JP3168887B2 - 画像印刷装置 - Google Patents
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Classifications
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/485—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by the process of building-up characters or image elements applicable to two or more kinds of printing or marking processes
- B41J2/505—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by the process of building-up characters or image elements applicable to two or more kinds of printing or marking processes from an assembly of identical printing elements
- B41J2/5054—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by the process of building-up characters or image elements applicable to two or more kinds of printing or marking processes from an assembly of identical printing elements with special adaptations characterised by dot size
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J29/00—Details of, or accessories for, typewriters or selective printing mechanisms not otherwise provided for
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- B41J29/393—Devices for controlling or analysing the entire machine ; Controlling or analysing mechanical parameters involving printing of test patterns
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットプ
リンタなどの画像印刷装置に関し、特に画像印刷装置の
解像度を種々変化させることができる画像印刷装置に関
するものである。
リンタなどの画像印刷装置に関し、特に画像印刷装置の
解像度を種々変化させることができる画像印刷装置に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来より、単一画像データから様々な解
像度の画像を再現できる機能を備えたプリンタがある。
例えば、インクジェットプリンタにて複数の解像度の画
像再生機能を達成しようとすると、記録紙などの記録媒
体の表面に付着させたときのインクドットの間隔を調整
することは当然であるが、インクドットのドット径をも
調整しなくてはならない。
像度の画像を再現できる機能を備えたプリンタがある。
例えば、インクジェットプリンタにて複数の解像度の画
像再生機能を達成しようとすると、記録紙などの記録媒
体の表面に付着させたときのインクドットの間隔を調整
することは当然であるが、インクドットのドット径をも
調整しなくてはならない。
【０００３】例えば、図４（ａ）は３００ｄｐｉ（低解
像度）で印刷した場合のドット配置の状態を示し、ドッ
ト（縦横）間隔は約８５μｍであり、ドット径１００ａ
は約１２０μｍになることが最適である。これに対し
て、図４（ｂ）は６００ｄｐｉ（高解像度）で印刷する
場合のドット配置の状態を示し、ドット（縦横）間隔は
約４２μｍであり、ドット径１００ｂは約６０μｍにな
ることが最適である。この時のドット（縦横）間隔は、
インクを吐出する印字ヘッドの主走査方向の送り精度と
副走査方向の紙送り速度とを調整することで、所定のド
ット間隔を実現することができる。
像度）で印刷した場合のドット配置の状態を示し、ドッ
ト（縦横）間隔は約８５μｍであり、ドット径１００ａ
は約１２０μｍになることが最適である。これに対し
て、図４（ｂ）は６００ｄｐｉ（高解像度）で印刷する
場合のドット配置の状態を示し、ドット（縦横）間隔は
約４２μｍであり、ドット径１００ｂは約６０μｍにな
ることが最適である。この時のドット（縦横）間隔は、
インクを吐出する印字ヘッドの主走査方向の送り精度と
副走査方向の紙送り速度とを調整することで、所定のド
ット間隔を実現することができる。
【０００４】ところで、ドット径を調整する方法として
は、インクヘッドから吐出されるインク量を調整するこ
とがまず考えられる。しかし、インクヘッドから吐出さ
れるインク量を調整するためには、インクヘッドの機構
や制御が複雑になり、コスト的にも高いものとなり、装
置自体も大型になってしまう。
は、インクヘッドから吐出されるインク量を調整するこ
とがまず考えられる。しかし、インクヘッドから吐出さ
れるインク量を調整するためには、インクヘッドの機構
や制御が複雑になり、コスト的にも高いものとなり、装
置自体も大型になってしまう。
【０００５】そのため、従来の技術として、次のような
方法がとられている。例えば、図５に示すように、イン
クヘッドから吐出したインク１００は記録紙１０２の表
面に着弾し、当該記録紙１０２に浸透する。この時の浸
透の仕方は記録紙１０２の質によって異なり、浸透性の
良い記録紙１０２であれば、図５（ｂ）のようににじみ
が少ないので、ドット径１００ｂが小さいままであり、
他方、浸透性の悪い記録紙１０２であれば、にじみが大
きくなってしまうので、インクが図５（ａ）のように着
弾位置周辺に広がってしまい、ドット径１００ａが大き
くなる。
方法がとられている。例えば、図５に示すように、イン
クヘッドから吐出したインク１００は記録紙１０２の表
面に着弾し、当該記録紙１０２に浸透する。この時の浸
透の仕方は記録紙１０２の質によって異なり、浸透性の
良い記録紙１０２であれば、図５（ｂ）のようににじみ
が少ないので、ドット径１００ｂが小さいままであり、
他方、浸透性の悪い記録紙１０２であれば、にじみが大
きくなってしまうので、インクが図５（ａ）のように着
弾位置周辺に広がってしまい、ドット径１００ａが大き
くなる。
【０００６】つまり、様々な種類の記録紙から適切な特
性の記録紙１０２を選ぶことで、ドット径を調整できる
ことがわかる。現状の多段階な解像度の切り替えを行な
うことができるインクジェットプリンタは、浸透性の良
い記録紙を用いたときに高解像度に相当する小さい直径
のドット径を再現するようにインクヘッドを設計し、低
解像度の場合には浸透性の悪い記録紙を用いることで、
低解像度に相当する大きい直径のドット径を再現するよ
うにしている。
性の記録紙１０２を選ぶことで、ドット径を調整できる
ことがわかる。現状の多段階な解像度の切り替えを行な
うことができるインクジェットプリンタは、浸透性の良
い記録紙を用いたときに高解像度に相当する小さい直径
のドット径を再現するようにインクヘッドを設計し、低
解像度の場合には浸透性の悪い記録紙を用いることで、
低解像度に相当する大きい直径のドット径を再現するよ
うにしている。
【０００７】そして、このようなプリンタの解像度は、
プリンタドライバ等によるユーザの設定に基づいて切り
替えできるようにしている。
プリンタドライバ等によるユーザの設定に基づいて切り
替えできるようにしている。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、オペレ
ータが高解像度を設定しているにも拘らず、使用してい
る記録紙は浸透性の悪いものであったり、低解像度を設
定しているにもかかわらず記録紙は浸透性の良いもので
あったりというミスマッチが発生し、得られる印刷結果
はユーザの所望するものと一致せず、しかも、記録媒体
としての記録紙の質（種類）をユーザが簡単に識別でき
ないから、印刷作業の試行錯誤を繰り返すことになり、
それ故、無駄な印刷を行なってしまう可能性が非常に高
いものであった。
ータが高解像度を設定しているにも拘らず、使用してい
る記録紙は浸透性の悪いものであったり、低解像度を設
定しているにもかかわらず記録紙は浸透性の良いもので
あったりというミスマッチが発生し、得られる印刷結果
はユーザの所望するものと一致せず、しかも、記録媒体
としての記録紙の質（種類）をユーザが簡単に識別でき
ないから、印刷作業の試行錯誤を繰り返すことになり、
それ故、無駄な印刷を行なってしまう可能性が非常に高
いものであった。
【０００９】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、記録紙を識別する識別手段の識
別結果に基づいて、その記録紙に適切な解像度を選び、
無駄な印刷を防止することにより、時間や資源の経済性
に優れるとともに良好な画質を再現する画像印刷装置を
提供することを目的とする。
になされたものであり、記録紙を識別する識別手段の識
別結果に基づいて、その記録紙に適切な解像度を選び、
無駄な印刷を防止することにより、時間や資源の経済性
に優れるとともに良好な画質を再現する画像印刷装置を
提供することを目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に請求項１に記載の発明の画像印刷装置は、画像情報を
入力する入力手段と、記録媒体にインクジェット型の印
字ヘッドから吐出されるインクにより印刷する印刷手段
と、前記印刷手段の解像度を設定する解像度設定手段と
を備え、前記印刷手段は、前記入力手段から入力される
画像情報と、前記解像度設定手段で設定される解像度と
に基づいて印刷を行なう画像印刷装置において、前記記
録媒体についてのインクの浸透性を識別する記録媒体識
別手段を備え、前記解像度設定手段は、前記記録媒体識
別手段によるインクの浸透性の識別結果に基づいて、前
記印刷手段の解像度を設定し、前記印刷手段は入力され
た画像情報を前記解像度設定手段で設定された解像度に
対応するヘッド制御信号に変換して出力する制御信号変
換部を有し、該制御信号変換部から出力されるヘッド制
御信号に基づいて前記印字ヘッドを駆動して印刷を行う
ものである。
に請求項１に記載の発明の画像印刷装置は、画像情報を
入力する入力手段と、記録媒体にインクジェット型の印
字ヘッドから吐出されるインクにより印刷する印刷手段
と、前記印刷手段の解像度を設定する解像度設定手段と
を備え、前記印刷手段は、前記入力手段から入力される
画像情報と、前記解像度設定手段で設定される解像度と
に基づいて印刷を行なう画像印刷装置において、前記記
録媒体についてのインクの浸透性を識別する記録媒体識
別手段を備え、前記解像度設定手段は、前記記録媒体識
別手段によるインクの浸透性の識別結果に基づいて、前
記印刷手段の解像度を設定し、前記印刷手段は入力され
た画像情報を前記解像度設定手段で設定された解像度に
対応するヘッド制御信号に変換して出力する制御信号変
換部を有し、該制御信号変換部から出力されるヘッド制
御信号に基づいて前記印字ヘッドを駆動して印刷を行う
ものである。
【００１１】また、請求項２に記載の発明は、請求項１
に記載の画像印刷装置において、前記記録媒体識別手段
の識別特性を記憶する識別特性記憶手段と、該識別特性
記憶 手段の識別特性を修正する識別特性修正手段とを備
え、前記解像度設定手段は、前記記録媒体識別手段によ
るインクの浸透性の識別結果と、前記識別特性修正手段
により修正された識別特性とを比較して記録媒体の特性
を識別し、前記印刷手段の解像度を設定するものであ
る。
に記載の画像印刷装置において、前記記録媒体識別手段
の識別特性を記憶する識別特性記憶手段と、該識別特性
記憶 手段の識別特性を修正する識別特性修正手段とを備
え、前記解像度設定手段は、前記記録媒体識別手段によ
るインクの浸透性の識別結果と、前記識別特性修正手段
により修正された識別特性とを比較して記録媒体の特性
を識別し、前記印刷手段の解像度を設定するものであ
る。
【００１２】そして、請求項３に記載の発明は、請求項
２記載の画像印刷装置において、前記記録媒体識別手段
は記録媒体についてのインクの浸透性に対応するデータ
を出力する記録媒体識別部を有し、前記解像度設定手段
は、記録媒体識別部から出力されるデータと前記識別特
性記憶手段に記憶されている識別特性とを比較して記録
媒体の特性を識別し、前記印刷手段の解像度を設定する
ものである。
２記載の画像印刷装置において、前記記録媒体識別手段
は記録媒体についてのインクの浸透性に対応するデータ
を出力する記録媒体識別部を有し、前記解像度設定手段
は、記録媒体識別部から出力されるデータと前記識別特
性記憶手段に記憶されている識別特性とを比較して記録
媒体の特性を識別し、前記印刷手段の解像度を設定する
ものである。
【００１３】さらに、請求項４に記載の発明は、請求項
１記載の画像印刷装置において、前記記録媒体識別手段
は、前記記録媒体についてのインクの浸透性に係る特性
を検出して、その検出結果に対応するデータを出力する
記録媒体識別部を有し、前記解像度設定手段は、記録媒
体識別部から出力されるデータに基づいて前記記録媒体
の特性を識別し、前記印刷手段の解像度を設定するもの
である。
１記載の画像印刷装置において、前記記録媒体識別手段
は、前記記録媒体についてのインクの浸透性に係る特性
を検出して、その検出結果に対応するデータを出力する
記録媒体識別部を有し、前記解像度設定手段は、記録媒
体識別部から出力されるデータに基づいて前記記録媒体
の特性を識別し、前記印刷手段の解像度を設定するもの
である。
【００１４】請求項５に記載の発明は、請求項１記載の
画像印刷装置において、識別特性を記憶する識別特性記
憶手段を備え、前記記録媒体識別手段は、前記記録媒体
についてのインクの浸透性に対応するデータを出力する
記録媒体識別部を有し、前記解像度設定手段は、前記記
録媒体識別部から出力されるデータと前記識別特性記憶
手段に記憶されている識別特性とを比較して前記記録媒
体の特性を識別し、前記印刷手段の解像度を設定するも
のである。
画像印刷装置において、識別特性を記憶する識別特性記
憶手段を備え、前記記録媒体識別手段は、前記記録媒体
についてのインクの浸透性に対応するデータを出力する
記録媒体識別部を有し、前記解像度設定手段は、前記記
録媒体識別部から出力されるデータと前記識別特性記憶
手段に記憶されている識別特性とを比較して前記記録媒
体の特性を識別し、前記印刷手段の解像度を設定するも
のである。
【００１５】さらにまた、請求項６に記載の発明は、請
求項３乃至請求項５のいずれかに記載の画像印刷装置に
おいて、前記記録媒体識別部は、前記記録媒体について
のインクの浸透性に係る特性を検出して、インクの浸透
性に対応するデータを出力するものである。
求項３乃至請求項５のいずれかに記載の画像印刷装置に
おいて、前記記録媒体識別部は、前記記録媒体について
のインクの浸透性に係る特性を検出して、インクの浸透
性に対応するデータを出力するものである。
【００１６】
【作用】上記構成を有する請求項１記載の発明の画像印
刷装置は、入力手段が画像情報を入力し、記録媒体識別
手段は記録媒体についてのインク浸透性を識別する。ま
た、解像度設定手段は、記録媒体識別手段の識別結果に
基づいて、インクジェット型印字ヘッドのインク吐出型
式の印刷手段の解像度を設定する。そして、印刷手段
は、入力手段から入力される画像情報を前記解像度設定
手段で設定された解像度に対応するヘッド制御信号に変
換して出力する制御信号変換部を有しているので、この
ヘッド制御信号に基づいて印字ヘッドを駆動して記録媒
体に印刷を行なう。
刷装置は、入力手段が画像情報を入力し、記録媒体識別
手段は記録媒体についてのインク浸透性を識別する。ま
た、解像度設定手段は、記録媒体識別手段の識別結果に
基づいて、インクジェット型印字ヘッドのインク吐出型
式の印刷手段の解像度を設定する。そして、印刷手段
は、入力手段から入力される画像情報を前記解像度設定
手段で設定された解像度に対応するヘッド制御信号に変
換して出力する制御信号変換部を有しているので、この
ヘッド制御信号に基づいて印字ヘッドを駆動して記録媒
体に印刷を行なう。
【００１７】また、請求項２に記載の発明では、請求項
１の作用に加えて、識別特性記憶手段では、前記記録媒
体識別手段の識別特性を記憶しておくことができる。ま
た、識別特性修正手段により、識別特性記憶手段に記憶
された識別特性を修正する。そして、前記解像度設定手
段は、前記記録媒体識別手段によるインクの浸透性の識
別結果と、前記識別特性修正手段により修正された識別
特性とを比較して記録媒体の特性を識別し、前記印刷手
段の解像度を設定するものである。
１の作用に加えて、識別特性記憶手段では、前記記録媒
体識別手段の識別特性を記憶しておくことができる。ま
た、識別特性修正手段により、識別特性記憶手段に記憶
された識別特性を修正する。そして、前記解像度設定手
段は、前記記録媒体識別手段によるインクの浸透性の識
別結果と、前記識別特性修正手段により修正された識別
特性とを比較して記録媒体の特性を識別し、前記印刷手
段の解像度を設定するものである。
【００１８】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施形
態を図面を参照して説明する。
態を図面を参照して説明する。
【００１９】図１は本発明の画像印刷装置としてのイン
クジェット式プリンタ１の概略側断面図を示し、本体ケ
ース１ａの底部には、記録媒体としての所定寸法にカッ
トされた記録紙２を紙受け板４に積層して収納した給紙
カセット３が抜き差し自在に装着されており、本体ケー
ス１ａに設けた半月型の給紙ローラ５に向かって記録紙
２を押圧するように紙受け板４をばね４ａにて付勢して
いる。
クジェット式プリンタ１の概略側断面図を示し、本体ケ
ース１ａの底部には、記録媒体としての所定寸法にカッ
トされた記録紙２を紙受け板４に積層して収納した給紙
カセット３が抜き差し自在に装着されており、本体ケー
ス１ａに設けた半月型の給紙ローラ５に向かって記録紙
２を押圧するように紙受け板４をばね４ａにて付勢して
いる。
【００２０】前記給紙ローラ５と摩擦パッド５ａとで挟
持されて送り出された記録紙２は搬送通路６を介して印
刷手段としてのインクジェット型の印字ヘッド７の箇所
を通過し、定着ローラ８を通過し、排紙通路９から本体
ケース１ａ上面の排紙トレイ１０の箇所に排出されるよ
うに構成されている。
持されて送り出された記録紙２は搬送通路６を介して印
刷手段としてのインクジェット型の印字ヘッド７の箇所
を通過し、定着ローラ８を通過し、排紙通路９から本体
ケース１ａ上面の排紙トレイ１０の箇所に排出されるよ
うに構成されている。
【００２１】図２は前記プリンタ１の機能ブロック図で
あって、プリンタ１には、外部装置のパソコン等の中央
処理装置（ＣＰＵ）５０とデータ転送可能な状態に接続
されている。プリンタ１は、入力手段としてのＣＰＵ１
１と、不揮発性ＲＡＭ１２と、ＲＯＭ１４と、記録媒体
識別手段としての記録紙識別部１６と印字ヘッド７とに
より構成されている。
あって、プリンタ１には、外部装置のパソコン等の中央
処理装置（ＣＰＵ）５０とデータ転送可能な状態に接続
されている。プリンタ１は、入力手段としてのＣＰＵ１
１と、不揮発性ＲＡＭ１２と、ＲＯＭ１４と、記録媒体
識別手段としての記録紙識別部１６と印字ヘッド７とに
より構成されている。
【００２２】ＣＰＵ１１の内部には、画像変換手段とし
ての制御信号変換部２０と、解像度設定手段としての解
像度選択部２２とが備えられている。不揮発性ＲＡＭ１
２の内部には解像度記憶部１２ａが備えられている。Ｒ
ＯＭ１４の内部には識別情報記憶部１４ａが備えられて
いる。制御信号変換部２０は外部装置としてのＣＰＵ５
０から転送される画像データ５２と解像度記憶部１２ａ
が記憶するデータとを読み取り、印字ヘッド７にヘッド
制御信号を出力する。解像度選択部２２は記録紙識別部
１６から出力される信号と識別情報記憶部１４ａに記憶
されるデータとを受け取り、解像度記憶部１２ａに記憶
されるデータを書き換える。
ての制御信号変換部２０と、解像度設定手段としての解
像度選択部２２とが備えられている。不揮発性ＲＡＭ１
２の内部には解像度記憶部１２ａが備えられている。Ｒ
ＯＭ１４の内部には識別情報記憶部１４ａが備えられて
いる。制御信号変換部２０は外部装置としてのＣＰＵ５
０から転送される画像データ５２と解像度記憶部１２ａ
が記憶するデータとを読み取り、印字ヘッド７にヘッド
制御信号を出力する。解像度選択部２２は記録紙識別部
１６から出力される信号と識別情報記憶部１４ａに記憶
されるデータとを受け取り、解像度記憶部１２ａに記憶
されるデータを書き換える。
【００２３】次に動作について説明する。外部装置とし
てのＣＰＵ５０から印刷の開始信号がプリンタ１に送ら
れ、ＣＰＵ１１が受け取る。ＣＰＵ１１は解像度選択部
２２に記録紙識別部１６のデータを受け取るように指示
する。解像度選択部２２は識別情報記憶部１４ａに記憶
される識別データを読み出す。解像度選択部２２は記録
紙識別部１６からのデータと識別情報記憶部１４ａから
のデータとを比較し、記録紙の特性を識別する。そし
て、その識別結果に基づいて、適切な解像度を選択す
る。その後、解像度選択部２２はその選択結果を解像度
記憶部１２ａに書き込む。
てのＣＰＵ５０から印刷の開始信号がプリンタ１に送ら
れ、ＣＰＵ１１が受け取る。ＣＰＵ１１は解像度選択部
２２に記録紙識別部１６のデータを受け取るように指示
する。解像度選択部２２は識別情報記憶部１４ａに記憶
される識別データを読み出す。解像度選択部２２は記録
紙識別部１６からのデータと識別情報記憶部１４ａから
のデータとを比較し、記録紙の特性を識別する。そし
て、その識別結果に基づいて、適切な解像度を選択す
る。その後、解像度選択部２２はその選択結果を解像度
記憶部１２ａに書き込む。
【００２４】解像度の選択が終了すると、ＣＰＵ１１は
ＣＰＵ５０から転送される画像データ５２の読み取りを
開始する。画像データ５２は制御信号変換部２０で印字
ヘッド７を駆動するヘッド制御信号に変換される。この
時、制御信号変換部２０は解像度記憶部１２ａに記憶さ
れるデータを読み取り、変換すべき解像度を認識する。
そして、認識した解像度に基づいて、ヘッド制御信号に
変換する。
ＣＰＵ５０から転送される画像データ５２の読み取りを
開始する。画像データ５２は制御信号変換部２０で印字
ヘッド７を駆動するヘッド制御信号に変換される。この
時、制御信号変換部２０は解像度記憶部１２ａに記憶さ
れるデータを読み取り、変換すべき解像度を認識する。
そして、認識した解像度に基づいて、ヘッド制御信号に
変換する。
【００２５】制御信号変換部２０が出力するヘッド制御
信号を印字ヘッド７が受け取り、印字ヘッド７はそのヘ
ッド制御信号に基づいて駆動され、記録紙２に画像を形
成する。ヘッド制御信号は、高解像度の場合には、印字
ヘッド７から吐出させるインク吐出の時間的間隔を短く
する制御にて、記録紙２に着弾したインクのドットの縦
横の間隔を短くする（この場合、記録紙２の紙送り速度
を遅くする）。反対に、低解像度の場合にはインク吐出
の時間的間隔を長くする制御にて、記録紙２に着弾した
インクのドットの縦横の間隔を長くする（この場合、記
録紙２の紙送り速度を早くする）。なお、印字ヘッド７
から吐出させるインク吐出の時間的間隔を同じくして、
高解像度の場合には、印字ヘッド７の記録紙の幅方向送
り速度を遅くし、低解像度の場合に、前記幅方向送り速
度を早くする制御としても良い。
信号を印字ヘッド７が受け取り、印字ヘッド７はそのヘ
ッド制御信号に基づいて駆動され、記録紙２に画像を形
成する。ヘッド制御信号は、高解像度の場合には、印字
ヘッド７から吐出させるインク吐出の時間的間隔を短く
する制御にて、記録紙２に着弾したインクのドットの縦
横の間隔を短くする（この場合、記録紙２の紙送り速度
を遅くする）。反対に、低解像度の場合にはインク吐出
の時間的間隔を長くする制御にて、記録紙２に着弾した
インクのドットの縦横の間隔を長くする（この場合、記
録紙２の紙送り速度を早くする）。なお、印字ヘッド７
から吐出させるインク吐出の時間的間隔を同じくして、
高解像度の場合には、印字ヘッド７の記録紙の幅方向送
り速度を遅くし、低解像度の場合に、前記幅方向送り速
度を早くする制御としても良い。
【００２６】記録紙識別部１６の実施形態としては、前
記記録紙２の様々な特性を識別に利用することが考えら
れる。
記記録紙２の様々な特性を識別に利用することが考えら
れる。
【００２７】まず、図１を参照して記録紙識別部１６の
第一の形態について説明する。搬送通路６のうち、給紙
ローラ５の近傍には、記録紙２の反射率を測定するホト
センサ６０が備えられている。ホトセンサ６０は、図示
しないが発光部と受光部とから構成されている。そし
て、プリンタ１が印字を開始しようとすると、給紙ロー
ラ５が回転し、給紙カセット３から記録紙２を１枚取り
出し搬送通路６に送り出す。この時、ホトセンサ６０の
受光部が点灯し、受光部から放射される光は記録紙２に
照射され、記録紙２の光の反射率に基づいて所定量反射
される。反射された光は受光部で受光され、ホトセンサ
６０はその光量に基づく信号を出力する。すなわち、ホ
トセンサ６０から出力される信号レベルを識別すること
で、記録媒体としての記録紙２の種類を識別することが
できる。この場合、ホトセンサ６０が本発明の記録媒体
識別手段に該当する。
第一の形態について説明する。搬送通路６のうち、給紙
ローラ５の近傍には、記録紙２の反射率を測定するホト
センサ６０が備えられている。ホトセンサ６０は、図示
しないが発光部と受光部とから構成されている。そし
て、プリンタ１が印字を開始しようとすると、給紙ロー
ラ５が回転し、給紙カセット３から記録紙２を１枚取り
出し搬送通路６に送り出す。この時、ホトセンサ６０の
受光部が点灯し、受光部から放射される光は記録紙２に
照射され、記録紙２の光の反射率に基づいて所定量反射
される。反射された光は受光部で受光され、ホトセンサ
６０はその光量に基づく信号を出力する。すなわち、ホ
トセンサ６０から出力される信号レベルを識別すること
で、記録媒体としての記録紙２の種類を識別することが
できる。この場合、ホトセンサ６０が本発明の記録媒体
識別手段に該当する。
【００２８】記録媒体識別手段の第２の実施形態は、記
録紙２のこしの強さを識別するものであり、搬送通路６
における記録紙２を印字ヘッド７に供給するまでの通路
の一部分に設ける。第一駆動ローラ対６２と第二駆動ロ
ーラ対６３の間に配置された分離ガイド板６１により搬
送経路６が第一搬送通路６ａと第二搬送通路６ｂとに上
下に区画するよう分離されている。そして、上側の第一
搬送通路６ａの途中にスイッチ６４が配置されている。
録紙２のこしの強さを識別するものであり、搬送通路６
における記録紙２を印字ヘッド７に供給するまでの通路
の一部分に設ける。第一駆動ローラ対６２と第二駆動ロ
ーラ対６３の間に配置された分離ガイド板６１により搬
送経路６が第一搬送通路６ａと第二搬送通路６ｂとに上
下に区画するよう分離されている。そして、上側の第一
搬送通路６ａの途中にスイッチ６４が配置されている。
【００２９】第一駆動ローラ対６２を介して搬送される
記録紙２のこしの強さが強い場合には、当該記録紙２の
先端が下に垂れないから、第一搬送通路６ａを通過する
記録紙２をスイッチ６４にて検出し、ＯＮ信号を出す。
記録紙２のこしの強さが強い場合には、当該記録紙２の
先端が下に垂れないから、第一搬送通路６ａを通過する
記録紙２をスイッチ６４にて検出し、ＯＮ信号を出す。
【００３０】他方、記録紙２のこしが弱い場合は、当該
記録紙２の先端が垂れ下がるので、第二搬送通路６ｂを
通過するのでスイッチ６４はＯＦＦのままである。この
ようにして、記録紙２のこしの強さを識別することがで
きる。このスイッチ６４と分離ガイド板６１とが本発明
の記録媒体識別手段に該当する。
記録紙２の先端が垂れ下がるので、第二搬送通路６ｂを
通過するのでスイッチ６４はＯＦＦのままである。この
ようにして、記録紙２のこしの強さを識別することがで
きる。このスイッチ６４と分離ガイド板６１とが本発明
の記録媒体識別手段に該当する。
【００３１】前記記録紙２の光の反射率が高い場合は、
当該記録紙２の表面が滑らかで、インクの浸透率が低い
と判断し、反射率が低い場合は、記録紙２の表面がざら
ついており、インクの浸透率が高いと判断する。また、
記録紙２がこしが強い時には、一般に厚い紙であって、
インクの浸透率が高いと判断し、逆にこしが弱いときに
はインクの浸透率が低いと判断する等である。
当該記録紙２の表面が滑らかで、インクの浸透率が低い
と判断し、反射率が低い場合は、記録紙２の表面がざら
ついており、インクの浸透率が高いと判断する。また、
記録紙２がこしが強い時には、一般に厚い紙であって、
インクの浸透率が高いと判断し、逆にこしが弱いときに
はインクの浸透率が低いと判断する等である。
【００３２】図２の解像度選択部２２はこのスイッチ６
４または前記ホトセンサ６０等の記録紙識別部１６の信
号を受け取ることで記録紙２の種類を識別し、適切な解
像度を選択することができる。そののち記録紙２はさら
に搬送され、第二駆動ローラ対６３により、印字ヘッド
７の印字位置に搬送され、適切な解像度のもとで作成さ
れたヘッド制御信号で印字されるのである。
４または前記ホトセンサ６０等の記録紙識別部１６の信
号を受け取ることで記録紙２の種類を識別し、適切な解
像度を選択することができる。そののち記録紙２はさら
に搬送され、第二駆動ローラ対６３により、印字ヘッド
７の印字位置に搬送され、適切な解像度のもとで作成さ
れたヘッド制御信号で印字されるのである。
【００３３】上記実施例では記録媒体識別手段として、
記録紙２の光の反射率とこしの強さを識別する手段を取
り上げたが、本発明はこれに限定されるものではないこ
とは言うまでもない。この他にも、記録紙２の光の透過
率の差を識別するものでも適用できるし、さらには、記
録紙２の重さ、厚さ、含水率、誘電率、摩擦係数、表面
粗さ等の差を識別する手段を用いても差障り無く、これ
らの複数の記録媒体識別手段を同時に使用し、それらの
複数の検出結果から、記録紙２の特性（インクの浸透
性）を判別するようにしても良い。また、記録紙２にバ
ーコードや視認できない特殊なマークを取り付け、この
マークを識別する手法でも本発明を適用することができ
る。
記録紙２の光の反射率とこしの強さを識別する手段を取
り上げたが、本発明はこれに限定されるものではないこ
とは言うまでもない。この他にも、記録紙２の光の透過
率の差を識別するものでも適用できるし、さらには、記
録紙２の重さ、厚さ、含水率、誘電率、摩擦係数、表面
粗さ等の差を識別する手段を用いても差障り無く、これ
らの複数の記録媒体識別手段を同時に使用し、それらの
複数の検出結果から、記録紙２の特性（インクの浸透
性）を判別するようにしても良い。また、記録紙２にバ
ーコードや視認できない特殊なマークを取り付け、この
マークを識別する手法でも本発明を適用することができ
る。
【００３４】このような構成を用いることで次のような
効果を得ることができる。
効果を得ることができる。
【００３５】即ち、記録紙２の特性によってインクのド
ット径が変わることを利用して、記録紙識別部１６によ
って記録紙２を識別することで、その記録紙２を用いた
場合に得られる最良の画像を提供することができるよう
に、所定の解像度用のヘッド制御信号を作成するもので
あり、ユーザは記録紙２の浸透性等の特性に注意を払う
必要がなく、手軽に最適な画像を得られるようになる。
さらに、低解像度が適している紙に対して高解像度用の
データを作成する等、間違って余分なヘッド制御信号を
作成しないので印字処理時間の短縮につながり、さら
に、間違った画質の画像を作成しないため、インクの節
約にもなり、非常に経済性の良いプリンタとすることが
できる。
ット径が変わることを利用して、記録紙識別部１６によ
って記録紙２を識別することで、その記録紙２を用いた
場合に得られる最良の画像を提供することができるよう
に、所定の解像度用のヘッド制御信号を作成するもので
あり、ユーザは記録紙２の浸透性等の特性に注意を払う
必要がなく、手軽に最適な画像を得られるようになる。
さらに、低解像度が適している紙に対して高解像度用の
データを作成する等、間違って余分なヘッド制御信号を
作成しないので印字処理時間の短縮につながり、さら
に、間違った画質の画像を作成しないため、インクの節
約にもなり、非常に経済性の良いプリンタとすることが
できる。
【００３６】なお、第二の実施形態について図３を参照
して説明する。まず、構成について説明する。尚、第一
の実施形態の構成要素と同一のものは、同一の符号を付
し、詳細な説明を省略する。
して説明する。まず、構成について説明する。尚、第一
の実施形態の構成要素と同一のものは、同一の符号を付
し、詳細な説明を省略する。
【００３７】プリンタ１には、キーボード１７が配置さ
れている。プリンタ１に設けた入力手段としてのＣＰＵ
１１の内部には、制御信号変換部２０と、解像度選択部
２２と、識別特性修正手段としての修正部２４とが備え
られている。不揮発性ＲＡＭ１２の内部には、識別特性
記憶手段としての識別情報記憶部３１と、解像度記憶部
３２とが備えられている。修正部２４はキーボード１７
からのデータが入力可能で、識別情報記憶部３１に記憶
される識別特性を書き換え可能な状態に接続されてい
る。解像度選択部２２は、前述のような記録紙２の特性
を判別する記録紙識別部１６からの信号と識別情報記憶
部３１に記憶されたデータとの入力が可能で、解像度記
憶部３２に記憶されるデータを書き換え可能な状態に接
続されている。解像度記憶部３２に記憶されたデータを
制御信号変換部２０に送るように構成されている。
れている。プリンタ１に設けた入力手段としてのＣＰＵ
１１の内部には、制御信号変換部２０と、解像度選択部
２２と、識別特性修正手段としての修正部２４とが備え
られている。不揮発性ＲＡＭ１２の内部には、識別特性
記憶手段としての識別情報記憶部３１と、解像度記憶部
３２とが備えられている。修正部２４はキーボード１７
からのデータが入力可能で、識別情報記憶部３１に記憶
される識別特性を書き換え可能な状態に接続されてい
る。解像度選択部２２は、前述のような記録紙２の特性
を判別する記録紙識別部１６からの信号と識別情報記憶
部３１に記憶されたデータとの入力が可能で、解像度記
憶部３２に記憶されるデータを書き換え可能な状態に接
続されている。解像度記憶部３２に記憶されたデータを
制御信号変換部２０に送るように構成されている。
【００３８】このような構成を用いることで次のような
効果がある。例えば、前述の記録紙識別手段としてのホ
トセンサ７４の感度特性が、プリンタ１の周辺環境の温
湿度の変化や経時変化等に起因して変化してしまうこと
がある。この時に、この感度特性の変化を補正しないま
まであると、記録紙２の識別を正しく行えない場合があ
る。
効果がある。例えば、前述の記録紙識別手段としてのホ
トセンサ７４の感度特性が、プリンタ１の周辺環境の温
湿度の変化や経時変化等に起因して変化してしまうこと
がある。この時に、この感度特性の変化を補正しないま
まであると、記録紙２の識別を正しく行えない場合があ
る。
【００３９】そこで、プリンタ１に配置された識別情報
修正キー（図示しない）が押下されると、プリンタ１は
修正モードとなる。ここで、修正部２４はキーボード１
７からの入力を待つ。ユーザはキーボード１７を介して
識別情報の修正値等を入力し、修正部２４はこの識別情
報に基づいて識別情報記憶部３１の記憶データを修正す
る。これにより、記録紙識別部１６の識別特性を修正で
きるので、常に安定した識別を行い続けることができ、
第一の実施形態で説明した効果を持続させることができ
るという効果を奏する。
修正キー（図示しない）が押下されると、プリンタ１は
修正モードとなる。ここで、修正部２４はキーボード１
７からの入力を待つ。ユーザはキーボード１７を介して
識別情報の修正値等を入力し、修正部２４はこの識別情
報に基づいて識別情報記憶部３１の記憶データを修正す
る。これにより、記録紙識別部１６の識別特性を修正で
きるので、常に安定した識別を行い続けることができ、
第一の実施形態で説明した効果を持続させることができ
るという効果を奏する。
【００４０】なお、修正された識別情報記憶部３１のデ
ータを解像度選択部２２に送って解像度の選択が終了す
ると、ＣＰＵ１１は外部装置としてのＣＰＵ５０から転
送された画像データ５２の読み取りを開始する。画像デ
ータ５２は制御信号変換部２０で印字ヘッド７を駆動す
るヘッド制御信号に変換される。この時、制御信号変換
部２２は解像度記憶部３２に記憶されるデータを読み取
り、変換すべき解像度を認識する。そして、認識した解
像度に基づいて、ヘッド制御信号に変換するのである。
ータを解像度選択部２２に送って解像度の選択が終了す
ると、ＣＰＵ１１は外部装置としてのＣＰＵ５０から転
送された画像データ５２の読み取りを開始する。画像デ
ータ５２は制御信号変換部２０で印字ヘッド７を駆動す
るヘッド制御信号に変換される。この時、制御信号変換
部２２は解像度記憶部３２に記憶されるデータを読み取
り、変換すべき解像度を認識する。そして、認識した解
像度に基づいて、ヘッド制御信号に変換するのである。
【００４１】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように請求
項１に記載の発明の画像印刷装置は、画像情報を入力す
る入力手段と、記録媒体にインクジェット型の印字ヘッ
ドから吐出されるインクにより印刷する印刷手段と、前
記印刷手段の解像度を設定する解像度設定手段とを備
え、前記印刷手段は、前記入力手段から入力される画像
情報と、前記解像度設定手段で設定される解像度とに基
づいて印刷を行なう画像印刷装置において、前記記録媒
体についてのインクの浸透性を識別する記録媒体識別手
段を備え、前記解像度設定手段は、前記記録媒体識別手
段によるインクの浸透性の識別結果に基づいて、前記印
刷手段の解像度を設定し、前記印刷手段は前記印刷手段
から入力された画像情報を前記解像度設定手段で設定さ
れた解像度に対応するヘッド制御信号に変換して出力す
る制御信号変換部を有し、該制御信号変換部から出力さ
れるヘッド制御信号に基づいて前記印字ヘッドを駆動し
て印刷を行うものであるから、記録媒体の特性によって
インクのドット径が変わることを利用して、記録媒体識
別手段によって記録媒体を識別することで、その記録媒
体を用いた場合に得られる最良の画像を提供することが
できるように、所定の解像度用のヘッド制御信号を作成
するものであり、ユーザは記録媒体の浸透性等の特性に
注意を払う必要がなく、手軽に最適な画像を得られるよ
うになる。さらに、低解像度が適している紙に対して高
解像度用のデータを作成する等、間違って余分なヘッド
制御信号を作成しないので印字処理時間の短縮につなが
り、さらに、間違った画質の画像を作成しないため、イ
ンクの節約にもなり、非常に経済性の良いプリンタとす
ることができる。
項１に記載の発明の画像印刷装置は、画像情報を入力す
る入力手段と、記録媒体にインクジェット型の印字ヘッ
ドから吐出されるインクにより印刷する印刷手段と、前
記印刷手段の解像度を設定する解像度設定手段とを備
え、前記印刷手段は、前記入力手段から入力される画像
情報と、前記解像度設定手段で設定される解像度とに基
づいて印刷を行なう画像印刷装置において、前記記録媒
体についてのインクの浸透性を識別する記録媒体識別手
段を備え、前記解像度設定手段は、前記記録媒体識別手
段によるインクの浸透性の識別結果に基づいて、前記印
刷手段の解像度を設定し、前記印刷手段は前記印刷手段
から入力された画像情報を前記解像度設定手段で設定さ
れた解像度に対応するヘッド制御信号に変換して出力す
る制御信号変換部を有し、該制御信号変換部から出力さ
れるヘッド制御信号に基づいて前記印字ヘッドを駆動し
て印刷を行うものであるから、記録媒体の特性によって
インクのドット径が変わることを利用して、記録媒体識
別手段によって記録媒体を識別することで、その記録媒
体を用いた場合に得られる最良の画像を提供することが
できるように、所定の解像度用のヘッド制御信号を作成
するものであり、ユーザは記録媒体の浸透性等の特性に
注意を払う必要がなく、手軽に最適な画像を得られるよ
うになる。さらに、低解像度が適している紙に対して高
解像度用のデータを作成する等、間違って余分なヘッド
制御信号を作成しないので印字処理時間の短縮につなが
り、さらに、間違った画質の画像を作成しないため、イ
ンクの節約にもなり、非常に経済性の良いプリンタとす
ることができる。
【００４２】また、請求項２に記載の発明では、請求項
１に記載の画像印刷装置において、前記記録媒体識別手
段の識別特性を記憶する識別特性記憶手段と、該識別特
性記憶手段の識別特性を修正する識別特性修正手段とを
備え、前記解像度設定手段は、前記記録媒体識別手段に
よるインクの浸透性の識別結果と、前記識別特性修正手
段により修正された識別特性とを比較して記録媒体の特
性を識別し、前記印刷手段の解像度を設定するものであ
るから、識別特性修正手段を用いて、記録媒体 識別手段
により識別される特性を修正することもできるので、例
えば、記録紙識別手段の感度特性が、プリンタ（画像印
刷装置）の周辺環境の温湿度の変化や経時変化等に起因
して変化してしまった場合にも、識別特性修正手段によ
り、記録紙識別手段の識別特性を修正できるので、常に
安定した識別を行い続けることができ、請求項１に記載
の発明による効果を持続させることができるという効果
を奏する。
１に記載の画像印刷装置において、前記記録媒体識別手
段の識別特性を記憶する識別特性記憶手段と、該識別特
性記憶手段の識別特性を修正する識別特性修正手段とを
備え、前記解像度設定手段は、前記記録媒体識別手段に
よるインクの浸透性の識別結果と、前記識別特性修正手
段により修正された識別特性とを比較して記録媒体の特
性を識別し、前記印刷手段の解像度を設定するものであ
るから、識別特性修正手段を用いて、記録媒体 識別手段
により識別される特性を修正することもできるので、例
えば、記録紙識別手段の感度特性が、プリンタ（画像印
刷装置）の周辺環境の温湿度の変化や経時変化等に起因
して変化してしまった場合にも、識別特性修正手段によ
り、記録紙識別手段の識別特性を修正できるので、常に
安定した識別を行い続けることができ、請求項１に記載
の発明による効果を持続させることができるという効果
を奏する。
【００４３】そして、請求項３に記載の発明は、請求項
２記載の画像印刷装置において、前記記録媒体識別手段
は記録媒体についてのインクの浸透性に対応するデータ
を出力する記録媒体識別部を有し、前記解像度設定手段
は、記録媒体識別部から出力されるデータと前記識別特
性記憶手段に記憶されている識別特性とを比較して記録
媒体の特性を識別するから、その識別結果に基づいて、
適切な解像度を選択することができ、これにより、前記
印刷手段の解像度を設定するものであるから、請求項２
記載の発明による効果に加えて、記録媒体の特性に応じ
た解像度の印刷を実行することができるという効果を奏
するのである。
２記載の画像印刷装置において、前記記録媒体識別手段
は記録媒体についてのインクの浸透性に対応するデータ
を出力する記録媒体識別部を有し、前記解像度設定手段
は、記録媒体識別部から出力されるデータと前記識別特
性記憶手段に記憶されている識別特性とを比較して記録
媒体の特性を識別するから、その識別結果に基づいて、
適切な解像度を選択することができ、これにより、前記
印刷手段の解像度を設定するものであるから、請求項２
記載の発明による効果に加えて、記録媒体の特性に応じ
た解像度の印刷を実行することができるという効果を奏
するのである。
【００４４】さらに、請求項４に記載の発明は、請求項
１記載の画像印刷装置において、前記記録媒体識別手段
は、前記記録媒体についてのインクの浸透性に係る特性
を検出して、その検出結果に対応するデータを出力する
記録媒体識別部を有し、前記解像度設定手段は、記録媒
体識別部から出力されるデータに基づいて前記記録媒体
の特性を識別し、前記印刷手段の解像度を設定するもの
であり、記録媒体識別部によって記録媒体を識別するこ
とで、その記録媒体を用いた場合に得られる最良の画像
を得るような解像度に設定できるのである。
１記載の画像印刷装置において、前記記録媒体識別手段
は、前記記録媒体についてのインクの浸透性に係る特性
を検出して、その検出結果に対応するデータを出力する
記録媒体識別部を有し、前記解像度設定手段は、記録媒
体識別部から出力されるデータに基づいて前記記録媒体
の特性を識別し、前記印刷手段の解像度を設定するもの
であり、記録媒体識別部によって記録媒体を識別するこ
とで、その記録媒体を用いた場合に得られる最良の画像
を得るような解像度に設定できるのである。
【００４５】請求項５に記載の発明は、請求項１記載の
画像印刷装置において、識別特性を記憶する識別特性記
憶手段を備え、前記記録媒体識別手段は、前記記録媒体
についてのインクの浸透性に対応するデータを出力する
記録媒体識別部を有し、前記解像度設定手段は、前記記
録媒体識別部から出力されるデータと前記識別特性記憶
手段に記憶されている識別特性とを比較して前記記録媒
体の特性を識別し、前 記印刷手段の解像度を設定するも
のであるから、例えば、複数種類の記録媒体のそれぞれ
について標準となる識別特性（インクの浸透性）に関す
るデータを識別特性記憶手段に記憶させておき、インク
ジェットによる印刷時に使用された記録媒体の識別特性
から判断されるインクの浸透性に対応するデータと、前
記予め記憶された標準となる識別特性（インクの浸透
性）に関するデータとを比較することで、当該使用され
ている記録媒体の種類が判別できるから、その記録媒体
の種類に応じた解像度を設定することで、最良の画像を
得ることができる。
画像印刷装置において、識別特性を記憶する識別特性記
憶手段を備え、前記記録媒体識別手段は、前記記録媒体
についてのインクの浸透性に対応するデータを出力する
記録媒体識別部を有し、前記解像度設定手段は、前記記
録媒体識別部から出力されるデータと前記識別特性記憶
手段に記憶されている識別特性とを比較して前記記録媒
体の特性を識別し、前 記印刷手段の解像度を設定するも
のであるから、例えば、複数種類の記録媒体のそれぞれ
について標準となる識別特性（インクの浸透性）に関す
るデータを識別特性記憶手段に記憶させておき、インク
ジェットによる印刷時に使用された記録媒体の識別特性
から判断されるインクの浸透性に対応するデータと、前
記予め記憶された標準となる識別特性（インクの浸透
性）に関するデータとを比較することで、当該使用され
ている記録媒体の種類が判別できるから、その記録媒体
の種類に応じた解像度を設定することで、最良の画像を
得ることができる。
【００４６】さらにまた、請求項６に記載の発明は、請
求項３乃至請求項５のいずれかに記載の画像印刷装置に
おいて、前記記録媒体識別部は、前記記録媒体について
のインクの浸透性に係る特性を検出して、インクの浸透
性に対応するデータを出力するものであるから、ユーザ
は記録媒体の特性であるインク浸透性について特別の注
意を払う必要がなく、記録媒体のインク浸透性に応じた
最適の解像度に対応するヘッド制御信号でもって印字ヘ
ッドを駆動し、適正な解像度の画像を印刷できる。
求項３乃至請求項５のいずれかに記載の画像印刷装置に
おいて、前記記録媒体識別部は、前記記録媒体について
のインクの浸透性に係る特性を検出して、インクの浸透
性に対応するデータを出力するものであるから、ユーザ
は記録媒体の特性であるインク浸透性について特別の注
意を払う必要がなく、記録媒体のインク浸透性に応じた
最適の解像度に対応するヘッド制御信号でもって印字ヘ
ッドを駆動し、適正な解像度の画像を印刷できる。
【図１】本発明のプリンタの概略側断面図である。
【図２】本発明の第一の実施形態の機能ブロック図であ
る。
る。
【図３】本発明の第二の実施形態の機能ブロック図であ
る。
る。
【図４】（ａ）は３００ｄｐｉの場合のインクドット径
を示し、（ｂ）は６００ｄｐｉの場合のインクドット径
を示す図である。
を示し、（ｂ）は６００ｄｐｉの場合のインクドット径
を示す図である。
【図５】（ａ）は記録紙のインクの浸透性が悪い場合の
状態を示し、（ｂ）は記録紙のインクの浸透性が良好な
場合の状態を示す図である。
状態を示し、（ｂ）は記録紙のインクの浸透性が良好な
場合の状態を示す図である。
１ プリンタ ２ カット紙 ３ 給紙カセット ５ 給紙ローラ ６ 搬送通路 ６ａ 第一搬送通路 ６ｂ 第二搬送通路 ７ 印字ヘッド １１ ＣＰＵ １２ 不揮発性ＲＡＭ １２ａ，３２ 解像度記憶部 １４ ＲＯＭ １６ 記録紙識別部 ２０ 制御信号変換部 ２２ 解像度選択部 ２４ 修正部 １４ａ，３１ 識別情報記憶部 ６０ ホトセンサ ６１ 分離ガイド板 ６４ スイッチ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平２−208048（ＪＰ，Ａ) 特開 平５−221024（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−217542（ＪＰ，Ａ) 特開 平７−172635（ＪＰ，Ａ) 特開 平８−287273（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B41J 2/01 H04N 1/387 101
Claims (6)
- 【請求項１】 画像情報を入力する入力手段と、 記録媒体にインクジェット型の印字ヘッドから吐出され
るインクにより印刷する印刷手段と、 前記印刷手段の解像度を設定する解像度設定手段とを備
え、 前記印刷手段は、前記入力手段から入力される画像情報
と、前記解像度設定手段で設定される解像度とに基づい
て印刷を行なう画像印刷装置において、 前記記録媒体についてのインクの浸透性を識別する記録
媒体識別手段を備え、 前記解像度設定手段は、前記記録媒体識別手段によるイ
ンクの浸透性の識別結果に基づいて、前記印刷手段の解
像度を設定し、 前記印刷手段は入力された画像情報を前記解像度設定手
段で設定された解像度に対応するヘッド制御信号に変換
して出力する制御信号変換部を有し、 該制御信号変換部から出力されるヘッド制御信号に基づ
いて前記印字ヘッドを駆動して印刷を行う ことを特徴と
する画像印刷装置。 - 【請求項２】 前記記録媒体識別手段の識別特性を記憶
する識別特性記憶手段と、該識別特性記憶手段の識別特
性を修正する識別特性修正手段とを備え、 前記解像度設定手段は、前記記録媒体識別手段によるイ
ンクの浸透性の識別結果と、前記識別特性修正手段によ
り修正された識別特性とを比較して記録媒体の特性を識
別し、前記印刷手段の解像度を設定する ことを特徴とす
る請求項１に記載の画像印刷装置。 - 【請求項３】 前記記録媒体識別手段は記録媒体につい
てのインクの浸透性に対応するデータを出力する記録媒
体識別部を有し、前記解像度設定手段は、記録媒体識別
部から出力されるデータと前記識別特性記憶手段に記憶
されている識別特性とを比較して記録媒体の特性を識別
し、前記印刷手段の解像度を設定することを特徴とする
請求項２に記載の画像印刷装置。 - 【請求項４】 前記記録媒体識別手段は、前記記録媒体
についてのインクの浸透性に係る特性を検出して、その
検出結果に対応するデータを出力する記録媒体 識別部を
有し、前記解像度設定手段は、記録媒体識別部から出力
されるデータに基づいて前記記録媒体の特性を識別し、
前記印刷手段の解像度を設定することを特徴とする請求
項１に記載の画像印刷装置。 - 【請求項５】 識別特性を記憶する識別特性記憶手段を
備え、前記記録媒体識別手段は、前記記録媒体について
のインクの浸透性に対応するデータを出力する記録媒体
識別部を有し、前記解像度設定手段は、前記記録媒体識
別部から出力されるデータと前記識別特性記憶手段に記
憶されている識別特性とを比較して前記記録媒体の特性
を識別し、前記印刷手段の解像度を設定することを特徴
とする請求項１に記載の画像印刷装置。 - 【請求項６】 前記記録媒体識別部は、前記記録媒体に
ついてのインクの浸透性に係る特性を検出して、インク
の浸透性に対応するデータを出力することを特徴とする
請求項３或いは請求項５のいずれかに記載の画像印刷装
置。
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