JP2007168144A - 記録装置 - Google Patents

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西條信一
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Abstract

【課題】複数のヘッドでラスタ分割して画像を形成する場合、ヘッド間の物理的な取り付け精度を補正するレジストレーション調整をより細かく行なわないと画像の白スジが目立ち易くなる。特に分解能が高くなり、高画質が要求されると記録ヘッドの平行度による画像ずれが顕在化しやすい。
【解決手段】レジストレーション補正用チェックパターンで得た基準ヘッドに対する各記録ヘッドの傾斜量に応じて、該当する画像メモリマップのアドレスにオフセットアドレス値を増減することによって傾斜補正するようにした。
【選択図】図9

Description

本発明は、複数の記録ヘッドによって画像を記録する記録装置に関する。
複数の記録ヘッドを搭載したインクジェット記録装置では、各々の記録ヘッドは用紙に対して物理的な位置が異なるので、一つの画像を記録しようとすると、ある基準とする記録ヘッドの記録する画像に対して他の記録ヘッドによる画像記録位置は設計上の理想位置に対してメカ的な誤差(位置ずれ)が生じるので、通常レジストレーション調整と呼ぶ微小な電気的調整が行なわれる。
例えば、ラインプリンタの如く連続的に搬送される記録媒体に対して記録ヘッドが静止した状態で画像記録するような記録装置ではX方向(記録幅方向)の調整とY方向(記録媒体の搬送方向)のレジストレーション調整に加えて、基準ヘッドに対する幅方向の僅かな傾きを補正する場合もある。
補正する方法として、レジストレーション調整用のテストパターンを記録した直後にスキャナによってそのテストパターンを読み取り、検出された画像の位置ずれ情報を基にして補正用のデータを作成して入力された画像データを補正しようとするものがある。
(例えば特許文献1)
特開2003−285518
しかしながら上記特許文献1の方法では以下に述べる如く、改善すべきいくつかの課題がある。
先ず記録ヘッドの幅方向の傾斜に対する補正をしようとすると、記録したテストパターンを読み取るスキャナ自身と基準ヘッドに対する傾斜の変動が補正の誤差要因となり、補正は極めて複雑になる懸念があること、上記特許文献の実施例の如く幅方向に複数の記録ヘッドを配置して単色、例えばモノクロの画像を記録するような場合には隣接した記録ヘッドの画像の繋ぎ部分の連続性は補正により充分な効果が得られ、且つ画像全体としてみても良好であろう。
しかし複数色、例えばK(ブラック)、C(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー)各々複数組の記録ヘッドによってカラー記録しようとすると、各色毎の画像の繋ぎ部分は連続性が保たれるが、他のカラーとの相対的な画像位置に着目すると幅方向のある点で調整することになるので、記録ヘッドの僅かな傾斜による弊害が顕在化し、調整点から幅方向に遠ざかるにつれ、Y方向の色ずれが起きやすくなる。インクジェット記録装置の記録ヘッドは近年、高速且つ高画質化が進んでおり、この問題を改善することは重要である。
次に複写機、MFP(Multi-Function Printer)、或いはFAX等のように基本機能にスキャナを搭載した装置では大きさ、コスト面共に合理的な方法の一つと言えるが、プリンタ単機能の記録装置では両者共不利で且つ、装置全体の信頼性を悪化する要因ともなる。
上記の課題を解決することを目的とし、本発明は考案され、以下の手段を実施した。
即ち本発明では、記録媒体に画像を記録する複数の記録ヘッドを有する記録装置において、テストパターンで得られる基準の記録ヘッドに対する他の記録ヘッドのX、Y方向の位置ズレ、平行度、或いは相対的な傾斜の量を基にした補正手段をもち、その補正手段は該当する記録ヘッドの画像メモリのメモリアドレスをシフトするようにした。
本発明を実施することにより基準の記録ヘッドに対する他の記録ヘッドの平行度、傾斜から生じる画像のずれを改善できる。特にラインプリンタの如く高速に記録動作可能な記録装置の画質が飛躍的に向上する。
図1は本発明を実施した記録装置101とホストPC100をプリンタケーブル102で接続した状態の斜視図で、インタフェースは例えばUSB、ネットワーク等が用いられる。記録媒体は連続したロール紙104がロール紙ホルダ103から記録装置101本体側に繰り出される。
オペレーションパネル(操作パネル)105では記録装置101の状態表示する表示器、電源ON/OFFキー、それに本発明に関連するテストパターンの動作指示するためのキー操作も可能である.
図2は本発明を実施した記録装置101の記録部を模式的に説明する斜視図である。
記録部は同一色のインク(例えばブラック)を吐出する4本の記録ヘッドK1〜K4(201〜204)を具え、記録動作中これらは図の位置に静止したまま画像を記録する。
記録媒体(以降用紙とも称する)はロール状に巻かれたロール紙104の台紙上に仮付けされた複数のラベル205が記録ヘッド方向に繰り出され、その後搬送モータ208〜フィードローラ210により定速度搬送され、記録ヘッド201〜204の下部を通過時に画像記録され、記録済みのラベル206が連続的に排紙される。212は用紙先端検知センサでラベル206の先端が検知されると搬送モータ208のモータ軸に結合されたロータリエンコーダ211の出力に同期して各記録ヘッド101〜104は各々の担当ラスタを記録する。
搬送方向下流側の213はやはり用紙先端検知センサで用紙のジャム検出などに用いられる。
図3は本発明を実施した記録装置101の電気的なブロック図である。
用紙への記録データはホストPC100で作成され、記録装置101のインタフェースコントローラ301に転送される。
インタフェースコントローラ301にて受信する記録データは従来の記録データと何ら変らない。メモリコントローラ306はCPU202の指示によって受信データを一旦イメージバッファ307に高速に書き込む。
所定量の記録データを受信後、CPU302は記録動作準備に入る。
先ず、I/O(312)、駆動部313を介してヘッドU/Dモータ314とキャップモータ315とを相互に動作させ、それまで不図示のキャップ機構にて待機中キャッピングされていた記録ヘッド201〜204を記録位置に移動する。記録ヘッド201〜204はこの時上下方向に、不図示のキャップ機構は用紙搬送方向と平行な向きに正逆移動する。
続いてI/O(312)、駆動部313を介し給紙モータ316を駆動、ロール紙104を記録装置本体側に繰り出す。
続いてCPU302がサーボロジック回路310内部のレジスタ(不図示)に搬送速度値と搬送方向:正に該当する値を書き込むと、駆動部311を介して搬送モータ208も起動する。搬送が開始されると前述のロータリエンコーダ211から搬送に同期した位相の異なる2つの相信号が出力される。
そしてその後はロータリエンコーダ211の出力がサーボロジック回路310にフィードバックされて、駆動部311〜搬送モータ208〜ロータリエンコーダ211〜サーボロジック回路310のフィードバックループにて定速度制御される。
サーボロジック回路310ではロータリエンコーダ211の出力から搬送位置パルスに変換、出力して各記録ヘッド201〜204が各々のラスタ記録するための切り出し信号とする。
そして搬送方向上流側の先端検知センサ212にてラベル205の先端が検知され、先端検知センサ212から各記録ヘッド201〜204各々の距離に相当する搬送位置パルスを受信したら、メモリコントローラ306にてイメージバッファ207を読み出し開始し、記録ヘッド制御回路309に転送する。記録ヘッド制御回路309内部では各記録ヘッド201〜204に切り出しタイミングが異なる全ラスタ分の記録データを生成しようとするが、基準ヘッドである記録ヘッドK1(201)の場合、転送出力部にて担当しないラスタ(4ラスタ中3ラスタ)分の記録データは全てマスクする。
その他の各記録ヘッド202〜204の画像メモリ内容は本発明の特徴的な部分であり、後述する。
補足になるが、記録ヘッド201〜204の搭載部には予備の搭載スペースを持たせることもある。
CPU302の処理はROM303に書き込まれた制御プログラムによるが、作業用メモリとしてRAM304も用いる。EEPROM305には基準の記録ヘッド、例えば記録ヘッドK1(201)に対するX方向、Y方向の微小記録位置(レジストレーション)の調整値、幅方向の傾斜量等、本発明に関連する調整値を含む装置固有の数値を記憶する不揮発性のメモリである。
記録装置にはLCD等の表示器や本発明に関わるテストパターンの動作指示、通常記録動作、一時停止、再開、緊急停止キーを含むオペレーションパネル105が具えられ表示データの書き込みやキーのON/OFF状態の読み出し可能である。
用紙の先端検知センサ212を含み記録装置の内部温度センサ等(不図示)の出力アナログ値はADコンバータ(不図示)を介してほぼリアルタイムに読み出しできる。
ポンプモータ317は不図示のインクタンクから記録ヘッド201〜204の内部を加圧して、吐出ノズルからインクの強制排出によって健全な記録性能を回復する際使用する不図示の加圧ポンプを駆動する。
次に本発明に関わる各記録ヘッド201〜204夫々独立に備える画像メモリのメモリマップについて図4〜7を用いて説明する。
本実施例で使用する記録ヘッド201〜204は分解能が600 [dot/inch]で2560 [dot] 分のノズル(吐出口)を有するので、記録幅は最大約4.3 [inch]迄可能であるが、両端部に記録には使用しない領域をもたせるので、実使用上は幅4.0 [inch]、つまり2400 [dot] 分を記録動作に使用する。
図4は幅方向2400 [dot] 分、記録媒体搬送方向で2 [inch] 分1200ラスタ(=dot)に相当する基準記録ヘッドK1(201)用の画像メモリマップであり、16進数で表示された各メモリアドレスは夫々8 [bit] (=1Byte)のデータを持つ。
記録媒体搬送方向上流側、下流側に相当する冗長部(本実施例では各2ラスタ分)は本基準記録ヘッドK1(201)の場合使用しない(データ:常に零)。
又、本基準記録ヘッドK1(201)の記録担当ラスタは(4n+1)(n=0,1,2,,,,,,)とするので記録担当ラスタ以外の領域、つまり(4n+2)、(4n+3)、(4n+4)の各ラスタのデータもマスクされ常に零である。
図5は記録ヘッドK2(202)用の画像メモリマップであり、本実施例ではメモリアドレスの最上位桁:2を割り当てる。
記録媒体搬送方向上流側、下流側の冗長部は基準記録ヘッドに対して記録ヘッドK2(202)が傾斜していた場合の補正領域であり、本実施例では各2ラスタ分としており実寸法上は約85 [μm]相当となるが、記録ヘッドのメカ的な搭載方法、組み立て精度によって冗長部は増加することもある。
図6は記録ヘッドK3(203)用の画像メモリマップであり、本実施例ではメモリアドレスの最上位桁:3を割り当てる。
図7は記録ヘッドK4(204)用の画像メモリマップであり、本実施例ではメモリアドレスの最上位桁:4を割り当てる。
本実施例では図8に示すように4本の記録ヘッド201〜204を使ってラスタ分割して記録の高速化を狙っている。
前述の通り、最上流側の基準記録ヘッドK1(201)で記録されるのは印字ラスタ:(4n+1)(n=0,1,2,,,,,,)のみで、間の各3ラスタ分のデータはマスクされる。
次の記録ヘッドK2(202)を通過すると印字ラスタ:4n+2に相当する部分が補完され、間の各2ラスタ相当分は未だ記録されない。
続いて記録ヘッドK3(203)を通過すると印字ラスタ:4n+3に相当する部分が補完され、間の残り1ラスタ相当分は未だ記録されないままである。
そして搬送方向最下流側の記録ヘッドK4(204)を通過すると印字ラスタ:4n+4に相当する部分が補完され、記録データに一致した画像304が完成する。
記録ヘッドK2、K3、及びK4が基準の記録ヘッドK1に対して理想的に平行であれば上記の通り画像は問題なく完成するのであるが、ここで記録ヘッドK2(202)が基準記録ヘッドK1(201)に対して僅かに傾斜している場合の画像位置ずれの様子を図9に示す。
基準の記録ヘッドK1(201)に対して記録ヘッドK2(202)は中心部を基準にすると、右端部が上側に2ラスタ分(2 dot分)、一方左端部は下側に2ラスタ分(2 dot分)傾斜して取り付けられている。左右端間の搬送方向のずれ量(段差)は実寸法で約169 [μm] 相当である。
ラスタ001〜008の8ラスタ分に着目し、この傾斜に対する補正をしないで記録すると記録ヘッドK2(202)で担当するラスタ002、006の記録結果は901、902に示すように傾斜し、両端部近傍では画像が重複し、本来記録すべきラスタ002、006部分には白抜けが生じることになる。理想的な補正後の記録結果は903、904を目標にすることになる。
そこで、記録ヘッドK2(202)用画像メモリマップ(図5)の内、上記
ラスタ002、006部分メモリマップのアドレス変換方法に関して図10を用いて説明する。
記録ヘッドK2(202)用画像メモリマップの初期値は全て“零”が書かれている。
もし、基準記録ヘッドK1に対して相対的な傾斜がなければ担当記録ラスタ002の画像メモリマップ上のアドレス#200600〜#20072B(合計300[Byte]分)にそのまま該当データを書き込めば良いが、前述の如く左右端間の搬送方向のずれ量(段差)が4ラスタ分あり、従って5段階のラスタに画像データを振り分ける必要が生じる。
具体的には、300[Byte]分のデータを5分割し60[Byte]毎に左端からオフセットアドレスを夫々400、400、0、−200、−400、加えてアドレス変換する。ラスタ002、ラスタ006を上記に沿って変換すると下記の結果を得る。
ラスタ002のアドレス変換
#200600〜#20063B→→→ #200A00〜#200A3B(ラスタ004へ)
#20063C〜#200677→→→ #20083C〜#200877(ラスタ003へ)
#200678〜#2006B3→→→ #200678〜#2006B3(変らず002 )
#2006B4〜#2006EF→→→ #2004B4〜#2004EF(ラスタ001へ)
#2006F0〜#20072B→→→ #2002F0〜#20032B(ラスタ000へ)

ラスタ006のアドレス変換
#200E00〜#200E3B→→→ #201200〜#20123B(ラスタ008へ)
#200E3C〜#200E77→→→ #20103C〜#201077(ラスタ007へ)
#200E78〜#200EB3→→→ #200E78〜#200EB3(変らず006 )
#200EB4〜#200EEF→→→ #200CB4〜#200CEF(ラスタ005へ)
#200EF0〜#200F2B→→→ #200AF0〜#200B2B(ラスタ004へ)

以上の記録ヘッドK2(202)用画像メモリマップのアドレス変換が済んでメモリマップ上の補正内容を見ると、先ず左端部近傍では図11に示す通り
ラスタ002、006の画像データは補正後、夫々搬送方向下流側に2ラスタ分進んだことになり、又、右端部近傍では図13に示す通りラスタ002、006の画像データは補正後、夫々搬送方向上流側に2ラスタ分後退した。
こうして補正された画像データによる最終的な印字結果に着目すると記録ヘッドK2(202)の左端部近傍では図12に示す如く記録媒体のラスタ002、006相当位置に、一方右端部近傍でも図14に示す如く記録媒体のラスタ002、006相当位置に夫々正しく記録される。
本実施例から解かる通り、基準記録ヘッドK1(201)を除く記録ヘッドK2(202)〜K4(204)の場合各々の記録担当ラスタはあるが、記録ヘッドの傾斜に応じて担当ラスタ内の画像データは近傍のラスタに振り分けられるので実質的には全てのラスタの記録が可能である、という前提が特徴的といえる。
本実施例による、記録ヘッドの傾斜補正のテーブルを図15に示す。尚段差の許容補正範囲は既に説明した通り、記録ヘッドの搭載方法や組み立て精度により増減されるので、この方法に限らない。図15のテーブルは傾斜(段差)に拘わらず、ROM303のテーブル領域に格納される。
画像メモリアドレスに対してオフセット値を加えるので、各記録ヘッド毎の記録媒体位置に対応する画像メモリの下位アドレスを図4〜図7に示した如く統一する。
次に本発明に関わる記録装置101のテストパターン記録内容について図16、図17を用いて説明する。これらの図はわかりやすくする為記録ヘッド相互のズレは誇張されて描かれている。
基準となる記録ヘッド1601(前述例では記録ヘッド201(K1))に対して被測定用記録ヘッド(前述例では記録ヘッド202(K2))はどのような微小ずれをもつかを識別する為の記録パターンである。
本発明の記録パターンは、X方向(記録幅方向)のずれを識別可能な記録パターン1603、Y方向(用紙搬送方向)のずれを識別可能な記録パターン1604、そして基準記録ヘッド1601に対する相対的な傾斜を識別するパターン1701、1702を夫々記録ヘッド毎に有する。
先ず記録パターン1603では基準記録ヘッド1601の所定ノズルを含む数ノズルを使ったY方向のラインをX方向に複数組記録する。幅方向のバラツキ許容範囲が例えば±4ノズル以内ならば−4〜+4迄9組が記録される。
これらに対応して被測定用の記録ヘッド1602では前記所定ノズルから4ノズル分左側にずらしたパターンを最初に記録し、順次1ノズルずつX方向右側にシフトしたパターンを繰り返し1603の記録結果を得る。
1605で2つの記録ヘッドにより記録されたラインがY方向に一致したので、記録ヘッド1602は基準記録ヘッド1601に対してX方向に2ノズル分左に位置していると判別できる。
次に記録パターン1604は基準記録ヘッド1601の中央部近傍ノズルを使って予め決めたY方向上の位置(ラスタ)に複数本の水平ラインを描く。
Y方向の記録ヘッド取り付け位置バラツキ許容範囲が例えば±2ラスタ以内ならば−2〜+2迄5組が記録される。これらに対応して被測定用の記録ヘッド1602は該当ラスタから2ラスタ分先行した位置に最初に記録し、順次1ラスタづつ図の上方向にシフトしたパターンを繰り返し1604の記録結果を得る。
1606で2つの記録ヘッドにより記録された水平ラインが一致したので、記録ヘッド1602はその中心部で基準記録ヘッド1601に対するY方向の所望位置(設計上の目標位置)より2ラスタ分先行していると判別できる。
尚Y方向の1ラスタ分とは通常X方向の1ノズル分と同じ寸法にすることが多いが1/2、或いは1/4ノズル分にして記録分解能を高めることも可能である。
そして次に記録パターン1701、1702は基準記録ヘッド1601の両端部近傍ノズルを使って予め決めた記録媒体の搬送方向上の位置(ラスタ)に複数本の水平ラインを描く。
基準記録ヘッド1601に対する被測定記録ヘッド1602の傾斜による段差の絶対値許容範囲が4ラスタ以内ならば−4〜+4迄9組が記録される。これらに対応して被測定用の記録ヘッド1602は該当ラスタから左右両端共4ラスタ分先行した位置に最初に記録し、順次1ラスタづつ図の上方向にシフトしたパターンを繰り返して1701、1702の記録結果を得る。尚これらと並行して前述の記録パターン1604を中央に記録しても良い。
左端部では1703で2つの記録ヘッドにより記録された水平ラインが一致し、右端部では1704で水平ラインが一致したので記録ヘッド1602は基準記録ヘッド1601に対して相対的に左右で4ラスタ分の段差があり、且つ左端部が下がっていると判別できる。
基準記録ヘッドに対応した目標位置に対するズレ量と傾斜値の前記判別を全ての記録ヘッドについて求めた結果は、EEPROM305にて記憶される。
(他の実施例)
以上の説明は同色の高速な記録装置を例に挙げたが、複数の記録ヘッドモジュールを記録幅方向に複数組の記録ヘッドを千鳥状に配置して大判の記録媒体にモノクロ、或いはカラーで高速、高画質の記録を行なう記録装置においても本発明を派生して具現化できる。
記録ヘッドの傾斜に対する補正の結果記録装置が持つ全ての記録ヘッド間の記録段差は少なく共±1 [dot] 以内に収めることが出来る。
更にその絶対値を小さくするには、記録媒体の搬送系に備えるロータリエンコーダの分解能を、記録分解能より高め、記録ヘッド単位にラスタ記録開始タイミングを独立に選択できるようにすれば良い。
本発明の記録装置は高速で且つ高画質のラベルプリンタや大判のカラープリンタ等、特にラインプリンタへの利用で高画質化の実現が可能である。
本発明による記録装置とホストPCとの接続図である。 本発明による記録装置記録部の概念を示す斜視図である。 本発明による記録装置の電気的なブロック図である。 基準ヘッド(K1)用の画像メモリマップである。 ヘッド(K2)用の画像メモリマップである。 ヘッド(K3)用の画像メモリマップである。 ヘッド(K4)用の画像メモリマップである。 各記録ヘッドの記録担当ラスタを説明する図である。 記録ヘッドの傾斜による画像位置ずれを示す図である。 ヘッド(K2)の画像メモリマップ先頭付近である。 ヘッド(K2)の左端部画像メモリの補正を示すである。 ヘッド(K2)の左端部補正後の印字結果を示す図である。 ヘッド(K2)の右端部画像メモリの補正を示すである。 ヘッド(K2)の右端部補正後の印字結果を示す図である。 傾斜に対する画像メモリアドレスの補正テーブルである。 X、Y方向の位置ズレ確認用テストパターンである。 傾斜による左右段差の確認用テストパターンである。
符号の説明
100 ホストコンピュータ(ホストPC)
101 記録装置
105 オペレーションパネル

201 記録ヘッド(K1)
202 記録ヘッド(K2)
203 記録ヘッド(K3)
204 記録ヘッド(K4)
205 ラベル
208 搬送モータ
211 ロータリエンコーダ
212 先端検知センサ
211 ロータリエンコーダ

301 インタフェースコントローラ
302 CPU
303 ROM
305 EEPROM
309 記録ヘッド制御回路
310 サーボロジック回路

1601 基準記録ヘッド
1602 被測定記録ヘッド
1603 X方向のレジストレーション調整用パターン
1604 Y方向のレジストレーション調整用パターン

1701 傾斜値(段差)測定用パターン
1702 傾斜値(段差)測定用パターン

Claims (5)

  1. 記録媒体を搬送する搬送手段と、前記記録媒体に複数の記録ヘッドで一つの画像を記録する記録装置において、
    前記複数の記録ヘッド相互の記録位置ずれを検知するテストパターンで得られる記録ヘッドの傾斜量に応じて前記記録ヘッドの画像メモリアドレスを補正する画像メモリアドレス補正手段を有することを特徴とする記録装置。
  2. 前記複数の記録ヘッドは前記記録媒体の搬送方向に略直角に配置されたラインヘッドであることを特徴とする請求項1記載の記録装置。
  3. 前記複数の記録ヘッドは前記記録媒体にラスタ分割して画像を記録することを特徴とする請求項1、2に記載の記録装置。
  4. 前記傾斜量とは前記複数の記録ヘッドの内、基準となる記録ヘッドに対する相対的な傾斜量であることを特徴とする請求項1、2記載の記録装置。
  5. 記録媒体を搬送する搬送手段と、前記記録媒体に複数の記録ヘッドで一つの画像を記録する記録装置において、
    前記画像メモリアドレス補正手段は前記記録ヘッドの画像メモリアドレスにオフセット値を加えて補正することを特徴とする請求項1〜3に記載の記録装置。

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