JP2011062918A - 印刷制御装置および印刷制御プログラム - Google Patents

印刷制御装置および印刷制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】にじみ抑制対象画素の判定に使用するメモリ量を節約することができる印刷制御装置および印刷制御プログラムを提供すること。
【解決手段】本実施形態のブリーディング抑制印刷処理によれば、R,G,B3色の階調値を、画素毎に保持したRGB画像データに基づいて、にじみ抑制対象画素が判定されるので、C,M,Y,K4色の成分値に色変換された後の画像データに基づいて、にじみ抑制対象画素が判定される場合に比較して、バンドバッファ13aに使用するメモリ量を節約することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は印刷制御装置および印刷制御プログラムに関するものである。
インクジェット方式の印刷装置は、例えば、シアンインク(以下、Cインク)、マゼンタインク(以下、Mインク)、イエローインク(以下、Yインク)、黒インクなどの複数色のインクの微細な粒子を記録媒体に吹きつけ、記録媒体にドットを形成することにより画像を印刷する。
このインクの微細な粒子が記録媒体へ浸透し定着するまでに要する時間の特性(記録媒体浸透特性)は、インクの種類により異なる。具体的には、染料インクは顔料インクに比較して、記録媒体に浸透し易い。その結果、例えば、顔料インクで構成される黒インクの粒子と、染料インクで構成されるカラーインクの粒子とが記録媒体上で隣接する場合、カラーインクが先に浸透して、カラーインクに接触する黒インクの粒子がその接触部分から表面張力によりカラーインクの粒子に引っ張られる現象が発生することがある。その結果、カラーインクにてドットが形成されるべき領域に黒インクがにじみ、画質を劣化させるおそれがある。
このような問題を解決するために、特許文献1には、周辺にカラー画素が存在するなど所定の条件を満たす画素を、にじみ抑制対象画素として判定し、当該にじみ抑制対象画素については、黒インクを複数色のカラーインクに置き換えるにじみ抑制処理を実行し、黒インクを用いずに黒色を印刷することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
各画素がにじみ抑制対象画素であるか否かを判定するためには、処理対象である注目画素と、その注目画素から所定の範囲内に存在する周辺画素とを参照する必要がある。HDDや記憶媒体に記憶された画像データを直接参照すると、読み出しに時間がかかり非効率であるから、処理対象の画像データを、例えば、5ライン分ずつバンドバッファに読み出し、にじみ抑制対象画素であるか否かの処理を行う。
特開平6−113155号公報
しかしながら、従来は、インク色である、例えばC,M,Y,Kの4色の画像データをバンドバッファに保持し、その画像データに基づいて、各画素がにじみ抑制対象画素であるか否かを判定していた。そのため、1色の成分値を、例えば1バイトのデータとして表す場合、「画像の横方向画素数×5(参照ライン数)×4(色数)」バイトのデータを保持できるように、バンドバッファを設計する必要があり、多大なメモリを使用するという問題点があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、にじみ抑制対象画素の判定に使用するメモリ量を節約することができる印刷制御装置および印刷制御プログラムを提供することを目的としている。
この目的を達成するために、本発明の印刷制御装置は、黒インクと、該黒インクとは異なる記録媒体浸透特性を有する複数色のカラーインクとの合計M色のインクを用いて記録媒体に対し印刷を行う印刷部を制御するものであって、前記インク色とは異なる表色系のN色の階調値を、画素毎に保持した画像データを記憶する記憶手段と(Nは1以上M未満の整数)、前記記憶手段に記憶された画像データに含まれる各画素を、順次、注目画素とし、前記注目画素とされる画素の階調値と、当該注目画素から所定の範囲内に存在する周辺画素の階調値とを参照し、これら画素の階調値の関係に基づいて、前記注目画素とされた画素が、にじみ抑制対象画素であるかを判定する判定手段と、前記記憶手段に記憶された前記画像データの各画素が保持する前記N色の階調値を、前記M色の成分値に色変換する色変換手段と、前記色変換手段による色変換後の前記画像データに含まれる画素のうち、前記判定手段により前記にじみ抑制対象画素であると判定された画素に対して、黒成分値を低減するにじみ抑制手段と、前記にじみ抑制手段による処理後の前記画像データに基づいて、前記印刷部を制御する制御手段とを備える。
上記の印刷制御装置において、前記記憶手段に記憶される前記画像データは、R,G,Bの各色の階調値を画素毎に保持するものであり、上記印刷制御装置は、前記画像データに保持された画素毎のR,G,Bの各色の階調値に基づいて算出される、前記注目画素の黒成分値に対応した推定値と、前記周辺画素の黒成分値に対応した推定値との差を算出する差分算出手段を備え、前記判定手段は、前記差分算出手段により算出された差が所定値以上であることを条件として、前記注目画素が前記にじみ抑制対象画素であると判定しても良い。
また、上記の印刷制御装置は、前記差分算出手段による算出に用いられる、前記推定値を算出する推定値算出手段を備え、前記推定値算出手段は、R,G,Bの各色の階調値として取り得る値の上限値から、1画素のR,G,Bの各色の階調値のうち最大の階調値を減算して得られる値をxとし、当該xに基づいて算出される前記推定値を関数f(x)とする場合、関数f(x)が、0≦x≦上限値の範囲において、下に凸となるように、前記推定値を算出しても良い。
なお、本発明は、印刷制御装置、該印刷制御装置を含む印刷装置、印刷制御方法、印刷制御装置を制御する印刷制御プログラム、該印刷制御プログラムを記録する記録媒体等の種々の態様で構成することができる。
請求項1記載の印刷制御装置によれば、N色の階調値を、画素毎に保持した画像データに基づいて、にじみ抑制対象画素が判定されるので、M(M>N)色の成分値に色変換された後の画像データに基づいて、にじみ抑制対象画素が判定される場合に比較して、記憶手段に使用するメモリ量を節約することができるという効果がある。
請求項2記載の印刷制御装置によれば、請求項1記載の印刷制御装置の奏する効果に加え、R,G,Bの各色の階調値を画素毎に保持する画像データを記憶手段に記憶して、にじみ抑制対象画素が判定されるので、記憶手段に使用するメモリ量を節約しつつ、周辺画素との間で、黒成分値の差が大きい画素を、にじみ抑制対象画素として判定することができるという効果がある。
請求項3記載の印刷制御装置によれば、請求項2記載の印刷制御装置の奏する効果に加え、下に凸となる関数f(x)に基づいて、黒成分値に対応した推定値が算出されるので、注目画素の推定値と、周辺画素の推定値との差によって、注目画素の黒成分値と、周辺画素の黒成分値との差を、適切に表すことができる。その結果、より適切なにじみ抑制対象画素を判定することができるという効果がある。なお、「1画素のR,G,Bの各色の階調値のうち最大の階調値を減算して得られる値をxとし、当該xに基づいて算出される推定値を関数f(x)とする場合、関数f(x)が、0≦x≦上限値の範囲において、下に凸となるように」とは、「1画素のR,G,Bの各色の階調値のうち最大の階調値を減算して得られる値」を、仮にxとして表す場合において、その推定値を関数f(x)として表すとき、その関数f(x)が0≦x≦上限値の範囲において下に凸となる、ということを意味しており、必ずしも「1画素のR,G,Bの各色の階調値のうち最大の階調値を減算して得られる値」をxとして取り扱うことに限定されるものではない。
請求項4記載の印刷制御装置によれば、請求項3記載の印刷制御装置の奏する効果に加え、R,G,Bの各色の階調値として取り得る値の上限値から、1画素のR,G,Bの各色の階調値のうち最大の階調値を減算して得られる値をxとする場合、xのn乗を用いて推定値を算出するので、各画素の推定値を、簡単な演算処理で算出することができるという効果がある。
請求項5記載の印刷制御装置によれば、請求項3または4に記載の印刷制御装置の奏する効果に加え、注目画素の黒成分値に対応した推定値が所定の閾値以上であり、差分算出手段により算出された差が所定値以上であることを条件として、注目画素とされる画素がにじみ抑制対象画素であると判定されるので、算出した推定値を、複数の条件の判断に利用することができるという効果がある。
請求項6記載の印刷制御装置によれば、請求項5記載の印刷制御装置の奏する効果に加え、さらに条件を加えることにより、にじみ抑制対象画素をより適切に判定することができるという効果がある。
請求項7記載の印刷制御装置によれば、請求項1から6のいずれかに記載の印刷制御装置の奏する効果に加え、記憶手段には、N色の階調値を画素毎に保持した画像データがバンド単位で記憶されるので、M(M>N)色の成分値を画素毎に保持した画像データがバンド単位で記憶される場合に比較して、記憶手段に必要なメモリ量を節約することができるという効果がある。
請求項8記載の印刷制御プログラムによれば、印刷制御装置において実行されることにより、請求項1記載の印刷制御プログラムと同様の作用効果を奏する。
本発明の実施形態である制御基板を備えた印刷装置の電気的構成を模式的に示すブロック図である。 (a)は、記録媒体上を走査するキャリッジを示す概略平面図であり、(b)は、キャリッジの下面の構成を示す下面図である。 図4,図5,図7に示す処理において用いられる変数を説明する図である。 印刷装置において実行されるブリーディング抑制印刷処理を示すフローチャートである。 印刷装置において実行される判定処理を示すフローチャートである。 (a)は、{255−max(R,G,B)}を横軸にとり、実際の黒成分値Kを縦軸にとって表したグラフであり、(b)は、{255−max(R,G,B)}を横軸にとり、実際の黒成分値Kおよび黒推定値を縦軸にとって表したグラフである。 印刷装置において実行されるブリーディング抑制処理を示すフローチャートである。 ブリーディング抑制処理を説明する棒グラフである。 (a)は、黒色のベタ要素が、有彩色のベタ要素を背景として配置された画像を例示する図であり、(b)は、黒色のグラデーション要素が、有彩色のベタ要素を背景として配置された画像を例示する図である。 (a)は、黒色のムラ要素が、有彩色のベタ要素を背景として配置された画像を例示する図であり、(b)は、濃い黒のベタ要素と、淡い黒のベタ要素とが隣接し、それらのベタ要素が、有彩色のベタ要素を背景として配置された処理対象の画像を例示する図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態である制御基板10を備えた印刷装置1の電気的構成を模式的に示すブロック図である。印刷装置1は、黒インク、Cインク、Mインク、Yインクの合計4色を用いて、カラー画像を印刷するインクジェットプリンタである。本実施形態の印刷装置1が用いる黒インクは顔料インクであり、その他のカラーインク(Cインク、Mインク、Yインク)は、染料インクであって、黒インクとカラーインクとは、記録媒体浸透特性が異なる。
制御基板10は、印刷装置1によって印刷される画像において、にじみによる混色(ブリーディング)の発生を抑制するために、にじみ抑制対象画素を判定し、そのにじみ抑制対象画素に対し、ブリーディング抑制処理を行う。特に、本実施形態の制御基板10は、にじみ抑制対象画素の判定に使用するメモリ量を節約することができるように構成されている。
図1に示すように、印刷装置1は、制御基板10、インターフェイス15、CRモータ17、キャリッジ18、インクヘッド19、LFモータ20、搬送ローラ21を主に備える。
制御基板10には、演算装置であるCPU11と、そのCPU11により実行される各種の制御プログラム12aやデータを記憶したROM12と、CPU11の処理に必要なデータなどを一時的に記憶するためのメモリであるRAM13と、入出力ポート14とが設けられる。CPU11、ROM12、RAM13は、入出力ポート14に接続されている。
RAM13には、バンドバッファ13aと、判定結果保持メモリ13bと、CMYK画像メモリ13cとが設けられる。CPU11は、処理対象のRGB画像データをバンド単位で入力し、バンドバッファ13aに格納し、バンド単位で印刷処理を行う。なお、本実施形態においては、インターフェイス15に接続されたUSBメモリなどの記憶媒体(図示せず)に、ページ単位のRGB画像データが記憶されており、CPU11は、そのRGB画像データを1バンドずつ読み込み、処理するものとして説明する。ここで「RGB画像データ」とは、R(赤),G(緑),B(青)の各色の輝度を、例えば、1バイトの階調値(0から255)として、画素毎に保持したビットマップデータを意味している。また、バンド単位とは、5ライン分の画素列を含むRGB画像データの単位を意味している。
以下の説明では、ページ単位のRGB画像データに含まれる画素のうち、画像の左上端に対応した画素を座標原点とし、走査方向(水平方向)の位置をi、搬送方向(垂直方向)の位置をjとすることにより、各画素をP(i,j)と表現する。また、詳細は、図4,図5を参照して後述するが、CPU11は、RGB画像データに含まれる各画素を、順次、注目画素とし、各画素が、にじみ抑制対象画素であるか否かを判定する。
判定結果保持メモリ13bは、バンドバッファ13aに記憶されるRGB画像データの各画素が、にじみ抑制対象画素であるか否かを示した変換画素フラグを記憶する。以下の説明では、RGB画像データにおける画素P(i,j)の変換画素フラグを、FS(i,j)と表す。詳細は後述するが、各変換画素フラグの初期値は、「0」であり、ある画素P(i,j)がにじみ抑制対象画素であると判定されると、CPU11は、その画素P(i,j)に対応する変換画素フラグFS(i,j)を「1」に書き換える。
CMYK画像メモリ13cは、RGB画像データを色変換することにより得られるCMYK画像データを記憶する。ここで「CMYK画像データ」とは、C,M,Y,Kの各色の成分値を、例えば0から255の数値として画素毎に保持したビットマップデータを意味している。以下の説明においては、CMYK画像データに含まれる画素を、RGB画像データと同様に、P(i,j)と表す。CPU11は、変換画素フラグFS(i,j)が「1」に設定されたCMYK画像データの画素P(i,j)に対して、ブリーディング抑制処理を実行する。
入出力ポート14には、インターフェイス15、CRモータ17、インクヘッド19、LFモータ20が接続される。CPU11は、CRモータ17を駆動してインクヘッド19を搭載したキャリッジ18を往復移動させ、LFモータ20を駆動して記録媒体Pを搬送する搬送ローラ21を回転させることにより、ブリーディング抑制処理後のCMYK画像データに基づく画像を、記録媒体に印刷させる。
図2(a)は、記録媒体P上を走査するキャリッジ18を示す概略平面図であり、(b)は、キャリッジ18の下面の構成を示す下面図である。
印刷装置1は、CRモータ17(図1)を制御することにより、キャリッジ18に搭載されたインクヘッド19を走査方向に移動させつつ、インクヘッド19に設けられたノズル23から吐出するC,M,Y,Kのインクにより、各インク色のドットを記録媒体P上に形成し、印刷画像を印刷する。
図2(b)に示すように、インクヘッド19の下面には、複数個のノズル23が、C,M,Y,K(黒)のインク色毎に記録媒体Pの搬送方向に配列されている。よって、ノズル23からインクを吐出するインクヘッド19を搬送方向に交差する走査方向へ走査することにより、C,M,Y,Kの各色について、複数列のドット列を形成することができる。
図3を参照して、以下の説明に用いる用語と変数について説明する。図3は、処理対象のRGB画像データを模式的に示す図である。図3に示すように、以下の説明においては、RGB画像データに含まれる各画素のうち、画像に向かって左上隅に配置される画素を原点(0,0)とし、走査方向の位置を表す変数をiとし、搬送方向の位置を表す変数をjとする。また、処理対象のRGB画像データの走査方向の画素数をWIDTHとし、搬送方向の画素数をHEIGHTとする。また、本実施形態では、RGB画像データにおいて走査方向に並ぶ1列の画素列を1ラインと称し、5ライン分のRGB画像データを1バンド分のRGB画像データと称することとする。
後述するブリーディング抑制印刷処理(図4)において、RGB画像データに含まれる各画素を、順次、注目画素とし、注目画素とされた画素がにじみ抑制対象画素であるか否かを決定する。以下の説明では、注目画素P(i,j)から数えて走査方向にN画素以内、搬送方向にN画素以内に配置される画素であって、当該注目画素P(i,j)を囲む画素を、注目画素P(i,j)の周辺画素と称する。本実施形態では、N=2であるものとして説明する。この場合、図3に示すように、画素P(i,j)を囲む24個のマス目が、それぞれ画素P(i,j)の周辺画素Sに相当する。
各周辺画素Sは、左上隅に配置される周辺画素Sを原点とする場合の、走査方向における画素位置を表す変数kと、搬送方向における画素位置を表す変数l(エル)とによって特定される。したがって、以下の説明において、周辺画素Sを特定して説明する場合は、周辺画素S(k,l)と表記する。なお、図3に示す例では、N=2であるため、変数k,lが取り得る値の範囲は、それぞれ、0≦k≦4,0≦l≦4である。
図4は、印刷装置1のCPU11が実行するブリーディング抑制印刷処理を示すフローチャートである。このブリーディング抑制印刷処理は、制御プログラム12aに従って実行される処理であり、印刷装置1に印刷コマンドが入力された場合に実行される。
まず、CPU11は、ステップ(以下、ステップを省略する)S401を実行し、処理対象ラインの搬送方向位置を示す変数jを、3とする(S401)。次に、CPU11は、処理対象ラインの画素列(すなわち搬送方向の位置がjの画素列)を含む1バンド分のRGB画像データを、インターフェイス15に接続された記憶媒体から入力して、バンドバッファ13aに記憶する(S402)。すなわち、搬送方向位置Jが、j−2≦J≦j+2を満たす5ライン分の画素列のRGB画像データを、1バンド分のRGB画像データとして入力し、バンドバッファ13aに記憶する。なお、上述したように、RGB画像データの走査方向画素数はWIDTHであり、R,G,Bの階調値は各々1バイトのデータである。よって、バンドバッファ13aは、少なくとも「WIDTH×5(1バンドを構成するライン数)×3(色数)」バイトのデータを格納できるように設計される。
次に、CPU11は、判定処理を実行する(S406)。この処理は、バンドバッファに記憶された1バンド分のRGB画像データに含まれる、処理対象ラインの各画素を、順次、注目画素とし、注目画素とされる画素の階調値と、当該注目画素から所定の範囲内に存在する周辺画素の階調値とを参照し、これら画素の階調値の関係に基づいて、注目画素とされた画素が、にじみ抑制対象画素であるか否かを判定する。
図5は、判定処理を示すフローチャートである。まず、CPU11は、注目画素として参照する画素P(i,j)を1つ進める(S502)。具体的には、以下の処理を行う。
i=i+1, j=j
ただし、この判定処理(S406)の開始後、最初にS502を実行する場合においては、i=N,j=jとされる。
次に、CPU11は、注目画素の黒成分値Kに対応した黒推定値を、下記(1)式に示す関数f(x)の解として算出する(S503)。
次に、算出された注目画素の黒推定値(=f(x))が、予め定められた閾値KTH1(例えば、64)以上であるか否かを判断する(S504)。注目画素P(i,j)の黒推定値が閾値KTH1以上である場合(S504:Yes)、当該画素が黒画素であると判断し、S506の処理に移行する。一方、注目画素P(i,j)の黒推定値が、閾値KTH1未満である場合(S504:No)、黒画素ではなく、にじみ抑制処理の必要がないため、S502に戻り、CPU11は、注目画素P(i,j)として参照する画素を1進める。
次に、CPU11は、周辺画素S(k,l)として参照する画素を1進める(S506)。具体的には、以下の処理を行う。
k<2Nの場合
k=k+1, l=l
k=2Nの場合
k=0, l=l+1
ただし、当該注目画素P(i,j)について、最初に周辺画素Sを参照するときには、S506において、参照対象の周辺画素をS(0,0)とする。
次に、CPU11は、全ての周辺画素Sの処理をしたかを判断する(S508)。具体的には、k=0かつl=2N+1のとき、S508の判断が肯定され(S508:Yes)、S516に移行する。
一方、S508の判断が否定される場合(S508:No)、次に、CPU11は、周辺画素S(k,l)のカラー推定値が、予め定められた閾値CMYTH(例えば、90)以上であるか否かを判断する(S510)。このカラー推定値は、実際のカラー成分値に対応する値であって、R,G,Bの各色の階調値として取り得る値の上限値である255から周辺画素のRの階調値を減算した値と、255から周辺画素のGの階調値を減算した値と、上限値からBの階調値を減算した値との合計値によって定義される。具体的には、参照する周辺画素S(k,l)のR成分値を[S(k,l)_R]、G成分値を[S(k,l)_G]、B成分値を[S(k,l)_B]とすると、カラー推定値は、下記(2)式により算出される。
カラー推定値=255−[S(k,l)_R]+255−[S(k,l)_G]+255−[S(k,l)_B] ・・・(2)
S510の判断が否定される場合、すなわち、周辺画素S(k,l)がカラー画素ではないと判断される場合(S510:No)、その周辺画素S(k,l)と注目画素P(i,j)との関係においては、注目画素P(i,j)をにじみ抑制処理する必要はないと判断し、CPU11は、S506に戻り、周辺画素Sとして参照する画素を1つ進める。
一方、S510の判断が肯定される場合、すなわち、周辺画素(k,l)がカラー画素であると判断される場合(S510:Yes)、S511の処理に移行する。そして、CPU11は、周辺画素S(k,l)の黒成分値Kに対応した黒推定値を、上記(1)式に示す関数f(x)の解として算出する(S511)。
次に、CPU11は、注目画素の黒推定値と、周辺画素の黒推定値との差を算出し、その差が所定の閾値KTH2以上であるか否かを判断する(S512)。具体的には、注目画素の黒推定値から周辺画素の黒推定値を減算して得られる値の絶対値が、閾値KTH2以上であるか否かを判定する。そして、注目画素の黒推定値と周辺画素の黒推定値との差が、閾値KTH2以上であると判断される場合(S512:Yes)、注目画素がにじみ抑制対象画素であると判定し、変換画素フラグFS(i,j)を1とする(S514)。一方、S512の判断が否定される場合(S512:No)、その周辺画素S(k,j)と注目画素P(i,j)との関係においては、注目画素P(i,j)のにじみ抑制処理の必要はないと判断し、S506に戻り,周辺画素Sとして参照する画素を1つ進める。
このようにして処理を繰り返すうちに、S512の判断が肯定されることがないまま、全ての周辺画素Sの処理をしたと判断される場合(S508:Yes)、または、注目画素P(i,j)の変換画素フラグFS(i,j)が1とされた場合(S514)、次に、CPU11は、処理対象ラインの各画素を、注目画素として処理をしたか否か判断する(S516)。具体的には、i=WIDTH−1−Nであるかを判断する。S516の判断が否定される場合(S516:No)、S502に戻り、注目画素として参照する画素を1つ進め、処理を繰り返す。そして処理を繰り返すうちに、S516の判断が肯定される場合(S516:Yes)、CPU11は、この処理を終了する。
この判定処理(S406)によれば、注目画素の黒成分値Kに対応した黒推定値が所定の閾値KTH1以上であり、周辺画素のカラー推定値が所定の閾値CMYTH以上であり、且つ、注目画素の黒推定値と周辺画素の黒推定値との差が所定の閾値KTH2以上であることを条件として、注目画素とされる画素がにじみ抑制対象画素であると判定することができる。
また、上記(1)により算出される黒推定値は、注目画素が黒画素であるか否かの判定(S504)に加えて、注目画素の黒推定値と周辺画素の黒推定値との差が閾値KTH2以上であるか否かの判定(S512)にも利用される。
図6を参照し、黒推定値を上記(1)式のように算出することにした理由を説明する。従来、R,G,Bの階調値から、黒成分値Kを推定する手段として、下記(3)式が用いられていた。なお、下記(3)式における「255」は、R,G,Bの階調値として取り得る値の上限値に相当する。
K=255−max(R,G,B) ・・・(3)
図6(a)は、従来の手法で算出される黒推定値{255−max(R,G,B)}を横軸にとり、実際の測定結果に基づいた最適な黒成分値K(以下、実際の黒成分値Kと称する)を縦軸にとって、それらの関係を表したグラフである。図6(a)に示すように、従来の(3)式により求められる黒推定値と、実際の黒成分値Kとの間には、違いが発生している。これは、RGB色空間とCMYK色空間のガンマ特性の違いに起因する。
その結果、(3)式により算出される注目画素の黒推定値と周辺画素の黒推定値との差に基づいて、注目画素と周辺画素との黒成分値の差を判断しようとすると、以下のような不都合が発生する。
例えば、図6(a)に示すように、実際の黒成分値Kの差が、例えば、同じ「32」であっても、黒成分値Kが大きい区間R1においては、推定値(255−max(R,G,B))の差は「16」と小さく、黒成分値が小さい区間R2においては、推定値(255−max(R,G,B))の差が「40」と大きい。このように、従来の(3)式に基づいて算出される推定値の差では、実際の黒成分値Kの差の大小を判定することが困難である。
したがって、本実施形態では、上記(1)式に示す関数f(x)により、黒推定値を算出することにしている。図6(b)は、{255−max(R,G,B)}を横軸にとり、実際の黒成分値Kおよび関数f(x)により算出される黒推定値を縦軸にとって、それらの関係を表したグラフである。図6(b)において、実線のグラフが実際の黒成分値Kを表し、波線のグラフが関数f(x)により算出される本実施形態の黒推定値を表す。図6(b)から明らかなように、関数f(x)の特性は、実際の黒成分値Kの特性に近似する。よって、関数f(x)として算出される注目画素の黒推定値と、周辺画素の黒推定値との差を判定することで、注目画素と周辺画素との間の実際の黒成分値の差を好適に判定することができるのである。
なお、インクおよび記録媒体により特性が様々であるため、関数f(x)は、様々に変更可能である。ただし、図6に示したように、実際の黒成分値Kは、{255−max(R,G,B)}に対して、下に凸の特性を有する。よって、実際の黒成分値Kの特性に近づけるために、{上限値−max(R,G,B)}をxとし、黒成分値を関数f(x)とする場合、関数f(x)が、0≦x≦上限値の範囲において、下に凸となるように、関数f(x)を定めると良い。また、上記(1)式において、関数f(x)はxの3次方程式であったが、関数f(x)はxの2次方程式であっても良いし、4次以上の方程式であっても良い。xのn乗を用いて推定値を算出することにより、各画素の推定値を、簡単な演算処理で算出することができる(n≧2)。
図4に戻り説明する。次に、CPU11は、バンドバッファ13aに記憶された1バンド分のRGB画像データのうち、処理対象ラインの画素列のRGB画像データをCMYK画像データに色変換することにより、RGB画像データの各画素が有するR,G,B三色の階調値を、C,M,Y,K4色の成分値に色変換する(S408)。変換後のCMYK画像データは、CMYK画像メモリ13cに格納される。なお、この色変換処理は、R,G,Bの各輝度と、各インクの成分値との関係を予め規定した色変換テーブルを参照し、各画素のR,G,Bの輝度を、各インクの成分値に変換することにより行われるが、公知の処理であるため、詳細な説明は省略する。
次に、CPU11は、ブリーディング抑制処理を実行する(S410)。この処理は、色変換後のCMYK画像データに含まれる画素のうち、判定処理(S406)により、にじみ抑制対象画素であると判定された画素に対して、黒成分値を低減する処理である。
図7は、ブリーディング抑制処理(S410)を示すフローチャートであり、図8は、ブリーディング抑制処理を説明する棒グラフである。図8を参照しつつ、ブリーディング抑制処理について説明する。
まず、CPU11は、処理対象ラインの画素列において、注目画素として参照する画素を1進める(S702)。具体的には、以下の処理を行う。
i=i+1, j=j
ただし、このブリーディング抑制処理(S410)の開始後、最初にS702を実行するときには、i=0,j=jとする。
次に、CPU11は、注目画素P(i,j)の変換画素フラグFS(i,j)が1か否かを判断する(S704)。S704の判断が否定される場合(S704:No)、S702に戻り処理を繰り返す。
一方、S704の判断が肯定される場合(S704:Yes)、CPU11は、次に、注目画素P(i,j)の黒成分値Kを、黒成分値K’に変換する(S706)。例えば、下記式により黒成分値K’を算出する。
K’=K (0≦K<KTH1のとき)
K’=aK+b (KTH1≦K≦255のとき)
ただし、
a=(KMAX−KTH1)/(255−KTH1
b=KMAX−{(KMAX−KTH1)/(255−KTH1)}×255
なお、KMAXおよびKTH1は任意の値であるが、例えば、KTH1=64であり、KMAX=140である。
CPU11は、注目画素の黒成分値Kを、上記式により算出された黒成分値K’に低減する。黒成分値Kを低減することにより、後に実行されるハーフトーン処理(S412)において、処理対象画素の黒成分値がドットオンに変換される可能性を低減することができる。よって、黒インクのにじみを抑制することができる。
次に、CPU11は、低減前の黒成分値Kから低減後の黒成分値K’を減算した値を、第1黒置換値D1として取得する(S708)。次に、CPU11は、第2黒置換値D2を取得する(S710)。第2黒置換値D2は、C,M,Yの各色の成分値として取り得る値の最大値(例えば255)から、注目画素のC,M,Yの各色の成分値のうち最大の成分値を減算した値である。
次に、CPU11は、第2黒置換値D2が第1置換値D1以上であるか否かを判断する(S712)。そして、第2黒置換値D2が第1黒置換値D1以上である場合(S712:Yes)、注目画素のC,M,Yの各色の成分値に、第1黒置換値D1を加算して、成分値C’,M’,Y’に変換する(S714)。その結果、図8(a)に示すように、各成分値が変換される。
一方、第2黒置換値D2が第1黒置換値D1未満である場合(S712:No)、処理対象画素のC,M,Yの各色の成分値に、第2黒置換値D2を加算して、成分値C’,M’,Y’に変換する(S716)。その結果、図8(b)に示すように、各成分値が変換される。
次に、CPU11は、処理対象ラインに含まれる全ての画素を処理したか否かを判断し(S718)、S718の判断が否定される場合(S718:No)、S702に戻り、処理を繰り返す。そして、処理を繰り返すうちに、S718の判断が肯定されると(S718:Yes)、この処理を終了する。
ブリーディング抑制処理(S410)によれば、注目画素の元々の黒成分値Kが大きい値であるほど、低減前の黒成分値Kと低減後の黒成分値K’との差が大きくなり、C,M,Yの各色の成分値に加算する値(第1黒成分値D1)も大きくなる。換言すれば、注目画素の元々の黒成分値Kが大きい値であるほど、その注目画素に対応した記録用紙上の画素に、C,M,Yのインクが印刷される確率が増大する。
C,M,Yのインクと黒インクとが記録用紙上の同一の画素に印刷されると、C,M,Yインクは、同一の画素に印刷される黒インクが他の画素へにじみ出すことを抑制する壁のように機能し、さらに、上記画素に接する別の黒画素の黒インクが、上記画素へにじみ出すことを抑制する。また、その結果、より多くの黒インクを使用して、より濃い黒を表現することが可能となる。
また、本実施形態のブリーディング抑制処理(S410)によれば、第2黒置換値D2が第1黒置換値D1以上である場合に、第1黒置換値D1がC,M,Y各色の成分値に加算されるので、第1黒置換値D1を加算した後のC,M,Y各色の成分値が、色成分値として取り得る値の最大値より大きくなることを防止できる。加算後の有彩色成分値が、取り得る値の最大値を超過し、超過分を切り捨てる処理を行うと、カラーバランスがくずれてしまうのである。
図4に戻り説明する。次に、CPU11は、ブリーディング抑制処理後のCMYK画像データに、公知のハーフトーン処理を実行することにより、各画素の値が、ドットオン(ドットを形成する)またはドットオフ(ドットを形成しない)に二値化されたドットデータを生成する(S412)。
次に、CPU11は入出力ポート14に接続された各部を駆動して、印刷処理を行う(S414)。これにより、インクヘッド19からインクを吐出させ、ブリーディング抑制処理後の画像データに基づく画像を、記録媒体Pに印刷させる。
次に、CPU11は、全データを処理したか否かを判断する(S416)。具体的には、j=HIGHT−1−Nであるか否かを判断する。S416の判断が否定される場合(S416:No)、jに1を加算し(S418)、S402に戻り処理を繰り返す。すなわち、処理対象ラインの各画素について、にじみ抑制対象画素であるか否かが判定され、その処理対象ラインが印刷処理された後は、未だ処理対象ラインとされていない他のラインを次の処理対象ラインとし、その次の処理対象ラインの画素列を含む1バンド分の画像データを入力し、その新たに入力されたRGB画像データでバンドバッファ13aを更新する。そして、印刷対象であるページ単位のRGB画像データに含まれる各画素列について、にじみ抑制対象画素であるか否かが判定されるまで、にじみ抑制対象画素の判定と、バンドバッファ13aの更新とを繰り返す。そして、処理を繰り返すうちに、S416の判断が肯定されると(S416:Yes)、CPU11は、ブリーディング抑制印刷処理を終了する。
本実施形態のブリーディング抑制印刷処理によれば、RGB画像データに基づいて、にじみ抑制対象画素が判定されるので、C,M,Y,K4色の成分値に色変換された後の画像データに基づいて、にじみ抑制対象画素を判定する場合に比較して、バンドバッファ13aに使用するメモリ量を節約することができる。
さらに、本実施形態の判定処理(S406)によれば、注目画素と周辺画素の黒推定値に基づいて、周辺画素との間で、黒成分値Kの差が大きい画素を、にじみ抑制対象画素として判定することができるので、注目画素と周辺画素とが別領域に属する場合に、当該注目画素をにじみ抑制画素として判定することができる。図9,図10を参照して詳細を説明する。
図9(a)は、均一の黒成分値Kを有する黒画素で構成される黒色のベタ要素50が、有彩色のベタ要素52を背景として配置された、処理対象の画像を例示する図である。なお、図9,図10において、枠線54は、にじみ抑制対象画素を示すために図示したものであり、処理対象の画像の構成要素ではない。図9,図10では、枠線54により区画された画素が、にじみ抑制対象画素に相当する。
判定処理(図5)によれば、黒色のベタ要素50と有彩色のベタ要素52との境界を構成する2画素分の黒画素のみが、にじみ抑制対象画素として判定される。すなわち、黒色のベタ要素50の内側を構成する画素は、「注目画素の黒推定値と周辺画素の黒推定値の差がKTH2以上」(図5:S512)という条件を満たさないため、にじみ抑制対象画素とは判定されない。
よって、印刷装置1に印刷される画像においては、黒色のベタ要素全体で、にじみが抑制されるのではなく、境界を構成する領域のみで、にじみが抑制されるので、濃度低下を抑制しつつ、有彩色のベタ要素へのKインクのにじみを目立たなくすることができる。
また、本実施形態のブリーディング抑制処理(図7)によれば、にじみ抑制対象画素の黒成分値Kを低減する一方で、C,M,Y各色の成分値を増加させる。すなわち、にじみ抑制対象画素に対応した記録媒体上の画素においては、Kインクが印刷される確率が低下する一方で、C,M,Yのインクが印刷される確率が増大する。その結果、にじみ抑制対象画素に対応した画素にKインクが印刷されたとしても、そのKインクは同一の画素に印刷されるC,M,Yのインクににじみ、隣接する有彩色の要素へにじみ出すことが抑制される。すなわち、にじみ抑制対象画素に印刷されるC、M,Yのインクが壁のように機能して、Kインクの他の要素へのにじみを抑制することができる。
図9(b)は、黒画素で構成される黒色のグラデーション要素56が、有彩色のベタ要素52を背景として配置された処理対象の画像を例示する図である。なお、図面がモノクロで図示されているため、補足的に説明すると、黒色のグラデーション要素56は、黒推定値が64以上の黒画素から構成される要素であって、図9(b)に向かって左側に配置される黒画素が最も濃い黒色を示し、右に向かうに従って黒色の濃さが低下し、代わりに、有彩色の濃さが増大するグラデーションである。
判定処理(図5参照)によれば、黒色のグラデーション要素56の内側を構成する画素は、「注目画素の黒推定値と周辺画素の黒推定値の差がKTH2以上」(図5:S512)という条件を満たさないため、にじみ抑制対象画素とは判定されない。よって、印刷装置1に印刷される画像においては、黒色のグラデーション要素全体で、にじみが抑制されるのではなく、境界を構成する領域のみで、にじみが抑制されるので、濃度低下を抑制しつつ、有彩色のベタ要素へのKインクのにじみを目立たなくすることができる。
図10(a)は、黒画素で構成される黒色のムラ要素58が、有彩色のベタ要素52を背景として配置された処理対象の画像を例示する図である。なお、黒色のムラ要素58を構成する画素は、黒の濃度が様々に異なる。
判定処理(図5)によれば、図9(b)を参照して説明した黒色のグラデーション要素56の例と同様に、黒色のムラ要素58の内側を構成する画素は、「注目画素の黒推定値と周辺画素の黒推定値の差がKTH2以上」(図5:S512)という条件を満たさないため、にじみ抑制対象画素とは判定されない。その結果、にじみを抑制しつつも、黒色のムラ要素58を構成する画素の黒の濃度低減を抑制することができる。
図10(b)は、濃い黒のベタ要素60と、淡い黒のベタ要素62とが隣接し、黒のベタ要素60,62が、有彩色のベタ要素52を背景として配置された処理対象の画像を例示する図である。
判定処理(図5)によれば、濃い黒のベタ要素60と、淡い黒のベタ要素62との間で、黒推定値の差がKTH2以上となる場合に、濃い黒のベタ要素60と、淡い黒のベタ要素62との間の境界を構成する画素が、にじみ抑制対象画素と判定される。一方、濃い黒のベタ要素60と、淡い黒のベタ要素62との間における、黒の濃淡の変化が連続的であって、黒推定値の差がKTH2未満となる場合、境界を構成する画素は、にじみ抑制対象画素と判定されない。黒の濃淡の変化が連続的であれば、ベタ要素60,62間ににじみが発生しても目立ち難いからである。
なお、判定処理(図5)におけるS512では、注目画素の黒推定値から周辺画素の黒推定値を減算して得られる値の絶対値が、閾値KTH2以上であるか否かを判断していたが、これに代えて、注目画素の黒推定値から周辺画素の黒推定値を減算した値が、閾値KTH2以上であるか否かを判断するように構成しても良い。このようにすれば、濃い黒の要素と淡い黒の要素の境界とのうち、濃い黒の画素のみが、にじみ抑制対象画素として判定される。
なお、上記実施形態においては、印刷装置1が印刷部の一例に相当し、制御基板10が印刷制御装置の一例に相当し、制御プログラム12aが印刷制御プログラムの一例に相当し、バンドバッファ13aが記憶手段の一例に相当する。また、RGB画像データが、「N色の階調値を画素毎に保持した画像データ」に相当し、CMYK画像データが、「色変換後の画像データ」に相当し、Cインク,Mインク,Yインクがカラーインクに相当する。S402を実行するCPU11が更新手段の一例に相当する。判定手段(S406)を実行するCPU11が判定手段の一例に相当する。S408を実行するCPU11が色変換手段の一例に相当する。ブリーディング抑制処理(S410)を実行するCPU11がにじみ抑制手段の一例に相当する。S414を実行するCPU11が制御手段の一例に相当する。S416を実行するCPU11が繰返手段の一例に相当する。S512を実行するCPU11が差分算出手段の一例に相当する。S503,S511を実行するCPU11が推定値算出手段の一例に相当する。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、上記実施形態では、制御基板10においてブリーディング抑制印刷処理(図4)が実行されるものとして説明したが、この処理に含まれる各ステップは、印刷装置1に接続されたパーソナルコンピュータなどの外部装置において実行されても良い。この場合、印刷装置1に接続された外部装置が印刷制御装置の一例に相当し、外部装置にインストールされたプリンタドライバが印刷制御プログラムの一例に相当する。なお、外部装置においてブリーディング抑制印刷処理を実行する場合、S412の処理では、ハーフトーン処理により生成したドットデータを印刷装置1へ出力することにより、印刷装置1に画像を印刷させることができる。
また、上記実施形態において、請求の範囲に記載したN色は3色であり、M色は4色であるものとして説明したが、N,Mは任意の整数であり、これに限られるものではない。
また、上記実施形態においては、インターフェイス15に接続された記憶媒体にページ単位のRGB画像データが記憶されており、その記憶媒体から、RGB画像データをバンド単位で入力するものとして説明したが、例えば、インターフェイスを介して接続されたパーソナルコンピュータなどから、RGB画像データをバンド単位で入力する場合にも、本発明は適用可能である。また、バンド単位ではなく、ページ単位でRGB画像データを入力し、RAM13に記憶する場合にも、本発明は適用可能である。
1 印刷装置
10 制御基板
P 記録媒体

Claims (8)

  1. 黒インクと、該黒インクとは異なる記録媒体浸透特性を有する複数色のカラーインクとの合計M色のインクを用いて記録媒体に対し印刷を行う印刷部を制御する印刷制御装置であって、
    前記インク色とは異なる表色系のN色の階調値を、画素毎に保持した画像データを記憶する記憶手段と(Nは1以上M未満の整数)、
    前記記憶手段に記憶された画像データに含まれる各画素を、順次、注目画素とし、前記注目画素とされる画素の階調値と、当該注目画素から所定の範囲内に存在する周辺画素の階調値とを参照し、これら画素の階調値の関係に基づいて、前記注目画素とされた画素が、にじみ抑制対象画素であるかを判定する判定手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記画像データの各画素が保持する前記N色の階調値を、前記M色の成分値に色変換する色変換手段と、
    前記色変換手段による色変換後の前記画像データに含まれる画素のうち、前記判定手段により前記にじみ抑制対象画素であると判定された画素に対して、黒成分値を低減するにじみ抑制手段と、
    前記にじみ抑制手段による処理後の前記画像データに基づいて、前記印刷部を制御する制御手段とを備える印刷制御装置。
  2. 前記記憶手段に記憶される前記画像データは、R,G,Bの各色の階調値を画素毎に保持するものであり、
    前記画像データに保持された画素毎のR,G,Bの各色の階調値に基づいて算出される、前記注目画素の黒成分値に対応した推定値と、前記周辺画素の黒成分値に対応した推定値との差を算出する差分算出手段を備え、
    前記判定手段は、前記差分算出手段により算出された差が所定値以上であることを条件として、前記注目画素が前記にじみ抑制対象画素であると判定するものである請求項1記載の印刷制御装置。
  3. 前記差分算出手段による算出に用いられる、前記推定値を算出する推定値算出手段を備え、
    前記推定値算出手段は、R,G,Bの各色の階調値として取り得る値の上限値から、1画素のR,G,Bの各色の階調値のうち最大の階調値を減算して得られる値をxとし、当該xに基づいて算出される前記推定値を関数f(x)とする場合、関数f(x)が、0≦x≦上限値の範囲において、下に凸となるように、前記推定値を算出するものである請求項2記載の印刷制御装置。
  4. 前記推定値算出手段は、R,G,Bの各色の階調値として取り得る値の上限値から、1画素のR,G,Bの各色の階調値のうち最大の階調値を減算して得られる値をxとする場合、前記xのn乗を用いて、前記推定値を算出するものである請求項3記載の印刷制御装置(nは2以上の整数)。
  5. 前記判定手段は、前記推定値算出手段により算出される前記注目画素の黒成分値に対応した推定値が所定の閾値以上であり、且つ、前記差分算出手段により算出された差が所定値以上であることを条件として、前記注目画素とされる画素が前記にじみ抑制対象画素であると判定するものである請求項3または4に記載の印刷制御装置。
  6. 前記判定手段は、さらに、前記上限値から前記周辺画素のRの階調値を減算した値と、前記上限値から前記周辺画素のGの階調値を減算した値と、前記上限値から前記周辺画素のBの階調値を減算した値との合計値によって定義されるカラー推定値が所定の閾値以上である場合に、前記注目画素とされる画素が前記にじみ抑制対象画素であると判定するものである請求項5に記載の印刷制御装置。
  7. 前記記憶手段は、所定ライン数の画素列を含むバンド単位でデータを記憶するものであって、
    前記判定手段により、前記記憶手段に記憶されたバンド単位の画像データに含まれる処理対象ラインの各画素が、前記にじみ抑制対象画素であるかが判定された後、前記判定手段による判定が未だなされていないラインを次の処理対象ラインとし、その次の処理対象ラインの画素列を含む前記バンド単位の画像データで、前記記憶手段を更新する更新手段と、
    前記画像データに含まれる各画素列について、前記にじみ抑制対象画素であるかが判定されるまで、前記判定手段および前記更新手段による処理を繰り返す繰返手段とを備える請求項1から6のいずれかに記載の印刷制御装置。
  8. 黒インクと、該黒インクとは異なる記録媒体浸透特性を有する複数色のカラーインクとの合計M色のインクを用いて記録媒体に対し印刷を行う印刷部を制御する印刷制御装置において実行される印刷制御プログラムであって、
    前記印刷制御装置は、
    前記インク色とは異なる表色系のN色の階調値を、画素毎に保持した画像データを記憶する記憶手段を備え(Nは1以上M未満の整数)、
    前記印刷制御装置を
    前記記憶手段に記憶された画像データに含まれる各画素を、順次、注目画素とし、前記注目画素とされる画素の階調値と、当該注目画素から所定の範囲内に存在する周辺画素の階調値とを参照し、これら画素の階調値の関係に基づいて、前記注目画素とされた画素が、にじみ抑制対象画素であるかを判定する判定手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記画像データの各画素が保持する前記N色の階調値を、前記M色の成分値に色変換する色変換手段と、
    前記色変換手段による色変換後の前記画像データに含まれる画素のうち、前記判定手段により前記にじみ抑制対象画素であると判定された画素に対して、黒成分値を低減するにじみ抑制手段と、
    前記にじみ抑制手段による処理後の前記画像データに基づいて、前記印刷部を制御する制御手段として機能させることを特徴とする印刷制御プログラム。
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