JPH10211693A - プリント装置およびプリント方法 - Google Patents

プリント装置およびプリント方法

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JPH10211693A
JPH10211693A JP1887197A JP1887197A JPH10211693A JP H10211693 A JPH10211693 A JP H10211693A JP 1887197 A JP1887197 A JP 1887197A JP 1887197 A JP1887197 A JP 1887197A JP H10211693 A JPH10211693 A JP H10211693A
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printing
ink
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JP1887197A
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Daigoro Kanematsu
大五郎 兼松
Naoji Otsuka
尚次 大塚
Kiichiro Takahashi
喜一郎 高橋
Kentaro Yano
健太郎 矢野
Osamu Iwasaki
督 岩崎
Hitoshi Nishigori
均 錦織
Hidehiko Kanda
英彦 神田
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Canon Inc
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/40087Multi-toning, i.e. converting a continuous-tone signal for reproduction with more than two discrete brightnesses or optical densities, e.g. dots of grey and black inks on white paper
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/205Ink jet for printing a discrete number of tones
    • B41J2/2056Ink jet for printing a discrete number of tones by ink density change
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/21Ink jet for multi-colour printing
    • B41J2/2107Ink jet for multi-colour printing characterised by the ink properties

Abstract

(57)【要約】 【課題】 1色について2種類の濃度の異なるインクを
用いて3値レベルでのプリントを行うに際し、画像のハ
イライト部での淡インクドットと濃淡インク切り換えレ
ベル部での濃インクドットの粒状感をバランスよく低減
する。 【解決手段】 淡インクのみによる所定領域(C)の反
射濃度をODt 、濃インクのみによる所定領域(D)の反
射濃度をODn とすると、インクドットの粒状感は1ドッ
トの反射濃度で表され、淡インク領域(A)での淡イン
クドットおよび濃淡インク混在領域(B)での濃インク
ドットの粒状感は、それぞれODt および(ODn −ODt )
を上記所定量域のドット数で除した値となる。従ってポ
イントAおよびBでの各インクの粒状感は、それぞれポ
イントCにおける淡インクドットおよびDにおける濃イ
ンクドットの反射濃度の約1/2となるようにすること
でほぼ等しくでき、また、そのためにはインク染料濃度
を約1/4にすればよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント装置およ
びプリント方法に関し、特にプリント媒体に対し同系色
の濃度の異なるインクを少なくとも2種類用いて階調プ
リントを行うプリント装置およびプリント方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】現在主流となりつつあるプリント方式と
しては、熱エネルギによりインクリボンのインクをプリ
ント媒体に転写する熱転写方式や、インクなどの液体を
吐出しこれをプリント媒体に付着させてプリントを行う
インクジェット方式等がある。
【0003】とりわけインクジェット方式は、プリント
速度が高く、またプリント動作に伴う騒音が低く、さら
に複数色のインクをプリントに用いればカラー化も容易
で、しかも所謂普通紙に特別な定着処理を行わなくても
所望のプリントが行えるという特長を有している。さら
に同系色(例えばシアン)について濃度の異なる少なく
とも2種類のインクを用いることで、高階調のプリント
を容易に行うことも可能である。
【0004】図4は同系色で濃度の異なる2種類のイン
ク(それぞれ濃インク、淡インクという)を使用して、
3値レベルの画像を形成する際、多値の入力信号レベル
(0〜255)に対する濃インクと淡インクとの所定の
画像単位に対するインク打ち込み量の設定の例を示す。
一般に、濃度の異なる2種類のインクを使用して、3値
レベルの画像を形成する場合、図中のA領域は淡インク
ドットの有無で階調表現を行い、所定のポイントBにて
淡インク100%打ち込みを行う。そして、C領域で
は、Bポイントにおいて100%とした淡インクドット
を徐々に濃インクドットに置き換え、最終的には入力信
号レベル“255”において濃インクドット100%の
打ち込みを行うことで3値レベルの階調表現を行うよう
にする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記信号値が低いA領
域は、一般に写真画像などにおけるハイライト部の形成
に係る場合などであり、1つの淡インク滴で形成する画
像の反射濃度(OD値)が低いほどハイライト部での画
像の粒状感を低減できる。しかしポイントbを越えた部
分の信号領域は淡インクドット中に濃インクドットがま
ばらに存在する領域であるために、濃インクドットおよ
び淡インクドットのOD値が極端に異なると淡インクド
ット中の濃インクドットによって画像の粒状感が増すと
いう不都合が生じうる。
【0006】すなわち、従来は同系色について濃度の異
なる複数種類のインクを用いて多値プリントを行う際、
低階調領域において淡インクで形成される淡ドットによ
る粒状感と、淡インクドットから濃インクドットへ切り
換わる領域における濃ドットによる粒状感とをバランス
よく低減することについては特に考慮されていなかっ
た。
【0007】本発明は、このような問題点に着目し、同
系色について濃度の異なる複数種類のプリント剤を用い
て多値プリントを行う際、ハイライト部での粒状感を最
小限に抑え、かつ上記切り換わり領域における濃ドット
による粒状感をも抑制して品位の高い階調プリントを行
えるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明は、
同系色についてプリント媒体上での反射濃度が異なるプ
リント剤を複数種類用いてプリントを行うプリント装置
または方法において、前記プリント剤の種類の数をC、
前記プリント媒体上に前記プリント剤を所定量付与した
際の反射濃度を濃度の高い順にOD1,OD2,・・・・,
ODCとしたとき、
【0009】
【数5】[(C+1-N)/(1.25×C)] ×OD1 ≦ODN ≦[(C+1-N)
/(0.83×C)] ×OD1 (但しN=2〜C)を満たすようプリントを行うことを
特徴とする。
【0010】ここで、前記プリント剤はインクとするこ
とができる。
【0011】また、複数色のプリント剤を用い、少なく
ともその一部の色について前記プリント媒体上での反射
濃度が異なるプリント剤を複数種類用いることができ
る。
【0012】また、本発明は、同系色について濃度が異
なるインクを複数種類用いてプリントを行うプリント装
置または方法において、前記インクの種類数をC、イン
クの濃度を濃度の高い順にD1,D2,・・・・,DCとし
たとき、
【0013】
【数6】[(C+1-N)/(1.25×2 ×C)] ×D1≦DN≦[(C+1-N)
/(0.83×2 ×C)] ×D1 (但しN=2〜C)を満たすインクを用いてプリントを
行うことを特徴とする。
【0014】ここで、複数色のインクを用い、少なくと
もその一部の色について濃度が異なるインクを複数種類
用いることができる。
【0015】以上において、前記プリント媒体に対し前
記プリント剤としてのインクを吐出することによりプリ
ントを行うプリントヘッドを用いることができ、さらに
このプリントヘッドは、前記インクを吐出するために利
用されるエネルギとしてインクに膜沸騰を生じさせる熱
エネルギを発生する電気熱変換素子を有するものとする
ことができる。
【0016】さらに本発明は、上記プリント装置または
方法によってプリントが行われたプリント物に存する。
【0017】なお、本明細書において「プリント」と
は、文字,図形等有意の情報を形成する場合のみなら
ず、広く画像,模様,パターン等を媒体上に形成する場
合も言うものとする。
【0018】また、「プリント媒体」とは、一般的な記
録装置で用いられている紙のみならず、布,プラスチッ
クフィルム,金属板等、広くプリント剤を受容可能なも
のも言うものとするが、以下の実施例においてはかかる
プリント媒体を象徴的に「紙」と言うこともある。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明を詳
細に説明する。
【0020】(第1例) (1)プリント装置の説明 図1は本発明を適用可能なプリント装置としてのカラー
インクジェット記録装置の概略構成例を示す。
【0021】図において、202はヘッドカートリッジ
であり、それぞれインクを収納したインクタンクと、イ
ンクを吐出するプリントヘッド201とから構成されて
いる。本例ではヘッドカートリッジ202はブラックお
よびイエローの各色インクのほか、シアン色およびマゼ
ンタ色について濃淡2種類のインクに対応して、合計6
個設けられている。勿論、色の種類はこれに限られず、
また所望の色について濃度の異なるインクを複数用意す
ることができる。
【0022】また、プリントヘッドないしインクタンク
の形態については、両者を完全に一体のものとしてイン
クタンクのインク残量が無くなったとき等にヘッドカー
トリッジごと交換できるようにすることもできるし、両
者を分離可能としてインクタンクのみを取り外して交換
できるようにしてもよい。あるいはこれらのように両者
を一体とするほか、これらを別体としてインクタンクを
装置の他の部位に設け、両者間をチューブ等で連通して
プリントヘッドへのインク供給がなされるようなもので
もよい。さらにこの形態において、予め濃度の異なるイ
ンクを収納したインクタンクを用いることもできるし、
例えばインクタンク自体は濃インクを収納したもののみ
を用意し、淡インクを吐出するためのヘッドへのインク
供給経路において適宜濃インクを薄める手段を付加した
ものであってもよい。加えて、図示の例のようにインク
の色ないし種類毎にヘッドカートリッジを設けるのでは
なく、複数色ないし濃度のインクを吐出可能な吐出部を
有した一体のプリント手段とすることもできる。
【0023】103は紙送りローラであり、補助ローラ
104とともにプリント紙107を挟持しながら矢印方
向に回転して図中Y方向(副走査方向)に搬送するとと
もに、ローラ105と協働してプリントヘッド201に
対向するプリント紙107の被プリント面を平坦に規制
する機能を有している。106はキャリッジであり、6
個のヘッドカートリッジ202ないしプリントヘッド2
01を搭載して、プリントに際し図中X方向(主走査方
向)に移動する。このキャリッジ106は、装置がプリ
ント動作を行っていないとき、あるいはプリントヘッド
の回復動作を行うときには図中破線で示したホームポジ
ションに設定されるよう制御される。
【0024】回復動作を行う位置には、紙に対向するプ
リントヘッド201の面(インク吐出口が設けられた吐
出口面)をキャッピングするキャッピング手段や、当該
キャッピング状態においてプリントヘッド内の増粘イン
クや気泡等を除去する等の所謂回復動作を行う回復ユニ
ットが設けられる。また、キャッピング手段の側方に
は、クリーニングブレード等が設けられ、これをプリン
トヘッドに向けて突出可能に支持し、吐出口面との当接
を可能としている。これにより、回復動作後にクリーニ
ングブレードをプリントヘッド移動経路上に突出させる
ことで、プリントヘッドの移動に伴って吐出口面の不要
なインク滴や汚れ等の払拭が行われる。
【0025】プリント開始前、図の位置(ホームポジシ
ョン)に位置するキャリッジ106は、プリント開始指
令の入来に応じてX方向に移動し、一方プリントヘッド
201に設けられたプリント素子が駆動されて紙面上に
プリント素子の配列範囲に対応した幅の領域のプリント
が行われる。キャリッジ106の主走査方向に沿って紙
面端部までのプリントが終了すると、キャリッジ106
はホームポジションに復帰し、再びX方向に移動しつつ
プリント動作が行われる。また、1回の主走査が終了し
てから次回の主走査が開始される前に、紙送りローラ1
03が矢印方向に回転して所定量だけY方向への紙送り
が行われる。このようにプリントのための主走査と紙送
りのための副走査とが交互に繰り返されることにより、
1紙面上への所要のプリントが完成する。プリントヘッ
ド201からインクを吐出する動作は、不図示のプリン
ト制御手段による制御の下に行われる。
【0026】なお、キャリッジ106の1方向への移動
時(往路)にのみプリント動作を行うのではなく、X方
向への主走査が終わりキャリッジ106をホームポジシ
ョンに戻す復路においてもプリント動作を行うようにし
てプリント速度を向上する構成を採ってもよい。
【0027】(2)プリントヘッドの説明 図2は図1に示した装置に適用可能なプリントヘッドの
要部を模式的に示す斜視図である。
【0028】プリントヘッド201には所定のピッチで
複数の吐出口300が形成されており、共通液室301
とかく吐出口300とを連絡する各液路302の壁面に
沿って、インク吐出のために利用されるエネルギ(例え
ば熱エネルギ)を発生するための素子(電気熱変換素
子)303が配設されている。素子303およびその駆
動回路等は、シリコン基板上に半導体製造技術を利用し
て作成されている。これらの素子、駆動回路および電気
配線が作り込まれたシリコンプレート308は、放熱用
のアルミニウムプレート307に接着されて担持されて
いる。また、シリコンプレート308上の回路接続部3
11とプリント板309とは、超極細のワイヤ310に
より接続され、プリント装置本体からの信号は信号回路
312を介して受容される。
【0029】液路302および共通液室301は、射出
成形により作成されたプラスチックカバー306に形成
されている。共通液室301はインクタンクとジョイン
トパイプ304を介して接続されており、ジョイントパ
イプ304またはインクタンクのインク導出部にはイン
クフィルタ305が設けられ、不純物等が適切に濾過さ
れたインクが共通液室に供給されるようになっている。
【0030】インクタンクから供給されて共通液室30
1に一時的に貯えられたインクは、毛管現象により液路
302に進入し、吐出口300でメニスカスを形成して
液路302を満たした状態を保持する。このとき、電極
(不図示)を介して電気熱変換素子303に通電がなさ
れてこれが発熱すると、素子303上のインクが急激に
加熱されて液路302内に気泡が発生し、この気泡の膨
張によって吐出口300からインクが例えば滴313と
なって吐出される。
【0031】(3)制御系の説明 図3は、プリント動作の制御を含め図1の装置各部を制
御するための制御系の構成例を示す。図において、40
0は不図示のホスト装置との間でプリントデータ等の送
受信を行うためのインターフェース、401は装置の主
制御部をなすMPU、402はMPUが実行する制御手
順に対応したプログラムその他の固定データを格納した
ROM、403は各種データ(プリント動作の制御信号
やプリントヘッド201に供給すべきプリントデータ
等)を保存するためのダイナミックRAM(DRAM)
であり、プリントドット数やヘッドないしカートリッジ
の交換回数等を記憶できるようにしてもよい。
【0032】404はプリントヘッド201に対するプ
リントデータの供給制御を行うゲートアレイであり、イ
ンターフェース400、MPU401、DRAM403
間のデータ転送制御も行う。406は図1のX方向にキ
ャリッジを移動させるための駆動源をなすキャリッジモ
ータ、405は同じくY方向に紙を搬送するための駆動
源をなす紙送りモータである。407および408は、
それぞれ、、キャリッジモータ406および紙送りモー
タ405を駆動するためのモータドライバ、409はプ
リントヘッド201を駆動するためのヘッドドライバで
ある。
【0033】(4)プリント方法の説明 1色について2種類の濃度の異なるインク(濃インクお
よび淡インク)を使用して、3値レベルでのプリントを
行うプリント方法について説明する。
【0034】図4を参照するに、本例では領域tでの淡
インクドットの粒状感と領域nでの淡インクドット中の
濃インクドットの粒状感とがをバランスよく低減できる
ようにすることで、画像のハイライト部の粒状感および
濃淡インク切り換えレベル部の粒状感をともに低減し、
ざらつきのない高画質の画像を形成できるようにする。
【0035】一般に、所定のプリント媒体に形成したイ
ンクドットの粒状感は、単位面積当たりの反射濃度(O
D)によって表すことができる。すなわち、淡インクお
よび濃インクをそれぞれ同じドット数、同じ条件で同じ
プリント媒体に形成した場合、濃インクの方がより反射
濃度が高いために粒状感も比較的高くなる。
【0036】図4中のポイントAは淡インクのみでプリ
ントされる領域tに存在しており、ここでは例えば16
ピクセルあたり4ドットの淡インクで形成されるポイン
トとする。ポイントBは淡インクドット中に濃インクド
ットがまばらに存在する領域bに存在し、16ピクセル
あたり4ドットの濃インクと12ドットの淡インクとで
形成されるポイントとする。ここで、ポイントBにおい
ては濃インクドットと淡インクドットとが重ならないよ
うに配置されるものとする。ポイントCおよびDは、そ
れぞれ、16ピクセルあたり16ドットの淡インクおよ
び濃インクで100%の「ベタ」記録がなされるポイン
トとする。
【0037】図5は図4のポイントA〜Dでの淡インク
ドットおよび/または濃インクドットの形成態様の模式
図である。
【0038】ポイントCでの淡インクドットのみによる
領域の反射濃度をODt、ポイントDでの濃インクドッ
トのみによる領域の反射濃度をODnとすると、インク
ドットの粒状感は1ドットの反射濃度で表されるのでポ
イントAおよびポイントBでの各インクの粒状感は、 ポイントA:ODt/16 ポイントB:ODn/16−ODt/16 と表すことができる。
【0039】従って、ポイントAおよびポイントBでの
各インクの粒状感は、それぞれ、ポイントCにおける淡
インクドットの反射濃度およびポイントDにおける濃イ
ンクドットの反射濃度の約1/2となるようにすること
でほぼ等しくすることができる。
【0040】インク染料濃度 淡インク16ドット/16ピクセルの反射濃度をOD
t、濃インク16ドット/16ピクセルの反射濃度をO
Dnとし、ODn=2×ODtとなるように例えば濃イ
ンクおよび淡インクの染料濃度を定める。
【0041】図6は図1の装置で用いる6種類のインク
の染料濃度を示す。また、図7は所定のインクの染料濃
度に対する100%打ち込み持の正規化された反射濃度
ODの関係を示す。図7から明らかなように、インクの
反射濃度を1/2にするためには染料濃度を約1/4に
すること、すなわち図6に示したように、図1の例では
濃淡2種類のインクを使用するマゼンタおよびシアンに
ついて淡インクの染料濃度を濃インクのほぼ1/4とす
ればよいことがわかる。
【0042】反射濃度およびインク染料濃度の使用範囲 図3に示したような制御系により、入力される多値信
号、例えば“0”〜“255”に対し、“0”〜“25
5/2≒127”の範囲は淡インクドットのみで、“1
28”〜“254”の範囲では混在する濃淡双方のイン
クドットで、入力信号“255”では濃インクドットの
みでプリントが行われるような2値化処理を行う。2値
化はディザ法あるいは誤差拡散法など、公知の方式で行
うことができる。
【0043】すなわち、入力信号レベルを“0”〜“1
27”と“128”〜“255”とに2分割し、前者の
範囲を淡インクドットの有無で階調表現し、後者の範囲
を淡インクおよび濃インクの2種類を用いて階調表現す
るように量子化を行い、淡インクのみによる「ベタ」画
像の反射濃度が濃インクのみによる「ベタ」画像の約1
/2となるようにしたプリントを行う。インク染料濃度
を調整してこれを実現するためには、図6および図7に
示したように、同色のインクについて淡インクの染料濃
度を濃インクの染料濃度の1/4とした濃淡2種類のイ
ンクを用いればよい。
【0044】このようにすることにより、入力信号レベ
ル“0”〜”50”程度のハイライト部での淡インクド
ットの粒状感と、入力信号レベル“128”〜“17
8”程度の淡インクから濃インクへの切り換え部におけ
る濃インクドットの粒状感とをほぼ同等に低減すること
ができる。
【0045】なお、本例のように同色について濃淡2種
類のインクを用いて所期の効果を得るためには、淡イン
クのみによる「ベタ」画像の反射濃度が濃インクのみに
よる「ベタ」画像の1/2、ないしは淡インクの染料濃
度を濃インクの染料濃度の1/4となるような厳密な調
整を行わなくても、所定の範囲が許容される。
【0046】本発明者らの実験によれば、100%打ち
込み時の濃インクドットの反射濃度をOD1、淡インク
ドットの反射濃度をOD2とした場合に、OD2をOD
1の40〜60%程度とすること、また濃インクの染料
濃度をD1、淡インクの染料濃度をDとした場合に、D
2をD1の20〜30%とすること、すなわち 反射濃度:0.4×OD1≦OD2≦0.6×OD1 染料濃度:0.2×D1≦D2≦0.3×D1 とすることでも実画像上問題なく効果あることが確認で
きた。
【0047】(第2例)本発明の実施形態の第2例で
は、同系色のインクを高濃度インク、中濃度インクおよ
び低濃度インク(それぞれ濃インク、中インクおよび淡
インクという)の3種類とした場合について説明する。
【0048】図8は濃インク、中インクおよび淡インク
を使用して例えば“0”〜“255”の入力信号レベル
に対して4値レベルのプリントを行う場合のインク打ち
込み量を示す。4値レベルのプリントを行う場合でも、
図8に示したポイントAまでの領域での淡インクドット
の粒状感、ポイントD〜Bの領域での中インクドットの
粒状感、およびポイントE〜Cの領域での濃インクドッ
トの粒状感のすべてが、適切に低減できるようにするこ
とが望ましい。
【0049】図8中のポイントAは淡インクのみでプリ
ントされる領域に存在しており、ここでは例えば16ピ
クセルあたり4ドットの淡インクで形成されるポイント
とする。ポイントBは淡インクドット中に中インクのド
ットがまばらに存在する領域に存在し、16ピクセルあ
たり4ドットの中インクと12ドットの淡インクとで形
成されるポイントとする。またポイントCは中インクの
ドット中に濃インクのドットがまばらに存在する領域に
存在し、16ピクセルあたり4ドットの濃インクと12
ドットの中インクとで形成されるポイントとする。また
図8におけるポイントD、EおよびFは、それぞれ、1
6ピクセルあたり16ドットの淡インク、中インクおよ
び濃インクで100%の「ベタ」記録がなされるポイン
トとする。
【0050】而して本例は、ポイントA付近での淡イン
クドット、ポイントBでの中インクのドットおよびポイ
ントCでの濃インクドットの粒状感(反射濃度に起因す
る)が均一にバランスよく低減されるようにする。
【0051】そのために、本例では淡インク16ドット
/16ピクセルの反射濃度をODt、中インク16ドッ
ト/16ピクセルの反射濃度をODc、濃インク16ド
ット/16ピクセルの反射濃度をODnとし、図8の各
種濃度インクの打ち込み態様を勘案して、ODn=3×
ODt、ODc=2×ODtとなるように例えば濃イン
ク、中インクおよび淡インクの染料濃度を定める。
【0052】まず、図3に示したのと同様な制御系によ
り、入力される多値信号“0”〜“255”に対し、
“0”〜“255/3”(≒“84”)の範囲は淡イン
クドットのみで、“86”〜“168”の範囲では混在
する淡インクおよび中インク双方のインクドットで、
“170”〜“255”の範囲では混在する濃インクお
よび中インク双方のインクドットで、入力信号“16
9”および“255”ではそれぞれ中インクのドットお
よび濃インクドットのみでプリントが行われるような量
子化処理を行う。量子化はディザ法あるいは誤差拡散法
など、公知の方式で行うことができる。図8は入力され
る多値信号“0”〜“255”に対する濃中淡3種のイ
ンクの打ち込み態様を示したものである。
【0053】そして、ポイントAでの淡インクドットの
反射濃度をODt′、ポイントBでの中インクのドット
の反射濃度をODc′、ポイントCでの濃インクドット
の反射濃度をODn′とすると、 ポイントAでの粒状感:ODt′ ポイントBでの粒状感:ODc′−ODt′=2×OD
t′−ODt′=ODt′ ポイントCでの粒状感:ODn′−ODt′=3×OD
t′−2×ODt′=ODt′ となり、全ポイントにおいてほぼ同等の粒状感(反射濃
度)となる。
【0054】すなわち、入力信号レベル“0”〜“25
5”を3分割し、低濃度レベルの範囲を淡インクドット
の有無で階調表現し、中濃度レベルの範囲を淡インクお
よび中インクの2種類を用いて階調表現し、高濃度レベ
ルの範囲を濃インクおよび中インクの2種類を用いて階
調表現するように量子化を行い、中インクのみによる
「ベタ」画像の反射濃度が淡インクのみによる「ベタ」
画像の約2倍、濃インクのみによる「ベタ」画像の反射
濃度が淡インクのみによる「ベタ」画像の約3倍となる
ようにしたプリント、換言すれば淡インクのみによる
「ベタ」画像の反射濃度および中インクのみによる「ベ
タ」画像の反射濃度が濃インクのみによる「ベタ」画像
のそれぞれ約1/3および約2/3となるようなプリン
トを行う。インク染料濃度を調整してこれを実現するた
めには、同色のインクについて淡インクおよび中インク
の染料濃度を濃インクの染料濃度のそれぞれ1/6およ
び1/3とした濃中淡3種類のインクを用いればよい。
【0055】このように濃度の異なる3種類のインクを
使用してプリントを行う場合も、各濃度の切り換え部に
おける粒状感をほぼ同等に低減することができ、全階調
レベルにおいてざらつきのない滑らかな画像のプリント
を行うことができる。
【0056】なお、本例のように同色について濃中淡3
種類のインクを用いて所期の効果を得るためにも、イン
クドットの反射濃度およびインク染料濃度について上述
の如き厳密な比率の調整を行わなくても、所定の範囲が
許容される。
【0057】本発明者らの実験によれば、100%打ち
込み時の濃インクドットの反射濃度をOD1、中インク
ドットの反射濃度をOD2、淡インクドットの反射濃度
をOD3とし、また濃インクの染料濃度をD1、中イン
クの染料濃度をD2、淡インクの染料濃度をD3とした
場合に、 中インクの反射濃度:0.53×OD1≦OD2≦0.
8×OD1 中インクの染料濃度:0.26×D1≦D2≦0.4×
D1 低インクの反射濃度:0.26×OD1≦OD3≦0.
4×OD1 低インクの染料濃度:0.13×D1≦D3≦0.2×
D1 とすることでも実画像上問題なく効果あることが確認で
きた。
【0058】而して本例と前述の第1例で述べたところ
から同色について4種類以上の濃度のインクを用いる場
合についても同様であり、一般化すれば、同色について
異なる濃度を持つインクの種類数をC、所定のプリント
媒体に異なる濃度の同系色のインクを所定量打ち込んだ
際の反射濃度を濃度の高い順にOD1,OD2,・・・・,
ODCとしたとき、
【0059】
【数7】[(C+1-N)/(1.25×C)] ×OD1 ≦ODN ≦[(C+1-N)
/(0.83×C)] ×OD1 (但しN=2〜C)を満たすようにすれば、各濃度の切
り換え部における粒状感をほぼ同等にバランスよく低減
することができ、全階調レベルにおいてざらつきのない
滑らかな画像のプリントを行うことができる。
【0060】さらにかかる反射濃度の条件を満たすため
に使用する同系色のインクの種類数をC、インクの濃度
を濃度の高い順にD1,D2,・・・・,DCとしたとき、
【0061】
【数8】[(C+1-N)/(1.25×2 ×C)] ×D1≦DN≦[(C+1-N)
/(0.83×2 ×C)] ×D1 (但しN=2〜C)を満たすようにインク濃度を調整す
ることで、容易に上記反射濃度を満たすようなプリント
を行うことができる。
【0062】(その他)なお、本発明は、同色について
異なる濃度のプリント剤を複数種類用いるものであれば
上述のインクジェットプリント装置に限らず種々の装置
に適用でき、またインクジェットプリント装置に適用す
る場合にも、プリント剤としてのインクの他、薄め液、
定着剤、表面処理剤等を用いることによって形成される
画像の反射濃度を変調可能なものであれば、適切な反射
濃度を得るべくインク染料濃度の選定のみを行うものに
限られないのは勿論である。
【0063】また、かかるインクジェット記録(プリン
ト)装置としては電気機械変換方式その他の種々のもの
があるが、インク吐出を行わせるために利用されるエネ
ルギとして熱エネルギを発生する手段(例えば電気熱変
換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギによりイン
クの状態変化を生起させる方式の記録ヘッド、記録装置
において優れた効果をもたらすものである。かかる方式
によれば記録の高密度化,高精細化が達成できるからで
ある。
【0064】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0065】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0066】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0067】加えて、上例のようなシルアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0068】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0069】また、搭載されるインクの色数について
も、例えば単色のインクに対応して濃度の異なるものが
設けられるものの他、記録色を異にする複数のインクの
少なくとも一部の色に対応して濃度の異なるものが複数
種類(色事に種類数を変えてもよい)設けられるもので
あってもよい。
【0070】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0071】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
同系色について濃度の異なる複数種類のインクを使用し
てプリントを行うに際し、各濃度の切り換え部における
粒状感をほぼ同等に低減することができ、全階調レベル
においてざらつきのない滑らかな画像のプリントを行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能なプリント装置としてのカラ
ーインクジェット記録装置の概略構成例を示す斜視図で
ある。
【図2】図1に示した装置に適用可能なプリントヘッド
の要部を模式的に示す斜視図である。
【図3】プリント動作の制御を含め図1の装置各部を制
御するための制御系の構成例を示すブロック図である。
【図4】本発明の第1例に係る入力信号レベルに対する
濃淡インクの打ち込み量の関係を示す説明図である。
【図5】図4中のポイントA〜Dでのインクドットの形
成態様の一例を示す説明図である。
【図6】第1例で用いたインクの染料濃度を示す説明図
である。
【図7】インク染料濃度と正規化された反射濃度との関
係を示す説明図である。
【図8】本発明の第2例に係る入力信号レベルに対する
濃中淡インクの打ち込み量の関係を示す説明図である。
【符号の説明】
103、104、105 ローラ 106 キャリッジ 201 プリントヘッド 202 ヘッドカートリッジ 300 吐出口 301 共通液室 302 液路 303 電気熱変換素子 313 インク滴 400 インターフェース 401 MPU 402 ROM 403 DRAM 404 ゲートアレイ 405、406 モータ 407、408 モータドライバ 409 ヘッドドライバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢野 健太郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 岩崎 督 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 錦織 均 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 神田 英彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同系色についてプリント媒体上での反射
    濃度が異なるプリント剤を複数種類用いてプリントを行
    うプリント装置において、 前記プリント剤の種類の数をC、前記プリント媒体上に
    前記プリント剤を所定量付与した際の反射濃度を濃度の
    高い順にOD1,OD2,・・・・,ODCとしたとき、 【数1】[(C+1-N)/(1.25×C)] ×OD1 ≦ODN ≦[(C+1-N)
    /(0.83×C)] ×OD1 (但しN=2〜C)を満たすようプリントを行う手段を
    具えたことを特徴とするプリント装置。
  2. 【請求項2】 前記プリント剤はインクであることを特
    徴とする請求項1に記載のプリント装置。
  3. 【請求項3】 複数色のプリント剤を用い、少なくとも
    その一部の色について前記プリント媒体上での反射濃度
    が異なるプリント剤を複数種類用いることを特徴とする
    請求項1または2に記載のプリント装置。
  4. 【請求項4】 前記プリント媒体に対し前記プリント剤
    としてのインクを吐出することによりプリントを行うプ
    リントヘッドを用いることを特徴とする請求項1ないし
    3のいずれかに記載のプリント装置。
  5. 【請求項5】 前記プリントヘッドは、前記インクを吐
    出するために利用されるエネルギとしてインクに膜沸騰
    を生じさせる熱エネルギを発生する電気熱変換素子を有
    することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記
    載のプリント装置。
  6. 【請求項6】 同系色についてプリント媒体上での反射
    濃度が異なるプリント剤を複数種類用いてプリントを行
    うプリント方法において、 前記プリント剤の種類の数をC、前記プリント媒体上に
    前記プリント剤を所定量付与した際の反射濃度を濃度の
    高い順にOD1,OD2,・・・・,ODCとしたとき、 【数2】[(C+1-N)/(1.25×C)] ×OD1 ≦ODN ≦[(C+1-N)
    /(0.83×C)] ×OD1 (但しN=2〜C)を満たすようプリントを行うことを
    特徴とするプリント方法。
  7. 【請求項7】 前記プリント剤はインクであることを特
    徴とする請求項6に記載のプリント方法。
  8. 【請求項8】 複数色のプリント剤を用い、少なくとも
    その一部の色について前記プリント媒体上での反射濃度
    が異なるプリント剤を複数種類用いることを特徴とする
    請求項6または7に記載のプリント方法。
  9. 【請求項9】 前記プリント媒体に対し前記プリント剤
    としてのインクを吐出することによりプリントを行うプ
    リントヘッドを用いることを特徴とする請求項6ないし
    8のいずれかに記載のプリント方法。
  10. 【請求項10】 前記プリントヘッドは、前記インクを
    吐出するために利用されるエネルギとしてインクに膜沸
    騰を生じさせる熱エネルギを発生する電気熱変換素子を
    有することを特徴とする請求項6ないし9のいずれかに
    記載のプリント方法。
  11. 【請求項11】 同系色について濃度が異なるインクを
    複数種類用いてプリントを行うプリント装置において、
    前記インクの種類数をC、インクの濃度を濃度の高い順
    にD1,D2,・・・・,DCとしたとき、 【数3】[(C+1-N)/(1.25×2 ×C)] ×D1≦DN≦[(C+1-N)
    /(0.83×2 ×C)] ×D1 (但しN=2〜C)を満たすインクを用いてプリントを
    行う手段を具えたことを特徴とするプリント装置。
  12. 【請求項12】 複数色のインクを用い、少なくともそ
    の一部の色について濃度が異なるインクを複数種類用い
    ることを特徴とする請求項11に記載のプリント装置。
  13. 【請求項13】 前記プリント媒体に対しインクを吐出
    することによりプリントを行うプリントヘッドを用いる
    ことを特徴とする請求項11または12に記載のプリン
    ト装置。
  14. 【請求項14】 前記プリントヘッドは、前記インクを
    吐出するために利用されるエネルギとしてインクに膜沸
    騰を生じさせる熱エネルギを発生する電気熱変換素子を
    有することを特徴とする請求項11ないし13のいずれ
    かに記載のプリント装置。
  15. 【請求項15】 同系色について濃度が異なるインクを
    複数種類用いてプリントを行うプリント方法において、
    前記インクの種類数をC、インクの濃度を濃度の高い順
    にD1,D2,・・・・,DCとしたとき、 【数4】[(C+1-N)/(1.25×2 ×C)] ×D1≦DN≦[(C+1-N)
    /(0.83×2 ×C)] ×D1 (但しN =2 〜C)を満たすインクを用いてプリントを
    行うことを特徴とするプリント方法。
  16. 【請求項16】 複数色のインクを用い、少なくともそ
    の一部の色について濃度が異なるインクを複数種類用い
    ることを特徴とする請求項15に記載のプリント方法。
  17. 【請求項17】 前記プリント媒体に対しインクを吐出
    することによりプリントを行うプリントヘッドを用いる
    ことを特徴とする請求項15または16に記載のプリン
    ト方法。
  18. 【請求項18】 前記プリントヘッドは、前記インクを
    吐出するために利用されるエネルギとしてインクに膜沸
    騰を生じさせる熱エネルギを発生する電気熱変換素子を
    有することを特徴とする請求項15ないし17のいずれ
    かに記載のプリント方法。
  19. 【請求項19】 請求項1ないし5のいずれかに記載の
    プリント装置、または請求項6ないし10のいずれかに
    記載の方法、または請求項11ないし14のいずれかに
    記載のプリント装置、または請求項15ないし18のい
    ずれかに記載の方法でプリントが行われたプリント物。
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