JPH11179893A - プリント装置およびプリント方法 - Google Patents

プリント装置およびプリント方法

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JPH11179893A
JPH11179893A JP35547597A JP35547597A JPH11179893A JP H11179893 A JPH11179893 A JP H11179893A JP 35547597 A JP35547597 A JP 35547597A JP 35547597 A JP35547597 A JP 35547597A JP H11179893 A JPH11179893 A JP H11179893A
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JP
Japan
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print
printing
printing apparatus
density
speed
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JP35547597A
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Kohei Ishikawa
公平 石川
Shinichi Saijo
信一 西條
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリント中にプリントヘッドの温度上昇防止
処理を実行することなく、しかも一定のプリント速度で
プリントが可能なプリント装置およびプリント方法を提
供すること。 【解決手段】 1ページ単位のプリントデータをVRA
M404内のプリントバッファに展開した後、そのプリ
ントバッファの内容をプリントヘッド300を用いてロ
ール紙に繰り返しプリントするプリント装置において、
プリントバッファの内容からロール紙に対するプリント
密度を演算し、その演算されたプリント密度に応じたプ
リント速度を決定し、その決定されたプリント速度でプ
リントを実行させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリントデータを
プリントバッファに展開した後、そのプリントバッファ
の内容を繰り返しプリントするプリント装置およびプリ
ント方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種のプリント装置として
は、プリント媒体の1ページ分のプリントデータをプリ
ントバッファに展した後、そのプリントバッファの内容
を繰り返しプリントするページプリント装置がある。
【0003】従来のページプリント装置は、プリント内
容に関係なく定まったプリント速度でプリントを実行す
るようになっており、プリント密度が高いプリントデー
タを連続して多量にプリントする場合においても、定ま
ったプリント速度で印字を実行することになる。ところ
で、このようにプリント密度が高いプリントデータを連
続して多量にプリントする場合には、プリントヘッドの
温度が急激に上昇し、それがプリントヘッドの耐熱許容
範囲を超えてしまうおそれがある。そこで、プリント中
にプリントヘッドの温度が所定値以上になったときに、
以下のようなプリントヘッドの温度上昇防止処理を実行
している。
【0004】プリントを一時中断し、プリントヘッド
の温度が低下するのを待ってから、再びプリントを開始
する。
【0005】プリントを一時中断し、プリント速度を
低下させて再びプリントを開始する。
【0006】プリントしながらプリント速度を低下さ
せてプリントを継続する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のように、プリント内容に関係なくある決まったプリ
ント速度でのプリント実行中に、プリントヘッドの温度
上昇防止処理を実行した場合には、プリント中にプリン
ト装置が一定時間停止または、プリント速度が変化して
しまい、プリントの終了時間が予測できなくなるという
問題がある。また、プリントしながらプリント速度を変
化させた場合には、プリント内容にムラが生じてしまう
という問題がある。
【0008】本発明の目的は、プリント中にプリントヘ
ッドの温度上昇防止処理を実行することなく、しかも一
定のプリント速度でプリントが可能なプリント装置およ
びプリント方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のプリント装置
は、所定単位のプリントデータをプリントバッファに展
開した後、そのプリントバッファの内容をプリントヘッ
ドを用いてプリント媒体に繰り返しプリントするプリン
ト装置において、前記プリントバッファの内容から前記
プリント媒体に対するプリント密度を演算する演算手段
と、前記演算手段によって演算されたプリント密度に応
じたプリント速度を決定する決定手段と、前記決定手段
によって決定されたプリント速度でプリントを実行させ
る制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】本発明のプリント方法は、所定単位のプリ
ントデータをプリントバッファに展開した後、そのプリ
ントバッファの内容をプリントヘッドを用いてプリント
媒体に繰り返しプリントするプリント方法において、前
記プリントバッファの内容から前記プリント媒体に対す
るプリント密度を演算し、前記演算された密度に応じた
プリント速度を決定し、前記決定されたプリント速度で
プリントを実行することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。
【0012】(第1の実施例)図1は、本実施形態とし
てのカラーラベルプリント装置の斜視図である。カラー
ラベルプリント装置101は、ロール紙フォルダー10
3内に内蔵されているプリント媒体としてのロール紙
に、プリンタケーブル105を介してホストコンピュー
タ104から受信したプリントデータをプリントするこ
とが可能てある。また、102は操作部である。
【0013】図2は、本例におけるカラーラベルプリン
ト装置の内部の側面図である。カラーラベルプリント装
置101は、ロール紙フォルダー103に内蔵されてい
る記録媒体としてのロール紙200をロール紙搬送ロー
ラー206によりプリント装置本体に供給し、プリント
装置本体では搬送ローラー203と搬送ベルト204に
よりロール紙200を矢印方向に搬送させる。ロール紙
200は、その長手方向に沿って多数のラベルを剥離可
能に有しており、そのラベル上にプリントが施こされる
ことになる。プリントヘッド300は、イエロー/マゼ
ンタ/シアン/ブラックのそれぞれのインク毎に対応し
て計4つ備わり、それらはヘッドユニット202として
内蔵され、各インク色のインクカートリッジ205より
供給されるインクを使用して印字等のプリントをする。
【0014】図3は、本例におけるヘッドユニット20
2の断面図である。4色のインクのそれぞれに対応する
ヘッドユニット202には、上下に移動可能なプリント
ヘッド300と、左右に動作可能な回復ユニット301
が備えられている。回復ユニット301には、プリント
ヘッド300の吐出口形成面を清掃するクリーナブレー
ド303が装着され、またプリントヘッド300をクリ
ーニングするために、プリントヘッド300のインク吐
出口より吐出されるインクを吸収する吸収体302が内
蔵されている。
【0015】プリントヘッド300は、そのロール紙2
00と対向する吐出口形成面に、ロール紙200の搬送
方向に並ぶ複数のインク吐出口(不図示)が形成されて
いる。また、プリントヘッド200には、これら複数の
吐出口のそれぞれに連通するインク路(不図示)が設け
られ、それぞれのインク路に対して、インクを吐出すく
ための熱エネルギーを発生する電気熱変換体が備えられ
ている。電気熱変換体は、駆動データに応じて印加され
る電気パルスによって熱を発生し、これにより、インク
に膜沸騰を生じさせ、この膜沸騰による気泡の生成に伴
なって吐出口からインクが吐出される。各インク路に
は、これらに共通に連通する共通液室が設けられてお
り、これに貯留されるインクは、各インク路での吐出動
作に応じて、そのインク路に供給される。
【0016】図4は、本例におけるプリント装置101
の制御系のブロック構成図であり、4つのプリントヘッ
ド300は、K(ブラック)、C(シアン)、M(マゼ
ンタ)、Y(イエロー)のそれぞれのインク色に対応す
る。MPU400は、この装置各部動作の制御処理やデ
ータ処理等を実行する。ROM401には、その処理手
順等が格納され、また、RAM402は上記処理実行の
ワークエリアとして用いられる。403は、プリント用
のフォント情報を格納するCGROM、404は、プリ
ントデータを展開するVRAM、405は、ホストコン
ピュータとの通信用ドライバーである。また407は、
ロール紙200の搬送用駆動源としてのモータ、408
は、そのドライバーである。
【0017】プリントヘッド300におけるインク吐出
は、MPU400が電気熱変換体の駆動データおよび駆
動制御信号をヘッド駆動回路408に供給することによ
り行われる。また、MPU400は、後述するように、
プリント密度に応じて最適なプリント速度を選択し、そ
のプリント速度を実現すべく、モータドライバー406
を介してモータ407を制御する。
【0018】図5は、本例のカラーラベルプリント装置
によってプリントされたロール紙200上の1枚のラベ
ルの平面図である。青色にプリントされた青文字50
0、黒色にプリントされたバーコード501、緑色にプ
リントされた緑文字502のそれぞれが存在する。
【0019】図6は、本例のカラーラベルプリント装置
において、図5のプリントのためのプリントデータをV
RAM404に展開した場合の説明図である。VRAM
404をイエロー(Y)/マゼンタ(M)/シアン
(C)/ブラック(K)インク用のプリントバッファ6
03,602,601,600に分割して、各インク色
毎にプリントデータを展開する。例えば、図5の青文字
500は、マゼンタ用プリントバッファ602とシアン
用プリントバッファ601のそれぞれに、文字データ5
00M,500Cとして展開される。また、緑文字50
2は、シアン用プリントバッファ601とイエロー用プ
リントバッファ603のそれぞれに、文字データ502
C,502Yとして展開される。黒色にプリントされる
バーコード501は、ブラック用プリントバッファ60
0にバーコードデータ501Kとして展開される。
【0020】図7は、プリントヘッド300の1つ当た
りについてのプリント密度と、連続プリントが可能なプ
リント速度との関係を表すグラフである。プリント密度
が高くなるほど、懸念されるプリントヘッド300の温
度上昇を考慮して、図7のようにプリント速度を低下さ
せることが望ましい。
【0021】図8は、図7の関係をもとに、プリントヘ
ッド300の1つ当たりのプリント密度と最適なプリン
ト速度との関係をテーブル化したものである。本例の場
合は、プリント速度がプリント密度に応じて10段階に
変更できるようになっている。
【0022】図9は、本例におけるプリント速度の決定
動作を説明するためのフローチャートである。本例の場
合は、まず、各インク色毎のプリントバッファ600,
601,602,603のそれぞれに展開されたデータ
から、ロール紙200上に形成されるインクドットの実
プリントドット数を計算する(ステップS900,S9
01,S902,S903)。それから、それらの実プ
リントドット数の内、最多のドット数を摘出する(ステ
ップS904)。そして、その摘出した実プリントドッ
ト数をもとにプリント密度を計算し(ステップS90
5)、図8のようにテーブル化されたプリント密度と最
適プリント速度との関係から、最適プリント速度を選択
する(ステップS906)。
【0023】以上のように、プリントバッファ内の実プ
リントドット数を計算し、最適なプリント速度を決定す
ることにより、プリント中にプリントヘッド300が急
激に温度上昇することがなく、最適なプリント速度で連
続プリントが実現できる。
【0024】(第2の実施形態)本実施形態において
は、図10のように、プリント密度とラベルの連続プリ
ント枚数に対してプリント速度を対応付けた「プリント
密度に対する最適プリント速度テーブル」をもち、プリ
ント枚数とプリント密度に応じて、最適プリント速度を
選択するようにした。例えば、プリント密度が50〜5
9%、ラベルのプリント枚数が50〜99枚のときは、
プリント速度が25mm/secに設定されることにな
る。
【0025】(第3の実施形態)本実施形態において
は、図11のように、プリント密度とプリント前に読み
取ったプリントヘッド300の検出温度(以下、「ヘッ
ド温度」という)に対してプリント速度を対応付けた
「プリント密度に対する最適プリント速度テーブル」を
もち、ヘッド温度とプリント密度に応じて、最適プリン
ト速度を選択するようにした。例えば、プリント密度が
50〜59%、ヘッド温度が20〜29度のときは、プ
リント速度が25mm/secに設定されることにな
る。
【0026】(第4の実施形態)本実施形態において
は、図12のように、プリント密度とプリント前に読み
取ったプリント装置内の検出温度(以下、「機内温度」
という)に対してプリント速度を対応付けた「プリント
密度に対する最適プリント速度テーブル」をもち、機内
温度とプリント密度に応じて、最適プリント速度を選択
するようにした。例えば、プリント密度が30〜39、
機内温度が9〜19度のときは、プリント速度が60m
m/secに設定されることになる。
【0027】なお、プリント枚数、ヘッド温度、および
機内温度の内の複数とプリント密度から、最適なプリン
ト速度を選択するようにしてもよい。また、以上の各実
施形態においては、カラーラベルプリント装置への適用
例について説明したが、1ページ単位でプリントデータ
をプリントバッファに展開した後、そのプリントバッフ
ァの内容をプリントするプリント装置であれば、プリン
ト装置の種類に限定されることなく広く適用可能であ
る。
【0028】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェットプリント方式の中でも、インク吐出を行わせるた
めに利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手
段(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱
エネルギによりインクの状態変化を生起させる方式のプ
リントヘッド(以下、「記録ヘッド」ともいう)、プリ
ント装置(以下、「記録装置」ともいう)において優れ
た効果をもたらすものである。かかる方式によれば記録
の高密度化,高精細化が達成できるからである。
【0029】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0030】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0031】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0032】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0033】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0034】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0035】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0036】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、プリン
トバッファに展開される所定単位のプリントデータに基
づいて、最適なプリント速度を決定することにより、プ
リント中にプリントヘッドの急激な温度上昇を招くこと
なく、連続した繰り返しのプリントができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態としてのカラーラベル
プリント装置の斜視図である。
【図2】図1のカラーラベルプリント装置の内部の側面
図である。
【図3】図1のカラーラベルプリント装置におけるヘッ
ドユニットの断面図である。
【図4】図1のカラーラベルプリント装置における制御
系のブロック構成図である。
【図5】図1のカラーラベルプリント装置によるプリン
ト結果の説明図である。
【図6】図1のカラーラベルプリント装置におけるVR
AMに展開されたプリントデータの説明図である。
【図7】図1のカラーラベルプリント装置におけるプリ
ント密度とプリント速度との関係の説明図である。
【図8】図1のカラーラベルプリント装置においてプリ
ント密度とプリント速度とを対応付けるテーブルの説明
図である。
【図9】図1のカラーラベルプリント装置におけるプリ
ント速度の決定手順を説明するためのフローチャートで
ある。
【図10】本発明の第2の実施形態としてのカラーラベ
ルプリント装置においてプリントとプリント速度とを対
応付けるテーブルの説明図である。
【図11】本発明の第3の実施形態としてのカラーラベ
ルプリント装置においてプリント密度とプリント密度と
を対応付けるテーブルの説明図である。
【図12】本発明の第4の実施形態としてのカラーラベ
ルプリント装置においてプリントとプリント速度とを対
応付けるテーブルの説明図である。
【符号の説明】
101 カラーラベルプリント装置 200 ロール紙(プリント媒体) 202 ヘッドユニット 203 搬送ローラー 204 搬送ベルト 205 インクカートリッジ 206 ロール紙搬送ローラ 300 インクジェットプリントヘッド 301 回復ユニット 400 MPU 401 ROM 402 RAM 403 CGROM 404 VRAM 405 通信用ドライバ 408 ヘッド駆動回路 500 青文字 501 バーコード 502 緑文字 600 ブラック用プリントバッファ 601 シアン用プリントバッファ 602 マゼンタ用プリントバッファ 603 イエロー用プリントバッファ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定単位のプリントデータをプリントバ
    ッファに展開した後、そのプリントバッファの内容をプ
    リントヘッドを用いてプリント媒体に繰り返しプリント
    するプリント装置において、 前記プリントバッファの内容から前記プリント媒体に対
    するプリント密度を演算する演算手段と、 前記演算手段によって演算されたプリント密度に応じた
    プリント速度を決定する決定手段と、 前記決定手段によって決定されたプリント速度でプリン
    トを実行させる制御手段とを備えたことを特徴とするプ
    リント装置。
  2. 【請求項2】 前記プリントバッファは、前記プリント
    媒体の1ページ分のプリントデータが展開されることを
    特徴とする請求項1記載のプリント装置。
  3. 【請求項3】 前記プリントヘッドは、前記プリント媒
    体上にドットを形成することによって画像をプリント
    し、 前記演算手段は、前記プリントバッファの内容から、プ
    リント密度に対応する前記プリントヘッドのドット形成
    数を演算することを特徴とする請求項1または2に記載
    のプリント装置。
  4. 【請求項4】 前記決定手段は、前記プリント密度と前
    記プリントバッファの内容の繰り返し回数に応じたプリ
    ント速度を決定することを特徴とする請求項1から3の
    いずれかに記載のプリント装置。
  5. 【請求項5】 前記プリントヘッドの温度を検出する検
    出手段を備え、 前記決定手段は、前記プリント密度と前記検出手段の検
    出温度に応じたプリント速度を決定することを特徴とす
    る請求項1から3のいずれかに記載のプリント装置。
  6. 【請求項6】 プリント装置の内部の温度を検出する検
    出手段を備え、 前記決定手段は、前記プリント密度と前記検出手段の検
    出温度に応じたプリント速度を決定することを特徴とす
    る請求項1から3のいずれかに記載のプリント装置。
  7. 【請求項7】 前記プリントヘッドの温度を検出する第
    1の検出手段と、前記プリント装置の内部の温度を検出
    する第2の検出手段とを備え、 前記決定手段は、前記プリント密度と前記第1,第2の
    検出手段の検出温度に応じたプリント速度を決定するこ
    とを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のプリ
    ント装置。
  8. 【請求項8】 前記決定手段は、プリント動作開始前に
    プリント速度を決定することを特徴とする請求項1から
    7のいずれかに記載のプリント装置。
  9. 【請求項9】 前記プリントヘッドとして、複数のプリ
    ント色毎に対応する複数のプリントヘッドを用い、 前記プリントバッファを前記複数のプリントヘッド毎に
    対応して複数備え、 前記決定手段は、前記複数のプリントバッファ毎に前記
    プリント密度を演算し、 前記決定手段は、前記複数のプリントバッファ毎のプリ
    ント密度の内の最大プリント密度に応じたプリント速度
    を決定することを特徴とする請求項1から8のいずれか
    に記載のプリント装置。
  10. 【請求項10】 前記プリント媒体を搬送する搬送手段
    を備え、 前記プリントヘッドは、前記プリント媒体の搬送方向と
    交差する方向に沿い、かつ前記プリント媒体上のプリン
    ト範囲の幅方向の全範に渡って対向することを特徴とす
    る請求項1から9のいずれかに記載のプリント装置。
  11. 【請求項11】 前記プリントヘッドはインク吐出口か
    らインクを吐出するインクジェットプリントヘッドであ
    ることを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載
    のプリント装置。
  12. 【請求項12】 前記インクジェットプリントヘッド
    は、インクの吐出に利用される熱エネルギーを発生する
    電気熱変換体を有することを特徴とする請求項11に記
    載のプリント装置。
  13. 【請求項13】 所定単位のプリントデータをプリント
    バッファに展開した後、そのプリントバッファの内容を
    プリントヘッドを用いてプリント媒体に繰り返しプリン
    トするプリント方法において、 前記プリントバッファの内容から前記プリント媒体に対
    するプリント密度を演算し、 前記演算された密度に応じたプリント速度を決定し、 前記決定されたプリント速度でプリントを実行すること
    を特徴とするプリント方法。
JP35547597A 1997-12-24 1997-12-24 プリント装置およびプリント方法 Withdrawn JPH11179893A (ja)

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Cited By (6)

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