JP2006150738A - 記録装置及び記録方法 - Google Patents

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JP2006150738A JP2004344018A JP2004344018A JP2006150738A JP 2006150738 A JP2006150738 A JP 2006150738A JP 2004344018 A JP2004344018 A JP 2004344018A JP 2004344018 A JP2004344018 A JP 2004344018A JP 2006150738 A JP2006150738 A JP 2006150738A
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Abstract

【課題】 傾斜した状態で搬送される記録媒体に対しても良好な記録を行う。
【解決手段】 記録媒体としての記録紙の左右端縁の傾斜角度θ1,θ2を検出し(S201〜S207)、記録紙における画像記録領域よりも拡張された大きさの画像を、その画像記録領域の全域に記録可能であると判定した場合や(S208:YES)、記録紙における画像記録領域の全域に画像データの表す画像を記録できないと判定した場合であっても(S208:NO)、使用者により記録を続行する旨の入力操作がされた場合には(S209,S210:YES)、画像データのうち記録紙の画像記録領域に記録されない部分の色をインクの吐出が行われない色に変換する画像データ変換処理を行う(S213,S214)。これにより、記録紙の画像記録領域にのみインクが吐出される。
【選択図】 図9

Description

本発明は、記録媒体にインクを吐出することにより画像を記録する記録装置、及び、記録媒体への画像の記録方法に関するものである。
従来、記録媒体(例えば、A4サイズ、B5サイズ等の記録紙)を搬送しつつ、その記録媒体にインクを吐出することにより画像を記録する記録装置(インクジェットプリンタ)が知られている。こうした記録装置においては、記録媒体の搬送方向(副走査方向)に沿って配列された複数のノズルからなるノズル列を有する記録ヘッドを記録媒体の搬送方向(副走査方向)と直交する方向(主走査方向)に走査しつつ、画像を表す画像データに基づき記録ヘッドのノズル列からインクを吐出させて画像の一部を帯状に記録する動作と、記録媒体を所定量搬送する動作とを交互に繰り返すことにより、記録媒体に画像を記録するようにしている。
そして、近年では、記録媒体に余白を設けることなくその全面に画像を記録するいわゆる縁無し記録が可能なものがある。このような縁無し記録を行う場合、記録媒体からはみ出した位置にインクが吐出されると、インクが無駄になるだけでなく記録媒体を汚す要因となるため、記録媒体にのみインクが吐出されるようにすることが好ましい。しかしながら、何らかの原因で記録媒体が傾斜した状態で搬送されると、記録媒体の位置が想定される位置に対してずれた位置となるため、記録媒体に余白が生じるとともに、記録媒体からはみ出した位置にインクが吐出されてしまうこととなる。
そこで、記録媒体の幅方向の端縁を検出するためにキャリッジにセンサを設け、このセンサを用いて記録媒体の幅方向の端縁を検出することにより、その両端縁の範囲内で記録を行うようにしたものがある(特許文献1参照。)。
また、プラテン上に所定距離を空けて2つの斜行検出センサを備え、この斜行検出センサにより記録媒体の斜行が検出された場合には、その斜行角度に合わせて、画像データを回転変換するようにしたものもある(特許文献2参照。)。
特開2003−53953号公報 特開2002−127392号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載の構成では、記録媒体の端縁において良好な記録を行うことができないという問題がある。すなわち、記録媒体が傾斜した状態では、ノズル列を構成する各ノズルと記録媒体の端縁との主走査方向における位置関係(距離)はノズルごとに異なる。このため、記録媒体からインクがはみ出さないように記録を行うと、図13に示すように、記録媒体の端縁に階段状の余白が生じてしまう。逆に、余白が生じないように記録を行うと、ノズル列を構成する一部のノズルから吐出されるインクが記録媒体からはみ出してしまう。
なお、上述した特許文献2に記載の構成によれば、このような問題を回避することは可能ではあるが、画像データを回転変換するという複雑な処理が必要となることにより、高コストとなり、しかも処理時間も長くなってしまうため、現実的ではない。
本発明は、こうした問題にかんがみてなされたものであり、傾斜した状態で搬送される記録媒体に対しても良好な記録を行うことを目的としている。
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載の記録装置は、記録媒体を搬送する搬送手段と、搬送手段による記録媒体の搬送方向に沿って配列された複数のノズルからなるノズル列を有するインク吐出手段とを備えている。なお、ここでいう記録媒体とは、インクの吐出により画像(文字や記号等も含む。)の記録が可能な媒体を意味しており、例えば、記録紙等のシート体が挙げられる。また、インク吐出手段が有するノズル列は、1つであってもよく、複数であってもよい。例えば、記録装置としての周知のインクジェットプリンタでは、フルカラー記録を実現するため、インク吐出手段としての記録ヘッドにおいて、複数色のインクの各色に対応する複数のノズル列が並設されている。
そして、本請求項1の記録装置は、画像記録手段を備えており、この画像記録手段が、搬送手段により搬送される記録媒体に対し、インク吐出手段を搬送方向と直交する走査方向に走査しつつ、画像を表す画像データに基づきインク吐出手段のノズル列からインクを吐出させることで、画像データの表す画像を記録媒体に記録する。
つまり、インク吐出手段を走査方向に走査しつつそのノズル列からインクを吐出させることにより、搬送方向に所定の幅(インクを吐出するノズル列の長さ分の幅)を有する帯状の領域に画像を記録するのである。このような画像の記録を複数回行うことにより、記録媒体における画像を記録すべき領域(「画像記録領域」とも称する。)の全域に画像を記録することができる。なお、画像記録領域は、縁無し記録であれば記録媒体の全面であり、縁有り記録であれば記録媒体における周縁部を除く領域(例えば、上下左右に所定幅の余白を設けた残りの領域)である。例えば周知のインクジェットプリンタでは、使用者が設定した画像記録領域に画像が記録される。
さらに、本請求項1の記録装置は、傾斜検出手段と、吐出位置制御手段とを備えており、傾斜検出手段が、搬送手段により搬送される記録媒体における搬送方向に沿った端縁の搬送方向に対する傾斜度合いを検出し、吐出位置制御手段が、傾斜検出手段により検出された傾斜度合いに応じて、画像記録手段により記録媒体に画像が記録される際の、ノズル列の各ノズルについての走査方向におけるインクの吐出開始位置及び吐出終了位置を制御する。
具体的には、例えば、記録媒体における搬送方向に沿った端縁が搬送方向に対して傾斜していない場合には、ノズル列の各ノズルについての走査方向におけるインクの吐出開始位置及び吐出終了位置を同じ位置とし、記録媒体における搬送方向に沿った端縁が搬送方向に対して傾斜している場合には、ノズル列の各ノズルについての走査方向におけるインクの吐出開始位置及び吐出終了位置を傾斜度合いに応じて異ならせるようにすることで、記録媒体の端縁に沿って画像を記録することが可能となる。
なお、ここでいう「吐出開始位置」、「吐出終了位置」とは、画像の記録を開始する位置、画像の記録を終了する位置である。すなわち、例えば、画像の色によってはインクが吐出されない場合があり(例えば、周知のインクジェットプリンタでは、記録媒体は白色との前提により、画像における白色の部分についてはインクが吐出されない。)、上述したように「インクの吐出開始位置及び吐出終了位置を同じ位置と」するといっても、インクが吐出されない色についてはインクが吐出されないことは言うまでもなく、あくまでも画像の記録を開始(終了)する位置(画像の色によってはインクが吐出されない場合もある。)を同じ位置とするという意味である。つまり、「ノズル列の各ノズルについての走査方向におけるインクの吐出開始位置及び吐出終了位置を制御する」とは、換言すれば、「ノズル列の各ノズルについての走査方向におけるインクの吐出禁止範囲(インクを吐出させない範囲)を制御する(同じ範囲にする、異なる範囲にする等)」という意味である。
このような本請求項1の記録装置によれば、記録媒体が傾斜した状態で搬送されても、その記録媒体における画像記録領域の全域に画像を記録可能としつつ、画像記録領域外にインクが吐出されてしまうことを防ぐことができる。具体的には、画像記録領域が記録媒体の全面の場合(縁無し記録)には、記録媒体の全面に画像を記録可能としつつ、記録媒体をはみ出した位置にインクが吐出されてしまうことを防ぐことができる。また、画像記録領域が記録媒体における上下左右に所定幅の余白を設けた残りの部分である場合(縁有り記録)にも、その余白を一定の幅にすることができる(記録媒体の端縁のラインと搬送方向(副走査方向)に沿ったインク吐出開始位置とが余白を挟んで平行とされる)。
さらに、本記録装置によれば、記録媒体の形状自体に起因してその端縁が搬送方向に対して傾斜している場合(例えば、記録媒体の形状が台形である場合)にも、同様に、その記録媒体の全面に画像を記録可能としつつ、記録紙をはみ出した位置にインクが吐出されてしまうことを防ぐことができる。
しかも、本記録装置によれば、画像データを回転変換するという複雑な処理を行う必要がないため、高コスト化や処理時間が長くなることを防止することができる。
なお、傾斜検出手段は、記録媒体における走査方向片側の端縁の傾斜度合いのみを検出するものであってもよく、記録媒体における走査方向両側の端縁の傾斜度合いを検出するものであってもよい。記録媒体の形状があらかじめ把握されているという前提であれば、前者のように記録媒体における走査方向片側の端縁の傾斜度合いのみを検出する構成であっても、他方の端縁の傾斜度合いを予測することが可能である。ただし、あらかじめ把握されていない形状の記録媒体については、片側の端縁の傾斜度合いから他方の端縁の傾斜度合いを予測することができないため、そのような記録媒体にも対応するには、後者のように記録媒体における走査方向両側の端縁の傾斜度合いを検出する構成とすることが好ましい。
ところで、傾斜検出手段により検出された傾斜度合いが微量であるにもかかわらず、その傾斜度合いに応じて吐出位置制御手段がインクの吐出位置の制御を行うようにすると、傾斜検出手段による検出誤差等の影響を受けることにより、かえって画像の記録状態が悪化することも考えられる。
そこで、請求項2に記載の記録装置は、上記請求項1の記録装置において、傾斜判定手段を備え、この傾斜判定手段が、傾斜検出手段により検出された傾斜度合いが所定値以上であるか否かを判定する。そして、吐出位置制御手段は、傾斜判定手段により傾斜度合いが所定値以上でないと判定された場合には、ノズル列の各ノズルについての走査方向におけるインクの吐出開始位置及び吐出終了位置を同じ位置に制御する。
このため、本記録装置によれば、傾斜検出手段により検出された傾斜度合いが微量である場合には、傾斜していないものとみなしてインク吐出制御を行うようにすることができる。この結果、傾斜検出手段による検出誤差等の影響を受けてインクの吐出開始位置や吐出終了位置をノズルごとで異ならせるように制御することにより、かえって画像の記録状態を悪化させてしまうことを防ぐことができる。
また、記録媒体における搬送方向に沿った端縁の搬送方向に対する傾斜度合いは、例えば、搬送手段により搬送される記録媒体の端縁の走査方向における位置を、搬送方向において異なる2つの位置で検出することにより求めることができるが、より正確に傾斜度合いを検出するためには、請求項3のようにするとよい。
すなわち、請求項3に記載の記録装置では、上記請求項1又は2の記録装置において、傾斜検出手段が、搬送方向において異なる3箇所以上の位置で、搬送手段により搬送される記録媒体の端縁の走査方向における位置を検出し、その検出結果に基づき、その記録媒体における搬送方向に沿った端縁の搬送方向に対する傾斜度合いを検出する。
このような構成においては、1つの記録媒体について複数通りの傾斜度合いを検出することが可能となる。この結果、記録媒体の傾斜状態が搬送量に応じて変化する場合や、記録媒体の形状自体が搬送方向における位置に応じて傾斜度合いの異なるものである場合などに、傾斜度合いを正確に検出することができる。
なお、記録媒体の端縁の走査方向における位置の検出は、例えば、1つのセンサ(例えば光学センサ)を用いて複数箇所の検出を行うようにしてもよく、また、複数のセンサを用いて複数箇所の検出を行うようにしてもよい。前者は低コストで構成することができる利点があり、後者は検出に要する時間を短縮することができる利点がある。
一方、吐出位置制御手段が走査方向におけるインクの吐出開始位置及び吐出終了位置を制御する手法としては、例えば、傾斜検出手段により検出された傾斜度合いに応じて、ノズル列の各ノズルについてインクの吐出開始タイミングを遅らせることが考えられる。ただし、このようにすると、各ノズルのインク吐出開始タイミングが異なる分、記録される画像において走査方向へのずれが生じることとなり、画像品質を損なうことが考えられるため、好ましくは、請求項4のようにするとよい。
請求項4に記載の記録装置では、上記請求項1〜3のいずれかの記録装置において、吐出位置制御手段が、記録媒体における画像を記録すべき領域である画像記録領域よりも拡張された大きさの画像(例えば、画像記録領域よりも一回り大きい画像)を表す画像データに基づき、その画像データの表す画像のうち画像記録領域に記録される部分のみのインクが吐出されるように、ノズル列の各ノズルについての走査方向におけるインクの吐出開始位置及び吐出終了位置を制御する。
すなわち、画像記録領域と同じ大きさの画像を表す画像データに基づき画像を記録する構成では、記録媒体が傾斜した状態で搬送されると、画像記録領域内に余白が生じてしまうこととなる。これに対し、本発明の記録装置では、画像記録領域よりも拡張された大きさの画像を表す画像データを用いているため、記録媒体が傾斜した状態で搬送されてきた場合にも、その記録媒体における画像記録領域が、画像データの表す画像が記録される領域に収まっていれば、画像データを回転変換する等の複雑な処理を行うことなく画像記録領域の全域に画像を記録可能とすることができる。ただし、そのまま画像を記録したのでは画像記録領域外にもインクが吐出されてしまうため、画像データの表す画像のうち画像記録領域に記録される部分のみのインクが吐出されるように、ノズル列の各ノズルについての走査方向におけるインクの吐出開始位置及び吐出終了位置を制御するのである。
このため、本記録装置によれば、記録される画像の品質を損なうことなく、画像記録領域に良好に画像を記録することができる。
ここで、画像データの表す画像のうち画像記録領域に記録される部分のみのインクが吐出されるようにする手法としては、例えば請求項5〜7のようにすることが考えられる。
請求項5に記載の記録装置では、上記請求項4の記録装置において、吐出位置制御手段が、傾斜検出手段により検出された傾斜度合いに基づき画像データの表す画像のうち画像記録領域に記録されない部分を判断し、その記録されない部分をインクの吐出が行われないデータに変換する画像データ変換処理を行うことで、ノズル列の各ノズルについての走査方向におけるインクの吐出開始位置及び吐出終了位置を制御する。なお、インクの吐出が行われないデータとしては、例えばインクの吐出が行われない色のデータが挙げられる。ここで、インクの吐出が行われない色とは、通常は記録媒体の色であり、周知のインクジェットプリンタにおいては白色である。
このような構成によれば、比較的簡単な画像データ変換処理によりインクの吐出位置の制御を実現することができる。
また、請求項6に記載の記録装置では、上記請求項4の記録装置において、吐出位置制御手段が、傾斜検出手段により検出された傾斜度合いに基づき画像データの表す画像のうち画像記録領域に記録されない部分を判断し、その記録されない部分に対応する画像データを消去する処理を行うことで、ノズル列の各ノズルについての走査方向におけるインクの吐出開始位置及び吐出終了位置を制御する。
この構成によっても、比較的簡単な画像データ変換処理によりインクの吐出位置の制御を実現することができる。
さらに、請求項7に記載の記録装置では、上記請求項4の記録装置において、インク吐出手段が、入力される画像データ及び指令に基づきインクの吐出を行うように構成されており、吐出位置制御手段は、傾斜検出手段により検出された傾斜度合いに基づき画像データの表す画像のうち画像記録領域に記録されない部分を判断し、その記録されない部分についてはインクの吐出を禁止する指令をインク吐出手段へ出力することで、ノズル列の各ノズルについての走査方向におけるインクの吐出開始位置及び吐出終了位置を制御する。
この構成によれば、画像データの変換処理を行うことなくインクの吐出位置の制御を実現することができる。
ところで、記録媒体における画像記録領域よりも拡張された大きさの画像を表す画像データに基づき画像を記録する構成であっても、記録媒体の傾斜度合いが大きいと、画像記録領域の全域に画像を記録することができない(画像記録領域に余白が生じてしまう)ことが考えられる。
そこで、請求項8に記載の記録装置は、上記請求項4〜7のいずれかの記録装置において、搬送状態判定手段と、記録中止手段とを備え、搬送状態判定手段が、画像データの表す画像を搬送手段により搬送される記録媒体における画像記録領域の全域に記録可能であるか否かを判定し、搬送状態判定手段により記録媒体における画像記録領域の全域に記録できないと判定された場合には、記録中止手段が、その記録媒体に対する画像の記録を中止する。
この構成によれば、不完全な画像の記録が行われることにより記録媒体やインクを無駄にしないようにすることができる。
また、請求項9に記載の記録装置は、上記請求項8の記録装置において、報知手段を備えており、この報知手段が、搬送状態判定手段により記録媒体における画像記録領域の全域に記録できないと判定された場合に報知動作を行う。この構成によれば、画像の記録が正常に行えない状態であることを使用者に把握させることができる。なお、報知動作としては、例えば、記録装置に設けた報知手段(例えば、表示画面、ランプ、スピーカ等)や記録装置に接続された他の手段(例えばパーソナルコンピュータ)により、光による報知(メッセージの表示、ランプの点灯や点滅等)や音による報知(スピーカからのメッセージやブザー音の出力等)を行うことが考えられる。
一方、記録媒体に記録される画像としては、保存用の写真等のように美しさが要求されるものと、一時的に用いる画像等のように美しさがさほど要求されないものとがあり、例えば、後者のようなものは、記録媒体の傾斜により画像記録領域に多少の余白が生じるとしても、画像の記録を中止せずにそのまま記録することが処理時間の短縮の面で好ましい場合もある。
そこで、請求項10に記載の記録装置は、上記請求項8又は9の記録装置において、選択手段を備えており、この選択手段により、画像データの表す画像を搬送手段により搬送される記録媒体における画像記録領域の全域に記録できない場合にその記録媒体に対する画像の記録を中止するか否かが選択可能となっている。そして、記録中止手段は、選択手段により画像の記録を中止する選択がされた場合に記録媒体に対する画像の記録を中止する。
この構成によれば、画像の記録を中止するか否かを使用者に設定させることができる。この結果、画像の記録を中止する必要がない場合にまで画像の記録が中止されてしまうことを防ぐことができる。なお、画像の記録を中止するか否かの選択は、例えば、搬送状態判定手段により記録媒体における画像記録領域の全域に記録できないと判定された場合に行うようにしてもよく、また、あらかじめ選択しておく(例えば、記録媒体の種類に応じて、高品質記録用の記録媒体のみ画像の記録を中止する等。)ようにしてもよい。
次に、請求項11に記載の記録方法は、搬送手段により搬送される記録媒体に対し、搬送手段による記録媒体の搬送方向に沿って配列された複数のノズルからなるノズル列を有するインク吐出手段を搬送方向と直交する走査方向に走査しつつ、画像を表す画像データに基づきインク吐出手段のノズル列からインクを吐出させることで、画像データの表す画像を記録媒体に記録するものである。
そして、本記録方法は、搬送手段により搬送される記録媒体における搬送方向に沿った端縁の搬送方向に対する傾斜度合いを検出し、その検出した傾斜度合いに応じて、記録媒体に画像を記録する際の、ノズル列の各ノズルについての走査方向におけるインクの吐出開始位置及び吐出終了位置を制御することを特徴としている。
このため、本記録方法によれば、上記請求項1の記録装置について述べた効果と同様の効果を得ることができる。
次に、請求項12に記載の記録方法は、上記請求項11の記録方法において、検出した傾斜度合いが所定値以上であるか否かを判定し、所定値以上でないと判定した場合には、ノズル列の各ノズルについての走査方向におけるインクの吐出開始位置及び吐出終了位置を同じ位置に制御することを特徴としている。
このため、本記録方法によれば、上記請求項2の記録装置について述べた効果と同様の効果を得ることができる。
次に、請求項13に記載の記録方法は、上記請求項11又は12の記録方法において、搬送方向において異なる3箇所以上の位置で、搬送手段により搬送される記録媒体の端縁の走査方向における位置を検出し、その検出結果に基づき、その記録媒体における搬送方向に沿った端縁の搬送方向に対する傾斜度合いを検出することを特徴としている。
このため、本記録方法によれば、上記請求項3の記録装置について述べた効果と同様の効果を得ることができる。
次に、請求項14に記載の記録方法は、上記請求項11〜13のいずれかの記録方法において、記録媒体における画像を記録すべき領域である画像記録領域よりも拡張された大きさの画像を表す画像データに基づき、その画像データの表す画像のうち画像記録領域に記録される部分のみのインクが吐出されるように、ノズル列の各ノズルについての走査方向におけるインクの吐出開始位置及び吐出終了位置を制御することを特徴としている。
このため、本記録方法によれば、上記請求項4の記録装置について述べた効果と同様の効果を得ることができる。
次に、請求項15に記載の記録方法は、上記請求項14の記録方法において、検出した傾斜度合いに基づき画像データの表す画像のうち画像記録領域に記録されない部分を判断し、その記録されない部分をインクの吐出が行われないデータに変換する画像データ変換処理を行うことで、ノズル列の各ノズルについての走査方向におけるインクの吐出開始位置及び吐出終了位置を制御することを特徴としている。
このため、本記録方法によれば、上記請求項5の記録装置について述べた効果と同様の効果を得ることができる。
次に、請求項16に記載の記録方法は、上記請求項14の記録方法において、検出した傾斜度合いに基づき画像データの表す画像のうち画像記録領域に記録されない部分を判断し、その記録されない部分に対応する画像データを消去する処理を行うことで、ノズル列の各ノズルについての走査方向におけるインクの吐出開始位置及び吐出終了位置を制御することを特徴としている。
このため、本記録方法によれば、上記請求項6の記録装置について述べた効果と同様の効果を得ることができる。
次に、請求項17に記載の記録方法は、上記請求項14の記録方法において、インク吐出手段が、入力される画像データ及び指令に基づきインクの吐出を行うように構成されており、検出した傾斜度合いに基づき画像データの表す画像のうち画像記録領域に記録されない部分を判断し、その記録されない部分についてはインクの吐出を禁止する指令をインク吐出手段へ出力することで、ノズル列の各ノズルについての走査方向におけるインクの吐出開始位置及び吐出終了位置を制御することを特徴としている。
このため、本記録方法によれば、上記請求項7の記録装置について述べた効果と同様の効果を得ることができる。
次に、請求項18に記載の記録方法は、上記請求項14〜17のいずれかの記録方法において、画像データの表す画像を搬送手段により搬送される記録媒体における画像記録領域の全域に記録可能であるか否かを判定し、記録媒体における画像記録領域の全域に記録できないと判定した場合には、その記録媒体に対する画像の記録を中止することを特徴としている。
このため、本記録方法によれば、上記請求項8の記録装置について述べた効果と同様の効果を得ることができる。
次に、請求項19に記載の記録方法は、上記請求項18の記録方法において、画像データの表す画像を搬送手段により搬送される記録媒体における画像記録領域の全域に記録できないと判定した場合に報知動作を行うことを特徴としている。
このため、本記録方法によれば、上記請求項9の記録装置について述べた効果と同様の効果を得ることができる。
次に、請求項20に記載の記録方法は、上記請求項18又は19の記録方法において、画像データの表す画像を搬送手段により搬送される記録媒体における画像記録領域の全域に記録できない場合にその記録媒体に対する画像の記録を中止するか否かを選択可能とし、画像の記録を中止する選択がされた場合に記録媒体に対する画像の記録を中止することを特徴としている。
このため、本記録方法によれば、上記請求項10の記録装置について述べた効果と同様の効果を得ることができる。
以下、本発明が適用された実施形態について、図面を用いて説明する。
図1は、実施形態の多機能装置(MFD:Multi Function Device)1の斜視図であり、図2は、その側断面図である。
この多機能装置1は、プリンタ機能、コピー機能、スキャナ機能及びファクシミリ機能を有したものであり、図1及び図2に示すように、合成樹脂製のハウジング2の上部に、原稿の読み取りに用いられる画像読取装置12が設けられている。
画像読取装置12は、その左端部に設けられた図示しない枢軸を中心にハウジング2に対して上下開閉回動可能に構成されており、さらに、この画像読取装置12の上面を覆う原稿カバー体13が、その後端部に設けられた枢軸12a(図2参照)を中心に画像読取装置12に対して上下開閉回動可能に装着されている。
そして、図2に示すように、画像読取装置12の上面には、原稿カバー体13を上側に開けて読み取り用の原稿を載置するための載置用ガラス板16が設けられ、その下側には、原稿読み取り用のイメージスキャナ装置(CIS:Contact Image Sensor)17が図2の紙面と直交する方向(左右方向)に延びるガイドシャフト44に沿って往復移動可能に設けられている。
また、図1及び図2に示すように、画像読取装置12の前方には、入力操作を行うための操作ボタン群14aや各種情報を表示するための液晶表示部(LCD)14bを備えた操作パネル部14が設けられている。
一方、ハウジング2の底部には、記録媒体としての記録紙Pを給紙するための給紙部11が設けられている。この給紙部11には、記録紙Pを積層(堆積)した状態で収容する給紙カセット3が、ハウジング2の前側に形成された開口部2aを介して、ハウジング2に対し前後方向に着脱可能に設けられている。本実施形態において、給紙カセット3は、A4サイズ、レターサイズ、リーガルサイズ、はがきサイズ等の記録紙Pをその短辺(幅)が給紙方向(副走査方向、前後方向、矢印A方向)と直交する方向(主走査方向、左右方向)に延びる向きで、複数枚積層(堆積)して収納可能に構成されている。
そして、図2に示すように、給紙カセット3の奥側(後端部側)には、記録紙分離用の傾斜分離板8が配置されている。この傾斜分離板8は、記録紙Pの幅方向(左右方向)中央部において突出し、記録紙Pの幅方向左右両端部側へ向かうに従って後退するように平面視で凸湾曲状に形成されており、記録紙Pの幅方向中央部には、記録紙Pの先端縁に当接して分離を促進するための鋸歯状の弾性分離パッドが設けられている。
また、給紙部11において、ハウジング2側には、給紙カセット3から記録紙Pを給紙するための給紙アーム6aの基端部が上下方向に回動可能に装着され、この給紙アーム6aの先端部に設けられた給紙ローラ6bには、給紙アーム6a内に設けられた歯車伝達機構6cにより、LF(搬送)モータ131(図5参照)からの回転駆動力が伝達される。そして、この給紙ローラ6bと上述した傾斜分離板8の弾性分離パッドとにより、給紙カセット3に堆積された記録紙Pを一枚ずつ分離搬送する。こうして給紙方向(矢印A方向)に沿って進むように分離された記録紙Pは、第1搬送路体60と第2搬送路体52との間隙に形成された横向きU字形状のパスを含む給送路9を介して、給紙カセット3の上方(高い位置)に設けられた記録部7に搬送される。
図3は、画像読取装置12を除いた状態での多機能装置1の平面図である。
同図に示すように、記録部7は、上向き開放の箱状に形成されたメインフレーム21と、その左右一対の側板21aによって支持され左右方向(主走査方向)に延びる横長の板状の第1ガイド部材22及び第2ガイド部材23との間に設けられており、下面からインクを吐出することで記録紙Pに画像を記録するインクジェット式の記録ヘッド4(図2、図4参照)と、この記録ヘッド4が搭載されたキャリッジ5とを備えている。
キャリッジ5は、排紙方向(矢印B方向)上流側の第1ガイド部材22及び下流側の第2ガイド部材23にまたがって摺動自在に支持されており、左右方向に往復移動可能となっている。そして、排紙方向(矢印B方向)下流側に配置された第2ガイド部材23の上面には、キャリッジ5を往復移動させるために、主走査方向(左右方向)に延びるようにタイミングベルト24が巻回されており、このタイミングベルト24を駆動するCR(キャリッジ)モータ132(図5参照)が、第2ガイド部材23の下面に固定されている。
一方、記録部7において、キャリッジ5における記録ヘッド4の下面には、記録ヘッド4と対向して左右方向に延びる扁平状のプラテン26が、上記両ガイド部材22,23の間にて、メインフレーム21に固定されている。
そして、図2に示すように、プラテン26の排紙方向(矢印B方向)上流側には、記録紙Pを記録ヘッド4の下面に搬送するための搬送(レジスト)ローラとして、駆動ローラ50と、この駆動ローラ50に対向する下方にニップローラ51とが配置されている。また、プラテン26の排紙方向(矢印B方向)下流側には、記録部7を経た記録紙Pを排紙方向(矢印B方向)に沿って排紙部10に搬送するように駆動される排紙ローラ28と、これに対向して排紙ローラ28側に付勢された拍車ローラ(図示せず)とが配置されている。
記録部7にて記録された記録紙Pがその記録面を上向きにして排出される排紙部10は、給紙部11の上方に配置され、排紙口10aがハウジング2の前面の開口部2aと共通にして開口されている。そして、排紙部10から排紙方向(矢印B方向)に従って排紙された記録紙Pは、開口部2aの内部側に位置する排紙トレイ10bに堆積収容される。
一方、画像読取装置12によって覆われたハウジング2の前部右端位置には、図示しないインク貯蔵部が設けられている。このインク貯蔵部には、フルカラー記録のための4色(ブラック(Bk)、シアン(C)、イエロー(Y)、マゼンタ(M))のインクをそれぞれ収容した4つのインクカートリッジが、画像読取装置12を上方に開いた状態で着脱可能となるように装着されている。そして、各色のインクカートリッジと上述した記録ヘッド4とは、可撓性を有する4本のインク供給管で連結されており、各インクカートリッジに収容されたインクは、各インク供給管を介して記録ヘッド4へ供給される。
図4は、記録ヘッド4を下面から見た模式図である。
同図に示すように、記録ヘッド4には、記録紙Pの搬送方向(排紙方向、副走査方向)に沿って配列された複数のノズルからなるノズル列4k,4c,4y,4mが設けられている。具体的には、フルカラー記録のための4色(ブラック(Bk)、シアン(C)、イエロー(Y)、マゼンタ(M))のインクに対応して、各色のインクを吐出する4つのノズル列4k,4c,4y,4mが並設されている。
また、記録ヘッド4には、記録紙Pの幅方向(左右方向)における端縁(搬送方向に沿った端縁)を検出可能なメディアセンサ40が取り付けられている。このメディアセンサ40は、発光素子(例えば、発光ダイオード)と受光素子(例えば、フォトトランジスタ)とを有した光学式センサ(反射型センサ)であり、発光素子を発光させることによる反射光を受光素子で受光することにより、メディアセンサ40の下における記録紙Pの存在を検出する。
次に、本実施形態の多機能装置1の制御系の構成について説明する。
図5は、多機能装置1の制御系の構成を表すブロック図である。
同図に示すように、この制御系は、CPU101、ROM102、RAM103、及び、これらを接続するバス104からなるマイクロコンピュータを中心に構成されている。また、バス104には、各種センサからの情報を取り込み、そのデータを高速に処理するとともに、各種アクチュエータを駆動制御するためのASIC(Application Specific Integrated Circuit)110が接続されている。
そして、ASIC110には、給紙された記録紙Pの位置を検出するためのレジストセンサ111、上述したメディアセンサ40、駆動ローラ50の回転量を検出するための用紙搬送用エンコーダ112、キャリッジ5の移動量を検出するためのキャリッジ用エンコーダ113が接続されている。
また、ASIC110には、上述した給紙ローラ6b、駆動ローラ50及び排紙ローラ28を回転駆動する駆動源となるLFモータ131を駆動することにより、記録紙Pを搬送するためのドライバ121と、CRモータ132を駆動することにより、記録ヘッド4が搭載されたキャリッジ5を主走査方向(左右方向)に移動させるためのドライバ122と、記録ヘッド4から所定のタイミングでインクを記録紙Pに対して選択的に吐出させるためのヘッドドライバ123とが接続されている。
一方、ASIC110には、上述したイメージスキャナ装置(CIS)17が接続されており、イメージスキャナ装置17により読み取られた原稿の画像データが入力される。
さらに、ASIC110には、操作パネル部14の操作ボタン群14aから入力される使用者からの指令をASIC110へ入力し、ASIC110からの表示指令に従い操作パネル部14の液晶表示部14bに各種メッセージを表示するためのパネルインターフェイス(パネルI/F)124が接続されている。
加えて、ASIC110には、パーソナルコンピュータ(PC)150とUSBケーブルを介して通信を行うためのUSBインターフェイス(USBI/F)125、電話回線等の公衆通信網を介して通信を行うためのNCU(Network Control Unit)126等も接続されている。また、NCU126には、PSTN(公衆交換電話網)からNCU126に入力された通信信号を復調するとともに、NCU126からファクシミリ送信等で外部へ送信するデータを通信信号に変調するためのモデム127が接続されている。
このように構成された本実施形態の多機能装置1においては、CPU101及びASIC110の動作によって、プリンタ機能、コピー機能、スキャナ機能及びファクシミリ機能が実現される。
例えば、プリンタ機能、コピー機能及びファクシミリ機能において、記録紙Pに画像を記録する場合には、まず、LFモータ131を駆動することにより給紙ローラ6bを回転させ、給紙カセット3から記録紙Pを給紙する。このとき、駆動ローラ50及び排紙ローラ28は、記録紙Pを排紙側へ搬送する方向(搬送回転方向)とは逆方向に回転するように構成されており、給紙ローラ6bによって搬送された記録紙Pの先端が駆動ローラ50及びニップローラ51からなる搬送(レジスト)ローラに当接して記録紙Pの斜行が矯正される。続いて、LFモータ131から給紙ローラ6bへの回転駆動力伝達経路を非伝達状態として給紙ローラ6bの回転を停止させ、更にLFモータ131の回転を逆方向に切り替えて駆動ローラ50及び排紙ローラ28を搬送回転方向に回転させることによって、記録紙Pを記録部7へ給紙する。こうして記録部7へ給紙された記録紙Pに対し、記録ヘッド4が搭載されたキャリッジ5を主走査方向(左右方向)に走査しつつ、画像を表す画像データに基づき記録ヘッド4のノズル列4k,4c,4y,4mからインクを吐出させて、画像の一部を帯状に記録する動作と、記録紙Pを所定量搬送する動作とを交互に繰り返すことにより、画像データの表す画像を記録媒体に記録する。そして、記録紙Pへの画像の記録が完了すると、排紙ローラ28の回転により記録紙Pを排紙トレイ10bに排紙する。
ところで、例えば縁無し記録を行う場合に、記録紙Pが傾斜した状態で記録部7へ給紙されると、記録紙Pにおいてインクの吐出されない部分が生じるとともに、記録紙Pからはみ出した位置にインクが吐出されてしまうという問題が生じうる。
そこで、本実施形態の多機能装置1では、図6に示すように、記録紙Pにおける画像を記録すべき領域である画像記録領域(図6は、縁無し記録の例であり、記録紙Pの全面が画像記録領域である。)よりも、上下左右方向に2.5mm拡張された大きさの画像(一回り大きい画像)を表す画像データを用いる。このように拡張された大きさの画像を表す画像データを用いることで、図7に示すように、記録紙Pがある程度傾斜した状態で搬送されてきたとしても、画像記録領域の全域に画像を記録することが可能となる。ただし、画像データの表す画像をそのまま記録すると、画像記録領域をはみ出した位置にもインクが吐出されてしまうため、記録部7へ搬送された記録紙Pにおける搬送方向に沿った端縁の搬送方向に対する傾斜度合いを検出し、その検出結果に基づきインクの吐出開始位置及び吐出終了位置を制御することで、画像データの表す画像のうち画像記録領域に記録される部分のみのインクが吐出されるようにする。
以下、このような制御を実現するために多機能装置1のCPU101が行うプリント処理について、図8のフローチャートを用いて説明する。本プリント処理は、印刷開始信号が入力されることにより開始される。なお、印刷開始信号は、例えば、パーソナルコンピュータ150での印刷開始操作、操作パネル部14における原稿コピーの開始操作、ファクシミリデータの受信等により入力される。
このプリント処理が開始されると、まずS101で、給紙カセット3から記録部7へ記録紙Pを給紙する給紙処理が行われる。なお、この給紙処理の具体的内容(図9に示すサブルーチン)については後述する。
続いて、S102では、記録ヘッド4を搭載したキャリッジ5を主走査方向に走査しつつ、画像を表す画像データに基づき記録ヘッド4のノズル列4k,4c,4y,4mからインクを吐出させて、画像の一部を帯状に記録(印刷)する印刷処理が行われる。なお、この印刷処理の具体的内容(図11に示すサブルーチン)については後述する。
続いて、S103では、1ページ分の画像の記録が終了したか否かが判定される。
このS103で、1ページ分の画像の記録が終了していないと判定された場合には、S104へ移行され、記録紙Pを所定量(印刷解像度に応じた量)搬送する搬送処理が行われた後、S102へ戻る。つまり、1ページ分の画像の記録が終了するまで、印刷処理と搬送処理とが交互に繰り返されるのである。なお、搬送処理の具体的内容(図12に示すサブルーチン)については後述する。
一方、S103で、1ページ分の画像の記録が終了していないと判定された場合には、S105へ移行され、記録紙Pを排紙部10の排紙トレイ10bへ排出する排出処理が行われる。
続いて、S106では、次のデータが存在するか否かが判定される。
このS106で、次のデータが存在すると判定された場合には、S101へ戻り、上述の処理(S101〜S105)が行われる。
一方、S106で、次のデータが存在しないと判定された場合には、本プリント処理が終了される。
次に、プリント処理(図8)のS101で実行される給紙処理について、図9のフローチャートを用いて説明する。
この給紙処理が開始されると、まずS201で、給紙カセット3から記録紙Pを給紙し、その記録紙Pを指定送り量Y1だけ搬送する処理が行われる。具体的には、記録紙Pへの画像の記録を開始するための搬送位置よりも手前であって、記録紙Pの先端がメディアセンサ40を超える搬送位置まで記録紙Pが搬送される。なお、記録紙Pの搬送量は、用紙搬送用エンコーダ112の検出値に基づき判断される。
続いて、S202では、記録紙Pの左側端縁位置X1及び右側端縁位置X2が検出される(図10における下側の二点鎖線上の位置。)。具体的には、記録ヘッド4が搭載されたキャリッジ5を主走査方向に走査しつつ、メディアセンサ40の検出値をモニタすることにより、記録紙Pの左右両端位置が検出される。なお、左側端縁位置X1及び右側端縁位置X2は、キャリッジ用エンコーダ113の検出値に基づき判断される。
続いて、S203では、S202で検出された左側端縁位置X1及び右側端縁位置X2が、後述する傾斜角度θ1,θ2の算出処理において用いられる変数A1,A2(前回検出した左右両端位置を格納するための変数)にそれぞれ代入される。具体的には、RAM103における用紙端部位置記憶領域に記憶される。
続いて、S204では、記録紙Pを指定送り量Y2だけ搬送する処理が行われる。具体的には、記録紙Pへの画像の記録を開始するための搬送位置まで記録紙Pが搬送される。
続いて、S205では、S202の処理と同様、記録紙Pの左側端縁位置X1及び右側端縁位置X2が検出される(図10における上側の二点鎖線上の位置。)。
続いて、S206では、S205で検出された左側端縁位置X1及び右側端縁位置X2が、後述する傾斜角度θ1,θ2の算出処理において用いられる変数B1,B2(今回検出した左右両端位置を格納するための変数)にそれぞれ代入される。具体的には、RAM103における用紙端部位置記憶領域に記憶される。
続いて、S207では、記録紙Pの左右端縁の傾斜角度θ1,θ2(図10参照)をそれぞれ算出する処理が行われる。具体的には、変数A1,A2,B1,B2と、S204での記録紙Pの搬送量Y2とに基づき、次の式(1)及び式(2)からそれぞれ算出される。
θ1=arctan((A1−B1)/Y2) …式(1)
θ2=arctan((A2−B2)/Y2) …式(2)
続いて、S208では、S207で算出された傾斜角度θ1,θ2と、変数A1,A2,B1,B2とに基づき、記録紙Pにおける画像記録領域と、画像データの表す画像が記録される領域との位置関係が判断され、記録紙Pにおける画像記録領域の全域に画像データの表す画像を記録可能であるか否かが判定される。
そして、S208で、記録紙Pにおける画像記録領域の全域に画像データの表す画像を記録できないと判定された場合には、S209へ移行され、「記録紙Pの搬送異常のため正常な記録ができませんが、記録を続行しますか?」という内容のメッセージが操作パネル部14の液晶表示部14bに表示されることにより、記録を続行するか否かの入力操作が促される。
続いて、S210では、S209の表示に対して操作パネル部14の操作ボタン群14aで行われた入力操作が、記録を続行する旨の入力操作であるか否かが判定される。
このS210で、記録を続行する旨の入力操作でない(記録を続行しない旨の入力操作である)と判定された場合には、S211へ移行され、記録紙Pを排紙部10の排紙トレイ10bへ排出する排出処理が行われた後、プリント処理(図8)におけるS101の処理へ移行される。つまり、記録紙Pの傾斜度合いが大きい等の理由により、その画像記録領域の全域に画像データの表す画像を記録できない場合であって、使用者により記録を続行しない旨の意思表示がされた場合には、その記録紙Pを排出して、新たな記録紙Pを給紙するのである。
一方、S210で、記録を続行する旨の入力操作であると判定された場合には、S212へ移行される。
また、S208で、記録紙Pにおける画像記録領域の全域に画像データの表す画像を記録可能であると判定された場合にも、S212へ移行される。
S212では、傾斜角度θ1,θ2の少なくとも一方が、傾斜基準角度θaよりも大きいか否かが判定される。ここで、傾斜基準角度θaは、傾斜度合いが微量であるか否かの判断基準となる角度であり、傾斜角度θ1,θ2のいずれもが傾斜基準角度θa以下であれば、記録紙Pの傾斜度合いは微量である(傾斜していないとみなすことができる)と判断するのである。
そして、S212で、傾斜角度θ1,θ2の少なくとも一方が、傾斜基準角度θaよりも大きいと判定された場合には、S213へ移行され、次に行われる印刷処理(S102)において記録紙Pに記録される1バンド分の画像データについての変換処理が行われる。具体的には、傾斜角度θ1,θ2と、変数A1,A2,B1,B2とに基づき、画像データの表す画像のうち記録紙Pの画像記録領域に記録されない部分が判断され、その記録されない部分の色をインクの吐出が行われない色(本実施形態では、白色)に変換する画像データ変換処理が行われる。これにより、ノズル列4k,4c,4y,4mの各ノズルについての主走査方向におけるインクの吐出開始位置及び吐出終了位置が、傾斜角度θ1,θ2に沿った異なる位置となる。その後、本給紙処理が終了される。
一方、S212で、傾斜角度θ1,θ2のいずれもが傾斜基準角度θa以下であると判定された場合には、S214へ移行され、次に行われる印刷処理(S102)において記録紙Pに記録される1バンド分の画像データについての変換処理が行われる。具体的には、傾斜角度θ1,θ2を0とみなし、変数B1,B2を走査方向における記録紙Pの両端位置として、画像データの表す画像のうち記録紙Pの画像記録領域に記録されない部分が判断され、その記録されない部分の色を白色に変換する画像データ変換処理が行われる。これにより、ノズル列4k,4c,4y,4mの各ノズルについての主走査方向におけるインクの吐出開始位置及び吐出終了位置が、同じ位置となる。その後、本給紙処理が終了される。
次に、プリント処理(図8)のS102で実行される印刷処理について、図11のフローチャートを用いて説明する。
この印刷処理が開始されると、まずS301で、1バンド分の画像データが記録ヘッド4にセットされる。
続いて、S302では、記録ヘッド4が搭載されたキャリッジ5を主走査方向(左右方向)に走査しつつ、記録ヘッド4にセットした画像データに基づき記録ヘッド4のノズル列4k,4c,4y,4mからインクを吐出させる処理が行われる。その後、本印刷処理が終了される。
つまり、印刷処理では、画像データに基づきインクを吐出する周知の処理が行われる。ただし、記録ヘッド4にセットされる画像データは、記録紙Pの画像記録領域に記録されない部分の色がインクの吐出の行われない色に変換されたものであるため、ノズル列4k,4c,4y,4mの各ノズルについての主走査方向におけるインクの吐出開始位置及び吐出終了位置が、傾斜角度θ1,θ2に応じて異なることとなり、画像記録領域でのみインクが吐出される。
次に、プリント処理(図8)のS104で実行される搬送処理について、図12のフローチャートを用いて説明する。
この搬送処理が開始されると、まずS401で、記録紙Pが印刷解像度に応じた送り量だけ搬送される。
続いて、S402では、記録紙Pが、前回その左右両端位置を検出した位置から所定量(本実施形態では1/4インチ)以上搬送されたか否かが判定される。
このS402で、所定量搬送されたと判定された場合には、S403へ移行され、変数B1,B2の値が、変数A1,A2に代入される。
続いて、S404では、給紙処理(図9)のS202の処理と同様、記録紙Pの左側端縁位置X1及び右側端縁位置X2が検出される。
続いて、S405では、S404で検出された左側端縁位置X1及び右側端縁位置X2が、変数B1,B2にそれぞれ代入される。
続いて、S406では、給紙処理(図9)のS207と同様、記録紙Pの左右端縁の傾斜角度θ1,θ2をそれぞれ算出する処理が行われる。これにより、前回算出した傾斜角度θ1,θ2が今回算出した傾斜角度θ1,θ2に更新される。その後、S407へ移行される。
一方、S402で、所定量搬送されていないと判定された場合には、そのままS407へ移行される。つまり、傾斜角度θ1,θ2は更新されないこととなる。
S407では、給紙処理(図9)のS212と同様、傾斜角度θ1,θ2の少なくとも一方が、傾斜基準角度θaよりも大きいか否かが判定される。
そして、S407で、傾斜角度θ1,θ2の少なくとも一方が、傾斜基準角度θaよりも大きいと判定された場合には、S408へ移行され、給紙処理(図9)におけるS213の処理と同様の画像データ変換処理が行われる。その後、本搬送処理が終了される。
一方、S407で、傾斜角度θ1,θ2のいずれもが傾斜基準角度θa以下であると判定された場合には、S409へ移行され、給紙処理(図9)におけるS214の処理と同様の画像データ変換処理が行われる。その後、本搬送処理が終了される。
以上説明したように、本実施形態の多機能装置1では、記録部7へ給紙した記録紙Pについて、画像の記録を行う前に、まず左右端縁の傾斜角度θ1,θ2を検出し(S201〜S207)、その傾斜角度θ1,θ2に基づき、記録紙Pにおける画像記録領域の全域に画像データの表す画像を記録できないと判定した場合であって(S208:NO)、使用者により記録を続行しない旨の入力操作がされた場合には(S209,S210:NO)、その記録紙Pを排出して新たに記録紙Pを給紙する(S211,S101)。このため、本多機能装置1によれば、不完全な画像の記録が行われることにより記録紙Pやインクを無駄にしないようにすることができる。特に、記録を続行するか否かを使用者に選択させるようにしているため、状況に応じた最適な処理を行うことができる。
一方、記録紙Pにおける画像記録領域の全域に画像データの表す画像を記録可能であると判定した場合や(S208:YES)、記録紙Pにおける画像記録領域の全域に画像データの表す画像を記録できないと判定した場合であっても(S208:NO)、使用者により記録を続行する旨の入力操作がされた場合には(S209,S210:YES)、画像データの表す画像のうち記録紙Pの画像記録領域に記録されない部分の色をインクの吐出が行われない色に変換する画像データ変換処理を行う(S213,S214)。これにより、記録紙Pの画像記録領域にのみインクが吐出されることとなる。このように、本多機能装置1によれば、比較的簡単な画像データ変換処理により、画像記録領域の全域に画像を記録可能としつつ、画像記録領域外にインクが吐出されることを防止することができる。具体的には、例えば、画像記録領域が記録紙Pの全面の場合(縁無し記録)には、記録紙Pの全面に画像を記録可能としつつ、記録紙Pをはみ出した位置にインクが吐出されてしまうことを防ぐことができる。また、画像記録領域が記録紙Pにおける上下左右に所定幅の余白を設けた残りの部分である場合にも、余白を一定幅にするという効果が得られる。
さらに、本多機能装置1によれば、記録紙Pの形状自体に起因してその端縁が搬送方向に対して傾斜している場合(例えば、記録紙Pの形状が台形である場合)にも、同様の効果を得ることができる。
しかも、本多機能装置1によれば、画像データを回転変換するという複雑な処理を行う必要がないため、高コスト化や処理時間が長くなることを防止することができる。
一方、本多機能装置1では、記録紙Pの傾斜度合いが微量であると判定した場合には(S212:NO)、傾斜角度θ1,θ2を0とみなすようにしているため(S214)、メディアセンサ40による検出誤差等の影響を受けてインクの吐出開始位置及び吐出終了位置を異ならせることによりかえって画像の記録状態が悪化してしまうことを防ぐことができる。
また、本多機能装置1では、記録紙Pが、前回その左右両端位置を検出した位置から所定量以上搬送された場合には(S402:YES)、新たに左右両端位置を検出し、記録紙Pの左右端縁の傾斜角度θ1,θ2を算出し直すようにしている(S403〜S406)。このため、記録紙Pの傾斜状態が搬送量に応じて変化する場合や、記録紙Pの形状自体が搬送方向における位置に応じて傾斜度合いの異なるものである場合にも、傾斜度合いを正確に検出することができる。
なお、上記実施形態では、多機能装置1が、本発明の記録装置に相当し、記録ヘッド4が、本発明のインク吐出手段に相当し、駆動ローラ50及びニップローラ51からなる搬送(レジスト)ローラが、本発明の搬送手段に相当する。また、給紙処理(図9)におけるS201〜S207の処理、及び、搬送処理(図12)におけるS403〜S406の処理が、本発明の傾斜検出手段に相当し、S208の処理が、本発明の搬送状態判定手段に相当し、操作パネル部14の液晶表示部14bと、S209の処理とが、報知手段に相当し、操作パネル部14の操作ボタン群14a及び液晶表示部14bと、S209及びS210の処理とが、選択手段に相当する。さらに、S211の処理が、本発明の記録中止手段に相当し、S212の処理及びS407の処理が、本発明の傾斜判定手段に相当し、S213,S214の処理及びS408,S409の処理が、本発明の吐出位置制御手段に相当し、印刷処理(図11)におけるS302の処理が、本発明の画像記録手段に相当する。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
上記実施形態の多機能装置1では、画像データの表す画像のうち記録紙Pの画像記録領域に記録されない部分の色を白色に変換する画像データ変換処理を行うことで(S213,S214,S408,S409)、記録紙Pの画像記録領域にのみインクが吐出されるようにしているが、これ以外の手法をとることも可能である。
例えば、画像データの表す画像のうち記録紙Pの画像記録領域に記録されない部分に対応する画像データを消去する画像データ変換処理を行うようにしてもよい。このようにしても、記録紙Pの画像記録領域にのみインクが吐出されるようにすることができる。
また、記録ヘッド4が、入力される画像データ及び指令に基づきインクの吐出を行うように構成されている場合には、画像データの表す画像のうち記録紙Pの画像記録領域に記録されない部分についてはインクの吐出を禁止する指令を記録ヘッド4へ出力するようにしてもよい。このようにしても、記録紙Pの画像記録領域にのみインクが吐出されるようにすることができる。しかも、画像データの変換処理を行うことなくインクの吐出位置の制御を実現することができる。
一方、上記実施形態の多機能装置1では、記録紙Pの端縁の主走査方向における位置を1つのメディアセンサ40により検出するようにしているが、これに限ったものではなく、複数のセンサを用いて検出するようにしてもよい。例えば、2つのセンサを副走査方向に異なる位置に設ければ、記録紙Pの位置を変えることなく記録紙Pにおける副走査方向に異なる端縁の位置を検出して、端縁の傾斜角度を算出することが可能となる。また、多数のセンサを線状に配列したラインセンサを用いれば、記録紙Pの形状や傾斜度合いをより正確に検出することができる。
また、上記実施形態の多機能装置1では、記録紙Pの左右端縁の傾斜角度θ1,θ2を検出するようにしているが、これに限ったものではなく、左右端縁のうちのいずれか一方の傾斜角度のみを検出するようにしてもよい。すなわち、記録紙Pの形状は通常長方形であり、左右端縁の傾斜角度は等しくなることから、左右端縁のうちのいずれか一方の傾斜角度のみを検出する構成であっても上記実施形態の多機能装置1と同様の効果を得ることができる。ただし、あらかじめ把握されていない形状の記録紙Pについては、片側の端縁の傾斜度合いから他方の端縁の傾斜度合いを予測することができないため、そのような記録紙Pにも対応するには、上記実施形態の多機能装置1のように、記録紙Pの左右端縁の傾斜角度θ1,θ2を検出する構成とすることが好ましい。
さらに、上記実施形態の多機能装置1では、記録紙Pの傾斜度合いが大きい等の理由等により、その画像記録領域の全域に画像データの表す画像を記録できない場合には、操作パネル部14の液晶表示部14bにメッセージを表示して、記録を続行するか否かを選択する入力操作を促すようにしているが、これに限ったものではない。
例えば、メッセージの表示及び入力操作の受付を、パーソナルコンピュータ150で行うようにしてもよい。また、メッセージの表示に代えて又はメッセージの表示とともに、LEDランプの表示や音声の出力などを行うようにしてもよい。
さらに、使用者による選択は、あらかじめ行うようにしてもよい。すなわち、例えば、記録紙Pの種類に応じて、高品質記録用の記録紙Pについては排出し、それ以外の記録紙Pについては記録を行うようにあらかじめ設定するような構成とすれば、画像記録動作を使用者の入力操作待ちで中断することなく、記録を続行するか否かの選択を行うことができる。
一方、このような選択を行わず、その画像記録領域の全域に画像データの表す画像を記録できない場合に、記録紙Pを排出する構成や、記録を続行する構成とすることも可能である。
また、上記実施形態の多機能装置1では、記録紙Pに画像を記録するための紙送り動作として記録紙Pの搬送を行い、その搬送位置において記録紙Pの左右両端位置を検出するようにしているが、これに限ったものではなく、記録紙Pに画像を記録するための紙送り動作よりも細かく紙送りを行うことにより、記録紙Pの左右両端位置の検出回数を多くするようにしてもよい。このようにすれば、記録紙Pの形状や傾斜度合いをより正確に判断することが可能となる。
実施形態の多機能装置の斜視図である。 実施形態の多機能装置の側断面図である。 画像読取装置を除いた状態での多機能装置の平面図である。 記録ヘッドを下面から見た模式図である。 多機能装置の制御系の構成を表すブロック図である。 画像データの表す画像の大きさを説明するための説明図である。 画像データの表す画像と傾斜している記録紙との位置関係を示す説明図である。 プリント処理のフローチャートである。 給紙処理のフローチャートである。 記録紙の左右端縁の傾斜角度の算出方法を説明するための説明図である。 印刷処理のフローチャートである。 搬送処理のフローチャートである。 傾斜している記録媒体からインクがはみ出さないように記録を行った場合の記録媒体の端縁の記録状態を示す説明図である。
符号の説明
1…多機能装置、3…給紙カセット、4…記録ヘッド、4k…ノズル列、5…キャリッジ、6b…給紙ローラ、7…記録部、10…排紙部、10b…排紙トレイ、11…給紙部、14…操作パネル部、14a…操作ボタン群、14b…液晶表示部、26…プラテン、28…排紙ローラ、40…メディアセンサ、50…駆動ローラ、51…ニップローラ、101…CPU、102…ROM、103…RAM、110…ASIC、112…用紙搬送用エンコーダ、113…キャリッジ用エンコーダ、123…ヘッドドライバ、131…LFモータ、132…CRモータ、150…パーソナルコンピュータ、P…記録紙

Claims (20)

  1. 記録媒体を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段による記録媒体の搬送方向に沿って配列された複数のノズルからなるノズル列を有するインク吐出手段と、
    前記搬送手段により搬送される記録媒体に対し、前記インク吐出手段を前記搬送方向と直交する走査方向に走査しつつ、画像を表す画像データに基づき前記インク吐出手段のノズル列からインクを吐出させることで、前記画像データの表す画像を記録媒体に記録する画像記録手段と、
    前記搬送手段により搬送される記録媒体における前記搬送方向に沿った端縁の前記搬送方向に対する傾斜度合いを検出する傾斜検出手段と、
    前記傾斜検出手段により検出された傾斜度合いに応じて、前記画像記録手段により記録媒体に画像が記録される際の、前記ノズル列の各ノズルについての前記走査方向におけるインクの吐出開始位置及び吐出終了位置を制御する吐出位置制御手段と、
    を備えたことを特徴とする記録装置。
  2. 請求項1に記載の記録装置において、
    前記傾斜検出手段により検出された傾斜度合いが所定値以上であるか否かを判定する傾斜判定手段を備え、
    前記吐出位置制御手段は、前記傾斜判定手段により傾斜度合いが所定値以上でないと判定された場合には、前記ノズル列の各ノズルについての前記走査方向におけるインクの吐出開始位置及び吐出終了位置を同じ位置に制御すること
    を特徴とする記録装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の記録装置において、
    前記傾斜検出手段は、前記搬送方向において異なる3箇所以上の位置で、前記搬送手段により搬送される記録媒体の端縁の前記走査方向における位置を検出し、その検出結果に基づき、その記録媒体における前記搬送方向に沿った端縁の前記搬送方向に対する傾斜度合いを検出すること
    を特徴とする記録装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の記録装置において、
    前記吐出位置制御手段は、記録媒体における画像を記録すべき領域である画像記録領域よりも拡張された大きさの画像を表す画像データに基づき、その画像データの表す画像のうち前記画像記録領域に記録される部分のみのインクが吐出されるように、前記ノズル列の各ノズルについての前記走査方向におけるインクの吐出開始位置及び吐出終了位置を制御すること
    を特徴とする記録装置。
  5. 請求項4に記載の記録装置において、
    前記吐出位置制御手段は、前記傾斜検出手段により検出された傾斜度合いに基づき前記画像データの表す画像のうち前記画像記録領域に記録されない部分を判断し、その記録されない部分をインクの吐出が行われないデータに変換する画像データ変換処理を行うことで、前記ノズル列の各ノズルについての前記走査方向におけるインクの吐出開始位置及び吐出終了位置を制御すること
    を特徴とする記録装置。
  6. 請求項4に記載の記録装置において、
    前記吐出位置制御手段は、前記傾斜検出手段により検出された傾斜度合いに基づき前記画像データの表す画像のうち前記画像記録領域に記録されない部分を判断し、その記録されない部分に対応する画像データを消去する処理を行うことで、前記ノズル列の各ノズルについての前記走査方向におけるインクの吐出開始位置及び吐出終了位置を制御すること
    を特徴とする記録装置。
  7. 請求項4に記載の記録装置において、
    前記インク吐出手段は、入力される画像データ及び指令に基づきインクの吐出を行うように構成されており、
    前記吐出位置制御手段は、前記傾斜検出手段により検出された傾斜度合いに基づき前記画像データの表す画像のうち前記画像記録領域に記録されない部分を判断し、その記録されない部分についてはインクの吐出を禁止する指令を前記インク吐出手段へ出力することで、前記ノズル列の各ノズルについての前記走査方向におけるインクの吐出開始位置及び吐出終了位置を制御すること
    を特徴とする記録装置。
  8. 請求項4ないし請求項7のいずれか1項に記載の記録装置において、
    前記画像データの表す画像を前記搬送手段により搬送される記録媒体における前記画像記録領域の全域に記録可能であるか否かを判定する搬送状態判定手段を備え、
    前記搬送状態判定手段により記録媒体における前記画像記録領域の全域に記録できないと判定された場合には、その記録媒体に対する画像の記録を中止する記録中止手段を備えたこと
    を特徴とする記録装置。
  9. 請求項8に記載の記録装置において、
    前記搬送状態判定手段により記録媒体における前記画像記録領域の全域に記録できないと判定された場合に報知動作を行う報知手段を備えたこと
    を特徴とする記録装置。
  10. 請求項8又は請求項9に記載の記録装置において、
    前記画像データの表す画像を前記搬送手段により搬送される記録媒体における前記画像記録領域の全域に記録できない場合にその記録媒体に対する画像の記録を中止するか否かを選択可能な選択手段を備え、
    前記記録中止手段は、前記選択手段により画像の記録を中止する選択がされた場合に記録媒体に対する画像の記録を中止すること
    を特徴とする記録装置。
  11. 搬送手段により搬送される記録媒体に対し、前記搬送手段による記録媒体の搬送方向に沿って配列された複数のノズルからなるノズル列を有するインク吐出手段を前記搬送方向と直交する走査方向に走査しつつ、画像を表す画像データに基づき前記インク吐出手段のノズル列からインクを吐出させることで、前記画像データの表す画像を記録媒体に記録する記録方法であって、
    前記搬送手段により搬送される記録媒体における前記搬送方向に沿った端縁の前記搬送方向に対する傾斜度合いを検出し、その検出した傾斜度合いに応じて、記録媒体に画像を記録する際の、前記ノズル列の各ノズルについての前記走査方向におけるインクの吐出開始位置及び吐出終了位置を制御すること
    を特徴とする記録方法。
  12. 請求項11に記載の記録方法において、
    前記検出した傾斜度合いが所定値以上であるか否かを判定し、所定値以上でないと判定した場合には、前記ノズル列の各ノズルについての前記走査方向におけるインクの吐出開始位置及び吐出終了位置を同じ位置に制御すること
    を特徴とする記録方法。
  13. 請求項11又は請求項12に記載の記録方法において、
    前記搬送方向において異なる3箇所以上の位置で、前記搬送手段により搬送される記録媒体の端縁の前記走査方向における位置を検出し、その検出結果に基づき、その記録媒体における前記搬送方向に沿った端縁の前記搬送方向に対する傾斜度合いを検出すること
    を特徴とする記録方法。
  14. 請求項11ないし請求項13のいずれか1項に記載の記録方法において、
    記録媒体における画像を記録すべき領域である画像記録領域よりも拡張された大きさの画像を表す画像データに基づき、その画像データの表す画像のうち前記画像記録領域に記録される部分のみのインクが吐出されるように、前記ノズル列の各ノズルについての前記走査方向におけるインクの吐出開始位置及び吐出終了位置を制御すること
    を特徴とする記録方法。
  15. 請求項14に記載の記録方法において、
    前記検出した傾斜度合いに基づき前記画像データの表す画像のうち前記画像記録領域に記録されない部分を判断し、その記録されない部分をインクの吐出が行われないデータに変換する画像データ変換処理を行うことで、前記ノズル列の各ノズルについての前記走査方向におけるインクの吐出開始位置及び吐出終了位置を制御すること
    を特徴とする記録方法。
  16. 請求項14に記載の記録方法において、
    前記検出した傾斜度合いに基づき前記画像データの表す画像のうち前記画像記録領域に記録されない部分を判断し、その記録されない部分に対応する画像データを消去する処理を行うことで、前記ノズル列の各ノズルについての前記走査方向におけるインクの吐出開始位置及び吐出終了位置を制御すること
    を特徴とする記録方法。
  17. 請求項14に記載の記録方法において、
    前記インク吐出手段は、入力される画像データ及び指令に基づきインクの吐出を行うように構成されており、
    前記検出した傾斜度合いに基づき前記画像データの表す画像のうち前記画像記録領域に記録されない部分を判断し、その記録されない部分についてはインクの吐出を禁止する指令を前記インク吐出手段へ出力することで、前記ノズル列の各ノズルについての前記走査方向におけるインクの吐出開始位置及び吐出終了位置を制御すること
    を特徴とする記録方法。
  18. 請求項14ないし請求項17のいずれか1項に記載の記録方法において、
    前記画像データの表す画像を前記搬送手段により搬送される記録媒体における前記画像記録領域の全域に記録可能であるか否かを判定し、記録媒体における前記画像記録領域の全域に記録できないと判定した場合には、その記録媒体に対する画像の記録を中止すること
    を特徴とする記録方法。
  19. 請求項18に記載の記録方法において、
    前記画像データの表す画像を前記搬送手段により搬送される記録媒体における前記画像記録領域の全域に記録できないと判定した場合に報知動作を行うこと
    を特徴とする記録方法。
  20. 請求項18又は請求項19に記載の記録方法において、
    前記画像データの表す画像を前記搬送手段により搬送される記録媒体における前記画像記録領域の全域に記録できない場合にその記録媒体に対する画像の記録を中止するか否かを選択可能とし、画像の記録を中止する選択がされた場合に記録媒体に対する画像の記録を中止すること
    を特徴とする記録方法。
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