JP2001253100A - 画像記録システムおよび画像記録装置 - Google Patents

画像記録システムおよび画像記録装置

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JP2001253100A
JP2001253100A JP2000064090A JP2000064090A JP2001253100A JP 2001253100 A JP2001253100 A JP 2001253100A JP 2000064090 A JP2000064090 A JP 2000064090A JP 2000064090 A JP2000064090 A JP 2000064090A JP 2001253100 A JP2001253100 A JP 2001253100A
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Yoshihiro Takahashi
良裕 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像記録装置に供給されるインクの種類を制
限しつつ、良好な記録品位を実現することができる画像
記録システムおよび画像記録装置を提供すること。 【解決手段】 プリンタ20に、供給されるインクの種
類を検出するための検出手段23を備え、ホストPC1
に、検出手段23の検出結果に基づいて画像データから
記録データを生成する記録データ生成手段15を備え
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクを用いて画
像を記録する画像記録システムおよび画像記録装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、カラー画像の記録方法としては、
C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K
(ブラック)のような複数種の定められた色調のインク
を用いて、目的とする被記録媒体に対するそれぞれのイ
ンクの付与量を変化させ、それらのインクを被記録媒体
上にて合成することによる、所望の記録色を再現する方
法が採られてきた。この方法では色の再現範囲が限られ
るため、写真画像のような多色画像を記録する場合に
は、ディザリングや誤差拡散などの手法を用いて、ある
記録範囲を見たときに所望の色調となるように、擬似的
に色を再現させることが一般的である。
【0003】また、使用するインクの濃度が薄い場合に
は、コントラストを必要とする文字などの画像を記録す
るためには、被記録媒体上にて複数回にわたってインク
を重ねなければならない。しかし、それは、記録速度や
被記録媒体のインク吸収許容量などの制約を受けるため
に不利となる。そのため、一般には、濃度の濃いインク
を用い、淡い色調の画像は、単位面積当たりのインク付
与量を減らすことによって再現している。しかし、この
方法では、淡い色の色調部分は、実際には、被記録媒体
の表面の白地に濃いインクの点がまばらに点在する状態
となるため、写真画像などの再現において問題となる。
【0004】近年、写真画像のような広範囲の色調をよ
り高画質に記録する需要が高まり、従来のような複数種
の基本色(一般的には、前述したC,M,Yの3色、あ
るいは、それにKを追加した4色)だけでは、前述の誤
差拡散などの手法を用いたとしても、淡い色調の再現が
難しい状況になってきた。この現状の改善策としては、
基本3色あるいは4色のインクに加えて、それらの色の
濃度の淡いインクを追加して、計6種類あるいは7種類
のインクを用いて記録をする方法が採られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では、基本
色のインクだけでは淡い色調の再現が難しく、また淡い
インクを追加して用いた場合には、淡い色調を綺麗に再
現できるようにはなるものの、記録装置に搭載しなけれ
ばならないインクの種類が多くなるとともに、記録ヘッ
ドなどの配備数も増加して、その分、被記録媒体に対す
るインクの付与機構が複雑になってしまう。その結果、
記録装置の大型化とともに、記録速度の低下、記録時間
の増加などを招くという問題があった。
【0006】本発明の目的は、画像記録装置に供給され
るインクの種類を制限しつつ、良好な記録品位を実現す
ることができる画像記録システムおよび画像記録装置を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の画像記録システ
ムは、インク供給手段から供給されるインクを用い、記
録データに基づいて被記録媒体に画像を記録可能な画像
記録装置と、画像データから前記記録データを生成して
前記画像記録装置に送信する制御装置と、を備えてなる
画像記録システムにおいて、前記画像記録装置は、前記
インク供給手段から供給されるインクの種類を検出する
ための検出手段を備え、前記制御装置は、前記検出手段
の検出結果に基づいて前記画像データから前記記録デー
タを生成する記録データ生成手段を備えたことを特徴と
する。
【0008】本発明の画像記録装置は、インク供給手段
から供給されるインクを用い、画像データから生成した
記録データに基づいて被記録媒体に画像を記録可能な画
像記録装置において、前記インク供給手段から供給され
るインクの種類を検出するための検出手段と、前記検出
手段の検出結果に基づいて前記画像データから前記記録
データを生成する記録データ生成手段と、を備えたこと
を特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態とし
ての画像記録システムのブロック構成図である。本例の
システムは、制御装置であるホストPC(パーソナルコ
ンピュータ)1上に構成されるプリンタドライバ10
と、画像記録装置(画像形成装置)であるインクジェッ
トプリンタ20とによって構成される。
【0010】プリンタドライバ10は、上位のアプリケ
ーションからの操作によってプリンタ20と強調しなが
ら記録を行うプリンティングシステムの内、ホストPC
1の内部に構成される部分である。プリンタドライバ1
0において、11は、上位のアプリケーションから、記
録要求や記録すべき画像の画像データを収得するための
画像収得手段である。12は、記録すべき画像を構成す
る色成分や、色濃度分布などの色彩情報を分析するため
の画像分析手段である。13は、ホストPC1に接続さ
れているインクジェットプリンタ20から、それが搭載
しているインクの種類に関する情報や、それに搭載可能
なインクの数や種類などのインク情報を収得するための
インク情報収得手段である。14は、記録すべき画像の
分析結果と、インク情報とから、記録に関する制御や判
断を行うデータ制御手段である。15は、データ制御手
段14の判断および指示にしたがって、記録すべき画像
の画像データから記録データを生成するための記録デー
タ生成手段である。16は、ホストPC1に接続されて
いるインクジェットプリンタ20とデータの送受信を行
うための各種データ送受信手段である。プリンタドライ
バ10は、これらの手段によって構成される。
【0011】インクジェットプリンタ20において、2
1は、それに接続されるPC10との間にてデータの送
受信を行うための各種データ送受信手段である。22
は、ホストPC1との間にて、プリンタ20の各種状態
に関するデータをやり取りするための状態要求送受信手
段である。23は、プリンタ20に搭載されているイン
ク24に関するインク情報を検出するための搭載インク
検出手段である。通常、インク24は、インクタンクに
収容された上、プリンタ20に搭載される。25は、プ
リンタ20の記録や各種状態に関するデータの送受信、
およびユーザーのオペレーションへの応答などのプリン
タ20の制御、などを行う装置制御手段である。26
は、記録データ受信手段27からの記録データに基づい
て、記録対象(被記録媒体)に画像を記録可能な記録手
段である。本例の記録手段26は、インクを吐出可能な
インクジェット記録ヘッドを用いた構成となっており、
図示しないインク供給手段によって、インク24がイン
クジェット記録ヘッドに供給される。
【0012】図2は、画像データから、記録データを生
成する際の過程を説明するためのフローチャートであ
る。
【0013】まず、上位のアプリケーションからの操作
により、プリンタドライバ10の画像収得手段11は、
記録すべき画像の画像データを収得する。画像分析手段
12は、その記録すべき画像を構成する色や、各色の濃
度などの分析を行し(ステップS1)、その画像をプリ
ンタ20によって記録するために必要な最低必要条件
や、その画像の記録に最適なインク色の構成(以下、
「最適色構成」という)を求める。前者の最低必要条件
は、画像の記録に最適ではないものの、その画像の記録
に最低限必要なインクの種類やプリンタ20の設定状態
などである。最低限必要なインクの種類は、記録すべき
画像の種類の他、プリンタ20に設定された被記録媒体
のインク吸収量などに基づいて設定することができる。
その場合、プリンタ20に設定された被記録媒体の種類
は、プリンタ20の設定状態の情報として取得すること
ができる。
【0014】また、インク情報収得手段13は、ホスト
PC1に接続されているプリンタ20からインク情報を
収得する(ステップS2)。そのインク情報は、プリン
タ20に現在搭載されているインクの種類、あるいはプ
リンタ20に同時に搭載可能なインクの数や種類などを
含む情報であり、前者のインク情報(現在搭載されてい
るインクの種類)は、プリンタ20側の搭載インク検出
手段23によって検出された情報である。これらのイン
ク情報は、プリンタ20から直接収得する他、収得した
プリンタの機種データをデコードすることによって取得
することもできる。また、これらのインク情報は、ホス
トPC1からの要求に応じて、あるいは自発的に、プリ
ンタ20からホストPC1に通知される。
【0015】その後、データ制御手段14は、画像分析
手段12の分析結果と、インク情報などから、各種の判
定と処理を行う。まず、プリンタ20が最低必要条件を
満たしているか否かを判定する(ステップS3)。その
最低必要条件が満たされていない場合には、その判定結
果や最低必要条件および最適色構成を、上位のアプリケ
ーションあるいはユーザーに提示して確認させて(ステ
ップS4)、その最低必要条件が満たされるように、プ
リンタ20へのインクの搭載、搭載されているインクの
変更、あるいはプリンタ20の設定条件などの変更を促
す。
【0016】その最低必要条件が満たされたときは、画
像分析手段12の分析結果である最適色構成と、インク
情報とから、現在プリンタ20に搭載されているインク
の種類が画像の記録に最適であるか否かを判定する(ス
テップS5)。それが最適である場合には、その旨を上
位のアプリケーションあるいはユーザーに直接通知して
から(ステップS6)、記録データ生成手段15がプリ
ンタ20に搭載されている最適なインクに合った記録デ
ータを生成し(ステップS7)、その記録データがプリ
ンタ20に出力される(ステップS8)。したがって、
プリンタ20は、その記録データに基づいて、最適なイ
ンクによって画像を記録することができる。
【0017】一方、プリンタ20に現在搭載されている
インクの種類が画像の記録に最適でない場合には、その
旨を上位のアプリケーションあるいはユーザーに直接通
知する(ステップS9)。その際には、プリンタ20に
最適なインクを搭載するように、インクの交換や搭載を
促してもよい。このような通知の結果として、プリンタ
20に現在搭載されているインクによって、つまり最適
なインクではないものの、最低必要条件は満たすインク
によって、画像を記録してもよいとの許可が得られたと
きは、プリンタ20に現在搭載されているインクに合っ
た記録データを記録データ生成手段15が生成し(ステ
ップS7)、その記録データがプリンタ20に出力され
る(ステップS8)。したがって、プリンタ20は、そ
の記録データに基づいて、最適ではないものの最低必要
条件は満たすインクによって画像を記録する。最適では
ないインクによる画像の記録が許可されなかったとき
は、ステップS10からステップS2に戻る。最適では
ないインクによる画像の記録を許可するか否かは、ユー
ザーの指示の他、上位アプリケーションやホストPC1
において決定するようにしてもよい。
【0018】図3は、インクジェットプリンタ20の概
略構成の説明図である。本例のインクジェットプリンタ
20は、キャリッジガイドレール31に沿って矢印A方
向(主走査方向)に移動するキャリッジ32を備えたシ
リアルタイプのプリンタである。キャリッジ32には、
インクタンクを搭載可能なタンク搭載部32Aが設けら
れている。本例の場合、タンク搭載部32Aは3つ設け
られており、図4のように8種類用意されたインクタン
ク35が選択的に搭載可能となっている。図4におい
て、K,C,M,Yは、ブラック、シアン、マゼンタ、
イエローの濃インクを収容するインクタンクであり、
k、c、m、yは、ブラック、シアン、マゼンタ、イエ
ローの淡インクを収容するインクタンクである。これら
のインクタンク35には、それらが収容するインクの情
報に関する識別情報(ID)が記録や記憶などの手段に
よって付されている.タンク搭載部32Aには、そこに
搭載されたインクタンク35の情報を検出するために、
搭載インク検出手段23(図1参照)が備えられてい
る。
【0019】図3において、33は、キャリッジ32に
搭載されたインクジェット記録ヘッドであり、記録手段
26(図1参照)を構成する。記録ヘッド33は、対応
するタンク搭載部32Aに搭載されたインクタンク35
からインクが供給され、そのインクを記録データに基づ
いて吐出する。記録ヘッド33は、キャリッジ32と共
に矢印Aの主走査方向に移動しつつインクを吐出する。
プリンタ20は、このような記録ヘッド33の記録動作
と、被記録媒体の副走査方向(主走査方向と交差する方
向)の搬送と、を繰り返すことによって、被記録媒体上
に順次画像を記録する。34はプリンタ制御部であり、
図1における各種データ送受信手段21、状態要求送受
信手段22、装置制御手段25、記録データ受信手段2
7、および搭載インク検出手段23の一部が実装されて
いる。
【0020】図5は、シリアルタイプのプリンタ20の
機械的な概略構成の一例を説明するための斜視図であ
る。
【0021】図5におけるキャリッジ32は、4つのイ
ンクタンク35が搭載可能とされており、記録ヘッド
(図示せず)は、それらのインクタンク35と共にキャ
リッジ32に搭載される。インクタンクと記録ヘッド
は、一体的に結合したインクジェットカートリッジを構
成するものであってもよい。キャリッジ32には、プー
リ205,206の間に架け渡された無端ベルト204
が連結されており、モータ203によって無端ベルト2
04が往復移動されることにより、キャリッジ32が矢
印Aの主走査方向に移動される。
【0022】被記録媒体としての記録紙Pは、搬送方向
上流側の対のローラ207,208と、搬送方向下流側
の対のローラ209,210によって、矢印Bの副走査
方向に搬送される。それらのローラは、駆動部211に
よって駆動される。キャリッジ32は、記録動作開始時
または記録動作中などにおいて、必要に応じてホームポ
ジションにて停止する。そのホームポジションには、各
記録ヘッドのインク吐出口の形成面をキャップするキャ
ップ部材212が備えられている。このキャップ部材2
12には、記録ヘッドのインク吐出口から強制的にイン
クを吸引する吸引回復手段(図示せず)が接続されてい
る。記録ヘッドのインク吐出口からインクを吸引して排
出することにより、インク吐出口の目詰まりを防止し
て、インクの吐出状態を良好に保つことができる。
【0023】(他の実施形態)前述した実施形態では、
プリンタが保有していつインク情報を元に、プリンタに
搭載されているインクを用いての記録が可能でないと判
定した場合に、上位のアプリケーションあるいはユーザ
ーに直接通知して、ユーザーあるいはシステム外の機構
により、インクタンクの交換や装着を行う構成となって
いる。しかし、プリンタに、インクタンクを自動的に交
換する機構を設けてもよく、そのばあいには、インクタ
ンクの交換を意識することなく、自動的にインクを選択
して最適な記録を行うことができる。
【0024】また、プリンタの制御装置は、前述した実
施形態のようにホストPC上のプリンタドライバ側に設
ける他、プリンタ側に設けることも可能である。その場
合、プリンタは、ホストPCから受信した画像データか
ら、インク情報に合う記録データを自ら生成して記録を
行うことができる。
【0025】また、判定の結果必要となったインクをプ
リンタにセットするためには、前述した実施形態のよう
にインクタンクを交換する他、基本色のインクに薄め液
を合わせる等、複数のインクや液体を合わせることによ
って、必要なインクを合成することも可能である。
【0026】また、本発明は、記録方式をインクジェッ
ト記録方式のみに特定するものではなく、インクを用い
ての記録が可能な記録方式であればよい。
【0027】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
【0028】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0029】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0030】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0031】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0032】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0033】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0034】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0035】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、画像記
録装置に供給されるインクの種類に基づいて、画像デー
タから記録データを生成するため、画像記録装置に供給
されるインクの種類を制限しつつ、そのインクの種類に
応じた記録データを用いて、良好な記録品位を実現する
ことができる。この結果、画像記録装置に供給するイン
クの種類を増加させた場合の問題、つまり画像記録装置
の大型化、記録速度の低下、記録時間の増加などの問題
を招くことなく、記録品を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における画像記録システム
のブロック構成図である。
【図2】図1の画像記録システムにおける記録データの
生成課程を説明するためのフローチャートである。
【図3】図1におけるプリンタの要部の概略構成図であ
る。
【図4】図5のプリンタに装着可能なインクタンクの説
明図である。
【図5】本発明を適用可能なインクジェット記録装置の
概略斜視図である。
【符号の説明】
1 ホストPC 10 プリンタドライバ 11 画像取得手段 12 画像分析手段 13 インク情報収得手段 14 データ制御手段 15 記録データ生成手段 16 各種データ送受信手段 20 インクジェットプリンタ(記録装置) 21 各種データ送受信手段 22 状態要求送受信手段 23 搭載インク検出手段 24 搭載インク 25 装置制御手段 26 記録手段 27 記録データ受信手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 EA11 EB20 EB29 EB47 EB58 EC15 EC28 EC69 EE09 EE20 FA03 FA10 2C061 AQ05 AR01 HK11 HN05 HN15 HP00 5C074 AA02 BB16 DD24 DD27 EE11 EE20 FF15

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インク供給手段から供給されるインクを
    用い、記録データに基づいて被記録媒体に画像を記録可
    能な画像記録装置と、画像データから前記記録データを
    生成して前記画像記録装置に送信する制御装置と、を備
    えてなる画像記録システムにおいて、 前記画像記録装置は、前記インク供給手段から供給され
    るインクの種類を検出するための検出手段を備え、 前記制御装置は、前記検出手段の検出結果に基づいて前
    記画像データから前記記録データを生成する記録データ
    生成手段を備えたことを特徴とする画像記録システム。
  2. 【請求項2】 前記記録データ生成手段は、前記検出手
    段によって検出されたインクに適する記録データを生成
    することを特徴とする請求項1に記載の画像記録システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記制御装置は、前記検出手段によって
    検出されたインクに適する記録データを前記記録データ
    生成手段が生成できないときに、前記インク供給手段に
    よって供給されるインクの変更を要求する手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像記録シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 前記制御装置は、前記画像データの色情
    報を分析する画像分析手段を備え、 前記記録データ生成手段は、前記画像分析手段の分析結
    果と前記検出手段の検出結果とに基づいて、前記画像デ
    ータから前記記録データを生成することを特徴とする請
    求項1から3のいずれかに記載の画像記録システム。
  5. 【請求項5】 前記画像分析手段は、前記画像データの
    色彩構成情報を分析することを特徴とする請求項4に記
    載の画像記録システム。
  6. 【請求項6】 前記制御装置と画像記録装置のそれぞれ
    は、少なくとも前記画像データと前記検出手段の検出結
    果を送受信するための送受信手段を備えたことを特徴と
    する請求項1から5のいずれかに記載の画像記録システ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記画像記録装置は、前記インク供給手
    段から供給されるインクを吐出可能なインクジェット記
    録ヘッドを備えたことを特徴とする請求項1から6のい
    ずれかに記載の画像記録システム。
  8. 【請求項8】 前記インクジェット記録ヘッドは、イン
    クの吐出エネルギーとして熱エネルギーを発生する電気
    熱変換体を有することを特徴とする請求項7に記載の画
    像記録システム。
  9. 【請求項9】 インク供給手段から供給されるインクを
    用い、画像データから生成した記録データに基づいて被
    記録媒体に画像を記録可能な画像記録装置において、 前記インク供給手段から供給されるインクの種類を検出
    するための検出手段と、 前記検出手段の検出結果に基づいて前記画像データから
    前記記録データを生成する記録データ生成手段と、 を備えたことを特徴とする画像記録装置。
  10. 【請求項10】 前記記録データ生成手段は、前記検出
    手段によって検出されたインクに適する記録データを生
    成することを特徴とする請求項9に記載の画像記録装
    置。
  11. 【請求項11】 前記検出手段によって検出されたイン
    クに適する記録データを前記記録データ生成手段が生成
    できないときに、前記インク供給手段によって供給され
    るインクの変更を要求する手段を備えたことを特徴とす
    る請求項10に記載の画像記録装置。
  12. 【請求項12】 前記画像データの色情報を分析する画
    像分析手段を備え、 前記記録データ生成手段は、前記画像分析手段の分析結
    果と前記検出手段の検出結果とに基づいて、前記画像デ
    ータから前記記録データを生成することを特徴とする請
    求項9から11のいずれかに記載の画像記録装置。
  13. 【請求項13】 前記画像分析手段は、前記画像データ
    の色彩構成情報を分析することを特徴とする請求項12
    に記載の画像記録装置。
  14. 【請求項14】 前記インク供給手段から供給されるイ
    ンクを吐出可能なインクジェット記録ヘッドを備えたこ
    とを特徴とする請求項9から13のいずれかに記載の画
    像記録装置。
  15. 【請求項15】 前記インクジェット記録ヘッドは、イ
    ンクの吐出エネルギーとして熱エネルギーを発生する電
    気熱変換体を有することを特徴とする請求項14に記載
    の画像記録装置。
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US11490781B2 (en) 2017-09-20 2022-11-08 Foshan Shunde Midea Washing Appliances Manufacturing Co., Ltd. Dishwasher and base component

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