JPH07242044A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH07242044A
JPH07242044A JP6033539A JP3353994A JPH07242044A JP H07242044 A JPH07242044 A JP H07242044A JP 6033539 A JP6033539 A JP 6033539A JP 3353994 A JP3353994 A JP 3353994A JP H07242044 A JPH07242044 A JP H07242044A
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recording paper
ink
unit
paper
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JP6033539A
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Fumihiko Nakamura
中村  文彦
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Canon Inc
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Publication date
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Publication of JPH07242044A publication Critical patent/JPH07242044A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 所定量の画像記録後記録媒体上に記録される
所定パターンを検知する印字検知手段の誤動作を、装置
を大型化することなく防止し、装置の信頼性を向上させ
ること。 【構成】 印字検知手段である反射型のホトセンサ14
を記録シートの面に対し傾斜させて設置し、外光による
ホトセンサ14の出力への影響を軽減し、所定パターン
検知時の誤動作の割合を低下させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録媒体上に画像を記
録する記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェット方式の記録装置例
えば熱エネルギーを用いてインクに状態変化を生起させ
ることによりインクを吐出する記録ヘッド(以下ヘッ
ド)を用いた記録装置に於いて、ヘッドのインク有無を
検知する方法として次のようなものが提案されている。
【0003】すなわち、ヘッドの温度を検知する手段を
設け、該温度検知手段によりヘッドのヒータを加熱する
前と加熱した後の温度差を検知し、該温度差が所定値よ
り小さければインク有りと判断し、逆に所定値より大き
ければインク無しと判断する。これはヘッドの熱容量
が、インクが有るときは大きく、インクが無いときは小
さくなることを利用したものである。
【0004】また、別の方法としては、インクを供給す
る経路に圧力センサを設け、この圧力センサの値が所定
値以上であればインク有り、所定値以下であればインク
無しと判断する方法もある。
【0005】その他にも、インクカートリッジの重量、
インクの電気抵抗や電気容量、光センサによる光線の透
過、等による様々な方法が考えられている。
【0006】このような方法により、ヘッドのインクカ
ートリッジにインクが有ることや、ヘッドにインクが供
給されていることは判断出来る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、以下のような欠点がある。
【0008】そもそもインクジェット方式の記録装置の
弱点は、インクが乾燥したり、ノズルに気泡が生ずるこ
とによって起きるノズルの目詰まりが原因でインクの不
吐出が生ずることである。この現象は記録開始から発生
することもあるし、また記録途中から発生することもあ
る。
【0009】この弱点を克服するために様々な対策が施
され、目詰まりが発生した場合の回復動作としては完璧
な対策が考えられてきているものの、目詰まりを未然に
防ぐ完全な対策は出来ていない状態にあった。
【0010】従って、インク有無検知手段によってイン
ク有りと判断した場合でも、目詰まりが生じた場合には
記録されないという現象が生ずる場合があった。
【0011】ファクシミリの記録装置としてインクジェ
ット方式の記録装置が使用される場合には、インク有り
と判断して受信し記録動作をし、送信側に受信が終了し
たことの確認を返したとしても、上記目詰まりが生じた
場合には記録紙には画像が何も記録されていなかった
り、頁の途中から画像が記録されていないということが
起きる。この場合には、送信側は正常に通信が終了し所
望の原稿が送信出来たと思っていても、受信側では正常
に記録されていないという致命的な不具合が生じてい
た。
【0012】つまり、従来方式ではファクシミリ受信記
録が正常に行われたかを完全に検知するには不十分であ
った。
【0013】そのため、近年では画像記録が終了した後
の記録紙上に、所定の位置に記録手段によって記録され
た所定のパターンの反射の度合いを検知手段により検知
し、前記記録手段による記録状態を判断する方式により
ファクシミリ受信記録が正常に行われたかを検知してい
た。
【0014】しかし、上記検知手段により所定のパター
ンの反射の度合いを検知する方式に於いては、前記上記
検知手段として受光部、発光部を有する反射型ホトセン
サを使用する場合が主であり、受光部、発光部が外光の
影響を受け易く所定のパターンの反射の度合いを誤検知
してしまうという欠点があった。
【0015】本発明は上記点に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、装置を大型化することなく外
光等の影響による誤動作を防ぎ、信頼性を向上させるこ
とが可能な記録装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
するために本発明による記録装置は、記録媒体を給紙す
る給紙手段と、前記記録媒体を搬送する手段と、記録媒
体に画像を記録する記録手段とを有する記録装置に於い
て、前記記録手段によって所定量の画像記録が終了した
後記録媒体上の所定位置に当該記録手段によって記録さ
れた所定パターンの印字を検知する印字検知手段と、前
記印字検知手段による前記パターンの印字検知結果に基
づいて前記記録手段による記録状態を判断する判断手段
とを有し、前記印字検知手段を記録媒体の面に対し傾斜
をもって設置するよう構成したことを特徴とする。
【0017】これにより、前記パターンの印字検知を誤
動作なく検知する。
【0018】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0019】<実施例1>図1は、本発明にかかるファ
クシミリ装置の主要部分の構成を表したブロック図であ
り、1は記録紙に記録するための記録密度が360dp
i×360dpiのヘッドを使用した記録装置部であ
り、本実施例では熱エネルギーを用いてインクに状態変
化を生起させることによりヘッドよりインクを吐出す
る。2は8pel×7.7line/mmの解像度(以
下、解像度Aと呼ぶ)および8pel×3.85lin
e/mmの解像度(以下、解像度Bと呼ぶ)を360d
pi×360dpiの解像度(以下、解像度Cと呼ぶ)
に変換する解像度変換回路、3は原稿を読み取るための
解像度が8pel×3.85or7.71/mmのリー
ダ部、4はリーダ部3により読み取った原稿の画情報や
受信画情報、および記録装置部1を制御する制御データ
を記憶する4Mbitのメモリ部、5は5a側に接続す
ると解像度変換回路2によって解像度変換され、5b側
に接続すると解像度変換をしないで記録装置部1にデー
タを送る、解像度変換する/しないの選択をする切り替
え回路であり、6は本装置の全体の制御を行うCPU、
7はCPU6が記録制御部15を制御するための制御信
号線である。この他MODEM,NCU、操作部など周
知の構成要素があるがここには図示していない。
【0020】次に図2を用いて記録装置部1の構成をさ
らに説明する。11は副走査方向(矢印A方向)に36
0dpiの記録密度で64ドット1列のノズルを有し、
主走査方向(紙面垂直方向、図3の矢印B方向)に36
0dpiの記録密度で移動しながら記録する記録密度が
360dpi×360dpiのヘッドを有する記録部、
12は記録紙の給紙、排紙および記録部11で記録する
ときに副走査方向の位置を定めるための360dpiス
テップの送り精度を有する記録紙搬送部、13は記録紙
が有る場合にはON状態になり、無い場合にはOFF状
態になる記録紙の有無および先端、後端を検知するため
の記録紙センサ、14は記録紙の記録面の濃度を検知す
る反射型のホトセンサである。記録制御部15はCPU
6から送られる画像データを記録部11で記録できるよ
うにデータの変換をしたり、CPU6から送られる制御
データの指示に従い記録部11、記録紙搬送部12、記
録紙センサ13を制御する。また、16は画像が記録さ
れるカット紙である。
【0021】ここでは、本発明の特徴となるところの反
射型ホトセンサ14を記録紙16に対し傾斜角θ(本実
施例ではθ≒12°)設けている。
【0022】記録紙16を印字後排出して行くと、自然
と装置外へ排出する事となり、いわゆる装置の置かれて
いる室内の明かりや、自然光(太陽光)がフッターマー
ク17に照射し、ホトセンサ14の有する受光部へ入り
込み、ホトセンサ14の出力を変動させてしまう。しか
しながら、こうする事で上述したフッタマーク17をよ
り装置内側でホトセンサ14で検知する事となり、外光
の影響を軽減する事が出来る。後述する実施例3に於い
ても、ホトセンサ14の傾斜角度θを12°にする事に
より、外光によるホトセンサ14の出力への影響を軽減
させることが可能となる。
【0023】図18は装置に対する外光とホトセンサ1
4の傾き角度とその出力の関係を示す図である。以下図
18を参照してホトセンサ14の適当な傾き角度の説明
をする。縦軸にホトセンサの出力(V)、横軸に外光の
明るさ(Lx)を示し、0°,12°(本実施例の傾き
角度),30°,35°と4種類のホトセンサ14の傾
き角度を設定したデータを元に記したグラフである。通
常オフィス内の明るさは、1500〜3000Lxであ
り、また窓際では、5,000Lx以上の明るさとな
る。ホトセンサの傾き角で0°と30°のものが似た様
な出力波形となるが、30°を越えると0Lxでの出力
も落ちて来るのがわかる。その為、装置に於けるホトセ
ンサ14の設置誤差や、ホトセンサ14自体の有する受
光部品、発光部品等のバラツキにより30°を越えてし
まうとフッターマーク17の誤検知による割合が増えて
しまう事となる。このグラフより本実施例では、一番出
力の安定したホトセンサ14の傾き角度を12°に設定
した。
【0024】この様に構成することにより、画像データ
記録が正常に行われたか否かを誤動作なく自動的に判断
することができる。
【0025】また、外光の影響を防ぐ為に、ひさしや壁
を設けるといった装置の大型化へ結び付ける要素は何も
無く、装置を小型化することができる。
【0026】次に、解像度変換の原理について説明す
る。
【0027】読み取りと記録の解像度が異なったり、フ
ァクシミリ通信の解像度と異なる記録密度を有するファ
クシミリ装置では、受信時やコピー時に原稿と等倍で記
録する必要があるため解像度変換回路が必要になる。例
えば8pel×7.7l/mmの解像度で読取った画像
データを360dpi×360dpiヘッドで記録する
場合、読取りの1画素に対し記録の1画素を対応させて
記録すると、主走査方向8pel/360dpi=0.
564、副走査方向7.7l/mm/360dpi=
0.543の縮小率で画像が記録されることになる。そ
こで走査方向では元のデータ9bitを16bitに、
副走査方向では6bitを11bit展開すると、 主走査方向 0.564×(16/9)=1.003 副走査方向 0.543×(11/6)=0.996 となり、ほぼ等倍に記録することができる。
【0028】図5は、読み取り画像のコピー記録、およ
び受信画像を受信記録するときの解像度変換の概念を簡
単に図で示したものである。ここで5aは主走査方向の
解像度変換を示しており、読み取り画素51aを記録画
素2個分の51a′に、また53aを記録画素1個分の
53a′に置き換えることによって主走査方向の等倍記
録が可能になる。5bは副走査方向の解像度変換を示し
ており、読み取り画素1ライン51bを記録画素2ライ
ン分の51b′に、また53bのように記録画素1ライ
ン分の53b′に置き換えることによって副走査方向の
等倍記録が可能になる。この解像度変換回路は主走査方
向については簡単なラッチ回路を使用し、副走査方向に
ついてはソフト制御で同一ラインの2度書き制御をして
いる。
【0029】4のメモリには、MODEM(図示せず)
で受信した画像データやリーダ部3で読み取った画像デ
ータを記憶し、CPU6によって作成した任意の画像デ
ータおよび記録制御部15に対する制御データを記憶す
る。
【0030】従って、ファクシミリ受信では、8pel
×3.85or7.71/mmの解像度で画像データが
送られてくるためMODEM(図示せず)からメモリ4
に記憶された画像データを切り替え回路5を5a側に接
続することにより解像度変換回路2で解像度変換を行い
送信原稿と等倍記録するようにCPU6が制御を行う。
【0031】リーダ部3で読み取った画像データも上記
と同様の処理を行うことにより等倍のコピーを行う。
【0032】一方、切り替え回路5を5b側に接続する
とメモリ4の画像データは解像度変換されることなく画
像データの1画素を記録の1画素に対応させ記録装置部
1で記録することができる。また、記録制御部15に制
御データを送るときには5b側に接続しておく。
【0033】図3は記録紙センサ13とホトセンサ14
の位置関係を示したもので17は後で説明するフッタマ
ークおよびその記録位置である。ここでセンサ13、1
4およびマーク17は記録紙の搬送方向(A方向)に一
直線上に並ぶように配置している。また、これらは記録
部11の記録紙16に対する記録可能範囲の最も左端に
配置している。さらに、フッタマーク記録位置17は記
録紙16の後端に所定の長さの記録紙白地が残るような
位置にすることができる。
【0034】次に、ファクシミリ受信画像を記録すると
きの制御について説明する。記録紙16の先端が記録紙
センサ13に到達したとき同センサ13はON状態にな
り、そこから所定長さを記録紙搬送部12によって搬送
することにより記録部11の記録位置まで記録紙16を
移動する。そこから記録制御部15が記録部11と記録
紙搬送部12を制御することによって解像度変換回路2
からの解像度変換後の1頁分の画像データを記録紙16
に記録する。その後の制御は図4のフローチャートで説
明する。なお、本実施例では、受信画像データのメモリ
4への格納と記録を並行して行うものである。
【0035】記録紙16に記録を行いながらS1で記録
紙センサ13がOFF状態になることをチェックし、O
FF状態になる(つまり記録紙16の後端を検知する)
とS2にすすみ、17のフッタマーク記録位置が記録部
11の記録位置に至るまで記録紙搬送部12で記録紙1
6を搬送する。この搬送ステップ数をNステップ(移動
距離を1/360インチで割った数)としている。次に
S3では記録部11によってフッタマークを図6に示す
記録紙16のフッタマーク記録位置17に記録する。こ
のフッタマークはCPU6によって作成された画像デー
タをメモリ4に記憶し、切り替え回路5の5a側を経由
して記録制御部15に送られた画像である。
【0036】本実施例では、記録部11の有する64ノ
ズルのうちの16ノズルを使用し、16ドット分の記録
幅に相当する約1mmの幅で、主走査方向4.5mmの
長方形の全黒をフッタマークとしている。
【0037】S4では17の位置がホトセンサ14の検
知位置まで移動するように記録紙搬送部12で記録紙1
6を搬送する。この搬送ステップ数をMステップとして
いる。S4ではホトセンサ14によって17の位置の濃
度を検知する。17の位置に上記に述べたフッタマーク
が記録されていれば反射光が小さいためフッタマークを
検知したと判断し、正常に記録されたと判断する。もし
記録部11にインクが無くなったり、記録部11のノズ
ルが目詰まりしたことなどによって正常に記録できてい
ないとすると記録紙16のフッタマーク記録位置17に
はフッタマークが記録されていないため反射光が大きく
なりホトセンサ14でフッタマークが記録されていない
ことが検出され、CPU6は記録が異常であると判断す
る。この場合はCPU6はメモリ4に記憶されていた現
頁の受信画像データを消去することなく保持するととも
に、記録異常であることを例えばファクシミリ装置内の
スピーカ等から所定の断続トーンを発することによって
ユーザに知らしめる。そして、回復動作やヘッドの交換
が行われた後に、所定の操作手順によって再度受信記録
を行い確実に記録を完了できるようにしている。なお、
フッタマークが正常に記録されていないことを検知した
場合、代行受信モードに移り、メモリ4に記憶されてい
る現頁の画像データおよび以後送られてくる画像データ
をメモリ4に記憶して保存し、回復動作,ヘッドの交換
等の後に所定の操作によって保存した画像データを記録
するようにしてもよい。
【0038】また、本実施例では、上記に示したフッタ
マーク記録は受信画像記録時のみ行い、コピーや通信管
理レポートなどのレポート類の記録時は行わないように
CPU6で制御している。これはコピーやレポートの記
録はユーザがその場にいて意識的に記録させようとする
ものであるから、もし異常記録した場合にはユーザの判
断に任せることができるためファクシミリ装置が自動的
に判断する必要がないからである。またコピーにはフッ
タマークであってもできる限り読み取り原稿の画情報以
外は記録しない方が良いという判断によるものである。
【0039】またカット紙に記録する場合には、受信し
た1ページの画情報が1枚のカット紙に記録しきれない
場合もある。この場合には周知の分割記録という方法が
あるが、分割記録の場合でも必ずカット紙の1枚1枚の
後端の決められた場所にフッタマークを記録するように
制御している。
【0040】図7に、7の制御信号線の信号名を図示し
ている。この制御信号はパソコンなどの端末として使用
されるプリンタのインターフェイスとして周知のセント
ロニクスインターフェイスに準拠したものである。7a
は制御コマンドや画像データを出すデータ線(DATA
1〜8)、7bは7aのストローブ信号(XSTROB
E)やイニシャライズ信号(XINIT)、7cはプリ
ンタの状態を示すステイタス信号(XACKNLG,B
USY,P.E.,SELECT,XERROR)であ
る。7a、7bはプリンタに対する入力信号で、7cは
出力信号である。このような制御信号を使用することに
より、パソコンでプリンタを制御するのと同じようにC
PU6で記録装置部1を制御することができる。
【0041】<実施例2>図9は本発明の第2の実施例
の要部を示し、記録紙16が通過するホトセンサ14の
検知位置の直下に、光の反射を抑えるための黒い部材1
4aを設け、この部材14aの直上に記録紙16がない
場合にはホトセンサ14への反射光がなくなるようにし
ている点が特徴であり、他の構成は第1の実施例と同様
である(ただし、ファクシミリ受信画像を記録するとき
の制御が異なる)ホトセンサ14の出力を2値化する回
路を図10に示す。オペアンプ14dの非反転入力に入
力するリファレンス電圧14bを適当に設定することに
より、同オペアンプ14dの反転入力に入力するホトセ
ンサ14の出力、すなわち、検知位置(部材14aの位
置)からの反射光の大きさに応じてオペアンプ14dの
検知出力14cを定めることができる。この検知出力1
4cはCPU6に接続されている。記録紙16の白地を
検知した場合のように検知位置が所定の濃度以下である
場合にはホトセンサ14への反射光レベルが大きくなる
ため、検知出力14cはハイレベル1(白レベル)とな
る。記録紙16に記録部11によって記録された箇所を
検知した場合や記録紙16が無い場合のように検知位置
が所定の濃度以上である場合にはホトセンサ14への反
射光が小さくなるため、検知出力14cはローレベル0
(黒レベル)となる。
【0042】フッタマーク記録位置17は記録紙16の
後端に必ず所定の長さの記録紙白地が残るような位置に
してある。
【0043】次に、ファクシミリ受信画像を記録すると
きの制御について説明する。記録紙16の先端が記録紙
センサ13に到達したとき同センサ13はON状態にな
りそこから所定長さを記録紙搬送部12によって搬送す
ることにより記録部11の記録位置まで記録紙16を移
動する。そこから記録制御部15が記録部11と記録紙
搬送部12を制御することによって解像度変換回路2か
らの解像度変換後の画像データを記録紙16に記録す
る。その後の制御は図11のフローチャートで説明す
る。
【0044】記録紙16に記録を行いながらS11で記
録紙センサ13がOFF状態になることをチェックし、
OFF状態になる(つまり記録紙16の後端を検知す
る)とS12にすすみ、17のフッタマーク記録位置が
記録部11の記録位置に至るまで記録紙搬送部12で記
録紙16を搬送する。この搬送ステップ数をNステップ
(移動距離を1/360インチで割った数)としてい
る。次にS13では記録部11によってフッタマークを
記録紙16の17の位置に記録する。このフッタマーク
はCPU6によって作成された画像データをメモリ4に
記憶し、切り替え回路5の5a側を経由して15に送ら
れた画像である。ここでは、本発明の特徴となるところ
の記録部11の有する64ノズルのうちの16ノズルを
使用し、16ドット分の記録幅に相当する約1mm四方
の正方形の全黒をフッタマークとしている。
【0045】S14ではホトセンサ14の検知出力14
cの状態をメモリ4に記憶する。S15では記録紙16
を所定のステップ数だけフィードする。S16では検知
出力14cの状態が変化した場合にのみその状態をメモ
リ4に記憶する。S17では記録紙16の後端が検知位
置を通過するまで記録紙搬送部12で記録紙16を搬送
したかの判断を行い、NOの場合にはS15に戻り、Y
ESの場合にはS18に進む。ここで、記録紙16にフ
ッタマークを記録してから、それが、検知位置を通過す
るまでの搬送ステップ数をMステップ(移動距離を1/
360インチで割った数)としている。S18ではメモ
リ4に記憶された検知出力14aの変化のパターンに応
じて記録が正常にされたか否かの判断を行っている。
【0046】図12に検知出力14aの変化パターン
(P1からP7のパターン)と記録動作の判断の対応を
記す。P1は、S14で記録紙16の白地を検知し、そ
の後フッタマークの黒,後端白地,記録紙16の排紙後
の部材14aを検知した場合である。P2は、S14で
記録紙16に記録部11により記録された部分を検知
し、その後フッタマークの黒を通過し、後端白地,記録
紙16排紙後の部材14aを検知した場合である。P3
は、P1のパターンの最後の記録紙16排紙後の部材1
4aを検知しなかった場合である。P4は、P2のパタ
ーンの最後の記録紙16排紙後の部材14aを検知しな
かった場合である。P5は、S14で記録紙16の白地
を検知し、後端白地,記録紙16排紙後の部材14aを
検知した場合である。P6は、S14で記録紙16の白
地を検知し、その後も記録紙16の白地を検出し続けた
場合である。P7は、黒レベルを検知し続けた場合であ
る。
【0047】P1とP2の場合は、記録が正常に終了し
記録紙16も正常に排紙されたと判断する。P3とP4
の場合は、記録は正常に終了したが記録紙16が正常に
排紙されなかったとする。P5の場合は、フッタマーク
を検知できなかったことや記録部11にインクが無くな
ったり、記録部11のノズルが目詰まりしたことなどに
よって正常に記録されておらず、記録紙16が正常に排
紙されたと判断する。P6の場合は、P5と同様に正常
に記録されず、記録紙16が正常に排紙されなかったと
判断する。P7は、記録した黒を検知したまま記録紙搬
送部12の不良により記録紙16の不送りが生じた場合
や、黒などの濃度の濃い紙を記録紙として使用した場合
と判断する。
【0048】P3,P4の場合は記録紙搬送不良である
ことを例えばファクシミリ装置内のスピーカ等から所定
の断続トーンを発することによってユーザに知らしめ記
録紙ジャムを促す。
【0049】P5,P6,P7の場合はCPU6はメモ
リ4に記憶されていた受信画像データを消去することな
く、記録異常であることを例えばファクシミリ装置内の
スピーカ等から所定の断続トーンを発することによって
ユーザに知らしめ回復動作やヘッドの交換が行われた後
に、所定の操作手順によって再度受信記録を行い確実に
記録を完了できるようにしている。
【0050】第1の実施例では、記録紙の所定位置にフ
ッタマークがあることを前提としているために、フッタ
マークを記録した直後にユーザが記録紙を強引に引き抜
くと、検知位置に記録紙が無い状態でフッタマークの検
知を行うため、いかなる場合でも黒レベルと判断し記録
が正常に行われたと判断してしまうが、このようなこと
は本実施例により解決することができる。
【0051】上記に示したフッタマーク記録は受信画像
記録時のみ行い、コピーや通信管理レポートなどのレポ
ート類の記録時は行わないようにCPU6で制御してい
る。
【0052】なお、例えば記録紙16の先端をセンサ1
3で検知してから所定ステップ数記録紙搬送部12によ
って搬送しても記録紙16の後端をセンサ13で検知で
きなかった場合は記録紙ジャム等の搬送不良が発生した
り、所定長以上の長さの記録紙がセットされたことと判
断できフッタマークを記録する前に異常状態を検知でき
る。このときは、例えばファクシミリ装置内のスピーカ
等から所定の断続トーンを発することによってユーザに
知らしめ異常状態を取り除くよう促している。従って制
御がフッタマークを記録するS13まで進んでいるとい
うことは、記録紙排紙も正常に行われるとみなしてもま
ったく問題はない。そこで図12のP1とP2のパター
ンまで比較する必要はなく正常記録されたか否かの判断
はP3とP4だけ十分である。
【0053】また、使用される記録紙のサイズが限定さ
れている場合(ユーザが選択用スイッチ等でサイズを選
択できる場合を含む)には記録紙一枚に記録できる画像
サイズ(フッタマークを含む)が決まるため、記録紙の
先端を検知してから所定の先頭記録位置まで搬送し、記
録を行う制御ができる。このときもフッタマークの後端
と記録紙の後端に所定長の記録紙白地ができるように画
像サイズを決めている。もし、限定された記録紙サイズ
より短い記録紙がセットされた場合には、記録動作の途
中でセンサ13が記録紙16の後端を検知することによ
りわかる。このときは警告音とともに「記録紙サイズを
チェックして下さい」をLCDに表示してユーザに警告
する。また、限定された記録紙サイズより長い記録紙が
セットされた場合や記録紙ジャムが発生した場合には、
フッタマーク記録後の記録紙排紙動作でMステップ搬送
後もセンサ13が記録紙16の後端を検知しないことに
よりわかる。このときは警告音とともに「記録紙を点検
してください」をLCDに表示してユーザに警告する。
【0054】上記実施例では記録紙としてカット紙を使
用したが、ロール紙の場合にも同様に応用できる。ただ
しフッタマークを受信画情報の1ページの終わりの次の
行に記録することによりカット紙では分割記録で発生す
る記録紙の無駄を省く利点がある。
【0055】また、上述の如きヘッドを使用した記録装
置は一般的に高解像度であるため、パソコンなどのプリ
ンタとして使用に耐えられる。そこでプリンタインター
フェイスをさらに付加してプリンタ機能付きのファクシ
ミリ装置とすることも可能である。図8は、主要部分の
ブロック図であり、図1の解像度変換回路2と切り替え
回路5から記録制御部15の経路に付加するブロック部
分を示している。30はパソコンを接続するためのプリ
ンタインターフェイス用コネクタ(セントロニクスイン
ターフェイスが一般的である)で、31は制御信号線7
の経路をCPU6の制御によって切り替える制御切り替
え回路である。ユーザは不図示の操作部のモード選択ボ
タン(図示せず)を押すことによりファクシミリあるい
はプリンタのモードを選択できる。ファクシミリとして
使用するときは、CPU6によって制御切り替え回路3
1を31a側に接続することにより前述したファクシミ
リ動作が可能になる。プリンタとして使用するときは、
CPU6によって制御切り替え回路31を31b側に接
続することによりコネクタ30に接続されているパソコ
ンの制御によってプリンタ動作が可能になる。制御信号
線7は前述したようにセントロニクスインターフェイス
に準拠しているためこのような簡単な切り替えが可能に
なっている。
【0056】このような構成にすることによってプリン
タモードの時はフッタマークの記録は行わないようにし
ている。
【0057】以上説明したように、画像を記録紙に記録
する記録手段と、記録紙の記録面の濃度を検知する濃度
検知手段とを有し、画像記録が終了してから記録紙の所
定位置に所定のフッタマークを該記録手段によって記録
し、フッタマークの記録位置の濃度を該濃度検知手段に
よって検知するように制御する制御手段を有するファク
シミリ装置にすることによって、該濃度検知手段の出力
レベルによってファクシミリ受信記録がインク切れだけ
ではなく、目詰まりによって正常に記録できなかった場
合も確実に判断できる効果がある。
【0058】さらにファクシミリ受信画像を記録したと
きのみフッタマークを記録することによってコピーした
記録紙と一見して区別できる。またパソコンなどの端末
としてのプリンタ機能を有するファクシミリ装置におい
てはファクシミリ受信記録紙とパソコンのプリントアウ
ト紙が混在してスタックされることがあるがこのフッタ
マークを記録することにより受信記録紙とプリンタアウ
ト紙の区別が容易にできる効果がある。
【0059】また、フッタマーク記録では記録解像度や
記録濃度を変えることができる記録手段を設けることに
より、フッタマークを受信画像と勘違いすることを防ぐ
効果がある。そもそも一般的にヘッドはファクシミリの
解像度(8pel×3.751/mmor7.711/
mm)よりも高密度の記録能力を持っているのでこれは
容易に実現できる。
【0060】書類を整理するときに使用するファイルな
どは一般的に左閉じのものが多いため、そもそも送信原
稿も左に余白を空けて文章を書いているものが多いの
で、フッタマーク記録位置と該濃度検知手段を記録紙の
搬送方向に対し記録範囲の一番左端に配置することによ
り、フッタマークを目だちにくくする工夫ができる。
【0061】カット紙を記録紙として使用する場合には
記録紙後端を検知する後端検知手段と、記録紙を所定量
搬送する搬送手段とを有し、記録紙の後端から所定の位
置にフッタマークを記録することにより、任意の長さの
カット紙がセットされていても常に記録紙の後端から決
まった位置にフッタマークを記録できるためフッタマー
クとファクシミリ受信画像の判別が容易にできる効果が
ある。
【0062】また上記後端検知手段をフッタマーク記録
位置の近傍(一直線上にあるのが理想的)に配置するこ
とにより、万が一記録紙が斜行したとしても必ず記録紙
のあるところにフッタマークを記録するのでフッタマー
ク検知動作が確実にできる安全設計の効果がある。もし
近傍に配置しない場合には紙がないところにフッタマー
クを記録する場合があるため確実なフッタマーク検知が
できなくなる可能性があるためこの配置による効果は大
きい。
【0063】<実施例3>図13は、本発明の第3の実
施例であるファクシミリ装置の第1の全体構造説明図、
図14は同装置の第2の全体構造説明図、図15は電送
系配置および外観斜視説明図、図16は記録制御のブロ
ック説明図、図17は記録部Bの詳細説明図である。
【0064】(ファクシミリ装置の全体説明)先ず、図
13および図14によりファクシミリ装置の全体構成を
説明する。
【0065】このファクシミリ装置は図13に示すよう
に記録シートを供給する給紙系Aと、記録装置としての
記録系Bと、原稿に記載された画像を読み取るための読
取系Cと、操作部Dとによって構成されている。
【0066】給紙系Aは給紙カセット101に載置され
た記録シート102を、給紙ローラ103とこれとを圧
接する給紙片104とからなる給紙部で1枚ずつ分離給
送し、その記録シート102をフィードローラ対105
a,105bによって搬送し後述する記録系Bに供給す
る。さらに、記録系Bの手前近傍には、記録シート10
2の先端位置を検出するフォトセンサ・マイクロスイッ
チ等の先端センサ106が設けられている。
【0067】給紙カセット101は本体107に対して
脱着可能に設けられており、また、給紙ローラ103、
給紙片104、フィードローラ105a,105b、先
端センサ106は本体107に設けられている。
【0068】記録系Bは他機から伝送された画信号、あ
るいは後述する読取系Cから伝送された画信号に、ある
いは後述するコンピュータ等から出力されるデータに応
じて、給紙系Aより供給された記録シート102に画像
を記録するものである。すなわち、記録系Bのプラテン
ローラ108により記録シート102を搬送し、前記画
信号あるいはデータに応じて、インクジェットカートリ
ッジ109より吐出されたインク滴が記録シート102
に付着することにより画像を形成するものである。
【0069】そして所定の画像を形成した記録シート1
02をさらに矢印a方向に搬送し、排出ローラ対110
a,110bによって搬送して装置外へ排出し記録紙ト
レー111により積載される。
【0070】前記プラテンローラ108、排出ローラ対
110a,110bはそれぞれ装置本体107に設けら
れている。
【0071】またインクジェットカートリッジ109
は、記録カバー112を図14に示す矢印c方向に開放
することで矢印d方向に装置本体107より脱着可能に
構成されている。
【0072】一方、読取系Cは原稿113に光を照射し
てその反射光を電気信号に変換し、この信号を操作モー
ドに応じて他機に伝達し、または自己の記録系Bに伝送
するものである。
【0073】詳細には、原稿載置台114と原稿トレー
115に原稿113を複数枚載置し、この原稿113を
分離ローラ116aおよびこれに圧接する圧接片116
bによって一枚ずつ分離給送し、その原稿113を搬送
ローラ対117a,117bおよび排出ローラ対118
a,118bによって搬送して装置外に排出するように
構成している。そして前記原稿113が搬送される間に
コンタクトセンサ等の光電変換素子119と白ローラ1
20で構成される読取部にて画情報を読み取り、その画
信号をコピーモードの場合には自己の記録系に伝送し、
送信モードの場合は他機の記録系に伝送するように構成
している。
【0074】前記原稿載置台114,原稿トレー11
5,分離ローラ116a,搬送ローラ117a,排出ロ
ーラ118a,光電変換素子119,白ローラ120は
それぞれ装置本体107に設けられている。
【0075】操作部Dは、前記モード切り換え操作、コ
ピー操作、送信操作、プリンタ操作等の操作を行うため
のものであり、各種操作に応じたキーが設けられてい
る。
【0076】この操作部Dは、読取系Cにおける原稿搬
送機構の上部に設けられており、装置本体107に対し
て図14に示す矢印e方向に回動可能に構成されてい
る。なお、操作部Dの一方端側には送信・受信を行う図
示しない電話機のハンドセットが装備されている。
【0077】次に図15の電装系配置および外観斜視説
明図について説明する。
【0078】本装置のシステム基板121aを装置底に
設け、装置右側に電源ユニット121bを設けている。
さらに本装置は、操作部Dをコントロールする操作部1
21c,中継基板121d,電話機および電話回線をコ
ントロールするNCU基板ユニット121e,プリンタ
インターフェース121f1を載せた基板121fを有
している。
【0079】次に本装置について具体的に説明する。
【0080】(給紙部)給紙ローラ103はシリコンゴ
ムなどの摩擦係数の高い材質からなるローラで、図13
の矢印方向に回転することで給紙カセット101最上部
の記録シート102を繰り出す。給紙片104は、コル
クを含有したウレタンゴムなどのシート部104aを図
示しないアーム部で回動可能に支持しており、図示しな
いバネなどにより給紙ローラ103方向へ押圧されてい
る。
【0081】従って、図示しない駆動源により給紙ロー
ラ103が回転すると、給紙ローラ103が記録シート
102に接することで最上部の記録シート102を1枚
繰り出す。この時、複数の記録シート102が繰り出さ
れた場合、下部の記録シート102はシート部104a
との接触摩擦で搬送を阻止されるため、最上部の記録シ
ート102のみ1枚がフィードローラ対105a,10
5bへと送られ、以後記録シート102はフィードロー
ラ対105a,105bにより搬送される。
【0082】(記録シート)記録シート102として
は、普通紙やプラスチックシート等およびその他の材質
であって、インクを転写し得るものを用いることが可能
である。本実施例では、B4サイズまたはA4サイズに
カットされた普通紙を記録シート102として用いる。
そして記録シート102を載置した給紙カセット101
は装置本体107の所定位置(図13の位置)に収納し
ている。
【0083】(制御系の説明)次に本装置の制御系につ
いて、図16に示すブロック図を参照して説明する。
【0084】図16に示すように、本装置の制御系は、
ファクシミリの制御部121,装置全体に電力を供給す
る電源ユニット121b,モデム151および電話機
(ハンドセット)152と回線とを接続するNCU基板
ユニット121e,操作部121cから入力した内容等
を表示する表示部150、さらには周辺コンピュータ1
53からのデータを得るためのプリンタインターフェー
ス121f1等を有している。
【0085】前記制御部121は、本装置全体の制御を
行うCPU121a1と、各種プログラムや各種データ
等を格納したROM121a2と、上記CPU121a
1のワークエリアとして使用されると共に、記録枚数等
の各種データの一時保存を行うRAM121a3、ファ
クシミリとプリンタとの切り換えを行う入出力切換イン
ターフェース121a7、ラインメモリ121a4、符
号化/復号化部121a5、メモリバッファ121a6
を有する。
【0086】また、ラインメモリ121a4は画像デー
タの各ラインのイメージを格納するものであって、原稿
の送信もしくはコピーの場合は原稿読取系Cからの1ラ
イン分のイメージデータが格納され、画像データの受信
の場合には複合された1ライン分のデータが格納され
る。そして上記ラインメモリ121a4に格納された画
像データは、CPU121a1を通り記録系制御コード
を追加して入出力切換インターフェース121a7から
記録系Bの有するCPUB1に出力され、CPUB1が
前記記録系制御コードを解読することによって、画像記
録が行われる。
【0087】また、符号化/復号化部121a5は送信
する画像情報をMH符号化等のより符号化したり、受信
した符号化画像データを復号化してイメージデータに変
換する。メモリバッファ121a6は送受信された符号
化画像データを格納する。
【0088】次にプリント機能の制御について説明す
る。
【0089】まず周辺コンピュータ153からデータお
よび記録系制御コードがプリンタインターフェース12
1f1より本装置に取り込まれる。そして入出力切換イ
ンターフェース121a7から記録系Bの有するCPU
B1に出力され、CPUB1が前記記録系制御コードを
解読することによって、プリント記録が行われる。この
時、制御部121の有するCPU121a1はプリント
記録の制御は行わないよう構成されている。こうするこ
とで、ファクシミリとプリンタとの切り分けを単純にし
ている。
【0090】(記録部)記録部Bの特徴としては、イン
クカートリッジ109を図13および図17に示す設置
面154に対し角度E(本実施例では15°)だけ前傾
するように傾けている。すなわち、インクカートリッジ
109の端部にはインクを吐出するノズル109aが設
けられているが、このノズルのインク吐出口を構成する
面、すなわち吐出面が鉛直方向から傾いている。その他
の構成は第1の実施例と同様である。即ち、フォトセン
サ14は記録媒体の面に対し、外光の影響を軽減する様
に所定角度(12度)傾斜して設置されている。
【0091】図17の(a)にインクがFULLの状態
のインクカートリッジ109を示し、(b)にインクが
EMPTYの状態のインクカートリッジ109を示して
いる。
【0092】インクカートリッジ109を設置面154
(通常は水平)に対し傾けることで、すなわち、ノズル
109aの吐出面が鉛直から傾いていることでインクが
EMPTY近辺にあると、図17の(a),(b)に示
すようにノズル109aの各吐出口において矢印A方向
の上流側から順次インクが吐出されなくなる。この作用
を利用し、本発明の特徴となるところのノズル109a
の図17の(a),(b)に示す矢印Aの上流側の一部
の吐出口、すなわち、上部の吐出口からの吐出されるイ
ンクでフッタマークを記録することにより、インクカー
トリッジ内のインク有無をいち早く検知することがで
き、さらに、インクカートリッジ109内においてたと
えばインクがスポンジに含浸されていても、上部よりイ
ンクが無くなっていくので、前記上部の吐出口からのイ
ンクによるフッタマークが記録されなくなった時点でイ
ンクカートリッジ内のインク量が低下したことを早期に
検知することができる。なお、上部の吐出口のみからイ
ンクを吐出してフッタマークを記録するので、これは、
全吐出口からインクを吐出して記録されたフッタマーク
よりも目立ちにくく、記録シート全体の記録品位を損う
ことがない。
【0093】また、図13に示すように、インクカート
リッジ109を含む記録部Bを水平な設置面に対し傾け
て記録シート102の通過経路を鉛直から傾けること
で、記録シート102が矢印a方向(すなわち、鉛直か
ら傾いて)に排出され、前記記録シートが自重により、
排出トレー111側に傾いて自然に該トレー111に積
載されるという効果も得られる。例えば記録部Bのイン
クカートリッジ109が水平な設置面と平行に設置さ
れ、その吐出面が設置面に対し垂直になっており、記録
シート102の通過経路も鉛直になっていると、記録シ
ート102は設置面に対し垂直に排出されることになる
ので、同記録シートが排出トレー111側およびその反
対側のどちらに倒れるのかが一定しない。そのために、
図13の矢印の方向に記録シート102を付勢して排出
トレー111側に傾かせるには、排出ローラ110aの
角度を変えるようにしなければならない。しかし、イン
クジェットで記録した後の記録シートは、インクが未定
着なため、記録部に対して急激に排紙経路を変えると、
前記排出ローラ110aが、記録シート102の印字面
を汚してしまうことになる。
【0094】したがって、前述のように記録部Bを設置
面に対し傾けることで、印字画像(情報)を汚すことな
く、排紙トレー111に積載できるという効果をもあ
る。また、インクカートリッジ109が水平な設置面に
垂直になるように、すなわち、吐出面が下向きになるよ
うに記録部Bを構成すると、記録シート102が設置面
に対し水平に排出されるため、記録シート102の排出
スペースを記録シート102の大きさ分確保しなければ
ならないので、本体の設置面積を大きくしてしまう。ま
た、このような構成であると、インクが下向きに吐出さ
れるので、インク無しの検知と記録不良とがほぼ同時に
生じてしまう。このため、インク吐出による記録を停止
するまでの間、記録不良のまま印字を続けると、その間
のデータが失われてしまうおそれがあるが、図17のよ
うに構成した本発明によれば、インクが完全に無くなる
前にインク無しを検知できるので、このようなデータが
失われるという問題が生じない。さらに、本発明におい
ては、前述の図17のように記録部Bを設置面に対し傾
けることで、記録シート102は設置面に対し傾斜をも
って積載できるので、本体の設置面積を小さくすること
が可能となり、結果的には、装置の小型化に対し有効な
手段となる。
【0095】なお、以上のことから、インクカートリッ
ジ109の前傾角、すなわち、その吐出面の鉛直方向か
らの鋭角の傾斜角度は60°以内が好ましい。
【0096】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
【0097】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0098】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0099】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0100】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0101】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0102】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0103】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0104】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、所
定量の画像記録後記録媒体上の所定位置に記録される所
定パターンを検知する印字検知手段を記録媒体の面に対
して傾斜をもって設置したので、装置を大型化すること
なく所定パターンの誤検知をなくし、装置の信頼性を向
上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本第1実施例にかかるファクシミリ装置の主要
部分の構成を表したブロック図である。
【図2】記録装置の構成要素の配置図である。
【図3】記録センサ、ホトセンサ、フッタマーク記録位
置の関係を示した図である。
【図4】記録が正常に行われたか否かの判断のフローチ
ャートである。
【図5】(a),(b)は主走査方向の副走査の解像度
変換の概念図である。
【図6】フッタマーク記録の他の例を示す図である。
【図7】記録装置を制御するための制御信号を示した図
である。
【図8】プリンタインターフェースを有するファクシミ
リ装置に追加される部分のブロック図である。
【図9】記録装置の構成要素の他の例を示す配置図であ
る。
【図10】ホトセンサ14の出力を2値化する手段の回
路図である。
【図11】記録が正常に行われたか否かの判断の他の例
を示すフローチャートである。
【図12】検知手段14aの変化パターンと記録動作の
判断の対応を示した図である。
【図13】第3実施例のファクシミリ装置の全体構造説
明図1である。
【図14】第3実施例のファクシミリ装置の全体構造説
明図2である。
【図15】第3実施例のファクシミリ装置の伝送系配置
および外観斜視説明図である。
【図16】第3実施例の記録制御のブロック説明図であ
る。
【図17】第3実施例の記録ヘッドの詳細説明図であ
る。
【図18】外光の明るさに対するホトセンサの出力の関
係を示す図である。
【符号の説明】
1 記録装置部 2 解像度変換部 3 リーダ部 4 メモリ 5 切り替え回路 6 CPU 7 制御信号線 11 記録部 12 記録紙搬送部 13 記録紙センサ 14 ホトセンサ 15 記録制御部 17 フッタマークおよびその記録位置 30 プリンタインターフェース用コネクタ 31 制御切り替え回路 101 給紙カセット 102 記録シート 103 給紙ローラ 103a 円弧部 103b 平面部 104 給紙片 104a シート部 105a フィードローラ 105b フィードローラ 106 先端センサ 107 本体 108 プラテンローラ 109 インクカートリッジ 110a 排出ローラ 110b 排出ローラ 111 排紙トレー 112 記録カバー 113 原稿 114 原稿台 115 原稿トレー 116a 分離ローラ 116b 圧接片 117a 搬送ローラ 117b 搬送ローラ 118a 排出ローラ 119 光電変換素子(CS) 120 白ローラ 120b 排出ローラ 121 制御部 121a システム基板 121a1 CPU 121a2 ROM 121a3 RAM 121a4 ラインメモリ 121a5 符号化/復号化部 121a6 メモリバッファ 121a7 入出力切換インターフェース 121b 電源ユニット 121c 操作部コントロール基板 121d 中継基板 121e NCU基板 121f プリンタインターフェース基板 121f1 プリンタインターフェース A 給紙系 B 記録系 B1 CPU C 読取系 D 操作部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体を給紙する手段と、前記記録媒
    体を搬送する手段と、記録媒体に画像を記録する記録手
    段とを有する記録装置に於いて、 前記記録手段によって所定量の画像記録が終了した後記
    録媒体上の所定位置に当該記録手段によって記録された
    所定パターンの印字を検知する印字検知手段と、前記印
    字検知手段による前記パターンの印字検知結果に基づい
    て前記記録手段による記録状態を判断する判断手段とを
    有し、 前記印字検知手段を記録媒体の面に対し傾斜をもって設
    置するよう構成したことを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記記録手段は、記録ヘッドを有し、イ
    ンクを吐出して記録を行うインクジェット記録方式であ
    る請求項1に記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記記録ヘッドは、熱エネルギーを利用
    してインクを吐出する記録ヘッドであって、インクに与
    える熱エネルギーを発生するための熱エネルギー変換体
    を備えているインクジェット記録ヘッドである請求項2
    に記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 前記記録ヘッドは、前記熱エネルギー変
    換体によって印加される熱エネルギーによりインクに状
    態変化を生起させ、該状態変化に基づいて吐出口よりイ
    ンクを吐出させるものである請求項3に記載の記録装
    置。
  5. 【請求項5】 前記印字検知手段の記録媒体の面に対す
    る傾斜角度を30°以下に設定することを特徴とする請
    求項1に記載の記録装置。
  6. 【請求項6】 更に画像データを受信する通信手段を有
    し、前記記録手段は前記通信手段により受信された画像
    データに応じた画像を記録媒体に記録することを特徴と
    する請求項1に記載の記録装置。
  7. 【請求項7】 前記判断手段は、前記印字検知手段によ
    って前記パターンの反射の度合いが所定以上であること
    を検知してから前記度合いが所定以下であることを検知
    した場合に前記記録手段による記録動作が正常に行われ
    たと判断することを特徴とする請求項1に記載の記録装
    置。
  8. 【請求項8】 更に画像データを記憶する記憶手段を備
    え、前記通信手段により受信された画像データを前記記
    憶手段に記憶するとともに前記記録手段により記録媒体
    上に画像記録するものであって、前記判断手段により前
    記記録状態が不可と判断された場合、その時点で前記記
    憶手段に格納されている画像データを保存することを特
    徴とした請求項6に記載の記録装置。
  9. 【請求項9】 更に原稿画像を読み取る読取手段を有
    し、前記記録手段は前記読取手段により読み取られた画
    像データを記録する第1モードと、前記通信手段により
    受信された画像データを記録する第2モードとで動作可
    能であり、前記第2モードに於いて前記パターンを記録
    することを特徴とした請求項6に記載の記録装置。
  10. 【請求項10】 記録媒体後端を検知する後端検知手段
    を有し、該後端検知手段の検知結果に基づいて前記記録
    手段によって前記記録媒体の後端から所定の位置に前記
    パターンを記録することを特徴とした請求項1に記載の
    記録装置。
  11. 【請求項11】 前記後端検知手段を前記パターンの記
    録位置の近傍に配置したことを特徴とする請求項10に
    記載の記録装置。
JP6033539A 1994-03-03 1994-03-03 記録装置 Withdrawn JPH07242044A (ja)

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