JP4525818B2 - 印刷装置および画像記録方法 - Google Patents
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色相が異なる2種類以上のドットを、対象物上に形成可能なヘッドを備え、該ドットの分布により多階調の画像を記録する印刷装置であって、
印刷すべき画像の多色の階調信号を画素毎に順次入力する入力手段と、
該入力された各色の階調信号に基づいて、前記色相が異なる2種類以上のドットのうちの1種類のドットについて、該ドットを形成するか否かの判断を、該ドット以外の色相のドットについての判断に先立って行なう第1のドット形成判断手段と、
該1種類のドットについての前記判断の結果を、前記色相が異なる他の種類のドットにより実現すべき記録濃度に反映させ、該記録濃度に従って、該色相が異なる他の種類のドットによる2以上の多値化を行ない、該ドットの形成を判断する第2のドット形成判断手段と、
前記第1および第2のドット形成判断手段の判断結果に基づいて、前記ヘッドを駆動して、前記色相の異なる2種類以上のドットを形成させるヘッド駆動手段と
を備え、
前記第2のドット形成判断手段は、
前記第1のドット形成判断手段により該1種類のドットを形成すると判断した場合には、前記他の種類のドットを形成したものとみなして、該形成されたものとみなされた他の種類のドットにより実現される印刷濃度を求めると共に、該他の種類のドットを形成しないと判断し、
前記階調信号に対応した印刷濃度と前記形成したものとみなされた他の種類のドットにより実現される印刷濃度との差を濃度誤差として求め、該濃度誤差を、ドット形成の対象となっている画素の周辺の画素についての前記ドット形成の判断に反映させるよう配分することを要旨としている。
色相が異なる2種類以上のドットを、対象物上に形成可能なヘッドを備え、該ドットの分布により多階調の画像を記録する方法であって、
印刷すべき画像の多色の階調信号を画素毎に順次入力し、
該入力された各色の階調信号に基づいて、前記色相が異なる2種類のドットのうの1種類のドットについて、該ドットを形成するか否かの判断を、該ドット以外の色相のドットについての判断に先立って行ない、
該1種類のドットについての前記判断の結果を、前記色相が異なる他の種類のドットにより実現すべき記録濃度に反映させ、該記録濃度に従って、色相が異なる他の種類のドットによる2以上の多値化を行ない、該ドットの形成を判断するものとし、
前記1種類のドットを形成すると判断した場合には、前記他の種類のドットを形成したものとみなして、該他の種類のドットにより実現されたものとみなした印刷濃度を求めると共に、該他の種類のドットを形成しないと判断し、
前記階調信号に対応した印刷濃度と前記他の種類のドットにより実現されたものとみなした印刷濃度との差を濃度誤差として求め、該濃度誤差を、ドット形成の対象となっている画素の周辺の画素についての前記ドット形成の判断に反映させるよう配分し、
前記判断結果に基づいて、前記ヘッドを駆動して、前記色相の異なる2種類以上のドットを形成させること
を要旨としている。
色相が異なる2種類以上のドットを、対象物上に形成可能なヘッドを備えた印刷装置に接続されたコンピュータにより機械読み取り可能であり、該ドットの分布により多階調の画像を記録するプログラムを記録した記録媒体であって、
印刷すべき画像の多色の階調信号を画素毎に順次入力する機能、
該入力された各色の階調信号に基づいて、前記色相が異なる2種類のドットのうの1種類のドットについて、該ドットを形成するか否かの判断を、該ドット以外の色相のドットについての判断に先立って行なう機能、
該1種類のドットについての前記判断の結果を、前記色相が異なる他の種類のドットにより実現すべき記録濃度に反映させ、該記録濃度に従って、該色相が異なる他の種類のドットによる2以上の多値化を行ない、該ドットの形成を判断する機能であって、
前記1種類のドットを形成すると判断した場合には、前記他の種類のドットを形成したものとみなして、該他の種類のドットにより実現されたものとみなした印刷濃度を求めると共に、該他の種類のドットを形成しないと判断し、
前記階調信号に対応した印刷濃度と前記他の種類のドットにより実現されたものとみなした印刷濃度との差を濃度誤差として求め、該濃度誤差を、ドット形成の対象となっている画素の周辺の画素についての前記ドット形成の判断に反映させるよう配分する機能、
前記判断結果に基づいて、前記ヘッドを駆動して、前記色相の異なる2種類以上のドットを形成させる機能
をコンピュータに実現させるプログラムを記録したことを要旨としている。
色相が異なる有彩色インクによる2種類以上のドットと無彩色のインクによるドットとを、対象物上に形成可能なヘッドを備え、該ドットの分布により多階調の画像を記録する印刷装置であって、
印刷すべき画像の階調信号を画素毎に順次入力する入力手段と、
該入力した階調信号に基づいて、前記有彩色インクが分担する濃度と前記無彩色インクが分担する濃度とを求める濃度演算手段と、
該求められた無彩色インクの濃度に基づいて、該無彩色インクのドットを形成するか否かの判断を、前記有彩色のドットを形成するか否かの判断に先立って行なう無彩色ドット形成判断手段と、
該無彩色インクのドットについての判断の結果に基づいて、前記2種類以上の有彩色インクの各々の濃度に反映すべき補正データを求め、前記有彩色インクが分担する濃度を補正する濃度補正手段と、
該補正された有彩色インクの濃度に基づいて、前記色相が異なる2種類以上のドットについてそれぞれ多値化を行ない、該2種類以上のドットの形成を判断する有彩色ドット形成判断手段と、
前記無彩色ドット形成判断手段および前記有彩色ドット形成判断手段の判断結果に基づいて、前記ヘッドを駆動して、色相の異なる有彩色インクの2種類以上のドットおよび前記無彩色インクのドットを形成させるヘッド駆動手段と
を備え、
前記有彩色ドット形成判断手段は、
前記無彩色ドット形成手段により前記無彩色インクのドットの形成を行なうとの判断がなされた場合には、前記有彩色インクのドットを形成したものとみなして、該有彩色インクのドットにより実現される印刷濃度を求めると共に、該無彩色インクのドットを形成しないと判断し、
前記階調信号に対応した印刷濃度と前記形成したものとみなされた有彩色インクのドットにより実現される印刷濃度との差を濃度誤差として求め、該濃度誤差を、ドット形成の対象となっている画素の周辺の画素についての前記ドット形成の判断に反映させるよう配分することを要旨としている。
色相が異なる有彩色インクによる2種類以上のドットと無彩色のインクによるドットとを、対象物上に形成可能なヘッドを駆動し、該ドットの分布により多階調の画像を記録する方法であって、
印刷すべき画像の階調信号を画素毎に順次入力し、
該入力した階調信号に基づいて、前記有彩色インクが分担する濃度と前記無彩色インクが分担する濃度とを求め、
該求められた無彩色インクの濃度に基づいて、該無彩色インクのドットを形成するか否かの判断を、前記有彩色のドットを形成するか否かの判断に先立って行ない、
該無彩色インクのドットについての前記判断の結果に基づいて、前記2種類以上の有彩色インクの各々の濃度に反映すべき補正データを求め、前記有彩色インクが分担する濃度を補正し、
該補正された有彩色インクの濃度に基づいて、前記色相が異なる2種類以上のドットについてそれぞれ多値化を行ない、該2種類以上のドットの形成を判断するものとし、
前記無彩色インクのドットの形成を行なうとの判断がなされた場合には、前記有彩色インクのドットを形成したものとみなして、該形成されたものとみなされた有彩色インクのドットにより実現される印刷濃度を求めると共に、該有彩色のドットを形成しないと判断し、
前記階調信号に対応した印刷濃度と前記形成したものとみなされた有彩色インクのドットにより実現される印刷濃度との差を濃度誤差として求め、該濃度誤差を、ドット形成の対象となっている画素の周辺の画素についての前記ドット形成の判断に反映させるよう配分し、
前記判断結果に基づいて、前記ヘッドを駆動して、色相の異なる有彩色インクの2種類以上のドットおよび前記無彩色インクのドットを形成させること
を要旨としている。
印刷すべき画像の階調信号を画素毎に順次入力する機能、
該入力した階調信号に基づいて、前記有彩色インクが分担する濃度と前記無彩色インクが分担する濃度とを求める機能、
該求められた無彩色インクの濃度に基づいて、該無彩色インクのドットを形成するか否かの判断を、前記有彩色のドットを形成するか否かの判断に先立って行なう機能、
該無彩色インクのドットについての前記判断の結果に基づいて、前記2種類以上の有彩色インクの各々の濃度に反映すべき補正データを求め、前記有彩色インクが分担する濃度を補正する機能、
該補正された有彩色インクの濃度に基づいて、前記色相が異なる2種類以上のドットについてそれぞれ多値化を行ない、該2種類以上のドットの形成を判断する機能であって、
前記無彩色インクのドットの形成を行なうとの判断がなされた場合には、前記有彩色インクのドットを形成したものとみなして、該形成されたものとみなされた有彩色インクのドットにより実現される印刷濃度を求めると共に、該有彩色のドットを形成しないと判断し、
前記階調信号に対応した印刷濃度と前記形成したものとみなされた有彩色インクのドットにより実現される印刷濃度との差を濃度誤差として求め、該濃度誤差を、ドット形成の対象となっている画素の周辺の画素についての前記ドット形成の判断に反映させるよう配分する機能、
前記判断結果に基づいて、色相の異なる有彩色インクの2種類以上のドットおよび前記無彩色インクのドットを形成する機能
を、コンピュータに実現させるプログラムを記録したことを要旨としている。
この発明は、以下のような他の態様も含んでいる。第1の態様は、印刷装置の入力手段,第1のドット形成判断手段,第2のドット形成判断手段のうちの一つまたは関連するいくつかの手段を、印刷装置の筐体内部ではなく、印刷しようとする画像を出力する装置の側に置く構成である。第1,第2のドット形成判断手段等は、ディスクリートな回路によっても実現可能であるが、CPUを中心とした算術論理演算回路におけるソフトウェアによっても実現可能である。後者の場合には、印刷しようとする画像を出力する側、例えばコンピュータ側にドットの生成に関する処理まで行なわせ、印刷装置の筐体内には、生成されたドットを、ヘッドからのインクの吐出を制御して、用紙上などに形成する機構のみを収納する形態も考えることができる。もとより、これらの手段を適当な箇所で二つのグループに分け、その一方を、印刷装置の筐体内で実現し、残りを、画像を出力する側で実現すると言った構成も可能である。
色相が異なる2種類以上のドットを、対象物上に形成可能なヘッドを備え、該ドットの分布により多階調の画像を記録する方法により記録された印刷物であって、
印刷すべき画像の多色の階調信号を画素毎に順次入力し、
該入力された各色の階調信号に基づいて、前記色相が異なる1種類のドットについて2以上の多値化を行ない、該ドットの形成を判断し、
該多値化の結果を、前記色相が異なる他の種類のドットにより実現すべき記録濃度に反映させ、該記録濃度に従って、該色相が異なる他の種類のドットによる2以上の多値化を行ない、該ドットの形成を判断し、
前記両判断結果に基づいて、前記ヘッドを駆動して、前記色相の異なる2種類以上のドットを形成させた結果得られた印刷物の形態を考えることができる。
Dx=Dth・Z/255+Dtn・z/255
ここで、Dtnは、図13のグラフに基づいて階調データDSから求めた淡ドットデータである。また、Zは濃ドットがオンの場合の評価値、zは淡ドットがオンの場合の評価値である。Dxは淡データと濃データにそれぞれの評価値に応じた重み係数を掛けて合計したものになっている。このように、淡ドットのオン・オフを決定するに当たっては、淡ドットデータではなく、濃淡両ドットのデータを総合したDxを用いているのが本発明の大きな特徴である。ここでは上述したとおりZ=255であるから、上記式は
Dx=Dth+Dtn・z/255
となる(ステップ130)。淡ドットの評価値zは、当然濃ドット評価値と比べれば小さい。本実施例では、z=160とした。
Cx=C(x,y)+{M(x,y)−MRST}・MCW
である。
{M(x,y)−MRST}・MCW
として求めた。この場合、局所的な誤差の影響を重み付け係数MCWにより一括して補正しているが、
M(x,y)・MCW1−MRST・MCW2
のように、それぞれに異なる重み付け係数を乗じて、その画素のマゼンタインクの濃度による影響と、実際に形成されたドットの濃度により影響とを、別々に評価することも差し支えない。
Cx←C(x,y)+M(x,y)・MCW1
のように考慮し、その後、平均誤差最小法により周辺の画素から影響をうける拡散誤差による影響度(第3の影響度)を
Ccr←Cx+Cdfer
のように考慮し、更に先に多値化を行なったインクについて実際に形成されたドットの濃度による影響度(第2の影響度)を
C←Ccr−MRST・MCW2
のように考慮し、得られた階調データCに基づいて、第2の色相のインク(この実施例ではシアンインク)の多値化を行なうものとしても良い。なお、これらの影響度による補正は、どの順序で行なっても差し支えない。
Cx=C(x,y)+K(x,y)
のように設定することも可能である。この場合には、たとえばシアンインクについての3値化処理において、補正データCcrを求めた直後に、黒インクのドットを形成したか否かを判断し、黒インクのドットKが形成されている場合には、シアンインクのドットを形成しないものとし、かつシアンインクについての結果値CRSTに所定値(例えば値255)を代入するものとしても良い。これは次の理由による。
Ccr=Cx+Cdfer
=C(x,y)+K(x,y)+Cdfer
となる。
Cerr=Ccr−CRS1
=C(x,y)+K(x,y)−CRST+Cdfer
となる。ここで、黒インクのドットを形成した場合に、シアンインクについてのドットの形成を何ら判断することなく、シアンインクについての結果値CRSTに所定値を設定していることから、この場合の結果値CRSTは、結局、黒インクのドットを形成した場合の結果値を反映している。即ち、
K(x,y)−CRST=Kerr
とみなすことができる。この結果、黒インクのドットを形成した場合には、その誤差分がステップS450で周りのシアンインクのドットの形成に反映されることになる。なお、黒インクのドットが形成されない場合には、黒インクについての結果値KRSTは、値0に設定されるのが通常なので、黒インクの階調データK(x,y)を加える処理(図22ステップS420)は、結局黒インクについての濃度誤差を加える処理に相当し、黒インクのドットのオン・オフの影響を、周辺のシアンインクのドットのオン・オフに反映させていることになる。尚、同じ考え方を、マゼンタインクのドット形成の影響をシアンインクのドットの形成に与える場合にも、適用することができる。
22…紙送りモータ
24…キャリッジモータ
25…ジエチレングリコール
26…プラテン
28…印字ヘッド
30…キャリッジ
31…仕切板
32…操作パネル
34…摺動軸
36…駆動ベルト
38…プーリ
39…位置検出センサ
40…制御回路
41…CPU
43…ROM
44…RAM
50…I/F専用回路
52…ヘッド駆動回路
54…モータ駆動回路
56…コネクタ
61〜66…インク吐出用ヘッド
68…インク通路
70…カラーインク用カートリッジ
71…導入管
90…コンピュータ
91…ビデオドライバ
93…CRTディスプレイ
95…アプリケーションプログラム
96…プリンタドライバ
97…ラスタライザ
98…色補正モジュール
99…ハーフトーンモジュール
P…用紙
PE…ピエゾ素子
n…ノズル
Claims (17)
- 色相が異なる2種類以上のドットを、対象物上に形成可能なヘッドを備え、該ドットの分布により多階調の画像を記録する印刷装置であって、
印刷すべき画像の多色の階調信号を画素毎に順次入力する入力手段と、
該入力された各色の階調信号に基づいて、前記色相が異なる2種類以上のドットのうちの1種類のドットについて、該ドットを形成するか否かの判断を、該ドット以外の色相のドットについての判断に先立って行なう第1のドット形成判断手段と、
該1種類のドットについての前記判断の結果を、前記色相が異なる他の種類のドットにより実現すべき記録濃度に反映させ、該記録濃度に従って、該色相が異なる他の種類のドットによる2以上の多値化を行ない、該ドットの形成を判断する第2のドット形成判断手段と、
前記第1および第2のドット形成判断手段の判断結果に基づいて、前記ヘッドを駆動して、前記色相の異なる2種類以上のドットを形成させるヘッド駆動手段と
を備え、
前記第2のドット形成判断手段は、
前記第1のドット形成判断手段により該1種類のドットを形成すると判断した場合には、前記他の種類のドットを形成したものとみなして、該形成されたものとみなされた他の種類のドットにより実現される印刷濃度を求めると共に、該他の種類のドットを形成しないと判断し、
前記階調信号に対応した印刷濃度と前記形成したものとみなされた他の種類のドットにより実現される印刷濃度との差を濃度誤差として求め、該濃度誤差を、ドット形成の対象となっている画素の周辺の画素についての前記ドット形成の判断に反映させるよう配分する
印刷装置。 - 請求項1記載の印刷装置であって、
前記第2のドット形成判断手段は、更に
前記第1のドット形成手段により前記1種類のドットの形成を行なわないとの判断がなされたときには、色相が異なる他の種類のドットについて、該ドットを形成するか否かの前記判断を行ない、かつ
該ドット形成の有無の判断に基づき、前記階調信号に対応した印刷濃度と前記他の種類のドットの形成の有無により実現される印刷濃度との差を濃度誤差として求め、該濃度誤差を、ドット形成の対象となっている画素の周辺の画素についての前記ドット形成の判断に反映させるよう配分する
印刷装置。 - 前記色相が異なる2種類以上のドットのうち、前記第1のドット形成判断手段がドットの形成を判断する前記1種類のドットは、前記2種類以上のドットのうち視覚上の影響の大きい側の色のドットである請求項1記載の印刷装置。
- 前記色相が異なる2種類以上のドットのうち、前記1種類のドットはフルカラーを表現可能な三原色の一つの色のドットであり、色相が異なる前記他の種類のドットは、該三原色の他の色のドットである請求項1記載の印刷装置。
- 前記色相が異なる2種類以上のドットのうち、前記1種類のドットはフルカラーを表現可能な三原色の一つの色のドットであり、色相が異なる前記他の種類のドットは、該色成分とこれとは異なる色成分とを含む色のドットである請求項1記載の印刷装置。
- 請求項1ないし請求項5のいずれか記載の印刷装置であって、
第1のドット形成判断手段が、ディザ法によりドットの有無を決定する手段である印刷装置。 - 請求項6記載の印刷装置であって、第1のドット形成判断手段が用いるディザ法の閾値マトリックスが分散型の閾値マトリックスである印刷装置。
- 請求項1ないし請求項7のいずれか記載の印刷装置であって、
前記ヘッドが、色相の異なる2種類以上のインクについて、濃度の異なる2種類以上の濃淡インクを吐出可能であり、
前記第1および第2のドット形成判断手段の少なくとも一方は、該インクにより単位面積当たりの濃度の異なる2種類以上のドットの各々について、多値化を行ない、該ドットの形成を判断する手段である
印刷装置。 - 濃淡インクは2種類のインクからなり、低濃度インクの染料濃度は、高濃度インクの染料濃度の略1/4である請求項8記載の印刷装置。
- 色相が異なる有彩色インクによる2種類以上のドットと無彩色のインクによるドットとを、対象物上に形成可能なヘッドを備え、該ドットの分布により多階調の画像を記録する印刷装置であって、
印刷すべき画像の階調信号を画素毎に順次入力する入力手段と、
該入力した階調信号に基づいて、前記有彩色インクが分担する濃度と前記無彩色インクが分担する濃度とを求める濃度演算手段と、
該求められた無彩色インクの濃度に基づいて、該無彩色インクのドットを形成するか否かの判断を、前記有彩色のドットを形成するか否かの判断に先立って行なう無彩色ドット形成判断手段と、
該無彩色インクのドットについての判断の結果に基づいて、前記2種類以上の有彩色インクの各々の濃度に反映すべき補正データを求め、前記有彩色インクが分担する濃度を補正する濃度補正手段と、
該補正された有彩色インクの濃度に基づいて、前記色相が異なる2種類以上のドットについてそれぞれ多値化を行ない、該2種類以上のドットの形成を判断する有彩色ドット形成判断手段と、
前記無彩色ドット形成判断手段および前記有彩色ドット形成判断手段の判断結果に基づいて、前記ヘッドを駆動して、色相の異なる有彩色インクの2種類以上のドットおよび前記無彩色インクのドットを形成させるヘッド駆動手段と
を備え、
前記有彩色ドット形成判断手段は、
前記無彩色ドット形成手段により前記無彩色インクのドットの形成を行なうとの判断がなされた場合には、前記有彩色インクのドットを形成したものとみなして、該有彩色インクのドットにより実現される印刷濃度を求めると共に、該無彩色インクのドットを形成しないと判断し、
前記階調信号に対応した印刷濃度と前記形成したものとみなされた有彩色インクのドットにより実現される印刷濃度との差を濃度誤差として求め、該濃度誤差を、ドット形成の対象となっている画素の周辺の画素についての前記ドット形成の判断に反映させるよう配分する
を備えた印刷装置。 - 請求項10記載の印刷装置であって、
前記有彩色ドット形成判断手段は、更に
該無彩色ドット形成手段により前記無彩色インクのドットの形成を行なわないとの判断がなされたとき、有彩色インクのドットについて、該ドットを形成するか否かの前記判断を行ない、かつ
該有彩色インクのドット形成の有無の判断に基づき、前記階調信号に対応した印刷濃度と前記有彩色インクのドットの形成の有無により実現される印刷濃度との差を濃度誤差として求め、該濃度誤差を、ドット形成の対象となっている画素の周辺の画素についての前記ドット形成の判断に反映させるよう配分する
印刷装置。 - 前記ヘッドは、インク通路に設けられた電歪素子への電圧の印加によりインクに付与される圧力によってインク粒子を吐出する機構を備えた請求項1ないし請求項11のいずれか記載の印刷装置。
- 前記ヘッドは、インク通路に設けられた発熱体への通電により発生する気泡により該インク通路のインクに付与される圧力によってインク粒子を吐出する機構を備えた請求項1ないし請求項11のいずれか記載の印刷装置。
- 色相が異なる2種類以上のドットを、対象物上に形成可能なヘッドを備え、該ドットの分布により多階調の画像を記録する方法であって、
印刷すべき画像の多色の階調信号を画素毎に順次入力し、
該入力された各色の階調信号に基づいて、前記色相が異なる2種類のドットのうの1種類のドットについて、該ドットを形成するか否かの判断を、該ドット以外の色相のドットについての判断に先立って行ない、
該1種類のドットについての前記判断の結果を、前記色相が異なる他の種類のドットにより実現すべき記録濃度に反映させ、該記録濃度に従って、色相が異なる他の種類のドットによる2以上の多値化を行ない、該ドットの形成を判断するものとし、
前記1種類のドットを形成すると判断した場合には、前記他の種類のドットを形成したものとみなして、該他の種類のドットにより実現されたものとみなした印刷濃度を求めると共に、該他の種類のドットを形成しないと判断し、
前記階調信号に対応した印刷濃度と前記他の種類のドットにより実現されたものとみなした印刷濃度との差を濃度誤差として求め、該濃度誤差を、ドット形成の対象となっている画素の周辺の画素についての前記ドット形成の判断に反映させるよう配分し、
前記判断結果に基づいて、前記ヘッドを駆動して、前記色相の異なる2種類以上のドットを形成させる
画像記録方法。 - 色相が異なる有彩色インクによる2種類以上のドットと無彩色のインクによるドットとを、対象物上に形成可能なヘッドを備え、該ドットの分布により多階調の画像を記録する方法であって、
印刷すべき画像の階調信号を画素毎に順次入力し、
該入力した階調信号に基づいて、前記有彩色インクが分担する濃度と前記無彩色インクが分担する濃度とを求め、
該求められた無彩色インクの濃度に基づいて、該無彩色インクのドットを形成するか否かの判断を、前記有彩色のドットを形成するか否かの判断に先立って行ない、
該無彩色インクのドットについての前記判断の結果に基づいて、前記2種類以上の有彩色インクの各々の濃度に反映すべき補正データを求め、前記有彩色インクが分担する濃度を補正し、
該補正された有彩色インクの濃度に基づいて、前記色相が異なる2種類以上のドットについてそれぞれ多値化を行ない、該2種類以上のドットの形成を判断するものとし、
前記無彩色インクのドットの形成を行なうとの判断がなされた場合には、前記有彩色インクのドットを形成したものとみなして、該形成されたものとみなされた有彩色インクのドットにより実現される印刷濃度を求めると共に、該有彩色のドットを形成しないと判断し、
前記階調信号に対応した印刷濃度と前記形成したものとみなされた有彩色インクのドットにより実現される印刷濃度との差を濃度誤差として求め、該濃度誤差を、ドット形成の対象となっている画素の周辺の画素についての前記ドット形成の判断に反映させるよう配分し、
前記判断結果に基づいて、前記ヘッドを駆動して、色相の異なる有彩色インクの2種類以上のドットおよび前記無彩色インクのドットを形成させる
画像記録方法。
印刷方法。 - 色相が異なる2種類以上のドットを、対象物上に形成可能なヘッドを備えた印刷装置に接続されたコンピュータにより機械読み取り可能であり、該ドットの分布により多階調の画像を記録するプログラムを記録した記録媒体であって、
印刷すべき画像の多色の階調信号を画素毎に順次入力する機能、
該入力された各色の階調信号に基づいて、前記色相が異なる2種類のドットのうの1種類のドットについて、該ドットを形成するか否かの判断を、該ドット以外の色相のドットについての判断に先立って行なう機能、
該1種類のドットについての前記判断の結果を、前記色相が異なる他の種類のドットにより実現すべき記録濃度に反映させ、該記録濃度に従って、該色相が異なる他の種類のドットによる2以上の多値化を行ない、該ドットの形成を判断する機能であって、
前記1種類のドットを形成すると判断した場合には、前記他の種類のドットを形成したものとみなして、該他の種類のドットにより実現されたものとみなした印刷濃度を求めると共に、該他の種類のドットを形成しないと判断し、
前記階調信号に対応した印刷濃度と前記他の種類のドットにより実現されたものとみなした印刷濃度との差を濃度誤差として求め、該濃度誤差を、ドット形成の対象となっている画素の周辺の画素についての前記ドット形成の判断に反映させるよう配分する機能、
前記判断結果に基づいて、前記ヘッドを駆動して、前記色相の異なる2種類以上のドットを形成させる機能
をコンピュータに実現させるプログラムを記録した記録媒体。 - 色相が異なる有彩色インクによる2種類以上のドットと前記無彩色のインクによるドットとを、前記対象物上に記録可能なヘッドを備えた印刷機に接続されたコンピュータにより機械読み取り可能であり、該両ドットの分布により多階調の画像を記録するプログラムを記録した記録媒体であって、
印刷すべき画像の階調信号を画素毎に順次入力する機能、
該入力した階調信号に基づいて、前記有彩色インクが分担する濃度と前記無彩色インクが分担する濃度とを求める機能、
該求められた無彩色インクの濃度に基づいて、該無彩色インクのドットを形成するか否かの判断を、前記有彩色のドットを形成するか否かの判断に先立って行なう機能、
該無彩色インクのドットについての前記判断の結果に基づいて、前記2種類以上の有彩色インクの各々の濃度に反映すべき補正データを求め、前記有彩色インクが分担する濃度を補正する機能、
該補正された有彩色インクの濃度に基づいて、前記色相が異なる2種類以上のドットについてそれぞれ多値化を行ない、該2種類以上のドットの形成を判断する機能であって、
前記無彩色インクのドットの形成を行なうとの判断がなされた場合には、前記有彩色インクのドットを形成したものとみなして、該形成されたものとみなされた有彩色インクのドットにより実現される印刷濃度を求めると共に、該有彩色のドットを形成しないと判断し、
前記階調信号に対応した印刷濃度と前記形成したものとみなされた有彩色インクのドットにより実現される印刷濃度との差を濃度誤差として求め、該濃度誤差を、ドット形成の対象となっている画素の周辺の画素についての前記ドット形成の判断に反映させるよう配分する機能、
前記判断結果に基づいて、色相の異なる有彩色インクの2種類以上のドットおよび前記無彩色インクのドットを形成する機能
をコンピュータに実現させるプログラムを記録した記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008287304A JP4525818B2 (ja) | 1996-07-18 | 2008-11-10 | 印刷装置および画像記録方法 |
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