JP2002240309A - インクジェットヘッド及びインクジェットプリンタ - Google Patents

インクジェットヘッド及びインクジェットプリンタ

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JP2002240309A JP2001045271A JP2001045271A JP2002240309A JP 2002240309 A JP2002240309 A JP 2002240309A JP 2001045271 A JP2001045271 A JP 2001045271A JP 2001045271 A JP2001045271 A JP 2001045271A JP 2002240309 A JP2002240309 A JP 2002240309A
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    • B41J2/16535Cleaning of print head nozzles using wiping constructions
    • B41J2/16544Constructions for the positioning of wipers
    • B41J2/16547Constructions for the positioning of wipers the wipers and caps or spittoons being on the same movable support

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インク吐出面を保護するヘッドキャップに
クリーニング部材を設けることによって、プリンタ本体
の小型化を図ろうとする。 【解決手段】 インクカートリッジ3から供給されるイ
ンクを吐出させるインク吐出孔が設けられたインク吐出
面6を有するプリントヘッド4に対し相対的に移動し且
つ着脱可能に装着され、該プリントヘッド4のインク吐
出面6を保護するヘッドキャップ5と、このヘッドキャ
ップ5の上記プリントヘッド4側にその長手方向に設け
られ、上記プリントヘッド4のインク吐出面6をクリー
ニングするクリーニングローラ7とを備えたものであ
る。これにより、プリンタ本体の小型化を図ることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット方
式によるインクジェットヘッド及びインクジェットプリ
ンタに関し、詳しくは、インク吐出面を保護するヘッド
キャップにクリーニング部材を設けることによって、プ
リンタ本体の小型化を図ろうとするインクジェットヘッ
ド及びインクジェットプリンタに係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のインクジェットプリンタにおい
て、クリーニング部材を用いてインクジェットヘッドの
インク吐出面をクリーニングする技術としては、特開昭
57−61574号公報、特開平6−255117号公
報等に記載されたものがある。
【0003】特開昭57−61574号公報に記載され
たものは、シリアルタイプのインクジェットヘッドを有
するもので、該インクジェットヘッドはガイド機構によ
り記録紙の幅方向に案内されて往復移動し、上記記録紙
の幅方向の一側外方に設けられたヘッドの収容位置と該
記録紙に印字、印画を開始する位置との間に、周面にイ
ンク吸収層を有して回転可能に保持されたクリーニング
ローラが設けられていた。そして、上記インクジェット
ヘッドのインク吐出面を、印字開始時と終了時の往復移
動時に上記クリーニングローラに接触させてクリーニン
グするようになっていた。
【0004】また、特開平6−255117号公報に記
載されたものは、インクジェットヘッドが記録紙の全幅
をカバーする長さに形成されて該記録紙の搬送経路上に
固定され、上記インクジェットヘッドには記録紙の全幅
に対応してインク吐出孔が設けられており、このインク
ジェットヘッドのインク吐出面の全長にわたって接触し
つつ回転するクリーニングローラが設けられていた。そ
して、円柱状の弾性部材で形成され且つ外周面には軸方
向に伸びる複数の凹溝を有するクリーニングローラを、
上記インクジェットヘッドのインク吐出面に接触させて
平行に移動させつつその移動方向に向かう方向に回転さ
せて、上記複数の凹溝にインクを収納してクリーニング
するようになっていた。
【0005】さらに、インクジェットプリンタにおいて
は、インクジェットヘッドによる印字、印画が長時間に
わたって行われなかった場合は、上記インクジェットヘ
ッドのインク吐出孔内のインクが蒸発乾燥して粘度大又
は固化して、正常なインク吐出が困難となる。これを防
止するために、所定の時間間隔毎や、印字、印画を行う
前に、プリンタ内の所定の場所でインク吐出孔内のイン
クを例えば吸引して吐出し、該インク吐出孔内のインク
をリフレッシュさせる「予備吐出」が行われる。このよ
うな技術が記載されたものとして、特開平10−278
299号公報がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開昭57−
61574号公報に記載されたものにおいては、記録紙
の幅方向の一側外方にインクジェットヘッドの収納位置
とクリーニングローラを設ける必要があるので、プリン
タ本体の幅方向のサイズが大型化するものであった。ま
た、上記クリーニングローラがプリンタ本体内に固定さ
れているので、該クリーニングローラの交換が容易でな
いと共に、インクジェットヘッドのクリーニングの際に
飛び散る虞のあるインクを受ける受け部が無いために、
プリンタ本体内を汚す虞があった。
【0007】また、上記インクジェットヘッドのインク
吐出孔内のインクをリフレッシュさせる予備吐出を行う
場所は、記録紙の幅方向に往復移動するインクジェット
ヘッドの往復移動方向にて記録紙の幅の外方に設けられ
るので、その場所に予備吐出のインク受部を設けなけれ
ばならず、やはりプリンタ本体の幅方向のサイズが大型
化するものであった。さらに、この予備吐出のインク受
部は容易に着脱できないように設けられており、その洗
浄等が困難であった。
【0008】次に、特開平6−255117号公報に記
載されたものにおいては、外周面に複数の凹溝を有する
クリーニングローラをインクジェットヘッドのインク吐
出面に接触させて平行に移動させつつその移動方向に向
かう方向に回転させるので、上記インク吐出面に付着し
たインクを掬い取るクリーニング性能は高いが、該イン
ク吐出面に対する摩擦が大きく、インク吐出面に設けら
れた電極の樹脂保護層が磨耗してインクジェットヘッド
の性能に影響を与えることがあった。また、上記クリー
ニングローラの凹溝にはエッジが形成されているが、そ
の移動方向に向かっての回転により上記エッジが早く磨
耗してクリーニング性能が劣化し、クリーニングローラ
の初期状態のクリーニング性能を長く維持するのは困難
であった。
【0009】また、上記複数の凹溝に収納されたインク
はその先の行き場が無いので、該凹溝にインクが満杯に
収納された状態でクリーニング性能は尽きてしまい、そ
の後はクリーニングができないこととなる。さらに、上
記クリーニングローラがプリンタ本体内に固定されてい
るので、該クリーニングローラの交換が容易でないと共
に、インクジェットヘッドのクリーニングの際に飛び散
る虞のあるインクを受ける受け部が無いために、プリン
タ本体内を汚す虞があった。
【0010】さらに、インクジェットヘッドが記録紙の
全幅をカバーする長さに形成されて該記録紙の搬送経路
上に固定されているので、上記インクジェットヘッドの
インク吐出孔内のインクをリフレッシュさせる予備吐出
を行う場所を記録紙の幅の外方に設けた場合は、その場
所に予備吐出のインク受部を設けると共に、インクジェ
ットヘッドを記録紙の幅方向に移動させる手段を別個に
設けなければならず、プリンタ本体の幅方向のサイズが
記録紙幅の概略2倍と大型化するものであった。
【0011】そこで、本発明は、このような問題点に対
処し、インク吐出面を保護するヘッドキャップにクリー
ニング部材を設けることによって、プリンタ本体の小型
化を図ろうとするインクジェットヘッド及びインクジェ
ットプリンタを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によるインクジェットヘッドは、プリントヘ
ッドに対し相対的に移動し且つ着脱可能に装着され、該
プリントヘッドのインク吐出面を保護するヘッドキャッ
プと、このヘッドキャップの上記プリントヘッド側にそ
の長手方向に設けられ、上記プリントヘッドのインク吐
出面をクリーニングするクリーニング部材と、を備えた
ものである。
【0013】このような構成により、プリントヘッドに
対し相対的に移動し且つ着脱可能に装着されたヘッドキ
ャップで該プリントヘッドのインク吐出面を保護し、上
記ヘッドキャップの上記プリントヘッド側にその長手方
向に設けられたクリーニング部材により上記プリントヘ
ッドのインク吐出面をクリーニングする。
【0014】また、上記ヘッドキャップの内側には、イ
ンク吐出孔からの予備吐出インクを受けるインク受部を
設けたものである。これにより、インク吐出孔から予備
吐出されたインクをヘッドキャップのインク受部に確実
に収納する。
【0015】さらに、上記インクカートリッジ又はヘッ
ドキャップには、該ヘッドキャップがプリントヘッドに
対し相対的に移動する際に上記プリントヘッドのインク
吐出孔からの予備吐出のタイミングを検出する手段を設
けたものである。これにより、インクカートリッジ又は
ヘッドキャップに設けられた検出手段で、該ヘッドキャ
ップがプリントヘッドに対し相対的に移動する際に上記
プリントヘッドのインク吐出孔からの予備吐出のタイミ
ングを検出可能とする。
【0016】さらにまた、上記クリーニング部材は、上
記プリントヘッドのインク吐出面の全長にわたって接触
する円柱状に形成されると共に、ヘッドキャップに着脱
可能に保持されたものである。これにより、ヘッドキャ
ップに着脱可能に保持されると共に円柱状に形成された
クリーニング部材で、上記プリントヘッドのインク吐出
面の全長にわたって接触してクリーニングする。
【0017】また、上記クリーニング部材をヘッドキャ
ップに保持する部分には、該クリーニング部材をプリン
トヘッドのインク吐出面側に付勢する手段を設けたもの
である。これにより、クリーニング部材をヘッドキャッ
プに保持する部分に設けられた付勢手段で、上記クリー
ニング部材をプリントヘッドのインク吐出面側に付勢す
ることを可能とする。
【0018】さらに、上記インク受部の受面には、予備
吐出インクの跳ね返りを防止する手段を設けたものであ
る。これにより、インク受部の受面に設けられた跳ね返
り防止手段で、上記インク受部に向けて予備吐出された
インクの跳ね返りを防止することを可能とする。
【0019】また、本発明によるインクジェットプリン
タは、内部に1色又は複数色のインクを収容するインク
カートリッジと、このインクカートリッジから供給され
るインクを吐出させるインク吐出孔が設けられたインク
吐出面を有するプリントヘッドと、このプリントヘッド
に対し相対的に移動し且つ着脱可能に装着され該プリン
トヘッドのインク吐出面を保護するヘッドキャップと、
このヘッドキャップの上記プリントヘッド側にその長手
方向に設けられ上記プリントヘッドのインク吐出面をク
リーニングするクリーニング部材とを具備するインクジ
ェットヘッドと、上記インクジェットヘッドをプリンタ
本体の所定箇所に装着して固定すると共に、その固定を
解除するヘッド着脱機構と、上記インクジェットヘッド
がプリンタ本体の所定箇所に固定される状態でヘッドキ
ャップをプリントヘッドに対して相対的に移動してイン
ク吐出面を解放すると共に、印刷終了後に上記ヘッドキ
ャップを閉じるヘッドキャップ開閉機構と、を備えたも
のである。
【0020】このような構成により、ヘッド着脱機構で
インクジェットヘッドをプリンタ本体の所定箇所に装着
して固定すると共にその固定を解除し、ヘッドキャップ
開閉機構により上記インクジェットヘッドがプリンタ本
体の所定箇所に固定される状態でヘッドキャップをプリ
ントヘッドに対して相対的に移動してインク吐出面を解
放すると共に印刷終了後に上記ヘッドキャップを閉じ、
インクカートリッジとプリントヘッドとヘッドキャップ
とクリーニング部材とを具備したインクジェットヘッド
によりインクを微細に粒子化して吐出し、記録紙上にイ
ンクドットを吹付けて印刷する。
【0021】また、上記インクジェットヘッドのヘッド
キャップの内側には、インク吐出孔からの予備吐出イン
クを受けるインク受部を設けたものである。これによ
り、インク吐出孔から予備吐出されたインクをヘッドキ
ャップのインク受部に確実に収納する。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明によるイ
ンクジェットヘッド1及びこのインクジェットヘッド1
を装着するプリンタ本体2の実施の形態を示す斜視図で
ある。図1は、インクジェットヘッド1が独立した形態
を有してプリンタ本体2に直接装着される形式のものを
示している。そして、上記インクジェットヘッド1を矢
印Hのように収納してプリンタ本体2に固定状態でセッ
トしてインクジェットプリンタを構成する。
【0023】上記インクジェットヘッド1は、液体イン
クを例えば電気熱変換式又は電気機械変換式などで微細
に粒子化して吐出し、記録紙上にインクドットを吹付け
るもので、図1及び図2に示すように、インクカートリ
ッジ3と、プリントヘッド4と、ヘッドキャップ5とを
備えて成る。
【0024】上記インクカートリッジ3は、内部に1色
又は複数色のインクを収容するもので、その筐体が図1
に示すプリンタ本体2の幅方向、すなわち記録紙の幅方
向に全幅にわたって細長く伸びている。上記筐体の内部
には、図示省略したが、例えば四つに分かれたインク室
があり、イエローY、マゼンタM、シアンC、ブラック
Kの4色のインクが充填されている。なお、上記インク
カートリッジ3は、硬質樹脂等で形成されている。
【0025】上記インクカートリッジ3の底面部には、
図2(図1に示すインクジェットヘッド1の拡大横断面
図)に示すように、プリントヘッド4が設けられてい
る。このプリントヘッド4は、上記インクカートリッジ
3から供給されるインクを微細に粒子化して吐出させる
もので、微小な孔から成るインク吐出孔が該インクカー
トリッジ3の長手方向に沿って記録紙の全幅に対応して
設けられたインク吐出面6を有している。そして、この
インク吐出面6は、上記インクカートリッジ3の長手方
向に伸び、イエローY、マゼンタM、シアンC、ブラッ
クKの4色のインクに対応してそれぞれ設けられてい
る。なお、図示は省略したが、上記インク吐出面6の
Y,M,C,Kの各色のインク吐出孔のある部分と、該
インク吐出孔を挟む両側にてヘッド電極を樹脂で覆った
凸部が形成された部分とは、波打ち面状に形成されてい
る。
【0026】上記インクカートリッジ3の底面側には、
ヘッドキャップ5が取り付けられている。このヘッドキ
ャップ5は、上記プリントヘッド4のインク吐出面6を
覆い、インク吐出孔の乾燥と目詰まりを防ぐために保護
するもので、上記インクカートリッジ3の筐体と同じ長
さで細長く伸び、上面が開口した浅い箱状に形成されて
おり、該プリントヘッド4に対し相対的に移動し且つ着
脱可能に装着されている。そして、上記ヘッドキャップ
5は、プリントヘッド4のインク吐出面6の長手方向に
直交する方向に矢印A,Bのように移動され、矢印A方
向に移動した状態で上記インクカートリッジ3から外さ
れ、矢印B方向に戻った状態で再びインクカートリッジ
3に装着されるようになっている。なお、上記ヘッドキ
ャップ5は、硬質樹脂等で形成されている。
【0027】上記ヘッドキャップ5の内側には、クリー
ニングローラ7が設けられている。このクリーニングロ
ーラ7は、上記プリントヘッド4のインク吐出面6をク
リーニングするクリーニング部材となるもので、上記ヘ
ッドキャップ5内の一側部にて該ヘッドキャップ5の長
手方向に取り付けられている。したがって、上記プリン
トヘッド4のインク吐出面6の長手方向と平行となる。
そして、上記クリーニングローラ7は、上記ヘッドキャ
ップ5と共に矢印A方向に移動してプリントヘッド4の
インク吐出面6をクリーニングするようになっている。
【0028】また、同じく上記ヘッドキャップ5の内側
には、インク受部8が設けられている。このインク受部
8は、上記プリントヘッド4のインク吐出孔からの予備
吐出インクを受けるもので、浅い箱状のヘッドキャップ
5の底面の一部又は全体で予備吐出されたインクを受け
るようになっている。
【0029】次に、上記ヘッドキャップ5及びクリーニ
ングローラ7並びにインク受部8の具体例について、図
3〜図5を参照して説明する。まず、図4において、ヘ
ッドキャップ5は、図1に示すインクカートリッジ3の
幅と長さに合わせて細長状に形成され、図3に示すよう
に、下部に底面を有し全周囲に側壁が立ち上部が開口し
た浅い箱状に形成されている。そして、前述のように、
ヘッドキャップ5はプリントヘッド4のインク吐出面6
の長手方向に直交する方向に矢印A,Bのように移動さ
れるが、矢印B方向に戻った状態で再びインクカートリ
ッジ3に装着される際の位置決め手段として、図3に示
すように、クリーニングローラ7と反対側の側壁の上端
部に位置決め爪12が設けられている。この位置決め爪
12がインクカートリッジ3の下部側縁部に係止してヘ
ッドキャップ5を位置決めするようになっている。
【0030】そして、上記ヘッドキャップ5の上記プリ
ントヘッド4側にて長手方向の一側方の側壁近傍には、
上記プリントヘッド4のインク吐出面6の全長にわたっ
て接触する円柱状に形成されたクリーニングローラ7が
着脱可能に保持されている。すなわち、上記クリーニン
グローラ7の両端部には、図4に示すようにピン9が突
出して設けられ、このピン9が図3に示すように略U字
状の形状で立ち上がる保持部材10で保持されている。
この保持部材10の上部のピン受入れ部は弾性的に開閉
可能とされており、上記のピン9を上方からピン受入れ
部に押し付けることにより該ピン受入れ部が開いてピン
9を受け入れ、その後閉じて保持する。逆に、上記のピ
ン9を上方に持ち上げることにより、該ピン受入れ部が
開いてピン9を取り外すことができるようになってい
る。
【0031】なお、上記クリーニングローラ7の円柱状
の形状は、図4及び図5に示すように、その長手方向の
中央部分が緩やかに太くなったいわゆるクラウン形状に
形成されている。これは、クリーニングローラ7が長手
方向の中央部分で下方に撓むことがあるので、その撓み
によりインク吐出面6と非接触になることを防止するた
めである。また、上記クリーニングローラ7の前記イン
ク吐出面6に接触する部分は、弾性を有すると共にイン
クを吸収する材質で形成されている。すなわち、上記ク
リーニングローラ7の心材は、例えば金属や硬質樹脂等
で形成されているが、その心材より外側の周面部分は弾
性部材で形成され、且つインク吸収性を有する多孔質部
材で形成されている。
【0032】そして、上記クリーニングローラ7をヘッ
ドキャップ5に保持する部分には、図3に示すように、
フローティングスプリング11が介在されている。この
フローティングスプリング11は、上記クリーニングロ
ーラ7をプリントヘッド4のインク吐出面6側に付勢す
る手段となるもので、例えば側面視で略U字状に形成さ
れた板バネから成り、前記保持部材10の近傍にてピン
9の下方に挿入されている。そして、上記フローティン
グスプリング11の付勢力が両端部のピン9に働くこと
により、クリーニングローラ7をプリントヘッド4のイ
ンク吐出面6に略均一な力で押圧する。
【0033】これにより、図2に示すように、インクカ
ートリッジ3の底面側にヘッドキャップ5が取り付けら
れた状態で、上記フローティングスプリング11の付勢
力と、クリーニングローラ7の弾性力と、クラウン形状
とで、上記クリーニングローラ7は、プリントヘッド4
のインク吐出面6の全長にわたって接触するようにな
る。なお、上記フローティングスプリング11は、略U
字状の板バネに限られず、コイルスプリングであっても
よい。
【0034】また、上記クリーニングローラ7は、上記
プリントヘッド4のインク吐出面6との接触により従動
回転するようになっている。したがって、図2に示すよ
うに、ヘッドキャップ5が矢印A方向に移動することに
より、クリーニングローラ7はプリントヘッド4のイン
ク吐出面6の全長にわたって適度な圧力で密着しながら
回転し、その回転移動によりインク吐出面6に付着して
いるインクをクリーニングする。この場合は、上記イン
ク吐出面6のヘッド電極を樹脂で覆った状態の保護層を
損傷させることなくインクをクリーニングできる。
【0035】或いは、上記クリーニングローラ7は、上
記プリントヘッド4のインク吐出面6との接触状態で回
転しないように固定されていてもよい。例えば、図3に
おいて、クリーニングローラ7の両端部にピン9を上下
方向に2本設け、この2本のピン9を保持部材10の略
U字状の溝内に挿入することにより、クリーニングロー
ラ7は回転しないようにされる。この場合は、クリーニ
ングローラ7で上記インク吐出面6を擦りつつ移動する
ので、該インク吐出面6に付着している液状インクは勿
論のこと、固化してこびり付いたインクもクリーニング
できる。
【0036】また、上記クリーニングローラ7は、ブレ
ーキ機構により回転を制限して上記プリントヘッド4の
インク吐出面6を擦りつつ回転するものとされていても
よい。このブレーキ機構は、例えば図3において、クリ
ーニングローラ7の両端部のピン9を保持部材10で保
持する部分に、適宜の弾性体を介在させ、その弾性体に
開けられた孔に上記ピン9を圧入したり、クリーニング
ローラ7の両端面を上記の弾性体の側面に圧接する機構
になっており、上記クリーニングローラ7の回転時に適
度なブレーキ力が発生するようになっている。この場合
は、クリーニングローラ7が上記インク吐出面6を擦り
つつ少し回転するので、該インク吐出面6を損傷させる
ことなく、付着している液状インクは勿論のこと、固化
してこびり付いたインクもクリーニングできる。
【0037】上記ヘッドキャップ5の内側のインク受部
8には、図3〜図5に示すように、その底面である受面
にインク吸収部材13が敷設されている。このインク吸
収部材13は、上記プリントヘッド4から予備吐出され
たインクの跳ね返りを防止する手段となるもので、例え
ばスポンジ、ポリウレタン、発泡ポリウレタン等の多孔
質の高分子物質から成り、図4に示すように、インク受
部8の受面の略全面にわたって敷かれている。ただ、図
5に示されるように、クラウン形状に形成されたクリー
ニングローラ7の中央部の太径部分を逃げるために、そ
の下方部分には敷設されていない。
【0038】上記のようにインク吸収部材13を敷設し
た場合は、図2に示すプリントヘッド4から予備吐出さ
れたインクの跳ね返りを防止すると共に、そのインクが
インク受部8に溜まらないように吸収することができ
る。したがって、予備吐出インクがインク受部8で跳ね
返ってインク吐出面6に再付着するのが防止される。ま
た、適宜の期間使用して、予備吐出されたインクを吸収
したインク吸収部材13をインク受部8から外して廃棄
し、新しいインク吸収部材13を敷設することにより、
予備吐出インクの清掃を簡単に行うことができる。
【0039】なお、図3〜図5に示す実施形態では、ヘ
ッドキャップ5の底面の全体をインク受部8とした例を
示したが、本発明はこれに限らず、底面の一部をインク
受部8としてもよい。例えば、図2において、クリーニ
ングローラ7を少し中央部寄りに移して、ヘッドキャッ
プ5のクリーニングローラ7側の側壁と該クリーニング
ローラ7との間に仕切り板を設け、この仕切り板と上記
側壁とで囲まれた室をインク受部8としてもよい。この
場合は、上記プリントヘッド4のインク吐出孔からの予
備吐出インクを受ける場所を、ヘッドキャップ5の特定
位置に限定することができる。
【0040】次に、上記プリントヘッド4のインク吐出
孔からのインクの予備吐出について説明する。インクの
予備吐出は、前述のようにインク吐出孔内のインクが蒸
発乾燥して粘度大又は固化して、正常なインク吐出が困
難となるのを防止するために、印字、印画を行う前にイ
ンク吐出孔内のインクを例えば吸引して吐出するもので
ある。そして、インクの予備吐出は、上記クリーニング
ローラ7によるインク吐出面6のクリーニングの実施前
又は実施後に、インク吐出孔からヘッドキャップ5のイ
ンク受部8に向けて行うようになっている。例えば、上
記プリントヘッド4のインク吐出孔から10kHz程度の
周波数でインク滴を吐出し、これを数回繰り返して予備
吐出を行う。
【0041】図2において、Y,M,C,Kの各色のイ
ンク吐出面6のクリーニングの実施前にインクの予備吐
出を実行する場合は、各インク吐出孔からインクを予備
吐出するタイミングを特に制御する必要はなく、ヘッド
キャップ5の移動開始前又は開始後に行ってもよいし、
各色のインク吐出孔から同時に行ってもよい。この場
合、インクの予備吐出の制御は簡単に行える。しかし、
各色のインク吐出面6を一つのクリーニングローラ7で
クリーニングすることによる混色を避けるために、各色
のインク吐出面6のクリーニングの実施後にインクの予
備吐出を実行する場合は、インクを予備吐出するタイミ
ングを制御する必要がある。
【0042】そのために、図6に示すように、上記ヘッ
ドキャップ5に、該ヘッドキャップ5がプリントヘッド
4に対し相対的に移動する際に上記プリントヘッド4の
インク吐出孔からの予備吐出のタイミングを検出する手
段が設けられている。なお、図6においては、ヘッドキ
ャップ5の移動方向を図2とは反対側に動くものとして
示している。
【0043】上記予備吐出のタイミングを検出する手段
は、図6において、ヘッドキャップ5の下面側に設けら
れた位置検出シート14と、この位置検出シート14に
対向して図1に示すプリンタ本体2内に設けられた光電
スイッチ15とから成る。上記位置検出シート14は、
ヘッドキャップ5が矢印A方向に移動して行くときのプ
リントヘッド4の各色のインク吐出面6との対応位置を
調べるためのもので、例えばY,M,C,Kのインク吐
出面6の配列ピッチに合わせて明暗のパターンが形成さ
れ、そのパターンの配列は上記インク吐出面6の各色
Y,M,C,Kの順とは逆方向とされている。また、ヘ
ッドキャップ5の移動の初期状態では、位置検出シート
14側のパターン配列が、矢印A方向に対して後方へず
れている。
【0044】光電スイッチ15は、上記ヘッドキャップ
5と共に移動する位置検出シート14の明暗のパターン
を検出するもので、例えば発光ダイオード(LED)か
ら成る発光部16と、フォとダイオードから成る受光検
出部17とを一体的に組み合わせて成る。上記位置検出
シート14の明暗のパターンは、発光部16から射出さ
れる光の波長に対して反射率が変化するものであり、受
光検出部17もその反射光の波長に対して敏感なものと
されている。
【0045】このような構成により、ヘッドキャップ5
が矢印A方向に移動して行くとき、該ヘッドキャップ5
の下面の位置検出シート14が光電スイッチ15の前を
通過する際に、該位置検出シート14の明暗パターンを
検出してY,M,C,Kのインク吐出面6との対応位置
を調べることができる。これにより、ヘッドキャップ5
と共に移動するクリーニングローラ7の位置を知って、
該クリーニングローラ7による各色のインク吐出面6の
クリーニングの実施直後に、順次各インク吐出孔からイ
ンクの予備吐出を実行するようにタイミングを制御す
る。このとき、上記予備吐出されたインクは、確実にイ
ンク受部8内に収納される。
【0046】図7は、クリーニングローラ7の他の実施
形態を示す概略説明図である。この実施形態は、クリー
ニングローラ7を回転駆動機構により正方向或いは逆方
向に回転するようにしたものである。すなわち、図2に
おいて、クリーニングローラ7のピン9に、プリンタ本
体2内に設けられたモータ(図示省略)の回転軸を適宜
の減速比の歯車機構を介して結合し、上記クリーニング
ローラ7を積極的に回転駆動するように構成されてい
る。
【0047】そして、上記モータによるクリーニングロ
ーラ7の回転は、図7(a)に示すように、図6に示す
ヘッドキャップ5の矢印Aの移動方向と同じ方向に回転
されると共に、上記ヘッドキャップ5の移動速度v1
りもクリーニングローラ7の外周速度v2の方が大とな
るような回転数で回転される。この場合、プリントヘッ
ド4のインク吐出面6とクリーニングローラ7の外周面
との間の速度差に基づく擦りが生じ、該インク吐出面6
が確実にクリーニングされる。また、上記ヘッドキャッ
プ5の移動速度v1の方を、クリーニングローラ7の外
周速度v2よりも大となるような回転数でモータを回転
させても、上記と同様にインク吐出面6とクリーニング
ローラ7の外周面との間に擦りが生じ、該インク吐出面
6が確実にクリーニングされる。
【0048】或いは、図7(b)に示すように、クリー
ニングローラ7を図6に示すヘッドキャップ5の矢印A
の移動方向とは逆方向に回転させてもよい。この場合
は、プリントヘッド4のインク吐出面6とクリーニング
ローラ7の外周面との間の移動方向の相違による擦りが
生じ、該インク吐出面6が確実にクリーニングされる。
【0049】なお、図7に示す実施形態の場合は、プリ
ントヘッド4のインク吐出面6は、クリーニングローラ
7の積極的な回転により次々と繰り出される新たな外周
面によりクリーニングされる。これをインク吸収部材に
対するインク液浸透距離の時間的変化、例えばインク液
に円柱状のインク吸収部材を浸したときの該インク吸収
部材に対するインク液浸透距離の時間的変化で見た場
合、図8に示すように、初期における浸透距離lの増加
率は大であるが、時間tの経過と共に徐々に低下するこ
とが知られている。
【0050】例えば、円柱状のインク吸収部材の半径を
rとし、液体(インク)の表面張力をγとし、液体の粘
性率をηとし、液体とインク吸収部材との接触角をθと
し、円柱状のインク吸収部材の両端に加わる外部の圧力
差をΔpとすると、浸透距離lは、次の一般式で表され
る。 l2=(r2/4η){(2γ・cosθ/r)+Δp}t すなわち、図7に示す実施形態のように、積極的にイン
ク吐出面6とクリーニングローラ7の外周面との間に、
速度差又は移動方向の相違による擦りを発生させるもの
では、上記インク吐出面6に拭き残りの虞を小とするク
リーニング効果が期待できる。
【0051】図9は、クリーニングローラ7の更に他の
実施形態を示す概略説明図である。この実施形態は、ク
リーニングローラ7の断面周囲の長さを、該クリーニン
グローラ7がプリントヘッド4のインク吐出面6に接触
して従動回転する移動距離と等しい長さに形成したもの
である。すなわち、図9において、インク吐出面6の記
録紙が送られる方向の長さをLとし、クリーニングロー
ラ7の直径をDとすると、該クリーニングローラ7の断
面周囲の長さはπDとなる。したがって、この場合は、
L=πDの式が成り立ち、D=L/πとなる。すなわ
ち、クリーニングローラ7の直径Dを、D=L/πのよ
うに決定すればよい。
【0052】このような構成により、図9に示すよう
に、Y,M,C,Kの各色のインク吐出面6は、クリー
ニングローラ7が矢印F方向に移動しつつ矢印G方向に
従動回転してその外周面がY,M,C,Kと転がること
から、クリーニングローラ7の1回転により常に外周面
の同じ部位でクリーニングされることとなる。したがっ
て、クリーニングローラ7の違う部位が接触してインク
吐出面6に他の色による混色が生ずることはなく、イン
クジェットヘッドによる印字、印画の品質を劣化させる
虞がない。
【0053】図10は、ヘッドキャップ5のインク受部
8の他の実施形態を示す概略説明図である。この実施形
態は、上記インク受部8の受面に粗面を形成したもので
ある。この粗面は、前記プリントヘッド4から予備吐出
されたインクの跳ね返りを防止する手段となるもので、
例えばギザギザ状、凹凸状、波打ち状等に形成され、上
記予備吐出されたインクが上方に跳ね返らず側方に飛び
散るようにしたものである。これにより、予備吐出され
たインクがプリントヘッド4のインク吐出面6に再付着
するのが防止される。
【0054】図11は、ヘッドキャップ5のインク受部
8の更に他の実施形態を示す概略説明図である。この実
施形態は、上記インク受部8の受面を、プリントヘッド
4のインク吐出面6の長手方向の一方側に向かって傾斜
する傾斜面に形成したものである。この傾斜面は、前記
プリントヘッド4から予備吐出されたインクの跳ね返り
を防止する手段となるもので、上記予備吐出されたイン
クが該傾斜面を流れて一方側の端に溜まり、インク受部
8の受面をクリーンな状態に維持するようになってい
る。これにより、以前に予備吐出されて受面に残留した
インクを今回予備吐出されたインクで跳ね上げ、プリン
トヘッド4のインク吐出面6に再付着する虞を除去す
る。なお、上記傾斜したインク受部8の受面に、図10
に示すように粗面を形成してもよい。
【0055】次に、以上のように構成されたインクジェ
ットヘッド1のヘッドキャップ5及びクリーニングロー
ラ7によるクリーニング動作について、図12を参照し
て説明する。ここでは、図6に示すインクジェットヘッ
ド1において、矢印A方向にヘッドキャップ5が移動
し、プリントヘッド4のインク吐出面6のクリーニング
を行い、その実施後にインクの予備吐出を行うものとす
る。まず、図12(a)は、インクカートリッジ3に対
してヘッドキャップ5が閉じた初期状態を示している。
そして、この状態で図1において、インクジェットヘッ
ド1はプリンタ本体2に収納されてセットされる。
【0056】次に、上記プリンタ本体2にセットされた
状態で、ヘッドキャップ開信号により、図12(b)に
示すように、ヘッドキャップ5がインクカートリッジ3
に対して相対的に矢印A方向に移動される。すると、上
記インクカートリッジ3に対してヘッドキャップ5と共
にクリーニングローラ7が矢印A方向に移動し、プリン
トヘッド4のインク吐出面6に押圧接触した状態で該イ
ンク吐出面6をクリーニングする。このとき、上記クリ
ーニングローラ7は、インク吐出面6との接触状態で従
動回転し、或いは固定又はブレーキ機構により回転が制
限され、又はモータにより正方向或いは逆方向に回転さ
れて移動する。
【0057】この状態で、図6において、プリントヘッ
ド4のインク吐出面6のうち、例えばイエローYのイン
ク吐出面6がクリーニングされたとする。すると、ヘッ
ドキャップ5の下面側に設けられた位置検出シート14
のイエローYに対応する部分が光電スイッチ15の検出
位置に移動してきて、イエローYのインク吐出面6のク
リーニングが終了したことを検出する。これにより、上
記イエローYのインク吐出面6のインク吐出孔に対し予
備吐出開始信号が送られる。
【0058】次に、図12(c)に示すように、イエロ
ーYのインク吐出面6のインク吐出孔から予備吐出イン
ク18が噴射される。その後、上記イエローYのインク
吐出面6のインク吐出孔に対し予備吐出終了信号が送ら
れ、予備吐出インク18の噴射が停止される。以後同様
にして、図6において、順次M,C,Kのインク吐出面
6のクリーニングローラ7によるクリーニングが終わる
都度、当該インク吐出面6のクリーニング終了を光電ス
イッチ15で検出して、それぞれのインク吐出孔に対し
予備吐出開始信号及び予備吐出終了信号が送られる。こ
れにより、各インク吐出孔からの予備吐出のタイミング
が制御され、インクの予備吐出が順次実行される。
【0059】このようにして、各色のインク吐出面6の
クリーニングと予備吐出が終了すると、図12(d)に
示すように、ヘッドキャップ5は、矢印A方向に一杯に
移動してやや上方に移り、退避位置に収まる。この状態
で、記録紙に印字、印画を行う。
【0060】次に、所要の頁数の印字、印画が終了する
と、ヘッドキャップ閉信号が送られ、ヘッドキャップ5
は、上記の退避位置から、図12(e)に示すように、
インクカートリッジ3に対して相対的に矢印B方向に移
動される。すると、上記インクカートリッジ3に対して
ヘッドキャップ5と共にクリーニングローラ7が矢印B
方向に移動し、プリントヘッド4のインク吐出面6に押
圧接触した状態で該インク吐出面6をクリーニングしな
がら戻る。
【0061】その後、図12(f)に示すように、イン
クカートリッジ3に対してヘッドキャップ5が矢印B方
向に一杯に移動して閉じた状態となり、初期状態に戻
る。そして、次の印字、印画の指示を待つ。
【0062】なお、以上の動作は、プリントヘッド4の
インク吐出面6のクリーニングの実施後にインクの予備
吐出を行うものとしたが、インク吐出面6に接触するク
リーニングローラ7による混色の虞がない場合は、クリ
ーニングローラ7による上記インク吐出面6のクリーニ
ングの実施前にインクの予備吐出を行ってもよい。この
場合は、Y,M,C,Kの各色のインク吐出孔からの予
備吐出のタイミングを制御する必要はなく、図6に示す
位置検出シート14及び光電スイッチ15も必要ない。
【0063】次に、上記インクジェットヘッドの関連発
明としてのインクジェットプリンタについて、図1及び
図13〜図19を参照して説明する。このインクジェッ
トプリンタは、インクジェットヘッドからインクを微細
に粒子化して吐出し、記録紙上にインクドットを吹付け
て印刷するもので、図1に示すように、インクジェット
ヘッド1と、プリンタ本体2と、ヘッド着脱機構19
と、ヘッドキャップ開閉機構20とを備えて成る。な
お、このインクジェットプリンタは、インクジェットヘ
ッド1をプリンタ本体2に直接装着する形式のものを示
している。
【0064】上記インクジェットヘッド1は、液体イン
クを例えば電気熱変換式又は電気機械変換式などで微細
に粒子化して吐出し、記録紙上にインクドットを吹付け
るもので、前述の図1〜図12において説明したものと
同様に構成されている。
【0065】プリンタ本体2は、上記インクジェットヘ
ッド1を所定箇所に装着してインクジェットプリンタと
しての機能を発揮するためのもので、記録紙トレイ、記
録紙の搬送系、動作駆動系、全体の制御回路部等を備え
ている。なお、図1において、符号21は印刷後に排紙
される排紙受けを示している。
【0066】ヘッド着脱機構19は、上記インクジェッ
トヘッド1をプリンタ本体2の所定箇所に装着して固定
すると共にその固定を解除するもので、例えばプリンタ
本体2の中央部に設けられた凹所から成る所定箇所にイ
ンクジェットヘッド1を挿入してその上面部を押さえる
ように構成された横長のバー部材から成る。すなわち、
上記プリンタ本体2の全幅方向に伸び、例えば垂直方向
と水平方向とに起倒するようになっている。そして、図
1に示すようにバー部材が垂直方向に起立した状態でイ
ンクジェットヘッド1を矢印H方向に収納して装着し、
図13に示すようにバー部材が水平方向に倒された状態
でインクジェットヘッド1を上記所定箇所に固定するよ
うになっている。
【0067】ヘッドキャップ開閉機構20は、上記イン
クジェットヘッド1がプリンタ本体2の所定箇所に固定
される状態でヘッドキャップ5をプリントヘッド4(図
2参照)に対して相対的に移動しインク吐出面6(図2
参照)を解放すると共に、印刷終了後に上記ヘッドキャ
ップ5を閉じるもので、例えばプリンタ本体2の側面に
設けられたラック22と、ピニオン23との噛み合わせ
から成る。なお、上記ラック22の内側の側面にはピン
状の突起があり、これが上記ヘッドキャップ5の対応す
る外側面に形成された凹部に嵌合している。
【0068】そして、図13に示すように、インクジェ
ットヘッド1をヘッド着脱機構19でプリンタ本体2の
所定箇所に固定した状態で、上記ピニオン23を図示省
略のモータで所定方向に回転することにより、図14に
示すようにラック22が矢印A方向に移動し、これと共
に図1に示すヘッドキャップ5を矢印A方向に移動して
開き、退避位置に収めるようになっている。
【0069】なお、上記ヘッドキャップ開閉機構20
は、上述のラック22とピニオン23との噛み合わせに
限られず、例えばゴムローラをヘッドキャップ5の両側
面に押し当て、このゴムローラの回転軸にモータを結合
し、該モータを回転して上記ゴムローラの摩擦により上
記ヘッドキャップ5を矢印A方向に移動して開くように
してもよい。
【0070】次に、図1に示すプリンタ本体2の所定箇
所にインクジェットヘッド1を固定してヘッドキャップ
5をプリントヘッド4(図2参照)に対して相対的に移
動しインク吐出面6(図2参照)を解放する具体的な機
構と動作について、図15〜図19を参照して説明す
る。
【0071】まず、図15は、図1においてインクジェ
ットヘッド1をプリンタ本体2の所定箇所に矢印H方向
に挿入して収納した状態を示す。この状態では、インク
ジェットヘッド1内でその両側端部に設けられたキャッ
プロックフック24の下端部が、つる巻きバネ25の弾
性力によりヘッドキャップ5の両側部の係止片部26に
係合している。これにより、上記ヘッドキャップ5はイ
ンクカートリッジ3に対して一体的に装着されている。
【0072】この状態で、図15において、ヘッド着脱
機構19を矢印J方向に押し下げて固定する。すると、
上記ヘッド着脱機構19の下辺部に設けられたキャップ
ロック解除片27でキャップロックフック24の上端部
28を押し下げて回動させ、図16に示すように、該キ
ャップロックフック24の下端部を持ち上げ、ヘッドキ
ャップ5の両側部の係止片部26との係合を解除する。
これにより、図13に示すように、インクジェットヘッ
ド1がヘッド着脱機構19でプリンタ本体2の所定箇所
に固定されると共に、ヘッドキャップ5が移動可能とな
る。
【0073】次に、図13に示すヘッドキャップ開閉機
構20を動作させ、ピニオン23を図示省略のモータで
回転させてラック22を矢印A方向に移動させる。する
と、図17に示すように、インクカートリッジ3の底面
側に装着されたヘッドキャップ5が上記ラック22と共
に矢印A方向に移動して開く。そして、図2に示すよう
にインクカートリッジ3の底面に設けられたプリントヘ
ッド4のインク吐出面6を、フローティングスプリング
11で付勢されたクリーニングローラ7でクリーニング
を開始する。なお、図17において、符号Pは上記ヘッ
ドキャップ5の移動の軌跡を示す。
【0074】その後、上記ヘッドキャップ5は、図18
に示すように、移動軌跡Pに従って矢印A方向に順次移
動する。このとき、上記ヘッドキャップ5に取り付けら
れたクリーニングローラ7により、図2に示すY,M,
C,Kの各色のインク吐出面6を順次クリーニングする
と共に、そのクリーニングの実施前又は実施後にインク
の予備吐出を行う。
【0075】そして、上記各色のインク吐出面6のクリ
ーニングと予備吐出が終了すると、図19に示すよう
に、ヘッドキャップ5は、移動軌跡Pに従って矢印A方
向に一杯に移動してやや上方に移り、図14に示すよう
に退避位置に収まる。この状態で、記録紙に印字、印画
を行う。このとき、上記ヘッドキャップ5は、図19に
示すようにやや上方に移ることから、その収納時のスペ
ースを小さくすることができる。また、図19におい
て、インクカートリッジ3の底面に設けられたプリント
ヘッド4の下方を記録紙が通過するが、上記ヘッドキャ
ップ5の下面で記録紙の通過の案内をしてもよい。この
場合、ヘッドキャップ5の下面側には、記録紙の案内の
ためのリブを設けてもよい。また、記録紙に印刷された
状態のインクが付かないように撥水処理をしてもよい。
【0076】この状態で、所要の頁数の印字、印画が終
了すると、ヘッドキャップ5は、図19に示す退避位置
から上記の逆順の動作により矢印B方向に移動し、図1
6に示すように、ヘッドキャップ5がインクカートリッ
ジ3の底面側に戻った初期状態となる。
【0077】そして、図15において、ヘッド着脱機構
19を矢印Jと反対方向に開くことにより、キャップロ
ックフック24がつる巻きバネ25の弾性力によりヘッ
ドキャップ5の両側部の係止片部26に係合し、ヘッド
キャップ5がインクカートリッジ3に対して一体的に装
着される。この状態で、図1に示すように、インクジェ
ットヘッド1をプリンタ本体2から取り外すことができ
る。
【0078】なお、ヘッドキャップ5が図19に示す退
避位置にある状態で、何等かの原因でプリンタの電源を
遮断した場合は、上記ヘッドキャップ5は上記の退避位
置に残ったままの状態となる。そして、この状態で、図
15に示すように、ヘッド着脱機構19を矢印Jと反対
方向に開くと、ヘッドキャップ5を上記の退避位置に残
したままインクカートリッジ3だけを取り外してしまう
こととなる。そこで、これを防止するため、何等かの原
因でプリンタの電源が遮断された場合は退避位置にある
ヘッドキャップ5が図15に示す初期状態の位置に自動
的に戻るようにする、或いは、ヘッドキャップ5が図1
5に示す初期状態の位置に戻っていない場合はヘッド着
脱機構19を矢印Jと反対方向に開くことができないよ
うにする、というインターロック機構を設けてもよい。
【0079】以上の図1及び図13〜図19で説明した
インクジェットプリンタは、インクジェットヘッド1を
プリンタ本体2に直接装着する形式のものを示したが、
本発明はこれに限らず、インクジェットヘッド1をトレ
イを介してプリンタ本体2に装着する形式のものにも同
様に適用できる。以下、他の形式のインクジェットプリ
ンタの概要について、図20を参照して説明する。
【0080】まず、図20(a)に示すように、インク
カートリッジ3にヘッドキャップ5が一体的に装着され
たインクジェットヘッド1を、プリンタ本体2に対し進
退可能に設けられたトレイ29の内側の所定位置に矢印
Qのように装着する。その後、上記トレイ29を矢印R
方向に移動させてプリンタ本体2内にセットする。この
とき、図20(b)に示すように、ヘッドキャップ5は
上記トレイ29の矢印R方向の移動の途中で、プリンタ
本体2内に設けられた適宜の掛止手段に掛止されて停止
する。なお、上記トレイ29は、インクジェットヘッド
1をプリンタ本体2内にセットしたり、交換したりする
ためのものである。
【0081】その後、上記トレイ29は矢印R方向にそ
のまま移動することにより、インクカートリッジ3がヘ
ッドキャップ5に対して相対的に矢印R方向に移動し、
その結果、ヘッドキャップ5が開く。それと同時に、上
記インクカートリッジ3に対してヘッドキャップ5が相
対的に矢印R方向に移動する際に、図12で示すと同様
の動作により、プリントヘッド4のインク吐出面6をク
リーニングすると共に、インクの予備吐出が行われる。
その後、記録紙に対し印字、印画が行われる。なお、図
20において、符号30は記録紙トレイを示し、符号3
1は記録紙を示し、符号32は送りローラを示し、符号
33は送りベルトを示し、符号34は排紙トレイを示
し、符号Sは記録紙の排紙方向を示している。
【0082】そして、図20に示す他の形式のインクジ
ェットプリンタにおいては、図6に示したプリントヘッ
ド4のインク吐出孔からの予備吐出のタイミングを検出
する手段は、矢印R方向に移動するインクカートリッジ
3側に設けることとなる。すなわち、図6において、位
置検出シート14をインクカートリッジ3の上面側に設
け、このインクカートリッジ3の上方にてプリンタ本体
2内に上記位置検出シート14に対向して光電スイッチ
15を設けたものとすればよい。
【0083】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されたので、
請求項1に係るインクジェットヘッドによれば、プリン
トヘッドに対し相対的に移動し且つ着脱可能に装着され
たヘッドキャップで該プリントヘッドのインク吐出面を
保護し、上記ヘッドキャップの上記プリントヘッド側に
その長手方向に設けられたクリーニング部材により上記
プリントヘッドのインク吐出面をクリーニングすること
ができる。これにより、インクジェットヘッドの幅方向
のサイズ内に、プリントヘッドのクリーニング部材を納
めて、プリンタ本体の小型化を図ることができる。
【0084】また、請求項2に係る発明によれば、上記
ヘッドキャップを、上記プリントヘッドのインク吐出面
の長手方向に直交する方向に相対的に移動し、該ヘッド
キャップと共に移動するクリーニング部材で上記インク
吐出面をクリーニングするものとしたことにより、ヘッ
ドキャップをプリントヘッドのインク吐出面の長手方向
に直交する方向に相対的に移動するだけで、クリーニン
グ部材で上記インク吐出面をクリーニングすることがで
きる。
【0085】さらに、請求項3に係る発明によれば、上
記プリントヘッドは、上記クリーニング部材によるイン
ク吐出面のクリーニングの実施前又は実施後に、インク
吐出孔からインクの予備吐出を行うものとしたことによ
り、印字、印画を行う前に、インク吐出孔内のインクを
リフレッシュさせて正常なインク吐出を確保できる。
【0086】さらにまた、請求項4に係る発明によれ
ば、上記ヘッドキャップの内側には、インク吐出孔から
の予備吐出インクを受けるインク受部を設けたことによ
り、上記インク吐出孔から予備吐出されたインクをヘッ
ドキャップのインク受部に確実に収納することができ
る。したがって、プリンタ本体内を汚す虞を除去でき
る。
【0087】また、請求項5に係る発明によれば、上記
インクカートリッジ又はヘッドキャップには、該ヘッド
キャップがプリントヘッドに対し相対的に移動する際に
上記プリントヘッドのインク吐出孔からの予備吐出のタ
イミングを検出する手段を設けたことにより、この検出
手段で該ヘッドキャップがプリントヘッドに対し相対的
に移動する際に、上記プリントヘッドのインク吐出孔か
らの予備吐出のタイミングを検出することができる。し
たがって、予備吐出インクを確実にヘッドキャップ内に
収納できる。
【0088】また、請求項6に係る発明によれば、上記
クリーニング部材は、上記プリントヘッドのインク吐出
面の全長にわたって接触する円柱状に形成されると共
に、ヘッドキャップに着脱可能に保持されたことによ
り、このクリーニング部材で上記プリントヘッドのイン
ク吐出面の全長にわたって接触してクリーニングするこ
とができる。
【0089】さらに、請求項7に係る発明によれば、上
記クリーニング部材の上記インク吐出面に接触する部分
は、弾性を有すると共にインクを吸収する材質で形成さ
れたことにより、このクリーニング部材で上記プリント
ヘッドのインク吐出面に弾性的に接触してインクをよく
吸収することができる。
【0090】さらにまた、請求項8に係る発明によれ
ば、上記クリーニング部材をヘッドキャップに保持する
部分には、該クリーニング部材をプリントヘッドのイン
ク吐出面側に付勢する手段を設けたことにより、この付
勢手段で上記クリーニング部材をプリントヘッドのイン
ク吐出面側に付勢することができる。したがって、クリ
ーニング部材をプリントヘッドのインク吐出面に略均一
な力で押圧することができる。
【0091】また、請求項9に係る発明によれば、上記
クリーニング部材は、上記プリントヘッドのインク吐出
面との接触状態で回転しないように固定され、又はブレ
ーキ機構により回転を制限してインク吐出面を擦りつつ
回転するものとしたことにより、該インク吐出面に付着
している液状インクは勿論のこと、固化してこびり付い
たインクもクリーニングできる。
【0092】さらに、請求項10に係る発明によれば、
上記クリーニング部材は、上記プリントヘッドのインク
吐出面との接触により従動回転し、又は回転駆動機構に
より正方向或いは逆方向に回転するものとしたことによ
り、インク吐出面のヘッド電極を樹脂で覆った状態の保
護層を損傷させることなくインクをクリーニングするこ
とができる。又は、上記インク吐出面とクリーニング部
材の外周面との間に擦りが生じ、該インク吐出面を確実
にクリーニングすることができる。
【0093】さらにまた、請求項11に係る発明によれ
ば、上記クリーニング部材を、その断面周囲の長さが、
該クリーニング部材がプリントヘッドのインク吐出面に
接触して従動回転する移動距離と等しい長さになるよう
に形成したことにより、クリーニング部材の1回転によ
り常に外周面の同じ部位でクリーニングすることとな
り、インク吐出面に他の色による混色が生ずることがな
く、インクジェットヘッドによる印字、印画の品質を劣
化させる虞がない。
【0094】また、請求項12に係る発明によれば、上
記インク受部の受面には、予備吐出インクの跳ね返りを
防止する手段を設けたことにより、この跳ね返り防止手
段で上記インク受部に向けて予備吐出されたインクの跳
ね返りを防止することができる。したがって、インクジ
ェットヘッドによる印字、印画の品質を劣化させる虞が
ない。
【0095】そして、請求項13に係るインクジェット
プリンタによれば、ヘッド着脱機構でインクジェットヘ
ッドをプリンタ本体の所定箇所に装着して固定すると共
にその固定を解除し、ヘッドキャップ開閉機構により上
記インクジェットヘッドがプリンタ本体の所定箇所に固
定される状態でヘッドキャップをプリントヘッドに対し
て相対的に移動してインク吐出面を解放すると共に印刷
終了後に上記ヘッドキャップを閉じ、インクカートリッ
ジとプリントヘッドとヘッドキャップとクリーニング部
材とを具備したインクジェットヘッドによりインクを微
細に粒子化して吐出し、記録紙上にインクドットを吹付
けて印刷することができる。これにより、インクジェッ
トヘッドの幅方向のサイズ内に、プリントヘッドのクリ
ーニング部材を納めて、プリンタの小型化を図ることが
できる。
【0096】また、請求項14に係る発明によれば、上
記インクジェットヘッドのヘッドキャップの内側には、
インク吐出孔からの予備吐出インクを受けるインク受部
を設けたことにより、上記インク吐出孔から予備吐出さ
れたインクをヘッドキャップのインク受部に確実に収納
することができる。したがって、プリンタ本体内を汚す
虞を除去できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるインクジェットヘッド及びこの
インクジェットヘッドを装着するプリンタ本体の実施の
形態を示す斜視図である。
【図2】 図1に示すインクジェットヘッドの拡大横断
面図である。
【図3】 図2に示すヘッドキャップ及びクリーニング
ローラ並びにインク受部の具体例を示す側面図である。
【図4】 上記ヘッドキャップ及びクリーニングローラ
並びにインク受部の具体例を示す平面図である。
【図5】 図4のE−E線断面図である。
【図6】 ヘッドキャップがプリントヘッドに対し相対
的に移動する際に行われるインク吐出孔からの予備吐出
のタイミングを検出する手段を示す説明図である。
【図7】 クリーニングローラの他の実施形態を示す概
略説明図である。
【図8】 インク吸収部材に対するインク液浸透距離の
時間的変化を示しグラフである。
【図9】 クリーニングローラの更に他の実施形態を示
す概略説明図である。
【図10】 ヘッドキャップのインク受部の他の実施形
態を示す概略説明図である。
【図11】 ヘッドキャップのインク受部の更に他の実
施形態を示す概略説明図である。
【図12】 インクジェットヘッドのヘッドキャップ及
びクリーニングローラによるクリーニング動作を示す説
明図である。
【図13】 本発明によるインクジェットプリンタの実
施の形態を示す斜視図であり、インクジェットヘッドを
装着した状態を示す図である。
【図14】 同じくインクジェットプリンタの実施の形
態を示す斜視図であり、ヘッドキャップを開いた状態を
示す図である。
【図15】 図1においてインクジェットヘッドをプリ
ンタ本体の所定箇所に矢印H方向に挿入して収納した具
体的な機構と動作を示す説明図である。
【図16】 インクジェットヘッドがヘッド着脱機構で
プリンタ本体の所定箇所に固定されると共に、ヘッドキ
ャップが移動可能となった具体的な機構と動作を示す説
明図である。
【図17】 インクカートリッジの底面側に装着された
ヘッドキャップが矢印A方向に移動して開いた状態の具
体的な機構と動作を示す説明図である。
【図18】 上記ヘッドキャップが移動軌跡Pに従って
矢印A方向に順次移動する状態の具体的な機構と動作を
示す説明図である。
【図19】 ヘッドキャップが移動軌跡Pに従って矢印
A方向に一杯に移動して退避位置に収まった状態の具体
的な機構と動作を示す説明図である。
【図20】 インクジェットヘッドをトレイを介してプ
リンタ本体に装着する他の形式のインクジェットプリン
タを示す概略説明図である。
【符号の説明】
1…インクジェットヘッド 2…プリンタ本体 3…インクカートリッジ 4…プリントヘッド 5…ヘッドキャップ 6…インク吐出面 7… 8…インク受部 9…クリーニングローラのピン 10…保持部材 11…フローティングスプリング 13…インク吸収部材 14…位置検出シート 15…光電スイッチ 18…予備吐出インク 19…ヘッド着脱機構 20…ヘッドキャップ開閉機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平島 滋義 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 堀井 伸一 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 徳永 洋 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA16 EA17 EA27 FA13 JA04 JA17 JB03 JB07 JB08 JC10 JC23

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に1色又は複数色のインクを収容する
    インクカートリッジと、 このインクカートリッジから供給されるインクを吐出さ
    せるインク吐出孔が設けられたインク吐出面を有するプ
    リントヘッドと、を具備するインクジェットヘッドにお
    いて、 上記プリントヘッドに対し相対的に移動し且つ着脱可能
    に装着され、該プリントヘッドのインク吐出面を保護す
    るヘッドキャップと、 上記ヘッドキャップの上記プリントヘッド側にその長手
    方向に設けられ、上記プリントヘッドのインク吐出面を
    クリーニングするクリーニング部材と、を備えたことを
    特徴とするインクジェットヘッド。
  2. 【請求項2】上記ヘッドキャップは、上記プリントヘッ
    ドのインク吐出面の長手方向に直交する方向に相対的に
    移動され、該ヘッドキャップと共に移動するクリーニン
    グ部材で上記インク吐出面をクリーニングすることを特
    徴とする請求項1記載のインクジェットヘッド。
  3. 【請求項3】上記プリントヘッドは、上記クリーニング
    部材によるインク吐出面のクリーニングの実施前又は実
    施後に、インク吐出孔からインクの予備吐出を行うこと
    を特徴とする請求項1記載のインクジェットヘッド。
  4. 【請求項4】上記ヘッドキャップの内側には、インク吐
    出孔からの予備吐出インクを受けるインク受部を設けた
    ことを特徴とする請求項3記載のインクジェットヘッ
    ド。
  5. 【請求項5】上記インクカートリッジ又はヘッドキャッ
    プには、該ヘッドキャップがプリントヘッドに対し相対
    的に移動する際に上記プリントヘッドのインク吐出孔か
    らの予備吐出のタイミングを検出する手段を設けたこと
    を特徴とする請求項3記載のインクジェットヘッド。
  6. 【請求項6】上記クリーニング部材は、上記プリントヘ
    ッドのインク吐出面の全長にわたって接触する円柱状に
    形成されると共に、ヘッドキャップに着脱可能に保持さ
    れたことを特徴とする請求項1記載のインクジェットヘ
    ッド。
  7. 【請求項7】上記クリーニング部材の上記インク吐出面
    に接触する部分は、弾性を有すると共にインクを吸収す
    る材質で形成されたことを特徴とする請求項6記載のイ
    ンクジェットヘッド。
  8. 【請求項8】上記クリーニング部材をヘッドキャップに
    保持する部分には、該クリーニング部材をプリントヘッ
    ドのインク吐出面側に付勢する手段を設けたことを特徴
    とする請求項6記載のインクジェットヘッド。
  9. 【請求項9】上記クリーニング部材は、上記プリントヘ
    ッドのインク吐出面との接触状態で回転しないように固
    定され、又はブレーキ機構により回転を制限してインク
    吐出面を擦りつつ回転するものとしたことを特徴とする
    請求項6記載のインクジェットヘッド。
  10. 【請求項10】上記クリーニング部材は、上記プリント
    ヘッドのインク吐出面との接触により従動回転し、又は
    回転駆動機構により正方向或いは逆方向に回転するもの
    としたことを特徴とする請求項6記載のインクジェット
    ヘッド。
  11. 【請求項11】上記クリーニング部材は、その断面周囲
    の長さが、該クリーニング部材がプリントヘッドのイン
    ク吐出面に接触して従動回転する移動距離と等しい長さ
    に形成されたことを特徴とする請求項6記載のインクジ
    ェットヘッド。
  12. 【請求項12】上記インク受部の受面には、予備吐出イ
    ンクの跳ね返りを防止する手段を設けたことを特徴とす
    る請求項4記載のインクジェットヘッド。
  13. 【請求項13】インクジェットヘッドからインクを微細
    に粒子化して吐出し、記録紙上にインクドットを吹付け
    て印刷するインクジェットプリンタにおいて、 内部に1色又は複数色のインクを収容するインクカート
    リッジと、このインクカートリッジから供給されるイン
    クを吐出させるインク吐出孔が設けられたインク吐出面
    を有するプリントヘッドと、このプリントヘッドに対し
    相対的に移動し且つ着脱可能に装着され該プリントヘッ
    ドのインク吐出面を保護するヘッドキャップと、このヘ
    ッドキャップの上記プリントヘッド側にその長手方向に
    設けられ上記プリントヘッドのインク吐出面をクリーニ
    ングするクリーニング部材とを具備するインクジェット
    ヘッドと、 上記インクジェットヘッドをプリンタ本体の所定箇所に
    装着して固定すると共に、その固定を解除するヘッド着
    脱機構と、 上記インクジェットヘッドがプリンタ本体の所定箇所に
    固定される状態でヘッドキャップをプリントヘッドに対
    して相対的に移動してインク吐出面を解放すると共に、
    印刷終了後に上記ヘッドキャップを閉じるヘッドキャッ
    プ開閉機構と、を備えたことを特徴とするインクジェッ
    トプリンタ。
  14. 【請求項14】上記インクジェットヘッドのヘッドキャ
    ップの内側には、インク吐出孔からの予備吐出インクを
    受けるインク受部を設けたことを特徴とする請求項13
    記載のインクジェットプリンタ。
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