JPH10166613A - インク収容手段及びプリンタ装置 - Google Patents

インク収容手段及びプリンタ装置

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JPH10166613A
JPH10166613A JP34670696A JP34670696A JPH10166613A JP H10166613 A JPH10166613 A JP H10166613A JP 34670696 A JP34670696 A JP 34670696A JP 34670696 A JP34670696 A JP 34670696A JP H10166613 A JPH10166613 A JP H10166613A
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ink
print head
container
absorber
communication port
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JP34670696A
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Takumi Namekawa
巧 滑川
Hiroshi Tokunaga
洋 徳永
Shinichi Horii
伸一 堀井
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、簡易な構成で大量のインクを貯蔵し
得ると共に、プリントヘツドに対するインク供給の信頼
性を向上し得るインク収容手段及びプリンタ装置を実現
しようとするものである。 【解決手段】一端に外部と連通する連通口が形成された
容器と、容器内に互いに接触した状態で装填され、それ
ぞれ所定の毛細管力を有する複数のインク吸収体とを設
け、各インク吸収体のうち最も毛細管力が大きいインク
吸収体が連通口側に装填されてなるようにしたことによ
り、インク収容手段の容器の大きさや、インク収容手段
の連通口の形成位置にかかわらず、インクを効率良く連
通口側に供給することができ、かくして簡易な構成で大
量のインクを貯蔵し得ると共に、プリントヘツドに対す
るインク供給の信頼性を向上することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 発明の属する技術分野 従来の技術(図21〜図26) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 発明の実施の形態 (1)第1実施例 (1−1)キヤリツジ搭載方式によるインクジエツトプ
リンタ装置の構成(図1及び図2) (1−2)弁付インク収容袋の構成(図3(A)及び
(B)) (1−3)インクタンクの構成(図4(A)及び
(B)) (1−4)制御部の構成(図5) (1−5)第1実施例の動作及び効果 (2)第2実施例 (2−1)チユーブ方式によるインクジエツトプリンタ
装置の構成(図6及び図7) (2−2)制御部の構成(図8) (2−3)第2実施例の動作及び効果 (3)第3実施例 (3−1)適宜合体方式によるインクジエツトプリンタ
装置の構成(図9及び図10) (3−2)第3実施例の動作及び効果(図11) (4)第4実施例 (4−1)メンテステーシヨン供給方式によるインクジ
エツトプリンタ装置の構成(図12〜図14) (4−2)第4実施例の動作及び効果 (5)第5実施例 (5−1)メンテステーシヨン供給方式によるインクジ
エツトプリンタ装置の構成(図15〜図17) (5−2)第5実施例の動作及び効果 (6)第6実施例(図18) (7)他の実施例(図19及び図20) 発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明はインク収容手段及び
プリンタ装置に関し、例えば、オンデマンド型インクジ
エツトプリンタ装置(以下、これを単にインクジエツト
プリンタ装置と呼ぶ)に適用して好適なものである。
【0003】
【従来の技術】従来、いわゆるオンデマンド型インクジ
エツトプリンタは、記録信号に応じてインク液滴をノズ
ルより吐出して、紙やフイルムなどの記録媒体に記録す
るプリンタであり、小型化、低コスト化が可能なため近
年急速に普及しつつある。
【0004】一方、近年、特にオフイスにおいて、デス
クトツプパブリツシングと呼ばれるコンピユータを用い
た文書作成が盛んに行われるようになり、最近では文字
や図形だけではなく写真等のカラーの自然画像を文字や
図形とともに出力するという要求が増加してきている。
このように文字や図形のみならず自然画像をプリントす
るためには大量のインクが必要とされる。
【0005】この種のオンデマンド型インクジエツトプ
リンタにおいては、プリントヘツドを固定保持するキヤ
リツジにインクタンクが搭載され、プリントヘツドの印
画動作と一体となつて当該プリントヘツドにインクを供
給する方式(以下、これをキヤリツジ搭載方式と呼ぶ)
と、プリントヘツドと別体にインクタンクが設けられ、
チユーブを介してプリントヘツドにインクを供給する方
式(以下、これをチユーブ方式と呼ぶ)のものがある。
【0006】具体的に、まずキヤリツジ搭載方式のシリ
アル型インクジエツトプリンタ装置を図21に示す。こ
のインクジエツトプリンタ装置1では、モータ2からプ
ーリ3、ベルト4及び回転軸5を順次介してプラテン6
に与えられる回転出力に基づいて当該プラテン6を回転
駆動し得るようになされている。
【0007】このプラテン6の近傍には当該プラテン6
の軸方向と平行に送りねじ7が配置され、当該送りねじ
7にはカートリツジ式のインクタンク8及びプリントヘ
ツド9が一体化して搭載されたキヤリツジ10が螺合さ
れている。かくして送りねじ7を回転駆動させることに
よつてキヤリツジ10をプラテン6の軸方向に移動させ
ることができる。このようにしてプリントヘツド9は、
キヤリツジ10に搭載されたインクタンク8から常にイ
ンクが供給された状態で、プラテン6に巻回された被印
刷物としてのプリント紙11に対して順次1行ずつ印画
し得るようになされている。
【0008】ここでプリントヘツド9におけるインク液
滴を吐出する方法について説明する。この種のオンデマ
ンド型インクジエツトプリンタでは、ピエゾ素子の変形
によりインクに圧力を与えノズルより吐出させる方法
や、発熱素子によりインクを加熱沸騰させて発生する泡
の圧力でインクを吐出させる方法を用いるのが一般的で
ある。さらにピエゾ素子の変形によりインクに圧力を与
えノズルより吐出させる方法には、何層にも積層された
圧電素子を直線的に変位させ振動板を押す方法と、振動
板に貼り合わされた単板あるいは2層に積層されたピエ
ゾ素子に電圧を与えることにより振動板を湾曲させる方
法がある。
【0009】この場合、図21に示すプリンタ装置にお
いて、プリントヘツド9として単板型のピエゾ素子を用
いたものを図22及び図23(A)に示す。このプリン
トヘツド9は、例えば感光性ガラス等からなる基台12
の一面に、複数の吐出ノズル13Aが形成されたオリフ
イスプレート13が接着されると共に、当該基台12の
他面に振動板14の一面が接着されている。さらにこの
振動板14の他面における基台12の圧力室12Aとの
対応位置には、厚み方向の両面側からそれぞれ電極15
及び16が接着されたピエゾ素子17が接着剤(図示せ
ず)等によつて強固に接合されている。
【0010】ここで図23(B)に示すように、基台1
2にはインクを収容する圧力室12Aと、当該圧力室1
2Aに連通形成されたインク導入孔12Bとが形成され
ている。また基台12の圧力室12Aは、対応するオリ
フイスプレート13の吐出ノズル13Aと連通されてい
る。かくして外部のインクタンク(図示せず)から供給
されたインクは、インク導入孔12Bを介して流入され
た後、圧力室12A内に収容される。
【0011】因みに、ピエゾ素子17は、焼成されたセ
ラミツクとしてのバイモルフ素子からなり、厚み方向の
両面側に接着された電極15及び16間に所定の電圧を
印加することにより、当該印加電圧に応じて厚み方向に
変形する特徴(以下、この特徴をバイモルフ効果と呼
ぶ)を有する。
【0012】このプリントヘツド9では、初期状態にあ
るピエゾ素子17に電圧を印加すると、当該ピエゾ素子
17及び振動板14のバイモルフ効果により、当該ピエ
ゾ素子17が面内方向に縮んで矢印aで示す方向に湾曲
し、これによつて振動板14も矢印aで示す方向に湾曲
する。このためピエゾ素子17の変位が振動板14を介
して圧力室12Aに伝達される。この結果、ピエゾ素子
17の変位に対応した圧力が圧力室12Aに加わり、当
該圧力室12Aの体積が減少して圧力室12A内の圧力
が上昇し、かくして当該圧力室12A内に満たされてい
たインクが吐出ノズル13Aより吐出することとなる。
【0013】また、図24(A)及び(B)にカートリ
ツジ式のインクタンク8を示す。このインクタンク8
は、マゼンタ、シアン及びイエローの3色のインクに対
応してそれぞれ同一構造でなるカートリツジ本体20A
〜20Cが一体成形された構成からなる。
【0014】このカートリツジ本体20A(20B、2
0Cも同様)は、図24(B)に示すように、インク吸
収体21が圧縮して装填されたインク吸収体収容室20
AXと、インクが貯蔵された密閉型のインク収容室20
AYとが下端側に形成された連通孔20AZを介して連
通接続されている。このインク吸収体収容室20AXの
上端には、大気を内部に連通するための大気連通孔20
AHが複数形成されると共に、下端にはプリントヘツド
9にインクを供給するためのインク供給口20ASが形
成されている。
【0015】このインク吸収体21としては、例えば発
泡材でなるポリウレタンフオームのような多孔質体が用
いられ、インクを含浸して保持することによりインク供
給口20AS及び大気連通孔20AHからインクが漏れ
るのを防止し得るようになされている。
【0016】またこのインクタンク8をプリントヘツド
9に装着したとき、当該プリントヘツド9から引き出さ
れた注射針(図示せず)が供給口20ASを介してイン
ク吸収体21内に差し込まれるようになされている。
【0017】このインクタンク8を用いてプリントヘツ
ド9にインクを供給するには、まずインク吸収体21に
最大保持可能なインク量よりも若干少ない量のインクを
保持させておく。続いて、プリントヘツド9内のピエゾ
素子17(図23(A))の変位に応じた圧力によつて
当該プリントヘツド9内部に負圧が生じることから、イ
ンク吸収体21に保持されたインクが注射針を介してプ
リントヘツド9側に吸い取られる。
【0018】この場合、大気連通孔20AH側のインク
吸収体21内部にメニスカスを発生させて当該インク吸
収体21に毛細管力(すなわちインク吸上げ力)を発生
させていることにより、インク吸収体収室20AX内部
には所定の負圧が発生する。このためインク吸収体21
から過量のインクがプリントヘツド9に流出することを
防止することができ、かくしてプリントヘツド9は安定
してインク液滴を吐出することができる。
【0019】一方、図21との対応部分に同一符号を付
して示す図25において、チユーブ方式のシリアル型イ
ンクジエツトプリンタ装置を示す。このインクジエツト
プリンタ装置30では、インクタンク31はキヤリツジ
32とは別体に設けられ、インクタンク31から引き出
されたインクチユーブ33を介してキヤリツジ32に固
定保持されたプリントヘツド34と連通接続されてい
る。
【0020】またプリントヘツド34及びインクタンク
31間にはチユーブポンプ35が設けられ、当該チユー
ブポンプ35を駆動制御することによりインクタンク3
1内に貯蔵されているインクをインクチユーブ33を介
してプリントヘツド34に供給するようになされてい
る。
【0021】ここで、図26にインクタンク31及びチ
ユーブポンプ35の内部構成を示す。インクタンク31
において、ケース本体31A内には先端がゴムキヤツプ
36で密封されたインク収容袋37が装填され、さらに
当該ゴムキヤツプ36を貫通するように中継インク針3
8が取り付けられている。この中継インク針38はイン
ク収容袋37及びチユーブ33間を中継する役割を果た
しており、インク収容袋37内のインクが中継チユーブ
針38を通過してチユーブ33内に流入し得るようにな
されている。
【0022】またチユーブポンプ35は、筐体35A内
部に円柱状の空間部35AXが形成されると共に、当該
空間部35AXと連通する貫通孔35AYが形成されて
いる。この貫通孔35AYにはチユーブ33が貫入され
ている。また空間部35AX内部には、円柱状の回転部
材40がモータ(図示せず)の出力軸41を回転中心と
して矢印aで示す方向に回転し得るように軸支されてい
る。さらに回転部材40の周側面には複数のローラ42
A〜42Cが出力軸41と平行な軸を回転中心として矢
印aで示す方向又はこれとは逆方向に回転自在に取り付
けられている。
【0023】かくしてモータの駆動に応じて回転部材4
0を矢印aで示す方向に回転させると、空間部35AX
内のチユーブ33が順次ローラ42A〜42Cによつて
当接押圧されることにより、当該チユーブ33内のイン
クがプリントヘツド34側に押し出される。これにより
チユーブポンプ35からプリントヘツド34に供給量が
調整されたインクが供給され、この結果当該プリントヘ
ツド34は安定してインク液滴を吐出することができ
る。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】ところで、キヤリツジ
搭載方式のインクジエツトプリンタ装置1においては、
インクタンク8(図24(A)及び(B))がインク吸
収体21を内蔵するカートリツジ式で構成されており、
装置全体としての構成を簡易かつ小型化し得るという利
点がある。
【0025】ところが、インクタンク8全体の容積に対
してインクを貯蔵できる量が比較的少なく、かつインク
吸収体21が含浸し得るインク量は当該インク吸収体2
1の材質及び大きさ等によつて制限されることから、当
該インクタンク8内に大量のインクを充填することが非
常に困難となる問題があつた。さらにインクタンク内部
の負圧をインク吸収体によつて調整するため、プリント
ヘツドに対するインク漏れやインク供給不足等を完全に
防止し得ないという問題もあつた。
【0026】一方、チユーブ方式のインクジエツトプリ
ンタ装置30においては、インクタンク31(図25)
がプリントヘツド34と別体に設けられていることか
ら、インクタンクを大容量化して大量のインクを貯蔵し
得るという利点がある。
【0027】ところが、インクタンク31に貯蔵された
インクをプリントヘツド34に供給するためには、チユ
ーブポンプ35や弁機構(図示せず)等のインク供給源
が必要となり、装置全体として小型化かつ構成の簡易化
を図ることが困難となる問題があつた。さらにチユーブ
33はプリントヘツド34及びインクタンク31間の長
い距離に亘つて接続されていることから、インクの供給
が途切れ易く、またチユーブ33が物理的に振れたとき
に当該チユーブ33内部におけるインク中に溶け込んで
いる空気が泡となつて発生するおそれがあつた。この場
合、チユーブ33を介してインクのみならず空気の泡が
プリントヘツド34内に流出して、当該プリントヘツド
内部でインクの供給が停止するという問題があつた。
【0028】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、簡易な構成で大量のインクを貯蔵し得ると共に、プ
リントヘツドに対するインク供給の信頼性を向上し得る
インク収容手段及びプリンタ装置を提案しようとするも
のである。
【0029】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、一端に外部と連通する連通口が形
成された容器と、容器内に互いに接触した状態で装填さ
れ、それぞれ所定の毛細管力を有する複数のインク吸収
体とを備え、各インク吸収体のうち最も毛細管力が大き
いインク吸収体が連通口側に装填されてなるようにす
る。
【0030】また本発明においては、プリントヘツドか
らインクを記録媒体に向けて吐出することによりインク
を記録媒体に印刷するプリンタ装置において、一端にプ
リントヘツドと連通する連通口が形成された容器を有
し、当該容器内にそれぞれ所定の毛細管力を有する複数
のインク吸収体が互いに接触した状態で、かつ連通口側
のインク吸収体の毛細管力が最も大きくなるように充填
されてなるインク収容手段を備えるようにする。
【0031】このようにインク収容手段において、連通
口側のインク吸収体の毛細管力が最も大きくなるよう
に、複数のインク収容体を互いに接触した状態で容器内
に装填するようにしたことにより、インク収容手段の容
器の大きさにかかわらず、さらにはインク収容手段の連
通口の形成位置にかかわらず、インクを効率良く連通口
側に供給することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施例を詳述する。
【0033】(1)第1実施例 (1−1)キヤリツジ搭載方式によるインクジエツトプ
リンタ装置の構成 図21との対応部分に同一符号を付して示す図1におい
て、50は全体として本発明を──したキヤリツジ搭載
方式によるシリアル型インクジエツトプリンタ装置を示
し、従来のインクジエツトプリンタ装置1(図21)と
はインクタンク51及びプリントヘツド52の構成が異
なると共に、回転軸5及び送りねじ7の各一端を支持す
る側板53の内側面53Aには同一形状でなる突条部5
4A〜54Cが形成されている。
【0034】このインクタンク51は、図2に示すよう
な外観構成からなり、ケース本体55にはマゼンタ、シ
アン及びイエローの3色のインクに対応してそれぞれ同
一形状のインク袋収納室55A〜55Cが形成されると
共に、当該各インク袋収納室55A〜55Cには弁付イ
ンク収容袋(図示せず)が1つずつ収納されている。
【0035】またケース本体55における側板53との
対向面55Xには、それぞれインク袋収納室55A〜5
5Cに対応して貫通穴55XA〜55XCが形成され、
各インク収納室55A〜55C内に収納されている弁付
インク収容袋が露出するようになされている。さらにキ
ヤリツジ10が送りねじ7によつてプラテン6の軸方向
(矢印x方向)に移動されて側板53の内側面53Aま
で到達したとき、当該内側面53Aに形成された突条部
54A〜54Cがそれぞれ対応する貫通穴55XA〜5
5XCに嵌まり込んで各弁付インク収容袋を押圧し得る
ようになされている。
【0036】さらにケース本体55の上面55Yは開閉
自在の蓋でなり、当該上面55Yを開状態すなわち各イ
ンク袋収納室55A〜55Cの上端を開状態にして、そ
れぞれ弁付インク収容袋を着脱するようになされてい
る。
【0037】(1−2)弁付インク収容袋の構成 ここで図3(A)及び(B)において、本発明による弁
付インク収容袋60の構成及び機能について説明する。
この弁付インク収容袋60は、2枚のポリエステルでな
るフイルムの周縁部を溶着によつて張り合わせた構成で
なり、当該周縁部の内部にはインクが充填されているイ
ンク充填部60Aと、当該インク充填部60Aの下端と
連通する略S字状のインク流路部60Bとが密閉されて
いる。
【0038】このインク流路部60Bの先端60BXは
フイルムの張り合わせ部分によつて閉塞されているが、
使用時には当該張り合わせ部分の側端に形成された切り
口60Cを使用者が手又は鋏等で矢印aで示す方向に切
り開くことによつてインク流路部60Bの先端60BX
を開放し得るようになされている。
【0039】弁付インク収容袋60の切り口60Cが開
放された状態で、使用者がインク充填部60Aに外部か
ら押圧力を加えると、当該押圧力に応じた量だけインク
充填部60A内に充填されているインクがインク流路部
60Bに押し出され、当該インク流路部60Bを介して
先端60BXから流出される(以下、この特性を自己密
封性と呼ぶ)。
【0040】これにより弁付インク収容袋60をインク
流路部60Bの先端60BXが下向き(重力方向)に向
いていても、インク充填部60Aに外部から押圧力が加
えられなければ、当該インク充填部60A内に充填され
ているインクは、インク充填部60A及びインク流路部
60Bの内壁による抵抗によつてインク流路部60B内
で留まつた状態に保たれる。
【0041】なお、弁付インク収容袋60の自己密封性
を維持するためには、インクの粘性等に応じてインク流
路部60Bの流路径及び略S字状の曲がり具合を設定す
る必要がある。すなわちインクの粘性が高いときには流
路径を太くし、及び又は略S字状の曲がり具合を緩やか
にすれば良い。これに対してインクの粘性が低いときに
は流路径を細くし、及び又は略S字状の曲がり具合を急
激にすれば良い。
【0042】(1−3)インクタンクの構成次に図4
(A)及び(B)において、図2に示すインクタンク5
1を送りねじ7の軸方向に対して平行方向及び垂直方向
な線を断面にとつて示す。ケース本体55内の各インク
袋収納室55A〜55Cの下端にはプリントヘツド52
にインクを供給するためのインク供給口55YA〜55
YCが形成されると共に、当該各インク供給口55YA
〜55YCにはインク吸収体61A〜61Cが装填され
ている。
【0043】このインク吸収体61A〜61Cは、例え
ば発泡材でなるポリウレタンフオームのような多孔質体
でなる。これにより弁付インク収容袋60のインク流路
部60Bの先端60BXから流出されたインクは、それ
ぞれインク吸収体61A〜61Cの毛細管力によつてイ
ンク供給口55YA〜55YCに装填されたインク吸収
体61A〜61Cに含浸されて保持される。かくして各
インク袋収納室55A〜55Cの弁付インク収容袋60
に対して外部から押圧力が加えられたときのみ当該押圧
力に応じた量のインクがプリントヘツド52に供給され
得る。
【0044】またプリントヘツド52の下端部にはイン
ク残量センサ62A〜62Cがそれぞれインク供給口5
5YA〜55YCに対応して取り付けられている。各イ
ンク残量センサ62A〜62Cは、インクタンク51か
らプリントヘツド52に供給される3種類のインク量を
それぞれ計量するようになされている。
【0045】(1−4)制御部の構成 実際上、このシリアル型インクジエツトプリンタ装置5
0の制御部70は、図5に示すように、CPU又はDS
P(Digital Signal Proccessor )を含むマイクロコン
ピユータで構成された信号処理制御回路71を有し、供
給される入力信号S1に基づいて信号処理制御回路71
がプリントヘツド52に与えるべき駆動信号S2を生成
し、これをドライバ72を介してプリントヘツド52に
送出することにより当該プリントヘツド52を駆動制御
するようになされている。
【0046】この際信号処理制御回路71は、入力信号
S1に基づいて得られる印画データを必要に応じてライ
ンバツフアメモリ又は1画面メモリで構成されたメモリ
73に記録し、この後これを適宜読み出すことにより印
画データを印画順番に並べ替える一方、必要に応じて補
正回路74にROM(read only memory)マツプ型式で
格納された補正データを読み出し、当該補正データに基
づいて印画データのγ補正値やカラーの場合の色補正等
を行うようになされている。
【0047】信号処理制御回路71は、インク残量セン
サ62A〜62Cによる各弁付インク収容袋60から供
給されたインク量の計量結果に基づいて、当該インクタ
ンク51内に装着された各弁付インク収容袋60内のイ
ンク残量をそれぞれ算出した後、当該各弁付インク収容
袋60のうち最もインク残量の少ないものの算出結果を
制御信号S3として駆動制御部75に送出する。駆動制
御部75は制御信号S3に基づいて、各弁付インク収容
袋60内のインク残量に対応して、送りねじ7の回転量
すなわちキヤリツジ10の矢印x方向への移動量を算出
した後、これを駆動制御信号S4として送りねじ7の駆
動モータ(図示せず)に送出する。
【0048】この送りねじ7の駆動モータは、駆動制御
信号S4に基づいて送りねじ7を矢印xで示す方向に所
定距離だけ移動させることにより、各貫通穴55XA〜
55XCに対する突条部54A〜54Cの嵌まり込みの
度合いを調整するようになされている。
【0049】また信号処理制御回路71は、入力信号S
1に基づいて制御信号S5及びS6を生成し、これらを
それぞれ駆動制御部75を介して駆動制御信号S7及び
S8として対応するモータ2又は送りねじ7の駆動モー
タに送出することにより、これらモータ2又は送りねじ
7の駆動モータを駆動制御し、かくしてプラテン6及び
送りねじ7の動作を制御するようになされている。
【0050】かくしてこのシリアル型インクジエツトプ
リンタ装置50においては、動作時、制御部70から供
給される駆動制御信号S4及びS8に基づいて送りねじ
7の駆動モータが駆動して送りねじ7を所定の角速度で
回転させることによりプリントヘツド52を一定速度で
プラテン6の軸方向に移動させると共に、このときプリ
ントヘツド52が制御部70から供給される駆動信号S
2に基づいて駆動することによりプリント紙12に対し
て1行分の印字を行う。
【0051】さらにこの1行分の印字が終了すると、モ
ータ2が制御部70から供給される駆動制御信号S7に
基づいて駆動してプラテン6を所定角度だけ回転させる
ことによりプリント紙12を1行分だけ送らせると共
に、この際送りねじ7の駆動モータが制御部70から供
給される駆動制御信号S8に基づいて駆動して送りねじ
7を回転させることによりプリントヘツド52を移動方
向の原点位置に戻し、この後同様の動作を繰り返す。
【0052】なお動作時において、インク残量センサ6
2A〜62Cによる各弁付インク収容袋60内のインク
残量が少なくなつた場合には、送りねじ7の駆動モータ
は駆動制御信号S4に基づいて送りねじ7を所定距離だ
け移動させることにより、インクタンク51内における
最もインク残量の少ない弁付インク収容袋60に対して
最適な押圧力を加えることができ、かくしてプリントヘ
ツド52に安定した量のインクを供給することができ
る。
【0053】このようにしてこのシリアル型インクジエ
ツトプリンタ装置50は、制御部70に供給される入力
信号S1に基づいて1行ずつの印画を行い得るようにな
され、かくして入力信号S1から得られる印画データに
基づく文字、図形及び画像等をプリント紙12の全面に
亘つて印画し得るようになされている。
【0054】(1−5)第1実施例の動作及び効果 以上の構成において、まずインクの色が相異なる3種類
の弁付インク収容袋60を、それぞれ切り口60Cが開
放された状態で、当該各弁付インク収容袋60のインク
充填部60Aに外部から押圧力を加えることなく、かつ
インク流路部60Bの先端60BXを下向き(重力方
向)にしながら、それぞれインクタンク51の各インク
袋収納室55A〜55C内に装着する。
【0055】このとき各弁付インク収容袋60のインク
流路部60Bの先端60BXは、各インク供給口55Y
A〜55YCに装填されているインク吸収体61A〜6
1Cと当接するが、各弁付インク収容袋60にはそれぞ
れ自己密封性が機能するため、各インク流路部60Bの
先端60BXからはインク漏れが発生しない。
【0056】続いて各弁付インク収容袋60のインク充
填部60Aに外部から押圧力を若干加えて当該各インク
充填部60Aと連通するインク流路部60Bの先端60
BXから所望の量のインクを流出させることにより、そ
れぞれ対応するインク吸収体61A〜61Cに含浸させ
る。このとき各インク吸収体61A〜61Cには毛細管
力が発生することから、当該各インク吸収体61A〜6
1Cから過量のインクがプリントヘツド52に流出する
のを防止し得る。
【0057】このインクジエツトプリンタ装置50の動
作時において、各弁付インク収容袋60内のインク残量
が少なくなつた場合には、インクタンク51を搭載する
キヤリツジ10を所定距離だけ側板53側に移動させる
ことにより、当該側板53に形成された突条部54A〜
54Cがインクタンク51の各貫通穴55A〜55Cを
通過して各インク袋収納室55A〜55C内に充填され
た弁付インク収容袋60をそれぞれ当接押圧する。これ
により最もインク残量の少ない弁付インク収容袋60に
対して最適な押圧力を加えることができ、この結果プリ
ントヘツド52に対して安定した量のインクを供給する
ことができる。
【0058】以上の構成によれば、プリントヘツド52
を固定保持するキヤリツジ10にインクタンク51が搭
載されたインクジエツトプリンタ装置50において、イ
ンクタンク51の各インク袋収納室55A〜55C内に
それぞれ自己密封性を有する弁付インク収容袋60を装
着したことにより、当該インクタンク51の構成を簡易
化し得ると共に大量のインクを貯蔵することができ、さ
らにプリントヘツド52に対して常に安定した量のイン
クを供給することできる。
【0059】(2)第2実施例 (2−1)チユーブ方式によるインクジエツトプリンタ
装置の構成 図2及び図25との対応部分に同一符号を付して示す図
6において、80は全体として本発明を適用したチユー
ブ方式によるシリアル型インクジエツトプリンタ装置を
示す。このインクタンク81は図2に示すインクタンク
51とはケース本体55が同一であり、当該ケース本体
55内のインク袋収納室55A〜55Cの下端にそれぞ
れ形成されたインク供給口55YA〜55YCには、そ
れぞれインクチユーブ33A〜33Cが対応して連通接
続されている。
【0060】このインクタンク81の近傍位置にはイン
ク袋押圧部82が設けられ、当該インク袋押圧部82
は、ケース本体55の各インク袋収納室55A〜55C
に収納されている弁付インク収容袋60をそれぞれ別個
に押圧するようになされている。このインク袋押圧部8
2では、駆動部83の一側面側から外方に突出するよう
に固定軸84が固定保持されると共に、当該駆動部83
内部に設けられた3個のモータ(図示せず)の出力軸8
5〜87が所定間隔で固定軸84の軸方向に沿つて突出
されている。
【0061】この固定軸84には当該固定軸84をカム
軸として3個の円盤カム88A〜88Cが回転自在に支
持されると共に、当該円盤カム88A〜88Cはそれぞ
れ貫通穴55XA〜55XCと位置対応し得るように固
定軸84の軸方向に沿つて所定間隔で位置決めされてい
る。またこれら各円盤カム88A〜88Cにはそれぞれ
固定軸84を回転中心としたプーリ89が固着されてい
る。これら円盤カム88A〜88Cに固着された各プー
リ89にはそれぞれベルト90の一端側が巻回されてい
る。一方、これら各ベルト90の他端側は、駆動部83
に内蔵された3個のモータの出力軸85〜87の各先端
に巻回されている。
【0062】かくして駆動部83に内蔵された3個のモ
ータがそれぞれ独立して駆動制御されると、当該各モー
タの回転出力が、各出力軸85〜87、ベルト90及び
プーリ89を順次介してそれぞれ円盤カム88A〜88
Cに与えられる。これにより円盤カム88A〜88C
は、図7に示すように固定軸84をカム軸としてそれぞ
れ独立的に矢印aで示す方向に回転移動して対応する貫
通穴55XA〜55XCに嵌まり込む。
【0063】なおプリントヘツド34におけるインクチ
ユーブ33A〜33Cとの接続部分には、インク残量セ
ンサ95A〜95C(図8に示す)がそれぞれ対応して
取り付けられている。各インク残量センサ95A〜95
Cは、インクタンク81からプリントヘツド34に供給
される3種類のインク量をそれぞれ計量することによつ
て、当該インクタンク81内に装着された各弁付インク
収容袋60内のインク残量をそれぞれ算出し得るように
なされている。
【0064】(2−2)制御部の構成 図5との対応部分に同一符号を付して示す図8におい
て、シリアル型インクジエツトプリンタ装置80の制御
部100の構成を示す。この制御部100は、図5に示
す第1実施例によるシリアル型インクジエツトプリンタ
装置50の制御部70とほぼ同一の構成からなる。
【0065】制御部100内の信号処理制御回路101
は、インク残量センサ95A〜95C(図6では図示せ
ず)による各弁付インク収容袋60から供給されたイン
ク量の計量結果に基づいて、当該インクタンク81内に
装着された各弁付インク収容袋60内のインク残量をそ
れぞれ算出した後、当該算出結果を制御信号S10A〜
S10Cとして駆動制御部102に送出する。駆動制御
部102は制御信号S10A〜S10Cに基づいて、そ
れぞれ弁付インク収容袋60内のインク残量に対応し
て、円盤カム88A〜88Cの回転量を算出した後、こ
れを駆動制御信号S11A〜S11Cとして駆動部83
内の各モータ(図示せず)に送出する。
【0066】この駆動部83内の各モータは、駆動制御
信号S11A〜S11Cに基づいて円盤カム88A〜8
8Cを矢印aで示す方向に所定角度だけ回転移動させる
ことにより、各貫通穴55XA〜55XCに対する円盤
カム88A〜88Cの嵌まり込みの度合いをそれぞれ別
個に調整し得るようになされている。
【0067】かくして動作時において、インク残量セン
サ95A〜95Cによる各弁付インク収容袋60内のイ
ンク残量が少なくなつた場合には、駆動部83内の各モ
ータは駆動制御信号S11A〜S11Cに基づいて円盤
カム88A〜88Cを所定角度だけ回転移動させること
により、インクタンク81内における各弁付インク収容
袋60に対してそれぞれ最適な押圧力を加えることがで
き、この結果プリントヘツド34に安定した量のインク
を供給することができる。
【0068】(2−3)第2実施例の動作及び効果 以上の構成において、上述した第1実施例の場合と同様
に、まず3種類の弁付インク収容袋60をそれぞれ自己
密封性が機能するようにインクタンク81の各インク袋
収納室55A〜55C内に装着しておく。
【0069】このインクジエツトプリンタ装置80の動
作時において、各弁付インク収容袋60内のインク残量
が少なくなつた場合には、各円盤カム88A〜88Cを
それぞれ所定角度だけ独立的に回転移動させることによ
り、当該各円盤カム88A〜88Cがインクタンク81
の各貫通穴55A〜55Cを通過して各インク袋収納室
55A〜55C内に充填された弁付インク収容袋60を
それぞれ当接押圧する。
【0070】このようにして各弁付インク収容袋60に
対してそれぞれ別個に最適な押圧力を加えることがで
き、かくして第1実施例の場合よりも格段とプリントヘ
ツド52に対して安定した量のインクを供給することが
できる。
【0071】以上の構成によれば、プリントヘツド34
と別体にインクタンク81が設けられ、チユーブ33A
〜33Cを介してプリントヘツド34にインクを供給す
るインクジエツトプリンタ装置80において、インクタ
ンク81の各インク袋収納室55A〜55C内にそれぞ
れ自己密封性を有する弁付インク収容袋60を装着した
ことにより、チユーブポンプ35(図25)等のインク
送り機構を必要とすることなく、インクタンク81の構
成を簡易化し得ると共に大量のインクを貯蔵することが
でき、さらにプリントヘツド34に対して常に安定した
量のインクを供給することできる。
【0072】(3)第3実施例 (3−1)適宜合体方式によるインクジエツトプリンタ
装置の構成 図6との対応部分に同一符号を付して示す図9におい
て、110は全体として本発明を適用した適宜合体方式
によるシリアル型インクジエツトプリンタ装置を示す。
ここで適宜合体方式とは、プリントヘツドと別体にイン
クタンクが設けられ、所定の時期にプリントヘツドとイ
ンクタンクとのインク流路を連通接続させることによ
り、プリントヘツドにインクを補給する方式をいう。
【0073】このシリアル型インクジエツトプリンタ装
置110においては、送りねじ7の近傍位置にインク補
給部111が設けられ、当該送りねじ7の回転駆動に応
じて矢印xで示す方向に移動するキヤリツジ112が所
定位置に位置決めされたとき、インク補給部111と連
通接続し得るようになされている。
【0074】このインク補給部111は、図6に示すイ
ンク袋押圧部82の構成に加えて、駆動部113内部に
設けられたモータ(図示せず)の出力軸114が固定軸
84の軸方向に沿つて突出されており、当該出力軸11
4に対してインクタンク115の下端部が固着されてい
る。これによりインクタンク115は、モータの駆動に
応じて出力軸114を回転中心として矢印bで示す方向
又はこれとは逆方向に回転移動するようになされてい
る。
【0075】このインクタンク115において、ケース
本体116の各インク袋収納室116A〜116Cの一
側壁には貫通穴116XA〜116XCが形成され、第
2実施例の場合と同様にそれぞれ円盤カム88A〜88
Cが嵌まり込むようになされている。
【0076】ここで図10において、インク補給部11
1のインクタンク115がキヤリツジ112と合体した
ときの断面図を示す。この場合、インクタンク115に
は、ケース本体116の各インク袋収納室116A〜1
16Cの下端にはインク供給口116YA〜116YC
が突出形成されると共に、上端には弁付インク収容袋6
0を着脱するための開口部116ZA〜116ZCが形
成されている。
【0077】またキヤリツジ112内にはそれぞれ中空
部112A〜112Cが形成され、当該中空部112A
〜112C内にはインク吸収体117が1つずつ充填さ
れている。また当該中空部112A〜112Cの上端に
はそれぞれインク供給口116YA〜116YCと嵌合
する嵌合穴112XA〜112XCが形成されると共
に、下端にはプリントヘツド34にインクを供給するた
めの連通穴112YA〜112YCが形成されている。
【0078】なおプリントヘツド34におけるキヤリツ
ジ112の連通穴112YA〜112YCとの接続部分
には、インク残量センサ(図示せず)がそれぞれ対応し
て取り付けられている。各インク残量センサは、インク
タンク115からプリントヘツド34に供給される3種
類のインク量をそれぞれ計量することによつて、当該イ
ンクタンク115内に装着された各弁付インク収容袋6
0内のインク残量をそれぞれ算出し得るようになされて
いる。
【0079】また第3実施例のシリアル型インクジエツ
トプリンタ装置110の制御部(図示せず)は、第2実
施例のシリアル型インクジエツトプリンタ装置80の制
御部100とほぼ同一の構成からなる。
【0080】(3−2)第3実施例の動作及び効果 以上の構成において、上述した第1実施例の場合と同様
に、まず3種類の弁付インク収容袋60をそれぞれ自己
密封性が機能するようにインクタンク115の各インク
袋収納室116A〜116C内に装着しておく。
【0081】このインクジエツトプリンタ装置110の
動作時において、まずキヤリツジ112の各中空部11
2A〜112C内に充填されたインク吸収体117には
それぞれインクが含浸されているが、当該インクは各イ
ンク吸収体117の毛細管力によつてプリントヘツド3
4に漏れることなく保持されている。
【0082】この動作時において、キヤリツジ112内
の各インク吸収体117に含浸されたインクが少なくな
つたと判断される所定の時期に、駆動部113は送りね
じ7を回転駆動させて、キヤリツジ112をインクタン
ク115の近傍所定位置に位置決めする(図11)。こ
のときインクタンク115は、図11に示すように出力
軸114を回転中心として所定角度で傾斜状態で保持さ
れている。
【0083】この状態において、駆動部113はモータ
を駆動させて出力軸114を矢印bで示す方向に所定角
度だけ回転させることにより、インクタンク115の各
インク袋収納室116A〜116Cの下端に突出形成さ
れたインク供給口116YA〜116YCをキヤリツジ
112の嵌合穴112XA〜112XCに嵌合させる
(図10)。
【0084】続いて、駆動部113は各円盤カム88A
〜88Cをそれぞれ所定角度だけ独立的に矢印aで示す
方向に回転移動させることにより、当該各円盤カム88
A〜88Cがインクタンク115の各貫通穴116XA
〜116XCを通過して各インク袋収納室116A〜1
16C内に充填された弁付インク収容袋60をそれぞれ
当接押圧する。
【0085】このようにして各弁付インク収容袋60に
対してそれぞれ別個に最適な押圧力を加えることがで
き、かくして第2実施例の場合と同様にプリントヘツド
34に対して安定した量のインクを供給することができ
る。さらに第2実施例のようにインクタンク81及びプ
リントヘツド34間にインクチユーブ33A〜33Cを
引き出されておらず、このため装置全体として構成を簡
易にし得ると共に、インクチユーブ33A〜33C内で
発生した空気の泡によつてプリントヘツド34内部でイ
ンクの供給が停止するなどのトラブルを未然に防ぐこと
ができる。
【0086】以上の構成によれば、プリントヘツド34
と別体にインクタンク115が設けられ、所定の時期に
プリントヘツド34とインクタンク115とのインク流
路を連通接続させることによつてプリントヘツド34に
インクを補給するインクジエツトプリンタ装置110に
おいて、インクタンク115の各インク袋収納室116
A〜116C内にそれぞれ自己密封性を有する弁付イン
ク収容袋60を装着したことにより、当該インクタンク
115の構成を簡易化し得ると共に大量のインクを貯蔵
することができ、さらにプリントヘツド34に対して常
に安定した量のインクを供給することできる。さらにキ
ヤリツジ112を小型化することができ、この結果プリ
ントヘツド34におけるプリント動作の高速化を実現す
ることができる。
【0087】(4)第4実施例 (4−1)メンテステーシヨン供給方式によるインクジ
エツトプリンタ装置の構成 図9との対応部分に同一符号を付して示す図12におい
て、120は全体として本発明を適用したメンテステー
シヨン供給方式によるシリアル型インクジエツトプリン
タ装置を示す。ここで、メンテステーシヨン供給方式と
は、適宜合体方式におけるプリントヘツドへのインクの
補給に加えて、当該プリントヘツドのメンテナンスを行
う方式をいう。
【0088】実用上、このようなシリアル型インクジエ
ツトプリンタ120の動作時においては、プリントヘツ
ド34のヘツドノズル部(図示せず)に目詰まりが生じ
たり、又は塵や埃等が付着するおそれがあり、さらには
ヘツドノズル部を空吐出させたりする場合があるため、
プリントヘツド34のメンテナンスを定期的に行う必要
がある。
【0089】このため通常は、送りねじ7の回転駆動に
よつて、キヤリツジ112をプリントヘツド34のプリ
ント動作の移動範囲外(すなわちプラテン6の端部より
も外側)の所定位置(以下、この位置をメンテナンス位
置と呼ぶ)に移動させて、当該メンテナンス位置におい
てプリントヘツド34のメンテナンスを行つた後、再度
キヤリツジ112をプリント動作の移動範囲内に戻す動
作を定期的に行うようになされている。
【0090】従つて、このメンテステーシヨン供給方式
によるインクジエツトプリンタ装置120においては、
装置内の所定位置にメンテナンス部121が設けられ、
当該メンテナンス部121における吸引ポンプ122か
らチユーブ123を介して引き出されたヘツドキヤツプ
部124が、所定の昇降手段(図示せず)によつて矢印
zで示す方向又はこれとは逆方向に昇降移動され、メン
テナンス位置に位置決めされるようになされている。
【0091】このヘツドキヤツプ部124は、プリント
ヘツド34の外形形状に対応する凹形状でなる嵌合部1
24Aを有し、メンテナンス位置に位置決めされたプリ
ントヘツド34を当該嵌合部124Aで包み込むことに
より、プリントヘツド34のメンテナンスを行い得るよ
うになされている。
【0092】さらにこのメンテステーシヨン供給方式に
よるインクジエツトプリンタ装置120では、メンテナ
ンス位置に位置決めされたキヤリツジ112に対して、
ヘツドキヤツプ部124の反対側から第3実施例による
インク補給部111のインクタンク115を連通接続し
得るようになされている。
【0093】なおプリントヘツド34におけるキヤリツ
ジ112の連通穴112YA〜112YCとの接続部分
には、第3実施例と同様にインク残量センサ(図示せ
ず)がそれぞれ対応して取り付けられている。
【0094】(4−2)第4実施例の動作及び効果 以上の構成において、上述した第3実施例の場合と同様
に、まず3種類の弁付インク収容袋60をそれぞれ自己
密封性が機能するようにインクタンク115の各インク
袋収納室116A〜116C内に装着しておく。
【0095】このインクジエツトプリンタ装置120の
動作時において、まずキヤリツジ112の各中空部11
2A〜112C内に充填されたインク吸収体117には
それぞれインクが含浸されているが、当該インクは各イ
ンク吸収体117の毛細管力によつてプリントヘツド3
4に漏れることなく保持されている。
【0096】この動作時において、キヤリツジ112内
の各インク吸収体117に含浸されたインクが少なくな
つたと判断される所定の時期に、駆動部113は送りね
じ7を回転駆動させることにより、図13に示すように
キヤリツジ112をメンテナンス位置に位置決めする。
このとき、インクタンク115は出力軸114を回転中
心として所定角度で傾斜状態で保持されていると共に、
ヘツドキヤツプ部124はプリントヘツド34の対向位
置に所定距離を保つて位置合わせされている。
【0097】この状態において、駆動部113はモータ
を駆動させて出力軸114を矢印bで示す方向に所定角
度だけ回転させることにより、図14に示すようにイン
クタンク115の各インク袋収納室116A〜116C
の下端に突出形成されたインク供給口116YA〜11
6YCをキヤリツジ112の嵌合穴112XA〜112
XCに嵌合させる。これと共に、昇降手段はヘツドキヤ
ツプ部124を矢印zで示す方向に上昇移動させること
により、当該ヘツドキヤツプ部124の嵌合部124A
をプリントヘツド34に嵌合させて当該プリントヘツド
34を包み込むようにする(図14)。
【0098】続いて、駆動部113は各円盤カム88A
〜88Cをそれぞれ所定角度だけ独立的に矢印aで示す
方向に回転移動させることにより、当該各円盤カム88
A〜88Cがインクタンク115の各貫通穴116XA
〜116XCを通過して各インク袋収納室116A〜1
16C内に充填された弁付インク収容袋60をそれぞれ
当接押圧する。これと共に、吸引ポンプ122(図1
2)は、チユーブ123を介してヘツドキヤツプ部12
4の嵌合部124Aに所定の負圧を与える。
【0099】このようにして各弁付インク収容袋60に
対してそれぞれ別個に最適な押圧力を加えることによつ
てプリントヘツド34に対して安定した量のインクを供
給し得ると共に、プリントヘツド34のメンテナンスを
吸引によつて行うことにより、当該プリントヘツド34
のヘツドノズル部に生じた目詰まりや、付着した塵や埃
等をチユーブ123を介して取り除くことができる。
【0100】以上の構成によれば、プリントヘツド34
と別体にインクタンク115が設けられ、所定の時期に
プリントヘツド34とインクタンク115とのインク流
路を連通接続させることによつてプリントヘツド34に
インクを補給するインクジエツトプリンタ装置120に
おいて、インクタンク115の各インク袋収納室116
A〜116C内にそれぞれ自己密封性を有する弁付イン
ク収容袋60を装着すると共に、プリントヘツド34へ
のインク供給と同時に当該プリントヘツド34のメンテ
ナンスを行うようにしたことにより、第3実施例の効果
と同様にインクタンク115の構成を簡易化し得ると共
に大量のインクを貯蔵することができ、さらにプリント
ヘツド34に対して常に安定した量のインクを供給する
ことできる。
【0101】またキヤリツジ112を小型化することが
でき、この結果プリントヘツド34におけるプリント動
作の高速化を実現することができる。さらにプリントヘ
ツド34のメンテナンスと同時に当該プリントヘツド3
4にインクを供給することによつてプリント動作をより
高速化させることができる。
【0102】(5)第5実施例 (5−1)メンテステーシヨン供給方式によるインクジ
エツトプリンタ装置の構成 図12との対応部分に同一符号を付して示す図15にお
いて、130は全体として本発明を適用したメンテステ
ーシヨン供給方式によるシリアル型インクジエツトプリ
ンタ装置を示し、第3実施例のシリアル型インクジエツ
トプリンタ装置120とは、インク補給部131の構成
が異なることを除いて同様の構成からなる。
【0103】このインク補給部131は、駆動部132
内部に設けられたモータ(図示せず)の出力軸133に
対してインクタンク134の下端部が固着された構成か
らなる。このインクタンク134は、ケース本体135
内にそれぞれ上面が開放されたインク容器収納室135
A〜135Cが形成されると共に、当該各インク容器収
納室135A〜135Cの下端にはプリントヘツド34
にインクを供給するためのインク供給口135XA〜1
35XCが形成されている。これら各インク容器収納室
135A〜135Cには、互いに色が相違するインクに
対応するインク収容容器136がそれぞれ1つずつ収納
されている。
【0104】ここでインク収容容器136は、内部にイ
ンク吸収体137(図16)が圧縮して装填された密閉
型の容器でなり、上端には大気を内部に連通するための
大気連通孔(図示せず)が複数形成されると共に、下端
にはインク吸収体137が充填された突出連通口136
Xが形成されている。
【0105】これにより大気連通孔側のインク吸収体1
37内部にメニスカスを発生させて当該インク吸収体1
37に毛細管力を発生させることにより、インク収容容
器136内部に所定の負圧が発生する。このためインク
吸収体137に含浸されたインクは突出連通口136X
から外部に漏れることなく当該インク吸収体137によ
つて保持される。
【0106】続いてこれら各インク収容容器136を図
16に示すようにインク容器収納室135A〜135C
に装着したとき、当該インク容器収納室135A〜13
5Cのインク供給口135XA〜135XCに、それぞ
れインク収容容器136の突出連通口136Xが嵌まり
込むようになされている。
【0107】なおこの場合、インク吸収体137はキヤ
リツジ112内のインク吸収体117よりも発泡率が高
くなるように予め材質が選定されている。このことは、
インク吸収体137の方がインク吸収体117よりも毛
細管力が小さいこと、すなわち互いにインクが含浸され
た状態で双方が接触した場合、双方の毛細管力が等しく
なるまでインク吸収体137からインク吸収体117へ
インクが一方的に供給されることを表している。
【0108】またプリントヘツド34におけるキヤリツ
ジ112の連通穴112YA〜112YCとの接続部分
には、第3実施例と同様にインク残量センサ(図示せ
ず)がそれぞれ対応して取り付けられている。
【0109】(5−2)第5実施例の動作及び効果 以上の構成において、まず3種類のインク収容容器13
6を、それぞれ突出連通口136Xが対応するインク供
給口135XA〜135XCに嵌まり込むようにインク
タンク134のインク容器収納室135A〜135C内
に装着しておく。
【0110】このインクジエツトプリンタ装置130の
動作時において、まずキヤリツジ112の各中空部11
2A〜112C内に充填されたインク吸収体117には
それぞれインクが含浸されているが、当該インクは各イ
ンク吸収体117の毛細管力によつてプリントヘツド3
4に漏れることなく保持されている。これと共に、イン
ク収容容器136内のインク吸収体137に含浸された
インクも、突出連通口136Xから外部に漏れることな
く保持されている。
【0111】この動作時において、キヤリツジ112内
の各インク吸収体117に含浸されたインクが少なくな
つたと判断される所定の時期に、駆動部132は送りね
じ7を回転駆動させることにより、図16に示すように
キヤリツジ112をメンテナンス位置に位置決めする。
このとき、インクタンク134は出力軸133を回転中
心として所定角度で傾斜状態で保持されていると共に、
ヘツドキヤツプ部124はプリントヘツド34の対向位
置に所定距離を保つて位置合わせされている。
【0112】この状態において、駆動部132はモータ
を駆動させて出力軸133を矢印bで示す方向に所定角
度だけ回転させることにより、図17に示すようにイン
クタンク134の各インク容器収納室135A〜135
Cの下端に突出形成されたインク供給口135XA〜1
35XCをキヤリツジ112の嵌合穴112XA〜11
2XCに嵌合させる。これと共に、昇降手段はヘツドキ
ヤツプ部124を矢印zで示す方向に上昇移動させるこ
とにより、当該ヘツドキヤツプ部124の嵌合部124
Aをプリントヘツド34に嵌合させて当該プリントヘツ
ド34を包み込むようにする(図17)。
【0113】このとき各インク収容容器136の突出連
通口136Xに充填されたインク吸収体137と、キヤ
リツジ112の各嵌合穴112XA〜112XCから露
出するインク吸収体117とが接触する。これによりイ
ンク吸収体137及びインク吸収体117の毛細管力の
差に基づいて、互いに毛細管力が等しくなるまで自動的
にインク吸収体137からインク吸収体117に一方的
にインクが供給される。
【0114】このようにして各インク収容容器136に
対してそれぞれインク吸収体137のインク吸収体11
7に対する毛細管力を調整する(例えば、発泡率を変化
させる等)ことによつてプリントヘツド34に対して安
定した量のインクを供給し得ると共に、プリントヘツド
34のメンテナンスを吸引によつて行うことにより、当
該プリントヘツド34のヘツドノズル部に生じた目詰ま
りや、付着した塵や埃等をチユーブ123を介して取り
除くことができる。
【0115】以上の構成によれば、プリントヘツド34
と別体にインクタンク134が設けられ、所定の時期に
プリントヘツド34とインクタンク134とのインク流
路を連通接続させることによつてプリントヘツド34に
インクを補給するインクジエツトプリンタ装置130に
おいて、インクタンク134の各インク容器収納室13
5A〜135Cにそれぞれインク吸収体117よりも毛
細管力が小さいインク吸収体137が充填されたインク
収容容器136を装着すると共に、プリントヘツド34
へのインク供給と同時に当該プリントヘツド34のヘツ
ドノズル部に生じた目詰まりや付着した塵や埃等を吸引
除去するようにしたことにより、第4実施例の効果と同
様にインクタンク134の構成を簡易化し得ると共に大
量のインクを貯蔵することができ、さらにプリントヘツ
ド34に対して常に安定した量のインクを供給すること
できる。
【0116】またキヤリツジ112を小型化することが
でき、この結果プリントヘツド34におけるプリント動
作の高速化を実現することができる。さらにプリントヘ
ツド34のメンテナンスと同時に当該プリントヘツド3
4にインクを供給することによつてプリント動作をより
高速化させることができる。
【0117】さらにインク吸収体117及びインク吸収
体137の毛細管力の差を利用してインクをプリントヘ
ツド34に供給することから、第4実施例のような加圧
付加手段(円盤カム88A〜88C等)を用いる必要が
なく、かくして第4実施例の場合よりも格段と装置全体
の構成を簡易化し得る。
【0118】(6)第6実施例 図17との対応部分に同一符号を付して示す図18にお
いて、インクタンク140は、インク収容容器136内
に圧縮して装填されているインク吸収体141〜143
の材質が異なることを除いて第5実施例におけるインク
タンク134(図17)と同一構成でなる。
【0119】すなわちこのインク収容容器136内に
は、互いに発泡率が異なる3種類のインク吸収体141
〜143が図18に示すように互いに接触した状態で圧
縮して装填されている。この場合、インク収容容器13
6の大気連通孔側のインク吸収体141の発泡率が最も
高く、かつ突出連通口136X側のインク吸収体143
が発泡率が最も低くなるように予め材質が選定されてい
る。このことはインク吸収体141の毛細管力が最も小
さく、かつインク吸収体143の毛細管力が最も大きい
ことを表している。
【0120】因みにこの場合、インク収容容器136内
のインク吸収体143に含浸されたインクが、インク収
容容器136の突出連通口136Xから外部に漏れるこ
となく保持され得るように、各インク吸収体141〜1
43の材質の選定、及びインク収容容器136内での各
インク吸収体141〜143の配分等を選定しておく必
要がある。
【0121】さらに第5実施例の場合と同様に、キヤリ
ツジ112内のインク吸収体117の方がインク収容容
器136内のインク吸収体143よりも毛細管力が大き
くなるように、インク吸収体143の材質が予め選定さ
れている。
【0122】かくしてインクタンク140とキヤリツジ
112とが合体した場合、インク収容容器136の突出
連通口136X側のインク吸収体143と、キヤリツジ
112の各嵌合穴112XA〜112XCから露出する
インク吸収体117とが接触することから、インク吸収
体143及びインク吸収体117の毛細管力が等しくな
るまで自動的にインク吸収体143からインク吸収体1
17に一方的にインクが供給される。
【0123】以上の構成において、このインクタンク1
40の各インク収容容器136内のインク吸収体141
〜143には予めインクが含浸されているが、まずイン
ク収容容器136の大気連通孔側のインク吸収体141
の方がインク吸収体142及び143よりも毛細管力が
小さいため、インク吸収体141からインク吸収体14
2及び143へインクが一方的に供給される。
【0124】続いてインク吸収体142の方がインク収
容容器136の突出連通口136X側のインク吸収体1
43よりも毛細管力が小さいため、インク吸収体142
からインク吸収体143へ一方的にインクが供給され
る。この結果、インク収容容器136内のインク吸収体
141〜143に含浸されたインクは、全て突出連通口
136X側のインク吸収体143へ供給される。
【0125】これによりインク収容容器136の大きさ
にかかわらず、さらにはインク収容容器136の突出連
通口136Xの形成位置にかかわらず、インクを効率良
く突出連通口136X側に供給することができる。
【0126】以上の構成によれば、このインクタンク1
40において、インク収容容器136の突出連通口13
6X側のインク吸収体143の毛細管力が最も大きくな
るようにしたことにより、上述した第5実施例の効果に
加えて、インク収容容器136の大きさや当該インク収
容容器136の突出連通口136Xの形成位置にかかわ
らず、プリントヘツド34に安定した量のインクを常に
供給することができる。
【0127】(7)他の実施例 なお上述の実施例においては、シリアル型インクジエツ
トプリンタ装置30、50、80、110、120及び
130に本発明を適用した場合について述べたが、本発
明はこれに限らず、ライン型インクジエツトプリンタ装
置及びドラム型インクジエツトプリンタ装置に本発明を
適用することができる。
【0128】また第2、第3及び第4実施例において
は、図7、図10及び図14に示すようにインクタンク
81、115のケース本体55、116の一側面にのみ
各貫通穴55XA〜55XC、116XA〜116XC
を形成し、当該各貫通穴55XA〜55XC、116X
A〜116XCに対応して、外圧付加手段としての円盤
カム88A〜88Cを嵌め込みながら押圧するようにし
た場合について述べたが、本発明はこれに限らず、外圧
付加手段としては円盤カム88A〜88C以外にも三角
カムや揺動カム等のカム機構を用いても良く、さらには
クランク機構等を用いるようにしても良い。要は、各貫
通穴55XA〜55XC、116XA〜116XCに対
応して嵌め込んで押圧し得る機構であれば外圧付加手段
として種々のものを広く適用して良い。
【0129】また第2、第3及び第4実施例において
は、図7、図10及び図14に示すようにインクタンク
81、115のケース本体55、116の一側面にのみ
各貫通穴55XA〜55XC、116XA〜116XC
を形成した場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、図7との対応部分に同一符号を付した図19に示す
ように、インクタンク150のケース本体151の両側
面及び上面に沿つて所定幅の切欠き溝151XA〜15
1XCを形成するようにしても良い。
【0130】この場合、外圧付加手段としては、各イン
ク袋収納室151A〜151Cに対応して、一対のロー
ラ152A〜152C及び153A〜153Cが、それ
ぞれ回転軸154A〜154C及び155A〜155C
を回転中心として支持されており、当該一対のローラ1
52A〜152C及び153A〜153Cは、対応する
各切欠き溝151XA〜151XCに沿つてケース本体
151の両側面及び上面を2次元的に移動し得るように
なされている。
【0131】かくして一対のローラ152A〜152C
及び153A〜153Cは、それぞれ対応する各インク
袋収納室151A〜151Cに収納されている弁付イン
ク収容袋60を挟み込むように転がりながら押圧するこ
とにより、弁付インク収容袋60内のインクを空になる
まで外部に流出させることができ、この結果、当該弁付
インク収容袋60内のインク残量にかかわらず常に一定
量のインクをプリントヘツドに供給することができる。
【0132】さらに上述の実施例においては、図3
(A)及び(B)に示す弁付インク収容袋60のインク
充填部60Aに外圧を与える場合、当該弁付インク収容
袋60の張り合わせ部分の側端部を片側から押さえる又
は両側から挟み込むようにして外圧を与えるようにした
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、弁付イ
ンク収容袋60のインク充填部60Aの各フイルム面を
片側から押さえる又は両側から挟み込むようにしても良
い。要は、弁付インク収容袋60のインク充填部60A
に外力を与える方向はどの方向であつても良い。
【0133】さらに第1実施例においては、ケース本体
55及びキヤリツジ10を別体として設けた場合(図
2)について述べたが、本発明はこれに限らず、ケース
本体55をキヤリツジ10と一体成形するようにしても
良い。
【0134】さらに上述の実施例においては、各インク
残量センサ62A〜62C、95A〜95Cは、それぞ
れ弁付インク収容袋60内のインク残量を検出するよう
にした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、
インク残量以外にも各弁付インク収容袋60内にインク
が満杯であるか否かを検出するようにしても良い。この
場合、各弁付インク収容袋60内には定期的に所定量の
インクを供給すれば良い。なお、これらインク残量セン
サ62A〜62C、95A〜95Cを、ホームポジシヨ
ンやメンテステーシヨン用のセンサと兼用するようにし
ても良い。
【0135】さらに上述の実施例においては、弁付イン
ク収容袋60を2枚のポリエステルでなるフイルムを溶
着によつて張り合わせた構成でなるようにした場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、弁付インク収容
袋60の材料としては、ポリエステル以外にも、例えば
ポリエチレン、ポリプロピレン、塩化ビニル、ポリウレ
タン及びポリスチレン等でも良く、さらにはこれらのう
ち少なくとも1種類を含むブロツク共重合体を用いるよ
うにしても良い。これにより弁付インク収容袋60を使
用後に廃棄する際、油に変換することによつて他の材料
に再利用することができ、環境汚染を未然に防止するこ
とができる。さらに生分解性ポリマーを用いれば、使用
後の弁付インク収容袋60が土で分解され易いことか
ら、より一層環境対策として非常に有効である。
【0136】さらに上述の実施例においては、インク吸
収体21、61A〜61C、117、137及び141
〜143として、例えば発泡材でなるポリウレタンフオ
ームのような多孔質体を適用した場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、多孔質体以外にも例えばフ
エルト等の繊維質がかたまつたものを用いるようにして
も良い。この場合、各インク吸収体として発泡材を用い
た場合には、毛細管力の大きさは発泡率によつて調整さ
れ、また各インク吸収体として繊維質がかたまつたもの
を用いた場合には、毛細管力の大きさは繊維質の密度に
よつて調整される。
【0137】さらに第6実施例においては、インクタン
ク140のケース本体135及びこれに対応するインク
収容容器136の形状を比較的縦長となるようにした場
合(図18)について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、例えば図20に示すようにインクタンク160のケ
ース本体161及びこれに対応するインク収容容器16
2の形状を比較的横長となるようにしても本発明を適用
し得る。
【0138】この場合、図20に示すインク収容容器1
62には、互いに発泡率の異なる2種類のインク吸収体
163及び164が隣接した状態で圧縮して装填されて
いる。この場合、突出連通口162X側のインク吸収体
164の方がインク吸収体163よりも発泡率が低くす
なわち毛細管力が大きくなると共に、キヤリツジ112
内のインク吸収体117よりも毛細管力が小さくなるよ
うに予め材質が選定されている。
【0139】因みにこの場合、インク収容容器162内
のインク吸収体164に含浸されたインクが、インク収
容容器162の突出連通口162Xから外部に漏れるこ
となく保持され得るように、各インク吸収体163及び
164の材質の選定、及びインク収容容器136内での
各インク吸収体163及び164の配分等を選定してお
く必要がある。
【0140】従つてインク収容容器162内のインク吸
収体163及び164に含浸されたインクは、インク吸
収体163からインク吸収体164へ一方的に供給され
る。さらにインク吸収体164からキヤリツジ112内
のインク吸収体117へ一方的にインクが供給される。
これにより上述した第6実施例の効果に加えて、インク
収容容器136の形状にかかわらず、プリントヘツド3
4に安定した量のインクを常に供給することができる。
【0141】さらに第6実施例においては、インク収容
容器136内に3個のインク吸収体141〜143を上
下及び左右に積み重ねるように装填した場合(図18)
について述べたが、本発明はこれに限らず、インク収容
容器136内に装填するインク吸収体の数及び配置場所
は種々のパターンにしても良い。要は、インク収容容器
136の突出連通口136X側のインク吸収体の毛細管
力が最も大きくなるようにすれば、インク収容容器13
6内部に装填するインク収容容器の数及び配置場所はど
のようにしても良い。
【0142】さらに第4、第5及び第6実施例において
は、メンテナンス部121に吸引ポンプ122を設け、
当該吸引ポンプ122からチユーブ123を介して引き
出したヘツドキヤツプ部124にプリントヘツド34を
嵌め込んで吸引によつて当該プリントヘツド34のメン
テナンスを行うようにした場合について述べたが、本発
明はこれに限らず、メンテナンス部としては、吸引ポン
プやチユーブを必要とすることなく、ヘツドキヤツプ部
124の嵌合部124A内に例えばスポンジ等からなる
種々のインクを吸収し得る材質のものを装填したものを
用いて、プリントヘツド34を拭き取ることによつてメ
ンテナンスを行うようにしても良い。
【0143】さらに第4、第5及び第6実施例において
は、プリントヘツド34のメンテナンスを、プリントヘ
ツド34へのインク供給と同時に行うようにした場合に
ついて述べたが、本発明はこれに限らず、プリントヘツ
ド34のメンテナンスと当該プリントヘツド34へのイ
ンク供給とのタイミングは、所定時間ずれるように設定
しても良く、さらにはいずれか一方の動作のみ行うよう
にしても良い。
【0144】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、一端に外
部と連通する連通口が形成された容器と、容器内に互い
に接触した状態で装填され、それぞれ所定の毛細管力を
有する複数のインク吸収体とを設け、各インク吸収体の
うち最も毛細管力が大きいインク吸収体が連通口側に装
填されてなるようにしたことにより、インク収容手段の
容器の大きさや、インク収容手段の連通口の形成位置に
かかわらず、インクを効率良く連通口側に供給すること
ができ、かくして簡易な構成で大量のインクを貯蔵し得
ると共に、プリントヘツドに対するインク供給の信頼性
を向上することができるインク収容手段を実現し得る。
【0145】また本発明によれば、プリントヘツドから
インクを記録媒体に向けて吐出することによりインクを
記録媒体に印刷するプリンタ装置において、一端にプリ
ントヘツドと連通する連通口が形成された容器を有し、
当該容器内にそれぞれ所定の毛細管力を有する複数のイ
ンク吸収体が互いに接触した状態で、かつ連通口側のイ
ンク吸収体の毛細管力が最も大きくなるように充填され
てなるインク収容手段を設けるようにしたことより、イ
ンク収容手段の容器の大きさや、インク収容手段の連通
口の形成位置にかかわらず、インクを効率良く連通口側
に供給することができ、かくして簡易な構成で大量のイ
ンクを貯蔵し得ると共に、プリントヘツドに対するイン
ク供給の信頼性を向上することができるプリンタ装置を
実現し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例によるインクジエツトプリンタ装置
の構成を示す略線的斜視図である。
【図2】第1実施例によるインクタンクの外観構成を示
す略線的斜視図である。
【図3】本発明による弁付インク収納袋の構成を示す平
面図である。
【図4】第1実施例によるインクタンクの構成を示す部
分的断面図である。
【図5】第1実施例によるインクジエツトプリンタ装置
の制御部の構成の説明に供するブロツク図である。
【図6】第2実施例によるインクジエツトプリンタ装置
の構成を示す略線的斜視図である。
【図7】第2実施例によるインクタンクの構成を示す部
分的断面図である。
【図8】第2実施例によるインクジエツトプリンタ装置
の制御部の構成の説明に供するブロツク図である。
【図9】第3実施例によるインクジエツトプリンタ装置
の構成を示す略線的斜視図である。
【図10】第3実施例によるインクタンク及びキヤリツ
ジの構成を示す部分的断面図である。
【図11】第3実施例によるインクタンク及びキヤリツ
ジの構成を示す部分的断面図である。
【図12】第4実施例によるインクジエツトプリンタ装
置の構成を示す略線的斜視図である。
【図13】第4実施例におけるメンテナンス位置での動
作状態の説明に供する部分的断面図である。
【図14】第4実施例におけるメンテナンス位置での動
作状態の説明に供する部分的断面図である。
【図15】第5実施例によるインクジエツトプリンタ装
置の構成を示す略線的斜視図である。
【図16】第5実施例におけるメンテナンス位置での動
作状態の説明に供する部分的断面図である。
【図17】第5実施例におけるメンテナンス位置での動
作状態の説明に供する部分的断面図である。
【図18】第6実施例におけるメンテナンス位置での動
作状態の説明に供する部分的断面図である。
【図19】他の実施例によるインクタンクの構成を示す
部分的断面図である。
【図20】他の実施例におけるメンテナンス位置での動
作状態の説明に供する部分的断面図である。
【図21】従来のキヤリツジ搭載方式のインクジエツト
プリンタ装置の構成を示す略線的斜視図である。
【図22】従来のプリントヘツドの一構成例を示す断面
図である。
【図23】従来のプリントヘツドの一構成例を示す断面
図及び透視図である。
【図24】従来のインクタンクの構成を示す斜視図及び
断面図である。
【図25】従来のチユーブ方式のインクジエツトプリン
タ装置の構成を示す略線的斜視図である。
【図26】従来のインクタンク及びチユーブポンプの構
成を示す部分的断面図である。
【符号の説明】
1、30、50、80、110、120、130……イ
ンクジエツトプリンタ装置、6……プラテン、7……送
りねじ、8、31、51、81、115、134、14
0、150……インクタンク、9、34、52…プリン
トヘツド、10、32、112……キヤリツジ、11…
…プリント紙、21、61A〜61C、117、13
7、141〜143……インク吸収体、33(33A〜
33C)……インクチユーブ、55……ケース本体、5
4A〜54C……突条部、55A〜55C、116A〜
116C、151A〜151C……インク袋収納室、5
5XA〜55XC、116XA〜116XC……貫通
穴、55YA〜55YC、116YA〜116YC……
インク供給口、60……弁付インク収容袋、60A……
インク充填部、60B……インク流路部、62A〜62
C、95A〜95C……インク残量センサ、70、10
0……制御部、82……インク袋押圧部、83、113
……駆動部、84……固定軸、88A〜88C……円盤
カム、111……インク補給部、120……メンテナン
ス部、122……吸引ポンプ、124……ヘツドキヤツ
プ部、135A〜135C……インク容器収納室、13
6……インク収容容器。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端に外部と連通する連通口が形成された
    容器と、 上記容器内に互いに接触した状態で装填され、それぞれ
    所定の毛細管力を有する複数のインク吸収体とを具え、
    上記各インク吸収体のうち最も毛細管力が大きい上記イ
    ンク吸収体が上記連通口側に装填されてなることを特徴
    とするインク収容手段。
  2. 【請求項2】上記各インク吸収体は、上記連通口に近づ
    くにつれて順次毛細管力が大きくなるように上記容器内
    に配置されたことを特徴とする請求項1に記載のインク
    収容手段。
  3. 【請求項3】プリントヘツドからインクを記録媒体に向
    けて吐出することにより上記インクを上記記録媒体に印
    刷するプリンタ装置において、 一端に上記プリントヘツドと連通する連通口が形成され
    た容器を有し、当該容器内にそれぞれ所定の毛細管力を
    有する複数のインク吸収体が互いに接触した状態で、か
    つ上記連通口側の上記インク吸収体の毛細管力が最も大
    きくなるように充填されてなるインク収容手段を具えた
    ことを特徴とするプリンタ装置。
  4. 【請求項4】上記インク収容手段は、交換自在のカート
    リツジ型でなることを特徴とする請求項3に記載のプリ
    ンタ装置。
  5. 【請求項5】上記インク収容手段は、上記プリントヘツ
    ドと一体に配置されていることを特徴とする請求項3に
    記載のプリンタ装置。
  6. 【請求項6】上記各インク吸収体は、それぞれ所定の発
    泡率を有する発泡材でなることを特徴とする請求項5に
    記載のプリンタ装置。
  7. 【請求項7】上記インク収容手段は、上記プリントヘツ
    ドの移動範囲内に予め設定された所定のインク供給位置
    に対応して配置され、 上記プリントヘツドと一体に設けられ、内部に上記イン
    ク収容手段の上記連通口側の上記インク吸収体よりも毛
    細管力が大きいインク吸収体が装填されてなるキヤリツ
    ジを具え、上記連通口側の上記インク吸収体を上記キヤ
    リツジ内部の上記インク吸収体に接触させることを特徴
    とする請求項3に記載のプリンタ装置。
  8. 【請求項8】上記インク収容手段の各上記インク吸収体
    及び上記キヤリツジ内部の上記インク吸収体は、それぞ
    れ所定の発泡率を有する発泡材でなることを特徴とする
    請求項7に記載のプリンタ装置。
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