JPH10278299A - インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法 - Google Patents

インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法

Info

Publication number
JPH10278299A
JPH10278299A JP8636197A JP8636197A JPH10278299A JP H10278299 A JPH10278299 A JP H10278299A JP 8636197 A JP8636197 A JP 8636197A JP 8636197 A JP8636197 A JP 8636197A JP H10278299 A JPH10278299 A JP H10278299A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
recording
cap
recording head
ink jet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8636197A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Sugimoto
仁 杉本
Isao Ebisawa
功 海老沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP8636197A priority Critical patent/JPH10278299A/ja
Publication of JPH10278299A publication Critical patent/JPH10278299A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像の記録に寄与しないインクを記録ヘッド
から吐出させる予備吐出を効率よく行うことができるイ
ンクジェット記録装置およびインクジェット記録方法を
提供すること。 【解決手段】 矢印a,bの主走査方向に往復移動され
るキャリッジ2上にインクジェットカートリッジCを搭
載し、そのインクジェットカートリッジCの記録ヘッド
から吐出するインクによって被記録媒体Pに画像を記録
し、画像の記録に寄与しないインクを記録ヘッドから吐
出させる予備吐出はキャップ300または予備吐出受け
部401に対して行い、キャップ300に対して所定量
以上のインクを予備吐出したときは、そのキャップ30
0に対するインクの予備吐出を禁止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被記録媒体上に高
品位の画像をプリントすることができるインクジェット
記録装置およびインクジェット記録方法に関するもので
ある。本発明は、紙や布、不織布、OHP用紙等の記録
媒体を用いる機器すべてに選択でき、具体的な適用機器
は、プリンタ、複写機、ファクシミリなど事務機器や大
量生産機器等を挙げることができる。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録方法は、低騒音、低
ランニングコスト、装置の小型化、プリント画像のカラ
ー化が容易等の理由から種々のプリンタや複写機等に利
用されている。インクジェット記録装置は、記録ヘッド
の微細な吐出口から微小なインク滴を吐出して、紙やO
HPフィルムなどの被記録媒体に画像を記録する。その
ため、非記録動作状態が続いて、記録ヘッドが長期にわ
たってインクを吐出していない場合には、吐出口内のイ
ンクが蒸発乾燥してしまい、増粘・固化したインクが吐
出口内に詰まって、ヨレ(インクの吐出方向の変化)や
吐出不良を引き起こすことがある。そこで、インクジェ
ット記録装置には、こうした不都合を解消すべく、イン
クの吐出状態を回復させるための回復処理を行う回復手
段が備えられている。
【0003】一般に、インクジェット記録装置では、上
記の吐出口内のインクの蒸発乾燥に起因するヨレやイン
クの不吐出を解消するために、次のような構成が採られ
ている。
【0004】まず、非記録動作時に、記録ヘッドの吐出
口が形成されている吐出口面をキャップで覆うことによ
り、吐出口内のインクが蒸発乾燥するのを防止する。万
が一、インクが増粘・固着して吐出不良を起こしたり、
吐出口面に異物が付着した場合には、キャップの内部に
接続された吸引ポンプによって、吐出口内の増粘したイ
ンクや吐出口形成面上の異物をインクとともに吸引して
排出し、それによって正常な吐出状態に回復(「吸引回
復」という)させるようになっている。
【0005】また、オンデマンド型のインクジェット記
録方式の記録動作においては、一つのヘッドに設けられ
た複数の吐出口の全てを常に使用しているわけではな
く、ある時間以上使用されない不使用ノズルがある。ま
た、カラー記録装置のように、各色のインク毎の複数の
記録ヘッドを有する場合に、記録データが転送されずに
記録ヘッド全体が不使用となる場合もある。記録動作時
に、キャリッジと共に記録ヘッドを走査させるいわゆる
シリアルスキャン方式において、不使用の記録ヘッドの
吐出口面がキャップされない状態のまま、キャリッジが
長時間連続して走査または停止した場合、長時間連続し
てインクを吐出しない吐出口内のインクが蒸発乾燥して
しまい、結果としてインクの吐出性能の低下、記録画像
の低下を引き起こしてしまう。このような現象を防止す
るためにインクジェット記録装置では、一般的に、ある
時間間隔毎に、記録データとは無関係に所定の場所でイ
ンクの吐出を行い、ノズル内のインクを排出してフレッ
シュなインクに変えることによって、インクの吐出状態
を常に適正に保つことが行われている。このようなイン
クの吐出動作は「予備吐出」と称されている。
【0006】上記の予備吐出によって吐出されるインク
は、被記録媒体や記録装置内部に飛散して汚れが発生し
ないように、回復ユニットのキャップ内や、別に設けた
予備吐出ポジションと称される場所に向けて吐出され、
最終的に廃インクタンク内に貯蔵される。キャップ内に
インクを吐出する従来例は、例えば、特開昭59−70
53号公報、特開平4−52219号公報に記載されて
いる。
【0007】最近では、記録画像の品位を向上させるた
めに、記録インク以外に、記録性を向上させるための特
殊な記録性向上液を被記録媒体上に吐出させることによ
って、被記録媒体上でインクを不溶化させて耐水性を良
くしたり、にじみを防止したりしながら記録を行うイン
クジェット記録装置も提案されている。このようなイン
クジェット記録装置では、記録ヘッドと記録性向上液と
が記録装置内で混ざり合わないように、それらの予備吐
出の受け部を離れた位置に複数設定するようにしてい
る。しかしながら、予備吐出の位置を複数箇所に設ける
ことは装置の大型化につながる。そこで、記録装置を小
型化するために、キャップ内を予備吐出位置として有効
に活用することが行われる。また、最近では、垂れ幕の
ような長尺の記録用紙(バナー紙)にも画像を記録する
ことが要求されている。このような長尺な記録紙に印字
等をする場合には、通常のコピー用紙などの規定サイズ
(A4、リーガルサイズ等)の紙に印字する場合に比べ
て、印字動作中における予備吐出の回数も増えるため、
予備吐出に使用されるインクの量も多くなる。キャップ
内に予備吐出する場合は、キャップ内に溜まったインク
を、キャップの内部に接続された吸引ポンプで適宜吸引
除去(以下、「空吸引」という)しなければならず、こ
の空吸引の動作が記録動作の途中に入るとスループット
の低下を招くことになる。特開平3−234638号公
報には、キャップ内に予備吐出をし、そして記録が1ペ
ージ分終了したときに、キャップ内に残留したインクを
空吸引するインクジェット記録装置が記載されている。
【0008】また、インクジェット記録装置において、
記録ヘッドを搭載したキャリッジ(キャリア)部を紙な
どの被記録媒体の搬送方向に対して直角の方向に往復走
査させる所謂シリアルタイプの記録装置の場合は、主と
してキャリッジを駆動するための駆動源(モータなど)
と、被記録媒体を搬送するための駆動源と、記録ヘッド
の吐出状態を回復するための回復処理を行う回復手段を
駆動するための駆動源とを備え、これらの駆動源を必要
に応じて駆動して被記録媒体上に記録を行っている。近
年では、記録装置の小型化、コストダウン化の点から、
被記録媒体を搬送するための駆動源と回復手段のための
駆動源を共通化し、一つの駆動源を切り替えて使用する
ことにより、それら2つの機能を果す装置が多く存在し
ている。例えば、特開平1−82962号公報には、記
録ヘッドの回復処理のための吸引ポンプの駆動用モータ
と、被記録媒体としての用紙を送る紙送りモータとを兼
用させる記録装置が記載されている。
【0009】このように搬送系と回復系とを同一のモー
タで駆動させる場合においては、次のような問題が生じ
ることがあった。例えば、被記録媒体としての記録用紙
が記録装置にセットされている状態のときに回復処理の
動作を実行しようとした場合、同一のモータを使用して
いるために、回復処理の動作に応じて記録用紙が搬送さ
れてしまう。そのため、記録用紙の位置がずれてしま
い、記録画像がうまくつながらなかったり、またある時
には、記録途中の記録用紙が記録位置の搬送系から外れ
てしまうことがあった。これらの問題を回避するために
は、印字動作中、あるいは記録用紙が搬送系にある間
は、回復動作を行わない、または行わせないように制御
することが必要であった。また、このようなインクジェ
ット記録装置によって、前述したような長尺の記録紙に
印字を行おうとした場合には、予備吐出のインク量が多
くなり、しかも印字動作の途中で空吸引の動作を行うこ
ともできないために、予備吐出を行っているとキャップ
内からインクがあふれて、記録装置内部を汚染してしま
うおそれがある。
【0010】本発明の目的は、画像の記録に寄与しない
インクを記録ヘッドから吐出させる予備吐出を効率よく
行うことができるインクジェット記録装置およびインク
ジェット記録方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のインクジェット
記録装置は、吐出口からインクを吐出可能な記録ヘッド
を用いて、被記録媒体に画像を記録するインクジェット
記録装置において、前記記録ヘッドとの相対移動によっ
て前記吐出口が形成された吐出口面を覆うことができ、
かつ前記吐出口から吐出されるインクを受容可能なキャ
ップと、前記記録ヘッドとの相対移動によって前記吐出
口と対向することができ、かつ前記吐出口から吐出され
るインクを受容可能な受け部と、前記キャップまたは前
記受け部に対して、画像の記録に寄与しないインクを前
記吐出口から吐出させる予備吐出制御手段と、前記予備
吐出制御手段によって前記キャップに吐出されたインク
の量を計数する計数手段と、前記計数手段による計数量
が所定量以上となったときに、前記予備吐出制御手段に
よって前記キャップにインクが吐出されることを禁止す
る制限手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】本発明のインクジェット記録方法は、吐出
口からインクを吐出可能な記録ヘッドを用いて、被記録
媒体に画像を記録するインクジェット記録方法におい
て、前記記録ヘッドとの相対移動によって前記吐出口が
形成された吐出口面を覆うことができ、かつ前記吐出口
から吐出されるインクを受容可能なキャップと、前記記
録ヘッドとの相対移動によって前記吐出口と対向するこ
とができ、かつ前記吐出口から吐出されるインクを受容
可能な受け部とを備え、前記キャップまたは前記受け部
に対して、画像の記録に寄与しないインクを前記吐出口
から吐出させ、前記キャップに吐出されたインクの量が
所定量以上となったときに、前記キャップにインクが吐
出されることを禁止することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。
【0014】(第1の実施形態)図1から図6は、本発
明の第1の実施形態を説明するための図である。
【0015】図1は、本発明を適用したインクジェット
記録装置の概略斜視図である。図1において、Cはイン
クジェットカートリッジであり、上方にインクタンク、
下方に記録ヘッドを有し、さらに記録ヘッドを駆動する
ための信号などを受容するコネクタが設けられている。
2はキャリッジであり、複数のカートリッジC、例え
ば、それぞれのインクタンク部に、イエロー、マゼン
タ、シアン、ブラックインクなどの異なった色のインク
を収容している複数のカートリッジCが位置決めして搭
載される。また、キャリッジ2には、各カートリッジC
の記録ヘッドを駆動するための信号などを伝達するコネ
クタホルダーを設けていて、記録ヘッドと電気的に接続
されるようになっている。本例では、左からイエロー、
マゼンタ、シアン、ブラックインクをインクタンク部内
に収納したカートリッジCが搭載される。
【0016】11は、記録ヘッドを走査させる主走査方
向に延在してキャリッジ2を摺動自在に支持する走査レ
ール、53は、キャリッジ2を主走査方向に往復動させ
るための駆動力を伝達する駆動ベルトである。また、1
5,16および17,18は、記録ヘッドによる被記録
媒体の記録位置の前後に配置された搬送ローラ対であ
り、被記録媒体を挾持して搬送する。Pは紙などの被記
録媒体であり、その被記録面を平坦に規制するプラテン
(不図示)の案内面に圧接されている。キャリッジ2に
搭載されたインクジェットカートリッジCの記録ヘッド
は、キャリッジ2から下方へ突出して搬送用ローラ1
6,18間に位置し、記録ヘッドの吐出口が形成されて
いる吐出口形成面は、プラテン(不図示)の案内面に圧
接された被記録媒体Pと平行に対向するようになってい
る。
【0017】本例のインクジェット記録装置において
は、回復系ユニットが図1の左側にあるホームポジショ
ン側に配設されている。回復系ユニットにおいて、30
0は、複数のインクジェットカートリッジCの記録ヘッ
ドのそれぞれに対応して設けられたキャップユニットで
あり、上下方向に昇降可能である。このキャップユニッ
ト300は、キャリッジ2がホームポジションにあると
きに、記録ヘッドと接合してこれをキャッピングし、記
録ヘッドの吐出口内のインクの蒸発を防止して、インク
が増粘・固着して吐出不良となることを防ぐ。また、キ
ャップユニット300の内部は、不図示のポンプユニッ
トに連通されている。そのポンプユニットは必要に応じ
て負圧を生じさせる。負圧を生じる時期は、例えば、記
録ヘッドが万が一吐出不良になった場合に、キャップユ
ニット300と記録ヘッドとを接合させて行う吸引回復
時や、キャップユニット300のキャップ内に予備吐出
されたインクを空吸引するときなどである。本例では、
被記録媒体Pを搬送するための搬送用の駆動モータと、
回復系ユニットを動作させるための駆動モータとを同一
のものとして共通化している。401は、被記録媒体P
に対する記録動作領域を挟んでホームポジションと反対
側に設けられた予備吐出受け部であり、この予備吐出受
け部401において、インクジェットヘッドの予備吐出
を行う。さらに、ゴムなどの弾性部材で形成されたブレ
ードを設けて、吐出口形成面に付着した液滴をワイピン
グするような構成としてもよい。
【0018】図2は、記録ヘッドとインクタンク部とが
一体となったインクジェットカートリッジCの斜視図で
ある。カートリッジCは、上方にインクタンク部T、下
方に記録ヘッド86を有しており、さらに、インクタン
ク部Tと並ぶ位置にヘッド側コネクタ85が設けられて
いる。このコネクタ85は、記録ヘッド86を駆動する
ための信号などを受容すると共に、インク残量検知信号
の出力を行う。記録ヘッド86には、図中下方の底面側
に開口する複数の吐出口を有する吐出口面1が形成され
ており、各吐出口に連通する液路部分には、インクを吐
出するために必要とされるエネルギーを発生する吐出エ
ネルギー発生素子が配置されている。
【0019】図3は、以上のように構成されたインクジ
ェット記録装置の各部を制御するための制御系の構成例
を説明するためのブロック図である。図3中の100
は、CPU101、ROM102、RAM103、時間
を計測するためのタイマ104などを中心に構成された
プリンタ制御部であり、ROM102に格納されたプロ
グラムにしたがって装置各部の制御を行う。121は、
制御部100からの信号に基づいてキャリッジを主走査
方向に移動させるべく、キャリッジモータ52を駆動す
るためのモータドライバである。122は、制御部10
0からの信号に基づいて給紙ローラおよび紙送りローラ
を駆動して、被記録媒体Pを副走査方向に搬送すべく、
搬送モータ130を駆動するためのモータドライバであ
る。120は、制御部100からの印字データに基づい
て記録ヘッド86の各吐出エネルギー発生素子を駆動す
るためのヘッドドライバである。これらによって被記録
媒体P上への記録動作が実行される。105は、各種キ
ーの入力および各種表示を行う操作・表示部である。1
40は、被記録媒体Pとしての紙の有り無しを検出する
ためのセンサや、キャリッジ2のホームポジションに移
動したことを検出するホームポジションセンサなどを含
む各種センサであり、これらの検出信号に基づいて、キ
ャリッジ2の位置や被記録媒体Pの有り無しなどを認識
する。なお、搬送モータ130は、駆動伝達ギア(不図
示)を切り替えることにより、インクジェット記録ヘッ
ド86の吐出状態を維持・回復するための回復処理を行
う回復ユニットも駆動する。また、150はインクジェ
ット記録装置の制御部に対して印字等の記録データを供
給するためのホスト装置である。
【0020】次に、図4を参照しながら本例での予備吐
出動作について説明する。図4は、インクジェット記録
装置を前面から視た要部の概略図である。
【0021】図4において60は、被記録媒体Pに平坦
な記録面を形成するためのプラテンであり、その上面に
て被記録媒体Pが搬送される。そして、矢印aおよびb
方向にキャリッジ2を移動させながら、被記録媒体P上
にインクを吐出して画像を記録していく。被記録媒体P
に対する記録領域から左側に外れたホームポジション側
にはキャップ300が備えられ、また記録領域から右側
に外れた位置には予備吐出受け部401が備えられてい
る。そして、記録動作中に所定の時間間隔で、キャップ
300または予備吐出受け部401のいずれかの位置に
キャリッジ2を移動させて、予備吐出を行うようにして
いる。キャップ300の内部に予備吐出する場合には、
図5に示すように、キャップ300の内部にインク吸収
体310を設けることがインクの漏れや跳ね返りを防止
する上において好ましい。
【0022】図6は、予備吐出制御の例を示すフローチ
ャートである。本例においては、キャリッジ2の図4中
矢印a,b方向のいずれの走査においても記録可能(往
復記録)となっている。また、予め、キャップ300内
でインクが受容できる量に基づいて、キャップ300内
に予備吐出できるインク滴の吐出数つまりドット数Xを
決定しておく。そのドット数Xの設定値は、キャップ3
00からインクが溢れ出すなどの弊害が無ければ特に限
定されるものではなく、キャップ300内で受容できる
インク量以下であればよい。実際には、キャップ300
内に受容できる最大のドット数分の半分以下とすること
が好ましい。予備吐出などを含め、インクジェット記録
ヘッド86から吐出されるインク液滴の体積は、ヘッド
86の駆動条件などが決まっていればほとんど同じ値と
なるため、予備吐出時におけるインク滴の吐出数つまり
ドット数Nをカウントすることにより、キャップ300
内に打ち込まれたインクの総量を知ることができる。1
回の予備吐出のドット数が決まっていれば、予備吐出の
回数をカウントするようにしてもよい。また、記録動作
中は、タイマを用いて、所定の時間間隔で定期的に予備
吐出を行う。
【0023】まず、印字等の記録が開始されると、図6
のステップS1において、CPU101は、キャップ3
00内への予備吐出のドット数Nをカウントするための
予備吐出カウンタを初期化する。このドット数のカウン
ト手段としての予備吐出カウンタは、ハードウェアでも
ソフトウェアでも実現することができ、いずれの計数方
法を用いてもよい。次に、ステップS2にて1行分の記
録を行う。そして、ステップS3において、予備吐出の
実行タイミングであるか否かを判断する。その予備吐出
のタイミングでなければ、ステップS8に進み、そして
1ページ分の記録が終了していなければステップS8か
らステップS2に戻る。また、ステップS3にて、予備
吐出のタイミングであれば、ステップS4にて、予備吐
出カウンタのカウント値Nが所定値Xよりも大きいか否
かを判断し、否定判定のときは、ステップS5にて、キ
ャリッジ2をキャップ300または予備吐出受け部40
1のいずれかの位置に移動させて予備吐出を行う。その
際、キャリッジ2の記録方向に応じて、予備吐出の位置
をキャップ300側にするか予備吐出受け部401側に
するかを決定する。例えば、キャリッジ2が図4中の矢
印a方向に走査する記録中に予備吐出のタイミングとな
ったときは、そのキャリッジ2を予備吐出受け部401
側に移動させて予備吐出を行う。一方、キャリッジ2が
図4中の矢印b方向に走査する記録中に予備吐出のタイ
ミングとなったときは、そのキャリッジ2をホームポジ
ションのキャップ300側に移動させて予備吐出を行
う。キャップ300内に予備吐出した場合には、ステッ
プS7において、予備吐出カウンタがドット数Nをカウ
ントアップする。その後、次にステップS8において、
1ページ分の記録が終了したか否かを判断し、1ページ
分の記録が終了したときは、ステップS9にて空吸引を
してキャップ300内のインクを除去してから記録を終
了する。また、ステップS8において1ページ分の記録
が終了していないと判断されたときは、ステップS2に
戻る。一方、ステップS4にて、予備吐出カウンタのカ
ウント値Nが所定値Xよりも大きかったときは、ステッ
プS6において、キャリッジ2の記録方向の如何に拘ら
ず常に予備吐出受け部401のみにて予備吐出を行い、
キャップ300側における予備吐出は禁止する。
【0024】予備吐出カウンタのリセットのタイミング
は空吸引後としてもよい。また、上記の例では、記録中
のキャリッジ2の移動方向に応じて、予備吐出の位置と
してキャップ300側か予備吐出受け部401側かを選
択するようにしたが、特に、これに限定されるものでは
ない。例えば予備吐出のタイミングがきた時の、キャリ
ッジ2の位置に応じて、キャップ300と予備吐出受け
部401のいずれかのキャリッジ2に近い方を予備吐出
位置として選択するようにしてもよい。
【0025】また、本例においては、予備吐出を記録時
に行うようにしているが、予備吐出のタイミングはこれ
に限らず、記録動作の開始等の時点において、ヘッド8
6をキャッピングしているキャップ300がヘッド86
から相対的に離れる時つまりキャップオープン時に、キ
ャップ300に予備吐出させてもよい。または、ホスト
装置150からのデータ転送が遅くて記録動作の待機状
態にある時にも、ある時間間隔で予備吐出を実行するよ
うにしてもよい。すなわち、予備吐出カウンタのカウン
ト時期は特に記録時中に限ったものではなく、この場合
には、キャップ300側において実行される予備吐出の
ドット数はすべてカウントするようにし、このカウント
値Nが所定値Xを超えたときには、キャップ部300側
では予備吐出を行わないようにすればよい。
【0026】さらに、本例では1ページ分の記録終了後
に空吸引をするようにしているが、これも特に限定する
ものではなく、複数のページを連続して記録するような
場合には、カウント値Nが所定値を超えるまでは、1ペ
ージ分の記録終了後でも空吸引は実施せず、カウント値
Nが所定値を超えた時の排紙後に空吸引を実施するよう
にしてもよい。
【0027】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態を図7および図8を参照して説明する。
【0028】図7は、本例に適用したインクジェット記
録装置の概略斜視図であり、図8は、本例のインクジェ
ット記録装置を前面から視た要部の概略図である。本例
の場合、4つのインクジェットカートリッジCの内、左
から3つのインクジェットカートリッジC1,C2,C
3はそれぞれ異なった色のインクを収容して、それらの
有色インクを記録ヘッドから吐出させる。また、一番右
側のインクジェットカートリッジC4には、インク中の
色素を不溶化して耐水性や記録品位を向上させることの
できる記録性向上液が収容されていて、その記録性向上
液を記録ヘッドから吐出させるようになっている。40
1は、インクジェットカートリッジC1,C2,C3の
記録ヘッドから予備吐出された有色インクを受けるため
の予備吐出受け部である。402は、記録領域を挟んで
ホームポジションと反対側に設けられた第2の予備吐出
受け部であり、インクジェットカートリッジC4の記録
ヘッドからの予備吐出される記録性向上液を受ける。そ
れ以外の構成は、前述した第1実施形態と同様である。
本例のインクジェット記録装置は、被記録媒体P上にイ
ンクと記録性向上液を吐出させ、被記録媒体P上でイン
クと記録性向上液を混合させることにより、インク中の
色素を瞬時に不溶化して記録画像の耐水性を向上させた
り、不当なにじみを防止して画像品位を向上させること
ができる。
【0029】本例の記録装置は、基本的には、記録動作
中に予備吐出タイミングとなったときに、各色のインク
を吐出するカートリッジC1,C2,C3の記録ヘッド
による予備吐出は、キャリッジ2がインク用の予備吐出
受け部401側に移動することによって行われ、その予
備吐出受け部401内に一定量のインクが予備吐出され
る。一方、記録性向上液を吐出するカートリッジC4の
記録ヘッドによる予備吐出は、キャリッジ2が処理液用
の予備吐出受け部402側に移動することによって行わ
れ、その予備吐出受け部402内に一定量の記録性向上
液が予備吐出される。このように、有色インクと記録性
向上液は同じ予備吐出受け部に吐出されないため、予備
吐出受け部およびその近傍でインクと記録性向上液との
接触による凝集物の堆積が起こらない。
【0030】また、本例においては、記録ヘッドからキ
ャップ300を離脱した後や、キャップ300が記録ヘ
ッドから離脱している状態で記録データが転送されてく
るのを待機しているとき、特に、被記録媒体Pが搬送系
内にある状態でホスト装置150から記録データが送ら
れてくるのを待機しているときは、記録性向上液の予備
吐出を第2の予備吐出受け部402に対してではなく、
記録性向上液のインクジェットカートリッジC4の記録
ヘッドに対応したキャップ300、つまり図8中の一番
右側のキャップ300に対して行う。これにより、記録
データが転送されていないにも拘らずキャリッジ2をホ
ームポジションとは反対側の第2の予備吐出受け部40
2まで移動させることがなく、キャリッジ2の無駄な移
動を伴うことなく、ホームポジション側において予備吐
出させることができる。この場合には、キャップ300
に対する記録性向上液の予備吐出の量を第1の実施形態
の場合と同様にカウントし、そのカウント値が所定値を
超えたら記録性向上液の予備吐出をキャップ300では
行わず、キャリッジ2を第2の予備吐出受け部402に
まで移動させて、その予備吐出受け部402にて予備吐
出を行うように切り替える。そして、すべての記録が終
了して、被記録媒体Pとしての記録用紙が排紙された時
点において、予備吐出カウンタのカウント値Nが所定値
を超えていれば空吸引を行う。
【0031】本例によれば、記録動作の待機中における
記録性向上液の予備吐出に対応するキャップ300にお
いて行うことにより、無駄にキャリッジ2を移動させる
ことなく予備吐出を行うことができ、しかも、そのキャ
ップ300から記録性向上液があふれる前に、そのキャ
ップ300への予備吐出を禁止しているため、信頼性を
損なうことなくスムーズに予備吐出を行うことができ
る。
【0032】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
【0033】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0034】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0035】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0036】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0037】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0038】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0039】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0040】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、画像の
記録に寄与しないインクを記録ヘッドから吐出させる予
備吐出をキャップまたは受け部に対して行い、キャップ
に対して所定量以上のインクを予備吐出したときは、そ
のキャップに対するインクの予備吐出を禁止することに
より、予備吐出を効率よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態におけるインクジェッ
ト記録装置の概略斜視図である。
【図2】図1のインクジェット記録装置で用いられるイ
ンクジェットカートリッジの斜視図である。
【図3】図1のインクジェット記録装置における制御系
の構成を示すブロック図である。
【図4】図1のインクジェット記録装置における予備吐
出受け部の位置関係および予備吐出動作の説明図であ
る。
【図5】図4に示すキャップの拡大断面図である。
【図6】図1のインクジェット記録装置における予備吐
出の制御手順を説明するためのフローチャートである。
【図7】本発明の第2の実施形態におけるインクジェッ
ト記録装置の概略斜視図である。
【図8】図7のインクジェット記録装置における予備吐
出受け部の位置関係および予備吐出動作の説明図であ
る。
【符号の説明】
2 キャリッジ 86 記録ヘッド 100 プリンタ制御部 300 キャップ 401 予備吐出受け部 C インクジェットカートリッジ P 被記録媒体

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吐出口からインクを吐出可能な記録ヘッ
    ドを用いて、被記録媒体に画像を記録するインクジェッ
    ト記録装置において、 前記記録ヘッドとの相対移動によって前記吐出口が形成
    された吐出口面を覆うことができ、かつ前記吐出口から
    吐出されるインクを受容可能なキャップと、 前記記録ヘッドとの相対移動によって前記吐出口と対向
    することができ、かつ前記吐出口から吐出されるインク
    を受容可能な受け部と、 前記キャップまたは前記受け部に対して、画像の記録に
    寄与しないインクを前記吐出口から吐出させる予備吐出
    制御手段と、 前記予備吐出制御手段によって前記キャップに吐出され
    たインクの量を計数する計数手段と、 前記計数手段による計数量が所定量以上となったとき
    に、前記予備吐出制御手段によって前記キャップにイン
    クが吐出されることを禁止する制限手段とを備えたこと
    を特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記予備吐出制御手段は、前記記録ヘッ
    ドを用いて画像を記録中のときに、所定の時間間隔毎に
    前記キャップまたは前記受け部に対してインクを吐出さ
    せることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット
    記録装置。
  3. 【請求項3】 前記予備吐出制御手段は、前記キャップ
    が前記記録ヘッドから相対的に離脱するとき、および前
    記キャップが前記記録ヘッドから相対的に離脱したまま
    画像の記録データの入力を待つ待機状態のときは、前記
    キャップに対してインクを吐出させ、前記記録ヘッドを
    用いて画像を記録しているときは、前記受け部に対して
    インクを吐出させることを特徴とする請求項1または2
    に記載のインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記計数手段は、前記吐出口から吐出さ
    れるインク滴の数に基づいて、前記キャップに吐出され
    たインクの量を計数することを特徴とする請求項1から
    3のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 前記キャップに吐出されたインクを排出
    させる手段を備えたことを特徴とする請求項1から4の
    いずれかに記載のインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 前記記録ヘッドを主走査方向に往復移動
    させる移動手段と、 前記被記録媒体を前記主走査方向と略直交する副走査方
    向に搬送する搬送手段とを備えたことを特徴とする請求
    項1から5のいずれかに記載のインクジェット記録装
    置。
  7. 【請求項7】 前記キャップは、前記主走査方向の一方
    側に移動した前記記録ヘッドと対向する位置に配備さ
    れ、 前記受け部は、前記主走査方向の他方側に移動した前記
    記録ヘッドと対向する位置に配備されたことを特徴とす
    る請求項6に記載のインクジェット記録装置。
  8. 【請求項8】 前記予備吐出制御手段は、前記記録ヘッ
    ドを用いて画像を記録中のときに、所定の時間間隔毎
    に、前記記録ヘッドの移動方向に応じて前記キャップま
    たは前記受け部に対してインクを吐出させることを特徴
    とする請求項7に記載のインクジェット記録装置。
  9. 【請求項9】 前記予備吐出制御手段は、前記記録ヘッ
    ドを用いて画像を記録中のときに、所定の時間間隔毎
    に、前記記録ヘッドの移動位置に応じて前記キャップま
    たは前記受け部に対してインクを吐出させることを特徴
    とする請求項7に記載のインクジェット記録装置。
  10. 【請求項10】 前記記録ヘッドは、前記吐出口からイ
    ンクを吐出させるための吐出エネルギーを発生する吐出
    エネルギー発生部を有することを特徴とする請求項1か
    ら9のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  11. 【請求項11】 前記吐出エネルギー発生部は、インク
    に熱エネルギーを付与する電気熱変換体であることを特
    徴とする請求項10に記載のインクジェット記録装置。
  12. 【請求項12】 吐出口からインクを吐出可能な記録ヘ
    ッドを用いて、被記録媒体に画像を記録するインクジェ
    ット記録方法において、 前記記録ヘッドとの相対移動によって前記吐出口が形成
    された吐出口面を覆うことができ、かつ前記吐出口から
    吐出されるインクを受容可能なキャップと、 前記記録ヘッドとの相対移動によって前記吐出口と対向
    することができ、かつ前記吐出口から吐出されるインク
    を受容可能な受け部とを備え、 前記キャップまたは前記受け部に対して、画像の記録に
    寄与しないインクを前記吐出口から吐出させ、 前記キャップに吐出されたインクの量が所定量以上とな
    ったときに、前記キャップにインクが吐出されることを
    禁止することを特徴とするインクジェット記録方法。
  13. 【請求項13】 前記記録ヘッドを用いて画像を記録中
    のときは、所定の時間間隔毎に前記キャップまたは前記
    受け部に対してインクを吐出させることを特徴とする請
    求項12に記載のインクジェット記録方法。
  14. 【請求項14】 前記キャップが前記記録ヘッドから相
    対的に離脱するとき、および前記キャップが前記記録ヘ
    ッドから相対的に離脱したまま画像の記録データの入力
    を待つ待機状態のときは、前記キャップに対してインク
    を吐出させ、前記記録ヘッドを用いて画像を記録してい
    るときは、前記受け部に対してインクを吐出させること
    を特徴とする請求項12または13に記載のインクジェ
    ット記録方法。
  15. 【請求項15】 前記吐出口から吐出されるインク滴の
    数に基づいて、前記キャップに吐出されたインクの量を
    計数することを特徴とする請求項12から14のいずれ
    かに記載のインクジェット記録方法。
JP8636197A 1997-04-04 1997-04-04 インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法 Pending JPH10278299A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8636197A JPH10278299A (ja) 1997-04-04 1997-04-04 インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8636197A JPH10278299A (ja) 1997-04-04 1997-04-04 インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10278299A true JPH10278299A (ja) 1998-10-20

Family

ID=13884754

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8636197A Pending JPH10278299A (ja) 1997-04-04 1997-04-04 インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10278299A (ja)

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002014074A1 (fr) * 2000-08-11 2002-02-21 Copyer Co.,Ltd. Imprimante a jet d'encre et procede de nettoyage du systeme de restauration
JP2002240309A (ja) * 2001-02-21 2002-08-28 Sony Corp インクジェットヘッド及びインクジェットプリンタ
JP2002361889A (ja) * 2001-06-07 2002-12-18 Canon Inc 記録装置及び予備吐出制御方法
JP2005238712A (ja) * 2004-02-27 2005-09-08 Canon Inc 記録装置及び回復制御方法
US6991314B2 (en) 2000-04-18 2006-01-31 Seiko Epson Corporation Ink-jet recording apparatus
JP2007118317A (ja) * 2005-10-26 2007-05-17 Seiko Epson Corp ヘッドメンテナンス方法、ヘッドメンテナンス装置、及びプリンタ
JP2007125900A (ja) * 2007-02-19 2007-05-24 Seiko Epson Corp インクジェット式記録装置および同装置におけるフラッシング制御方法
US7374267B2 (en) 2004-06-08 2008-05-20 Canon Kabushiki Kaisha Inkjet printing apparatus and inkjet printing method
US7448721B2 (en) 2004-06-08 2008-11-11 Canon Kabushiki Kaisha Inkjet printing apparatus and inkjet printing method
WO2008149999A1 (ja) * 2007-06-07 2008-12-11 Seiko Precision Inc. プリンタ
JP2008302572A (ja) * 2007-06-07 2008-12-18 Seiko Precision Inc プリンタ
JP2009000911A (ja) * 2007-06-21 2009-01-08 Seiko Precision Inc プリンタ
JP2011093177A (ja) * 2009-10-29 2011-05-12 Seiko Epson Corp インクジェットプリンターのフラッシング制御方法およびインクジェットプリンター
JP2012153022A (ja) * 2011-01-26 2012-08-16 Canon Inc インクジェット記録装置の制御方法およびインクジェット記録装置
JP2015066729A (ja) * 2013-09-27 2015-04-13 ブラザー工業株式会社 インクジェット記録装置
JP2018154017A (ja) * 2017-03-17 2018-10-04 株式会社沖データ インクジェットプリンタ

Cited By (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6991314B2 (en) 2000-04-18 2006-01-31 Seiko Epson Corporation Ink-jet recording apparatus
CN1308148C (zh) * 2000-08-11 2007-04-04 佳能精技股份有限公司 喷墨打印机以及恢复系统的清洗方法
EP1312479A1 (en) * 2000-08-11 2003-05-21 Copyer Co., Ltd. Ink-jet recorder and method for cleaning restoring system
US6796633B1 (en) 2000-08-11 2004-09-28 Canon Finetech Inc. Ink-jet recorder and method for cleaning restoring system
EP1312479A4 (en) * 2000-08-11 2006-06-07 Canon Finetech Inc INK JET PRINTER AND METHOD FOR CLEANING THE RESTORATION SYSTEM
WO2002014074A1 (fr) * 2000-08-11 2002-02-21 Copyer Co.,Ltd. Imprimante a jet d'encre et procede de nettoyage du systeme de restauration
JP2002240309A (ja) * 2001-02-21 2002-08-28 Sony Corp インクジェットヘッド及びインクジェットプリンタ
KR100870622B1 (ko) * 2001-02-21 2008-11-27 소니 가부시끼 가이샤 잉크젯 헤드 및 잉크젯 프린터
JP2002361889A (ja) * 2001-06-07 2002-12-18 Canon Inc 記録装置及び予備吐出制御方法
US6746096B2 (en) 2001-06-07 2004-06-08 Canon Kabushiki Kaisha Recording apparatus and predischarge control method
JP4590129B2 (ja) * 2001-06-07 2010-12-01 キヤノン株式会社 記録装置及び予備吐出制御方法
JP2005238712A (ja) * 2004-02-27 2005-09-08 Canon Inc 記録装置及び回復制御方法
JP4630558B2 (ja) * 2004-02-27 2011-02-09 キヤノン株式会社 記録装置及び回復制御方法
US7374267B2 (en) 2004-06-08 2008-05-20 Canon Kabushiki Kaisha Inkjet printing apparatus and inkjet printing method
US7448721B2 (en) 2004-06-08 2008-11-11 Canon Kabushiki Kaisha Inkjet printing apparatus and inkjet printing method
JP2007118317A (ja) * 2005-10-26 2007-05-17 Seiko Epson Corp ヘッドメンテナンス方法、ヘッドメンテナンス装置、及びプリンタ
JP4586807B2 (ja) * 2007-02-19 2010-11-24 セイコーエプソン株式会社 インクジェット式記録装置
JP2007125900A (ja) * 2007-02-19 2007-05-24 Seiko Epson Corp インクジェット式記録装置および同装置におけるフラッシング制御方法
WO2008149999A1 (ja) * 2007-06-07 2008-12-11 Seiko Precision Inc. プリンタ
JP2008302572A (ja) * 2007-06-07 2008-12-18 Seiko Precision Inc プリンタ
JP2009000911A (ja) * 2007-06-21 2009-01-08 Seiko Precision Inc プリンタ
JP2011093177A (ja) * 2009-10-29 2011-05-12 Seiko Epson Corp インクジェットプリンターのフラッシング制御方法およびインクジェットプリンター
JP2012153022A (ja) * 2011-01-26 2012-08-16 Canon Inc インクジェット記録装置の制御方法およびインクジェット記録装置
JP2015066729A (ja) * 2013-09-27 2015-04-13 ブラザー工業株式会社 インクジェット記録装置
JP2018154017A (ja) * 2017-03-17 2018-10-04 株式会社沖データ インクジェットプリンタ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR940007478B1 (ko) 잉크제트 기록방법과 이것을 실시하기 위한 칼라 잉크제트 기록장치
JP2832776B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2004082629A (ja) 記録装置及び予備吐出制御方法
JPH10278299A (ja) インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
JPH10264485A (ja) 記録装置およびチェックパターン記録方法
JP3347402B2 (ja) インクジェット記録装置
JP4590129B2 (ja) 記録装置及び予備吐出制御方法
JP3667096B2 (ja) インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法
JP2003159827A (ja) インクジェット記録方法、インクジェット記録装置、画像処理方法、プログラム、記憶媒体
JP2000094701A (ja) インクジェット記録装置及びクリーニング制御方法
JP3239927B2 (ja) インクジェット式カラー記録装置
US6755506B2 (en) Ink jet print head and ink jet printing apparatus
JP2007268806A (ja) 記録装置及び吸引回復方法
JP2931386B2 (ja) インクジェット記録装置および方法
JP4162760B2 (ja) インクジェットプリント装置
JPH06191060A (ja) インクジェット記録装置
JP3231144B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2818015B2 (ja) インクジェット記録装置
JP3913062B2 (ja) インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
JP2001096768A (ja) インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
JPH04368877A (ja) 画像形成装置
JP2000015835A (ja) インクジェットプリント装置およびインクジェットプリント方法
JPH06305159A (ja) インクジェット記録装置
JPH09262975A (ja) インクジェット記録装置
JPH06270415A (ja) インクジェット記録装置