JP4887737B2 - インクジェット回復装置 - Google Patents

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Description

本発明は、インクジェット記録装置に設けられた記録ヘッドのノズルの吐出不良を回復するインクジェット回復装置に関する。
従来より、インクジェット記録装置においては、記録ヘッドのノズルに詰まったインクやゴミ等を除去するインクジェット回復装置が設けられている。
そして、この種のインクジェット回復装置としては、多孔質体からなるインク吸収体を設け、ノズルの吐出不良を回復する回復作業時に、記録ヘッドをインク吸収体の配置位置(回復位置)まで移動させ、さらにインク吸収体を昇降装置により上昇させて記録ヘッドの各ノズルに接触させることで、毛管現象によりノズルに詰まったゴミ等を、インクと共にインク吸収体に吸収させるようにされたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−41190号公報
ところで、従来のインクジェット回復装置は、各色のノズルに対して同一のインク吸収体を用いて回復作業を行うと混色してしまうため、通常は、インクの種類と同じ数だけインク吸収体を設け、そのインク吸収体の各々は、上記回復位置にて記録ヘッドの移動方向に沿って一列に並んで配置されている。
このため、従来のインクジェット回復装置では、当該装置の小型化が難しいという問題があった。
本発明はこうした問題を解決するためになされたものであり、インクジェット記録装置に設けられた記録ヘッドのノズルの吐出不良を回復するインクジェット回復装置において、当該装置の小型化を図ることを目的としている。
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、被記録媒体へ向けてインクを吐出するための複数のノズルが一列に配列された記録ヘッドにより、被記録媒体に画像を形成するインクジェット記録装置に設けられ、毛管現象を利用してノズルの吐出不良を回復するインクジェット回復装置であって、長尺状に形成され、その長手方向の回転中心軸がノズルの配列方向に平行となるように配置された回転部材と、回転部材の回転中心軸周りに所定角度毎に区切られて複数配置され、記録ヘッドの各ノズルに当接して、その各ノズルの先端からインクを吸収可能な第1インク吸収体、及び、この第1インク吸収体よりもインクの吸収力が大きい第2インク吸収体と、外部から入力される回復指令に応じて、回転部材の回転中心軸周りに配置された複数の第1インク吸収体及び第2インク吸収体のうち、回復指令により特定されるインク吸収体が記録ヘッド側へ向くように、回転部材を回転中心軸を中心に回転させる回転制御手段と、回復指令により特定されるインク吸収体が記録ヘッド側へ向くように配置されると、そのインク吸収体と記録ヘッドの各ノズルとが接触するように、インク吸収体を記録ヘッドへ向けて移動させる移動手段と、所定時間内に移動手段によるインク吸収体の移動回数を判定する判定手段とを備え、回転制御手段は、判定手段により移動回数が所定回数ではないと判定された場合に、第1インク吸収体が記録ヘッド側へ向くように、回転部材を回転させる一方、判定手段により移動回数が所定回数以上であると判定された場合には、第2インク吸収体が記録ヘッド側へ向くように、回転部材を回転させることを特徴としている。
このような請求項1に記載のインクジェット回復装置では、回転部材の回転中心軸周りに第1インク吸収体及び第2インク吸収体を複数配置し、ノズルの吐出不良を回復する回復動作を行う際には、第1インク吸収体及び第2インク吸収体のうち、回復指令により特定されるインク吸収体が記録ヘッド側へ向くように、回転部材を回転中心軸を中心に回転させ、記録ヘッド側を向いた状態のインク吸収体と記録ヘッドの各ノズルとが接触するように、インク吸収体を記録ヘッドへ向けて移動させることで、記録ヘッドの各ノズルに付着したインクを吸収するようにされている。
このため、各インク毎に対応したインク吸収体を用いて従来と同じ機能を実現することができ、なおかつ、インク吸収体を一列に並べて配置する必要がないので、インクジェット回復装置の小型化を図ることができる。
また、請求項1に記載のインクジェット回復装置では、第1インク吸収体を使用してもノズルの吐出不良を回復することができない場合に、その第1インク吸収体よりもインクの吸収力が大きい第2インク吸収体を使用することで、ノズルの吐出不良を回復することが可能となる。
よって、請求項1に記載のインクジェット回復装置によれば、移動手段によるインク吸収体の移動回数に応じて回復動作に使用するインク吸収体を変更することができるので、回復動作時に記録ヘッドの各ノズルから吸収するインクの量を、最小限に抑えることができ、インクジェット記録装置は、より多くのインクを、被記録媒体への画像に使用することが可能となる。
なお、回復動作において、回転制御手段が回転部材を回転させる前に、回復指令により特定されるインク吸収体が既に記録ヘッド側を向いている場合には、回転制御手段が回転部材を回転させずに、移動手段が、記録ヘッド側を向いた状態のインク吸収体を、記録ヘッド側へ向けて移動させるようにされていると良い。
また、インク吸収体の各々は、請求項2に記載のように、記録ヘッドの各ノズルと接触する部分からその反対側へ向かって、インクを吸収する力が大きくなるように構成されていると良い。
このようにされていれば、インク吸収体は、記録ヘッドの各ノズルと接触する部分からその反対側へ向かってインクを吸収する力が大きくなるので、回復動作時には、記録ヘッドの各ノズルに付着したインクをスムーズに吸収することができ、当該装置の性能を向上させることができる。
以下に、本発明の実施の形態を、図面と共に説明する。
図1は、第1実施形態の多機能装置(MFD:Multi Function Device)1の斜視図であり、図2は、その側断面図である。
この多機能装置1は、プリンタ機能、コピー機能、スキャナ機能及びファクシミリ機能を有したものであり、図1及び図2に示すように、合成樹脂製のハウジング2の上部に、原稿の読み取りに用いられる画像読取装置12が設けられている。
画像読取装置12は、その左端部に設けられた図示しない枢軸を中心にハウジング2に対して上下開閉回動可能に構成されており、さらに、この画像読取装置12の上面を覆う原稿カバー体13が、その後端部に設けられた枢軸12a(図2参照)を中心に画像読取装置12に対して上下開閉回動可能に装着されている。
そして、図2に示すように、画像読取装置12の上面には、原稿カバー体13を上側に開けて読み取り用の原稿を載置するための載置用ガラス板16が設けられ、その下側には、原稿読み取り用のイメージスキャナ装置(CIS:Contact Image Sensor)17が図2の紙面と直交する方向(左右方向)に延びるガイドシャフト44に沿って往復移動可能に設けられている。
また、図1及び図2に示すように、画像読取装置12の前方には、入力操作を行うための操作ボタン群14aや各種情報を表示するための液晶表示部(LCD)14bを備えた操作パネル部14が設けられている。
一方、ハウジング2の底部には、被記録媒体としての記録紙Pを給紙するための給紙部11が設けられている。この給紙部11には、記録紙Pを積層(堆積)した状態で収容する給紙カセット3が、ハウジング2の前側に形成された開口部2aを介して、ハウジング2に対し前後方向に着脱可能に設けられている。本実施形態において、給紙カセット3は、A4サイズ、レターサイズ、リーガルサイズ、はがきサイズ等の記録紙Pをその短辺(幅)が給紙方向(副走査方向、前後方向、矢印A方向)と直交する方向(主走査方向、左右方向)に延びる向きで、複数枚積層(堆積)して収納可能に構成されている。
そして、図2に示すように、給紙カセット3の奥側(後端部側)には、記録紙分離用の傾斜分離板8が配置されている。この傾斜分離板8は、記録紙Pの幅方向(左右方向)中央部において突出し、記録紙Pの幅方向左右両端部側へ向かうに従って後退するように平面視で凸湾曲状に形成されており、記録紙Pの幅方向中央部には、記録紙Pの先端縁に当接して分離を促進するための鋸歯状の弾性分離パッドが設けられている。
また、給紙部11において、ハウジング2側には、給紙カセット3から記録紙Pを給紙するための給紙アーム6aの基端部が上下方向に回動可能に装着され、この給紙アーム6aの先端部に設けられた給紙ローラ6bには、給紙アーム6a内に設けられた歯車伝達機構6cにより、LF(搬送)モータ131(図5参照)からの回転駆動力が伝達される。そして、この給紙ローラ6bと上述した傾斜分離板8の弾性分離パッドとにより、給紙カセット3に堆積された記録紙Pを一枚ずつ分離搬送する。こうして給紙方向(矢印A方向)に沿って進むように分離された記録紙Pは、第1搬送路体60と第2搬送路体52との間隙に形成された横向きU字形状のパスを含む給送路9を介して、給紙カセット3の上方(高い位置)に設けられた記録部7に搬送される。
図3は、画像読取装置12を除いた状態での多機能装置1の平面図である。
同図に示すように、記録部7は、上向き開放の箱状に形成されたメインフレーム21と、その左右一対の側板21aによって支持され左右方向(主走査方向)に延びる横長の板状の第1ガイド部材22及び第2ガイド部材23との間に設けられており、下面からインクを吐出することで記録紙Pに画像を記録するインクジェット式の記録ヘッド4(図2、図4参照)と、この記録ヘッド4が搭載されたキャリッジ5とを備えている。
キャリッジ5は、排紙方向(矢印B方向)上流側の第1ガイド部材22及び下流側の第2ガイド部材23にまたがって摺動自在に支持されており、左右方向に往復移動可能となっている。そして、排紙方向(矢印B方向)下流側に配置された第2ガイド部材23の上面には、キャリッジ5を往復移動させるために、主走査方向(左右方向)に延びるようにタイミングベルト24が巻回されており、このタイミングベルト24を駆動するCR(キャリッジ)モータ132(図5参照)が、第2ガイド部材23の下面に固定されている。
一方、記録部7において、キャリッジ5における記録ヘッド4の下面には、記録ヘッド4と対向して左右方向に延びる扁平状のプラテン26が、上記両ガイド部材22,23の間にて、メインフレーム21に固定されている。
そして、図2に示すように、プラテン26の排紙方向(矢印B方向)上流側には、記録紙Pを記録ヘッド4の下面に搬送するための搬送(レジスト)ローラとして、駆動ローラ50と、この駆動ローラ50に対向する下方にニップローラ51とが配置されている。また、プラテン26の排紙方向(矢印B方向)下流側には、記録部7を経た記録紙Pを排紙方向(矢印B方向)に沿って排紙部10に搬送するように駆動される排紙ローラ28と、これに対向して排紙ローラ28側に付勢された拍車ローラ(図示せず)とが配置されている。
記録部7にて記録された記録紙Pがその記録面を上向きにして排出される排紙部10は、給紙部11の上方に配置され、排紙口10aがハウジング2の前面の開口部2aと共通にして開口されている。そして、排紙部10から排紙方向(矢印B方向)に従って排紙された記録紙Pは、開口部2aの内部側に位置する排紙トレイ10bに堆積収容される。
一方、画像読取装置12によって覆われたハウジング2の前部右端位置には、図示しないインク貯蔵部が設けられている。このインク貯蔵部には、フルカラー記録のための4色(ブラック(Bk)、シアン(C)、イエロー(Y)、マゼンタ(M))のインクをそれぞれ収容した4つのインクカートリッジが、画像読取装置12を上方に開いた状態で着脱可能となるように装着されている。そして、各色のインクカートリッジと上述した記録ヘッド4とは、可撓性を有する4本のインク供給管で連結されており、各インクカートリッジに収容されたインクは、各インク供給管を介して記録ヘッド4へ供給される。
また、図3に示すように、記録ヘッド4には、記録紙Pの搬送方向(排紙方向、副走査方向)に沿って配列された複数のノズルからなるノズル列4k,4c,4y,4mが設けられている。具体的には、フルカラー記録のための4色(ブラック(Bk)、シアン(C)、イエロー(Y)、マゼンタ(M))のインクに対応して、各色のインクを吐出する4つのノズル列4k,4c,4y,4mが、左側から右側に向かって、4k→4c→4y→4mの順に並んで配置されており、そのノズル列4k,4c,4y,4mの各々は、記録紙Pの搬送方向に配置されて同じインクを吐出するノズルにて構成されている。
また、キャリッジ5の移動領域における右端部の下方には、本発明のインクジェット回復装置としてのメンテナンス機構80が設けられている。
なお、4組のノズル列4k,4c,4y,4m及びメンテナンス機構80は、記録ヘッド4の下側に設けられているため、図3では、透過した位置に点線で表している。
次に、メンテナンス機構80の構造について説明する。
図4(a)は、メンテナンス機構80の断面構造を模式的に表す説明図であり、図4(b)は、メンテナンス機構80の内部構造を模式的に表す説明図である。なお、図4(a)に示すメンテナンス機構80は、メンテナンス機構80を多機能装置1の前方側から見た状態を表しており、図4(b)に示すメンテナンス機構80は、メンテナンス機構80を多機能装置1の左側(又は右側)から見た状態を表している。
メンテナンス機構80は、毛管現象を利用して記録ヘッド4のノズルの吐出不良を回復するためのものであり、図3に示すように、略長尺状に形成され、その回転中心軸81aが用紙搬送方向(ノズルの配列方向)に平行となるように配置された回転部材81と、回転部材81の回転中心軸81a周りに、所定角度(本第1実施形態では90度)毎に仕切り板81bにより区切られて複数(本第1実施形態では4つ)配置され、記録ヘッド4のノズル列4k,4c,4y,4mのうちの1つに当接して、その当接したノズル列4k,4c,4y,4mの各ノズルの先端からインクを吸収可能なインク吸収体82a〜82dと、回転部材81を回転中心軸81a周りに回転させるための回転部材回転用モータ86と、回転部材81(延いてはインク吸収体82a〜82d)を上下方向に昇降させるための昇降装置87と、回転部材81の原点位置を検出するための位置センサ88(図5参照)とを備えている。
インク吸収体82a〜82dは、回転部材81の回転中心軸81aに沿って設けられた下側多孔質体83と、下側多孔質体83の上側に設けられた上側多孔質体84とからなる2層構造をなしている。
上側多孔質体84は、ノズル列4k,4c,4y,4mのノズルの径よりも微細な孔を複数有するプラスチック(例えば、ポリプロピレン)からなり、下側多孔質体83は、上側多孔質体84の孔よりも微細な孔を複数有するプラスチック(例えば、ポリプロピレン)からなる。
このため、インク吸収体82a〜82dがノズル列4k,4c,4y,4mのノズルに接触すると、毛管現象によって、ノズル列4k,4c,4y,4mのノズルに付着したインク等が、そのノズルに接触したインク吸収体82a〜82dに吸収される。
また、インク吸収体82a〜82dの各下側多孔質体84には、インク排出口85が接続されており、インク吸収体82a〜82dにより吸収されたインクは、インク排出口85を介して、使用済のインクを収集するためのインク収集部(図示省略)へ、自重により運ばれるようにされている。
回転部材回転用モータ86の出力軸86aには、回転部材81を回転させるための歯車86bが取り付けられ、その歯車86bは、回転部材81の回転中心軸81aに接続された歯車81cと噛み合っている。
このため、回転部材回転用モータ86が作動すると、歯車86b,81cが回転することとなり、回転部材81が回転中心軸81a周りに回転する。
昇降装置87は、インク吸収体82a〜82dを左右から挟んで回転中心軸81aの両側に配置され、回転部材81を回転中心軸81a周りに回転可能に支持する支持部材87aと、支持部材87a(延いては回転部材81)を昇降可能に支持するアクチュエータ(本実施形態では電磁ソレノイド)87bとを備え、電磁ソレノイド87bは、後述する制御処理装置70により通電制御されて伸縮することで回転部材81を昇降させる。
位置センサ88は、回転部材81の回転中心軸81aに設けられた遮光板と、発光部及び受光部とを備える。
遮光板は、円板状をなし、径方向外方に膨出する略凸状の遮光部が一体成型されている。
また、位置センサ88の発光部及び受光部は、光センサとして構成され、遮光板の遮光部を挟む位置において対向配置されている。これにより、遮光板の遮光部は、発光部と受光部との間を回転部材の回転により通過する。
この位置センサ88では、回転部材81が回転中心軸81a周りに回転して、インク吸収体82dが図4(a)に示す如く上側を向いた位置になったときにだけ、遮光部が発光部から受光部へ向かう光を遮光するようにされている。これにより、回転部材81が原点位置(本実施形態では、インク吸収体82dが上側を向いた位置)にある状態かを検知している。
次に、多機能装置1の制御処理装置70について説明する。図5は、制御処理装置70の概略構成を表すブロック図である。
図5に示すように、制御処理装置70は、CPU71とROM72とRAM73とEEPROM74とを有するマイクロコンピュータを備えており、給紙された記録紙Pの位置を検出するためのレジストセンサ111、記録紙Pの先端部、後端部、幅方向における端縁部等を検出するためのメディアセンサ112、駆動ローラ50の回転量を検出するための用紙搬送用エンコーダ113、キャリッジ5の移動量を検出するためのキャリッジ用エンコーダ114、操作ボタン群14a、液晶表示部14b、位置センサ88などが電気的に接続されている。
また、制御処理装置70は、上述した給紙ローラ6b、駆動ローラ50及び排紙ローラ28を回転駆動する駆動源となるLFモータ131を駆動するための駆動回路76aと、CRモータ132を駆動するための駆動回路76bと、上述した回転部材回転用モータ86を駆動するための駆動回路76cと、記録ヘッド4を駆動するための記録ヘッド駆動回路76dと、電磁ソレノイド87bを駆動するための駆動回路76eとが電気的に接続されると共に、パーソナルコンピュータ77(PC77)を接続可能に構成されている。
そして、制御処理装置70(詳しくはCPU71)は、PC77や当該多機能装置1におけるコピー、ファクシミリ等の他の機能ブロックから、記録紙Pへの記録指令を受けると、まず記録紙Pの端部位置を検出する紙端検出処理を実行した後、その検出結果に基づき記録紙Pへの画像形成を行う記録処理を実行し、次頁への記録が必要であれば、次頁の記録紙Pに対して、再度、紙端検出処理、記録処理を行い、次頁への記録が必要でなければ、処理を終了する、といった手順で、記録紙Pへの画像形成を行う。
なお、紙端検出処理及び記録処理については、公知技術に従っているので、ここでは詳細な説明は省略する。
また、制御処理装置70(詳しくはCPU71)は、使用者の操作に応じてPC77や操作ボタン群14aから回復指令を受けると(又は定期的に)、回復指令により特定される色のノズル列4k,4c,4y,4mの各ノズルに詰まったインクを吸収するための回復処理を実行する。
以下、制御処理装置70が実行する回復処理について、図6に示すフローチャートに沿って詳しく説明する。
図6に示す如く、回復処理では、まずS110にて、今回の回復指令により特定された色のうちの1つを選択する。なお、本実施形態において、今回の回復処理が、使用者の操作によるものではなく、定期的に実行されたものであった場合には、全色(Bk,C,Y,M)のノズル列4k,4c,4y,4mの各ノズルからインクを吸収するようにされており、S110では、例えば、M→Y→C→Bkの順で選択するようにされている。
次に、S120では、CRモータ132を駆動して、S110にて選択された色のノズル列4k,4c,4y,4mがメンテナンス機構80(詳しくは、回転部材81の回転中心軸81a)と対向する上方位置(以下、回復位置という)にくるように、キャリッジ5を移動させる。
そして、S130では、回転部材回転用モータ86を駆動して、S110にて選択された色に対応するインク吸収体82a〜82dが、キャリッジ5側を向くように(ノズル列4k,4c,4y,4mのうち回復位置に配置されたノズル列と向かい合うように)、回転部材81を回転させる。
具体的に説明すると、S130では、S110にて選択された色がブラック(Bk)だった場合に、インク吸収体82aがキャリッジ5側を向くように回転部材81を回転させ、S110にて選択された色がシアン(C)だった場合には、インク吸収体82bがキャリッジ5側を向くように回転部材81を回転させ、S110にて選択された色がイエロー(Y)だった場合には、インク吸収体82cがキャリッジ5側を向くように回転部材81を回転させ、S110にて選択された色がマゼンダ(M)だった場合には、インク吸収体82dがキャリッジ5側を向くように回転部材81を回転させる。
なお、S130において、S110にて選択された色に対応するインク吸収体82a〜82dが、既にキャリッジ5側を向いていた場合には、回転部材回転用モータ86を駆動せずにS140へ移行する。
続いて、S140では、電磁ソレノイド87bを駆動して、キャリッジ5側を向いた状態のインク吸収体(即ち、S110にて選択された色に対応するインク吸収体)82a〜82dと、回復位置に配置された状態のノズル列(即ち、S110にて選択された色のノズル列)4k,4c,4y,4mの各ノズルとが接触するように、回転部材81を上昇させる。
すると、インク吸収体82a〜82dのうちキャリッジ5側を向いた状態のインク吸収体と、ノズル列4k,4c,4y,4mのうち回復位置に配置された状態のノズル列の各ノズルとが接触し、毛管現象によって、インク吸収体82a〜82dと接触したノズルの先端から、そのノズルと接触したインク吸収体に、インクが吸収されることとなる。
そして、S150では、S140の処理が終了してから所定時間が経過するまで待ち、所定時間経過したと判定すると、S160に移行する。
そして、S160では、電磁ソレノイド87bを駆動して、回転部材81を下降させる(元の位置に戻す)。
次に、S170では、今回の回復指令により特定された色がS110で全て選択されたか否かを判定する。
そして、S170にて、S110で全て選択していないと判定した場合には、S110に戻り、S110にて、今回の回復指令により特定される色のうち、まだ選択していない色を選択し、一方、S170にて、S110で全て選択したと判定した場合には、当該回復処理を終了する。
以上説明したように、本第1実施形態の多機能装置1では、回復処理を実行すると、まず回復指令により特定される色の中から1つ(例えばマゼンダ)を選択して(S110)、その選択した色のノズル列4mが回復位置にくるように、キャリッジ5を移動させる(S120)。
そして、図7(a)に示すように、インク吸収体82dとノズル列4mとが向かい合うように回転部材81を回転させ(S130)、インク吸収体82dとノズル列4mの各ノズルとが接触するように、図7(b)に示す如く回転部材81を上昇させる(S140)。
そして、所定時間経過後(S150:YES)、回転部材81を元の位置に戻し(S160)、回復指令により特定される色を全て選択していない場合には(S170:NO)、まだ選択していない色(例えばイエロー)を選択し、その色のノズル列4yが回復位置にくるように、キャリッジ5を移動させる。そして、図7(c)に示すように、インク吸収体82cとノズル列4yとが向かい合うように回転部材81を回転させ、図7(d)に示すように、インク吸収体82cとノズル列4yの各ノズルとが接触するように回転部材81を上昇させ、所定時間経過すると、回転部材81を元の位置に戻す。
以下、回復指令により特定される色を全て選択するまで、上述のS110〜S160の処理を実行する(図7(e)、図7(f))。
よって、以上のような第1実施形態の多機能装置1によれば、各色毎に対応したインク吸収体82a〜82dを用いて従来と同じ機能を実現することができ、なおかつ、横一列に並べてインク吸収体82a〜82dを配置する必要がないので、メンテナンス機構80(延いては、多機能装置1)の小型化を図ることができる。
また、本第1実施形態において、インク吸収体82a〜82dの各々は、下側多孔質体83と上側多孔質体84とからなる2層構造をなし、下側多孔質体83は、上側多孔質体84の孔よりも微細な孔を有している。
このため、上側多孔質体84側から下側多孔質体83側へ向かってインクを吸収する力が大きくなり、回復処理時において、ノズル列4k,4c,4y,4mの各ノズルに付着したインクをスムーズに吸収することができ、メンテナンス機構80の性能を向上させることができる。
つまり、毛管現象においては、周知の如く、孔の径が小さい程インクを吸収する力が大きくなるので、上側多孔質体84側から多孔質体83側へ向かってインクを吸収する力が大きくなり、インクをスムーズに吸収することができるのである。
また、インク吸収体82a〜82dの各々は、仕切り板81bにより区切られて回転部材81に設けられており、回復処理を実行する際には、各色毎に異なるインク吸収体82a〜82dを使用するようにされるため、回復処理時にノズル列4k,4c,4y,4mの各ノズルで混色してしまうのを防止することができる。
なお、本第1実施形態では、S130の処理が回転制御手段に相当し、S140の処理が移動手段に相当している。
次に、第2実施形態の多機能装置について、図8及び図9を用いて説明する。
なお、図8は、第2実施形態のメンテナンス機構90の内部構造を説明する説明図であり、図9は、第2実施形態の制御処理装置70にて実行される回復処理を表すフローチャートである。また、図8及び図9において、第1実施形態と同様の構成要素については、同じ符号を付しているため、詳細な説明は省略する。
第2実施形態の多機能装置は、第1実施形態の多機能装置1と比較すると、メンテナンス機構80に代えてメンテナンス機構90を備え、制御処理装置70が、図5の回復処理に代えて図8の回復処理を実行するようにされている。
具体的に説明すると、まずメンテナンス機構90は、回転部材81と、回転部材81の回転中心軸81a周りに、45度毎に仕切り板81bにより区切られて8つ配置されたインク吸収体82a〜82hと、回転部材回転用モータ86と、昇降装置87と、位置センサ88と、を備えている。
インク吸収体82a〜82hのうち、インク吸収体82e〜82hも、インク吸収体82a〜82dと同様に、下側多孔質体91と上側多孔質体92とからなる2層構造をなしているが、各多孔質体83,84,91,92の孔の大きさを比較すると、91<83<92<84という具合に、下側多孔質体91の孔の大きさが最も小さく、上側多孔質体84の孔の大きさが最も大きくなっている。
このため、インク吸収体82a〜82hをノズル列4k,4c,4y,4mの各ノズルに接触させた際には、インク吸収体82a〜82dよりもインク吸収体82e〜82hの方が、インクを吸収する力が大きくなる。
次に、第2実施形態の制御処理装置70が行う回復処理について、図8を用いて説明する。
制御処理装置70が図8の回復処理を開始して、S110及びS120の処理を終了すると、S210にて、所定時間内に回復処理を指定回数(例えば3回)以上実行したか否かを判定する。
そして、S210にて、所定時間内に回復処理を指定回数以上実行していないと判定した場合には、S220に移行し、回転部材回転用モータ86を駆動して、S110にて選択された色に対応するインク吸収体82a〜82hのうち、インクの吸収力が弱い方のインク吸収体82a〜82dが、キャリッジ5側を向くように回転部材81を回転させ、S140に移行する。
一方、S210にて、所定時間内に回復処理を指定回数以上実行したと判定した場合には、S230に移行し、回転部材回転用モータ86を駆動して、S110にて選択された色に対応するインク吸収体82a〜82hのうち、インクの吸収力が強い方のインク吸収体82e〜82hが、キャリッジ5側を向くように回転部材81を回転させ、S140に移行する。
以上説明したように、第2実施形態の多機能装置では、所定時間内に所定回数(本実施形態では3回)回復処理を行った場合に、インク吸収体82a〜82dよりもインクの吸収力が大きいインク吸収体82e〜82hを使用するようにされている。
このため、回復処理を所定時間内に所定回数行うことで、インク吸収体82e〜82hにより、インク吸収体82a〜82dでも回復することができなかったノズルの吐出不良を改善することが可能となる。
よって、第2実施形態の多機能装置によれば、ノズルの吐出不良の具合に応じて回復動作に使用するインク吸収体を変更することができるので、回復動作時に記録ヘッド4の各ノズルから吸収するインクの量を、最小限に抑えることができ、多機能装置は、より多くのインクを、記録紙Pへの画像に使用することが可能となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
上記実施形態においては、4色のインクカートリッジが取り付けられた多機能装置1に搭載されたメンテナンス機構80,90について説明したが、メンテナンス機構80,90は、5色以上のインクカートリッジが取り付けられた多機能装置1に搭載されていても良い。
例えば、6色(具体例として、Bk,C,Y,Mに、ライトシアン、ライトマゼンダを加えた6色)のインクカートリッジが取り付けられた多機能装置に搭載するようにしても良く、この場合、図10に示すように、メンテナンス機構100は、回転部材81の回転中心軸81a周りに、60度毎に仕切り板81bにより区切られるように、インク吸収体82a〜82d,82i,82jを配置するようにすると良い。
また、本実施形態では、LFモータ131及び回転部材回転用モータ86を利用して、給紙ローラ6b、駆動ローラ50、排紙ローラ28、及び、回転部材81を回転させるようにされていたが、1つのモータで、給紙ローラ6b、駆動ローラ50、排紙ローラ28、及び、回転部材81を回転させるように構成しても良い。
また、第2実施形態では、所定時間内に回復処理が所定回数実行された場合に、インク吸収体82a〜82dよりもインクの吸収力が大きいインク吸収体82e〜82hを使用するようにされていたが、これに限らず、使用者の操作に応じて、ノズルからインクを吸収するのに使用するインク吸収体を、インク吸収体82a〜82dからインク吸収体82e〜82hに変更するようにしても良い。
また、第2実施形態では、各多孔質体83,84,91,92の孔の大きさが91<83<92<84となるようにされていたが、これに限らず、各多孔質体83,84,91,92の孔の大きさは、ノズル列4k,4c,4y,4mの各ノズルの孔よりも小さく、下側多孔質体83,91の孔の方が、上側多孔質体84,92の孔よりも小さくなるようにされていれば良い。
例えば、各多孔質体83,84,91,92の孔の大きさは、91=83<92=84という関係となるようにされていても良いし、91=83<92<84という関係になるようにされていても良いし、91<83<92=84という関係になるようにされていても良い。
また、昇降装置87は、インク吸収体82a〜82hとノズル列4k,4c,4y,4mの各ノズルとが接触可能となるよう、回転部材81を昇降するようにされていれば何でも良く、例えばモータとリンク等からなる機構として構成しても良い。
また、上述した実施形態では、所定方向に往復動可能なキャリッジに搭載された記録ヘッド、即ちシリアル記録型の記録ヘッドで説明したが、固定配置されたライン型の記録ヘッドに対しても本発明を適用できることは言うまでもない。
第1実施形態の多機能装置の斜視図である。 第1実施形態の多機能装置の側断面図である。 画像読み取り装置を除いた状態での多機能装置の平面図である。 メンテナンス機構の内部構造を説明する説明図である。 制御処理装置の概略構成を表すブロック図である。 第1実施形態の制御処理装置にて実行される回復処理を表すフローチャートである。 制御処理装置の回復処理の動作を説明する説明図である。 第2実施形態のメンテナンス機構の内部構造を説明する説明図である。 第2実施形態の制御処理装置にて実行される回復処理を表すフローチャートである。 変形例のメンテナンス機構の内部構造を説明する説明図である。
符号の説明
1…多機能装置、3…給紙カセット、4…記録ヘッド、4k,4c,4y,4m…ノズル列、5…キャリッジ、6b…給紙ローラ、7…記録部、10…排紙部、10a…排紙口、10b…排紙トレイ、11…給紙部、12…画像読取装置、14…操作パネル部、14a…操作ボタン群、14b…液晶表示部、28…排紙ローラ、44…ガイドシャフト、50…駆動ローラ、51…ニップローラ、70…制御処理装置、76a〜76e…駆動回路、77…パーソナルコンピュータ、80,90,100…メンテナンス機構、81…回転部材、81a…回転中心軸、81b…仕切り板、81c…歯車、82a〜82j…インク吸収体、83,91・・・下側多孔質体、84,92…上側多孔質体、85…インク排出口、86…回転部材回転用モータ、86a…出力軸、86b…歯車、87…昇降装置、87a…支持部材、87b…電磁ソレノイド、88…位置センサ、111…レジストセンサ、112…メディアセンサ、113…用紙搬送用エンコーダ、114…キャリッジ用エンコーダ、131…LFモータ、132…CRモータ、P…記録紙。

Claims (2)

  1. 被記録媒体へ向けてインクを吐出するための複数のノズルが一列に配列された記録ヘッドにより、前記被記録媒体に画像を形成するインクジェット記録装置に設けられ、毛管現象を利用して前記ノズルの吐出不良を回復するインクジェット回復装置であって、
    長尺状に形成され、その長手方向の回転中心軸が前記ノズルの配列方向に平行となるように配置された回転部材と、
    該回転部材の回転中心軸周りに所定角度毎に区切られて複数配置され、前記記録ヘッドの各ノズルに当接して、該各ノズルの先端からインクを吸収可能な第1インク吸収体、及び、この第1インク吸収体よりもインクの吸収力が大きい第2インク吸収体と、
    外部から入力される回復指令に応じて、前記回転部材の回転中心軸周りに配置された複数の第1インク吸収体及び第2インク吸収体のうち、前記回復指令により特定されるインク吸収体が前記記録ヘッド側へ向くように、前記回転部材を前記回転中心軸を中心に回転させる回転制御手段と、
    前記回復指令により特定されるインク吸収体が前記記録ヘッド側へ向くように配置されると、そのインク吸収体と前記記録ヘッドの各ノズルとが接触するように、前記インク吸収体を前記記録ヘッドへ向けて移動させる移動手段と、
    所定時間内に前記移動手段による前記インク吸収体の移動回数を判定する判定手段とを備え、
    前記回転制御手段は、
    前記判定手段により前記移動回数が所定回数以上ではないと判定された場合に、前記第1インク吸収体が前記記録ヘッド側へ向くように、前記回転部材を回転させる一方、
    前記判定手段により前記移動回数が所定回数以上であると判定された場合には、前記第2インク吸収体が前記記録ヘッド側へ向くように、前記回転部材を回転させることを特徴とするインクジェット回復装置。
  2. 前記インク吸収体の各々は、前記記録ヘッドの各ノズルと接触する部分からその反対側へ向かって、インクを吸収する力が大きくなるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット回復装置。
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