単位とした拡張画素500と
し、予め決められたマスク(パターン)で画像処理され
る。この拡張画素500は、カラーインクと黒インクと
で構成されるもので、以下の比率である。
【0068】Y =75%(3画素) M =50%(2画素) C =75%(3画素) BK=25%(1画素)で形成されている。
【0069】拡張画素500は、カラーインクであるイ
エロー、マゼンタ、シアンのインク滴を同一場所に着弾
させてドットを形成した画素600と、イエロー、シア
ンのインク滴を同一場所に着弾させてドットを形成した
601と、黒インクのドット501を図13にあるよう
に配置させることで拡張画素500を構成する。各イン
クの位置関係がわかりやすくする為に、拡張画素500
の角にマークMAをつけた。
【0070】前記実施例でも述べている様に、BK(5
01)はインク吐出量が大きいものであり、カラー用の
インク吐出量は小さいものであるために、カラー画像と
直接隣接するところは、上記の様な比率にする事がカラ
ー画像との境界ニジミを防止でき、かつBKインクとの
色目差が目立ちにくい事がわかった。しかしながら、各
カラーインクの比率に関しては特定されるものではな
く、インクの吐出量やインク自体の物性等により最適条
件は異なるものである。
【0071】ここでは、イエローカラー画像(Y)50
4に隣接した黒画像の2スーパーピクセルに対して拡張
画素500を実施した。上記各インクの比率に関して
は、先にも述べた様にインクの物性、インクの吐出量等
で黒色としての見栄えが異なるため、印字用紙,OHP
等のプラスティックフィルム上での特性に合わせて変え
る事が望ましい。
【0072】図14は、上記した2×2の4画素を1つ
の拡張画素とするときの手順について説明するものであ
る。黒画像に隣接した着眼すべきカラー画像/画素Gを
検出した時には、該カラー画素Gを中心に縦、横の所定
範囲にある黒画像を前記拡張画素に置き換える処理を行
う。
【0073】本実施例においては、カラー画素Gを中心
に縦、横とも4画素分だけ処理したものであるが、本発
明はこれに特定されるものではなく、2n×2nの寸法
で処理をすれば良く、本発明での実施例ではn=2とし
た。印字モードや印字を行うパス数等で最適化を図る事
で、さらに高画質なカラー画像が得られる。
【0074】(実施例7)図15は、更に別の画像の例
について説明する。背景にイエロー504(Y)の画像
に黒画像(BK)が隣接するものである。図中の黒画像
処理について、B部を拡大して説明する。図中の符号に
ついては図12と同一である。
【0075】図16は、カラー画像504と黒画像が隣
接し、前の実施例でも記述したように、黒画像の2×2
の4画素を1つの拡張画素500としてマスク(パター
ン)処理したものである。4画素を1つの拡張画素とす
るとき、端数がでて割り切れないものがある場合につい
て詳細に説明する。
【0076】このように、マスク処理するべき黒画像が
ない場合には、その部分を空白とする処理を実施する事
により解決を図る。500bは、前記拡張画素500の
下半分に印字ドットデータがないためマスクによる下半
分の処理は空白となる。
【0077】(実施例8)図17は、さらに別の印字例
を示すものである。前記処理した2×2の4画素を1つ
の拡張画素500を連続的に配置するのではなく、ラン
ダムに配置して、拡張画素の規則性を軽減するようにし
たものである。前記説明したように、拡張画素500の
モデルの角にマークMAがあるので、その位置関係が理
解できる様にした。
【0078】さらに、ランダムでなくても該拡張画素を
規則的に一方向に回転させながら配置することによって
も、規則性の軽減は十分可能である。
【0079】(実施例9)図18は、さらなる別の印字
例を示すものである。黒インクの処理を、カラーインク
画素504から遠ざかるに従い黒インクの割合を増加さ
せたものである前記した4画素を1つにした拡張画素に
含まれる黒インクを以下の割合で混在させる。第1列目
の拡張画素500は、前記でも述べた様な構成で Y =75%(3画素) M =50%(2画素) C =75%(3画素) BK=25%(1画素)で形成されている。
【0080】第2列目の拡張画素510は、 Y =50%(2画素) M =50%(2画素) C =50%(2画素) BK=50%(2画素)で形成されている。
【0081】第3列目の拡張画素520は、 Y =25%(1画素) M =25%(1画素) C =25%(1画素) BK=75%(3画素)で形成されている。
【0082】上記黒インクの混在比率構成は一例であ
り、本発明はこれに特定されない。例えば、印字用紙や
印字モード等によって切り替えることもできる。さらに
黒インク401の混在比率は10〜90%の範囲で任意
に変えて良い。
【0083】本実施例では、上記500、510、52
0を各1列ずつ規則的に配置したが、本発明はこれに限
るものではなく、先の実施例でも述べたような各列毎の
ランダム化等を実施してもよい。
【0084】本実施例によれば、黒画像の境界部分の色
目の差をより軽減することができる。
【0085】(実施例10)次に、印字モードで切り変
える一例を説明する。
【0086】例えば、本記録装置では印字モードを4種
類持っている。
【0087】1)HQモード(ハイ・クオリティー) インク吐出ノズルを全部用いて、同時に印字を行う1パ
ス印字。
【0088】2)HSモード(ハイ・スピード) インク吐出ノズルの奇数または偶数を用いて50%の間
引きを行う印字。
【0089】3)SHQモード(スーパー・ハイ・クオ
リティー) インク吐出ノズルを2〜3のブロックに分割して印字を
処理し、2〜3の印字パスを繰り返して補間印字を行う
第1の手段。
【0090】4)OHPモード(オーバー・ヘッド・プ
ロジェクター) インク吐出ノズルを2〜3のブロックに分割して印字を
処理し、2〜3の印字パスを繰り返して重ね印字を行う
第2の手段。
【0091】各モードにより前記したカラーインク画像
に隣接した黒画像を最適とした処理を行う様になってい
る。
【0092】詳細について順次説明をする。
【0093】1)HQモード 本発明における実施例1の図7を利用し隣接した黒画像
のうち、カラーインクで構成される黒ドット400を3
ドットに対し黒インクのドット400を1ドット混在さ
せた処理を行い、順次黒インクのドット401を増す。
または、実施例8の図17に示す様なものを利用しても
よい。
【0094】2)HSモード 本発明における実施例6に代表される拡張画素500を
1つ用いる。理由としては、印字でのドットが50%間
引きであるためにカラー画像と黒画像の境界ニジミが最
小で抑えられるからである。または、実施例1の図7に
おいて2ドットに1ドットの割合で黒インクを混在させ
たものでも良い。
【0095】3)SHQモード 本発明における実施例8の図18に示す様な処理を行
い、徐々に黒インクを増加させるグラデーションをかけ
高画像を得られるようにする。
【0096】4)OHPモード 本発明における実施例6に代表される拡張画素500
で、黒画像をすべて置き換えて印字を行い、黒インクで
印字される画像をなくす。実施した理由は、OHP上で
のインクの定着状態が異なることと、実際に光を透過/
または反射させたときの黒画像の色目が投影時に拡大さ
れる為、同一な黒ドットが必要であることがわかったた
めである。さらに、フイルムの種類によって定着性が異
なるためカラー画像と黒画像の境界ニジミを防止する為
の管理もしにくい事からすべての黒画像を処理すること
が望ましい。
【0097】この様にすることにより、印字を行う記録
紙に適した印字処理ができる印字モードに関しては、ユ
ーザーが任意に操作しても良いし、また記録装置で自動
的にモードを切り替えて実施しても良い。
【0098】また環境条件に応じて、すなわち環境温度
や湿度に対する検出手段等を記録装置内に配置してこれ
らの検出に応じて、印字モードと同様にカラーインク画
像と黒画像を検出した時は、その境界である黒画像に対
して前記した画像処理を行うことも十分可能である。本
発明の様な境界画像処理を行うことによって、高品位な
フルカラー画像を達成することができる。
【0099】また上述の実施例では、図2に代表される
様な複数のカラーインクを持ったノズルが同一基盤上に
形成したヘッドについて述べたが、本発明は、図19、
図20の様なインク色毎に別々のヘッドを複数有した記
録装置に対しても適用でき、カラー画像と隣接した黒画
像との間で生じる境界ニジミを防止できる。
【0100】尚、以上の実施例では、記録ヘッドとし
て、電気熱変換体から発生する熱エネルギーを用いてイ
ンク中に気泡を生成し、該気泡の作用によってインクを
飛翔させるインクジェット記録方法を用いて説明した
が、電気機械変換体から発生する機械エネルギーを用い
てインクに状態変化を生起させることによってインクを
飛翔させる、いわゆるピエゾ方式のインクジェット記録
方式にも本発明が適用できることはいうまでもない。
【0101】本発明は、特にインクジェット記録方式の
中でも熱エネルギーを利用して飛翔的液的を形成し、記
録を行うインクジェット方式の記録ヘッドを用いた記録
装置において優れた効果をもたらすものである。
【0102】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型、
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一体一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成出来るので有効である。この気泡の成
長、収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも一つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書、同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、更に優れた記録を行うことが出
来る。
【0103】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組合わせ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書、米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0104】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0105】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0106】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0107】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、記録色や濃度を異にする複数のインク
に対応して2個以上の個数設けられるものであってもよ
い。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるかい
ずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色に
よるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備え
た装置にも本発明は極めて有効である。
【0108】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付加時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0109】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0110】又、本発明は紙や布、不繊布、さらにはO
HP用紙等の記録媒体を用いる機器すべてに適用でき、
具体的な適用機器としてはプリンタ、複写機、ファクシ
ミリ等を挙げることができる。
【0111】
【発明の効果】以上説明した通り本発明によれば、カラ
ー画像に隣接して黒画像がある場合に、カラー画像に隣
接した黒画像のドットをすべてカラーインクの混色によ
って形成する黒ドットを用いる事により色間のインクの
にじみを防止できる。更にカラー画像には非隣接した黒
画像で、前記カラーインクの混色で形成された黒ドット
と連続して黒画像を構成する時には、前記2種類の黒ド
ットを混在させて段階的に黒画像の色調を変化させるの
で、色目差による見栄えが悪いと言った欠点を解決でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用可能なインクジェット記録装置の
斜視図である。
【図2】インクジェット記録ヘッドの斜視図である。
【図3】インクジェット記録装置の制御回路ブロック図
である。
【図4】黒画像を印字する時の動作フローチャートであ
る。
【図5】印字画像の一例を示す図である。
【図6】印字画像の一例を示す図である。
【図7】本発明によって印字を行った画像の第1の実施
例を示す図である。
【図8】本発明によって印字を行った画像の第2の実施
例を示す図である。
【図9】本発明によって印字を行った画像の第3の実施
例を示す図である。
【図10】本発明によって印字を行った画像の第4の実
施例を示す図である。
【図11】本発明によって印字を行った画像の第5の実
施例を示す図である。
【図12】本発明によって印字された画像の第6の実施
例を示す全体画像である。
【図13】図12のA部の詳細を説明する画像の拡大図
で、拡張画素の構成ドット例を示す図である。
【図14】図13に構成印字された画像を処理/形成す
る手段を説明する為の図である。
【図15】本発明によって印字された画像の第7の実施
例を示す全体画像である。
【図16】図15のB部の詳細を説明する画像の拡大図
で、拡張画素の構成ドット例を示す図である。
【図17】本発明によって印字された画像の第8の実施
例を示す図である。
【図18】本発明によって印字された画像の第9の実施
例を示す図である。
【図19】本発明が適用可能なインクジェット記録装置
に用いる別のヘッドの斜視図である。
【図20】本発明が適用可能なインクジェット記録装置
に用いるさらに別のヘッドの斜視図である。
【符号の説明】
101 キャリッジ 102 印字ヘッド 103 カートリッジ 104 ガイド軸1 105 ガイド軸2 106 記録用紙 107 給紙ローラー 108 紙送りローラー 109 紙押え板 110 カラーインク用タンク 111 ブラックインク用タンク 201 ノズルを形成したシリコン基板 202 プリント基板 203 アルミベースプレート 204〜206 カラーインクタンクに結合するステン
レスパイプ 207 ブラックインクタンクに結合するステンレスパ
イプ 208 ディストリビュータ 301 システムコントローラー 302 キャリッジモータドライバ 303 紙送りモータドライバ 304 キャリッジモータ 305 紙送りモータ 306 ホストコンピュータ 307 受信バッファ 308Y イエローヘッド用のフレームメモリ 308M マゼンタヘッド用のフレームメモリ 308C シアンヘッド用のフレームメモリ 308Bk ブラックヘッド用のフレームメモリ 309Y イエローヘッド用のデータバッファ 309M マゼンタヘッド用のデータバッファ 309C シアンヘッド用のデータバッファ 309BK ブラックヘッド用のデータバッファ 310 印字制御部 311 印字ドライバ 100Y、312Y イエローヘッド 100M,312M マゼンタヘッド 100C,312C シアンヘッド 100BK,312BK ブラックヘッド 400 複数のカラーインクの混色によって形成された
黒ドット 401、501 ブラックインクによってできた黒ドッ
ト 402 カラーインク画像(Y,M,Cの任意) 500 4画素を1つの単位とした拡張画素における第
1の黒画像 500b 印字を行わない空白部 502 シアンイン(C)画像/画素 503 マゼンタインク(M)画像/画素 504 イエローインク(Y)画像/画素 510 4画素を1つの単位とした拡張画素における第
2の黒画素 520 4画素を1つの単位とした拡張画素における第
3の黒画素 600 カラーインクY,M,Cで形成される複合画素 601 カラーインクY、Cで形成される複合画素
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 八重樫 尚雄 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 新井 篤 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 大塚 尚次 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 矢野 健太郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 桑原 伸行 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 高橋 喜一郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 岩崎 督 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 兼松 大五郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 黒インクと、該黒インクとは異なる複数
    のカラーインクを用いて所望のカラー画像を被記録材に
    形成するカラーインクジェット記録方法において、 黒画像に隣接してカラー画像が存在するか否かを判別
    し、 カラー画像が存在する場合、黒画像のうちカラー画像の
    隣接部はすべて複数のカラーインクの混色によって形成
    された黒ドットを用いて形成し、前記隣接部の周囲の黒
    画像は前記黒インクのドットと前記カラーインクの混色
    によって形成された黒ドットを混在させて形成すること
    を特徴とするカラーインクジェット記録方法。
  2. 【請求項2】 前記隣接部周囲の黒画像を黒インクのド
    ットと前記カラーインクで形成した黒ドットを混在させ
    て形成する場合、前記隣接部から離れるに従って前記黒
    インクのドット比率を徐々に増していく処理をすること
    を特徴とする請求項1に記載のカラーインクジェット記
    録方法。
  3. 【請求項3】 前記黒インクの比率を10%〜90%の
    範囲内で徐々に増していくことを特徴とする請求項2に
    記載のカラーインクジェット記録方法。
  4. 【請求項4】 前記隣接部の混在範囲は、5ドットに1
    ドット以上の範囲であることを特徴とする請求項2に記
    載のインクジェット記録方法。
  5. 【請求項5】 前記隣接部の混在範囲は、2ドットに1
    ドット以上の範囲であることを特徴とする請求項2に記
    載のインクジェット記録方法。
  6. 【請求項6】 前記隣接部の周囲の黒画像は黒インクの
    ドットとカラーインクで形成した黒ドットをランダムに
    混在させて形成することを特徴とする請求項1に記載の
    カラーインクジェット記録方法。
  7. 【請求項7】 電気熱変換体から発生する熱エネルギー
    を用いてインクに状態変化を生起させることによりイン
    クを吐出することを特徴とする請求項1に記載のカラー
    インクジェット記録方法。
  8. 【請求項8】 電気機械変換体から発生する機械エネル
    ギーを用いてインクを吐出することを特徴とする請求項
    1に記載のカラーインクジェット記録方法。
  9. 【請求項9】 黒インクと、該黒インクとは異なる複数
    色のカラーインクを用いて所望のカラー画像を被記録材
    に形成するカラーインクジェット記録方法において、 黒画像に隣接してカラー画像が存在するか否かを判別
    し、 カラー画像が存在する場合、黒画像のうちカラー画像に
    隣接した黒画像の複数画素を単位とした拡張画素とし、
    該拡張画素をカラーインクと黒インクの混在で形成した
    黒画像として処理したことを特徴とする記録方法。
  10. 【請求項10】 前記拡張画素は2×2の4画素を単位
    としたことを特徴とする請求項9記載のカラーインクジ
    ェット記録方法。
  11. 【請求項11】 前記拡張画素をカラーインクの画素の
    周囲の黒画像に対して少なくとも2個を配置することを
    特徴とする請求項9記載のカラーインクジェット記録方
    法。
  12. 【請求項12】 前記拡張画素での各インク色の配置と
    比率を画像処理するマスクによって決定し、黒画像とし
    て処理することを特徴とする請求項9記載のカラーイン
    クジェット記録方法。
  13. 【請求項13】 前記拡張画素での各インク色の比率を
    黒インクが段階的に増加するよう画像処理するマスクに
    よって決定することを特徴とする請求項9記載のカラー
    インクジェット記録方法。
  14. 【請求項14】 画像処理するマスクの設定は、印字モ
    ード、および/または印字パス数によって変えることを
    特徴とする請求項12または13記載のカラーインクジ
    ェット記録方法。
  15. 【請求項15】 画像処理するマスクの設定は、印字記
    録材の種類、および/または印字環境(温度/湿度)に
    よって変えることを特徴とする請求項12または13記
    載のカラーインクジェット記録方法。
  16. 【請求項16】 画像処理するマスクの設定は拡張画素
    内でのカラー、黒インクの配置および/または比率をラ
    ンダム的に行うことを特徴とする請求項12または13
    記載のカラーインクジェット記録方法。
  17. 【請求項17】前記拡張画素としたものをカラー画像の
    まわりの一定方向に回転させながら配置したことを特徴
    とする請求項9記載のカラーインクジェット記録方法。
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