JP2015150782A - 印刷装置、印刷方法、プログラム、印刷システム、データ処理方法 - Google Patents

印刷装置、印刷方法、プログラム、印刷システム、データ処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ラインヘッドによるインクの着弾位置のずれを減少させるための調整を高速化できる印刷装置の提供。【解決手段】ラインヘッドによるドット記録のための印刷データを対象に、ドット記録要素による記録位置のずれを減少させる修整と、印刷データの一部または修整後の印刷データの一部の削除とを実行する修整部と、印刷データの一部または修整後の印刷データの一部の削除を実施するか実施しないかを決定する決定部を備え、修整部は、削除を実施しないと決定された場合、削除を実施する場合における削除対象のデータを、修整後の印刷データに含める。【選択図】図3

Description

本発明は、印刷に関する。
印刷装置は、通常、印刷ヘッドと印刷媒体とを相対移動させながら、順次、印刷媒体上にインクを着弾させて画像を形成する。印刷ヘッドが傾いている場合でも、インクの着弾位置を所望の位置に近づけて正常に画像を印刷するために、印刷ヘッドの傾き量に応じて印刷データを調整する手法が知られている(例えば特許文献1)。
特開2005−96369号公報
上記先行技術が有する課題は、印刷データの調整のための処理負荷が重いことである。上記の調整は、ページをまたいで実施される場合がある。このような場合、処理負荷が重くなってしまう。ひいては処理に時間が掛かり、印刷に要する時間が長くなってしまう。なお、印刷データの調整の目的は、印刷ヘッドの傾きの応じたものに限られず、種々の要因によって正常には画像を印刷できないことに関するものを含む。この他、装置の小型化や、低コスト化、省資源化、製造の容易化、使い勝手の向上等が望まれていた。
本発明は、上記課題の少なくとも1つを解決するためのものであり、以下の形態として実現できる。
本発明の一形態によれば、印刷装置が提供される。この印刷装置は、記録媒体にドットを形成する複数のドット記録要素を、前記記録媒体の記録幅に渡って配列したラインヘッドと;前記ラインヘッドによるドット記録のための印刷データを対象に、前記ドット記録要素による記録位置のずれを減少させる修整と、前記印刷データの一部または前記修整後の印刷データの一部の削除とを実行する修整部とを備える。この形態によれば、処理負荷が軽くなる。印刷データの一部または修整後の印刷データの一部の削除を実行するので、削除する分については、修整のための処理負荷が軽くなるからである。
上記形態において、前記印刷データの一部または前記修整後の印刷データの一部の削除を実施するか実施しないかを決定する決定部を備え;前記修整部は、前記削除を実施しないと決定された場合、前記削除を実施する場合における削除対象のデータを、前記修整後の印刷データに含める。この形態によれば、処理負荷を軽くするか、画質の劣化を抑制するかを決定できる。削除が実施されなければ、画質の劣化が抑制されるからである。
上記形態において、前記決定部は、印刷物として不要な画像を前記記録媒体の端部に印刷するためのデータが、前記印刷データに含まれる場合、前記削除を実施すると決定する。この形態によれば、上記決定を適切に実行できる。印刷物として不要な画像を記録媒体の端部に印刷するためのデータが、印刷データに含まれる場合、削除されるデータは、印刷物として不要な画像に対応する可能性が高いからである。
上記形態において、前記決定部は、前記不要な画像を印刷するためのデータが含まれる場合であっても、印刷物として必要な画像の印刷の少なくとも一部が前記ずれによって実行できないときは、前記削除を実施しないと決定する。この形態によれば、上記決定をより適切に実行できる。
上記形態において、前記修整部は、前記修整によって印刷領域外に対応した位置に前記ドットを形成するデータとして修整される前記印刷データまたは前記修整によって印刷領域外に対応した位置に前記ドットを形成するデータとして修整された前記修整後の印刷データを対象に、前記削除を実行する。この形態によれば、処理負荷が軽くなる。修整によって印刷領域外に対応した位置にドットを形成するデータとして修整される印刷データまたは修整によって印刷領域外に対応した位置にドットを形成するデータとして修整された修整後の印刷データを対象に、削除を実行すれば、ページをまたいだデータの調整が不要になるからである。
上記形態において、前記ラインヘッドは、複数のプリントヘッドを備え;前記複数のドット記録要素それぞれは、前記複数のプリントヘッドの何れかに設けられる。この形態によれば、ラインヘッドに対するプリントヘッドの配置ずれを減少させることができる。
本発明は、上記以外の種々の形態でも実現できる。例えば、印刷方法や、この方法を実現するためのプログラム、このプログラムを記憶した一時的でない記憶媒体、印刷システム、データ処理方法等の形態で実現できる。
プリンターの概略断面図。 ヘッドを下方から見た図。 印刷処理を示すフローチャート。 修整が実施されない場合における印刷を説明する図。 修整されたドットデータによるドットの配置を示す図。 データの削除及びページ間移動が実施されない場合の印刷を説明する図。 不要な部分を含む画像を示す図。 データの削除を説明する図。 データの削除が実行された場合における印刷を説明する図。 修整前のドットデータによるデータ配置を示す図。 ページ間移動が実施される場合の印刷を説明する図。
図1は、プリンター1の概略断面図である。プリンター1は、UVインクによる画像を媒体に形成する。UVインクは、紫外線の照射を受けると硬化する。この硬化は、UVインクに含まれる紫外線硬化樹脂に光重合反応が起こることによって生じる。本実施形態における媒体は、ロール状に巻かれたロール紙Sである。ロール紙Sが本発明の「記録媒体」の一例に相当している。記録媒体としてはロール紙に限らず、ロール状に巻かれたフィルムを用いてもよい。
プリンター1による画像の形成方法について説明する。プリンター1は、いわゆるラインプリンターである。ロール状に巻かれたロール紙Sは、搬送ローラー2A,2B等によって印刷領域に供給され、紙搬送方向の上流側から下流側へ一定の速度で搬送される。印刷領域に位置するロール紙Sは、裏面側からプラテン3によって支持されつつ、ヘッド4と対向する。
ヘッド4は、いわゆるラインヘッドであり、ヘッドYと、ヘッドMと、ヘッドCと、ヘッドKとを備える。ヘッドY,M,C,Kはそれぞれ、ロール紙Sの幅方向に亘って配置されている。ヘッドYはイエロー色のUVインクを、ヘッドMはマゼンタ色のUVインクを、ヘッドCはシアン色のUVインクを、ヘッドKはブラック色のUVインクを、ロール紙Sに向けて噴射する。
各ヘッド4の下面(ロール紙Sとの対向面)において、多数のノズルが紙幅方向に所定の間隔で並んでいる。各ノズルは、UVインクを噴射することによって、ドット記録要素として機能する。紙幅方向は、紙搬送方向と直交する方向である。ヘッド4の下をロール紙Sが通過する際にヘッド4からUVインクが噴射されることによって、ロール紙Sに各色によるドットが形成される。
その後、ロール紙Sは、照射ユニット10と対向する。照射ユニット10は、紙搬送方向に移動するロール紙Sに向けて紫外線を照射する。この結果、ロール紙S上に形成されたドットは硬化する。こうして、ロール紙Sへの画像形成処理が完了する。画像が形成されたロール紙Sは、再びロール状に巻き取られる。
上記に説明した搬送ローラー2A,2Bやヘッド4等の動作は、プリンター1に備えられた制御部30によって制御される。制御部30は、外部装置とデータの授受ができる。例えば、外部PC90からイーサネット(登録商標)を介して、印刷用の画像データを受信できる。画像データが本発明の「印刷データ」の一例に相当しており、制御部30が本発明の「修整部」および「決定部」の一例に相当している。
図2は、ヘッド4を下方から見た図である。各ヘッドY,M,C,Kは、複数のプリントヘッド80を備える。プリントヘッド80は、図1に示すように千鳥配列されている。各プリントヘッド80は、複数のノズルを備える。
図3は、印刷処理を示すフローチャートである。印刷処理は、制御部30によって実行される。制御部30は、印刷処理を実行するためのプログラムを記憶している。制御部30が印刷処理を開始する契機は、外部装置から印刷用の画像データを受信したことである。
初めに、受信した画像データをドットデータに変換する(ステップS100)。ドットデータとは、YMCKそれぞれについて、ドット形成の有無を画素毎に示すデータである。プリンター1は、600dpiの解像度で印刷するので、これに合わせてドットデータを生成する。制御部30は、生成したドットデータを、内蔵するメモリーに書き出す。以後のステップは、メモリーに書き出されたドットデータを対象に実行される。
次に、ドットデータを修整する(ステップS200)。ドットデータの修整を説明するために、修整が実施されない場合における印刷を説明する。
図4は、修整が実施されない場合における印刷を説明する図である。図4(a)は、ドットデータが示すドットの配置(以下「データ配置」という)を図示する。図4(a)に示されたテータ配置は、ドットデータの中から4×8画素分を抜粋したものである。以下の説明においては、4×8画素分を1ページ分と仮定する。図4(a)に示された丸は、ドットの位置を示す。丸に施されたハッチングの種類は、ドットの色の違いを示す。
図4(b)は、図4(a)に示されたドットデータに従いロール紙Sに形成されたドットの位置(以下「着弾位置」という)を示す。着弾位置は、図4(b)に示されるように、ドットデータに対して紙搬送方向についてのずれが発生している。以下、このずれを「搬送方向ずれ」という。
搬送方向ずれは、種々の原因によって引き起こされる。例えば、図4に示されるように、ノズルNzの配置が、理想の配置に対してずれることによって引き起こされる。ノズルNzの配置のずれは、プリンター1に対するヘッド4の取り付け位置のずれや、ヘッド4に対するプリントヘッド80の取り付け位置のずれ等によって引き起こされる。搬送方向ずれは、噴射されたインクの飛行曲がり等によっても引き起こされる。飛行曲がりは、例えば、ノズルNzのインク詰まりによって引き起こされる。
図5は、ステップS200において修整されたデータ配置を示す。この修整は、搬送方向ずれを補償するためのものである。この補償を実現するために、制御部30は、紙幅方向の各列についての補償値を予め記憶している。補償値は、予め実施された実験によって決定される。
紙幅方向の一方側を奥、他方側を手前と定義すると、図5に例示される場合、最も奥の列の補償値は−1である。補償値が−1とは、紙搬送方向の上流側に1画素分、配置をずらすことを意味する。奥から2列目の補償値は0である。補償値が0とは、補償が必要ないことを意味する。最も手前の列の補償値は+2である。+2の補償値とは、紙搬送方向の下流側に2画素分、配置をずらすことを意味する。
続いて、修整後のデータ配置が、前後のページのデータ配置と重複するかを判定する(ステップS300)。図5に示された修整の場合、紙搬送方向に元々8画素分だったデータ配置が、修整によって11画素分に伸長している。例えば、このページの印刷の前後において連続的に印刷するページが無ければ、前後のページのデータ配置と重複することはない。或いは、充分な長さの余白が設定されている場合、前後のページのデータ配置と重複することはない。
これに対して、複数枚のページを連続的に印刷し、且つ、搬送方向の余白が短いような場合、修整によってデータ配置が紙搬送方向に伸長すれば、前後のページのデータ配置と重複してしまう。
前後のページとの重複が無い場合(ステップS300、NO)、修整後のドットデータに空データを追加する(ステップS800)。図6(a)は、空データが追加されたデータ配置を示す。図6(a)は、空データを破線の丸によって示す。空データが追加された位置には、ドットが形成されない。空データの追加は、データ配置を直方形状に整形するために実行される。
この後、ドットデータに従い印刷を実行し(ステップS900)、印刷処理を終える。図6(b)は、図6(a)に示されたドットデータに従い印刷された場合における着弾位置を示す。図6(b)に示されるように、搬送方向ずれが補償され、修整前のドットデータ通りに印刷が実行されている。
一方、修整後のデータ配置が、前後のページと重複する場合(ステップS300、YES)、画像に不要な部分があるかを判定する(ステップS400)。図7は、不要な部分を含む画像を例示する。この画像は、楕円の点線で示された切り取り線を含む。この画像の印刷物は最終的に切り取り線で切り取られて使用されるため、切り取り線の外側は、実質的に不要な画像である。ステップS400の判定は、例えば、このような切り取り線が含まれているか否かに基づき実行される。
画像に不要な部分がある場合(ステップS400、YES)、ページからはみ出たデータをドットデータから削除しても、画像として必要な部分の印刷が正常に実行できるかを判定する(ステップS500)。この判定については、後で詳しく説明する。
ページからはみ出たデータをドットデータから削除しても、画像として必要な部分の印刷が正常に実行できる場合(ステップS500、YES)、ページからはみ出たデータをドットデータから削除する(ステップS600)。
図8は、この削除を説明する図である。修整前のドットデータ(図4(a))において搬送方向の両端に余白が無いとすると、修整後のドットデータにおいて、一部のドットがページの端からはみ出してしまう。図8に示されるように、最も奥の列は、上流側に1画素分、ずらされているので、最も上流に位置するドットがページからはみ出ている。よって、このドットに対応するデータが削除される。最も手前、及び手前から2列目の場合、下流側にはみ出たドットに対応するデータが削除される。
続いて、削除後のドットデータに空データを追加する(ステップS800)。図9(a)に示されるように、上記削除が実行された場合、削除されたドット数と同じ数の空データが追加される。
最後に、ドットデータに従い印刷を実行する(ステップS900)。図9(b)は、データの削除(ステップS600)が実行された場合における着弾位置を示す。図9(b)に示されるように、搬送方向ずれが補償されている一方、ドットの欠損が発生する。この欠損は、データの削除によって引き起こされたものである。
先述したステップS500の判定は、画像として必要な部分と、上記ドットの欠損との位置関係に基づき実行される。つまり、欠損した全ドットが画像として不要な部分に該当すれば、画像として必要な部分の印刷は正常に実行できる。逆に、欠損したドットの少なくとも一部が、画像として必要な部分に該当すれば、画像として必要な部分の印刷は正常には実行できない。よって、欠損する全ドットそれぞれについて、画像として必要な部分に該当するか否かを調べれば、ステップS500が実現される。
但し、本実施形態ではステップS500を簡略化するために、上記の手法に代えて、次に説明する手法で判定する。その手法を、図7を用いて説明する。図7の場合、必要な部分の画像と、ページの上流端との隙間は、長さL1である。よって、上流側において削除される各列のドット数が全て、長さL1に相当する画素数以下であれば、必要な部分の印刷が正常に実行できることは、上流側について確認される。上流側において削除される最大ドット数が、長さL1に相当する画素数以下か否かを判定すれば、ステップS400の判定が上流側について実現される。
図8に示される場合、上流側において削除される最大ドット数は、最も奥の列における1ドットである。本実施形態の場合、600dpiであるので、1ドット分(1画素分)の長さは、0.0423mmである。図7に示されるように、0.0423mmは、長さL1よりも短いので、上流側について必要な部分の印刷は正常に実行できると判定される。
図8に示される場合、下流側について削除される最大ドット数は、2ドットである。2ドット分の長さは、0.0847mmである。0.0847mmは、長さL2によりも短いので、必要な部分の印刷は下流側についても正常に実行できると判定される。このような手法によれば、上流側、下流側それぞれについて1列だけを判定対象にすることによって、ステップS400が実現される。
一方、画像に不要な部分がない場合(ステップS400、NO)、又は必要な部分の印刷が正常に実行できない場合(ステップS500、NO)、上記の削除を実行する代わりに、ページからはみ出るドットを前後のページに移動させる(ステップS700)。この移動について図10、図11を用いて説明する。
図10は、修整前のドットデータによるデータ配置を示す。このドットデータは、4ページ分のデータである。図11(a)は、修整および移動後におけるデータ配置を示す。図11(b)は、図11(a)に示されたデータ配置による着弾位置を示す。
図11(a)に示されるように、奥から2列目は下流側に1画素分、奥から3列目は下流側に2画素分、奥から4列目(最も手前の列)は下流側に3画素分の修整が施されている。
図11(a)に示されるように、3ページ目のドットデータは、修整に伴い2ページ目からはみ出して移動させられたドットのデータを含んでいる。同様に、4ページ目のドットデータは、修整に伴い3ページ目からはみ出して移動させられたドットのデータを含んでいる。2ページ目も同様である(図示しない)。修整に伴い4ページ目からはみ出したドットは、新たに追加された5ページ目に含まれている。
最初と最後のページ(1,5ページ目)のドットデータに空ドットを追加した後(ステップS800)、ドットデータに従い印刷すると(ステップS900)、図11(b)に示されるように、修整前のドットデータ通りに着弾する。なお、図11(b)は、ドットデータのページ区分を境界として、紙搬送方向に仮想的に分離した状態を図示している。実際にはページ間の隙間はなく、連続的に画像が形成される。
上記の実施形態によれば、少なくとも以下の効果を得ることができる。
(A)ドットデータの一部を削除する場合、ドットデータのページ間移動を実行する場合に比べ、処理負荷が軽くなる。
(B)データ解析に基づく判定(ステップS400,S500)を利用することによって、画像として必要な部分の印刷が正常に実行できなくなることが防止されている。
(C)各ノズルについて補償値が設定されているので、種々の要因による着弾位置のずれを補償できる。特にヘッド4は、ラインヘッドであるので、このような補償は効果的である。
本発明は、本明細書の実施形態や実施例、変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現できる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、実施例、変形例中の技術的特徴は、先述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、先述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことができる。その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除できる。例えば、以下のものが例示される。
ドットデータの一部の削除は、ドットデータの修整より先に実行されてもよいし、同時に実行されてもよい。
ドットデータの修整およびドットデータの一部の削除は、ドットデータの生成と共に実行されてもよい。
画像に不要な部分があるかの判定は、例えば、画像に不要な部分があるか否かを直接的に示す情報に基づき実行してもよい。この情報は、画像データと共に送信されてもよい。
画像に不要な部分があるかの判定(ステップS400)をしなくてもよい。この場合、前後のページと重複するときは(ステップS300、YES)、ページからはみ出たデータを削除してもよい(ステップS600)。
画像として必要な部分の印刷が正常に実行できるかの判定(ステップS500)をしなくてもよい。この場合、画像に不要な部分があるときは(ステップS400、YES)、ページからはみ出たデータを削除してもよい(ステップS600)。
ページの端部でなく中央部分に、画像として不要な部分がある場合、その部分のドットデータの削除を実施してもよい。データの削除を、ドットデータの修整よりも先に実施すれば、修整に要する処理負荷が軽くなる。さらに、ヘッドに転送するデータ量を低減できる。
印刷装置に加えて外部PCを含めた装置群が、印刷システムを構成してもよい。例えば、以下のように構成されてもよい。ドットデータの生成、修整および削除の少なくとも一部は、外部PCによって実行されてもよい。例えば、外部PCがドットデータの生成までを実行してもよいし、全てを実行してもよい。
上記の印刷システムに、RIP(ラスターイメージプロセッサー)を追加してもよい。RIPは、外部PCと印刷装置との間に接続したハードウエアとして構成されてもよい。この場合、RIPがドットデータの生成までを実行してもよいし、全てを実行してもよい。
このような外部PCやRIPは、修整部や決定部の一例と捉えてもよい。
補償値の絶対値は、1より小さい値を取ってもよい。
ずれの補償は、完全にずれを相殺するものでなくてもよく、ずれの一部を補償することによって、ずれを減少させるものでもよい。
プラテンとして、円筒状の回転ドラムを用いてもよい。
ラインヘッドは、1つのみのプリントヘッドを備えてもよい。
ラインヘッドに代えてシリアルヘッドを用いてもよい。
UVインクの代わりに、通常のインクを用いてもよい。
インクを噴射する印刷方式に代えて、他の印刷方式、例えばサーマル方式を用いて印刷してもよい。
1…プリンター
2A…搬送ローラー
2B…搬送ローラー
3…プラテン
4…ヘッド
10…照射ユニット
30…制御部
80…プリントヘッド
90…外部PC
S…ロール紙
Y…ヘッド
M…ヘッド
C…ヘッド
K…ヘッド
Nz…ノズル

Claims (10)

  1. 記録媒体にドットを形成する複数のドット記録要素を、前記記録媒体の記録幅に渡って配列したラインヘッドと、
    前記ラインヘッドによるドット記録のための印刷データを対象に、前記ドット記録要素による記録位置のずれを減少させる修整と、前記印刷データの一部または前記修整後の印刷データの一部の削除とを実行する修整部と
    を備える印刷装置。
  2. 前記印刷データの一部または前記修整後の印刷データの一部の削除を実施するか実施しないかを決定する決定部を備え、
    前記修整部は、前記削除を実施しないと決定された場合、前記削除を実施する場合における削除対象のデータを、前記修整後の印刷データに含める
    請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記決定部は、印刷物として不要な画像を前記記録媒体の端部に印刷するためのデータが、前記印刷データに含まれる場合、前記削除を実施すると決定する
    請求項2に記載の印刷装置。
  4. 前記決定部は、前記不要な画像を印刷するためのデータが含まれる場合であっても、印刷物として必要な画像の印刷の少なくとも一部が前記ずれによって実行できないときは、前記削除を実施しないと決定する
    請求項3に記載の印刷装置。
  5. 前記修整部は、前記修整によって印刷領域外に対応した位置に前記ドットを形成するデータとして修整される前記印刷データまたは前記修整によって印刷領域外に対応した位置に前記ドットを形成するデータとして修整された前記修整後の印刷データを対象に、前記削除を実行する
    請求項1から請求項4までの何れか一項に記載の印刷装置。
  6. 前記ラインヘッドは、複数のプリントヘッドを備え、
    前記複数のドット記録要素それぞれは、前記複数のプリントヘッドの何れかに設けられる
    請求項1から請求項5までの何れか一項に記載の印刷装置。
  7. 記録媒体にドットを形成する複数のドット記録要素を、前記記録媒体の記録幅に渡って配列したラインヘッドを用いる印刷方法であって、
    前記ラインヘッドによるドット記録のための印刷データを対象に、前記ドット記録要素による記録位置のずれを減少させる修整と、前記印刷データの一部または前記修整後の印刷データの一部の削除とを実行する修整手順と、
    前記修整後の印刷データに基づき、前記ラインヘッドによるドット記録を実行する印刷手順と
    を含む印刷方法。
  8. 記録媒体にドットを形成する複数のドット記録要素を、前記記録媒体の記録幅に渡って配列したラインヘッドを備える印刷装置に、
    前記ラインヘッドによるドット記録のための印刷データを対象に、前記ドット記録要素による記録位置のずれを減少させる修整と、前記印刷データの一部または前記修整後の印刷データの一部の削除とを実行する修整手順と、
    前記修整後の印刷データに基づき、前記ラインヘッドによるドット記録を実行する印刷手順と
    を実行させるためのプログラム。
  9. 記録媒体にドットを形成する複数のドット記録要素を、前記記録媒体の記録幅に渡って配列したラインヘッドを備える印刷装置と、
    前記印刷装置によって用いられる印刷データを処理する処理装置と
    を備える印刷システムであって、
    前記処理装置は、前記印刷データを対象に、前記ドット記録要素による記録位置のずれを減少させる修整と、前記印刷データの一部または前記修整後の印刷データの一部の削除とを実行する
    印刷システム。
  10. ラインヘッドを備える印刷装置によって用いられる印刷データを処理する方法であって、
    前記ラインヘッドは、記録媒体にドットを形成する複数のドット記録要素を、前記記録媒体の記録幅に渡って配列しており、
    前記印刷データを対象に、前記ドット記録要素による記録位置のずれを減少させる修整と、前記印刷データの一部または前記修整後の印刷データの一部の削除とを実行する
    データ処理方法。
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